JPWO2009151041A1 - 磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009151041A1
JPWO2009151041A1 JP2010516854A JP2010516854A JPWO2009151041A1 JP WO2009151041 A1 JPWO2009151041 A1 JP WO2009151041A1 JP 2010516854 A JP2010516854 A JP 2010516854A JP 2010516854 A JP2010516854 A JP 2010516854A JP WO2009151041 A1 JPWO2009151041 A1 JP WO2009151041A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shooting
value
unit
error
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010516854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5506675B2 (ja
Inventor
彬栄 呉
彬栄 呉
板垣 博幸
博幸 板垣
崇 西原
崇 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2010516854A priority Critical patent/JP5506675B2/ja
Publication of JPWO2009151041A1 publication Critical patent/JPWO2009151041A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5506675B2 publication Critical patent/JP5506675B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/05Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves 
    • A61B5/055Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves  involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging

Abstract

マルチステーション撮影において、撮影パラメータ変更時のパラメータチェックのユーザビリティを向上させ、所望の画像を、容易かつ高い品質で得ることを目的とする。マルチステーション撮影において、変更された撮影パラメータの値を用いて所望の品質の画像を得られるか、撮影前に一括して判断し、その結果を操作者に提示する。判断は、撮影そのものの実行の可否、得られた画像の合成の可否の順に行い、撮影そのものが実行できないと判断された場合は、判断処理を終了する。このとき、推奨値を提示するよう構成してもよい。

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置において、ステップ移動により撮影を行うマルチステーション撮影技術に関する。特に、マルチステーション撮影における、パラメータ設定支援技術に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI)装置は、被検体中のプロトンからの核磁気共鳴(以下、「NMR」という)信号を測定し、プロトンの密度分布や緩和時間分布等を画像化(撮影)する。近年、被検体を載置する寝台を繰り返し移動させ、被検体の全身のMRI画像(以下、全身画像)を撮影し、スクリーニング検査などを行う全身撮像(全身MRI)が関心を集めている。寝台をステップ的に移動させて全身画像を得るマルチステーション撮影では、寝台の移動にあわせ、被検体を複数のステーション(撮像領域)に分けて撮影し、得られた画像を合成して全身画像を作成する。各ステーションの画像の撮影中は、寝台は停止状態であり、撮影間に寝台を動かす。
マルチステーション撮影で得られた画像に対して、何らかの処理を行う場合、各ステーションで得られた画像に対し、その処理に必要な撮影パラメータを同一に設定する必要がある。例えば、投影処理を行う場合、各ステーションの画像毎に投影処理の撮影パラメータを同一に設定することを支援する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、マルチステーション撮影の各ステーションにおいて、診断に寄与する情報を得るため、T1強調・T2強調・拡散強調などのように複数の撮影シーケンスを用いて撮影を行うことがある(マルチステーション・マルチシーケンス撮影)。
一般にマルチシーケンス撮影では、複数の撮影シーケンスの撮影パラメータを他のシーケンスとの整合性をとりながらそれぞれ設定する必要がある。このようなマルチシーケンス撮影の撮影パラメータの設定を支援するものがある(例えば、特許文献2参照。)。ここでは、複数の撮影シーケンスの撮影パラメータの入力画面を同一画面上に設け、画面の切り替え無しに各撮影シーケンスの撮影パラメータをそれぞれ入力できるようにし、操作性を向上させている。
特開2007-181659号公報 特開平11-47109号公報
上述のように、マルチシーケンス撮影およびマルチステーション撮影それぞれについては、撮影パラメータの設定を支援する技術はある。しかし、設定された撮影パラメータを用いて、所望の品質の画像が得られるか否かといった確認まではなされていない。もちろん、1の撮影シーケンスについて、設定した撮影パラメータによる撮影の可否を確認することは従来から行われている。しかし、マルチシーケンス・マルチステーション撮影では、全画像を得るために実行する撮影シーケンスの数が多いため、この手法をそのまま適用すると操作者に手間がかかりすぎる。また、マルチステーション撮影では、各ステーション毎の画像を合成する。1の撮影シーケンスでの撮影の可否の確認では、合成の可否または合成された画像の品質の良し悪しまでは確認できない。従って、マルチステーション撮影で、一旦設定した撮影パラメータの値を変更し、高品質の所望の画像を得ることは容易ではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、マルチステーション撮影において、撮影パラメータ変更時のパラメータチェックのユーザビリティを向上させ、所望の画像を、容易かつ高い品質で得ることを目的とする。
本発明は、マルチステーション撮影において、変更された撮影パラメータの値を用いて所望の品質の画像を得られるか、撮影前に一括して判断し、その結果を操作者に提示する。判断は、撮影そのものの実行の可否、得られた画像の合成の可否の順に行う。
具体的には、マルチステーション撮影を行う磁気共鳴イメージング装置であって、前記マルチステーション撮影の各ステーションにおいて実行される撮影を管理する撮影管理手段と、前記撮影管理部に管理される撮影毎に、当該撮影に用いられる撮影パラメータ値の入力を受け付ける入力部と、前記入力部を介して新たな撮影パラメータ値が入力された各撮影について、前記入力された新たな撮影パラメータ値の適否を前記マルチステーション撮影開始前に判別する撮影可否判別部と、前記撮影可否判別部で不適と判別された撮影パラメータ値がある撮影について、当該撮影を特定可能な情報および前記不適と判別された撮影パラメータ値をエラーとして表示するエラー表示部と、を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置を提供する。
また、マルチステーション撮影を行う際に用いられる撮影パラメータ値を前記マルチステーション撮影実行開始前に設定する撮影パラメータ設定支援方法であって、所望の撮影パラメータ値の入力を受け付ける入力受付ステップと、前記マルチステーション撮影で実行される全撮影の中から、撮影パラメータ値が新たに入力された撮影を特定する撮影特定ステップと、前記撮影特定ステップにおいて特定された各撮影について、新たに入力された撮影パラメータ値の適否を判別する撮影可否判別ステップと、前記撮影可否判別ステップにおいて、不適と判別された撮影パラメータ値がある撮影について、当該撮影を特定可能な情報および前記不適と判別された撮影パラメータ値をエラーとして表示する表示ステップと、を備えることを特徴とする撮影パラメータ設定支援方法を提供する。
本発明によれば、マルチステーション撮影において、撮影パラメータ変更時のパラメータチェックのユーザビリティが向上し、所望の画像を、容易かつ高い品質で得ることができる。
第一の実施形態のMRI装置の機能構成図。 第一の実施形態のJob、Task、グループの関係図。 第一の実施形態のシーケンス管理テーブルの一例。 第一の実施形態のパラメータチェック処理の処理フロー。 第一の実施形態の撮影可否PC処理の処理フロー。 第一の実施形態のエラー表示処理の処理フロー。 第一の実施形態のエラー表示画面例。 第一の実施形態の共通値判別処理の処理フロー。 第一の実施形態のスライス整合性判別処理の処理フロー。 第一の実施形態のOL量判別処理の処理フロー。 第一の実施形態のOL量算出を説明するための図。 第二の実施形態のパラメータチェック処理の処理フロー。 第二の実施形態の撮影可否PC処理の処理フロー。 第二の実施形態のエラー・サジェスチョン表示選択処理の処理フローである。 第二の実施形態のエラー・サジェスチョン表示画面例。 第三の実施形態のパラメータチェック処理の処理フロー。 第四の実施形態の合成可否判別処理の処理フロー。 第四の実施形態のエラー表示画面例。 本発明の実施形態のJobリンク例を説明するための図。
<<第一の実施形態>>
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。MRI装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の磁気共鳴イメージング(MRI)装置100の機能構成図である。本図に示すように、本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100は、被検体101を載せる寝台112と、静磁場を発生する磁石102と、該空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル103と、この領域に高周波磁場を発生するRF送信コイル104と、被検体101が発生する核磁気共鳴(MR)信号を受信するRF受信コイル105と、RF受信コイル105で検出されたMR信号を検出する信号検出部106と、信号検出部106で検出されたMR信号を処理するとともにMRI装置100全体の制御および各種情報処理を行う信号処理部107と、傾斜磁場コイル103を駆動させる電流を送る傾斜地場電源109と、RF送信コイル104に高周波磁場を発生させる信号を送出するRF送信部110と、システムの全体を撮影シーケンスに従って制御する制御部111と、被検体を載置する寝台112と、制御部111からの制御に従って寝台112を駆動させる寝台駆動部113と、入出力のインタフェースである入力部114および表示部115と、信号処理部107の処理に必要な各種のデータおよび処理の結果得られたデータを記憶する記憶部116と、を備える。
傾斜磁場コイル103は、x、y、zの3方向の傾斜磁場コイルで構成される。制御部111からの信号に応じて、傾斜磁場電源109から電流が傾斜磁場コイル103に供給され、互いに直交する傾斜磁場を発生する。それぞれの傾斜磁場により、スライス選択傾斜磁場、位相エンコード傾斜磁場、読み出し傾斜磁場が任意の方向に設定され、各MR信号に位置情報を付与する。また、本実施形態では、寝台駆動部113は制御部111から与えられる制御信号に応じて、少なくとも体軸方向(z方向)の寝台112の移動を制御する。
本実施形態のMRI装置100は、マルチステーション撮影の各ステーションで、複数回の撮影を行う、マルチステーション・マルチシーケンス撮影を行う。そして、各ステーションにおける各撮影シーケンスに用いられる撮影パラメータが変更された際、その可否を判断する。これらの処理を実現するため、本実施形態の信号処理部107は、シーケンス管理部と、撮影部と、画像再構成部と、パラメータチェック部と、を備える。
シーケンス管理部は、1回のマルチステーション・マルチシーケンス撮影で実行される撮影シーケンス(Job)をシーケンス管理テーブルで管理する。以下、本実施形態では、ステーション毎のJob群をTaskと呼び、全TaskのJob群、すなわち、1回のマルチステーション・マルチシーケンス撮影で実行される全Job群を検査と呼ぶ。また、本実施形態のマルチステーション・マルチシーケンス撮影では、各ステーションで撮影した画像を合成し、寝台112の移動方向の1枚の画像を得る撮影を含む。得られた画像を合成するJob群を、合成する単位毎に、グループと呼ぶ。これらのJob、Task、グループの関係を図2に示す。
本実施形態のシーケンス管理部は、シーケンス管理テーブルで、これらのJob群の、Task、グループの関係および用いる撮影シーケンスの種類を、それぞれにJobIDを付して管理する。図3は、本実施形態のシーケンス管理テーブル300の一例である。本図に示すように、本実施形態のシーケンス管理テーブル300には、JobID301、Task名302、グループ名303、Job名304、撮影シーケンス種305がそれぞれ格納される。シーケンス管理テーブル300は、記憶部116に記憶される。
撮影部は、シーケンス管理部が管理する検査内容に従って、Job毎に制御部111を制御し、撮影を実行する。予め定められた制御のタイムチャート(パルスシーケンス)に従って、制御部111に命令や信号を送り、傾斜磁場電源109、RF送信部110および信号検出部106の動作を制御させ、各Jobを実行する。Job実行時に、設定された撮影パラメータを用いる。なお、本実施形態では、マルチステーション撮影を行うため、撮影部は、制御部111に、寝台駆動部113も制御させ、撮影の実行に合わせて、予め定められた距離、寝台112を移動させる。
画像再構成部は、信号検出部106で検出した信号にFFT(高速フーリエ変換)などの処理を施し、公知の技術を用いて画像を再構成する。なお、本実施形態では、マルチステーション撮影を行うため、再構成後、同一グループのJobから得られた各ステーションの画像を合成し、例えば全身等の所望の範囲の画像を得る。
パラメータチェック部は、ユーザから入力部114を介して受け付けた撮影パラメータの適否を判断し、結果をユーザに提示するパラメータチェック処理を行う。パラメータチェック部は、撮影パラメータの適否を、撮影の可否の観点から判別する撮影可否判別部と、再構成された画像の合成の可否の観点から判別する合成可否判別部とを備える。パラメータチェック処理は、ユーザからの指示を受けた際、または、予め設定された撮影パラメータが変更された際に、マルチステーション・マルチシーケンス撮影開始前に、撮影パラメータが変更された全てのJobについて一括して行われる。また、合成可否判別部による適否の判別は、撮影可否判別部により、撮影が可能と判別された後に行われる。
なお、上記の各機能部による処理に用いられる各種のデータ、例えば、本実施形態のMRI装置100で実施可能な各種の撮影シーケンス、各撮影シーケンスで設定すべき撮像パラメータの種類、それぞれの撮像パラメータの許容範囲などは、記憶部116に予め格納される。撮影シーケンス毎の、各撮像パラメータの許容範囲が格納されるテーブルをパラメータ管理テーブルと呼ぶ。また、各機能部による処理中に生成される各種のデータも、記憶部116に格納される。
また、各Jobの撮影パラメータの値は、JobID301に対応づけて、それぞれ管理される。以後、変更前の各撮影パラメータの値を、初期値、ユーザから変更するものとして入力された撮影パラメータの値を、変更値と呼ぶ。また、撮影パラメータの初期値のうち、変更値の入力のあったものを変更値に置き換えた値群を、変更値セットと呼ぶ。なお、変更値セットは、入力された後、記憶部116において、一時ファイルに格納され、以下のパラメータチェック処理後、ユーザからの指示を受け、初期値と置き換えられる。撮影部は、初期値を用いて撮影を実行する。
以下、本実施形態のパラメータチェック部によるパラメータチェック処理の詳細について説明する。
図4は、本実施形態のパラメータチェック処理の処理フローである。以下では、ユーザから撮影パラメータの変更の指示を受け付けた場合、処理を開始するものとして説明する。なお、本処理は、上述のように、ユーザからパラメータチェック処理開始の指示を受け付けて、開始するよう構成してもよい。
ユーザは、撮影パラメータを変更するJobとともに、変更する撮影パラメータおよびその変更値を入力部114を介して入力し、所望のJobの所望の撮影パラメータの変更値の入力を終えると、変更の指示を行う。撮影可否判別部は、入力部114を介してユーザから変更の指示を受け付けると、受け付けた変更値で撮影が可能か否かを判別する撮影可否判別処理を行う(ステップS210)。ここでは、撮影可否判別部は、変更の指示を受け付けると、シーケンス管理部に問い合わせ、撮影パラメータが変更されたJob群を抽出し、各Jobについて、撮影の可否を判別する撮影可否パラメータチェック(PC)処理を行う(ステップS211)。ここで、撮影可否PC処理では、変更値が、予め定められた範囲内であるか否かを判別する(ステップS212)。範囲外の撮影パラメータがあれば、エラーとする。
撮影可否判別部は、エラーがあった場合、エラー表示処理を行い(ステップS213)、撮影を許可しないものとし、その旨、ユーザに表示し(ステップS214)、パラメータチェック処理を終了する。撮影の不許可の指示は、例えば、撮影不許可フラグなどを用い、実現する。一方、ステップS212において、エラーがない場合は、撮影可否判別処理が終了したことを合成可否判別部に伝える。
撮影可否判別部からの通知をうけた合成可否判別部は、合成可否判別処理を行う(ステップS220)。合成可否判別処理では、所定の撮影パラメータについて、所定のJob内で同一の値を有しているか否かを判別する共通値判別処理(ステップS221)と、マルチスライス撮影等において、グループ内のJob間でスライスの整合性があるか否かを判別するスライス整合性判別処理(ステップS222)と、合成を行うステーション間の画像に合成可能なオーバラップ(OL)量があるか否かを判別するOL量判別処理(ステップS223)と、を行う。
全ての処理において、エラーが無く合成可の結果が得られれば(ステップS224)、終了表示を行い(ステップS225)、パラメータチェック処理を終了する。終了表示では、合成可否判別部は、エラーが無いこと、および、初期値を変更値に置き換える最終的な指示を受け付ける画面を表示する。なお、ここでは、終了表示を行わず、初期値を変更値に置き換える処理のみでもよい。一方、ステップS224において、いずれかの処理において、合成不可の結果となった場合、エラー表示(ステップS226)を行い、パラメータチェック処理を終了する。なお、本実施形態の合成可否判別部では、エラーがある場合であっても、撮影は許可する。従って、エラー表示では、合成可否判別部は、いずれの処理でエラーとなったかの理由とともに初期値を変更値に置き換えるか、変更をキャンセルして初期値のままとするかの指示を受け付ける画面を表示する。また、本実施形態の合成可否判別処理は、エラーがある場合であっても、撮影を許可するため、共通値判別処理、スライス整合性判別処理、OL量判別処理の処理順は問わない。
以上が、本実施形態のパラメータチェック処理の概要である。次に、各処理の詳細について説明する。まず、本実施形態の撮影可否判別処理の処理手順について説明する。図5は、本実施形態の撮影可否判別部による撮影可否PC処理(ステップS211)である。
撮影可否判別部は、変更の指示を受け付けると、シーケンス管理部に問い合わせ、変更された撮影パラメータを含むJob群のJobID301を抽出する(ステップS2111)。撮影パラメータが変更されたJobの数をカウントする。ここでは、mとする(ステップS2112)。そして、mから1までの数字の降順に、抽出したJobIDと、Job毎の変更された撮影パラメータ(種別とその変更値)とを対応づけて、チェックリストを作成する(ステップS2113)。以後の処理において、それぞれm番目、m-1番目・・・1番目のJobと呼ぶ。次に、エラーカウンタeにJob数mを格納する(ステップS2114)。
その後、撮影処理判別部は、チェックリストのm番目のJobについて、シーケンス管理テーブル300から撮影シーケンスを、パラメータ管理テーブルから変更された撮影パラメータの許容範囲をそれぞれ抽出する(ステップS2115)。そして、撮影パラメータの変更値が、それぞれ許容範囲であるか否かを判別する(ステップS2116)。許容範囲外のものがある場合、エラー有りとし、全てが許容範囲内であれば、エラー無しとする。
エラーがある場合(ステップS2117)、チェックリストにエラーとなった撮影パラメータを格納し(ステップS2118)、ステップS2121に移行する。ここでは、チェックリスト内の判別の対象としたデータの撮影パラメータを、エラーとなった撮影パラメータのみに置き換えることにより、エラーとなった撮影パラメータをチェックリストに格納する。一方、エラー無しの場合(ステップS2117)、チェックリストから、判別の対象としたJobのデータをチェックリストから削除する(ステップS2119)。また、エラーカウンタeを1ディクリメントし(ステップS2120)、ステップS2121に移行する。
撮影パラメータが変更された全てのJobについて撮影可否PC処理を行ったかどうか判別する(m=1?)(ステップS2121)。全てのJobについて処理を終えていれば、処理を終了する。一方、未処理のJobがあれば、mを1ディクリメントし(ステップS2122)、ステップS2115へ戻る。
以上の手順で、撮影可否PC処理を終えると、撮影可否判別部は、エラーの有無をステップS212で判別する。ここでは、エラーカウンタeが0でれば、エラー無し、エラーカウンタeが1以上であれば、エラー有りと判断する。なお、エラーカウンタeを用いず、チェックリストにデータが残っているか否かで判別するよう構成してもよい。この場合は、チェックリストにデータが残っている場合は、エラー有り、残っていない場合はエラー無し、と判断する。
ステップS212でエラー有りと判断された場合、エラー表示処理213に移行する。図6は、エラー表示処理(ステップS213)の処理フローである。撮影可否判別部は、チェックリストを読み出し(ステップS2131)、JobIDから、リスト上の各データのTask名とJob名をシーケンス管理テーブルから抽出し、エラー表示画面を生成し、表示部115に表示させる(ステップS2132)。ここで、本実施形態のエラー表示画面は、いずれのJobでエラーが発生したかを表示する第一のエラー表示画面500と、各Jobのエラーとなった撮影パラメータを表示する第二のエラー表示画面510とを備える。
第一のエラー表示画面700の一例を図7(a)に示す。本図に示すように、第一のエラー表示画面700は、Task名表示領域701、Job名表示領域702、メッセージ表示領域703、を備え、撮影パラメータがエラーとなったJob群を、Task毎に表示する。Job名表示領域702は、第二のエラー表示画面として表示させるJobを特定する指示を受け付ける領域を兼ねる。すなわち、ユーザは、Job名表示領域702に表示されているJob名をクリック等の操作で指示することで、第二のエラー表示画面710として表示させるJobを特定することができる。なお、第一のエラー表示画面700では、Job名に加え、Jobで用いる撮影シーケンス種を表示するよう構成してもよい。メッセージ表示領域703には、例えば、上記のJobにおいて、撮影パラメータが許容範囲外であること、Job名をクリックすることにより、詳細な情報が得られることなどを表示する。
Jobを特定する指示をユーザから受け付けると、撮影可否判別部は、当該Jobの、エラーとなった撮影パラメータを、チェックリストから読み出し、第二のエラー表示画面710を表示させる(ステップS2133)。図7(b)は、第二のエラー表示画面710の一例である。第二のエラー表示画面710は、Jobを特定する情報(Task名およびJob名)を表示する領域711と、エラーとなった撮影パラメータの種別を表示する領域712と、第一のエラー表示画面700に戻る指示を受け付けるキャンセルボタン713と、を備える。ユーザは、本表示により、エラーとなっている撮影パラメータを知ることができ、その後の処理を決定することができる。
次に、本実施形態の合成可否判別処理(ステップS220)内の共通値判別処理(ステップS221)、スライス整合性判別処理(ステップS222)、OL量判別処理(ステップS223)の詳細な処理手順について説明する。以下、共通値判別処理、スライス整合性判別処理、OL量判別処理の順に処理を行う場合を例にあげて説明する。
合成可否判別部は、撮影可否判別部から処理終了の通知を受けると、変更値セットにおいて、複数のJob間で同一の値となるべき撮影パラメータが同一の値に設定されているかを確認する共通値判別処理を行う。図8は、本実施形態の合成処理判別部による共通値判別処理(ステップS221)の処理フローである。本実施形態では、1Task内のJob間、1グループ内のJob間、全Taskの全Job間で、それぞれ同一の値を有すべき撮影パラメータ(共通パラメータ)を、抽出し、それらが同一の値であるかをチェックする(ステップS2211)。例えば、1Task内のJob間で同一の値であるべき撮影パラメー種は、FOV、矩形率、位相エンコード方向、ベッドポジション、受信コイル、受信コイルモードなどである。また、1グループ内のJob間で同一の値であるべき撮影パラメータは、スライス面(撮像段面)、オブリーク角度などである。同一であるべき撮影パラメータ種は、予め記憶装置116に記憶される。
次に、これらの撮影パラメータ種に同一でない値がある場合、エラー有りとする(ステップS2212)。このとき、エラーとなった撮影パラメータと、当該撮影パラメータが同一であるべき範囲のJob群のJobIDとを共通値エラー表示リストに記録する(ステップS2213)。一方、エラーがない場合は、処理を終了し、スライス整合性判別処理(ステップS222)に移行する。
図9は、スライス整合性判別処理(ステップS222)の処理フローである。スライス整合性判別処理(S222)では、合成可否判別部は、まず、スライス整合性を判別すべき撮影シーケンスが含まれるか否かを判別する(ステップS2221)。例えば、各Jobがアキシャル面を対象とした撮影のみのものの場合、スライス整合性処理は不要である。この場合、処理を終了する。要否の条件は、予め記憶部116に記憶される。
一方、必要なJobが含まれている場合、スライス整合性のチェックを行う(ステップS2222)。ここでは、変更値セットにおいて、各グループ内のJob間で、撮影パラメータの中の、スライスインターバルとスライス枚数(または、スライス厚)の整合性を確認する。すなわち、両者が同じであるか、または、異なっているとしてもその差が許容範囲内であるか否かを判別し(ステップS2224)、これらを満たす場合、整合していると判別し、エラー無しとしてOL量判別処理(ステップS223)に移行する。一方、不整合と判別された場合は、エラーとし、不整合があったグループに属するJobIDをスライス整合エラー表示リストに追加(ステップS2225)してからOL量判別処理(ステップS223)に移行する。
図10は、OL量判別処理(ステップS223)の処理フローである。OL量判別処理(ステップS223)において、合成可否判別部は、グループ毎に、隣接するステーションの再構成画像のOL量が、合成可能な範囲であるか否かを判別する。判別の詳細な手順は、以下のとおりである。
まず、変更値セットを用い、各ステーションの撮影領域サイズhfFOV(ステーションの体軸方向における撮影領域)を算出する(ステップS2231)。hfFOVは、撮影断面によりその計算法が異なる。撮影断面がコロナル断面またはサジタル断面の場合、位相エンコード方向に応じて、異なる式で算出される。位相エンコード方向が体軸方向の場合は、以下の式(1)で算出される。
hfFOV=FOV×矩形率 (1)
また、位相エンコード方向が体軸と垂直な方向の場合、以下の式(2)で算出される。
hfFOV=FOV (2)
また、撮影断面がアキシャル断面の場合、以下の式(3)で算出される。
hfFOV=(スライス枚数-1)×スライスインターバル+スライス厚 (3)
そして、算出したhfFOVを用い、隣接するステーション間のOL量を計算する(ステップS2232)。図11は、隣接するステーション間のOL量算出を説明するための図である。OL量は、hfFOVとステーション位置とから算出する。ステーション位置とは、各ステーションのベッドポジション(体軸方向におけるFOVの中心を示す符号付き座標)である。なお、ベッドポジションは上述のように撮影パラメータの1つである。
以後、ステーション位置(ベッドポジション)をOCと記載する。隣接する2つのステーションをSTi、STi+1とし、それぞれのステーションSTi、STi+1のhfFOVおよびOCを、hfFOVi、hfFOVi+1、OCi、OCi+1とすると、OLは、以下の式(4)で算出される。なお、OCi、OCi+1は、符号付きの値である。
OL=(hfFOVi+hfFOVi+1)/2+OCi-OCi+1 (4)
次に、算出したOL量が、OLの推奨範囲(dOLMinからdOLMax)内に入っているか否かを判別する(ステップS2233)。ここで、推奨範囲dOLMinからdOLMaxは、合成画像の画質と検査時間とを考慮して、最少のOL量としてdOLMin、最大のOL量としてdOLMaxが定められる。dOLMinは、一定の画質を保障するために必須の最少OL量であり、dOLMaxは、これ以上のOL量の増加は、画質の向上というメリットに比べ検査時間が長引くというデメリットの方が大きくなると判断されるOL量である。dOLMinおよびdOLMaxは、予め定められ、記憶部116に記憶される。
そして、全てのグループについて、隣接するステーション間のOL量が、推奨範囲内であれば、OL量は適切と判別し、OL量判別処理を終了する。一方、推奨範囲外のOL量がある場合は、該当するグループの、隣接するJobのJobIDをOL量エラー表示リストに追加し(ステップS2234)、OL量判別処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、マルチステーション・マルチシーケンス撮影において、ユーザが撮影パラメータを変更すると、上述のパラメータチェック処理が行われ、その適否が撮影開始前に一括して判別される。適否の判別は、まず、撮影の可否の観点からなされ、撮影が可能と判別された場合、次に合成の可否の観点から判別される。
本実施形態では、撮影の可否の判別において、不適切と判別された場合、撮影を不許可とし、そのJobおよび撮影パラメータをユーザに提示する。従って、ユーザは表示を見て不適切な撮影パラメータを認識し、その値を再度変更することができる。このように、本実施形態によれば、多数の撮影シーケンスを実行するマルチステーション・マルチシーケンス撮影において、撮影パラメータが変更された場合、撮影開始前に一括してその可否が判別される。従って、撮影パラメータの変更後の撮影の可否の判別が容易である。また、撮影が可能な撮影パラメータが設定されるまで、撮影が実行されないため、エラーとなるような無駄な撮影が行われることがない。
また、本実施形態によれば、撮影の可否と合成の可否とを別個に判別し、さらに、合成の可否の判別は、撮影が可能と判別された場合のみ行われるため、無駄がない。
なお、本実施形態では、MRI装置100内の信号処理部107において、上記パラメータチェック処理を行うよう構成している。しかし、これに限られない。例えば、MRI装置100とは独立した情報処理装置であって、MRI装置100とデータの送受信が可能な情報処理装置において、本実施形態のパラメータチェック処理を行うよう構成してもよい。このとき、パラメータチェック処理に必要な各種のデータは、上記実施形態のようにMRI装置100の記憶部116に記憶してもよいし、情報処理装置が備える記憶装置に記憶してもよい。
また、第二のエラー表示画面710において、エラーとなった各撮影パラメータの表示と同時に、当該撮影パラメータをさらに変更する指示、表示されているJobの撮影パラメータを全て変更前の値に戻す指示等を受け付ける構成を表示するようにしてもよい。さらに、第一のエラー表示画面700において、エラーとなった撮影パラメータを含む全てのJobの撮影パラメータを変更前の値に戻す指示、および/または、全てのJobの撮影パラメータを変更前の値に戻す指示を受け付ける構成を表示してもよい。
<<第二の実施形態>>
次に、本発明を適用する第二の実施形態について説明する。本実施形態のMRI装置は、基本的に第一の実施形態と同様である。第一の実施形態では、パラメータチェック部において撮影可否判別部は、エラーがあった場合、エラーがあった旨の表示を行い、ユーザに変更を促している。しかし、本実施形態では、さらに、推奨する撮影パラメータの値を、サジェスチョンとしてユーザに提示し、サジェスチョンを選択可能なように構成する。以下、本実施形態について、第一の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。
図12は、本実施形態のパラメータチェック処理の処理フローである。ここでも、ユーザから撮影パラメータの変更の入力を受け付けた場合、処理を開始するものとする。以下、第一の実施形態と処理が同じステップは、同じ符号を付す。
入力部114を介して撮影パラメータの変更の指示を受け付けると、撮影可否判別部は、受け付けた変更値で撮影が可能か否かを判別する撮影可否判別処理を行う(ステップS210a)。ここでは、撮影可否判別部は、変更の指示を受け付けると、シーケンス管理部に問い合わせ、撮影パラメータが変更されたJob群を抽出し、各Jobについて、撮影の可否を判別する撮影可否パラメータチェック(PC)処理を行う(ステップS211a)。本実施形態の撮影可否PC処理では、変更値が予め定められた範囲内であるか否かを判別し、変更値が範囲外の撮影パラメータがあれば、エラーとするとともに、推奨値としてサジェスチョンを算出する。
撮影可否判別部は、エラーがある場合(ステップS212)、サジェスチョンとエラーとを表示するエラー・サジェスチョン表示選択処理を行い(ステップS213a)、その後、ユーザから入力部114を介してサジェスチョン等の選択を受け付ける。エラーとなった全ての撮影パラメータについて、サジェスチョン等への変更を受け付けたか否か、すなわち、エラーが解消したか否かを判別し(ステップS215)、全てのエラーが解消していれば、撮影可否判別処理を終了し、合成可否判別処理へ移行する。移行後の合成可否判別処理は、第一の実施形態と同様である。
一方、エラーとなった撮影パラメータの中に、サジェスチョン等の選択を受け付けないものがある場合は、撮影を許可しないものとし、その旨表示し(ステップS214)、パラメータチェック処理を終了する。
以下、第一の実施形態と異なる処理である、撮影可否PC処理(ステップS211a)およびエラー・サジェスチョン表示選択処理(ステップS213a)の詳細について説明する。
図13は、本実施形態の撮影可否PC処理の処理フローである。基本的に第一の実施形態の撮影可否PC処理と同様である。ただし、本実施形態では、変更された撮影パラメータが許容範囲外である場合、推奨値としてサジェスチョンを算出するサジェスチョン算出処理(ステップS2123)を備える。また、チェックリストに、エラーとなった撮影パラメータに対応づけてサジェスチョンを格納する(ステップS2124)。サジェスチョン算出処理では、撮影可否判別部は、撮影パラメータの許容範囲の中で、ユーザが入力した変更値に最も近い値をサジェスチョンとして算出する。その他の処理は、第一の実施形態の同符号の処理と同様である。
次に、エラー・サジェスチョン表示選択処理(ステップS213a)の詳細について説明する。図14は、本実施形態のエラー・サジェスチョン表示選択処理の処理フローである。
エラー・サジェスチョン表示選択処理では、撮影可否判別部は、まず、チェックリスト内のデータの有無を確認する(ステップS1401)。本実施形態では、サジェスチョンとして表示される推奨値等に変更された場合、チェックリストから削除されるからである。データがなければ、エラー・サジェスチョン表示選択処理を終了する。
データがある場合は、撮影可否判別部は、チェックリストを読み出し(ステップS1402)、JobIDから、リスト上の各データのTask名とJob名をシーケンス管理テーブルから抽出し、第一のエラー・サジェスチョン表示画面1500を生成し、表示部115に表示させる(ステップS1403)。表示される第一の画面エラー・サジェスチョン表示画面1500の一例を図15(a)に示す。第一の画面エラー・サジェスチョン表示画面1500は、基本的に第一の実施形態の第一のエラー表示画面700と同様であり、Task名表示領域1501、Job名表示領域1502、メッセージ表示領域1503、を備える。本実施形態の第一のエラー・サジェスチョン表示画面1500は、さらに、終了の指示を受け付ける終了ボタン1504を備える。
終了ボタン1504の押下を受け付けると(ステップS1404)、撮影可否判別部は、エラー・サジェスチョン表示選択処理を終了する。一方、Jobを特定する指示をユーザから受け付けると(ステップS1404)、当該Jobの、エラーとなった撮影パラメータの種別を、チェックリストから読み出し、表示させる(ステップS1405)。このとき、本実施形態では、さらに、サジェスチョンも読み出し、表示させる。図15(b)に、このとき表示される、第二の画面エラー・サジェスチョン表示画面1510一例を示す。本図に示すように、本実施形態の第二のエラー・サジェスチョン表示画面1510は、Jobを特定する情報を表示する領域1511と、エラーとなった撮影パラメータを表示する領域1512と、各撮影パラメータのサジェスチョンを表示する領域1513と、サジェスチョンとして表示されている推奨値に変更するか、変更前の値(初期値)に戻すかの指示を受け付ける変更指示受付領域1514と、選択確定の指示を受け付ける確定指示受付領域1515とを備える。確定指示受付領域1515には、変更指示受付領域1514を介して指示された値に変更する指示を受け付けるOKボタンと、第一のエラー・サジェスチョン表示画面に戻る指示を受け付けるキャンセルボタンとが表示される。
ユーザは、第二のエラー・サジェスチョン表示画面1510の表示を見ることにより、エラーとなっている撮影パラメータ、および、その推奨値であるサジェスチョンを知ることができる。そして、変更指示受付領域1514を介して指示を行うことにより、サジェスチョンに変更するか、または、変更前に値にもどすか、撮影パラメータ毎に指示をすることができる。撮影可否判別部は、確定指示受付表示領域1515を介して、変更、または、第一のエラー・サジェスチョン表示画面1500に戻るかの指示を受け付ける。
撮影可否判別部は、表示されているJobについて、推奨値または初期値に変更する指示を受け付けた場合(ステップS1406)、当該Jobの撮影パラメータの変更値を、それぞれ指示に従って変更し(ステップS1407)、当該Jobをチェックリストから削除する(ステップS1408)。また、エラーカウンタeを1でクリメントし(ステップS1409)、ステップS1401に戻る。
本実施形態の撮影可否判別処理(ステップS210a)において、エラー解消か否かの判別(ステップS215)は、チェックリストのデータの有無、または、エラーカウンタeの値により行う。すなわち、チェックリストにデータがなければ、または、エラーカウンタeの値が0であれば、エラーが解消したものと判別し、それ以外であれば、エラーは解消していないものと判断する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、エラーとなった撮影パラメータについて、許容範囲内の推奨値を得ることができる。これを選択することにより、容易に許容範囲内の値に設定することができる。従って、第一の実施形態で得られる効果に加え、さらに、撮影パラメータが変更された場合であっても、容易に、確実に撮影可能な撮影パラメータを設定することができる。
本実施形態においても、第一の実施形態と同様に、第二のエラー・サジェスチョン表示画面1510において、エラーとなった各撮影パラメータをさらに変更する指示を受け付ける構成を表示するようにしてもよい。さらに、第一のエラー表示画面1500において、エラーとなった撮影パラメータを全て変更前の値に戻す指示、および/または、全ての撮影パラメータを変更前の値に戻す指示を受け付ける構成を表示してもよい。
また、本実施形態では、エラーとなった撮影パラメータについて、ユーザが指示したJobのサジェスチョンを表示するよう構成しているが、これに限られない。例えば、エラー・サジェスチョン表示選択処理において、チェックリストから読み出し、エラーとなった撮影パラメータを、TaskおよびJob単位に、全てサジェスチョンととともに表示するよう構成してもよい。この場合、エラーとなった撮影パラメータを用いるJobを表示するステップ(ステップS1403)と、指示されたJobのエラーとなった撮影パラメータを表示するステップ(ステップS1405)の代わりに、エラーとなった撮影パラメータ全てをサジェスチョンとともに表示する処理を行うよう構成する。
さらに、全てのJobについて撮影パラメータの適否をチェック後、エラー・サジェスチョン表示処理を行うのではなく、撮影可否PC処理において、サジェスチョンを算出した際(ステップS2123)、チェックリストに格納すると同時に、表示し、ユーザからの指示を求めるよう構成してもよい。
<<第三の実施形態>>
次に本発明を適用する第三の実施形態について説明する。本実施形態のMRI装置は、基本的に第二の実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、撮影パラメータにエラーがあった場合、推奨値として算出したサジェスチョンに自動的に置き換える。以下、本実施形態について、第二の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。
図16は、本実施形態のパラメータチェック処理の処理フローである。ここで、ユーザから撮影パラメータの変更の入力を受け付けた場合、処理を開始するものとする。以下、第二の実施形態と同じ処理には同じ符号を付す。
入力部114を介して撮影パラメータの変更を受け付けると、撮影可否判別部は、受け付けた変更値で撮影が可能か否かを判別する撮影可否判別処理を行う(ステップS210b)。ここでは、撮影可否判別部は、変更の指示を受け付けると、シーケンス管理部に問い合わせ、撮影パラメータが変更されたJob群を抽出し、各Jobについて、撮影の可否を判別する撮影可否パラメータチェック(PC)処理を行う(ステップS211a)。
本実施形態の撮影可否PC処理では、変更値が予め定められた範囲内であるか否かを判別し、変更値が範囲外の撮影パラメータがあれば、エラーとするとともに、推奨値としてサジェスチョンを算出する。
撮影可否判別部は、エラーがある場合(ステップS212)、エラーとなった撮影パラメータの変更値をサジェスチョンとして算出した推奨値に置き換えるエラー・サジェスチョン置換処理を行い(ステップS216)、撮影可否判別処理を終了し、合成可否判別処理へ移行する。ステップS212でエラーがない場合は、撮影可否判別処理を終了し、合成可否判別処理へ移行する。移行後の合成可否判別処理(ステップS220)は、第一および第二の実施形態と同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、マルチステーション・マルチシーケンス撮影において、撮影パラメータを変更した際、許容外の値が入力された場合でも、撮影開始前に許容範囲の値に変更される。従って、必ず撮影が可能な撮影パラメータが設定され、撮影が失敗することがない。
なお、本実施形態では、撮影可否判別処理開始前に、撮影可否PC処理において、エラーとなった撮影パラメータがあった場合、変更値をサジェスチョン値に置き換えるか、初期値に置き換えるか、選択可能なよう構成してもよい。
<<第四の実施形態>>
次に、本発明を適用する第四の実施形態について説明する。本実施形態のMRI装置は、基本的に第一〜第三の各実施形態のいずれかの処理と同様であるが、合成可否判別部による合成可否判別処理が異なる。以下、第一〜第三の各実施形態と異なる、本実施形態の合成可否判別処理について説明する。
合成可否判別部は、第一〜第三の実施形態同様、共通値判別処理、スライス整合性判別処理、OL量判別処理を行う。しかし、上記各実施形態と異なり、本実施形態では、必ず、この順に処理を行い、また、処理毎に、エラー表示処理を行い、ユーザに処理を進めるか否かを問い合わせる。以下、本実施形態の合成可否判別部による合成可否判別処理について説明する。
図17は、本実施形態の合成可否判別処理の処理フローである。本実施形態では、合成可否判別部は、共通値判別処理を行う(ステップS231)。本処理の詳細は、上記各実施形態の共通値判別処理と同様である。そして、エラーの有無を判別する(ステップS232)、エラー有りと判別された場合、エラー表示処理を行う(ステップS233)。ここでは、共通値エラー表示画面として、共通値エラー表示リストに記録された情報と、エラーの発生した撮影パラメータでの撮影を許可するか否かの意思をユーザから受け付けるボタンとを表示する。
図18(a)に共通値エラー表示画面1810の一例を示す。本図に示すように、本実施形態の共通値エラー表示画面1810は、メッセージ表示部1811と、エラーとなったJob群を特定する情報および撮影パラメータを表示するエラー情報表示部1812と、撮影の可否の意思を受け付けるボタン部1813とを備える。ボタン部1813を介して許可するとの指示を受け付けた場合(ステップS234)、処理を継続し、ステップS241へ移行する。一方、不許可の意思を受け付けた場合(ステップS234)、ステップS260へ進み、撮影を不可と設定し、合成可否判別処理を終了する。
次に、合成可否判別部は、スライス整合性判別処理を行う(ステップS241)。本処理の詳細は、上記各実施形態のスライス整合性判別処理と同様である。そしてエラーの有無を判別する(ステップS242)。エラー有りと判別された場合、エラー表示処理を行う(ステップS243)。ここでは、スライス整合性エラー表示画面として、スライス整合性エラー表示リストに記録された情報と、ユーザからのエラーの発生した撮影パラメータでの撮影を許可するか否かの意思を受け付けるボタンとを表示する。
図18(b)にスライス整合性エラー表示画面1820の一例を示す。本図に示すように、本実施形態のスライス整合性エラー表示画面は、メッセージ表示部1821と、エラーとなったグループを特定する情報および撮影パラメータを表示するエラー情報表示部1822と、撮影の可否の意思を受け付けるボタン部1823とを備える。ボタン部1823を介して許可するとの指示を受け付けた場合(ステップS244)、処理を継続し、ステップS251へ移行する。一方、不許可の意思を受け付けた場合(ステップS244)、ステップS260へ進み、撮影を不可と設定し、合成可否判別処理を終了する。
次に、合成可否判別部は、OL量判別処理を行う(ステップS251)。本処理の詳細は、上記各実施形態のOL量判別処理と同様である。そしてエラーの有無を判別する(ステップS252)。エラー有りと判別された場合、エラー表示処理を行う(ステップS253)。ここでは、OL量エラー表示画面として、OL量エラー表示リストに記録された情報と、ユーザからのエラーの発生した撮影パラメータでの撮影を許可するか否かの意思を受け付けるボタンとを表示する。
図18(c)にOL量エラー表示画面1830の一例を示す。本図に示すように、本実施形態のOL量エラー表示画面1830は、メッセージ表示部1831と、エラーとなったグループを特定する情報を表示するエラー情報表示部1832と、撮影の可否の意思を受け付けるボタン部1833とを備える。ボタン部1833を介して許可するとの指示を受け付けた場合(ステップS254)、終了表示を行い(ステップS261)、処理を終了する。終了表示では、上記各実施形態同様、初期値を変更値に置き換える最終的な指示を受け付ける画面を表示する。
一方、不許可の意思を受け付けた場合(ステップS234)、ステップS260へ進み、撮影を不可と設定し、その旨表示し(ステップS260)、合成可否判別処理を終了する。
なお、撮影を不可とした場合、撮影パラメータを再度変更可能な表示を行うよう構成してもよい。撮影パラメータが変更された場合、撮影可否判別処理が行われる。
また、本実施形態では、各処理において、エラーとなった場合、撮影の可否をユーザに問うよう構成しているが、これに限られない。例えば、共通値判別処理でエラーがない場合のみ、次のスライス整合性判別処理を行い、スライス整合性判別処理でエラーがない場合のみ、次のOL量判別処理を行うよう構成し、各処理でエラーがあった場合は、撮影の可否を問うことなく、撮影不可と設定するよう構成してもよい。
この場合、先の共通値判別処理で各Task内のJob間でFOVが統一されているため、スライス整合性判別処理およびOL量判別処理は、グループ内のJob間ではなく、Task単位で行うよう構成してもよい。Task単位とすることにより、処理の高速化を図ることができる。
さらに、各処理において、エラー表示処理(ステップS233,S243,S253)において、推奨値を表示するよう構成してもよい。推奨値は、各処理内で、エラーと判別した際、算出する。例えば、共通値判別処理では、同一の値を持つべきJob群内で、処理時点で最も多い値を推奨値とする。また、スライス整合性判別処理では、一致させるべきJob群内で、処理時点で最も多い値を推奨値とする。OL量判別処理では、OL量の推奨範囲内で、エラーとなった撮影パラメータの値に最も近い値を推奨値とする。
以上説明したように、本実施形態によれば、合成が不可と判別された場合、撮影を不可とすることができるため、確実に高画質の合成画像を得ることができる。従って、上記各実施形態で得られる効果に加え、合成画像の品質も高めることができる。また、合成の可否を判断するにあたり、先の判別処理でエラーが発生した場合、撮影を不可として以下の判別処理を行わず処理を終了させることもできるため、無駄な処理を行わなくて済む。従って、処理効率が向上する。
また、上記各実施形態によれば、全身MRIのように、複数のステーションに分けて撮像するマルチステーション・マルチシーケンス撮影において、撮影パラメータの不備による撮影途中での停止を防止することができる。このため、検査時間を短縮させることができ、また、操作が簡便であるため、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、上記実施形態では、マルチステーション・マルチシーケンス撮影を例にあげて説明したが、マルチステーション・シングルシーケンス撮影であっても、上記各実施形態の手法はそのまま適用できる。
また、上記各実施形態では、撮影パラメータの変更は、それぞれのJob内にのみ影響を及ぼすものとして記載しているが、前提は、これに限られない。例えば、予め、同じ撮影シーケンスで、同じ撮影パラメータを用いることが決められているJob群を特定し、その中の1のJobにおいて、撮影パラメータが変更されたら、当該Job群内の全ての同じ撮影パラメータを変更するよう構成してもよい。この場合、関連するJob群を対応付ける情報(リンク情報)を予め記憶部116に格納しておく。
図19は、各リンク例を説明するための図である。図19(a)は、1のTask内で関連Job群が構成されている例であり、図19(b)は、Taskを越えて関連Job群が構成されている例であり、図19(c)は、1のTask内およびTask間の両方で関連Job群が構成されている例である。各図において、点線191、192、193で結ばれているJobが、関連Jobである。いずれの図においても、太枠で囲まれているJobの中で、撮影パラメータが変更された場合、全ての関連Job群において、同じ撮影パラメータが変更される。
なお、上記各実施形態では、撮影可否の判別後、合成の可否を判別しているが、必ずしも合成の可否は判別しなくてもよい。例えば、離れた部位の転移性腫瘍を精査する検査などでは、異なる撮像部位(ステーション)を同じ撮像シーケンスで行う。しかし、両画像を合成する必要はない。例えば、パラメータチェック処理の開始時に、撮影可否の判別のみ行うか、合成の判別まで行うかを選択可能なように構成し、選択に応じて処理を行うよう構成してもよい。
また、上記各実施形態では、ユーザから撮影パラメータ変更の指示を受け、撮影パラメータが変更された全てのJobを対象として、パラメータチェック処理を行っているが、これに限られない。例えば、パラメータ変更の指示とは別に、パラメータチェック開始の指示を受けた場合に処理を行うよう構成してもよい。また、撮影パラメータが変更された全てのJobではなく、ユーザから指示のあったJobについてのみ、パラメータチェックを行うよう構成してもよい。
以上の各実施形態では、MRI装置において、パラメータチェックの対象を自動的に決定するプロセスを追加することにより、従来法では煩雑であった複数Jobのパラメータチェックを一括して実施できる。更に、撮影を行う前に画像の合成可否の判別ができるので、撮影の失敗を防ぐことができる。さらに、撮影パラメータの変更を簡便化させているので、撮影時間を短縮でき、装置の回転率を高めることができる。また、オペレータの負担を軽減することができる。
100 MRI装置、101 被検体、102 静磁場磁石、103 傾斜磁場コイル、104 RF送信コイル、105 RF受信コイル、106 信号検出部、107 信号処理部、109 傾斜磁場電源、110 RF送信部、111 制御部、112 寝台、113 寝台駆動部、114 入力部、115 表示部、116 記憶部、300 シーケンス管理テーブル、301 JobID、302 Task名、303 グループ名、304 Job名、305 撮影シーケンス種、700 第一のエラー表示画面、701 Task名表示領域、702 Job名表示領域、703 メッセージ表示領域、711 第二のエラー表示画面、711 Job表示領域、712 撮影パラメータ種別表示領域、713 キャンセルボタン、1500 第一のエラー・サジェスチョン表示画面、1501 Task名表示領域、1502 Job名表示領域、1503 メッセージ表示領域、1504 終了ボタン、1511 第二のエラー・サジェスチョン表示画面、1511 Job表示領域、1512 撮影パラメータ種別表示領域、1513 サジェスチョン表示領域、1514 変更指示受付領域、1515 確定指示受付領域、1810 共通値エラー表示画面、1811 メッセージ表示部、1812 エラー情報表示部、1813 ボタン部、1820 スライス整合性エラー表示画面、1821 メッセージ表示部、1822 エラー情報表示部、1823 ボタン部、1830 OL量エラー表示画面、1831 メッセージ表示部、1832 エラー情報表示部、1833 ボタン部

Claims (9)

  1. マルチステーション撮影を行う磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記マルチステーション撮影の各ステーションにおいて実行される撮影を管理する撮影管理部と、
    前記撮影管理部に管理される撮影毎に、当該撮影に用いられる撮影パラメータ値の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部を介して新たな撮影パラメータ値が入力された各撮影について、前記入力された新たな撮影パラメータ値の適否を判別する撮影可否判別部と、
    前記撮影可否判別部で不適と判別された撮影パラメータ値がある撮影について、当該撮影を特定可能な情報および前記不適と判別された撮影パラメータ値をエラーとして表示するエラー表示部と、を備えること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記撮影可否判別部により、不適切と判別された撮影パラメータ値がない場合、前記新たに入力された撮影パラメータ値を用いてステーション間の画像の合成の可否を判別する合成可否判別部をさらに備え、
    前記エラー表示部は、前記合成可否判別部において合成不可と判別された場合、前記合成不可と判別された隣接する両ステーションを特定可能な情報とともに合成不可を意味する情報を表示すること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記合成可否判別部は、
    予め定められた撮影間で同一の値をもつべき撮影パラメータが当該撮影間で同一の値を有するか否かを判別する共通値判別部と、
    ステーション間でスライスが整合する必要がある撮影について、スライスの整合性を判別するスライス整合性判別部と、
    再構成した画像を合成する撮影群について、隣接するステーション間のオーバラップ量が所定の範囲内であるか判別するオーバラップ判別部と、を備え、
    前記エラー表示部は、
    前記共通値判別部で判別した撮影パラメータについて異なる値を有する撮影パラメータがある場合、当該撮影パラメータと、当該撮影パラメータが同一であるべき撮影を特定可能な情報とを表示し、前記スライス整合性判別部でスライスに不整合がある場合、不整合の発生した撮影を特定可能な情報を表示し、前記オーバラップ部でオーバラップ量が前記所定の範囲外である場合、範囲外である隣接する両ステーションを特定する情報を表示すること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記スライス整合性判別部は、前記共通値判別部が同一の値を有すると判別した場合、前記スライスの整合性を判別する処理を行い、
    前記オーバラップ判別部は、前記スライス整合性判別部が前記スライスの整合性を判別する必要がある撮影について全てのスライスが整合すると判別した場合、前記隣接するステーション間のオーバラップ量が所定の範囲内であるか判別する処理を行うこと、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記撮影可否判別部は、
    不適と判別された前記撮影パラメータ値について、当該撮影パラメータ値の許容範囲の中で前記入力された撮影パラメータ値に最も近い値を推奨値として算出する推奨値算出部と、
    オペレータからの指示に従って、前記不適切と判別された撮影パラメータ値を前記推奨値に置き換える置換部と、を備え、
    前記エラー表示部は、前記推奨値をさらに表示すること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記撮影可否判別部は、
    不適切と判別された撮影パラメータ値について、当該撮影パラメータ値の許容範囲の中で前記入力された撮影パラメータ値に最も近い値を算出し、当該算出した値に置き換える置換部を備えること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記撮影可否判別部において、不適と判別された撮影パラメータ値がない場合、前記入力された新たな撮影パラメータ値を撮影に用いる撮影パラメータとして設定する撮影パラメータ設定部をさらに備えること、
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  8. マルチステーション撮影を行う際に用いられる撮影パラメータ値を前記マルチステーション撮影実行開始前に設定する撮影パラメータ設定支援方法であって、
    所望の撮影パラメータ値の入力を受け付ける入力受付ステップと、
    前記マルチステーション撮影で実行される全撮影の中から、撮影パラメータ値が新たに入力された撮影を特定する撮影特定ステップと、
    前記撮影特定ステップにおいて特定された各撮影について、新たに入力された撮影パラメータ値の適否を判別する撮影可否判別ステップと、
    前記撮影可否判別ステップにおいて、不適と判別された撮影パラメータ値がある撮影について、当該撮影を特定可能な情報および前記不適と判別された撮影パラメータ値をエラーとして表示する表示ステップと、を備えること、
    を特徴とする撮影パラメータ設定支援方法。
  9. 請求項8に記載の撮影パラメータ設定支援方法であって、
    前記撮影可否判別ステップにおいて、不適と判別された撮影パラメータ値がない場合、前記新たに入力された撮影パラメータ値を用いてステーション間の画像の合成の可否を判別する合成可否判別ステップと、
    前記合成可否判別部において合成不可と判別された場合、前記合成不可と判別された隣接する両ステーションを特定可能な情報とともに合成不可を意味する情報を表示する合成可否表示ステップと、をさらに備えること、
    を特徴とする撮影パラメータ設定支援方法。
JP2010516854A 2008-06-09 2009-06-09 磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法 Active JP5506675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010516854A JP5506675B2 (ja) 2008-06-09 2009-06-09 磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008150646 2008-06-09
JP2008150646 2008-06-09
PCT/JP2009/060501 WO2009151041A1 (ja) 2008-06-09 2009-06-09 磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法
JP2010516854A JP5506675B2 (ja) 2008-06-09 2009-06-09 磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009151041A1 true JPWO2009151041A1 (ja) 2011-11-17
JP5506675B2 JP5506675B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=41416748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010516854A Active JP5506675B2 (ja) 2008-06-09 2009-06-09 磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8742756B2 (ja)
JP (1) JP5506675B2 (ja)
WO (1) WO2009151041A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019005612A (ja) * 2013-10-01 2019-01-17 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102596027B (zh) * 2010-11-01 2014-08-27 株式会社东芝 磁共振成像装置以及磁共振摄像方法
JP6073576B2 (ja) 2011-05-31 2017-02-01 東芝メディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置
DE102014211586B3 (de) * 2014-06-17 2015-10-22 Siemens Aktiengesellschaft Verwendung von Abhängigkeitsdatensätzen bei der Bereitstellung und/oder Überprüfung von MR-Messsequenzen

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05176911A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
JPH1147109A (ja) * 1997-07-29 1999-02-23 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd スキャンパラメータ設定方法及びmri装置
JP2003210433A (ja) * 2001-11-21 2003-07-29 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 医療画像に対する指示と処理を行うワークフローを管理する方法と装置
WO2006135003A1 (ja) * 2005-06-15 2006-12-21 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置
WO2006134958A1 (ja) * 2005-06-14 2006-12-21 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置及び方法
JP2007111112A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像診断装置
JP2007181659A (ja) * 2005-12-08 2007-07-19 Hitachi Medical Corp 画像処理装置、磁気共鳴イメージング装置及び画像処理方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7081750B1 (en) * 2000-05-11 2006-07-25 Fonar Corporation Dynamic real-time magnetic resonance imaging sequence designer
WO2006118110A1 (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置および方法
EP1884190A1 (en) * 2005-04-28 2008-02-06 Hitachi Medical Corporation Magnetic resonance imaging apparatus
JP5176911B2 (ja) 2008-12-01 2013-04-03 日産自動車株式会社 セタン価判定装置
US9157979B2 (en) * 2011-05-02 2015-10-13 Toshiba Medical Systems Corporation Efficient multi-station MRI
JP5931406B2 (ja) * 2011-11-09 2016-06-08 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05176911A (ja) * 1991-12-27 1993-07-20 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
JPH1147109A (ja) * 1997-07-29 1999-02-23 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd スキャンパラメータ設定方法及びmri装置
JP2003210433A (ja) * 2001-11-21 2003-07-29 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 医療画像に対する指示と処理を行うワークフローを管理する方法と装置
WO2006134958A1 (ja) * 2005-06-14 2006-12-21 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置及び方法
WO2006135003A1 (ja) * 2005-06-15 2006-12-21 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置
JP2007111112A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像診断装置
JP2007181659A (ja) * 2005-12-08 2007-07-19 Hitachi Medical Corp 画像処理装置、磁気共鳴イメージング装置及び画像処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019005612A (ja) * 2013-10-01 2019-01-17 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5506675B2 (ja) 2014-05-28
WO2009151041A1 (ja) 2009-12-17
US20110074418A1 (en) 2011-03-31
US8742756B2 (en) 2014-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8217648B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and scanning-condition setting method
US7924007B2 (en) Method for automatic coil selection in a magnetic resonance apparatus
RU2633283C2 (ru) Система магнитно-резонансного обследования с предпочтительными настройками на основе интеллектуального анализа данных
JP5506675B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および撮影パラメータ設定支援方法
CN101347330A (zh) 磁共振成像装置、设置辅助装置及设置辅助方法
US20120143040A1 (en) Patient communication and monitoring in magnetic resonance imaging systems
US20080075341A1 (en) Image storage apparatus
JP5897415B2 (ja) 磁気共鳴装置およびプログラム
CN102327117A (zh) 用于建立磁共振图像的方法和相应构造的磁共振设备
CN112292606A (zh) 在磁共振成像中跟踪图像质量
US7973530B2 (en) MRI display with contrast navigation window
WO2012060373A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴撮像方法
US9795318B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance imaging method
CN105203977A (zh) 确定磁共振装置的序列协议
CN103932706A (zh) 磁共振成像扫描方法及装置
JP2023512509A (ja) 自動スキャン検査
JP5971684B2 (ja) 磁気共鳴撮像装置
CN111096747A (zh) 在磁共振成像中选择测量线圈的方法和磁共振设施
US9671480B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
CN110090034A (zh) 控制装置、放射线摄像系统、控制方法和存储介质
JP5337383B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び位置決め方法
JP5283866B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2009000398A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5484272B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および受信コイル接続状態の確認方法
JP2856479B2 (ja) 磁気共鳴診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120528

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5506675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250