JPWO2008087712A1 - 通信システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、各々が異なる基地局及び移動局から構成される複数の移動体通信システムが混在する通信システムにおいて、通信環境を最適とすることができる通信システムを提供することを目的とする。そして、本発明において、Super3G基地局(SBT1〜SBTj)は、それぞれリコンフィギュレーションプログラム格納部(197)に格納されたプログラムに従い、構成変更制御部(196)が構成変更対象部(199)の内容を変更し、Super3G基地局(SBT)の全部または一部をリコンフィギュレーション3G基地局(RGBT)に変更したり、Super3G基地局(SBT)の一部を変更してリコンフィギュレーションSuper3G基地局(RSBT)に変更することができる。

Description

本発明は、複数の移動体通信システムから構成される通信システムに関するものである。
従来のシームレス情報提供システムにおいては、通信環境が頻繁に変化する利用者に対し、統合網側に用意された複数のメディア基地局から情報を同報通信し、利用者側でメディアを選択することによってシームレスに情報授受を行う構成となっている。上述したシステムとして例えば、特許文献1に開示されたシステムがある。
特開2001−144814号広報(10頁、図1)
従来のシームレス情報提供システムは以上のように構成されているので、ある利用者に対して複数の異なるメディア基地局を必要とし、かつ、同報通信する必要があり、統合網側の設備コストおよび無線リソースに無駄が発生する問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、各々が異なる基地局及び移動局から構成される複数の移動体通信システムが混在する通信システムにおいて、種々の条件下においても通信環境を最適とすることができる通信システムを提供することを目的とする。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明に係る通信システムの第1の態様は、互いに無線アクセス可能な第1の基地局と第1の移動局とを含む第1の移動体通信システム部と、互いに無線アクセス可能な第2の基地局と第2の移動局とを含む第2の移動体通信システム部と、少なくとも前記第1の基地局の構成を管理する基地局構成管理装置とを備えて構成されている。
前記基地局構成管理装置は、前記第1及び第2の移動局それぞれの無線アクセス能力に基づき通信システム能力を管理する情報管理部と、前記通信システム能力に基づき構成変更要求を前記第1の基地局へ送信する構成管理制御部を備え、前記第1の基地局は、プログラムの書き換えによって前記第2の基地局と等価な再構成第2の基地局機能に変更することが可能な基地局用構成変更対象部と、前記基地局用構成変更対象部に対する構成変更を制御する基地局用構成変更制御部とを有し、前記基地局用構成変更制御部は、前記構成変更要求が前記第2の基地局への構成変更を指示する場合、前記基地局用構成変更対象部を前記再構成第2の基地局機能に変更する本格再構成処理を実行する。
本発明に係る通信システムの第2の態様は、互いに無線アクセス可能な第1の基地局と第1の移動局とを含む第1の移動体通信システム部と、互いに無線アクセス可能な第2の基地局と第2の移動局とを含む第2の移動体通信システム部とを備えている。
前記第1の基地局は、プログラムの書き換えによって前記第2の基地局と等価な再構成第2の基地局機能に変更することが可能な基地局用構成変更対象部と、必要に応じて、前記基地局用構成変更対象部を前記再構成第2の基地局機能に変更する本格再構成処理を実行することが可能な基地局用構成変更制御部とを有している。
本発明に係る通信システムの第3の態様は、互いに無線アクセス可能な第1の基地局と第1の移動局とを含む第1の移動体通信システム部と、互いに無線アクセス可能な第2の基地局と第2の移動局とを含む第2の移動体通信システム部とを備えている。
前記第1の基地局は、プログラムの書き換えによって前記第1の基地局の一部の機能を変更した再構成第1の基地局機能に変更することが可能な基地局用構成変更対象部と、必要に応じて、前記基地局用構成変更対象部を前記再構成第1の基地局機能に変更する部分再構成処理を実行することが可能な基地局用構成変更制御部とを有している。
(発明の効果)
本発明に係る通信システムの第1の態様において、第1の基地局の基地局用構成変更制御部は、構成管理制御部から受けた構成変更要求が第2の基地局への構成変更を指示する場合、基地局用構成変更対象部を再構成第2の基地局機能に変更する本格再構成処理を実行することができる。
その結果、構成管理制御部の制御下において、第1の基地局構成あるいは第2の基地局等価構成として、第1の基地局を選択的に活用することができるため、第1及び第2の移動体通信システム部からなる通信環境が最適となる通信システムを提供することができる。
本発明に係る通信システムの第2の態様において、第1の基地局の基地局用構成変更制御部は、必要に応じて基地局用構成変更対象部を再構成第2の基地局機能に変更する本格再構成処理を実行することができる。
その結果、第1の基地局の判断において、第1の基地局構成あるいは第2の基地局等価構成として選択的に活用することができるため、第1及び第2の移動体通信システム部からなる通信環境が最適となる通信システムを提供することができる。
この発明に係る通信システムの第3の態様において、第1の基地局の基地局用構成変更制御部は、必要に応じて基地局用構成変更対象部を再構成第1の基地局機能に変更する部分再構成処理を実行することができる。
その結果、現在の通信環境に応じて第1の基地局の基地局用構成編応対象部の一部を変更して、通信環境が最適となる通信システムを提供することができる。
この発明の実施の形態1である通信システムのシステムの全体構成の概略を示す説明図である。 図1で示した通信システム内における基地局構成管理装置、Super3G基地局、Super3G移動機及び3G移動機の詳細を示した説明図である。 実施の形態1の通信システムにおける構成管理制御部の制御内容を示すフローチャートである。 システムの最大容量計算方法(その1)を示すプログラム例を示す説明図である。 システムの最大容量計算方法(その2)を示すプログラム例を示す説明図である。 システムの最大容量計算方法(その3)を示すプログラム例を示す説明図である。 システムの最大容量計算方法(その4)を示すプログラム例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2の通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。 この発明の実施の形態3の通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。 この発明の実施の形態4の通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。 この発明の実施の形態5の通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。 この発明の実施の形態6の通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。 この発明の実施の形態7の通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明において、3G基地局とは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で策定している規格の1つであるWCDMA−FDDとして作動する無線基地局を示し、3G移動機とは、3GPPで策定している規格の1つであるWCDMA−FDDとして作動する無線移動機を示す。
一方、Super3G基地局とは、LTE(Long Term Evolution)として“3GPP”で議論されているいわゆるSuper3G機能を有する無線基地局を示し、Super3G移動機とは、LTEとして“3GPP”で議論されているいわゆるSuper3G機能を有する無線移動機を示す。
リコンフィギュレーション3G基地局とは、後述するリコンフィギュレーションによりSuper3G基地局の一部あるいは全部を3Gシステムへ機能変更した基地局を示し、リコンフィギュレーションSuper3G基地局とは、リコンフィギュレーションにより3G基地局あるいはSuper3G基地局の一部あるいは全部をSuper3Gシステムへ機能変更した基地局を示す。また、リコンフィギュレーション3G移動機とは、リコンフィギュレーションによりSuper3G移動機が3G移動機に機能変更した移動機を示す。
(実施の形態1)
図1はこの発明の実施の形態1及び以降の実施の形態で実現される通信システムのシステム全体構成を示す説明図である。図1で示す通信システムは、3G携帯電話システム及びSuper3G携帯電話システムを混在させて提供する通信システムである。
3G携帯電話システム(第2の移動体通信システム)は3Gコアネットワーク90、3G−RAN−IP網110、3Gコアネットワーク90と3G−RAN−IP網110とを接続するルータ100、3G基地局GBT1〜GBTj(第2の基地局)、該3G−RAN−IP網110と該3G基地局GBT1〜GBTjとを接続するルータ120、3G移動機GMS1〜GMSk(第2の移動局)で構成される。
Super3G携帯電話システム(第1の移動体通信システム)はSuper3Gコアネットワーク160、Super3G基地局SBT1〜SBTm(第1の基地局)、Super3Gコアネットワーク160とSuper3G基地局SBT1〜SBTとを接続するルータ/ゲートウェイ180、Super3G移動局SMS1〜SMSn(第1の移動局)から構成される。
公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)10は、IPベース・マルチメディア・サブシステム(IMS)20、及びIPベース・マルチメディア・サブシステム20と3Gコアネットワーク90とを接続するゲートウェイ30を介して3G携帯電話システムに接続される。
また、公衆交換電話網10は、IPベース・マルチメディア・サブシステム20、及びIPベース・マルチメディア・サブシステム20とSuper3Gコアネットワーク160とを接続するゲートウェイ40を介してSuper3G携帯電話システムと接続される。
また、基地局構成管理装置50は3G携帯電話システムの基地局構成を管理するために、3G携帯電話システムとはルータ60を介して3Gコアネットワーク90と、ルータ70を介して3G−RAN−IP網110とそれぞれ接続される。
さらに、基地局構成管理装置50はSuper3G携帯電話システムの基地局構成を管理するために、Super3G携帯電話システムとはルータ80を介してSuper3Gコアネットワーク160と接続される。
また、Super3Gコアネットワーク160と3G−RAN−IP網110とは、Super3Gコアネットワーク160側のルータ170と、3G−RAN−IP網110側のルータ130とを介して互いに接続される。
3G携帯電話システムにおいては、3G−RAN−IP網110の制御の下で3G基地局GBT1〜GBTjと3G移動機GMS1〜GMSkとの間で無線通信が行われ、3G移動機GMS1〜GMSkは、3Gコアネットワーク90配下の別の3G移動機GMSあるいはSuper3Gコアネットワーク160配下のSuper3G移動局SMS1〜SMSnあるいは公衆交換電話網10配下の固定電話、移動機と通信を行う。
また、Super3G携帯電話システムにおいては、Super3Gコアネットワーク160の制御の下でSuper3G基地局SBT1〜SBTmとSuper3G移動局SMS1〜SMSnとの間で無線通信が行われる。そして、Super3G移動局SMS1〜SMSnは、3Gコアネットワーク90配下の3G移動機GMS1〜GMSkあるいはSuper3Gコアネットワーク160配下の別のSuper3G移動局SMSあるいは公衆交換電話網10配下の固定電話、移動機と通信を行う。
図2は、図1で示した通信システム内における基地局構成管理装置50、Super3G基地局SBT1〜SBTj、Super3G移動局SMS1〜SMSn及び3G移動機GMS1〜GMSkの詳細を示した説明図である。
なお、3Gコアネットワーク90、3G−RAN−IP網110、Super3Gコアネットワーク160、3G基地局GBT1〜GBTj、公衆交換電話網10、IPベース・マルチメディア・サブシステム20、各種ルータあるいはゲートウェイ30、40、60、70、80、100、120、130、170、180については、本発明の特徴部との関係が希薄なため説明を割愛する。
基地局構成管理装置50は、外部I/F部51、構成管理制御部52、及び情報管理部53から構成される。
Super3G基地局SBT1〜SBTjは、Super3G基地局SBT1を例に挙げると、外部I/F部191、基地局間I/F部192、基地局制御部193、下りベースバンド処理部194、上りベースバンド処理部195、構成変更制御部196、リコンフィギュレーション・プログラム格納部197、アンテナを含むRF部198から構成される。
Super3G基地局SBT1〜SBTjは、それぞれ個別に基地局を構成することを基本としている(図2には示していないが、Super3G基地局SBT2〜SBTjがそれぞれ全てSuper3Gコアネットワーク160と直接接続されて個別の基地局として動作することを基本としている)。
また、Super3G基地局SBT1〜SBTjは、それぞれの基地局間I/F部192を利用することにより複数の基地局を接続し、これらを1つの基地局として構成することが可能である。
例えば、Super3G基地局SBT1とSuper3G基地局SBT2とを1つの基地局として構成した場合、Super3G基地局SBT1を主制御基地局に、Super3G基地局SBT2を従属制御基地局にすることができる。
この場合、Super3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)(以下、Super3G基地局SBT1の構成部を示す場合に末尾に(1)を併記する場合有り)はSuper3G基地局SBT1自体を制御することはもとより、Super3G基地局SBT2をも統括して制御する。すなわち、Super3G基地局SBT2の基地局制御部193(2)は、Super3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)の制御下においてSuper3G基地局SBT2を制御する。その結果、Super3G基地局SBT1及びSuper3G基地局SBT2からなる2つの基地局を1つの基地局のように作動させることができる。
この手法を応用してj(j≧3)個のSuper3G基地局SBT1〜SBTjを1つの基地局のように差動させることができる。以下、複数の基地局からなる構成を1つの基地局として制御する基地局間のI/F方法について、第1及び第2の基地局間I/F方法を例に挙げて具体的に説明する。
まず、第1の基地局間I/F方法を説明する。なお、第1の基地局間I/F方法では、Super3G基地局SBT1が主制御基地局となり、Super3G基地局SBT2〜SBTjが副制御基地となる場合を示している。
したがって、Super3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)の制御下で、以下の(1)〜(3)の処理を順次実行するのが第1の基地局間I/F方法である。
(1) 基地局上位装置(3GPPで定義されているSuper3Gコアネットワーク160に存在するアクセスゲートウェイ相当)との間の局間信号(RANAP[Radio Access Network Application Part]相当)を解析する。
(2) 既知情報として不揮発性メモリ等に格納されている基地局のMODEMや誤り訂正部等のハードウェアリソース、DSP等のソフトウェアリソースと、今まで割当を行ってきたリソース(=消費リソース)の差分を考慮し、どの基地局で処理するかを判定する。
(3) Super3G基地局SBT1〜SBTjそれぞれの基地局間I/F部192経由してSuper3G基地局SBT1から各基地局SBT2〜SBTjに局間信号を転送する。
第1の基地局間I/F方法では、一般に基地局制御部193では、伝搬路情報(各無線の基本情報:例RSSI[Received Signal Strength Indicator]、送信電力、SIR[Signal-to-Interference Ratio]等)の収集・平均化、RANAP相当のメッセージ解析・応答、自基地局内リソース管理などを行う。このため、Super3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)において、転送先検出を行う処理(上記(3)の局間信号を転送する処理)は全体として小さく、処理負荷がSuper3G基地局SBT1〜SBTj間でほぼ均一になる。そのため、各基地局において高い処理能力の制御部が不要となり経済的な基地局が構成できる。
次に、第2の基地局間I/F方法を説明する。第2の基地局間I/F方法も第1の基地局間I/F方法と同様、Super3G基地局SBT1が主制御基地局となり、Super3G基地局SBT2〜SBTjが副制御基地となる場合を示している。
したがって、Super3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)の制御下で、以下の(1)〜(3)の処理を順次実行するの第2の基地局間I/F方法である。
(1) 基地局上位装置(3GPPで定義されているSuper3Gコアネットワーク160に存在するアクセスゲートウェイ相当)との間の局間信号(RANAP[Radio Access Network Application Part]相当)を解析する。
(2) 既知情報として不揮発性メモリ等に格納されている基地局のMODEMや誤り訂正部等のハードウェアリソース、DSP等のソフトウェアリソースと、今まで割当を行ってきたリソース(=消費リソース)の差分を考慮し、どの基地局で処理するかを判定する。
(3) 局間信号を基地局内の処理メッセージに変換する。すなわち、他基地局(SBT2〜SBTj)の分も含めて、下りベースバンド処理部194(1)や上りベースバンド処理部195(1)へ送信するメッセージフォーマットに変換し、基地局間I/F部192(1)経由で各基地局SBT2〜SBTjに伝送する。
局間信号と処理メッセージとの違いについて例を挙げて説明する。例えば、局間信号は、「基地局にメッセージに示すようなパラメータのデータを送信したい」旨の指示に相当する。一方、基地局内処理メッセージでは、DSPやFPGAなどの装置構成部に対して「このレジスタにはこの値を設定せよ」といった直接的な指示内容となり、局間信号と処理メッセージでは指示内容が異なる。
第1の基地局間I/F方法では、局間信号を受けたSuper3G基地局SBT2〜SBTjからの応答を待たないと中身がわからないので、Super3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)のみでは何の応答も返すことができない。しかしながら、第2の基地局間I/F方法では基地局制御部193(1)のみで判断して基地局上位装置への高速応答が可能となる。
このように、上述した第2の基地局間I/F方法では、全てのRANAP相当の局間信号がSuper3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)で終端しているため、基地局制御部193(1)のみの判断で基地局上位装置への応答が可能になる分、基地局上位装置への応答処理の高速化を図ることができる。すなわち、高速な応答が必要となるシステムにおいては第2の基地局間I/F方法は有効な方法となる。
3G移動機GMS1〜GMSkは、3G移動機GMS1を例に挙げると、アンテナを含むRF部151(1)(以下、3G移動局GMSの構成部を示す場合末尾に(1)を付す場合有り)、下りベースバンド処理部152(1)、上りベースバンド処理部153(1)、移動機制御部154(1)から構成される。
Super3G移動局SMS1〜SMSnは、Super3G移動局SMS1を例に挙げると、アンテナを含むRF部201(1)(以下、Super3G移動局SMSの構成部を示す場合末尾に(1)を付す場合有り)、下りベースバンド処理部202(1)、上りベースバンド処理部203(1)、移動機制御部204(1)、構成変更制御部206(1)、リコンフィギュレーション・プログラム格納部207(1)から構成される。
Super3G基地局SBT1とSuper3G移動局SMS1との間の通信を例にとって基地局と移動機、基地局構成管理装置50、Super3Gコアネットワーク160の動作について説明する。
まず、下り伝送であるが、Super3G基地局SBT1の基地局制御部193(1)は、外部I/F部191(1)を介してSuper3Gコアネットワーク160から制御データ及びユーザーデータを取得する。取得した制御データ及びユーザデータのうち、Super3G移動局SMS1のデータを抽出して下りベースバンド処理部194(1)へ送信する。下りベースバンド処理部194(1)は、ベースバンド処理を実施した後にRF部198(1)へ送信する。
下りベースバンド処理部194(1)は、無線システムの変調方式、誤り訂正方式、無線フレームフォーマット、帯域制限フィルタのロールオフ率等密接にかかわる機能部となっている。また、基地局制御部193(1)も、無線システムごとに異なるベースバンド処理のリソース管理・制御をするため、無線システム毎に異なる処理を行う必要がある。
RF部198(1)は、ディジタル信号をRF信号に変換し、アンテナを介して該Super3G移動局SMS1へ送信する。該Super3G移動局SMS1は、受信したRF信号をRF部201(1)でディジタル信号に変換して下りベースバンド処理部202(1)へ送信する。下りベースバンド処理部202(1)は、ベースバンド処理を実施し、そのデータを移動機制御部204(1)へ送信することで下りの通信が完了する。
次に上り伝送であるが、Super3G移動局SMS1から送信するデータにはユーザーデータのようにSuper3G基地局SBT1で終端されないデータと、Super3G基地局SBT1で終端されるデータとがある。Super3G基地局SBT1で終端されるデータの1つとして、Super3G基地局SBT1が構成変更するときに必要な干渉電力情報、ドーマント状態情報、要求帯域情報、移動速度情報、位置情報を含む環境情報がある。Super3G移動局SMS1の移動機制御部204(1)は、伝送すべきこれらのデータを上りベースバンド処理部203(1)へ送信する。上りベースバンド処理部203(1)は、ベースバンド処理を実施した後にRF部201(1)へ送信する。該RF部201(1)は、ディジタル信号をRF信号に変換し、アンテナを介してSuper3G基地局SBT1へ送信する。
Super3G基地局SBT1は、受信したRF信号をRF部198(1)でディジタル信号に変換して上りベースバンド処理部195(1)へ送信する。該上りベースバンド処理部195(1)は、ベースバンド処理を実施後、データを基地局制御部193(1)へ送信する。該基地局制御部193(1)は、受信したデータを外部I/F部191(1)を介してSuper3Gコアネットワーク160へ送信し、構成変更に関する情報は構成変更制御部196(1)へ送信する。
基地局SBT1では、RF部198(1)でダウンコンバートした後、上りベースバンド処理部195(1)で復調・誤り訂正復号を行い、基地局制御部193(1)に振り分けられて構成変更制御部196(1)に入力される。
上りベースバンド処理部195(1)は、無線システムの変調方式、誤り訂正方式、無線フレームフォーマット等密接にかかわる機能部となっている。また、基地局制御部193(1)も、無線システムごとに異なるベースバンド処理のリソース管理・制御をするため、無線システム毎に異なる処理を行う必要がある。
基地局構成管理装置50において、情報管理部53は、全ての3G移動機GMS1〜GMSk及びSuper3G移動局SMS1〜SMSnの移動機種別を示す無線アクセス能力情報を管理している。また、構成管理制御部52は、Super3G基地局SBT1〜SBTjから特定の3G移動機あるいはSuper3G移動機の無線アクセス能力情報の照会があった場合に、該当する3G移動機あるいはSuper3G移動機の無線アクセス能力情報をSuper3G基地局SBT1〜SBTjへ送信する機能を有している。
基地局構成管理装置50において、無線アクセス能力情報は3Gコアネットワーク90あるいは3G−RAN−IP網110、及びSuper3Gコアネットワーク160で保有されている場合、基地局構成管理装置50に情報管理部53を実装する必要はない。その場合、構成管理制御部52は3Gコアネットワーク90あるいは3G−RAN−IP網110と、Super3Gコアネットワーク160とからそれぞれ3G移動局GMS1〜GMSk及びSuper3G移動局SMS1〜SMSnそれぞれの無線アクセス能力情報を入手する。
以下に構成管理制御部52の具体的な処理内容について記載する。図3は構成管理制御部52の制御内容を示すフローチャートである。以下、図3を参照して構成管理制御部52の制御内容を説明する。
図3で示したフローは、図2のように複数の基地局がある程度近傍に位置している場合の例であり、特にリコンフィギュレーションする候補のシステムがシステムAとシステムBの2パターンである例を示している。なお、例えば、システムAがSuper3G移動局SMS及びSuper3G基地局SBTからなるSuper3G携帯電話システム、システムBが3G移動局GMS及び3G基地局GBTからなる3G携帯電話システムを意味する。
図3に示すように、ステップST1〜ST6の繰り返し処理により周波数割当の割合毎の最大システム容量を算出する処理が実行される。
まず、ステップST1において、変数xを“0”に設定し、システムAの帯域幅を“0”に設定し、システムBの帯域を全帯域に設定する初期化処理を行う。
次に、ステップST2及びST3において、設定された帯域におけるシステムA及びシステムBの最大容量a(x)及びb(x)を算出する。a(x)及びb(x)は、システムA及びシステムBの在圏(エリア内)に存在する移動機のCapabilityを考慮して算出される。Capability情報は、詳細は記載を省略しているが、位置登録等のときに、移動機と基地局の間でやり取りを行っており、基地局が認識できる情報である。具体的には、システムAとしてしか通信できない移動機、システムBとしてしか通信できない移動機、システムA,Bともに通信可能な移動機の識別が基地局で可能となる。
そして、ステップST4において、システムAの帯域幅が(x・Δf)分増加設定される。この際、システムBの帯域幅が上記(x・Δf)分減少設定される。
その後、ステップST5において、システムAの帯域幅が全帯域に達したか否かがチェックされ、システムAの帯域幅が全帯域に達したと判定された(Yes)場合はステップST7以降の処理に移行する。
一方、ステップST5において、システムAの帯域幅が全帯域に達していないと判定された(No)場合はステップST6で変数xを“1”インクリメントさせた後、ステップST2に戻る。以降、ステップST5でYesと判定されるまで、ステップST2〜ST6の処理が繰り返される。
ステップST7において、上述した周波数割当の割合(帯域幅設定)毎の最大システム容量(a(x)+b(x))の中で最大のものを検出する。以下、この値を混在システム最大容量MAX(a(x)+b(x))とする。ただし、混在システム最大容量MAX(a(x)+b(x))は、現在通信中の呼処理を切断する必要がある場合は除いて検出される。
その後、ステップST8において、周波数割り当てが既に実施しているか否かが検証され、未設定の場合はステップST9に移行し、設定済みの場合はステップST10に移行する。
周波数割り当てが未設定の場合に実行されるステップST9において、混在システム最大容量MAX(a(x)+b(x))を現システム容量NOW(a+b)とする新周波数割当の設定を行い、処理を終了する。
一方、周波数割り当てが既に実施している場合に実行されるステップST10において、現在の周波数設定内容の変更が必要{(現システム容量NOW(a+b))+Δ(ヒステリシス用固定値)}<MAX(a(x)+b(x))}であるか(Yes)否か(No)がチェックされる。
ステップST10でYesと判定された場合、混在システム最大容量MAX(a(x)+b(x))を新たな現システム容量NOW(a+b)とする新周波数割当に変更する。一方、ステップST10でNoと判定された場合は、現システム容量NOW(a+b)の周波数割当を変更することなく処理を終了する。
図3のアルゴリズムで構成変更が必要であり、かつSuper3G移動局SMSのリコンフィギュレーションも必要であると判定された場合、メッセージとして、下りベースバンド処理部194(1)及びRF部198(1)を経由して、Super3G移動局SMS1に伝送される。
構成管理制御部52の第1の態様では、総送信電力情報・干渉電力情報を使用してシステムA及びシステムBそれぞれの最大容量を推定し、最終的に通信システム能力として混在システム最大容量MAX(a(x)+b(x))が実現されるように、システム構成変更制御する。下り総送信電力測定は移動によるフェージングの影響が無視できる程度の長い時間平均を行う。
干渉電力情報は、移動機SMS1により、自システムで使用している周波数帯域の中で移動機が使用しうる最小の帯域幅毎に干渉電力を測定する。あるいは、移動機が変更しうる周波数幅毎に干渉電力を測定する。例えば3GPP LTEではResource Block/Resource Unitとして180kHz単位の周波数を割り当てる最小単位が規定される方向である。LTEの例のように移動機が使用する周波数のうち、実際に使用する周波数単位毎に干渉電力を測定する。
ハードウェアの制限も考慮して実現可能な最終周波数帯域幅=Δfとすると処理が低減できる。また、上り・下り両方を考慮し、上り・下り双方の最大システム容量のうち、小さい方を上り下りトータルのシステムAあるいはシステムBの最大容量と判断する。
まず、下りの処理例を示す。システムの最大容量を算出するには、通信方式に応じた方式を用いる。CDMAであれば、基地局セル半径の平均値にいるユーザが、例えば音声の通信品質を維持できる所要SIR+制御誤差マージン(送信電力制御の遅延・SIR推定誤りによる制御誤差)を確保しつつ、何ユーザまで収容できるかを算出すればよい。移動機の所要SIR(Signal-to-Interference ratio)はシミュレーション等により事前に既知であり、セル半径は基地局の不揮発性メモリ等に格納する。
伝播ロスは例えば一般的に適用されている奥村−秦式等から算出する。これにより1ユーザあたり増加する平均送信電力pが算出できる。また、ユーザを追加したことによる他ユーザへの干渉成分の増加については、CDMAであれば未検出パスによる干渉の割合、及び、フェージングによる符号間の非直交成分の割合の平均値をシミュレーション等により事前に算出しておく。
図4はシステムの最大容量計算方法(その1)を示すプログラム例を示す説明図である。同図に示すように、第1処理L11により、初期値である「総送信電力(0)」として「現在の総送信電力」が初期設定される。次に、第2処理L12a,L12bより、iを初期値“0”から“1”インクリメントし、総送信電力(i)≧最大送信電力になるまで、処理L12bを実行する。なお、最大送信電力は予め定まっている。
その結果、プログラム終了後のiが最大のiであり、追加できるユーザ数となる。なお、TDM(Time Division Multiplexing)も併せて行っている場合には、さらに時間方向に収容できるタイムスロット数倍することになる。
なお、第2処理L12bの意味するところは以下の通りである。上述したように、自身信号を送信しても反射してきた信号の通信路=パスが未検出、あるいは、分離できないとロスになる。この割合はシステム・装置仕様によって異なるが、ある程度平均的な値はシミュレーションで求めることができる。未検出パスは自分の信号であっても干渉波になるため、上記干渉波に打ち勝つ送信電力が必要になる。
FDMAであればユーザ数が増えたときに隣接周波数への漏洩電力及び移動機の隣接チャネル選択度によりどのような影響を受けるかに依存する。システム毎の上記検討結果により1周波数おきに設定可能であると算出されれば基地局における総送信電力によらず、各周波数の移動機における干渉電力の測定値のみを参考にして容量を算出できる。例えば、全移動機の干渉電力を平均化する。これにより基地局エリア内の平均的な他基地局からの干渉を算出することができる。
図5はシステムの最大容量計算方法(その2)を示すプログラム例を示す説明図である。同図に示すように、第1処理L21により、「a=0」の初期化処理を行い、次に、第2処理L22a,L22bより、iを初期値“0”からインクリメントし、i≧最大値になるまで、処理L22bを実行する。なお、「上記iの最大値=(設定可能なシステム帯域幅)/(基準となる音声1ユーザが使用する周波数帯域幅)」である。
その結果、プログラム終了後のaが、追加できるユーザ数となる。なお、TDMも併せて行っている場合には、さらに時間方向に収容できるタイムスロット数倍することになる。
OFDMAであればユーザ数が増えたときにも基本的に直交するのでユーザ間干渉はないが、移動機の受信側で周波数推定誤差が発生するとユーザ数に応じて干渉が発生する。
図6はシステムの最大容量計算方法(その3)を示すプログラム例を示す説明図である。同図に示すように、第1処理L31及び第2処理L32により、「a=0,b=0」の初期化処理を行い、次に、第3処理L32a,L32bより、iを初期値“0”から“1”インクリメントし、i≧最大値になるまで、処理L32bを実行する。なお、「上記iの増加ステップ(増加幅)=基準となる音声1ユーザが使用する周波数帯域幅」である。また、「上記iの最大値=設定可能なシステム帯域幅/基準となる音声1ユーザが使用する周波数帯域幅」である。
その結果、プログラム終了後のaが、追加できるユーザ数の暫定値bとなる。なお、TDMも併せて行っている場合には、さらに時間方向に収容できるタイムスロット数倍することになる。
以上により、システムの最大容量値計算方法(その1〜その3)によって、現在の周波数割当によるシステム容量や、{システムAの最大容量a(x)+システムBの最大容量b(x)}を算出できる。
また、図3で示したフローチャートは、頻繁にシステム切替をすることを避けるため現在の周波数割当による現システム容量NOW(a+b)と、混在システム最大容量MAX(a(x)+b(x))、すなわち、(システムAに収容される容量)+(システムBに収容される容量)の最大値とを比較したとき、ヒステリシスΔを持たせている(ステップST9)。
上述したように、構成管理制御部52によって最適な通信システム能力となる現システム容量NOW(a+b)が設定された後、Super3G基地局SBT1〜SBTjがそれぞれ構成変更制御部196備えることにより最適な割合で、システムA及びシステムBからなる複数のシステムの環境下において最適なリコンフィギュレーションを行うことができる。
例えば、Super3G基地局SBT1〜SBTjにおける「j=20」の場合において、各基地局が5MHz幅のみ対応であるとき、システムAの帯域幅を20MHz、システムBの帯域幅が80MHzとした場合を考える。この際、混在システム最大容量MAX(a(x)+b(x))が最大値になると検出された場合、Super3G基地局SBT1〜SBT4の構成変更制御部196はシステムAとするコンフィギュレーションを対応の構成変更対象部199に対して行い、Super3G基地局SBT5〜SBT20の構成変更制御部196はシステムBとするコンフィギュレーションを対応の構成変更対象部199に対して行う。
特に、Super3Gと3Gは同一周波数帯で適用されるケースも検討されており、RF部198(1)を変更することなく構成変更対象部199(1)(基地局制御部193、下りベースバンド処理部194、上りベースバンド処理部195)をソフトウェア処理によりリコンフィギュレーションすることで実現できる。
特に、図2のように基地局を連結して1つの基地局として動作可能な基地局の場合、ハードウェアの制限として、基地局単位にシステムを選択可能とする構成が有効である。例えば、外部I/F部191(1)が外部のコアネットワークに繋がっている基地局SBT1の構成変更制御部196(1)が図3の処理を実行可能にすることが考えられる。この場合、図3の処理結果を基地局間I/F部192(1)を経由して、他の基地局SBT2〜SBTjそれぞれの構成変更制御部196に通知することにより、Super3G基地局SBT2〜SBTjそれぞれの構成変更制御部196は、上記処理結果に基づき自基地局のリコンフィギュレーション制御が可能となる。
次に上りを説明する。下りと同時に上りも考慮し、上りの新a(システムAに収容される容量)+新b(システムBに収容される容量)と、下りの新a(システムAに収容される容量)+新b(システムBに収容される容量)で小さい方を総合の新a(システムAに収容される容量)+新b(システムBに収容される容量)とすることが望ましい。
最大システム容量を算出するには、通信方式に応じた方式を用いる。CDMAやSC-FDMAであれば、各移動機は、基地局受信機において所要のSIR+制御マージン確保を達成できるような送信電力で信号を送信する。他ユーザの信号は全て直交しないので干渉となる。
所要SIR=1ユーザ増えたときのS/(1ユーザ増えたことによる干渉×ユーザ数+もとの干渉)であることから、以下の式(1)を解法することにより、式(2)が導出される。なお、式(1)、式(2)における「S」は送信電力を意味し、「I」は基地局の熱雑音(NF)である。
Figure 2008087712
Figure 2008087712
式(2)から、分母>0であれば1ユーザ増やした時のS(i+1)が存在する。したがって、「S(i)<I」を満足する必要がある。基地局の所要SIR(Signal-to-Interference ratio)はシミュレーション等により事前に既知であるので、上の式を満たす範囲のiを求めると追加しうる基準ユーザ数(例えば音声ユーザ)が算出できる。なお、TDMも併せて行っている場合には、さらに時間方向に収容できるタイムスロット数倍することになる。
FDMA、OFDMAであれば下りFDMAと同じ議論になる。ユーザ数が増えたときに隣接周波数への漏洩電力及び移動機の隣接チャネル選択度によりどのような影響を受けるかに依存する。システム毎の上述した検討結果により1周波数おきに設定可能であると算出されれば基地局における総送信電力によらず、各周波数の移動機における干渉電力の測定値のみを参考にして容量を算出できる。例えば、全移動機の干渉電力を平均化する。これにより基地局エリア内の平均的な他基地局からの干渉を算出することができる。
図7はシステムの最大容量計算方法(その4)を示すプログラム例を示す説明図である。同図に示すように、第1処理L41により、a=0の初期化処理を行い、次に、第2処理L42a,L42bより、iを初期値“0”から“1”インクリメントし、i≧最大値になるまで、処理L42bを実行する。なお、「上記iの最大値=(設定可能なシステム帯域幅)/(基準となる音声1ユーザが使用する周波数帯域幅)」である。
その結果、プログラム終了後のaが、追加できるユーザ数となる。なお、TDMも併せて行っている場合には、さらに時間方向に収容できるタイムスロット数倍することになる。
構成管理制御部52の第2の態様では、構成管理制御部52の第1の態様の機能に加えて、システムの最大容量の算出(ステップST2,ST3)に際し、さらに、ドーマント状態情報を考慮して、システム最大容量を決定するようにシステム構成変更制御する。
ドーマント状態とは、パケット通信等常時通信が行われていない状態を許容する無線システムおいて、通信が行われていないことを検出し、コネクションは維持しつつも、無線を一時的に解放している状態である。構成管理制御部52の第2の態様では、第1の構成管理制御部52に加えてドーマント状態にある移動機数から通信が再開されたときの干渉電力をリスクとして考慮しシステム切替の可否を判定する。
すなわち、構成管理制御部52の第2の態様と第1の態様との関係は、「第2の態様のシステム最大容量=第1の態様で検出したシステム最大容量−ドーマント状態移動機数」、あるいは、「第2の態様のシステム最大容量=第1の態様で検出したシステム最大容量−ドーマント状態移動機数×α(0<α<1)」となる。なお、リスク係数αは、移動機における平均的なデータ占有率(例えばVoice-activity)とすればよい。左記に加えて、基地局及び移動機がリコンフィギュレーションに要する時間が長いときにはαを大きく、短いときにはαを小さくする等が考えられる。
構成管理制御部52の第3の態様として、各システムのネットワークの接続可否情報を監視し、接続可能なシステムのネットワークにリコンフィギュレーションする制御を行う態様が考えられる。
Super3Gコアネットワーク160はネットワーク管理を行っている。Super3Gコアネットワーク160配下のネットワークの一部に回線障害が発生し、回線障害によってSuper3G基地局GBT1とIPベース・マルチメディア・サブシステム20とび間の通信が確保できないと判断した場合、基地局構成管理装置50に該回線障害に関する情報を通知する。
これを受けた基地局構成管理装置50は、Super3G基地局GBT1の通信を確保するために3Gコアネットワーク90及び3G−RAN−IP網110を利用してSuper3G基地局SBT1との通信経路を確保し、該Super3G基地局SBT1に対して該回線障害を通知する。
Super3G基地局GBT1において、基地局制御部193(1)は、基地局構成管理装置50から無線アクセス能力情報あるいは回線障害情報を、Super3G移動局SMS1から環境情報を入手すると、それらの情報を構成変更制御部196(1)へ送信する。
構成変更制御部196(1)は、これらの情報からSuper3G基地局を3G基地局へ構成変更する必要がある、あるいは、Super3G基地局の作動モードを変更する必要があると判断した場合を想定する。これらの場合、Super3G基地局のコアを構成している基地局制御部143(1)、下りベースバンド処理部144(1)及び上りベースバンド処理部145(1)用プログラムをリコンフィギュレーション・プログラム格納部197(1)から呼び出し、リコンフィギュレーション処理を開始する。リコンフィギュレーション完了後は基地局構成管理装置50へ構成変更した旨を通知し、移動局と通信を行う。
このように、実施の形態1の通信システムにおいて、Super3G基地局SBTの構成変更制御部196は、構成管理制御部52から受けた通信システム能力に基づく構成変更要求が3G基地局GBTへのリコンフィギュレーションを指示する場合、構成変更対象部199を変更してリコンフィギュレーション3G基地局RGBTを得るリコンフィギュレーション処理を実行することができる。
なお、リコンフィギュレーション処理とは、リコンフィギュレーションプログラム格納部197に格納されたプログラムに従い、構成変更制御部196が構成変更対象部199の内容を変更し、Super3G基地局SBTの全部または一部をリコンフィギュレーション3G基地局RGBTに変更したり、Super3G基地局SBTの一部を変更してリコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTに変更することを意味する。
その結果、構成管理制御部52の制御下において、Super3G基地局SBTを維持した状態あるいはリコンフィギュレーション3G基地局RGBTとして、Super3G基地局SBTを選択的に活用することができるため、3G携帯電話システム及びSuper3G携帯電話システムからなるからなる通信環境が最適となる通信システムを提供することができる。
(実施の形態2)
図8はこの発明の実施の形態2である通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。図8では3G移動機がSuper3G基地局に接近してきたことを基地局構成管理装置側から通知したときのシーケンスを示している。以下、図8を参照して、実施の形態2のシステムリコンフィギュレーション方法を説明する。
なお、実施の形態2の通信システムの全体構成は図1で示した実施の形態1の構成と同様であり、Super3G基地局SBT1〜SBTj、Super3G移動局SMS1〜SMSn、3G移動局GMS1〜GMSk、及び基地局構成管理装置50の内部構成は図2で示した実施の形態2の内部構成と同様である。この点に関しては、以降で述べる実施の形態3〜実施の形態7においても同様である。
基地局構成管理装置50は、情報管理部53に格納している無線アクセス能力情報あるいは3G−RAN−IP網110あるいはSuper3Gコアネットワーク160が保有している無線アクセス能力情報を用いることによって33G移動局GMSの移動状況を把握しており、3G移動局GMSがSuper3G基地局SBTのエリアに入ることを推定することができる。
この場合、図8に示すように、基地局構成管理装置50からSuper3G基地局SBTに、3G移動機GMSが到来したことを通知する移動機到来通知S1を発行する。
Super3G基地局SBTは移動機到来通知S1を受信すると移動機到来応答S2を発行するとともに、移動機(移動局)の移動機種別を知るために基地局構成管理装置50に対して無線アクセス能力情報要求S2を発行する。
基地局構成管理装置50は無線アクセス能力情報応答S4を発行して該移動機の移動機種別を通知する。なお、無線アクセス能力情報応答S4の内容を移動機到来通知S2に含ませることで無線アクセス能力情報要求S3,無線アクセス能力情報応答S4の一連のシーケンスを省略することも可能である。
Super3G基地局SBTは、構成変更判定処理P1を行い、3G基地局への構成変更あるいはSuper3G基地局SBTと3G基地局の混在が可能であると判定した場合、基地局構成管理装置50に対してリコンフィギュレーション許可要求S5を発行する。基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーション許可要求S5を受信するとリコンフィギュレーションを開始させるためにSuper3G基地局SBTに対してリコンフィギュレーション許可応答S6を発行する。
Super3G基地局SBTはリコンフィギュレーション許可応答を受信後、リコンフィギュレーション処理P2(本格再構成処理)を開始し、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTとなる。リコンフィギュレーション3G基地局RGBTは、リコンフィギュレーション完了後に基地局構成管理装置50へリコンフィギュレーション完了通知S7を発行することにより基地局の構成変更の完了を通知する。
基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーション3G基地局RGBTに対してリコンフィギュレーション完了応答S8を発行した後に、3G移動機GMSがリコンフィギュレーション3G基地局RGBT及びSuper3Gコアネットワーク160を介して3G−RAN−IP網110に接続できるようにリコンフィギュレーション3G基地局RGBTへパス情報通知S9を発行する。リコンフィギュレーション3G基地局RGBTはパス情報通知S9を受信後に、ルーティングを設定し、基地局構成管理装置50へパス情報応答S10を発行し、その後、通話シーケンスP3に入ることで本シーケンスを終了する。なお、上記ルーティングとは、パス情報通知S9の内容で通信ルートを構築することを意味する。
なお、図8で示した実施の形態2の通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法では、Super3G基地局SBTが基地局構成管理装置50から無線アクセス能力情報応答S4を受けて、構成変更判定処理P1〜リコンフィギュレーション処理P2に至る処理を行っている。
実施の形態2の通信システムにおいて、Super3G基地局SBTの構成変更制御部196は、構成変更判定処理P1の判定結果に応じて、基地局構成管理装置50の了解の下、リコンフィギュレーション処理P2を行う。すなわち、リコンフィギュレーションプログラム格納部197に格納されたプログラムに従う処理を構成変更対象部199に対して実行することにより、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTに変更することができる。
その結果、Super3G基地局SBTの判断において、Super3G基地局SBTを維持した状態あるいはリコンフィギュレーション3G基地局RGBTとして選択的に活用することができるため、3G携帯電話システム及びSuper3G携帯電話システムからなる通信環境が最適となる通信システムを提供することができる。
加えて、実施の形態2の通信システムの構成変更制御部196は、基地局構成管理装置50より受ける無線アクセス能力情報応答S4に基づき、リコンフィギュレーション処理P2の実行の有無を判断することにより、3G移動局GMS及びSuper3G移動局GMSの無線アクセス能力に適合した通信環境を実現することができる。
また、図8で示したシステムリコンフィギュレーション方法に変えて、3G移動局GMSから直接、無線アクセス能力情報相当を受けて、構成変更判定処理P1〜リコンフィギュレーション処理P2に至る処理を行うことも考えられる。この場合、3G移動局GMSの無線アクセス能力に直接応答することができるため、速やかにリコンフィギュレーションを行うことができる効果を奏する。ただし、無線アクセス能力情報要求S3,無線アクセス能力情報応答S4の授受が、Super3G基地局SBT,3G移動局GMS間で可能なことが前提となる。
(実施の形態3)
図9はこの発明の実施の形態3である通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。図9ではSuper3G基地局SBTは少なくとも1台のSuper3G移動局SMSと通信を行っている間におけるシステムリコンフィギュレーション方法を示している。以下、図9を参照して、実施の形態3のシステムリコンフィギュレーション方法を説明する。
Super3G基地局SBTは少なくとも1台のSuper3G移動局SMSと通信を行っている通話中P4である。この通話中P4において、移動機SMSのおかれている状況を把握するために定期的に該Super3G移動局SMSへ環境情報要求S11を発行する。なお、便宜上、図9の冒頭に通話中P4を示しているが、Super3G基地局SBT(リコンフィギュレーション3G基地局RGBT)とSuper3G移動局SMS(リコンフィギュレーション3G移動局RGMS)との間における通話ルートは、図9の最終処理として示した通話シーケンスP3にまで会話レベルにおいて途切れることなく維持される。
環境情報要求S11を受信したSuper3G移動局SMSは、干渉電力情報とドーマント状態情報、要求帯域情報、移動速度情報、位置情報を含む環境情報応答S12をSuper3G基地局SBTへ発行する。なお、環境情報応答S12に含まれる情報において、「干渉電力情報」は通信環境を表している。「ドーマント状態情報」は有線パスを確保したまま無線リソースを解放する制御方法を示す情報であり、「要求帯域情報」は3Gシステムでも十分対応可能な帯域かを判定するための情報、「移動速度情報」は3Gシステムでも十分対応可能な移動速度かを判定するための情報、「位置情報」は移動機(Super3G移動局SMS)の存在する位置によってエラー率を推測するための情報を意味する。
Super3G基地局SBTは環境情報応答S12に含まれる環境情報を参照し、最適な電波環境、帯域、移動追随性、エラー訂正機能を持つシステムを選択するために構成変更の判定を行う。Super3G基地局SBTは、3G基地局への構成変更あるいはSuper3G基地局SBTと3G基地局の混在が可能であると判定した場合、基地局構成管理装置50へリコンフィギュレーション許可要求S5を発行する。基地局構成管理装置50は該リコンフィギュレーション許可要求S5を受信するとリコンフィギュレーションを開始させるためにSuper3G基地局SBTに対してリコンフィギュレーション許可応答S6を発行する。
なお、環境情報応答S12に基づく構成変更判定処理P1の判定結果が構成変更の必要無し(構成変更不能の場合を含む)である場合、切替要求S13の発行に伴う以下で述べる一連の処理は行われることはない。
Super3G基地局SBTはリコンフィギュレーション許可応答S6を受信後、Super3G移動局SMSに対して、3G移動局に切り替えるように切替要求S13を発行する。
Super3G移動局SMSの構成変更制御部206は切替要求S13を受信するとリコンフィギュレーションプログラム格納部207からリコンフィギュレーションプログラムを呼び出し、構成変更対象部205(下りベースバンド処理部202、上りベースバンド処理部203及び移動機制御部204)に対し、リコンフィギュレーション処理P12を実施することでリコンフィギュレーション3G移動局RGMSとなる。
リコンフィギュレーション3G移動局RGMSの構成変更制御部206はSuper3G基地局SBTへ切替完了応答S14を発行する。
Super3G基地局SBTはリコンフィギュレーション許可応答S6を受信後、リコンフィギュレーション処理P2を開始し、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTとなる。リコンフィギュレーション3G基地局RGBTは、リコンフィギュレーション完了後に該基地局構成管理装置50へリコンフィギュレーション完了通知S7を発行することで基地局の構成変更の完了を通知する。
基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーション3G基地局RGBTに対してリコンフィギュレーション完了応答S8を発行した後に、リコンフィギュレーション3G移動局RGMSがリコンフィギュレーション3G基地局RGBT及びSuper3Gコアネットワーク160を介して3G−RAN−IP網110に接続できるようにリコンフィギュレーション3G基地局RGBTへパス情報通知S9を発行する。リコンフィギュレーション3G基地局RGBTは該パス情報通知S9を受信後に、パス情報通知S9に基づくルーティングを設定し、基地局構成管理装置50へパス情報応答S10を発行する。
また、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTは、リコンフィギュレーション3G移動局RGMSとの通信を再開するためにリコンフィギュレーション3G移動局RGMSに対して復旧要求S15を発行する。その後、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTとリコンフィギュレーション3G移動局RGMSとの間に復旧処理P5が行われる。
復旧処理P5が必要な理由は以下の通りである。基地局と移動機は、当所は「Super3G」として動作していたが、切り替えの必要性からSuper3G基地局は3G基地局へ、Super3G移動機は3G移動機へ変更された。この動き(変更)が原因でSuper3Gとしての通信が保留状態となり、基地局と移動機がリコンフィギュレーションした後に保留していた通信を3Gとして復旧させるために「復旧処理」が必要となる。
復旧処理P5後、リコンフィギュレーション3G移動局RGMSは、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTに対して復旧完了応答S16を発行し、その後、リコンフィギュレーション3G基地局RGBT、リコンフィギュレーション3G移動局RGMS間通話シーケンスP3に入ることで本シーケンスを終了する。
なお、復旧処理P5は比較的短時間で済ますことができるため、通話中P4の通話レベルに影響を与えることはほとんどない。
このように、実施の形態3の通信システムにおいて、Super3G基地局SBTの構成変更制御部196は、Super3G移動局SMSの環境情報応答S12に基づき、リコンフィギュレーション処理P2実行の有無を判断することにより、Super3G移動局SMSの環境に適合した通信環境を実現することができる。
なお、図9で示したシステムリコンフィギュレーション方法以外に、Super3G基地局SBTが3G移動局GMSの環境情報に基づき、リコンフィギュレーション処理P2の実行の有無を判断することも可能であり、同様な効果を奏する。
さらに、実施の形態3の通信システムにおいて、Super3G移動局SMSの構成変更制御部206は、必要に応じて構成変更対象部205を変更してリコンフィギュレーション3G移動局RGMSを得るリコンフィギュレーション処理P12を実行することができる。
その結果、Super3G基地局SBTからの切替要求S13に応じて、Super3G移動局SMSを維持した状態あるいはリコンフィギュレーション3G移動局RGMSとして選択的に活用することができるため、3G携帯電話システム及びSuper3G携帯電話システムからなる通信環境が最適となる通信システムを提供することができる。
(実施の形態4)
図10はこの発明の実施の形態4である通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。図10ではSuper3G基地局SBTは少なくとも1台のSuper3G移動局SMSと通信を行っている間における移動機の移動速度に基づくシステムリコンフィギュレーション方法を示している。以下、図10を参照して、実施の形態4のシステムリコンフィギュレーション方法を説明する。
Super3G基地局SBTは少なくとも1台のSuper3G移動局SMSと通信を行っている通話中P4である。この通話中P4において、Super3G移動局SMSの移動速度を把握するために定期的にSuper3G移動局SMSへ移動速度情報要求S17を発行する。
移動速度情報要求S17を受信したSuper3G移動局SMSは、移動速度情報を含む移動速度情報応答S18をSuper3G基地局SBTへ発行する。
Super3G基地局SBTは移動速度情報応答S18中における移動速度情報を参照し、構成変更判定処理P1sを実行する。すなわち、Super3G基地局SBTは、復調部内のチャネル推定機能を変更する。そして、チャネル推定は複数の受信データをサンプリングしてその演算結果から移動速度を推定するが、移動速度が速い場合には移動機への追随性を考慮してサンプル数が少ない復調部となるように、移動速度が遅い場合にはノイズ(熱雑音)の影響を少なくし、S/N(信号電力対雑音電力比)を良くするためにサンプル数が多い復調部となるように構成変更の判定を行う。Super3G基地局SBTは、復調部の変更が可能であると判定した場合、基地局構成管理装置50に対してリコンフィギュレーション許可要求S5を発行する。
なお、移動速度情報応答S18に基づく構成変更判定処理P1sの判定結果が構成変更の必要無し(構成変更不能の場合を含む)である場合、リコンフィギュレーション許可要求S5の発行に伴う以下で述べる一連の処理は行われることはない。
基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーション許可要求S5を受信するとリコンフィギュレーションを開始させるためにSuper3G基地局SBTに対してリコンフィギュレーション許可応答S6を発行する。
Super3G基地局SBTは該リコンフィギュレーション許可応答を受信後、部分リコンフィギュレーション処理P2s(部分再構成処理)を開始し、リコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTとなる。すなわち、上りベースバンド処理部195内の復調部がSuper3G移動局SMSの移動速度に適合した内容のリコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTとなる。
リコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTは、リコンフィギュレーション完了後に基地局構成管理装置50へリコンフィギュレーション完了通知S7を発行することで基地局の構成変更の完了を通知する。基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTに対してリコンフィギュレーション完了応答S8を発行する。その後、リコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBT,Super3G移動局SMS間で通話シーケンスP3が行われることになり本シーケンスを終了する。
実施の形態4の通信システムにおいて、Super3G基地局SBTの構成変更制御部196は、必要に応じて構成変更対象部199の一部を変更してリコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTを得る部分リコンフィギュレーション処理P2sを実行することができる。
その結果、現在の通信環境に応じてSuper3G基地局SBTの構成変更対象部199の一部を変更して、通信環境が最適となる通信システムを提供することができる。
さらに、実施の形態4の通信システムにおいて、構成変更制御部196は、Super3G移動局SMSの移動速度情報に基づき、部分リコンフィギュレーション処理P2sの実行の有無を判断することにより、Super3G移動局SMSの移動速度に適合した通信環境を実現することができる。
(実施の形態5)
図11はこの発明の実施の形態5である通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。図11ではSuper3G基地局SBTは少なくとも1台のSuper3G移動局SMSと通信を行っている間における移動機の位置情報に基づくシステムリコンフィギュレーション方法を示している。以下、図11を参照して、実施の形態5のシステムリコンフィギュレーション方法を説明する。
Super3G基地局SBTは少なくとも1台のSuper3G移動局SMSとの間で通話中P4である。この通話中P4において、移動機の位置を把握するために定期的に該Super3G移動局SMSへ位置情報要求S19を発行する。位置情報要求を受信したSuper3G移動局SMSは、位置情報を含む位置情報応答S20をSuper3G基地局SBTへ発行する。
Super3G基地局SBTは位置情報応答S20に含まれる位置情報を参照して構成変更判定処理P1sを実行する。すなわち、Super3G基地局SBTは、上りベースバンド処理部195内にあるエラー訂正部を最適な状態、すなわち、Super3G移動局SMSが反射のほとんどない田舎等、伝送路の状態が良い環境にいると推定した場合、伝送レートを上げるために符号化率の高いFEC(誤り訂正回路)を実装するため、また、Turbo繰り返し回数が少ないTurbo復号部を実装するために構成変更の判定を行う。Super3G基地局SBTは、エラー訂正部の構成変更が可能であると判定した場合、基地局構成管理装置50に対してリコンフィギュレーション許可要求S5を発行する。
なお、位置情報応答S20に基づく構成変更判定処理P1sの判定結果が構成変更の必要無し(構成変更不能の場合を含む)である場合、リコンフィギュレーション許可要求S5の発行に伴う以下で述べる一連の処理は行われることはない。
基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーション許可要求S5を受信するとリコンフィギュレーションを開始させるためにSuper3G基地局SBTに対してリコンフィギュレーション許可応答S6を発行する。Super3G基地局SBTはリコンフィギュレーション許可応答S6を受信後、部分リコンフィギュレーション処理P2sを開始し、リコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTとなる。すなわち、上りベースバンド処理部195内の誤り訂正回路がSuper3G移動局SMSの位置に適合した内容のリコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTとなる。
リコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTは、リコンフィギュレーション完了後に該基地局構成管理装置50へリコンフィギュレーション完了通知S7を発行することで基地局の構成変更の完了を通知する。基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBTに対してリコンフィギュレーション完了応答S8を発行し、その後、リコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBT,Super3G移動局SMS間で通話シーケンスP3が行われるようになり本シーケンスを終了する。
実施の形態4の通信システムにおいて、構成変更制御部196は、Super3G移動局SMSの位置情報に基づき、部分リコンフィギュレーション処理P2sの実行の有無を判断することにより、Super3G移動局SMSの位置に適合した通信環境を実現することができる。
(実施の形態6)
図12はこの発明の実施の形態6である通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。図12ではSuper3G基地局SBTは少なくとも1台のSuper3G移動局SMSと通信を行っている間にネットワークの一部に回線障害が発生した場合のシステムリコンフィギュレーション方法を示している。以下、図12及び図1を参照して、実施の形態6のシステムリコンフィギュレーション方法を説明する。
Super3Gコアネットワーク160は配下のネットワーク管理を行っており、ネットワークの一部に回線障害が発生し、該回線障害によってIPベース・マルチメディア・サブシステム20とSuper3G基地局SBT1〜SBTmの一部あるいは全部間の通信経路が確保できないと判断した場合、基地局構成管理装置50へ該回線障害の情報を含む回線障害情報S50を発行する。
基地局構成管理装置50は、回線障害情報S50を受信すると、Super3G基地局SBT1〜SBTmの一部あるいは全部を3G基地局として存続させるために、3G−RAN−IP網110及び3Gコアネットワーク90(図12では図示せず)に対して構成変更通知S21を発行するとともに、Super3Gネットワーク160(第1のネットワーク部)に対して構成変更通知S25を発行する。
3G−RAN−IP網110及び3Gコアネットワーク90(第2のネットワーク部)は該構成変更通知S21を受信することで基地局が新たに追加されることを認識して既存の構成情報を変更し、それぞれ基地局構成管理装置50へ構成変更応答S22を発行する。
一方、Super3Gコアネットワーク160は基地局が管理対象外になることを認識して既存の構成情報を変更し、基地局構成管理装置50へ構成変更応答S26を発行する。
基地局構成管理装置50は、構成変更応答S22及びS26を受信するとSuper3G基地局SBT1〜SBTmの一部あるいは全部の経路を確保するために3G−RAN−IP網110及び3Gコアネットワーク90に対しパス設定要求S23を発行するとともに、Super3Gネットワーク160に対しパス設定要求S27を発行する。
3G−RAN−IP網110及び3Gコアネットワーク90は、パス設定要求S23に応じて基地局の経路を確保して基地局構成管理装置50に対しパス設定応答S24を発行する。また、Super3Gコアネットワーク160も同様にして基地局構成管理装置50に対しパス設定応答S28を発行する。
以上のようなシーケンスによってSuper3G基地局SBT1〜SBTmの一部あるいは全部、ゲートウェイ180、Super3Gコアネットワーク160、ゲートウェイ170、ゲートウェイ130、3G−RAN−IP網110、ゲートウェイ100、3Gコアネットワーク90、ゲートウェイ30、及びIPベース・マルチメディア・サブシステム20の通信経路を確保する。
基地局構成管理装置50は、パス設定が完了すると設定されたパスを利用してSuper3G基地局SBT1〜SBTmの一部あるいは全部へ経路情報を含むパス情報通知S9をSuper3G基地局SBT(SBT1〜SBTm)に対し発行する。
Super3G基地局SBT1〜SBTmの一部あるいは全部はSuper3G移動局SMS1〜SMSnと通信している場合は、Super3G移動局SMS1〜SMSnを3G移動機にリコンフィギュレーションさせるために切替要求S13を発行する。以降、説明の都合上、一つのSuper3G基地局SBT及びSuper3G移動局SMSを代表させて説明する。
Super3G移動局SMSの構成変更制御部206は、切替要求S13を受信するとリコンフィギュレーションプログラム格納部207からリコンフィギュレーションプログラムを呼び出し、構成変更対象部205に対するリコンフィギュレーション処理P12を実施することにより、リコンフィギュレーション3G移動局RGMSとなる。
Super3G移動局SMSのリコンフィギュレーション処理P12と並行して、Super3G基地局SBTの構成変更制御部196は、リコンフィギュレーションプログラム格納部197からリコンフィギュレーションプログラムを読み出し、構成変更対象部199に対するリコンフィギュレーション処理P2を実施することにより、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTとなる。
一方、リコンフィギュレーション3G移動局RGMSの構成変更制御部206は、切替が完了したことをSuper3G基地局SBTへ通知するために切替完了応答S14を発行する。
すると、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTは、通信を行っていたリコンフィギュレーション3G移動局RGMSに対して通信を復旧させるために復旧要求S15を発行する。
リコンフィギュレーション3G移動局RGMSは復旧要求S15を受信後、リコンフィギュレーション3G基地局RGBT、リコンフィギュレーション3G移動局RGMS間における復旧処理P5を実行し、その後、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTに対して復旧完了応答S16を発行する。
リコンフィギュレーション3G基地局RGBTは復旧完了応答S16を受信後、コンフィギュレーションが完了したことを通知するために、基地局構成管理装置50へパス情報応答S10を発行し、その後、両者(RGBT、RGMS)で通話シーケンスP3に入ることにより本シーケンスを終了する。
実施の形態6の通信システムにおいて、基地局構成管理装置50は、Super3Gネットワーク160より得られる回線障害情報S50に基づき、以下の機能を備える。すなわち、基地局構成管理装置50は、Super3Gネットワーク160並びに3G−RAN−IP網110及びコアネットワーク90に対し通信経路を変更させる情報である変更通信経路情報(パス設定要求S23,S25)を出力する機能及びSuper3G基地局SBTに対し変更通信経路情報(パス情報通知S9)を通知する機能を備える。
その結果、Super3Gネットワーク160(第1のネットワーク部)並びに3G−RAN−IP網110及びコアネットワーク90(第2のネットワーク部)は、パス設定要求S23,S25に基づき、ネットワーク接続内容を変更して、Super3Gネットワーク160と3G−RAN−IP網110及びコアネットワーク90とをゲートウェイ130,170を介して接続状態にすることができる。そして、Super3G基地局SBTは、パス情報通知S9に基づき、リコンフィギュレーション処理P2を実行してリコンフィギュレーション3G基地局RGBTとなることにより、Super3Gネットワーク160に回線障害が生じてもSuper3G携帯電話システムを利用した通信環境を維持することができる効果を奏する。
(実施の形態7)
図13はこの発明の実施の形態7である通信システムにおけるシステムリコンフィギュレーション方法の処理手順を示す説明図である。図13では実施の形態1〜実施の形態5のいずれかにシステムリコンフィギュレーションが実行された場合のネットワーク側の接続変更の処理手順を示している。以下、図13及び図1を参照して、実施の形態7のシステムリコンフィギュレーション方法を説明する。なお、実施の形態7のシステムリコンフィギュレーションは実施の形態1〜実施の形態3のうちのいずれかのリコンフィギュレーション処理P2と並行して行われる。
Super3G基地局SBTが基地局構成管理装置50へリコンフィギュレーション許可要求S5を発行することで3G基地局への構成変更あるいはSuper3G基地局SBTの内部構成変更へのリコンフィギュレーションが開始される。
基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーション許可要求S5を受信すると、Super3G基地局SBTへリコンフィギュレーション許可応答S6を発行する。
そして、基地局構成管理装置50は3G−RAN−IP網110及びコアネットワーク90(図13では図示せず)に構成変更通知S21を発行するとともに、Super3Gネットワーク160に対して構成変更通知S25を発行する。
3Gコアネットワーク90及び3G−RAN−IP網110は構成変更通知S21を受信することで基地局が新たに追加されることを認識して既存の構成情報を変更し、それぞれ基地局構成管理装置50へ構成変更応答S22を発行する。一方、Super3Gコアネットワーク160は基地局が管理対象外になることを認識して既存の構成情報を変更し、基地局構成管理装置50へ構成変更応答S26を発行する。
基地局構成管理装置50は、構成変更応答S22,S26を受信するとSuper3G基地局SBTの経路を確保するために3G−RAN−IP網110及び3Gコアネットワーク90に対しパス設定要求S23を発行するとともに、Super3Gコアネットワーク160に対しパス設定要求S27を発行する。
3G−RAN−IP網110及び3Gコアネットワーク90はパス設定要求S23に応じて、Super3Gコアネットワーク160はパス設定要求S27に応じて、それぞれ基地局の経路を確保し、それぞれ基地局構成管理装置50へパス設定応答S24及びS28を発行する。
以上のようなシーケンスによって該Super3G基地局SBT、ゲートウェイ180、Super3Gコアネットワーク160、ゲートウェイ170、ゲートウェイ130、3G−RAN−IP網110、ゲートウェイ100、3Gコアネットワーク90、ゲートウェイ30、IPベース・マルチメディア・サブシステム20の通信経路を確保する。
一方、Super3G基地局SBTはリコンフィギュレーション許可応答S6の受信後、ネットワーク側の処理と並行して実施の形態1〜実施の形態3で示したリコンフィギュレーション処理P2のいずれかを実行する。
その結果、Super3G基地局SBTは、リコンフィギュレーションSuper3G基地局RSBT(図13では図示せず)あるいはリコンフィギュレーション3G基地局RGBTとなる。図13では説明の都合上、リコンフィギュレーション3G基地局RGBTとなった場合を示しており、以降、リコンフィギュレーション処理P2によってリコンフィギュレーション3G基地局RGBTとなったと想定して説明する。
リコンフィギュレーション3G基地局RGBTはリコンフィギュレーション完了通知S7(図13では図示せず)を基地局構成管理装置50に対し発行する。
リコンフィギュレーション完了通知S7を受けた基地局構成管理装置50は、一連のネットワークのパス設定(S21〜S28)の完了後に、リコンフィギュレーション完了応答S8をリコンフィギュレーション3G基地局RGBTに発行する。
さらに、基地局構成管理装置50はリコンフィギュレーション3G基地局RGBTにパス情報通知S9を発行する。リコンフィギュレーション3G基地局RGBTは基地局構成管理装置50に対してパス情報応答S10を発行することにより本シーケンスを終了する。
実施の形態7の通信システムは、構成変更制御部196は基地局構成管理装置50の了解(リコンフィギュレーション許可応答S6)の下、リコンフィギュレーション処理P2を実行する。
一方、基地局構成管理装置50は、例えば、3G移動局GMSがリコンフィギュレーション3G基地局RGBTを介してSuper3G携帯電話システムに接続する場合に、Super3Gネットワーク160とコアネットワーク90及び3G−RAN−IP網110とをゲートウェイ130,170によって接続する通信経路を設定する。その結果、リコンフィギュレーション処理P2によってSuper3G基地局SBTがリコンフィギュレーション3G基地局RGBTに変更された後においても通信に支障が生じることはない環境を確保することができる。
(その他)
上述した実施の形態では、Super3G基地局SBTがリコンフィギュレーション処理P2を行い、Super3G移動局SMSがリコンフィギュレーション処理P12を行う場合を主として説明したが、同様にして3G基地局GBT及び3G移動局GMSがそれぞれリコンフィギュレーション処理を行うようにすることも可能である。
この場合、3G基地局GBTは、Super3G基地局SBTの構成変更制御部196、リコンフィギュレーションプログラム格納部197及び構成変更対象部199に相当する構成を有する。同様に、3G移動局GMSは、構成変更制御部206、リコンフィギュレーションプログラム格納部207及び構成変更対象部205に相当する構成を有する。 この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。

Claims (10)

  1. 互いに無線アクセス可能な第1の基地局と第1の移動局とを含む第1の移動体通信システム部と、
    互いに無線アクセス可能な第2の基地局と第2の移動局とを含む第2の移動体通信システム部と、
    少なくとも前記第1の基地局の構成を管理する基地局構成管理装置とを備えた通信システムであって、
    前記基地局構成管理装置は、
    前記第1及び第2の移動局それぞれの無線アクセス能力に基づき通信システム能力を管理する情報管理部と、
    前記通信システム能力に基づき構成変更要求を前記第1の基地局へ送信する構成管理制御部を備え、
    前記第1の基地局は、
    プログラムの書き換えによって前記第2の基地局と等価な再構成第2の基地局機能に変更することが可能な基地局用構成変更対象部と、
    前記基地局用構成変更対象部に対する構成変更を制御する基地局用構成変更制御部とを有し、
    前記基地局用構成変更制御部は、前記構成変更要求が前記第2の基地局への構成変更を指示する場合、前記基地局用構成変更対象部を前記再構成第2の基地局機能に変更する本格再構成処理を実行する、
    通信システム。
  2. 互いに無線アクセス可能な第1の基地局と第1の移動局とを含む第1の移動体通信システム部と、
    互いに無線アクセス可能な第2の基地局と第2の移動局とを含む第2の移動体通信システム部とを備え、
    前記第1の基地局は、
    プログラムの書き換えによって前記第2の基地局と等価な再構成第2の基地局機能に変更することが可能な基地局用構成変更対象部と、
    必要に応じて、前記基地局用構成変更対象部を前記再構成第2の基地局機能に変更する本格再構成処理を実行することが可能な基地局用構成変更制御部とを有する、
    通信システム。
  3. 請求項2記載の通信システムであって、
    前記第1の基地局は前記第1及び第2の移動局の前記無線アクセス能力情報を認識する機能を有し、
    前記基地局用構成変更制御部は、前記無線アクセス能力情報に基づき、前記本格再構成変更処理の実行の有無を判断する、
    通信システム。
  4. 請求項2記載の通信システムであって、
    前記第1及び第2の移動局は、それぞれ自身の干渉電力情報、ドーマント状態情報、要求帯域情報、移動速度情報、位置情報の少なくとも一つを含む環境情報を前記第1の基地局に通知する機能を備え、
    前記基地局用構成変更制御部は、
    前記第1の移動局あるいは前記第2の移動局から取得した前記環境情報に基づき、前記本格再構成変更処理の実行の有無を判断する、
    通信システム。
  5. 請求項2記載の通信システムであって、
    前記第1の移動局は、
    プログラムの書き換えによって前記第2の移動局と等価な再構成第2の同局局機能に変更することが可能な移動局用構成変更対象部と、
    前記移動局用構成変更対象部に対する構成変更を制御する移動局用構成変更制御部とを有し、
    前記移動局用構成変更制御部は、前記第1の基地局の要求に応じて、前記移動局用構成変更対象部を前記再構成第2の移動局機能に変更する本格再構成処理を実行する、
    通信システム。
  6. 互いに無線アクセス可能な第1の基地局と第1の移動局とを含む第1の移動体通信システム部と、
    互いに無線アクセス可能な第2の基地局と第2の移動局とを含む第2の移動体通信システム部とを備え、
    前記第1の基地局は、
    プログラムの書き換えによって前記第1の基地局の一部の機能を変更した再構成第1の基地局機能に変更することが可能な基地局用構成変更対象部と、
    必要に応じて、前記基地局用構成変更対象部を前記再構成第1の基地局機能に変更する部分再構成処理を実行することが可能な基地局用構成変更制御部とを有する、
    通信システム。
  7. 請求項6記載の通信システムであって、
    前記第1及び第2の移動局は、それぞれの移動速度情報を前記第1の基地局に通知する機能を備え、
    前記基地局用構成変更制御部は、
    前記第1の移動局から取得した前記移動速度情報に基づき、前記第1の基地局の一部の構成変更の必要性を判断する、
    通信システム。
  8. 請求項6記載の通信システムであって、
    前記第1及び第2の移動局は、それぞれ位置情報を前記第1の基地局に通知する機能を備え、
    前記基地局用構成変更制御部は、
    前記第1の移動局から取得した前記位置情報に基づき、前記第1の基地局の一部の構成変更の必要性を判断する、
    通信システム。
  9. 請求項2ないし請求項5のうち、いずれか1項に記載の通信システムであって、
    少なくとも前記第1の基地局の構成を管理する基地局構成管理装置と、
    前記第1の移動体通信システム部用の第1のネットワーク部と、
    前記第2の移動体通信システム部用の第2のネットワーク部とをさらに備え、
    前記基地局用構成変更制御部は前記基地局構成管理装置の了解の下、前記本格再構成処理を実行し、
    前記基地局構成管理装置は、前記第2の移動局が、前記再構成第2の基地局機能に変更された前記第1の基地局を介して前記第1の移動体通信システム部に接続する場合に、前前記第1及び第2のネットワーク部間を接続する通信経路を新たに設定する、
    通信システム。
  10. 請求項2記載の通信システムであって、
    少なくとも前記第1の基地局の構成を管理する基地局構成管理装置と、
    前記第1の移動体通信システム部用の第1のネットワーク部と、
    前記第2の移動体通信システム部用の第2のネットワーク部とをさらに備え、
    前記第1のネットワーク部は、自身の回線障害を検出する機能と、回線障害情報を前記基地局構成管理装置へ通知する機能を備え、
    前記基地局構成管理装置は、前記回線障害情報に基づき、第1及び第2のネットワーク部に対し通信経路を変更させる情報である変更通信経路情報を出力する機能および前記第1の基地局に対し前記変更通信経路情報を通知する機能を備え、
    前記第1及び第2のネットワーク部は、前記変更通信経路情報に基づき、ネットワーク接続内容を変更して前記第1及び第2のネットワーク間を接続状態にし、
    前記第1の基地局は、前記変更通信経路情報に基づき、前記第2の基地局への構成変更が必要と判断した場合、前記基地局用構成変更対象部を前記再構成第2の基地局機能に変更する本格再構成処理を実行する、
    通信システム。
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