JPWO2010113302A1 - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

受信装置は、衛星から衛星信号を受信し、上記衛星信号を中間周波数に変換し、参照用信号と上記変換信号とを積算し、所定周波数の第1基準信号と、上記第1基準信号の位相を90度ずらした第2基準信号とを生成し、上記積算信号と上記第1基準信号との誤差を示す第1誤差信号を生成し、上記積算信号と上記第2基準信号との誤差を示す第2誤差信号を生成し、上記衛星信号の航法メッセージのデータビット値を予測した情報である予測情報と予測情報の確からしさを示す信頼度情報とを取得する。そして、受信装置は、第1誤差信号と予測情報とをそれぞれ信頼度情報に基づいて重み付けし、重み付けされた第1誤差信号と予測情報とを加算した加算信号を生成し、上記加算信号と上記第2誤差信号とに基づいて、第1基準信号と変換信号との誤差を生成し、基準信号誤差生成手段によって生成された誤差を用いて上記第1基準信号と第2基準信号とを再生成する。

Description

本発明は、航法メッセージの予測情報を用いて追尾する受信装置に関する。
GPS(Global Positioning System)衛星から受信する受信信号には、ノイズも含まれている。受信機が受信信号を変換して得た変換信号と、受信機自身で発信したPRNコードとの積算を行う場合において、上記受信信号にノイズが多く含まれているとき、上記受信機は、積算期間を長くする必要がある。
ところで、GPS信号には、未知の航法データが含まれている。受信機が、上記の変換信号とPRNコードとの積算を行っている途中に航法データによるコードの反転があると、図11に示すように、タイミングt0において、相関値が相殺されて小さくなってしまい、高感度化を実現することができない。
なお、航法データの1ビットは、PRNコード1周期(1msec)の20倍の20msecである。そのため、受信機は、航法データによるコード反転の影響を避けるために、20msec以内で積分を行わなければならず、十分な高感度化を実現することができない。
そうすると、受信装置は、変換信号とPRNコードとの相関結果を用いて、適切に追尾処理を行うことができないという問題が生じる。ここで、追尾処理とは、受信信号の周波数とPRNコードの周波数とを合わせる処理等をいう。
そこで、航法データの一定期間同じデータが繰り返されるという特性に着目し、過去に取得した航法データから特定した位相反転情報を用いて、受信信号を長時間に亘って位相積分し、GPS受信装置の高感度化を図る方法も提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1のGPS受信装置では、一周期分の航法データを取得し、当該航法データを取得する過程で特定した位相反転情報を用いて、位相積分する。
特開2005−64983号公報
しかしながら、特許文献1のGPS受信装置の場合、航法データが1周期分送られるまで、位相反転情報を特定することができない。航法データ(以下、「航法メッセージ」とも呼ぶ)は、サブフレーム1〜5から構成され、サブフレーム1〜5まで順に送信された後は、再びサブフレーム1から繰り返し送信される。1つのサブフレームの長さは6秒である。サブフレーム1〜3は、繰り返し毎に毎回同じデータが送られてくるため、30秒の繰り返し周期となる。サブフレーム4、サブフレーム5はさらにページ1〜25で構成され、繰り返し毎にページが変化していく。ページ25まで終了したら、またページ1から始まる。よって同じデータが繰り返される周期は、750秒となる。特許文献1のGPS受信装置は、電源投入後30秒経過するまで過去のサブフレーム1〜3のデータを収集することができないため、サブフレーム1〜3のデータに基づいて位相反転情報を特定することができない。また、特許文献1のGPS受信装置は、電源投入後750秒経過するまで過去のサブフレーム4及び5のデータを収集できないため、サブフレーム4及び5のデータに基づいて位相反転情報を特定することができない。このため、特許文献1のGPS受信装置は、サブフレーム1〜3のデータに基づいて位相反転情報を特定する場合、電源投入してからしばらく高感度化を図ることができず、サブフレーム4及び5のデータに基づいて位相反転情報を特定する場合、電源投入してから長期間高感度化が図れないという問題点を有する。サブフレーム4及び5のデータの場合、上記問題点がより顕著に現れる。また、特許文献1のGPS受信装置は、取得した航法メッセージに誤りがある場合にも高感度化が図れないという問題点も有している。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明の目的は、別途取得した航法メッセージの予測情報と、当該予測情報の信頼度に基づいて、相関結果の値を補正して追尾処理を行う受信装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、受信装置であって、衛星信号を受信する受信手段と、前記衛星信号を中間周波数に変換する周波数変換手段と、前記周波数変換手段によって変換された信号と、衛星を特定するための参照用信号とを積算し、積算信号を生成する積算手段と、所定周波数の第1基準信号と、前記第1基準信号の位相を90度ずらした第2基準信号とを生成する基準信号生成手段と、前記積算信号と前記第1基準信号とを積算し、前記積算信号と前記第1基準信号との誤差を示す第1誤差信号を生成する第1誤差信号生成手段と、前記積算信号と前記第2基準信号とを積算し、前記積算信号と前記第2基準信号との誤差を示す第2誤差信号を生成する第2誤差信号生成手段と、前記衛星信号の航法メッセージのデータビット値を予測した情報である予測情報と前記予測情報の確からしさを示す信頼度情報とを取得する情報取得手段と、前記第1誤差信号と前記予測情報とをそれぞれ前記信頼度情報に基づいて重み付けする重み付け手段と、前記重み付け手段によって、重み付けされたそれぞれの信号を加算した加算信号と、前記第2誤差信号とに基づいて前記第1基準信号と前記変換信号との誤差を生成する基準信号誤差生成手段と、を備え、前記基準信号生成手段は、前記基準信号誤差生成手段が生成した誤差に基づいて前記第1基準信号及び第2基準信号を再生成することを特徴とする。
衛星測位受信システムの概念図である。 保存用情報のデータ構造を示す図である。 方針1の対象となるデータを示す図である。 受信機の概念図である。 一般的なキャリアループのブロック図である。 先行技術文献のキャリアループのブロック図である。 本願発明に係るキャリアループのブロック図である。 基準信号と変換信号の周波数の差異を示す図である。 他の実施例に係るキャリアループのブロック図である。 本願発明に係るFLLのブロック図である。 航法データの切替りの影響を示す図である。
本発明の1つの観点は、受信装置であって、衛星信号を受信する受信手段と、前記衛星信号を中間周波数に変換する周波数変換手段と、前記周波数変換手段によって変換された信号と、衛星を特定するための参照用信号とを積算し、積算信号を生成する積算手段と、所定周波数の第1基準信号と、前記第1基準信号の位相を90度ずらした第2基準信号とを生成する基準信号生成手段と、前記積算信号と前記第1基準信号とを積算し、前記積算信号と前記第1基準信号との誤差を示す第1誤差信号を生成する第1誤差信号生成手段と、前記積算信号と前記第2基準信号とを積算し、前記積算信号と前記第2基準信号との誤差を示す第2誤差信号を生成する第2誤差信号生成手段と、前記衛星信号の航法メッセージのデータビット値を予測した情報である予測情報と前記予測情報の確からしさを示す信頼度情報とを取得する情報取得手段と、前記第1誤差信号と前記予測情報とをそれぞれ前記信頼度情報に基づいて重み付けする重み付け手段と、前記重み付け手段によって、重み付けされたそれぞれの信号を加算した加算信号と、前記第2誤差信号とに基づいて前記第1基準信号と前記変換信号との誤差を生成する基準信号誤差生成手段と、を備え、前記基準信号生成手段は、前記基準信号誤差生成手段が生成した誤差に基づいて前記第1基準信号及び第2基準信号を再生成する。
上記の受信装置は、例えばGPS受信機等に適用することができる。当該受信装置は、受信手段が衛星から衛星信号を受信し、周波数変換手段が上記衛星信号を中間周波数に変換し、積算手段が参照用信号と上記変換信号とを積算し、基準信号生成手段が、所定周波数の第1基準信号と、上記第1基準信号の位相を90度ずらした第2基準信号とを生成し、第1誤差信号生成手段が、上記積算信号と上記第1基準信号との誤差を示す第1誤差信号を生成し、第2誤差信号生成手段が、上記積算信号と上記第2基準信号との誤差を示す第2誤差信号を生成し、情報取得手段は、上記衛星信号の航法メッセージのデータビット値を予測した情報である予測情報と予測情報の確からしさを示す信頼度情報とを取得する。ここで、航法メッセージとは、衛星から受信した信号に含まれている情報をいう。また、航法メッセージのデータビット値とは、上記航法メッセージ中の所定範囲のデータビット値をいう。
重み付け手段は、第1誤差信号と予測情報とをそれぞれ前記信頼度情報に基づいて重み付けし、加算手段は、重み付けされた第1誤差信号と予測情報とを加算した加算信号を生成し、基準信号誤差生成手段は、上記加算信号と上記第2誤差信号とに基づいて、第1基準信号と変換信号との誤差を生成し、基準信号生成手段が、基準信号誤差生成手段によって生成された誤差を用いて上記第1基準信号と第2基準信号とを再生成する。
このように、受信装置は、信頼度情報に基づいて第1誤差信号及び予測情報を重み付けして当該重み付けした第1誤差信号と予測情報とを加算していることにより、受信した衛星信号が弱いために第1誤差信号の精度が低い場合でも、取得した信頼度情報と予測情報とで補完し、適切に第1基準信号と変換信号との誤差を生成することができる。よって、受信装置は、第1基準信号と変換信号との誤差を適切に生成することにより、当該誤差に基づいて第1基準信号の周波数を衛星信号の周波数に追随させることができ、適切に追尾処理を実行することができる。
上記の受信装置の一態様では、前記重み付け手段は、前記予測情報にゲインを掛け合わせた信号に前記信頼度の値を重み付ける。この場合、受信装置は、予測情報に対して、第1誤差信号の振幅に合わせたゲインを掛け合わせることにより、適切に第1誤差信号と予測情報との加算信号を生成することができる。
上記の受信装置の他の一態様では、前記ゲインを、前記第1誤差信号及び前記第2誤差信号に基づく関数値とする。この場合、受信装置は、第1誤差信号と第2誤差信号とを比較してゲインを設定することができる。ゲインの設定方法の例として、第1誤差信号が第2誤差信号に比して強すぎる場合、ゲインを小さくするなどがある。
上記の受信装置の他の一態様では、前記基準信号誤差生成手段は、位相比較器又は、周波数比較器である。このように、基準信号誤差生成手段を位相比較器としたり、周波数比較器としたりすることにより、コスタスループで実装したり、FLL(Frequency Locked Loop)で実装したりすることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[衛星測位受信システムの概要]
最初に、本発明による予測情報提供装置を含む衛星測位受信システム1について、図1を用いて説明する。本実施例では、衛星測位受信システム1は、具体的には、GPS受信機である。
GPS衛星から出力されるGPS信号は、搬送波が「既知のPRNコード」と「未知の航法データ」によって変調されたものである。衛星測位受信システム1はこの信号を受信し、各衛星との距離を知ることによって受信機の位置を計算する。
衛星測位受信システム1は、受信機100と予測情報提供装置200とを備える。受信機100は、衛星からの電波の受信状態が良い場合、衛星から信号を取得し、当該信号から航法メッセージを抽出する。
そして、受信機100は、抽出した航法メッセージのデータビット値を予測情報提供装置200へ登録するために、受信機100から予測情報提供装置200へ上記抽出した航法メッセージのデータビット値及び当該航法メッセージのデータビット値に対応するアドレスを送信すると共に登録要求する。なお、本実施例でいう航法メッセージのデータビット値は、1ビット分のデータビット値だけでなく、航法メッセージのワード・サブフレーム単位等、ある程度まとまった複数ビット分のデータビット値も意味する。
また、アドレスとは、特定の航法メッセージのデータビット値の場所を指し示す情報や、航法メッセージを送信した衛星を識別し得る情報をいう。予測情報提供装置200は、受信機100から取得した航法メッセージのデータビット値を内部に登録する。
所定のタイミングで、受信機100は、予測情報提供装置200へ航法メッセージのデータビット値を予測した情報(以下、当該予測した情報を「予測情報」とも呼ぶ)の送信要求を行うと共に上記予測情報に対応するアドレス(以下、予測対象のアドレスとも呼ぶ)を送信する。そして、予測情報提供装置200は、送信要求対象の予測情報を生成し、当該予測情報の信頼度を算出し、当該予測情報及び当該予測情報の信頼度を受信機100へ送信する。この場合、受信機100は、予測情報提供装置200から取得した予測情報及び信頼度を用いて、航法メッセージにおける位相反転箇所を特定し、長区間コヒーレント積算を適切に行うことができるため、高感度化を実現することができる。予測情報提供装置200は、保存用情報DB210を保持している。なお、上記信頼度とは、予測情報の確からしさを示す情報をいう。
なお、図1の例では受信機100と予測情報提供装置200とが分離しているが、受信機100と予測情報提供装置200とが装置全体としては一体となり、機能的に分離するようにしても良い。
[航法メッセージのデータ構造]
GPS衛星から送られてくるデータは、航法メッセージと呼ばれる。航法メッセージは、サブフレーム1〜5から構成され、サブフレーム1〜5まで順に送信された後は、再びサブフレーム1から送信される。各サブフレームは、複数のワードを有し、各ワードは、データ及びパリティを有する。なお、各衛星は、上記のデータ構造に基づいた航法メッセージを保存している。
[保存用情報DBのデータ構造]
次に、保存用情報DB210で管理する保存用情報のデータ構造について説明する。図2に示すように、保存用情報170は、アドレス161、データビット値162、登録時期163、及び変更フラグ164を有する。アドレス161は、特定の航法メッセージの情報の場所を指し示す情報であり、具体的には、衛星のIDや登録対象の航法メッセージのデータビット値のサブフレーム、ワード、ビットの場所を示す情報である。
データビット値162は、上記アドレス161に対応する航法メッセージのデータビット値である。登録時期163は、上記データビット値162が登録された時間情報である。変更フラグ164は、データビット値162が変更されたか否かを示す情報である。
[保存用情報DBへのデータ登録]
次に、保存用情報170の登録方法について説明する。まず、受信機100が、予測情報提供装置200に対して登録対象のアドレス及び、当該アドレスの航法メッセージのデータビット値を予測情報提供装置200へ送信すると共に、登録要求を行う。
予測情報提供装置200は、登録対象のアドレス及び当該航法メッセージのデータビット値を取得すると共に、登録要求を受け付ける。
予測情報提供装置200は、受信機100から取得した登録対象のアドレス及び航法メッセージのデータビット値を含めた保存用情報170を保存用情報DB210に登録する。具体的に、予測情報提供装置200は、タイマ等から時刻情報を取得し、登録対象のアドレスに対応する保存用情報170が未だ保存用情報DB210に登録されていない場合は、アドレス161を登録対象のアドレスとし、データビット値162を取得した航法メッセージのデータビット値とし、登録時期163をタイマ等から取得した時刻情報とし、変更フラグ164を「0」等更新していないことを示す値とした保存用情報170を生成し、当該保存用情報170を保存用情報DB210へ登録する。
[情報提供方法]
次に、情報提供方法について、説明する。情報提供方法とは、受信機100から予測情報の送信要求があった場合に、予測情報提供装置200が、予め定められている方針に基づき、要求のあった予測情報及び、当該予測情報の信頼度を受信機100に提供する方法をいう。
所定の状況下において、受信機100は、予測対象のアドレスを予測情報提供装置200へ送信すると共に、上記アドレスに対応する航法メッセージのデータビット値についての予測情報の送信要求を行う。
予測情報提供装置200は、受信機100から予測情報の送信要求を受け付けると共に、予測対象のアドレスを取得する。そして、予測情報提供装置200は、以下の方針に基づいて、予測情報を特定する。
(方針1)予測対象のアドレスに対応する航法メッセージのデータビット値が、GPSフォーマットの仕様で値が決められている場合、予測情報提供装置200は、仕様で決められた値を予測情報とする。
(方針2)上記(方針1)に該当しない場合、予測情報提供装置200は、受信機100から取得したアドレスをアドレス161に有する保存用情報170のデータビット値162をそのまま予測情報とする。
方針1に基づいて、予測情報提供装置200が予測するデータビット値を図3に示す。図3に示すように、予測情報提供装置200は、全サブフレームのプリアンブルやサブフレームIDについては方針1で予測する。
なお、予測情報提供装置200は、上記方針1や方針2以外の方針により予測情報を生成するようにしても良い。
予測情報提供装置200は、予測情報を生成した方針に応じて、信頼度を算出する。本実施例では、信頼度の最大値を1とし、最小値を0とする。本実施例において、予測情報提供装置200が方針1で予測情報を生成した場合、航法メッセージの仕様に基づいて算出していることにより、信頼度が高いと判断できるので、予測情報提供装置200は、信頼度を1.0とする。
予測情報提供装置200が方針2で予測情報を生成した場合、予測情報の基となった保存用情報170が登録された後に、実際の航法メッセージのデータビット値が更新されてしまっていることを考慮すると、方針1に比して予測情報の信頼度が低いと判断して、予測情報提供装置200は、方針1に比して低い信頼度(例えば、0.9)を設定する。
このように、予測情報提供装置200は、信頼度が高いと推定できる手法で予測している場合には、高い信頼度を設定し、信頼度が低いと推定できる手法で予測している場合には、低い信頼度を設定することにより、予測情報の信頼度合いを適切に判断し得る信頼度を算出している。
そして、予測情報提供装置200は、送信要求対象の予測情報と共に当該予測情報の信頼度を受信機100へ送信する。
上述のように、予測情報提供装置200は、方針1に従い、GPSのフォーマットを用いて予測情報を生成し、当該予測情報を提供していることから、過去の航法メッセージのデータビット値を保持していなくても、ある程度信頼性のある航法メッセージのデータビット値の予測情報を提供することができる。また、予測情報提供装置200は、上記予測情報の信頼度も提供しているので、提供先の装置である受信機100に対して、予測情報の信頼性を判断させることが可能となり、予測情報をどのように利用するか判断させることが可能となる。
[本願発明の受信機について]
本願発明の受信機100の概念構成を図4に示す。受信機100は、アンテナ10、フロントエンド20、キャリアループ30、及びコードループ50を有する。アンテナ10が受信した衛星信号は、フロントエンド20で処理しやすい周波数に変換され、キャリアループ30とコードループ50に入力される。以下、フロントエンド20で変換された信号を「中間周波数信号」ともいう。
キャリアループ30は、受信信号のキャリアの位相を追尾するためのものである。一方、コードループ50は受信信号のPRNコードの位相を追尾するためのものである。両者は同時に動作し、キャリアループ30にはコードループ50の出力が接続され、余計なコード成分が除去される。
[一般的なキャリアループ等について]
本発明は、受信機100内のキャリアループ30に関するものである。ここで、一般的なキャリアループ300を図5に示す。なお、キャリアループ300は、コスタスループで実装されている。
キャリアループ300は、積算器31〜33と、ローパスフィルタ34及び35と、位相比較器36と、ループフィルタ37と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)38と、π/2移相器39とを有する。
キャリアループ300では、積算器31に中間周波数信号である信号S1及びコードループ50から送られてきたPRNコードP1が入力される。そして、積算器31では、上記信号S1に上記PRNコードP1が掛け合わされて、信号S1からコード成分が除去される。当該除去された信号である信号S2は、積算器32及び33へ入力される。
上記積算器32には、VCO38で発生したローカルキャリア信号である信号LS1が入力される。また、VCO38で発生した信号LS1がπ/2移相器39でπ/2遅延され、当該遅延されたローカルキャリア信号である信号LS2が積算器33へ入力される。
積算器32では、信号S2と信号LS1とが積算される。また、積算器33においてπ/2移相器39で遅延された信号LS2と、信号S2とが積算される。
上記の積算器32の出力結果がローパスフィルタ34を介して出力された信号ISと、上記の積算器33の出力結果がローパスフィルタ35を介して出力された信号QSとが、位相比較器36へ入力される。
位相比較器36は、信号ISと信号QSとに基づいて信号S1と信号LS1との位相差を検出し、この位相誤差をループフィルタ37を介してVCO38へ供給する。
これにより、VCO38が制御されてVCO38からの出力される信号LS1の位相が信号S1に同期するようになる。
キャリアループの目的はローカルキャリアの位相を制御して信号QSを0にすることであり、それは受信信号である信号S1とローカルキャリア信号である信号LS1の位相差を0にすることに相当する。位相差がほぼ0のとき、信号ISの符号は航法メッセージのビットに相当する。位相比較器36で信号QSだけでなく信号ISも利用している理由は、信号ISを利用して未知の航法メッセージの影響を取り除き、単純な正弦(sin)波同士の積算に置き換えるためである。VCO38から出力される信号LS1と、信号S1との位相差が一定期間に渡って十分小さい状態を、「追尾」していると言う。
次に、特許文献1のスペクトラム拡散信号受信装置内のキャリアループ400を図6に示す。図5に示す一般的なキャリアループ300と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
キャリアループ400は、信号ISを使用しない代わりに、予測情報を用いる構成となる。ここでいう予測情報の例として、過去に取得した航法メッセージを所定の正規化処理した信号等がある。この場合、キャリアループ400では、信号ISを生成する際の積算処理時に信号S1が弱いことにより位相反転箇所を誤ってしまうことを回避し、予測情報に基づいて位相反転箇所を特定するので、信号S1が弱い場合でも適切に信号LS1と信号S1との位相差を検出することができるので、当該位相差を軽減させることができる。すなわち、高感度化を実現できる。
しかし、上記のキャリアループ400の構成の場合、予測情報が得られない場合や間違っていた場合には正しく動作できず、高感度化が達成できないという問題点がある。
[本願発明のキャリアループについて]
次に、本願発明のキャリアループ30について図7に示す。図5に示す一般的なコスタスループ300と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
キャリアループ30は、上述のキャリアループ300に積算器41〜43を加えている。また、キャリアループ30は、予測情報提供装置200から予測情報及び信頼度を取得している。キャリアループ30は、ローパスフィルタ34から出力された信号ISに対して所定の補正処理を行い、補正処理を行った信号を位相比較器36へ送出する。なお、本実施例では、以下、信頼度の値を「RL」で示し、信頼度RLの最大値を1とし、信頼度RLの最小値を0とする。
具体的には、キャリアループ30では、ローパスフィルタ34から出力された信号ISを積算器41へ送出し、1から信頼度RLを減算した値(1−RL)も積算器41へ送出する。
積算器41は、1から信頼度を減算した値(1−RL)と信号ISとを積算する。そして、積算器41で積算された出力結果である信号IS2は、加算器43へ入力される。
予測情報提供装置200から取得した予測情報は、積算器42へ入力され、信頼度RLも積算器42へ入力される。そして、当該積算器42では、予測情報に所定のゲインGが掛け合わされ、さらに信頼度RLが重み付けされ、積算器42における積算結果である信号S3が加算器43へ出力される。ここで、ゲインGとは、信号ISの振幅に合わせた調整値をいう。このように、受信機100は、予測情報に対して、信号ISの振幅に合わせたゲインGを掛け合わせることにより、適切に信号ISと予測情報との加算信号である信号S4を生成することができる。
信号ISは大きさを持ち、その変動は受信機100によって異なる。それに対し予測情報は必ず1又は−1のどちらかをとるものである。予測情報と信号ISとを足し合わせるにあたり、予測情報に受信機100固有のゲインGを掛け合わせる必要がある。
ゲインGは受信機100の特性に応じて設計する必要がある。ゲインGを大きくすると予測情報を利用しやすくなり、小さくすると予測情報を利用しにくくなる。
ゲインGの設計の仕方の例としては、あらかじめ通常のコスタスループで正しく予測情報が読み出せる下限の信号強度を何回か求めておく。そのときの信号ISの絶対値の平均をゲインGとすることが考えられる。例えば、信頼度RLが0.5である予測情報が連続して得られている状況を考えた場合、下限の信号強度よりも大きい場合には、信号ISを、小さい場合には予測情報を利用しやすくなる。
加算器43では、積算器41で積算した信号IS2と、積算器42で積算した結果得られた信号S3とが加算され、加算信号S4が位相比較器36へ送出される。
そして、位相比較器36は、加算信号S4と信号QSとに基づいて信号S1と信号LS1との位相差を検出し、この位相差をループフィルタ37を介してVCO38へ供給する。そして、VCO38は、上記位相差に基づいて信号LS1を再生成する。
これにより、VCO38が制御されてVCO38から出力される信号LS1の位相が信号S1に同期することになる。
上述の実施例によれば、信頼度が高い場合、予測情報に対して高い係数が重み付けされ、信頼度が低い場合、信号ISに対して高い係数が重み付けされる。従って、外部から取得した予測情報をそのまま利用する場合に比して適切な信号が位相比較器36に入力されるので、本願発明の受信機100は、信号LS1と、信号S1との位相差をより適切に生成することができる。
また、受信機100は、予測情報及び信頼度RLを取得している。当該予測情報は、航法メッセージのデータビット値の予測値であるので、予測情報を参照することにより、航法メッセージの位相反転箇所を予測することができる。よって、受信機100は、航法メッセージの位相反転箇所を除去し、長期間積算することができる。また、上記予測情報の信頼度RLも取得しており、受信機100は、上記信頼度RLを参照し、信頼度RLの値に応じて上記予測情報を利用するか否かを判断することができるので、信頼度RLが低い予測情報を用いてしまい、誤った箇所を航法メッセージの位相反転箇所と判断してしまうことを回避することもできる。
本願発明に係る受信機100は、予測情報及び信頼度を用いて、信号ISに対して演算処理を行った結果出力される信号を、信号ISの代わりに用いているので、予測情報をGPSフォーマット等により生成できれば、過去に適切な航法メッセージを取得していなくても信号ISの代わりの信号を送出することができ、VCO38に対して適切な信号LS1を再生成させることができる。また、受信機100は、予測情報を全く取得することができない場合や、信頼度が0の予測情報を取得した場合には、信号ISをそのまま使用することにより、信号LS1の再生成処理を停止してしまうことを防止することもできる。
このように、受信機100は、信頼度に基づいて信号IS及び予測情報を重み付けして、当該重み付けした信号ISと予測情報とを加算していることにより、受信した衛星信号が弱いために信号ISの精度が低い場合でも、取得した予測情報や信頼度で当該信号ISを補完し、信号S1と信号LS1との誤差を生成することができる。従って、受信機100は、信号S1と信号LS1との誤差を適切に生成することにより、当該誤差に基づいて信号LS1の周波数を信号S1の周波数に追随させることができ、適切に追尾処理を実行することができる。
なお、本実施例では、アンテナ10が受信手段として機能し、フロントエンド20が周波数変換手段として機能し、VCO38が基準信号生成手段として機能し、積算器31が積算手段として機能し、積算器32及びローパスフィルタ34が第1誤差信号生成手段として機能し、積算器33及びローパスフィルタ35が第2誤差信号生成手段として機能し、積算器41及び積算器42が重み付け手段として機能し、位相比較器36及びループフィルタ37が基準信号誤差生成手段として機能し、信号S1は、中間周波数に変換された信号として機能し、信号S2は、積算信号として機能し、PRNコードP1は、参照用信号として機能し、信号LS1は、第1基準信号として機能し、信号LS2は、第2基準信号として機能する。
ここで、図8(A)〜(C)に、所定期間受信した信号に基づいて生成した信号LS1と信号S1との周波数の差異に関するシミュレーション結果を示す。なお、当該シミュレーションでは、ランダムに、間違った予測情報を取得しているものとする。
図8(A)は、一般的なキャリアループにおける信号S1及び信号LS1の周波数の変化を示すグラフである。信号S1の周波数のグラフをグラフ70Aとして破線で示す。信号LS1の周波数のグラフをグラフ71Aとして実線で示す。一般的なキャリアループの場合、弱い信号が入力されると、ノイズの影響により信号ISが適切な出力ではなくなり、信号S1の周波数と信号LS1の周波数との間に差異が生じていることが分かる。
図8(B)は、特許文献1のキャリアループにおける信号S1及び信号LS1の周波数の変化を示すグラフである。信号S1の周波数のグラフをグラフ70Bとして破線で示す。信号LS1の周波数のグラフをグラフ71Bとして実線で示す。特許文献1のキャリアループの場合、所定のタイミングで誤った予測情報が入力されており、信号S1の周波数と信号LS1の周波数とで大きな差が生じていることが分かる。
図8(C)は、本願発明のキャリアループ30における信号S1及び信号LS1の周波数の変化を示すグラフである。信号S1の周波数のグラフをグラフ70Cとして破線で示す。信号LS1の周波数のグラフをグラフ71Cとして実線で示す。本願発明のキャリアループ30では、予測情報提供装置200から取得した予測情報や信頼度を用いて、予測情報を用いる度合いを変動させて、位相比較器36へ入力する信号を生成しているので、キャリアループ30における信号S1の周波数と信号LS1の周波数との差異を最小限とし、適切に追尾を実現していることが分かる。
以上説明したように、受信装置100は、衛星信号を受信する受信手段と、衛星信号を中間周波数に変換する周波数変換手段と、周波数変換手段によって変換された信号と、衛星を特定するための参照用信号とを積算し、積算信号を生成する積算手段と、所定周波数の第1基準信号と、第1基準信号の位相を90度ずらした第2基準信号とを生成する基準信号生成手段と、積算信号と第1基準信号とを積算し、積算信号と第1基準信号との誤差を示す第1誤差信号を生成する第1誤差信号生成手段と、積算信号と第2基準信号とを積算し、積算信号と第2基準信号との誤差を示す第2誤差信号を生成する第2誤差信号生成手段と、衛星信号の航法メッセージのデータビット値を予測した情報である予測情報と予測情報の確からしさを示す信頼度情報とを取得する情報取得手段と、第1誤差信号と予測情報とをそれぞれ信頼度情報に基づいて重み付けする重み付け手段と、重み付け手段によって、重み付けされたそれぞれの信号を加算した加算信号と、第2誤差信号とに基づいて第1基準信号と変換信号との誤差を生成する基準信号誤差生成手段と、を備え、基準信号生成手段は、基準信号誤差生成手段が生成した誤差に基づいて第1基準信号及び第2基準信号を再生成する。
[他の実施例]
上述の実施例では、受信機100がゲインGを固定値とする場合について述べたが、本発明は、これに限られず、図9に示すように、信号IS及び信号QSに基づく関数値をゲインGとするようにしても良い。具体的には、図9に示すように、ゲイン設定部47が信号ISと信号QSに基づいてゲインGを設定し、積算器42へ供給する。
この場合、受信機100は、信号ISと信号QSとを比較してゲインを設定することができ、信号の強度に応じてゲインを設定することが可能となる。具体的には、信号ISと比較して信号QSが相対的に低い場合は、ある程度強い信号強度であると考えられるため、受信機100は、ゲインをG低く設定し、信号ISの影響を大きくする。逆に、信号ISと比較して信号QSが相対的に高い場合は、信号ISがあまり信頼できないため、受信機100は、ゲインGを高く設定し、予測情報の影響度合いを上げる。これによれば、受信機100は、受信した信号の強度に応じた信頼度の高い加算信号S4を生成することができる。
上述の実施例では、キャリアループ30をコスタスループで実装する場合について述べたが、本発明は、これに限られず、キャリアループ30をFLL(Frequency Locked Loop)で実装するようにしても良い。この場合、図10に示すように、位相比較器36を公知の周波数比較器45へ変更すれば、実現できる。
上述の実施例では、予測情報提供装置200が、登録時刻を計測し、当該登録時刻を保存用情報170に登録する場合について述べたが、本発明は、これに限られず、受信機100が登録時刻を計測し、受信機100が登録要求する際に、当該登録時刻を送信するようにしても良い。
上述の実施例では、予測情報提供装置200は、受信機100から送信要求を受信してから、予測情報や信頼度を提供する場合について述べたが、本発明は、これにかぎられず、予測情報提供装置200が一方的に、受信機100に対して予測情報や信頼度を提供するようにしても良い。
上述の実施例では、情報取得部60が、予測情報提供装置200から予測情報や信頼度を取得する場合について述べたが、本発明は、これに限られず、受信機100が予測情報提供装置200で管理していた保存用情報DB210を保持し、保持している保存用情報170等を用いて、受信機100自身で予測情報や信頼度を生成し、情報取得部60が、当該予測情報や信頼度を取得するようにしても良い。
本発明は、GPS受信機等、衛星測位受信機に使用される。今後運用が見込まれるGalileoやQZSS(準天頂衛星)のような衛星測位システムにも利用できる。
1 衛星測位受信システム
30 キャリアループ
100 受信機
200 予測情報提供装置
210 保存用情報DB

Claims (4)

  1. 衛星信号を受信する受信手段と、
    前記衛星信号を中間周波数に変換する周波数変換手段と、
    前記周波数変換手段によって変換された信号と、衛星を特定するための参照用信号とを積算し、積算信号を生成する積算手段と、
    所定周波数の第1基準信号と、前記第1基準信号の位相を90度ずらした第2基準信号とを生成する基準信号生成手段と、
    前記積算信号と前記第1基準信号とを積算し、前記積算信号と前記第1基準信号との誤差を示す第1誤差信号を生成する第1誤差信号生成手段と、
    前記積算信号と前記第2基準信号とを積算し、前記積算信号と前記第2基準信号との誤差を示す第2誤差信号を生成する第2誤差信号生成手段と、
    前記衛星信号の航法メッセージのデータビット値を予測した情報である予測情報と前記予測情報の確からしさを示す信頼度情報とを取得する情報取得手段と、
    前記第1誤差信号と前記予測情報とをそれぞれ前記信頼度情報に基づいて重み付けする重み付け手段と、
    前記重み付け手段によって、重み付けされたそれぞれの信号を加算した加算信号と、前記第2誤差信号とに基づいて前記第1基準信号と前記変換信号との誤差を生成する基準信号誤差生成手段と、を備え、
    前記基準信号生成手段は、前記基準信号誤差生成手段が生成した誤差に基づいて前記第1基準信号及び第2基準信号を再生成することを特徴とする受信装置。
  2. 前記重み付け手段は、前記予測情報にゲインを掛け合わせた信号に前記信頼度の値を重み付けることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記ゲインは、前記第1誤差信号及び前記第2誤差信号に基づく関数値であることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記基準信号誤差生成手段は、位相比較器又は周波数比較器であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の受信装置。
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