JPWO2010146650A1 - 制動装置及び摩擦材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

摩擦面101を有するパッド100aと、摩擦面101に対して摺動する摩擦面201を有するディスク200aとを備えた制動装置において、摩擦面101は、弾性的に支持された硬質粒子102を含み、摩擦面201は、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動方向に沿って配置された複数の凸部202を含み、摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、摩擦面201の垂直方向に変位しつつ凸部202それぞれに連続的に当接する。このため、耐磨耗性を向上させることができる。また、硬質粒子102の頂点近傍及び凸部202の頂点近傍のみが互いに当接するため、硬質粒子102は摩擦面201の凹凸に追従せず、硬質粒子102と凸部202とは点接触を繰返す。その結果、硬質粒子102と凸部202との間の距離が安定し、凝着摩擦力が安定するため、安定した摩擦力を得ることができる。

Description

本発明は制動装置及び摩擦材の製造方法に関し、特に、摩擦面を有する一対の摩擦材を備えた制動装置及び当該制動装置に用いられる摩擦材の製造方法に関するものである。
従来の自動車用ブレーキのパッド及びロータ(ディスク)からなる制動装置は、相対的に硬いものと柔らかいものとの組合せである。そのため、従来の制動装置は、ブレーキの効きが悪いか、どちらかが摩耗し易いという問題がある。例えば、柔らかい樹脂系成分からなるノンスチールパッドと、より硬い鋳鉄ロータとを組み合わせて、凝着摩擦により摩擦力を発生させる制動装置では、ブレーキの効きが悪いという問題がある。また、硬いスチール繊維からなるロースチールパッドと、より柔らかい鋳鉄ロータとを組み合わせて、アブレーシブ摩擦により摩擦力を発生させる制動装置では、ロータの摩耗が多いという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1には、耐磨耗性を向上させるために、複合炭素繊維であるC/Cコンポジットの母材の表面に、少なくとも炭化珪素と金属珪素とからなり、耐磨耗性に優れる複合材部を所定の割合で配置させて形成することにより製造されたブレーキ用パッド、ブレーキ用ディスク及び同パッドからなるブレーキが開示されている。
特開2002−257168号公報
上記のようにパッドとディスクとの両方に硬質材を配置した制動装置では、パッドとディスクとの両方共に摩耗が非常に少ない利点がある。しかしながら、上記のようにパッドとディスクとの両方に硬質材を配置した制動装置では、パッドとディスクとの摩擦力(摩擦係数)は必ずしも高くされておらず、摩擦力の安定性も低い。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、耐磨耗性を犠牲にすることなく、高い摩擦力を得ることができる制動装置及び摩擦材の製造方法を提供することにある。
本発明は、第1の摩擦面を有する第1の摩擦材と、第1の摩擦面に対して移動する第2の摩擦面を有する第2の摩擦材とを備え、第1の摩擦面は、第2の摩擦面の垂直方向に対して弾性的に支持された第1の凸部を含み、第2の摩擦面は、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向に沿って配置された複数の第2の凸部を含み、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、第2の凸部それぞれに連続的に当接し、第1の凸部の頂点近傍及び第2の凸部の頂点近傍のみが互いに当接する制動装置である。
この構成によれば、第1の摩擦面を有する第1の摩擦材と、第1の摩擦面に対して移動する第2の摩擦面を有する第2の摩擦材とを備えた制動装置において、第1の摩擦面は、第2の摩擦面の垂直方向に対して弾性的に支持された第1の凸部を含み、第2の摩擦面は、第1の摩擦面に対する第2の摩擦面の移動方向に沿って配置された複数の第2の凸部を含み、第1の摩擦面に対して第2の摩擦面が移動するときに、第1の凸部は、第2の摩擦面の垂直方向に変位しつつ第2の凸部それぞれに連続的に当接するため、アブレーシブ摩擦を主とする制動装置と比較して耐磨耗性を向上させることができる。
また、第1の凸部の頂点近傍及び第2の凸部の頂点近傍のみが互いに当接するため、第1の凸部は、第2の摩擦面の凹凸に追従せず、第1の凸部と第2の凸部とは点接触(凝着摩擦)を繰返す。その結果、第1の凸部と第2の凸部との間の距離が安定し、第1の摩擦面と第2の摩擦面との凝着摩擦力が安定するため、安定した摩擦力を得ることができる。
さらに、第1の凸部の振動が少なく、大きな減衰係数を有するように弾性的に支持されているため、熱交換効率が高まり、より高い摩擦力を得ることができる。
なお、本発明における頂点近傍とは、頂点の高さの3%以内の範囲である。
この構成によれば、第1の凸部の頂点及び第2の凸部の頂点のみが当接した場合と実質的に同様の作用効果を奏するため、第1の凸部と第2の凸部との間の距離が安定し、第1の摩擦面と第2の摩擦面との凝着摩擦力が安定するため、安定した摩擦力を得ることができる。また、第1の凸部の振動が少なく、大きな減衰係数を有するように弾性的に支持されてことになるため、熱交換効率が高まり、より高い摩擦力を得ることができる。
この場合、第1の凸部及び第2の凸部の少なくともいずれかの周囲を覆い、第1の凸部及び第2の凸部よりも柔らかい軟質部材をさらに備え、軟質部材は、第1の凸部の頂点近傍及び第2の凸部の頂点近傍のみを露出させることが好適である。
この構成によれば、第1の凸部及び第2の凸部の少なくともいずれかの周囲を覆い、第1の凸部及び第2の凸部よりも柔らかい軟質部材をさらに備え、軟質部材は、第1の凸部の頂点近傍及び第2の凸部の頂点近傍のみを露出させるため、移動の速度が遅い場合でも、第1の凸部は、第2の摩擦面の凹凸に追従せず、より安定した摩擦力を得られる。また、移動の速度が遅い場合であっても、第1の凸部は、第2の摩擦面の凹凸に追従しないため、第1の凸部の振動やノイズを防止できる。
また、複数の第1の凸部及び複数の第2の凸部の少なくともいずれかが、同じ大きさの球状及び半球状のいずれかの形状をなし、第1の摩擦面及び第2の摩擦面のいずれかにおいて、六方格子状及び正方格子状のいずれかの配列により、互いに密接して配置されていることが好適である。
この構成によれば、複数の第1の凸部及び複数の第2の凸部の少なくともいずれかが、同じ大きさの球状及び半球状のいずれかの形状をなし、第1の摩擦面及び第2の摩擦面のいずれかにおいて、六方格子状及び正方格子状のいずれかの配列により、互いに密接して配置されているため、製造し易い。また、単位面積あたりの凸部の密度が大きくなることにより、単位時間内に凸部同士が接触する回数が増え、大きい摩擦力を得ることができる。
また、複数の第1の凸部及び複数の第2の凸部の少なくともいずれかが、線材を編み込んで作られた網状部材を、第1の摩擦面及び第2の摩擦面のいずれかに配置されてなることが好適である。
この構成によれば、複数の第1の凸部及び複数の第2の凸部の少なくともいずれかが、線材を編み込んで作られた網状部材を、第1の摩擦面及び第2の摩擦面のいずれかに配置されてなるため、容易に製造することができ、製造コストも低くできる。
この場合、複数の第1の凸部及び複数の第2の凸部の少なくともいずれかが、複数の網状部材を、第1の摩擦面及び第2の摩擦面のいずれかに積層して配置されてなることが好適である。
この構成によれば、複数の第1の凸部及び複数の第2の凸部の少なくともいずれかが、複数の網状部材を、第1の摩擦面及び第2の摩擦面のいずれかに積層して配置されてなるため、摩擦面が摩耗したとしても次の層の網状部材が凸部として露出することになり、耐久性を向上させることができる。
また、本発明は、線材を編み込んで作られた網状部材を摩擦面に配置する摩擦材の製造方法である。
この構成によれば、線材を編み込んで作られた網状部材を摩擦面に配置することで摩擦面を形成するため、摩擦材を容易に低コストで製造することが可能となる。
この場合、複数の網状部材を摩擦面に積層して配置することが好適である。
この構成によれば、複数の網状部材を摩擦面に積層して配置するため、摩擦面が摩耗したとしても次の層の網状部材が露出することになり、耐久性を向上させた摩擦材を製造することができる。
本発明の制動装置によれば、耐磨耗性を犠牲にすることなく、より高く安定した摩擦力を得ることができ、本発明の摩擦材の製造方法によれば、耐磨耗性を犠牲にすることなく、より高く安定した摩擦力を得ることができる摩擦材を製造することができる。
第1実施形態に係るパッドとディスクとを示す斜視図である。 第1実施形態に係るパッドの摩擦面を示す平面図である。 (A)〜(C)は、第1実施形態に係るパッドとディスクとの接触状態を示す側面図である。 従来の摩擦面を示す平面図である。 (A)〜(C)は、従来のパッドとディスクとの接触状態を示す側面図である。 パッドの減衰係数及びばね係数を表すモデルによる硬質粒子の追従性を示す図である。 減衰係数が大き過ぎてディスクの摩擦面の凹凸に追従しない場合のディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 減衰係数が小さい場合又はディスクの回転速度が遅い場合のディスクの摩擦面に対する硬質粒子の質点の変位を示すグラフである。 (A)〜(C)は、第2実施形態に係るパッドとディスクとの接触状態を示す側面図である。 (A)〜(C)は、減衰定数が大きくディスクの回転速度が遅い場合の従来のパッドとディスクとの接触状態を示す側面図である。 第3実施形態に係るパッドの摩擦面を示す平面図である。 第4実施形態に係るパッドの摩擦面を示す平面図である。 第5実施形態に係るパッドの支持構造の一例を示す側面図である。 第6実施形態に係るパッドの支持構造の一例を示す側面図である。 第7実施形態に係るパッドの支持構造の一例を示す側面図である。 第8実施形態で用いる網の拡大図である。 図16のB−B線による断面図である。 第8実施形態に係るパッドの断面図である。 第9実施形態に係るパッドの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る制動装置を説明する。
本発明の第1実施形態では、本発明に係る制動装置を、自動車のディスクブレーキに適用する。図1に示すように、ディスクブレーキは、パッド100aが回転するディスク200aに押圧されることにより摩擦力を生じる。
図1のy方向から見たパッド100aの平面視である図2に示すように、パッド100aの摩擦面101には、複数の硬質粒子102が規則的に配列されている。硬質粒子102の直径は5〜20μmであり、より好ましくは8〜15μmである。硬質粒子102は、Si、Al、ZrO等のセラミックスからなる。
図1のz方向から見たパッド100a及びディスク200aの側面視である図3(A)〜(C)に示すように、ディスク200aの摩擦面201にも、パッド100aに対してディスク200aが摺動する方向に沿って、複数の凸部202が複数列に配列されている。硬質粒子102と凸部202とは、互いに同様の大きさを有する。パッド100aに対してディスク200aが摺動するときは、硬質粒子102と凸部202とは、その中央部同士が互いに当接し合うように配置されている。
パッド100aの硬質粒子102及びディスク200aの凸部202は、制動時に摩耗しない硬度を有するか、モース硬度が9以上であることが好ましい。また、パッド100aの硬質粒子102及びディスク200aの凸部202は同種の材質からなるか、モース硬度が同じ材質からなることが好ましい。
硬質粒子102は、有機化合物(ゴム又は樹脂等の樹脂系の有機成分を50%以上含む混合材)等の弾性支持体により、パッド100aに所定のばね定数と減衰定数とを有するように弾性的に支持されている。そのため、図3(A)〜(C)に示すように、パッド100aに対してディスク200aが摺動するときは、硬質粒子102は、凸部202それぞれに連続的に当接する。また、このとき、硬質粒子102の頂点近傍であって硬質粒子102の摩擦面101からの頂点の高さの2〜3%以内の範囲、及び凸部202の頂点近傍であって凸部202の頂点の高さの2〜3%以内の範囲のみが互いに当接する。
以下、本実施形態の制動装置の作用効果について説明する。一般的に、硬度に差が少ない硬質部材同士の乾燥摩擦現象は、凝着摩擦と減衰による熱変換との2種類の影響が大きい。なお、上述のアブレーシブ摩擦は、一方の硬い摩擦材がもう一方のより柔らかい摩擦材を削る原理であり、硬度差が少ない硬質部材同士の乾燥摩擦現象における影響は少ない。
減衰による熱変換の原理は、弾性的に支持された硬質粒子102が凸部202によって変位するため、硬質粒子102を所定の減衰定数を有するように支持すれば、それによりディスク200aの運動エネルギーを熱変換し減速できるというものである。
ここで、図4に示すような従来型のパッド10aについては、摩擦面101に硬質粒子102が、硬質粒子102同士の間隔や、ばね定数及び減衰定数を考慮されずに弾性的に支持されている。特に減衰定数が小さい場合、図5(A)〜(C)に示すように、パッド10aに対してディスク20aが摺動するときは、硬質粒子102が摩擦面201の垂直方向yに振動する。パッド10aのディスク20aへの押し付け荷重が不安定となる。硬質粒子102と凸部202との距離が不安定となる。そのため、凝着摩擦力が不安定となる。また、熱交換効率も悪くなる。
そこで、本実施形態では、摩擦面101により規則的により緻密に硬質粒子102を配置する。また、硬質粒子102が凸部202に追従できない程度以上の減衰定数を有するように、摩擦面101は硬質粒子102を弾性的に支持する。
以下、硬質粒子102の凸部202への追従性について考察する。図6に示すように、振幅A、正弦波状の凸部202に硬質粒子102が当接して変位すると仮定する。質量mを有する硬質粒子102は、ばね定数K及び減衰定数Cを有する弾性部材により、凸部202に押し付け力Wで押し付けられるように支持されていると仮定する。凸部202の表面が水平面となす角度をθとする。
図6に示すような硬質粒子102の各状態において、ディスク200aがパッド100aに対して摺動する速度Vが一定であるとすると、下式(1)が成立する。
Figure 2010146650
(1)追従
硬質粒子102が凸部202に追従しているときは、下式(2)にしたがって硬質粒子102のy方向の変位が決まるとすると、追従の条件は、下式(3)となる。
Figure 2010146650
Figure 2010146650
したがって、上述した下式(4)(5)が成り立つ。
Figure 2010146650
また、式(5)より、下式(6)が成立する。
Figure 2010146650
(2)非追従
非追従の条件は、下式(7)である。
Figure 2010146650
したがって、下式(8)が成立する。
Figure 2010146650
(3)非追従で(ばね力+W)と減衰力とが釣り合う
非追従で(ばね力+W)と減衰力とが釣り合う条件は、下式(9)である。
Figure 2010146650
したがって、下式(10)が成立する。
Figure 2010146650
(4)着地条件(その後は(1)追従となる)
硬質粒子102が凸部202の底部に着地する条件は、下式(11)である。
Figure 2010146650
本発明者らは、以上のモデルで数値計算を実施した。硬質粒子102の質点質量を4.1×10−12kg、比重を硬質粒子102の直径が10μmと仮定して、7.85g/cmと仮定する。比重7.85g/cmは、鉄の比重に相当する。ディスク200aの摩擦面201の摺動する速度Vは、5.56m/sと仮定する。速度V=5.56m/sは、自動車の車速が40km/hである場合に相当する。荷重Wは、4.7×10−4Nと仮定する。荷重W=4.7×10−4Nは、1MPaで、密度(比)が0.1に相当する。
以上の条件で、ばね定数Kを100N/mと仮定する。減衰定数Cを0.2N/(m/s)と仮定する。なお、ばね定数Kが1mmにつき1000N/mmのばねの10×10μm分であると仮にすると、ばね定数Kは100N/mとなる。減衰定数C=0.2N/(m/s)は、弾性体がゴムの場合は、減衰定数Cがばね定数Kの0.2〜0.3%程度となるため、ゴムブッシュの特性から引用したものである。この場合、図7に示すように、減衰定数Cが大きいため、硬質粒子102が凸部202に追従しないようになる。
一方、減衰定数Cをより小さい0.0005N/(m/s)と仮定する。この場合、図8に示すように、減衰定数Cが小さいため、硬質粒子102が凸部202に完全に追従はしないが、接触点の軌跡が振動する。なお、減衰定数Cが同じであっても、自動車の車速が遅く、ディスク200aの回転速度が低く、速度Vが低速である場合も、図8に示すように硬質粒子102が振動する。
本実施形態では、摩擦面101を有するパッド100aと、摩擦面101に対して摺動する摩擦面201を有するディスク200aとを備えた制動装置において、摩擦面101は、摩擦面201の垂直方向に対して弾性的に支持された硬質粒子102を含み、摩擦面201は、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動方向に沿って配置された複数の凸部202を含み、摩擦面101に対して摩擦面201が摺動するときに、硬質粒子102は、摩擦面201の垂直方向に変位しつつ凸部202それぞれに連続的に当接するため、アブレーシブ摩擦を主とする制動装置と比較して耐磨耗性を向上させることができる。
また、硬質粒子102の頂点近傍であって硬質粒子102の頂点の高さの2〜3%以内の範囲、及び凸部202の頂点近傍であって凸部202の頂点の高さの2〜3%以内の範囲のみが互いに当接するため、硬質粒子102は、摩擦面201の凹凸に追従せず、硬質粒子102と凸部202とは点接触(凝着摩擦)を繰返す。その結果、硬質粒子102と凸部202との間の距離が安定し、摩擦面101と摩擦面201との凝着摩擦力が安定するため、安定した摩擦力を得ることができる。
さらに、硬質粒子102の振動が少なく、大きな減衰係数を有するように弾性的に支持されているため、熱交換効率が高まり、より高い摩擦力を得ることができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図9(A)に示すように、本実施形態の制動装置においては、パッド100bの硬質粒子102それぞれの間が、硬質粒子102よりも柔らかい別部材、例えば樹脂103で埋められている。硬質粒子102の頂点近傍であって硬質粒子102の摩擦面101からの頂点の高さの2〜3%以内の範囲のみが、樹脂103から露出している。
この場合、硬質粒子102それぞれの間が別部材で埋められておらず、ディスク200bの凸部202それぞれの間が、凸部202よりも柔らかい別部材、例えば樹脂で埋められていても良い。この場合、凸部202の頂点近傍であって凸部202の摩擦面201からの頂点の高さの2〜3%以内の範囲のみが、樹脂等の別部材から露出しているものとできる。
あるいは、硬質粒子102それぞれの間及び凸部202それぞれの間が、硬質粒子102及び凸部202よりも柔らかい別部材、例えば樹脂で埋められていても良い。この場合、硬質粒子102の頂点近傍であって硬質粒子102の摩擦面101からの頂点の高さの3%以内の範囲及び凸部202の頂点近傍であって凸部202の摩擦面201からの頂点の高さの2〜3%以内の範囲のみが、樹脂等の別部材から露出しているものとできる。
以下、本実施形態の制動装置の作用効果について説明する。図10(A)に、パッド10bの摩擦面101に硬質粒子102が弾性的に支持され、ディスク20bの摩擦面201に凸部202に設けられた制動装置が示される。硬質粒子102が大きな減衰定数を有するように支持されていても、図10(A)〜(C)に示すように、自動車の車速が遅く、ディスク20bの回転速度が低く、摩擦面101に対する摩擦面201の摺動速度が遅い場合、硬質粒子102が凸部202の形状に追従して変位する恐れがある。
上記のような現象は、自動車が微低速で走行している場合に限定される。そのため、ドライバーが感じるブレーキの効きには、ほとんど影響がない。しかし、硬質粒子102が凸部202を乗り越える振動が、ノイズや振動として自動車の乗員に不快感を与える恐れがある。
一方、本実施形態では、パッド100bの硬質粒子102それぞれの間が、硬質粒子102よりも柔らかい樹脂103で埋められている。そのため、本実施形態の制動装置は、自動車が微低速より速い車速で走行しているときは、上記第1実施形態と同様の安定した制動力を発揮する。また、本実施形態の制動装置は、自動車が微低速で走行しているときは、樹脂103を凸部202が追従することにより、硬質粒子102が凸部202を乗り越える振動が発生せず、ノイズや振動として自動車の乗員に不快感を与えることを防止できる。
以下、本発明の第3及び第4実施形態について説明する。図11に示す第3実施形態のパッド100cでは、摩擦面101に同じ大きさの球状又は半球状の硬質粒子102が六方格子状の配列により互いに密接して配置されている。また、図12に示す第4実施形態のパッド100dでは、摩擦面101に同じ大きさの球状又は半球状の硬質粒子102が正方格子状の配列により互いに密接して配置されている。なお、ディスクの摩擦面201の側にパッド100c,100dと同様に硬質粒子102を配置しても良い。
上記第3及び第4実施形態の制動装置では、硬質粒子102が、同じ大きさの球状又は半球状をなし、摩擦面101において、六方格子状又は正方格子状の配列により、互いに密接して配置されている。そのため、パッド100c,100dは製造し易い。また、パッド100c,100dは、単位面積あたりの硬質粒子102の密度が大きくなることにより、単位時間内に硬質粒子102と凸部202が接触する回数が増え、大きい摩擦力を得ることができる。
以下、本発明の第5〜第7実施形態について説明する。本発明の制動装置は、硬質粒子102がパッド100aの弾性支持部を利用して、所定のばね定数や減衰定数を有している形態に限定されない。例えば、図13に示す第5実施形態に係るパッド支持構造300aは、パッド100aの裏金302と、パッド100aの硬質粒子102を支持する樹脂との間に、所望のばね定数及び減衰定数を有する緩衝材301を有する。これにより、硬質粒子102を脱落しないように保持するには不適当な材質であっても、緩衝材301としては使用できる可能性が有り、設計の自由度が拡がる。
また、図14に示す第6実施形態に係るパッド支持構造300bは、ピストン303と裏金302を有するパッド100aとの間に緩衝材301を有している。また、図15に示す第7実施形態に係るパッド支持構造300cは、裏金302を有するパッド100aが、シリンダー304にブレーキフルード305により加圧される第1ピストン306と油307により加圧される第2ピストン308とによって、所望のばね定数及び減衰定数を有するように弾性的に支持されている。上記第6及び第7実施形態のパッド支持構造300b,300cでは、パッド100aを所望のばね定数及び減衰定数を有するように弾性的に支持することが容易となり、設計の自由度が拡がる。
以下、本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態では、パッド又はディスクの凹凸が、線材を編み込んで作られた網状部材が摩擦面101,201に配置されることにより形成されている。本実施形態のパッド又はディスクを製造するためには、まず、所望のパターンで凸部が出現するように、図16に示すように、アルミ繊維(ワイヤー)からなる縦繊維401及び横繊維402を編んで網状部材400を製造する。次に、網状部材400を酸化させて、表面をAlとする。これにより、網状部材400の硬度が増大する。なお、網状部材400は、アルミ繊維に替えてカーボン繊維により製造しても良い。
図16のB−B線による断面視である図17に示すように、網状部材400の網目で突出した部分が凸部となる。図18に示すように、網状部材400を樹脂等で固めることにより、本実施形態のパッド100eあるいはブレーキシューを製造することができる。また、網状部材400をセラミックスにより固めることにより耐久性を高めることができる。あるいは、網状部材を鋳鉄型に貼り付けた後に、湯鉄で固めることにより、ディスクやドラムを製造することができる。
本実施形態によれば、パッドやディスクの凸部が、縦繊維401及び横繊維402を編み込んで作られた網状部材400を、摩擦面101,201に配置されてなるため、容易に製造することができ、製造コストも低くできる。
また、図19に示す第9実施形態のパッド100fに示すように、複数の網状部材400を摩擦面101に積層して配置されていても良い。これにより、摩擦面101が摩耗したとしても次の層の網状部材400が凸部として露出することになり、耐久性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、本発明の制動装置をディスクブレーキに適用する例について中心に説明したが、本発明はドラムブレーキについても適用可能である。
本発明は、耐磨耗性を犠牲にすることなく、より高く安定した摩擦力を得ることができる制動装置及び摩擦材の製造方法を提供することができる。
10a〜10b パッド
20a〜20b ディスク
100a〜100f パッド
101 摩擦面
102 硬質粒子
103 樹脂
200a〜200b ディスク
201 摩擦面
202 凸部
300a〜300c パッド支持構造
301 緩衝材
302 裏金
303 ピストン
304 シリンダー
305 ブレーキフルード
306 第1ピストン
307 油
308 第2ピストン
400 網状部材
401 縦繊維
402 横繊維

Claims (8)

  1. 第1の摩擦面を有する第1の摩擦材と、
    前記第1の摩擦面に対して移動する第2の摩擦面を有する第2の摩擦材と、
    を備え、
    前記第1の摩擦面は、前記第2の摩擦面の垂直方向に対して弾性的に支持された第1の凸部を含み、
    前記第2の摩擦面は、前記第1の摩擦面に対する前記第2の摩擦面の移動方向に沿って配置された複数の第2の凸部を含み、
    前記第1の摩擦面に対して前記第2の摩擦面が移動するときに、前記第1の凸部は、前記第2の凸部それぞれに連続的に当接し、前記第1の凸部の頂点近傍及び前記第2の凸部の頂点近傍のみが互いに当接する、制動装置。
  2. 前記頂点近傍とは、頂点の高さの3%以内の範囲である、請求項1に記載の制動装置。
  3. 前記第1の凸部及び前記第2の凸部の少なくともいずれかの周囲を覆い、前記第1の凸部及び前記第2の凸部よりも柔らかい軟質部材をさらに備え、
    前記軟質部材は、前記第1の凸部の頂点近傍及び前記第2の凸部の頂点近傍のみを露出させる、請求項1又は2に記載の制動装置。
  4. 複数の前記第1の凸部及び複数の前記第2の凸部の少なくともいずれかが、同じ大きさの球状及び半球状のいずれかの形状をなし、前記第1の摩擦面及び前記第2の摩擦面のいずれかにおいて、六方格子状及び正方格子状のいずれかの配列により、互いに密接して配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制動装置。
  5. 複数の前記第1の凸部及び複数の前記第2の凸部の少なくともいずれかが、線材を編み込んで作られた網状部材を、前記第1の摩擦面及び前記第2の摩擦面のいずれかに配置されてなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制動装置。
  6. 複数の前記第1の凸部及び複数の前記第2の凸部の少なくともいずれかが、複数の前記網状部材を、前記第1の摩擦面及び前記第2の摩擦面のいずれかに積層して配置されてなる、請求項5に記載の制動装置。
  7. 線材を編み込んで作られた網状部材を摩擦面に配置する摩擦材の製造方法。
  8. 複数の前記網状部材を前記摩擦面に積層して配置する請求項7に記載の摩擦材の製造方法。
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