JPWO2010067765A1 - カプセル型医療装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の一態様であるカプセル型医療装置は、フレキシブル基板(11a,11b,11c,11d)を介して一連に接続された複数のリジッド基板(10a,10b,10c,10d,10e)と、成型体(12a,12b,12c,12d)とを備える。成型体(12a,12b,12c,12d)は、リジッド基板(10b,10c,10d,10e)の各々に搭載された機能部品を覆う態様に成型される。成型体12a,12bは、対向するリジッド基板10b,10cの基板間に介在してリジッド基板10b,10cの基板間隔を保持する。成型体12cは、対向するリジッド基板10d,10eの基板間に介在してリジッド基板10d,10eの基板間隔を保持する。

Description

本発明は、患者等の被検体の臓器内部に導入され、この被検体の体内情報を取得するカプセル型医療装置およびその製造方法に関するものである。
従来から、内視鏡分野においては、カプセル型の筐体内部に撮像機能と無線通信機能とを備えた飲込み型の内視鏡であるカプセル型医療装置が登場している。カプセル型医療装置は、患者等の被検体の臓器内部に経口摂取等によって導入される。その後、被検体内部のカプセル型医療装置は、蠕動運動等によって臓器内部を移動しつつ、この被検体の臓器内部の画像(以下、体内画像という場合がある)を撮像し、得られた体内画像を外部に無線送信する。かかるカプセル型医療装置は、被検体内部に導入されてから被検体外部に排出されるまでの期間、時系列に沿って体内画像を順次撮像し、得られた体内画像を時系列順に被検体外部に無線送信する。
かかるカプセル型医療装置によって時系列順に無線送信された各体内画像は、被検体外部の受信装置に順次受信される。この受信装置は、予め挿着された記録媒体内に、かかるカプセル型医療装置から時系列順に受信した体内画像群を保存する。その後、かかる体内画像群を蓄積した記録媒体は、この受信装置から取り外されて画像表示装置に挿着される。画像表示装置は、この挿着した記録媒体内の体内画像群を取り込み、得られた各体内画像をディスプレイに順次表示する。医師または看護師等のユーザは、かかる画像表示装置に表示された各体内画像を観察し、この体内画像の観察を通して被検体の臓器内部を観察(検査)することができる。
なお、このようなカプセル型医療装置は、一般に、固体撮像素子等の必要な電子部品を搭載した一連の回路基板とボタン型電池とを組み合わせたものをカプセル型筐体の内部に密閉して製造される。ここで、この一連の回路基板は、屈曲可能なフレキシブル回路基板(以下、フレキシブル基板という)を介して複数のリジッド回路基板(以下、リジッド基板という)を直線状に接続して実現され、これら複数のリジッド基板の各々に各種電子部品を実装される。かかる各種電子部品を搭載した一連の回路基板は、これら複数のリジッド基板を所定の間隔で対向配置した態様でカプセル型筐体の内部に密閉される。一方、ボタン型電池は、かかる複数のリジッド基板の間に挟み込まれた態様でカプセル型筐体の内部に配置される(特許文献1参照)。
特開2005−198965号公報
ところで、上述したように一連の回路基板に含まれる複数のリジッド基板を対向配置する場合、これら複数のリジッド基板の各々に搭載された電子部品同士の接触等を防止するために、これら複数のリジッド基板の基板間隔を保持して、かかるリジッド基板上の電子部品の配置空間を確保する必要がある。このため、従来のカプセル型医療装置を製造する場合、カプセル型筐体の内部に配置する一連の回路基板の各リジッド基板間にウレタン系またはエポキシ系等の樹脂を充填し、これによって、この一連の回路基板における複数のリジッド基板の基板間隔を保持している。
しかしながら、かかる一連の回路基板における複数のリジッド基板の基板間隔を適正なものに調整しつつ各リジッド基板間に樹脂を充填するためには多大な手間を要し、これに起因して、カプセル型医療装置の製造に多大な時間および労力が掛かるという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、各種機能部品を搭載した複数のリジッド基板の基板間隔を簡易に保持して、短時間に容易に製造できるカプセル型医療装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるカプセル型医療装置は、フレキシブル回路基板を介して接続された複数のリジッド回路基板と、前記複数のリジッド回路基板に搭載された機能部品を覆う態様に成型され、前記複数のリジッド回路基板の対向する基板間に介在して前記複数のリジッド回路基板の基板間隔を保持する複数の成型体と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置は、上記の発明において、前記成型体は、前記複数のリジッド回路基板を互いに対向するように配置した際に他方の前記成型体または前記リジッド回路基板に対向する対向面が平面状に形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置は、上記の発明において、前記複数の成型体は、対向する成型体同士の面接合または前記リジッド回路基板との面接合によって前記複数のリジッド回路基板の基板間隔を保持することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置は、上記の発明において、前記複数の成型体は、ホットメルト樹脂であることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置は、上記の発明において、前記複数の成型体は、気泡を内包することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置は、上記の発明において、前記複数の成型体は、対向する成型体同士をスナップ止めするスナップ止め部を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置は、上記の発明において、少なくとも前記複数のリジッド回路基板を埋め込む態様に成型された胴部を有するカプセル型筐体を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置の製造方法は、複数の回路基板に機能部品を搭載する機能部品搭載ステップと、前記複数の回路基板上の機能部品を覆う成型体を形成する成型体形成ステップと、前記複数の回路基板を互いに対向するように配置するとともに前記複数の回路基板の基板間に前記成型体を介在させて、前記複数の回路基板の基板間隔を保持する基板間隔保持ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置の製造方法は、上記の発明において、前記成型体形成ステップは、前記複数の回路基板の機能部品実装面に宛がった金型にホットメルト樹脂を注入して前記成型体を形成することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置の製造方法は、上記の発明において、前記基板間隔保持ステップは、前記成型体同士を面接合し、または、前記複数の回路基板に含まれるいずれかの回路基板と前記成型体とを面接合することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置の製造方法は、上記の発明において、前記基板間隔保持ステップは、前記ホットメルト樹脂によって形成された前記成型体同士を面接触させた状態で加熱処理して、前記成型体同士を面接合することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置の製造方法は、上記の発明において、前記複数の回路基板を内蔵するカプセル型医療装置の筐体の少なくとも一部分であって、前記基板間隔保持ステップによって基板間隔を保持した前記複数の回路基板の少なくとも一部を埋め込む成型筐体を形成する筐体形成ステップをさらに含むことを特徴とする。
本発明にかかるカプセル型医療装置は、フレキシブル回路基板を介して接続された複数のリジッド回路基板と、前記複数のリジッド回路基板に搭載された機能部品を覆う態様に成型された複数の成型体とを備え、前記複数の成型体が、前記複数のリジッド回路基板の対向する基板間に介在して前記複数のリジッド回路基板の基板間隔を保持する。このため、各種機能部品を搭載した複数のリジッド基板の基板間隔を、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板とを面接合することによって簡易に保持でき、これによって、短時間に容易にカプセル型医療装置を製造できるという作用効果を享受する。
また、本発明にかかるカプセル型医療装置の製造方法は、複数の回路基板に機能部品を搭載し、つぎに、前記複数の回路基板上の機能部品を覆う成型体を形成し、その後、前記複数の回路基板を互いに対向するように配置するとともに前記複数の回路基板の基板間に前記成型体を介在させて、前記複数の回路基板の基板間隔を保持している。このため、各種機能部品を搭載した複数の回路基板の基板間隔を、対向する成型体同士または成型体と回路基板とを面接合することによって簡易に保持でき、これによって、短時間に容易にカプセル型医療装置を製造できるという作用効果を享受する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置の製造方法を例示するフローチャートである。 図3は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置に内蔵する一連の回路基板を例示する模式図である。 図4は、図3に示す方向Dから見た一連の回路基板を例示する模式図である。 図5は、リジッド基板上の機能部品を覆う成型体が形成された状態の一連の回路基板を例示する模式図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置に内蔵する機能ユニットを例示する模式図である。 図7は、カプセル型筐体の内部に機能ユニットを密閉する状態を示す模式図である。 図8は、本発明の実施の形態2にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。 図9は、本発明の実施の形態3にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。 図10は、対向する成型体同士のスナップ止め構造を例示する模式図である。 図11は、対向する成型体とリジッド基板とのスナップ止め構造を例示する模式図である。 図12は、本発明の実施の形態4にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。
以下、図面を参照して、本発明にかかるカプセル型医療装置およびその製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、被検体内部に導入され、被検体の体内情報の一例である体内画像を撮像する撮像機能と体内画像を無線送信する無線通信機能とを有するカプセル型医療装置およびその製造方法を例示して、本発明にかかる実施の形態を説明するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。図1に示すように、この実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1は、筒状筐体2aとドーム形状筐体2bとによって実現されるカプセル型筐体2と、被検体の臓器内部等の被写体を照明する照明部3と、照明部3によって照明された被写体の画像を撮像する撮像部4と、撮像部4によって撮像された画像データを外部に無線送信する無線通信部7と、カプセル型医療装置1の各構成部の動作を制御する動作制御部8と、カプセル型医療装置1の各構成部に電力を供給する電源部9と、を備える。また、カプセル型医療装置1は、撮像部4および無線通信部7等の機能部品を搭載した複数のリジッド基板10a〜10eと、これら複数のリジッド基板10a〜10eの各基板間を電気的に接続するフレキシブル基板11a〜11dとを備える。
カプセル型筐体2は、患者等の被検体の臓器内部に導入可能な大きさに形成されたカプセル型の筐体であり、一端がドーム形状をなす筒状筐体2aの他端(開口端)をドーム形状筐体2bによって塞いで実現される。ドーム形状筐体2bは、照明部3が発光する照明光(例えば白色光等の可視光)に対して透明なドーム形状の光学部材である。一方、筒状筐体2aは、可視光に対して略不透明な有底筒状の筐体である。かかる筒状筐体2aとドーム形状筐体2bとによって形成されるカプセル型筐体2は、フレキシブル基板11a〜11dによって接続された複数のリジッド基板10a〜10eの各基板上に搭載された各機能部品(照明部3、撮像部4、無線通信部7、動作制御部8および電源部9)を液密に内包する。
照明部3は、撮像部4の被写体を照明するための機能部品である。具体的には、照明部3は、LED等の発光素子を用いて実現され、リジッド基板10a上に実装される。照明部3は、撮像部4の被写体に対して照明光(例えば白色光等の所定波長帯域の可視光)を発光し、これによって、ドーム形状筐体2b越しに撮像部4の被写体である被検体の臓器内部を照明する。なお、かかるリジッド基板10aに搭載される照明部3の数量は、1つ以上であればよく、特に4つに限定されない。
撮像部4は、照明部3によって照明された被写体である被検体の臓器内部の画像、すなわち被検体の体内画像を撮像するための機能部品である。具体的には、撮像部4は、レンズ等の光学ユニット5と、CCDまたはCMOS等の固体撮像素子6とを備える。撮像部4は、リジッド基板10bに搭載され、かかる撮像部4の光学ユニット5の一部および固体撮像素子6は、樹脂材4aによって覆われる。
光学ユニット5は、照明部3によって照明された被写体からの反射光を固体撮像素子6の受光面に集光するための機能部品である。具体的には、光学ユニット5は、複数のレンズ5a,5bと、レンズ5a,5bを保持するレンズ枠5cとを用いて実現される。レンズ5a,5bは、照明部3によって照明された被写体(被検体の臓器内部等)からの反射光を固体撮像素子6の受光面に集光して、この被写体の光学像を固体撮像素子6の受光面に結像する。レンズ枠5cは、両端が開口した筒状構造を有し、筒内部にレンズ5a,5bを保持する。かかるレンズ枠5cの上端側は、リジッド基板10aに形成された開口部に挿通される。一方、かかるレンズ枠5cの下端側は、固体撮像素子6に固定される。かかる固定状態のレンズ枠5cは、上端側のレンズ5aとドーム形状筐体2bとを対向させるとともに、下端側のレンズ5bと固体撮像素子6の受光面とを対向させる。なお、かかる光学ユニット5の光軸は、カプセル型筐体2の長手方向の中心軸である長軸CLと一致することが望ましい。
固体撮像素子6は、被検体の体内画像を撮像するための機能部品である。具体的には、固体撮像素子6は、バンプ接続技術等によってリジッド基板10bに実装される。かかる固体撮像素子6の受光面側には、図1に示すようにレンズ枠5cが固定される。固体撮像素子6は、光学ユニット5によって集光された被写体からの反射光を受光面を介して受光し、この受光した被写体からの反射光を光電変換処理することによって、この被写体の画像、すなわち照明部3によって照明された被検体の体内画像を撮像する。
無線通信部7は、撮像部4によって撮像された被検体の体内画像を外部に無線送信するための機能部品である。具体的には、無線通信部7は、画像信号に対して変調処理等の通信処理を行う通信処理部7aと、被検体の体内画像を外部に無線送信するためのアンテナ7bとを備える。通信処理部7aおよびアンテナ7bは、リジッド基板10eに実装される。通信処理部7aは、上述した撮像部4が撮像した被検体の体内画像のデータを含む画像信号を動作制御部8から取得し、この取得した画像信号に対して変調処理等の通信処理を行って、この画像信号を含む無線信号を生成する。通信処理部7aは、動作制御部8の制御に基づいて、この生成した無線信号をアンテナ7bを介して外部に送信する。なお、かかる無線通信部7によって無線送信された被検体の体内画像は、被検体外部に配置された受信装置(図示せず)に受信される。
動作制御部8は、カプセル型医療装置1の各構成部の動作を制御するための機能部品である。具体的には、動作制御部8は、カプセル型医療装置1の機能を実現するためのプログラム等を記憶する記憶部およびこの記憶部内のプログラムを実行するCPU等を用いて実現される。動作制御部8は、リジッド基板10bの実装面であって撮像部4の反対側に実装される。かかる動作制御部8は、上述した照明部3、撮像部4、および無線通信部7の動作を制御し、且つ各構成部間における信号の入出力を制御する。この場合、動作制御部8は、照明部3が照明光を発光するタイミングに固体撮像素子6が被検体の体内画像を撮像するように照明部3および固体撮像素子6の動作タイミングを制御する。また、動作制御部8は、固体撮像素子6によって光電変換処理された信号を取得し、この取得した信号に対して所定の信号処理を行って、被検体の体内画像のデータを含む画像信号を生成する。動作制御部8は、かかる画像信号を生成する都度(すなわち撮像部4が体内画像を撮像する都度)、かかる画像信号を含む無線信号を外部に送信するように無線通信部7の通信処理部7aを制御する。
電源部9は、上述した照明部3、撮像部4、無線通信部7、および動作制御部8に電力を供給するための機能部品である。具体的には、電源部9は、所定の電力を蓄積した電池9a,9bと、電力供給のオンオフを切り替えるスイッチ部9cと、供給電力の電圧等を制御する電源制御部9dとを備える。電池9a,9bは、例えば酸化銀電池等のボタン型電池であり、図1に示すようにリジッド基板10c,10dの基板間に配置される。スイッチ部9cは、リジッド基板10cの実装面に実装され、例えば外部から印加された磁界によってオン状態とオフ状態とを切り替える。電源制御部9dは、スイッチ部9cがオン状態である場合、照明部3、撮像部4、無線通信部7、および動作制御部8に電池9a,9bの電力を適正な電圧値に調整しつつ適宜供給する。一方、電源制御部9dは、スイッチ部9cがオフ状態である場合、かかるカプセル型医療装置1の各構成部に対する電力供給を停止する。
なお、かかる電源部9のスイッチ回路は、外部からの磁界に応じてオンオフを切り替えるものに限らず、外部から入射される赤外光等の光信号に基づいてオンオフを切り替えるものであってもよい。また、かかる電源部9の電池数量は、カプセル型医療装置1の各構成部に必要な電力を供給可能な程度であれば、1つ以上であってもよく、特に2つに限定されない。
リジッド基板10aは、照明部3の機能を実現するための回路が形成された円盤型の回路基板であり、上述した照明部3等の機能部品を搭載する。また、このリジッド基板10aに形成された開口部には、レンズ枠5cの上端側が挿通される。リジッド基板10bは、固体撮像素子6および動作制御部8の各機能を実現するための回路が形成された円盤型の回路基板であり、上述した撮像部4および動作制御部8等の機能部品を搭載する。
リジッド基板10cは、スイッチ部9cの機能を実現するための回路が形成された円盤型の回路基板であり、上述したスイッチ部9c等の機能部品を搭載する。リジッド基板10dは、電源制御部9dの機能を実現するための回路が形成された円盤型の回路基板であり、上述した電源制御部9d等の機能部品を搭載する。また、リジッド基板10c,10dには、電池9a,9bと電気的に接続される電極端子(図示せず)が各々設けられる。かかるリジッド基板10c,10dは、電池9a,9bに電極端子を接触させた態様で電池9a,9bを挟み込む。リジッド基板10eは、無線通信部7の機能を実現するための回路が形成された円盤型の回路基板であり、上述した通信処理部7aおよびアンテナ7b等の機能部品を搭載する。
ここで、フレキシブル基板11aは、かかるリジッド基板10a,10bを電気的に接続し、フレキシブル基板11bは、かかるリジッド基板10b,10cを電気的に接続する。また、フレキシブル基板11cは、かかるリジッド基板10c,10dを電気的に接続し、フレキシブル基板11dは、かかるリジッド基板10d,10eを電気的に接続する。上述した複数のリジッド基板10a〜10eは、これら複数のフレキシブル基板11a〜11dによって一連に接続され、かかるフレキシブル回路基板部分を折り曲げることによって、図1に示すように互いに対向する態様に配置される。この場合、リジッド基板10bは、リジッド基板10aおよびリジッド基板10cと各々対向し、リジッド基板10dは、リジッド基板10cおよびリジッド基板10eと各々対向する。かかる複数のリジッド基板10a〜10eは、このように互いに対向した態様でカプセル型筐体2の内部に配置される。
一方、上述した複数のリジッド基板10a〜10eのうち、リジッド基板10b〜10eの部品実装面には、機能部品を覆う態様の成型体12a〜12dが各々形成される。複数の成型体12a〜12dは、これら複数のリジッド基板10b〜10eの対向する基板間に介在してリジッド基板10b〜10eの基板間隔を保持する。
具体的には、成型体12a〜12dは、所定のモールディング技術によって所望の立体形状に成型可能な樹脂であり、カプセル型医療装置1が動作可能な環境温度以下において、円柱または角柱等の上端面同士を面接合可能な立体構造を維持する。成型体12aは、リジッド基板10bの部品実装面に合わせて設計された金型を用いた成型加工によって動作制御部8等の機能部品を覆う態様に成型されて、リジッド基板10bの部品実装面に配置される。成型体12bは、リジッド基板10cの部品実装面に合わせて設計された金型を用いた成型加工によってスイッチ部9c等の機能部品を覆う態様に成型されて、リジッド基板10cの部品実装面に配置される。成型体12cは、リジッド基板10dの部品実装面に合わせて設計された金型を用いた成型加工によって電源制御部9d等の機能部品を覆う態様に成型されて、リジッド基板10dの部品実装面に配置される。成型体12dは、リジッド基板10eの部品実装面に合わせて設計された金型を用いた成型加工によって無線通信部7等の機能部品を覆う態様に成型されて、リジッド基板10eの部品実装面に配置される。
ここで、成型体12a,12bは、複数のリジッド基板10a〜10eのうちの対向するリジッド基板10b,10cの基板間に介在する。このような成型体12a,12bは、リジッド基板10bとリジッド基板10cとを対向配置した状態において互いに面接合し、これによって、これらリジッド基板10b,10cの基板間隔を保持する。この場合、成型体12a,12bにおける互いの対向面は、例えば、各々平面状に形成されている。また、成型体12cは、複数のリジッド基板10a〜10eのうちの対向するリジッド基板10d,10eの基板間に介在する。このような成型体12cは、リジッド基板10dとリジッド基板10eとを対向配置した状態においてリジッド基板10eと面接合し、これによって、これらリジッド基板10d,10eの基板間隔を保持する。この場合、リジッド基板10eに対向する成型体12c対向面は、例えば、このリジッド基板10eの基板面に対応して平面状に形成されている。一方、成型体12dは、リジッド基板10eとカプセル型筐体2の内壁(具体的には筒状筐体2aの内壁)との間に介在する。この場合、成型体12dは、筒状筐体2aの内壁に押し付けられ、これによって、リジッド基板10eと筒状筐体2aの内壁との間隔を保持する。
なお、かかる成型体12a〜12dを実現する封入樹脂は、熱可塑性樹脂であってもよいし、熱硬化性樹脂であってもよいが、比較的低圧の成型技術によって成型可能なホットメルト樹脂であることが望ましい。成型体12a〜12dがホットメルト樹脂である場合、成型加工時にリジッド基板10b〜10eの各基板面の機能部品に印加される圧力を可能な限り低くでき、これによって、かかる機能部品にかかる応力を低減できる。また、比較的短時間に成型体12a〜12dを固化することができ、この結果、カプセル型医療装置1の製造時間の短時間化を促進することができる。
つぎに、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1の製造方法について説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置の製造方法を例示するフローチャートである。図3は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置に内蔵する一連の回路基板を例示する模式図である。図4は、図3に示す方向Dから見た一連の回路基板を例示する模式図である。図5は、リジッド基板上の機能部品を覆う成型体が形成された状態の一連の回路基板を例示する模式図である。図6は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型医療装置に内蔵する機能ユニットを例示する模式図である。図7は、カプセル型筐体の内部に機能ユニットを密閉する状態を示す模式図である。
図2に示すように、まず、カプセル型医療装置1に内蔵する一連の回路基板を組み立てる(ステップS101)。具体的には、このステップS101において、上述した複数のリジッド基板10a〜10eをフレキシブル基板11a〜11dを介して一連に接続して、図3に示すような一連の回路基板15を組み立てる。この一連の回路基板15において、リジッド基板10bは、フレキシブル基板11aを介してリジッド基板10aと電気的に接続され、且つフレキシブル基板11bを介してリジッド基板10cと電気的に接続される。また、リジッド基板10dは、フレキシブル基板11cを介してリジッド基板10cと電気的に接続され、且つフレキシブル基板11dを介してリジッド基板10eと電気的に接続される。
つぎに、このステップS101において組み立てた一連の回路基板15に含まれる複数の回路基板に機能部品を搭載する(ステップS102)。具体的には図3,4に示すように、このステップS102において、複数のリジッド回路基板10a〜10eのうち、リジッド基板10aの実装面に照明部3等の機能部品を実装し、リジッド基板10bの各実装面に撮像部4および動作制御部8等の機能部品を実装する。また、リジッド基板10cの実装面にスイッチ部9c等の機能部品を実装し、リジッド基板10dの実装面に電源制御部9d等の機能部品を実装し、リジッド基板10eの実装面に通信処理部7aおよびアンテナ7b等の機能部品を実装する。この場合、照明部3、動作制御部8、スイッチ部9c、および電源制御部9dは、かかる一連の回路基板15における同じ側の実装面に実装される。一方、撮像部4は、リジッド基板10bにおける両側の実装面のうちの動作制御部8と反対側の実装面に実装される。また、通信処理部7aおよびアンテナ7bは、リジッド基板10eの実装面であって電源制御部9dとは反対側に実装される。なお、かかる照明部3を搭載するリジッド基板10aには、リジッド基板10bに搭載した撮像部4のレンズ枠5cを挿通するための開口部13が予め形成されている。
その後、このステップS102において各種機能部品が実装された複数の回路基板上に、これら実装後の各種機能部品を覆う成型体を適宜形成する(ステップS103)。具体的には図5に示すように、このステップS103において、上述した複数のリジッド回路基板10a〜10eのうち、リジッド基板10bの動作制御部8側の実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を注入して、この実装面に成型体12aを形成する。この場合、成型体12aは、かかる金型を用いた成型加工によって動作制御部8等の機能部品を覆う態様に成型され、円柱または角柱等の上端面同士を面接合可能な立体構造を維持する。また、リジッド基板10cの実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を注入して、この実装面に成型体12bを形成する。この場合、成型体12bは、かかる金型を用いた成型加工によってスイッチ部9c等の機能部品を覆う態様に成型され、上述した成型体12aと同様の立体構造を維持する。また、リジッド基板10dの実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を注入して、この実装面に成型体12cを形成する。この場合、成型体12cは、かかる金型を用いた成型加工によって電源制御部9d等の機能部品を覆う態様に成型され、上述した成型体12aと同様の立体構造を維持する。また、リジッド基板10eの実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を注入して、この実装面に成型体12dを形成する。この場合、成型体12dは、かかる金型を用いた成型加工によって通信処理部7aおよびアンテナ7b等の機能部品を覆う態様に成型され、上述した成型体12aと同様の立体構造を維持する。
つぎに、上述したように成型体形成後の複数の回路基板を互いに対向するように配置した空間に回路基板上の成型体を介在させて、これら複数の回路基板の各基板間隔を保持する。すなわち、上述した一連の回路基板15のリジッド基板間に成型体12a〜12cを介在させてリジッド基板10b〜10eの基板間隔を保持しつつ、カプセル型医療装置の機能ユニットを組み立てる(ステップS104)。
具体的には図5に示すように、このステップS104において、成型体12aの上端面と成型体12bの上端面とが対向する方向にフレキシブル基板11bを折り曲げて、リジッド基板10b,10cを対向配置し、次いで、これら成型体12aの上端面と成型体12bの上端面とを面接合する。この結果、成型体12a,12bは、かかる対向配置状態のリジッド基板10b,10cの基板間に介在して、これらリジッド基板10b,10cの基板間隔を保持する。また、成型体12cの上端面とリジッド基板10eの裏面(部品実装面とは反対側の基板面)とが対向する方向にフレキシブル基板11dを折り曲げて、リジッド基板10d,10eを対向配置し、次いで、これら成型体12cの上端面とリジッド基板10eの裏面とを面接合する。この結果、成型体12cは、かかる対向配置状態のリジッド基板10d,10eの基板間に介在して、これらリジッド基板10d,10eの基板間隔を保持する。
なお、上述した成型体12a,12bの面接合は、接着剤または粘着テープ等を用いて成型体12a,12bの各上端面(対向面)を互いに固着することによって実現可能である。また、成型体12a,12bがホットメルト樹脂である場合、互いに上端面を面接触させた状態の成型体12a,12bを加熱処理および固化処理(冷却処理)して、かかる成型体12a,12bの面接合を実現してもよい。一方、上述した成型体12cとリジッド基板10eとの面接合は、接着剤または粘着テープ等を用いて成型体12cの上端面とリジッド基板10eの裏面とを互いに固着することによって実現可能である。
一方、リジッド基板10aについては、リジッド基板10aの裏面とリジッド基板10bの撮像部4側とが対向する方向にフレキシブル基板11aを折り曲げて、リジッド基板10a,10bを対向配置する。次いで、このリジッド基板10aの開口部13に撮像部4のレンズ枠5cを挿通して、この撮像部4にリジッド基板10aを組み付ける。これによって、これらリジッド基板10a,10bの基板間隔が保持される。なお、かかる撮像部4のレンズ枠5cは、リジッド基板10aの開口部13に嵌合固定してもよいし、接着剤によってリジッド基板10aの開口部13内に固定してもよい。
また、電池9a,9bは、上述したリジッド基板10c,10dの基板間に挟み込むようにして一連の回路基板15に組み付ける。この場合、図5に示すように、リジッド基板10cの裏面とリジッド基板10dの裏面とが対向する方向にフレキシブル基板11cを折り曲げて、リジッド基板10c,10dを対向配置し、次いで、かかる対向配置状態のリジッド基板10c,10dの基板間に電池9a,9bを挟み込む。この結果、電池9aはリジッド基板10cの裏面上の電極端子と接触し、且つ電池9bはリジッド基板10dの裏面上の電極端子と接触する。なお、特に図示しないが、かかる電池9a,9bを基板間に挟み込んだ状態のリジッド基板10c,10dに熱収縮チューブを被せ、この熱収縮チューブを収縮させることによって、かかるリジッド基板10c,10dによる電池9a,9bの挟持状態を維持してもよい。
かかるステップS104のように一連の回路基板15および電池9a,9bを組み合わせることによって、図6に示すような機能ユニット16が組み立てられる。機能ユニット16は、カプセル型医療装置1の機能を実現するためのユニットである。かかる機能ユニット16において、図6に示すように、複数のリジッド基板10a〜10eは、フレキシブル基板11a〜11dによって一連に接続された状態で互いに対向配置される。かかる対向配置状態のリジッド基板10a〜10eの各基板間のうち、リジッド基板10c,10dの基板間には電池9a,9bが挟持され、リジッド基板10b,10cの基板間には成型体12a,12bが介在し、リジッド基板10d,10eの基板間には成型体12cが介在する。また、かかる機能ユニット16の後端部、すなわちリジッド基板10eの部品実装面には成型体12dが配置される。
上述したステップS104を完了した後、図6に示したようにリジッド基板10a〜10eの各基板間隔を保持した状態の機能ユニット16を、カプセル型医療装置1の外装であるカプセル型筐体2の内部に密閉して(ステップS105)、カプセル型医療装置1の製造が完了する。
具体的には図7に示すように、このステップS105において、カプセル型筐体2の胴部分である筒状筐体2aの内部に、基板間隔を保持した状態の機能ユニット16を収納し、その後、この筒状筐体2aの開口端にドーム形状筐体2bを嵌め込み、これによって、この筒状筐体2aの開口端を液密に閉塞する。この場合、かかる機能ユニット16の成型体12dは、筒状筐体2aの底部内壁(ドーム形状部分の内壁)に押し付けられる。また、かかる機能ユニット16のリジッド基板10aの縁部には、ドーム形状筐体2bの端部が押し付けられる。このようにして、かかる機能ユニット16は、各リジッド基板間隔を保持した状態でカプセル型筐体2の内部に密閉されるとともに、カプセル型筐体2の内部において位置決めされる。
ここで、かかる機能ユニット16におけるリジッド基板10b,10cの基板間に介在する成型体12a,12bは、図6に示したように、リジッド基板10b,10cの機能部品を内包する立体構造の固体である。かかる成型体12a,12bは、リジッド基板10b,10cの基板間において、動作制御部8およびスイッチ部9c等のリジッド基板10b,10cに搭載された各機能部品の配置空間を確保するに十分な基板間隔L1を保持する。また、かかる機能ユニット16におけるリジッド基板10d,10eの基板間に介在する成型体12cは、図6に示したように、リジッド基板10dの機能部品を内包する立体構造の固体である。かかる成型体12cは、リジッド基板10d,10eの基板間において、電源制御部9d等のリジッド基板10dに搭載された機能部品の配置空間を確保するに十分な基板間隔L2を保持する。
一方、かかる機能ユニット16の後端部、すなわちリジッド基板10eの部品実装面に配置された成型体12dは、図6に示したように、リジッド基板10eの機能部品を内包する立体構造の固体である。かかる成型体12dは、リジッド基板10eと筒状筐体2aの内壁との間において、通信処理部7aおよびアンテナ7b等のリジッド基板10eに搭載された機能部品の配置空間を確保するに十分な間隔L3を保持する。
以上、説明したように、本発明の実施の形態1では、フレキシブル基板によって一連に接続された複数のリジッド基板上の機能部品を覆う成型体を形成し、これら複数のリジッド基板の対向するリジッド基板間に、かかる成型体を介在させて、これら複数のリジッド基板の基板間隔を保持するように構成した。このため、従来のようにリジッド基板間隔を調整しつつリジッド基板間に接着剤を充填しなくても、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板とを面接合することによって、各種機能部品を搭載した複数のリジッド基板の基板間隔を簡易に保持することができる。これによって、これら複数のリジッド基板の基板間に、機能部品の配置に必要な基板間隔を確保しつつ、短時間に容易にカプセル型医療装置を製造することができる。
また、かかる成型体としてホットメルト樹脂を用いることによって、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板との面接合を短時間且つ容易に行うことができ、この結果、カプセル型医療装置の製造時間の短縮化を促進できるとともに、一層容易にカプセル型医療装置を製造することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、リジッド基板上に機能部品を覆う態様の成型体を形成していたが、この実施の形態2では、さらに、かかる成型体の内部に気泡を形成している。
図8は、本発明の実施の形態2にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。図8に示すように、この実施の形態2にかかるカプセル型医療装置21は、上述した実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1の成型体12a〜12dに代えて気泡を含有する成型体22a〜22dを備える。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
成型体22a〜22dの各々は、図8に示すように、微細な気泡を多数含有し且つリジッド基板上の機能部品を内包する。成型体22aは、実施の形態1における成型体12aの代わりにリジッド基板10b上の機能部品を覆い、微細な気泡を多数含有することによって成型体12aに比して軽量化される。成型体22bは、実施の形態1における成型体12bの代わりにリジッド基板10c上の機能部品を覆い、微細な気泡を多数含有することによって成型体12bに比して軽量化される。成型体22cは、実施の形態1における成型体12cの代わりにリジッド基板10d上の機能部品を覆い、微細な気泡を多数含有することによって成型体12cに比して軽量化される。成型体22dは、実施の形態1における成型体12dの代わりにリジッド基板10e上の機能部品を覆い、微細な気泡を多数含有することによって成型体12dに比して軽量化される。かかる成型体22a〜22dは、気泡を含有すること以外、実施の形態1における成型体12a〜12dと同様の構造および機能を有する。
このような構成を有するカプセル型医療装置21は、実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1と略同様の製造方法によって製造することができる。すなわち、この実施の形態2にかかるカプセル型医療装置21は、図2に示したステップS101〜S105と略同様の製造方法によって製造される。この場合、このカプセル型医療装置21の製造方法におけるステップS103は、実施の形態1の場合と異なる。
具体的には、実施の形態2におけるステップS103において、リジッド基板10bの動作制御部8側の実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を気泡とともに注入して、この実装面に成型体22aを形成する。この場合、成型体22aは、実施の形態1における成型体12aと同様に動作制御部8等の機能部品を覆う態様に成型され、微細な気泡を含有するとともに、円柱または角柱等の上端面同士を面接合可能な立体構造を維持する。また、リジッド基板10cの実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を気泡とともに注入して、この実装面に成型体22bを形成する。この場合、成型体22bは、実施の形態1における成型体12bと同様にスイッチ部9c等の機能部品を覆う態様に成型され、微細な気泡を含有するとともに、上述した成型体22aと同様の立体構造を維持する。また、リジッド基板10dの実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を気泡とともに注入して、この実装面に成型体22cを形成する。この場合、成型体22cは、実施の形態1における成型体12cと同様に電源制御部9d等の機能部品を覆う態様に成型され、微細な気泡を含有するとともに、上述した成型体22aと同様の立体構造を維持する。また、リジッド基板10eの実装面に、この実装面に合わせて設計された金型を宛がい、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を気泡とともに注入して、この実装面に成型体22dを形成する。この場合、成型体22dは、実施の形態1における成型体12dと同様に通信処理部7aおよびアンテナ7b等の機能部品を覆う態様に成型され、微細な気泡を含有するとともに、上述した成型体22aと同様の立体構造を維持する。
なお、この実施の形態2におけるステップS103において、気泡とともに封入樹脂を金型内に注入する代わりに、中空な微細ガラスボールであるガラスバルーンとともに封入樹脂を金型内に注入して、上述した成型体22a〜22dを形成してもよい。この場合、成型体22a〜22dは、かかるガラスボールを多数内包し、これによって、微細な気泡を多数含有することができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態2では、フレキシブル基板によって一連に接続された複数のリジッド基板上に、機能部品を覆い且つ微細な気泡を多数含有する成型体を形成し、これら複数のリジッド基板の対向するリジッド基板間に、かかる成型体を介在させて、実施の形態1の場合と同様に、これら複数のリジッド基板の基板間隔を保持するように構成した。このため、上述した実施の形態1の場合と同様の作用効果を享受するとともに、リジッド基板上の成型体を軽量化でき、これによって、より軽量化されたカプセル型医療装置を短時間に容易に製造することができる。
この実施の形態2によれば、カプセル型医療装置の体積を上げずにカプセル型医療装置の密度を容易に低減することができ、この結果、例えば液体に浮揚可能なカプセル型医療装置を短時間に容易に製造することができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1では、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板とを接着剤等によって面接合していたが、この実施の形態3では、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板とをスナップ止めによって面接合している。
図9は、本発明の実施の形態3にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。図9に示すように、この実施の形態3にかかるカプセル型医療装置31は、上述した実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1の成型体12a〜12cに代えてスナップ止め可能な成型体32a〜32cを備える。また、この実施の形態3において、リジッド基板10eは、成型体32cのスナップ止めを可能にするための突起部を裏面側に備える。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
成型体32a〜32cは、対向する成型体同士のスナップ止めまたはリジッド基板とのスナップ止めを可能にするスナップ止め構造を有する。図10は、対向する成型体同士のスナップ止め構造を例示する模式図である。図11は、対向する成型体とリジッド基板とのスナップ止め構造を例示する模式図である。成型体32aは、実施の形態1における成型体12aの代わりにリジッド基板10b上の機能部品を覆う。かかる成型体32aの上端面側には、図10に示すように穴状のスナップ止め部32a−1,32a−2が形成される。成型体32bは、実施の形態1における成型体12bの代わりにリジッド基板10c上の機能部品を覆う。かかる成型体32bの上端面側には、図10に示すように突起状のスナップ止め部32b−1,32b−2が形成される。かかる成型体32a,32bは、突起状のスナップ止め部32b−1,32b−2を穴状のスナップ止め部32a−1,32a−2に各々嵌め込むことによって、互いにスナップ止めされる。一方、成型体32cは、実施の形態1における成型体12cの代わりにリジッド基板10d上の機能部品を覆う。かかる成型体32cの上端面側には、図11に示すように穴状のスナップ止め部32c−1,32c−2が形成される。かかる成型体32cは、対向するリジッド基板10eに形成された突起状のスナップ止め部10e−1,10e−2を穴状のスナップ止め部32c−1,32c−2に各々嵌め込むことによって、このリジッド基板10eにスナップ止めされる。なお、成型体32a〜32cは、かかるスナップ止め構造を備えること以外、実施の形態1における成型体12a〜12cと同様の構造および機能を有する。
このような構成を有するカプセル型医療装置31は、実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1と略同様の製造方法によって製造することができる。すなわち、この実施の形態3にかかるカプセル型医療装置31は、図2に示したステップS101〜S105と略同様の製造方法によって製造される。この場合、このカプセル型医療装置31の製造方法におけるステップS104は、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板との面接合方法のみ、実施の形態1の場合と異なる。
具体的には、実施の形態3におけるステップS104において、成型体32aの上端面と成型体32bの上端面とが対向する方向にフレキシブル基板11bを折り曲げて、リジッド基板10b,10cを対向配置し、次いで、これら成型体32aの上端面と成型体32bの上端面とをスナップ止めによって面接合する。この場合、図10に示すように、成型体32bのスナップ止め部32b−1,32b−2を成型体32aのスナップ止め部32a−1,32a−2に各々嵌め込み、これによって、かかる成型体32a,32bをスナップ止めする。この結果、成型体32a,32bは、実施の形態1の場合と同様に、かかる対向配置状態のリジッド基板10b,10cの基板間に介在して、これらリジッド基板10b,10cの基板間隔を保持する。また、成型体32cの上端面とリジッド基板10eの裏面とが対向する方向にフレキシブル基板11dを折り曲げて、リジッド基板10d,10eを対向配置し、次いで、これら成型体32cの上端面とリジッド基板10eの裏面とをスナップ止めによって面接合する。この場合、図11に示すように、リジッド基板10eのスナップ止め部10e−1,10e−2を成型体32cのスナップ止め部32c−1,32c−2に各々嵌め込み、これによって、かかる成型体32cとリジッド基板10eとをスナップ止めする。この結果、成型体32cは、実施の形態1の場合と同様に、かかる対向配置状態のリジッド基板10d,10eの基板間に介在して、これらリジッド基板10d,10eの基板間隔を保持する。
以上、説明したように、本発明の実施の形態3では、フレキシブル基板によって一連に接続された複数のリジッド基板上に、スナップ止め構造を有する成型体を形成し、これら複数のリジッド基板を対向配置する際に、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板とをスナップ止めによって面接合するようにし、その他を実施の形態1と同様に構成した。このため、上述した実施の形態1の場合と同様の作用効果を享受するとともに、接着剤等を用いなくても、対向する成型体同士または成型体とリジッド基板とを簡易に面接合することができ、この結果、より短時間且つ容易にカプセル型医療装置を製造することができる。
(実施の形態4)
つぎに、本発明の実施の形態4について説明する。上述した実施の形態1では、有底筒状の筐体である筒状筐体2aの内部に機能ユニット16を収納していたが、この実施の形態4では、ホットメルト樹脂等の封入樹脂によって形成された胴部筐体の内部に機能ユニット16を埋め込むようにしている。
図12は、本発明の実施の形態4にかかるカプセル型医療装置の一構成例を示す断面模式図である。図12に示すように、この実施の形態4にかかるカプセル型医療装置41は、上述した実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1のカプセル型筐体2に代えてカプセル型筐体42を備える。このカプセル型筐体42は、上述した実施の形態1における筒状筐体2aに代えて封入樹脂による胴部筐体42aを備える。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
カプセル型筐体42は、上述した筒状筐体2aに代えて胴部筐体42aを備えること以外、実施の形態1におけるカプセル型筐体2と同様の構造および機能を有する。胴部筐体42aは、少なくともリジッド基板10a〜10eを埋め込む態様に成型された外装の胴部であり、上述した筒状筐体2aと同様の外形を成す。かかる胴部筐体42aは、各種機能部品を搭載した複数のリジッド基板10a〜10e等を含む機能ユニット16に合わせて設計された金型を用いた成型加工によってタブレット状に成型され、この機能ユニット16の略全体を覆う。なお、かかる胴部筐体42aを実現する封入樹脂は、熱可塑性樹脂であってもよいし、熱硬化性樹脂であってもよいが、比較的低圧の成型技術によって成型可能なホットメルト樹脂であることが望ましい。胴部筐体42aがホットメルト樹脂である場合、成型加工時に機能ユニット16に印加される圧力を可能な限り低くでき、これによって、かかる機能ユニット16内の機能部品にかかる応力を低減できる。また、比較的短時間に胴部筐体42aを固化することができ、この結果、カプセル型医療装置41の製造時間の短時間化を促進することができる。
このような構成を有するカプセル型医療装置41は、実施の形態1にかかるカプセル型医療装置1と略同様の製造方法によって製造することができる。すなわち、この実施の形態4にかかるカプセル型医療装置41は、図2に示したステップS101〜S105と略同様の製造方法によって製造される。この場合、このカプセル型医療装置41の製造方法におけるステップS105は、実施の形態1の場合と異なる。
具体的には、実施の形態4におけるステップS105において、カプセル型医療装置41の機能ユニット16(図6参照)を所定の金型内に配置し、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を注入する。これによって、この機能ユニット16の少なくとも一部を覆う成型筐体、例えば図12に示すように機能ユニット16の略全体を埋め込んだ態様の胴部筐体42aを形成する。この場合、機能ユニット16は、リジッド基板10aの部品実装面を除き、かかる成型加工によって成型された胴部筐体42aの内部に埋め込まれる。
次いで、かかる機能ユニット16を埋め込んだ状態の胴部筐体42aの端部に、ドーム形状筐体2bの端部を圧入して、この胴部筐体42aにドーム形状筐体2bを固定する。これによって、カプセル型医療装置41の外装であるカプセル型筐体42が実現され、このカプセル型筐体42の内部に機能ユニット16が密閉される。
この実施の形態4におけるステップS105において、リジッド基板10aの縁部にドーム形状筐体2bの端部を予め押し付けた状態にして、このドーム形状筐体2bの端部と機能ユニット16とを胴部筐体42aの内部に埋め込んでもよい。この場合、リジッド基板10aの縁部にドーム形状筐体2bの端部を押し付けた状態の機能ユニット16を所定の金型内に配置し、この金型にホットメルト樹脂等の封入樹脂を注入することによって、かかるドーム形状筐体2bの端部と機能ユニット16の略全体とを埋め込んだ態様の胴部筐体42aを形成する。
以上、説明したように、本発明の実施の形態4では、成型加工によってカプセル型筐体の胴部である胴部筐体の状態に封入樹脂を成型しつつ、この封入樹脂による胴部筐体の内部に、機能部品を搭載した複数のリジッド基板等を含む機能ユニットの略全体を埋め込むようにし、その他を実施の形態1と同様に構成した。このため、上述した実施の形態1と同様の作用効果を享受するとともに、かかる機能ユニットを簡易にカプセル型筐体の内部に密閉することができ、この結果、より短時間且つ容易にカプセル型医療装置を製造することができる。
なお、上述した実施の形態1〜3では、カプセル型筐体2の筒状筐体2aに機能ユニット16を収納する際、この筒状筐体2aと機能ユニット16との空隙を残していたが、これに限らず、この筒状筐体2aと機能ユニット16との空隙に接着剤等の充填材を充填して、カプセル型筐体2の内部における機能ユニット16の位置を固定してもよい。または、ヘリウムガス等の空気に比して軽いガス雰囲気中または真空中において筒状筐体2aに機能ユニット16を収納し、これによって、この筒状筐体2aと機能ユニット16との空隙にヘリウムガス等の空気に比して軽量なガスを充填してもよいし、かかる空隙を略真空状態にしてもよい。これによって、一層のカプセル型医療装置の軽量化を図ることができる。
また、上述した実施の形態4では、ホットメルト樹脂等の封入樹脂によって満たされた胴部筐体42aを形成していたが、これに限らず、気泡またはガラスバルーンとともに封入樹脂を金型内に注入して、微細な気泡を多数含有する胴部筐体を形成してもよい。これによって、一層のカプセル型医療装置の軽量化を図ることができる。
さらに、上述した実施の形態1〜4では、単一の撮像部を内蔵する単眼タイプのカプセル型医療装置を例示したが、これに限らず、本発明にかかるカプセル型医療装置は、複数の撮像部を内蔵する複眼タイプのカプセル型医療装置であってもよい。
また、上述した実施の形態1〜4では、撮像機能を内蔵して体内情報の一例である体内画像を取得するカプセル型医療装置を例示したが、これに限らず、生体内のpH情報を体内情報として計測するカプセル型医療装置であってもよいし、生体内に薬剤を散布または注射する機能を備えたカプセル型医療装置であってもよいし、体内情報として生体内の物質(体組織等)を採取するカプセル型医療装置であってもよい。この場合、カプセル型医療装置の外装をなすカプセル型筐体は、白色光等の可視光に対して透明なドーム形状筐体を備えていなくてもよく、例えば、ホットメルト樹脂等の封入樹脂によって全体的に形成されてもよい。
さらに、本発明にかかるカプセル型医療装置は、以上に説明したような特定の実施形態に限定されるものではなく、上述した実施の形態1〜4を適宜組み合わせたものであってもよい。例えば、上述したように微細な気泡を多数含有する成型体22a〜22cに実施の形態3の場合と同様のスナップ止め構造を追加して、成型体22a,22b同士のスナップ止め且つ成型体22cとリジッド基板10eとのスナップ止めが可能なカプセル型医療装置(実施の形態2,3を組み合わせたカプセル型医療装置)であってもよい。または、実施の形態2の場合と同様に微細な気泡を多数含有した成型体を胴部筐体42aの内部に埋め込んだ構造を有するカプセル型医療装置(実施の形態2,4を組み合わせたカプセル型医療装置)であってもよいし、実施の形態3の場合と同様にスナップ止め部を備えた成型体を胴部筐体42aの内部に埋め込んだ構造を有するカプセル型医療装置(実施の形態3,4を組み合わせたカプセル型医療装置)であってもよいし、これらを組み合わせたカプセル型医療装置(実施の形態2〜4を組み合わせたカプセル型医療装置)であってもよい。
以上のように、この発明にかかるカプセル型医療装置およびその製造方法は、被検体内部の観察およびそれに用いる装置の製造に有用であり、特に、各種機能部品を搭載した複数の回路基板の基板間隔を簡易に保持して、短時間且つ容易に製造できるカプセル型医療装置およびその製造方法に適している。
1,21,31,41 カプセル型医療装置
2,42 カプセル型筐体
2a 筒状筐体
2b ドーム形状筐体
3 照明部
4 撮像部
4a 樹脂材
5 光学ユニット
5a,5b レンズ
5c レンズ枠
6 固体撮像素子
7 無線通信部
7a 通信処理部
7b アンテナ
8 動作制御部
9 電源部
9a,9b 電池
9c スイッチ部
9d 電源制御部
10a〜10e リジッド基板
10e−1,10e−2 スナップ止め部
11a〜11d フレキシブル基板
12a〜12d,22a〜22d,32a〜32c 成型体
13 開口部
15 一連の回路基板
16 機能ユニット
32a−1,32a−2,32b−1,32b−2,32c−1,32c−2 スナップ止め部
42a 胴部筐体

Claims (12)

  1. フレキシブル回路基板を介して接続された複数のリジッド回路基板と、
    前記複数のリジッド回路基板に搭載された機能部品を覆う態様に成型され、前記複数のリジッド回路基板の対向する基板間に介在して前記複数のリジッド回路基板の基板間隔を保持する複数の成型体と、
    を備えたことを特徴とするカプセル型医療装置。
  2. 前記成型体は、前記複数のリジッド回路基板を互いに対向するように配置した際に他方の前記成型体または前記リジッド回路基板に対向する対向面が平面状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のカプセル型医療装置。
  3. 前記複数の成型体は、対向する成型体同士の面接合または前記リジッド回路基板との面接合によって前記複数のリジッド回路基板の基板間隔を保持することを特徴とする請求項1または2に記載のカプセル型医療装置。
  4. 前記複数の成型体は、ホットメルト樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置。
  5. 前記複数の成型体は、気泡を内包することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置。
  6. 前記複数の成型体は、対向する成型体同士をスナップ止めするスナップ止め部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置。
  7. 少なくとも前記複数のリジッド回路基板を埋め込む態様に成型された胴部を有するカプセル型筐体を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置。
  8. 複数の回路基板に機能部品を搭載する機能部品搭載ステップと、
    前記複数の回路基板上の機能部品を覆う成型体を形成する成型体形成ステップと、
    前記複数の回路基板を互いに対向するように配置するとともに前記複数の回路基板の基板間に前記成型体を介在させて、前記複数の回路基板の基板間隔を保持する基板間隔保持ステップと、
    を含むことを特徴とするカプセル型医療装置の製造方法。
  9. 前記成型体形成ステップは、前記複数の回路基板の機能部品実装面に宛がった金型にホットメルト樹脂を注入して前記成型体を形成することを特徴とする請求項8に記載のカプセル型医療装置の製造方法。
  10. 前記基板間隔保持ステップは、前記成型体同士を面接合し、または、前記複数の回路基板に含まれるいずれかの回路基板と前記成型体とを面接合することを特徴とする請求項8または9に記載のカプセル型医療装置の製造方法。
  11. 前記基板間隔保持ステップは、前記ホットメルト樹脂によって形成された前記成型体同士を面接触させた状態で加熱処理して、前記成型体同士を面接合することを特徴とする請求項9に記載のカプセル型医療装置の製造方法。
  12. 前記複数の回路基板を内蔵するカプセル型医療装置の筐体の少なくとも一部分であって、前記基板間隔保持ステップによって基板間隔を保持した前記複数の回路基板の少なくとも一部を埋め込む成型筐体を形成する筐体形成ステップをさらに含むことを特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載のカプセル型医療装置の製造方法。
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