JPWO2010134233A1 - 血管年齢推定装置及び血管年齢推定方法 - Google Patents

血管年齢推定装置及び血管年齢推定方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010134233A1
JPWO2010134233A1 JP2011514290A JP2011514290A JPWO2010134233A1 JP WO2010134233 A1 JPWO2010134233 A1 JP WO2010134233A1 JP 2011514290 A JP2011514290 A JP 2011514290A JP 2011514290 A JP2011514290 A JP 2011514290A JP WO2010134233 A1 JPWO2010134233 A1 JP WO2010134233A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse wave
blood vessel
intermediate value
vessel age
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011514290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5206872B2 (ja
Inventor
哲聡 奥田
哲聡 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2011514290A priority Critical patent/JP5206872B2/ja
Publication of JPWO2010134233A1 publication Critical patent/JPWO2010134233A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5206872B2 publication Critical patent/JP5206872B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/024Detecting, measuring or recording pulse rate or heart rate
    • A61B5/0245Detecting, measuring or recording pulse rate or heart rate by using sensing means generating electric signals, i.e. ECG signals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/02007Evaluating blood vessel condition, e.g. elasticity, compliance
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/72Signal processing specially adapted for physiological signals or for diagnostic purposes
    • A61B5/7235Details of waveform analysis
    • A61B5/7239Details of waveform analysis using differentiation including higher order derivatives

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に生体(被験者)の血管年齢を推定することが可能な血管年齢推定装置を提供する。血管年齢推定装置(1)は、被験者の脈波を検出する圧電トランスデューサ(10)と、検出された脈波を処理して被験者の血管年齢を推定する情報処理ユニット(20A)を備えている。情報処理ユニット(20A)は、脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得部(23)と、加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得部(24)と、差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算部(25)と、求められた面積値のうち、隣接する異符号の面積値の中間値を求める中間値演算部(26)と、求められた中間値に基づいて、被験者の血管年齢を推定する血管年齢推定部(29A)とを備える。

Description

本発明は、生体の血管年齢を推定する血管年齢推定装置及び血管年齢推定方法に関する。
近年、例えば血管の硬化度合い等を診断するために、検出した脈波を2階微分することによって得られる加速度脈波を利用して、生体(被験者)の血管年齢を推定する技術が研究されている。このような技術として、特許文献1には、収集された脈波波形データを帯域通過フィルタを通過させた後、2階微分して加速度脈波を求め、傾きが正から負にあるいは負から正に変化する変曲点を探し、その変曲点の値に基づいて血管の老化度を判断する技術が開示されている。より詳細には、特許文献1に開示されている技術では、加速度脈波の各特定変曲点をa,b,c,d,eとし、d/a,b/a,c/a,e/a,(b−c−d−e)/a等の比率値に基づいて血管の老化程度(すなわち血管年齢)を判断する。
また、特許文献2には、脈波を2階微分して、極大点または極小点である頂部と谷部を検出し、該頂部と谷部との間の面積を算出するとともに、求めた面積から血管年齢を推定するための指数を計算し、血管年齢を推定する技術が記載されている。より具体的には、特許文献2に記載されている技術では、まず、血管年齢を推定するための指数αを、第1山(a波)面積A、第2山(c波)面積C、第2谷(d波)面積Dを用いて、「指数α=−(C+D)/A」として計算する。そして、予め記憶されている指数αと血管年齢との関係を示す回帰式又は数値テーブルに、被験者の脈波から求められた指数αを当てはめることにより、該被験者の血管年齢を推定する。
特開2003−265446号公報 特開2008−079813号公報
上述したように、特許文献1に開示されている技術では、脈波を2階微分した加速度脈波の波高の比率値から血管年齢を判断しているため、ノイズに対して弱い(すなわちロバストネスが低い)という問題がある。すなわち、脈波にノイズがのり、それを拾ってしまうと判断結果が大きく狂うおそれがある。一方、特許文献2に記載の技術では、血管年齢を推定する際に、血管年齢を推定するための指数αを算出するとともに、予め記憶されている指数αと年齢との関係を示す回帰式又は数値テーブルに、算出された指数αを当てはめる必要があるため、簡便性に欠け、演算処理の負荷が大きい。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に生体の血管年齢を推定することが可能な血管年齢推定装置及び血管年齢推定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る血管年齢推定装置は、生体の脈波を検出する脈波検出手段と、脈波検出手段により検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得手段と、加速度脈波取得手段により取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得手段と、差分波形取得手段により取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算手段と、面積値演算手段により求められた面積値のうち、隣接する異符号の面積値の中間値を求める中間値演算手段と、中間値演算手段により求められた中間値に基づいて、生体の血管年齢を推定する推定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る血管年齢推定方法は、生体の脈波を検出する脈波検出ステップと、脈波検出ステップにおいて検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得ステップと、加速度脈波取得ステップにおいて取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得ステップと、差分波形取得ステップにおいて取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算ステップと、面積値演算ステップにおいて求められた面積値のうち、隣接する異符号の面積値の中間値を求める中間値演算ステップと、中間値演算ステップにおいて求められた中間値に基づいて、生体の血管年齢を推定する推定ステップとを備えることを特徴とする。
ところで、加速度脈波の成分には、収縮初期陽性波(a波)、収縮初期陰性波(b波)、収縮中期再上昇波(c波)、収縮後期再下降波(d波)、及び拡張初期陽性波(e波)が含まれる。原波形である脈波との対応を見るとa波、b波は収縮期前方成分に含まれ、c波、d波は収縮期後方成分に含まれる。収縮期前方成分は血液の駆出によって生ずる駆動圧波を反映したものであり、収縮期後方成分は駆動圧波が末梢に伝播し反射して戻ってきた反射圧波を反映したものである。ここで、加速度脈波のパターンは、年齢が高くなるに従って(血管の収縮性が低下するに従って)、a波に対してb波が浅くなり、d波が深くなるという傾向が見られる。
本発明に係る血管年齢推定装置又は血管年齢推定方法によれば、検出された脈波が2階微分されて加速度脈波が取得され、該加速度脈波が差分処理され差分波形が取得されるとともに、差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値のうち、隣接する異符号の面積値の中間値が求められ、該中間値に基づいて、血管年齢が推定される。ここで、中間値は、加速度脈波が差分処理されて得られた差分波形の面積値から求められる値であり、加速度脈波の波形と相関を有し、上述した加齢に伴う(血管年齢に対応した)加速度脈波の特徴的なパターン変化に応じて変化する。よって、中間値を用いることにより、血管年齢に応じて変化する加速度脈波の波形の特徴を適切に抽出し、血管年齢を推定することができる。このように、本発明に係る血管年齢推定装置又は血管年齢推定方法によれば、中間値を求めることで血管年齢を推定することができるため、より簡便に血管年齢の推定結果を得ることができる。また、中間値は差分波形の面積値から求められる値であるため、元の脈波信号に含まれるノイズの影響を効果的に緩和することができる。その結果、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に生体の血管年齢を推定することが可能となる。なお、本明細書では、基準線と基準線よりも上側(プラス側)の差分波形とで囲まれた領域の面積値を正の面積値とし、基準線と基準線よりも下側(マイナス側)の差分波形とで囲まれた領域の面積値を負の面積値とする。
本発明に係る血管年齢推定装置は、中間値演算手段により求められた中間値の変動量を求める中間値変動量演算手段をさらに備え、上記推定手段が、中間値に代えて、中間値変動量演算手段により求められた中間値の変動量に基づいて、生体の血管年齢を推定することが好ましい。
また、本発明に係る血管年齢推定方法は、中間値演算ステップにおいて求められた中間値の変動量を求める中間値変動量演算ステップをさらに備え、上記推定ステップでは、中間値に代えて、中間値変動量演算ステップにおいて求められた中間値の変動量に基づいて、生体の血管年齢を推定することが好ましい。
この場合、上述した中間値の変動量が求められ、該中間値の変動量に基づいて、血管年齢が推定される。上述したように、中間値は、加速度脈波の波形と相関を有し、加齢に伴う(血管年齢に対応した)加速度脈波の特徴的なパターン変化に応じて変化する。そのため、中間値の変動量も同様に、加齢に伴う加速度脈波の特徴的なパターン変化に応じて変化する。よって、中間値の変動量を用いることにより、血管年齢に応じて変化する加速度脈波の波形の特徴を適切に抽出し、血管年齢を推定することができる。このように、中間値の変動量を求めることで血管年齢を推定することができるため、簡便に血管年齢の推定結果を得ることができる。また、中間値の変動量は差分波形の面積値の中間値から求められる量であるため、元の脈波信号に含まれるノイズの影響を効果的に緩和することができる。その結果、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に生体の血管年齢を推定することが可能となる。
本発明に係る血管年齢推定装置は、生体の脈波を検出する脈波検出手段と、脈波検出手段により検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得手段と、加速度脈波取得手段により取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得手段と、差分波形取得手段により取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算手段と、面積値演算手段により求められた面積値のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合を求める変化割合演算手段と、変化割合演算手段により求められた面積値の変化割合に基づいて、生体の血管年齢を推定する推定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る血管年齢推定方法は、生体の脈波を検出する脈波検出ステップと、脈波検出ステップにおいて検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得ステップと、加速度脈波取得ステップにおいて取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得ステップと、差分波形取得ステップにおいて取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算ステップと、面積値演算ステップにおいて求められた面積値のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合を求める変化割合演算ステップと、変化割合演算ステップにおいて求められた面積値の変化割合に基づいて、生体の血管年齢を推定する推定ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る血管年齢推定装置又は血管年齢推定方法によれば、検出された脈波が2階微分されて加速度脈波が取得され、該加速度脈波が差分処理され差分波形が取得されるとともに、差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合が求められ、該変化割合に基づいて、血管年齢が推定される。ここで、加速度脈波が差分処理されて得られた差分波形の面積値は、加速度脈波の波形と相関を有し、隣合う同符号の面積値の変化割合は、上述した加齢に伴う(血管年齢に対応した)加速度脈波の特徴的なパターン変化に応じて変化する。よって、面積値の変化割合を用いることにより、血管年齢に応じて変化する加速度脈波の波形の特徴を適切に抽出し、血管年齢を推定することができる。このように、本発明に係る血管年齢推定装置又は血管年齢推定方法によれば、面積値の変化割合を求めることで血管年齢を推定することができるため、より簡便に血管年齢の推定結果を得ることができる。また、面積値の変化割合は差分波形の面積値から求められる値であるため、元の脈波信号に含まれるノイズの影響を効果的に緩和することができる。その結果、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に生体の血管年齢を推定することが可能となる。
本発明に係る血管年齢推定装置は、面積値演算手段により取得された面積値の極値の周期に基づいて、生体の脈拍数を算出する脈拍数算出手段をさらに備えることが好ましい。
また、本発明に係る血管年齢推定方法は、面積値演算ステップにおいて取得された面積値の極値の周期に基づいて、生体の脈拍数を算出する脈拍数算出ステップをさらに備えることが好ましい。
このようにすれば、面積値の変化割合に基づいて血管年齢を推定する際に、脈拍数も併せて算出することができる。
本発明に係る血管年齢推定装置では、脈波検出手段として、圧電トランスデューサを用いることが好ましい。また、本発明に係る血管年齢推定方法では、脈波検出ステップにおいて、圧電トランスデューサを用いて生体の脈波を検出することが好ましい。
このように圧電トランスデューサを用いれば、脈波を変位信号として検出することができる。また、圧電トランスデューサを生体(被験者)の皮膚表面に当てるだけで脈波を検出することができるため、簡単かつ無傷、無痛で脈波を検出することが可能となる。
本発明によれば、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に生体の血管年齢を推定することが可能となる。
第1実施形態に係る血管年齢推定装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る血管年齢推定装置に用いられる圧電トランスデューサの断面図である。 (a)は年齢が低い被験者の加速度脈波の一例を示す図であり、(b)は年齢が高い被験者の加速度脈波の一例を示す図である。 (a)は年齢が低い被験者の差分波形の一例を示す図であり、(b)は年齢が高い被験者の差分波形の一例を示す図である。 (a)は年齢が低い被験者の中間値の一例を示す図であり、(b)は年齢が高い被験者の中間値の一例を示す図である。 第1実施形態に係る血管年齢推定装置による血管年齢推定処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る血管年齢推定装置の構成を示すブロック図である。 (a)は年齢が低い被験者の中間値変動量の一例を示す図であり、(b)は年齢が高い被験者の中間値変動量の一例を示す図である。 第2実施形態に係る血管年齢推定装置による血管年齢推定処理の処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る血管年齢推定装置の構成を示すブロック図である。 (a)は年齢が低い被験者の面積値変化割合の一例を示す図であり、(b)は年齢が高い被験者の面積値変化割合の一例を示す図である。 第3実施形態に係る血管年齢推定装置による血管年齢推定処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、図1を用いて、第1実施形態に係る血管年齢推定装置1の構成について説明する。図1は、血管年齢推定装置1の構成を示すブロック図である。
血管年齢推定装置1は、被験者(生体)の脈波を検出し、検出した脈波を2階微分して加速度脈波を取得し、該加速度脈波を差分処理して差分波形を取得するとともに、差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値のうち、隣接する異符号の面積値の中間値を求め、該中間値に基づいて被験者の血管年齢を推定するものである。そのために、血管年齢推定装置1は、被験者の脈波を検出する圧電トランスデューサ10、及び、検出された脈波を処理して被験者の血管年齢を推定する情報処理ユニット20Aを備えている。この情報処理ユニット20Aは、増幅部21、A/D変換部22、加速度脈波取得部23、差分波形取得部24、面積値演算部25、中間値演算部26、及び血管年齢推定部29Aを有している。以下、各構成について詳細に説明する。
圧電トランスデューサ10は、被験者の脈波を検出するセンサであり、被験者の動脈を伝わる脈波を皮膚の変位として電気信号に変換して出力する。すなわち、圧電トランスデューサ10は特許請求の範囲に記載の脈波検出手段として機能する。ここで、圧電トランスデューサ10の断面を図2に示す。圧電トランスデューサ10は、ユニモルフ構造を有し、有底円筒状のケース11の平坦な底部12が振動面として構成され、その底部12の内面に圧電素子13が固定されている。ケース11の開口部は封止材14によって閉じられ、この封止材14を介してリード線15が引き出されている。なお、圧電トランスデューサ10は図2に示された構造のものには限られない。脈波を検出する際には、底部12の外表面が被験者Hの皮膚に当てられる。なお、脈波を検出する部位、すなわち圧電トランスデューサ10を当てる部位としては、例えば、被験者Hの手首から指先までの間が好ましい。圧電トランスデューサ10はリード線15及び配線を介して情報処理ユニット20Aに接続されており、検出された脈波信号は情報処理ユニット20Aに出力される。
情報処理ユニット20Aは、上述したように、圧電トランスデューサ10により検出された脈波を処理して被験者の血管年齢を推定するものである。情報処理ユニット20Aは、入力インターフェースとしての増幅部21、A/D変換部22、及び、該増幅部21、A/D変換部22を介して入力される脈波に対して演算処理を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラムやデータを記憶するROM、演算結果などの各種データを一時的に記憶するRAM、及びデータがバックアップされているバックアップRAM等により構成されている。情報処理ユニット20Aでは、ROMに記憶されているプログラムが、マイクロプロセッサによって実行されることにより、加速度脈波取得部23〜血管年齢推定部29Aの機能が実現される。
増幅部21は、例えばオペアンプ等を用いた増幅器により構成され、圧電トランスデューサ10により検出された脈波信号を増幅する。増幅部21で増幅された脈波は、A/D変換部22に出力される。A/D変換部22は、A/Dコンバータにより構成され、圧電トランスデューサ10により検出され増幅部21で増幅された脈波(アナログ信号)をディジタルデータに変換する。ディジタル変換された脈波は、加速度脈波取得部23に出力される。なお、前処理として、ローパスフィルタやバンドパスフィルタ等を用いて脈波信号からノイズを除去する構成としてもよい。又は、A/D変換後にディジタルフィルタを用いてフィルタリング処理を施すことによりノイズを除去してもよい。
加速度脈波取得部23は、脈波(PW)を2階微分して加速度脈波(APW)を取得する。すなわち、加速度脈波取得部23は、特許請求の範囲に記載の加速度脈波取得手段として機能する。ここで、図3(a)に年齢が低い被験者(25才、以下「被験者A」という)の加速度脈波の一例を示す。また、図3(b)に年齢が高い被験者(53才、以下「被験者B」という)の加速度脈波の一例を示す。図3(a)(b)に示されるように、加速度脈波の成分には、収縮初期陽性波(a波)、収縮初期陰性波(b波)、収縮中期再上昇波(c波)、収縮後期再下降波(d波)、及び拡張初期陽性波(e波)が含まれる。原波形である脈波との対応を見るとa波、b波は収縮期前方成分に含まれ、c波、d波は収縮期後方成分に含まれる。収縮期前方成分は血液の駆出によって生ずる駆動圧波を反映したものであり、収縮期後方成分は駆動圧波が末梢に伝播し反射して戻ってきた反射圧波を反映したものである。なお、取得された加速度脈波(APW)は差分波形取得部24に出力される。
差分波形取得部24は、加速度脈波取得部23により取得された加速度脈波(APW)について差分処理を行い差分波形(DAPW)を取得する。すなわち、差分波形取得部24は、特許請求の範囲に記載の差分波形取得手段として機能する。より具体的には、例えば、サンプリング周波数を500Hzとしたとき、ノイズによる影響を考慮するため、加速度脈波の今回値(APW0)と8サンプリング前の値(APW1)との差分値(DAPW)を次式(1)に従って算出し、この処理をサンプリングデータ毎に順次繰り返して行うことにより、差分波形(DAPW)を取得する。
DAPW=APW0−APW1 ・・・(1)
ここで、図4(a)に、図3(a)の加速度脈波(APW)から得られた、被験者Aの差分波形(DAPW)の一例を示す。また、図4(b)に、図3(b)の加速度脈波(APW)から得られた、被験者Bの差分波形(DAPW)の一例を示す。なお、差分波形取得部24により取得された差分波形(DAPW)は面積値演算部25に出力される。
面積値演算部25は、差分波形取得部24により取得された差分波形(DAPW)と基準線(差分値がゼロの線)とで囲まれる領域の積分値、すなわち該領域の面積値(SDAPW)を求める。よって、面積値演算部25は、特許請求の範囲に記載の面積値演算手段として機能する。より詳細には、面積値演算部25は、基準線と基準線よりも上側(プラス側)の差分波形(DAPW)とで囲まれた領域の正の面積値(SDAPW)を算出するとともに、基準線と基準線よりも下側(マイナス側)の差分波形(DAPW)とで囲まれた領域の負の面積値(SDAPW)を算出する。ここで、基準線と基準線よりも上側の差分波形(DAPW)とで囲まれた領域の正の面積値(SDAPW)を時系列順に第1面積値(SDAPW1)、第3面積値(SDAPW3)、第5面積値(SDAPW5)とし、基準線と基準線よりも下側の差分波形(DAPW)とで囲まれた領域の負の面積値を時系列順に第2面積値(SDAPW2)、第4面積値(SDAPW4)とする(図4のハッチング部分及び図11参照)。なお、面積値演算部25により求められた各面積値(SDAPW1〜5)は中間値演算部26に出力される。
上述したように、加速度脈波(APW)のパターンは、年齢が高くなるに従って、a波に対してb波が浅くなり、d波が深くなるという傾向が見られる(図3(b)参照)。すなわち、年齢が若いほど、a波に対してb波が深くなり、d波が浅くなる傾向が見られる(図3(a)参照)。よって、差分波形の面積値(SDAPW)で見た場合、年齢が高くなるに従って、第2面積値(SDAPW2)がマイナス方向に小さく、第3面積値(SDAPW3)がプラス方向に小さく、第4面積値(SDAPW4)がマイナス方向に大きくなる傾向が見られる(図4(b)参照)。逆に、年齢が若いほど、第2面積値(SDAPW2)がマイナス方向に大きく、第3面積値(SDAPW3)がプラス方向に大きく、第4面積値(SDAPW4)がマイナス方向に小さくなる傾向が見られる(図4(a)参照)。
中間値演算部26は、面積値演算部25により求められた面積値(SDAPW)のうち、隣接する異符号の面積値の中間値(SDAPW_MID)を求める。すなわち、中間値演算部26は、特許請求の範囲に記載の中間値演算手段として機能する。より詳細には、中間値演算部26は、次式(2.1)〜(2.5)に従って、隣接する異符号の面積値の中間値(SDAPW_MID)を算出する。ここで、隣接する異符号の第1面積値(SDAPW1)と第2面積値(SDAPW2)との中間値を第2中間値(SDAPW_MID2)とする。同様に、第2面積値(SDAPW2)と第3面積値(SDAPW3)との中間値を第3中間値(SDAPW_MID3)とし、第3面積値(SDAPW3)と第4面積値(SDAPW4)との中間値を第4中間値(SDAPW_MID4)とし、第4面積値(SDAPW4)と第5面積値(SDAPW5)との中間値を第5中間値(SDAPW_MID5)とする。なお、第1中間値(SDAPW_MID1)は、第1面積値(SDAPW1)の半分の値とする。
SDAPW_MID1=(0+SDAPW1)/2 ・・・(2.1)
SDAPW_MID2=(SDAPW1−SDAPW2)/2 ・・・(2.2)
SDAPW_MID3=(−SDAPW2+SDAPW3)/2 ・・・(2.3)
SDAPW_MID4=(SDAPW3−SDAPW4)/2 ・・・(2.4)
SDAPW_MID5=(−SDAPW4+SDAPW5)/2 ・・・(2.5)
ここで、図5(a)に、図4(a)の面積値(SDAPW)から得られた、被験者Aの中間値(SDAPW_MID)の一例を示す。また、図5(b)に、図4(b)の面積値(SDAPW)から得られた、被験者Bの中間値(SDAPW_MID)の一例を示す。上述したように、差分波形の面積値(SDAPW)は、年齢が高くなるに従って、第2面積値(SDAPW2)がマイナス方向に小さく、第3面積値(SDAPW3)がプラス方向に小さく、第4面積値(SDAPW4)がマイナス方向に大きくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第2面積値(SDAPW2)がマイナス方向に大きく、第3面積値(SDAPW3)がプラス方向に大きく、第4面積値(SDAPW4)がマイナス方向に小さくなる傾向が見られる。よって、中間値(SDAPW_MID)で見た場合、年齢が高くなるに従って、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に小さく、第4中間値(SDAPW_MID4)がマイナス方向に大きくなる傾向が見られる(図5(b)参照)。逆に、年齢が若いほど、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に大きく、第4中間値(SDAPW_MID4)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる(図5(a)参照)。なお、中間値演算部26により求められた各中間値(SDAPW_MID1〜5)は血管年齢推定部29Aに出力される。
血管年齢推定部29Aは、中間値演算部26により求められた中間値(SDAPW_MID)に基づいて、被験者の血管年齢を推定する。すなわち、血管年齢推定部29Aは、特許請求の範囲に記載の推定手段として機能する。ここで、上述したように、中間値(SDAPW_MID)は、年齢が高くなるに従って、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に小さく、第4中間値(SDAPW_MID4)がマイナス方向に大きくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に大きく、第4中間値(SDAPW_MID4)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる。従って、血管年齢推定部29Aは、例えば、第4中間値(SDAPW_MID4)の値に応じ、該第4中間値(SDAPW_MID4)の値がプラス方向に大きくなるほど血管年齢が若いと推定する。なお、第4中間値(SDAPW_MID4)の値に代えて、又は加えて第2中間値(SDAPW_MID2)等の値に応じて血管年齢を推定してもよい。血管年齢推定部29Aによる血管年齢の推定結果は、出力インターフェース(図示省略)を介して外部に出力される。
次に、図6を参照しつつ、血管年齢推定装置1の動作、及び血管年齢推定方法について説明する。図6は、血管年齢推定装置1による血管年齢推定処理の処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS100では、例えば被験者の手首等に当てられた圧電トランスデューサ10により被験者の脈波(PW)が検出される。次に、ステップS102では、ステップS100で検出された脈波(PW)が、増幅されてディジタルデータに変換された後、2階微分されて加速度脈波(APW)が取得される(図3参照)。続いて、ステップS104では、ステップS102で取得された加速度脈波(APW)について差分処理が行われ、差分波形(DAPW)が取得される(図4参照)。
続くステップS106では、ステップS104で取得された差分波形(DAPW)と基準線とで囲まれる領域の面積値(SDAPW)が求められる(図4(a)(b)のハッチング部分参照)。次に、ステップS108では、ステップS106で求められた面積値(SDAPW)のうち、隣接する異符号の面積値(SDAPW)の中間値(SDAPW_MID)が求められる(図5参照)。
そして、ステップS110では、ステップS108で求められた中間値(SDAPW_MID)に基づいて、被験者の血管年齢が推定される。より具体的には、例えば、図5(a)(b)に示される第4中間値(SDAPW_MID4)の値に応じ、該第4中間値(SDAPW_MID4)の値がプラス方向に大きくなるほど血管年齢が若いと推定される。その後、本処理が終了する。
本実施形態によれば、加速度脈波(APW)が差分処理され差分波形(DAPW)が取得されるとともに、差分波形(DAPW)と基準線とで囲まれる領域の面積値(SDAPW)のうち、隣接する異符号の面積値の中間値(SDAPW_MID)が求められ、該中間値(SDAPW_MID)に基づいて、血管年齢が推定される。ここで、上述したように、中間値(SDAPW_MID)は、年齢が高くなるに従って、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に小さく、第4中間値(SDAPW_MID4)がマイナス方向に大きくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に大きく、第4中間値(SDAPW_MID4)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる。従って、例えば、第4中間値(SDAPW_MID4)の値に応じ、該第4中間値(SDAPW_MID4)の値がプラス方向に大きくなるほど血管年齢が若いと推定することができる。このように、本実施形態によれば、中間値(SDAPW_MID)を求めることで血管年齢を推定することができるため、より簡便に血管年齢の推定結果を得ることができる。また、中間値(SDAPW_MID)は差分波形の面積値(SDAPW)から求められる値であるため、元の脈波信号(PW)に含まれるノイズの影響を効果的に緩和することができる。その結果、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に被験者の血管年齢を推定することが可能となる。
本実施形態によれば、被験者の脈波(PW)を検出する手段として圧電トランスデューサ10を用いることにより、脈波(PW)を変位信号として検出することができる。また、圧電トランスデューサ10を被験者の皮膚表面に当てるだけで脈波(PW)を検出できるため、簡単かつ無傷、無痛で脈波を検出することが可能となる。さらに、圧電トランスデューサ10は小型かつ安価であるため、操作性の向上やコストの低減を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、図7を用いて、第2実施形態に係る血管年齢推定装置2の構成について説明する。図7は、血管年齢推定装置2の構成を示すブロック図である。なお、図7において第1実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
血管年齢推定装置1は、差分波形(DAPW)の面積値の中間値(SDAPW_MID)に基づいて血管年齢を推定したが、血管年齢推定装置2は、中間値の変動量(CSDAPW_MID)に基づいて血管年齢を推定する。そのため、血管年齢推定装置2は、上述した情報処理ユニット20Aに代えて情報処理ユニット20Bを備えている。該情報処理ユニット20Bは、情報処理ユニット20Aの構成に加えて中間値変動量演算部27をさらに備えるとともに、血管年齢推定部29Aに代えて、中間値の変動量(CSDAPW_MID)に基づいて血管年齢を推定する血管年齢推定部29Bを備えている点で上述した情報処理ユニット20Aと異なっている。その他の構成は、上述した血管年齢推定装置1と同一または同様であるので、ここでは説明を省略する。
情報処理ユニット20Bを構成する中間値変動量演算部27は、中間値演算部26により求められた中間値の変動量(CSDAPW_MID)を求める。すなわち、中間値変動量演算部27は、特許請求の範囲に記載の中間値変動量演算手段として機能する。より詳細には、中間値変動量演算部27は、次式(3.1)〜(3.4)に従って、第1中間値変動量(CSDAPW_MID1)〜第4中間値変動量(CSDAPW_MID4)を算出する。
CSDAPW_MID1=SDAPW_MID2−SDAPW_MID1 (3.1)
CSDAPW_MID2=SDAPW_MID3−SDAPW_MID2 (3.2)
CSDAPW_MID3=SDAPW_MID4−SDAPW_MID3 (3.3)
CSDAPW_MID4=SDAPW_MID5−SDAPW_MID4 (3.4)
ここで、図8(a)に、図5(a)の中間値(SDAPW_MID)から得られた、被験者Aの中間値変動量(CSDAPW_MID)の一例を示す。また、図8(b)に、図5(b)の中間値(SDAPW_MID)から得られた、被験者Bの中間値変動量(CSDAPW_MID)の一例を示す。上述したように、中間値(SDAPW_MID)は、年齢が高くなるに従って、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に小さく、第4中間値(SDAPW_MID4)がマイナス方向に大きくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第2中間値(SDAPW_MID2)がマイナス方向に大きく、第4中間値(SDAPW_MID4)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる。よって、中間値変動量(CSDAPW_MID)で見た場合、年齢が高くなるに従って、第2中間値変動量(CSDAPW_MID2)がマイナス方向に大きく、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)がプラス方向に小さくなる傾向が見られる(図8(b)参照)。逆に、年齢が若いほど、第2中間値変動量(CSDAPW_MID2)がマイナス方向に小さく、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる(図8(a)参照)。なお、中間値変動量演算部27により求められた中間値の変動量は血管年齢推定部29Bに出力される。
血管年齢推定部29Bは、中間値変動量演算部27により求められた中間値変動量(CSDAPW_MID)に基づいて、被験者の血管年齢を推定する。すなわち、血管年齢推定部29Bも特許請求の範囲に記載の推定手段として機能する。ここで、上述したように、中間値変動量(CSDAPW_MID)は、年齢が高くなるに従って、第2中間値変動量(CSDAPW_MID2)がマイナス方向に大きく、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)がプラス方向に小さくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第2中間値変動量(CSDAPW_MID2)がマイナス方向に小さく、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる。従って、血管年齢推定部29Bは、例えば、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)の値に応じ、該第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)の値がプラス方向に大きくなるほど血管年齢が若いと推定する。なお、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)の値に代えて、又は加えて第2中間値変動量(CSDAPW_MID2)等の値に応じて血管年齢を推定してもよい。血管年齢推定部29Bによる血管年齢の推定結果は、出力インターフェースを介して外部に出力される。
次に、図9を参照しつつ、血管年齢推定装置2の動作、及び血管年齢推定方法について説明する。図9は、血管年齢推定装置2による血管年齢推定処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ステップS200〜S208は、上述したステップS100〜S108と同一であるので、ここでは説明を省略する。
ステップS210では、ステップS208で求められた中間値の変動量(CSDAPW_MID)が求められる(図8参照)。そして、ステップS212では、ステップS210で求められた中間値変動量(CSDAPW_MID)に基づいて、被験者の血管年齢が推定される。より具体的には、例えば、図8(a)(b)に示される第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)の値に応じ、該第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)の値がプラス方向に大きくなるほど血管年齢が若いと推定される。その後、本処理が終了する。
本実施形態によれば、中間値の変動量(CSDAPW_MID)が求められ、該中間値変動量(CSDAPW_MID)に基づいて、血管年齢が推定される。ここで、上述したように、中間値変動量(CSDAPW_MID)は、年齢が高くなるに従って、第2中間値変動量(CSDAPW_MID2)がマイナス方向に大きく、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)がプラス方向に小さくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第2中間値変動量(CSDAPW_MID2)がマイナス方向に小さく、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる。従って、例えば、第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)の値に応じ、該第3中間値変動量(CSDAPW_MID3)の値がプラス方向に大きくなるほど血管年齢が若いと推定することができる。このように、本実施形態によれば、中間値変動量(CSDAPW_MID)を求めることで血管年齢を推定することができるため、簡便に血管年齢の推定結果を得ることができる。また、中間値変動量(CSDAPW_MID)は差分波形の面積値の中間値(SDAPW_MID)から求められる量であるため、元の脈波信号(PW)に含まれるノイズの影響を効果的に緩和することができる。その結果、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に被験者の血管年齢を推定することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、図10を用いて、第3実施形態に係る血管年齢推定装置3の構成について説明する。図10は、血管年齢推定装置3の構成を示すブロック図である。なお、図10において第1実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
血管年齢推定装置1は、差分波形の面積値の中間値(SDAPW_MID)に基づいて血管年齢を推定したが、血管年齢推定装置3は、面積値の変化割合(傾き)(CSDAPW)に基づいて血管年齢を推定する。そのため、血管年齢推定装置3は、上述した情報処理ユニット20Aに代えて情報処理ユニット20Cを備えている。情報処理ユニット20Cは、情報処理ユニット20Aを構成する中間値演算部26に代えて変化割合演算部28を備えるとともに、血管年齢推定部29Aに代えて、面積値の変化割合(CSDAPW)に基づいて血管年齢を推定する血管年齢推定部29Cを備えている点で上述した情報処理ユニット20Aと異なっている。また、情報処理ユニット20Cは、被験者の脈拍数を算出する脈拍数算出部30をさらに備えている点で上述した情報処理ユニット20Aと異なっている。その他の構成は、上述した血管年齢推定装置1と同一または同様であるので、ここでは説明を省略する。
情報処理ユニット20Cを構成する変化割合演算部28は、面積値演算部25により求められた面積値(SDAPW)のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合(CSDAPW)を取得する。すなわち、変化割合演算部28は、特許請求の範囲に記載の変化割合演算手段として機能する。
より詳細には、変化割合演算部28は、次式(4.1)〜(4.3)に従って、面積値の変化割合(CSDAPW1〜3)を算出する。ここで、第1面積値(SDAPW1)から第2面積値(SDAPW2)に切り替わる時刻(すなわち、第1面積値(SDAPW1)が算出される時刻)をT1、第2面積値(SDAPW2)から第3面積値(SDAPW3)に切り替わる時刻をT2とする。同様に、第3面積値(SDAPW3)から第4面積値(SDAPW4)に切り替わる時刻をT3、第4面積値(SDAPW4)から第5面積値(SDAPW5)に切り替わる時刻をT4,第5面積値(SDAPW5)が算出される時刻をT5とする。また、隣合う同符号の第1面積値(SDAPW1)と第3面積値(SDAPW3)との変化割合を第1面積値変化割合(CSDAPW1)とする。同様に、第2面積値(SDAPW2)と第4面積値(SDAPW4)との変化割合を第2面積値変化割合(CSDAPW2)とし、第3面積値(SDAPW3)と第5面積値(SDAPW5)との変化割合を第3面積値変化割合(CSDAPW3)とする。
CSDAPW1=(SDAPW3−SDAPW1)/(T3−T1)・・・(4.1)
CSDAPW2=(SDAPW4−SDAPW2)/(T4−T2)・・・(4.2)
CSDAPW3=(SDAPW5−SDAPW3)/(T5−T3)・・・(4.3)
ここで、図11(a)に、被験者Aの面積値変化割合(CSDAPW)の一例を示す。また、図11(b)に、被験者Bの面積値変化割合(CSDAPW)の一例を示す。上述したように、差分波形の面積値(SDAPW)は、年齢が高くなるに従って、第2面積値(SDAPW2)がマイナス方向に小さく、第3面積値(SDAPW3)がプラス方向に小さく、第4面積値(SDAPW4)がマイナス方向に大きくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど第2面積値(SDAPW2)がマイナス方向に大きく、第3面積値(SDAPW3)がプラス方向に大きく、第4面積値(DAPW4)がマイナス方向に小さくなる傾向が見られる。よって、面積値変化割合(CSDAPW)で見た場合、年齢が高くなるに従って、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に大きく、第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に小さくなる傾向が見られる(図11(b)参照)。逆に、年齢が若いほど、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に小さく、第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる(図11(a)参照)。なお、変化割合演算部28により求められた面積値の変化割合(CSDAPW)は血管年齢推定部29Cに出力される。
血管年齢推定部29Cは、変化割合演算部28により求められた面積値変化割合(CSDAPW)に基づいて、被験者の血管年齢を推定する。すなわち、血管年齢推定部29Cも特許請求の範囲に記載の推定手段として機能する。ここで、上述したように、面積値変化割合(CSDAPW)は、年齢が高くなるに従って、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に大きく、第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に小さくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に小さく、第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる。従って、血管年齢推定部29Cは、例えば、第1面積値変化割合(CSDAPW1)及び/又は第2面積値変化割合(CSDAPW2)に応じ、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に小さくなるほど(傾きが緩やかなほど)、又は第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に大きくなるほど(傾きが急なほど)、血管年齢が若いと推定する。
一方、脈拍数算出部30は、面積値演算部25により取得された面積値(SDAPW)の極値の周期に基づいて、被験者の脈拍数を算出する。より具体的には、脈拍数算出部30は、例えば、極値をとる第2面積値(SDAPW2)が出力される時間間隔から脈拍数を算出する。すなわち、脈拍数算出部30は、特許請求の範囲に記載の脈拍数算出手段として機能する。
次に、図12を参照しつつ、血管年齢推定装置3の動作、及び血管年齢推定方法について説明する。図12は、血管年齢推定装置3による血管年齢推定処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ステップS300〜S306は、上述したステップS100〜S106と同一であるので、ここでは説明を省略する。
ステップS308では、ステップS306で求められた面積値(SDAPW)のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合(傾き)(CSDAPW)が取得される(図11参照)。そして、ステップS310では、ステップS308で求められた面積値変化割合(CSDAPW)に基づいて、被験者の血管年齢が推定される。より具体的には、例えば、図11(a)(b)に示される第1面積値変化割合(CSDAPW1)及び/又は第2面積値変化割合(CSDAPW2)に応じ、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に小さくなるほど(傾きが緩やかなほど)、又は第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に大きくなるほど(傾きが急なほど)、血管年齢が若いと推定される。
次に、ステップS312では、例えば、極値をとる第2面積値(SDAPW2)が出力される時間間隔から脈拍数が算出される。その後、本処理が終了する。
本実施形態によれば、加速度脈波(APW)が差分処理され差分波形(DAPW)が取得されるとともに、差分波形(DAPW)と基準線とで囲まれる領域の面積値(SDAPW)のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合(傾き)(CSDAPW)が求められ、該変化割合(CSDAPW)に基づいて、血管年齢が推定される。ここで、上述したように、面積値の変化割合(CSDAPW)は、年齢が高くなるに従って、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に大きく、第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に小さくなる傾向が見られる。逆に、年齢が若いほど、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に小さく、第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に大きくなる傾向が見られる。従って、例えば、第1面積値変化割合(CSDAPW1)及び/又は第2面積値変化割合(CSDAPW2)に応じ、第1面積値変化割合(CSDAPW1)がマイナス方向に小さくなるほど、又は第2面積値変化割合(CSDAPW2)がプラス方向に大きくなるほど、血管年齢が若いと推定することができる。このように、本実施形態によれば、面積値の変化割合(CSDAPW)を求めることで血管年齢を推定することができるため、より簡便に血管年齢の推定結果を得ることができる。また、面積値の変化割合(CSDAPW)は差分波形の面積値(SDAPW)から求められる値であるため、元の脈波信号(PW)に含まれるノイズの影響を効果的に緩和することができる。その結果、演算負荷の増大を抑制しつつ、より高精度に被験者の血管年齢を推定することが可能となる。
また、本実施形態によれば、面積値の変化割合(CSDAPW)に基づいて被験者の血管年齢を推定する際に、脈拍数も併せて算出することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、被験者の脈波を検出するために圧電トランスデューサを用いたが、圧電トランスデューサに代えて、例えば光学式の脈波検出センサを用いてもよい。
1,2,3 血管年齢推定装置
10 圧電トランスデューサ
20A,20B,20C 情報処理ユニット
21 増幅部
22 A/D変換部
23 加速度脈波取得部
24 差分波形取得部
25 面積値演算部
26 中間値演算部
27 中間値変動量演算部
28 変化割合演算部
29A,29B,29C 血管年齢推定部
30 脈拍数算出部

Claims (10)

  1. 生体の脈波を検出する脈波検出手段と、
    前記脈波検出手段により検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得手段と、
    前記加速度脈波取得手段により取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得手段と、
    前記差分波形取得手段により取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算手段と、
    前記面積値演算手段により求められた面積値のうち、隣接する異符号の面積値の中間値を求める中間値演算手段と、
    前記中間値演算手段により求められた中間値に基づいて、前記生体の血管年齢を推定する推定手段と、を備えることを特徴とする血管年齢推定装置。
  2. 前記中間値演算手段により求められた中間値の変動量を求める中間値変動量演算手段をさらに備え、
    前記推定手段は、前記中間値に代えて、前記中間値変動量演算手段により求められた中間値の変動量に基づいて、前記生体の血管年齢を推定することを特徴とする請求項1に記載の血管年齢推定装置。
  3. 生体の脈波を検出する脈波検出手段と、
    前記脈波検出手段により検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得手段と、
    前記加速度脈波取得手段により取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得手段と、
    前記差分波形取得手段により取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算手段と、
    前記面積値演算手段により求められた面積値のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合を求める変化割合演算手段と、
    前記変化割合演算手段により求められた面積値の変化割合に基づいて、前記生体の血管年齢を推定する推定手段と、を備えることを特徴とする血管年齢推定装置。
  4. 前記面積値演算手段により取得された面積値の極値の周期に基づいて、前記生体の脈拍数を算出する脈拍数算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の血管年齢推定装置。
  5. 前記脈波検出手段は、圧電トランスデューサであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の血管年齢推定装置。
  6. 生体の脈波を検出する脈波検出ステップと、
    前記脈波検出ステップにおいて検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得ステップと、
    前記加速度脈波取得ステップにおいて取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得ステップと、
    前記差分波形取得ステップにおいて取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算ステップと、
    前記面積値演算ステップにおいて求められた面積値のうち、隣接する異符号の面積値の中間値を求める中間値演算ステップと、
    前記中間値演算ステップにおいて求められた中間値に基づいて、前記生体の血管年齢を推定する推定ステップと、を備えることを特徴とする血管年齢推定方法。
  7. 前記中間値演算ステップにおいて求められた中間値の変動量を求める中間値変動量演算ステップをさらに備え、
    前記推定ステップでは、前記中間値に代えて、前記中間値変動量演算ステップにおいて求められた中間値の変動量に基づいて、前記生体の血管年齢を推定することを特徴とする請求項6に記載の血管年齢推定方法。
  8. 生体の脈波を検出する脈波検出ステップと、
    前記脈波検出ステップにおいて検出された脈波を2階微分して加速度脈波を取得する加速度脈波取得ステップと、
    前記加速度脈波取得ステップにおいて取得された加速度脈波について差分処理を行い差分波形を取得する差分波形取得ステップと、
    前記差分波形取得ステップにおいて取得された差分波形と基準線とで囲まれる領域の面積値を求める面積値演算ステップと、
    前記面積値演算ステップにおいて求められた面積値のうち、隣合う同符号の面積値の変化割合を求める変化割合演算ステップと、
    前記変化割合演算ステップにおいて求められた面積値の変化割合に基づいて、前記生体の血管年齢を推定する推定ステップと、を備えることを特徴とする血管年齢推定方法。
  9. 前記面積値演算ステップにおいて取得された面積値の極値の周期に基づいて、前記生体の脈拍数を算出する脈拍数算出ステップをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の血管年齢推定方法。
  10. 前記脈波検出ステップでは、圧電トランスデューサを用いて前記生体の脈波を検出することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の血管年齢推定方法。

JP2011514290A 2009-05-18 2010-02-04 血管年齢推定装置 Expired - Fee Related JP5206872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011514290A JP5206872B2 (ja) 2009-05-18 2010-02-04 血管年齢推定装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009119441 2009-05-18
JP2009119441 2009-05-18
JP2011514290A JP5206872B2 (ja) 2009-05-18 2010-02-04 血管年齢推定装置
PCT/JP2010/000665 WO2010134233A1 (ja) 2009-05-18 2010-02-04 血管年齢推定装置及び血管年齢推定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010134233A1 true JPWO2010134233A1 (ja) 2012-11-08
JP5206872B2 JP5206872B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=43125927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011514290A Expired - Fee Related JP5206872B2 (ja) 2009-05-18 2010-02-04 血管年齢推定装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5206872B2 (ja)
WO (1) WO2010134233A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5960981B2 (ja) * 2011-12-19 2016-08-02 国立大学法人広島大学 血管内皮機能評価装置
WO2024095965A1 (ja) * 2022-11-02 2024-05-10 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 脈波解析装置、脈波解析方法およびプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2758101B2 (ja) * 1992-03-16 1998-05-28 松下電器産業株式会社 脈波測定装置
JP3487829B2 (ja) * 2001-02-22 2004-01-19 晴子 高田 血管老化の評価装置
JP2008079813A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Yazaki Corp 血管年齢測定装置、脈波測定装置、生体情報処理システム、血管年齢測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010134233A1 (ja) 2010-11-25
JP5206872B2 (ja) 2013-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7361148B2 (en) Cuff volumetric pulse wave obtaining apparatus, cuff volumetric pulse wave analyzing apparatus, pressure pulse wave obtaining apparatus, and pressure pulse wave analyzing apparatus
JP5252088B2 (ja) 脈波検出装置及び脈波検出方法
US6824519B2 (en) Heart-sound detecting apparatus
KR101406130B1 (ko) 박동 주기 산출장치 및 이것을 포함한 생체 센서
US6845263B2 (en) Heart-sound detecting apparatus and pulse-wave-propagation-velocity-relating-information obtaining system using the heart-sound detecting apparatus
KR101264018B1 (ko) 동맥벽 경도 평가 시스템
EP3545823A1 (en) Apparatus for use with a wearable cuff
JP5041155B2 (ja) 血圧測定装置
JP4813815B2 (ja) 血管硬化度算出装置および血管硬化度算出プログラム
JP2008061824A (ja) 医療用測定器、生体信号波形抽出方法、および生体信号波形抽出プログラム
KR101036233B1 (ko) 이차 미분 맥파의 특징점 분포를 이용한 특징점 검출 방법 및 장치
JP2004305268A (ja) 心音検出装置
JP5206872B2 (ja) 血管年齢推定装置
KR101912215B1 (ko) 혈관 탄성율 평가 장치
JP4253683B2 (ja) 動脈壁硬さ評価システム
TWI655930B (zh) Measuring device, measuring method and recording medium
CN110226925B (zh) 一种基于脉搏波的血压检测装置
JP2007537807A (ja) 心収縮期と心拡張期との間の遷移点を判定する装置
JP3733837B2 (ja) 血圧計
JP2004321252A (ja) 携帯型生体情報測定装置
JP3854888B2 (ja) 動脈硬化の検出システム
JP2798737B2 (ja) 心拍性同期信号採取装置
JP4128788B2 (ja) 脈派による血管系の診断用の処理プログラム
RU2380033C1 (ru) Способ пульсовой диагностики атеросклероза
KR100648414B1 (ko) 오차 보정부를 구비한 전자 혈압 측정시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5206872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees