JPWO2011040066A1 - 組み合わせオイルリング - Google Patents

組み合わせオイルリング Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011040066A1
JPWO2011040066A1 JP2011534097A JP2011534097A JPWO2011040066A1 JP WO2011040066 A1 JPWO2011040066 A1 JP WO2011040066A1 JP 2011534097 A JP2011534097 A JP 2011534097A JP 2011534097 A JP2011534097 A JP 2011534097A JP WO2011040066 A1 JPWO2011040066 A1 JP WO2011040066A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil ring
sliding
convex portion
tip
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011534097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5270765B2 (ja
Inventor
篤 千葉
篤 千葉
和浩 藤村
和浩 藤村
巖 平石
巖 平石
梶原 誠人
誠人 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Nippon Piston Ring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Piston Ring Co Ltd filed Critical Nippon Piston Ring Co Ltd
Priority to JP2011534097A priority Critical patent/JP5270765B2/ja
Publication of JPWO2011040066A1 publication Critical patent/JPWO2011040066A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5270765B2 publication Critical patent/JP5270765B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/12Details
    • F16J9/20Rings with special cross-section; Oil-scraping rings
    • F16J9/206One-piece oil-scraping rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J9/00Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
    • F16J9/06Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging
    • F16J9/061Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction using separate springs or elastic elements expanding the rings; Springs therefor ; Expansion by wedging using metallic coiled or blade springs
    • F16J9/062Coiled spring along the entire circumference

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

オイル消費量の低減が可能であり、さらに長期間にわたってその性能が変化しない組み合わせオイルリングを提供すること。二つのレールを柱部で連結した断面略I字形のオイルリング本体と、前記オイルリング本体の柱部内周面に形成された内周溝に配置され、オイルリング本体をその径方向外方に押圧付勢するエキスパンダと、からなる組み合わせオイルリングにおいて、前記オイルリング本体は鋼製であり、当該オイルリング本体の二つのレールに形成された摺動部突起の先端に、その一部を研削加工することで、凸部を形成し、当該凸部の軸方向長さを0.02〜0.18mmとし、少なくとも、当該凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲において、凸部の軸方向長さの変化率を0〜80%以下とする。

Description

本発明は、内燃機関に使用される組み合わせオイルリングに関する。より具体的には、その摺動部突起の先端に位置するシリンダとの摺動面の形状に特徴を有する組み合わせオイルリングに関する。
従来から、内燃機関においては、二つのレールを柱部で連結した断面略I字形のオイルリング本体と、前記オイルリング本体の柱部内周面に形成された内周溝に配置され、オイルリング本体をその径方向外方に押圧付勢するエキスパンダと、からなる組み合わせオイルリングが用いられている。当該組み合わせオイルリングにあっては、オイル消費量の低減とフリクションの低減が求められており、オイル消費量の低減とフリクションの低減を目的とした種々の開発がなされている。
例えば、特許文献1には、オイル消費量の低減を達成するために、オイルリング本体の二つのレールに形成された摺動部突起の先端に隆起部が設けられたオイルリングが開示されている。
特表2003−520931号公報
しかしながら、特許文献1のオイルリングにあっては、長期間の使用により、摺動部突起の先端に形成された隆起部が摩耗した場合について何ら考慮されていない。当該文献の図1などをみると、隆起部は摩耗するにつれてその表面積(シリンダと摺動する面積)が大きくなるように設計されており、このような設計では、使用当初にあっては所望のオイル消費量の低減効果を発揮し得るが、長期間使用された場合、徐々にその性能が低下してしまうことが懸念される。
また、特許文献1に開示されている製造方法は、摺動部突起の全体を研磨によって形成する方法であり、当該方法においては、当該摺動部突起の先端に設けられる隆起部を精度よく形成することは不可能である。
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、特許文献1に記載されている発明をさらに一歩進め、オイル消費量の低減が可能であり、さらに長期間にわたってその性能変化が少なく、フリクションの低減が得られる組み合わせオイルリングを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、二つのレールを柱部で連結した断面略I字形のオイルリング本体と、前記オイルリング本体の柱部内周面に形成された内周溝に配置され、オイルリング本体をその径方向外方に押圧付勢するエキスパンダと、からなる組み合わせオイルリングにおいて、前記オイルリング本体は鋼製であり、当該オイルリング本体の二つのレールに形成された摺動部突起の先端には、その一部を研削加工することにより、凸部が形成されており、当該凸部の軸方向長さが0.02〜0.18mmであり、少なくとも、当該凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲において、凸部の軸方向長さの変化率が0〜80%以下であることを特徴とする。
また、当該発明にあっては、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲における、前記研削加工された部分の軸方向断面が曲線を呈していてもよい。
また、当該発明にあっては、前記凸部が、二つのレールに形成された摺動部突起それぞれの外側に位置してもよい。
また、当該発明にあっては、前記凸部が、二つのレールに形成された摺動部突起それぞれの内側に位置してもよい。
また、当該発明にあっては、前記凸部が、一方のレールに形成された摺動部突起の外側に位置し、他方のレールに形成された摺動部突起の内側に位置してもよい。
また、当該発明にあっては、前記研削加工した部分には、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面と平行な面が存在してもよい。
また、当該発明にあっては、前記オイルリング本体が窒化処理されていてもよい。
また、当該発明にあっては、少なくとも、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面にはPVD皮膜及び/またはDLC皮膜が形成されていてもよい。
本発明の組み合わせオイルリングにあっては、前記オイルリング本体の二つのレールに形成された摺動部突起の先端には、その一部を研削加工することにより、軸方向長さが0.02〜0.18mmの凸部が形成されているため、オイルリング本体におけるシリンダ内壁面との摺動面積を小さくすることができ、これにより摩擦力の低減を図ることができると同時に、オイル消費量の低減を図ることができる。また、当該凸部は、摺動部突起の先端を研削加工することによって形成されているため、当該凸部の寸法精度を非常に良くすることができる。
さらにまた、本発明の組み合わせオイルリングにあっては、当該凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲において、凸部の軸方向長さの変化率が0〜80%以下であるため、長期間の使用により、凸部が摩耗した場合であっても、凸部とシリンダ内壁面との摺動面積が変化する(大きくなる)ことはなく、したがって、上記効果を長期間にわたって一定に保つことができる。
ここで、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲における、前記研削加工された部分の軸方向断面が曲線を呈していることを許容することにより、当該研削加工の自由度が増し、当該凸部の加工精度および歩留まりを向上することができる。
また、本願発明の組み合わせオイルリングにおいて、前記凸部を、二つのレールに形成された摺動部突起それぞれの外側、または内側に位置させることにより、オイルリング本体を軸方向において対称形とすることができるため、ピストンへの装着の際にその方向を考慮する必要がなくなり、装着時の手間を軽減することができる。
一方で、前記研削加工した部分を、下方のレールに形成された摺動部突起の外側に位置させ、上方のレールに形成された摺動部突起の内側に位置させることにより、オイルを効率よく掻くことができ、油膜を効果的に薄くすることができる。また一方で、前記研削加工した部分を、上方のレールに記載された摺動部突起の外側に位置させ、下方のレールに形成された摺動部突起の内側に位置させても同様の効果を得ることができる。
また、本願発明の組み合わせオイルリングにおいて、前記研削加工した部分に、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面と平行な面を存在させることにより、凸部の摩耗が進んだ場合であっても、凸部以外の部分がシリンダと接触することを極限まで防止することができる。
また、本願発明の組み合わせオイルリングにおいて、前記オイルリング本体を窒化処理することにより、耐摩耗性および強度を向上することができる。
また、本願発明の組み合わせオイルリングにおいて、少なくとも、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面にPVD皮膜及び/またはDLC皮膜を形成することにより、上記窒化処理と同様、当該部分の耐摩耗性を向上することができるとともに、摺動特性を向上することができる。
本発明の組み合わせオイルリングの一例を示す略断面図である。 図1に示す組み合わせオイルリングの摺動部突起部分の拡大略断面図である。 本発明の特徴である凸部の先端のシリンダとの摺動面近傍の拡大断面図である。 本発明の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体に形成された凸部の拡大断面図である。 本発明の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体の略断面図である。 本発明の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体の具体例を示す断面略図である。 比較例の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体に形成された凸部の拡大断面図である。
以下に、本発明の組み合わせオイルリングについて図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の組み合わせオイルリングの一例を示す略断面図である。
図2は、図1に示す組み合わせオイルリングの摺動部突起部分の拡大略断面図である。
図1に示すように、組み合わせオイルリング1は、オイルリング本体2とエキスパンダ13とから構成されている。オイルリング本体2は、二つのレール3,4を柱部5で連結した断面略I字形を呈している。コイルエキスパンダ13は、オイルリング本体2の柱部5内周面に形成された内周溝6に配置されており、オイルリング本体2をその径方向外方に押圧付勢する。なお、図示する組み合わせオイルリング1の柱部5には、油戻し穴14が形成されている。
ここで、図1,2に示すように、本発明の組み合わせオイルリング1にあっては、オイルリング本体2の二つのレール3,4に形成された摺動部突起7,8の先端には、その一部を研削加工することにより、凸部9,10が形成されている。当該凸部9,10の軸方向長さXは、0.02〜0.18mmである。
このような凸部9,10を形成することにより、オイルリング本体2におけるシリンダ内壁面100との摺動面積を小さくすることができ、これにより摩擦力の低減を図ることができると同時に、オイル消費量の低減を図ることができる。また、当該凸部9,10は、摺動部突起7,8の先端を研削加工することによって形成されているため、当該凸部9,10の寸法精度を非常に良くすることができる。
なお、当該凸部9,10の軸方向長さXを0.02mmより小さくすると、凸部9,10の強度低下を招くおそれがあり、凸部9,10が欠けてしまう可能性も生じ好ましくない。一方で当該長さXを0.18mmより大きくすると、凸部9,10のシリンダ内周面100との摺動面積が大きくなり、摩擦力およびオイル消費量が増大してしまい好ましくない。このような観点から、当該長さXは0.05〜0.17mmとすることがより好ましい。
また、凸部9,10を形成するための加工法としては、各種研削加工あるいは各種切削加工を適宜採用することが可能である。より具体的には、研削砥石の形状を目的の形状へドレスし、その砥石を用いてピストンリングのレールを研削加工することが好ましい。
さらに、本発明の組み合わせオイルリング1にあっては、少なくとも、当該凸部9,10の先端のシリンダとの摺動面50からオイルリング本体2の径方向に向かって0.03mmの範囲Y(図2参照)において、凸部の軸方向長さXの変化率が0〜80%以下であることに特徴を有している。
図3は、本発明の特徴である凸部9,10の先端のシリンダとの摺動面近傍の拡大断面図である。
図3に示すように、本発明における「当該凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲において、凸部の軸方向長さの変化率が0〜80%以下」とは、凸部の先端のシリンダとの摺動面の軸方向長さをX1とし、当該摺動面からオイルリングの径方向に向かって0.03mmの範囲内における任意の位置(図3の場合は、0.03mmの位置)における凸部の軸方向長さをX2とした場合に、(X2−X1)/Xの値が0〜0.80となることを意味する。
また、図3に示すように、本発明における凸部の実際の形状は、その角部分が多少丸みを帯びている場合があり、この場合におけるX1の寸法は、図3に示すように摺動面軸方向の延長線(A)と凸部の側面の延長線上(B)の交点PQ間の寸法とする。なお、凸部の形状は、形状測定機等を用い、プロファイルを計測し確認することが好ましい。
このように当該凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲において、凸部の軸方向長さの変化率が0〜80%以下とすることにより、長期間の使用によって、凸部9,10が摩耗した場合であっても、凸部9,10とシリンダ内壁面100との摺動面積(符号Xの部分の面積)が変化する(大きくなる)ことはなく、したがって、上記効果を長期間にわたって一定に保つことができる。
ここで、凸部9,10の径方向長さZ(図2参照)については、少なくとも0.03mm以上あればよく、本発明においては特に限定されることはない。しかしながら、凸部9,10の加工のし易さ、およびオイルリング本体2の全体寸法などを考慮すると、0.10mm以下とすることが現実的であり、0.05mm以下とすることが好ましい。
また、図2に示すように、凸部9(10)を形成するための研削加工においては、前記凸部9(10)の先端のシリンダとの摺動面50と平行な面51が存在するように加工することが好ましい。このように、研削加工した部分を摺動面50と平行とすることにより、凸部9(10)の摩耗が進んだ場合であっても、凸部9(10)以外の部分がシリンダと接触することを極限まで防止することができるからである。このような面51を形成するような研削加工方法については、本発明においては特に限定することはなく、上記の加工法を用いることができるほか、研削加工に用いるバイトの形状を工夫することによっても実現可能である。
本発明の組み合わせオイルリングのオイルリング本体2の軸方向長さ(h1寸法)については特に限定されることはなく適宜設計可能であるが、例えば1.5〜4.0mmが好ましく、1.5〜2.5mmが特に好ましい。
また、オイルリング本体2の材質についても特に限定されることはなく適宜設計可能であるが、例えば、鋼製であることが好ましく、特に8Cr鋼、SUS410J1相当、SWRH77B相当、SUS440B相当であることが好ましい。
(他の実施形態1)
図4は、本発明の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体に形成された凸部の拡大断面図である。
図1および図2においては、凸部9,10の先端のシリンダとの摺動面50からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲Yにおける、研削加工された部分の軸方向断面が前記摺動面と垂直となっているが、本願発明はこの態様に限定されることはなく、図4(a)〜(c)に示すような、種々の態様を採ることができる。
具体的には、図4(a)に示すように、前記凸部9の先端のシリンダとの摺動面50からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲Yにおける、前記研削加工された部分の軸方向断面52が曲線を呈している、つまり曲率を持っていてもよい。
また、図4(b)に示すように、前記凸部9の先端のシリンダとの摺動面50からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲Yにおける、前記研削加工された部分の軸方向断面52が斜めの直線であってもよい。
さらにまた、図4(c)に示すように、前記凸部9の先端のシリンダとの摺動面50からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲Yにおける、前記研削加工された部分の軸方向断面52が階段状であってもよい。
つまり、本発明においては、所定の範囲(前記凸部9の先端のシリンダとの摺動面50からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲Y)において凸部9の軸方向長さXの変化率が0〜80%以下であればよく、この変化率を実現可能であれば、研削加工された部分52の断面形状には特に限定されることはない。
しかしながら、図4に示した種々の形状の中でも特に図3(a)に示すように、研削加工された部分の軸方向断面52が曲線を呈しているように形成することが好ましい。このように形成されることを許容することにより、当該部分を研削するにあたり砥石を用いることが可能となり、かつ当該砥石の精度にある程度の余裕を持つことが可能となる。その結果、当該研削加工の自由度が増し、当該凸部の加工精度および歩留まりを向上することができるからである。一方で、図4(b)や(c)に示す形状の場合、いずれも加工精度において図3(a)に劣る可能性がある。
(他の実施形態2)
図5は、本発明の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体の略断面図である。
図1においては、凸部9,10が二つのレール3,4に形成された摺動部突起7,8の「内側」(符号9)と「外側」(符号10)に位置するように設けられているが、本発明は凸部9,10の位置を当該位置に限定することはなく、例えば、図5(a)に示すように、凸部9,10を、二つのレール3,4に形成された摺動部突起7,8それぞれの「外側」に位置するように設けてもよく、さらに、図5(b)に示すように、凸部9,10、二つのレール3,4に形成された摺動部突起7,8それぞれの「内側」に位置するように設けてもよく、図5(c)に示すように、凸部9,10が、一方のレール3に形成された摺動部突起7の「外側」に位置し、他方のレール4に形成された摺動部突起8の「内側」に位置するように設けてもよい。
(製造方法)
次に、本発明の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体の製造方法の一例を説明する。
まず、周知の方法によってピストンリング線材に対し、巻取り工程、切り離し工程、ガス窒化処理工程、外周面研磨仕上げ、幅面研削工程を行うことによりオイルリング本体を形成する。
次いで、オイルリング本体の摺動部突起の一部を、所望の形状となるように、ドレスされた研削砥石を用いて研削加工することにより、本発明の特徴たる凸部を形成する。
次いで、形成された凸部の外周に対しタイクロバフ研摩処理を行うことにより、表面をなめらかにする。これにより、凸部の角部の欠けを防止することができるとともに、この後に行われるPVD処理により形成されるPVD皮膜の密着性を向上することができる。
次いで、硬質表面処理として、少なくとも、凸部におけるシリンダとの摺動面に対しPVD処理及び/またはDLC皮膜形成処理を行うことにより、当該面にPVD皮膜及び/またはDLC皮膜を形成する。
次いで、ラッピング研摩処理を行うことにより表面粗さやレールの当たり幅の管理を行う。なお、前記タイクロバフ研摩処理、ラッピング研摩処理は、所望のリングの表面性状に応じ追加、省略等適宜選択することが可能である。
さらに、仕上げとして、再度オイルリング本体の上下面を研削加工することにより、オイルリング本体の軸方向における寸法(h1寸法)を最終調整する。
図6(a)〜(g)は、本発明の組み合わせオイルリングを構成するオイルリング本体の具体例を示す断面略図である。
例えば、図6(a)に示すように、オイルリング本体の全周にわたってガス窒化層Gが形成されているとともに、オイルリング本体の外周面にPVD皮膜Pが形成されていてもよい。
また、図6(b)に示すように、ガス窒化層を形成することなく、オイルリング本体の外周面にPVD皮膜Pが形成されていてもよい。
また、図6(c)に示すように、ガス窒化層を形成することなく、オイルリング本体の外周面にDLC皮膜Dが形成されていてもよい。
また、図6(d)に示すように、オイルリング本体の全周にわたってガス窒化層Gが形成されているのみであってもよい。
また、図6(e)に示すように、オイルリング本体の全周にわたってガス窒化層Gが形成されているとともに、オイルリング本体の外周面にDLC皮膜Dが形成されていてもよい。
また、図6(f)に示すように、オイルリング本体の外周面にPVD皮膜Pを形成するとともに、その上にDLC皮膜Dが形成されていてもよい。
また、図6(g)に示すように、オイルリング本体の全周にわたってガス窒化層Gが形成されているとともに、オイルリング本体の外周面にPVD皮膜Pを形成し、さらにその上にDLC皮膜Dが形成されていてもよい。
本発明は、上記製造方法、および図6に示すオイルリング本体に限定されることはないが、図6に示すように、凸部を形成するために研削加工した部分にもガス窒化層およびPVD皮膜を設けることも可能であり、また、適宜マスクを用いることにより、オイルリング本体の摺動部突起の部分のみ、さらはその先端部分のみにガス窒化層およびPVD皮膜を設けることも可能である。また、図6に示すように、本発明においては、ガス窒化層のみを設けてもよく、また、PVD皮膜あるいはDLC皮膜のみを設けることも可能である。
(実施例1)
図5(a)に示した形状、つまり、凸部9,10が、二つのレール3,4に形成された摺動部突起7,8それぞれの「外側」に位置する、本発明の実施例1の組み合わせオイルリングを製造した。
ここで、実施例1のオイルリングにおける、凸部の先端のシリンダとの摺動面の軸方向長さXの寸法は0.123mmであり、当該摺動面からオイルリングの径方向に向かって0.03mmの範囲における凸部の軸方向長さの変化率は、67%であった。
また、実施例1のオイルリングの材質は、JIS規格に示されているSUS410J正材相当であり、オイルリング全体の軸方向幅(h1寸法)は4.0mmであり、オイルリングの径方向幅(a1寸法)は、オイルリング本体のみで2.35mm、コイルエキスパンダと組み合わせで4.35mmであった。
実施例1のオイルリングを製造するにあたっては、上記の材料をガス窒化処理(HV700以上の窒化層を100〜150μm形成)し、その後、ラップ加工を行い、研削加工により図5(a)に示す形状とした。
(実施例2)
前記実施例1のオイルリングと同じ要領で、図5(b)に示した形状、つまり凸部9,10が、二つのレール3,4に形成された摺動部突起7,8それぞれの「内側」に位置する、本発明の実施例2の組み合わせオイルリングを製造した。
実施例2のオイルリングの各寸法は、以下の表1に示すとおりであり、表1に示されていない事項については、上記実施例1のオイルリングと同様である。
(実施例3)
前記実施例1のオイルリングと同じ要領で、図5(c)の上下を逆にした形状(図1に相当)、つまり凸部9,10が、上側のレール3に形成された摺動部突起7の「内側」に位置し、下側のレール4に形成された摺動部突起8の「外側」に位置する、本発明の実施例3の組み合わせオイルリングを製造した。
実施例3のオイルリングの各寸法は、以下の表1に示すとおりであり、表1に示されていない事項については、上記実施例1のオイルリングと同様である。
(実施例4)
前記実施例1のオイルリングと同じ要領で、図5(c)に示した形状、つまり凸部9,10が、上側のレール3に形成された摺動部突起7の「外側」に位置し、下側のレール4に形成された摺動部突起8の「内側」に位置する、本発明の実施例4の組み合わせオイルリングを製造した。
実施例4のオイルリングの各寸法は、以下の表1に示すとおりであり、表1に示されていない事項については、上記実施例1のオイルリングと同様である。
(比較例1)
図7に示した形状、つまり凸部9,10が、上側のレール3に形成された摺動部突起7の「内側」に位置し、下側のレール4に形成された摺動部突起8の「外側」に位置するオイルリングであって、凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリングの径方向に向かって0.03mmの範囲における凸部の軸方向長さの変化率が、500%である、比較例1のオイルリングを製造した。なお、図7に示した形状は、摺動部突起が殆ど存在しない摺動面の上方にテーパー面が形成されており、図7中のθは2°である。
比較例1のオイルリングの各寸法は、以下の表1に示すとおりであり、表1に示されていない事項については、上記実施例1のオイルリングと同様である。
(従来例1)
凸部が形成されていない、従来例1のオイルリングを製造した。従来例1のオイルリングの各寸法は、以下の表1に示すとおりであり、表1に示されていない事項については、上記実施例1のオイルリングと同様である。
<実機試験>
上記実施例1〜4、比較例1、および従来例1の組み合わせオイルリングそれぞれを、第1圧力リングおよび第2圧力リングとともに、排気量:8000cc、ボア径:φ115mmの直列6気筒ディーゼルエンジンに搭載し、実機試験を行った。
具体的には、WOT(全負荷)によりエンジン回転数2200rpmにて、従来例1のオイルリングを用いた際のオイル消費量(LOC)の数値を100とし、これと比較して、実施例1〜4のオイルリングおよび比較例1のオイルリングのオイル消費量(LOC)を評価し指数化した。
また、従来例1のオイルリングの張力を100とし、これと比較して、実施例1〜4のオイルリングおよび比較例1のオイルリングの張力を指数化した。
また、フリクションの評価は、初期の摺動面(凸部軸方向長さ)と、径方向0.03mmにおける変化量からの摺動面と、張力とから計算した。ここで、従来例に対し、5%以上の削減であったものを○とし、5%未満の削減であったものを×とした。
実機試験の結果を以下の表1に示す。
なお、ここで、第1圧力リングの材質は、質量比で、C:0.9%、Si:0.4%、Mn:0.3%、Cr:17.50%、Mo::1.1%、V:0.1%、P:0.01%、S:0.01%、残部:Fe及び不可逆不純物(JIS規格に表されるSUS440B材相当)であり、リング軸方向幅(h1寸法が3.0mmであり、リング径方向幅(a1寸法)が3.95mmのものを用いた。また、外周摺動面にはCr−B−N系のイオンプレーティング皮膜を形成した。
一方で、第2圧力リングの材質は、10Cr鋼材相当であり、リング軸方向幅(h1寸法)が2.5mmであり、リング径方向幅(a1寸法)が4.3mmのものを用いた。
また、第1圧力リングは、外周摺動面をバレルフェース形状とし、第2圧力リングは外周摺動面をテーパー形状とした。
Figure 2011040066
上記表1からも分かるように、実施例1〜4と、従来例1のLOC指数とフリクション評価を対比すると実施例1〜4のLOC指数は、従来例1に対し±5%の範囲内であり、ほぼ同等であるといえる。それに対し、実施例1〜4は、従来例1に対し5%以上(5〜30%)のフリクション低減を得ることができた。また、実施例1〜4と比較例1とを対比すると、LOC指数については、ほぼ同等であることがわかる。しかしながら、フリクション指数を比較すると、比較例1は初期摺動時の当たりは、0.05mmだが、径方向で0.03mmの位置(Y)での変化量は500%(5倍)であるのに対し、実施例1〜4の径方向で0.03mmの位置(Y)での変化量は58%〜67%の変化であり80%以下であることがわかる。また、実施例1〜4は摺動面の変化が比較例1に対して小さく、フリクション評価が良好であるのに対し、比較例1は摺動面積の変化が大きいため、フリクション評価が悪い。また、摺動面の突起の位置と、各データとの関係を見ると、上下レールの凸部の位置にかかわらずLOC指数はほぼ同様である。また、実施例1〜4は、従来例1に対して、5%以上のフリクション低減が得られた。
1…組み合わせオイルリング
2…オイルリング本体
3,4…レール
5…柱部
6…内周溝
7,8…摺動部突起
9,10…凸部
X…凸部の軸方向長さ
Y…凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲
Z…凸部の径方向長さ
50…凸部の先端のシリンダとの摺動面
100…シリンダ内壁面
G…ガス窒化層
P…PVD皮膜
D…DLC皮膜

Claims (8)

  1. 二つのレールを柱部で連結した断面略I字形のオイルリング本体と、前記オイルリング本体の柱部内周面に形成された内周溝に配置され、オイルリング本体をその径方向外方に押圧付勢するエキスパンダと、からなる組み合わせオイルリングにおいて、
    前記オイルリング本体は鋼製であり、当該オイルリング本体の二つのレールに形成された摺動部突起の先端には、その一部を研削加工することにより、凸部が形成されており、
    当該凸部の軸方向長さが0.02〜0.18mmであり、
    少なくとも、当該凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲において、凸部の軸方向長さの変化率が0〜80%以下であることを特徴とする組み合わせオイルリング。
  2. 前記凸部の先端のシリンダとの摺動面からオイルリング本体の径方向に向かって0.03mmの範囲における、前記研削加工された部分の軸方向断面が曲線を呈していることを特徴とする請求項1に記載の組み合わせオイルリング。
  3. 前記凸部が、二つのレールに形成された摺動部突起それぞれの外側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の組み合わせオイルリング。
  4. 前記凸部が、二つのレールに形成された摺動部突起それぞれの内側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の組み合わせオイルリング。
  5. 前記凸部が、一方のレールに形成された摺動部突起の外側に位置し、他方のレールに形成された摺動部突起の内側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の組み合わせオイルリング。
  6. 前記研削加工した部分には、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面と平行な面が存在することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の組み合わせオイルリング。
  7. 前記オイルリング本体が窒化処理されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の組み合わせオイルリング。
  8. 少なくとも、前記凸部の先端のシリンダとの摺動面にはPVD皮膜及び/またはDLC皮膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の組み合わせオイルリング。
JP2011534097A 2009-09-30 2010-03-26 組み合わせオイルリング Active JP5270765B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011534097A JP5270765B2 (ja) 2009-09-30 2010-03-26 組み合わせオイルリング

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009228757 2009-09-30
JP2009228757 2009-09-30
JP2011534097A JP5270765B2 (ja) 2009-09-30 2010-03-26 組み合わせオイルリング
PCT/JP2010/055462 WO2011040066A1 (ja) 2009-09-30 2010-03-26 組み合わせオイルリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011040066A1 true JPWO2011040066A1 (ja) 2013-02-21
JP5270765B2 JP5270765B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=43825903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011534097A Active JP5270765B2 (ja) 2009-09-30 2010-03-26 組み合わせオイルリング

Country Status (5)

Country Link
US (2) US10030772B2 (ja)
EP (1) EP2484941B1 (ja)
JP (1) JP5270765B2 (ja)
CN (1) CN102575767B (ja)
WO (1) WO2011040066A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011100377B4 (de) * 2010-01-29 2022-12-15 Nippon Piston Ring Co., Ltd. Kolbenring
DE102012004757A1 (de) * 2011-07-21 2013-01-24 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Ölabstreifring
WO2015101938A1 (en) * 2013-12-30 2015-07-09 Mahle International Gmbh Oil control ring assembly
DE102014003149A1 (de) * 2014-03-04 2015-09-10 Federal-Mogul Burscheid Gmbh Ölabstreifkolbenring und Verfahren zur Herstellung eines Ölabstreifkolbenrings
JP6222023B2 (ja) * 2014-09-12 2017-11-01 マツダ株式会社 オイルリング
JP6685642B2 (ja) * 2014-12-11 2020-04-22 株式会社リケン オイルリング
JP6530200B2 (ja) 2015-02-23 2019-06-12 株式会社リケン サイドレール
JP6533670B2 (ja) * 2015-03-12 2019-06-19 株式会社リケン サイドレール
CN105257826A (zh) * 2015-04-27 2016-01-20 仪征亚新科双环活塞环有限公司 一种刮油环
CN105240149A (zh) * 2015-11-13 2016-01-13 广西玉柴机器股份有限公司 低摩擦功的发动机油环
CN112771290B (zh) * 2018-09-28 2023-10-27 日本活塞环株式会社 内燃机用油环

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2715556A (en) * 1950-12-27 1955-08-16 Thompson Prod Inc Piston rings
US2905512A (en) * 1958-04-24 1959-09-22 Ramsey Corp Coated piston ring
US3435502A (en) * 1966-05-26 1969-04-01 Hastings Mfg Co Piston ring and method of manufacture thereof
JPS6097345U (ja) * 1983-12-10 1985-07-03 株式会社リケン ピストンリング
JPH0478375A (ja) * 1990-07-20 1992-03-12 Riken Corp ピストン用オイルリング
JPH0495169U (ja) * 1990-12-27 1992-08-18
JPH04117956U (ja) * 1991-04-04 1992-10-22 帝国ピストンリング株式会社 組合せオイルリング
JPH0587366A (ja) 1991-09-26 1993-04-06 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の室外機
JPH0587366U (ja) * 1992-04-30 1993-11-26 日本ピストンリング株式会社 2ピースオイルリング
DE4429649C2 (de) * 1994-08-20 1998-02-19 Ae Goetze Gmbh Kolbenring
JPH09144881A (ja) * 1995-11-21 1997-06-03 Teikoku Piston Ring Co Ltd 組合せオイルリング
JP3228116B2 (ja) * 1996-01-29 2001-11-12 帝国ピストンリング株式会社 組合せオイルリング
DE10002282C1 (de) 2000-01-20 2001-09-27 Federal Mogul Burscheid Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Ölabstreifkolbenringes, sowie ein nach diesem Verfahren hergestellter Ölabstreifkolbenring
JP4366471B2 (ja) * 2001-04-13 2009-11-18 日本ピストンリング株式会社 2ピースオイルリング
BR0202271B1 (pt) * 2001-05-30 2011-04-05 anel de óleo para motor de combustão interna.
JP2003113940A (ja) * 2001-08-02 2003-04-18 Riken Corp スチール製ピストンリング
US6655697B2 (en) * 2002-01-18 2003-12-02 Dana Corporation Piston oil ring having land flanked by concave sidewalls
WO2004040174A1 (ja) * 2002-10-29 2004-05-13 Toyota Jidousha Kabushiki Kaisha オイルリング
CN100410569C (zh) * 2002-10-29 2008-08-13 丰田自动车株式会社 油环
JP4322500B2 (ja) * 2002-12-18 2009-09-02 帝国ピストンリング株式会社 組合せオイルリング
JP4157131B2 (ja) * 2003-04-07 2008-09-24 トヨタ自動車株式会社 組合せオイルリング
JP4101105B2 (ja) * 2003-04-24 2008-06-18 株式会社リケン オイルリング及びその製造方法並びにそれを用いたピストン構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20180363778A1 (en) 2018-12-20
WO2011040066A1 (ja) 2011-04-07
US10330198B2 (en) 2019-06-25
US10030772B2 (en) 2018-07-24
EP2484941A4 (en) 2015-03-25
EP2484941B1 (en) 2018-04-25
JP5270765B2 (ja) 2013-08-21
CN102575767A (zh) 2012-07-11
CN102575767B (zh) 2015-07-01
EP2484941A1 (en) 2012-08-08
US20120261886A1 (en) 2012-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5270765B2 (ja) 組み合わせオイルリング
EP2578908B1 (en) Oil ring for internal combustion engine
KR102134742B1 (ko) 주철제 실린더 라이너 및 내연 기관
JP6533670B2 (ja) サイドレール
JP4779841B2 (ja) 内燃機関
WO2012067084A1 (ja) ピストンリング
US20130181411A1 (en) Method for producing a piston ring
JP2015503072A (ja) リング・ブランクから形成されたピストン・リング
JP2014525013A (ja) オイル掻取りリング
WO2017146048A1 (ja) ピストンリング
JPWO2019008780A1 (ja) 組合せオイルリング
JP2022109981A (ja) ピストンリング
WO2016121483A1 (ja) ピストンリング
JP5868333B2 (ja) ピストンリングを製造する方法
JP5860571B1 (ja) ピストンリング
JP2019078267A (ja) 内燃機関のシリンダ及び製造方法
JP6799704B1 (ja) ピストンリング用の線材、及びピストンリングの製造方法
JP6491286B2 (ja) オイルリング
WO2024048188A1 (ja) オイルリング、オイルリングの製造方法
JP5871277B2 (ja) 内燃機関用オイルリング
JP2019127962A (ja) オイルリング

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5270765

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150