JPWO2010116837A1 - マルチプロジェクションディスプレイシステム及び画面形成方法 - Google Patents

マルチプロジェクションディスプレイシステム及び画面形成方法 Download PDF

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Abstract

マルチプロジェクションディスプレイシステムに、各二次元走査型プロジェクタからスクリーンに投射された投射画像の頂点を含む所定の頂点領域を撮影する複数のカメラと、各カメラを投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間でスクリーンを撮影するように制御する撮影タイミング制御部と、各カメラが撮影した複数の撮影画像データから投射画像毎の各頂点を検出し、該頂点の位置を示す画像端データを出力する頂点位置検出部とを備える。プロジェクタ制御部は、投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているとき、該頂点が基準位置と一致するように二次元走査型プロジェクタの走査範囲を調整する。

Description

本発明は複数のプロジェクタからスクリーンに画像を投射して一つの画面を形成するマルチプロジェクションディスプレイシステム及びその画面形成方法に関する。
大型のプロジェクションディスプレイとして、複数のプロジェクタからスクリーン上に画像を投射し、各投射画像をつなぎ合わせて一つの画面を形成するマルチプロジェクションディスプレイシステムが知られている。
このようなマルチプロジェクションディスプレイシステムでは、複数のプロジェクタから投射される各画像のスクリーン上における位置の精度が投射画像全体の品質に大きな影響を与える。
例えば、各投射画像の位置がずれていると、スクリーンに投射された画像間に不連続な継ぎ目が生じたり、隣接する画像の端部が重畳したりする等、表示品質が大幅に劣化してしまう。
このような問題に対処するため、例えば特許文献1では、隣接する画像と重なり合う領域を有するテスト画像を生成すると共に、隣接するプロジェクタから同時にテスト画像を投射しないようにして、互いに干渉しない複数の画像を投射し、これら投射された複数のテスト画像を計測カメラで撮影・解析することで、各プロジェクタの投射画像の位置を検出する方法が記載されている。
また、特許文献2には、2つのプロジェクタが適切な位置関係でテスト画像を投射しているときに、それらの重畳する領域で所定の特徴パターンが出現するようなテスト画像を生成し、スクリーン上のテスト画像をカメラで撮影して得られる撮影画像データに基づいて上記特徴パターンに関連付けた評価値を算出し、該評価値に基づいて各プロジェクタの投射画像の位置を調整することが記載されている。
しかしながら上述した背景技術のマルチプロジェクションディスプレイシステムでは、テスト画像を用いて各プロジェクタからスクリーン上に投射された画像の位置を調整するため、各プロジェクタによる投射画像の位置をリアルタイムに調整することができないという課題がある。
例えば、各プロジェクタによる投射画像の幅や位置が温度等に応じて変動する場合、テスト画像を用いた投射画像の調整を頻繁に実施しなければならないため、画像表示装置としての利便性が低下してしまう。
特開2003−315914号公報 特開2007−166466号公報
そこで本発明は、画像位置を調整するためのテスト画像が不要であり、各走査型プロジェクタによる投射画像の位置をリアルタイムに調整することができるマルチプロジェクションディスプレイシステム及びその画面形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のマルチプロジェクションディスプレイシステムは、複数の二次元走査型プロジェクタからスクリーンに四角形状の画像を投射し、投射された複数の投射画像をスクリーン上でつなぎ合わせることで一つの画面を形成するマルチプロジェクションディスプレイシステムであって、
前記各投射画像の頂点を含む所定の頂点領域を撮影する位置にそれぞれ設置され、当該頂点領域を撮影する複数のカメラと、
前記複数のカメラを前記投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間で前記スクリーンを撮影するように制御する撮影タイミング制御部と、
前記複数のカメラが撮影した複数の撮影画像データから前記投射画像毎の各頂点を検出し、該頂点の位置を示す画像端データを出力する頂点位置検出部と、
前記投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているとき、該頂点が前記基準位置と一致するように二次元走査型プロジェクタの走査範囲を調整するプロジェクタ制御部と、
を有する。
一方、本発明の画面形成方法は、複数の二次元走査型プロジェクタからスクリーンに四角形状の画像を投射し、投射された複数の投射画像をスクリーン上でつなぎ合わせることで一つの画面を形成するマルチプロジェクションディスプレイシステムの画面形成方法であって、
複数のカメラが、
前記投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間にて、前記各投射画像の頂点を含む所定の頂点領域を撮影し、
制御部が、
前記複数のカメラで撮影された複数の撮影画像データから前記投射画像毎の各頂点を検出し、
前記投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているとき、該頂点が前記基準位置と一致するように前記二次元走査型プロジェクタの走査範囲を調整する方法である。
図1は、本発明のマルチプロジェクションディスプレイシステムの全体像を示す模式図である。 図2は、第1の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの一構成例を示すブロック図である。 図3は、図3は本発明のマルチプロジェクションディスプレイシステムの処理手順を示すフローチャートである。 図4は、図1に示したマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。 図5は、第2の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。 図6は、第3の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。 図7は、第4の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの一構成例を示すブロック図である。 図8は、第4の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。 図9は、第5の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。 図10は、第6の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。
次に本発明について図面を用いて説明する。
以下では、背面投射型のプロジェクタとして、スクリーンに投射するR(赤),G(緑),B(青)の三色のレーザ光を水平方向及び垂直方向にそれぞれ走査することで四角形状の画像を形成するレーザプロジェクタを複数台備える構成を例にして本発明のマルチプロジェクションディスプレイシステムについて説明する。本発明は、例えばLEDやその他の光源を用いてスクリーン上に画像を形成する二次元走査型のプロジェクタ(以下、単に走査型プロジェクタと称す)を用いる構成であれば適用可能であり、その光源の種類をレーザ光に限定するものではない。また、本発明はスクリーンの背面から画像を投射する背面投射型のプロジェクタに限らず、スクリーンの前面から画像を投射する前面投射型のプロジェクタにも適用可能である。なお、レーザプロジェクタの構成については、例えば特開2005−18040号公報等に記載されている。
また、以下の各実施の形態では、4台の走査型プロジェクタから画像を背面投射することでスクリーン上に一つの画面を形成する例を示しているが、画面の構成に用いるプロジェクタ数は4台に限定されるものではなく、2台以上であれば何台でもよい。
(第1の実施の形態)
図1は本発明のマルチプロジェクションディスプレイシステムの全体像を示す模式図であり、図2は第1の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイでは、例えば4台の走査型プロジェクタP1〜P4からスクリーン10に四角形状の画像を背面投射することで一つの画像を形成する装置である。
スクリーン10の背面側には、各走査型プロジェクタP1〜P4で投射された画像の位置を検出するために複数台のカメラが設置されている。カメラは、四角形状の投射画像の頂点を含む所定領域を撮影する位置に、それぞれ設置されている。図1では4分割された各画像の頂点近傍を撮影するために9台のカメラC1〜C9を備えた例を示している。なお、図1ではカメラで撮影可能な領域(撮影領域)を正方形状の点線で囲む範囲で示している。後述する図4〜図6並びに図8〜図10においても画面上に記載された正方形状の点線で囲む範囲は、それぞれカメラの撮影領域を示している。
図2に示すように第1の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムは、複数(図2では4台)の走査型プロジェクタP1〜P4と、走査型プロジェクタP1〜P4の動作を制御するマルチプロジェクタ制御部2と、走査型プロジェクタP1〜P4で投射された画像の頂点近傍を撮影するカメラC1〜C9と、各カメラC1〜C9で撮影された撮影画像データを処理する画像処理回路4とを備えている。
走査型プロジェクタP1〜P4は、図示しないレーザ光源と、走査位置に対応する映像信号にしたがって光源から出射されたレーザ光の強度を変調する変調器11と、変調器11から出射されたレーザ光を水平方向に走査するための水平走査ミラー12と、変調器11から出射されたレーザ光を垂直方向に走査するための垂直走査ミラー13と、水平走査ミラー12及び垂直走査ミラー13を動作させるための駆動信号を生成すると共に外部から供給される映像信号に基づいて変調器11にレーザ光の強度を変調させるための変調信号を生成するプロジェクタ制御回路14とを備えている。
マルチプロジェクタ制御部2は、外部からスクリーン10に投射する映像信号が供給されると、各走査型プロジェクタP1〜P4に表示すべき画像に対応する映像信号を4分割して生成し、各走査型プロジェクタP1〜P4に生成した映像信号を供給すると共に走査タイミングを示すフレーム同期信号を送信する。なお、マルチプロジェクタ制御部2は、走査型プロジェクタP1〜P4に対応する4つの映像信号が供給される構成でもよい。その場合、マルチプロジェクタ制御部2は、前述の映像信号を分割生成する必要はない。
また、マルチプロジェクタ制御部2は、各カメラC1〜C9に撮影タイミングを指示するための撮影タイミング信号を送信する。すなわち、マルチプロジェクタ制御部2は、各走査型プロジェクタP1〜P4による投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間で各カメラC1〜C9がスクリーン10を撮影するように制御する撮影タイミング制御部としても動作する。
各プロジェクタ制御回路14は、マルチプロジェクタ制御部2から受信したフレーム同期信号に基づいて水平走査ミラー12及び垂直走査ミラー13に駆動信号を供給すると共に、マルチプロジェクタ制御部2から受信した映像信号を基にして生成した変調信号を変調器11に供給する。
画像処理回路4は、各カメラC1〜C9が撮影することで得られる撮影画像データから走査型プロジェクタP1〜P4毎の投射画像の各頂点を検出し、それらの頂点の位置を示す画像端データをマルチプロジェクタ制御部2へ出力する。すなわち、画像処理回路4は、カメラC1〜C9で撮影した複数の撮影画像データから投射画像毎の各頂点を検出し、該頂点の位置を示す画像端データを出力する頂点位置検出部としても動作する。
マルチプロジェクタ制御部2は、画像処理回路4から受け取った画像端データを対応する走査型プロジェクタP1〜P4の各プロジェクタ制御回路14へ供給する。
各プロジェクタ制御回路14は、画像端データから投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているか否かを判定し、水平走査ミラー12または垂直走査ミラー13による走査範囲の調整要否を判断する。調整が必要な場合は、調整対象の水平走査ミラー12または垂直走査ミラー13へ供給する駆動信号により投射画像の位置並びに水平方向または垂直方向の幅を調整する。
投射画像の水平方向の走査範囲は、水平走査ミラー12へ供給する駆動信号の電圧(振幅値)で制御することが可能であり、投射画像の垂直方向の走査範囲は、垂直走査ミラー13へ供給する駆動信号の電圧(振幅値)で制御することが可能である。
例えば、水平走査ミラー12へ供給する駆動信号の振幅値を大きくすれば水平方向の走査範囲が広がり、振幅値を小さくすれば水平方向の走査範囲が狭くなる。垂直走査ミラー46についても同様の制御が可能である。なお、走査範囲の調整要否の判定や走査ミラーの駆動信号の調整処理は、マルチプロジェクタ制御部2で実行してもよい。本願の特許請求の範囲では、このような走査範囲の調整要否の判定や走査ミラーの駆動信号の調整処理を実行する構成を「プロジェクタ制御部」と称している。
本実施形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムが備えるマルチプロジェクタ制御部2及び画像処理回路4並びに各走査型プロジェクタP1〜P4が備えるプロジェクタ制御回路14は、例えばプログラムにしたがって処理を実行するCPU、所定の演算処理を実行するDSP、A/D変換器、D/A変換器、メモリ及び各種論理演算回路等を含むコンピュータによって実現できる。
図3は本発明のマルチプロジェクションディスプレイシステムの処理手順を示すフローチャートである。
図3に示しように、本実施形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムでは、まずカメラC1〜C9により、各投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間にて各投射画像の頂点を含む所定の頂点領域を撮影する(ステップS1)。
次に、各カメラC1〜C9の撮影画像データから画像処理回路4によって走査型プロジェクタP1〜P4毎の投射画像の各頂点を検出し、それらの頂点の位置を示す画像端データをマルチプロジェクタ制御部2へ出力する(ステップS2)。
マルチプロジェクタ制御部2は、画像処理回路4から受け取った画像端データを対応する走査型プロジェクタP1〜P4の各プロジェクタ制御回路14へ供給する(ステップS3)。
各プロジェクタ制御回路14は、画像端データから投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているか否かを判定し(ステップS4)、ずれている場合は頂点が基準位置と一致するように走査型プロジェクタP1〜P4の走査範囲を調整する(ステップS5)。一方、投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれていない場合は、ステップS1の処理に戻ってステップS1〜S5の処理を繰り返す。
図4は図1に示したマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。
図4に示すように、第1の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイでは、各走査型プロジェクタP1〜P4が備えるプロジェクタ制御回路14により、4分割された画面のうち、左側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP3と右側2画面を構成する走査型プロジェクタP2及びP4とで垂直方向の走査方向が異なるようにする。すなわち、一つの画面を形成する複数の画像のうち、水平方向に隣接する画像を、垂直方向に異なる方向へ走査することで形成する。例えば、左側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP3では上から下へ向かう方向に走査することで画面を形成し、右側2画面を構成する走査型プロジェクタP2及びP4では下から上へ向かう方向に走査することで画面を形成する。なお、図4の点線で示す領域F1〜F9は、カメラC1〜C9に対応する撮影領域をそれぞれ示している。後述する図5、図6、図9及び図10の点線で示す領域F1〜F9も同様である。
カメラC1〜C9は、走査型プロジェクタによる画像の1フレームの表示期間のうち、該画像の表示開始行を含む所定期間(図4に示す撮影期間1)または表示最終行を含む所定期間(図4に示す撮影期間2)で撮影を行う。図4の(a)は撮影期間1でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示し、図4の(b)は撮影期間2でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示している。カメラC1〜C9は、撮影が終了すると、撮影画像データを画像処理回路4へ転送する。
画像処理回路4は、カメラC1〜C9から撮影画像データを取得すると、後述するように各投射画像のエッジ(端辺)を判定し、それぞれの頂点を検出する。
ここで、上述したように左側2画面を構成する走査型プロジェクタでは上から下へ向かう方向へ走査し、右側2画面を構成する走査型プロジェクタは下から上へ向かう方向へ走査しているため、各カメラC1〜C9は、それぞれの撮影期間にて垂直方向及び水平方向で隣り合う画像の両方を同時に撮影することがない。
したがって、各カメラC1〜C9で撮影した撮影画像には、投射画像の端部とその周辺の投射画像が何も表示されていない領域とが含まれている。そのため、撮影画像から投射画像のエッジ(端辺)を判別することが可能であり、投射画像の端辺が重なる頂点を検出できる。投射画像のエッジは、例えばカメラC1〜C9が撮影することで得られた撮影画像データに周知のラプラシアンフィルタ処理を施すことで検出できる。
投射画像の頂点を検出した結果、該投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているときは、該頂点が基準位置と一致するように各走査型プロジェクタP1〜P4による投射画像の走査範囲を調整する。
投射画像の頂点の基準位置は、カメラC1〜C9とスクリーンの位置及び距離の関係が一定であれば、カメラC1〜C9で撮影した画像内の任意の位置に設定すればよい。例えば、カメラC1〜C9で撮影した画像の中心を基準位置とした場合、検出した投射画像の頂点が該画像中心に一致するように、水平走査ミラー12及び垂直走査ミラー13を制御すればよい。カメラC1〜C9とスクリーンの位置及び距離の関係を精度よく維持するのが困難である場合は、例えばスクリーン上に、各投射画像の頂点の基準位置を示すマーカーを付与し、検出した投射画像の頂点が該マーカーの位置と一致するように制御すればよい。
本実施形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムによれば、各投射画像の頂点をそれぞれ検出してスクリーン上に投射する画像の位置を調整するため、画像位置を調整するためのテスト画像が不要である。また、各走査型プロジェクタP1〜P4による投射画像の位置をリアルタイムに調整することができるため、環境変化による投射画像の位置ずれが生じる毎に画像の投射を中断して各走査型プロジェクタの調整を個別に行う必要が無くなる。したがって、画像表示装置としての利便性が向上する。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムでは、4分割された画面のうち、左側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP3と右側2画面を構成する走査型プロジェクタP2及びP4とで、垂直方向の走査方向が異なる例を示した。
第2の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムは、4分割された画面のうち、左側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP3と右側2画面を構成する走査型プロジェクタP2及びP4とで、垂直方向に対しそれぞれ同一の方向へ走査することで画像を形成する。すなわち、水平方向に隣接する画像を、垂直方向に同一の方向に走査することで形成する。その他のマルチプロジェクションディスプレイシステムの構成及び処理は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
図5は第2の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。
図5に示すように、第2の実施の形態では、左側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP3と右側2画面を構成する走査型プロジェクタP2及びP4とで、垂直方向に対しそれぞれ同一の方向へ走査すると共に、カメラC1〜C9によって垂直方向及び水平方向で隣り合う画像の両方が同時に撮影されないように、各画像の表示タイミングを左側2画面と右側2画面とでずらすようにする。例えば、走査型プロジェクタP1及びP3の1フレーム内の走査終了時に、走査型プロジェクタP2及びP4の1フレーム内の走査開始時の情報(開始側の頂点)が撮影できる間隔で表示タイミングをずらす。この間隔は、撮影するカメラのシャッタースピード(撮影時間)に応じて設定される。図5の(a)は撮影期間1でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示し、図5の(b)は撮影期間2でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示している。
本実施形態のように、左側2画面と右側2画面とで走査方向を同一にしても、表示タイミングをずらすことで第1の実施の形態と同様に各投射画像の画像端を検出することが可能である。したがって、第1の実施の形態と同様に、画像位置を調整するためのテスト画像が不要であり、各走査型プロジェクタによる投射画像の位置をリアルタイムに調整することができる。
(第3の実施の形態)
一般に、スクリーン上の画像は照明光や自然光等の外光によってコントラストが低下するため、画像端にコントラストが大きな画像が表示されていない場合に投射画像の頂点を正確に検出できなくなるおそれがある。第3の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムではこのような外光の影響を除去するための手法を提案する。
図6は第3の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。
図6に示すように、第3の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムでは、各カメラC1〜C9により、1フレーム内の画像の表示開始行を含む所定期間(図6に示す撮影期間1)または表示最終行を含む所定期間(図6に示す撮影期間2)で撮影すると共に、カメラC1〜C9の撮影領域内に何も表示されていない期間(図6に示す撮影期間3)でもスクリーンを撮影する。図6の(a)は撮影期間1でC1〜C9が撮影する画像例を示し、図6の(b)は撮影期間3でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示し、図6の(c)は撮影期間2でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示している。各カメラC1〜C9の撮影タイミングは、マルチプロジェクタ制御部2から出力される撮影タイミング信号で制御される。
画像処理回路4は、表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間で撮影することで得られる撮影画像データと、撮影領域内に何も表示されていない期間で撮影することで得られる撮影画像データとの差を算出し、外光の影響を除去した該差の撮影画像データを取得する。外光の影響が除去されるのは、撮影領域内に何も表示されていない期間で撮影することで得られる撮影画像データが、外光の影響のみを示す画像データだからである。この撮影画像データの撮影タイミングは、表示開始行を含む所定期間と表示最終行を含む所定期間との中間の所定期間となる。その他の構成及び処理は上述した第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
第3の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムによれば、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、外光の影響によりスクリーンに投射された画像のコントラストが低下している場合でも各投射画像の頂点をより正確に検出できる。
(第4の実施の形態)
プロジェクタからスクリーンに投射される画像では、画像端辺の中央部が画像中心から膨らむ歪(樽型歪)や画像端辺の中央部が画像中心へ向かって収縮する歪(糸巻き型歪)が発生することがある。そのような場合、投射画像の頂点が基準位置に対してずれていなくても画像端辺の中央部付近で位置ずれが発生してしまう。
第4の実施の形態では、投射画像で発生する樽型歪や糸巻き型歪を補正しつつ各投射画像の頂点の位置を調整するための手法を提案する。
図7は第4の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの一構成例を示すブロック図である。
図4に示すように第4の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムは、4分割された各画像の頂点近傍を撮影するための9台のカメラC1〜C9及び各画像端辺の中央部近傍を撮影するための12台のカメラC10〜C21を備えた構成である。その他の構成は図2に示した第1の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムと同様であるため、その説明は省略する。
図8は第4の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。
第4の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムでは、スクリーンの背面側に、各投射画像の頂点近傍及び各画像端辺の中央部近傍を撮影するためのカメラC1〜C21を備える。図8では、4分割された各画像の頂点近傍を撮影するための9台のカメラC1〜C9、並びに各画像端辺の中央部近傍を撮影するための12台のカメラC10〜C21に対応するそれぞれの撮影領域をF1〜F21(点線で示す領域)で示している。
第4の実施の形態では、カメラC1〜C21により、各投射画像の頂点近傍及び各画像端辺の中央部近傍をそれぞれ撮影する。図8の(a)は撮影期間1でカメラC1〜C21が撮影する画像例を示し、図8の(b)は撮影期間3でカメラC1〜C21が撮影する画像例を示し、図8の(c)は撮影期間2でカメラC1〜C21が撮影する画像例を示している。
本実施形態の画像処理装置4は、カメラC1〜C9で撮影された各投射画像の頂点近傍の撮影画像データに基づいて各投射画像の頂点を示す頂点データをマルチプロジェクタ制御部2へ出力し、カメラC10〜C21で撮影された中央部近傍の撮影画像データに基づいて各投射画像の端辺を示す画像端データをマルチプロジェクタ制御部2へ出力する。マルチプロジェクタ制御部2は、画像処理装置4から受け取った画像端データを対応する走査型プロジェクタのプロジェクタ制御回路14へ供給する。
プロジェクタ制御回路14は、画像端データを基に各投射画像の歪を検知し、映像信号に対して該歪を補正するための歪補正変換処理を行う。歪補正変換処理では投射画像の端辺が水平または垂直である長方形に近づくように補正する。具体的には、頂点位置を結ぶ直線を基準として、端辺が外側に膨らんでいる場合は、当該端辺の中央部付近に向かって段階的に走査ミラーの振幅を小さくし、内側に縮まっている場合は、当該端辺中央部付近に向かって段階的に走査ミラーの振幅を大きくすることで歪を補正する。なお、歪補正は、該歪の種類に応じた周知の補正方法を利用すればよく、本実施形態はその補正方法を限定するものではない。
プロジェクタ制御回路14は、歪補正変換後の映像信号に基づいて変調信号を作成し、変調器11に該変調信号を供給する。また、歪補正後の投射画像の頂点が基準位置からずれているときは、水平走査ミラー12及び垂直走査ミラー13へ供給する駆動信号を調整して投射画像の頂点を基準位置に一致させる。その他の構成及び処理は上述した第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
第4の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイによれば、第1の実施の形態と同様に、各走査型プロジェクタP1〜P4による投射画像の位置をリアルタイムに調整できると共に投射画像の歪も補正できる。
(第5の実施の形態)
図9は第5の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。
第1の実施の形態や第2の実施の形態で示した走査型プロジェクタP1〜P4は、変調器11からスクリーン上に投射する光を画面左端(または右端)から画面右端(または左端)まで水平方向に走査し、その軌跡(走査線)を垂直方向に順次移動させていくことで投射画像を形成する構成である。しかしながら走査型プロジェクタには、その物理的な制約により、変調器11からスクリーン上に投射する光を画面下端(または上端)から画面上端(または下端)まで垂直方向に走査し、その軌跡(走査線)を水平方向に順次移動させていくことで投射画像を形成する構成もある。
そのような構成では、図9に示すように、4分割された画面のうち、上側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP2と下側2画面を構成する走査型プロジェクタP3及びP4とで水平方向の走査方向が異なるようにする。例えば、上側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP2では左から右へ向かう方向に走査することで画面を形成し、下側2画面を構成する走査型プロジェクタP3及びP4では左から右へ向かう方向に走査することで画面を形成する。
カメラC1〜C9は、スクリーンに投射された画像の1フレームの表示期間のうち、該画像の表示開始列を含む所定期間と表示最終列を含む所定期間とでそれぞれ撮影を行う。このようにすることで、カメラC1〜C9は、それぞれの撮影期間にて垂直方向及び水平方向で隣り合う画像の両方を同時に撮影することがない。
なお、カメラC1〜C9が垂直方向及び水平方向で隣り合う画像の両方を同時に撮影しないように、各画像の表示タイミングを上側2画面と下側2画面とで異なるようにすれば、上側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP2と下側2画面を構成する走査型プロジェクタP3及びP4とで水平方向の走査方向を同一にしてもよい。
本実施形態のように、上側2画面を構成する走査型プロジェクタP1及びP2と下側2画面を構成する走査型プロジェクタP3及びP4とで水平方向の走査方向を異なるようにする、あるいは上側2画面と下側2画面とで各画像の表示タイミングが異なるようにしても、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態と同様に、各投射画像の頂点をそれぞれ検出できるため、スクリーン上に投射する画像の位置を調整することが可能であり、各走査型プロジェクタP1〜P4による投射画像の位置をリアルタイムに調整することができる。
(第6の実施の形態)
複数のプロジェクタからスクリーンに画像を投射して一つの画面を構成するマルチプロジェクションディスプレイでは、各プロジェクタから投射される各画像の色ずれを合わせることも投射画像の品質劣化を抑制するために重要になる。
第6の実施の形態では、複数の走査型プロジェクタから投射される画像の色ずれを補正する手法を提案する。
図10は第6の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムの1フレームの表示期間における処理の一例を示す模式図である。
図10に示すように、第6の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイシステムでは、第3の実施の形態と同様に、各カメラC1〜C9により、1フレーム内の画像の表示開始行を含む所定期間(図10に示す撮影期間1)または表示最終行を含む所定期間(図10に示す撮影期間2)でスクリーンを撮影すると共に、カメラC1〜C9の撮影領域内に何も表示されていない期間(図10に示す撮影期間3)でもスクリーンを撮影する。図10の(a)は撮影期間1でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示し、図10の(b)は撮影期間3でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示し、図10の(c)は撮影期間2でカメラC1〜C9が撮影する画像例を示している。
本実施形態のマルチプロジェクタ制御部2は、画像処理回路4から供給された撮影画像データと外部から入力される映像信号とを比較し、隣接するプロジェクタ間でR、G、Bの色毎に明るさの違いがあるか否かを判断する。このとき、マルチプロジェクタ制御部2は、上述した第3の実施の形態で示した処理を用いて、外光の影響を除去しつつ隣接する投射画像間で色毎の明るさに違いがあるか否かを判断することが望ましい。
R、G、Bのいずれかに明るさの違いがあるために調整が必要と判断した場合、マルチプロジェクタ制御部2は、調整対象の走査型プロジェクタが備えるプロジェクタ制御回路14に、調整対象のレーザ光源の光量を調整するための色調整データを送信する。
プロジェクタ制御回路14は、マルチプロジェクタ制御部2から受け取った色調整データに基づき、調整対象のレーザ光源へ供給する電流を制御することで該レーザ光源の光量を調整する。なお、R、G、Bの各色の明るさの調整は、変調器11へ供給する変調信号の振幅値でも調整することが可能である。
第6の実施の形態のマルチプロジェクションディスプレイによれば、第1の実施の形態と同様にスクリーンに投射されている複数の画像の位置をリアルタイムに調整できると共に、各画像の色ずれも調整できる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細は本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更が可能である。
この出願は、2009年3月30日に出願された特願2009−082216号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (16)

  1. 複数の二次元走査型プロジェクタからスクリーンに四角形状の画像を投射し、投射された複数の投射画像をスクリーン上でつなぎ合わせることで一つの画面を形成するマルチプロジェクションディスプレイシステムであって、
    前記各投射画像の頂点を含む所定の頂点領域を撮影する位置にそれぞれ設置され、当該頂点領域を撮影する複数のカメラと、
    前記複数のカメラを前記投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間で前記スクリーンを撮影するように制御する撮影タイミング制御部と、
    前記複数のカメラが撮影した複数の撮影画像データから前記投射画像毎の各頂点を検出し、該頂点の位置を示す画像端データを出力する頂点位置検出部と、
    前記投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているとき、該頂点が前記基準位置と一致するように二次元走査型プロジェクタの走査範囲を調整するプロジェクタ制御部と、
    を有するマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  2. 前記プロジェクタ制御部は、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、水平方向に隣接する投射画像を、垂直方向に互いに異なる方向に走査することで形成する請求項1記載のマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  3. 前記プロジェクタ制御部は、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、水平方向に隣接する投射画像を、垂直方向に同一の方向に互いに異なるタイミングで走査することで形成し、
    前記タイミングは、前記カメラによる所定の撮影期間にて垂直方向及び水平方向で隣り合う投射画像の両方を同時に撮影しないように設定されている請求項1記載のマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  4. 前記プロジェクタ制御部は、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、垂直方向に隣接する投射画像を、水平方向に異なる方向に走査することで形成する請求項1記載のマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  5. 前記プロジェクタ制御部は、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、垂直方向に隣接する投射画像を、水平方向に同一の方向に走査することで形成し、かつ前記カメラが撮影期間にて垂直方向及び水平方向で隣り合う投射画像の両方を同時に撮影しないように異なるタイミングで表示させる請求項1記載のマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  6. 前記カメラは、
    前記投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間で前記スクリーンを撮影すると共に、該カメラの撮影領域内に何も表示されていない期間で前記スクリーンを撮影し、
    前記画像処理回路は、
    前記カメラが前記表示開始行を含む所定期間または前記表示最終行を含む所定期間で撮影することで得られる撮影画像データと、前記撮影領域内に何も表示されていない期間で撮影することで得られる撮影画像データとの差を算出し、該差の撮影画像データから前記走査型プロジェクタ毎の投射画像の各頂点を検出する請求項1から5のいずれか1項記載のマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  7. 前記投射画像の画像端辺の中央部を含む所定領域を撮影する位置にそれぞれ設置された複数のカメラをさらに有し、
    前記プロジェクタ制御部は、
    前記カメラが前記投射画像の画像端辺の中央部を含む所定の端辺領域を撮影することで得られる撮影画像データから前記二次元走査型プロジェクタ毎の投射画像の歪を検出し、該投射画像の歪を補正する請求項1から6のいずれか1項記載のマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  8. 前記カメラが撮影することで得られる撮影画像データにより、隣接する前記二次元走査型プロジェクタの投射画像間でRGBの色毎に明るさの違いがあるか否かを判定し、前記明るさに違いがある調整対象の色毎の光量を調整するための色調整データを出力するマルチプロジェクタ制御部を有し、
    前記プロジェクタ制御部は、
    前記色調整データに基づき前記調整対象の色毎の光量を調整する請求項1から7のいずれか1項記載のマルチプロジェクションディスプレイシステム。
  9. 複数の二次元走査型プロジェクタからスクリーンに四角形状の画像を投射し、投射された複数の投射画像をスクリーン上でつなぎ合わせることで一つの画面を形成するマルチプロジェクションディスプレイシステムの画面形成方法であって、
    複数のカメラが、
    前記投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間にて、前記各投射画像の頂点を含む所定の頂点領域を撮影し、
    制御部が、
    前記複数のカメラで撮影された複数の撮影画像データから前記投射画像毎の各頂点を検出し、
    前記投射画像の頂点が予め設定された基準位置からずれているとき、該頂点が前記基準位置と一致するように前記二次元走査型プロジェクタの走査範囲を調整する画面形成方法。
  10. 前記制御部が、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、水平方向に隣接する投射画像を、垂直方向に互いに異なる方向に走査することで形成する請求項9記載の画面形成方法。
  11. 前記制御部が、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、水平方向に隣接する投射画像を、垂直方向に同一の方向に互いに異なるタイミングで走査することで形成し、
    前記タイミングは、前記カメラによる所定の撮影期間にて垂直方向及び水平方向で隣り合う投射画像の両方を同時に撮影しないように設定されている請求項9記載の画面形成方法。
  12. 前記制御部が、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、垂直方向に隣接する投射画像を、水平方向に異なる方向に走査することで形成する請求項9記載の画面形成方法。
  13. 前記制御部が、
    前記一つの画面を形成する複数の投射画像のうち、垂直方向に隣接する投射画像を、水平方向に同一の方向に走査することで形成し、かつ前記カメラが撮影期間にて垂直方向及び水平方向で隣り合う投射画像の両方を同時に撮影しないように異なるタイミングで表示させる請求項9記載の画面形成方法。
  14. 前記カメラが、
    前記投射画像の1フレームの表示開始行を含む所定期間または表示最終行を含む所定期間で前記スクリーンを撮影すると共に、該カメラの撮影領域内に何も表示されていない期間で前記スクリーンを撮影し、
    前記制御部が、
    前記カメラが前記表示開始行を含む所定期間または前記表示最終行を含む所定期間で撮影することで得られる撮影画像データと、前記撮影領域内に何も表示されていない期間で撮影することで得られる撮影画像データとの差を算出し、該差の撮影画像データから前記走査型プロジェクタ毎の投射画像の各頂点を検出する請求項9から13のいずれか1項記載の画面形成方法。
  15. 前記複数のカメラが、
    前記投射画像の画像端辺の中央部を含む所定領域を撮影し、
    前記制御部が、
    前記カメラが前記投射画像の画像端辺の中央部を含む所定の端辺領域を撮影することで得られる撮影画像データから前記二次元走査型プロジェクタ毎の投射画像の歪を検出し、該投射画像の歪を補正する請求項9から13のいずれか1項記載の画面形成方法。
  16. 前記制御部が、
    前記カメラが撮影することで得られる撮影画像データにより、隣接する前記二次元走査型プロジェクタの投射画像間でRGBの色毎に明るさの違いがあるか否かを判定し、前記明るさに違いがある調整対象の色毎の光量を調整するための色調整データを生成し、
    前記色調整データに基づき前記調整対象の色毎の光量を調整する請求項9から13のいずれか1項記載の画面形成方法。
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