JPWO2007119647A1 - 撮像レンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

光学性能が良好で低コストでコンパクトな固体撮像素子用の撮像レンズ及び撮像装置を提供するために、撮像レンズ1は、物体側から順に、第1レンズ10と、像面側が非球面であり、光軸近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状をなす第2レンズ20と、第3レンズ30と、を備える。

Description

本発明は小型の撮影レンズ系に関するものであり、更に詳しくはデジタル入力機器(デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラ等)に適した、高性能でコンパクトな固体撮像素子用の撮像レンズ及び撮像装置に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ等の普及に伴い、手軽に画像情報をデジタル機器に取り込むことができるデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等(以下単に「デジタルカメラ」という。)が、個人ユーザーレベルで普及しつつある。このようなデジタルカメラは、今後も画像情報の入力機器として益々普及することが予想される。
また、デジタルカメラに搭載されるCCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子の小型化が進展してきており、それに伴ってデジタルカメラにも一層の小型化が求められている。このため、デジタル入力機器において最大の容積を占める撮影レンズ系にも、コンパクト化が強く要望されている。撮像レンズを小型化するには固体撮像素子のサイズを小さくするのが最も容易な方法ではあるがそのためには受光素子のサイズを小さくする必要があり固体撮像素子の製造難易度が上がるとともに撮像レンズに要求される性能も高くなる。
一方、固体撮像素子のサイズをそのままに撮像レンズのサイズを小さくすると必然的に射出瞳位置が近くなる。射出瞳位置が近くなると撮影レンズから射出された軸外光束が像面に対して斜めに入射し、マイクロレンズの集光性能が十分に発揮されず、画像の明るさが画像中央部と画像周辺部とで極端に変化するという問題が生じることになる。この問題を解決するために撮影レンズの射出瞳位置を遠くにしようとすると、どうしても撮影レンズ全体の大型化が避けられなくなる。さらに近年の低価格化競争のため、撮影レンズにも低コスト化の要望が強くなってきている。また近年の固体撮像素子の高密度化により撮像レンズに要求される性能もより高いものになってきている。
以上のような要望に対し、固体撮像素子用レンズでコンパクトな3枚構成のものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−309695号公報
しかし、上記従来のレンズは、コンパクトではあるが射出瞳位置が近く固体撮像素子用レンズとしては適していない。
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであって、光学性能が良好で低コストでコンパクトな固体撮像素子用の撮像レンズを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求の範囲第1項に記載の発明の撮像レンズは、物体側から順に、第1レンズと、像面側が非球面であり、光軸近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状をなす第2レンズと、第3レンズと、を備えることを特徴とする。
請求の範囲第2項に記載の発明は、請求の範囲第1項に記載の撮像レンズにおいて、 前記第1レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする。
請求の範囲第3項に記載の発明は、請求の範囲第1項又は第2項に記載の撮像レンズにおいて、前記第3レンズは、像面側が非球面であり、光軸近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状をなすことを特徴とする。
請求の範囲第4項に記載の発明は、請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか一項に記載の撮像レンズにおいて、前記第1レンズの物体側に開口絞りを備えることを特徴とする。
請求の範囲第5項に記載の発明は、請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか一項に記載の撮像レンズにおいて、前記第2レンズは、
0.3<(r21+r22)/(r21−r22)<90 …(1)
但し、
r21:第2レンズの物体側の曲率半径、
r22:第2レンズの像面側の曲率半径、
の条件を満足することを特徴とする。
請求の範囲第6項に記載の発明の撮像装置は、請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか一項に記載の撮像レンズと、前記撮像レンズを介して入射される光を撮像する固体撮像素子と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、固体撮像素子用の撮像レンズを光学性能が良好で低コスト且つコンパクトにすることができる。また、この撮像レンズをデジタルカメラ等の撮像装置に適用して、当該撮像装置の高機能化と低コスト化とコンパクト化に寄与することができる。
本発明に係る実施の形態のデジタルスチルカメラ100の内部構成を示すブロック図である。 光学系101に含まれる撮像レンズ1の構成を示す図である。 (a)は、実施例1の撮像レンズ1の球面収差を示す図である。(b)は、同じく非点収差を示す図である。(c)は、同じく歪曲収差を示す図である。 (a)は、実施例2の撮像レンズ1の球面収差を示す図である。(b)は、同じく非点収差を示す図である。(c)は、同じく歪曲収差を示す図である。 携帯電話機200の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
O1 光軸
100 デジタルスチルカメラ
101 光学系
1 撮像レンズ
10 第1レンズ
20 第2レンズ
30 第3レンズ
D1 開口絞り
GF ガラスフィルタ
102 固体撮像素子
103 A/D変換部
104 制御部
105 光学系駆動部
106 タイミング発生部
107 撮像素子駆動部
108 画像メモリ
109 画像処理部
110 画像圧縮部
111 画像記録部
112 表示部
113 操作部
200 携帯電話機
210 制御部
220 操作部
230 表示部
240 無線通信部
241 アンテナ
250 撮像ユニット
260 記憶部
270 一時記憶部
以下、添付図を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、説明する例に限定されるものではない。なお、本明細書において「パワー」とは、焦点距離の逆数で定義される量を表す。
図1及び図2を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態のデジタルスチルカメラ100の内部構成を示す。
図1に示すように、撮像装置としてのデジタルスチルカメラ100は、光学系101と、固体撮像素子102と、A/D変換部103と、制御部104と、光学系駆動部105と、タイミング発生部106と、撮像素子駆動部107と、画像メモリ108と、画像処理部109と、画像圧縮部110と、画像記録部111と、表示部112と、操作部113と、を備えて構成される。
光学系101は、後述する撮像レンズ1を含む光学系であり、被写体からの光が入射される。固体撮像素子102は、CCDやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)等の撮像素子であり、入射光をR,G,B毎に光電変換してそのアナログ信号を出力する。A/D変換部103は、アナログ信号をデジタルデータに変換する。
制御部104は、デジタルスチルカメラ100の各部を制御する。制御部104は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を含み、ROMから読み出されてRAMに展開された各種プログラムと、CPUとの協働で各種処理を実行する。
光学系駆動部105は、制御部104の制御により、変倍、合焦、露出等において、光学系101を駆動制御する。タイミング発生部106は、アナログ信号出力用のタイミング信号を出力する。撮像素子駆動部107は、固体撮像素子102を走査駆動制御する。
画像メモリ108は、画像データを読み出し及び書き込み可能に記憶する。画像処理部109は、画像データに各種画像処理を施す。画像圧縮部110は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の圧縮方式により、撮像画像データを圧縮する。画像記録部111は、図示しないスロットにセットされた、SD(Secure Digital)メモリカード、メモリスティック、xDピクチャカード等の記録メディアに画像データを記録する。
表示部112は、カラー液晶パネル等であり、撮影した画像、撮影前のスルー画像、各種操作画面等を表示する。操作部113は、レリーズボタン、各種モード、各種数値等を設定するための各種操作キーを含み、ユーザにより操作入力された情報を制御部104に出力する。
ここで、デジタルスチルカメラ100における動作を説明する。被写体撮影では、被写体のモニタリング(スルー画像表示)と、画像撮影実行とが行われる。モニタリングにおいては、光学系101を介して得られた被写体の像が、固体撮像素子102の受光面に結像される。光学系101の撮影光軸後方に配置された固体撮像素子102が、タイミング発生部106、撮像素子駆動部107によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力としてのアナログ信号を1画面分出力する。
このアナログ信号は、RGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、A/D変換部103でデジタルデータに変換される。そのデジタルデータは、画像処理部109により、画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(画像データ)が生成されて画像メモリ108に格納され、定期的にその信号が読み出されてそのビデオ信号が生成されて、表示部112に出力される。
この表示部112は、モニタリングにおいては電子ファインダとして機能し、撮像画像をリアルタイムに表示することとなる。この状態で、随時、ユーザの操作部113を介する操作入力に基づいて、光学系101の変倍、合焦、露出等が設定される。
このようなモニタリング状態において、静止画撮影を行ないたいタイミングで、ユーザが操作部113のレリーズボタンを押下することにより、静止画像データが撮影される。レリーズボタンの押下のタイミングで、画像メモリ108に格納された1コマの画像データが読み出されて、画像圧縮部110により圧縮される。その圧縮された画像データが、画像記録部111により記録メディアに記録される。
図2に、光学系101に含まれる撮像レンズ1の構成を示す。撮像レンズ1は、物体側(被写体側)から像面側へ光軸O1に沿って順に、開口絞りD1と、物体側に凸面を向けた正(正のパワーの)メニスカスレンズの第1レンズ10と、像面側に凹面を向けた負(負のパワーの)メニスカスレンズの第2レンズ20と、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第3レンズ30と、ガラスフィルタGFと、から成り、ガラスフィルタGFの後方に不図示の固体撮像素子102が配置される。なお、ガラスフィルタGFに代えてあるいは加えて、ローパスフィルタや、赤外線カットフィルタを備える構成としてもよい。
開口絞りD1は、面S1を有する。第1レンズ10は、物体側から像面側へ光軸O1に沿って順に、面S2,S3を有する。第2レンズ20は、物体側から像面側へ光軸O1に沿って順に、面S4,S5を有する。第3レンズ30は、物体側から像面側へ光軸O1に沿って順に、面S6,S7を有する。ガラスフィルタGFは、物体側から像面側へ光軸O1に沿って順に、面S8,S9を有する。
次に、本実施の形態の撮像レンズ1が満足すべき条件式範囲を説明する。なお、本実施の形態の撮像レンズ1は、以下に示す各条件式範囲をすべて、同時に満足する必要はなく、個々の条件式範囲をそれぞれ単独に満足することによって対応する作用効果を達成することが可能である。もちろん、複数の条件式範囲を満足している方が光学性能、小型化あるいは組立の観点からより望ましいことはいうまでもない。
先ず、撮像レンズ1の第2レンズ20は、次の条件式(1)を満足する。
0.3<(r21+r22)/(r21−r22)<90 …(1)
但し、
r21:第2レンズ20の物体側の曲率半径、
r22:第2レンズ20の像面側の曲率半径、
である。
条件式(1)の下限を下回ると、コマ収差が悪化し、更にペッツバール和が補正過剰になり、解像度が不足する。条件式(1)の上限を越えると、ペッツバール和が補正不足となり、像面湾曲を補正することが困難となる。
第2レンズ20は、次の条件式(1A)を満足することが望ましく、条件式(1B)を満足すると更に望ましい。
1<(r21+r22)/(r21−r22)<3 …(1A)
1.3<(r21+r22)/(r21−r22)<2.5 …(1B)
撮像レンズ1は、次の条件式(2)を満足する。
−0.6<f/f2<−0.05 …(2)
但し、
f:撮像レンズ1全系の焦点距離、
f2:第2レンズ20の焦点距離、
である。
条件式(2)の下限を下回ると、コマ収差が悪化し、更にペッツバール和が補正過剰になり、解像度が不足する。条件式範囲(2)の上限を越えると、ペッツバール和が補正不足となり、像面湾曲を補正することが困難となる。
撮像レンズ1は、次の条件式(2A)を満足することが望ましく、条件式(2B)を満足すると更に望ましい。
−0.4<f/f2<−0.1 …(2A)
−0.3<f/f2<−0.13 …(2B)
撮像レンズ1は、次の条件式(3)を満足する。
0.05<f/f3<0.6 …(3)
但し、
f:撮像レンズ1全系の焦点距離、
f3:第3レンズ30の焦点距離、
である。
条件式(3)の下限を下回ると、コマ収差が悪化し、更にペッツバール和が補正過剰になり、解像度が不足する。条件式(3)の上限を越えると、ペッツバール和が補正不足となり、像面湾曲を補正することが困難となる。
撮像レンズ1は、次の条件式(3A)を満足することが望ましく、条件式(3B)を満足すると更に望ましい。
0.1<f/f3<0.4・・・(3A)
0.12<f/f3<0.3・・・(3B)
撮像レンズ1は、次の条件式(4)を満足する。
0.05<f/f1<1.6 …(4)
但し、
f:撮像レンズ1全系の焦点距離、
f1:第1レンズ10の焦点距離、
である。
条件式(4)の下限を下回ると、コマ収差が悪化し、更にペッツバール和が補正過剰になり、解像度が不足する。条件式(4)の上限を越えると、ペッツバール和が補正不足となり、像面湾曲を補正することが困難となる。
撮像レンズ1は、次条件式(4A)を満足することが望ましく、条件式(4B)を満足すると更に望ましい。
0.5<f/f1<1.2 …(4A)
0.8<f/f1<1.0 …(4B)
撮像レンズ1の第2レンズ20は、像面側が非球面であり、光軸O1近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状の非球面であることが望ましい。これは光軸O1近傍の凹面で光学全長を小型化にしつつ、周辺部の凸面で射出瞳位置を遠くにする効果がある。
また、撮像レンズ1の第3レンズ30も第2レンズ20と同様、像面側が非球面であり、光軸O1近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状の非球面であることが望ましい。これは光軸O1近傍の凹面で光学全長を小型化にしつつ、周辺部の凸面で射出瞳位置を遠くにする効果がある。
また、撮像レンズ1は、本実施の形態のように、第1レンズ10の物体側に、開口絞りD1が設けられていることが望ましい。これは光学全長を小型化しても射出瞳位置を遠くにすることに効果がある。
以上、本実施の形態によれば、第2レンズ20が条件式(1)(好ましくは条件式(1A),(1B))を満足する。これにより、コマ収差の悪化を防ぎ、ペッツバール和を適切にして解像度の不足を防ぎ、像面湾曲を容易に補正できる。
また、第1レンズ10を物体側に凸面を向けたメニスカスレンズにする。これにより、主点位置を光学系の前方へ位置することができ、光学全長を小型にするとともに球面収差と像面湾曲を容易に補正できる。
また、撮像レンズ1が条件式(2)(好ましくは条件式(2A),(2B))を満足する。これにより、コマ収差の悪化を防ぎ、ペッツバール和を適切にして解像度の不足を防ぎ、像面湾曲を容易に補正できる。
また、撮像レンズ1が条件式(3)(好ましくは条件式(3A),(3B))を満足する。これにより、コマ収差の悪化を防ぎ、ペッツバール和を適切にして解像度の不足を防ぎ、像面湾曲を容易に補正できる。
また、撮像レンズ1が条件式(4)(好ましくは条件式(4A),(4B))を満足する。これにより、コマ収差の悪化を防ぎ、ペッツバール和を適切にして解像度の不足を防ぎ、像面湾曲を容易に補正できる。
また、第2レンズ20は、像面側が非球面であり、光軸O1近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状の非球面である。これにより、第2レンズ20の光軸O1近傍の凹面で光学全長を小型化にしつつ、同じく周辺部の凸面で射出瞳位置を遠くにできる。
また、第3レンズ30は、像面側が非球面であり、光軸O1近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状の非球面である。これにより、第3レンズ30の光軸O1近傍の凹面で光学全長を小型化にしつつ、同じく周辺部の凸面で射出瞳位置を遠くにできる。
また、撮像レンズ1は、第1レンズ10の物体側に、開口絞りD1が設けられる。これにより、光学全長を小型化しても射出瞳位置を遠くにすることができる。
これらにより、固体撮像素子102用の撮像レンズ1を光学性能が良好で低コスト且つコンパクトにすることができる。また、撮像レンズ1をデジタルスチルカメラ100に適用して、デジタルスチルカメラ100の高機能化と低コスト化とコンパクト化に寄与することができる。
上記実施の形態に係る具体的な実施例1を説明する。本実施例の撮像レンズ1は、次の表1を満たす。
上記表1(a)において、i(i=1,2,3…)は物体側から数えた面Siの番号である。riは光学素子の面Si(i:番号)における曲率半径である。diは軸上面(Si)間隔[mm](光軸O1上の光学素子の厚さ又はそのgap長)である。また、j(j=1,2,3,4)は物体側から数えた第jレンズの番号であり、ガラスフィルタGFをj=4とする。Nj:j番目の光学素子の屈折率、νj:j番目の光学素子のアッベ数、である。なお、実施例中のデータに付された文字Eは、該当する数値の指数部分を表し、例えば、1.0E−2であれば、1.0×10−2を示すものとする。
また、本実施例の撮像レンズ1での全焦点距離f=3.52[mm]であり、FナンバーFNO=4.0であり、全軸上面間隔Σd=3.580[mm]である。
また、上記表1(b)に示すように、第2面S2、第3面S3、第4面S4、第5面S5、第6面S6、第7面S7は、非球面形状の屈折光学面あるいは非球面と等価な屈折作用を有する面であることを示す。各非球面の面形状を次式(5)で定義するものとする。
ただし、
H:光軸に対して垂直な方向の高さ、
X(H):高さHの位置での光軸方向の変位量(面頂点基準)、
C:近軸曲率、
ε:2次曲面パラメータ、
Ak:k次の非球面係数、
である。表1(b)に記載以外の非球面係数Akは0である。
上記表1(c)に、上記条件式(1)〜(4)で規定されるパラメータの値を示す。表1(c)に示すように、各パラメータの値は、条件式(1B)、(2B)、(3B)、(4B)を満足する。
図3に、本実施例の撮像レンズ1の収差を示す。図3(a)に、本実施例1の撮像レンズ1の球面収差を示す。図3(b)に、同じく非点収差を示す。図3(c)に、同じく歪曲収差を示す。
図3(a)の球面収差図において、実線dはd線、一点鎖線gはg線、二点鎖線cはc線それぞれに対する球面収差量、SCは正弦条件不満足量、をそれぞれ表す。また、図3(b)の非点収差図において、実線DSはサジタル面、点線DMはメリディオナル面、をそれぞれ表す。また、図3(a)の球面収差図の縦軸は光線のFナンバーを表す。図3(b)の非点収差図及び図3(c)の歪曲収差図の縦軸は像高を表し、最大像高はY+=2.2である。
図3(a)〜(c)に示すように、本実施例の撮像レンズ1によれば、球面収差、非点収差及び歪曲収差を良好に補正できる。
上記実施の形態に係る具体的な実施例2を説明する。本実施例の撮像レンズ1は、次の表2を満たす。
上記表2(a)〜(c)の各記号は、上記表1の場合と同様である。また、本実施例の撮像レンズ1での全焦点距離f=3.52[mm]であり、FナンバーFNO=4.0であり、全軸上面間隔Σd=3.620[mm]である。
また、上記表2(b)に示すように、第2面S2、第3面S3、第4面S4、第5面S5、第6面S6、第7面S7は、非球面形状の屈折光学面あるいは非球面と等価な屈折作用を有する面であることを示す。各非球面の面形状は上記式(5)で定義される。
上記表2(c)に、上記条件式(1)〜(4)で規定されるパラメータの値を示す。表2(c)に示すように、各パラメータの値は、条件式(1B)、(2B)、(3B)、(4B)を満足する。
図4に、本実施例の撮像レンズ1の収差を示す。図4(a)に、本実施例の撮像レンズ1の球面収差を示す。図4(b)に、同じく非点収差を示す。図4(c)に、同じく歪曲収差を示す。また、図4(a)の球面収差図の縦軸は光線のFナンバーを表す。図4(b)の非点収差図及び図4(c)の歪曲収差図の縦軸は像高を表し、最大像高はY+=2.2である。
図4(a)〜(c)の各記号は、図3(a)〜(c)の各記号と同様である。図4(a)〜(c)に示すように、本実施例の撮像レンズ1によれば、球面収差、非点収差及び歪曲収差を良好に補正できる。
なお、上記実施の形態及び各実施例における記述は、本発明に係る好適な撮像レンズ及び撮像装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態及び各実施例において、撮像レンズを搭載した撮像装置として、デジタルスチルカメラの例を説明したがこれに限定されるものではなく、ビデオカメラや、撮像機能付の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の少なくとも撮像機能を有する携帯端末等の機器としてもよい。
また、撮像レンズを搭載した撮像装置を、上記機器に搭載される撮像ユニットとしてもよい。ここで、図5を参照して、撮像装置としての撮像ユニット250を搭載した携帯電話機200の例を説明する。図5に、携帯電話機200の内部構成を示す。
図5に示すように、携帯電話機200は、各部を統括的に制御すると共に各処理に応じたプログラムを実行する制御部(CPU)210と、番号等をキーにより操作入力するための操作部220と、所定のデータの他に撮像した映像等を表示する表示部230と、アンテナ241を介して外部サーバ等との間の各種情報通信を実現するための無線通信部240と、撮像装置としての撮像ユニット250と、携帯電話機200のシステムプログラムや各種処理プログラム及び端末ID等の必要な諸データを記憶している記憶部(ROM)260と、制御部210によって実行される各種処理プログラムやデータ、若しくは処理データ、或いは撮像ユニット250により撮像データ等を一時的に格納する作業領域として用いられる一時記憶部(RAM)270とを備えている。
撮像ユニット250は、撮像レンズ1と、(固体)撮像素子と、鏡筒と、撮像レンズ1の駆動機構等と、により構成され、撮像ユニット250自体は、制御部や画像処理部を有せず、コネクタ等により制御部、操作部、表示部等に結合されることを前提としたレンズユニットとする。具体的には、撮像ユニット250は、例えば、撮像光学系における筐体の物体側端面が携帯電話機200の背面(表示部230のメイン表示部を正面とする)に設けられ、メイン表示部の下方に相当する位置に配設される。また、撮像ユニット250の外部接続端子は、携帯電話機200の制御部210と接続され、輝度信号や色差信号等の画像信号を制御部210側に出力する。また、撮像ユニット250から入力された画像信号は、携帯電話機200の制御系により、記憶部260に記憶されたり、或いは表示部230で表示され、さらには、無線通信部240を介して映像情報として外部に送信される。
また、撮像レンズを搭載した撮像装置としての撮像ユニットは、上記レンズユニットと、基板上に配置された制御部及び画像処理部等と、を有し、コネクタ等により表示部及び操作部等を有する別体に結合され用いられることを前提とするカメラモジュールとして構成してもよい。

Claims (6)

  1. 物体側から順に、
    第1レンズと、
    像面側が非球面であり、光軸近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状をなす第2レンズと、
    第3レンズと、を備えることを特徴とする撮像レンズ。
  2. 前記第1レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像レンズ。
  3. 前記第3レンズは、像面側が非球面であり、光軸近傍で像面側凹形状かつ周辺部で像面側凸形状をなすことを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第1レンズの物体側に開口絞りを備えることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  5. 前記第2レンズは、
    0.3<(r21+r22)/(r21−r22)<90 …(1)
    但し、
    r21:第2レンズの物体側の曲率半径、
    r22:第2レンズの像面側の曲率半径、
    の条件を満足することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  6. 請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか一項に記載の撮像レンズと、
    前記撮像レンズを介して入射される光を撮像する固体撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像装置。
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