JPWO2011039926A1 - 移動通信システム、基地局装置、移動局装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局装置、移動局装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

第1の送信制御部(13)は、第1のセル(11)に関する第1のコンフィグレーション情報(CFG1)を、少なくとも1つの第1の基地局(1)が受信可能な無線チャネルを用いて第2の基地局(7)に送信させる。第2の送信制御部(14)は、上述した少なくとも1つの第1の基地局(1)のうちから基地局を選択するとともに、上位ネットワーク(15)からアクセス回線(16)を経由して、選択された基地局に対して第1のセル(11)に関する第2のコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する。

Description

本発明は、ホーム基地局を含む移動通信システムに関し、特に、ホーム基地局又はホーム基地局が形成するセルのコンフィグレーションに関する。
3GPP (Third Generation Partnership Project)等の標準化機関では、利用者宅内、オフィス内などに設置可能な小型基地局の標準化が進められている。この小型基地局は、ユーザによって宅内や小規模オフィス等に設置され、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバ回線等の固定回線であるアクセス回線を通じてコアネットワークに接続される。このような小型基地局は、一般的に、フェムト基地局、フェムトセル基地局、又はホーム基地局と呼ばれている。また、小型基地局が形成するセルのサイズ(カバーエリア)は、従来のマクロセルに比べて極めて小さい。このため、小型基地局が形成するセルは、フェムトセル又はホームセル等と呼ばれている。3GPPは、このような小型基地局を Home Node B(HNB)及び Home evolved Node B(HeNB)と定義して標準化作業を進めている。HNBはUTRAN (UMTS (Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)向けの小型基地局であり、HeNBはLTE(Long Term Evolution)/ E-UTRAN (Evolved UTRAN) 向けの小型基地局である。
本明細書では、上述したような小型基地局を「ホーム基地局」と呼び、ホーム基地局によって形成されるセルを「ホームセル」と呼ぶ。なお、3GPPで検討されているUTRAN、E-UTRAN向けのホーム基地局を指す場合には、3GPPでの呼称にならって、HNB若しくはHeNB、又はこれらを総称してH(e)NBと呼ぶ。また、H(e)NBによって形成されるホームセルを、「H(e)NBセル」と呼ぶ。
3GPP Release 8では、H(e)NBは、ユーザによって管理される基地局として標準化されている(非特許文献1を参照)。しかしながら、ユーザが、H(e)NB及びH(e)NBセルのコンフィグレーション(無線周波数、スクランブリングコード/フィジカルセルID、ダウンリンク送信電力等)を適切に設定することは難しい。このため、H(e)NBセルのコンフィグレーションが適切に行われていないことに起因して、M(e)NBセルとH(e)NBセルとの干渉問題が発生することが懸念されている。ここで、M(e)NBセルとは、M(e)NB(マクロNodeB又はマクロeNodeB)が生成するマクロセルである。
H(e)NBセルとM(e)NBセルとの干渉を抑制するため、H(e)NBは、無線パラメータを自律的に設定する機能(セルフコンフィグレーション、オートコンフィグレーション等と呼ばれる)を持つことが検討されている。ここで、無線パラメータとは、無線通信の特性を規定するパラメータであって、具体的には、無線周波数帯域、スクランブリングコード、パイロット信号(CPICH:Common Pilot Channel)の送信電力、移動局によるアップリンク送信電力の最大値等である。また、自律的なセルフコンフィグレーションを行うために、H(e)NBが周辺のマクロセルからのダウンリンク信号を受信する機能(Network Listen Mode、Radio Environment Measurement等と呼ばれる)を持つことも検討されている。
また、M(e)NBセルとH(e)NBセルとの干渉を抑制する他の解決手法として、ネットワークオペレータが管理するRNC(Radio Network Controller)等の制御装置からH(e)NBに対して、H(e)NBセルのコンフィグレーション情報を送信することが提案されている(非特許文献2を参照)。H(e)NBは、受信したコンフィグレーション情報に基づいてH(e)NBセルに関する設定を行う。この解決手法は、上述したセルフコンフィグレーションと併用することが想定されている。セルフコンフィグレーションは、H(e)NBのセットアップ時に行われることが想定されるため、H(e)NBセルの設定がその後の周辺環境の変化に適切に追随できないおそれがある。したがって、H(e)NBセルが適切に設定されていない場合には、上位ネットワーク側からH(e)NBにコンフィグレーション情報を供給することによって、H(e)NBセルの再コンフィグレーションを促すことが必要となる。
コンフィグレーション情報をH(e)NBに供給する方法の1つとして、(1)M(e)NBから無線チャネル(報知チャネル等)によって送信することが提案されている。また、コンフィグレーション情報の他の送信方法として、(2)H(e)NBが接続している上位ネットワークからアクセス回線を経由して送信することが提案されている。ここで、上位ネットワークは、コアネットワーク、H(e)NBゲートウェイ(H(e)NB-GW)、及びH(e)NB とH(e)NBの間を接続するIPネットワークを含む。上位ネットワークを経由する送信経路は、典型的には有線経路であるが、少なくとも一部(特にユーザ宅内ネットワーク)には無線経路(無線LAN等)が使用される場合もある。
3GPP TR 25.820 v8.2.0 (2008-09)、"3G Home Node B (HNB) study item Technical Report" 3GPP寄書、R3-091894 "Study on Enhanced Interference Management Mechanisms for HNB"、 [online]、3GPP、[平成21年9月19日検索]、インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_65/Docs/R3-091894.zip>
コアネットワークに接続される全てのH(e)NBに対してアクセス回線経由でコンフィグレーション情報を送信することとすれば、M(e)NBから無線送信する場合に比べて、H(e)NBへのコンフィグレーション情報の到達性を向上できると考えられる。M(e)NBからのダウンリンク信号を受信できない場所に配置されているH(e)NBは、M(e)NBから無線送信されるコンフィグレーション情報を受信できないためである。しかしながら、全てのH(e)NBに対してコンフィグレーション情報をアクセス回線経由で送信すると、アクセス回線の負荷が大きくなることが懸念される。よって、M(e)NBからの無線送信と、アクセス回線経由での送信とを適切に組み合わせることで、アクセス回線の負荷が過度に増大することを抑制できることが望ましい。
本発明は、発明者による上述の考察に基づいてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、H(e)NB等のホーム基地局にコンフィグレーション情報を供給するに際して、コンフィグレーション情報のホーム基地局への到達性の維持と、アクセス回線の負荷抑制との両立に寄与することが可能な移動通信ステム、基地局装置、移動局装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1に態様にかかる移動通信システムは、少なくとも1つの第1の基地局、第2の基地局、第1の送信制御部、及び第2の送信制御部を有する。前記少なくとも1つの第1の基地局は、アクセス回線を経由して上位ネットワークに接続され、各々が第1のセルを形成する、前記第2の基地局は、前記上位ネットワークに接続され、第2のセルを形成する。前記第1の送信制御部は、前記第1のセルに関する第1のコンフィグレーション情報を前記少なくとも1つの第1の基地局が受信可能な無線チャネルを用いて前記第2の基地局に送信させる。前記第2の送信制御部は、前記少なくとも1つの第1の基地局のうちから基地局を選択するとともに、前記第1のセルに関する第2のコンフィグレーション情報を前記上位ネットワークから前記アクセス回線を経由して前記選択された基地局に送信する。
本発明の第2の態様にかかる基地局装置は、無線通信部、上位ネットワーク通信部、及びコンフィグレーション制御部を有する。前記無線通信部は、第1のセルを形成し移動局との間で無線通信を行うとともに、他の基地局によって形成される第2のセルからの無線信号を受信可能である。前記上位ネットワーク通信部は、上位ネットワークとの間でアクセス回線を経由して通信可能である。前記コンフィグレーション制御部は、第1の経路、及び第2の経路の両方によって、前記第1のセルに関するコンフィグレーション情報を取得可能であり、前記コンフィグレーション情報に基づいて前記第1のセルを設定する。
本発明の第3の態様にかかる移動局装置は、無線通信部及び制御部を有する。前記無線通信部は、基地局との間で無線通信を行うことが可能である。前記制御部は、前記基地局が形成するセルとは異なる測定対象セルを特定するための識別情報を含む測定要求を前記無線通信部を介して受信したことに応じて、前記測定対象セルからの無線信号の測定結果を前記無線通信部を介して上位ネットワークに送信する。
本発明の第4の態様は、第1のセルを形成する少なくとも1つの第1の基地局に対するコンフィグレーション情報の供給方法に関する。当該方法は、以下の(a)〜(c)を含む。
(a)前記第1のセルに関する第1のコンフィグレーション情報を、前記少なくとも1つの第1の基地局が受信可能な無線チャネルを用いて、第2のセルを形成する第2の基地局に送信させること;
(b)前記少なくとも1つの第1の基地局のうちから基地局を選択すること;及び
(c)前記第1のセルに関する第2のコンフィグレーション情報を上位ネットワークと前記選択された基地局の間を接続するアクセス回線を経由して前記選択された基地局に送信すること。
本発明の第5の態様は、上位ネットワークにアクセス回線を経由して接続される基地局の制御方法に関する。当該方法は、以下の(a)〜(c)を含む。
(a)他の基地局によって形成されるセルから到達する無線信号に含まれる第1のコンフィグレーション情報を取得すること;
(b)前記上位ネットワーク及び前記アクセス回線を経由して到達する第2のコンフィグレーション情報を取得すること;及び
(c)前記第1又は第2のコンフィグレーション情報に基づいて前記第1のセルを設定すること。
本発明の第6の態様は、基地局との間で無線通信を行うこと可能な移動局の制御方法に関する。当該方法は、以下の(a)〜(b)を含む。
(a)前記基地局が形成するセルとは異なる測定対象セルを特定するための識別情報を含む測定要求を前記基地局から無線により受信すること;及び
(b)前記測定要求に基づいて、前記測定対象セルからの無線信号の測定結果を無線により前記基地局に送信すること。
本発明の第7の態様は、上位ネットワークにアクセス回線を経由して接続される基地局に関する制御をコンピュータに実行させるプログラムに関する。当該プログラムに基づいてコンピュータが行う前記制御は、以下の(a)〜(c)を含む。
(a)他の基地局によって形成されるセルから到達する無線信号に含まれる第1のコンフィグレーション情報を取得すること;
(b)前記上位ネットワーク及び前記アクセス回線を経由して到達する第2のコンフィグレーション情報を取得すること;及び
(c)前記第1又は第2のコンフィグレーション情報に基づいて前記第1のセルを設定すること。
本発明の第8の態様は、基地局との間で無線通信を行うこと可能な移動局に関する制御をコンピュータに実行させるプログラムに関する。当該プログラムに基づいてコンピュータが行う前記制御は、以下の(a)〜(b)を含む。
(a)前記基地局が形成するセルとは異なる測定対象セルを特定するための識別情報を含む測定要求を、前記基地局から無線により到達した受信データの中から取得すること;及び
(b)前記測定要求に基づいて、前記測定対象セルからの無線信号の測定結果を含む前記基地局への送信データを生成すること。
上述した本発明の各態様によれば、H(e)NB等のホーム基地局にコンフィグレーション情報を供給するに際して、コンフィグレーション情報のホーム基地局への到達性の維持と、アクセス回線の負荷抑制との両立に寄与することが可能な移動通信ステム、基地局装置、移動局装置、制御方法、及びプログラムを提供できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる移動通信システムのネットワーク構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるコンフィグレーション情報の供給手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる移動通信システムのネットワーク構成例(UTRANの場合)を示す図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる移動通信システムのネットワーク構成例(LTE/E-UTRANの場合)を示す図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる移動通信システムのネットワーク構成例(UTRANの場合)を示す図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる移動通信システムのネットワーク構成例(UTRANの場合)を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるホーム基地局の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるRNCの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるホーム基地局の動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるRNCの動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるコンフィグレーション情報の供給手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態におけるホーム基地局の動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるRNCの動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるコンフィグレーション情報の供給手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施の形態におけるホーム基地局の動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるRNCの動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態にかかる移動通信システムのネットワーク構成例(WCDMA/UTRANの場合)を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における移動局の構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるコンフィグレーション情報の供給手順を示すシーケンス図である。 本発明の第5の実施の形態におけるRNCの動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態における移動局の動作手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態にかかる移動通信システムのネットワーク構成例(WCDMA/UTRANの場合)を示す図である。 本発明の第6の実施の形態にかかる移動通信システムにおけるコンフィグレーション情報の供給手順を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施の形態におけるRNCの動作手順の具体例を示すフローチャートである。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる移動通信ステムのネットワーク構成例を示す図である。なお、図1では、説明の簡略化のためにホーム基地局1を1つのみ図示しているが、複数のホーム基地局がマクロセル12内に配置される形態が一般的である。また、ホームセル11に接続する移動局8−1及びマクロセル12に接続する移動局8−2も複数台存在する形態が一般的である。
ホーム基地局1は、移動局8−1との間で双方向の無線通信を行う。また、ホーム基地局1は、ネットワークオペレータ(移動体通信事業者)のコアネットワークを含む上位ネットワーク15にアクセス回線16を介して接続されており、移動局8−1と上位ネットワーク15との間でトラフィックを中継する。ホームセル11は、ホーム基地局1によって形成されるセルである。
マクロ基地局7は、ホームセル11に比べてセルサイズの大きいマクロセル12を形成し、移動局8−2との間で双方向の無線通信を行う。マクロ基地局7は、上位ネットワーク15に接続されており、移動局8−2と上位ネットワーク15との間でトラフィックを中継する。
上位ネットワーク15に配置された無線送信制御部13及び有線送信制御部14は、ホーム基地局1のコンフィグレーション情報(CFG1又はCFG2)をホーム基地局1に供給する。コンフィグレーション情報(CFG1又はCFG2)は、ホームセル11の設定に必要な情報を含む。コンフィグレーション情報(CFG1又はCFG2)は、ホームセル11の特性を規定する無線パラメータの指定を含む。ホームセル11の無線リソース(無線周波数、スクランブリングコード等)、ダウンリンク信号の送信電力のうち少なくとも1つを指定する。
無線送信制御部13は、マクロ基地局7を経由する無線通信経路によってコンフィグレーション情報(CFG1)をホーム基地局1に供給する。つまり、コンフィグレーション情報(CFG1)は、マクロ基地局7からのダウンリンク無線チャネルを用いてマクロセル12内に送信される。マクロセル12内に配置された複数のホーム基地局1がコンフィグレーション情報(CFG1)を受信できるように、複数のホーム基地局1が受信可能な共通制御チャネル(報知チャネル等)を用いるとよい。
一方、有線送信制御部14は、ホーム基地局1を上位ネットワーク15に接続するアクセス回線16を経由して、コンフィグレーション情報(CFG2)をホーム基地局1に送信する。アクセス回線16は、ユーザの家庭内LAN、ADSL又は光ファイバ回線等のアクセス回線、ISP(Internet Service Provider)のIPネットワーク等を含む。アクセス回線16は、典型的には有線の回線及びネットワークであるが、少なくとも一部は無線の回線及びネットワークであってもよい。つまり、マクロ基地局7から送信されるダウンリンク無線チャネルを用いる"無線"送信制御部13との区別を明瞭にするため、"有線"送信制御部14との名称を用いているが、有線送信制御部14からホーム基地局1へのコンフィグレーション情報(CFG2)の送信経路の全体が有線の回線及びネットワークである必要はない。
また、有線送信制御部14は、全てのホーム基地局1に対して無条件にコンフィグレーション情報(CFG2)を送信するのではない。すなわち、有線送信制御部14は、マクロ基地局7のダウンリンク無線チャネル経由で送信されるコンフィグレーション情報(CFG1)によって適切に設定されていないことが疑われる被疑基地局を複数のホーム基地局1の中から選択する。そして、有線送信制御部14は、コンフィグレーション情報(CFG2)を被疑基地局に対して選択的に送信する。
なお、2つのコンフィグレーション情報CFG1及びCFG2は、同一の内容でもよいし、異なる内容でもよい。CFG1とCFG2を異なる内容とする場合、例えば、コンフィグレーション情報(CFG1)は、マクロセル12内に配置された複数のホーム基地局1に対して共通的な設定内容とすればよい。一方、コンフィグレーション情報(CFG2)は、被疑基地局に対応した個別の設定内容とすればよい。
図2は、ホーム基地局1へのコンフィグレーション情報の供給手順の具体例を示すシーケンス図である。なお、図2では、マクロセル12内またはその近傍に3台のホーム基地局1(1A〜1C)が配置されている場合を想定している。また、図2では、ホーム基地局1B及び1Cは、マクロ基地局7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信可能な場所に配置されているものとする。一方、ホーム基地局1Aは、マクロ基地局7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信することが困難な場所に配置されているものとする。
図2のステップS101では、無線送信制御部(RTC)13からマクロ基地局7にコンフィグレーション情報(CFG1)が送信される。ステップS102では、マクロ基地局7は、ホーム基地局1A〜1Cが受信可能なダウンリンク無線チャネルを用いて、コンフィグレーション情報(CFG1)を送信する。ステップS103では、ホーム基地局1B及び1Cは、マクロ基地局7から受信したコンフィグレーション情報(CFG1)に従って自身のホームセルを調整する。一方、ホーム基地局1Aは、マクロ基地局7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信できないため、ここでのセルコンフィグレーションの調整を行わない。
ステップS104では、有線送信制御部(WTC)14は、コンフィグレーション情報(CFG1)によって適切に設定されていないことが疑われる被疑基地局を選択する。ここでは、ホーム基地局1Aが被疑基地局として選択される。ステップS105では、有線送信制御部(WTC)14は、被疑基地局として選択されたホーム基地局1Aに対して、上位ネットワーク15からアクセス回線16を経由してコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する。最後に、ステップS106では、ホーム基地局1Aは、上位ネットワーク15からアクセス回線16経由で受信したコンフィグレーション情報(CFG2)に従って自身のホームセルを調整する。
上述したように、本実施の形態では、無線送信制御部13及びマクロ基地局7は、マクロセル12内に配置されたホーム基地局1が受信可能な無線チャネルを使用して、コンフィグレーション情報(CFG1)を無線送信する。さらに、有線送信制御部14は、適切に設定されていないことが疑われるホーム基地局1(被疑基地局)を選択し、被疑基地局に対して上位ネットワーク15経由でコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する。つまり、本実施の形態は、マクロ基地局7経由でのコンフィグレーション情報(CFG1)の無線送信を基本とし、コンフィグレーション情報(CFG1)によって適切に設定されていない疑いのある被疑基地局に対して選択的に上位ネットワーク15からアクセス回線16経由でコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する。これにより、コンフィグレーション情報のホーム基地局1への到達性の維持と、上位ネットワーク15の負荷抑制とを両立できる。
ところで、無線送信制御部13及び有線送信制御部14の配置は、ネットワークアーキテクチャの設計思想に基づいて適宜決定されるものである。例えば、本実施の形態の移動通信システムがUMTSである場合、図3に示すように、無線送信制御部13及び有線送信制御部14の機能をRNC152に配置してもよい。図3は、本実施の形態にかかる移動通信システムをUMTSに適用した場合の構成例を示す図である。図3の例では、上位ネットワーク15は、コアネットワーク150、HNB-GW151、及びRNC152を含む。HNB-GW151は、コアネットワーク150とホーム基地局(HNB)1の間に配置され、これらの間でユーザデータ及びCFG2を含む制御データを中継する。RNC152は、コアネットワーク150とマクロ基地局7の間に配置され、これらの間でユーザデータ及び制御データを中継する。また、RNC152は、マクロセル12の無線リソース管理、マクロセル12に在圏する移動局8−2のセル間移動の制御を行う。
また、本実施の形態の移動通信システムがEPS(Evolved Packet System)である場合、図4に示すように、無線送信制御部13及び有線送信制御部14の機能をマクロ基地局(マクロeNB(MeNB))7に配置してもよい。図4は、EPSに適用した場合の本実施の形態にかかる移動通信システムの構成例を示す図である。
また、図5に示すように、無線送信制御部13及び有線送信制御部14の機能を、コアネットワーク150内の管理サーバ153に配置してもよい。図5は、UMTSの場合を示しているが、EPS等の他の移動通信システムの場合も同様である。
また、無線送信制御部13の機能と及び有線送信制御部14の機能は、分離して配置されてもよい。例えば、図3の例において、無線送信制御部13をRNC152に配置し、有線送信制御部14をコアネットワーク150に配置してもよい。
本実施の形態では、有線送信制御部14が被疑基地局を選択することについて述べた。この有線送信制御部14による被疑基地局の選択手法に関しては、様々な具体例が存在する。例えば、有線送信制御部14は、ホーム基地局1の属性を示す情報を参照することで、被疑基地局を判定してもよい。ホーム基地局1を管理する管理サーバを上位ネットワーク15に配置しておき、この管理サーバがホーム基地局1の属性情報の収集および管理を行えばよい。
ホーム基地局1の属性としては、ホーム基地局1の設置場所の情報、ホーム基地局1の設置場所におけるマクロセル12からの無線信号の受信品質を示す情報、又はマクロセル12からの干渉レベルを示す情報などを用いればよい。例えば、マクロセル12からの無線信号の受信品質が低い場合には、無線経路でのコンフィグレーション情報(CFG1)を正常に受信できないおそれがあることから、上位ネットワーク15経由でのコンフィグレーション情報(CFG2)の供給が必要となる可能性が高いためである。また、マクロセル12からの干渉レベルが大きい場合には、全てのホーム基地局1に共通なコンフィグレーション情報(CFG1)では適切な設定でないおそれがあることから、コンフィグレーション情報(CFG2)による個別の設定が必要となる可能性が高いためである。
また、有線送信制御部14は、マクロセル12からのダウンリンク無線信号の受信品質の測定結果を各ホーム基地局1から受信し、受信品質が所定の基準を下回る基地局を被疑基地局に選択してもよい。
また、有線送信制御部14は、ホーム基地局1からの送信要求の受信有無によって被疑基地局を判定してもよい。つまり、コンフィグレーション情報(CFG2)の送信要求をホーム基地局1から受信した場合、送信元の基地局を被疑基地局に選択すればよい。
また、有線送信制御部14は、マクロセル12に接続している移動局8−2がホームセル11を測定した結果を用いて、被疑基地局の判定を行ってもよい。具体的には、移動局8−2への干渉(ホームセル11のダウンリンク信号のマクロセル12のダウンリンク信号への干渉)が所定の基準より大きい場合に、当該ホームセル11を形成するホーム基地局1を被疑基地局に選択するとよい。このようなホーム基地局1には、干渉を低減するために、個別のコンフィグレーション情報(CFG2)を与える必要があるためである。
上述したいくつかの例を含む被疑基地局の判定手法の具体例については、本発明の第2〜第6の実施の形態において詳しく説明する。
<第2の実施の形態>
本実施の形態にかかる移動通信システムの構成例を図6に示す。本実施の形態ではUMTS/UTRANの場合について具体的に説明するが、EPS(Evolved Packet System)/E-UTRAN等の他のシステムにも本実施の形態を適用可能であることは勿論である。
本実施の形態では、RNC252は、コンフィグレーション情報(CFG1)をマクロ基地局(MNB)7に無線送信させる。また、RNC252は、ホーム基地局(HNB)2が被疑基地局であると判定した場合に、コアネットワーク150及びHNB-GW151からアクセス回線16経由でコンフィグレーション情報(CFG2)をHNB2に送信する。また、RNC252は、HNB2の属性を示す登録情報を参照することで被疑基地局の判定を行う。
以下では、図7及び8を参照して、HNB2及びRNC252の構成例について順に説明する。図7は、HNB2の構成の一例を示すブロック図である。図7において、無線通信部101は、送信データ処理部102から供給される送信シンボル列の直交変調、周波数変換、信号増幅等の各処理を行ってダウンリンク信号を生成し、これを移動局8−2に送信する。また、無線通信部101は、移動局8−2から送信されたアップリンク信号を受信する。
さらに、無線通信部101は、MNB7等の周辺基地局からのダウンリンク信号を受信する機能(Network Listen Mode)を有する。無線通信部101は、MNB7から送信されるダウンリンク信号の受信、受信品質の測定を行うよう構成されている。
送信データ処理部102は、移動局8−2に向けて送信される送信データを通信部104から取得し、誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング等を行なってトランスポートチャネルを生成する。さらに、送信データ処理部102は、トランスポートチャネルのデータ系列にTPC(Transmit Power Control)ビット等の制御情報を付加して無線フレームを生成する。また、送信データ処理部102は、拡散処理、シンボルマッピングを行って送信シンボル列を生成する。
また、送信データ処理部102は、コアネットワーク150からコンフィグレーション情報(CFG2)を受信した場合、これをコンフィグレーション制御部105に転送する。
受信データ処理部103は、無線通信部101により受信されたアップリンク信号の逆拡散、RAKE合成、デインタリービング、チャネル復号、エラー訂正等の各処理を行って受信データを復元する。得られた受信データは、通信部104を経由してHNB-GW151およびコアネットワーク150に転送される。
また、受信データ処理部103は、無線通信部101の動作モードが周辺基地局からのダウンリンク信号を受信するモード(Network Listen Mode)である場合、セルコンフィグレーション情報(CFG1)を受信データから取得する。
コンフィグレーション制御部105は、受信データ処理部103から受け取ったコンフィグレーション情報(CFG1)又は送信データ処理部102から受け取ったコンフィグレーション情報(CFG2)に従って、ホームセル(HNBセル)11のコンフィグレーションを行う。また、コンフィグレーション制御部105は、マクロセル(MNBセル)12の受信品質の測定結果を通信部104経由でコアネットワーク150に送信してもよい。また、コンフィグレーション制御部105は、コンフィグレーション情報(CFG2)の送信要求を通信部104経由でコアネットワーク150に送信してもよい。
図8は、RNC252の構成例を示すブロック図である。通信部2521は、MNB7との間でユーザデータ及び制御データを送受信する。送信データ処理部2522は、移動局8−1およびMNB7に向けて送信される送信データを通信部2524から取得する。また、送信データ処理部2522は、コンフィグレーション制御部2525からコンフィグレーション情報(CFG1)を受け取った場合、通信部2521およびMNB7を経由して、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNBセル12内に報知する。
受信データ処理部2523は、通信部2521から受信したデータを、通信部2524を経由してコアネットワーク150に転送する。また、受信データ処理部2523は、コンフィグレーション制御部2525からコンフィグレーション情報(CFG2)を受け取った場合、通信部2524及びコアネットワーク150を経由して、これを宛先のHNB2へ送信する。
コンフィグレーション制御部2525は、送信データ処理部2522及び通信部2521を経由して、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7に送る。また、コンフィグレーション制御部2525は、被疑基地局を選択し、被疑基地局として選択されたHNB2に対してコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する。
続いて以下では、HNB2及びRNC252の動作について説明する。図9は、コンフィグレーション情報(CFG1又はCFG2)を受信したHNB2の動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS201では、HNB2は、コアネットワーク150からアクセス回線16経由でコンフィグレーション情報(CFG2)を受信しているかを判定する。
CFG2を受信した場合(S201でYES)、HNB2は、CFG2に従ってホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS202)。一方、CFG2を受信できなかった場合(S201でNO)、HNB2は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で受信しているかを判定する(ステップS203)。CFG1を受信した場合(S203でYES)、HNB2は、CFG1に従ってホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS204)。
CFG1及びCFG2を共に受信できなかった場合(ステップS203でNO)、HNB2は、デフォルト設定に従って、ホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS205)。ホームセル11のデフォルト設定は、製品出荷時等にHNB1に予め保持させてもよいし、コアネットワーク150又はHNB-GW151からHNB1に通知してもよい。また、HNB1自身がホームセル11のデフォルト設定を決定してもよい。
図9の例では、HNB2は、CFG1及びCFG2の両方を受信できた場合には、コアネットワーク150からアクセス回線16経由で通知されたCFG2を優先的に使用する。HNB2がCFG1を受信可能であっても、マクロセル12の受信品質が低い場合には受信したCFG1の信頼性が低い場合が想定される。このような場合に、図9の例によれば、コアネットワーク150からアクセス回線16経由で送られる信頼性の高いCFG2をHNB2に優先的に使用させることができる。また、全てのHNB2に共通的に使用されるCFG1を使用したのではマクロセル12に対して過度の干渉をもたらすケースが想定される。このような場合に、図9の例によれば、個別に与えられたCFG2をHNB2に優先的に使用させることができ、マクロセル12への干渉を抑制することができる。
図10は、RNC252によるコンフィグレーション情報の送信動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS301では、RNC252(コンフィグレーション制御部2525)は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で送信する。
ステップS302では、コンフィグレーション制御部2525は、被疑基地局の選択を行う。被疑基地局の選択は、HNB2の属性を示す登録情報を参照することで行えばよい。この登録情報は、コアネットワーク150に接続されたHNB2の管理を行う管理サーバ(不図示)に保持させればよい。また、HNB2の属性としては、第1の実施の形態で述べたように、HNB2の設置場所の情報、HNB2の設置場所におけるマクロセル12からの無線信号の受信品質を示す情報、若しくはマクロセル12からの干渉レベルを示す情報、又はこれらの組み合わせ等を用いればよい。
ステップS303では、コンフィグレーション制御部2525は、選択した被疑基地局に対して、コアネットワーク150からアクセス回線16経由でコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する。
以上に述べたように、本実施の形態によれば、無線送信制御部13及び有線送信制御部14の機能を持つRNC252によって、マクロセル12経由でのコンフィグレーション情報(CFG1)の送信、被疑基地局の選択、及びコアネットワーク150経由でのコンフィグレーション情報(CFG2)の被疑基地局に対する送信、を行うことができる。
<第3の実施の形態>
本実施の形態では、ホーム基地局の設置場所におけるマクロセルからのダウンリンク信号の受信品質を指標として被疑基地局の選択を行う具体例について説明する。本実施の形態ではUMTS/UTRANの場合について説明する。本実施の形態にかかる移動通信システムの構成は、第2の実施の形態に関する図6と同様にすればよい。
図11は、HNB3へのコンフィグレーション情報の供給手順の具体例を示すシーケンス図である。HNB3は、本実施の形態のホーム基地局である。RNC352は、無線送信制御部13及び有線送信制御部14の機能を持つ。図11では、図2と同様に、マクロセル12内またはその近傍に3台のHNB3(3A〜3C)が配置されている場合を想定している。また、図11では、HNB3B及び3Cは、MNB7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信可能な場所に配置されているものとする。一方、HNB3Aは、MNB7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信することが困難な場所に配置されているものとする。
ステップS401及びS402では、RNC352は、MNB7を経由してマクロセル12内にコンフィグレーション情報(CFG1)を報知する。HNB3B及び3Cは、コンフィグレーション情報(CFG1)を受信し、これに従って自身のホームセルの調整を行う(ステップS403)。一方、HNB3Aは、MNB7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信できないため、ここでのセルコンフィグレーションの調整を行わない。
ステップS404では、全てのHNB3、すなわちHNB3A〜3Cがコンフィグレーション情報(CFG2)の送信要求(CFG要求)を行う。なお、図11では、HNB3A〜3Cが同様のタイミングでCFG要求を送るように示しているが、各HNB3による要求送信は異なるタイミングで行われてもよい。
ステップS405では、CFG要求を受信したRNC352によって、被疑基地局の選択が行われる。RNC352は、CFG要求の送信元HNB3におけるマクロセル12の受信品質が予め定められた基準を下回る場合に、当該HNBを被疑基地局に選択すればよい。なお、RNC352における被疑基地局の選択を可能とするため、CFG要求に送信元HNB3におけるマクロセル12の受信品質を示す情報を含めればよい。図11の例では、HNB3Aが被疑基地局として選択される。
ステップS406では、RNC352は、被疑基地局に選択したHNB3Aに対してコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する。最後に、ステップS407では、HNB3Aは、コアネットワーク150経由で受信したコンフィグレーション情報(CFG2)に従って自身のホームセルを調整する。
図12は、HNB3の動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS501では、HNB3は、コンフィグレーション情報(CFG2)の送信要求(CFG要求)をコアネットワーク150に送信する。ステップS502では、HNB3は、コアネットワーク150からアクセス回線16経由でコンフィグレーション情報(CFG2)を受信できたかを判定する。なお、ステップS502においてCFG2を受信できないと判定した場合、HNB3は、所定の回数に達するまでステップS501の動作を繰り返し行ってもよい。
CFG2を受信できた場合(S502でYES)、HNB3は、CFG2に従ってホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS503)。一方、CFG2を受信できなかった場合(S502でNO)、HNB3は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で受信できたかを判定する(ステップS504)。CFG1を受信できた場合(S504でYES)、HNB3は、CFG1に従ってホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS505)。
CFG1及びCFG2を共に受信できなかった場合(ステップS504でNO)、HNB3は、デフォルト設定に従って、ホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS506)。
図13は、RNC352による被疑基地局の選択動作および被疑基地局へのコンフィグレーション情報(CFG2)の送信動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS601では、RNC352は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で送信する。ステップS602では、RNC352は、CFG要求をHNB3から受信したか否かを判定する。CFG要求を受信した場合、RNC352は、CFG要求の送信元HNB3におけるマクロセルの受信品質を予め定められた閾値と比較する(ステップS603)。送信元HNB3におけるマクロセルの受信品質が閾値を下回る場合(ステップS603でYES)、RNC352は、送信元HNB3を被疑基地局とみなしてコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する(ステップS604)。
<第4の実施の形態>
本実施の形態においても、ホーム基地局の設置場所におけるマクロセルからのダウンリンク信号の受信品質を指標として被疑基地局の選択を行う具体例について説明する。本実施の形態ではUMTS/UTRANの場合について説明する。本実施の形態にかかる移動通信システムの構成は、第2の実施の形態に関する図6と同様にすればよい。
図14は、HNB4へのコンフィグレーション情報の供給手順の具体例を示すシーケンス図である。HNB4は、本実施の形態のホーム基地局である。RNC452は、無線送信制御部13及び有線送信制御部14の機能を持つ。図14では、図2と同様に、マクロセル12内またはその近傍に3台のHNB4(4A〜4C)が配置されている場合を想定している。また、図14では、HNB4B及び4Cは、MNB7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信可能な場所に配置されているものとする。一方、HNB4Aは、MNB7から送信されるダウンリンク無線チャネルを受信することが困難な場所に配置されているものとする。
上述した第3の実施の形態では、マクロセル12周辺に配置された全てのHNB3が、マクロセル12の受信品質情報を含むCFG要求を送信する例について説明した(図11を参照)。これに対して、本実施の形態では、CFG1を受信できない、又はマクロセル12の受信品質が十分でないと判定したHNB4のみがCFG要求を送信する。以下では、図14と図11との差分を中心に説明する。
図14のステップS701〜S703は、図11のステップS401〜S403と同様である。図14のステップS704では、HNB4Aは、MNB7経由でコンフィグレーション情報(CFG1)を受信できなかったことを判定する。ステップS705では、CFG1を受信できなかったHNB4AからRNC452にCFG要求が送られる。なお、CFG1を正常に受信できたHNB3B及び3Cは、CFG要求を送信しない。
ステップS706では、RNC452は、CFG要求に応答して、コンフィグレーション情報(CFG2)をコアネットワーク150からアクセス回線16経由でHNB4Aに送信する。最後に、ステップS707ではHNB4Aは、コアネットワーク150経由で受信したコンフィグレーション情報(CFG2)に従って自身のホームセルを調整する。
図15は、HNB4の動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS801では、HNB4は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で受信できたかを判定する。なお、ステップS801では、マクロセル12の受信品質が低く、MNB7から受信した情報の精度が低いと考えられる場合にも、CFG1を受信できないと判定してもよい。例えば、マクロセル12のCPICHが受信できない場合、コンフィグレーション情報(CFG1)がエンコードされているSIB(System Information Block)を復号できない場合、又は受信電力(RSSI:Received Signal Strength Indicator)が閾値以下である場合に、CFG1を受信できないと判定すればよい。
CFG1を受信できた場合(S801でYES)、HNB4は、CFG1に従ってホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS802)。一方、マクロセル12の受信品質が不十分、又はCFG1がエンコードされている無線チャネルを復号できない等の理由によってCFG1を受信できなかった場合(S801でNO)、HNB4は、コンフィグレーション情報(CFG2)の送信要求(CFG要求)をコアネットワーク150に送信する(ステップS803)。ステップS804では、HNB4は、コアネットワーク150経由でコンフィグレーション情報(CFG2)を受信できたかを判定する。なお、ステップS804においてCFG2を受信できないと判定した場合、HNB4は、所定の回数に達するまでステップS803の動作を繰り返し行ってもよい。
CFG2を受信できた場合(S804でYES)、HNB4は、CFG2に従ってホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS805)。一方、CFG2を受信できなかった場合(S804でNO)、HNB4は、デフォルト設定に従って、ホームセル11のコンフィグレーションを行う(ステップS806)。
図16は、RNC452による被疑基地局の選択動作および被疑基地局へのコンフィグレーション情報(CFG2)の送信動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS901では、RNC452は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で送信する。ステップS902では、RNC452は、CFG要求をHNB4から受信したか否かを判定する。CFG要求を受信した場合(ステップS902でYES)、RNC452は、CFG要求の送信元HNB3を被疑基地局とみなしてコンフィグレーション情報(CFG2)を送信する(ステップS903)。
<第5の実施の形態>
本実施の形態および次の第6の実施の形態では、マクロセル12に接続している移動局8−2がホームセル11からのダウンリンク信号を測定した結果を用いて、被疑基地局の判定を行う具体例について説明する。
図17は、本実施の形態にかかる移動通信システムの構成例を示す図である。HNB5は、MNB7経由で到達したコンフィグレーション情報(CFG1)又はコアネットワーク150経由で到達したコンフィグレーション情報(CFG2)に従ってホームセル11に関する無線パラメータの設定を行う。
RNC552は、マクロセル12に接続している移動局8−2に対して、ホームセル11の測定を要求する。移動局8−2は、RNC552からHNBセルの測定要求を受信したことに応じて、ホームセル11からのダウンリンク信号を測定し、測定結果を含む報告をRNC552に送信する。RNC552は、移動局8−2からの測定報告を参照することで被疑基地局を選択し、コンフィグレーション情報(CFG2)を被疑基地局に送信する。具体的には、HNB5のダウンリンク信号とMNB7のダウンリンク信号との干渉が所定の基準を超える場合に、干渉を与えているHNB5を被疑基地局に選べばよい。
図18は、本実施の形態の移動局8−2の構成例を示すブロック図である。なお、図18は、周辺のホームセル(HNBセル)の測定に関連する部分を図示しており、その他の構成部分は省略されている。図18において、無線通信部801は、MNB7との間で無線通信を行う。
受信処理部802は、MNB7からのデータを受信し、受信データがHNBセルの測定要求である場合はこれを測定制御部804に転送する。また、受信処理部802は、測定制御部804からの測定指示に応じてホームセル(MNBセル)11の測定を行い、測定結果を測定制御部804に報告する。
測定制御部804は、HNBセル測定要求を受信した場合、受信処理部802にホームセル(MNBセル)11の測定を指示する。また、測定制御部804は、ホームセル11の測定結果を受信処理部802から受け取り、ホームセル11の測定結果をRNC552へ送信するように送信データ制御部803に指示する。
送信データ制御部803は、測定制御部804からの指示に従って、上りデータ送信の開始または停止を実行する。送信処理部805は、アップリンク信号を生成し、送信無線通信部801を経由してMNB7に送信する。
図19は、HNB5へのコンフィグレーション情報の供給手順の具体例を示すシーケンス図である。図19では、マクロセル12内またはその近傍に3台のHNB5(5A〜5C)が配置されている場合を想定している。また、図19に示す移動局(MUE:Macro UE)8−2A、8−2B及び8−2Cは、HNB5A、5B及び5Cの近傍にそれぞれ位置している移動局である。
ステップS1001では、RNC552は、移動局8−2A〜8−2CにHNBセル測定要求を送信する。この測定要求は、例えば、RRC(Radio Resource Control)メッセージの1つである"Measurement Control"を用いて送信すればよい。HNBセル測定要求は、測定対象HNBを指定する情報を含む。測定対象HNBの指定は、HNBセルの無線周波数、スクランブリングコード、セルIDのうち少なくとも1つを用いて行えばよい。HNBセル測定要求は、HNBセルの測定のためにMNB7からの送信が停止される期間を示す情報を含んでもよい。これにより、MNB7からのダウンリンク信号の影響を除いた正確な測定を行うことができる。
なお、RNC552は、測定対象のHNB5の近傍に位置する移動局8−2を選択して測定要求を送信するとよい。HNB5及び移動局8−2の位置判定にはGPS(Global Positioning System)を利用すればよい。具体的には、HNB5及び移動局8−2にGPS(Global Positioning System)受信機を持たせ、コアネットワーク150に配置されたサーバ(不図示)又はRNC552においてHNB5及び移動局8−2の位置情報を収集すればよい。そして、HNB5の位置情報と移動局8−2の位置情報を照合することによって、測定対象のHNB5の近傍に位置する移動局8−2を選択すればよい。
図19に戻り説明を続ける。ステップS1002では、移動局8−2A〜8−2Cは、HNBセル測定要求で指定されたHNB5からのダウンリンク信号の測定を行う。ステップS1003では、移動局8−2A〜8−2Cは、HNBセルの測定結果をRNC552に報告する。この報告は、例えば、RRC(Radio Resource Control)メッセージの1つである"Measurement Report"を用いて行えばよい。
ステップS1004では、RNC552は、HNBセルの測定報告を参照し、被疑基地局の選択を行う。上述したように、RNC552は、HNB5のダウンリンク信号とMNB7のダウンリンク信号との干渉が所定の基準を超える場合に、干渉を与えているHNB5を被疑基地局に選べばよい。
ステップS1005では、RNC552は、HNBセル測定報告に基づいて、コンフィグレーション情報(CFG2)を生成する。具体的には、ホームセル(HNBセル)11からマクロセル(MNBセル)12への干渉が大き過ぎる場合には、HNB5のダウンリンク送信電力を低下させる指示を含むCFG2を生成すればよい。これとは逆に、マクロセル(MNBセル)12からホームセル(HNBセル)11への干渉が大き過ぎる場合には、HNB5のダウンリンク送信電力の増加を許容する指示を含むCFG2を生成すればよい。
ステップS1006及びS1007では、RNC552は、MNB7を経由してマクロセル12内にコンフィグレーション情報(CFG1)を報知する。ステップS1008では、HNB5A〜5Cは、コンフィグレーション情報(CFG1)を受信し、これに従って自身のホームセルの調整を行う。
ステップS1009では、RNC552は、被疑基地局に対してコンフィグレーション情報(CFG2)をコアネットワーク150からアクセス回線16経由で送信する。図19の例では、HNB5Aが被疑基地局として選択されている。最後に、ステップS1010では、HNB5Aは、コアネットワーク150経由で受信したコンフィグレーション情報(CFG2)に従って自身のホームセルを調整する。
次に、RNC552及び移動局8−2の各々の動作についてフローチャートに従って説明する。なお、HNB5の動作は、第2の実施の形態で説明したHNB2の動作(図9)と同様とすればよい。
図20は、RNC552の動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS1101では、RNC552は、HNBセル測定要求を移動局8−2に送信する。ステップS1102では、移動局8−2からHNBセル測定報告を受信しているかを判定する。測定報告を受信していればステップS1103に進み、受信していなければステップS1101に戻る。
ステップS1103では、RNC552は、被疑基地局を選択し、HNB測定報告に基づいてコンフィグレーション情報(CFG2)を生成する。ステップS1104では、RNC552は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で無線送信する。ステップS1005では、RNC552は、コンフィグレーション情報(CFG2)をコアネットワーク150経由で被疑基地局に送信する。
図21は、移動局8−2の動作の具体例を示すフローチャートである。ステップS1201では、移動局8−2は、HNBセル測定要求を受信したかを判定する。HNBセル測定要求を受信した場合(ステップS1201でYES)、移動局8−2は、指定されたホームセル(HNBセル)11を測定する。ステップS1203では、移動局8−2は、ホームセル11の測定結果をMNB7経由でRNC552に送信する。
本実施の形態によれば、マクロセル12とホームセル11の干渉レベルを考慮して、コンフィグレーション情報(CFG2)を生成できる。つまり、マクロセル12のダウンリンク受信電力とホームセル11のダウンリンク受信電力の差(又は比率)を考慮して、両者の干渉による通信品質の低下を抑制するように、コンフィグレーション情報(CFG2)を生成できる。
<第6の実施形態>
本実施の形態においても、マクロセル12に接続している移動局8−2がホームセル11からのダウンリンク信号を測定した結果を用いて、被疑基地局の判定を行う具体例について説明する。図22は、本実施の形態にかかる移動通信システムの構成例を示す図である。図22の構成は、図17に示した第5の実施の形態のシステム構成例と同様である。
図23は、HNB6へのコンフィグレーション情報の供給手順の具体例を示すシーケンス図である。図23では、図19と同様に、マクロセル12内またはその近傍に3台のHNB6(6A〜6C)が配置されている場合を想定している。また、図23に示す移動局(MUE:Macro UE)8−2A、8−2B及び8−2Cは、HNB6A、6B及び6Cの近傍にそれぞれ位置している移動局である。
図23のステップS1301〜S1305は、第3の実施の形態に関するシーケンス図(図14)のステップS701〜S705と同様である。図23のステップS1306では、RNC652は、CFG要求の送信元であるHNB6Aのからのダウンリンク信号を測定するよう移動局8−2Aに指示する。マクロセル12に接続している移動局8−2Aは、RNC652からのHNBセル測定要求に応じて、HNB6Aによって生成されるホームセル11の測定を行う(ステップS1307)。ステップS1308では、移動局8−2Aは、HNBセルの測定結果をRNC652に報告する。
ステップS1309では、RNC652は、HNBセル測定報告に基づいて、コンフィグレーション情報(CFG2)を生成する。具体的には、ホームセル(HNBセル)11からマクロセル(MNBセル)12への干渉が大き過ぎる場合には、HNB6Aのダウンリンク送信電力を低下させる指示を含むCFG2を生成すればよい。これとは逆に、マクロセル(MNBセル)12からホームセル(HNBセル)11への干渉が大き過ぎる場合には、HNB6Aのダウンリンク送信電力の増加を許容する指示を含むCFG2を生成すればよい。
ステップS1310では、被疑基地局であるHNB6Aに対してコンフィグレーション情報(CFG2)をコアネットワーク150経由で送信する。最後に、ステップS1311では、HNB6Aは、コアネットワーク150経由で受信したコンフィグレーション情報(CFG2)に従って自身のホームセルを調整する。
次に、RNC652の動作を図24のフローチャートに従って説明する。なお、HNB6の動作は、第4の実施の形態で説明したHNB4の動作(図15)と同様とすればよい。また、移動局8−2の動作は、第5の実施の形態で説明した移動局8−2の動作(図21)と同様とすればよい。
ステップS1401及びS1402は、図16のステップS901及びS902と同様である。つまり、ステップS1401では、RNC652は、コンフィグレーション情報(CFG1)をMNB7経由で送信する。ステップS1402では、RNC652は、CFG要求をHNB6から受信したか否かを判定する。
CFG要求を受信した場合(ステップS1402でYES)、RNC652は、CFG要求の送信元HNB6の近傍に位置する移動局8−2を選択し、当該移動局にHNBセル測定要求を送信する(ステップS1403)。ステップS1404では、移動局8−2からHNBセルの測定報告を受信したかを判定する。測定報告を受信した場合(ステップS1404でYES)、当該測定報告に基づいてコンフィグレーション情報(CFG2)を生成する(ステップS1405)。
一方、測定報告を受信できなかった場合(ステップS1404でNO)、RNC652は、ステップS1403に戻り、所定の上限回数までHNBセル測定要求の送信を繰り返す(ステップS1406)。そして、所定の上限回数を超えても測定報告が得られたかった場合、RNC652は、CFG2をCFG1と同一の設定内容とする(ステップS1407)。
最後に、ステップS1408では、RNC652は、被疑基地局であるHNB6Aに対してコンフィグレーション情報(CFG2)をコアネットワーク150経由で送信する。
本実施の形態によっても、マクロセル12とホームセル11の干渉レベルを考慮して、コンフィグレーション情報(CFG2)を生成できる。つまり、マクロセル12のダウンリンク受信電力とホームセル11のダウンリンク受信電力の差(又は比率)を考慮して、両者の干渉による通信品質の低下を抑制するように、コンフィグレーション情報(CFG2)を生成できる。
<その他の実施の形態>
上述した第2〜第6の実施の形態は適宜組み合わせ可能である。被疑基地局の選択は、各実施の形態で説明した選択手順を組み合わせて行ってもよい。
また、第2〜第6の実施の形態では、UMTSの場合について具体的に説明した。しかしながら、これらの実施の形態で説明したホーム基地局へのコンフィグレーション情報の供給手法は、EPSなど他のシステムにも当然に適用可能である。
上述した第1〜第6の実施の形態で述べた各装置(無線送信制御部13、有線送信制御部14、管理サーバ153、ホーム基地局1〜5、移動局8−2、並びにRNC152、252、352、452、552及び652)で行われる処理は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processing Unit)若しくはCPU(Central Processing Unit)又はこれらの組み合わせを含むコンピュータ・システムを用いて実現することができる。具体的には、シーケンス図又はフローチャートを用いて説明した各装置の処理手順に関する命令群を含むプログラムをコンピュータ・システムに実行させればよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2009年10月1日に出願された日本出願特願2009−229471を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 ホーム基地局
2〜6 ホーム基地局(HNB)
7 マクロ基地局(M(e)NB)
8、8−1、8−2 移動局
11 ホームセル
12 マクロセル
13 無線送信制御部
14 有線送信制御部
15 上位ネットワーク
16 アクセス回線
150 コアネットワーク
151 H(e)NBゲートウェイ(H(e)NB-GW)
152、252、352、452、552、652 RNC
153 管理サーバ

Claims (33)

  1. アクセス回線を経由して上位ネットワークに接続され、各々が第1のセルを形成する少なくとも1つの第1の基地局と、
    前記上位ネットワークに接続され、第2のセルを形成する第2の基地局と、
    前記第1のセルに関する第1のコンフィグレーション情報を前記少なくとも1つの第1の基地局が受信可能な無線チャネルを用いて前記第2の基地局に送信させる第1の送信制御手段と、
    前記少なくとも1つの第1の基地局のうちから基地局を選択するとともに、前記第1のセルに関する第2のコンフィグレーション情報を前記上位ネットワークから前記アクセス回線を経由して前記選択された基地局に送信する第2の送信制御手段と、
    を備える移動通信システム。
  2. 前記第2の送信制御手段は、前記少なくとも1つの第1の基地局のうち、前記第1のコンフィグレーション情報の少なくとも一部を受信できない基地局または前記第2のセルの受信品質が所定の条件に満たない基地局を、前記選択された基地局として選択する、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記第1の基地局の各々は、前記第2のセルの受信品質を測定し、前記第2のセルの受信品質の測定結果を含むメッセージを前記第2の送信制御手段に送信するよう構成されている、請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  4. 前記第2の送信制御手段は、前記メッセージに含まれる前記測定結果より把握される前記第1の基地局における前記第2のセルの受信品質を考慮して、前記選択された基地局の選択を行う、請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 前記第1の基地局の各々は、送信要求を前記第2の送信制御手段に送信するよう構成されている、請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  6. 前記第2の送信制御手段は、前記送信要求の受信有無を考慮して前記選択された基地局の選択を行う、請求項5に記載の移動通信システム。
  7. 前記第1の基地局は、前記第1のコンフィグレーション情報の少なくとも一部を受信できない場合、又は前記第2のセルの受信品質が不十分である場合に、前記送信要求を送信する、請求項5又は6に記載の移動通信システム。
  8. 前記送信要求は、前記第1のセルに関する情報を含む、請求項5〜7のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  9. 前記第1のセルに関する情報は、前記第1のセルで使用される無線周波数、および前記第1のセルの識別子のうち少なくとも一方を含む、請求項8に記載の移動通信システム。
  10. 前記第2の送信制御手段は、前記第2のセルに属する移動局によって測定された前記移動局における前記第1のセルの受信品質を考慮して、前記選択された基地局の選択を行う、請求項1〜9のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  11. 前記第2のコンフィグレーション情報で指定される前記第1のセルの設定内容は、前記移動局における前記第1のセルの受信品質の測定結果に基づいて決定される、請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 前記第2の送信制御手段は、前記第1のセルの測定を求める測定要求を前記第2の基地局を経由して前記移動局に送信するよう構成されている、請求項10又は11に記載の移動通信システム。
  13. 前記第2の送信制御手段は、前記第2のセルに属する少なくとも1つの移動局の位置情報を、前記第1の基地局の位置情報と照合することで、前記測定要求の送信先移動局を決定する、請求項12に記載の移動通信システム。
  14. 前記第2の送信制御手段は、前記移動局における前記第1のセルからの干渉レベルが所定の基準を下回るように、前記第2のコンフィグレーション情報によって通知する前記第1のセルの設定内容を決定する、請求項10〜13のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  15. 前記第1及び第2のコンフィグレーション情報は、前記第1の基地局の送信電力の設定情報、および前記第1のセルで使用される無線リソースの設定情報のうち少なくとも1つを含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  16. 前記第1のセルは、予め定められた移動局のみが接続を許可されるセルである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  17. 第1のセルを形成し移動局との間で無線通信を行うとともに、他の基地局によって形成される第2のセルからの無線信号を受信可能な無線通信手段と、
    上位ネットワークとの間でアクセス回線を経由して通信可能な上位ネットワーク通信手段と、
    第1の経路、及び第2の経路の両方によって、前記第1のセルに関するコンフィグレーション情報を取得可能であり、前記コンフィグレーション情報に基づいて前記第1のセルを設定するコンフィグレーション制御手段と、
    を備える、
    基地局装置。
  18. 前記第1の経路は、前記第2のセルを経由して前記無線通信手段に到達する経路であり、
    前記第2の経路は、前記上位ネットワーク及び前記アクセス回線を経由して前記上位ネットワーク通信手段に到達する経路である、請求項17に記載の基地局装置。
  19. 前記コンフィグレーション制御手段は、前記第2の経路を経由しての前記コンフィグレーション情報の送信を求める送信要求を、前記上位ネットワーク通信手段を介して送信可能である、請求項18に記載の基地局装置。
  20. 前記第1の基地局は、前記第1の経路によって前記コンフィグレーション情報の少なくとも一部を受信できない場合、又は前記無線通信手段における前記第2のセルの受信品質が不十分である場合に、前記送信要求を送信する、請求項19に記載の基地局装置。
  21. 前記送信要求は、前記無線通信手段における前記第2のセルの受信品質の測定結果を含む、請求項19又は20に記載の基地局装置。
  22. 前記送信要求は、前記第1のセルに関する情報を含む、請求項19〜21のいずれか1項に記載の基地局装置。
  23. 前記第1のセルに関する情報は、前記第1のセルで使用される無線周波数および前記第1のセルの識別子のうち少なくとも一方を含む、請求項22に記載の基地局装置。
  24. 前記コンフィグレーション制御手段は、前記第2の経路で取得されるコンフィグレーション情報を前記第1の経路で取得されるコンフィグレーション情報より優先的に使用して前記第1のセルを設定する、請求項17〜23のいずれか1項に記載の基地局装置。
  25. 基地局との間で無線通信を行うことが可能な無線通信手段と、
    前記基地局が形成するセルとは異なる測定対象セルを特定するための識別情報を含む測定要求を前記無線通信手段を介して受信したことに応じて、前記測定対象セルからの無線信号の測定結果を前記無線通信手段を介して上位ネットワークに送信する制御手段と、
    を備える移動局装置。
  26. 前記識別情報は、前記測定対象セルの無線周波数、前記測定対象セルのスクランブリングコード、前記測定対象セルのセルIDのうち少なくとも1つを含む、請求項25に記載の移動局装置。
  27. 前記測定要求は、前記測定対象セルの測定のために前記基地局の送信電力が低減又は停止される期間を指定する情報をさらに含む、請求項25又は26に記載の移動局装置。
  28. 第1のセルを形成する少なくとも1つの第1の基地局に対するコンフィグレーション情報の供給方法であって、
    前記第1のセルに関する第1のコンフィグレーション情報を、前記少なくとも1つの第1の基地局が受信可能な無線チャネルを用いて、第2のセルを形成する第2の基地局に送信させること、
    前記少なくとも1つの第1の基地局のうちから基地局を選択すること、及び
    前記第1のセルに関する第2のコンフィグレーション情報を上位ネットワークと前記選択された基地局の間を接続するアクセス回線を経由して前記選択された基地局に送信すること、
    を備える、コンフィグレーション情報の供給方法。
  29. 前記選択された基地局の選択は、前記少なくとも1つの第1の基地局のうち、前記第1のコンフィグレーション情報の少なくとも一部を受信できない基地局または前記第2のセルの受信品質が所定の条件に満たない基地局を選択することにより行われる、請求項28に記載の方法。
  30. 上位ネットワークにアクセス回線を経由して接続される基地局の制御方法であって、
    他の基地局によって形成されるセルから到達する無線信号に含まれる第1のコンフィグレーション情報を取得すること、
    前記上位ネットワーク及び前記アクセス回線を経由して到達する第2のコンフィグレーション情報を取得すること、及び
    前記第1又は第2のコンフィグレーション情報に基づいて前記第1のセルを設定すること、
    を備える、基地局の制御方法。
  31. 基地局との間で無線通信を行うこと可能な移動局の制御方法であって、
    前記基地局が形成するセルとは異なる測定対象セルを特定するための識別情報を含む測定要求を前記基地局から無線により受信すること、及び
    前記測定要求に基づいて、前記測定対象セルからの無線信号の測定結果を無線により前記基地局に送信すること、
    を備える、移動局の制御方法。
  32. 上位ネットワークにアクセス回線を経由して接続される基地局に関する制御をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記制御は、
    他の基地局によって形成されるセルから到達する無線信号に含まれる第1のコンフィグレーション情報を取得すること、
    前記上位ネットワーク及び前記アクセス回線を経由して到達する第2のコンフィグレーション情報を取得すること、及び
    前記第1又は第2のコンフィグレーション情報に基づいて前記第1のセルを設定すること、
    を備える、コンピュータ可読媒体。
  33. 基地局との間で無線通信を行うこと可能な移動局に関する制御をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記制御は、
    前記基地局が形成するセルとは異なる測定対象セルを特定するための識別情報を含む測定要求を、前記基地局から無線により到達した受信データの中から取得すること、及び
    前記測定要求に基づいて、前記測定対象セルからの無線信号の測定結果を含む前記基地局への送信データを生成すること、
    を備える、コンピュータ可読媒体。
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