JPWO2010016114A1 - 回路遮断器の可動接触子装置 - Google Patents

回路遮断器の可動接触子装置 Download PDF

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Abstract

組み立てが容易であり、かつ、構成部品点数の少ない回路遮断器の可動接触子装置を提供する。この発明の回路遮断器の可動接触子装置は、1対の接続導体部の間に一部が配置されその両側面が一対の接続導体部の内側面に夫々摺動可能に接触する可動接触子と、一対の接続導体部の夫々の外側面とクロスバーの凹部の側壁との間に嵌装され1対の接続導体部を可動接触子側に付勢する1対のコイルばね部と、1対のコイルばね部の夫々の一端部が相互に連結されて可動接触子を付勢する腕状ばね部と、一対のコイルばね部の夫々の他端部から延びクロスバーの凹部の壁面に当接する一対の足部とを備え、クロスバーの凹部は、コイルばね部の外周部の少なくとも一部に当接してコイルばね部を保持するばね保持壁を備える。

Description

この発明は、回路遮断器に於ける可動接触子装置の改良に関するものである。
周知のように、配線用回路遮断器若しくは漏電遮断器等の回路遮断器は、配電回路の電源側に接続される電源側端子と、配電回路の負荷側に接続される負荷側端子と、電源側端子に設けられた固定接点と、負荷側端子に接続され固定接点に対して接触又は離反し得る可動接点を夫々備えた可動接触子を含む可動接触子装置と、この可動接触子装置を駆動して可動接点を固定接点に対して接触又は離反させる開閉機構と、この開閉機構を手動により操作する操作ハンドルと、配電回路に所定の過電流が流れ若しくは漏電電流が流れたとき自動的に開閉機構を駆動して配電回路を遮断する自動引外し装置とを備える。
従来、このような回路遮断器の可動接触子装置として、一端部に可動接点を備えると共に他端部が軸ピンにより貫通された導電体よりなる複数の可動接触子と、これらの可動接触子の軸ピンを保持し各可動接触子をその軸ピンを中心として回転自在に支持する絶縁物製のクロスバーと、可動接触子の他端部を軸ピンの軸方向の両側から挟んで可動接触子の他端部に摺動接触する導電体からなる挟持片と、この挟持片に一端部が接続され他端部が負荷側端子に接続された可撓導体と、回路遮断器のオン動作時に可動接点に所定の接触圧力を付与する方向に可動接触子を付勢するねじりコイルばねとを備えた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示された従来の可動接触子装置に於いて、前述の挟持片には切欠部が形成されており、この切欠部により可動接触子の他端部を貫通している軸ピンを受けるように構成されている。又、前述のねじりコイルばねは、一端部がクロスバーに固定され前述の軸ピンが挿入されて圧縮バネとなる一対のコイル部と、これらのコイル部の他端部同士を一体に連結する連結片とを有し、この連結片が前述の可動接触子に圧接することにより可動接触子をオン方向に常時付勢する構成とされている。
特許文献1に記載された従来の可動接触子装置によれば、挟持片に形成された切欠部により可動接触子の他端部を貫通している軸ピンを受けるように構成されているので、可動接触子を軸ピンによってクロスバーに保持させた状態で、挟持片を介して可動接触子に可撓導体を接続することが可能となる。又、挟持片をねじりコイルばねのコイル部により可動接触子に圧接させることによって、可動接触子と挟持片との接触状態を安定させることができ、可動接触子が軸ピンを中心として回動する間に、可動接触子と可撓導体とを電気的に良好な接触状態に保つことが可能となる。
特開2001−68008号公報
特許文献1に示された従来の回路遮断器の可動接触子装置にあっては、可動接触子装置の組み立て方法の一つとして、可動接触子とねじりコイルばねと軸ピンとを組み合わせた状態で軸ピンをクロスバーに固定すると共に、可撓導体に接続された挟持片の切欠部が軸ピンを受けるように挟持片をねじりコイルばねと可動接触子の間に挿入する方法がある。この可動接触子装置の組み立て方法の場合、ねじりコイルばねは、可動接触子とクロスバーにより挟まれた状態にあり、ねじりコイルばねのコイル部は圧縮されて圧縮ばねとしての付勢力を発生している。そのため、挟持片をねじりコイルばねと可動接触子との間へ挿入するには、挟持片がねじりコイルばねにより可動接触子の側面に押圧された状態で挟持片を可動接触子の側面で摺動させて行うこととなる。その結果、可動接触子の側面と挟持片の内側表面に擦り傷が発生することがある。
一方、可動接触子装置の別の組み立て方法として、予め可動接触子と挟持片とを一体に組合わせた後に、この可動接触子と挟持片とをクロスバーへ装着する方法がある。この可動接触子装置の組立て方法の場合、予め一体に組合わせた可動接触子と挟持片をクロスバーに装着するとき、挟持片が可動接触子から抜け落ちる可能性がある。
この発明は、従来の回路遮断器の可動接触子装置に於ける前述のような課題を解決するためになされたものであり、可動接触子装置の組み立てが容易であり、かつ、構成部品点数の少ない回路遮断器の可動接触子装置を提供することを目的としたものである。
この発明に係る回路遮断器の可動接触装置は、周面に開口部を有する凹部を備え軸心の周りに回動自在に支持されるクロスバーと、間隔を介して対向する一対の接続導体部を有し前記一対の接続導体部の少なくとも一部分が前記クロスバーの前記凹部に嵌装される可動接触子支持部材と、一端部に可動接点を備え他端部が前記一対の接続導体部に回動自在に支持される可動接触子と、前記可動接点と回路遮断器に設けられた固定接点との接触時に前記可動接点に接触圧力を付与すべく前記可動接触子を付勢する接圧ばねとを備えた回路遮断器の可動接触子装置であって、前記可動接触子は、前記他端部が前記1対の接続導体部の間に配置され、前記他端部の両側面が前記一対の接続導体部の内側面に夫々摺動可能に接触し、前記接圧ばねは、前記一対の接続導体部の夫々の外側面と前記クロスバーの凹部の側壁との間に嵌装され前記1対の接続導体部を前記可動接触子の前記他端部側に付勢する1対のコイルばね部と、前記1対のコイルばね部の夫々の一端部を相互に連結して前記可動接触子の一端部側に延び前記可動接触子に当接して前記接触圧力を付与すべく前記可動接触子を付勢する腕状ばね部と、前記一対のコイルばね部の夫々の他端部から前記可動接触子の一端部側とは逆の方向に延び前記接圧ばねの嵌装時に前記クロスバーの凹部の壁面に当接する一対の足部とを備え、前記クロスバーの凹部は、前記コイルばね部の外周部の少なくとも一部に当接して前記コイルばね部を保持するばね保持壁を備えていることを特徴とするものである。
この発明による回路遮断器の可動接触子装置によれば、可動接触子は、他端部が1対の接続導体部の間に配置され、前記他端部の両側面が前記一対の接続導体部の内側面に夫々摺動可能に接触し、接圧ばねは、前記一対の接続導体部の夫々の外側面とクロスバーの凹部の側壁との間に嵌装され前記1対の接続導体部を前記可動接触子の前記他端部側に付勢する1対のコイルばね部と、前記1対のコイルばね部の夫々の一端部を相互に連結して前記可動接触子の一端部側に延び前記可動接触子に当接して前記可動接触子に接触圧力を付与すべく前記可動接触子を付勢する腕状ばね部と、前記一対のコイルばね部の夫々の他端部から前記可動接触子の一端部側とは逆の方向に延び前記接圧ばねの嵌装時に前記クロスバーの凹部の壁面に当接する一対の足部とを備え、前記クロスバーの凹部は、前記コイルばね部の外周部の少なくとも一部に当接して前記コイルばね部を保持するばね保持壁を備えているので、接圧ばねの前記凹部への嵌装時に接圧ばねの足部が凹部の壁面に当接し、接圧ばねの嵌装後に足部のばね掛け作業が不要となり、組立時間を短縮することが可能となる。又、接圧ばねは、クロスバーの凹部に設けられたばね保持壁により保持されるので、可動接触子と可動接触子支持部材とを係合するピンは不要となり、部品点数を削減することが可能である。
この発明の実施の形態1による可動接触子装置を備えた回路遮断器の断面図である。 この発明の実施の形態1による可動接触子装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1による可動接触子装置を、その1極分を分解して示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1による可動接触子装置を図3の破断線Aからクロスバーを破断して示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1による可動接触子装置を図3の破断線Bからクロスバーを破断して示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1による可動接触子装置に於けるクロスバーを示す断面図である。 この発明の実施の形態1による可動接触子装置をその一部を破断して示す断面図である。 この発明の実施の形態1による可動接触子装置の構成を説明する説明図である。
実施の形態1.
先ず、この発明の実施の形態1による可動接触子装置を備えた回路遮断器について説明する。図1に於いて、合成樹脂材料で形成されたベース1とカバー2とは、ネジ(図示せず)により一体に組み合わされて3相用の回路遮断器100の筐体を構成する。ベース1の内部には、回路遮断器100により開閉される3相電気回路(図示せず)の電源側に接続される電源側端子3と、前述の電気回路の負荷側に接続される負荷側端子4が固定されている。電源側端子3の端部には固定接点5が固定されている。
合成樹脂材料で形成されたクロスバー6は、その軸心の周りに回動自在となるようにベース1に支持されている。一端部に可動接点7を備えた可動接触子8は、後述するようにその他端部がクロスバー6の後述する凹部に挿入されている。接圧ばね9は、クロスバー6の前述の凹部に嵌装され、後述するように可動接点7に接触圧力を付与するように可動接触子8を付勢する。可動接触子支持部材10は、その基部11がベース1に固定され、後述するように、基部11からほぼ垂直に立ち上がる一対の接続導体部101、102(図1には、101のみが示されている)を備え、これらの接続導体部101、102の内側面が可動接触子8の他端部の側面に摺動可能に電気的に接続されると共に、この1対の接続導体部101、102により可動接触子8の他端部を回動自在に支持している。
可動接触子支持部材10の基部11は、負荷側接続導体41を介して負荷側端子4に接続されている。前述のクロスバー6と、可動接点7と、可動接触子8と、接圧ばね9と、可動接触子支持部材10とは、この発明の実施の形態1による可動接触子装置12を構成している。この可動接触子装置12の構成の詳細については後述する。
下部リンク13は、その一端部がクロスバー6に回動自在に連結され、他端部が上部リンク14の一端部に回動自在に連結されている。操作機構部15は、一端部がベース1に回動自在に支持され、その他端部には操作員により操作される操作ハンドル16が固定されている。前述の上部リンク14は、その他端部が操作機構部15の他端部側に回動自在に連結されている。引っ張りコイルばねにより形成されたトグルばね17は、その一端部が下部リンク13と上部リンク14との連結部に固定され、他端部が操作機構部15の他端部に固定されている。
上部リンク14と下部リンク13とトグルばね17とは、所謂、トグルリンク機構を構成している。いま、図示のようにハンドル16が図の右方の位置である閉位置にある状態から、操作員により操作ハンドル16が図の左方へ操作されたとすると、操作機構部15がその一端部を中心として図の左方の開位置の方向へ回動する。これにより、トグルばね17の一端部が操作機構部15の回動と共に図の左方へ移動して上部リンク14と操作機構部15との連結点を越えて左側へ移動する。
このとき、上部リンク14と下部リンク13との図示の整列関係は崩れ、下部リンク13は、トグルばね17の引っ張り力により図の上方へ急速に引き上げられる。この動作の過程に於いて、下部リンク13の一端部に連結されているクロスバー6が反時計方向に急速に回動して可動接触子8を反時計方向に回動させて可動接点7を固定接点5から離反させる。これにより電気回路は遮断される。
一方、開位置にあるハンドル16が図の右方の閉位置へ操作されたとすると、操作機構部15がその一端部を中心として図の右方の閉位置の方向へ回動する。これにより、トグルばね17の一端部が操作機構部15の回動と共に図の右方へ移動して上部リンク14と操作機構部15との連結点を越えて右側へ移動する。これにより、上部リンク14と下部リンク13とはトグルばね17の引っ張り力により図示の状態に整列関係となる。この動作の過程に於いて、下部リンク13は、クロスバー6を時計方向に急速に回動させて可動接触子8を時計方向に回動させ、可動接点7を固定接点5に接触させる。これにより、電気回路は閉じられる。可動接触子8は、接圧ばね9により付勢され、固定接点5に接触している可動接点7に所定の接触圧力を付与する。
自動引外し装置18は、操作ハンドル16が図示の閉位置にあるとき、つまり可動接点7が固定接点5に接触して電気回路を閉じているときは、上部リンク14の一部に係合して上部リンク14がその他端部を中心として反時計方向に回動するのをラッチしている。自動引外し機構18には、例えばバイメタルによる限時引外し機構と、電磁石による瞬時引外し機構とが設けられている。
電気回路に所定値以上の過電流が所定時間以上継続して流れると、自動引外し装置18の限時引外し機構が動作し、前述のラッチを解く。その結果、上部リンク18はトグルばね17の引っ張り力によりその他端部を中心として反時計方向に急速に回動すると共に下部リンク13は急速に図の上方へ引き上げられ、同時にクロスバー6は反時計方向へ回動する。これにより、可動接触子8の可動接点7は、固定接点5から急速に離反し、電気回路を遮断する。電気回路に短絡電流のような過大電流が流れると、自動引外し装置18の瞬時引外し機構が動作し、前述のラッチを解く。これにより前述の限時引外し機構による動作と同様の動作により電気回路を瞬時に遮断する。
次に、この発明の実施の形態1による可動接触子装置12の構成について詳細に説明する。図2乃至図7に於いて、クロスバー6は、前述したように合成樹脂材料により形成されており、その軸方向の両端部がベース1に回動自在に支持される。クロスバー6には、U相、V相、W相に対応する可動接触子8、接圧ばね9、及び可動接触子受部材10を夫々装着するための3個の可動接触子装着部60が、等しい間隔Wにて設けられている。
クロスバー6は、前述の夫々の可動接触子装着部60に於いて、クロスバーの周面に開口する開口部6001を備えた凹部600を備える。この凹部600は、前述の開口部6001から前記クロスバー6の軸方向に対して直交する方向に貫通する貫通孔601と、前記開口部6001と一体化した開口部6021、6031を有し前記貫通孔601の前記軸方向の両側から前記軸方向に夫々陥没する1対の陥没部602、603とを備えている。
図5に良く示されているように、貫通孔601は、開口部6011に対して反対側のクロスバー6の周面に開口する開口部6012と、貫通孔601の途中から前述の開口部6012まで延びる凹溝6013を備えている。又、一対の陥没部602、603は、夫々後述する接圧ばね9の一対のコイルばね部91、92の外周部に当接してこれらのコイルばね部91、92の外径を保持するU字状のばね保持壁6022と、このばね保持壁6022につながる平坦状の壁面6023とを備えている。尚、図には陥没部603のばね保持壁と平坦状の壁面は図示されていないが、陥没部602のばね保持壁2022と壁面6023と同様に形成されている。尚、前述の貫通孔601と、一対の陥没部602、603との内部空間は、図示のように相互に連通しているものである。
前述の貫通孔601に設けられている凹溝6013の両側壁は、貫通孔601の両側壁から傾斜面6014を介して貫通孔601の内側に張り出している(図5には、一方の側壁のみが表示されているが、他方の側壁も同様に形成されている)。この凹溝6013の溝幅は、可動接触子8を構成する導電部材の板厚寸法よりやや大きい程度の寸法に形成されており、従って、凹溝6013は、可動接触子8於けるクロスバー6の軸方向への移動を規制する作用を成すものである。
可動接触子支持部材10は、回路遮断器100のベース1に固定される基部11と、この基部11から垂直に立上げられて、先端部が平行に対向する一対の接続導体部101、102と、この一対の接続導体部101、102の相対向する壁面から夫々突出するように設けられた一対の突出部103(図3乃至5には、接続導体部101の突出部の根元部103のみを表示している)とを備えている。可動接触子支持部材10の基部11は、その接続導体部101、102の立上げ部に、この立上げ部の弾性力に抗して前述の負荷側接続導体41を挿入することにより、この負荷側接続導体41と電気的に接続される。
可動接触子8は、一端部に可動接点7が固着され、他端部に貫通孔81を備えている。可動接触子8の貫通孔81には、可動接触子支持部材10の接続導体部101、102に夫々設けられた前述の一対の突出部が可動接触子8の両側部から挿入される。これにより、可動接触子8の他端部は、可動接触子支持部材10により回動自在に支持される。可動接触子支持部材10の接続導体部101、102の内側面は、可動接触子8の両側面に摺動可能に電気的に接触する。従がって、この構成は、可撓導線からなるシャント線を可動接触子8と負荷側接続導体41との間に接続する必要性をなくするものであり、所謂、シャントレス通電接続構造を構成している。
接圧ばね9は、ダブルトーション形ねじりコイルはねとして構成されている。即ち、接圧ばね9は、夫々所定のピッチ角度を有してピッチ巻きされた圧縮コイルばねとしての一対のコイルばね部91、92と、これらの1対のコイルばね部91、92の夫々の一端部を相互に連結して可動接触子8の一端部側に延びて可動接触子8の背面82に当接して前記接触圧力を付与すべく前記可動接触子8を付勢する腕状ばね部93と、一対のコイルばね部91、92の夫々の他端部から可動接触子8の一端部側とは逆の方向に延び、接圧ばね9の陥没部602、603への嵌装時に陥没部602、603の壁面6023に当接する一対の足部911、921とを備えている。
図8に示すように、接圧ばね9のコイルばね部91は、クロスバー6の陥没部603に嵌装された状態で、その外周部が陥没部603(図示せず)のばね保持壁(図示せず)に当接し、腕状ばね部93はE点に於いて可動接触子8の背面に当接し、足部911はF点に於いて陥没部603の壁面(図示せず)に当接する。その結果、コイルばね部91はG点に於いて陥没部603のばね保持壁にH方向に押圧されてその外径が保持される。従って、従来のように軸ピンをコイルばね部91、92に貫通させることなく、コイルばね部91、92の外径保持することができると共にクロスバー6に装着することが可能である。
次に、可動接触子装置12の組立方法について説明する。図3乃至図6に於いて、先ず、可動接触子8の他端部を可動接触子支持部材10の一対の接続導体部101、102の間に挿入し、可動接触子8の他端部に形成された貫通孔81内に、一対の接続導体部101、102の内側側面に形成された一対の突出部を可動接触子8の両側部から嵌挿する。
その後、接圧ばね9の腕状ばね部93を可動接触子12の背面82に当接させると共に、接圧ばね9の一対のコイルばね部91、92の軸方向の内側端部を可動接触子支持部材10の一対の接続導体部101、102の外側面に夫々当接させる。即ち、一対のコイルばね部91、92により可動接触子支持部材10の接続導体部101、102を挟み込むようにして、接圧ばね9を可動接触子8の他端部及び可動接触子支持部材10に装着する。
次に、接圧ばね9の一対のコイルばね部91、92の軸方向の外側端部を把持してこれらのコイルばね部91、92をそのばね力に抗して圧縮し、その状態のまま、図3乃至図4に示すクロスバー6の開口部6001から貫通孔601内に可動接触子8をその一端部から挿入して行き、可動接触子8の一端部を貫通孔601を貫通して開口部6012から突出させる。このとき同時に、接圧ばね9は、コイルばね部91、92が圧縮されたままクロスバー6の一対の陥没部602、603に夫々の開口部6021、6031から挿入され、夫々のコイルばね91、92の外周部の一部が夫々の陥没部602、603のU字状のばね保持壁6022に当接する。
接圧ばね9がクロスバー6の夫々の凹部602、603に挿入されるとき、その挿入動作の中で接圧ばね9の一対の足部911、921が、一対の陥没部凹部602、603の壁面6023に自然に当接される。又、接圧ばね9のコイルばね部91、92は、陥没部602、603内に挿入されて前述の把持から開放されると、そのばね力により軸方向に伸び、その軸方向の外側端部が夫々の陥没部602、603の側壁部に当接する。このときコイルばね部91、92は、圧縮された状態を保持している。
接圧ばね9の軸方向の内側端部は、そのばね力により可動接触子支持部材10の接続導体部101、102を可動接触子8の両側面部側へ押圧する。その結果、可動接触子8と可動接触子支持部材10の接続導体部101、102とはシャントレス接触部としての接触圧力が保たれ、両者は、摺動可能であり且つ電気的接続が保たれる。以上で可動接触子装置12の組み立て作業は終了し、図2及び図7に示す可動接触子装置12が構成される。
以上述べたように、この発明の実施の形態1による回路遮断器の可動接触子装置12は、可動接触子8と可動接触子支持部材10を接続した状態にてクロスバー6への装着が可能であり、かつ、接圧ばね9のコイルばね部91、92を圧縮してクロスバー6の凹部600に挿入する動作のみで接圧ばね9の足部911、921が凹部の壁面に係合し、可動接触子8への所定の回転モーメントを得ることができるため、接圧ばね9挿入後の接圧ばねの足部911、921のばね掛け作業が不要となり、組立時間の短縮が可能である。又、接圧ばね9のコイルばね部91、92の外形をクロスバー6の凹部600を形成する陥没部602、603のU字状のばね保持壁6022によって保持するため、接圧ばね9を保持する軸ピン等が不要であり部品点数の削減も可能である。更に、可動接触子の両側面と接続導体部の内側面に、従来の装置のように組み立て時に擦り傷が発生することがなく、長寿命化が可能である。
この発明は、配線用回路遮断器、配線用漏電遮断器等の回路遮断器の分野に利用することが可能である。

Claims (5)

  1. 周面に開口部を有する凹部を備え軸心の周りに回動自在に支持されるクロスバーと、間隔を介して対向する一対の接続導体部を有し前記一対の接続導体部の少なくとも一部分が前記クロスバーの前記凹部に嵌装される可動接触子支持部材と、一端部に可動接点を備え他端部が前記一対の接続導体部に回動自在に支持される可動接触子と、前記可動接点と回路遮断器に設けられた固定接点との接触時に前記可動接点に接触圧力を付与すべく前記可動接触子を付勢する接圧ばねとを備えた回路遮断器の可動接触子装置であって、前記可動接触子は、前記他端部が前記1対の接続導体部の間に配置され、前記他端部の両側面が前記一対の接続導体部の内側面に夫々摺動可能に接触し、前記接圧ばねは、前記一対の接続導体部の夫々の外側面と前記クロスバーの凹部の側壁との間に嵌装され前記1対の接続導体部を前記可動接触子の前記他端部側に付勢する1対のコイルばね部と、前記1対のコイルばね部の夫々の一端部を相互に連結して前記可動接触子の一端部側に延び前記可動接触子に当接して前記接触圧力を付与すべく前記可動接触子を付勢する腕状ばね部と、前記一対のコイルばね部の夫々の他端部から前記可動接触子の一端部側とは逆の方向に延び前記接圧ばねの嵌装時に前記クロスバーの凹部の壁面に当接する一対の足部とを備え、前記クロスバーの凹部は、前記コイルばね部の外周部の少なくとも一部に当接して前記コイルばね部を保持するばね保持壁を備えていることを特徴とする回路遮断器の可動接触子装置。
  2. 前記クロスバーの凹部は、前記クロスバーを前記開口部から前記クロスバーの軸方向に対して直交する方向に貫通する貫通孔と、前記開口部に於いて開口し前記貫通孔の前記軸方向の両側から前記軸方向に夫々陥没すると共に前記ばね保持壁を備えた1対の陥没部とを備え、前記可動接触子は、前記他端部の少なくとも一部分が前記貫通孔内に挿入され前記一端部が前記貫通孔を貫通して前記クロスバーの周面から突出しており、前記一対の接続導体部の少なくとも一部分が前記貫通孔に嵌装され、前記1対のコイルばね部は、前記1対の接続導体部の外側表面と前記1対の陥没部の側壁との間に夫々嵌装されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器の可動接触子装置。
  3. 前記貫通孔は、前記可動接触子の前記軸方向の移動を規制する凹溝を備えていることを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器の可動接触子装置。
  4. 前記1対の陥没部は、前記1対のコイルばね部の夫々の外周部に当接して夫々のコイルばね部の外径を保持するU字状のばね保持壁を備えていることを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器の可動接触子装置。
  5. 前記クロスバーの凹部は、前記1対の接続導体部の外側面に前記1対のコイルばね部が装着された状態で前記接圧ばねを前記1対の接続導体部と共に前記開口部から前記嵌装し得るように構成され、前記接圧ばねは、前記嵌装時に前記1対の足部が前記凹部の壁面に夫々当接するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器の可動接触子装置。
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