JPWO2011016285A1 - 移動通信システム、基地局、上位装置、通信方法、プログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局、上位装置、通信方法、プログラム Download PDF

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Abstract

本発明の移動通信システムは、端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有する。前記複数の基地局の各々は、近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信し、自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信する。

Description

本発明は、移動通信システム、基地局、上位装置、通信方法、プログラムに関する。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式の移動通信システムにおいては、NodeB(基地局)とUE(User Equipment:端末)との通信において、Scrambling Code(スクランブリングコード)を用いている。
以下、Scrambling Codeについて説明する。
Scrambling Codeは、UL(Uplink:上りリンク)用とDL(Downlink:下りリンク)用の2種類が存在する。UL Scrambling CodeはUEの識別のために使用され、DL Scrambling Codeはセルの識別のために使用される。セルとは、NodeBがサービスを提供しているエリアのことである。
DL Scrambling Codeは8192個存在し、各Scrambling Codeは16個ずつ、512個のグループに分けられる。すなわち、各グループには、0,1,..,15までの16個のScrambling Codeが存在し、0番目のScrambling CodeのことをPrimary Scrambling Code(プライマリースクランブリングコード)と呼び、それ以外のScrambling CodeのことをSecondary Scrambling Code(セカンダリースクランブリングコード)と呼ぶ。各セルにおいては、Primary Scrambling Codeを必ず使用し、それに加えて、Secondary Scrambling Codeを使用する場合もある。
UL Scrambling Codeは24bitで構成される。つまり、UL Scrambling Codeは16777216個存在する。また、ULに存在する物理層の物理チャネルは、大別して、PRACH(Physical Random Access Channel)とUL DPCH(Dedicated Physical Channel)の2種類に分けられる。UL Scrambling Codeの中で0〜8191番目までの8192個はPRACHのために使用されることが、3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準で決められている(非特許文献1)。つまり、8192番以降の番号のUL Scrambling CodeがDPCHのために使用される。
PRACHには、Preamble PartとMessage Partの2つのPartが存在する。PRACH Preamble partで使用されるUL Scrambling Codeは、同じセルのDLで使用されているPrimary Scrambling Codeと同じグループ(0,1,..,511)のScrambling Codeのいずれかを適用することが3GPP標準で決められている(非特許文献1)。NodeBは、自セルのDL Scrambling Codeと同じグループの中で、何番目(0..15)のScrambling CodeをPRACHで使用するのかを、SIB5(System Information Block type 5)あるいはSIB6(System Information Block type 6)のメッセージにて自セル内へ報知することが3GPP標準で決められている(非特許文献2)。もし、同じDL Scrambling Code Groupが近隣セルで使用されている場合、UEはセルを識別することが困難になり、NodeBと正常な通信を行うことができなくなってしまう。そのため、NodeBは、基本的に、近隣セルと同じDL Scrambling Code Groupを使用することはなく、PRACH Preamble partのUL Scrambling Codeが近隣セル間で重なることはない。PRACH Message Partにおいては、PRACH Preamble PartのUL Scrambling Codeよりも4096だけシフトさせた値が符号生成器に入力されるため、同じCode識別番号でも異なるCodeが使用されるということが3GPP標準で決められている(非特許文献1)。
UL DPCHでは、上述のように、16777216個のUL Scrambling Codeのうちの8192番以降の番号のUL Scrambling Codeが使用可能となっており、使用可能なUL Scrambling Code Rangeが広い。そのため、UL Scrambling Codeが重複する可能性の低さ故に、特に割り当てロジックが3GPP標準で決められているわけではない。
3GPP TS25.213 3GPP TS25.331
ところで、昨今、HNB(Home Node B:家庭用基地局)と呼ばれる、家庭内などでの使用を想定した小型の基地局が検討されてきている。以下では、区別のために、既存のNodeBをMacro NodeBと呼ぶ。
このHNBが、近い将来、図1に示すように、Macro NodeB配下に大量に配置されることが予想される。
なお、図1において、RNC(Radio Network Controller:基地局制御装置)1005と、その配下のMacro NodeB(#1,#2)1001,1002と、その配下のHNBとは、ベンダーA製であるものとする。また、RNC1006と、その配下のMacro NodeB(#3,#4)1003,1004と、その配下のHNBとは、ベンダーB製であるものとする。
ところが、現状では、上述のように、基地局でのUL DPCHのUL Scrambling Codeの割り当てロジックは3GPP標準で決められているわけではなく、割り当て方法は、各基地局のベンダーの実装に依存している。
そのため、Macro NodeB(#2)1002のセルとMacro NodeB(#3)1003のセルとのセル境界に配置されたHNBは、異ベンダー製の近隣HNBや近隣Macro NodeBとの間で、UL DPCHのUL Scrambling Codeが重複してしまう可能性がある。
また、ベンダーの実装方法によっては、HNBは、同一ベンダー製の近隣HNBや近隣Macro NodeBとの間でも、UL DPCHのUL Scrambling Codeが重複してしまう可能性がある。
CDMA方式の移動通信システムにおいては、同一周波数を同一タイミングで使用したとしても、UEごとに異なるUL Scrambling Codeを使用することにより、HNBは、UEを識別可能であるため、正常に通信を行うことが可能となる。
しかし、同じUL Scrambling Codeが、同一HNB配下のUE、もしくは、近隣HNBや近隣Macro NodeB配下のUEにより使用されると、HNBは、UEを識別することが困難になり、UEと正常な通信を行うことができなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を解決し、近隣の基地局間でUL Scrambling Codeが重複することを回避することができる移動通信システム、基地局、上位装置、通信方法、プログラムを提供することにある。
本発明の第1の移動通信システムは、
端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムであって、
前記複数の基地局の各々は、
近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信し、
自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信する。
本発明の第2の移動通信システムは、
端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を配下に持つ上位装置と、を有してなる移動通信システムであって、
前記上位装置は、
配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当て、
配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信する。
本発明の第3の移動通信システムは、
端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムであって、
前記複数の基地局の各々は、
自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定し、
自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する。
本発明の第1の基地局は、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局であって、
近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信し、自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信する通信部を有する。
本発明の第2の基地局は、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局であって、
自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定し、自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する制御部を有する。
本発明の上位装置は、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う複数の基地局を配下に持つ上位装置であって、
配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てる制御部と、
配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信する通信部と、を有する。
本発明の第1の通信方法は、
端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
前記基地局が、近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信するステップと、
前記基地局が、自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信するステップと、を有する。
本発明の第2の通信方法は、
端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
前記基地局が、自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定するステップと、
前記基地局が、自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定するステップと、を有する。
本発明の第3の通信方法は、
端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を配下に持つ上位装置と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
前記上位装置が、配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てるステップと、
前記上位装置が、配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信するするステップと、を有する。
本発明の第4の通信方法は、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局による通信方法であって、
近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信するステップと、
自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信するステップと、を有する。
本発明の第5の通信方法は、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局による通信方法であって、
自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定するステップと、
自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定するステップと、を有する。
本発明の第6の通信方法は、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う複数の基地局を配下に持つ上位装置による通信方法であって、
配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てるステップと、
配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信するステップと、を有する。
本発明の第1のプログラムは、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局に、
近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信する手順と、
自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信する手順と、を実行させる。
本発明の第2のプログラムは、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局に、
自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定する手順と、
自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する手順と、を実行させる。
本発明の第3のプログラムは、
スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う複数の基地局を配下に持つ上位装置に、
配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てる手順と、
配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信する手順と、を実行させる。
本発明の第1の移動通信システムによれば、各基地局は、近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信する。
したがって、各基地局は、近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードを知ることができ、それにより、近隣の基地局間で上りリンク用のスクランブリングコードが重複することを回避可能になるという効果が得られる。
本発明の第2の移動通信システムによれば、上位装置が、配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てる。
したがって、近隣の基地局間で上りリンク用のスクランブリングコードが重複することを回避可能になるという効果が得られる。
本発明の第3の移動通信システムによれば、各基地局は、まず、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定し、続いて、自局にて使用する上りリンク用のスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する。
したがって、各基地局が設定する上りリンク用のスクランブリングコードには、近隣の基地局とは異なる下りリンク用のスクランブリングコードが含まれることになるため、近隣の基地局間で上りリンク用のスクランブリングコードが重複することを回避可能になるという効果が得られる。
移動通信システムにおいて、Macro NodeB配下にHNBが配置されている状況を示す図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 図2に示したHNBの構成の一例を示す図である。 図2に示したHNBが、System InformationメッセージにReserved UL Scrambling Code Rangeを設定する設定方法の一例を示す図である。 図4に示したReserved UL Scrambling Code Rangeの設定方法の一具体例を示す図である。 図2に示したHNBの近隣HNBが予約しているUL Scrambling Code Rangeを表すデータベースの一例を示す図である。 図2に示したHNBのネットワークリスニングモード実行時の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 図8に示したHNBの構成の一例を示す図である。 図8に示したHNBが、Reserved UL Scrambling Code Range ResponseメッセージにReserved UL Scrambling Code Rangeを設定する設定方法の一例を示す図である。 図8に示した移動通信システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 図12に示したHNBおよびMacro NodeBの構成の一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 図14に示したHNBおよびHMSの構成の一例を示す図である。 図14に示したHMSが配下のHNBに割り当てているUL Scrambling Code Rangeを表すデータベースの一例を示す図である。 図14に示したHNBのHardware Versionごとの、割当て可能なUL Scrambling Codeの最大数を表すデータベースの一例を示す図である。 図14に示したHMSが、HNBのData ModelにUL Scrambling Code Rangeを設定する設定方法の一例を示す図である。 図14に示した移動通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 図20に示したHNBおよびHNB-GWの構成の一例を示す図である。 図20に示したHNB-GWが、UE REGISTER ACCEPTメッセージにUL Scrambling Codeを設定する設定方法の一例を示す図である。 図20に示した移動通信システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 本発明の第6の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 図24に示したHNBおよびHNB-GWの構成の一例を示す図である。 図24に示したHNB-GWが、HNB REGISTER ACCEPTメッセージにUL Scrambling Code Rangeを設定する設定方法の一例を示す図である。 図24に示した移動通信システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。 本発明の第7の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 図28に示したHNBの構成の一例を示す図である。 図28に示したHNBが、UL Scrambling Code Rangeを決定する決定方法の第1の例を示す図である。 図28に示したHNBが、UL Scrambling Code Rangeを決定する決定方法の第2の例を示す図である。 図28に示したHNBが、UL Scrambling Code Rangeを決定する決定方法の第3の例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、単に「UL Scrambling Code」と呼ぶときは、UL DPCHのUL Scrambling Codeを指すものとする。
(第1の実施形態)
図2を参照すると、本実施形態の移動通信システムの一部の構成が示されている。
本実施形態の移動通信システムは、2台のHNB(#1)111およびHNB(#2)112と、HNB(#1)111およびHNB(#2)112と無線通信を行うUE121と、を有している。
図3を参照すると、HNB(#1)111の構成が示されている。なお、HNB(#2)112もHNB(#1)111と同様の構成になっている。
HNB(#1)111は、通信部113と、制御部114と、記憶部115と、を有している。
制御部114は、自セルで予約するUL Scrambling Codeの範囲(すなわち、自セルで現在使用している、もしくは、使用する可能性のあるUL Scrambling Codeの範囲)であるUL Scrambling Code Rangeを決定する。そして、制御部114は、上記で決定したUL Scrambling Code Range内の未使用のUL Scrambling Codeを、通信を行う配下のUEに対して割り当てることになる。
通信部113は、運用状態にある場合、自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを、RRC(Radio Resource Control) ProtocolのSystem InformationメッセージのReserved UL Scrambling Code Rangeというパラメータに含めて、自セル内に報知する。
また、通信部113は、ネットワークリスニングモードの実行中に、近隣HNBが報知しているSystem Informationメッセージを受信する。
ネットワークリスニングモードとは、HNBが、周辺の無線環境を知るために、UEのような振る舞いをすることにより、周辺のHNBやMacro NodeBから送信されている情報を読み取り、自セルに設定する各種パラメータを最適化する動作であり、一般的に行われている動作である。
図4を参照すると、System InformationメッセージにReserved UL Scrambling Code Rangeを設定する設定方法の例が示されている。この例によれば、最大で何個のReserved UL Scrambling Code Rangeを予約できるかを表す「maxNumofULScramblingCodeRangeLists」が規定されている(この例では16個)。そのため、それ以下の数のUL Scrambling Code Rangeを「Reserved UL Scrambling Code Range List」として予約することになる。また、各Rangeには、UL Scrambling Codeの開始位置の開始Numberである「Reserved UL Scrambling Code Range start」と、そこから何個のUL Scrambling Codeを予約するのかを表すOffset値である「Reserved UL Scrambling Code Range Offset」と、が規定されている。
図5を参照すると、図4に示したReserved UL Scrambling Code Rangeの設定方法の具体例が示されている。この例では、Reserved UL Scrambling Code Range Listが1であり、Reserved UL Scrambling Code Range startが8192であり、Reserved UL Scrambling Code Range Offsetが4となっている。すなわち、この例では、8192-8195までの4個のUL Scrambling Codeを含む1つのRangeを予約している。つまり、このReserved UL Scrambling Code Rangeを報知しているHNBは、8192-8195までの4個のUL Scrambling Codeを使用する可能性があるので、この情報を取得した他のHNBは、これらの4個のUL Scrambling Codeを避けて使用しなければならないことになる。
なお、図4および図5で示したReserved UL Scrambling Code Rangeの設定方法は一例であり、本発明はこれに限定されない。
記憶部115は、近隣HNBから受信したSystem Informationメッセージに含まれる、その近隣HNBが予約しているReserved UL Scrambling Code Rangeを記録したデータベースを格納する。
図6を参照すると、近隣HNBが予約しているReserved UL Scrambling Code Rangeを表すデータベースの例が示されている。この例では、近隣HNBのセル毎に、Reserved UL Scrambling Code Rangeの開始Numberである「Start」とOffset値である「Offset」とが記録されている。
制御部114は、自セルで予約するUL Scrambling Codeを決定するにあたり、このデータベースを参照し、データベース内に記録されていないUL Scrambling Codeを、Reserved UL Scrambling Code Rangeとして用いることになる。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について説明する。
まず、本実施形態の移動通信システムの全体動作の概要について、図2を参照して説明する。なお、図2においては、HNB(#1)111が運用状態にあるものとする。
HNB(#1)111は、自セルで予約しているUL Scrambling Code(つまり、Reserved UL Scrambling Code)をSystem Informationメッセージに含めて報知しながら、自セルを運用している。
HNB(#2)112は、ネットワークリスニングモードの実行により、HNB(#1)111が報知しているSystem Informationメッセージを受信し、その中に含まれるReserved UL Scrambling Code Rangeを取得する。
HNB(#2)112は、HNB(#1)111が報知しているReserved UL Scrambling Code Range以外のUL Scrambling Code Rangeの中から、任意の方法で自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを決定する。そして、HNB(#2)112は、自局も運用開始後、決定したUL Scrambling Code RangeをReserved UL Scrambling Code RangeとしてSystem Informationメッセージに含めて報知する。
次に、HNB(#1)111およびHNB(#2)112の動作について説明する。
図7を参照すると、HNB(#1)111およびHNB(#2)のネットワークリスニングモード実行時の動作の一部、すなわち、ネットワークリスニングモードが起動されてから終了するまでの動作のうち本発明と関連する動作を表すフローチャートが示されている。ここでは、HNB(#2)112を主体にして説明する。
HNB(#2)112は、ネットワークリスニングモードを起動すると(ステップA1)、nを1に初期化し(ステップA2)、近隣セルを検出する(ステップA3)。
ステップA3において、近隣セルをi(>0)個検出したとすると、HNB(#2)112は、i個の近隣セルについて、1番目のセルからi番目のセルまで順番に、各セル内に報知されているReserved UL Scrambling Code Rangeを受信し(ステップA4)、Reserved UL Scrambling Code Rangeをデータベースに記録していく(ステップA5)。
この動作をi番目のセルまで繰り返し(ステップA6,A7)、i番目のセルの情報を記録すると、HNB(#2)112は、各セルのReserved UL Scrambling Code Rangeとして記録されたUL Scrambling Codeと重複しないように、自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを決定する(ステップA8)。
例えば、HNB(#2)112が、図6に示すように、近隣セルとしてHNB(#1)111のセルのみを認識し、HNB(#1)111から報知されていたReserved UL Scrambling Code Rangeの開始NumberとOffset値のみをデータベースに記録していたとする。この場合、HNB(#2)112は、ステップA8にて予約するUL Scrambling Codeを決定するにあたり、データベース内に記録されている8192-8195までの4個以外のUL Scrambling Codeを、Reserved UL Scrambling Code Rangeとして用いる。
一方、ステップA3において、近隣セルが検出されなかった場合(詳細には、セルが全く検出されない、もしくは、非常に小さな電界強度しか持たないセルしか検出されなかった場合)には、HNB(#2)112は、自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを自由に決定することが可能となる(ステップA8)。
ネットワークリスニングモードが終了し、運用を開始すると(ステップA9)、HNB(#2)112は、System Informationメッセージに自セルで予約したUL Scrambling Codeを、System InformationメッセージのReserved UL Scrambling Code Rangeに含めて報知する。
なお、図7のネットワークリスニングモードは、HNBが運用開始前に実行するものとしたが、HNBが運用状態にある時に実行してもよい。
上述したように本実施形態においては、各HNBは、予約しているUL Scrambling Codeを自セルにおいて報知しているので、近隣HNBで予約されているUL Scrambling Codeを知ることができ、それにより、近隣HNBとの間でUL Scrambling Codeが重複することを回避可能となる。
なお、本実施形態においては、各HNBが、自セルで予約しているUL Scrambling Code Rangeを、RRCプロトコルのSystem InformationメッセージにReserved UL Scrambling Code Rangeというパラメータに含めて報知したが、本発明はこれに限らず、それ以外のメッセージやパラメータ、パラメータの形式を用いてもよい。
(第2の実施形態)
図8を参照すると、本実施形態の移動通信システムの一部の構成が示されている。
本実施形態の移動通信システムは、2台のHNB(#1)211およびHNB(#2)212と、上位装置となるHNB-GW(Home Node B Gateway)221と、HNB(#1)211およびHNB(#2)212と無線通信を行うUE231と、を有している。
3GPP標準では、HNB間でRNSAP(Radio Network Subsystem Application Part) Signallingにより通信を行うためのインターフェースとして、Iurhという論理インターフェースが検討されている。
HNB(#1)211およびHNB(#2)212は、HNB-GW221を介して、このインターフェースIurhにより互いに接続されている。
本実施形態においては、HNB(#1)211およびHNB(#2)212は、インターフェースIurh経由で、自セルで予約しているUL Scrambling Code Rangeを通知する。
図9を参照すると、HNB(#1)211の構成が示されている。なお、HNB(#2)212もHNB(#1)211と同様の構成になっている。
HNB(#1)211は、通信部213と、制御部214と、記憶部215と、を有している。
制御部214は、自セルで予約するReserved UL Scrambling Code Rangeを決定する。そして、制御部214は、上記で決定したUL Scrambling Code Rangeのうち未使用のUL Scrambling Codeを、通信を行う配下のUEに対して割り当てることになる。
通信部213は、運用開始時に、ネットワークリスニングモードの実行により近隣セルが検出されると、近隣セルのHNBに対し、予約しているReserved UL Scrambling Code Rangeの送信を要求するReserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージを、インターフェースIurh経由で送信する。なお、Reserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージの形式に特に限定はなく、ネットワークリスニングモードの実行により検出されたHNBに対して、Reserved UL Scrambling Code Rangeの送信を要求するものであればよい。
また、通信部213は、運用状態にある時に、Reserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージを受信した場合、そのReserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージの送信元のHNBに対し、Reserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージに対する応答メッセージであって、自セルで予約しているReserved UL Scrambling Code Rangeを含むReserved UL Scrambling Code Range Responseメッセージを、インターフェースIurh経由で送信する。
図10を参照すると、Reserved UL Scrambling Code Range ResponseメッセージにReserved UL Scrambling Code Rangeを設定する設定方法の例が示されている。この例によれば、図4と同様に、最大で何個のReserved UL Scrambling Code Rangeを予約できるかを表す「maxNumofULScramblingCodeRangeLists」が規定されている(この例では16個)。そのため、それ以下の数のUL Scrambling Code Rangeを「Reserved UL Scrambling Code Range List」として予約することになる。また、各Rangeには、図4と同様に、UL Scrambling Codeの開始位置の開始Numberである「Reserved UL Scrambling Code Range start」と、そこから何個のUL Scrambling Codeを予約するのかを表すOffset値である「Reserved UL Scrambling Code Range Offset」と、が規定されている。
なお、図10で示したReserved UL Scrambling Code Rangeの設定方法は一例であり、本発明はこれに限定されない。
記憶部215は、近隣HNBから受信したReserved UL Scrambling Code Range Responseメッセージに含まれる、その近隣HNBが予約しているReserved UL Scrambling Code Rangeを表すデータベースを格納する。このデータベースの内容は、図6と同様である。
制御部214は、自セルで予約するUL Scrambling Codeを決定するにあたり、このデータベースを参照し、データベース内に記録されていないUL Scrambling Codeを、Reserved UL Scrambling Code Rangeとして用いることになる。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について、図11のシーケンスチャートを参照して説明する。なお、図11においては、HNB(#1)211がHNB(#2)212よりも先に運用を開始するものとする。
HNB(#1)211は、電源が投入されると、ネットワークリスニングモードを実行し(ステップB1)、近隣セルを検出する。この場合、近隣セルが検出されないため、任意のReserved UL Scrambling Code Rangeを予約し、運用を開始する(ステップB2)。
以降、HNB(#1)211は、通信を行う配下のUEに対してReserved UL Scrambling Code Range内の未使用のUL Scrambling Codeを割り当てることになる。
その後、HNB(#2)212は、電源が投入されると、HNB(#1)211と同様のネットワークリスニングモードを実行し(ステップB3)、近隣セルを検出する。この場合、近隣セルとして、HNB(#1)211のセルが検出されるので、HNB(#2)212は、以降、インターフェースIurh経由でHNB(#1)211との間で、RNSAPのメッセージを交換する。
まず、HNB(#2)212は、HNB(#1)211のReserved UL Scrambling Code Rangeを知るために、HNB(#1)211に対して、Reserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージを送信する(ステップB4)。
HNB(#1)211は、Reserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージを受信すると、Reserved UL Scrambling Code Range Requestメッセージの送信元のHNB(#2)212に対して、Reserved UL Scrambling Code Range Responseメッセージを送信する(ステップB5)。
HNB(#2)212は、Reserved UL Scrambling Code Range Responseメッセージを受信すると、HNB(#1)211にて予約されていないUL Scrambling Codeを、自セルで予約するUL Scrambling Codeに決定し(ステップB6)、その後に、運用を開始する(ステップB7)。
上述したように本実施形態においては、各HNBは、予約しているUL Scrambling CodeをHNB-GWを介して近隣HNBに通知しているので、近隣HNBで予約されているUL Scrambling Codeを知ることができ、それにより、近隣HNBとの間でUL Scrambling Codeが重複することを回避可能となる。
なお、本実施形態においては、各HNBが、自セルで予約しているUL Scrambling Code Rangeを、RNSAPのReserved UL Scrambling Code Range Request/ResponseメッセージにReserved UL Scrambling Code Rangeというパラメータに含めて報知したが、本発明はこれに限らず、それ以外のメッセージやパラメータ、パラメータの形式を用いてもよい。
(第3の実施形態)
図12を参照すると、本実施形態の移動通信システムの一部の構成が示されている。
本実施形態の移動通信システムは、2台のHNB(#1)311およびHNB(#2)312と、Macro NodeB321と、HNB(#1)311、HNB(#2)312、およびMacro NodeB321と無線通信を行うUE331と、を有している。
本実施形態においては、HNB(#1)311およびHNB(#2)312だけでなく、Macro NodeB321も、自セルで予約しているUL Scrambling Code Rangeを、RRCプロトコルのSystem Informationメッセージに含めて報知する。
図13を参照すると、HNB(#1)311およびMacro NodeB321の構成が示されている。なお、HNB(#2)312もHNB(#1)311と同様の構成になっている。
HNB(#1)311は、通信部313と、制御部314と、記憶部315と、を有している。
制御部314は、図3に示した制御部114と同様に、自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを決定する。そして、制御部314は、決定したUL Scrambling Code Range内の未使用のUL Scrambling Codeを、通信を行う配下のUEに対して割り当てることになる。
通信部313は、図3に示した通信部113と比較して、ネットワークリスニングモードの実行中に、近隣HNBだけでなく、近隣Macro NodeBが報知しているSystem Informationメッセージを受信する点が異なり、その他の動作は同様である。
記憶部315は、図3に示した記憶部115と比較して、近隣HNBだけでなく、近隣Macro NodeBが予約しているReserved UL Scrambling Code Rangeを記録したデータベースを格納する点が異なり、その他の動作は同様である。
制御部314は、自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを決定するに際して、このデータベースを参照し、データベース内に記録されていないUL Scrambling Codeを、Reserved UL Scrambling Code Rangeとして用いる。
Macro NodeB321は、通信部322と、制御部323と、を有している。
Macro NodeB321の場合、HNB(#1)311およびHNB(#2)312とは異なり、事前にRNC(不図示)によりReserved UL Scrambling Code Rangeが設定される。
そのため、Macro NodeB321は、近隣HNBやMacro NodeBが予約しているReserved UL Scrambling Code Rangeを記録したデータベースを格納するための記憶部は不要となる。
制御部323は、事前にRNCにより設定されたUL Scrambling Code Range内の未使用のUL Scrambling Codeを、通信を行う配下のUEに対して割り当てることになる。
通信部322は、図3に示した通信部113と同様に、運用状態にある場合、自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを、RRC ProtocolのSystem InformationメッセージのReserved UL Scrambling Code Rangeというパラメータに含めて報知する。
なお、通信部322は、図3に示した通信部113のように、ネットワークリスニングモードの実行により、近隣HNBが報知しているSystem Informationメッセージを取得することは、必ずしも必要ではない。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について説明する。なお、ここでは、HNB(#1)311およびMacro NodeB321が運用状態にあるものとする。
HNB(#1)311は、自セルのReserved UL Scrambling CodeをSystem Informationメッセージに含めて報知しながら、自セルを運用している。
同様に、Macro NodeB321も、自セルのReserved UL Scrambling CodeをSystem Informationメッセージに含めて報知しながら、自セルを運用している。
HNB(#2)312は、ネットワークリスニングモードにより、HNB(#1)311およびMacro NodeB321が報知しているSystem Informationメッセージを受信し、その中に含まれるReserved UL Scrambling Code Rangeを取得する。
そして、HNB(#2)312は、HNB(#1)311およびMacro NodeB321が報知しているReserved UL Scrambling Code Range以外のUL Scrambling Code Rangeの中から、任意の方法で自セルで予約するUL Scrambling Code Rangeを決定する。そして、HNB(#2)312は、自局も運用開始後、決定したUL Scrambling Code Rangeを、Reserved UL Scrambling Code RangeとしてSystem Informationメッセージに含めて報知する。
上述したように本実施形態においては、HNBだけでなく、Macro NodeBも、予約しているUL Scrambling Codeを自セルにおいて報知している。
そのため、各HNBは、近隣HNBやMacro NodeBで予約されているUL Scrambling Codeを知ることができ、それにより、近隣HNBとの間だけでなく、近隣Macro NodeBとの間でもUL Scrambling Codeが重複することを回避可能となる。
(第4の実施形態)
図14を参照すると、本実施形態の移動通信システムの一部の構成が示されている。
本実施形態の移動通信システムは、HNB411と、HNB-GW431と、上位装置となるHMS(Home NodeB Management System)441と、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)、MSC(Mobile Switching Center)などのCore Network装置である他の上位Node451と、HNB411と無線通信を行うUE461と、を有している。
HNB411は、インターネット(Internet)421を経由してHNB-GW431へと接続されている。HNB-GW431は、HMS441と他の上位Node451へと接続されている。
なお、図14の構成自体は、HNBネットワークの一般的な構成である。
Broadband Forumにおいては、TR(Technical Report)-069、TR-098、TR-196と呼ばれる仕様が定められている。
TR-069は、管理サーバー(図14のHMS441に相当)と、管理サーバーにより管理されるネットワーク機器(図14のHNB411に相当)との間のインターフェース概念を定義した仕様である。
TR-098は、ネットワーク機器がもつべきData Model(データモデル)の構成を定義した仕様である。Data Modelとは、オブジェクトの集合であり、それぞれのオブジェクトの中にネットワークを運用するために必要となるパラメータが定義されている。それらのパラメータを管理サーバーおよびネットワーク機器が読み書きすることで、情報の伝達が可能となる。
TR-196は、HNBに特化したData Modelを定義したものであり、このData Modelの形式はTR-098に定められた構成にならっており、TR-098の一部のオブジェクトに該当する。
3GPP標準では、HNBとHMSの間でこれらのTRを使用するということが規定されているものの、TR-196には、現状UL Scrambling Codeに関するパラメータは存在しない。そのため、HMSからHNBに対して、HNBにて使用するUL Scrambling Codeを通知することはできない。
そこで、本実施形態においては、TR-196に規定されたHNB411とHNB-GW431との間のインターフェースにおいて、HNB411が使用するUL Scrambling Code Rangeを新たに定義し、HMS441が、そのUL Scrambling Code Rangeを決定し、HNB411へ通知する。
図15を参照すると、HNB411およびHMS441の構成が示されている。
HMS441は、通信部442と、制御部443と、記憶部444と、を有している。
制御部443は、配下のHNB411に割り当てるUL Scrambling Code Rangeを決定する。
記憶部444は、配下のHNBに割り当てたUL Scrambling Code Rangeを記録したデータベース(第2のデータベース)を格納する。
図16を参照すると、配下のHNBに割り当てたUL Scrambling Code Rangeを記録したデータベースの例が示されている。この例では、配下のHNBにそれぞれ固有のHNB Identity毎に、UL Scrambling Code Rangeの開始Numberである「Start」とOffset値である「Offset」とが記録されている。
制御部443は、配下のHNBに割り当てるUL Scrambling Code Rangeを決定するにあたり、このデータベースを参照し、データベース内に記録されていないUL Scrambling Codeを割り当てることになる。
ただし、配下のHNBに割り当てるUL Scrambling Codeは、そのHNBが必要となる最大数分のUL Scrambling Codeを割り当てることができれば十分であり、それ以上の数のUL Scrambling Codeの割り当ては無駄である。
そこで、記憶部444は、図17に示すように、HNBのHardwareの種別を表すHardware Versionごとに、そのHardware VersionのHNBが要求する割当て可能最大UL Scrambling Code数を記録したデータベース(第1のデータベース)をさらに格納する。
制御部443は、配下のHNBに割り当てるUL Scrambling Code Rangeを決定するにあたり、このデータベースも参照し、配下のHNBのHardwareが要求する割り当て可能な最大UL Scrambling Code数を割り当てることになる。なお、制御部443は、Data Model(TR-098)のInternetGatewayDevice.DeviceInfo.HardwareVersionから、Hardware Versionを理解することが可能である。
通信部442は、配下のHNBにアクセスし、そのHNBのData Modelに対して、そのHNBに割り当てるUL Scrambling Code Rangeを書き込む。
図18を参照すると、Data ModelにUL Scrambling Code Rangeを設定する設定方法の例が示されている。この例によれば、オブジェクトの識別番号として、「.FAPService.{i}.CellConfig.UMTS.RAN.FDDFAP.RF.ULScramblingCodeRange.{i}」が規定されている。さらに、図4と同様のパラメータとして、UL Scrambling Codeの開始位置の開始Numberである「.FAPService.{i}.FAPControl.UMTS.SelfConfig.ULScramblingCodeRange.{i}.start」と、そこから何個のUL Scrambling Codeを予約するのかを表すOffset値である「.FAPService.{i}.FAPControl.UMTS.SelfConfig.ULScramblingCodeRange.{i}.offset」と、が規定されている。
HNB411は、通信部412と、制御部413と、記憶部414と、を有している。
記憶部414は、HNB411のData Modelを格納する。このData Modelに対し、HMS441は、通信部412を介してアクセスすることになる。
制御部413は、Data Modelに書き込まれた各種情報の読み書きを行う。本実施形態では、Data Modelには自セルのUL Scrambling Code Rangeが書き込まれるので、制御部413は、UL Scrambling Code Rangeを読み出して、そのUL Scrambling Code Range内の未使用のUL Scrambling Codeを、通信を行う配下のUEに対して割り当てることになる。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について、図19を参照して説明する。
HNB411がネットワーリスニングモードの実行を開始するタイミング(例えば、電源投入時)になると(ステップC1)、HMS441は、HNB411にアクセスし、HNB411のData Modelに対して種々のパラメータの書き込み、Data Modelからの読み出しを行う(ステップC2)。
このとき、HMS441は、HNB411に割り当てるUL Scrambling Code Rangeを決定し、決定したUL Scrambling Code Rangeを、図18に示したように書き込む。
以降に、HNB411は、運用を開始し(ステップC3)、HMS441から割り当てられたUL Scrambling Code Rangeを使用する。
上述したように本実施形態においては、HMSが配下のHNBに対して使用可能なUL Scrambling Codeを割り当てているので、HNBが近隣HNBとの間でUL Scrambling Codeが重複することを回避可能となる。
(第5の実施形態)
図20を参照すると、本実施形態の移動通信システムの一部の構成が示されている。
本実施形態の移動通信システムは、2台のHNB(#1)511およびHNB(#2)512と、上位装置となるHNB-GW521と、HNB(#1)511およびHNB(#2)512と無線通信を行うUE531と、を有している。
3GPP標準では、HNB-GWと各HNB間でHNBAP(Home NodeB Application Part)と呼ばれるSignallingにより通信を行うためのインターフェースとして、Iuhと呼ばれる論理インターフェースが検討されている(3GPP TS25.469)。
本実施形態においては、UEを登録するUE Registrationの実行時に、HNB-GW521が、UEから登録要求を受けた配下のHNBに対して、そのUEに使用するUL Scrambling Codeを割り当て、このインターフェースIuhを用いて、割り当てたUL Scrambling Codeを通知する。
図21を参照すると、HNB(#1)511およびHNB-GW521の構成が示されている。
HNB-GW521は、通信部522と、制御部523と、記憶部524と、を有している。
制御部523は、配下のHNBから、UEの登録を要求するUE REGISTER REQUESTメッセージを受信した場合、そのUE REGISTER REQUESTメッセージの送信元のHNBに割り当てるUL Scrambling Codeを決定する。
記憶部524は、配下のHNBに割り当てたUL Scrambling Codeを記録したデータベースを格納する。なお、このデータベースは、例えば、図16に示したものと同様に、配下のHNB毎に、そのHNBに割り当てたUL Scrambling CodeをUL Scrambling Code Rangeとして記録したものであってもよい。
制御部523は、配下のHNBに割り当てるUL Scrambling Codeを決定するにあたり、このデータベースを参照し、データベース内に記録されていないUL Scrambling Codeを割り当てることになる。
通信部522は、配下のHNBからUE REGISTER REQUESTメッセージを受信した場合、そのUE REGISTER REQUESTメッセージの送信元のHNBに対し、UE REGISTER REQUESTメッセージに対する応答メッセージであって、そのHNBに割り当てるUL Scrambling Codeを含むUE REGISTER ACCEPTメッセージを、インターフェースIuh経由で送信する。
図22を参照すると、UE REGISTER ACCEPTメッセージにUL Scrambling Codeを設定する設定方法の例が示されている。この例によれば、HNBに割り当てるUL Scrambling Codeを表す「UL Scrambling code number」が規定されている。
HNB(#1)511は、通信部513と、制御部514と、を有している。なお、HNB(#2)512もHNB(#1)511と同様の構成になっている。
通信部513は、HNB-GW521にUE REGISTER REQUESTメッセージを送信するとともに、HNB-GW521からUE REGISTER ACCEPTメッセージを受信する。
制御部514は、HNB-GW521からUE REGISTER ACCEPTメッセージを受信すると、そのUE REGISTER ACCEPTメッセージに含まれるUL Scrambling Codeを、登録を要求してきたUEに割り当てる。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について、図23を参照して説明する。ここでは、UEがHNB(#1)511を介して登録を要求するものとする。
HNB(#1)511は、UEから登録要求を受けると、HNB-GW521にUE REGISTER REQUESTメッセージを送信する(ステップD1)。
HNB-GW521は、HNB(#1)511からUE REGISTER REQUESTメッセージを受信すると、その時点で配下のHNBに割り当てていない未使用のUL Scrambling Codeを選択し、選択したUL Scrambling Codeを含むUE REGISTER ACCEPTメッセージをHNB(#1)511に送信する(ステップD2)。
HNB(#1)511は、HNB-GW521から受信したUE REGISTER ACCEPTメッセージに含まれるUL Scrambling Codeを、登録を要求してきたUEに割り当てることになる。
上述したように本実施形態においては、HNB-GWが、UE Registrationの実行時に、配下のHNBに対して、そのUEに使用するUL Scrambling Codeを割り当てているので、HNBが近隣HNBとの間でUL Scrambling Codeが重複することを回避可能となる。
(第6の実施形態)
図24を参照すると、本実施形態の移動通信システムの一部の構成が示されている。
本実施形態の移動通信システムは、2台のHNB(#1)611およびHNB(#2)612と、上位装置となるHNB-GW621と、HNB(#1)611およびHNB(#2)612と無線通信を行うUE631と、を有している。
本実施形態においては、HNB-GW621が、配下のHNBを登録するHNB Registrationの実行時に、配下のHNBに対して、そのHNBにて使用可能なUL Scrambling Code Rangeを割り当て、第5の実施形態と同様に、インターフェースIuhを用いて、割り当てたUL Scrambling Code Rangeを通知する。
図25を参照すると、HNB(#1)611およびHNB-GW621の構成が示されている。なお、HNB(#2)612もHNB(#1)611と同様の構成になっている。
HNB-GW621は、通信部622と、制御部623と、記憶部624と、を有している。
制御部623は、配下のHNBから、HNBの登録を要求するHNB REGISTER REQUESTメッセージを受信した場合、そのHNB REGISTER REQUESTメッセージの送信元のHNBに割り当てるUL Scrambling Code Rangeを決定する。
記憶部624は、配下のHNBに割り当てたUL Scrambling Code Rangeを記録したデータベースを格納する。このデータベースは、例えば、図16に示したものと同様に、配下のHNB毎に、そのHNBに割り当てたUL Scrambling Code Rangeとして記録したものとなる。
制御部623は、配下のHNBに割り当てるUL Scrambling Code Rangeを決定するにあたり、このデータベースを参照し、データベース内に記録されていないUL Scrambling Code Rangeを割り当てることになる。
通信部622は、配下のHNBからHNB REGISTER REQUESTメッセージを受信した場合、そのHNB REGISTER REQUESTメッセージの送信元のHNBに対し、HNB REGISTER REQUESTメッセージに対する応答メッセージであって、そのHNBに割り当てるUL Scrambling Code Rangeを含むHNB REGISTER ACCEPTメッセージを、インターフェースIuh経由で送信する。
図26を参照すると、HNB REGISTER ACCEPTメッセージにUL Scrambling Codeを設定する設定方法の例が示されている。この例によれば、図4と同様に、最大で何個のReserved UL Scrambling Code Rangeを予約できるかを表す「maxNumofULScramblingCodeRangeLists」が規定されている(この例では16個)。そのため、それ以下の数のUL Scrambling Code Rangeを「Reserved UL Scrambling Code Range List」として予約することになる。また、各Rangeには、図4と同様に、UL Scrambling Codeの開始位置の開始Numberである「Reserved UL Scrambling Code Range start」と、そこから何個のUL Scrambling Codeを予約するのかを表すOffset値である「Reserved UL Scrambling Code Range Offset」と、が規定されている。
HNB(#1)611は、通信部613と、制御部614と、を有している。
通信部613は、HNB-GW621にHNB REGISTER REQUESTメッセージを送信するとともに、HNB-GW621からHNB REGISTER ACCEPTメッセージを受信する。
制御部614は、HNB-GW621からHNB REGISTER ACCEPTメッセージを受信すると、以降、そのHNB REGISTER ACCEPTメッセージに含まれるUL Scrambling Code Range内の未使用のUL Scrambling Codeを、通信を行う配下のUEに対して割り当てることになる。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について、図27を参照して説明する。ここでは、HNB(#1)611が登録を要求するものとする。
HNB(#1)611は、HNB-GW621にHNB REGISTER REQUESTメッセージを送信する(ステップE1)。
HNB-GW621は、HNB(#1)611からHNB REGISTER REQUESTメッセージを受信すると、その時点で配下のHNBに割り当てていない未使用のUL Scrambling Code Rangeを選択し、選択したUL Scrambling Code Rangeを含むHNB REGISTER ACCEPTメッセージをHNB(#1)611に送信する(ステップE2)。
以降、HNB(#1)611は、HNB-GW621から受信したHNB REGISTER ACCEPTメッセージに含まれるUL Scrambling Code Rangeから未使用のUL Scrambling Codeを、通信を行う配下のUEに対して割り当てることになる。
上述したように本実施形態においては、HNB-GWが、HNB Registrationの実行時に、配下のHNBに対して、そのHNBにて使用可能なUL Scrambling Code Rangeを割り当てているので、HNBが近隣HNBとの間でUL Scrambling Codeが重複することを回避可能となる。
(第7の実施形態)
図28を参照すると、本実施形態の移動通信システムの一部の構成が示されている。
本実施形態の移動通信システムは、HNB711と、HNB711と無線通信を行うUE721と、を有している。
本実施形態においては、UL Scrambling Codeの割り当てロジックを新たに定義することにより、HNB間での情報のやり取りをすることなく、UL Scrambling Codeの重複を回避する。
図29を参照すると、HNB711の構成が示されている。
HNB711は、通信部712と、制御部713と、記憶部714と、を有している。
通信部712は、運用状態にある場合、System Informationメッセージ等の任意のメッセージを、自セル内に報知する。
また、通信部712は、ネットワークリスニングモードの実行中に、近隣HNBが報知しているメッセージを受信する。
制御部713は、新たに定義された割り当てロジックに従い、自セルで使用するUL Scrambling Code Rangeを決定する。
具体的には、制御部713は、まず、近隣HNBにて使用されているDL Scrambling Codeとは異なるDL Scrambling Code GroupのDL Scrambling Codeを自セルに設定し、続いて、UL Scrambling Codeを構成するビットに、自セルに設定しているPrimary Scrambling Codeを設定する。それにより、UL Scrambling Codeの重複を回避する。
記憶部714は、自セルで使用するUL Scrambling Code Rangeを記憶する。
以下、HNB711がUL Scrambling Code Rangeを決定する3つの例を説明する。
(A)第1の例
各セルにおけるDL Scrambling Codeの数、DL Scrambling Code Groupの数、およびPRACHのUL Scrambling Codeの割り当て方法は、背景技術の欄で記述した通りである。また、UL Scrambling Codeは24bitから構成され、DL Scrambling Codeは、512(9bit)個のグループから構成されていることも、背景技術の欄で記述した通りである。
HNB711は、まず、ネットワークリスニングモードなどにより近隣セルで使用されているDL Scrambling Codeを認識する。そして、HNB711は、近隣セルのDL Scrambling Code Groupとは重複しないように、自セルで使用するDL Scrambling Code Groupを選択する。以上は既知の動作である。
そして、HNB711は、図30に示すように、自セルで使用するUL Scrambling Codeを構成する24bitの中に、上記で選択したDL Scrambling Code GroupのPrimary Scrambling Codeを含める。
詳細には、HNB711は、PRACHのUL Scrambling Code(0〜8191)とのCode衝突を回避するために、最上位の24bit目には固定的に1を設定する。また、HNB711は、23bit〜15bitまでの9bitには、自セルで使用するDL Scrambling Code GroupのPrimary Scrambling Codeの値を設定する(もし0番目のGroupならば、000000000を設定する)。14bit〜1bitまでがそのセルで自由に使用可能なUL Scrambling Code Rangeとなる。例えば、DL Scrambling Code Groupが0番目のGroupである場合、8388608〜8404991のUL Scrambling Code Rangeが使用可能となる。
本例においては、各HNBが、この割り当てロジックに従い、自セルで使用するUL Scrambling Code Rangeを決定することにより、HNB間のUL Scrambling Codeの衝突を回避することが可能となる。
また、本例においては、第2の実施形態などとは異なり、決定したUL Scrambling Code Rangeを他のHNBへ通知する必要がない。
(B)第2の例
第1の例においては、PRACHのUL Scrambling Code(0〜8191)とのCode衝突を回避するために、24bit目に固定的に1を設定したが、本例は、このbitを設定しない。
本例においては、HNB711は、図31に示すように、24bit〜16bitまでの9bitに、自セルで使用するDL Scrambling Code GroupのPrimary Scrambling Codeを設定する。
なお、本例においては、自局にて使用可能な0〜8191までのPRACHのUL Scrambling CodeのRangeは避けて使用することが必要であるが、第1の例と比較して、1bit分多いUL Scrambling Code Rangeを使用することが可能となる。
(C)第3の例
本例においては、HNB711は、図32に示すように、第1の例と同様に、24bit目には固定的に1を設定し、23bit〜15bitの9bitにはDL Scrambling Code GroupのPrimary Scrambling Codeを設定する。また、14bit〜11bitの4bitにはPRACHのUL Scrambling Code Numberを割当てる。
上述のように、PRACHのUL Scrambling Codeは、8192個存在し、16個(4bit)ずつ、512個のグループに分けられており、自セルのDL Scrambling Code Groupと同じGroupの中のCodeを使用することが3GPP標準で規定されている。なお、そのGroupの中で何番目のコードを使用するのかは、各ベンダーの実装に依存するところである。
本例においては、UL Scrambling Code Rangeの中に、自セルで使用するPRACHのUL Scrambling Codeを含めることで、万が一、DL Scrambling Codeが重複したとしても、UL Scrambling Code Rangeの重複を避けることが可能となる。
なお、本発明のHNB、HNB-GW、およびHMSにて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよい。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されものでない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本出願は、2009年8月7日に出願された日本出願特願2009−184758を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (32)

  1. 端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムであって、
    前記複数の基地局の各々は、
    近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信し、
    自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信する、移動通信システム。
  2. 前記複数の基地局の各々は、
    自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を含むメッセージを自セル内に報知し、
    自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局のセル内に報知されている前記メッセージを受信する、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記複数の基地局の各々は、
    前記メッセージを受信するたびに、該メッセージに含まれる上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報をデータベースに記録し、
    前記データベースに記録されてない上りリンク用のスクランブリングコードの中から、自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定する、請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記複数の基地局を配下に持つ上位装置をさらに有し、
    前記複数の基地局の各々は、
    自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局に対し、前記上位装置を介して、該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報の送信を要求するリクエストメッセージを送信し、
    前記リクエストメッセージを受信すると、該リクエストメッセージの送信元の近隣の基地局に対し、前記上位装置を介して、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を含むレスポンスメッセージを送信する、請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 前記複数の基地局の各々は、
    前記レスポンスメッセージを受信するたびに、該レスポンスメッセージに含まれる上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報をデータベースに記録し、
    前記データベースに記録されてない上りリンク用のスクランブリングコードの中から、自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定する、請求項4に記載の移動通信システム。
  6. 上りリンク用のスクランブリングコードは、上りリンク用のDPCHのスクランブリングコードである、請求項1から5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  7. 端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を配下に持つ上位装置と、を有してなる移動通信システムであって、
    前記上位装置は、
    配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当て、
    配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信する、移動通信システム。
  8. 前記上位装置は、
    配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードの範囲として、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を割り当て、
    配下の基地局にアクセスし、該配下の基地局のデータモデルへ、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を書き込む、請求項7に記載の移動通信システム。
  9. 前記上位装置は、
    前記基地局のハードウェアの種別ごとに、該種別の基地局が要求する上りリンク用のスクランブリングコードの最大数を第1のデータベースに予め記録し、
    配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を割り当てるたびに、該割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を第2のデータベースに記録し、
    配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードの範囲として、前記第2のデータベースに記録されてない上りリンク用のスクランブリングコードの中から、前記第1のデータベースに記録された最大数分の上りリンク用のスクランブリングコードを含む範囲を割り当てる、請求項8に記載の移動通信システム。
  10. 前記上位装置は、
    前記端末の登録時に、該端末から登録要求を受けた配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当て、
    前記端末から登録要求を受けた配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を含むメッセージを送信する、請求項7に記載の移動通信システム。
  11. 前記上位装置は、
    配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てるたびに、該割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報をデータベースに記録し、
    前記端末の登録時に、前記データベースに記録されてない上りリンク用のスクランブリングコードの中から、該端末から登録要求を受けた配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てる、請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 前記上位装置は、
    配下の基地局の登録時に、該配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードの範囲として、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を割り当て、
    配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を含むメッセージを送信する、請求項7に記載の移動通信システム。
  13. 前記上位装置は、
    配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を割り当てるたびに、該割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報をデータベースに記録し、
    配下の基地局の登録時に、前記データベースに記録されてない上りリンク用のスクランブリングコードの中から、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を割り当てる、請求項12に記載の移動通信システム。
  14. 上りリンク用のスクランブリングコードは、上りリンク用のDPCHのスクランブリングコードである、請求項7から13のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  15. 端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムであって、
    前記複数の基地局の各々は、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定し、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する、移動通信システム。
  16. 前記複数の基地局の各々は、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成する最上位ビットに、「1」を設定し、
    その他のビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する、請求項15に記載の移動通信システム。
  17. 前記複数の基地局の各々は、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成する最上位ビットから所定のビット目までに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定し、
    その他のビットに、自局にて使用可能な上りリンク用の第2の物理チャネルのスクランブリングコード以外のコードを設定する、請求項15に記載の移動通信システム。
  18. 前記複数の基地局の各々は、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成する最上位ビットに、「1」を設定し、
    その他のビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードと、自局に設定している上りリンク用の第2の物理チャネルのスクランブリングコードと、を設定する、請求項15に記載の移動通信システム。
  19. 上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードは、上りリンク用のDPCHのスクランブリングコードである、請求項15または16に記載の移動通信システム。
  20. 上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードは、上りリンク用のDPCHのスクランブリングコードであり、
    上りリンク用の第2の物理チャネルのスクランブリングコードは、上りリンク用のPRACHのスクランブリングコードである、請求項17または18に記載の移動通信システム。
  21. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局であって、
    近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信し、自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信する通信部を有する基地局。
  22. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局であって、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定し、自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する制御部を有する基地局。
  23. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う複数の基地局を配下に持つ上位装置であって、
    配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てる制御部と、
    配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信する通信部と、を有する上位装置。
  24. 端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
    前記基地局が、近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信するステップと、
    前記基地局が、自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信するステップと、を有する通信方法。
  25. 端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
    前記基地局が、自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定するステップと、
    前記基地局が、自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定するステップと、を有する通信方法。
  26. 端末と、スクランブリングコードを用いて前記端末と無線通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を配下に持つ上位装置と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
    前記上位装置が、配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てるステップと、
    前記上位装置が、配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信するするステップと、を有する通信方法。
  27. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局による通信方法であって、
    近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信するステップと、
    自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信するステップと、を有する通信方法。
  28. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局による通信方法であって、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定するステップと、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定するステップと、を有する通信方法。
  29. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う複数の基地局を配下に持つ上位装置による通信方法であって、
    配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てるステップと、
    配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信するステップと、を有する通信方法。
  30. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局に、
    近隣の基地局に対し、自局にて予約している上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を送信する手順と、
    自局にて予約する上りリンク用のスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局から該近隣の基地局にて予約されている上りリンク用のスクランブリングコードの範囲の情報を受信する手順と、を実行させるプログラム。
  31. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う基地局に、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードの範囲を決定するに際し、近隣の基地局にて使用されている下りリンク用のスクランブリングコードとは異なるグループの下りリンク用のスクランブリングコードを設定する手順と、
    自局にて使用する上りリンク用の第1の物理チャネルのスクランブリングコードを構成するビットに、自局に設定している下りリンク用のプライマリースクランブリングコードを設定する手順と、を実行させるプログラム。
  32. スクランブリングコードを用いて端末と無線通信を行う複数の基地局を配下に持つ上位装置に、
    配下の基地局に対し、該配下の基地局にて使用可能な上りリンク用のスクランブリングコードとして、他の基地局に未だ割り当てていない上りリンク用のスクランブリングコードを割り当てる手順と、
    配下の基地局に対し、前記割り当てた上りリンク用のスクランブリングコードの情報を送信する手順と、を実行させるプログラム。
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