JPWO2008114676A1 - 光伝送システム及び電子機器 - Google Patents

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圭輔 宇野
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Abstract

光配線用スペースの狭小化を実現するとともに、安価かつ低消費電力で双方向に光伝送が可能な光伝送システムを提供する。クロック信号を光信号として伝送するコア部(33a)と、前記クロック信号の伝送方向と同方向の第1の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送するコア部(33b)と、前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向の第2の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送するコア部(33c)とを備えるとともに、前記第1の方向へ伝送されるデータ信号または制御信号を、前記クロック信号に同期させて伝送し、前記第2の方向に伝送されるデータ信号または制御信号を、コア部(33a)を介して伝送されたクロック信号に同期させて伝送し、コア部(33c)を介して伝送されたデータ信号または制御信号を、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期させることによって、データ信号または制御信号を双方向に伝送する。

Description

本発明は、光信号を双方向に伝送する光伝送システムおよび電子機器に関するものである。
近年では、高速で大容量のデータ通信が可能な光通信網が拡大している。今後、この光通信網は、機器間から機器内への搭載が予想されている。そして、この光通信網の分野においては、プリント配線基板を光配線として実現するために、アレイ化が可能な光導波路が期待されている。
光導波路は、コアと呼ばれる芯とそれを覆うクラッドと呼ばれる鞘との二重構造になっており、クラッドよりもコアの屈折率が高くなっている。すなわち、コアに入射した光信号は、コア内部で全反射を繰り返すことによって伝搬される。このような光導波路については、例えば特許文献1および特許文献2などに開示されている。
また、特に近年では、より小型、薄型の民生機器に搭載されるフレキシブルな光配線を光導波路で実現することが求められている。これに対しては、光導波路のコアおよびクラッドの材料に従来よりもさらに柔軟な材料を用いることによって、高い屈曲性を有する光導波路が開発されている。このような高い屈曲性を有する光導波路を用いれば、機器内の基板間でのデータ伝送をも光導波路にて行うことが可能となる。
そこで、光導波路を用いた光導波路モジュールにおける光伝送の仕組みについて簡単に説明する。まず、外部から入力される電気信号に基づいて、駆動部が発光部(光素子)の発光を駆動し、発光部が光導波路の光入射面に対して光を照射する。光導波路の光入射面に照射された光は、光導波路内に導入され、光導波路の光出射面から出射される。そして、光導波路の光出射面から出射された光は、受光部(光素子)により受光され電気信号に変換される。
上記光導波路を用いて双方向通信を行う場合、その伝送方式としては例えば、特許文献1に開示されているような、双方向に伝送されるデータ用信号のそれぞれと同期したクロック信号を双方向に伝送する光伝送方式が用いられている。
特許文献3に記載の光伝送方式は、第1の光伝送装置と第2の光伝送装置との間で、転送データとその転送データと同期したクロック信号とをそれぞれパラレルで双方向に光伝送するものである。
特許文献3に記載の光伝送方式について、図20及び図21を用いて具体的に説明すると、以下のとおりである。図20に示すように、第1光伝送装置101から第2光伝送装置102へデータを伝送するための光配線103と、光配線103を介して伝送されるデータと同期したクロック信号を伝送するための光配線105と、第2光伝送装置102から第1光伝送装置101へデータを伝送するための光配線104と、光配線104を介して伝送されるデータと同期したクロック信号を伝送するための光配線106とを備えている。すなわち、特許文献3に記載の光伝送方式は、第1光伝送装置101から第2光伝送装置102へのクロック信号用の光配線105及び第2光伝送装置102から第1光伝送装置101へのクロック信号用の光配線106の2本のクロック信号用の光配線を必要としている。また、図21で示すように、端末装置からの複数のデータ線に対してこれらのデータを同期させるクロック信号線を備え、光伝送ブロックからのデータ線に対してこれらのデータを同期させるクロック信号線を備えている。
このように、従来の光伝送方式を用いて双方向通信を行う場合においては、少なくとも双方向のデータ伝送用光配線2本と、双方向のクロック信号伝送用光配線2本との、合計4本の光配線が必要となる。
日本国公開特許公報「特開2001―242334公報(公開日:2001年9月7日)」 日本国公開特許公報「特開2001―330742公報(公開日:2001年11月30日)」 日本国公開特許公報「特開平8−293834号公報(公開日:1996年11月5日)」
しかしながら、上記光導波路を用いた携帯電話機等の電子機器における双方向通信に、上記従来の伝送方式を用いると以下のような問題が生じる。
上記従来の伝送方式では、上述したように、双方向通信を行うために少なくとも光配線が4本必要となるため、光配線用のスペースとして光配線4本分のスペースが必要となる。これは、光導波路を用いて実現しようとしている電子機器の小型化を阻害する要因となってしまうおそれがある。
また、各光配線のO/E変換・E/O変換等において電力が消費されるため、光配線の数が多くなると、機器全体の消費電力の増大という問題が生じるおそれがある。また、光配線が多いと、光配線を購入するためのコストも大きくなってしまう。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、光配線用のスペースの狭小化を実現するとともに、安価かつ低消費電力で双方向に光伝送が可能な光伝送システムを提供することにある。
本発明の光伝送システムは、上記課題を解決するために、透光性を有する材料から構成されるコア部、および該コア部の屈折率とは異なる屈折率を有する材料から構成されるクラッド部からなる光伝送路と、電気信号に応じた光信号を前記光伝送路の光入射面に対して照射する発光部を含む光送信部と、前記発光部から前記コア部の光入射面に照射され前記コア部内を伝送する光信号を受信して、該光信号に応じた電気信号を出力する受光部を含む光受信部とを備える少なくとも1つの光伝送モジュールによって、データ信号または制御信号を双方向に伝送可能にする光伝送システムであって、前記光伝送システムは、クロック信号を光信号として伝送する1つの第1のコア部と、前記クロック信号の伝送方向と同方向である第1の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送する、少なくとも1つの第2のコア部と、前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向である第2の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送する、少なくとも1つの第3のコア部とを備えるとともに、前記第1の方向へ伝送されるデータ信号または制御信号を、前記クロック信号に同期させて前記第2のコア部を介して伝送し、前記第2の方向に伝送されるデータ信号または制御信号を、前記第1のコア部を介して伝送されたクロック信号に同期させて、前記第3のコア部を介して伝送し、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号を、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期させることによって、データ信号または制御信号を双方向に伝送することを特徴としている。
上記構成によれば、一方向に伝送されるクロック信号に、双方向の信号を同期させて、信号の送受信を行っているため、前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向のクロック信号用の光配線を設けていない。
これにより、前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向のクロック信号用の光配線分だけ、光配線スペースを小さくすることが可能となる。従って、光伝送路を用いた携帯電話機等の電子機器をより小型化することができる。
また、光配線では光送信部および光受信部の駆動等に電力が用いられるため、前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向のクロック信号用の光配線を設けないことにより、光配線数を減らすことができ、その結果、消費電力を低減することができる。
さらに、前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向のクロック信号用の光配線を設けないことにより、光配線数を減らすことができるため、携帯電話機等の電子機器の製造コストを低減することが可能となる。
また、本発明の光伝送システムは、少なくとも1つの前記光伝送路が、前記第1のコア部と、前記第2のコア部と、前記第3のコア部とのうち、少なくとも2つのコア部を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、1つの光伝送路、すなわち1つの光伝送モジュールが複数のコア部を備えているため、本発明の光伝送システムを構成する光伝送モジュールの数を減らすことができる。これにより、光配線スペースをさらに小さくすることが可能となる。従って、光伝送路を用いた携帯電話機等の電子機器をより小型化することができる。
また、本発明の光伝送システムは、前記第1のコア部を有する前記光伝送モジュールと、前記第2のコア部を有する前記光伝送モジュールと、前記第3のコア部を有する前記光伝送モジュールとのうち、少なくとも2つの光伝送モジュールのそれぞれにおける前記発光部および前記受光部が、それぞれ、同一の前記光送信部および同一の前記光受信部に備えられていることが好ましい。
上記構成によれば、複数の光伝送モジュールを一体化することにより、商品のバリエーションが広がる。例えば、クロック用コア部を備える光伝送モジュールと、第1の方向に光を伝送するコア部を備える光伝送モジュールとを一体化させたモジュールを1つの商品とし、他の光伝送モジュールの伝送方向が第2の方向となるように組み合わせることによっても本発明の効果を得ることができる。また、クロック用コア部を備える光伝送モジュールと、第1の方向に光を伝送するコア部を備える光伝送モジュールと、第2の方向に光を伝送するコア部を備える光伝送モジュールとを一体化させた1つのモジュールとして商品化することもできる。さらには、いずれかの光伝送モジュールを一体化しているため、光配線を設置するスペースをさらに小さくすることもできる。
また、本発明の光伝送システムは、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して、該クロック信号の半周期以下の時間だけ遅延を有する場合において、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号と、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号との同期を、該クロック信号の立下りエッジで取ることが好ましい。
上記構成によれば、前記第2の方向にデータまたは制御信号の光信号を伝送するコア部を介して伝送されたデータまたは制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロックに対して、一定時間遅延した場合であっても、前記遅延したデータまたは制御信号に対しても正しく同期を取ることができる。
また、本発明の光伝送システムは、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して遅延を有する場合において、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号の位相を反転させるクロック反転回路をさらに備え、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号と、前記クロック反転回路によって位相が反転されたクロック信号との同期を、該位相が反転されたクロック信号の立ち上がりエッジで取ることが好ましい。
上記構成によれば、クロック信号を反転させることにより、立下りエッジを立ち上がりエッジと変換することができるため、同期および/または信号の読み取りを立ち上がりエッジでしかできないCPU(Central Processing Unit)等を含む電子機器にも、本発明の光伝送システムを適用することができる。
また、本発明の光伝送システムは、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して遅延を有する場合において、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期するように、前記クロック信号を予め設定された時間だけ遅延させる遅延回路を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、前記第2の方向にデータまたは制御信号の光信号を伝送するコア部を介して伝送されたデータまたは制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロックに対して一定時間遅延した場合であっても、該遅延時間に相応する時間分だけ前記第1の方向に伝送される前記クロックを遅延させるため、正しく同期を取ることができる。
また、本発明の光伝送システムは、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して遅延を有する場合において、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期するように、前記第2の方向に伝送されるデータ信号または制御信号を予め設定された時間だけ遅延させる、または、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号を予め設定された時間だけ遅延させる、遅延回路を備えていることが好ましい。
例えば、前記第2の方向へ伝送されたデータ等を、前記第1の方向へ伝送する前のクロック信号の、あるパルスの立ち上がりエッジで同期させようとする場合に、第2の方向へデータ等を伝送する速度が遅いと、第2の方向へ伝送されたデータ等が遅延するため、前記パルスの前記立ち上がりエッジで同期させることができなくなる。
しかしながら、上記構成によれば、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期するように、第2の方向へ伝送するデータ等、または第2の方向へ伝送されたデータ等を遅延させることができるため、前記パルスより1周期後の次のパルスにおける立ち上がりエッジで同期させることができる。これにより、同期および/または信号の読み取りを立ち上がりエッジでしかできないCPU等を含む電子機器にも、本発明の光伝送システムを適用することができる。
また、本発明の光伝送システムにおける、前記遅延回路は、ローパスフィルタと波形整形回路とから構成されていることが好ましい。
パルスを遅延させる方法としては、例えば、パルスをカウントして時間的に遅らせるために内部にタイマーを備える方法も考えられるが、この場合、カウンターなどのロジック回路を有する必要があり、回路構成が複雑になってしまう。また、回路構成が複雑になれば、消費電力の増大をも招来してしまう。
しかしながら、上記構成によれば、カウンター等のロジック回路を有する必要がなくなるため、簡素な回路構成でパルスの遅延を実現することができる。その結果、遅延回路を設置するためのスペースを小さくすることができ、また、消費電力量を低減することも可能となる。
また、本発明は、上記光伝送システムを備えた電子機器であってもよい。
本発明の光伝送システムは、以上のように、前記光伝送システムは、クロック信号を光信号として伝送する1つの第1のコア部と、前記クロック信号の伝送方向と同方向である第1の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送する、少なくとも1つの第2のコア部と、前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向である第2の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送する、少なくとも1つの第3のコア部とを備えるとともに、前記第1の方向へ伝送されるデータ信号または制御信号を、前記クロック信号に同期させて前記第2のコア部を介して伝送し、前記第2の方向に伝送されるデータ信号または制御信号を、前記第1のコア部を介して伝送されたクロック信号に同期させて、前記第3のコア部を介して伝送し、前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号を、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期させることによって、データ信号または制御信号を双方向に伝送するものである。
従って、光配線用のスペースの狭小化を実現するとともに、安価かつ低消費電力で双方向に光伝送が可能な光伝送システムを提供することができる。
本発明における光伝送システムの概略構成を示す図である。 図2の(a)は、本実施形態に係る光伝送システムを備えた折り畳み式携帯電話機の外観を示す斜視図であり、図2の(b)は、図2の(a)に示した、本実施形態に係る光伝送システムを備えた折り畳み式携帯電話機における、ヒンジ部の透視平面図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話機の内部の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光伝送モジュールの概略構成を示す図である。 図5の(a)は、光伝送路における光伝送の状態を模式的に示す図であり、図5の(b)は、光伝送路の断面図である。 本発明の一実施形態に係る光伝送モジュールで伝送されるデータ信号とクロック信号との関係を示すタイミングチャートである。 本発明の他の実施形態に係る光伝送モジュールで伝送されるデータ信号とクロック信号との関係を示すタイミングチャートである。 本発明の他の一実施形態に係る携帯電話機の内部の概略構成を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光伝送モジュールで伝送されるデータ信号とクロック信号との関係を示すタイミングチャートである。 本発明のさらに他の一実施形態に係る携帯電話機の内部の概略構成を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光伝送モジュールで伝送されるデータ信号とクロック信号との関係を示すタイミングチャートである。 本発明のさらに他の実施形態に係る光伝送モジュールで伝送されるデータ信号とクロック信号との関係を示すタイミングチャートである。 本発明の他の一実施形態に係る光伝送モジュールの概略構成を示す図である。 本発明における光伝送システムの他の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明における光伝送システムのさらに他の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明における光伝送システムのさらに他の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明における光伝送システムのさらに他の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明における光伝送システムのさらに他の実施の形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係る光伝送路を備えたハードディスク記録再生装置の外観を示す斜視図である。 従来の光伝送システムを示すブロック図である。 従来の光伝送システムを示すブロック図である。
符号の説明
1 光伝送システム
2 基板
3 基板
4 CPU
5,27,31 光送信処理部
6,29,32 光伝送路(光伝送路)
7 光受信処理部
8,9,10 光伝送モジュール
11 LCD
12 カメラ
21 発光部
24 受光部
33 コア部
33a コア部(第1のコア部)
33b コア部(第2のコア部)
33c コア部(第3のコア部)
34 クラッド部
40 携帯電話機
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態では、操作キーを備える本体部と、表示画面を備える蓋部と、前記本体部に前記蓋部を回転可能に接続するヒンジ部とからなる折り畳み式携帯電話機において、前記本体部及び前記蓋部間での情報伝送を、ヒンジ部内に設けられた双方向の光伝送システムを介して行う。
図1は、本実施形態の折り畳み式携帯電話機40内に設けられた光伝送システム1の概略構成を示す図である。図2の(a)は、光伝送システム1を内蔵した折り畳み式携帯電話機40の外観を示す斜視図である。図2の(b)は、図2の(a)、即ち、光伝送システム1を備えた折り畳み式携帯電話機40におけるヒンジ部41(破線で囲んだ部分)の透視平面図である。
図2に示すように、本実施形態の折り畳み式携帯電話機40(以下、単に「携帯電話機40」と称する)は、本体部42と、本体部42の一端に設けられたヒンジ部41と、ヒンジ部41を軸として回転可能に備えられる蓋部43とから構成されている。
本体部42は、携帯電話機40を操作するための操作キー44を備え、内部には基板2(図1参照)を備えている。また、蓋部43は、表示画面45および図示しないカメラを備え、内部に基板3(図1参照)を備えている。
また、本体部42と蓋部43との情報伝送は、図2の(b)で示すように、ヒンジ部41内に備えられる光伝送システム1を介して行われる。
図3は、携帯電話機40の内部の概略構成を示す図である。携帯電話機40の内部の構成について、図3を用いて具体的に説明する。
図3に示すように、本体部42側の基板2には、制御部であるCPU4と、シリアル/パラレル変換器15と、クロック信号を生成するクロック発生器35とを備える。
シリアル/パラレル変換器15は、パラレル(並列)の信号をシリアル(直列)の信号(以下、「シリアル信号」と称する)に変換するシリアライザー13と、シリアルの信号(以下、「シリアル信号」と称する)をパラレルの信号(以下、「パラレル信号」と称する)に変換するデシリアライザー14とを含む構成である。
蓋部43側の基板3には、CPU4から転送された画像データに基づいて画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)11と、LCD11を駆動制御するLCD駆動部19と、被写体を撮影するカメラ12と、カメラ12を駆動制御するカメラ駆動部20と、シリアル/パラレル変換器18とを備える。シリアル/パラレル変換器18は、シリアライザー16とデシリアライザー17とを含む構成である。
(光伝送システムの構成)
次に光伝送システム1の構成について説明する。
光伝送システム1は、基板2と基板3とを接続し、本体部42及び蓋部43間における情報伝送に用いられる。光伝送システム1は、基板2側から基板3側(第1の方向)へデータを伝送する光配線である光伝送モジュール8と、基板2側から基板3側へクロック信号を伝送する光配線である光伝送モジュール9と、基板3側から基板2側(第2の方向)へデータを伝送する光配線である光伝送モジュール10とを含む。
基板2側から基板3側へ転送するデータの具体例としては、LCD11またはカメラ12を駆動させるための駆動信号、もしくはLCD11で表示させる画像データ等が挙げられる。また、基板3側から基板2側へ転送するデータの具体例としては、カメラ12で撮影した画像データが挙げられる。
図4は、本実施形態の光伝送モジュールの概略構成を示した図である。
光伝送モジュール8は、図4に示すように、光送信処理部5、光伝送路6、及び光受信処理部7を備えている。光送信処理部(光送信部;Tx)5は、発光部21と、インタフェース回路22(以下「I/F回路」と称する)と、発光駆動部23とを備える構成となっている。
発光部21は、発光駆動部23による駆動制御に基づいて発光する。この発光部21は、例えばVCSEL(Vertical Cavity-Surface Emitting Laser)などの発光素子によって構成される。
I/F回路22は、光伝送モジュール8内に入力される電気信号の電気配線と発光駆動部23とを電気的に接続するものである。発光駆動部23は、例えば発光駆動用のIC(Integrated Circuit)によって構成され、光伝送モジュール8外から入力された電気信号に基づいて発光部21の発光を駆動するものである。
このように、光送信処理部5は、該光送信処理部5に入力された電気信号を、該電気信号に応じた光信号に変換して、光伝送路6に出力するものである。
光受信処理部(光受信部;Rx)7は、受光部24と、I/F回路25と、増幅部26とを備えた構成となっている。受光部24は、PD(Photo-Diode)などの受光素子によって構成される。I/F回路25は、光伝送モジュール8外へ電気信号を伝送するための電気配線と増幅部24との電気接続部である。増幅部26は、例えば増幅用のICによって構成される。
このように、光受信処理部7は、光伝送路6から出力された光信号を、該光信号に応じた電気信号に変換した後、所望の信号値に増幅して外部に出力するものである。
光伝送路6は、発光部21から出射された光を受光部24まで伝送する媒体である。この光伝送路6の構成について、図5を用いて説明する。
図5の(a)は光伝送路6における光伝送の状態を模式的に示す図である。図5の(b)は光伝送路6の側面図である。
光伝送路6は、可撓性を有する柱状形状の部材によって構成され、具体的には、図5の(b)に示すように、光伝送方向を軸とする柱状形状のコア部33と、コア部33の周囲を囲むように設けられたクラッド部34とを備えた構成となっている。コア部33及びクラッド部34は透光性を有する材料によって構成されているとともに、コア部33の屈折率は、クラッド部34の屈折率よりも高くなっている。コア部33に入射した光信号は、コア部33内部で全反射を繰り返すことによって光伝送方向に伝送される。
コア部33およびクラッド部34を構成する材料としては、ガラスまたはプラスチックなどを用いることが可能であるが、十分な可撓性を有する光伝送路6を構成するためには、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、およびシリコーン系等の樹脂材料を使用することが好ましい。
また、光伝送路6の光入射側端部には光入射面6Aが設けられているとともに、光出射側端部には光出射面6Bが設けられている。
本実施形態の光伝送路6は、図1に示すように、コア部33b(第2のコア部)を介して、基板2側から基板3側(第1の方向)へデータを伝送するものである。
光伝送モジュール9は、光送信処理部27と、光受信処理部28と、光伝送路29とを備えている。また、光伝送路29は、第1の方向にクロック信号を伝送するコア部33a(第1のコア部)(図1参照)と、コア部33aの周囲を囲むように設けられた図示しないクラッド部とから構成されている。該クラッド部とコア部33aとは、光伝送路6のコア部33b及びクラッド部34のそれぞれと同一の構成をしている。
また、光伝送モジュール10は、光送信処理部30と、光受信処理部31と光伝送路32とを備えている。光伝送路32は、第2の方向にデータを伝送するコア部33c(第3のコア部)(図1参照)と、コア部33cの周囲を囲むように設けられた図示しないクラッド部とから構成されている。該クラッド部とコア部33cとは、光伝送路6のコア部33b及びクラッド部34のそれぞれと同一の構成をしている。
光送信処理部27・30、光受信処理部28・31は、それぞれ、光伝送モジュール8の光送信処理部5、光受信処理部7の構成と同一であるため、詳細な説明は省略する。
(光伝送システムの動作)
次に、本体部42と蓋部43との間、すなわち基板2と基板3との間での情報転送について図3、図4、図6、図7を用いて説明すれば、以下の通りである。
図6は、基板2側から基板3側へ伝送されるデータ信号及びクロック信号と、基板3側から基板2側へ伝送されるデータ信号との関係を示した図である。図6の(a)は基板2側における前記各信号の関係を示した図であり、図6の(b)は基板3側における前記各信号の関係を示した図である。
また、本実施形態のCPU4、LCD駆動部19、およびカメラ駆動部20はパラレル信号でデータ通信を行い、光伝送路6ではシリアル信号で伝送を行うこととする。
まず、CPU4が、LCD11において画像を表示させるために、画像データをLCD駆動部19に転送する場合について図3を用いて説明する。CPU4は、LCD11で表示させる画像の画像データ信号(Data1)をパラレル信号で出力する。CPU4から出力されたData1は、シリアライザー13に入力される。
一方、クロック発生器35は、ある一定のタイミングでクロック信号を発生し、シリアル/パラレル変換器15に出力する。
シリアル/パラレル変換器15は、シリアライザー13でシリアル信号に変換されたData1を、クロック発生器35から取得したクロック信号に同期させて、Data1を光伝送モジュール8の光送信処理部5へ、またクロック信号を光伝送モジュール9の光送信処理部27にそれぞれ出力する。
クロック発生器35で発生されたクロック信号とCPU4から出力された画像データ信号(Data1)との関係は、図6の(a)で示す通りである。
ここで、シリアル/パラレル変換器15は、図6の(a)で示すように、Data1をクロック信号の立ち上がりエッジで同期させることによって、クロック信号への同期を行っている。
Data1は、光送信処理部5のI/F回路22を介して、発光駆動部23に入力される。そして、発光駆動部23が発光部21を駆動させることにより、発光部21が発光する。発光部21から出射された光は、光信号として光伝送路6の光入射側端部に照射される。具体的には、図5に示すように、発光部21から出射された光は、光伝送路6の光入射側端部に対して、光伝送路6の光伝送方向に対して垂直となる方向から入射される。入射された光は、光入射面6Aにおいて反射されることによって光伝送路6内を進行する。光伝送路6内を進行して光出射側端部に到達した光は、光出射面6Bにおいて反射されることによって、光伝送路6の光伝送方向に対して垂直となる方向へ出射される。出射された光は、受光部24に照射される。
受光部24は、光伝送路6の光出射側端部から出射されたData1の光信号の光を受光し、光電変換によって電気信号に変換し、該電気信号を増幅部26に出力する。増幅部26は、受光部24からのData1の電気信号を増幅した後、I/F回路25を介して、シリアル/パラレル変換器18に出力する。
また、光伝送モジュール9の構成と光伝送モジュール8の構成とが同一であるため、光送信処理部27に入力されたクロック信号は、Data1と同様に、光伝送モジュール9を介して基板3側へ伝送される。具体的には、前記クロック信号は、光送信処理部27において光信号に変換され、光伝送路29を介して光受信処理部28に伝送される。光受信処理部28に入力されたクロック信号は、電気信号に変換され、シリアル/パラレル変換器18に出力される。
シリアル/パラレル変換器18は、基板2側から伝送されたシリアル信号のData1を、前記入力されたクロック信号に同期させた後、デシリアライザー17でパラレル信号に変換し、LCD駆動部19に入力する。
ここで、シリアル/パラレル変換器18は、シリアル/パラレル変換器15と同様に、Data1をクロック信号の立ち上がりエッジに同期させることによって、Data1のクロック信号への同期を行っている。この様子を図6の(b)に示す。
LCD駆動部19は、Data1に基づき、前記画像データの書き込みを行い、LCD11の表示制御を行う。LCD11は、LCD駆動部19の制御により、CPU4から伝送された画像データに基づいた画像を表示する。
次に、カメラ12において取得した画像データをCPU4に転送する場合について説明する。
カメラ12は、撮影することにより取得した被写体の画像の画像データ信号(Data2)を、カメラ駆動部20を介して、シリアル/パラレル変換器18のシリアライザー16に出力する。シリアル/パラレル変換器18は、シリアライザー16でData2をシリアル信号に変換し、変換したData2を、基板2側から光伝送モジュール9を介して伝送されたクロック信号に同期させて、光伝送モジュール10の光送信処理部30に出力する。
光伝送モジュール9を介して伝送されたクロック信号と、カメラ駆動部20から出力された画像データ信号(Data2)との関係は、図6の(b)で示す通りである。
ここで、シリアル/パラレル変換器18は、図6の(b)で示すように、Data2をクロック信号の立ち上がりエッジに同期させることによって、クロック信号への同期を行っている。
光送信処理部30に入力されたData2は、Data1と同様に、光送信処理部30において光信号に変換され、光伝送路32を介して光受信処理部31に伝送される。光受信処理部31に入力されたData2は、電気信号に変換され、シリアル/パラレル変換器15に入力される。
シリアル/パラレル変換器15は、クロック信号用の光伝送モジュール9を通る前のクロック信号、すなわち、クロック発生器35から直接取得したクロック信号に、前記入力されたData2を同期させた後、デシリアライザー14でパラレル信号に変換し、CPU4へ出力する。
クロック発生器35で発生されたクロック信号と、光伝送モジュール10を介してカメラ駆動部20から伝送されたData2の信号との関係は、図6の(a)で示す通りである。
ここで、シリアル/パラレル変換器15は、図6の(a)で示すように、Data2をクロック信号の立ち上がりエッジで同期を行っている。
上記構成によれば、基板2側から基板3側への一方向に伝送されるクロック信号に、基板2側から基板3側へ伝送されるデータ信号及び基板3側から基板2側へ伝送されるデータ信号を同期させてデータの送受信を行っているため、基板3側から基板2側へ伝送されるクロック信号が不要となる。すなわち、基板3側から基板2側方向へのクロック信号用の光配線(光伝送モジュール)を設ける必要がなくなる。よって、前記基板3側から基板2側へのクロック信号用の光配線分だけ、光配線スペースを小さくすることが可能となる。従って、携帯電話機40のより小型化を図ることができる。
また、基板3側から基板2側へのクロック信号用の光配線を設ける必要がなくなることにより、この光配線の駆動等で用いられる電力分だけ消費電力を節約できる。また、携帯電話機40の製造過程での基板3側から基板2側へのクロック信号用の光配線のコストが不要となるため、製造コストの低減も可能となる。
ところで、図7は、カメラ12の画像データを生成する動作速度および/または光伝送モジュール10のデータの転送速度が遅い場合における、基板2側から基板3側へ伝送されるデータ信号及びクロック信号と、基板3側から基板2側へ伝送されるデータ信号との関係を示した図である。
本実施形態において、カメラ12からCPU4に画像データを伝送する場合、シリアル/パラレル変換器18は、基板2側から伝送されてきたクロック信号の立ち上がりエッジでData2を同期させて、基板2側へData2を伝送している。また、シリアル/パラレル変換器15は、伝送されてきたData2をクロック発生器35で発生したクロック信号の立ち上がりエッジで同期させている。
しかしながら、カメラ12における画像データを生成する動作速度および/または光伝送モジュール10のデータの転送速度が遅い場合には、基板2のシリアル/パラレル変換器15に到達するData2は、クロック発生器35で発生するクロック信号に対してある一定時間の遅延を生じてしまう。この場合、シリアル/パラレル変換器15が、クロック信号の立ち上がりエッジでData2を同期させようとすると、図7の(a)で示すように、Data2がまだ到達しておらず、1か0かを正しく読み取ることができない。
そこで、シリアル/パラレル変換器15・18は、クロック発生器35で発生されるクロック信号に対するData2の前記一定時間の遅延が大きい場合には、位相が半周期だけ遅れている立下りエッジで同期をとるようにしてもよい。ただし、前記一定時間の遅延がクロック信号の半周期以内である場合に限る。
上記構成によれば、Data2がクロック発生器35で発生したクロック信号に対してある一定時間遅延した場合であっても、遅延したData2に対して正しい値を読み取ることが可能となる。
〔実施の形態2〕
本実施の形態では、シリアル/パラレル変換器15が、クロック発生器35で発生されるクロック信号に対するData2の遅延が大きいことにより、立下りエッジで同期をとる必要がある場合において、クロック反転回路によってクロック信号の1と0の値を反転させて、立ち上がりエッジで同期をとるように転換する場合について図8及び図9を用いて説明する。
本実施の形態の携帯電話機は、クロック反転回路36を含む基板50を備える点で、実施の形態1の携帯電話機40とは異なるが、その他の構成は実施の形態1の携帯電話機40と同一の構成である。よって、本実施形態では、実施の形態1の携帯電話機40と同一の構成については、説明を省略する。
図8は、本実施の形態の携帯電話機における内部の概略構成を示す図である。
また、図9は、クロック発生器35で発生されたクロック信号(Clock)と、クロック発生器35から発生したクロック信号の位相を反転させたクロック信号(Clock2)と、基板3から光伝送モジュール10を介して伝送されてきたData2との関係を示す図である。
図8に示すように、本実施の形態における携帯電話機の基板50は、制御部であるCPU4と、シリアル/パラレル変換器15と、クロック信号を発生するクロック発生器35と、クロック信号の1と0の値を反転させるクロック反転回路36とを備える。シリアル/パラレル変換器15は、シリアライザー13と、デシリアライザー14とを含む構成である。
クロック反転回路36は、クロック発生器35で発生されたクロック信号(Clock)の位相を反転させたクロック信号(Clock2)を生成する回路である。
次に、カメラ12において取得した画像データをCPU4に転送する場合の、クロック反転回路36の具体的な動作について説明すると、以下の通りである。
カメラ12は、撮影することにより取得した被写体の画像の画像データ信号(Data2)を、カメラ駆動部20を介して、シリアル/パラレル変換器18のシリアライザー16に出力する。シリアル/パラレル変換器18は、シリアライザー16でData2をシリアル信号に変換し、変換したData2を、基板50側から光伝送モジュール9を介して伝送されたクロック信号(Clock)に同期させて、光伝送モジュール10の光送信処理部30に出力する。
光送信処理部30に入力されたData2は、Data1と同様に、光送信処理部30において光信号に変換され、光伝送路32を介して光受信処理部31に伝送される。光受信処理部31に入力されたData2は、電気信号に変換され、シリアル/パラレル変換器15に入力される。
シリアル/パラレル変換器15は、クロック発生器35から発生する信号のうち、クロック反転回路36を経由して、シリアル/パラレル変換器15に入力されるクロック信号、すなわち位相が反転された反転クロック信号(Clock2)に、前記入力されたData2を同期させる。そして、シリアル/パラレル変換器15は、反転クロック信号(Clock2)に同期させたData2をデシリアライザー14によってパラレル信号に変換し、CPU4へ出力する。このときの同期は、反転クロック信号の立ち上がりエッジで取るものとする。
クロック発生器35で発生したクロック信号(Clock)と、反転クロック信号(Clock2)と、基板3側から伝送された画像データ信号(Data2)との関係は、図9で示す通りである。
上記構成によれば、クロック信号を反転させることにより、立下りエッジを立ち上がりエッジと変換することができるため、立ち上がりエッジでしか同期させることができないシリアル/パラレル変換器15や、又は立ち上がりエッジでしか読み取れないCPU4等に対しても立下りエッジで同期を取ったり、読み取ったりすることが可能となる。
また、本実施の形態では、クロック反転回路36は、常時起動していることを前提としているが、本発明のクロック反転回路は、これに限定されず、カメラ側が、被写体の画像を取り込んだときに、クロック反転回路を起動させる構成であってもよい。
〔実施の形態3〕
本実施の形態では、クロック発生器35で発生したクロック信号に対してData2の遅延が大きくなり、立下りエッジで同期をとる必要がある場合に、前記クロック信号を積分器と比較器とによって遅延させて、Data2との同期を立ち上がりエッジでとる場合について、図10及び図11を用いて説明する。
本実施の形態の携帯電話機は、遅延回路63を含む基板60を備える点で、実施の形態1の携帯電話機40とは異なるが、その他の構成は実施の形態1の携帯電話機40と同一の構成である。よって、本実施形態では、実施の形態1の携帯電話機40と同一の構成については、説明を省略する。
図10の(a)は、本実施の形態における携帯電話機の内部の概略構成を示す図であり、図10の(b)は、積分器(ローパスフィルタ)61及び比較器(波形整形回路)62とからなる遅延回路63によってクロック信号を遅延させる様子を示した図である。
また、図11は、クロック発生器35で発生されたクロック信号(Clock)と、前記クロック信号(Clock)を積分器等によって遅延させたクロック信号(Clock3)と、基板3から光伝送モジュール10を介して伝送されてきたData2との関係を示す図である。
図10の(a)で示すように、本実施の形態における携帯電話機の基板60は、制御部であるCPU4と、シリアル/パラレル変換器15と、クロック信号を発生するクロック発生器35と、遅延回路63とを備える。また、シリアル/パラレル変換器15は、シリアライザー13と、デシリアライザー14とを含む構成である。また、遅延回路63は、積分器61と比較器62とを内部に備えている。
積分器61は、クロック発生器35で発生したクロックのパルスを積分するものであり、具体的にはローパスフィルタからなる。比較器62は、積分された前記パルスを整形するものである。積分器61と比較器62とによって、クロック信号を遅延させることが可能となる。具体的には、図10の(b)に示すように、積分器61に入力される前のクロック信号の状態は(1)であるが、積分器61によって積分されると、前記クロック信号のパルスの状態は(2)の状態に移行する。この状態では、前記クロック信号はパルスとして認識されないため、比較器62を用いてパルスとして認識されるように整形され、パルスの状態は(3)の状態に移行する。図10の(b)の、(1)と(3)とで示されるように、積分器61と比較器62とによって積分、整形されたパルス(3)は、積分器61及び比較器62に入力される前のパルス(1)よりも遅延する。このクロック発生器35で発生したクロック信号(Clock)に対して遅延を有する、積分器61および比較器62によって生成されたクロック信号を遅延クロック信号(Clock3)とする。
次に、カメラ12において取得した画像データをCPU4に転送する場合の、積分器61及び比較器62の具体的な動作について、図10の(a)を用いて説明すると、以下の通りである。
カメラ12は、撮影することにより取得した被写体の画像の画像データ信号(Data2)を、カメラ駆動部20を介して、シリアル/パラレル変換器18のシリアライザー16に出力する。シリアル/パラレル変換器18は、シリアライザー16でData2をシリアル信号に変換し、変換したData2を、基板60側から光伝送モジュール9を介して伝送されたクロック信号(Clock)に同期させて、光伝送モジュール10の光送信処理部30に出力する。
光送信処理部30に入力されたData2は、Data1と同様に、光送信処理部30において光信号に変換され、光伝送路32を介して光受信処理部31に伝送される。光受信処理部31に入力されたData2は、電気信号に変換され、シリアル/パラレル変換器15に入力される。
シリアル/パラレル変換器15は、クロック発生器35から発生した信号のうち、積分器61および比較器62を経由してシリアル/パラレル変換器15に入力される、遅延クロック信号(Clock3)に、前記入力されたData2を同期させる。そして、シリアル/パラレル変換器15は、遅延クロック信号(Clock3)に同期させたData2を、デシリアライザー14でパラレル信号に変換し、CPU4へ出力する。
上記構成によれば、クロック信号を遅延させることができるため、遅延するData2に対しても立下りエッジでなく、立ち上がりエッジで同期させることができるようになる。
従って、立ち上がりエッジでしか同期させることができないシリアル/パラレル変換器15、又は立ち上がりエッジでしか読み取れないCPU4等に対しても立下りエッジで同期を取ったり、読み取ったりすることが可能となる。
また、本実施の形態では、積分器61および比較器62は、常時起動していることを前提としているが、本発明のローパスフィルタ(積分器61に相当)および波形整形回路(比較器62に相当)は、これに限定されず、カメラ側が、被写体の画像を取り込んだときに、ローパスフィルタおよび波形整形回路を起動させる構成であってもよい。
また、実施の形態3では、前記クロック信号を積分器と比較器とによって遅延させて、Data2との同期を立ち上がりエッジでとる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、Data2を遅延させてもよい。具体的には、図3、すなわち実施の形態1と同じ構成を用いて説明すると、以下の通りである。
図12は、基板2側から基板3側へ伝送されるData1と、クロック発生器35で発生したクロック信号(Clock)と、基板3側から基板2側へ伝送されるData2との関係を示す図である。
クロック発生器35で発生したクロック信号に対して、Data2がある一定時間の遅延を生じる場合、図12に示すように、光伝送モジュール10のデータの転送速度によるData2の遅延を考慮して、予めData2を遅延させてもよい。具体的には、図12の(b)で示すように、クロック信号(i)の立ち上がりエッジで同期させようとすると、クロック信号に対してData2が遅延するため、シリアル/パラレル変換器15は、Data2の1か0かを正しく読み取ることができない。そこで、シリアル/パラレル変換器15が、Data2をクロック信号に同期させるときに、図12の(a)で示すように、予めData2を時間tだけ遅延させて、次のクロック信号(ii)の立ち上がりエッジで同期させるようにしてもよい。
また、シリアル/パラレル変換器18で、Data2をクロック信号に同期させて、基板2の方向へ伝送する際に、Data2を時間tだけ予め遅延させるようにしてもよい。
上記Data2を時間tだけ予め遅延させるのに、実施の形態3でクロック信号を遅延させるのに用いた遅延回路63を用いることができる。この場合、シリアル/パラレル変換器15で同期させる際に、Data2を遅延させる場合には、基板2が前記遅延回路63を備えてもよく、また、シリアル/パラレル変換器18で同期させる際にData2を遅延させる場合には、基板3が前記遅延回路63を備えてもよい。
なお、前記時間tは、光伝送モジュール10のデータの転送速度によって適宜変更可能である。
上記構成によれば、Data2がクロック発生器35で発生したクロック信号に対してある一定時間遅延した場合であっても、遅延したData2に対して正しい値を読み取ることが可能となる。また、立ち上がりエッジでしか同期させることができない、すなわち、立下りエッジで同期させることができないシリアル/パラレル変換器15であっても、同期させることができ、遅延したData2に対して正しい値を読み取ることが可能となる。
実施の形態1〜3では、基板2側から基板3側へデータ信号を伝送する光伝送モジュール8と、クロック信号を伝送する光伝送モジュール9と、基板3側から基板2側へデータ信号を伝送する光伝送モジュール10との3つの光伝送モジュールから構成されている光伝送システムについて説明したが、本発明はこれに限定されない。具体的には、本発明の光伝送システムは基板3側から基板2側へデータ信号を伝送する光伝送モジュール及び基板3側から基板2側へデータ信号を伝送する光伝送モジュールを複数個備える構成であってもよい。
図18は、3つのコア部を内部に有する光伝送路の一部を示した斜視図である。
また、本発明の光伝送システムは、図18に示すように、1つの光伝送モジュールから構成され、その光伝送路6が、基板2側から基板3側へクロック信号の光信号を伝送するコア部33aと、基板2側から基板3側へデータの光信号を伝送するコア部33bと、基板3側から基板2側へデータの光信号を伝送するコア部33cとを内部に並列に備える構成であってもよい。すなわち、以下のような構成であってもよい。
本発明は、双方向に光を伝送するコア部を少なくとも1対備えるとともに、前記コア部のそれぞれの入射面に光を入射する発光部と、前記発光部から前記コア部を介して到達した光を受光する受光部とを備える、双方向に光伝送が可能な光伝送モジュールであって、前記光伝送モジュールは、前記コア部のどちらか一方の光伝送方向と同方向にクロック信号を伝送するコア部を備え、前記双方向の光伝送は、前記クロック信号に同期させて行う構成であってもよい。
実施の形態1〜3では、CPU4、LCD駆動部19、カメラ駆動部20がパラレルの信号でデータ通信を行い、光伝送路6がシリアルの信号でデータ伝送を行っているため、シリアル/パラレル変換器を備えているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図1で示すように、前記CPU4、LCD駆動部19、カメラ駆動部20がシリアルの信号でデータ通信を行う場合には、図1に示すように、シリアル/パラレル変換器を備えなくてもよい。この場合、基板2・50・60側における画像データ信号等のクロック信号への同期は、CPU4で行われ、基板3側における同期は、カメラ12やLCD11で行われるものとする。また、シリアル/パラレル変換器としての機能を有するIC(集積回路)等のデバイスを別途備える構成であってもよい。具体的には、基板2・50・60に、基板2・50・60側における同期の制御を行うICを別途備え、該ICを介して、基板3と通信するような構成であってもよい。また、同様に、基板3に、カメラ12やLCD11の制御を行うICを別途備え、該ICを介して、基板2側のCPU4と通信をするような構成であってもよい。
また、実施の形態1〜3では、光送信処理部5がI/F回路22及び発光駆動部23を内部に備える構成であるが、本発明はこれに限定されず、図13のように、I/F回路22及び発光駆動部23を光送信処理部5の外部に設けてもよい。また、図示していないが、光送信処理部5が、発光部21及び発光駆動部23を内部に備え、I/F回路22のみを光送信処理部5の外部に設ける構成であってもよい。
これにより、発光駆動部23をCPU4やシリアライザー13等のその他の回路と同一基板上に備えることができ、すなわち、その他の回路と一体化することが可能となるため、コストダウンや消費電力を低減することができる。
なお、図示してないが、光受信処理部7も同様に、I/F回路25及び増幅部26を光受信処理部7の外部に設ける構成であってもよいし、I/F回路25のみを外部に設ける構成であってもよい。
また、実施の形態1〜3の光伝送システム1では、光伝送モジュール8・9・10がそれぞれ独立して取り外し、または設置することが可能な構成であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、図14に示すように、同方向に信号が伝送される光伝送モジュール8・9の光送信処理部5・27及び光受信処理部7・28がそれぞれ一体化された構成であってもよい。
上記構成によれば、同方向の光伝送モジュールを一体化しているため、クロック信号用の光伝送路とデータ伝送用の光伝送路とを一対としたモジュールとして商品化することが可能となる。また、同方向の一体化した光伝送モジュールに、逆方向の光伝送モジュールを組み合わせてもよいし、同方向の光伝送モジュールと組み合わせてもよいため、伝送方向に関係なく、データ伝送用の光配線を自由に組み合わせることが可能となる。また、2つの光伝送モジュールを一体化することにより、光配線を設置するスペースを小さくすることができる。
また、本発明の光伝送システム1は、図15に示すように、双方向に信号が伝送される光伝送モジュール9・10の光送信処理部27と光受信処理部31とが一体化され、光受信処理部28と光送信処理部30とがそれぞれ一体化された構成であってもよい。
上記構成によれば、双方向通信の光配線を一対にして商品化することが可能であるため、汎用性がある。2つの光伝送モジュールを一体化することにより、光配線を設置するスペースを小さくすることができる。
また、本発明の光伝送システム1は、図16に示すように、光伝送モジュール8・9・10の光送信処理部5・27及び光受信処理部31が一体化され、光受信処理部7・28及び光送信処理部30が一体化された構成であってもよい。
上記構成によれば、3つの光伝送モジュールを一体化することができるため、光配線を設置するスペースをより小さくすることができる。
また、本発明は、図17に示すように、光伝送モジュール8・9・10によって双方のデータ伝送を行う基板2と基板3とが同一基板上に備えられる電子回路であってもよい。
例えば、PC(Personal Computer)等では1枚の基板内での信号伝送速度の高速化が進み、CPUとメモリ間や画像処理などの各プロセッサとのやりとりも将来的には光化されていくと予想されている。上記構成によれば、実施の形態1〜3で説明した折り畳み式携帯電話機等のように2つに基板が分かれたもののみならず、上記のような場合にも適用することが可能となる。
(応用例)
本発明の光伝送システムは、例えば以下のような応用例にも適用することが可能である。実施の形態1〜3では、第1の応用例として折り畳み式携帯電話機40に適用した例を用いて説明したが、本発明の光伝送システムはこれに限定されず、折り畳み式PHS(Personal Handyphone System)、折り畳み式PDA(Personal Digital Assistant)、折り畳み式ノートパソコン等の、折り畳み式の電子機器のヒンジ部等にも用いることができる。
第2の応用例として、光伝送システム1は、ハードディスク記録再生装置(電子機器)における読み取り部など、駆動部を有する装置に適用できる。
図19は、光伝送システム1をハードディスク記録再生装置80に適用した例を示している。
この図に示すように、ハードディスク記録再生装置80は、ディスク(ハードディスク)81、ヘッド(読み取り、書き込み用ヘッド)82、基板導入部83、駆動部(駆動モータ)84、光伝送システム1を備えている。
駆動部84は、ヘッド82をディスク81の半径方向に沿って駆動させるものである。ヘッド82は、ディスク81上に記録された情報を読み取り、また、ディスク81上に情報を書き込むものである。なお、ヘッド82は、光伝送システム1を介して基板導入部83に接続されており、ディスク81から読み取った情報を光信号として基板導入部83に伝搬させ、また、基板導入部83から伝搬された、ディスク81に書き込む情報の光信号を受け取る。
このように、光伝送システム1をハードディスク記録再生装置80におけるヘッド82のような駆動部に適用することにより、高速、大容量通信を実現できるとともに、データ転送用の光配線を設置するスペースを小さくすることが可能となる。その結果、ハードディスク記録再生装置80の小型化を実現することが出来る。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る光伝送システムは、各種機器間の光通信路にも適用可能であるとともに、小型、薄型の民生機器内に搭載される機器内配線としてのフレキシブルな光配線にも適用可能である。

Claims (9)

  1. 透光性を有する材料から構成されるコア部、および該コア部の屈折率とは異なる屈折率を有する材料から構成されるクラッド部からなる光伝送路と、電気信号に応じた光信号を前記光伝送路の光入射面に対して照射する発光部を含む光送信部と、前記発光部から前記コア部の光入射面に照射され前記コア部内を伝送する光信号を受信して、該光信号に応じた電気信号を出力する受光部を含む光受信部とを備える少なくとも1つの光伝送モジュールによって、データ信号または制御信号を双方向に伝送可能にする光伝送システムであって、
    前記光伝送システムは、クロック信号を光信号として伝送する1つの第1のコア部と、
    前記クロック信号の伝送方向と同方向である第1の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送する、少なくとも1つの第2のコア部と、
    前記クロック信号の伝送方向に対して逆方向である第2の方向にデータ信号または制御信号を光信号として伝送する、少なくとも1つの第3のコア部とを備えるとともに、
    前記第1の方向へ伝送されるデータ信号または制御信号を、前記クロック信号に同期させて前記第2のコア部を介して伝送し、
    前記第2の方向に伝送されるデータ信号または制御信号を、前記第1のコア部を介して伝送されたクロック信号に同期させて、前記第3のコア部を介して伝送し、
    前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号を、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期させることによって、データ信号または制御信号を双方向に伝送することを特徴とする光伝送システム。
  2. 少なくとも1つの前記光伝送路が、前記第1のコア部と、前記第2のコア部と、前記第3のコア部とのうち、少なくとも2つのコア部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記第1のコア部を有する前記光伝送モジュールと、前記第2のコア部を有する前記光伝送モジュールと、前記第3のコア部を有する前記光伝送モジュールとのうち、少なくとも2つの光伝送モジュールのそれぞれにおける前記発光部および前記受光部が、それぞれ、同一の前記光送信部および同一の前記光受信部に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の光伝送システム。
  4. 前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して、該クロック信号の半周期以下の時間だけ遅延を有する場合において、
    前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号と、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号との同期を、該クロック信号の立下りエッジで取ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光伝送システム。
  5. 前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して遅延を有する場合において、
    前記第1の方向に伝送される前記クロック信号の位相を反転させるクロック反転回路をさらに備え、
    前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号と、前記クロック反転回路によって位相が反転されたクロック信号との同期を、該位相が反転されたクロック信号の立ち上がりエッジで取ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光伝送システム。
  6. 前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して遅延を有する場合において、
    前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期するように、前記クロック信号を予め設定された時間だけ遅延させる遅延回路を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光伝送システム。
  7. 前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に対して遅延を有する場合において、
    前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号が、前記第1の方向に伝送される前記クロック信号に同期するように、
    前記第2の方向に伝送されるデータ信号または制御信号を予め設定された時間だけ遅延させる、または、
    前記第3のコア部を介して伝送されたデータ信号または制御信号を予め設定された時間だけ遅延させる、遅延回路を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光伝送システム。
  8. 前記遅延回路は、ローパスフィルタと波形整形回路とから構成されていることを特徴とする請求項6に記載の光伝送システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光伝送システムを備えた電子機器。
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