JP2009230411A - 文字入力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】お年寄りや、体に障害を持つユーザ等が簡単に文字を入力することができる文字入力装置を提供する。
【解決手段】文字が配列された文字シート110と、文字シート110が置かれるシートトレー121が形成された基台120、基台120に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとる操作ハンドル130、操作ハンドル130に取り付けられ、人による操作を受ける撮影スイッチ160、および、操作ハンドル130に取り付けられ、上記の文字シート110上の、上記の複数の姿勢それぞれに応じた文字を撮影する方向を向き、撮影スイッチ160の操作を受けて撮影を行うデジタルカメラ150を有する文字入力装置100と、デジタルカメラ150での撮影により得られた画像上の文字を認識するパーソナルコンピュータ200とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ等に文字を入力する文字入力システムに関する。
近年、パーソナルコンピュータが広く普及し、パーソナルコンピュータを使って文章を作成することが一般的に行われるようになっている。
ここで、従来、パーソナルコンピュータに文字を入力するために、キーボード、マウス、およびマウスに準じたリモコン装置等を使った文字入力システムが利用されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。また、近年では、ユーザが所望の文字を声に出して読むことで、音声によって文字を入力する音声入力を利用した文字入力システム等も使われるようになっている。
特開2005−78251号公報 特開平10−49623号公報
しかし、上記のキーボードを利用した文字入力システムには、パーソナルコンピュータの操作に慣れないお年寄りや、体に障害を持つユーザ等にとっては、複数のキーを操作しなければならないキーボードが使い難いという問題がある。また、上記のマウスやリモコン装置を利用した文字入力システムは、例えば、マウス等を動かして、モニタ上のカーソルをこのモニタ上に表示された文字列のうちの所望の文字に合せることで文字を入力するといったものであるが、お年寄りや上記のようなユーザ等にとっては、マウス等の移動の自由度が高過ぎて誤入力が起き易いという問題がある。さらに、上記の音声入力を利用した文字入力システムには、文字の入力に先立って、自分の声の特性を登録する等といった煩雑な準備が必要であり、お年寄りや上記のようなユーザ等にとっては、やはり使い難いという問題がある。
近年、これらのような事情を背景として、お年寄りや、体に障害を持つユーザ等にも使い易い文字入力システムが求められている。
本発明は、上記事情に鑑み、お年寄りや、体に障害を持つユーザ等が簡単に文字を入力することができる文字入力システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する第1の文字入力システムの基本形態は、
文字が配列されたシートと、
上記シートが置かれるシートトレーが形成された基台、上記基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとる操作子、上記操作子に組み込まれ、人による操作を受けるスイッチ、および、上記操作子に組み込まれ、上記シートトレーに置かれたシート上の、上記複数の姿勢それぞれに応じた文字を撮影する方向を向き、上記スイッチの操作を受けて撮影を行うカメラを有する文字入力装置と、
上記カメラでの撮影により得られた画像上の文字を認識する文字認識装置とを備えたことを特徴とする。
この第1の文字入力システムの基本形態によれば、上記操作子に所望の文字に対応する姿勢をとらせて上記スイッチを操作するだけで、その所望の文字を入力することができる。また、文字入力のために操作される上記操作子と上記スイッチとが一体となっているので、文字の入力を片手で簡単に行うことが可能となっている。さらに、この基本形態では、上記操作子の動きが、上記シート上の文字に対応した複数の姿勢に限定されていることから、従来のマウス等のように、動きの自由度が高過ぎて誤入力が発生するといった不具合等が抑えられる。つまり、この第1の文字入力システムの基本形態によれば、お年寄りや、体に障害を持つユーザ等が簡単に文字を入力することができる。
また、上記目的を達成する第2の文字入力システムの基本形態は、
基台、および、その基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとり、各姿勢を認識するセンサと、姿勢変更の操作とは異なる操作を受けるスイッチとを有する操作子を備えた文字入力装置と、
上記操作子の姿勢と文字とを対応付けたテーブルを記憶しておき、上記文字入力装置からのスイッチ操作情報および上記操作子の姿勢情報を受けて上記スイッチが操作された時点における上記操作子の姿勢と対応付けられた文字を認識する文字認識装置とを備えたことを特徴とする。
この第2の文字入力システムの基本形態によっても、上記の第1の文字入力システムの基本形態と同様に、上記操作子に対する片手での操作により、所望の文字を入力することができる。また、その操作子の動きが、文字に対応した複数の姿勢に限定されているので、誤入力の発生を抑えて文字を入力することができる。つまり、この第2の文字入力システムの基本形態によっても、お年寄りや、体に障害を持つユーザ等が簡単に文字を入力することができる。
以上、説明したように、第1および第2の文字入力システムそれぞれの上記の基本形態によれば、お年寄りや、体に障害を持つユーザ等が簡単に文字を入力することができる。
基本形態について上記に説明した第1および第2の文字入力システムそれぞれに対する具体的な実施形態を、以下図面を参照して説明する。
まず、第1の文字入力システムに対する具体的な実施形態について説明する。
図1は、第1の文字入力システムに対する具体的な実施形態を示す図である。
この図1に示す文字入力システム10は、後述の文字シートに配列されている複数の文字のうち所望の文字を撮影する文字入力装置100と、その撮影画像中に写っている文字をパターン認識によって認識するパーソナルコンピュータ200とで構成されている。尚、本実施形態では、このパーソナルコンピュータ200が、この文字入力システム10によって文字が入力されるパーソナルコンピュータを兼ねている。文字入力装置100は、上述の第1の文字入力システムの基本形態における文字入力装置の一例に相当し、パーソナルコンピュータ200は、この基本形態における文字認識装置の一例に相当する。
文字入力装置100では、文字シートとして、最大で55個の文字が5行11列に配列された文字シートが使われる。そして、この文字入力装置100には、この文字シートが置かれるシートトレー121を有する基台120が備えられている。この基台120は、上述の第1の文字入力システムの基本形態における基台の一例に相当する。
この図1には、文字シートの一例として、「あ」から「ん」までの51個の、黒色で印刷された平仮名が、上記のように配列された文字シート110が示されている。文字シート110は、上述の第1の文字入力システムの基本形態におけるシートの一例に相当する。
また、この文字入力システム10では、ユーザによって片手で握られる操作ハンドル130が、上記の基台120に直交する、図中の矢印Aが示す第1方向に所定刻みで5段階に回動自在で、さらに、この第1方向に直交する、図中の矢印Bが示す第2方向に所定刻みで11段階に回動自在となるように、この基台120に支持されている。本実施形態では、操作ハンドル130の、基台120への上記のような支持が、以下に説明する支持機構140によって行われている。上記の操作ハンドル130と支持機構140とを合わせたものが、上述の文字入力システムの基本形態おける操作子の一例に相当する。
図2は、図1に示す支持機構の構造を示す模式図である。
この図2のパート(a)には、支持機構140の、基台120に直交する断面が示されており、パート(b)には、支持機構140の、基台120に平行な断面が示されている。尚、この図2では、図中の右側が、基台120における図1のシートトレー121側に相当する。
図2に示す支持機構140は、両端のうちの一方の端部が操作ハンドル130に固定されている軸部分141と、この軸部分141のもう一方の端部に固定されている球体部分142と、この球体部分142を包み込む窪み143aを有する受け部分143とを備え、球体部分142が、受け部分143の窪み143aに嵌め込まれることで構成されている。
さらに、球体部分142には、球体部分142の表面のうち、図1のシートトレー121側とは反対側で基台120側の4分の1の部分に、55個の凹部142aが設けられており、受け部分143には、窪み143aの内面に、上記の55個の凹部142aのうちの任意の1個に嵌り込む凸部143bが設けられている。
また、上記の55個の凹部142aは、球体部分142の表面上で、等間隔に5行11列の配列で設けられている。ここで、この配列における行方向は、図2のパート(a)における上下方向でパート(b)における奥行き方向に相当し、列方向は、パート(a)における奥行き方向でパート(b)における上下方向に相当する。パート(a)には、凹部142aの5行の配列が示されており、パート(b)には、凹部142aの11列の配列が示されている。
この球体部分142の姿勢は、受け部分143の凸部143bが55個の凹部142aのうちのいずれかに嵌り込んだ状態で安定する。また、球体部分142と受け部分143の窪み143aとの間には僅かな隙間があり、球体部分142にある程度の力が加えられると、現在凸部143bが嵌まり込んでいる凹部142aが凸部143bから外れて、隣の凹部142aに凸部143bが嵌まり込むようになっている。つまり、本実施形態では、球体部分142の凹部142aと受け部分143の凸部143bとでクリックが構成されている。このような構造により、球体部分142は、凹部142aの配列における行方向に相当する、パート(a)の矢印Aが示す上記の第1方向に所定刻みで5段階に回動自在となっており、列方向に相当するパート(b)の矢印Bが示す第2方向に所定刻みで11段階に回動自在となっている。操作ハンドル130は、上記の軸部分141を介してこの球体部分142に繋がっているので、この支持機構140によって、基台120に、第1方向に5段階に回動自在で第2方向に11段階に回動自在に基台120に支持されることとなる。その結果、操作ハンドル130は、第1方向への5段階の回動と第2方向への11段階の回動との組合せで決まる55個の姿勢を自在にとることができるようになっている。
また、本実施形態では、上記の凸部143bの表面と上記の各凹部142aの内面とが、以下に説明する導体で覆われている。
図3は、図2のパート(a)中の領域Cの拡大図である。
この図3に示すように、凸部143bの表面は導体143b_1で覆われており、各凹部142aの内面が、電気的に分かれた2つの導体142a_1で覆われている。そして、凸部143bがいずれかの凹部142aに嵌まり込むと、凹部142a側の2つの導体142a_1の間が、凸部143b側の導体143b_1を介して導通する。また、上記の操作ハンドル130が回動中で凸部143bがどの凹部142aにも嵌まり込んでいないときには、凹部142a側の2つの導体142a_1の間が非導通となる。本実施形態では、各凹部142aにおける2つの導体142a_1間の導通状態を監視することで、上記の操作ハンドル130が、上記の55個の姿勢のうちのいずれかをとっているか、あるいは、回動中でどの姿勢もとっていないかが判別される。この操作ハンドル130の姿勢の判別については、後でもう一度説明する。
以上で、支持機構140についての説明を終了し、再び、図1に戻って、文字入力システム10についての説明を続ける。
本実施形態では、上記の支持機構140によって基台120に支持された操作ハンドル130の、上記のシートトレー121側の先端に、上記の文字シート110の文字を撮影するためのデジタルカメラ150が取り付けられており、さらに、この操作ハンドル130の胴体部分に、このデジタルカメラ150に撮影を指示するためにユーザによって操作される撮影スイッチ160が取り付けられている。ここで、デジタルカメラ150は、上述の第1の文字入力システムの基本形態におけるカメラの一例に相当し、撮影スイッチ160は、この基本形体におけるスイッチの一例に相当する。
上述したように、操作ハンドル130は、矢印Aが示す第1方向への5段階の回動と矢印Bが示す第2方向への11段階の回動との組合せで決まる55個の姿勢をとることができるようになっている。その結果、デジタルカメラ150は、操作ハンドル130の55個の姿勢それぞれに対応する、シートトレー121内の55個の撮影箇所を撮影できるようになっている。
ここで、このシートトレー121に置かれる上記の文字シート110における各文字の配列位置は、文字シート110がシートトレー121に置かれたときに、各文字が、それぞれ上記の55個の撮影箇所のうちのいずれかに入る位置となっている。この結果、上記の操作ハンドル130の姿勢が、文字シート110に配列された文字に一対一に対応し、上記のデジタルカメラ150が、操作ハンドル130の姿勢に対応した文字を画角に捉えることができるようになっている。
ここで、本実施形態では、デジタルカメラ150による撮影は、操作ハンドル130が上記の55個の姿勢のうちのいずれかをとっているという条件と、撮影スイッチ160が押されているという条件との2つの条件が共に満たされたときに実行される。また、前者の条件が満たされているか否かについては、図3を参照して説明したように、図2の球体部分142に設けられている55個の凹部142それぞれにおける2つの導体142a_1間の導通状態を監視することで判別される。具体的には、55個の凹部142のうちいずれかについて導通が確認された場合に、操作ハンドル130が上記の55個の姿勢のうちのいずれかをとっているという条件が満たされていると判定され、全ての凹部142について導通が確認されない場合には、この条件が満たされていないと判定される。これにより、デジタルカメラ150による撮影が、デジタルカメラ150の画角に確実に文字が捉えられている状態で行われることとなる。
また、操作ハンドル130には、操作ハンドル130の姿勢に対応した撮影箇所、即ち、文字シート110上の、操作ハンドル130の姿勢に対応した文字を照らすライト170が取り付けられている。このライト170からの照明により、ユーザは、デジタルカメラ150が、現在どの文字を画角に捉えているかを視認することができる。さらに、本実施形態では、このライト170が、照明の色を、デジタルカメラ150が文字を単に画角に捉えているだけのときと、上記の撮影スイッチが押されてデジタルカメラ150が文字を撮影するときとで変えるようになっている。これにより、ユーザは、自分が所望する文字が撮影されていることを確認することができる。
本実施形態では、基本的には、ユーザが、所望の文字が照らされるように操作ハンドル130を動かしてその文字をデジタルカメラ150の画角に入れ、それから、撮影スイッチ160を押すことで撮影が行われる。この基本的な操作は、1文字ずつ撮影する場合の操作であるが、本実施形態では、例えば、所望の文字が行方向あるいは列方向に連続している場合には、まず、その連続の先頭の文字が照らされるように操作ハンドル130を動かし、そして、撮影スイッチ160を押したまま、その連続に沿って順次に文字が照らされるように操作ハンドル130を動かすという操作により、連続した複数の文字を撮影することができる。この操作は、撮影スイッチ160を押したまま操作ハンドル130を動かしたときに画角に文字が捉えられる度に上記の2つの条件が満たされて自動的に撮影が行われるというもので、1文字ずつ撮影スイッチ160を押して撮影を行うのに比べて効率的に撮影を行うことができる。また、この場合には、ライト170の照明の色は、撮影されていることを示す色になったままである。
図1の文字入力システム10では、デジタルカメラ150による以上のような撮影で得られた撮影画像に対して、パーソナルコンピュータ200においてパターン認識が行われて、撮影画像中の文字が認識される。また、このパーソナルコンピュータ200はモニタ201を備えており、認識された文字がこのモニタ201に表示される。
さらに、本実施形態では、上記の基台120が、文字入力装置100の各所に電源を投入するための電源スイッチ122を備えるとともに、パーソナルコンピュータ200と各種情報のやり取り行うインタフェースの役割を兼ねている。パーソナルコンピュータ200は、この基台120に、接続ケーブル202によって接続されている。デジタルカメラ150での撮影で得られた撮影画像は、基台120および接続ケーブル202を経由して1文字毎にパーソナルコンピュータ200に送られ、文字の認識に供される。ここで、本実施形態では、この文字の認識の確度を高めるために、文字シート110上の各文字の上方に十字マーク111が記されている。この十字マーク111が、文字を認識する際の画像上の位置の基準となる基準マークの一例に相当する。
図4は、図1の文字シート上の文字と十字マークを示す拡大図である。
この図4に示すように、十字マーク111は、各文字の図中での上方に所定距離Dだけ離れた、各文字とともにデジタルカメラ150の画角に収まる位置に配置されている。本実施形態では、パーソナルコンピュータ200での、撮影画像中の文字の認識において、まず、全文字について形状が共通しているこの十字マーク111が探索され、その後に、その十字マーク111を中心にした所定の認識範囲内で文字についてのパターン認識が行われる。
以下、この十字マーク111を利用した文字の認識について説明する。
図5は、十字マークの探索を概念的に示す図である。
本実施形態では、上記の十字マーク111の探索は、所定半径の円形状の探索範囲SA内で行われるが、この探索が、探索範囲SAを、その探索範囲SAの中心SA1が撮影画像の中心点から6つの方向に進むように移動させながら行われる。図5のパート(a)には、探索範囲SAの中心SA1が進む6つの方向D1,D2,…,D6が示され、図5のパート(b)には、中心SA1の移動につれて探索範囲SAが移動する様子が示されている。
このように移動する探索範囲SA内で十字マーク111が見つかると、探索範囲SAの移動が停止され、次に、文字についてのパターン認識が行われる認識範囲として、その見つかった十字マーク111を中心とし、探索範囲SAの形状と同じ円形状の認識範囲が設定される。
図6は、十字マークが探索されて認識範囲が設定される様子を示す図である。
この図6のパート(a)には、十字マーク111が探索される様子が示され、図6のパート(b)には、認識範囲TAが設定される様子が示されている。
尚、この図6では、図を分かりやすくするために、探索範囲SAの移動の出発点が、文字からかなり離れた位置に描かれている。
この図6の例では、探索範囲SAの中心SA1が、図中右下に向く方向D4にある程度進んだ時点で、探索範囲SA内に十字マーク111が見つかっている。そして、十字マーク111が見つかると、図6のパート(b)に示すように、十字マーク111を中心TA1とし、探索範囲SAの形状の同じ円形状の認識範囲TAが設定される。ここで、この認識範囲TAは、このパート(b)に示すように、予め分かっている十字マーク111と文字との距離Dが十分に内包される広さを有している。
そして、この認識範囲TA内で、文字についてのパターン認識が行われる。
また、本実施形態では、このパターン認識に先立って、パターン認識を助けるために、以下に説明するように文字の強調が行われる。
図7は、パターン認識に先立って行われる文字の強調を概念的に示す図である。
この文字の強調では、まず、十字マーク111が見つかった時点で、この十字マーク111と周囲の下地との間の色差が算出される。
ここで、本実施形態では、上記の文字シート110上の文字は黒色で記載される。そして、上記のように認識範囲TAが設定された後に、この認識範囲TA内の複数の画素のうち、黒色を含む所定範囲の色の画素を除く画素それぞれの画素値に、上記の色差に相当する値が加算される。このような色差の加算により、認識範囲TA内の下地の色が強められて黒色の文字と下地の間のコントラストが増すことで文字が強調される。
以上に説明した文字の強調の後に、認識範囲TA内でパターン認識が行われて、その認識範囲TA内の文字が認識されることとなる。そして、認識された文字は、図1に示すパーソナルコンピュータ200内の所定のメモリに記録されるとともに、このパーソナルコンピュータ200が有するモニタ201に表示される。
次に、図1から図7を参照して説明した文字入力システム10を使った、文字の入力処理について説明する。
図8は、文字の入力処理の流れを示すフローチャートである。
この図8のフローチャートが示す処理は、図1に示すパーソナルコンピュータ200に電源が投入され、さらに、基台120の電源スイッチ122がON状態となって、文字入力装置100の各所に電源が投入されるとスタートする。
処理がスタートすると、撮影スイッチ160がユーザによって押されON状態となっているか否かが判定される(ステップS101)。撮影スイッチ160がON状態になっている場合には(ステップS101におけるYes判定)、次の処理(ステップS102)に進み、撮影スイッチ160がユーザによって押されておらずOFF状態となっている場合には(ステップS101におけるNo判定)、撮影スイッチ160がON状態となるまで文字入力システム10が待機状態となる。
ステップS102の処理では、図2の球体部分142に設けられている55個の凹部142のうち、図3に示す2つの導体142a_1間が導通しているものが1つでもあるか否かが判定される。導通しているものがある場合には(ステップS102におけるYes判定)次の処理(ステップS103)に進み、導通しているものが1つも無い場合には(ステップS102におけるNo判定)、導通が確認されるまで文字入力システム10は待機状態となる。
処理がステップS103まで進んだということは、上述の2つの撮影条件が満たされていることを意味するので、このステップS103では、まず、図1のデジタルカメラ150による文字の撮影が行われる。そして、その撮影で得られた撮影画像が、パーソナルコンピュータ200に送られ、パーソナルコンピュータ200において、上述のように撮影画像中の文字が認識される。
文字が認識されると、続いて、その認識された文字が、パーソナルコンピュータ200内の所定のメモリに記録され、さらに、その文字が、モニタ201に表示される(ステップS104)。
ステップS104の処理が終了すると、次に、撮影スイッチ160がOFF状態になっているか否かが判定される(ステップS105)。撮影スイッチ160が未だON状態である場合には(ステップS105におけるNo判定)、ユーザが、文字の撮影を連続して行うつもりであり、撮影スイッチ160が押されたまま操作ハンドル130が次の文字に向かって動かされていると判断され、処理が、ステップS102まで戻って、ステップS102からステップS104までの処理が繰り返される。一方、撮影スイッチ160がOFF状態になっている場合には(ステップS105におけるYes判定)、処理がステップS101まで戻って、ステップS101からステップS104までの処理が繰り返され次の文字の撮影が行われる。図1の文字入力システム10では、この処理の繰り返しが、図1の基台120における電源スイッチ122がOFF状態となるまで続けられる。
以上に説明した処理を経て、1文字毎に撮影スイッチ160が押されて撮影が行われる1文字毎の文字入力や、撮影スイッチ160が押されたまま操作ハンドル130が動かされて撮影が連続して行われる連続の文字入力が行われる。
尚、ここまで、図1の基台120のシートトレー121に置かれる、最大で55個の文字が5行11列の配列で配列された文字シートの一例として、51個の平仮名が印刷された図1の文字シート110を例示したが、本実施形態の文字入力システム10では、以下に説明する他の文字シートをシートトレー121に置いて文字の入力を行うこともできる。
図9は、図1に示す文字シートとは異なる別例の文字シートを示す図である。
図1に示す文字シート110は、単に51個の平仮名が配列されただけのものであったが、この図9に示す文字シート310は、文章作成で使われる複数種類のフレーズが印刷されたものである。ただし、この図9の文字シート310でも、フレーズを構成する文字の配列は、図1の文字シート110と同様に、5行11列の配列となっている。また、この図9の文字シート310では、フレーズ毎に改行が行われている。
この図9の文字シート310では、各フレーズが、行方向の文字の並びで記載されている。この文字シート310を使って文字入力が行われるときには、所望のフレーズの先頭の文字が照らされるように図1の操作ハンドル130が操作されてその状態で撮影スイッチ160が押され、撮影スイッチ160が押されたまま、そのフレーズの行方向に対応する方向に操作ハンドル130が動かされる。このような操作により、そのフレーズの文字が行方向に連続して撮影されるので、文字入力が効率的に行われることとなる。
また、ここまで文字が印刷された文字シートを例示してきたが、本実施形態の文字入力システム10では、文字が手書きで記載された文字シートをシートトレー121に置いて文字の入力を行うこともできる。
図10は、文字が手書きで記載された文字シートの一例を示す図である。
この図10には、所望のフレーズが文字が手書きで記載された文字シート320が示されている。ただし、この文字シート320でも、文字の配列は、図1の基台120上のシートトレー121における55個の撮影箇所に対応して、上記の印刷による文字シート110,310と同様に、5行11列の配列となっている必要がある。このため、本実施形態では、このような手書きの文字シート320を作成するために、5行11列に配列された55個のマス目321aを有する原稿用紙321が用意されている。
また、この原稿用紙321では、上述の文字の認識の際に使われる十字マーク111が、マス目321a中における図中上方の所定位置に付されている。ユーザは、この原稿用紙321に所望のフレーズを書き込む際には、そのフレーズの各文字を各マス目321a内の十字マーク111の下に書き込むこととなる。
このような手書きの文字シート320を使って文字入力を行う場合にも、上記の図9の文字シート310を使った文字入力と同様に、フレーズにおける文字の並びの沿った連続撮影によって文字入力を効率的に行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態の文字入力システム10によれば、図1の操作ハンドル130を片手で操作して、文字シートの文字を撮影することで簡単に文字入力を行うことができる。また、この操作ハンドル130がとり得る姿勢が、文字シート上の文字の配列位置と一対一に対応する複数の姿勢に限定されていることから、文字以外の箇所を撮影してしまったり、文字の一部しか写っていない等といった撮影上の不具合に起因する文字の誤入力等が、ユーザが特に意識することなく効果的に抑えられる。このように、本実施形態の文字入力システム10によれば、文字入力が片手での簡単な操作によって行えるので、お年寄りや、体に障害を持つユーザ等が簡単に文字を入力することができる。
次に、第2の文字入力システムに対する具体的な実施形態について説明する。
この第2の文字入力システムの実施形態は、上記のような文字シートを用いることなく文字入力が行われる点が、上述の第1の文字入力システムの実施形態と異なっている。以下では、この第2の文字入力システムの実施形態について、この相違点に注目して説明を行う。
図11は、第2の文字入力システムに対する具体的な実施形態を示す図である。
尚、この図11では、図1に示す構成要素と同等な構成要素については、図1と同じ符号を付して示され、以下では重複説明を省略する。
この図11に示す文字入力システム20は、ユーザが操作ハンドル130を動かすことで、パーソナルコンピュータ500のモニタ501に表示された複数の文字の中から所望の文字を選択する文字入力装置400を備えており、パーソナルコンピュータ500において、操作ハンドル130の姿勢と対応付けられた文字が認識される。尚、本実施形態でも、このパーソナルコンピュータ500が、この文字入力システム20によって文字が入力されるパーソナルコンピュータを兼ねている。文字入力装置400は、上述の第2の文字入力システムの基本形態における文字入力装置の一例に相当し、パーソナルコンピュータ500は、この基本形態における文字認識装置の一例に相当する。
この文字入力システム20も、操作ハンドル130が、図2示す支持機構140と同等な構造を有した支持機構410によって支持された基台420を備えているが、この基台420には、図1に示す第1の文字入力システムの実施形態の基台120と同様に、文字入力装置400の各所に電源を投入するための電源スイッチ421を備え、パーソナルコンピュータ500と各種情報のやり取り行うインタフェースの役割を兼ねているが、図1の基台120が備えているようなシートトレーは設けられていないため、図1の基台120に比べてコンパクトなサイズとなっている。この基台410が、上述の第2の文字入力システムの基本形態における基台の一例に相当する。
また、本実施形態では、文字の入力が、上述の第1の文字入力システムの実施形態のような撮影ではなく、モニタ501上での文字の選択によって行われるので、操作ハンドル130には、第1の文字入力システムの実施形態のようなデジタルカメラや撮影箇所を照らすライトは取り付けられておらず、上記の文字の選択に使われる選択スイッチ430のみが取り付けられている。
本実施形態では、パーソナルコンピュータ500に電源が投入され、基台420の電源スイッチ421がON状態となってパーソナルコンピュータ500以外の各所に電源が投入されると、モニタ501に、文字入力を行うための操作画面510が表示される。
この操作画面510には、選択の母集団としてパーソナルコンピュータ500に予め入力され所定のメモリに格納されている、最大で55個の文字の一覧が5行11列の配列で表示される第1表示部511と、選択された文字が順次に並べられて文章として表示される第2表示部512とが備えられている。図11の例では、51個の平仮名が選択の母集団として、5行11列の配列で第1表示部511に表示されている。
また、本実施形態では、支持機構410の球体部分411に設けられている55個の凹部(図2参照)が、第1表示部511での5行11列の配列における、55個の配置箇所にプログラム上で一対一に対応付けられている。これにより、この支持機構410で支持された操作ハンドル130の55個の姿勢が、第1表示部511における55個の配置箇所に一対一に対応付けられている。パーソナルコンピュータ500の所定のメモリには、操作ハンドル130の55個の姿勢と、第1表示部511における55個の配置箇所とを対応付けたテーブルが格納されている。ここで、第1表示部511の各配置箇所には、このパーソナルコンピュータ500に予め入力されている文字が配置される。つまり、上記の操作ハンドル130の姿勢と第1表示部511の配置箇所とを対応付けたテーブルは、操作ハンドル130の姿勢とパーソナルコンピュータ500に予め入力されている文字とを間接的に対応付けたものである。このテーブルが、上述の第2の文字入力システムの基本形態におけるテーブルの一例に相当する。
ユーザが、操作ハンドル130を動かして、操作ハンドル130にいずれかの姿勢をとらせると、その姿勢に応じた凹部における2つの導体(図3参照)が導通する。すると、基台420から、上記の55個の凹部のうちどの凹部で2つの導体が導通しているか、即ち、この操作ハンドル130が、55個の姿勢のうちどの姿勢をとっているかを表わす姿勢情報がパーソナルコンピュータ500に送られる。
パーソナルコンピュータ500は、この姿勢情報を受け取ると、上記のテーブルにおいてその姿勢情報が表わしている姿勢に対応付けられている配置箇所を認識し、モニタ501が、その配置箇所に配置されている文字を、図11に示すように、丸で囲んで表示する。これにより、ユーザは、現在、第1表示部511に表示されている文字のうちのどの文字が選択されているかを視認することができる。
次に、ユーザが、第1表示部511での文字の表示を見ながら、所望の文字が丸で囲まれるまで操作ハンドル130を動かし、その所望の文字が丸で囲まれている状態で選択スイッチ430を押すと、基台420から、選択スイッチ430が押されたことを表わすスイッチ操作情報がパーソナルコンピュータ500に送られる。
パーソナルコンピュータ500は、このスイッチ操作情報を受け取ると、その時点での姿勢情報が表わしている姿勢に対応付けられている配置箇所に配置されている文字を認識する。認識された文字は、パーソナルコンピュータ500内の所定のメモリに記録され、モニタ501が、その配置箇所に配置されている文字を、図11に示すように、第2表示部512に表示する。
また、本実施形態では、選択スイッチ430が押されていない状態では、文字は丸で囲まれるだけであるが、選択スイッチ430が押されて文字が選択されている状態では、その文字を囲む丸の内側が所定の色に着色されて表示される。これにより、ユーザは、自分が所望する文字が認識されていることを確認することができる。
ここで、上記の55個の凹部それぞれが、上述の第2の文字入力システムの基本形態におけるセンサの一例に相当し、選択スイッチ430が、この基本形態におけるスイッチの一例に相当し、操作ハンドル130と支持機構410と選択スイッチ430とを合わせたものが、この基本形態における操作子の一例に相当する。
以上に説明した第2の文字入力システムの実施形態の文字入力システム20でも、ユーザは、文字の入力操作を片手で行うことができ、また、操作ハンドル130のとり得る姿勢が限定されていていることから文字の誤入力等が効果的に抑えられるので、上述の第1の文字入力システムの実施形態と同様に、この第2の文字入力システムの実施形態の文字入力システム20によれば、お年寄りや、体に障害を持つユーザ等が簡単に文字を入力することができる。
尚、上記では、基本形態について説明した第1および第2の文字入力システムの一実施形態として、操作ハンドルがとり得る姿勢が55個で、これに対応して、入力可能な文字の最大数が55個となっている文字入力システムを例示したが、これに限るものではなく、基本形態について説明した文字入力システムは、操作ハンドルが55個以外の数の姿勢をとり、入力可能な文字の最大数が55個以外の数となっているものであっても良い。
また、上記では、基本形態について説明した第1および第2の文字入力システムの一実施形態として、文字の配列が5行11列であって、操作ハンドルが、この文字の配列に応じて、配列の行方向に対応する方向に5段階に回動し列方向に11段階に回動する文字入力システムを例示したが、これに限るものではなく、基本形態について説明した文字入力システムは、文字の配列が5行11列以外の配列であって、操作ハンドルが、この配列に応じた回動を行うものであっても良い。
以下、上述した基本形態を含む種々の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
文字が配列されたシートと、
前記シートが置かれるシートトレーが形成された基台、前記基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとる操作子、前記操作子に組み込まれ、人による操作を受けるスイッチ、および、前記操作子に組み込まれ、前記シートトレーに置かれたシート上の、前記複数の姿勢それぞれに応じた文字を撮影する方向を向き、前記スイッチの操作を受けて撮影を行うカメラを有する文字入力装置と、
前記カメラでの撮影により得られた画像上の文字を認識する文字認識装置とを備えたことを特徴とする文字入力システム。
(付記2)
前記シートは、文字が二次元的に配列されたシートであり、
前記操作子は、前記カメラが、前記操作子の複数の姿勢それぞれに応じて、前記シートトレーに置かれたシート上の各文字を撮影する方向を向くように二次元的に回動し各姿勢でクリックを有するものであることを特徴とする付記1記載の文字入力システム。
(付記3)
前記文字入力装置が、前記操作子に組み込まれた、前記シートトレーに置かれたシート上の、前記カメラの向きに応じた文字を照明するライトを備えたことを特徴とする付記1又は2記載の文字入力システム。
(付記4)
前記ライトが、前記カメラの向きに応じた文字を、前記スイッチが操作されているときと該スイッチが操作されていないときとで互いに異なる色の光で照明するものであることを特徴とする付記3記載の文字入力システム。
(付記5)
前記シートが、文字が配列されるとともに、配列された文字に対応して、当該文字を認識する際の画像上の位置の基準となる基準マークが配列されたものであって、
前記文字認識装置は、前記カメラでの撮影により得られた画像上から前記基準マークを認識し、該基準マークを基準とした所定エリア内の文字を認識するものであることを特徴とする付記1から4のうちいずれか1項記載の文字入力システム。
(付記6)
前記シートは、マス目が配列されるとともに、配列されたマス目1つにつき文字が1つ記載されたものであることを特徴とする付記5記載の文字入力システム。
(付記7)
前記シートは、印刷された文字が配列されたものであることを特徴とする付記1から6のうちいずれか1項記載の文字入力システム。
(付記8)
前記シートが置かれるシートトレーが形成された基台と、
前記基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとる操作子と、
前記操作子に組み込まれ、人による操作を受けるスイッチと、
前記操作子に組み込まれ、前記シートトレーに置かれたシート上の、前記複数の姿勢それぞれに応じた文字を撮影する方向を向き、前記スイッチの操作を受けて撮影を行うカメラとを備えたことを特徴とする文字入力装置。
(付記9)
基台、および、該基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとり、各姿勢を認識するセンサと、姿勢変更の操作とは異なる操作を受けるスイッチとを有する操作子を備えた文字入力装置と、
前記操作子の姿勢と文字とを対応付けたテーブルを記憶しておき、前記文字入力装置からのスイッチ操作情報および前記操作子の姿勢情報を受けて前記スイッチが操作された時点における前記操作子の姿勢と対応付けられた文字を認識する文字認識装置とを備えたことを特徴とする文字入力システム。
(付記10)
前記テーブルに属する全ての文字を表示する、前記操作子の姿勢と対応付けられた文字を、他の文字と視覚的に区別して表示するモニタを備えたことを特徴とする付記9記載の文字入力システム。
(付記11)
前記モニタが、前記操作子の姿勢と対応付けられた文字を、前記スイッチが操作されているときと該スイッチが操作されていないときとで互いに視覚的に区別して表示するものであることを特徴とする付記10記載の文字入力システム。
(付記12)
基台と、
該基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとり、各姿勢を認識するセンサ、および、姿勢変更の操作とは異なる操作を受けるスイッチを有する操作子とを備えたことを特徴とする文字入力装置。
第1の文字入力システムに対する具体的な実施形態を示す図である。 図1に示す支持機構の構造を示す模式図である。 図2のパート(a)中の領域Cの拡大図である。 図1の文字シート上の文字と十字マークを示す拡大図である。 十字マークの探索を概念的に示す図である。 十字マークが探索されて認識範囲が設定される様子を示す図である。 パターン認識に先立って行われる文字の強調を概念的に示す図である。 文字の入力処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す文字シートとは異なる別例の文字シートを示す図である。 文字が手書きで記載された文字シートの一例を示す図である。 第2の文字入力システムに対する具体的な実施形態を示す図である。
符号の説明
10,20 文字入力システム
100,400 文字入力装置
110,310,320 文字シート
111 十字マーク
120,420 基台
121 シートトレー
122,421 電源スイッチ
130 操作ハンドル
140,410 支持機構
141 軸部分
142,411 球体部分
142a 凹部
142a_1,143b_1 導体
143 受け部分
143a 窪み
143b 凸部
150 デジタルカメラ
160 撮影スイッチ
170 ライト
200,500 パーソナルコンピュータ
201,501 モニタ
202 接続ケーブル
321 原稿用紙
321a マス目
430 選択スイッチ
510 操作画面
511 第1表示部
512 第2表示部

Claims (8)

  1. 文字が配列されたシートと、
    前記シートが置かれるシートトレーが形成された基台、前記基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとる操作子、前記操作子に組み込まれ、人による操作を受けるスイッチ、および、前記操作子に組み込まれ、前記シートトレーに置かれたシート上の、前記複数の姿勢それぞれに応じた文字を撮影する方向を向き、前記スイッチの操作を受けて撮影を行うカメラを有する文字入力装置と、
    前記カメラでの撮影により得られた画像上の文字を認識する文字認識装置とを備えたことを特徴とする文字入力システム。
  2. 前記シートは、文字が二次元的に配列されたシートであり、
    前記操作子は、前記カメラが、前記操作子の複数の姿勢それぞれに応じて、前記シートトレーに置かれたシート上の各文字を撮影する方向を向くように二次元的に回動し各姿勢でクリックを有するものであることを特徴とする請求項1記載の文字入力システム。
  3. 前記文字入力装置が、前記操作子に組み込まれた、前記シートトレーに置かれたシート上の、前記カメラの向きに応じた文字を照明するライトを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の文字入力システム。
  4. 前記ライトが、前記カメラの向きに応じた文字を、前記スイッチが操作されているときと該スイッチが操作されていないときとで互いに異なる色の光で照明するものであることを特徴とする請求項3記載の文字入力システム。
  5. 前記シートが、文字が配列されるとともに、配列された文字に対応して、当該文字を認識する際の画像上の位置の基準となる基準マークが配列されたものであって、
    前記文字認識装置は、前記カメラでの撮影により得られた画像上から前記基準マークを認識し、該基準マークを基準とした所定エリア内の文字を認識するものであることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の文字入力システム。
  6. 基台、および、該基台に取り付けられ人の手による操作に応じて複数の姿勢をとり、各姿勢を認識するセンサと、姿勢変更の操作とは異なる操作を受けるスイッチとを有する操作子を備えた文字入力装置と、
    前記操作子の姿勢と文字とを対応付けたテーブルを記憶しておき、前記文字入力装置からのスイッチ操作情報および前記操作子の姿勢情報を受けて前記スイッチが操作された時点における前記操作子の姿勢と対応付けられた文字を認識する文字認識装置とを備えたことを特徴とする文字入力システム。
  7. 前記テーブルに属する文字の一覧を表示する、前記操作子の姿勢と対応付けられた文字を、他の文字と視覚的に区別して表示するモニタを備えたことを特徴とする請求項6記載の文字入力システム。
  8. 前記モニタが、前記操作子の姿勢と対応付けられた文字を、前記スイッチが操作されているときと該スイッチが操作されていないときとで互いに視覚的に区別して表示するものであることを特徴とする請求項7記載の文字入力システム。
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