JPWO2008132956A1 - 流量センサ - Google Patents

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Abstract

流体の流路に沿って配置された発熱抵抗体と温度検出部材とを用いて流体の流量に対応する信号を出力する流量センサにおいて、複数の流路を片面に形成した流路基板と、複数の流路にそれぞれ対応する位置に形成した複数の発熱抵抗体と複数の温度検出部材が流体に接するように流路基板に貼り合わせたセンサ基板と、を有し、センサ基板の隣り合う複数の発熱抵抗体の間に断熱用の貫通穴を形成することを特徴とする流量センサ。

Description

本発明は流量センサに関する。
近年、マイクロマシン技術および超微細加工技術を駆使することにより、化学分析、化学合成などを行うための装置、手段(例えばポンプ、バルブ、流路、センサなど)を微細化して1チップ上に集積化したシステムが開発されている(例えば特許文献1参照)。
これはμ−TAS(Micro total Analysis System:マイクロ総合分析システム)、バイオリアクタ、ラブ・オン・チップ(Lab−on−chips)、バイオチップとも呼ばれ、医療検査、診断分野、環境測定分野、農産製造分野でその応用が期待されている。現実には遺伝子検査に見られるように、煩雑な工程、熟練した手技、機器類の操作が必要とされる場合には、自動化、高速化および簡便化されたミクロ化分析システムは、コスト、必要試量、所要時間のみならず、時間および場所を選ばない分析を可能とすることによる恩恵は多大と言える。
各種の分析、検査ではこれらの分析用チップ(以下、チップ内に微細流路が設けられ、微細流路内において各種の反応を行う上記のようなチップを「マイクロチップ」という。)には、複数の流路が形成されることが多く、また微量な薬品の化学反応を取り扱うため、それらの流路を流れる液体の流量は各流路毎に厳密に管理される必要がある。
従来からこのようなシステムではマイクロポンプを用いて送液を行っている。複数の流路に送液する場合は、複数のマイクロポンプによって各流路毎に所定の流量で送液する。マイクロポンプの性能にはバラツキがあるので精度良く所定の流量で送液するためには、流路毎に流量センサを配置して流量を測定し、マイクロポンプの制御にフィードバックする必要がある。
微小流量の計測方法として、液体が流れる導管の外側に密接して互いに離間して液体が流れる方向に沿って2つのセンサを設け、上流側と下流側の温度差から流量を計測する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、流路管にマイクロヒータと、マイクロヒータの上流側に第1のセンサと、マイクロヒータの下流側に第2のセンサとを配置し、2つのセンサの温度差に基づいて流量を計測する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、複数の流路が形成されているガラス基板の上に流路の蓋としてシリコン基板を形成し、その上に流体流量検出用の2つのヒータを形成し、上流側のヒータと下流側のヒータの抵抗比から流量を検出する熱式流量センサが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2004−28589号公報 特開昭62−62221号公報 特開2005−55317号公報 特開平7−159215号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている方法では導管の外側にセンサーが配置されているので、外部の熱を遮断するため導管を覆う部材が必要であり複数の導管から流量を計測する装置は大変大きいものになってしまう。
また、特許文献3に開示されている方法では導管の内側にマイクロヒータとセンサーが配置されているので特許文献2の方法よりは小型化できるが、導管を用いるため同様に導管を覆う部材が必要であり装置は大きなものになってしまう。
特許文献4の方式では、小型化が可能であるが複数の流路を近接して配置すると、隣接するヒータから熱伝導により流体の温度が上昇し測定誤差が生じることがあった。また、基板に流路毎に配置したヒータから発生した熱が隣接して配置されたヒータの温度を上昇させ流量の検出結果に悪影響を及ぼしていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、複数の流路の流量を高精度に検出できる小型の流量センサを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.
流体の流路に沿って配置された発熱抵抗体と温度検出部材とを備えて前記流体の流量に対応する信号を出力する流量センサにおいて、複数の流路を片面に形成した流路基板と、
複数の前記流路にそれぞれ対応する位置に形成した複数の前記発熱抵抗体と複数の前記温度検出部材が前記流体に接するように前記流路基板に貼り合わせたセンサ基板と、を有し、前記センサ基板の隣り合う複数の前記発熱抵抗体の間に貫通穴を形成することを特徴とする流量センサ。
2.
前記センサ基板は、低温焼結セラミックスであることを特徴とする1に記載の流量センサ。
3.
前記発熱抵抗体または前記検出体は厚膜印刷により形成されることを特徴とする1または2に記載の流量センサ。
4.
前記貫通穴に断熱部材を充填したことを特徴とする1乃至3の何れか1項に記載の流量センサ。
5.
前記温度検出部材は、前記発熱抵抗体の上流側に設けられた第1の温度センサと前記発熱抵抗体の下流側に設けられた第2の温度センサから成ることを特徴とする1乃至4の何れか1項に記載の流量センサ。
6.
前記温度検出部材は、前記発熱抵抗体の上流側に設けられた液温参照抵抗体であることを特徴とする1乃至5の何れか1項に記載の流量センサ。
本発明によれば、センサ基板の複数の流路にそれぞれ対応する位置に形成した発熱抵抗体の間に断熱用の貫通穴を設けたので、隣接する発熱抵抗体の熱による影響を受けることなく複数の流路の流量を高精度に検出できる。
本発明の第1の実施形態の構造を説明するための説明図である。 図1のZ軸正方向から見た流路基板184の平面図である。 センサ基板183の流路基板184と重なり合う面の平面図である。 本発明の流量センサ180を用いた反応検出装置80の外観図である。 第1の実施形態の流量センサ180を用いた反応検出装置80の内部構成の一例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。 第1の実施形態の流量センサ180を用いて流量を算出するフローチャートを説明する。 第2の実施形態のセンサ基板183の流路基板184と重なり合う面の平面図である。 本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。
符号の説明
1 マイクロチップ
50 スリット
51 第2の温度センサ
52 発熱抵抗体
53 第1の温度センサ
59 液温参照抵抗体
180 流量センサ
182 流路
183 センサ基板
184 流路基板
185 吐出穴
186 流入穴
80 反応検出装置
82 筐体
83 挿入口
84 表示部
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態の熱式流量センサは、微小な流量の流体に用いるものである。
図1は本発明の第1の実施形態の構造を説明するための説明図である。図1(a)は、流量センサ180の平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図である。以下、図面の説明では図1(a)、図1(b)の紙面右側に示すXYZの座標軸を用いる。
本発明に係る流量センサ180は、図1に示すようにセンサ基板183と流路基板184からなる。
図2は図1のZ軸正方向から見た流路基板184の平面図である。本実施形態では流路基板184には8つの溝状の流路182を備え、溝状の流路182の両端には注入穴186、吐出穴185がそれぞれ備えられている。流路基板184は、例えば樹脂材料からなり、流路182は幅数100μm〜数mm、深さ数100μmである。
図3は図1のZ軸負方向から見たセンサ基板183の平面図である。センサ基板183には、8つの溝状の流路182に沿ってそれぞれ発熱抵抗体52、第1の温度センサ53、第2の温度センサ51、が設けられている。また、発熱抵抗体52、第1の温度センサ53、第2の温度センサ51の両端には電極54が設けられ、センサ基板183の図示せぬ配線パターンと配線されている。第1の温度センサ53と第2の温度センサ51は本発明の温度検出部材である。第1の温度センサ53、第2の温度センサ51として例えばサーミスタのように温度によって抵抗値が変化する素子を用いることができる。
センサ基板183には例えばガラスエポキシ基板などをパターンニングして用いることもできるが、低温焼結セラミックスを用いると厚膜印刷により発熱抵抗体52、第1の温度センサ53、第2の温度センサ51を形成できるので工程を簡略にすることができる。
センサ基板183は図1(a)のように流路基板184に重ねて貼り合わされている。図1(b)の流路182に沿った断面図のように、センサ基板183に形成された発熱抵抗体52、第1の温度センサ53、第2の温度センサ51は流路182に沿うように配置されており、流路182を流れる流体に接するようになっている。流体は注入穴186から注入し、流路182を通って吐出穴185から吐出する。後で詳しく説明するように、例えば上流側に設けられた第1の温度センサ53によって検出した流体の液温と、下流側に設けられた第2の温度センサ51によって検出した発熱抵抗体52によって加熱された流体の液温の温度差から流路182を流れる流体の流量を算出する。
スリット50は、本発明の貫通穴である。スリット50は、図3のようにセンサ基板183に流路182毎に配設された発熱抵抗体52、第1の温度センサ53、第2の温度センサ51の間に設けられている。このようにスリット50を設けると、発熱抵抗体52の発生する熱が、隣接する流路に配設された発熱抵抗体52、第1の温度センサ53、第2の温度センサ51や溝状の流路182を流れる流体に伝導することを防止できる。このことにより、複数の流路を近接して配置しても他の流路に設けられた発熱抵抗体52の影響を受けずに精度良く流量を算出することができる。
また、スリット50に断熱部材を充填するとより断熱効果を高め、より正確に流量を算出することができる。断熱部材には、例えば発泡プラスチック(ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリカーボネートの発泡体)や発泡セラミックスなどを用いることができる。
このように、スリット50に断熱部材を充填すると断熱効果が高まるので、発熱抵抗体52や流路182をさらに近接させて配置しても、隣接する流路182や発熱抵抗体52の影響をほとんど受けずに精度良く流量を検知することができる。
図4は、本発明の流量センサ180を用いた反応検出装置80の外観図である。
反応検出装置80はマイクロチップ1に予め注入された検体と、試薬との反応を自動的に検出し、表示部84に結果を表示する装置である。
反応検出装置80の筐体82には挿入口83があり、マイクロチップ1を挿入口83に差し込んで筐体82の内部にセットするようになっている。なお、挿入口83はマイクロチップ1を挿入時に挿入口83に接触しないように、マイクロチップ1の厚みより十分高さがある。85はメモリカードスロット、86はプリント出力口、87は操作パネル、88は入出力端子である。
検査担当者は図4の矢印方向にマイクロチップ1を挿入し、操作パネル87を操作して検査を開始させる。反応検出装置80の内部では、マイクロチップ1内の反応の検査が自動的に行われ、検査が終了すると液晶パネルなどで構成される表示部84に結果が表示される。検査結果は操作パネル87の操作により、プリント出力口86よりプリントを出力したり、メモリカードスロット85に挿入されたメモリカードに記憶することができる。また、外部入出力端子88から例えばLANケーブルを使って、パソコンなどにデータを保存することができる。
図5は、第1の実施形態の流量センサ180を用いた反応検出装置80の内部構成の一例を示す断面図である。温度調節ユニット152、光検出部150、流量センサ180、駆動液ポンプユニット92、パッキン90、駆動液タンク91などから構成される。以下、これまでに説明した構成要素と同一の構成要素には同番号を付し、説明を省略する。
図5は、マイクロチップ1の上面を温度調節ユニット152とパッキン90aに密着させている状態である。
初期状態において、駆動部材により温度調節ユニット152を、図5の状態からマイクロチップ1の厚み以上上昇させる。すると、マイクロチップ1は図5の紙面左右方向に挿抜可能であり、検査担当者は挿入口83から図示せぬ規制部材に当接するまでマイクロチップ1を挿入する。所定の位置までマイクロチップ1を挿入するとフォトインタラプタなどを用いたチップ検知部95がマイクロチップ1を検知しオンになる。
駆動液ポンプユニット92の吸込側には、パッキン90cを介して駆動液タンク91が接続され、駆動液タンク91に充填された駆動液をパッキン90cを介して吸い込むようになっている。一方、駆動液ポンプユニット92の吐出側にはパッキン90bを介して流量センサ180が接続されている。例えば、駆動液ポンプユニット92に内蔵されている8つのマイクロポンプが、流量センサ180の8つの注入穴186にそれぞれ接続され、それぞれのマイクロポンプが流量センサ180に駆動液を送り込むように構成されている。駆動液ポンプユニット92から送り出された駆動液は、流量センサ180の8つの吐出穴185に接続されたパッキン90aを介してマイクロチップ1の8つの駆動液注入部78からマイクロチップ1内に形成された流路6に注入する。
なお、パッキン90aは流量センサ180とマイクロチップ1の間に挟まれ、流量センサ180の8つの駆動液出口である吐出穴185とパッキン90aの8つの開口部と8つの駆動液注入部78は連通している。このように、駆動液ポンプユニット92から、連通しているパッキン90b、流量センサ180、パッキン90aを介して駆動液注入部78より駆動液を注入する。後に詳しく説明するように、流量センサ180の8つの流路182で検知した流量を、駆動液ポンプユニット92の対応する8つのマイクロポンプにそれぞれフィードバックすることにより、マイクロチップ1に所定の流量の駆動液を注入することができる。
温度調節ユニット152は、ペルチェ素子、電源装置、温度制御装置などを内蔵し、発熱または吸熱を行ってマイクロチップ1の上面を所定の温度に調整するユニットである。
図示せぬ制御部が、検知部95がオンになった信号を受信すると、駆動部材により温度調節ユニット152を下降させて、マイクロチップ1の上面を温度調節ユニット152と、下面をパッキン90に密着させる。
マイクロチップ1の検出部19では、駆動液によって流路6内を移動した検体とマイクロチップ1内に貯蔵された試薬が反応して、例えば呈色、発光、蛍光、混濁などをおこす。本実施形態では検出部19でおこる試薬の反応結果を光学的に検出する。試薬の反応結果を測光するマイクロチップ1の検出部19を形成した流路基板2と、検出部19を覆う流路基板3は光透過性の材料になっている。したがって、試薬と検体の反応結果は、マイクロチップ1の検出部19を透過する光を測光または測色することで解析することができる。
光検出部150は発光部150aと受光部150bから成り、マイクロチップ1の検出部19を透過する光を検出できるように配置されている。
図6は、本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。
制御部99は、CPU98(中央処理装置)とRAM97(Random Access Memory),ROM96(Read Only Memory)等から構成され、不揮発性の記憶部であるROM96に記憶されているプログラムをRAM97に読み出し、当該プログラムに従って反応検出装置80の各部を集中制御する。
以下、いままでに説明した機能と同一機能を有する機能ブロックには同番号を付し、説明を省略する。
チップ検知部95はマイクロチップ1が規制部材に当接すると検知信号をCPU98に送信する。CPU98は検知信号を受信すると、機構駆動部32に指令し所定の手順でマイクロチップ1を下降または上昇させる。
ポンプ駆動部500は各マイクロポンプの圧電素子を駆動する駆動部である。ポンプ駆動制御部412はプログラムに基づいて、所定量の駆動液を注入または吸入するようにポンプ駆動部500を制御する。ポンプ駆動部500はポンプ駆動制御部412の指令を受けて、マイクロポンプを駆動する。
CPU98は所定のシーケンスで検査を行い、検査結果をRAM97に記憶する。検査結果は、操作部87の操作によりメモリカード501に記憶したり、プリンタ503によってプリントすることができる。CPU98は流量算出部410、温度算出部411、ポンプ駆動制御部412を有している。ROM96には電圧のデジタル値から対応する温度を参照する温度電圧変換テーブル301と、温度から流量を参照する温度流量変換テーブル302を備えている。
本実施形態では発熱抵抗体52の上流側の第1の温度センサ53で検出した液温T1と、下流側の第2の温度センサ51で検出した発熱抵抗体52が発生した熱を吸収した流体の液温T2の温度差ΔTを算出し、温度差ΔTから流量を算出する。
図6のように第1の温度センサ53はセンサ基板183の図3には図示せぬ面に配置された抵抗R1と接続されている。また、第1の温度センサ53の一端には定電圧Vcが印加され、抵抗R1の一端は接地されている。第1の温度センサ53と抵抗R1の分圧は第1A/D変換器310によりデジタル値に変換され制御部99に入力される。
第2の温度センサ51も同様に抵抗R2と接続されている。また、第2の温度センサ51の一端には定電圧Vcが印加され、抵抗R2の一端は接地されている。第2の温度センサ51と抵抗R2の分圧は第2A/D変換器320によりデジタル値に変換され制御部99に入力される。
また、発熱抵抗体52には定電圧Vcが印加され発熱している。
次に、図7を用いて流量を算出するフローチャートを説明する。
図7は第1の実施形態の流量センサ180を用いて流量を算出するフローチャートである。
S201:第1の温度センサ53の温度を算出するステップである。
温度算出部411は第1A/D変換器310の出力値から温度電圧参照テーブル301を参照して第1の温度センサ53の温度T1を求める。
S202:第2の温度センサ51の温度を算出するステップである。
温度算出部411は第2A/D変換器320の出力値から温度電圧参照テーブル301を参照して第2の温度センサ51の温度T2を求める。
S203:温度差ΔTを算出するステップである。
温度算出部411はT1、T2から温度差ΔTを算出する。
S204:温度差ΔTを算出するステップである。
流量算出部410は温度流量参照テーブル302を参照し流量を求める。
流量を算出する処理は以上である。
流量が所定量で無い場合は、ポンプ駆動制御部412が所定の流量になるように駆動液ポンプユニット92のマイクロポンプを制御する。
次に、第2の実施形態の流量センサ180について説明する。第1の実施形態の流量センサ180との違いはセンサ基板183だけであり、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略する。
図8は第2の実施形態のセンサ基板183の流路基板184と重なる面の平面図である。センサ基板183には、8つの溝状の流路182に沿ってそれぞれ発熱抵抗体52と、上流側に液温参照抵抗体59が設けられている。また、発熱抵抗体52、液温参照抵抗体59の両端には電極54が設けられ、図示せぬセンサ基板183の配線パターンと配線されている。液温参照抵抗体59は本発明の温度検出部材である。
なお、図8では液温参照抵抗体59は抵抗値が大きく発熱量が少ないため、液温参照抵抗体59の間にはスリット50を設けていないが必要に応じてスリット50を設けても良い。
図9は、本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。
CPU98は流量算出部411、ポンプ駆動制御部412を有している。
本実施形態では、所定の発熱温度で平衡状態を保っている発熱抵抗体52と温度補償用の液温参照抵抗体59をそれぞれ抵抗R3、R4と接続しブリッジ回路を構成している。これらのブリッジ抵抗の電圧差を、アンプ306によって作動増幅し、アンプ306の出力をトランジスタTr1、Tr2、抵抗R5、R6から構成されるフィードバック回路によりブリッジ回路に供給する電流iにフィードバックしている。この回路においては発熱抵抗体52は常に液温参照抵抗体59より一定の温度高く保たれている。例えば、流路182に流体が流れて発熱抵抗体52の温度が下がった場合、アンプ306は液温参照抵抗体59との温度差を一定に維持するように流速に応じた電圧を出力する。
アンプ306の出力電圧は第1A/D変換器310によりデジタル値に変換され制御部99に入力される。流量算出部410はアンプ306の出力値から電圧流速変換テーブル302を参照して流量を算出する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は実施形態に例示した温度検出部材や流量検出方法に何ら限定されるものではなく、発熱抵抗体と温度検出部材が複数の流路に沿って配置された流量センサに適用できる。
以上このように、本発明によれば、複数の流路の流量を高精度に検出できる小型の流量センサを提供することができる。

Claims (6)

  1. 流体の流路に沿って配置された発熱抵抗体と温度検出部材とを備えて前記流体の流量に対応する信号を出力する流量センサにおいて、複数の流路を片面に形成した流路基板と、
    複数の前記流路にそれぞれ対応する位置に形成した複数の前記発熱抵抗体と複数の前記温度検出部材が前記流体に接するように前記流路基板に貼り合わせたセンサ基板と、を有し、
    前記センサ基板の隣り合う複数の前記発熱抵抗体の間に貫通穴を形成することを特徴とする流量センサ。
  2. 前記センサ基板は、低温焼結セラミックスであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の流量センサ。
  3. 前記発熱抵抗体または前記検出体は厚膜印刷により形成されることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の流量センサ。
  4. 前記貫通穴に断熱部材を充填したことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項の何れか1項に記載の流量センサ。
  5. 前記温度検出部材は、前記発熱抵抗体の上流側に設けられた第1の温度センサと前記発熱抵抗体の下流側に設けられた第2の温度センサから成ることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第4項の何れか1項に記載の流量センサ。
  6. 前記温度検出部材は、前記発熱抵抗体の上流側に設けられた液温参照抵抗体であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5項の何れか1項に記載の流量センサ。
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