JPWO2010050299A1 - 近接場光発生装置、光記録ヘッド及び光記録装置 - Google Patents

近接場光発生装置、光記録ヘッド及び光記録装置 Download PDF

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Abstract

記録媒体に対し近接場光を効率良く発生し利用することができる近接場光発生装置を提供する。このため、近接場光発生装置は、コアと前記コアに接するクラッドを備え、前記コアと前記クラッドとの境界面に対して垂直方向に電界成分を持つ光を導波する導波路と、前記導波路の光が射出される射出端面に設けられ、前記導波路によって導波された光を受けて近接場光を発生する金属構造体と、を備え、前記金属構造体は、前記電界成分の前記境界面から前記クラッドにはみ出している電界成分を受けることができるように、前記コアと前記クラッドとに跨って前記射出端面に配置されている。

Description

本発明は、近接場光発生装置、光記録ヘッド及び光記録装置に関する。
磁気記録方式では、記録密度が高くなると磁気ビットが外部温度等の影響を顕著に受けるようになる。このため高い保磁力を有する記録媒体が必要になるが、そのような記録媒体を使用すると記録時に必要な磁界も大きくなる。記録ヘッドによって発生する磁界は飽和磁束密度によって上限が決まるが、その値は材料限界に近づいており飛躍的な増大は望めない。そこで、記録時に局所的に加熱して磁気軟化を生じさせ、保磁力が小さくなった状態で記録し、その後に加熱を止めて自然冷却することにより、記録した磁気ビットの安定性を保証する方式が提案されている。この方式は熱アシスト磁気記録方式と呼ばれている。
熱アシスト磁気記録方式では、記録媒体の加熱を瞬間的に行うことが望ましい。このため、加熱は光の吸収を利用して行われるのが一般的であり、加熱に光を用いる方式は光アシスト磁気記録方式と呼ぶ。
光アシスト磁気記録方式において、高比屈折率差の導波路を用いて光スポットを小さくすることができるが、λ(使用する光の波長)/n(屈折率)程度にしか光スポットを絞ることができない。このため、超高密度記録に用いるために必要とされる20nm程度のスポットの大きさには十分に対応できない。これに対し、光スポットを更に小さくする方法として、近接場光を用いる方法がある。近接場光による光スポット径は、先鋭化された微小な金属構造体(プラズモンプローブと称される。)の主に先端形状によって決定され、その径は数十nmで1Tbit/in以上の超高密度記録の光アシスト式磁気記録に適した大きさにすることができる。
特許文献1には、レーザー光を例えばプレーナー状光波ガイド(Planer Solid Immersion Mirror:PSIMとも称される。)によって金属ピンに集光し近接場光を発生する磁気記録ヘッドが記載されている。
特許文献2においては、プラズモンプローブに関して、その大きさを照射する光スポットより小さくし、プラズモンプローブの材質、形状、寸法をプラズモン共鳴が発生するようにして、高分解能、高効率な近接場光発生装置としている。
特開2005−116155号公報 特開2006−323989号公報
しかしながら、特許文献1、2の記載において、近接場光の発生位置は、コア内又はその延長上となっている。このため、コアを通過する光だけの作用によって近接場光を発生させており、近接場光の発生効率が悪いという問題があった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、記録媒体に記録を行う時に近接場光を効率良く発生し利用することができる近接場光発生装置、光記録ヘッド及び光記録装置を提供することである。
上記の課題は、以下の構成により解決される。
1.コアと前記コアに接するクラッドを備え、前記コアと前記クラッドとの境界面に対して垂直方向に電界成分を持つ光を導波する導波路と、
前記導波路の光が射出される射出端面に設けられ、前記導波路によって導波された光を受けて近接場光を発生する金属構造体と、を備え、
前記金属構造体は、前記電界成分の前記境界面から前記クラッドにはみ出している電界成分を受けることができるように、前記コアと前記クラッドとに跨って前記射出端面に配置されていることを特徴とする近接場光発生装置。
2.前記コアの材料の屈折率ncoreと前記クラッドの材料の屈折率ncladとから次の式より求められる比屈折率差Δは、0.25以上であることを特徴とする前記1に記載の近接場光発生装置。
Δ=(ncore −nclad )/(2×ncore
3.前記導波路は、前記導波路の入射側の光スポットの大きさよりも射出側の光スポットの大きさを小さくして前記射出側に導波する光スポットサイズ変換手段を有していることを特徴とする前記1又は2に記載の近接場光発生装置。
4.前記金属構造体は、その形状内に先鋭部分を有し、該先鋭部分が前記クラッドに存在するように配置されていることを特徴とする前記1から3の何れか一項に記載の近接場光発生装置。
5.前記金属構造体は、三角形状であって、何れか1つの頂点部分が前記クラッドに存在し、前記頂点部分に向い合う対辺部分が前記コアに存在するように配置されていることを特徴とする前記4に記載の近接場光発生装置。
6.磁気記録媒体に近接場光を与えるために設けられた前記1から5の何れか一項に記載の近接場光発生装置と、
前記近接場光発生装置によって近接場光が与えられた磁気記録媒体に磁気記録を行うように配置された磁気記録部と、を備え、
前記金属構造は、前記コアから前記磁気記録部が位置する側のクラッドに跨って配置されていることを特徴とする光記録ヘッド。
7.前記6に記載の光記録ヘッドと、
前記導波路に結合される光を発する光源と、
磁気記録媒体と、
前記光記録ヘッドにより前記磁気記録媒体に磁気記録する制御を行う制御部と、
を備えていることを特徴とする光記録装置。
本発明の近接場光発生装置、光記録ヘッド及び光記録装置によれば、導波路によって導波される光のクラッドにはみ出している電界成分をも利用して近接場光を発生させるため、近接場光を効率良く発生して利用することができる。
本発明における実施の形態における光アシスト式磁気記録ヘッドを搭載した光記録装置の概略構成の例を示す図である。 光記録ヘッドの断面図である。 平面光学素子の正面図である。 平面光学素子の断面図である。 平面光学素子の底面図である。 解析を行うための導波路の光射出端面を示す図である。 電界Exの強度分布を示す図である。 電界Ezの強度分布を示す図である。 解析を行うためのプラズモンプローブを備えた導波路の光射出端面を示す図である。 プラズモンプローブを備えた導波路の光射出端面における電界強度を示す図である。 導波路とプラズモンプローブとの相対位置と、プラズモンプローブの先端における最大電界強度と、の関係を示す図である。 プラズモンプローブの別の例を示す図である。 2次元スラブ導波路のモデルを説明する図である。 モードフィールド径をパラメータとした比屈折率差と規格化周波数との関係を示す図である。 モードフィールド径をパラメータとした比屈折率差と規格化周波数との関係を示す図である。 コア中心の電界強度とコアとクラッドとの境界での電界強度との比をパラメータとした比屈折率差と規格化周波数との関係を示す図である。 光記録ヘッドの別の例の断面図である。 導波路の別の例を示す図である。
以下、本発明を図示の実施の形態である光記録ヘッドに磁気記録部を有する光アシスト式磁気記録ヘッドとそれを備えた光記録装置に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。例えば、本実施の形態の光記録ヘッドは、光磁気記録媒体ではなく光記録媒体への記録にも適用することができる。尚、各実施の形態の相互で同一の部分や相当する部分には同一の符号を付して重複の説明を適宜省略する。
図1に、本発明の実施の形態における光アシスト式磁気記録ヘッドを搭載した光記録装置(例えばハードディスク装置)の概略構成を示す。この光記録装置100は、以下(1)〜(6)を筐体1の中に備えている。
(1)記録用のディスク(記録媒体)2
(2)支軸6を支点として矢印Aの方向(トラッキング方向)に回転可能に設けられたアーム5に支持されたサスペンション4
(3)アーム5に取り付けられたトラッキング用アクチュエータ7
(4)サスペンション4の先端に結合部材4aを介して取り付けられた光アシスト式磁気記録ヘッド(以下、光記録ヘッド3と称する。)
(5)ディスク2を矢印Bの方向に回転させるモータ(図示しない)
(6)トラッキング用アクチュエータ7、モータ及びディスク2に記録するために書き込み情報に応じて照射する光、磁界の発生等の光記録ヘッド3の制御を行う制御部8
光記録装置100においては、光記録ヘッド3がディスク2上で浮上しながら相対的に移動しうるように構成されている。
図2は、ディスク2に対する情報記録に光を利用する光記録ヘッド3の一例として、光記録ヘッド3Aの記録書き込み周辺部を側面から概念的に示している。光記録ヘッド3Aは、スライダ30、回折格子20aと導波路20bを備えた平面光学素子20、導波路20bの光射出端面に設けられ近接場光を発生する微小な金属構造体であるプラズモンプローブ24d、磁気記録部40等を備えている。
スライダ30は、浮上しながらディスク2に対して相対的に移動するが、ディスク2に付着したごみや、ディスク2に欠陥がある場合には接触する可能性がある。その場合に発生する摩耗を低減するため、スライダ30の材質には耐摩耗性の高い硬質の材料を用いることが望ましい。例えば、Alを含むセラミック材料、AlTiCやジルコニア、TiNなどを用いれば良い。また、摩耗防止処理として、スライダ30のディスク2側の面に耐摩耗性を増すために表面処理を行っても良い。例えば、DLC(Diamond Like Carbon)被膜を用いると、近赤外光の透過率も高く、ダイヤモンドに次ぐHv=3000以上の硬度が得られる。
また、スライダ30のディスク2と対峙する面には、浮上特性向上のための空気ベアリング面32(ABS(Air Bearing Surface)面とも称する。)を有している。
光源50は、例えばレーザー素子であり、サスペンション4に固定されている。この光源50としては、レーザー素子からの光を導く光ファイバーの射出端部としてもよく、また、複数枚のレンズを備えた光学系と組み合わせたものであってもよい。光源50から射出される光52は、平行光で、平面光学素子20に設けてある回折格子20aに入射(結合)する。光源50は、回折格子20a(グレーティングカプラとも称する。)に対して特定方向に電界成分を有する平行光を入射する。
光源50から射出された光52は、ミラー51で偏向され、偏向された光52aは、効率よく回折格子20aに結合できるように所定の入射角で回折格子20aに入射する。
回折格子20aに入射する光は、図2におけるXZ面に電界の振動方向を有する。このため、導波路20bのコアとクラッドとの境界面に対し垂直方向に電界成分を有する光が導波路20bに結合される。
平面光学素子20は、光が入射する回折格子20aと入力された光を導波して射出するコアとクラッドからなる導波路20bとを備えている。
回折格子20aに結合された光は、導波路20bに結合され、平面光学素子20の先端面24に向かって進む。導波路20bを通過した光は、平面光学素子20の先端に配置されているプラズモンプローブ24dを照射する。光が照射されたプラズモンプローブ24dは近接場光60を発生する。一般に近接場光は光の波長以下の領域に局在する光であるが、スライダの浮上量は例えば10nm以下と非常に小さいためディスク2の磁気記録媒体は近接場光60によって十分に加熱される。また、プラズモンプローブよって発生される近接場光の光スポットサイズは、プラズモンプローブの先端形状の大きさによって決まり数十nm以下とすることができるため、1Tbit/in以上の超高密度記録の光アシスト式磁気記録に適した大きさである。
近接場光60が微小な光スポットとしてディスク2に照射されると、ディスク2の照射された部分の温度が一時的に上昇してディスク2の保磁力が低下する。その保磁力の低下した状態の照射された部分に対して、磁気記録部40により磁気情報が書き込まれる。
尚、図2ではディスク2の記録領域の進入側から退出側(図の矢印2a方向)にかけて、平面光学素子20、磁気記録部40の順に配置されている。このように、平面光学素子20の退出側直後に磁気記録部40が位置すると加熱された記録領域の冷却が進みすぎない内に書き込みができるので好ましい。また、磁気記録部40の退出側にはディスク2に書き込まれた磁気記録情報を読み出す磁気再生部41が設けられている。この磁気再生部41は平面光学素子20の流入側に設けてもよい。
平面光学素子20に関して説明する。平面光学素子20の正面図を図3、断面図を図4にそれぞれ模式的に示す。平面光学素子20は、導波路を構成するコア21とクラッド22を有し、コア21には、光入力部である回折格子20aが形成されている。
図3には、回折格子20aに入射する光52aを光スポット55で示している。回折格子20aは、コア21の側面26、27の形状である放物線の準線に対して平行な複数の溝により構成されている。
導波路20bは、屈折率が異なる物質による複数層で構成され、コア21の屈折率は、クラッド22の屈折率より大きい。この屈折率差により、回折格子20aにより結合された光はコア21内部に閉じ込められ、矢印25の方向に進み、先端面24に到達する。尚、コア21のクラッド22がある側と反対側は、空気がクラッドとして機能している。
コア21は、Ta、TiO、ZnSe等で形成され、厚みは約20nmから500nmの範囲としてよく、またクラッド22は、SiO、空気、Al等で形成され、厚みは約200nmから2000nmの範囲としてよい。
コア21は、回折格子20aにより結合された光を焦点Fに向かって反射するように形成された、外周面の輪郭形状が放物線である側面26、27を備えている。図3において、放物線の左右対称の中心軸を軸C(準線(図示しない)に垂直で焦点Fを通る線)で示し、放物線の焦点を焦点Fとして示している。側面26、27には、例えば金、銀、アルミニウム等の反射物質を設けて、光反射損失をより少なくする助けとしてもよい。
尚、外周面の輪郭形状が放物線である側面26、27を備えるコア21を有する導波路20bは、回折格子20aにより結合された幅広い光スポットを焦点Fに集光することから、光スポットのサイズを小さく変換していると考えることができる。
導波路20bのコア21は、放物線の先端が切断されたような平面形状で、ディスク2に対向する先端面24を備えている。焦点Fから放射される光は急に広がるため、先端面24の形状を平面とすることにより、ディスク2に焦点Fをより近くに配置することができる。本実施の形態では、先端面24に焦点Fを形成している。
先端面24には、プラズモンプローブ24dが配置され、この配置をディスク2側から見た様子を図5に示す。図5に示すプラズモンプローブ24dは、三角形状をしており、底辺部分はコア21にあり、最も先鋭な部分(先端P)はクラッド22にあるように、コア21とクラッド22とに跨って配置されている。また、導波路20bには、コア21とクラッド22との境界面Bに対して垂直な電界成分を有する光が結合されるため、コア21を通過しプラズモンプローブ24dを照射する光は、コア21とクラッド22の境界面Bに対して垂直なx方向に電界成分を有する光(TM波)となっている。
プラズモンプローブ24dによって発生される近接場光に関して、最も強度の強い光を発生する先端P近傍をクラッド22側にはみ出した位置とすることができる。このため、強い近接場光をコア21よりも磁気記録部40に近づけることができ、ディスク2を近接場光で加熱して磁気記録を行う上で有利である。また、コア21を通過してプラズモンプローブ24dの周辺を通過する周辺光と先端P近傍で発生する近接場光とが重畳することがなく、周辺光がディスク2への記録に悪影響を与えることがない。
導波路20bに所定の方向に電界成分を有する光が結合された場合におけるプラズモンプローブへの光の作用に関して以下に詳しく説明する。
導波路の先端における電界分布に関して説明するための例として図6(a)に導波路200を示す。導波路200は、下部クラッドとなる基板201、角柱状のコア203及び上部クラッド202で構成されている。コア203のコア幅はw、コア高さはh、基板厚さをdと定義し、図6(b)は、説明のための座標系を示している。基板201とコア203との境界面の中央を通る軸(紙面に垂直)をZ軸、導波路200の先端面とZ軸が交差する位置をZ=0とし、Z=0を通り境界面に平行な軸をY軸、Z=0を通り境界面に垂直な軸をX軸とする。
これまで説明した導波路20bを導波路200に照らし合わせて見ると、基板201は空気に、コア21はコア203に、クラッド22は上部クラッド202に該当する。また、コア203のコア幅wは、導波路20bの先端面24のコア21の幅に該当し、コア203のコア高さhはコア21の厚みに該当すると考えられる。
ここで、コア203、上部クラッド202、基板(下部クラッド)201の屈折率はそれぞれncore、nclad、nsubとして、導波路200の特性を表す比屈折率差Δの定義を以下の式(1)に示す。
Δ=(ncore −nclad )/(2×ncore ) (1)
導波路200を構成する具体的な材料及びその屈折率を「材料(屈折率)」の形式で以下に示す。波長1.5μm帯及び1.3μm帯の通信波長帯においてはコア203の材料としてSi(3.48)、クラッド(上部クラッド202及び基板201)の材料としてSiOx(1.4〜3.48)やAl(1.8)などがあり、比屈折率差Δは概ね0.001〜0.42の範囲で設計することができる。また波長400nm〜800nmの可視域においてはコア203の材料としてGaAs(3.3)、Si(3.7)などがあり、クラッドの材料としてTa(2.5)、SiOx(1.4〜3.7)を用いることができ比屈折率差Δは概ね0.001〜0.41の範囲で設計することができる。ここに示した材料に限らずに例えばTiO、SiN、ZnSeなどの材料を組み合わせたり、フォトニック結晶構造等を用いて構造屈折率を変化させたりすることで、ある程度自由に比屈折率差Δを設計することができる。尚、比屈折率差Δの定義上理論的に取り得るΔの値の範囲は0〜0.5である。
近接場光を効率よく発生できるようにプラズモンプローブに照射する光のモードフィールド径(MFD)は、例えば0.5μm程度以下が好ましい。モードフィールド径を0.5μm程度に小さくするため、例えば波長1.5μmでコア203の材料の屈折率を3.5、比屈折率差Δを0.4程度の導波路を想定して電界分布の解析をした。
解析における具体例として、コア203の材料としてはSi(ncore=3.48)、上部クラッド202の材料としてSiOx(nclad=1.465)、基板(下部クラッド)201の材料としてSiO(nsub=1.44)とした。コア幅wとコア高さhは、w=h=300nmとした。
上記の屈折率から比屈折率差Δは0.411と計算され、導波路200に結合する光の電界振動方向を図6で示すX軸方向とすると、プラズモンプローブを照射する光においては電界のX成分(Ex)とZ成分(Ez)が主成分となる。
導波路200における電界Exのモード解析を行った結果を図7(a)、(b)に示す。解析手法としては有限差分法(FDM: Finite Differential Method)を用いた。
図7(a)は電界Exの振幅を等高線表示し、図7(b)は、Y=0のX−Z断面での電界|Ex|のプロファイルを示す。等高線及びプロファイルは何れも最大振幅値(絶対値)を1とする正規化した値で示している。図7(a)、(b)から、コア203と上部クラッド202及び基板201との境界近くに強い電界が分布することが分かる。境界近くのクラッド部分に生じる電界強度は、比屈折率差Δが大きくなるに従って大きくなる。
また、図7(b)に示したX方向の断面の電界分布では、コア203と上部クラッド202及び基板201との境界付近で大きな不連続部分が存在している。不連続部分の存在は、マックスウェル方程式より導きかれる電束密度の境界面に垂直な成分の境界条件である。
εcore・Ecore=εclad・Eclad (2)
より、境界における電界のX成分のコア側Ecoreとクラッド側Ecladについて
core ・Ecore=nclad ・Eclad (3)
と、なることから理解される。今回解析に用いたそれぞれの屈折率を代入すると、
clad/Ecore=ncore /nclad =1/(1−2×Δ)=5.61となり、図7(b)のグラフからの読み取り値とほぼ一致しており、EcoreとEcladとの関係は、FDM法を用いなくても式(2)を用いて求めることができる。
電界Ezのモード解析の結果を図8に示す。図8(a)、(b)が示す等高線、プロファイルそれぞれの強度値は、電界Exの場合と同じく正規化している。図8(b)の電界Ez成分がコア203から基板201及び上部クラッド202にはみ出すように存在していることが分かる。
電界Ex及び電界Ezのモード解析の結果から、コア203と基板201及び上部クラッド202の境界付近のクラッド側に強い電界強度が得られることが分かる。
尚、電界のモードフィールド径はY方向の電界強度分布|Ex|プロファイルの最大値の1/eでの全幅として定義され、本例では380nmと計算された。
プラズモンプローブの近接場光が最も強く発生可能と考えられる先鋭な部分は、クラッド202上に存在し、プラズモンプローブは、図7(a)、(b)及び図8(a)、(b)を用いて説明した、コア203と上部クラッド202及び基板201との境界近くの強い電界成分を受けるように配置される。このようにプラズモンプローブを配置することにより強い近接場光を得ることができる。これに関して以下に説明する。
上記で説明した導波路200の先端面に配置されたプラズモンプローブの電界増強度mをFDTD法(Finite Differential Time Domain Method)を用いて解析した。電界増幅度mは、以下の式(4)で求める。
m=|Ehp|/|Enp| (4)
但し、
Ehp:プラズモンプローブが設けてある場合の電界の最大値
Enp:プラズモンプローブが設けてない場合の電界の最大値
解析に使用したプラズモンプローブ210は、図9に示すように、長さ(高さ)L=300nm、頂角θが40度、厚さが40nmの2等辺三角形で、その材料は金である。プラズモンプローブ210は、導波路200の先端面に、その三角形の底辺が基板201とコア203との境界面に平行で、その先端PがX軸上で、ΔX=400nmとなるように配置されている。
金の分散モデルにはDrudeモデルを用い、解析のメッシュサイズは10nmとし、観測点はプラズモンプローブ210の表面から10nm離れたX−Y平面とし、解析結果を図10に示す。図10における等高線の値は、この最大値により正規化した値を示している。
図10に示す通り、プラズモンプローブ210の先端Pに近接場による強度の強い光スポットが上部クラッド202に存在する。この光スポットの半値幅は20nm程度と小さく1Tbit/in以上の高密度記録用の光アシスト式磁気記録ヘッドに用いることができることが確認できた。
図9で示したプラズモンプローブ210をX軸に沿ってΔX=0から500nmまでずらした時、プラズモンプローブ210の先端Pにおける近接場光の強度の状態を図11に示す。
図11において、横軸は導波路200とプラズモンプローブ210との相対的ずれ量ΔX(図9参照)を示し、縦軸は電界強度増幅度mを示す。例えばΔX=300nmでは、コア203と上部クラッド202の境界にプラズモンプローブ210の先端Pがあることを意味する。
図11に示した通り、ΔX=400nm、すなわち上部クラッド202にプラズモンプローブ210の先端PがX軸プラス側に100nmはみ出た状態での発光強度は、コアと一致するようにプラズモンプローブ210を配置した場合(ΔX=300nm)よりも大きく、コア中心付近にプラズモンプローブ210の先端Pを配置した場合(ΔX=200nm)とほぼ同等の強度が得られることが分かる。
よって、これまで説明した解析結果より、電界強度分布を考慮してプラズモンプローブ210を配置することでプラズモンプローブ210の先端P近傍で高い強度の近接場光が得られ、その位置はコア203と上部クラッド202との境界面よりも上部クラッド202側のX軸方向にはみ出した位置であることが確認できた。
尚、導波路200に結合する光の電界振動方向を図6で示すY軸方向とすると、プラズモンプローブを照射する光においては電界のY成分(Ey)とZ成分(Ez)が主成分となる。電界振動方向が図6で示すX軸方向の場合と同様に、電界強度分布を考慮してプラズモンプローブ210を配置(図9においてプラズモンプローブを90度回転させた状態)することで、プラズモンプローブ210の先端P近傍で高い強度の近接場光が得られる。この場合には、高い強度の近接場光が得られる位置はコア203と上部クラッド202との境界面より上部クラッド202側のY軸方向にはみ出した位置となる。
プラズモンプローブの材料としては金を例として説明したが、Ag、Alなど他の金属材料を用いることができる。また、プラズモンプローブ24d、210の形状については、上述した三角形状に限らず、例えば図12に示すような形状としてもよい。図12において、プラズモンプローブ210の形状は、それぞれ(a)円形、(b)開口内に先鋭部を有する形状、(c)向い合った先鋭部を有する形状、(d)先鋭部を有する五角形である。また、プラズモンプローブ210が有する先鋭部は、例えば曲率半径20nm以下とするのが好ましい。
図12に示すような形状のプラズモンプローブを、図9を用いて説明した三角形のプラズモンプローブと置き換えた場合、図12に点線で示した領域内に高い強度の近接場光を生じるようにすることができる。
次に、導波路のモード分布における比屈折率差に関して説明する。この説明では、2次元スラブ導波路をモデルとしてモード分布解析した。尚、図3から図5を用いて説明した導波路20bは、以下で説明する2次元スラブ導波路と等価であると考えることができ、基本的な特性は以下に示す式で説明することができる。2次元スラブ導波路をモデルとした解析に関しては、「フォトニクスシリーズ 光導波路の基礎」(岡本勝就、コロナ社、1992.)を参考にした。
図13に示す解析モデルとする2次元スラブ導波路300において、クラッド301の屈折率がn、コア302の屈折率がn、コア幅が2aの三層対称スラブ導波路のTM次モード(Hy、Ex、Ez)の解析解は以下の式(5)〜(11)で与えられる。
ここでkは真空中の波数である。パラメータu、wは比屈折率差Δと規格化周波数vによって上記の式を用いて一意に決定される。導波モードが一つしか存在しないカットオフ条件は、v<π/2であり、以降では、v<π/2として最低次(m=0)モードについて説明する。
波長λが1.5μm、コア屈折率n=3.48のとき、モードフィールド径をパラメータにして、比屈折率差Δと規格化周波数vとの関係を求めた結果を図14に示す。
図14より、例えば比屈折率差Δが0.4以上の場合、カットオフ条件以下の規格化周波数vにおいて、モードフィールド径が規格化周波数vに対して急激に変化することがわかる。このことから比屈折率差Δが0.4以上とする導波路についてはシングルモード条件近くでモードフィールド径が最小となることが分かる。具体的には、比屈折率差Δが0.25以上のシングルモード導波路でモードフィール径を最小にするためには、コア幅はカットオフ時(v=π/2)のコア幅の0.8倍(図14中の破線位置)〜1.0倍程度であることが望ましい。
コア中心の電界強度(Ex(x=0))とクラッド境界のクラッド側(Ex(x=a+0))の電界強度比Eをパラメータとして、比屈折率差Δと規格化周波数vとの関係を求めた結果を図15に示す。図14よりモードフィールド径を最小にするために望ましいとする規格化周波数vをカットオフ時の規格化周波数vの0.8〜1.0倍の範囲において、図15より、クラッド領域の電界強度がコア中心と同じ(電界強度比E=1)以上とするためには、比屈折率差Δは、0.25以上であれば十分であることが分かる。これより、導波路を構成するクラッド301とコア302との比屈折率差Δが0.25以上であることが好ましいことを示している。
図16は、光記録ヘッド3の別の一例として光記録ヘッド3Bを示す。光記録ヘッド3Bは、光を導光する光ファイバー11、ディスク2の被記録部分を近赤外レーザー光でスポット加熱するための導波路80(コア21とクラッド22とで構成される)、光ファイバー11から出射する近赤外レーザー光を導波路80に導く屈折率分布型レンズ12、13及び光路偏向部材であるプリズム14で構成される光学系、ディスク2の被記録部分に対して磁気情報の書き込みを行う磁気記録部40及びディスク2に記録されている磁気情報の読み取りを行う磁気再生部41等、を備えている。
光ファイバー11により導光される光は、例えば、半導体レーザーより出射される光である。光ファイバー11の端面から出射した近赤外レーザー光は、光学系(屈折率分布型レンズ12、13及びプリズム14)によって、スライダ30に設けられた導波路80の上端面に集光され、導波路80の射出面で先端面84に到る。先端面84には、上記の導波路20bと同様にプラズモンプローブ84dを配置し、近接場光によりディスク2を照射する。
導波路80の光射出面をディスク2側から見た図を図17に示す。図17は、図5とほぼ同じであることから、図5で説明した内容とほぼ同様なため説明は省略する。
導波路80に入射する光の電界はX軸方向とし、電界方向を所定の方向となるように、光ファイバー11は、例えば偏波保持ファイバーとするのが好ましい。
導波路80を構成するコア21とクラッド22の比屈折率差が0.2以上の場合、この導波路80に光を導入する際の光スポット位置合わせには高い精度が要求される。このような場合、光導波路80に光スポット変換部を設けることが好ましい。
光スポット変換部は、例えば光導波路80の光入射側のコアに、コアより屈折率が低くクラッドより屈折率が高いサブコアを設けることにより形成できる。光スポット変換部を設けることにより、より大きな光スポットを導波路80に効率良く光結合することができ、入射する光スポットの中心と導波路80の中心との位置合わせの許容誤差を大きくすることができる。また、効率よく近接場光を発生することができるようにプラズモンプローブを照射する光スポット径を0.5μm程度に小さくすることができる。
光スポット変換部を備えた導波路80の例として図18(a)、(b)を示す。図18(a)は、導波路80を光ヘッドが記録(読み取り)時相対的に移動する方向で且つ磁気記録面に対して平行方向から見た様子を示し、図18(b)は移動方向に対して垂直方向で且つ磁気記録面に対して平行方向から見た様子を模式的に示している。
図18(a)、(b)に示す導波路80は、コア21(例えばSi)、サブコア21a(例えばSiON)及びクラッド22(例えばSiO)からなっており、例えば、入射端側のスポット径を5μm程度から射出端側で数100nmまで小さくするスポットサイズ変換を行う構成としている。
コア21の幅は、図18(b)が示す断面では光入力側から光出力側にかけて一定になっているが、図18(a)に示す断面ではサブコア21a内において光入力側から光出力側にかけて徐々に広くなるように変化している。このコア幅の滑らかな変化によりモードフィールド径が変換される。図18(a)において導波路80のコア21の幅は、光入力側で0.1μm以下(dm1)、光出力側で0.3μm(dm2)となっているが、図18(a)に示すように、光入力側ではサブコア21aによりモードフィールド径が5μm(Dm)程度の導波路80が構成されている。光入射側から入射したモードフィールド径が5μm程度の光スポットは、サブコア21aから徐々にコア21に集中するように光結合してモードフィールド径を小さくし、光射出側ではモードフィールド径が0.3μm程度の光スポットに変換される。
以上のように導波路に光スポット変換部を備えることにより、導波路に結合させる光スポット径が大きくてよく、また、光スポットと導波路との位置合わせの許容幅を大きくすることができる。
1 筐体
2 ディスク
3、3A、3B 光記録ヘッド
4 サスペンション
20 平面光学素子
20a 回折格子
20b、80、200、300 導波路
21、203、302 コア
21a サブコア
22、301 クラッド
24、84 先端面
26、27 側面
30 スライダ
32 空気ベアリング面
40 磁気記録部
41 磁気再生部
50 光源
51 ミラー
52、52a 光
55 光スポット
60 近接場光
100 光記録装置
24d、84d、210 プラズモンプローブ
201 基板
202 上部クラッド
C 軸
F 焦点

Claims (7)

  1. コアと前記コアに接するクラッドを備え、前記コアと前記クラッドとの境界面に対して垂直方向に電界成分を持つ光を導波する導波路と、
    前記導波路の光が射出される射出端面に設けられ、前記導波路によって導波された光を受けて近接場光を発生する金属構造体と、を備え、
    前記金属構造体は、前記電界成分の前記境界面から前記クラッドにはみ出している電界成分を受けることができるように、前記コアと前記クラッドとに跨って前記射出端面に配置されていることを特徴とする近接場光発生装置。
  2. 前記コアの材料の屈折率ncoreと前記クラッドの材料の屈折率ncladとから次の式より求められる比屈折率差Δは、0.25以上であることを特徴とする請求項1に記載の近接場光発生装置。
    Δ=(ncore −nclad )/(2×ncore
  3. 前記導波路は、前記導波路の入射側の光スポットの大きさよりも射出側の光スポットの大きさを小さくする光スポットサイズ変換手段を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の近接場光発生装置。
  4. 前記金属構造体は、その形状内に先鋭部分を有し、該先鋭部分が前記クラッドに存在するように配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の近接場光発生装置。
  5. 前記金属構造体は、三角形状であって、何れか1つの頂点部分が前記クラッドに存在し、前記頂点部分に向い合う対辺部分が前記コアに存在するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の近接場光発生装置。
  6. 磁気記録媒体に近接場光を与えるために設けられた請求項1から5の何れか一項に記載の近接場光発生装置と、
    前記近接場光発生装置によって近接場光が与えられた磁気記録媒体に磁気記録を行うように配置された磁気記録部と、を備え、
    前記金属構造体は、前記コアから前記磁気記録部が位置する側のクラッドに跨って配置されていることを特徴とする光記録ヘッド。
  7. 請求項6に記載の光記録ヘッドと、
    前記導波路に結合される光を発する光源と、
    磁気記録媒体と、
    前記光記録ヘッドにより前記磁気記録媒体に磁気記録する制御を行う制御部と、
    を備えていることを特徴とする光記録装置。
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