JP2009025014A - 反応検出装置、マイクロチップ検査システム - Google Patents

反応検出装置、マイクロチップ検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の検体を効率よく検査できる反応検出装置、マイクロチップ検査システムを提供する。
【解決手段】マイクロチップの流体注入部に流体を注入して試薬と検体を反応させ反応結果をマイクロチップの検出部から測定する反応検出装置において、マイクロチップを反応検出装置の筐体内に挿入する挿入口と、マイクロチップを所定の温度に調節する温度調節ユニットと、マイクロチップに流体を注入するポンプと、挿入口から挿入されたマイクロチップを流体注入部とポンプが連通する所定の位置に固定する駆動部材と、を少なくとも2つ有することを特徴とする反応検出装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、反応検出装置、マイクロチップ検査システムに関する。
近年、マイクロマシン技術および超微細加工技術を駆使することにより、従来の試料調製、化学分析、化学合成などを行うための装置、手段(例えばポンプ、バルブ、流路、センサなど)を微細化して1チップ上に集積化したシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。これは、μ−TAS(Micro total Analysis System:マイクロ総合分析システム)、バイオリアクタ、ラボ・オン・チップ(Lab−on−chips)、バイオチップとも呼ばれ、医療検査・診断分野、環境測定分野、農産製造分野でその応用が期待されている。特に遺伝子検査に見られるように、煩雑な工程、熟練した手技、機器類の操作が必要とされる場合には、μ−TASを用いることによりコスト、必要試料量、所要時間を削減できる。
本出願人は、マイクロチップの微細流路内に試薬などを封入し、ポンプによって微細流路に液体を注入して試薬などを移動させ、反応部、次いで検出部へ流すことにより、血液など検体との反応結果を測定することができる反応検出装置を提案している(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−28589号公報 特開2006−149379号公報
しかしながら、遺伝子診断等を行う際の検体と試薬の反応には時間がかかるため、このような反応検出装置を用いても測定開始から測定結果が出力されるまで1時間から2時間の時間がかかる。そのため、反応検出装置で検査を行っている間は他の検査を行えないため、緊急の場合でも検査が終わるまで待たなければいけなかった。また、複数の検体を同時に検査できないので効率が悪かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、複数の検体を効率よく検査できる反応検出装置、マイクロチップ検査システムを提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
1.
マイクロチップの流体注入部に流体を注入して試薬と検体を反応させ反応結果を前記マイクロチップの検出部から測定する反応検出装置において、
前記マイクロチップを前記反応検出装置の筐体内に挿入する挿入口と、
前記マイクロチップを所定の温度に調節する温度調節ユニットと、
前記マイクロチップに流体を注入するポンプと、
前記挿入口から挿入された前記マイクロチップを前記流体注入部と前記ポンプが連通する所定の位置に固定する駆動部材と、
を少なくとも2つ有することを特徴とする反応検出装置。
2.
少なくとも2つの前記マイクロチップと、
1に記載の反応検出装置と、
を有することを特徴とするマイクロチップ検査システム。
3.
試薬または検体を駆動する流体が注入される流体注入部と、
前記試薬と前記検体との反応検出が行われる検出部と、
を有するマイクロチップと、
前記マイクロチップに流体を注入して試薬と検体を反応させ反応結果を前記マイクロチップの検出部から測定する反応検出装置と、
を備えるマイクロチップ検査システムにおいて、
前記マイクロチップは、
前記流体注入部と前記検出部を少なくとも2つ有し、
前記反応検出装置は、
前記流体注入部に前記流体を注入するポンプと、
前記ポンプに前記流体を前記流体注入部に注入させ、前記検出部に前記試薬と前記検体を駆動する制御を行うポンプ駆動制御部と、
を少なくとも2つ有し、
前記ポンプ駆動制御部はそれぞれ独立して前記制御を行うことを特徴とするマイクロチップ検査システム。
本発明によれば、複数の検体を反応検出装置で同時に検査できるので効率よく検査することができる。
以下、図面に基づき本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態における反応検出装置80の外観図である。
反応検出装置80はマイクロチップ1に予め注入された検体と、試薬との反応を自動的に検出し、表示部84に結果を表示する装置である。
反応検出装置80の筐体82には2つの挿入口83a、83bがあり、それぞれマイクロチップ1a、1bを挿入口83a、83bに差し込んで筐体82の内部にセットするようになっている。本実施形態では2つの挿入口83a、83bに挿入するマイクロチップ1a、1b、および挿入口83a、83bに挿入されたマイクロチップ1a、1bを検査する機構にそれぞれa、bの符号を付けて区別する。マイクロチップ1a、1bで行う検査は同じ検査でも良いし、異なる検査でも良い。
なお、挿入口83a、83bはマイクロチップ1a、1bを挿入時に挿入口83に接触しないように、マイクロチップ1a、1bの厚みより十分高さがある。85はメモリカードスロット、86はプリント出力口、87は操作パネル、88は入出力端子である。
検査担当者は図1の矢印方向にマイクロチップ1a、1bのいずれか一方または両方を挿入し、操作パネル87を操作して検査を開始させる。反応検出装置80の内部では、マイクロチップ1a、1b内の反応の検査が自動的に行われ、検査が終了すると液晶パネルなどで構成される表示部84に結果が表示される。検査結果は操作パネル87の操作により、プリント出力口86よりプリントを出力したり、メモリカードスロット85に挿入されたメモリカードに記憶することができる。また、外部入出力端子88から例えばLANケーブルを使って、パソコンなどにデータを保存することができる。
検査担当者は、検査終了後、マイクロチップ1a、1bを挿入口83a、83bから取り出す。
次に、本発明の実施形態に係わるマイクロチップ1の一例について、図2を用いて説明する。
図2(a)、図2(b)はマイクロチップ1の外観図である。図2(a)において矢印は、後述する反応検出装置80にマイクロチップ1を挿入する挿入方向であり、図2(a)は挿入時にマイクロチップ1の下面となる面を図示している。図2(b)はマイクロチップ1の側面図である。
図2(a)の窓111はマイクロチップ1内部の検出部19で行われる検体と試薬の反応を光学的に検出するために設けられており、ガラスや樹脂などの透明な部材で構成されている。110a、110b、110c、110d、110eは内部の微細流路に連通する流体注入部であり、各流体注入部110から流体を注入し内部の試薬等を駆動する。113はマイクロチップ1に検体を注入するための検体注入部である。
なお、本実施形態では流体として液体を注入する例について説明するが、流体は液体に限定されるものではなく空気など気体でも良い。
図2(b)に示すように、マイクロチップ1は溝形成基板108と、溝形成基板108を覆う被覆基板109から構成されている。
マイクロチップ1を構成する溝形成基板108と被覆基板109に用いる材料について説明する。
マイクロチップ1は、加工成形性、非吸水性、耐薬品性、耐候性、コストなどに優れていることが望まれており、マイクロチップ1の構造、用途、検出方法などを考慮して、マイクロチップ1の材料を選択する。その材料としては従来公知の様々なものが使用可能であり、個々の材料特性に応じて通常は1以上の材料を適宜組み合わせて、基板および流路エレメントが成形される。
特に、多数の測定検体、とりわけ汚染、感染のリスクのある臨床検体を対象とするチップは、ディスポーサブルタイプであることが望ましい。そのため、量産可能であり、軽量で衝撃に強く、焼却廃棄が容易なプラスチック樹脂、例えば、透明性、機械的特性および成型性に優れて微細加工がしやすいポリスチレンが好ましい。また、例えば分析においてチップを100℃近くまで加熱する必要がある場合には、耐熱性に優れる樹脂(例えばポリカーボネートなど)を用いることが好ましい。また、タンパク質の吸着が問題となる場合にはポリプロピレンを用いることが好ましい。樹脂やガラスなどは熱伝導率が小さく、マイクロチップ1の局所的に加熱される領域に、これらの材料を用いることにより、面方向への熱伝導が抑制され、加熱領域のみ選択的に加熱することができる。
本実施形態では、検出部19において、反応の検出を光学的に行うので、少なくともこの部位の基板は光透過性の材料(例えばアルカリガラス、石英ガラス、透明プラスチック類)を用い、光が透過するようにする必要がある。本実施形態においては、検出部の窓111は光透過性の材料が用いられていて、窓111を光が透過するようになっている。
本発明の実施形態に係わるマイクロチップ1には、検査、試料の処理などを行うための、微小な溝状の流路(微細流路)および機能部品(流路エレメント)が、用途に応じた適当な態様で配設されている。本実施形態では、これらの微細流路および流路エレメントによってマイクロチップ1内で行われる特定の遺伝子の増幅およびその検出を行う処理の一例を図2(c)を用いて説明する。なお、本発明の適用は図2(c)で説明するマイクロチップ1の例に限定されるものでは無く、様々な用途のマイクロチップ1に適用できる。
図2(c)はマイクロチップ1内部の微細流路および流路エレメントの機能を説明するための説明図である。
微細流路には、例えば検体液を収容する検体収容部121、試薬類を収容する試薬収容部120、試薬収容部123などが設けられており、場所や時間を問わず迅速に検査ができるよう、試薬収容部120、123には必要とされる試薬類、洗浄液、変性処理液などがあらかじめ収容されている。図2(c)において、試薬収容部120、試薬収容部123、検体収容部121および流路エレメントは四角形で表し、その間の微細流路は実線と矢印で表す。
マイクロチップ1は、微細流路を形成した溝形成基板108と溝状の流路を覆う被覆基板109から構成されている。微細流路はマイクロメーターオーダーで形成されており、例えば幅は数μm〜数百μm、好ましくは10〜200μmで、深さは25〜500μm程度、好ましくは25〜250μmである。
少なくともマイクロチップ1の溝形成基板108には、上記の微細流路が形成されている。被覆基板109は、少なくとも溝形成基板の微細流路を密着して覆う必要があり、溝形成基板の全面を覆っていても良い。なお、マイクロチップ1の微細流路には、例えば、図示せぬ送液制御部、逆流防止部(逆止弁、能動弁など)などの送液を制御するための部位が設けられ、逆流を防止し、所定の手順で送液が行われるようになっている。
検体注入部113はマイクロチップ1に検体を注入するための注入部、流体注入部110はマイクロチップ1に流体を注入するための注入部である。マイクロチップ1による検査を行うに先立って、検査担当者は検体を検体注入部113から注射器などを用いて注入する。図2(c)に示すように、検体注入部113から注入された検体は、連通する微細流路を通って検体収容部121に収容される。
次に、流体注入部110aから流体を注入すると、流体は連通する微細流路を通って検体収容部121に収容されている検体を押し出し、増幅部122に検体を送り込む。
一方、流体注入部110bから注入された流体は、連通する微細流路を通って試薬収容部120aに収容されている試薬を押し出す。試薬収容部120aから押し出された試薬は増幅部122に流体によって送り込まれる。このときの反応条件によっては、増幅部122の部分を所定の温度にする必要があり、後で説明するように反応検出装置80の内部で加熱または吸熱して所定の温度で反応させる。
所定の反応時間の後、さらに流体により増幅部122から送り出された反応後の検体を含む溶液は、検出部19に注入される。窓111から検出部19に光を照射すると、検体と反応した試薬が例えば蛍光を発光するので蛍光の光量を測定することにより反応結果を計測することができる。検出部19で反応結果を計測後の溶液は廃液溜め部125に送液される。
図3は、本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の内部構成の一例を示す斜視図、図4は、本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の内部構成の一例を示す断面図、である。
反応検出装置80は、温度調節ユニット152、ポンプユニット92、パッキン96、パッキン97、流体タンク91、駆動部材303などから構成される。図3はマイクロチップ1a、1bをそれぞれ温度調節ユニット152a、152bとパッキン97a、97bに密着させている状態である。図3に示すマイクロチップ1a、1bは、試薬の反応結果を測光する検出部19がマイクロチップ1の内部に1つ設けられている例である。本実施形態では挿入口83a、83bから挿入されたマイクロチップ1a、1bを検査する機構は図3に示すように同一機構であり、必要な時以外はa、bの区別をせずに説明する。図4は図3に示す機構の断面図である。以下、図3、図4を用いて実施形態を説明する。
温度調節ユニット152とマイクロチップ1は、モータ302、送りネジ301、トレイ300等からなる駆動部材303により駆動され、紙面上下方向に移動可能である。初期状態において、駆動部材303により温度調節ユニット152を、図3の状態からマイクロチップ1の厚み以上上昇させる。すると、マイクロチップ1は図3の矢印A方向に挿抜可能であり、検査担当者は挿入口83からトレイ300の図示せぬ規制部材に当接するまでマイクロチップ1を挿入する。所定の位置までマイクロチップ1を挿入するとフォトインタラプタなどを用いたチップ検知部95がマイクロチップ1を検知し、オンになる。
温度調節ユニット152は、ペルチェ素子、電源装置、温度制御装置などを内蔵し、発熱または吸熱を行ってマイクロチップ1の面を所定の温度に調整するユニットである。
次に、駆動部材303により温度調節ユニット152とトレイ300を下降させて、マイクロチップ1を温度調節ユニット152とパッキン97に密着させる。
マイクロチップ1の検出部19では、検体とマイクロチップ1内に貯蔵された試薬が反応して、例えば呈色、発光、蛍光、混濁などをおこす。本実施形態では試薬の反応結果を測光するマイクロチップ1の検出部19を構成する溝形成基板108と被覆基板109は、光透過性の材料になっていて、試薬と検体の反応結果は、マイクロチップ1の検出部19を透過する光を測光または測色することで解析することができる。
光検出部163は発光部160と受光部161から成り、マイクロチップ1の検出部19を透過する光を検出できるように配置されている。なお、光検出部163はマイクロチップ1の検出部19を透過する光を検出する方式に限定されるものではなく、検出部19に光を照射し反射光を検出しても良い。図3には受光部161bが図示されていないが、本実施形態では発光部160a、受光部161aからなる光検出部163aと発光部160b、受光部161bからなる光検出部163bを備えているものとする。
図4に示すように、ポンプユニット92は少なくとも一つのポンプ62を有している。ポンプ62の吸込側には、パッキン96が接続され、流体タンク91に充填された流体を吸い込むようになっている。一方、ポンプ62の吐出側にはパッキン97が接続されていて、吸い込んだ流体を、パッキン97を介してマイクロチップ1の流体注入部110からマイクロチップ1内に形成された微細流路に注入する。パッキン97はポンプユニット92とマイクロチップ1の間に挟まれ、ポンプ62の流体出口とパッキン97の開口部と流体注入部110とは連通している。このように、ポンプ62から、連通しているパッキン97を介して流体注入部110より流体を注入する。
本実施形態では、マイクロチップ1a、1bにそれぞれ流体を注入するため流体タンク91a、91b、パッキン96a、96b、パッキン97a、97bをそれぞれ設けているが、これらは共通化しても良い。例えば、一つの流体タンク91でポンプユニット92a、92bに流体を供給することもできる。また、マイクロチップ1a、1bの流体注入部110とに対応する図3には図示せぬポンプ62に連通するパッキン97a、97bを共通化することもできる。また、マイクロチップ1a、1bの流体注入部110に対応するポンプ62を内蔵しているポンプユニット92であれば、必ずしも2つのポンプユニット92a、92bを設ける必要は無い。
次にポンプユニット92について図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施形態におけるポンプユニット92の構成の一例を示す説明図である。
このポンプユニット92は、シリコン製の基板67と、その上のガラス製の基板68と、その上のガラス製の基板69との3つの基板から構成されている。基板67と基板68は陽極結合、基板68と基板69は接着や融着によって接合されている。
シリコン製の基板67と、その上に陽極接合によって貼り合わされたガラス製の基板68との間の内部空間によってポンプ62(ピエゾポンプ)が構成されている。ポンプ62の駆動源は一例として圧電素子であり、内部の加圧室の体積を変化させることにより図5の左から右方向に送液する。
ポンプ62の上流側は基板67に設けられた流路から基板68の貫通孔66aを介して、ガラス製の基板に設けられた開口64に連通されている。開口64は、パッキン96を介して流体タンク91に接続されていて、流体タンク91に充填された流体を吸い込むようになっている。
基板69には、流路70がパターンニングされている。一例として、流路70の寸法および形状は、幅が150μm程度、深さが300μm程度の断面矩形状である。流路70の下流側には開口65が設けられ、ポンプ62によって流路70を通って送液される。パッキン97には、パッキン97とポンプユニット92が密着したときの開口の位置に合わせて開口が設けられている。また、パッキン97の開口は、パッキン97がマイクロチップ1と密着したときの流体注入部110の位置に合わせて設けられているので、各ポンプ62によって流体注入部110に流体を注入することができる。
図5ではポンプ62を複数備えたポンプユニット92の例を図示しているが、本発明ではポンプ62の数は1つ以上であればいくつでも良い。図3の例では2つのポンプユニット92a、92bを用いて2つのマイクロチップ1a、1bに流体を注入しているが、流体注入部110に対応するポンプ62を備えたポンプユニット92であれば1つでも良い。
図6は、本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。
制御部99は、CPU98(中央処理装置)とRAM97(Random Access Memory)、ROM96(Read Only Memory)等から構成され、不揮発性の記憶部であるROM96に記憶されているプログラムをRAM97に読み出し、当該プログラムに従って反応検出装置80の各部を集中制御する。
以下、いままでに説明した機能と同一機能を有する機能ブロックには同番号を付し、説明を省略する。
チップ検知部95はマイクロチップ1が規制部材に当接すると検知信号をCPU98に送信する。位置制御部411は検知信号を受信すると、機構駆動部32に指令して駆動部材303を駆動し、所定の手順でマイクロチップ1と温度調整ユニット152を下降または上昇させ流体注入部110とポンプ62が連通する所定の位置に固定する。第1の実施形態では2つのチップ検知部95a、95bと2つの位置制御部411a、411bと機構駆動部32a、32bを備え、それぞれ独立して機能する。
ポンプ駆動部500は各ポンプ62の圧電素子を駆動する駆動部である。ポンプ駆動制御部412はプログラムに基づいて、所定量の流体を注入または吸入するようにポンプ駆動部500を制御する。ポンプ駆動部500はポンプ駆動制御部412の指令を受けて、圧電素子を駆動する。第1の実施形態では2つのポンプ駆動制御部412a、412bと2つのポンプ駆動部500a、500bを備え、それぞれ独立して機能する。
CPU98は所定のシーケンスで検査を行い、検査結果をRAM97に記憶する。発光部160は検出部19に光を照射し、光量算出部410は受光部161の出力する電気信号から光量を算出し検査結果とする。本実施形態では、図3のように光検出部163aと光検出部163bをそれぞれ検出部19a、19bに対応する位置に配設した場合について説明するが、一組の光検出部163を移動機構により検出部19a、19bに対応する位置に移動させて測定しても良い。
検査結果は、操作部87の操作によりメモリカード501に記憶したり、プリンタ503によってプリントすることができる。
このように、反応検出装置80は複数のマイクロチップ1を収納し、それぞれのマイクロチップ1内の試薬と検体を反応させるために必要な機構を備えているので、複数の検体を効率よく検査をすることができる。
なお、チップ検知部95は必須ではなく、例えばマイクロチップ1を挿入後、検査担当者が操作することにより検査を開始するようにしても良い。
図7は、本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の外観図である。
第2の実施形態の反応検出装置80は、挿入口83が一つの場合であり、マイクロチップ1を挿入口83に差し込んで筐体82の内部にセットするようになっている。本実施形態の機能部品は第1の実施形態と同じであり、同番号を付し説明を省略する。
検査担当者は図1の矢印方向にマイクロチップ1を挿入し、操作パネル87を操作して検査を開始させる。反応検出装置80の内部では、マイクロチップ1内の反応の検査が自動的に行われ、検査が終了すると液晶パネルなどで構成される表示部84に結果が表示される。検査結果は操作パネル87の操作により、プリント出力口86よりプリントを出力したり、メモリカードスロット85に挿入されたメモリカードに記憶することができる。また、外部入出力端子88から例えばLANケーブルを使って、パソコンなどにデータを保存することができる。
検査担当者は、検査終了後、マイクロチップ1を挿入口83から取り出す。
図8は、本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の内部構成の一例を示す斜視図、図9は、本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の内部構成の一例を示す断面図である。
反応検出装置80は、温度調節ユニット152、ポンプユニット92、パッキン96、パッキン97、流体タンク91、駆動部材303などから構成される。図8はマイクロチップ1cを温度調節ユニット152とパッキン96、97に密着させている状態である。図8に示す機構の断面は図4で説明した機構と同じである。
図8に示すマイクロチップ1cは、試薬の反応結果を測光する検出部19が、マイクロチップ1cの内部に検出部19aa、19abのように2つ設けられている例である。また、検出部19aa、19abで行われる検体と試薬の反応を光学的に検出するために図8には図示せぬ窓111が2つ設けられている。本実施形態では2つの検出部19を有する例を説明するが、検出部19の数はいくつでも良い。
マイクロチップ1cの内部には図2で説明した試薬収容部120、検体収容部121、流体注入部110、検体注入部113およびこれらに連通する微細流路や流路エレメントを2組有し、試薬と検体の反応結果を検出部19aa、19abでそれぞれ検出できるようになっている。検出部19aa、19abで行う試薬と検体の反応検査は、同じ試薬を用いて同じ検査手順で行っても良いし、異なる試薬や手順を用いても良い。
検出部19aa、19abから試薬と検体の反応結果を検出する光検出部163も図8に示すように光検出部163aa、163abの2つが設けられている。光検出部163aaは発光部160aa、受光部161aa、光検出部163abは発光部160ab、受光部161abからなり検出部19aa、19abを透過する光をそれぞれ検出できるように配置されている。なお、光検出部163はマイクロチップ1の検出部19を透過する光を検出する方式に限定されるものではなく、検出部19に光を照射し反射光を検出しても良い。また、光検出部163は必ずしも2つ設ける必要はなく、光検出部163の移動機構を設け、複数の検出部19の位置に順次光検出部163が移動して検査するように構成しても良い。
ポンプ62から、連通しているパッキン97を介して流体注入部110より流体を注入する機構は図3で説明した機構と同様である。マイクロチップ1cの流体注入部110にはそれぞれポンプ62が連通し、2つの検査を並行して行えるようになっている。
このようにすることにより、時間のかかるマイクロチップ1の内部で行う試薬と検体との反応を並行して行うことができるので、検査を効率良くおこなうことができる。
図9は、本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。
第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。第2の実施形態では反応検出装置80に挿入できるマイクロチップ1cは1つであり、位置制御部411、機構駆動部32、チップ検知部95、温度調整ユニット152は一つである。一方、マイクロチップ1cは2つの検査を同時に行えるように構成されているので、反応検出装置80にもポンプ駆動部500、発光部160、受光部161がそれぞれ2つ設けられている。
温度調節ユニット152とマイクロチップ1は、モータ302、送りネジ301等からなる駆動部材303により駆動され、紙面上下方向に移動可能である。初期状態において、駆動部材303により温度調節ユニット152を、図8の状態からマイクロチップ1の厚み以上上昇させる。すると、マイクロチップ1は図8の矢印A方向に挿抜可能であり、検査担当者は挿入口83からトレイ300の図示せぬ規制部材に当接するまでマイクロチップ1を挿入する。所定の位置までマイクロチップ1を挿入するとフォトインタラプタなどを用いたチップ検知部95がマイクロチップ1を検知し、オンになる。
温度調節ユニット152は、ペルチェ素子、電源装置、温度制御装置などを内蔵し、発熱または吸熱を行ってマイクロチップ1の面を所定の温度に調整するユニットである。
次に、駆動部材303により温度調節ユニット152とマイクロチップ1を下降させて、マイクロチップ1を温度調節ユニット152とパッキン97に密着させる。
マイクロチップ1の検出部19では、検体とマイクロチップ1内に貯蔵された試薬が反応して、例えば呈色、発光、蛍光、混濁などをおこす。本実施形態では試薬の反応結果を測光するマイクロチップ1の検出部19を構成する溝形成基板108と被覆基板109は、光透過性の材料になっていて、試薬と検体の反応結果は、マイクロチップ1の検出部19を透過する光を測光または測色することで解析することができる。
光検出部163aaは発光部160aaと受光部161aaから成り、マイクロチップ1cの検出部19aaを透過する光を検出できるように配置されている。また、光検出部163abは発光部160abと受光部161abから成り、マイクロチップ1cの検出部19abを透過する光を検出できるように配置されている。なお、光検出部163はマイクロチップ1の検出部19を透過する光を検出する方式に限定されるものではなく、検出部19に光を照射し反射光を検出しても良い。
ポンプユニット92の吸込側には、パッキン96が接続され、流体タンク91に充填された流体を吸い込むようになっている。一方、ポンプユニット92の吐出側にはパッキン97が接続されていて、吸い込んだ流体を、パッキン97を介してマイクロチップ1の流体注入部110からマイクロチップ1内に形成された微細流路に注入する。パッキン97はポンプユニット92とマイクロチップ1の間に挟まれ、ポンプユニット92の流体出口とパッキン97の開口部と流体注入部110とは連通している。このように、ポンプユニット92から、連通しているパッキン97を介して流体注入部110より流体を注入する。
図10、図11は本発明の第2の実施形態において、反応検出装置80による検査の手順を説明するフローチャートである。
なお、温度調節ユニット152は反応検出装置80の電源投入時に通電され、所定の温度になっているものとする。また、検査に先立って、パッキン97上端まで流体が充填されているものとする。
最初に、図10に示す検査のメインルーチンを説明する。
S101:マイクロチップ1cを挿入するステップである。
検査担当者は、挿入口83からマイクロチップ1cを図示せぬ規制部材に当接するまで挿入する。
S102:マイクロチップ1cを所定の位置に固定するステップである。
挿入口83から挿入されたマイクロチップ1cが図示せぬ規制部材に当接し、CPU98がチップ検知部95から検知信号を検知する。すると、位置制御部411は機構駆動部32を制御し、ポンプ62と連通するパッキン97と流体注入部110が連通する所定の位置に駆動部材303により移動させて適当な圧力で密着するよう固定する。また、温度調節ユニット152も駆動部材303に連動してマイクロチップ1に適当な圧力で密着する。
S103:第1検査ルーチンをコールするステップである。
マイクロチップ1cに所定の手順で流体を注入し、検査を行う第1検査ルーチンをコールする。第1検査ルーチンを実行することにより、例えば、検出部19aaに反応結果が得られ、検出結果が表示部84に表示される。
S104:第2検査ルーチンをコールするステップである。
マイクロチップ1cに所定の手順で流体を注入し、検査を行う第2検査ルーチンをコールする。第2検査ルーチンを実行することにより、例えば、検出部19abに反応結果が得られ、検出結果が表示部84に表示される。
以上で検査の手順は終了である。
このように、第1検査ルーチンと第2検査ルーチンとを並行して実行する。
次に、図11に示す第1検査ルーチンを説明する。
S201:流体をマイクロチップ1cに注入するステップである。
ポンプ駆動制御部412aは所定のシーケンスに従って、ポンプ駆動部500aに指令して対応するポンプ62を駆動し、マイクロチップ1cの流体注入部110に流体を順次注入する。注入された流体は、マイクロチップ1cの流路内の検体や試薬を所定のシーケンスで検出部19aaまで送り込み、反応させる。
S202:検出部19aaの反応結果を検出するステップである。
所定の反応時間経過後、光量算出部410は、発光部160aaを発光させてマイクロチップ1cの検出部19aaを照明し、検出部19aaを透過した透過光を受光した受光部161aaからの入力信号をCPU98に内蔵するA/D変換器でデジタル値に変換し、測光値を得る。
S203:反応結果を表示するステップである。
光量算出部410は、受光部161aaが測光した結果から演算し、反応結果を表示部84に表示する。
次に、図12に示す第2検査ルーチンを説明する。
S301:流体をマイクロチップ1cに注入するステップである。
ポンプ駆動制御部412bは所定のシーケンスに従って、ポンプ駆動部500bに指令して対応するポンプ62を駆動し、マイクロチップ1cの流体注入部110に流体を順次注入する。注入された流体は、マイクロチップ1cの流路内の検体や試薬を所定のシーケンスで検出部19abまで送り込み、反応させる。
S302:検出部19abの反応結果を検出するステップである。
所定の反応時間経過後、光量算出部410は、発光部160abを発光させてマイクロチップ1cの検出部19abを照明し、検出部19abを透過した透過光を受光した受光部161abからの入力信号をCPU98に内蔵するA/D変換器でデジタル値に変換し、測光値を得る。
S303:反応結果を表示するステップである。
光量算出部410は、受光部161abが測光した結果から演算し、反応結果を表示部84に表示する。
なお、第2の実施形態では反応検出装置80の挿入口83は1つであり、1つのマイクロチップ1cしか検査できない例を説明したが、これに限定されるものではなく第1の実施形態と同様に複数の挿入口83と機構を設けて複数のマイクロチップ1cを検査することもできる。
以上このように、本発明によれば、複数の検体を効率よく検査できる反応検出装置、マイクロチップ検査システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の外観図である。 本発明の実施形態に係わるマイクロチップ1の説明図である。 本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の内部構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係わる反応検出装置80の内部構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係わるポンプユニット92の内部構成の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。 本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の外観図である。 本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の内部構成の一例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態における反応検出装置80の回路ブロック図である。 本発明の第2の実施形態における反応検出装置80による検査の手順を説明するフローチャートである。 第1検査ルーチンを説明するフローチャートである。 第2検査ルーチンを説明するフローチャートである。
符号の説明
1 マイクロチップ
19 検出部
62 ポンプ
80 反応検出装置
82 筐体
83 挿入口
84 表示部
91 流体タンク
92 ポンプユニット
96 パッキン
97 パッキン
110 流体注入部
152 温度調節ユニット
160 発光部
161 受光部
300 トレイ
301 送りネジ
302 モータ
303 駆動部材

Claims (3)

  1. マイクロチップの流体注入部に流体を注入して試薬と検体を反応させ反応結果を前記マイクロチップの検出部から測定する反応検出装置において、
    前記マイクロチップを前記反応検出装置の筐体内に挿入する挿入口と、
    前記マイクロチップを所定の温度に調節する温度調節ユニットと、
    前記マイクロチップに流体を注入するポンプと、
    前記挿入口から挿入された前記マイクロチップを前記流体注入部と前記ポンプが連通する所定の位置に固定する駆動部材と、
    を少なくとも2つ有することを特徴とする反応検出装置。
  2. 少なくとも2つの前記マイクロチップと、
    請求項1に記載の反応検出装置と、
    を有することを特徴とするマイクロチップ検査システム。
  3. 試薬または検体を駆動する流体が注入される流体注入部と、
    前記試薬と前記検体との反応検出が行われる検出部と、
    を有するマイクロチップと、
    前記マイクロチップに流体を注入して試薬と検体を反応させ反応結果を前記マイクロチップの検出部から測定する反応検出装置と、
    を備えるマイクロチップ検査システムにおいて、
    前記マイクロチップは、
    前記流体注入部と前記検出部を少なくとも2つ有し、
    前記反応検出装置は、
    前記流体注入部に前記流体を注入するポンプと、
    前記ポンプに前記流体を前記流体注入部に注入させ、前記検出部に前記試薬と前記検体を駆動する制御を行うポンプ駆動制御部と、
    を少なくとも2つ有し、
    前記ポンプ駆動制御部はそれぞれ独立して前記制御を行うことを特徴とするマイクロチップ検査システム。
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