JPWO2008041546A1 - 無線通信装置およびパイロット配置方法 - Google Patents

無線通信装置およびパイロット配置方法 Download PDF

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Abstract

チャネル推定精度を保ちつつパイロット数を減少させることができる無線通信装置。この無線通信装置において、ユニキャストパイロット生成部(105)は、ユニキャストパイロット系列を生成して配置部(106)に出力し、配置部(106)は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列を、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上のいずれかの位置に配置してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部(107)に出力する。この際、配置部(106)は、1サブフレーム内において、ユニキャストパイロット系列の各パイロットのうち複数のセクタ間において互いに同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻にはマルチキャストパイロット系列の各パイロットを配置しない。

Description

本発明は、無線通信装置およびパイロット配置方法に関する。
近年、移動体通信においては、音声以外に画像やデータ等の様々な情報が伝送の対象になっている。これに伴って、高信頼かつ高速な伝送に対する必要性がさらに高まっている。しかし、移動体通信において高速伝送を行う場合、マルチパスによる遅延波の影響が無視できなくなり、周波数選択性フェージングにより伝送特性が劣化する。
周波数選択性フェージング対策技術の1つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信に代表されるマルチキャリア通信が注目されている。マルチキャリア通信では、周波数選択性フェージングが発生しない程度に伝送速度が抑えられた複数のサブキャリアを用いてデータが伝送される。特に、OFDM通信は、データが配置される複数のサブキャリアの周波数が互いに直交しているため、マルチキャリア通信の中でも最も周波数利用効率が高く、また、比較的簡単なハードウェア構成でマルチキャリア通信を実現できる。このため、OFDM通信は、セルラ方式の移動体通信に採用される通信方法として注目されており、様々な検討が加えられている。また、OFDM通信では、符号間干渉(ISI:Intersymbol Interference)を防止するために、各OFDMシンボルの先頭にそのOFDMシンボルの後尾部分をサイクリック・プリフィクス(CP:Cyclic Prefix)として付加する。これにより、受信側では、遅延波の遅延時間がCPの時間長(CP長)以内に収まる限りISIを防止することができる。
また、最近、マルチキャスト通信に関する検討が行われている。マルチキャスト通信は、ユニキャスト通信のような1対1の通信ではなく、1対多の通信となる。すなわち、マルチキャスト通信では、1つの無線通信基地局装置(以下、基地局と省略する)が複数の無線通信移動局装置(以下、移動局と省略する)に同時に同じデータ(マルチキャストデータ)を送信する。このマルチキャスト通信により、移動体通信システムにおいて音楽データやビデオ画像データの配信サービス、テレビ放送等の放送サービス等が実現される。
また、マルチキャスト通信では上記のように1つの基地局が複数の移動局に同時に同じマルチキャストデータを送信するため、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、マルチキャストデータは複数のセクタにおいて互いに同一のデータとなる。また、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、それら複数のセクタに対して同時に同じマルチキャストデータが送信されるため、セクタ境界に位置する移動局では、複数のセクタのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。
ここで、マルチキャスト通信にOFDM方式を用いる場合、セクタ境界付近に位置する移動局では、複数のセクタに対して同時に送信される複数の同一OFDMシンボルがCP長以内の時間差で受信されると、それらのOFDMシンボルが合成されて受信電力が増幅された状態で受信される。このように同一データを同一のリソース(同一時刻および同一周波数)を用いて複数の経路で送信する方法をSFN(Single Frequency Network)送信と呼ぶ。SFN送信においては、移動局ではセクタ間干渉なくデータを受信することができるため、誤り率が低い高品質な伝送が可能となる。
また、このような合成された信号の伝搬路変動(位相変動および振幅変動)をチャネル推定により補正するためには、合成された信号のチャネル推定値が必要となる。よって、OFDM方式を利用したマルチキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるマルチキャストデータ用パイロット(マルチキャストパイロット)についても、マルチキャストデータ同様、複数のセクタに対して同時に同一のパイロットが送信される必要がある。つまり、マルチキャストパイロットは複数のセクタに共通のパイロットである必要がある。
一方、ユニキャスト通信では、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、複数のセクタに対して互いに異なるデータ(ユニキャストデータ)が送信される。つまり、ユニキャストデータは、複数のセクタ毎に互いに異なるデータとなる。よって、ユニキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるパイロットについても、ユニキャストデータ同様、複数のセクタに対して互いに異なるユニキャストデータ用パイロット(ユニキャストパイロット)が送信される必要がある。つまり、ユニキャストパイロットは複数のセクタ毎に互いに個別のパイロットである必要がある。
なお、マルチキャスト通信がニュースグループ等そのサービスに加入している特定の移動局に対してのみ情報送信するような通信形態をとるのに対し、ブロードキャスト通信は現在のテレビ放送やラジオ放送のように全移動局に対して情報送信するような通信形態をとる。しかし、1対多の通信となる点においてマルチキャストとブロードキャストとは同一であるため、文献によっては、マルチキャストとブロードキャストとを合わせたMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)を用いた説明がなされることもある。また、文献によっては、マルチキャストの代わりにブロードキャストを用いた説明がなされることもある。
ここで、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、セクタ間相互での干渉を低減するために、セクタ間で相互に直交する直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定する。例えば、1つのセルがセクタ1〜3の3つセクタで構成される場合、図1に示すように、セクタ1にすべて‘1’(位相回転量:θ=0)からなる系列を設定し、セクタ2に対しては、セクタ1の系列に1,exp(j2π/3),exp(j4π/3)…(位相回転量:θ=2π/3)からなる系列を乗算した系列を設定し、セクタ3に対しては、セクタ1の系列に1,exp(j4π/3),exp(j2π/3)…(位相回転量:θ=4π/3)からなる系列を乗算した系列を設定する。よって、セクタ1〜3の各ユニキャストパイロット系列は、図1に示すように、1,exp(j2π/3),exp(j4π/3)の組合せからなる3チップを一単位(直交系列単位)として相互に直交する。また、各ユニキャストパイロット系列は、複数の同一の直交系列単位からなる。例えば、セクタ1のユニキャストパイロット系列は‘1,1,1’の直交系列単位が繰り返されたものであり、セクタ2のユニキャストパイロット系列は‘1,exp(j2π/3),exp(j4π/3)’の直交系列単位が繰り返されたものであり、セクタ3のユニキャストパイロット系列は‘1,exp(j4π/3),exp(j2π/3)’の直交系列単位が繰り返されたものである。
そして、このようなユニキャストパイロットの配置方法として図1に示すものが検討されている(非特許文献1参照)。図1では、説明を簡単にするために、1OFDMシンボルがサブキャリアf〜f25から構成され、1サブフレームがOFDMシンボル#1〜#7から構成される場合を一例として示す。以下に示す図でも同様である。図1に示す例では、各セクタにおいて、ユニキャストパイロットは、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f10,f16,f22に配置される。よって、例えば、OFDMシンボル#1のサブキャリアfではセクタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘1’とセクタ3のユニキャストパイロット‘1’とが伝搬路上で多重され、OFDMシンボル#5のサブキャリアfではセクタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘exp(j2π/3)’とセクタ3のユニキャストパイロット‘exp(j4π/3)’とが伝搬路上で多重され、OFDMシンボル#1のサブキャリアfではセクタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘exp(j4π/3)’とセクタ3のユニキャストパイロット‘exp(j2π/3)’とが伝搬路上で多重されることになる。つまり、同一時刻の同一周波数に複数のセクタのユニキャストパイロットが多重されることになる。このような配置を採ることにより、ユニキャストパイロットを1サブフレーム内において周波数軸方向および時間軸方向の双方に万遍なく配置することができる。
一方、このような配置を採るユニキャストパイロットに対するマルチキャストパイロットの配置方法として図2に示すものが検討されている(非特許文献2参照)。上記説明からも分かるように、複数のセクタのマルチキャストパイロットは同一時刻の同一周波数に配置される必要がある。図2に示す例では、各セクタにおいて、マルチキャストパイロットは、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f10,f16,f22およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f,f13,f19,f25に配置される。このような配置を採ることにより、ユニキャストパイロット同様、マルチキャストパイロットを1サブフレーム内において周波数軸方向および時間軸方向の双方に万遍なく配置することができる。また、従来は、図2に示すように、すべての周波数でマルチキャストデータに対する十分なチャネル推定精度を得るために、1サブフレーム内においてユニキャストパイロットと同数のマルチキャストパイロットを配置している。

3GPP TSG RAN WG1 Meeting #46, R1-062099, Tallinn, Estonia, August 28 - September 1, 2006, NTT DoCoMo, Ericsson, Fujitsu, Intel Corporation, KDDI, Mitsubishi Electric, NEC, Panasonic, Qualcomm, Sharp, Toshiba Corporation, "Orthogonal Reference Signal Structure for Sectored Beams in E-UTRA Downlink" 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #44bis, R1-060779, Athens, Greece, 27 - 31 March, 2006, NTT DoCoMo, Mitsubishi Electric, NEC, Sharp, Toshiba Corporation, "Investigations on Pilot Channel Structure for MBMS in E-UTRA Downlink"
ここで、移動体通信システムにおいて使用可能な通信リソースには限りがあるため、高速かつ大容量なデータ伝送に対する要求がさらに高まっている今日では、その限られたリソースの中でできるだけ多くのデータ用リソースを確保したい。できるだけ多くのデータ用リソースを確保するためには、パイロットの数を減らして、そのパイロットに割り当てられていたリソースにデータを割り当てることが考えられる。しかし、単にパイロットを減らしたのでは、チャネル推定精度が劣化してしまう。
本発明の目的は、チャネル推定精度を保ちつつパイロット数を減少させることができる無線通信装置およびパイロット配置方法を提供することである。
本発明の無線通信装置は、複数のセクタ毎または複数のセル毎に互いに個別の第1パイロット系列(すなわち、ユニキャストパイロット系列)、および、前記複数のセクタまたは前記複数のセル間において互いに共通の第2パイロット系列(すなわち、マルチキャストパイロット系列)を、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上のいずれかの位置に配置する配置手段と、前記二次元平面上に配置された前記第1パイロット系列および前記第2パイロット系列を送信する送信手段と、を具備し、前記配置手段は、1サブフレーム内において、前記第1パイロット系列の各パイロットのうち隣接セクタまたは隣接セルと同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻には前記第2パイロット系列の各パイロットを配置しない構成を採る。
本発明によれば、チャネル推定精度を保ちつつパイロット数を減少させることができる。
従来のユニキャストパイロットの配置を示す図 従来のマルチキャストパイロットの配置を示す図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの構成図(3セクタ構成) 本発明の一実施の形態に係る基地局のブロック構成図 本発明の一実施の形態に係る無線通信装置のブロック構成図 本発明の一実施の形態に係る移動局のブロック構成図 本発明の一実施の形態に係るユニキャストパイロット系列を示す図(3セクタ構成の場合) 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例3を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例4を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例5を示す図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの構成図(6セクタ構成) 本発明の一実施の形態に係るユニキャストパイロット系列を示す図(6セクタ構成の場合) 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例6を示す図 本発明の一実施の形態に係るユニキャストパイロット系列を示す図(6セクタ構成の場合) 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例7を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例7におけるパイロット利用例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例7におけるパイロット利用例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるユニキャストパイロット系列例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるユニキャストパイロット系列例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるユニキャストパイロット系列例3を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるパイロット利用例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるパイロット利用例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるパイロット利用例3を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例9を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、OFDM方式をマルチキャリア通信方式の一例として説明するが、本発明はOFDM方式に限定されるものではない。
まず、図3に、本実施の形態に係る移動体通信システムの構成を示す。ここでは、1セルがセクタ1〜3の3つのセクタに分割されている場合を一例として示す。また、セクタ1〜3は互いに隣接する。基地局10は、各セクタ用に3つのアンテナを備え、各アンテナからそれぞれのセクタへ信号を送信する。
次いで、図4に、本実施の形態に係る基地局10の構成を示す。基地局10は、各セクタ1〜3用にそれぞれ、無線通信装置100−1〜100−3を備える。また、基地局10は、無線通信装置100−1〜100−3に共通、すなわち、セクタ1〜3に共通のマルチキャストパイロット生成部150を備える。マルチキャストパイロット生成部150は、マルチキャストパイロット系列、すなわち、セクタ1〜3の間において互いに共通のパイロット系列を生成して無線通信装置100−1〜100−3に出力する。
各無線通信装置の構成は図5に示すようになる。本実施の形態では、図4に示す無線通信装置100−1〜100−3はすべて図5に示す構成を採る。
無線通信装置100において、符号化部101は、ユニキャストデータを符号化して変調部102に出力する。
変調部102は、符号化後のユニキャストデータを変調して配置部106に出力する。
符号化部103は、マルチキャストデータを符号化して変調部104に出力する。
変調部104は、符号化後のマルチキャストデータを変調して配置部106に出力する。
ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット系列、すなわち、各セクタ1,2,3毎に互いに個別のパイロット系列を生成して配置部106に出力する。例えば、無線通信装置100がセクタ1用の無線通信装置100−1である場合、ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット‘1,1,1,…’からなるユニキャストパイロット系列を生成する。また、無線通信装置100がセクタ2用の無線通信装置100−2である場合、ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット‘1,exp(j2π/3),exp(j4π/3),…’からなるユニキャストパイロット系列を生成する。また、無線通信装置100がセクタ3用の無線通信装置100−3である場合、ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット‘1,exp(j4π/3),exp(j2π/3),…’からなるユニキャストパイロット系列を生成する。
また、配置部106には、マルチキャストパイロット生成部150(図4)からマルチキャストパイロット系列が入力される。
配置部106は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列を、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上のいずれかの位置に配置してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部107に出力する。周波数軸は1OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアに対応し、時間軸は順に送信される複数のOFDMシンボルに対応する。つまり、配置部106は、複数のOFDMシンボルにおいて複数のサブキャリアのいずれかに、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列をそれぞれ配置する。配置部106での配置処理の詳細については後述する。
IFFT部107は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列が配置された複数のサブキャリアに対してIFFTを行って時間領域の信号に変換し、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。
CP付加部108は、各OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとして各OFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部109は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ110から移動局200(図6)へ送信する。よって、送信部109は、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上に配置された、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列を送信することになる。
次いで、本実施の形態に係る移動局200について説明する。図6に本実施の形態に係る移動局200の構成を示す。
移動局200において、無線受信部202は、OFDMシンボルをアンテナ201を介して受信し、受信されたOFDMシンボルに対してダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行ってCP除去部203に出力する。
CP除去部203は、OFDMシンボルに付加されたCPを除去してFFT(Fast Fourier Transform)部204に出力する。
FFT部204は、CP除去部203より入力されるOFDMシンボルをFFTして周波数領域の信号に変換し、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット、または、マルチキャストパイロットを得てP/S部205にサブキャリア数分並列に出力する。
P/S部205は、FFT部204から並列に入力されるユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット、または、マルチキャストパイロットを直列に変換して分別部206に出力する。
分別部206は、データとパイロットとを分別して、ユニキャストデータおよびマルチキャストデータを補正部209に出力し、ユニキャストパイロットおよびマルチキャストパイロットをパイロット選択部207に出力する。
パイロット選択部207は、チャネル推定がなされるデータの種類に応じたパイロットを選択する。パイロット選択部207は、分別部206から補正部209にユニキャストデータが出力される場合は、ユニキャストパイロットを選択してチャネル推定部208に出力し、分別部206から補正部209にマルチキャストデータが出力される場合は、マルチキャストパイロットを選択してチャネル推定部208に出力する。
チャネル推定部208は、パイロット選択部207で選択されたパイロットを用いてチャネル推定値を算出し、補正部209に出力する。
補正部209は、チャネル推定部208で算出されたチャネル推定値を用いてユニキャストデータまたはマルチキャストデータの伝搬路変動を補正して復調部210に出力する。補正部209は、各データにチャネル推定値の複素共役を乗算することにより各データの伝搬路変動を補正する。
復調部210は、補正部209から入力される各データを復調して復号部211に出力する。
復号部211は、復調後の各データを復号する。これにより、受信データが得られる。
次いで、無線通信装置100の配置部106(図5)での配置処理の詳細についていくつかの配置例を示して説明する。
セクタ毎に互いに個別の直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定し上記図1に示すようにして配置する場合、図7に示すように直交系列単位の1チップ目(先頭チップ)はセクタ1〜3のすべてにおいて‘1’であるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,OFDMシンボル#5のサブキャリアf10,および、OFDMシンボル#1のサブキャリアf19では、セクタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘1’とセクタ3のユニキャストパイロット‘1’とが伝搬路上で多重される。つまり、基地局10(図3,図4)では、各セクタへのユニキャストパイロット系列送信時でも、それらのユニキャストパイロット系列の一部において複数のアンテナから同時に同一のパイロットが送信される。換言すえば、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上において、ユニキャストパイロット系列の各パイロットのうち複数のセクタ間において互いに同一のパイロットが配置される位置がある。そして、ユニキャストパイロット系列のうち複数のセクタに対して同時に送信される同一のパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能である。
そこで、本実施の形態では、以下のパイロット配置例1〜8に示すように、無線通信装置100の配置部106(図5)は、1サブフレーム内において、ユニキャストパイロット系列の各パイロットのうちセクタ1〜3の間において互いに同一のパイロットをマルチキャストパイロットとみなし、それら互いに同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻にはマルチキャストパイロット系列の各パイロットを配置しない。また、移動局200のパイロット選択部207(図6)は、分別部206から補正部209にマルチキャストデータが出力される場合は、ユニキャストパイロット系列のうちマルチキャストパイロットとして利用できるパイロットもさらに選択してチャネル推定部208に出力する。
これにより、ユニキャストデータおよびマルチキャストデータ双方のチャネル推定精度を保ちつつマルチキャストパイロットの数を減少させることができる。そして、その減らしたマルチキャストパイロットが配置されていた位置にデータを割り当てることが可能となるため、データ用のリソースを増加させることができる。
以下、1セルがセクタ1〜3の3つのセクタに分割されている場合の配置部106(図5)でのパイロット配置例1〜5について説明する。
<パイロット配置例1(図8)>
本配置例では、図8に示すように、上記図1および図7同様、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f10,f16,f22にユニキャストパイロットを配置する。また、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f16,f22およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f13,f25にマルチキャストパイロットを配置する。しかし、上記のようにOFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf10に配置されたユニキャストパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能であるため、従来マルチキャストパイロットが配置されていたOFDMシンボル#1のサブキャリアf10およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f19にはマルチキャストパイロットを配置せず、代わりにユニキャストデータまたはマルチキャストデータを配置する。
これにより、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向に均等な間隔(一定の周期)で配置したまま、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減らすことができる。よって、マルチキャストデータに対する周波数軸方向でのチャネル推定精度を保ったまま、マルチキャストパイロットの数を減らしてデータ用リソースを増加させることができる。
<パイロット配置例2(図9)>
本配置例は、図9に示すように、OFDMシンボル#2のサブキャリアf,f13,f25およびOFDMシンボル#6のサブキャリアf,f16,f22にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例1(図8)と相違する。
これにより、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向だけでなく時間軸方向にも均等な間隔(一定の周期)で配置することができる。つまり、本配置例によれば、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向および時間軸方向の双方で均等な間隔(一定の周期)で配置したまま、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減らすことができる。よって、配置例1に比べ、マルチキャストデータに対する時間軸方向でのチャネル推定精度を高めることができる。本配置例は、特にセル内の移動局が高速で移動する場合に好適である。
<パイロット配置例3(図10)>
各セクタ毎に互いに個別のチャネルに対するチャネル推定にはマルチキャストパイロットは不要である。そこで、本配置例は、1サブフレーム内において、SCCH(Shared Control Channel)等、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネルが配置される領域以外の領域にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例2(図9)と相違する。図10では、サブキャリアf〜f25(周波数軸)とOFDMシンボル#1〜#2(時間軸)とからなる領域をSCCHが配置される領域として示す。よって、本配置例では、図10に示すように、サブキャリアf〜f25とOFDMシンボル#1〜#2とからなる領域以外の領域、すなわち、OFDMシンボル#3のサブキャリアf,f13,f25およびOFDMシンボル#6のサブキャリアf,f16,f22にマルチキャストパイロットを配置する。
これにより、配置例2に比べ、1サブフレーム内において、各セクタ毎に互いに個別のチャネル(SCCH等)が配置される領域以外の領域に配置されるマルチキャストチャネルに対するチャネル推定精度を高めることができる。
<パイロット配置例4(図11)>
セクタ間において互いに共通のチャネルに対するチャネル推定にのみマルチキャストパイロットが必要とされる。そこで、本配置例は、1サブフレーム内において、PCH(Paging Channel),BCH(Broadcast Channel)等、セクタ1〜3の間において互いに共通のチャネルが配置される領域にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例2(図9)と相違する。図11では、サブキャリアf〜f13(周波数軸)とOFDMシンボル#3〜#7(時間軸)とからなる領域をPCHまたはBCHが配置される領域として示す。よって、本配置例では、図11に示すように、サブキャリアf〜f13とOFDMシンボル#3〜#7とからなる領域、すなわち、OFDMシンボル#3のサブキャリアf,f13およびOFDMシンボル#6のサブキャリアfにマルチキャストパイロットを配置する。
これにより、配置例2に比べ、PCH,BCH等、セクタ間において互いに共通のチャネルに対するチャネル推定精度を高めることができる。
<パイロット配置例5(図12)>
本配置例は、1サブフレーム内において、SCCH,PDCCH(Physical downlink control channel)等、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネルが配置される領域にPCH,BCH等、セクタ1〜3の間において互いに共通のチャネルが配置される場合に、その共通のチャネルに対するチャネル推定精度を高めるために、その領域にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例3(図10)と相違する。より具体的には、本配置例では、図12に示すように、サブキャリアf〜f25(周波数軸)とOFDMシンボル#1〜#2(時間軸)とからなる領域がSCCHが配置される領域であり、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f14,f20にページング・インジケータが配置される場合、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f16,f22およびOFDMシンボル#2のサブキャリアf,f13,f25にマルチキャストパイロットを配置する。
次いで、図13に示すように、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合の配置例を示す。
図13に示すようにセクタ1はセクタ2,6と隣接し、セクタ2はセクタ1,3と隣接し、セクタ3はセクタ2,4と隣接し、セクタ4はセクタ3,5と隣接し、セクタ5はセクタ4,6と隣接し、セクタ6はセクタ1,5と隣接する。この場合、基地局10は、各セクタ用に6つのアンテナを備え、各アンテナからそれぞれのセクタへ信号を送信する。つまり、6セクタ用の基地局10は、セクタ1〜6用として図5に示す無線通信装置100を6つ備える。
また、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合には、各セクタに対し、図14に示すような直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定する。これにより、セクタ1〜6の各ユニキャストパイロット系列は、図14に示すように、6チップを一単位(直交系列単位)として相互に直交する。そこで、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合には、無線通信装置100のユニキャストパイロット生成部105(図5)は、図14に示すユニキャストパイロット系列を生成して配置部106に出力する。
そして、セクタ毎に互いに個別の直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定し図14に示すようにして配置する場合、1セルが3つのセクタに分割される場合同様、直交系列単位の1チップ目(先頭チップ)はセクタ1〜6のすべてにおいて‘1’であるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19では、セクタ1〜6のすべてのユニキャストパイロット‘1’が伝搬路上で多重される。つまり、基地局10(図13)では、1セルが3つのセクタに分割される場合同様、各セクタへのユニキャストパイロット系列送信時でも、それらのユニキャストパイロット系列の一部において複数のアンテナから同時に同一のパイロットが送信される。そして、上記のように、ユニキャストパイロット系列のうち複数のアンテナから同時に送信される同一のパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能である。
以下、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合の配置部106(図5)でのパイロット配置例6〜8について説明する。
<パイロット配置例6(図15)>
本配置例では、図15に示すように、上記図14同様、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f10,f16,f22にユニキャストパイロットを配置する。また、OFDMシンボル#2のサブキャリアf,f13,f25およびOFDMシンボル#6のサブキャリアf,f10,f16,f22にマルチキャストパイロットを配置する。しかし、上記のようにOFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19に配置されたユニキャストパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能であるため、OFDMシンボル#2のサブキャリアf,f19にはマルチキャストパイロットを配置せず、代わりにユニキャストデータまたはマルチキャストデータを配置する。
これにより、1セルが6つのセクタに分割されている場合でも、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減らしつつ、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向および時間軸方向の双方に均等な間隔(一定の周期)で配置することができる。
<パイロット配置例7(図16〜図19)>
1セルが図13に示すようにセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合、セクタ境界は、セクタ1と2との間(セクタ境界1)、セクタ2と3との間(セクタ境界2)、セクタ3と4との間(セクタ境界3)、セクタ4と5との間(セクタ境界4)、セクタ5と6との間(セクタ境界5)、セクタ6と1との間(セクタ境界6)にそれぞれ存在する。つまり、セクタ境界に位置する移動局200(図6)は、ほぼ2つのセクタのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。よって、ユニキャストパイロット系列のうちマルチキャストパイロットとしても利用可能なパイロットを、図16に示すように、セクタ境界1〜6の全てのセクタ境界においてマルチキャストパイロットとして利用可能なパイロットと、セクタ境界3,6においてマルチキャストパイロットとして利用可能なパイロットと、および、セクタ境界1,2,4,5においてマルチキャストパイロットとして利用可能なパイロットとに分類することができる。
そこで、本配置例では、図17に示すようなパイロット配置を採る。本配置例は、OFDMシンボル#6のサブキャリアf10にマルチキャストパイロットを配置しない点において配置例6(図15)と相違する。これにより、さらにマルチキャストパイロットの数を減らすことができる。
このようにしてパイロットが配置される場合、セクタ境界1,2,4,5に位置する移動局200では、図18に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19に配置されたユニキャストパイロットおよびOFDMシンボル#5のサブキャリアf10に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。また、セクタ境界3,6に位置する移動局200では、図19に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。
<パイロット配置例8(図20〜図26)>
配置例7では、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかによって、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数が異なっていた。具体的には、セクタ境界1,2,4,5に位置する移動局200ではその数が3つ(図18)であったのに対し、セクタ境界3,6に位置する移動局200ではその数が5つ(図19)であった。
しかし、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らずマルチキャストデータに対するチャネル推定精度を一定に保つために、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らず、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数は同じであることが好ましい。
そこで、本配置例では、図20〜図23に示すように、ユニキャストパイロット系列をOFDMシンボル毎にセクタ間でローテーションして配置する。具体的には、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f,f13,f17,f21,f25に配置するユニキャストパイロット系列を図21に示すもの(ユニキャストパイロット系列1)とし、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f,f11,f15,f19,f23に配置するユニキャストパイロット系列を図22に示すもの(ユニキャストパイロット系列2)とし、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f,f,f13,f17,f21,f25に配置するユニキャストパイロット系列を図23に示すもの(ユニキャストパイロット系列3)にする。
このようなユニキャストパイロットが配置される場合、セクタ境界1,4に位置する移動局200では、図24に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロット、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f15に配置されたユニキャストパイロット、および、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f,f17に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。また、セクタ境界2,5に位置する移動局200では、図25に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロット、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f11,f19に配置されたユニキャストパイロット、および、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。また、セクタ境界3,6に位置する移動局200では、図26に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f17に配置されたユニキャストパイロット、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f15に配置されたユニキャストパイロット、および、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。よって、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らず、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数はいずれも7つとなる。
このように、本配置例によれば、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らず、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数を同じにすることができる。
<パイロット配置例9(図27)>
本配置例は、1サブフレーム内において、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネル(SCCH,PDCCH等)が配置される領域以外の領域にマルチキャストパイロットを配置する一方、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネルが配置される領域にのみユニキャストパイロットを配置する点において配置例3(図10)と相違する。より具体的には、本配置例では、図27に示すように、サブキャリアf〜f25とOFDMシンボル#3〜#12とからなる領域において、OFDMシンボル#3のサブキャリアf,f19にマルチキャストパイロットを配置しない。
本配置例によれば、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸上に均等な間隔(一定の周期)で配置したまま、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減少させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記説明では1セルが3セクタまたは6セクタに分割される場合を一例として説明したが、これに限定されず、本発明はいずれのセクタ数でも上記同様に実施することができる。
また、上記実施の形態では本発明をセクタ間において実施する場合について説明したが、上記同様にして本発明をセル間においても実施することもできる。本発明をセル間において実施する場合、各セルに配置される基地局がそれぞれ上記図5に示す構成に上記図4に示すマルチキャストパイロット生成部150を加えた構成を採る。
また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「ブロードキャスト」と読み替えることにより、ブロードキャストデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「MBMS」と読み替えることにより、MBMSデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。
また、PCH,BCH等、マルチキャストチャネル以外の、複数のセクタ間において互いに共通の他のチャネルについても、本発明を上記同様にして実施することができる。
また、上記説明で用いたサブフレームは、例えばタイムスロットやフレーム等、他の送信時間単位であってもよい。さらには、移動体通信システムにおいて想定される移動局の最高速度から算出されるフェージング変動が一定である時間、すなわち、コヒーレント時間の単位であってもよい。
また、上記説明で用いたパイロットは参照信号(Reference signal)と称されることもある。また、マルチキャストパイロットは、MBSFN参照信号(Multicast/Broadcast Single Frequency Network Reference signal)と称されることもある。
また、上記説明で用いたユニキャストパイロット系列は、移動局毎に異なるパイロット系列であってもよく、また、セクタ毎に異なるパイロット系列、すなわち、1つのセクタ内に位置する複数の移動局に共通のパイロット系列であってもよい。また、移動局毎に異なるパイロット系列はUE-specific reference signalと、セクタ毎に異なるパイロット系列はCell-specific reference signalと称されることもある。
また、マルチキャストチャネルはSFNチャネルと称されることもある。
また、上記説明で用いたCPはガードインターバル(GI:Guard Interval)と称されることもある。また、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、基地局はNode B、移動局はUEと表されることがある。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2006年9月25日出願の特願2006−259633の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明は、無線通信装置およびパイロット配置方法に関する。
近年、移動体通信においては、音声以外に画像やデータ等の様々な情報が伝送の対象になっている。これに伴って、高信頼かつ高速な伝送に対する必要性がさらに高まっている。しかし、移動体通信において高速伝送を行う場合、マルチパスによる遅延波の影響が無視できなくなり、周波数選択性フェージングにより伝送特性が劣化する。
周波数選択性フェージング対策技術の1つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信に代表されるマルチキャリア通信が注目されている。マルチキャリア通信では、周波数選択性フェージングが発生しない程度に伝送速度が抑えられた複数のサブキャリアを用いてデータが伝送される。特に、OFDM通信は、データが配置される複数のサブキャリアの周波数が互いに直交しているため、マルチキャリア通信の中でも最も周波数利用効率が高く、また、比較的簡単なハードウェア構成でマルチキャリア通信を実現できる。このため、OFDM通信は、セルラ方式の移動体通信に採用される通信方法として注目されており、様々な検討が加えられている。また、OFDM通信では、符号間干渉(ISI:Intersymbol Interference)を防止するために、各OFDMシンボルの先頭にそのOFDMシンボルの後尾部分をサイクリック・プリフィクス(CP:Cyclic Prefix)として付加する。これにより、受信側では、遅延波の遅延時間がCPの時間長(CP長)以内に収まる限りISIを防止することができる。
また、最近、マルチキャスト通信に関する検討が行われている。マルチキャスト通信は、ユニキャスト通信のような1対1の通信ではなく、1対多の通信となる。すなわち、マルチキャスト通信では、1つの無線通信基地局装置(以下、基地局と省略する)が複数の無線通信移動局装置(以下、移動局と省略する)に同時に同じデータ(マルチキャストデータ)を送信する。このマルチキャスト通信により、移動体通信システムにおいて音楽データやビデオ画像データの配信サービス、テレビ放送等の放送サービス等が実現される。
また、マルチキャスト通信では上記のように1つの基地局が複数の移動局に同時に同じマルチキャストデータを送信するため、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、マルチキャストデータは複数のセクタにおいて互いに同一のデータとなる。また、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、それら複数のセクタに対して同時に同じマルチキャストデータが送信されるため、セクタ境界に位置する移動局では、複数のセクタのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。
ここで、マルチキャスト通信にOFDM方式を用いる場合、セクタ境界付近に位置する移動局では、複数のセクタに対して同時に送信される複数の同一OFDMシンボルがCP長以内の時間差で受信されると、それらのOFDMシンボルが合成されて受信電力が増幅された状態で受信される。このように同一データを同一のリソース(同一時刻および同一周波数)を用いて複数の経路で送信する方法をSFN(Single Frequency Network)送信と呼ぶ。SFN送信においては、移動局ではセクタ間干渉なくデータを受信することができるため、誤り率が低い高品質な伝送が可能となる。
また、このような合成された信号の伝搬路変動(位相変動および振幅変動)をチャネル推定により補正するためには、合成された信号のチャネル推定値が必要となる。よって、OFDM方式を利用したマルチキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用さ
れるマルチキャストデータ用パイロット(マルチキャストパイロット)についても、マルチキャストデータ同様、複数のセクタに対して同時に同一のパイロットが送信される必要がある。つまり、マルチキャストパイロットは複数のセクタに共通のパイロットである必要がある。
一方、ユニキャスト通信では、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、複数のセクタに対して互いに異なるデータ(ユニキャストデータ)が送信される。つまり、ユニキャストデータは、複数のセクタ毎に互いに異なるデータとなる。よって、ユニキャスト通信では、チャネル推定値を求めるために使用されるパイロットについても、ユニキャストデータ同様、複数のセクタに対して互いに異なるユニキャストデータ用パイロット(ユニキャストパイロット)が送信される必要がある。つまり、ユニキャストパイロットは複数のセクタ毎に互いに個別のパイロットである必要がある。
なお、マルチキャスト通信がニュースグループ等そのサービスに加入している特定の移動局に対してのみ情報送信するような通信形態をとるのに対し、ブロードキャスト通信は現在のテレビ放送やラジオ放送のように全移動局に対して情報送信するような通信形態をとる。しかし、1対多の通信となる点においてマルチキャストとブロードキャストとは同一であるため、文献によっては、マルチキャストとブロードキャストとを合わせたMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)を用いた説明がなされることもある。また、文献によっては、マルチキャストの代わりにブロードキャストを用いた説明がなされることもある。
ここで、1つのセルが複数のセクタに分割されている場合、セクタ間相互での干渉を低減するために、セクタ間で相互に直交する直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定する。例えば、1つのセルがセクタ1〜3の3つセクタで構成される場合、図1に示すように、セクタ1にすべて‘1’(位相回転量:θ=0)からなる系列を設定し、セクタ2に対しては、セクタ1の系列に1,exp(j2π/3),exp(j4π/3)…(位相回転量:θ=2π/3)からなる系列を乗算した系列を設定し、セクタ3に対しては、セクタ1の系列に1,exp(j4π/3),exp(j2π/3)…(位相回転量:θ=4π/3)からなる系列を乗算した系列を設定する。よって、セクタ1〜3の各ユニキャストパイロット系列は、図1に示すように、1,exp(j2π/3),exp(j4π/3)の組合せからなる3チップを一単位(直交系列単位)として相互に直交する。また、各ユニキャストパイロット系列は、複数の同一の直交系列単位からなる。例えば、セクタ1のユニキャストパイロット系列は‘1,1,1’の直交系列単位が繰り返されたものであり、セクタ2のユニキャストパイロット系列は‘1,exp(j2π/3),exp(j4π/3)’の直交系列単位が繰り返されたものであり、セクタ3のユニキャストパイロット系列は‘1,exp(j4π/3),exp(j2π/3)’の直交系列単位が繰り返されたものである。
そして、このようなユニキャストパイロットの配置方法として図1に示すものが検討されている(非特許文献1参照)。図1では、説明を簡単にするために、1OFDMシンボルがサブキャリアf〜f25から構成され、1サブフレームがOFDMシンボル#1〜#7から構成される場合を一例として示す。以下に示す図でも同様である。図1に示す例では、各セクタにおいて、ユニキャストパイロットは、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f10,f16,f22に配置される。よって、例えば、OFDMシンボル#1のサブキャリアfではセクタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘1’とセクタ3のユニキャストパイロット‘1’とが伝搬路上で多重され、OFDMシンボル#5のサブキャリアfではセクタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘exp(j2π/3)’とセクタ3のユニキャストパイロット‘exp(j4π/3)’とが伝搬路上で多重され、OFDMシンボル#1のサブキャリアfではセ
クタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘exp(j4π/3)’とセクタ3のユニキャストパイロット‘exp(j2π/3)’とが伝搬路上で多重されることになる。つまり、同一時刻の同一周波数に複数のセクタのユニキャストパイロットが多重されることになる。このような配置を採ることにより、ユニキャストパイロットを1サブフレーム内において周波数軸方向および時間軸方向の双方に万遍なく配置することができる。
一方、このような配置を採るユニキャストパイロットに対するマルチキャストパイロットの配置方法として図2に示すものが検討されている(非特許文献2参照)。上記説明からも分かるように、複数のセクタのマルチキャストパイロットは同一時刻の同一周波数に配置される必要がある。図2に示す例では、各セクタにおいて、マルチキャストパイロットは、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f10,f16,f22およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f,f13,f19,f25に配置される。このような配置を採ることにより、ユニキャストパイロット同様、マルチキャストパイロットを1サブフレーム内において周波数軸方向および時間軸方向の双方に万遍なく配置することができる。また、従来は、図2に示すように、すべての周波数でマルチキャストデータに対する十分なチャネル推定精度を得るために、1サブフレーム内においてユニキャストパイロットと同数のマルチキャストパイロットを配置している。
3GPP TSG RAN WG1 Meeting #46, R1-062099, Tallinn, Estonia, August 28 - September 1, 2006, NTT DoCoMo, Ericsson, Fujitsu, Intel Corporation, KDDI, Mitsubishi Electric, NEC, Panasonic, Qualcomm, Sharp, Toshiba Corporation, "Orthogonal Reference Signal Structure for Sectored Beams in E-UTRA Downlink" 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #44bis, R1-060779, Athens, Greece, 27 - 31 March, 2006, NTT DoCoMo, Mitsubishi Electric, NEC, Sharp, Toshiba Corporation, "Investigations on Pilot Channel Structure for MBMS in E-UTRA Downlink"
ここで、移動体通信システムにおいて使用可能な通信リソースには限りがあるため、高速かつ大容量なデータ伝送に対する要求がさらに高まっている今日では、その限られたリソースの中でできるだけ多くのデータ用リソースを確保したい。できるだけ多くのデータ用リソースを確保するためには、パイロットの数を減らして、そのパイロットに割り当てられていたリソースにデータを割り当てることが考えられる。しかし、単にパイロットを減らしたのでは、チャネル推定精度が劣化してしまう。
本発明の目的は、チャネル推定精度を保ちつつパイロット数を減少させることができる無線通信装置およびパイロット配置方法を提供することである。
本発明の無線通信装置は、複数のセクタ毎または複数のセル毎に互いに個別の第1パイロット系列(すなわち、ユニキャストパイロット系列)、および、前記複数のセクタまたは前記複数のセル間において互いに共通の第2パイロット系列(すなわち、マルチキャストパイロット系列)を、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上のいずれかの位置に配置する配置手段と、前記二次元平面上に配置された前記第1パイロット系列および前記第2パイロット系列を送信する送信手段と、を具備し、前記配置手段は、1サブフレーム内において、前記第1パイロット系列の各パイロットのうち隣接セクタまたは隣接セルと同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻には前記第2パイロット系列の各パイロットを配置しない構成を採る。
本発明によれば、チャネル推定精度を保ちつつパイロット数を減少させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、OFDM方式をマルチキャリア通信方式の一例として説明するが、本発明はOFDM方式に限定されるものではない。
まず、図3に、本実施の形態に係る移動体通信システムの構成を示す。ここでは、1セ
ルがセクタ1〜3の3つのセクタに分割されている場合を一例として示す。また、セクタ1〜3は互いに隣接する。基地局10は、各セクタ用に3つのアンテナを備え、各アンテナからそれぞれのセクタへ信号を送信する。
次いで、図4に、本実施の形態に係る基地局10の構成を示す。基地局10は、各セクタ1〜3用にそれぞれ、無線通信装置100−1〜100−3を備える。また、基地局10は、無線通信装置100−1〜100−3に共通、すなわち、セクタ1〜3に共通のマルチキャストパイロット生成部150を備える。マルチキャストパイロット生成部150は、マルチキャストパイロット系列、すなわち、セクタ1〜3の間において互いに共通のパイロット系列を生成して無線通信装置100−1〜100−3に出力する。
各無線通信装置の構成は図5に示すようになる。本実施の形態では、図4に示す無線通信装置100−1〜100−3はすべて図5に示す構成を採る。
無線通信装置100において、符号化部101は、ユニキャストデータを符号化して変調部102に出力する。
変調部102は、符号化後のユニキャストデータを変調して配置部106に出力する。
符号化部103は、マルチキャストデータを符号化して変調部104に出力する。
変調部104は、符号化後のマルチキャストデータを変調して配置部106に出力する。
ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット系列、すなわち、各セクタ1,2,3毎に互いに個別のパイロット系列を生成して配置部106に出力する。例えば、無線通信装置100がセクタ1用の無線通信装置100−1である場合、ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット‘1,1,1,…’からなるユニキャストパイロット系列を生成する。また、無線通信装置100がセクタ2用の無線通信装置100−2である場合、ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット‘1,exp(j2π/3),exp(j4π/3),…’からなるユニキャストパイロット系列を生成する。また、無線通信装置100がセクタ3用の無線通信装置100−3である場合、ユニキャストパイロット生成部105は、ユニキャストパイロット‘1,exp(j4π/3),exp(j2π/3),…’からなるユニキャストパイロット系列を生成する。
また、配置部106には、マルチキャストパイロット生成部150(図4)からマルチキャストパイロット系列が入力される。
配置部106は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列を、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上のいずれかの位置に配置してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部107に出力する。周波数軸は1OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアに対応し、時間軸は順に送信される複数のOFDMシンボルに対応する。つまり、配置部106は、複数のOFDMシンボルにおいて複数のサブキャリアのいずれかに、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列をそれぞれ配置する。配置部106での配置処理の詳細については後述する。
IFFT部107は、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列が配置された複数のサブキャリアに対してIFFTを行って時間領域の信号に変換し、マルチキャリア信号であるOFDMシ
ンボルを生成する。
CP付加部108は、各OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとして各OFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部109は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ110から移動局200(図6)へ送信する。よって、送信部109は、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上に配置された、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット系列、および、マルチキャストパイロット系列を送信することになる。
次いで、本実施の形態に係る移動局200について説明する。図6に本実施の形態に係る移動局200の構成を示す。
移動局200において、無線受信部202は、OFDMシンボルをアンテナ201を介して受信し、受信されたOFDMシンボルに対してダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行ってCP除去部203に出力する。
CP除去部203は、OFDMシンボルに付加されたCPを除去してFFT(Fast Fourier Transform)部204に出力する。
FFT部204は、CP除去部203より入力されるOFDMシンボルをFFTして周波数領域の信号に変換し、ユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット、または、マルチキャストパイロットを得てP/S部205にサブキャリア数分並列に出力する。
P/S部205は、FFT部204から並列に入力されるユニキャストデータ、マルチキャストデータ、ユニキャストパイロット、または、マルチキャストパイロットを直列に変換して分別部206に出力する。
分別部206は、データとパイロットとを分別して、ユニキャストデータおよびマルチキャストデータを補正部209に出力し、ユニキャストパイロットおよびマルチキャストパイロットをパイロット選択部207に出力する。
パイロット選択部207は、チャネル推定がなされるデータの種類に応じたパイロットを選択する。パイロット選択部207は、分別部206から補正部209にユニキャストデータが出力される場合は、ユニキャストパイロットを選択してチャネル推定部208に出力し、分別部206から補正部209にマルチキャストデータが出力される場合は、マルチキャストパイロットを選択してチャネル推定部208に出力する。
チャネル推定部208は、パイロット選択部207で選択されたパイロットを用いてチャネル推定値を算出し、補正部209に出力する。
補正部209は、チャネル推定部208で算出されたチャネル推定値を用いてユニキャストデータまたはマルチキャストデータの伝搬路変動を補正して復調部210に出力する。補正部209は、各データにチャネル推定値の複素共役を乗算することにより各データの伝搬路変動を補正する。
復調部210は、補正部209から入力される各データを復調して復号部211に出力する。
復号部211は、復調後の各データを復号する。これにより、受信データが得られる。
次いで、無線通信装置100の配置部106(図5)での配置処理の詳細についていくつかの配置例を示して説明する。
セクタ毎に互いに個別の直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定し上記図1に示すようにして配置する場合、図7に示すように直交系列単位の1チップ目(先頭チップ)はセクタ1〜3のすべてにおいて‘1’であるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,OFDMシンボル#5のサブキャリアf10,および、OFDMシンボル#1のサブキャリアf19では、セクタ1のユニキャストパイロット‘1’とセクタ2のユニキャストパイロット‘1’とセクタ3のユニキャストパイロット‘1’とが伝搬路上で多重される。つまり、基地局10(図3,図4)では、各セクタへのユニキャストパイロット系列送信時でも、それらのユニキャストパイロット系列の一部において複数のアンテナから同時に同一のパイロットが送信される。換言すえば、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上において、ユニキャストパイロット系列の各パイロットのうち複数のセクタ間において互いに同一のパイロットが配置される位置がある。そして、ユニキャストパイロット系列のうち複数のセクタに対して同時に送信される同一のパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能である。
そこで、本実施の形態では、以下のパイロット配置例1〜8に示すように、無線通信装置100の配置部106(図5)は、1サブフレーム内において、ユニキャストパイロット系列の各パイロットのうちセクタ1〜3の間において互いに同一のパイロットをマルチキャストパイロットとみなし、それら互いに同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻にはマルチキャストパイロット系列の各パイロットを配置しない。また、移動局200のパイロット選択部207(図6)は、分別部206から補正部209にマルチキャストデータが出力される場合は、ユニキャストパイロット系列のうちマルチキャストパイロットとして利用できるパイロットもさらに選択してチャネル推定部208に出力する。
これにより、ユニキャストデータおよびマルチキャストデータ双方のチャネル推定精度を保ちつつマルチキャストパイロットの数を減少させることができる。そして、その減らしたマルチキャストパイロットが配置されていた位置にデータを割り当てることが可能となるため、データ用のリソースを増加させることができる。
以下、1セルがセクタ1〜3の3つのセクタに分割されている場合の配置部106(図5)でのパイロット配置例1〜5について説明する。
<パイロット配置例1(図8)>
本配置例では、図8に示すように、上記図1および図7同様、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f10,f16,f22にユニキャストパイロットを配置する。また、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f16,f22およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f13,f25にマルチキャストパイロットを配置する。しかし、上記のようにOFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf10に配置されたユニキャストパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能であるため、従来マルチキャストパイロットが配置されていたOFDMシンボル#1のサブキャリアf10およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f19にはマルチキャストパイロットを配置せず、代わりにユニキャストデータまたはマルチキャストデータを配置する。
これにより、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向に均等な間隔(一定の周期)で配置したまま、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減らすことができる。よって、マルチキャストデータに対する周波数軸方向でのチャネル推定精度を保ったまま、マルチキャストパイロットの数を減らしてデータ用リソースを増加させることができる。
<パイロット配置例2(図9)>
本配置例は、図9に示すように、OFDMシンボル#2のサブキャリアf,f13,f25およびOFDMシンボル#6のサブキャリアf,f16,f22にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例1(図8)と相違する。
これにより、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向だけでなく時間軸方向にも均等な間隔(一定の周期)で配置することができる。つまり、本配置例によれば、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向および時間軸方向の双方で均等な間隔(一定の周期)で配置したまま、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減らすことができる。よって、配置例1に比べ、マルチキャストデータに対する時間軸方向でのチャネル推定精度を高めることができる。本配置例は、特にセル内の移動局が高速で移動する場合に好適である。
<パイロット配置例3(図10)>
各セクタ毎に互いに個別のチャネルに対するチャネル推定にはマルチキャストパイロットは不要である。そこで、本配置例は、1サブフレーム内において、SCCH(Shared Control Channel)等、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネルが配置される領域以外の領域にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例2(図9)と相違する。図10では、サブキャリアf〜f25(周波数軸)とOFDMシンボル#1〜#2(時間軸)とからなる領域をSCCHが配置される領域として示す。よって、本配置例では、図10に示すように、サブキャリアf〜f25とOFDMシンボル#1〜#2とからなる領域以外の領域、すなわち、OFDMシンボル#3のサブキャリアf,f13,f25およびOFDMシンボル#6のサブキャリアf,f16,f22にマルチキャストパイロットを配置する。
これにより、配置例2に比べ、1サブフレーム内において、各セクタ毎に互いに個別のチャネル(SCCH等)が配置される領域以外の領域に配置されるマルチキャストチャネルに対するチャネル推定精度を高めることができる。
<パイロット配置例4(図11)>
セクタ間において互いに共通のチャネルに対するチャネル推定にのみマルチキャストパイロットが必要とされる。そこで、本配置例は、1サブフレーム内において、PCH(Paging Channel),BCH(Broadcast Channel)等、セクタ1〜3の間において互いに共通のチャネルが配置される領域にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例2(図9)と相違する。図11では、サブキャリアf〜f13(周波数軸)とOFDMシンボル#3〜#7(時間軸)とからなる領域をPCHまたはBCHが配置される領域として示す。よって、本配置例では、図11に示すように、サブキャリアf〜f13とOFDMシンボル#3〜#7とからなる領域、すなわち、OFDMシンボル#3のサブキャリアf,f13およびOFDMシンボル#6のサブキャリアfにマルチキャストパイロットを配置する。
これにより、配置例2に比べ、PCH,BCH等、セクタ間において互いに共通のチャネルに対するチャネル推定精度を高めることができる。
<パイロット配置例5(図12)>
本配置例は、1サブフレーム内において、SCCH,PDCCH(Physical downlink control channel)等、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネルが配置される領域にPCH,BCH等、セクタ1〜3の間において互いに共通のチャネルが配置される場合に、その共通のチャネルに対するチャネル推定精度を高めるために、その領域にマルチキャストパイロットを配置する点において配置例3(図10)と相違する。より具体的には、本配置例では、図12に示すように、サブキャリアf〜f25(周波数軸)とOFDMシンボル#1〜#2(時間軸)とからなる領域がSCCHが配置される領域であり、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f14,f20にページング・インジケータが配置される場合、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f16,f22およびOFDMシンボル#2のサブキャリアf,f13,f25にマルチキャストパイロットを配置する。
次いで、図13に示すように、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合の配置例を示す。
図13に示すようにセクタ1はセクタ2,6と隣接し、セクタ2はセクタ1,3と隣接し、セクタ3はセクタ2,4と隣接し、セクタ4はセクタ3,5と隣接し、セクタ5はセクタ4,6と隣接し、セクタ6はセクタ1,5と隣接する。この場合、基地局10は、各セクタ用に6つのアンテナを備え、各アンテナからそれぞれのセクタへ信号を送信する。つまり、6セクタ用の基地局10は、セクタ1〜6用として図5に示す無線通信装置100を6つ備える。
また、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合には、各セクタに対し、図14に示すような直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定する。これにより、セクタ1〜6の各ユニキャストパイロット系列は、図14に示すように、6チップを一単位(直交系列単位)として相互に直交する。そこで、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合には、無線通信装置100のユニキャストパイロット生成部105(図5)は、図14に示すユニキャストパイロット系列を生成して配置部106に出力する。
そして、セクタ毎に互いに個別の直交パイロット系列をユニキャストパイロット系列として設定し図14に示すようにして配置する場合、1セルが3つのセクタに分割される場合同様、直交系列単位の1チップ目(先頭チップ)はセクタ1〜6のすべてにおいて‘1’であるため、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19では、セクタ1〜6のすべてのユニキャストパイロット‘1’が伝搬路上で多重される。つまり、基地局10(図13)では、1セルが3つのセクタに分割される場合同様、各セクタへのユニキャストパイロット系列送信時でも、それらのユニキャストパイロット系列の一部において複数のアンテナから同時に同一のパイロットが送信される。そして、上記のように、ユニキャストパイロット系列のうち複数のアンテナから同時に送信される同一のパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能である。
以下、1セルがセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合の配置部106(図5)でのパイロット配置例6〜8について説明する。
<パイロット配置例6(図15)>
本配置例では、図15に示すように、上記図14同様、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25およびOFDMシンボル#5のサブキャリアf,f10,f16,f22にユニキャストパイロットを配置する。また、OFDMシンボル
#2のサブキャリアf,f13,f25およびOFDMシンボル#6のサブキャリアf,f10,f16,f22にマルチキャストパイロットを配置する。しかし、上記のようにOFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19に配置されたユニキャストパイロットはマルチキャストパイロットとしても利用可能であるため、OFDMシンボル#2のサブキャリアf,f19にはマルチキャストパイロットを配置せず、代わりにユニキャストデータまたはマルチキャストデータを配置する。
これにより、1セルが6つのセクタに分割されている場合でも、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減らしつつ、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸方向および時間軸方向の双方に均等な間隔(一定の周期)で配置することができる。
<パイロット配置例7(図16〜図19)>
1セルが図13に示すようにセクタ1〜6の6つのセクタに分割されている場合、セクタ境界は、セクタ1と2との間(セクタ境界1)、セクタ2と3との間(セクタ境界2)、セクタ3と4との間(セクタ境界3)、セクタ4と5との間(セクタ境界4)、セクタ5と6との間(セクタ境界5)、セクタ6と1との間(セクタ境界6)にそれぞれ存在する。つまり、セクタ境界に位置する移動局200(図6)は、ほぼ2つのセクタのマルチキャストデータが混合された状態で受信される。よって、ユニキャストパイロット系列のうちマルチキャストパイロットとしても利用可能なパイロットを、図16に示すように、セクタ境界1〜6の全てのセクタ境界においてマルチキャストパイロットとして利用可能なパイロットと、セクタ境界3,6においてマルチキャストパイロットとして利用可能なパイロットと、および、セクタ境界1,2,4,5においてマルチキャストパイロットとして利用可能なパイロットとに分類することができる。
そこで、本配置例では、図17に示すようなパイロット配置を採る。本配置例は、OFDMシンボル#6のサブキャリアf10にマルチキャストパイロットを配置しない点において配置例6(図15)と相違する。これにより、さらにマルチキャストパイロットの数を減らすことができる。
このようにしてパイロットが配置される場合、セクタ境界1,2,4,5に位置する移動局200では、図18に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f19に配置されたユニキャストパイロットおよびOFDMシンボル#5のサブキャリアf10に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。また、セクタ境界3,6に位置する移動局200では、図19に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f13,f19,f25に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。
<パイロット配置例8(図20〜図26)>
配置例7では、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかによって、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数が異なっていた。具体的には、セクタ境界1,2,4,5に位置する移動局200ではその数が3つ(図18)であったのに対し、セクタ境界3,6に位置する移動局200ではその数が5つ(図19)であった。
しかし、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らずマルチキャストデータに対するチャネル推定精度を一定に保つために、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らず、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数は同じであることが好ましい。
そこで、本配置例では、図20〜図23に示すように、ユニキャストパイロット系列をOFDMシンボル毎にセクタ間でローテーションして配置する。具体的には、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f,f13,f17,f21,f25に配置するユニキャストパイロット系列を図21に示すもの(ユニキャストパイロット系列1)とし、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f,f11,f15,f19,f23に配置するユニキャストパイロット系列を図22に示すもの(ユニキャストパイロット系列2)とし、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f,f,f13,f17,f21,f25に配置するユニキャストパイロット系列を図23に示すもの(ユニキャストパイロット系列3)にする。
このようなユニキャストパイロットが配置される場合、セクタ境界1,4に位置する移動局200では、図24に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロット、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f15に配置されたユニキャストパイロット、および、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f,f17に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。また、セクタ境界2,5に位置する移動局200では、図25に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロット、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f11,f19に配置されたユニキャストパイロット、および、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。また、セクタ境界3,6に位置する移動局200では、図26に示すように、OFDMシンボル#1のサブキャリアf,f,f17に配置されたユニキャストパイロット、OFDMシンボル#4のサブキャリアf,f15に配置されたユニキャストパイロット、および、OFDMシンボル#7のサブキャリアf,f13に配置されたユニキャストパイロットをマルチキャストパイロットとしても利用可能となる。よって、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らず、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数はいずれも7つとなる。
このように、本配置例によれば、移動局200がいずれのセクタ境界に位置するかに依らず、マルチキャストパイロットとしても利用可能なユニキャストパイロットの数を同じにすることができる。
<パイロット配置例9(図27)>
本配置例は、1サブフレーム内において、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネル(SCCH,PDCCH等)が配置される領域以外の領域にマルチキャストパイロットを配置する一方、各セクタ1,2,3毎に互いに個別の制御チャネルが配置される領域にのみユニキャストパイロットを配置する点において配置例3(図10)と相違する。より具体的には、本配置例では、図27に示すように、サブキャリアf〜f25とOFDMシンボル#3〜#12とからなる領域において、OFDMシンボル#3のサブキャリアf,f19にマルチキャストパイロットを配置しない。
本配置例によれば、マルチキャストデータのチャネル推定に使用できるパイロットを周波数軸上に均等な間隔(一定の周期)で配置したまま、1サブフレーム内におけるマルチキャストパイロットの数を減少させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記説明では1セルが3セクタまたは6セクタに分割される場合を一例として説明したが、これに限定されず、本発明はいずれのセクタ数でも上記同様に実施することができる。
また、上記実施の形態では本発明をセクタ間において実施する場合について説明したが、上記同様にして本発明をセル間においても実施することもできる。本発明をセル間において実施する場合、各セルに配置される基地局がそれぞれ上記図5に示す構成に上記図4に示すマルチキャストパイロット生成部150を加えた構成を採る。
また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「ブロードキャスト」と読み替えることにより、ブロードキャストデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。また、上記説明で用いた「マルチキャスト」を「MBMS」と読み替えることにより、MBMSデータとユニキャストデータとが多重される移動体通信システムにおいて本発明を上記同様にして実施することができる。
また、PCH,BCH等、マルチキャストチャネル以外の、複数のセクタ間において互いに共通の他のチャネルについても、本発明を上記同様にして実施することができる。
また、上記説明で用いたサブフレームは、例えばタイムスロットやフレーム等、他の送信時間単位であってもよい。さらには、移動体通信システムにおいて想定される移動局の最高速度から算出されるフェージング変動が一定である時間、すなわち、コヒーレント時間の単位であってもよい。
また、上記説明で用いたパイロットは参照信号(Reference signal)と称されることもある。また、マルチキャストパイロットは、MBSFN参照信号(Multicast/Broadcast Single Frequency Network Reference signal)と称されることもある。
また、上記説明で用いたユニキャストパイロット系列は、移動局毎に異なるパイロット系列であってもよく、また、セクタ毎に異なるパイロット系列、すなわち、1つのセクタ内に位置する複数の移動局に共通のパイロット系列であってもよい。また、移動局毎に異なるパイロット系列はUE-specific reference signalと、セクタ毎に異なるパイロット系列はCell-specific reference signalと称されることもある。
また、マルチキャストチャネルはSFNチャネルと称されることもある。
また、上記説明で用いたCPはガードインターバル(GI:Guard Interval)と称されることもある。また、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、基地局はNode
B、移動局はUEと表されることがある。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2006年9月25日出願の特願2006−259633の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
従来のユニキャストパイロットの配置を示す図 従来のマルチキャストパイロットの配置を示す図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの構成図(3セクタ構成) 本発明の一実施の形態に係る基地局のブロック構成図 本発明の一実施の形態に係る無線通信装置のブロック構成図 本発明の一実施の形態に係る移動局のブロック構成図 本発明の一実施の形態に係るユニキャストパイロット系列を示す図(3セクタ構成の場合) 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例3を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例4を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例5を示す図 本発明の一実施の形態に係る移動体通信システムの構成図(6セクタ構成) 本発明の一実施の形態に係るユニキャストパイロット系列を示す図(6セクタ構成の場合) 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例6を示す図 本発明の一実施の形態に係るユニキャストパイロット系列を示す図(6セクタ構成の場合) 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例7を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例7におけるパイロット利用例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例7におけるパイロット利用例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるユニキャストパイロット系列例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるユニキャストパイロット系列例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるユニキャストパイロット系列例3を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるパイロット利用例1を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるパイロット利用例2を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例8におけるパイロット利用例3を示す図 本発明の一実施の形態に係るパイロット配置例9を示す図

Claims (6)

  1. 複数のセクタ毎または複数のセル毎に互いに個別の第1パイロット系列、および、前記複数のセクタ間または前記複数のセル間において互いに共通の第2パイロット系列を、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上のいずれかの位置に配置する配置手段と、
    前記二次元平面上に配置された前記第1パイロット系列および前記第2パイロット系列を送信する送信手段と、を具備し、
    前記配置手段は、1サブフレーム内において、前記第1パイロット系列の各パイロットのうち隣接セクタまたは隣接セルと同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻には前記第2パイロット系列の各パイロットを配置しない、
    無線通信装置。
  2. 前記配置手段は、前記1サブフレーム内において、前記第1パイロット系列の各パイロットのうち前記複数のセクタ間または前記複数のセル間において互いに同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻には前記第2パイロット系列の各パイロットを配置しない、
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記配置手段は、前記1サブフレーム内において前記複数のセクタ毎または前記複数のセル毎に互いに個別のチャネルが配置される領域以外の領域に、前記第2パイロット系列を配置する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記配置手段は、前記1サブフレーム内において前記複数のセクタ間または前記複数のセル間において互いに共通のチャネルが配置される領域に、前記第2パイロット系列を配置する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  5. 請求項1記載の無線通信装置を具備する無線通信基地局装置。
  6. 移動体通信システムにおけるパイロット配置方法であって、
    複数のセクタ毎または複数のセル毎に互いに個別の第1パイロット系列、および、前記複数のセクタ間または前記複数のセル間において互いに共通の第2パイロット系列を、周波数軸と時間軸とからなる二次元平面上のいずれかの位置に配置する際に、
    1サブフレーム内において、前記第1パイロット系列の各パイロットのうち隣接セクタまたは隣接セルと同一のパイロットが配置される位置と同一周波数の異なる時刻には前記第2パイロット系列の各パイロットを配置しない、
    パイロット配置方法。
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