JPWO2008059661A1 - 照明装置及び液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

バックライト装置21は、内部一外部電極型の誘電体バリア放電ランプを複数備える照明装置である。バックライト装置21は、個々のバルブ32の内部にそれぞれ配置され、かつ交流の駆動電圧を出力する点灯回路40に対して並列に接続された複数の内部電極35と、個々のバルブ32の外部に空隙41を隔てて配置され、かつ接地された外部電極36を備える。保持部材43A〜43Cは、バルブ32と外部電極36との間の距離がバルブ32の軸線αの方向から見て規則的に変化するようにバルブ32を保持する。十分な輝度を確保しつつ良好な輝度均斉度を実現である。

Description

本発明は、液晶表示装置のバックライト装置、複写機やスキャナーの原稿読み取り装置用の照明装置、及び一般照明機器等を含む照明装置に関する。また、本発明は、かかる照明装置をバックライト装置として備える液晶表示装置に関する。
近年、液晶表示装置のバックライト装置等の照明装置に使用されるランプ(光源装置)として、水銀を用いるタイプの研究に加え、水銀を用いないタイプ(以下、無水銀タイプという)のランプの研究が盛んに行われている。無水銀タイプのランプは、温度の時間変化に伴う発光強度の変動が少ない点と、環境上の観点から好ましい。
無水銀タイプのランプとしては、希ガスが封入された管状のバルブと、バルブの内部に配置された内部電極と、バルブの外部に配置された外部電極を有する、いわゆる内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプが知られている。内部電極と外部電極の間に電圧を印加すると、誘電体バリア放電により希ガスがプラズマ化して発光する。
種々の形態の外部電極が知られている。例えば、特許文献1に開示された図15及び図16に示す内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプ(以下、単にランプという。)1では、外部電極2を幅一定の帯状としている。3は内部電極、4は点灯回路である。外部電極2と直管状のバルブ5の外周面との間には、スペーサ6により空隙が設けられている。この空隙をある程度大きくすることで、ランプ1の発光が安定すると共に空隙に充填された雰囲気気体の絶縁破壊を防止し、絶縁破壊によりイオン化した気体分子が周囲の部材を破壊するのを防止することができる。またこの構造では、空隙をある程度大きくすることで、いったんバルブ5から放射された光のうち、外部電極2で反射されてバルブ5の内部に戻る光の割合が大幅に低減される。換言すれば、バルブ5に対して空隙をあけて外部電極2を配置したことにより、バルブ5から放射された光は効率的に外部電極2の表面で反射され、ランプ1の外部に取り出される。
図15及び図16の内部−外部電極型のランプ1を使用した直下型のバックライト装置11を図17及び図18に示す。このバックライト装置11は、液晶パネル12の背面側には配置された3枚の光学シート、すなわち拡散シート13、レンズシート14、及びDBFE15を備える。これらの光学シートの背面側に複数本のランプ1が配置されている。外部電極2はすべてのランプ1について共通の1枚の平板状であり、接地されている。また、すべてのランプ1の内部電極3が点灯回路4に並列に接続されている。なお、16は反射板である。
図17及び図18に示すバックライト装置11の各種寸法等の詳細は、以下の通りである。液晶パネル12は32インチ型である。32本のランプ1が液晶パネル12の縦方向に延びるように互いに平行に配置されている。隣接するランプ1間の間隔(軸線間の距離)Pは21mmで統一されている。また、各ランプ1は、バルブ5の軸線が液晶パネル12及び光学シートに対して平行に延びるように配置されている。ランプ1のバルブ5は長さが375mm、外径が3mm、内径が2mmである。バルブ5内に充填されたガスの組成はキセノン100%であり、ガス圧は16kPaである。各バルブ5から外部電極2までの距離Dは5mmに統一されている。
点灯回路4により±1.2kV(振幅2.4kV)の矩形波で周波数20kHzの駆動電圧(117W)を印加したときに、図17において矢印Aで示す正面方向から撮影した写真(液晶パネル12は取り除いている。)を図19A,図19Bに示す。
図19Aでは、3枚の光学シートに代えて低拡散度のアクリル拡散板を配置している。一方、図18Bでは、すべての光学シート(拡散シート13、レンズシート14、及びDBFE15)を使用している。
図19Aに表れているように、暗部と明部が不規則に生じており、ランプ1間で輝度にばらつきがあり、しかもかかる輝度のばらつきに規則性がないことが確認できる。また、図19Bに表れているように、すべての光学シートを使用した場合でも、ランプ1間の不規則な輝度のばらつきの影響により輝度にむらが生じている。かかる輝度むらは液晶パネル12に表示される画面の輝度むらの原因となる。
このように、バルブと外部電極の間に空隙を設けた内部−外部電極型のランプを、隣接するランプ間の間隔をある程度狭く、すなわちある程度密に配置して直下型のバックライト装置を構成した場合、十分な輝度均斉度が得られない。具体的には、バルブの内径が2〜3mm程度で隣接するバルブ間の間隔が40mm以下の場合に輝度均斉度の低下が顕著となる。一方、内部−外部電極型のランプを、隣接するランプ間の間隔をある程度広く、すなわちある程度疎に配置した場合、輝度均斉度は改善されるものの、十分な輝度が得られない。また、液晶パネルからランプまでの距離を拡げることで輝度均斉度は改善されるが、バックライト装置の厚みが増大して薄型化の要求に反することになる。バックライ装置に限らず、バルブと外部電極の間に空隙を設けた内部−外部電極型のランプをある程度密に配置した構成の他の照明装置でも、同様に十分な輝度均斉度が得られない問題が生じる。
国際公開第WO2005/022586号パンフレット(図14A,14B)
本発明は、バルブと外部電極の間に間隔を設けた内部−外部電極型のランプないしは光源装置を複数備える照明装置において、十分な輝度を確保しつつ良好な輝度均斉度を実現することを課題とする。
本発明は、希ガスを含む放電媒体がそれぞれ封入され、かつそれらの軸線が互い同方向に延びるように配置された複数の誘電体からなるバルブと、個々の前記バルブの内部にそれぞれ配置され、かつ交流の駆動電圧を出力する点灯回路に対して並列に接続された複数の内部電極と、個々の前記バルブの外部に空隙を隔てて配置され、かつ接地された外部電極と、前記バルブと前記外部電極との間の距離が前記軸線の方向から見て規則的に変化するように前記バルブを保持する保持体とを備える照明装置を提供する。
内部電極と外部電極との間に点灯回路から交流の駆動電圧が印加されると、誘電体バリア放電が生じ、希ガスがプラズマ化して発光する。バルブと外部電極との間の距離がバルブの軸線の方向から見て規則的に変化しているため、バルブと外部電極との間の距離を一定とした場合と比較すると、複数のバルブ間の間隔を比較的密に維持しつつ、かつ厚み(例えば、液晶表示装置のバックライト装置の場合には光学フィルムを含めた装置の厚み)を最小限に維持しつつ、高い輝度均斉度を達成できる。
例えば、前記バルブは、前記外部電極までの距離が第1の距離である第1のバルブと、前記外部電極までの距離が前記第2の距離よりも短い第2の距離である第2のバルブとを含む。
具体的には、前記第1のバルブと前記第2のバルブが交互に配置される。
代案としては、複数の前記第1のバルブからなる第1のバルブ群と、複数の前記第2のバルブからなる第2のバルブ群とが交互に配置される。
前記複数のバルブは、前記バルブの軸線方向から見て規則的な折れ線上や規則的な曲線上に配置される。
個々の前記バルブと前記外部電極との間の距離は、以下の式で定義される最短距離よりも大きく設定される。
バルブと外部電極間の距離をこの最少距離よりも大きく設定することにより、バルブの外部の雰囲気気体の絶縁破壊を確実に防止できる。
本発明は特に、前記バルブの内径は2mm以上3mm以下程度であり、前記バルブの間隔は前記バルブの外径の1/2以上かつ40mm以下である場合に特に有効である。
本発明は例えば液晶表示装置のバックライト装置に適用できる。この場合、前記バルブに対して前記外部電極の反対側で前記複数の光源装置と対向するように少なくとも1枚の光学シートが配置され、この光シートの前面側に対向して液晶パネルが配置される。
バルブと外部電極との間の距離がバルブの軸線の方向から見て規則的に変化しているため、複数のバルブ間の間隔を比較的密に維持しつつ、かつ厚みを最小限に維持しつつ、高い輝度均斉度を達成できる。
本発明の第1実施形態にかかるバックライト装置を備える液晶表示装置の模式的な断面図。 図1の部分拡大図。 図1のIII−III断面図。 図1のIV−IV断面図。 第1実施形態のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(アクリル拡散板のみ使用)。 第1実施形態のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(3枚の光学シートを使用)。 水平方向の相対輝度の分布を示すグラフ。 垂直方向の相対輝度の分布を示すグラフ。 バルブの間隔と1本あたりのランプ電力の関係を示すグラフ。 放電空間から外部電極までの模式的な等価回路図。 本発明の第2実施形態にかかるバックライト装置を示す断面図。 本発明の第3実施形態にかかるバックライト装置を示す断面図。 本発明の第4実施形態にかかるバックライト装置を示す断面図。 本発明の第5実施形態にかかるバックライト装置を示す部分断面図。 本発明の第6実施形態にかかるバックライト装置を示す部分断面図。 内部−外部電極型の誘電体放電ランプの模式的な断面図。 図14のXV−XV線での断面図。 従来のバックライト装置を備える液晶表示装置の模式的な断面図。 図17の部分拡大図。 従来のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(アクリル拡散板のみ使用)。 従来のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(3枚の光学シートを使用)。
符号の説明
21 バックライト装置
22 液晶表示装置
23 液晶パネル
24 本体
25 蓋体
25a 窓部
26 ケーシング
27 拡散シート
28 レンズシート
29 DBFE
30 アクリル拡散板
31 誘電体バリア放電ランプ
32 バルブ
35 内部電極
36 外部電極
37 蛍光体層
38 導電部材
40 点灯回路
41 空隙
42 反射板
43A〜43C 保持部材
43a 支持孔
45,46 コンデンサ
α 軸線
δ 折れ線
φ 正弦波曲線
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図4は本発明の照明装置の第1実施形態にかかるバックライト装置21を備える液晶表示装置22を示す。バックライト装置21は図1に示す液晶パネル23の背面側に配置される。
バックライト装置21は本体24と蓋体25からなるケーシング26を備える。ケーシング26内(本体24の開口部付近)には、アクリル拡散板30が収容されている。また、このアクリル拡散板30上には、3枚の光学シート、すなわち拡散シート27、レンズシート28、及びDBFE(Dual Brightness Enhancement Film)29が積層状態で収容されている。蓋体25には、光学シートを露出させるための窓部25aが設けられている。この窓部25aを介して、光学シートの前面側と液晶パネル23が対向している。
拡散シート27は光を効率よく液晶パネル23を透過させるため、シートに球面レンズとなるビーズを敷き詰めた構造を有し、液晶パネル23の開口角より大きい角度の光をバックライト装置21に戻し、液晶パネル23での光の損失を抑える機能を有する。また、レンズシート28は水平方向に三角柱プリズムを敷き詰めた構造を有し、左右方向の配光はそのままに、表示装置として不要な上下方向の配光を抑制する機能を有する。さらに、DBEF29は、液晶パネル23を透過するP偏光成分を透過し、S偏光成分をバックライト装置21に戻して液晶パネル23での光の損失を抑えている。これら光学シートによって反射され、バックライト装置21に戻された光は再度液晶パネル23の照明に使用されるので、光の利用効率が向上する。
ケーシング26内の光学シートに対して背面側には、複数本の内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプ(以下、単にランプという)31が並置されている。
ランプ31は、その内部に、バルブ32、バルブ32内に封入された放電媒体、内部電極35、及び外部電極36を備える。さらに、ランプ31の内部は、放電空間として機能する気密容器としての役割を有する。
バルブ32は、それ自体の管軸ないしは軸線αに沿って延びる細長い直管状である。また、バルブ32の軸線αと直交する断面は円形状である。しかし、バルブ32の断面形状は、楕円形、三角形、四角形等の他の形状であってもよい。バルブ32は、基本的には透光性を有する誘電体材料で形成され、例えばホウケイ酸ガラスで形成される。また、バルブ32は、石英ガラス、ソーダガラス、鉛ガラス等のガラス、又はアクリル等の有機物で形成してもよい。図2にのみ模式的に示すように、バルブ32の内面には蛍光体層37が形成されている。この蛍光体層37により、放電媒体から発せられた光の波長が変換される。蛍光体層37の材料を変化させることによって、白色光、赤色光、緑色光、及び赤色光のような種々の波長の光が得られる。
本実施形態では、放電媒体はキセノン(100%)であり、バルブ32内に16kPa程度に封入されている。しかし、放電媒体は、希ガスを主体とした1種類以上のガスであればよく、水銀を含んでいてもよい。放電媒体に使用可能なキセノン以外の希ガスとしては、クリプトン、アルゴン、及びヘリウムがある。
内部電極35はバルブ32の内部の一端側に配設されている。内部電極35を先端側に備える導電部材38の基端側は、バルブ32の外部に位置している。導電部材38は点灯回路40に電気的に接続されている。複数本のランプ31のすべての内部電極35が点灯回路40に対して並列に電気的に接続されている。内部電極35は、例えばタングステンやニッケル等の金属からなり、その表面が酸化セシウム、酸化バリウム、酸化ストロンチウムのような金属酸化物層又は誘電体層で覆われていてもよい。
外部電極36はすべてのランプ31について共通する1枚の接地された平板であり、バルブ32の外部に空隙41を隔てて配置されている。外部電極36はバルブ32に対してアクリル拡散板30及び光学シートとは反対側(ケーシング26の本体24の底部側)に配置されている。外部電極36は、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属のような導電性を有する材料からなり、酸化スズ、酸化インジウムを主成分とする透明導電体であってもよい。本実施形態では外部電極36とランプ31の間に反射板42が配置されている。しかし、外部電極36とは別体の反射板42に代えて、外部電極36自体を高反射率の材料により構成し、あるいは外部電極36の表面に高反射率の材料の層を形成してもよい。
点灯回路40により交流電圧を印加することによって個々のランプ31の内部電極35と外部電極36の間に誘電体バリア放電が生じ、放電媒体が励起される。励起された放電媒体は基底状態に移行する際に紫外線を発する。この紫外線が蛍光体層37で可視光に変換されて個々のバルブ32から放射される。
個々のランプ31のバルブ32は保持部材(保持体)43A〜43Cによって位置及び姿勢が保持されている。個々の保持部材43A〜43Cはバルブ32が挿入される支持孔43aを備え、少なくとも一部がケーシング26に対して位置決め固定されている。しかし、バルブの位置及び姿勢を保持可能である限り、保持部材の構造は特に限定されない。
ランプ31のバルブ32は、それらの軸線αが同方向に延びるように、すなわち図1において矢印Aで示す正面方向から見た場合に軸線αが互いに平行に延びるように配置されている。また、図4に示すように、ランプ31のバルブ32は液晶パネル23(図1にのみ図示する。)の縦方向に延びるように配置されている。軸線αが同方向に延びるように配置されている限り、バルブ32は液晶パネル23の縦方向ではなく横方向に延びていてもよい。
図1及び図2を参照すると、ランプ31のバルブ32と外部電極36との間の距離(バルブ32管壁の外周面と外部電極36の上面との間の最短距離)はランプの軸線αの方向から見て規則的に変化している。具体的には、外部電極36までの距離が第1の距離D1であるバルブ32と、外部電極36までの距離が第1の距離D1よりも短い第2の距離D2であるバルブ32とが交互に配置されている。前述のように本実施形態の外部電極36は平板であるので、外部電極36の上面からバルブ32までの高さを交互に異ならせることにより、2種類の距離D1,D2の交互配置を実現している。換言すれば、複数のバルブ32をいわゆる千鳥状に配置することにより、2種類の距離D1,D2の交互配置を実現している。互いに隣接するランプ31間の間隔(隣接するバルブ32の軸線α間の距離)Pは一定である。
本実施形態のバックライト装置21の各種寸法等の詳細は、以下の通りである。液晶パネル23は32インチ型である。ランプ31の本数は、32本である。隣接するランプ間の間隔Pは21mmで統一されている。ランプ31のバルブ32は長さ375mm、外径が3mm、内径が2mmである。バルブ32から外部電極36までの2種類の距離のうち長い方の第1の距離D1は5mmで、短い方の第2の距離D2は3mmである。前述のように放電媒体はキセノン100%であり、ガス圧は16kPaである。バルブ32から外部電極36までの2種類の距離D1,D2を交互配置している点を除き、本実施形態のバックライト装置21の各種寸法等の詳細は図17及び図18に示した従来のバックライト装置11と同一である。
図1において矢印Aで示す正面方向から撮影した写真(液晶パネル23は取り除いている。)を図5A,図5Bに示す。これらの撮影時に点灯回路40から印加される駆動電圧は、前述した従来のバックライト装置11を撮影した際(図19A及び図19B)の駆動電圧と同一である。すなわち、点灯回路40により±1.2kV(振幅2.4kV)の矩形波で周波数20kHzの駆動電圧(117W)を印加した。
図5Aは図19Aと同一の条件、すなわち光学シートに代えて低拡散度のアクリル拡散板30を配置した状態で撮影した。この図5A及び図19Aの条件では、拡散度が低いために個々のランプ1の輝度がアクリル拡散板を透けて見えている。また、図5Bは図19Bと同一の条件、すなわちすべての光学シート(拡散シート27、レンズシート28、及びDBFE29)を使用した状態で撮影した。この図5B及び図19Bの条件では、拡散度が高いために、個々のランプ1による光学シートの照度パターンが輝度パターンとして見えている。
図5Aに表れているように、明部と暗部が交互に規則的に生じている。具体的には、バルブ32と外部電極36との距離が短い距離D2であるランプ31の輝度が、バルブ32と外部電極36の距離が長い距離D1であるランプ31の輝度よりも高く、前者が明部に対応し、後者が暗部に対応する。2種類の距離D1,D2を交互配置しているので、1本おきに明部に対応するランプ1が配置され、1本おきに暗部に対応するランプ1が配置されている。図5Aと図19Aとを比較すれば、本実施形態ではランプ31の輝度の明暗パターンが非常に規則的であることが明らかである。図5Bに示すように、規則的に明部と暗部を有する輝度分布はすべての光学シートを使用することで均一化でき、高い輝度均斉度を実現できる。その結果、液晶パネル12に表示で表示される画面の輝度むらを大幅に低減できる。特に、図5Bと図19Bとを比較すれば、本実施形態の2種類の距離D1,D2の交互配置により、高い輝度均斉度が得られることが明らかである。
図6は、本実施形態のバックライト装置21と図16及び図17のバックライト装置11について、光学シート上の下部1/3の領域(図4の二点鎖線βより下側の領域)におおける輝度分布の実測値を示す。実線が本実施形態のバックライト装置21であり、破線が図17及び図18のバックライト装置11である。この図6からも本実施形態のバックライト装置21は図17及び図18のバックライト装置11と比較して、輝度がより規則的なパターンで明暗を繰り返していることが確認できる。また、画面両端輝度の立ち上がり部分10%を除いた範囲での最小輝度の最大輝度に対する比率も、93%から95%に改善されているが、不規則な明暗が解消されるため、見た目の改善効果は数値以上に大きい。
本実施形態のバックライト装置21でランプ31を密に配置しつつ高い輝度均斉度が得られる理由は、以下のように推察される。
バルブと外部電極の距離が一定である図17及び図18を参照すると、点灯回路4により各ランプ1の内部電極3と外部電極2との間に交流電圧を印加すると、各内部電極3と外部電極2との間に形成される直列に接続された2つのコンデンサ、すなわち内部電極3とバルブ5の壁面との間のキセノンガスを誘電体とするコンデンサと、バルブ5の内壁面と外部電極2との間の構成されるバルブ5の管壁と空隙の大気とを誘電体とするコンデンサとに電圧が分圧されて印加される。内部電極3とバルブ5の内壁間の電圧が封入されたキセノンガスのブレークダウン電圧を超えると、内部電極3とバルブ5の内壁間に放電プラズマが発生する。放電プラズマ中の陽イオンがガラス表面に集まり、対向する外部電極2にはそれとは逆極性となるよう電子が引き込まれる。放電プラズマは、内部電極3とバルブの内壁の最も内部電極3に近い部分で最初に発生する。陽イオンが蓄積するとその部分での内部電極3とバルブ3の内壁との間の電界が中和されるので、隣接する陽イオンが蓄積していない部分に放電プラズマが順次移動する。その結果、放電プラズマはバルブ5内の内部電極3が配置された一方の端部から他方の端部へ延びていく。さらに印加電圧の極性が反転すると、バルブ5の内壁にプラズマ中の電子が集まり、外部電極2は電子を放出する。すなわち、誘電体バリア放電ランプでは、誘電体であるバルブ5を挟んだコンデンサを形成し、外部電圧5の極性の反転によりプラズマにエネルギーを供給し、それによるキセノンの希ガス放射である波長147nm、172nmの紫外放射を得て蛍光体層を発光させる。
このとき、それぞれのランプ1のバルブ5に蓄積される電荷は同一符号の電荷であるため、ランプ相互間で電荷のクーロン力が干渉する。その結果、相互干渉の少ない一番外側のランプ1は高輝度となるが、バックライト装置11の中央側ほど干渉の影響が大きくなりランプ1の輝度が低下する傾向がある。また、バルブ1への放電媒体の封入圧、放電媒体中の不純ガスの含有量、及びバルブ5と外部電極2との機械的な距離等の特性についてランプ1間でのばらつきにより、バルブ3の内部電極3側の端部から他方の端部へ放電プラズマが延びる速度にランプ1間でばらきが生じる。この放電プラズマが延びる速度のばらつきはランプ相互間での電荷のクーロン力の干渉に影響を与え、ランプ1間に輝度の相違を生じさせる要因となる。以上の理由より、図17及び図18のバックライト装置11では十分な輝度均斉度が得られず輝度むらが生じるものと推察される。
これに対して、本実施形態では外部電極36までの距離が長いバルブ32(距離D1)を有するランプ31と外部電極36までの距離が短いバルブ32(距離D2)を有するランプ31とを交互に配置しているので、外部電極とバルブとの間の距離をランプ間で一定とする場合に比べ、隣接するバルブ32間の最短距離が増加する。その結果、ランプ31相互間での電荷のクーロン力の干渉が弱まる。
外部電極36までの距離が長いバルブ32(距離D1)を有するランプ31と、この距離が短いバルブ32(距離D2)を有するランプ31とについて、バルブ32の内壁面と外部電極36との間の構成されるコンデンサの容量を比較すると、前者の容量よりも後者の容量のほうが大きい。従って、本実施形態の2種類の距離D1,D2の交互配置する構成は、バルブ32と外部電極36の間に構成されるコンデンサの容量が大きいランプ31と、この容量が小さいランプ31とを交互に配置していることになる。換言すれば、本実施形態では、投入電力が大きいランプ31(距離D2)と投入電力が小さいランプ31(距離D1)を意図的に交互に配置している。その結果、放電媒体の封入圧、放電媒体中の不純ガスの含有量、及びバルブ5と外部電極2との機械的な距離等の特性についてランプ1間でのばらつきに起因する不規則なランプ間の輝度のばらつきよりも、容量や投入電力を規則的に交互に設定したことによるランプ間での規則的な輝度の明暗パターンが大きくなる。いわば前者の輝度のばらつきが後者の規則的な輝度の明暗パターンに吸収される。
外部電極36までの距離が短いバルブ32(距離D2)を有し、投入電力が相対的に大きく輝度が相対的に高いランプ31と、外部電極36までの距離が長いバルブ32(距離D1)を有し、投入電力が相対的に小さく輝度が相対的に低いランプ31とを、光学シートまでの距離について比較すると、前者の距離d2よりも後者の距離d1の方が短い(図2参照)。換言すれば、相対的に明るいランプ31は光学シートから離れて配置され、相対的に暗いランプ31は光学シートに近接して配置されている。このランプ31間の輝度差と光学シートまでの距離の関係は、光学シートに到達する光の強さ、ないしは光学シートに対する照度がランプ31間で均一化される方向に作用し、光学シートでの輝度均斉度を高める方向に働く。
一般に、外部電極とバルブとの間に空隙が設けられている内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプでは、バルブと外部電極の間の距離が大きい程効率は良好であるが軸線方向の輝度分布は悪化し、バルブと外部電極の間の距離が小さい程効率は低下するが軸線方向の輝度分布は改善する傾向がある。本実施形態のバックライト装置11において、バルブ32と外部電極36との距離をD1=5mm、D2=3mmとした場合、ランプ効率はD1=D2=5mmとした場合の97%程度であり、ランプ効率を大きく損なうことはない。反面、2kVの同一印加電圧でのランプ電力は、バルブ32と外部電極36との距離をD1=D2=5mmの場合の101.7Wであるのに対し、D1=5mm、h2=3mmの場合、104.4Wと投入電力が大きくなる。この条件では、投入電力が大きいとランプの軸線α方向の輝度均斉度が改善される利点がある。図7は光学シート上の幅方向中央部(図4の二点鎖線γ参照)における垂直方向(ランプの軸線α方向)の輝度分布を示す。実線が本実施形態(D1=5mm、D2=3mm)の場合を示し、破線は図17及び図18に示す構成の場合(D1=D2=5mm)を示す。両者を比較すれば、本実施形態ではランプの軸線α方向の輝度分布が改善されていることは明らかである。
本発明はバルブ32の内径が2mm以上3mm以下程度であり、隣接するバルブ32の間隔Pがバルブ32の外径の1/2以上かつ40mm以下である場合に特に有効である。以下、その理由を説明する。本実施形態のバックライト装置21でバルブ32の外径を3mm、バルブ32と外部電極36との距離D1,D2を5mmとした場合、ランプ長400mmの全長に発光を得るためには、内部電極35と外部電極36との間に2kV以上の方形波を印加する必要がある。図8にバルブ32の間隔Pとランプ1本当たりのランプ電力を示す。図8においてバルブ32の間隔Pを40mm程度(特に30mm以下)まで狭めると、ランプ1本当たりの電力の低下が顕著になる。これは、バルブ32の間隔Pが40mm程度以下で、バルブ32の内壁に蓄積される同符号の電荷のクーロン力の干渉が顕著となってある程度以上の電荷の蓄積を制限し、かつ間隔Pが狭まるほど干渉の影響が強まることに起因すると推察される。バルブ32の間隔Pが40mm程度以下となると、光学シートの透過光の輝度分布に不規則なパターンが目立つようになり、これは前述のように同符号の電荷のクーロン力の干渉に起因すると推察される。ランプ31から光学シートまでの距離を拡げれば、輝度分布に不規則なパターンを解消して輝度均斉を高めることができる。しかし、ランプ31から光学シートまでの距離を大きくすることはバックライト装置21の厚みT(図1参照)の増大に直結し、液晶表示装置22の最も重要な要求の一つである薄型化に反することになる。これに対して、本実施形態では、バルブ32と外部電極36について2種類の距離D1,D2を有するランプ31を交互配置することにより、バックライト装置21の厚みTを増加させることなく、輝度分布に不規則なパターンを解消して輝度均斉を高めることができる。
次に、外部電極36とバルブ32の空隙41の距離の量的設定について説明する。図9を参照すると、外部電極36と放電空間との間には、空隙41と、バルブ32の管壁を含む固体誘電体層とが存在する。また、空隙41と固体誘電体層とは、直列に接続されたコンデンサ45,46と等価であるとみなすことができる。
まず、コンデンサの定義から、各コンデンサ45,46の容量C1,C2は、以下の式(1)で表される。
ここでε1は空隙41の比誘電率、ε2は固体誘電体層の比誘電率、X1は空隙41の距離、X2は被誘電体層の距離ないしは厚みである。
また、コンデンサ45,46に蓄積される電荷Qについて、以下の式(2)の関係がある。
ここでC1,C2はコンデンサ45,46の容量、C0はコンデンサ45,46の合成容量、V1は空隙41に印加される電圧、V2は固体誘電体層に印加される電圧、Vは放電空間と外部電極36間に印加される電圧である
また、空隙41に印加される電圧V1、固体誘電体層に印加される電圧V2、放電空間と外部電極36間に印加される電圧V、空隙41の電界E、及び固体誘電体層の電界E’について以下の式(3)〜(5)の関係がある。
式(2)〜(5)より、以下の式(6)を得る。
式(6)に前述の式(1)を代入すると、空隙41の電界Eについて以下の式(7)を得る。
特に、本実施形態では空隙41には、比誘電率が1である空気が充填されているので、以下の式(7)’が成立する。
空隙41の絶縁破壊電界をE0とすると、空隙41に絶縁破壊が起こらないためには、以下の式(8)が成立する必要がある。
式(8)に式(7)を代入すると、以下の式(9)が得られる。
また、空隙41が空気(ε1=1)である場合には、以下の式(9)’が成立する。
従って、空隙41における絶縁破壊を生じさせないためには、空隙26の距離X1を以下の式(10)で定義される最短距離X1Lよりも大きく設定しなければならない。
特に、空隙26に空気が充填されている場合の最短距離X1Lは、以下の式(10)’で定義される。
空隙41の距離X1を最短距離X1Lよりも大きく設定しておけば、空隙41に充填された雰囲気気体の絶縁破壊を防止し、絶縁破壊によりイオン化した気体分子が周囲の部材を破壊するのを防止することができる。本実施形態では、雰囲気気体は空気であるので、絶縁破壊による発生したオゾンが周囲の部材を破壊するのを防止することができる。
空隙41の距離X1の最長距離は、合理的な入力電力で光源装置が点灯可能であるという条件に基づいて得られる。換言すれば、距離が過度に大きいと、光源装置を点灯するための入力電力も過度に大きく設定する必要が生じ、現実的でない。
外部電極36とバルブ32の距離(空隙の距離X1)は以上の最短及び最長の条件に加え、前述したランプ効率と軸線方向の輝度均斉度を考慮して決定される。ランプ長が250mm以上、キセノンガスを5〜40kPa程度に封入の誘電体バリア放電ランプ3の場合、外部電極36とバルブ32の距離のランプ効率を考慮した実用的な範囲は2mmから7mmであり、この範囲で0.5mm以上の差を設けた2種類の距離D1,D2を設定すればよい。
(第2実施形態)
図10は本発明の第2実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第1実施形態では、バルブ32の軸線αの方向から見て規則的な折れ線δ上にバルブ32が配置されている。具体的には、バックライト装置21は、外部電極36までの距離が第1の距離D1であるバルブ32と、外部電極36までの距離が第1の距離D1よりも短い第2の距離D2であるバルブ32に加え、距離D1のバルブ32と距離D2のバルブ32の中間に位置して外部電極36までの距離が距離D3であるバルブ32を備える。軸線αの方向から見ると、図10において左から右へ、距離D1、距離D3、距離D2、及び距離D3の順序を繰り返して一定の間隔Pでバルブ32が配置されている。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第3実施形態)
図11は本発明の第3実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第3実施形態では、バルブ32の軸線αの方向から見た正弦曲線φ上にバルブ32が配置されている。具体的には、バックライト装置21は、外部電極36までの距離が第1の距離D1であるバルブ32と、外部電極36までの距離が第1の距離D1よりも短い第2の距離D2であるバルブ32に加え、距離D1,D2のバルブ32の中間に位置するバルブ32(距離D3)、距離D1,D3のバルブ32の中間に位置するバルブ32(距離D4)、及び距離D2,D3のバルブ32の中間に位置するバルブ32(距離D5)を備える。軸線αの方向から見ると、図11において左から右へ、距離D1、距離D4、距離D3、距離D5、距離D2、距離D5、距離D3、距離D4、及び距離D1の順序を繰り返して一定の間隔でバルブ32が配置されている。
第3実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。なお、正弦曲線φに限定されず、軸線αの方向から見て規則的なパターンを有するその他の曲線上にバルブ32を配置してもよい。
(第4実施形態)
図12は本発明の第4実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第4実施形態のバックライト装置21は、バルブ32から外部電極36までの2種類の距離D1,D2が2種類である点は第1実施形態と同様であるが、軸線αの方向から見て同一距離である2個のバルブ32を1組(バルブ群)とし、これらを交互に配置している。具体的には、軸線αの方向から見ると、距離D1、距離D1、距離D2、距離D2、距離D1、及び距離D1の順序を繰り返してバルブ32が配置されている。
第4実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。なお、軸線αの方向から見て、外部電極36までの距離が同一である3個以上のバルブ32を1組とし、これらを交互に配置してもよい。
(第5実施形態)
図13は本発明の第5実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第1実施形態では外部電極36はすべてのランプ31に共通の1枚の平板状であるが、本実施形態では外部電極36は個々のランプ31毎に個別に設けられた細長い矩形ないしは帯状である。すべて外部電極36は並列に電気的に接続され、かつ接地されている。このように、外部電極36は互いに電気的な接続されている限り、単体であってもランプ毎の別体であってもよい。
第5実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第6実施形態)
図14は本発明の第5実施形態にかかるバックライト装置21を備える液晶表示装置を示す。第5実施形態と同様に、外部電極36は個々のランプ31毎に個別に設けられている。軸線αの方向から見ると、すべてのランプ31のバルブ32が単一の直線η上に配置されている。一方、外部電極36は図14における高さ位置を交互に異ならせており、それによって2種類の距離D1,D2の交互配置を実現している。
第6実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本発明は前記実施形態に限定されず、例えば以下に列挙するような種々の変形が可能である。
本発明は、液晶表示装置のバックライト装置に限定されず、複写機やスキャナーの原稿読み取り装置用の照明装置、及び一般照明機器等の他の照明装置にも適用できる。
内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプは、バルブの内部の一端のみでなく両端に内部電極が配置されていてもよい。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2006年11月14日に出願された日本特許出願2006−307796号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられる。
本発明は、液晶表示装置のバックライト装置、複写機やスキャナーの原稿読み取り装置用の照明装置、及び一般照明機器等を含む照明装置に関する。また、本発明は、かかる照明装置をバックライト装置として備える液晶表示装置に関する。
近年、液晶表示装置のバックライト装置等の照明装置に使用されるランプ(光源装置)として、水銀を用いるタイプの研究に加え、水銀を用いないタイプ(以下、無水銀タイプという)のランプの研究が盛んに行われている。無水銀タイプのランプは、温度の時間変化に伴う発光強度の変動が少ない点と、環境上の観点から好ましい。
無水銀タイプのランプとしては、希ガスが封入された管状のバルブと、バルブの内部に配置された内部電極と、バルブの外部に配置された外部電極を有する、いわゆる内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプが知られている。内部電極と外部電極の間に電圧を印加すると、誘電体バリア放電により希ガスがプラズマ化して発光する。
種々の形態の外部電極が知られている。例えば、特許文献1に開示された図15及び図16に示す内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプ(以下、単にランプという。)1では、外部電極2を幅一定の帯状としている。3は内部電極、4は点灯回路である。外部電極2と直管状のバルブ5の外周面との間には、スペーサ6により空隙が設けられている。この空隙をある程度大きくすることで、ランプ1の発光が安定すると共に空隙に充填された雰囲気気体の絶縁破壊を防止し、絶縁破壊によりイオン化した気体分子が周囲の部材を破壊するのを防止することができる。またこの構造では、空隙をある程度大きくすることで、いったんバルブ5から放射された光のうち、外部電極2で反射されてバルブ5の内部に戻る光の割合が大幅に低減される。換言すれば、バルブ5に対して空隙をあけて外部電極2を配置したことにより、バルブ5から放射された光は効率的に外部電極2の表面で反射され、ランプ1の外部に取り出される。
図15及び図16の内部−外部電極型のランプ1を使用した直下型のバックライト装置11を図17及び図18に示す。このバックライト装置11は、液晶パネル12の背面側には配置された3枚の光学シート、すなわち拡散シート13、レンズシート14、及びDBFE15を備える。これらの光学シートの背面側に複数本のランプ1が配置されている。外部電極2はすべてのランプ1について共通の1枚の平板状であり、接地されている。また、すべてのランプ1の内部電極3が点灯回路4に並列に接続されている。なお、16は反射板である。
図17及び図18に示すバックライト装置11の各種寸法等の詳細は、以下の通りである。液晶パネル12は32インチ型である。32本のランプ1が液晶パネル12の縦方向に延びるように互いに平行に配置されている。隣接するランプ1間の間隔(軸線間の距離)Pは21mmで統一されている。また、各ランプ1は、バルブ5の軸線が液晶パネル12及び光学シートに対して平行に延びるように配置されている。ランプ1のバルブ5は長さが375mm、外径が3mm、内径が2mmである。バルブ5内に充填されたガスの組成はキセノン100%であり、ガス圧は16kPaである。各バルブ5から外部電極2までの距離Dは5mmに統一されている。
点灯回路4により±1.2kV(振幅2.4kV)の矩形波で周波数20kHzの駆動電圧(117W)を印加したときに、図17において矢印Aで示す正面方向から撮影した写真(液晶パネル12は取り除いている。)を図19A,図19Bに示す。
図19Aでは、3枚の光学シートに代えて低拡散度のアクリル拡散板を配置している。一方、図18Bでは、すべての光学シート(拡散シート13、レンズシート14、及びDBFE15)を使用している。
図19Aに表れているように、暗部と明部が不規則に生じており、ランプ1間で輝度にばらつきがあり、しかもかかる輝度のばらつきに規則性がないことが確認できる。また、図19Bに表れているように、すべての光学シートを使用した場合でも、ランプ1間の不規則な輝度のばらつきの影響により輝度にむらが生じている。かかる輝度むらは液晶パネル12に表示される画面の輝度むらの原因となる。
このように、バルブと外部電極の間に空隙を設けた内部−外部電極型のランプを、隣接するランプ間の間隔をある程度狭く、すなわちある程度密に配置して直下型のバックライト装置を構成した場合、十分な輝度均斉度が得られない。具体的には、バルブの内径が2〜3mm程度で隣接するバルブ間の間隔が40mm以下の場合に輝度均斉度の低下が顕著となる。一方、内部−外部電極型のランプを、隣接するランプ間の間隔をある程度広く、すなわちある程度疎に配置した場合、輝度均斉度は改善されるものの、十分な輝度が得られない。また、液晶パネルからランプまでの距離を拡げることで輝度均斉度は改善されるが、バックライト装置の厚みが増大して薄型化の要求に反することになる。バックライ装置に限らず、バルブと外部電極の間に空隙を設けた内部−外部電極型のランプをある程度密に配置した構成の他の照明装置でも、同様に十分な輝度均斉度が得られない問題が生じる。
国際公開第WO2005/022586号パンフレット(図14A,14B)
本発明は、バルブと外部電極の間に間隔を設けた内部−外部電極型のランプないしは光源装置を複数備える照明装置において、十分な輝度を確保しつつ良好な輝度均斉度を実現することを課題とする。
本発明は、希ガスを含む放電媒体がそれぞれ封入され、かつそれらの軸線が互い同方向に延びるように配置された複数の誘電体からなるバルブと、個々の前記バルブの内部にそれぞれ配置され、かつ交流の駆動電圧を出力する点灯回路に対して並列に接続された複数の内部電極と、個々の前記バルブの外部に空隙を隔てて配置され、かつ接地された外部電極と、前記バルブと前記外部電極との間の距離が前記軸線の方向から見て規則的に変化するように前記バルブを保持する保持体とを備える照明装置を提供する。
内部電極と外部電極との間に点灯回路から交流の駆動電圧が印加されると、誘電体バリア放電が生じ、希ガスがプラズマ化して発光する。バルブと外部電極との間の距離がバルブの軸線の方向から見て規則的に変化しているため、バルブと外部電極との間の距離を一定とした場合と比較すると、複数のバルブ間の間隔を比較的密に維持しつつ、かつ厚み(例えば、液晶表示装置のバックライト装置の場合には光学フィルムを含めた装置の厚み)を最小限に維持しつつ、高い輝度均斉度を達成できる。
例えば、前記バルブは、前記外部電極までの距離が第1の距離である第1のバルブと、前記外部電極までの距離が前記第2の距離よりも短い第2の距離である第2のバルブとを含む。
具体的には、前記第1のバルブと前記第2のバルブが交互に配置される。
代案としては、複数の前記第1のバルブからなる第1のバルブ群と、複数の前記第2のバルブからなる第2のバルブ群とが交互に配置される。
前記複数のバルブは、前記バルブの軸線方向から見て規則的な折れ線上や規則的な曲線上に配置される。
個々の前記バルブと前記外部電極との間の距離は、以下の式で定義される最短距離よりも大きく設定される。
バルブと外部電極間の距離をこの最少距離よりも大きく設定することにより、バルブの外部の雰囲気気体の絶縁破壊を確実に防止できる。
本発明は特に、前記バルブの内径は2mm以上3mm以下程度であり、前記バルブの間隔は前記バルブの外径の1/2以上かつ40mm以下である場合に特に有効である。
本発明は例えば液晶表示装置のバックライト装置に適用できる。この場合、前記バルブに対して前記外部電極の反対側で前記複数の光源装置と対向するように少なくとも1枚の光学シートが配置され、この光シートの前面側に対向して液晶パネルが配置される。
バルブと外部電極との間の距離がバルブの軸線の方向から見て規則的に変化しているため、複数のバルブ間の間隔を比較的密に維持しつつ、かつ厚みを最小限に維持しつつ、高い輝度均斉度を達成できる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図4は本発明の照明装置の第1実施形態にかかるバックライト装置21を備える液晶表示装置22を示す。バックライト装置21は図1に示す液晶パネル23の背面側に配置される。
バックライト装置21は本体24と蓋体25からなるケーシング26を備える。ケーシング26内(本体24の開口部付近)には、アクリル拡散板30が収容されている。また、このアクリル拡散板30上には、3枚の光学シート、すなわち拡散シート27、レンズシート28、及びDBFE(Dual Brightness Enhancement Film)29が積層状態で収容されている。蓋体25には、光学シートを露出させるための窓部25aが設けられている。この窓部25aを介して、光学シートの前面側と液晶パネル23が対向している。
拡散シート27は光を効率よく液晶パネル23を透過させるため、シートに球面レンズとなるビーズを敷き詰めた構造を有し、液晶パネル23の開口角より大きい角度の光をバックライト装置21に戻し、液晶パネル23での光の損失を抑える機能を有する。また、レンズシート28は水平方向に三角柱プリズムを敷き詰めた構造を有し、左右方向の配光はそのままに、表示装置として不要な上下方向の配光を抑制する機能を有する。さらに、DBEF29は、液晶パネル23を透過するP偏光成分を透過し、S偏光成分をバックライト装置21に戻して液晶パネル23での光の損失を抑えている。これら光学シートによって反射され、バックライト装置21に戻された光は再度液晶パネル23の照明に使用されるので、光の利用効率が向上する。
ケーシング26内の光学シートに対して背面側には、複数本の内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプ(以下、単にランプという)31が並置されている。
ランプ31は、その内部に、バルブ32、バルブ32内に封入された放電媒体、内部電極35、及び外部電極36を備える。さらに、ランプ31の内部は、放電空間として機能する気密容器としての役割を有する。
バルブ32は、それ自体の管軸ないしは軸線αに沿って延びる細長い直管状である。また、バルブ32の軸線αと直交する断面は円形状である。しかし、バルブ32の断面形状は、楕円形、三角形、四角形等の他の形状であってもよい。バルブ32は、基本的には透光性を有する誘電体材料で形成され、例えばホウケイ酸ガラスで形成される。また、バルブ32は、石英ガラス、ソーダガラス、鉛ガラス等のガラス、又はアクリル等の有機物で形成してもよい。図2にのみ模式的に示すように、バルブ32の内面には蛍光体層37が形成されている。この蛍光体層37により、放電媒体から発せられた光の波長が変換される。蛍光体層37の材料を変化させることによって、白色光、赤色光、緑色光、及び赤色光のような種々の波長の光が得られる。
本実施形態では、放電媒体はキセノン(100%)であり、バルブ32内に16kPa程度に封入されている。しかし、放電媒体は、希ガスを主体とした1種類以上のガスであればよく、水銀を含んでいてもよい。放電媒体に使用可能なキセノン以外の希ガスとしては、クリプトン、アルゴン、及びヘリウムがある。
内部電極35はバルブ32の内部の一端側に配設されている。内部電極35を先端側に備える導電部材38の基端側は、バルブ32の外部に位置している。導電部材38は点灯回路40に電気的に接続されている。複数本のランプ31のすべての内部電極35が点灯回路40に対して並列に電気的に接続されている。内部電極35は、例えばタングステンやニッケル等の金属からなり、その表面が酸化セシウム、酸化バリウム、酸化ストロンチウムのような金属酸化物層又は誘電体層で覆われていてもよい。
外部電極36はすべてのランプ31について共通する1枚の接地された平板であり、バルブ32の外部に空隙41を隔てて配置されている。外部電極36はバルブ32に対してアクリル拡散板30及び光学シートとは反対側(ケーシング26の本体24の底部側)に配置されている。外部電極36は、銅、アルミニウム、ステンレス等の金属のような導電性を有する材料からなり、酸化スズ、酸化インジウムを主成分とする透明導電体であってもよい。本実施形態では外部電極36とランプ31の間に反射板42が配置されている。しかし、外部電極36とは別体の反射板42に代えて、外部電極36自体を高反射率の材料により構成し、あるいは外部電極36の表面に高反射率の材料の層を形成してもよい。
点灯回路40により交流電圧を印加することによって個々のランプ31の内部電極35と外部電極36の間に誘電体バリア放電が生じ、放電媒体が励起される。励起された放電媒体は基底状態に移行する際に紫外線を発する。この紫外線が蛍光体層37で可視光に変換されて個々のバルブ32から放射される。
個々のランプ31のバルブ32は保持部材(保持体)43A〜43Cによって位置及び姿勢が保持されている。個々の保持部材43A〜43Cはバルブ32が挿入される支持孔43aを備え、少なくとも一部がケーシング26に対して位置決め固定されている。しかし、バルブの位置及び姿勢を保持可能である限り、保持部材の構造は特に限定されない。
ランプ31のバルブ32は、それらの軸線αが同方向に延びるように、すなわち図1において矢印Aで示す正面方向から見た場合に軸線αが互いに平行に延びるように配置されている。また、図4に示すように、ランプ31のバルブ32は液晶パネル23(図1にのみ図示する。)の縦方向に延びるように配置されている。軸線αが同方向に延びるように配置されている限り、バルブ32は液晶パネル23の縦方向ではなく横方向に延びていてもよい。
図1及び図2を参照すると、ランプ31のバルブ32と外部電極36との間の距離(バルブ32管壁の外周面と外部電極36の上面との間の最短距離)はランプの軸線αの方向から見て規則的に変化している。具体的には、外部電極36までの距離が第1の距離D1であるバルブ32と、外部電極36までの距離が第1の距離D1よりも短い第2の距離D2であるバルブ32とが交互に配置されている。前述のように本実施形態の外部電極36は平板であるので、外部電極36の上面からバルブ32までの高さを交互に異ならせることにより、2種類の距離D1,D2の交互配置を実現している。換言すれば、複数のバルブ32をいわゆる千鳥状に配置することにより、2種類の距離D1,D2の交互配置を実現している。互いに隣接するランプ31間の間隔(隣接するバルブ32の軸線α間の距離)Pは一定である。
本実施形態のバックライト装置21の各種寸法等の詳細は、以下の通りである。液晶パネル23は32インチ型である。ランプ31の本数は、32本である。隣接するランプ間の間隔Pは21mmで統一されている。ランプ31のバルブ32は長さ375mm、外径が3mm、内径が2mmである。バルブ32から外部電極36までの2種類の距離のうち長い方の第1の距離D1は5mmで、短い方の第2の距離D2は3mmである。前述のように放電媒体はキセノン100%であり、ガス圧は16kPaである。バルブ32から外部電極36までの2種類の距離D1,D2を交互配置している点を除き、本実施形態のバックライト装置21の各種寸法等の詳細は図17及び図18に示した従来のバックライト装置11と同一である。
図1において矢印Aで示す正面方向から撮影した写真(液晶パネル23は取り除いている。)を図5A,図5Bに示す。これらの撮影時に点灯回路40から印加される駆動電圧は、前述した従来のバックライト装置11を撮影した際(図19A及び図19B)の駆動電圧と同一である。すなわち、点灯回路40により±1.2kV(振幅2.4kV)の矩形波で周波数20kHzの駆動電圧(117W)を印加した。
図5Aは図19Aと同一の条件、すなわち光学シートに代えて低拡散度のアクリル拡散板30を配置した状態で撮影した。この図5A及び図19Aの条件では、拡散度が低いために個々のランプ1の輝度がアクリル拡散板を透けて見えている。また、図5Bは図19Bと同一の条件、すなわちすべての光学シート(拡散シート27、レンズシート28、及びDBFE29)を使用した状態で撮影した。この図5B及び図19Bの条件では、拡散度が高いために、個々のランプ1による光学シートの照度パターンが輝度パターンとして見えている。
図5Aに表れているように、明部と暗部が交互に規則的に生じている。具体的には、バルブ32と外部電極36との距離が短い距離D2であるランプ31の輝度が、バルブ32と外部電極36の距離が長い距離D1であるランプ31の輝度よりも高く、前者が明部に対応し、後者が暗部に対応する。2種類の距離D1,D2を交互配置しているので、1本おきに明部に対応するランプ1が配置され、1本おきに暗部に対応するランプ1が配置されている。図5Aと図19Aとを比較すれば、本実施形態ではランプ31の輝度の明暗パターンが非常に規則的であることが明らかである。図5Bに示すように、規則的に明部と暗部を有する輝度分布はすべての光学シートを使用することで均一化でき、高い輝度均斉度を実現できる。その結果、液晶パネル12に表示で表示される画面の輝度むらを大幅に低減できる。特に、図5Bと図19Bとを比較すれば、本実施形態の2種類の距離D1,D2の交互配置により、高い輝度均斉度が得られることが明らかである。
図6は、本実施形態のバックライト装置21と図16及び図17のバックライト装置11について、光学シート上の下部1/3の領域(図4の二点鎖線βより下側の領域)におおける輝度分布の実測値を示す。実線が本実施形態のバックライト装置21であり、破線が図17及び図18のバックライト装置11である。この図6からも本実施形態のバックライト装置21は図17及び図18のバックライト装置11と比較して、輝度がより規則的なパターンで明暗を繰り返していることが確認できる。また、画面両端輝度の立ち上がり部分10%を除いた範囲での最小輝度の最大輝度に対する比率も、93%から95%に改善されているが、不規則な明暗が解消されるため、見た目の改善効果は数値以上に大きい。
本実施形態のバックライト装置21でランプ31を密に配置しつつ高い輝度均斉度が得られる理由は、以下のように推察される。
バルブと外部電極の距離が一定である図17及び図18を参照すると、点灯回路4により各ランプ1の内部電極3と外部電極2との間に交流電圧を印加すると、各内部電極3と外部電極2との間に形成される直列に接続された2つのコンデンサ、すなわち内部電極3とバルブ5の壁面との間のキセノンガスを誘電体とするコンデンサと、バルブ5の内壁面と外部電極2との間の構成されるバルブ5の管壁と空隙の大気とを誘電体とするコンデンサとに電圧が分圧されて印加される。内部電極3とバルブ5の内壁間の電圧が封入されたキセノンガスのブレークダウン電圧を超えると、内部電極3とバルブ5の内壁間に放電プラズマが発生する。放電プラズマ中の陽イオンがガラス表面に集まり、対向する外部電極2にはそれとは逆極性となるよう電子が引き込まれる。放電プラズマは、内部電極3とバルブの内壁の最も内部電極3に近い部分で最初に発生する。陽イオンが蓄積するとその部分での内部電極3とバルブ3の内壁との間の電界が中和されるので、隣接する陽イオンが蓄積していない部分に放電プラズマが順次移動する。その結果、放電プラズマはバルブ5内の内部電極3が配置された一方の端部から他方の端部へ延びていく。さらに印加電圧の極性が反転すると、バルブ5の内壁にプラズマ中の電子が集まり、外部電極2は電子を放出する。すなわち、誘電体バリア放電ランプでは、誘電体であるバルブ5を挟んだコンデンサを形成し、外部電圧5の極性の反転によりプラズマにエネルギーを供給し、それによるキセノンの希ガス放射である波長147nm、172nmの紫外放射を得て蛍光体層を発光させる。
このとき、それぞれのランプ1のバルブ5に蓄積される電荷は同一符号の電荷であるため、ランプ相互間で電荷のクーロン力が干渉する。その結果、相互干渉の少ない一番外側のランプ1は高輝度となるが、バックライト装置11の中央側ほど干渉の影響が大きくなりランプ1の輝度が低下する傾向がある。また、バルブ1への放電媒体の封入圧、放電媒体中の不純ガスの含有量、及びバルブ5と外部電極2との機械的な距離等の特性についてランプ1間でのばらつきにより、バルブ3の内部電極3側の端部から他方の端部へ放電プラズマが延びる速度にランプ1間でばらきが生じる。この放電プラズマが延びる速度のばらつきはランプ相互間での電荷のクーロン力の干渉に影響を与え、ランプ1間に輝度の相違を生じさせる要因となる。以上の理由より、図17及び図18のバックライト装置11では十分な輝度均斉度が得られず輝度むらが生じるものと推察される。
これに対して、本実施形態では外部電極36までの距離が長いバルブ32(距離D1)を有するランプ31と外部電極36までの距離が短いバルブ32(距離D2)を有するランプ31とを交互に配置しているので、外部電極とバルブとの間の距離をランプ間で一定とする場合に比べ、隣接するバルブ32間の最短距離が増加する。その結果、ランプ31相互間での電荷のクーロン力の干渉が弱まる。
外部電極36までの距離が長いバルブ32(距離D1)を有するランプ31と、この距離が短いバルブ32(距離D2)を有するランプ31とについて、バルブ32の内壁面と外部電極36との間の構成されるコンデンサの容量を比較すると、前者の容量よりも後者の容量のほうが大きい。従って、本実施形態の2種類の距離D1,D2の交互配置する構成は、バルブ32と外部電極36の間に構成されるコンデンサの容量が大きいランプ31と、この容量が小さいランプ31とを交互に配置していることになる。換言すれば、本実施形態では、投入電力が大きいランプ31(距離D2)と投入電力が小さいランプ31(距離D1)を意図的に交互に配置している。その結果、放電媒体の封入圧、放電媒体中の不純ガスの含有量、及びバルブ5と外部電極2との機械的な距離等の特性についてランプ1間でのばらつきに起因する不規則なランプ間の輝度のばらつきよりも、容量や投入電力を規則的に交互に設定したことによるランプ間での規則的な輝度の明暗パターンが大きくなる。いわば前者の輝度のばらつきが後者の規則的な輝度の明暗パターンに吸収される。
外部電極36までの距離が短いバルブ32(距離D2)を有し、投入電力が相対的に大きく輝度が相対的に高いランプ31と、外部電極36までの距離が長いバルブ32(距離D1)を有し、投入電力が相対的に小さく輝度が相対的に低いランプ31とを、光学シートまでの距離について比較すると、前者の距離d2よりも後者の距離d1の方が短い(図2参照)。換言すれば、相対的に明るいランプ31は光学シートから離れて配置され、相対的に暗いランプ31は光学シートに近接して配置されている。このランプ31間の輝度差と光学シートまでの距離の関係は、光学シートに到達する光の強さ、ないしは光学シートに対する照度がランプ31間で均一化される方向に作用し、光学シートでの輝度均斉度を高める方向に働く。
一般に、外部電極とバルブとの間に空隙が設けられている内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプでは、バルブと外部電極の間の距離が大きい程効率は良好であるが軸線方向の輝度分布は悪化し、バルブと外部電極の間の距離が小さい程効率は低下するが軸線方向の輝度分布は改善する傾向がある。本実施形態のバックライト装置11において、バルブ32と外部電極36との距離をD1=5mm、D2=3mmとした場合、ランプ効率はD1=D2=5mmとした場合の97%程度であり、ランプ効率を大きく損なうことはない。反面、2kVの同一印加電圧でのランプ電力は、バルブ32と外部電極36との距離をD1=D2=5mmの場合の101.7Wであるのに対し、D1=5mm、h2=3mmの場合、104.4Wと投入電力が大きくなる。この条件では、投入電力が大きいとランプの軸線α方向の輝度均斉度が改善される利点がある。図7は光学シート上の幅方向中央部(図4の二点鎖線γ参照)における垂直方向(ランプの軸線α方向)の輝度分布を示す。実線が本実施形態(D1=5mm、D2=3mm)の場合を示し、破線は図17及び図18に示す構成の場合(D1=D2=5mm)を示す。両者を比較すれば、本実施形態ではランプの軸線α方向の輝度分布が改善されていることは明らかである。
本発明はバルブ32の内径が2mm以上3mm以下程度であり、隣接するバルブ32の間隔Pがバルブ32の外径の1/2以上かつ40mm以下である場合に特に有効である。以下、その理由を説明する。本実施形態のバックライト装置21でバルブ32の外径を3mm、バルブ32と外部電極36との距離D1,D2を5mmとした場合、ランプ長400mmの全長に発光を得るためには、内部電極35と外部電極36との間に2kV以上の方形波を印加する必要がある。図8にバルブ32の間隔Pとランプ1本当たりのランプ電力を示す。図8においてバルブ32の間隔Pを40mm程度(特に30mm以下)まで狭めると、ランプ1本当たりの電力の低下が顕著になる。これは、バルブ32の間隔Pが40mm程度以下で、バルブ32の内壁に蓄積される同符号の電荷のクーロン力の干渉が顕著となってある程度以上の電荷の蓄積を制限し、かつ間隔Pが狭まるほど干渉の影響が強まることに起因すると推察される。バルブ32の間隔Pが40mm程度以下となると、光学シートの透過光の輝度分布に不規則なパターンが目立つようになり、これは前述のように同符号の電荷のクーロン力の干渉に起因すると推察される。ランプ31から光学シートまでの距離を拡げれば、輝度分布に不規則なパターンを解消して輝度均斉を高めることができる。しかし、ランプ31から光学シートまでの距離を大きくすることはバックライト装置21の厚みT(図1参照)の増大に直結し、液晶表示装置22の最も重要な要求の一つである薄型化に反することになる。これに対して、本実施形態では、バルブ32と外部電極36について2種類の距離D1,D2を有するランプ31を交互配置することにより、バックライト装置21の厚みTを増加させることなく、輝度分布に不規則なパターンを解消して輝度均斉を高めることができる。
次に、外部電極36とバルブ32の空隙41の距離の量的設定について説明する。図9を参照すると、外部電極36と放電空間との間には、空隙41と、バルブ32の管壁を含む固体誘電体層とが存在する。また、空隙41と固体誘電体層とは、直列に接続されたコンデンサ45,46と等価であるとみなすことができる。
まず、コンデンサの定義から、各コンデンサ45,46の容量C1,C2は、以下の式(1)で表される。
ここでε1は空隙41の比誘電率、ε2は固体誘電体層の比誘電率、X1は空隙41の距離、X2は被誘電体層の距離ないしは厚みである。
また、コンデンサ45,46に蓄積される電荷Qについて、以下の式(2)の関係がある。
ここでC1,C2はコンデンサ45,46の容量、C0はコンデンサ45,46の合成容量、V1は空隙41に印加される電圧、V2は固体誘電体層に印加される電圧、Vは放電空間と外部電極36間に印加される電圧である
また、空隙41に印加される電圧V1、固体誘電体層に印加される電圧V2、放電空間と外部電極36間に印加される電圧V、空隙41の電界E、及び固体誘電体層の電界E’について以下の式(3)〜(5)の関係がある。
式(2)〜(5)より、以下の式(6)を得る。
式(6)に前述の式(1)を代入すると、空隙41の電界Eについて以下の式(7)を得る。
特に、本実施形態では空隙41には、比誘電率が1である空気が充填されているので、以下の式(7)’が成立する。
空隙41の絶縁破壊電界をE0とすると、空隙41に絶縁破壊が起こらないためには、以下の式(8)が成立する必要がある。
式(8)に式(7)を代入すると、以下の式(9)が得られる。
また、空隙41が空気(ε1=1)である場合には、以下の式(9)’が成立する。
従って、空隙41における絶縁破壊を生じさせないためには、空隙26の距離X1を以下の式(10)で定義される最短距離X1Lよりも大きく設定しなければならない。
特に、空隙26に空気が充填されている場合の最短距離X1Lは、以下の式(10)’で定義される。
空隙41の距離X1を最短距離X1Lよりも大きく設定しておけば、空隙41に充填された雰囲気気体の絶縁破壊を防止し、絶縁破壊によりイオン化した気体分子が周囲の部材を破壊するのを防止することができる。本実施形態では、雰囲気気体は空気であるので、絶縁破壊による発生したオゾンが周囲の部材を破壊するのを防止することができる。
空隙41の距離X1の最長距離は、合理的な入力電力で光源装置が点灯可能であるという条件に基づいて得られる。換言すれば、距離が過度に大きいと、光源装置を点灯するための入力電力も過度に大きく設定する必要が生じ、現実的でない。
外部電極36とバルブ32の距離(空隙の距離X1)は以上の最短及び最長の条件に加え、前述したランプ効率と軸線方向の輝度均斉度を考慮して決定される。ランプ長が250mm以上、キセノンガスを5〜40kPa程度に封入の誘電体バリア放電ランプ3の場合、外部電極36とバルブ32の距離のランプ効率を考慮した実用的な範囲は2mmから7mmであり、この範囲で0.5mm以上の差を設けた2種類の距離D1,D2を設定すればよい。
(第2実施形態)
図10は本発明の第2実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第1実施形態では、バルブ32の軸線αの方向から見て規則的な折れ線δ上にバルブ32が配置されている。具体的には、バックライト装置21は、外部電極36までの距離が第1の距離D1であるバルブ32と、外部電極36までの距離が第1の距離D1よりも短い第2の距離D2であるバルブ32に加え、距離D1のバルブ32と距離D2のバルブ32の中間に位置して外部電極36までの距離が距離D3であるバルブ32を備える。軸線αの方向から見ると、図10において左から右へ、距離D1、距離D3、距離D2、及び距離D3の順序を繰り返して一定の間隔Pでバルブ32が配置されている。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第3実施形態)
図11は本発明の第3実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第3実施形態では、バルブ32の軸線αの方向から見た正弦曲線φ上にバルブ32が配置されている。具体的には、バックライト装置21は、外部電極36までの距離が第1の距離D1であるバルブ32と、外部電極36までの距離が第1の距離D1よりも短い第2の距離D2であるバルブ32に加え、距離D1,D2のバルブ32の中間に位置するバルブ32(距離D3)、距離D1,D3のバルブ32の中間に位置するバルブ32(距離D4)、及び距離D2,D3のバルブ32の中間に位置するバルブ32(距離D5)を備える。軸線αの方向から見ると、図11において左から右へ、距離D1、距離D4、距離D3、距離D5、距離D2、距離D5、距離D3、距離D4、及び距離D1の順序を繰り返して一定の間隔でバルブ32が配置されている。
第3実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。なお、正弦曲線φに限定されず、軸線αの方向から見て規則的なパターンを有するその他の曲線上にバルブ32を配置してもよい。
(第4実施形態)
図12は本発明の第4実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第4実施形態のバックライト装置21は、バルブ32から外部電極36までの2種類の距離D1,D2が2種類である点は第1実施形態と同様であるが、軸線αの方向から見て同一距離である2個のバルブ32を1組(バルブ群)とし、これらを交互に配置している。具体的には、軸線αの方向から見ると、距離D1、距離D1、距離D2、距離D2、距離D1、及び距離D1の順序を繰り返してバルブ32が配置されている。
第4実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。なお、軸線αの方向から見て、外部電極36までの距離が同一である3個以上のバルブ32を1組とし、これらを交互に配置してもよい。
(第5実施形態)
図13は本発明の第5実施形態にかかるバックライト装置21を示す。第1実施形態では外部電極36はすべてのランプ31に共通の1枚の平板状であるが、本実施形態では外部電極36は個々のランプ31毎に個別に設けられた細長い矩形ないしは帯状である。すべて外部電極36は並列に電気的に接続され、かつ接地されている。このように、外部電極36は互いに電気的な接続されている限り、単体であってもランプ毎の別体であってもよい。
第5実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第6実施形態)
図14は本発明の第5実施形態にかかるバックライト装置21を備える液晶表示装置を示す。第5実施形態と同様に、外部電極36は個々のランプ31毎に個別に設けられている。軸線αの方向から見ると、すべてのランプ31のバルブ32が単一の直線η上に配置されている。一方、外部電極36は図14における高さ位置を交互に異ならせており、それによって2種類の距離D1,D2の交互配置を実現している。
第6実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本発明は前記実施形態に限定されず、例えば以下に列挙するような種々の変形が可能である。
本発明は、液晶表示装置のバックライト装置に限定されず、複写機やスキャナーの原稿読み取り装置用の照明装置、及び一般照明機器等の他の照明装置にも適用できる。
内部−外部電極型の誘電体バリア放電ランプは、バルブの内部の一端のみでなく両端に内部電極が配置されていてもよい。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
2006年11月14日に出願された日本特許出願2006−307796号の明細書、図面、及び特許請求の範囲の開示内容は、全体として参照されて本明細書の中に取り入れられる。
本発明の第1実施形態にかかるバックライト装置を備える液晶表示装置の模式的な断面図。 図1の部分拡大図。 図1のIII−III断面図。 図1のIV−IV断面図。 第1実施形態のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(アクリル拡散板のみ使用)。 第1実施形態のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(3枚の光学シートを使用)。 水平方向の相対輝度の分布を示すグラフ。 垂直方向の相対輝度の分布を示すグラフ。 バルブの間隔と1本あたりのランプ電力の関係を示すグラフ。 放電空間から外部電極までの模式的な等価回路図。 本発明の第2実施形態にかかるバックライト装置を示す断面図。 本発明の第3実施形態にかかるバックライト装置を示す断面図。 本発明の第4実施形態にかかるバックライト装置を示す断面図。 本発明の第5実施形態にかかるバックライト装置を示す部分断面図。 本発明の第6実施形態にかかるバックライト装置を示す部分断面図。 内部−外部電極型の誘電体放電ランプの模式的な断面図。 図14のXV−XV線での断面図。 従来のバックライト装置を備える液晶表示装置の模式的な断面図。 図17の部分拡大図。 従来のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(アクリル拡散板のみ使用)。 従来のバックライト装置の点灯状態を撮影した写真(3枚の光学シートを使用)。
符号の説明
21 バックライト装置
22 液晶表示装置
23 液晶パネル
24 本体
25 蓋体
25a 窓部
26 ケーシング
27 拡散シート
28 レンズシート
29 DBFE
30 アクリル拡散板
31 誘電体バリア放電ランプ
32 バルブ
35 内部電極
36 外部電極
37 蛍光体層
38 導電部材
40 点灯回路
41 空隙
42 反射板
43A〜43C 保持部材
43a 支持孔
45,46 コンデンサ
α 軸線
δ 折れ線
φ 正弦波曲線
本発明は例えば液晶表示装置のバックライト装置に適用できる。この場合、前記バルブに対して前記外部電極の反対側で前記複数の光源装置と対向するように少なくとも1枚の光学シートが配置され、この光学シートの前面側に対向して液晶パネルが配置される。

Claims (10)

  1. 希ガスを含む放電媒体がそれぞれ封入され、かつそれらの軸線が互い同方向に延びるように配置された複数の誘電体からなるバルブと、
    個々の前記バルブの内部にそれぞれ配置され、かつ交流の駆動電圧を出力する点灯回路に対して並列に接続された複数の内部電極と、
    個々の前記バルブの外部に空隙を隔てて配置され、かつ接地された外部電極と、
    前記バルブと前記外部電極との間の距離が前記軸線の方向から見て規則的に変化するように前記バルブを保持する保持体と
    を備える照明装置。
  2. 前記バルブは、前記外部電極までの距離が第1の距離である第1のバルブと、前記外部電極までの距離が前記第2の距離よりも短い第2の距離である第2のバルブとを含む、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1のバルブと前記第2のバルブが交互に配置されている、請求項2に記載の照明装置。
  4. 複数の前記第1のバルブからなる第1のバルブ群と、複数の前記第2のバルブからなる第2のバルブ群とが交互に配置されている、請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記複数のバルブは、前記バルブの軸線方向から見て規則的な折れ線上に配置されている、請求項1に記載の照明装置。
  6. 前記複数のバルブは、前記バルブの軸線方向から見て規則的な曲線上に配置されている、請求項1に記載の照明装置。
  7. 個々の前記バルブと前記外部電極との間の距離は、以下の式で定義される最短距離よりも大きい、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明装置。
    を備える光源装置。
  8. 前記バルブの内径は2mm以上3mm以下程度であり、前記バルブの間隔は前記バルブの外径の1/2以上かつ40mm以下である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記バルブに対して前記外部電極の反対側で前記複数の光源装置と対向するように配置された少なくとも1枚の光学シートをさらに備える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 請求項9に記載の照明装置と、
    前記光シートの前面側と対向して配置された液晶パネルと
    を備える液晶表示装置。
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