JPWO2010147009A1 - 一方向性電磁鋼板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

一方向性電磁鋼板には、鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方を、前記鋼板の圧延方向から傾斜した第1の方向に横切る複数の第1の溝と、前記第1の溝を起点とし、前記第1の方向から傾斜した第2の方向に延びる所定の長さの複数の第2の溝と、が設けられている。

Description

本発明は、変圧器(トランス)の鉄心等に好適な一方向性電磁鋼板及びその製造方法に関する。
鋼板の圧延方向に磁化容易軸をもつ一方向性電磁鋼板は、変圧器等の電力変換器の鉄心に用いられている。鉄心の材料には、エネルギ変換時に生じる損失を小さくするために、低い鉄損特性が強く要求されている。
電磁鋼板の鉄損は、ヒステリシス損と渦電流損とに大別される。ヒステリシス損は、結晶方位、欠陥、及び粒界等の影響を受ける。渦電流損は、厚さ、電気抵抗値、及び180度磁区幅等の影響を受ける。
そして、電磁鋼板の製造に際しては、ヒステリシス損を低減するために、結晶粒を(110)[001]方位に高度に揃えたり、結晶の欠陥を少なくしたりする技術が採用されている。また、渦電流損を低減するために、電磁鋼板の厚さを薄くしたり、電気抵抗値を高めたり、180度磁区を細分化したりする技術が採用されている。電気抵抗値の上昇のためには、Si含有量の増加等が行われ、180度磁区の細分化のためには、張力皮膜の電磁鋼板の表面への塗布等が行われている。
近年では、鉄損を飛躍的に減少させるために、鉄損の大部分を占める渦電流損を大幅に低減すべく、電磁鋼板の表面への張力の付与に加えて、電磁鋼板の表面に人為的に溝及び/又は歪みを導入して、更に180度磁区を細分化させる技術も提案されている(特許文献1〜7)。これらの従来の技術は、電磁鋼板の表面に皮膜を形成することを前提としている。つまり、皮膜の形成が不可欠である。
しかしながら、製造工程のばらつき等のために、皮膜の張力の大きさが十分に得られない場合がある。そして、このような場合には、良好な鉄損特性を得ることができない。この対策として、皮膜を厚く塗ることも行われているが、皮膜を厚くすることは、必然的に非磁性層の増加につながり、磁束密度が低下してしまう。このため、変圧器の作製時に、電磁鋼板をより多く使う必要性が生じてしまい、重量が増加したり、コストが増加したりする。
特開昭55−18566号公報 特開昭61−117218号公報 特開2000−169946号公報 特開2003−301272号公報 特開平7−320921号公報 特開昭61−91331号公報 特開2001−303261号公報
本発明の目的は、皮膜からの引張張力が十分でない場合であっても良好な鉄損特性を得ることができる一方向性電磁鋼板及びその製造方法を提供することにある。
本発明に係る一方向性電磁鋼板は、鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方を、前記鋼板の圧延方向から傾斜した第1の方向に横切る複数の第1の溝と、前記第1の溝を起点とし、前記第1の方向から傾斜した第2の方向に延びる所定の長さの複数の第2の溝と、を有することを特徴とする。
本発明に係る一方向性電磁鋼板の製造方法は、鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方に、前記鋼板の圧延方向から傾斜した第1の方向に横切る複数の第1の溝と、前記第1の溝を起点とし、前記第1の方向から傾斜した第2の方向に延びる所定の長さの複数の第2の溝と、を形成する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、表面に塗布された皮膜から作用する張力が十分でなくても、十分に低い鉄損を得ることができる。
図1は、一方向性電磁鋼板における外部張力と鉄損との関係を示すグラフである。 図2は、鋼板に生じる磁区構造を示す図である。 図3は、溝が形成された一方向性電磁鋼板における磁区構造を示す図である。 図4Aは、溝の構造を示す図である。 図4Bは、溝同士の関係を示す図である。 図5は、本発明の実施形態における外部張力と鉄損との関係を示すグラフである。 図6は、一方向性電磁鋼板における奥行きa及び間隔bと鉄損との関係を示すグラフである。 図7は、一方向性電磁鋼板における深さeと鉄損との関係を示すグラフである。 図8は、一方向性電磁鋼板における幅c及び幅dと鉄損との関係を示すグラフである。 図9は、一方向性電磁鋼板における配列間隔fと鉄損との関係を示すグラフである。 図10は、一方向性電磁鋼板における角度gと鉄損との関係を示すグラフである。 図11は、50°〜130°の角度gと圧延方向との関係を示す図である。 図12は、副溝の平面形状の一例を示す図である。 図13は、副溝の平面形状の他の一例を示す図である。
本発明者らは、一方向性電磁鋼板の表面への溝の形成又は歪みの導入と皮膜の塗布とを組み合わせた鉄損を低減するための従来の技術について確認試験を行ったところ、以下の問題点を見出した。
図1は、従来の一方向性電磁鋼板における外部張力と鉄損との関係を示すグラフである。図1中の「溝なし」は、仕上げ焼鈍皮膜が除去された一方向性電磁鋼板における関係を示し、「溝あり」は、仕上げ焼鈍皮膜が除去され、かつ表面に溝が形成された一方向性電磁鋼板における関係を示している。なお、溝の深さは20μmとし、溝の幅は100μmとし、溝のピッチは5mmとした。
図1に示すように、溝の形成により鉄損が低下し、また、外部応力によって一方向性電磁鋼板全体に作用する外部張力が大きくなるほど、鉄損が低下する。従来の製品化されている一方向性電磁鋼板では、その表面に塗布された皮膜により応力が一方向性電磁鋼板に作用しており、その大きさは、図1中の約5MPaの外部張力に相当する。
但し、皮膜と一方向性電磁鋼板との密着性等の限界により、5MPa以上の外部張力を安定して得ることは難しい。また、製造プロセスのばらつき等により、設計通りの表面性状、即ち十分な外部張力が得られず、良好な鉄損特性が得られない場合もある。従って、一方向性電磁鋼板の表面への溝の形成と皮膜の塗布とを組み合わせた従来の技術では、鉄損が低い一方向性電磁鋼板を安定して製造することが難しい。
次に、本発明の実施形態について説明する。図2は、一方向性電磁鋼板に生じる磁区構造を示す図である。一般に、一方向性電磁鋼板の磁化容易軸は圧延方向を向いているため、磁区21は圧延方向に平行又は反平行な磁気スピン22で構成される。そして、互いに磁気スピン22の方向が逆向きの磁区21の境界には180度磁壁23が存在する。また、圧延方向に直交する方向(板幅方向)における磁区の寸法は180度磁区幅とよばれる。このような一方向性電磁鋼板の表面に板幅方向に延びる溝を形成すると、180度磁区幅が狭くなり、磁区が細分化される。磁区の細分化は、磁壁の移動距離を減少させるので、磁壁の移動に伴って誘導される渦電流損が低下する。
本発明者らは、溝の形成による磁区の細分化のメカニズムについて磁区構造解析から検討した結果、図3に示すように、溝31の側面に磁極33が発生し、磁極33が磁区32の再構成を促し、結果的に180度磁区が細分化されることを見出した。更に、本発明者らは、図3に示すように、溝31の近傍では、磁気スピン32の迂回が生じるため磁極33の発生が弱まっていることも見出した。
そこで、本発明の実施形態では、図4A及び図4Bに示すように、板幅方向に延びる主溝41(第1の溝)を起点として圧延方向に延びる線分状の複数の副溝44(第2の溝)を設けている。そして、主溝41及びこれを起点とする複数の副溝44から溝45を構成し、このような溝45を、圧延方向に、複数、互いに平行に配列している。この結果、磁気スピン42の迂回が抑えられ、主溝41の側面に垂直な方向を向く磁気スピン42の割合が増加し、主溝41の側面の磁極43の発生が強められる。
図5は、本発明の実施形態に係る一方向性電磁鋼板における鉄損W17/50(周波数50Hz、磁束密度1.7T)と外部張力との関係を示すグラフである。なお、本発明の実施形態に係る一方向性電磁鋼板は、次のようにして製造した。先ず、一方向性電磁鋼板の表面から仕上げ焼鈍皮膜を除去し、皮膜が存在しない表面に、湿式のエッチングにより溝45を形成した。このとき、副溝44の奥行きaを150μm、互いに隣接する副溝44の間隔bを50μm、副溝44の幅cを50μm、主溝41の幅dを50μm、主溝41及び副溝44の深さeを15μmとした。また、主溝41が延びる方向を板幅方向とし、副溝44が延びる方向を圧延方向とし、互いに隣接する主溝41の間隔(配列間隔)fを5mmとした。次いで、800℃で2時間の歪取焼鈍を行った。なお、主溝41の間隔(配列間隔)fは、主溝41の中心線間の距離を意味し、ピッチとよばれることもある。
図5には、比較のために、本発明の実施形態の他に、図1中の「溝あり」における関係も示している。上述のように、製品化されている一方向性電磁鋼板には、皮膜の塗布により約5MPaの外部張力に相当する応力が作用している。従って、溝が形成され、更に皮膜が塗布された従来の一方向性電磁鋼板の鉄損は0.75W/kg程度である。これに対し、本発明の実施形態では、外部張力が作用していない状態、つまり、皮膜が塗布されていない状態でも、鉄損は0.75W/kg程度である。このことは、本発明の実施形態では、皮膜が塗布されていない状態でも、溝だけなく皮膜によっても鉄損が下げられている従来の一方向性電磁鋼板と同程度にまで鉄損を下げることができることを意味している。従って、本発明の実施形態に皮膜を塗布した場合に、製造プロセスのばらつき等により、5MPa程度の外部張力に相当する応力を得られなくても、確実に鉄損を低下させることができる。更に、歪取焼鈍後においても低い鉄損を得ることができる。
このように、本発明の実施形態では、溝41に主溝41及び複数の溝44が含まれている。この結果、溝の側面に発生する磁極量が増加し、磁区の再構成が促され、180度磁区が細分化され、渦電流損が低減される。従って、製造プロセスのばらつき等により、5MPa程度の外部張力に相当する応力を得られなくても、確実に鉄損を低下させることができる。また、歪取焼鈍が行われても、鉄損を低く維持することができる。このため、巻き鉄心用の材料に好適である。
なお、副溝44は、平面視で主溝41の両側に形成されている必要はなく、主溝41の片側のみに形成されていてもよい。この場合でも、副溝44の近傍において磁気スピンの迂回が抑制されるため、従来のものと比較して、主溝41の側面に垂直な方向を向く磁気スピン42の割合が増加する。
次に、効果をより確実に得るための溝45に関する条件について説明する。つまり、奥行きa、間隔b、幅c、幅d、深さe、配列間隔f、及び主溝41が延びる方向と圧延方向とがなす角度g等の好ましい範囲について説明する。
本発明者らは、一方向性電磁鋼板における副溝44の奥行きa及び副溝44の間隔bと鉄損との関係について調査した。この調査では、一方向性電磁鋼板の製造に際して、仕上げ焼鈍皮膜を除去し、その表面に、湿式のエッチングにより深さeが15μmの複数の溝45を形成した。湿式のエッチングの際には、平面形状が櫛歯状の開口部を備えたレジストをマスクとして用いた。なお、副溝44の幅c及び主溝41の幅dは間隔bに一致させた。また、主溝41は圧延方向に直交する方向(板幅方向)に延びるように形成し、配列間隔fは5mmとした。そして、奥行きa及び間隔bが異なる種々の一方向性電磁鋼板の試料の鉄損を測定した。この結果を図6に示す。図6は、一方向性電磁鋼板における奥行きa及び間隔bと鉄損との関係を示すグラフである。なお、図6中の破線は、約0.75W/kgの鉄損W17/50を示しており、この値は、直線状の溝のみが形成され、更に張力皮膜が塗布された従来の一方向性電磁鋼板の鉄損と同程度である。
図6に示す結果から、奥行きaが100μmから500μmまでの範囲内にある場合は、間隔bが20μmから300μmまでの範囲内にあれば、0.75W/kgよりも低い鉄損が得られることが解かる。奥行きaが500μmを超えた試料では、鉄損がやや高くなった。これは、副溝44の割合の増加に伴って磁性を示す部分が減り、非磁性の部分が増加するため、磁束密度が低下したからである。また、間隔bが300μmを超えた試料でも、鉄損がやや高くなった。これは、副溝44の割合が低いため、磁気スピン42の迂回が生じやすかったからである。つまり、副溝44が形成されていない状態に近づいたからである。なお、間隔bを20μm以上としたのは、20μm未満の間隔bで副溝44を安定して製造することが容易ではないからである。
従って、副溝44の奥行きaは100μm〜500μmであることが好ましく、副溝44の間隔bは20μm〜300μmであることが好ましい。
本発明者らは、一方向性電磁鋼板における溝45の深さeと鉄損との関係について調査した。この調査では、一方向性電磁鋼板の製造に際して、上記の調査と同様の方法により溝45を形成した。なお、副溝の44の奥行きaは200μmとし、副溝44の間隔b、副溝44の幅c、及び主溝41の幅dは50μmとした。また、主溝41は板幅方向に延びるように形成し、配列間隔fは5mmとした。そして、深さeが異なる種々の一方向性電磁鋼板の試料の鉄損を測定した。この結果を図7に示す。図7は、一方向性電磁鋼板における深さeと鉄損との関係を示すグラフである。なお、図7中の破線は、約0.75W/kgの鉄損W17/50を示している。また、図7中の「副溝なし」は、直線状の溝のみが形成され、更に張力皮膜が塗布された従来の一方向性電磁鋼板の鉄損を示している。
図7に示す結果から、深さeが5μmから30μmまでの範囲内にあれば、0.75W/kgよりも低い鉄損が得られることが解かる。つまり、副溝44が形成されていない場合と比較して、低い鉄損が得られることが解かる。深さeが30μmを超えた試料では、鉄損がやや高くなった。これは、溝45の割合の増加に伴って磁性を示す部分が減り、非磁性の部分が増加するため、磁束密度が低下したからである。また、深さeが5μm未満の試料でも、鉄損がやや高くなった。これは、磁極43が発生し得る面積が小さくなり、磁極43の総量が減少したからである。
従って、溝45の深さeは、5μm〜30μmであることが好ましい。
本発明者らは、一方向性電磁鋼板における副溝44の幅c及び主溝41の幅dと鉄損との関係について調査した。この調査では、一方向性電磁鋼板の製造に際して、上記の調査と同様の方法により溝45を形成した。なお、副溝44の奥行きaは200μmとし、副溝44の間隔bは50μmとした。また、主溝41は板幅方向に延びるように形成し、配列間隔fは5mmとした。そして、幅c及び幅dが異なる種々の一方向性電磁鋼板の試料の鉄損を測定した。この結果を図8に示す。図8は、一方向性電磁鋼板における幅c及び幅dと鉄損との関係を示すグラフである。なお、図8中の破線は、約0.75W/kgの鉄損W17/50を示している。
図8に示す結果から、幅cが20μmから300μmまでの範囲内にあり、幅dが20μm〜300μmの範囲内にある場合に、0.75W/kgよりも低い鉄損が得られることが解かる。幅cが300μmを超えた試料では、鉄損がやや高くなった。これは、副溝44の先端部付近において磁気スピン42が迂回しやすくなり、磁区の細分化が鈍り、磁極43の総量が減少したからである。また、幅dが300μmを超えた試料でも、鉄損がやや高くなった。これは、主溝41の割合の増加に伴って磁性を示す部分が減り、非磁性の部分が増加するため、磁束密度が低下したからである。なお、幅c及び幅dを20μm以上としたのは、20μm未満の幅cで副溝44を安定して形成すること、及び20μm未満の幅dで主溝41を安定して形成することが容易ではないからである。
従って、副溝44の幅cは20μm〜300μmであることが好ましく、主溝41の幅dは20μm〜300μmであることが好ましい。
本発明者らは、一方向性電磁鋼板における溝45の配列間隔fと鉄損との関係について調査した。この調査では、一方向性電磁鋼板の製造に際して、上記の調査と同様の方法により溝45を形成した。なお、副溝44の奥行きaは200μmとし、副溝44の間隔b、副溝44の幅c、及び主溝41の幅dは50μmとし、溝45の深さeは15μmとした。また、主溝41は板幅方向に延びるように形成した。そして、配列間隔fが異なる種々の一方向性電磁鋼板の試料の鉄損を測定した。この結果を図9に示す。図9は、一方向性電磁鋼板における配列間隔fと鉄損との関係を示すグラフである。なお、図9中の破線は、約0.75W/kgの鉄損W17/50を示している。
図9に示す結果から、配列間隔fは1mm〜10mmの範囲内にあることが好ましいといえる。配列間隔fが1mm未満の試料では、鉄損がやや高くなった。これは、溝45の割合の増加に伴って磁性を示す部分が減り、非磁性の部分が増加するため、磁束密度が低下したからである。また、配列間隔fが10mmを超えた試料でも、鉄損がやや高くなった。これは、副溝44の割合が低いため、磁気スピン42の迂回が生じやすかったからである。
本発明者らは、一方向性電磁鋼板における主溝41が延びる方向と圧延方向との間の角度gと鉄損との関係について調査した。この調査では、一方向性電磁鋼板の製造に際して、上記の調査と同様の方法により溝45を形成した。なお、副溝44の奥行きaは200μmとし、副溝44の間隔b、副溝44の幅c、及び主溝41の幅dは50μmとし、溝45の深さeは15μmとした。また、配列間隔fは5mmとした。そして、角度gが異なる種々の一方向性電磁鋼板の試料の鉄損を測定した。この結果を図10に示す。図10は、一方向性電磁鋼板における角度gと鉄損との関係を示すグラフである。なお、図10中の破線は、約0.75W/kgの鉄損W17/50を示している。
図10に示す結果から、角度gは50°〜130°であることが好ましいといえる。図11に、50°〜130°の角度gと圧延方向との関係を示す。図11に示すように、50°〜130°という範囲は、主溝41が延びる方向の板幅方向からのずれが40°以内の範囲に相当する。そして、角度gが50°未満となるか、130℃を超えると、磁化容易軸の方向、即ち圧延方向を向いている磁気スピン42が主溝41の側面を貫く割合が小さくなり、磁区の細分化が十分にならず、鉄損がやや高くなる。
なお、本実施形態では、主溝41が延びる方向と圧延方向との間の角度gが90°の場合、副溝44の平面形状は長方形であるが、角度gが50°〜130°の範囲内で90°ではない場合、副溝44の平面形状は平行四辺形となる。このよう場合であっても、上記の奥行きa、間隔b及び幅cの好ましい範囲は角度gが90°の場合と同様である。
このように、奥行きaは100μm〜500μmの範囲内にあることが好ましく、間隔bは20μm〜300μmの範囲内にあることが好ましく、幅cは20μm〜300μmの範囲内にあることが好ましい。また、幅dは20μm〜300μmの範囲内にあることが好ましく、深さeは5μm〜30μmの範囲内にあることが好ましく、配列間隔fは1mm〜10mmの範囲内にあることが好ましく、角度gは50°〜130°の範囲内にあることが好ましい。
なお、溝45を形成する方法は特に限定されない。例えば、歯車を用いた加工により形成してもよく、プレス加工、電解エッチングによる加工、無電解エッチングによる加工、乾式エッチングによる加工、レーザ光を用いた加工、ウォータージェット加工、又はブラスト加工により形成してもよい。また、機械加工である切削により形成してもよく、放電加工により形成してもよい。また、エッチングを行う場合等にはレジストのパターニングが必要になることがあるが、このパターニングの方法も特に限定されない。例えば、ホトリソグラフィー、グラビア印刷、レーザパターニング等を採用してもよい。また、主溝41及び副溝44の断面の形状も特に限定されず、例えば、矩形、台形、及び、矩形又は台形等が歪んだ形等が挙げられる。いずれにしても、一方向性電磁鋼板の表面に凹状の主溝41及び副溝44が形成されていればよい。
副溝44の平面形状も特に限定されない。例えば、図12に示すように、副溝44の主溝41と繋がる部分の近傍が湾曲して、副溝44の間に存在する突起部分46の平面形状が楕円状になっていてもよい。但し、圧延方向の奥行きa及びこれに直交する方向の寸法(幅c)を定義できる形状であることが好ましい。図12に示す例では、副溝44間の突起部分46の長さが奥行きaに相当し、突起部分46の根元の幅が間隔bに相当し、隣り合う突起部分46の根元の間隔が幅cに相当し、互いに対向する突起部分46の先端の間隔が幅dに相当する。
湿式のエッチング等により溝45を形成しようとすると、若干とはいえ一方向性電磁鋼板の表面に平行な方向にもエッチングが進行し得るため、副溝44の主溝41と繋がる部分の近傍は湾曲しやすい。
また、図13に示すように、副溝44は、主溝41を対称の中心とした鏡面対称で配置されていなくてもよい。更に、奥行きa、間隔b、及び幅cが一定である必要はない。但し、各副溝44において、奥行きa、間隔b、及び幅cが上記の範囲内にあることが好ましい。
更に、副溝44は180度磁壁と整合するように形成されていることが好ましいが、必ずしも整合していなくてもよい。つまり、副溝44が隣り合う2個の磁区にわたって形成されていても、磁気スピンの迂回を低減することができる。また、180度磁区幅よりも幅cが狭い副溝44が1個の磁区内に位置していても、磁気スピンの迂回を低減することができる。
次に、本発明者らが行った実験について説明する。これらの実験における条件等は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した例であり、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
(第1の実験)
第1の実験では、先ず、Siを約3質量%含有し、残部がFe及び不純物からなり、厚さが0.23mmの一方向性電磁鋼板を作製した。その後、一方向性電磁鋼板の表面に、レジストを塗布し、湿式エッチングにより、表1に示すように、奥行きa、間隔b、幅c、幅d、深さe、配列間隔f、及び角度gが異なる種々の形状の溝を形成した。このとき、レジストの開口部の平面形状は、櫛歯状とした。上記の寸法は、レジストのパターン及び湿式エッチング時間の変更により調整した。そして、単板磁気装置を用いて、各一方向性電磁鋼板の鉄損W17/50を測定した。鉄損W17/50は、周波数が50Hz、磁束密度が1.7Tのときの鉄損の値を示す。この結果を表1に示す。
Figure 2010147009
表1から明らかなように、実施例No.1〜No.4では、溝の寸法が好ましい範囲内にあるため、特に低い鉄損が得られた。
(第2の実験)
第2の実験では、第1の実験の実施例No.1及びNo.2の一方向性電磁鋼板に対して、800℃で2時間の歪取焼鈍を施した。そして、単板磁気装置を用いて、各一方向性電磁鋼板の鉄損W17/50を測定した。また、第1の実験と同様にして作製した一方向性電磁鋼板に対して、溝の形成を行わずにレーザ光の照射により歪を生じさせた比較例No.11も作製した。比較例No.11の作製では、一方向性電磁鋼板の表面に、圧延方向に5mmの間隔でレーザ光を照射した。そして、比較例No.11の鉄損W17/50を測定した。更に、比較例No.11に800℃で2時間の歪取焼鈍を施し、その後の鉄損W17/50も測定した。これらの結果を表2に示す。
Figure 2010147009
表2から明らかなように、本発明範囲に属する実施例No.1及びNo.2では、歪取焼鈍によっても鉄損W17/50がほとんど上昇しなかった。一方、比較例No.11では、副溝を形成していないため、歪取焼鈍により鉄損W17/50が大きく上昇してしまった。このことから、実施例No.1及びNo.2は、歪取焼鈍に対する耐性が高いといえる。
(第3の実験)
第3の実験では、先ず、Siを約3質量%含有し、残部がFe及び不純物からなり、厚さが0.23mmの一方向性電磁鋼板を作製した。その後、一方向性電磁鋼板の表面に、歯車を用いた加工又はプレス加工により、表3に示すように、奥行きa、間隔b、幅c、幅d、深さe、配列間隔f、及び角度gが異なる種々の形状の溝を形成した。次いで、第2の実験と同様に、800℃で2時間の歪取焼鈍を施した。そして、単板磁気装置を用いて、各一方向性電磁鋼板の鉄損W17/50を測定した。この結果を表3に示す。なお、比較例No.12では、歯車を用いた加工により副溝がない直線状の溝を形成し、比較例No.13では、プレス加工により副溝がない直線状の溝を形成した。
Figure 2010147009
表3から明らかなように、本発明範囲に属する実施例No.7及びNo.8では、低い鉄損を得ることができた。一方、比較例No.12及び比較例No.13では、副溝を形成していないため、鉄損が高くなった。
本発明は、例えば、電磁鋼板製造産業及び電磁鋼板利用産業において利用することができる。
本発明に係る一方向性電磁鋼板は、鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方を、前記鋼板の圧延方向から傾斜した第1の方向に横切る複数の第1の溝と、前記第1の溝を起点とし、前記第1の方向から傾斜した第2の方向に延びる所定の長さの複数の第2の溝と、を有し、前記第2の溝の奥行きが100μm乃至500μmであり、前記第2の溝の幅が20μm乃至300μmであり、前記第2の溝の深さが5μm乃至30μmであり、前記第2の溝の間隔が20μm乃至300μmであることを特徴とする。
本発明に係る一方向性電磁鋼板の製造方法は、鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方に、前記鋼板の圧延方向から傾斜した第1の方向に横切る複数の第1の溝と、前記第1の溝を起点とし、前記第1の方向から傾斜した第2の方向に延びる所定の長さの複数の第2の溝と、を形成する工程を有し、前記第2の溝の奥行きが100μm乃至500μmであり、前記第2の溝の幅が20μm乃至300μmであり、前記第2の溝の深さが5μm乃至30μmであり、前記第2の溝の間隔が20μm乃至300μmであることを特徴とする。

Claims (16)

  1. 鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方を、前記鋼板の圧延方向から傾斜した第1の方向に横切る複数の第1の溝と、
    前記第1の溝を起点とし、前記第1の方向から傾斜した第2の方向に延びる所定の長さの複数の第2の溝と、
    を有することを特徴とする一方向性電磁鋼板。
  2. 前記第2の方向は前記圧延方向と平行であることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  3. 前記圧延方向と前記第1の方向との間の角度が50°乃至130°であることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  4. 前記第1の溝の配列間隔が1mm乃至10mmであることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  5. 前記第1の溝の幅が20μm乃至300μmであり、
    前記第1の溝の深さが5μm乃至30μmであることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  6. 前記第2の溝の奥行きが100μm乃至500μmであり、
    前記第2の溝の幅が20μm乃至300μmであり、
    前記第2の溝の深さが5μm乃至30μmであり、
    前記第2の溝の間隔が20μm乃至300μmであることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  7. 前記複数の第1の溝は、互いに平行に延びていることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  8. 前記複数の第2の溝は、互いに平行に延びていることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  9. 前記第2の溝は、前記第1の溝の一側方のみに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  10. 前記第2の溝は、前記第1の溝の両側方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の一方向性電磁鋼板。
  11. 鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方に、
    前記鋼板の圧延方向から傾斜した第1の方向に横切る複数の第1の溝と、
    前記第1の溝を起点とし、前記第1の方向から傾斜した第2の方向に延びる所定の長さの複数の第2の溝と、
    を形成する工程を有することを特徴とする一方向性電磁鋼板の製造方法。
  12. 前記第2の方向は前記圧延方向と平行であることを特徴とする請求項11に記載の一方向性電磁鋼板の製造方法。
  13. 前記圧延方向と前記第1の方向との間の角度が50°乃至130°であることを特徴とする請求項11に記載の一方向性電磁鋼板の製造方法。
  14. 前記第1の溝の配列間隔が1mm乃至10mmであることを特徴とする請求項11に記載の一方向性電磁鋼板の製造方法。
  15. 前記第1の溝の幅が20μm乃至300μmであり、
    前記第1の溝の深さが5μm乃至30μmであることを特徴とする請求項11に記載の一方向性電磁鋼板の製造方法。
  16. 前記第2の溝の奥行きが100μm乃至500μmであり、
    前記第2の溝の幅が20μm乃至300μmであり、
    前記第2の溝の深さが5μm乃至30μmであり、
    前記第2の溝の間隔が20μm乃至300μmであることを特徴とする請求項11に記載の一方向性電磁鋼板の製造方法。
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