JPWO2009133599A1 - 無線通信システムにおける接続処理方法並びに無線基地局及び無線端末 - Google Patents

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Abstract

無線通信システムにおいて、無線基地局(10)は、第1の接続処理に従って接続要求してきた無線端末(20)に対して接続を許可しない場合に、前記無線端末(20)がその後に接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御する。

Description

本件は、無線通信システムにおける接続処理方法並びに無線基地局及び無線端末に関する。本件は、無線端末がランダムアクセスにより無線基地局との接続確立を要求する無線通信システムに用いられる場合がある。
携帯電話などの無線端末(移動局)を含む無線(移動)通信システムでは、現在、code division multiple access(CDMA)方式による第3世代移動通信方式がサービスを開始している。一方、より高速な通信を可能とする、次世代移動通信方式も検討されている。3rd Generation Partnership Project(3GPP)においては、Long Term Evolution(LTE)として次世代移動通信方式の検討が行なわれている。
移動通信システムにおいては、無線基地局(evolved Node B:eNB)と移動局(User Equipment:UE)とが通信を開始するにあたって、UEがeNBに対して送信を開始する際に用いられるチャネルが用意される。3GPPにおいては、このチャネルをランダムアクセスチャネル(RACH)と呼び、RACHによる通信開始手順をランダムアクセス(RA)と呼ぶ。
RACHには、eNBがUEからの送信を識別するための最小限の情報が含まれる。また、RACHは、通信開始時に使用され、以降は個別チャネル(または共有チャネル)が使用されるため、複数のUEが同時に使用しなければ、UE同士で共通に使用することができる。そのため、RACHには、シグネチャ(あるいはプリアンブル)と呼ばれる識別子を適用し、これによりeNBがRACHで同時に送信してくるUEを識別できるようにしている。
UEがRAを実行する契機としては、例えば、初回送信(発信)時、eNBから着信があった時(ダウンリンク(DL)データの発生時)、ハンドオーバ時、接続解除後の復帰時(中断した通信の再開時)などがある。なお、eNBからUEへの方向の無線リンクがダウンリンク(DL)であり、その逆の方向の無線リンクがアップリンク(UL)である。
ここで、初回送信時や接続解除後の復帰時など、eNBで存在が管理できていないUEには、排他的に使用可能な個別のシグネチャが割り当てられていない場合がある。そのようなUEは、予め用意されている複数(例えば64種類)のシグネチャの中からランダムに一つを選んでRAを行なう。したがって、低い確率ではあるが、複数のUEが同時に同じシグネチャを用いてRAを行なうことが起こり得る。このようなRA方法をcontention based random access procedure(コンテンションベースRA手順)という。
この場合に、eNBは、競合するシグネチャ(UE)の解決(選択)を行ない、選択したUEへ応答を行なう。UEは、eNBから受信した前記応答を基に、自身がeNBに選択されたかどうかを判断する。eNBに選択されたUEは、eNBとの通信(RA手順)を継続して、eNBとの間の無線チャネル設定などを行なう。eNBに選択されなかったUEは、一定時間経過後などに、RAを再実行する。
なお、UEが接続先のeNBを切り替えるハンドオーバを実行する場合にこのようなシグネチャの衝突が発生すると、接続の瞬断や、場合によっては通信が切断される。そのため、LTEでは、ハンドオーバを行なうUEには、予め個別のシグネチャを割り当てることが提案されている。このようなRA方法を、non-contention based random access procedure(非コンテンションベースRA手順)と呼ぶ。
3GPP TR25.913 V7.3.0(2006-03) 3GPP TS36.300 V8.4.0(2008-03)
コンテンションベースRAを実行したUEが接続確立対象としてeNBに選択されても、当該UEは、eNBから接続を許可されない場合がある。例えば、通信トラヒックが多い場合などに、eNBは、新規のUEの接続を拒否したり、保留したりすることがある。
このような場合、UEは、例えば一定時間後にeNBに対する接続処理(RA)を再実行することができるが、eNBは、以前のRA手順の過程で選択したUEを管理していない。そのため、従来技術では、過去のRA手順でeNBに選択されたUEは、選択されなかった他のUEと同等の条件(手順)で接続処理(RA)を実行することができるに留まる。
本件の目的の一つは、無線端末が無線基地局との接続を確立するまでの時間を短縮することにある。
なお、前記目的に限らず、後述する実施の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
例えば、以下の手段を用いる。
(1)無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける接続処理方法において、前記無線基地局は、第1の接続処理に従って接続要求してきた無線端末に対して接続を許可しない場合に、前記無線端末がその後に接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御する、接続処理方法を用いることができる。
(2)無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける前記無線基地局において、第1の接続処理に従って接続要求してきた無線端末に対して接続を許可しない場合に、前記無線端末がその後に接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御する制御部、をそなえた無線基地局を用いることができる。
(3)無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける無線端末において、第1の接続処理に従った接続要求に対して前記無線基地局から接続が許可されない場合に、その後に前記無線基地局へ接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理が適用される制御を前記無線基地局から受ける制御部、をそなえた無線端末を用いることができる。
開示の技術によれば、無線端末が無線基地局との接続を確立するまでの時間を短縮することが可能である。
コンテンションベースRA手順の一例を示すシーケンス図である。 非コンテンションベースRA手順の一例を示すシーケンス図である。 第1実施形態の無線(移動)通信システムの一例を示すブロック図である。 第1実施形態の無線通信システムの動作(RA手順)の一例を説明するシーケンス図である。 第1実施形態の無線基地局(eNB)のRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第1実施形態の無線端末(UE)のRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第2実施形態のeNBのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第2実施形態のUEのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第3実施形態のeNBのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第3実施形態のUEのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第4実施形態のeNBのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第4実施形態のUEのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第5実施形態の無線通信システムのRA手順の一例を説明するシーケンス図である。 第5実施形態のeNBのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第5実施形態のUEのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第6実施形態のeNBのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第6実施形態のUEのRA手順の一例を説明するフローチャートである。 第7実施形態のeNBのRA手順の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 無線基地局(eNB)
11 送受信アンテナ
12 送信機
13 受信機
14 制御部
141 RNTI管理部
142 プリアンブル管理部
143 輻輳監視部
144 通信管理部
20 無線端末(UE)
21 送受信アンテナ
22 送信機
23 受信機
24 制御部
241 RNTI管理部
242 プリアンブル管理部
244 通信管理部
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。
〔1〕第1実施形態
まず、既述のコンテンションベースRA手順と、非コンテンションベースRA手順と、について、図1及び図2を用いて説明する。図1がコンテンションベースRA手順、図2が非コンテンションベースRA手順の一例をそれぞれ示している。
(1.1)コンテンションベースRA手順
図1に例示するコンテンションベースRA手順では、UEは、予め用意されている複数のシグネチャの中から使用するシグネチャをランダムに選択し、選択したシグネチャを含むメッセージ(Msg1:RAプリアンブル)を、RACHにてeNBへ送信する。
eNBは、UEから送信されたRAプリアンブル(シグネチャ)を受信すると、それに対するRA応答(Msg2)を返す。このRA応答は、例えばDLの共有チャネルを用いて送信される。また、このRA応答には、eNBが受信(判別)できた1又は複数のシグネチャ、当該シグネチャに対応するULの共有チャネルの送信許可、以降のRA通信の対象(UE)を識別するために一時的に割り当てる識別子、などを含めることができる。この識別子は、temporary-connection radio network temporary identifier(T-CRNTI)と呼ばれる。
UEは、eNBからRA応答(Msg2)を受信すると、その受信情報に前記RAプリアンブル(Msg1)で送信したシグネチャが含まれるか否かを確認する。含まれる場合には、UEは、当該RA応答に含まれる、自身が送信したシグネチャに対応する送信許可に基づいて、ULのメッセージ(Msg3)の送信(Scheduled Transmission)を行なう。このメッセージ(Msg3)には、UEの識別番号の一例としてのtemporary mobile subscriber identity(TMSI)などを含めることができる。
ここで、前記RAプリアンブル(Msg1)で、UEは、ランダムに選択したシグネチャを用いるため、複数のUEが、同時に同じシグネチャを用いてRAプリアンブル(Msg1)をeNBに送信してしまう場合が起こり得る。
その場合、eNBでは、それらのUEを判別できないが、UEが前記Scheduled Transmission(Msg3)で送信した識別番号(TMSI)を受信することで、どのUE20間でシグネチャの競合が発生したかを認識して競合解決することが可能になる。eNBは、競合解決により選択したUEに対して、応答(Msg4)を返す。この応答(Msg4)はContention Resolutionと呼ばれる。
この応答(Msg4)を受信したUEは、eNBとの通信を継続する。その際、UEは、前記T-CRNTIをcell-RNTI(C-RNTI)として以降の通信で使用する。一方、eNBで選択されずMsg4を受信できなかったUEは、上述したRA手順を最初からやり直す(Msg1を再送信する)ことになる。
(1.2)非コンテンションベースRA手順
これに対して、図2に例示する非コンテンションベースRA手順では、UEがシグネチャをランダムに選択するのではなく、eNBが、UEに個別のシグネチャを選択して、予めUEに通知(割当)する(Msg0:Random Access(RA) Preamble Assignment)。
UEは、この通知(Msg0)によりeNBから割り当てられた個別シグネチャを用いて、eNBに対してRAを実行する。即ち、UEは、予め割り当てられた個別シグネチャ含むメッセージ(Msg1:RAプリアンブル)をRACHにてeNB宛に送信する。
eNBは、当該RAプリアンブル(Msg1)をUEから受信すると、UL通信のための同期信号や個別シグネチャに対応するUL送信許可などとともに、当該RAプリアンブルに対するRA応答(Msg2)をUEに返信する。
このように、非コンテンションベースRA手順では、RAプリアンブルの送信に用いるシグネチャがUEに予め割り当てられるから、UEは、コンテンションベースRA手順の場合よりも早期にeNBとの接続を確立することが可能である。eNBが、UEの存在を事前に認識(管理)していれば、UEへの送信からRA手順を開始することができるから、非コンテンションベースRA手順の適用が可能である。
ところで、図1に例示したコンテンションベースRA手順では、既述のように、UEは、eNBに接続確立対象として選択されてもeNBの都合によってeNBとの接続を確立できない場合がある。例えば、eNBに輻輳が発生しているような場合である。
このような場合、eNBは、UEに対して、前記Msg4として接続を許可しない(拒否又は保留)ことを意味するメッセージ“radio resource control(RRC) connection reject”を通知する。このメッセージには、RAを再実行すべきタイミング(待機時間)に関する情報を含めることができる。
したがって、このRRC connection reject(Msg4)を受信したUEは、前記待機時間経過後にRAを再実行することができる。ただし、当該UEは、eNB10で選択されたにも関わらずeNB10の都合で接続できなかったのであるから、判別されなかった他のUEと同等の条件でRA(接続処理)を行なう(最初からやり直す)のは公平性に欠ける。
そこで、本例では、第1の接続処理(方式)の一例としてのコンテンションベースRA手順に従って接続要求をeNBに行なったが接続を許可されなかったUEが、その後にeNBに接続要求を行なう際に、第1の接続処理(方式)とは異なる第2の接続処理(方式)を適用するように制御する。
例えば、eNBが、判別できたUEに対して、接続を拒否又は保留することを通知する際に、当該UEが優先的な接続制御を受けることができることを示す情報(優先情報)を通知する(割り当てる)。この優先情報の一例としては、1〜数ビットのフラグ情報、個別シグネチャ、ULの送信許可、ULの無線リソースの割当情報、時間(タイミング)情報などを適用することができる。UEは、eNBから受信した前記優先情報を基に接続処理(RA)を実行する。つまり、UEは、前記優先情報の通知(割当)をeNBから受けることで、eNBから前記制御を受けることになる。
換言すると、eNB10は、第1の情報の一例としてのランダムシグネチャに基づく接続要求を行なってきたUE20に対して接続を許可しない場合に、その後にUE20がeNB10への送信を行なう際に前記ランダムシグネチャに基づく場合よりも接続許可されやすい接続手順が適用される第2の情報の一例としての前記優先情報を、UE20に割り当てる。そして、当該UE20は、eNB10に対して、前記割り当てられた第2の情報に基づく送信を行なう。さらにいえば、前記第2の情報は、前記第1の情報よりも他のUE20との競合発生確率の低い情報とすることで、前記接続許可されやすい接続手順の適用が可能となる。
これにより、eNBに接続を許可されなかったUEがその後に接続処理(RA)を実行する場合、そのUEは、他のUEに優先して早期にeNBとの接続を確立することが可能となる。したがって、接続の遅延や切断の発生を削減することが可能となる。
以下、具体的な実施例について、図3〜図6を参照しながら説明する。
(1.3)システム構成例
図3は、第1実施形態に係る無線(移動)通信システムの一例を示すブロック図である。この図3に例示するシステムは、無線基地局の一例としてのeNB10と、eNB10の無線エリアにおいて無線リンクを介してeNB10と通信する、無線端末(移動局)の一例としてのUE20と、をそなえる。
この図3では、1台のeNB10と、1台のUE20とに着目しているが、eNB10及びUE20は、それぞれ、前記無線通信システムにおいて複数存在することができる。。前記無線リンクには、DL及びULの無線チャネルが含まれる。前記DL及びULの無線チャネルのそれぞれには、複数のUEにより共有される共有チャネルと、個々のUEが排他的に使用可能な個別チャネルと、が含まれ得る。
また、図3中に例示するeNB10及びUE20の構成は、以降の第2乃至第7実施形態においても、特に断らない限り、共通で構わない。さらに、本例での無線基地局10は、無線ネットワーク制御装置(RNC)の機能の一部又は全部を具備するLTEでのeNBであることを想定しているが、LTEよりも前の世代での(RNCの機能が組み込まれない)基地局であっても構わない。加えて、シグネチャを用いるRA手順が規定された基地局であれば、どのシステムの基地局であっても構わない。
(eNBの説明)
eNB10は、例示的に、送受信アンテナ11と、送信機12と、受信機13と、制御部14と、をそなえる。
送受信アンテナ11(以下、単に「アンテナ11」と表記することもある)は、eNB10が提供する無線エリア(セル又はセクタ)に存在するUE20にて受信され得るDLの無線信号を送信する一方、UE20が送信したULの無線信号を受信する。
送信機12は、UE20宛の送信データ(ユーザデータ、制御データなどが含まれる)に対して所定の送信処理を施して無線チャネルの信号を生成し、送受信アンテナ11へ出力する。前記送信処理には、例示的に、DLの送信データの符号化、符号化データの変調、変調信号の所定チャネルのフレームへのマッピング、フレーム信号の無線周波数への周波数変換(アップコンバート)、無線フレームの電力増幅、などが含まれ得る。前記無線フレームには、例えば、Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM)やOrthogonal Frequency Division Multiple Access(OFDMA)をベースとする無線フレームを適用できる。
受信機13は、アンテナ11で受信されたULの無線信号(無線フレーム)について所定の受信処理を施して、UE20が送信したULのデータ(ユーザデータ、制御データなどが含まれる)を取得する。前記受信処理には、例示的に、受信信号の低雑音増幅、ベースバンド周波数への周波数変換(ダウンコンバート)、利得調整、復調、復号などが含まれ得る。
制御部14は、送信機12の前記送信処理及び受信機13の前記受信処理を制御する。この制御によって、既述のRA手順で用いるメッセージの送受信タイミングなどが制御される。そのため、制御部14は、例示的に、RNTI管理部141と、プリアンブル管理部142と、輻輳監視部143と、通信管理部144と、をそなえる。
RNTI管理部141は、UE20の識別情報の一例としてのRNTIをUE20別に管理する。前記管理には、UE20に対するシグネチャの割当、解放が含まれる。RNTIには、T-CRNTI、C-RNTIが含まれる。
プリアンブル管理部142は、UE20との間のRA手順で用いるRAプリアンブル(シグネチャ)を管理する。シグネチャは、LTEでは6ビット(64種類)分用意されており、これらを前記2種類のRA手順(コンテンションベースRA手順および非コンテンションベースRA手順)で共用する。コンテンションベースRA手順においてUE20がランダムに選択して用いるシグネチャをランダムシグネチャ、非コンテンションベースRA手順においてeNB10が選択してUE20に割り当てるシグネチャを個別シグネチャとそれぞれ称する。ランダムシグネチャは、UE20が選択する情報であるから、他のUE20との競合が生じうる情報である。これに対し、個別シグネチャは、UE20の存在を管理するeNB10が事前にUE20別に割り当てる情報であるから、他のUE20との競合が生じない、UE20に個別の情報である。
輻輳監視部143は、eNB10の通信トラフィック量などを監視することにより輻輳状態の発生の有無を監視する。輻輳状態が発生していると判断した場合、輻輳監視部143は、その旨を通信管理部144に通知する。
通信管理部144は、RNTI管理部141、プリアンブル管理部142および輻輳監視部143と連携して、送信機12の前記送信処理及び受信機13の前記受信処理を制御する。例えば、通信管理部144は、RNTI管理部141と連携して、RNTIを含むメッセージの送受信(生成、抽出)を行なったり、プリアンブル管理部142と連携して、シグネチャを含むメッセージの送受信(生成、抽出)を行なう。
また、輻輳監視部143にて輻輳状態が確認された場合、通信管理部144は、RA手順の過程で接続確立対象として選択したUE20に対する、接続拒否又は保留を意味するメッセージ(RRC connection reject)を生成、通知する。その際、通信管理部144は、前記選択したUE20が優先的な接続制御を受けられることを示す情報(優先情報)を併せて通知することができる。これにより、前記接続を許可されなかったUE20が、その後にeNB10に接続要求を行なう際に、前回の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御することができる。
なお、通信管理部144は、付加的に、UE20との通信(RA時の通信も含む)に用いる無線リソースを管理する。例えば、通信管理部144は、UE20との通信に用いるUL及びDLの無線リソース〔チャネル周波数や時間(送受信タイミング)など〕と、その割り当てとを管理する。前記無線フレームにOFDMA方式のフォーマットを適用する場合であれば、前記無線リソースの管理は、サブチャネル周波数とシンボル時間とで規定される2次元の送受信領域(バーストと呼ばれる)の配置(マッピング)を管理することに相当する。
(UEの説明)
一方、図3に示すUE20は、例示的に、送受信アンテナ21と、送信機22と、受信機23と、制御部24と、をそなえる。
送受信アンテナ21(以下、単に「アンテナ21」と表記することもある)は、eNB10が提供する無線エリア(セル又はセクタ)において、eNB10が送信したDLの無線信号を受信する一方、eNB10宛のULの無線信号を送信する。
送信機22は、eNB10宛のULの送信データ(ユーザデータ、制御データなどが含まれる)に対して所定の送信処理を施して無線チャネルの信号を生成し、送受信アンテナ21へ出力する。前記送信処理には、例示的に、ULの送信データの符号化、符号化データの変調、変調信号の所定チャネルのフレームへのマッピング、フレーム信号の無線周波数への周波数変換(アップコンバート)、無線フレームの電力増幅、などが含まれ得る。
受信機23は、アンテナ21で受信されたDLの無線信号(無線フレーム)について所定の受信処理を施して、eNB10が送信したDLのデータ(ユーザデータ、制御データなどが含まれる)を取得する。前記受信処理には、例示的に、受信信号の低雑音増幅、ベースバンド周波数への周波数変換(ダウンコンバート)、利得調整、復調、復号などが含まれ得る。
制御部24は、送信機22の前記送信処理及び受信機23の前記受信処理を制御する。この制御によって、既述のRA手順で用いるメッセージの送受信タイミングなどが制御される。そのため、制御部24は、例示的に、RNTI管理部241と、プリアンブル管理部242と、通信管理部244と、をそなえる。
RNTI管理部241は、自局(UE20)の識別情報の一例としてのRNTIを管理する。RNTIには、T-CRNTI、C-RNTIが含まれる。
プリアンブル管理部242は、UE20との間のRA手順で用いるランダムアクセスプリアンブル(シグネチャ)を管理する。シグネチャには、コンテンションベースRA手順でUE20がランダムに選択するランダムシグネチャと、非コンテンションベースRA手順でeNB10から事前に通知される(割り当てられる)個別シグネチャと、が含まれる。
通信管理部244は、RNTI管理部241およびプリアンブル管理部242と連携して、送信機22の前記送信処理及び受信機23の前記受信処理を制御する。例えば、通信管理部244は、RNTI管理部241と連携して、RNTIを含むメッセージの送受信(生成、抽出)を行なったり、プリアンブル管理部242と連携して、シグネチャを含むメッセージの送受信(生成、抽出)を行なう。
また、接続拒否又は保留を意味するメッセージ(RRC connection reject)とともに前記優先情報が通知された場合、通信管理部144は、当該優先情報を基に、eNB10に対してRAを実行する。これにより、当該UE20は、第1のRAで接続を許可されない場合でも、その後の第2のRAにおいてeNB10に優先的に扱われる。
なお、通信管理部244は、付加的に、eNB10との通信(RA時の通信も含む)に用いる無線リソースを管理する。例えば、通信管理部244は、eNB10から割り当てられる、UL及びDLの無線リソース〔チャネル周波数や時間(送受信タイミング)など〕を管理する。前記無線フレームにOFDMA方式のフォーマットを適用する場合であれば、前記無線リソースの管理は、サブチャネル周波数とシンボル時間とで規定される2次元の送受信領域(バースト)の配置(マッピング)を管理することに相当する。
(動作説明)
以下、上述のごとく構成された本例の無線通信システム(eNB10、UE20)の動作(RA手順)について、図4〜図6を併用して詳述する。なお、図4は、eNB10とUE20との間のRA手順の一例を示すシーケンス図、図5は、eNB10におけるRA手順の一例を示すフローチャート、図6は、UE20におけるRA手順の一例を示すフローチャートである。
UE20は、初回送信時や接続解除後の復帰時などにおいて、コンテンションベースRA手順を実行する。すなわち、UE20(通信管理部244)は、プリアンブル管理部242で管理されているシグネチャの中から使用するシグネチャをランダムに選択し、選択したシグネチャをRAプリアンブル(Msg1)として、RACHにてeNB10へ送信する(図4の処理101及び図6の処理2010)。
一方、eNB10(通信管理部144)は、UE20が送信した前記RAプリアンブル(Msg1)の受信を周期的に監視している(図5の処理1010のNoルート)。RAプリアンブル(Msg1)の受信が確認されると(図5の処理1010のYesルート)、eNB10(通信管理部144)は、受信RAプリアンブル(Msg1)に対するRA応答(Msg2)を生成、返信する(図4の処理102及び図5の処理1011)。
このRA応答(Msg2)は、既述のように、例えばDLの共有チャネルを用いて送信する。また、このRA応答には、eNB10(通信管理部144)が判別できた1又は複数のシグネチャ、当該シグネチャに対応するULの共有チャネルの送信許可、以降のRA通信の識別のために一時的に割り当てる識別子(T-CRNTI)など、を含める。
UE20(通信管理部244)は、eNB10からRA応答(Msg2)を受信すると(図6の処理2011)、その受信情報に前記RAプリアンブル(Msg1)で送信したシグネチャが含まれるか否かを確認する。含まれる場合には、UE20(通信管理部244)は、当該RA応答(Msg2)に含まれる、自身が送信したシグネチャに対応する送信許可に基づいて、ULのメッセージ(Msg3)送信(Scheduled Transmission)を行なう(図4の処理103及び図6の処理2012)。このメッセージ(Msg3)には、UE20の識別番号の一例としてのTMSIなどを含める。
eNB10(通信管理部144)は、前記RA応答(Msg2)の送信後、UE20から前記送信許可に基づく送信がある(Msg3が受信される)か否かを監視する(図5の処理1012のNoルート)。前記Msg3の受信が確認されると(図5の処理1012のYesルート)、eNB10(通信管理部144)は、当該Msg3に含まれるTMSIで識別されるUE20との接続(リンク確立)可否を確認する(図5の処理1013)。
例示的に、eNB10(通信管理部144)は、輻輳監視部143にて輻輳状態が発生していないと確認されていれば、接続可能と判断して、前記Msg3に対する応答(Msg4:Contention Resolution)をUE20へ返信する。
この応答(Msg4)を受信したUE20(通信管理部244)は、eNB10との通信を継続する。その際、UEは、前記T-CRNTIをcell-RNTI(C-RNTI)として以降の通信で使用する。これにより、eNB10とUE20との接続が確立される(図5の処理1013のYesルートから処理1014及び図6の処理2013のYesルートから処理2014)。
一方、eNB10(輻輳監視部143)にて前記輻輳状態の発生が確認されていれば、eNB10(通信管理部144)は、接続不可と判断して、優先情報付きのRRC connection rejectメッセージ(Msg4)を該当UE20宛に送信(通知)する(図4の処理104及び図5の処理1015)。
UE20(通信管理部244)は、前記Msg4を受信すると、当該Msg4に優先情報が付加されているか否かを確認する(図6の処理2015)。前記優先情報が付加されていれば(図6の処理2015のYesルート)、UE20(通信管理部244)は、コンテンションベースRAを再実行する際に、その優先情報をRAプリアンブル(Msg1)に相当するメッセージ(Msg1-2)に付加して、eNB10へ送信する(図4の処理105及び図6の処理2016)。
eNB10(通信管理部144)は、UE20から受信したRAプリアンブルに前記優先情報が付加されていれば、当該メッセージを送信したUE20は、以前に判別できたが接続を拒否又は保留したUE20であることを認識する。ここで、優先情報付きのRAプリアンブルは、ある意味、UE20に個別の情報である。したがって、他のUE20のRAプリアンブルとの競合発生確率は低くなり、RAプリアンブルを用いる場合よりもeNB10において許可を与えるUE20として選択されやすくなる。
eNB10(通信管理部144)は、当該UE20については優先的な接続制御を行なう(第1のRAとは異なる第2のRAを適用するよう制御する)べきUE20であると判断する。そして、eNB10(通信管理部144)は、優先情報が付加されていないRAプリアンブル(Msg1)を送信したUE20に優先して、RA応答(Msg2)に相当するメッセージ(Msg2-2)をUE20へ送信する(図4の処理106)。
このように、本例によれば、コンテンションベースRA手順によるRAにおいて、eNB10に判別されたにも関わらずeNB10の都合によって接続を拒否又は保留されたUEは、以後のRAの再実行時に、優先的な取り扱い(接続制御)を受けることができる。したがって、通信開始(接続確立)までの時間を短縮することが可能となる。
〔2〕第2実施形態
上述した実施形態においては、コンテンションベースRA手順の実行過程で、eNB10(通信管理部144)は、接続の拒否又は保留を意味するメッセージ(Msg4:RRC connection reject)をUE20に通知する際、優先情報も併せて通知した。これに対し、本例では、図7に例示するように、eNB10(通信管理部144)は、同じ状況において、優先情報の他の一例として個別シグネチャをUE20に通知する(処理1025)。
UE20(通信管理部244)は、受信したMsg4に個別シグネチャが付加されていれば、RAの再実行時に、その個別シグネチャを含むRAプリアンブル(Msg1)をeNB10に送信する(図8の処理2025のYesルートから処理2026)。つまり、UE20は、RAの再実行時には、図2に例示した非コンテンションベースRA手順を用いることができる。
したがって、当該UE20は、新規にコンテンションベースRA手順によるRAを行なう他のUE20に比して、他のUE20のRAプリアンブルとの競合発生確率が下がるから、eNB10(通信管理部144)での判別成功率が上がり、より優先的な取り扱い(接続制御)を受けることができる。
なお、図7に例示するeNB10(通信管理部144)の処理1010〜処理1014は、図5に例示した処理1010〜1014とそれぞれ同等の処理である。また、図8に例示するUE20(通信管理部244)の処理2010〜2014の処理は、図6に例示した処理2010〜2014とそれぞれ同等の処理である。
〔3〕第3実施形態
既述のように、eNB10は、UE20に対して、接続確立後の通信に用いる識別子の一例としてC-RNTIと呼ばれる識別子を割り当てる。この割当は、例えば、eNB10が判別できたUE20に対して送信する前記Msg4(Contention Resolution)を用いて行なわれる。
本例では、eNB10が、接続の拒否又は保留を意味するMsg4(RRC connection reject)をUE20に通知する場合、C-RNTIの割り当ても可能とする。これにより、UE20は、RAの再実行時にC-RNTIの再割当を受ける必要が無くなるから、通信開始(接続確立)までの時間を短縮することが可能になる。
例えば、コンテンションベースRA手順において、RA応答(Msg2)を用いてeNB10からUE20に通知される仮の識別子(T-CRNTI)を利用する。すなわち、eNB10は、RA応答(Msg2)でUE20に通知したT-CRNTIと、第2実施形態においてMsg4(RRC connection reject)とともにUE20に通知した個別シグネチャと、をRNTI管理部141において関連付けて管理する。一方、UE20でも、eNB10から通知されたT-CRNTIと個別シグネチャとをRNTI管理部241において関連付けて管理する。
これにより、UE20は、非コンテンションベースRA手順でRAを再実行した(RAプリアンブルとして個別シグネチャをeNB10に送信した)場合、前記関連付けたT-CRNTIをC-RNTIとして接続確立後のeNB10との通信に用いることができる。したがって、eNB10からUE20に対するC-RNTI(T-CRNTI)の再割当を不要にすることができ、また、通信開始までの時間を短縮することが可能となる。
本例のeNB10の動作例を図9、UE20の動作例を図10に示す。
図10に例示するように、UE20(通信管理部244)は、コンテンションベースRA手順を実行する場合、プリアンブル管理部242で管理されているシグネチャの中から使用するシグネチャをランダムに選択し、選択したシグネチャをRAプリアンブル(Msg1)として、RACHにてeNB10へ送信する(処理2030)。
一方、図9に例示するように、eNB10(通信管理部144)は、UE20が送信した前記RAプリアンブル(Msg1)の受信を周期的に監視している(処理1030のNoルート)。RAプリアンブル(Msg1)の受信が確認されると(処理1030のYesルート)、eNB10の通信管理部144は、プリアンブル管理部242と連携して、受信したRAプリアンブル(シグネチャ)が個別シグネチャか否かを確認する(処理1031)。
受信したシグネチャが個別シグネチャでなければ(処理1031のNoルート)、eNB10の通信管理部144は、RNTI管理部141と連携して、判別できた1又は複数のUE20に対して、T-CRNTIを割り当てる(処理1032)。
そして、eNB10(通信管理部144)は、前記判別できたUE20から受信したRAプリアンブル(Msg1)に対するRA応答(Msg2)を生成してUE20へ返信する(処理1033)。このRA応答には、例えば、eNB10(通信管理部144)が判別できた1又は複数のシグネチャ、当該シグネチャに対応するULの共有チャネルの送信許可、前記T-CRNTIを含める。
UE20(通信管理部244)は、図10に例示するように、eNB10からRA応答(Msg2)を受信すると(処理2031)、その受信情報に前記RAプリアンブル(Msg1)で送信したシグネチャが含まれるか否かを確認する。含まれる場合には、UE20(通信管理部244)は、当該RA応答(Msg2)に含まれる、自身が送信したシグネチャに対応する送信許可に基づいて、ULのメッセージ(Msg3)の送信(Scheduled Transmission)を行なう(処理2032)。このメッセージ(Msg3)には、UE20の識別番号の一例としてのTMSIなどを含める。
一方、eNB10(通信管理部144)は、図9に例示するように、前記RA応答(Msg2)の送信後、UE20から前記Msg3が受信されるか否かを監視している(処理1034のNoルート)。前記Msg3の受信が確認されると(処理1034のYesルート)、eNB10(通信管理部144)は、当該Msg3に含まれるTMSIで識別されるUE20との接続(リンク確立)可否を確認する(処理1035)。
例えば、eNB10(通信管理部144)は、輻輳監視部143にて輻輳状態が発生していないと確認されていれば、接続可能と判断して、前記Msg3に対する応答(Msg4:Contention Resolution)を生成してUE20へ返信する。
この応答(Msg4)を受信したUE20(通信管理部244)は、eNB10との通信を継続する。その際、UE20は、前記T-CRNTIをcell-RNTI(C-RNTI)として以降のeNB10との通信で使用する。これにより、eNB10とUE20との接続が確立される(図9の処理1035のYesルートから処理1036及び図10の処理2033のYesルートから処理2035)。
一方、図9に例示するように、eNB10(輻輳監視部143)で前記輻輳の発生が確認されていれば、eNB10(通信管理部144)は、接続不可と判断して、RRC connection reject(Msg4)と個別シグネチャとを該当UE20宛に送信(通知)する(処理1037)。また、通信管理部144は、RNTI管理部141及びプリアンブル管理部142と連携して、前記個別シグネチャと前記処理1032で割り当てたT-CRNTIとを関連付けて管理する(処理1038)。
UE20(通信管理部244)は、図10に例示するように、前記Msg4を受信すると、当該Msg4に個別シグネチャが含まれるか否かを確認する(処理2034のNoルート)。個別シグネチャが含まれていれば(処理2034のYesルート)、通信管理部244は、RNTI管理部241及びプリアンブル管理部242と連携して、当該個別シグネチャと前記応答(Msg2)で受信したT-CRNTIとを関連付けて管理する(処理2036)。
そして、UE20(通信管理部244)は、前記Msg4で通知された個別シグネチャを用いてeNB10に対するランダムアクセスを再実行する(処理2037)。つまり、UE20(通信管理部244)は、非コンテンションベースRA手順によるRAを実行する(個別シグネチャを含むRAプリアンブルをeNB10に送信する)。
このRAプリアンブル(個別シグネチャ)が正常にeNB10(通信管理部144)にて受信、識別されると、通信管理部144は、T-CRNTIの再割当は行なわずに、前記個別シグネチャに対するRA応答(Msg2)を生成してUE20へ返信する(図9の処理1031のYesルートから処理1033)。このRA応答には、例えば、当該個別シグネチャに対応するULの共有チャネルの送信許可を含める。
以降、UE20(通信管理部244)は、図10に例示する処理2031〜処理2033を実行し、eNB10から接続可能を意味する応答(Msg4)を受信することにより、eNB10との接続を確立する(処理2033のYesルートから処理2035)。その際、UE20は、前記関連付けたT-CRNTIをcell-RNTI(C-RNTI)として以降のeNB10との通信で使用する。
このように、本例によれば、コンテンションベースRA手順の過程で、UE20に割り当てたT-CRNTIと、非コンテンションベースRA手順によるRAの再実行用にUE20に割り当てた個別シグネチャとを関連付ける。したがって、RAの再実行時にUE20に対するT-CRNTI(C-RNTI)の再割当を不要でき、さらに通信開始までの時間を短縮することが可能となる。
〔4〕第4実施形態
既述のように、RAに用いるシグネチャは、LTEでは6ビット(64種類)分用意され、これらをコンテンション/非コンテンションベースRAで共用する。そのため、個別シグネチャにも限りがあり、特定のUE20が長期間にわたって特定の個別シグネチャを占有する状況は可能な限り回避したい。
そこで、上述したごとくUE20の非コンテンションベースRA手順によるRAの再実行用にeNB10がUE20に割り当てる個別シグネチャには、有効期限を設けることもできる。この有効期限は、固定値でも可変値でもよい。可変値の場合は、前記個別シグネチャとともにRRC connection reject(Msg4)に含めることで、UE20に通知することができる。有効期限は、例えばeNB10ではプリアンブル管理部142で、UE20ではプリアンブル管理部242で、それぞれ管理する。
本例のeNB10の動作例を図11、UE20の動作例を図12に示す。図12と図10、図11と図9とをそれぞれ比較してみれば分かるとおり、UE20(通信管理部144)については処理2038が、eNB10(通信管理部144)については処理1039が加わっている。
すなわち、図12に例示するように、UE20(通信管理部244)は、eNB10から受信したMsg4(RRC connection reject)に個別シグネチャが含まれている場合(処理2034でYesの場合)、有効期限内(処理2038でYesの場合)に限り、既述の処理2036及び処理2037を実施する。つまり、eNB10から割り当てられた個別シグネチャとT-CRNTIとの関連付け、及び、その個別シグネチャの送信(非コンテンションベースRA手順によるRAの再実行)を行なう。有効期限内でなければ、UE20(通信管理部244)は、eNB10からのRA応答(Msg2)の受信待ち状態となる(処理2038のNoルート)。
一方、図11に例示するように、eNB10(通信管理部144)は、有効期限内の個別シグネチャ(RAプリアンブル)がUE20から受信された場合に限り、その個別シグネチャに対するRA応答(Msg2)の生成、送信を行なう(処理1031及び処理1039のYesルートから処理1033)。受信した個別シグネチャの有効期限が切れている場合、eNB10(通信管理部144)は、他のRAプリアンブルの受信待ち状態となる(処理1039のNoルート)。有効期限の切れた個別シグネチャは、別のUE20に割り当てることが可能となる。
このように、非コンテンションベースRA手順によるRAの再実行用にeNB10がUE20に割り当てる個別シグネチャに、有効期限を設けることで、シグネチャの有効利用を図ることができる。
〔5〕第5実施形態
UE20がeNB10との間で中断した通信、例えば、ULのデータ送信を再開する場合、当該UE20は、ULの送信要求をeNB10に行なうために、ULの送信要求に用いる無線リソースの割り当てを受ける必要がある。このような場合、コンテンションベースRA手順でRRC connection reject(Msg4)を通知されたUE20は、初めからRA手順をやり直す(Msg1の送信を行なう)よりも、その後の処理から再開できる方が接続確立までの遅延を少なくできる。
その一例としてのRAシーケンスを図13に示す。この図13に例示するように、eNB10(通信管理部144)は、UE20に対してRRC connection reject(Msg4)を通知(処理104)する際に、ULの送信要求に用いる無線リソースの割当情報(送信許可:UL Grant)を当該Msg4に含める。この送信許可には、RA(UL送信)を再実行すべきタイミング(待機時間)に関する情報を含めることもできる。
これにより、UE20(通信管理部244)は、前記待機時間に応じた一定時間経過後のタイミングで、前記Msg4で通知された送信許可に基づくUL送信(Msg3に相当するMsg3-2の送信)を、前記割当情報により割り当てられた無線リソースを用いて行なう(処理103′)。つまり、eNB10に判別されたがeNB10の都合で接続を拒否又は保留されたUE20は、RAプリアンブル(Msg1)の送信(処理101)からではなく、UL送信許可に基づくUL送信(Msg3の送信処理103相当)からRAを再実行することが可能となる。
このようなRAシーケンスを実施するeNB10及びUE20の動作例をそれぞれ図14及び図15に示す。なお、図14に例示するeNB10(通信管理部144)の処理1010〜処理1014は、図5に例示した処理1010〜処理1014とそれぞれ同等の処理である。また、図15に例示するUE20(通信管理部244)の処理2010〜処理2014は、図6に例示した処理2010〜処理2014とそれぞれ同等の処理である。
図14に例示するように、eNB10(通信管理部144)は、UE20に対してRRC connection reject(Msg4)を通知する際に、ULの送信要求の送信許可(UL Grant)を当該Msg4に含めてUE20に送信する(処理1013のNoルートから処理1045)。その後、eNB10(通信管理部144)は、UE20からの前記UL Grantに基づくUL送信(Msg3)の受信待ち状態となる。
一方、UE20(通信管理部244)は、図15に例示するように、eNB10から前記RRC connection reject(Msg4)を受信した場合に、当該Msg4に前記UL Grantが含まれているか否かを確認する(処理2044)。
前記UL Grantが受信Msg4に含まれていれば、UE20(通信管理部244)は、そのUL Grantに基づくULの送信(Msg3)を行なう(処理2044のYesルートから処理2012)。UL Grantが受信Msg4に含まれていなければ、UE20(通信管理部244)は、コンテンションベースRA手順によるRAプリアンブル(ランダムシグネチャ)の送信を再実行する(処理2044のNoルートから処理2010)
eNB10(通信管理部144)は、前記UL送信(Msg3)の受信待ち状態において、前記Msg3が受信されて接続可能(非輻輳状態)であれば、接続許可を意味するメッセージ(Msg4:Contention Resolution)を該当UE20宛に送信して当該UE20との接続を確立する(処理1012及び処理1013のYesルートから処理1014)。
このように、本例によれば、eNB10に判別されたがeNB10の都合で接続を拒否又は保留されたUE20は、コンテンションベースRA手順の最初からではなく途中(Msg3相当の送信)からRAを再実行することが可能となる。したがって、接続確立までの時間を短縮することができる。
〔6〕第6実施形態
既述のようにRAに用いることのできるシグネチャ数には限りがあるので、UE20がRAを何度も繰り返し実行することは可能な限り避けたい。また、RRC connection reject(Msg4)をeNB10が送信した後に、輻輳状態が解消して接続許可を意味するMsg4をeNB10が再送する場合もある。
そこで、本例において、eNB10(通信管理部144)は、例えば、UE20に対してRRC connection reject(Msg4)を通知する際に、Msg4の再送待機時間(保留時間)に関する情報を含める(図16の処理1013のNoルートから処理1055)。保留時間は、例えば1ms以内の時間に設定可能である。
UE20(通信管理部244)は、eNB10からRRC connection reject(Msg4)を受信しても(図17の処理2013のNoルート)、保留時間(に関する情報)が含められている場合、その保留時間内は、Msg4が再送される可能性があるものとして、そのまま待機する(図17の処理2054及び処理2055のYesルートから処理2013)。
一方、eNB10(通信管理部144)は、図16に例示するように、RRC connection reject(Msg4)をUE20に通知した後、前記保留時間が経過するまで(処理1058でNoと判定されるまで)、接続を許可できる状態になるか否かを監視する(処理1056のNoルートから処理1058のYesルート)。
許可できる状態であれば、eNB10(通信管理部144)は、接続許可を意味するMsg4をUE20宛に送信して(処理1056のYesルートから処理1057)、当該UE20との接続を確立する(処理1014)。
しかし、前記保留時間が経過するまでに接続を許可できる状態にならないなら、eNB10(通信管理部144)は、別のRA(プリアンブル)の受信待ち状態となる(処理1056及び処理1058のNoルート)。
一方、UE20(通信管理部244)は、前記保留時間が経過するまでにMsg4が再送されてきた場合には、そのMsg4の内容に従ってRA手順を継続する。eNB10から受信したRRC connection reject(Msg4)に保留時間が含まれていない場合や、保留時間内にMsg4が再送されない場合、UE20(通信管理部244)は、RAを再実行する(処理2054、処理2055のNoルート)。
なお、図16に例示するeNB10(通信管理部144)の処理1010〜処理1014は、図5に例示した処理1010〜処理1014とそれぞれ同等の処理である。また、図17に例示するUE20(通信管理部244)の処理2010〜処理2014は、図6に例示した処理2010〜処理2014とそれぞれ同等の処理である。
以上のように、本例によれば、eNB10が接続を拒否又は保留したUE20は、所定時間だけ接続を許可する情報(Msg4)の受信待ち状態に制御されるから、UE20がRAを何度も繰り返し実行することを抑制することができる。したがって、シグネチャの有効利用を図ることができる。
〔7〕第7実施形態
UE20のRAの再実行回数には、制限(上限)を設けることもできる。例えば第1実施形態を例にすると、図18に例示するように、eNB10(通信管理部144)は、RRC connection reject(Msg4)をUE20へ通知する場合毎に、その回数をカウントする。そして、そのカウント値が上限値(制限回数)以下である場合に限って、eNB10(通信管理部144)は、優先情報付きMsg4の送信を行なう(処理1065のYesルートから処理1066及び1067)。
これにより、UE20が、RAを不必要に繰り返すことを防止することが可能となる。
なお、図18に例示するeNB10(通信管理部144)の処理1010〜処理1014は、図5に例示した処理1010〜処理1014とそれぞれ同等の処理である。また、UE20の処理は、図6に例示した処理2010〜処理2016と同等でよい。
〔8〕その他
既述の実施形態は、適宜、組み合わせて実施してもよい。例えば、第6実施形態(保留時間を設けること)および第7実施形態(再実行回数に制限を設けること)の一方又は双方は、上述した第1乃至第4実施形態に適用することも可能である。
〔8〕その他
既述の実施形態は、適宜、組み合わせて実施してもよい。例えば、第6実施形態(保留時間を設けること)および第7実施形態(再実行回数に制限を設けること)の一方又は双方は、上述した第1乃至第4実施形態に適用することも可能である。
以上の各実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔9〕付記
(付記1)
無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける接続処理方法において、
前記無線基地局は、
第1の接続処理に従って接続要求してきた無線端末に対して接続を許可しない場合に、前記無線端末がその後に接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御する、
ことを特徴とする、接続処理方法。
(付記2)
前記第1の接続処理における前記接続要求は、他の無線端末の接続要求と競合しうる情報を含み、
前記第2の接続処理における前記接続要求は、前記許可しない場合に前記無線端末に割り当てた、他の無線端末の接続要求と競合しない個別の情報を含む、
ことを特徴とする、付記1記載の接続処理方法。
(付記3)
前記制御は、
前記無線端末に対し、前記適用が受けられることを示す情報を通知する処理を含み、
前記無線端末は、
前記通知された情報を用いて前記第2の接続処理を実行する、
ことを特徴とする、付記1記載の接続処理方法。
(付記4)
前記制御は、
前記無線端末に割り当てる識別子と、前記個別の情報とを関連付けて記憶する過程と、
前記第2の接続処理により前記第1の無線端末との接続が確立した場合に、前記識別子を用いて前記無線端末との通信を行なう過程と、
を含むことを特徴とする、付記2記載の接続処理方法。
(付記5)
前記制御は、
前記個別の情報に関する有効期間を前記無線端末に通知する処理を含み、
前記無線端末は、
前記有効期間内に限り、前記個別の情報を用いた前記第2の接続処理を実行する、
ことを特徴とする、付記2又は4に記載の接続処理方法。
(付記6)
前記制御は、
前記許可しない場合に、前記無線端末に対して、前記第2の接続処理における接続要求に用いる無線リソースと送信許可とを割り当てる処理を含む、
ことを特徴とする、付記1記載の接続処理方法。
(付記7)
前記制御は、
前記無線端末による前記第2の接続処理の実行回数を制限する処理を含む、ことを特徴とする、付記1記載の接続処理方法。
(付記8)
無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける前記無線基地局において、
第1の接続処理に従って接続要求してきた無線端末に対して接続を許可しない場合に、前記無線端末がその後に接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御する制御部
をそなえたことを特徴とする、無線基地局。
(付記9)
前記第1の接続処理における前記接続要求は、他の無線端末の接続要求と競合しうる情報を含み、
前記制御部は、
前記第2の接続処理における前記接続要求に前記無線端末が用いる情報であって、他の無線端末の接続要求と競合しない個別の情報を、前記許可しない場合に前記無線端末に対して割り当てる、
ことを特徴とする、付記8記載の無線基地局。
(付記10)
前記制御部は、
前記無線端末に対し、前記適用が受けられることを示す情報を通知する、
ことを特徴とする、付記9記載の無線基地局。
(付記11)
前記制御部は、
前記無線端末に割り当てる識別子と、前記個別の情報とを関連付けて記憶し、
前記第2の接続処理により前記無線端末との接続が確立した場合に、前記識別子を用いて前記無線端末との通信を制御する、
ことを特徴とする、付記9記載の無線基地局。
(付記12)
前記制御部は、
前記許可しない場合に、前記無線端末に対して、前記第2の接続処理における接続要求に用いる無線リソースと送信許可とを割り当てる、
ことを特徴とする、付記10記載の無線基地局。
(付記13)
無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける前記無線端末において、
第1の接続処理に従った接続要求に対して前記無線基地局から接続が許可されない場合に、その後に前記無線基地局へ接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理が適用される制御を前記無線基地局から受ける制御部
をそなえた、ことを特徴とする、無線端末。
(付記14)
前記制御部は、
他の無線端末の接続要求と競合しうる情報を用いて前記第1の接続処理における前記接続要求を行ない、前記許可されない場合に前記無線基地局から割り当てられた、他の無線端末の接続要求と競合しない個別の情報を用いて前記第2の接続処理における前記接続要求を行なう、
ことを特徴とする、付記13記載の無線端末。
(付記15)
前記制御部は、
前記無線基地局から割り当てられた無線端末の識別子と、前記個別の情報とを関連付けて記憶し、前記第2の接続処理により前記無線基地局との接続が確立した場合に、前記識別子を用いて前記無線基地局との通信を行なう、
ことを特徴とする、付記14記載の無線端末。
(付記16)
前記制御部は、
前記許可されない場合に前記無線基地局から割り当てられた、前記第2の接続処理における接続要求に用いる無線リソースと送信許可とに基づいて前記第2の接続処理における接続要求を行なう、
ことを特徴とする、付記13記載の無線端末。
(付記17)
前記無線基地局は、前記第1の接続処理による接続を許可しない場合に、該許可しないことを契機に、予め前記第2の接続処理のために無線リソースを処理する、
ことを特徴とする、付記1記載の接続処理方法。
(付記18)
前記第2の接続処理における接続要求は、前記第2の接続処理のための前記無線端末からの無線リソースの予約要求なしに実行される、
ことを特徴とする、付記1記載の接続処理方法。
(付記19)
前記制御部は、前記第1の接続処理に従って接続要求してきた前記無線端末に対して接続を許可しない場合に、該許可しないことを契機に、予め前記第2の接続処理のために無線リソースを処理する、
ことを特徴とする、付記8記載の無線基地局。
(付記20)
前記第2の接続処理における接続要求は、前記第2の接続処理のための前記無線端末からの無線リソースの予約要求なしに実行される、
ことを特徴とする、付記8記載の無線基地局。
(付記21)
前記第1の接続処理に従った接続要求に対して前記無線基地局で接続を許可しない場合に、該許可しないことを契機に、予め前記第2の接続処理のために前記無線基地局で無線リソースが処理される、
ことを特徴とする、付記13記載の無線端末。
(付記22)
前記制御部は、前記第2の接続処理における接続要求を、前記第2の接続処理のための前記無線基地局への無線リソースの予約要求なしに実行する、
ことを特徴とする、付記13記載の無線端末。

Claims (16)

  1. 無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける接続処理方法において、
    前記無線基地局は、
    第1の接続処理に従って接続要求してきた無線端末に対して接続を許可しない場合に、前記無線端末がその後に接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御する、
    ことを特徴とする、接続処理方法。
  2. 前記第1の接続処理における前記接続要求は、他の無線端末の接続要求と競合しうる情報を含み、
    前記第2の接続処理における前記接続要求は、前記許可しない場合に前記無線端末に割り当てた、他の無線端末の接続要求と競合しない個別の情報を含む、
    ことを特徴とする、請求項1記載の接続処理方法。
  3. 前記制御は、
    前記無線端末に対し、前記適用が受けられることを示す情報を通知する処理を含み、
    前記無線端末は、
    前記通知された情報を用いて前記第2の接続処理を実行する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の接続処理方法。
  4. 前記制御は、
    前記無線端末に割り当てる識別子と、前記個別の情報とを関連付けて記憶する過程と、
    前記第2の接続処理により前記第1の無線端末との接続が確立した場合に、前記識別子を用いて前記無線端末との通信を行なう過程と、
    を含むことを特徴とする、請求項2記載の接続処理方法。
  5. 前記制御は、
    前記個別の情報に関する有効期間を前記無線端末に通知する処理を含み、
    前記無線端末は、
    前記有効期間内に限り、前記個別の情報を用いた前記第2の接続処理を実行する、
    ことを特徴とする、請求項2又は4に記載の接続処理方法。
  6. 前記制御は、
    前記許可しない場合に、前記無線端末に対して、前記第2の接続処理における接続要求に用いる無線リソースと送信許可とを割り当てる処理を含む、
    ことを特徴とする、請求項1記載の接続処理方法。
  7. 前記制御は、
    前記無線端末による前記第2の接続処理の実行回数を制限する処理を含む、ことを特徴とする、請求項1記載の接続処理方法。
  8. 無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける前記無線基地局において、
    第1の接続処理に従って接続要求してきた無線端末に対して接続を許可しない場合に、前記無線端末がその後に接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理を適用するように制御する制御部
    をそなえたことを特徴とする、無線基地局。
  9. 前記第1の接続処理における前記接続要求は、他の無線端末の接続要求と競合しうる情報を含み、
    前記制御部は、
    前記第2の接続処理における前記接続要求に前記無線端末が用いる情報であって、他の無線端末の接続要求と競合しない個別の情報を、前記許可しない場合に前記無線端末に対して割り当てる、
    ことを特徴とする、請求項8記載の接続処理方法。
  10. 前記制御部は、
    前記無線端末に対し、前記適用が受けられることを示す情報を通知する、
    ことを特徴とする、請求項9記載の無線基地局。
  11. 前記制御部は、
    前記無線端末に割り当てる識別子と、前記個別の情報とを関連付けて記憶し、
    前記第2の接続処理により前記無線端末との接続が確立した場合に、前記識別子を用いて前記無線端末との通信を制御する、
    ことを特徴とする、請求項9記載の無線基地局。
  12. 前記制御部は、
    前記許可しない場合に、前記無線端末に対して、前記第2の接続処理における接続要求に用いる無線リソースと送信許可とを割り当てる、
    ことを特徴とする、請求項10記載の無線基地局。
  13. 無線端末と無線基地局とを有する無線通信システムにおける前記無線端末において、
    第1の接続処理に従った接続要求に対して前記無線基地局から接続が許可されない場合に、その後に前記無線基地局へ接続要求する際に、前記第1の接続処理とは異なる第2の接続処理が適用される制御を前記無線基地局から受ける制御部
    をそなえた、ことを特徴とする、無線端末。
  14. 前記制御部は、
    他の無線端末の接続要求と競合しうる情報を用いて前記第1の接続処理における前記接続要求を行ない、前記許可されない場合に前記無線基地局から割り当てられた、他の無線端末の接続要求と競合しない個別の情報を用いて前記第2の接続処理における前記接続要求を行なう、
    ことを特徴とする、請求項13記載の無線端末。
  15. 前記制御部は、
    前記無線基地局から割り当てられた無線端末の識別子と、前記個別の情報とを関連付けて記憶し、前記第2の接続処理により前記無線基地局との接続が確立した場合に、前記識別子を用いて前記無線基地局との通信を行なう、
    ことを特徴とする、請求項14記載の無線端末。
  16. 前記制御部は、
    前記許可されない場合に前記無線基地局から割り当てられた、前記第2の接続処理における接続要求に用いる無線リソースと送信許可とに基づいて前記第2の接続処理における接続要求を行なう、
    ことを特徴とする、請求項13記載の無線端末。
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