JPWO2007114035A1 - 接続支援サーバ、及び通信機器 - Google Patents

接続支援サーバ、及び通信機器 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2007114035A1
JPWO2007114035A1 JP2008508496A JP2008508496A JPWO2007114035A1 JP WO2007114035 A1 JPWO2007114035 A1 JP WO2007114035A1 JP 2008508496 A JP2008508496 A JP 2008508496A JP 2008508496 A JP2008508496 A JP 2008508496A JP WO2007114035 A1 JPWO2007114035 A1 JP WO2007114035A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
request
communication device
device discovery
network
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008508496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4862039B2 (ja
Inventor
望絵 濱本
望絵 濱本
古門 健
健 古門
育恵 中野
育恵 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008508496A priority Critical patent/JP4862039B2/ja
Publication of JPWO2007114035A1 publication Critical patent/JPWO2007114035A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4862039B2 publication Critical patent/JP4862039B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/2803Home automation networks
    • H04L12/2807Exchanging configuration information on appliance services in a home automation network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/16Multipoint routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/51Discovery or management thereof, e.g. service location protocol [SLP] or web services

Abstract

ユーザに特別な知識や、高価なコストを求めず、複数のルータによって構成されたルータ多段構成のネットワークにおいて、異なるネットワーク上の機器の発見を可能とする通信機器を提供する。通信機器(101)は、所望の機器が自ネットワーク上で発見できなかった場合、ホームネットワーク上の全ての機器との通信路を確保している接続支援サーバ(001)に対して、機器発見要求の中継を要求する。接続支援サーバ(001)は、通信機器機器(101)が属するネットワークとは異なるネットワークに属する任意の機器に対して機器発見要求の中継要求を転送し、その任意の機器が代理で機器発見を行い、発見した機器に関する情報を接続支援サーバ(001)に転送する。通信機器(101)は、その情報を接続支援サーバ(001)から取得することにより、異なるネットワーク上の機器を発見する。

Description

本発明は、接続支援サーバ、及び通信機器に関し、複数のルータによって構成されたネットワークにおいて、異なるネットワーク上の機器の発見を可能とする接続支援サーバ、及び通信機器に関する。
インターネット常時接続が普及し様々なサービスが登場している中で、家庭の様々な場所でサービスを享受したいという要望がある。一般に、ホームネットワーク構成は家庭毎に様々であり、使用される機器もPCやネット家電など多種のものが存在する。しかし、ネットワークの知識を持たない一般ユーザにとって、ネット家電の接続時の設定や操作は難しく、また接続形態やルータの種類などのネットワーク構成を考慮しなければ、機器同士を接続することが困難などの問題がある。
これに対し、ホームネットワーク内の機器を相互接続する技術として、UPnP(Universal Plug and Play)と呼ばれる技術が、UPnP Forumで規定されている。
UPnPを用いると、ホームネットワーク内の機器をマルチキャストで自動的に検索し発見することができ、また、発見した機器と相互接続することが可能となる。
図17Aは、従来のUPnP対応機器で構成されるホームネットワークを示す図である。図17Aにおいて、プロバイダから貸し出されるルータ機能付きモデムに、PC、テレビ、ビデオが接続されている。ここで、PCからビデオを操作する場合に、UPnPにより機器発見を行う手順を図17Bに示す。
図17Bにおいて、まずPCが、検索対象がビデオであるという情報を含む機器発見要求をネットワーク上にマルチキャスト送信する(ステップS201)。機器発見要求は、ネットワーク上の全てのUPnP対応機器により受信され、各機器において、検索対象が自分自身であるかどうかの判断が行われる。
ビデオは、検索対象が自分自身であることを判断し、要求送信元のPCに対して、操作するために必要な情報を含む機器発見応答を送信する(ステップS202)。PCはこの機器発見応答を受信することにより、ビデオを操作することが可能となる。
このようにして、UPnPを用いれば、UPnP対応機器同士の相互接続が可能となる。
しかし最近では、図18Aに示すように、プロバイダから貸し出されるルータ機能付きモデムに、ユーザが自身で購入してきた無線機能付きルータを接続し、それぞれのルータ配下に機器が接続されるというような利用方法も多く見られるようになってきた(以下、このようなネットワーク構成をルータ多段構成と呼ぶ)。図18Aにおいて、PCがビデオを操作したい場合に、UPnPにより機器発見を行う手順を図18Bに示す。
図18Bにおいて、まずPCが、検索対象がビデオであるという情報を含む機器発見要求をネットワーク上にマルチキャスト送信する(ステップS301)。機器発見要求は、ネットワーク上の全てのUPnP対応機器(図18Aにおいては無線ルータとテレビT2)により受信され、各機器において、検索対象が自分自身であるかどうかの判断が行われる。
ここで、一般に市販されている家庭用ルータは、セキュリティを考慮して、マルチキャストパケットを他のネットワークへ転送しないように実装されている。このため、図18Aに示すようなルータ多段構成において、無線ルータは、PCからの機器発見要求パケットをプライベートネットワークN1へ転送しない。ゆえに検索対象のビデオが機器発見要求を受信することができず、機器発見応答を返さないため、PCにおいて機器発見応答受信待タイムアウトが発生し(ステップS302)、機器発見が失敗する(ステップS303)。
上述のように、ルータ多段構成においては、UPnPのマルチキャストを利用して同一ネットワーク上の機器を発見することは可能であるが、異なるネットワーク上の機器を発見することが不可能である。
ここで、個別に構成された複数のネットワークを接続して、各ネットワーク上に存在する複数のデバイスを相互接続できるようにする、ネットワーク接続装置及び方法が従来から開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1におけるネットワーク接続装置及び方法では、個別に構成された複数のネットワーク上に、それぞれネットワーク接続装置を設置し、それぞれのネットワーク接続装置が各々のネットワーク上の機器の情報を管理し、それらの情報を交換することによって、異なるネットワーク上の機器と相互接続することができる。
図19Aは、特許文献1のネットワーク接続装置を備えたゲートウェイを配置したルータ多段構成時のホームネットワークを示す図である。また、ネットワーク接続装置D1はネットワーク接続装置D2のアクセス情報として、ゲートウェイG2のIPアドレスとポート番号とを、ネットワーク接続装置D2はネットワーク接続装置D1のアクセス情報として、ゲートウェイG1のIPアドレスとポート番号とを既に取得しているものとする。図19Aにおいて、PCがビデオを操作する場合に、特許文献1におけるネットワーク接続装置及び方法により機器発見を行う手順を図19Bに示す。
図19Bを参照して、ネットワーク接続装置D1は、プライベートネットワークN1上の機器(テレビT1、ビデオ)の情報を、マルチキャストの機器発見要求により収集する(ステップS401)。また同様に、ネットワーク接続装置D2は、プライベートネットワークN2上の機器(PC、テレビT2)の情報を、マルチキャストの機器発見要求により収集する(ステップS402)。
次に、プライベートネットワークN2上のPCは、検索対象がビデオであるという情報を含む機器発見要求をネットワーク接続装置D2に送信する(ステップS403)。この要求を受信したネットワーク接続装置D2は、ゲートウェイG1のIPアドレスとポート番号を送信先とし、ネットワーク接続装置D1に向けて機器発見要求を転送する(ステップS404)。ネットワーク接続装置D1は、受信した機器発見要求中に含まれる検索対象のビデオに関する情報を、ステップS402で取得した機器情報の中から検索し、機器発見応答としてネットワーク接続装置D2に送信する(ステップS405)。機器発見応答を受信したネットワーク接続装置D2は、その応答を、要求送信元のPCに転送する(ステップS406)。以上により、PCは異なるネットワーク上のビデオを操作することが可能となる。
特開2004−320741号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、異なるネットワーク間の機器の相互接続を実現するために、以下の条件を必要とする。
第1の必要条件として、ゲートウェイ毎に区切られている各ネットワークに、それぞれ必ず1台のネットワーク接続装置が必要である。
第2の必要条件として、それぞれのネットワーク接続装置に対して、各ゲートウェイのアドレス情報を入力する必要がある。
例えば、ホームネットワークがルータ多段構成となっている場合、第1の必要条件を満たすためには、配置されているルータの個数分(すなわちルータで区切られるネットワークの個数分)ネットワーク接続装置が必要となり、ユーザに多大なコストを要するという問題がある。
また、第2の必要条件を満たすためには、ユーザが全てのネットワーク接続装置に対して、全てのルータのアドレス情報を手動で設定する必要があり、ネットワーク知識の乏しい一般ユーザに、困難で煩雑な作業を要することになる。この作業をユーザに行わせないために、アドレス情報を交換する仕組みを導入したネットワーク接続装置をルータ上に搭載する方法や、もしくはルータのアドレス情報を交換する仕組みを導入したルータを実装する方法も考えられるが、ホームネットワーク内の全てのルータを専用ルータに置き換えることは、やはりユーザに多大なコストを要するという問題がある。
それ故に、本発明の目的は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、低コストかつ簡易な手順でネットワークを構成可能な通信機器を提供することである。
本発明は、複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、自身が接続されたサブネットワークとは異なるサブネットワークに接続された通信機器と通信路を確立している接続支援サーバ機能を有する通信機器に向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明の通信機器は、任意の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合、他の通信機器に機器発見要求の中継要求を転送する中継要求転送部と、機器発見応答を受信した場合、受信した機器発見応答を中継要求送信元の通信機器に転送する機器発見応答転送部とを備える。中継要求転送部は、機器発見要求の中継要求を受信した場合、要求送信元の通信機器が接続しているサブネットワーク以外のサブネットワークに接続している任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を転送する。機器発見応答転送部は、機器発見要求の中継要求を転送した通信機器から機器発見応答を受信した場合、機器発見要求送信元の通信機器に、機器発見応答を転送する接続支援サーバ機能を有する。
これにより、機器発見要求送信元の通信機器が、異なるネットワーク上の通信機器を発見することが可能となる。
好ましくは、通信機器は、所望の通信機器に対する機器発見要求を自サブネットワーク上に、マルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部と、異なるサブネットワーク上の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部とをさらに備える。機器発見要求送信部は、所望の通信機器に対する機器発見要求を自サブネットワーク上に送信する。機器発見応答受信部が機器発見要求に対する機器発見応答を受信しなかった場合、中継要求送信部は、異なるサブネットワーク上の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する。機器発見応答受信部は、中継要求に対する機器発見応答を受信することによって、所望の通信機器を発見する。
これにより、通信機器は、自身もネットワーク内で所望の通信機器を発見することが可能となる。
中継要求転送部は、異なるサブネットワークの通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合、自サブネットワーク上においては、機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信して機器検索を行い、それ以外の全てのサブネットワーク上の任意の通信機器に対しては、機器発見要求の中継要求を転送する。
これにより、通信機器は、自サブネットワーク上の任意の通信機器に機器発見要求を中継して、自サブネットワーク上の任意の通信機器がマルチキャストまたはブロードキャストを行うというステップを省くことができ、検索時間の短縮を行うことが可能となる。
また、中継要求転送部は、自サブネットワーク上の通信機器が、マルチキャストまたはブロードキャスト送信した機器発見要求を受信した場合、異なるサブネットワーク上の任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する。
これにより、通信機器は、自サブネットワーク上の通信機器が、自サブネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信した機器発見要求に対する応答を待っている間に、異なるネットワーク上にて機器発見を同時に進行させることができ、自ネットワーク上に機器が存在しなかった場合にかかる時間を短縮することが可能となる。
また、中継要求転送部は、通信機器に関する情報を記憶しており、機器発見要求の中継要求を受信した場合、通信機器に関する情報を元に転送先通信機器を決定する。
これにより、通信機器は、常に処理能力の高い機器機器に対してのみ機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信させることができ、処理能力の低い通信機器に処理負荷をかけないようにすることを可能とする。また常に異なる通信機器に機器発見要求のマルチキャストまたはブロードキャスト送信を依頼し、処理を分散させることができ、ネットワークの安定を図ることが可能となる。
また、通信機器は、機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を受信する中継拒否応答受信部をさらに備える。中継拒否応答受信部は、拒否応答を受信した場合、拒否応答送信元の通信機器と同一サブネットワーク上の拒否応答送信元の通信機器とは異なる通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を転送する。
これにより、通信機器は、機器発見要求の中継を要求した通信機器が負荷のかかっている状態で、機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信できない場合に、他の処理負荷のかかっていない通信機器に中継を要求することができ、通信機器が処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
また、本発明は、複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、ネットワーク上の通信機器と通信路を接続している接続支援サーバ機能を有する通信機器と、通信路を確立している通信機器にも向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明の通信機器は、所望の通信機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部と、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部とを備える。機器発見応答受信部は、所望の通信機器、もしくは接続支援サーバ機能を有する通信機器から、機器発見応答を受信することによって、所望の通信機器を発見する。
これにより、通信機器は、異なるネットワークの通信機器を発見することが可能となる。
また、中継要求送信部は、機器発見応答受信部が、機器発見要求に対する機器発見応答を受信しなかった場合に、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信する。
これにより、通信機器は、自ネットワーク上に所望の通信機器がいない場合にのみ、機器発見要求の中継要求を行うことができ、ネットワーク上に無駄なパケットを送信するのを防ぐことが可能となる。
また、中継要求送信部は、機器発見要求送信部が自ネットワークに機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信すると同時に、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信する。
これにより、通信機器は、自ネットワーク上に所望の通信機器がいなかった場合に、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
通信機器は、接続支援サーバ機能を有する通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信する中継要求処理部をさらに備える。中継要求処理部は、機器発見応答受信部が機器発見応答を受信した場合、当該受信した機器発見応答を接続支援サーバ機能を有する通信機器に転送する。
これにより、通信機器は、他のネットワークの通信機器の代わりに、自ネットワーク上の通信機器の発見を行って接続支援サーバ機能を有する通信機器経由で応答を転送することにより、中継要求送信元の通信機器が異なるネットワークの通信機器を発見することを可能とする。
通信機器は、接続支援サーバ機能を有する通信機器から機器発見要求の中継要求を受信し、かつ自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信するための処理能力が足りないと中継要求処理部が判断した場合に、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して、機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を送信する中継拒否応答送信部をさらに備える。
これにより、通信機器は、機器発見要求の中継要求を受信した際、処理負荷がかかっていて機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャストできない場合に、その要求を拒否することができ、処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
また、上述した通信機器が行う一連の処理手順は、通信機器が実行する方法としても捉えることができる。また、本発明は、上述した方法を実装したソフトウェアを記憶した記憶媒体であってもよい。
本発明は、ルータ多段構成のホームネットワーク上において、どのネットワークに属している場合にも所望の通信機器の発見を可能とし、ユーザに特別な知識がなくても、通信機器の配置ミスを防ぐことを可能とする。さらに、ホームネットワーク内のルータは市販されているルータをそのまま使用でき、接続支援サーバ機能をホームネットワーク上に1台用意するだけでよい。このため、ユーザが要するコストを軽減することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム全体の構成例を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る接続支援サーバ001の構成例を示すブロック図である。 図3Aは、本発明の実施の形態1に係る通信機器101の構成例を示すブロック図である。 図3Bは、本発明の実施の形態1に係る通信機器102の構成例を示すブロック図である。 図3Cは、本発明の実施の形態1に係る通信機器201の構成例を示すブロック図である。 図3Dは、本発明の実施の形態1に係る通信機器202の構成例を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態1において、上位のネットワークに接続された通信機器101から下位のネットワークに接続された通信機器201を発見する処理手順を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1において、接続支援サーバ001が自ネットワーク上の通信機器101から機器発見要求を受信したと同時に、異なるネットワーク上の任意の通信機器に中継要求を送信する時の処理手順を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1において、下位のネットワークに接続された通信機器202から上位のネットワークに接続された通信機器102を発見する処理手順を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1において、接続支援サーバ001が異なるネットワーク上の通信機器202から機器発見要求を受信したと同時に、自ネットワーク上の通信機器に機器発見要求をマルチキャスト送信する時の処理手順を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係るシステム全体の構成例を示す図である。 図9Aは、本発明の実施の形態2に係る通信機器301の構成例を示すブロック図である。 図9Bは、本発明の実施の形態2に係る通信機器302の構成例を示すブロック図である。 図10は、本発明の実施の形態2において、上位のネットワークに接続された通信機器101から下位のネットワークに接続された通信機器201を発見する処理手順を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態2において、下位のネットワークに接続された通信機器301から上位のネットワークに接続された通信機器102を発見する処理手順を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態3に係るシステム全体の構成例を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態3において、下位のネットワークに接続された通信機器202から異なる下位のネットワークに接続された通信機器302を発見する処理手順を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態4に係るシステム全体の構成例を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態4に係る通信機器401の構成例を示すブロック図である。 図16は、本発明の実施の形態4において、グローバルネットワークに接続された通信機器401からプライベートネットワークに接続された通信機器302を発見する処理手順を示す図である。 図17Aは、従来のUPnP対応機器で構成されるホームネットワークを示す図である。 図17Bは、従来のホームネットワークでUPnP対応機器の発見手順を示す図である。 図18Aは、従来のルータ多段構成のホームネットワークを示す図である。 図18Bは、従来のホームネットワークでUPnP対応機器の発見手順を示す図である。 図19Aは、特許文献1のネットワーク接続装置を備えたゲートウェイを配置したルータ多段構成のホームネットワークを示す図である。 図19Bは、特許文献1におけるネットワーク接続装置及び方法により機器発見を行う処理手順を示す図である。
符号の説明
00 グローバルネットワーク
01,02 プライベートネットワーク
001 サーバ
100,200,300 ルータ
101,202,301,401 通信機器
102,201,302 通信機器
0011 中継要求転送部
0012 機器発見応答転送部
0013 中継拒否応答受信部
0014 通信路情報記憶部
0015 通信部
1011,2021,3011,4011 機器発見要求送信部
1012,2022,3012,4012 機器発見応答受信部
1013,2023,3013,4013 中継要求送信部
1014,2024,3014,4014 中継要求処理部
1015,2025,3015,4015 通信部
1021,2011,3021 機器発見要求受信部
1022,2012,3022 機器発見応答送信部
1023,2013,3023 通信部
(実施の形態1)
以下に本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム全体の構成例を示す図である。
図1において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL101]を有する通信機器101、及びプライベートIPアドレス[IPL102]を有する通信機器102が接続されている。
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
また、プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とに接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
図2は、本発明の実施の形態1に係る接続支援サーバ001の構成例を示すブロック図である。図3Aは、本発明の実施の形態1に係る通信機器101の構成例を示すブロック図である。図3Bは、本発明の実施の形態1に係る通信機器102の構成例を示すブロック図である。図3Cは、本発明の実施の形態1に係る通信機器201の構成例を示すブロック図である。図3Dは、本発明の実施の形態1に係る通信機器202の構成例を示すブロック図である。
図2において、接続支援サーバ001は、任意の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、異なる機器に機器発見要求の中継要求を転送する中継要求転送部0011と、機器発見応答を受信した場合に、中継要求送信元の機器に転送する機器発見応答転送部0012と、中継要求を送信した通信機器から機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を受信する中継拒否応答受信部0013と、全ての通信機器との通信路情報を記憶している通信路情報記憶部0014と、全ての通信を行う通信部0015とを備える。これらの機能部を任意のネット家電に搭載することによって、接続支援サーバとして専用の機器を必要とせず、ユーザのコストを軽減することができる。なお、接続支援サーバ001は、中継拒否応答受信部0013は、必ずしも有している必要はない。
図3Aにおいて、通信機器101は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部1011と、接続支援サーバ001に対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部1013と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部1012と、接続支援サーバ001から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信する中継要求処理部1014と、全ての通信を行う通信部1015とを備える。通信機器101は、例えばPCやリモコンなど、他の機器を操作する側の機器である。
図3Bにおいて、通信機器102は、自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャストされた機器発見要求を受信し、当該受信した機器発見要求の中に含まれる検索対象が自身であるかどうかを判断する機器発見要求受信部1021と、検索対象が自身である場合に機器発見応答を送信する機器発見応答送信部1022と、全ての通信を行う通信部1023とを備える。通信機器102は、例えばテレビやビデオなど、他の機器から操作される側の機器である。
図3Cにおいて、通信機器201は、自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャストされた機器発見要求を受信し、当該受信した機器発見要求の中に含まれる検索対象が自身であるかどうかを判断する機器発見要求受信部2011と、検索対象が自身である場合に機器発見応答を送信する機器発見応答送信部2012と、全ての通信を行う通信部2013とを備える。通信機器201は、例えばテレビやビデオなど、他の機器から操作される側の機器である。
図3Dにおいて、通信機器202は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部2021と、接続支援サーバ001に対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部2023と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部2022と、接続支援サーバ001から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信する中継要求処理部2024と、全ての通信を行う通信部2025とを備える。通信機器202は、例えばPCやリモコンなど、他の機器を操作する側の機器である。
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
まず、図4を用いて、プライベートネットワーク01上の通信機器101がプライベートネットワーク02上の通信機器201を発見する手順を説明する。
通信機器101の機器発見要求送信部1011は、通信部1015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク01上に、検索対象として通信機器201を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS701)。ここで、プライベートネットワーク01上に通信機器201は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部1012において、通信機器201からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS702)、機器発見は失敗する(ステップS703)。
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器101の中継要求送信部1013は、通信部1015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS704)。
自ネットワーク上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、自ネットワーク以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク02のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS705)。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS706)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2021から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS707)。
機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部2012から通信部2013を介して、通信機器202の中継要求処理部2024に対し機器発見応答を送信する(ステップS708)。
機器発見応答を受信した中継要求処理部2024は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS709)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器101の機器発見応答受信部1012に転送する(ステップS710)。
通信機器101の機器発見応答受信部1012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器201の機器発見が成功する(ステップS711)。
ここで、ステップS701において、自ネットワーク上に、機器発見要求送信部1011から機器発見要求をマルチキャスト送信した通信機器101は、それと同時に、中継要求送信部1013から接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。
このことにより、自ネットワーク上に発見したい機器がいなかった場合、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
また、ステップS701において、接続支援サーバ001が自ネットワーク上の通信機器101からマルチキャスト送信された機器発見要求を受信したと同時に、異なるネットワーク上の任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信してもよい。この時の動作を、図5を用いて以下に説明する。
図5を参照して、通信機器101の機器発見要求送信部1011は、通信部1015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク01上に、検索対象として通信機器201を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS801)。ここで、プライベートネットワーク01上に通信機器201は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部1012において、通信機器201からの機器発見応答の受信待ち状態に入る。
一方ステップS801で、自ネットワーク上の通信機器からマルチキャスト送信された機器発見要求を受信すると、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、直ちに通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、自ネットワーク以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク02のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS802)。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS803)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2022から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS804)。
機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部2012から通信部2013を介して、通信機器202の中継要求処理部2024に対し機器発見応答を送信する(ステップS805)。
機器発見応答を受信した中継要求処理部2024は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS806)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器101の機器発見応答受信部1012に転送する(ステップS807)。
通信機器201からの機器発見応答の受信待ち状態である機器発見応答受信部1012が、接続支援サーバ001から機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器201の機器発見が成功する(ステップS808)。
以上より、自ネットワーク上の機器が、自ネットワーク上にマルチキャスト送信した機器発見要求に対する応答を待っている間に、異なるネットワーク上にて機器発見を同時に進行させることができ、自ネットワーク上に機器が存在しなかった場合にかかる時間を短縮することが可能となる。
次に、図6を用いて、プライベートネットワーク02上の通信機器202がプライベートネットワーク01上の通信機器102を発見する手順を説明する。
図6を参照して、通信機器202の機器発見要求送信部2021は、通信部2025を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク02上に、検索対象として通信機器102を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS901)。ここで、プライベートネットワーク02上に通信機器102は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク01に転送しないため、機器発見応答受信部2022において、通信機器102からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS902)、機器発見は失敗する(ステップS903)。
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器202の中継要求送信部2023は、通信部2025を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS904)。
異なるネットワーク上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク02とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器101とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS905)。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器101の中継要求処理部1014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器102)を取り出し(ステップS906)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部1011から通信部1015を介して、プライベートネットワーク01上にマルチキャスト送信する(ステップS907)。
機器発見要求を受信した通信機器102の機器発見要求受信部1021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部1022から通信部1023を介して、通信機器101の中継要求処理部1014に対し機器発見応答を送信する(ステップS908)。
機器発見応答を受信した中継要求処理部1014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS909)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器202の機器発見応答受信部2022に転送する(ステップS910)。
通信機器202の機器発見応答受信部2022が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器102の機器発見が成功する(ステップS911)。
ここで、ステップS904において、機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001は、自ネットワーク上の任意の機器に対して中継要求を転送する代わりに、自らが自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストしてもよい。この時の動作を、図7を用いて以下に説明する。
図7におけるステップS1001〜S1004は、図6におけるステップS901〜S904と同様の処理である。
ステップS1004において、機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、中継要求に含まれる検索対象の機器(通信機器102)に対する機器発見要求を通信部0015を介して自ネットワーク上にマルチキャストする(ステップS1005)。
機器発見要求を受信した通信機器102の機器発見要求受信部1021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部1022から通信部1023を介して、接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に対し機器発見応答を送信する(ステップS1006)。
機器発見応答を受信した機器発見応答転送部0012は、それを要求送信元の通信機器202の機器発見応答受信部2022に通信部0015を介して送信する(ステップS1007)。
通信機器202の機器発見応答受信部2022が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器102の機器発見が成功する(ステップS1008)。
以上より、接続支援サーバ001が、自ネットワーク上の任意の機器に対して中継要求を転送する代わりに、自らが自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストすることで、自ネットワーク上の任意の機器に要求を中継して、その機器がマルチキャストを行うというステップを省くことができ、検索時間の短縮を行うことが可能となる。
なお、図6のステップS904において、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク02とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器101とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信するが、この際、常に同じ通信機器に対して中継要求を送信してもよい。例えば、常に処理能力の高い機器に機器発見要求をマルチキャスト送信させることによって、処理能力の低い機器に処理負荷をかけないようにすることが可能となる。
また、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、毎回異なる通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。このことにより、機器発見要求のマルチキャスト送信を分散させることができ、ネットワークの安定を図ることが可能となる。
一方、図4のステップS705、図5のステップS802、図6のステップS905において中継要求を受信した通信機器は、自身の処理負荷を考慮し、中継拒否応答送信部(図示せず)から接続支援サーバ001の中継拒否応答受信部0013に中継拒否応答を送信することもできる。中継拒否応答を受信した中継拒否応答受信部0013は、通信路情報記憶部0014に記憶されている中継拒否応答送信元機器とは異なる通信機器に再度中継要求を送信することで、機器が中継処理を行うために処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
また、本実施例で説明している構成は一例であって、この限りではない。
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、通信機器101から通信機器201の発見、および通信機器202から通信機器102の発見も可能である。
なお、本実施例において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。プライベートネットワーク上に1台でも接続管理サーバ001と通信路を確立している通信機器が存在していれば、本実施例手示した処理シーケンスにより、その通信路を確立している通信機器に中継させることにより、接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
(実施の形態2)
以下に本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。
図8は、本発明の実施形態2に係るシステム全体の構成例を示す図である。
図8において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
また、プライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03とが、ルータ300を介して接続されている。ルータ300は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW300]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL300]を有する。
プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL101]を有する通信機器101、及びプライベートIPアドレス[IPL102]を有する通信機器102が接続されている。
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
プライベートネットワーク03には、プライベートIPアドレス[IPL301]を有する通信機器301、プライベートIPアドレス[IPL302]を有する通信機器302が接続されている。
また、プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03とに接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
接続支援サーバ001、通信機器101、通信機器102、通信機器201、及び通信機器202の構成を示すブロック図は、実施の形態1で説明したものと同じである。
図9Aは、本発明の実施の形態2に係る通信機器301の構成例を示すブロック図である。図9Bは、本発明の実施の形態2に係る通信機器302の構成例を示すブロック図である。
図9Aにおいて、通信機器301は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャスト送信する機器発見要求送信部3011と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部3012と、接続支援サーバに対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部3013と、接続支援サーバから機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャスト送信する中継要求処理部3014と、全ての通信を行う通信部3015とを備える。通信機器301は、例えばPCやリモコンなど、他の機器を操作する側の機器である。
図9Bにおいて、通信機器302は、自ネットワーク上にマルチキャストされた機器発見要求を受信し、当該受信した機器発見要求の中に含まれる検索対象が自身であるかどうかを判断する機器発見要求受信部3021と、検索対象が自身である場合に機器発見応答を送信する機器発見応答送信部3022と、全ての通信を行う通信部3023とを備える。通信機器302は、例えばテレビやビデオなど、他の機器から操作される側の機器である。
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
まず、図10を用いて、プライベートネットワーク01上の通信機器101がプライベートネットワーク02上の通信機器201を発見する手順を説明する。
通信機器101の機器発見要求送信部1011は、通信部1015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク01上に、検索対象として通信機器201を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS1301)。ここで、プライベートネットワーク01上に通信機器201は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部1012において、通信機器201からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS1302)、機器発見は失敗する(ステップS1303)。
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器101の中継要求送信部1013は通信部1015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1304)。
異なるネットワーク(プライベートネットワーク01)上の通信機器101から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク01とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器202、及び通信機器301とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1305)。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS1306)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2021から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS1307)。
同様に、接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器301の中継要求処理部3014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS1308)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部3011から通信部3015を介して、プライベートネットワーク03上にマルチキャスト送信する(ステップS1309)。
ここで、プライベートネットワーク03上に通信機器201は存在せず、またルータ300は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、通信機器201からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生する(ステップS1310)。
一方、通信機器202がマルチキャスト送信した機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部2012から通信部2013を介して、通信機器202の中継要求処理部2024に対し機器発見応答を送信する(ステップS1311)。
機器発見応答を受信した中継要求処理部2024は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1312)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器101の機器発見応答受信部1012に転送する(ステップS1313)。
通信機器101の機器発見応答受信部1012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器201の機器発見が成功する(ステップS1314)。
ここで、ステップS1301において、自ネットワーク上に、機器発見要求送信部1011から機器発見要求をマルチキャスト送信した通信機器101は、それと同時に、中継要求送信部1013から接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。このことにより、自ネットワーク上に発見したい機器がいなかった場合、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
また、ステップS1304において、機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001は、自ネットワーク上の任意の機器に対して中継要求を転送する代わりに、自らが自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストしてもよい。この時の動作は、実施の形態1における図7の処理と同様であるため説明は省略するが、自ネットワーク上の任意の機器に要求を中継して、その機器がマルチキャストを行うというステップを省くことができ、検索時間の短縮を行うことが可能となる。
次に、図11を用いて、プライベートネットワーク03上の通信機器301がプライベートネットワーク01上の通信機器102を発見する手順を説明する。
図11を参照して、通信機器301の機器発見要求送信部3011は、通信部3015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク02上に、検索対象として通信機器102を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS1401)。ここで、プライベートネットワーク03上に通信機器102は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部3012において、通信機器102からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS1402)、機器発見は失敗する(ステップS1403)。
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器301の中継要求送信部3013は、通信部3015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1404)。
異なるネットワーク(プライベートネットワーク03)上の通信機器301から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク03とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器101、及び通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1405)。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器101の中継要求処理部1014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器102)を取り出し(ステップS1406)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部1011から通信部1015を介して、プライベートネットワーク01上にマルチキャスト送信する(ステップS1407)。
同様に、接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器102)を取り出し(ステップS1408)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2022から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS1409)。
ここで、プライベートネットワーク02上に通信機器102は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク01に転送しないため、通信機器102からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生する(ステップS1410)。
一方、通信機器101がマルチキャスト送信した機器発見要求を受信した通信機器102の機器発見要求受信部1021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部1022から通信部1023を介して、通信機器101の中継要求処理部1014に対し機器発見応答を送信する(ステップS1411)。
機器発見応答を受信した中継要求処理部1014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1412)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器301の機器発見応答受信部3012に転送する(ステップS1413)。
通信機器301の機器発見応答受信部3012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器102の機器発見が成功する(ステップS1414)。
なお、図11のステップS1404において、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク03とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02)上の任意の機器を選択し(この場合通信機器101、及び通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信するが、この際、常に同じ通信機器に対して中継要求を送信してもよい。例えば、常に処理能力の高い機器に機器発見要求をマルチキャスト送信させることによって、検索時間の短縮が可能となる。
また、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、毎回異なる通信機器に対して中継要求を送信してもよい。このことにより、機器発見要求のマルチキャスト送信を分散させることができ、ネットワークの安定を図ることが可能となる。
一方、図10のステップS1305、図11のステップS1405において中継要求を受信した通信機器は、自身の処理負荷を考慮し、中継拒否応答送信部(図示せず)から接続支援サーバ001の中継拒否応答受信部0013に中継拒否応答を送信することもできる。中継拒否応答を受信した中継拒否応答受信部0013は、通信路情報記憶部に記憶されている中継拒否応答送信元機器とは異なる通信機器に再度中継要求を送信することで、機器発見要求の中継を要求した機器が負荷のかかっている状態で機器発見要求をマルチキャスト送信できない場合に、他の処理負荷のかかっていない機器に中継を要求することができ、機器が処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
また、本実施例で説明している構成は一例であって、この限りではない。
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、通信機器101から通信機器302の発見、および通信機器202から通信機器102、302の発見も可能である。
また、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合に、プライベートネットワーク01上の機器からプライベートネットワーク02、03上の機器の発見、プライベートネットワーク02上の機器からプライベートネットワーク01、03上の機器の発見、およびプライベートネットワーク03上の機器からプライベートネットワーク01、02上の機器の発見も可能である。
なお、本実施の形態において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。プライベートネットワーク上に1台でも接続管理サーバ001と通信路を確立している通信機器が存在していれば、本実施例で示した処理シーケンスにより、その通信路を確立している通信機器に中継させることにより、接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
(実施の形態3)
以下に本発明の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。
図12は、本発明の実施の形態3に係るシステム全体の構成例を示す図である。
図12において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク03とが、ルータ300を介して接続されている。ルータ300は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW300]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL300]を有する。
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
プライベートネットワーク03には、プライベートIPアドレス[IPL301]を有する通信機器301、及びプライベートIPアドレス[IPL302]を有する通信機器302が接続されている。
また、プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、プライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03に接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
接続支援サーバ001、通信機器201、通信機器202、通信機器301、及び通信機器302の構成を示すブロック図は、実施の形態1および実施の形態2で説明したものと同じである。
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
図13を用いて、プライベートネットワーク02上の通信機器202がプライベートネットワーク03上の通信機器302を発見する手順を説明する。
図13を参照して、通信機器202の機器発見要求送信部2021は、通信部2025を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク02上に、検索対象として通信機器302を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS1601)。ここで、プライベートネットワーク02上に通信機器302は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク01に転送しないため、機器発見応答受信部2022において、通信機器302からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS1602)、機器発見は失敗する(ステップS1603)。
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器202の中継要求送信部2023は、通信部2025を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1604)。
異なるネットワーク(プライベートネットワーク02)上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク02以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク03)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合プライベートネットワーク01上に通信機器が存在しないため、通信機器301のみとする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1605)。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器301の中継要求処理部3014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器302)を取り出し(ステップS1606)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部3011から通信部3015を介して、プライベートネットワーク03上にマルチキャスト送信する(ステップS1607)。
機器発見要求を受信した通信機器302の機器発見要求受信部3021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部3022から通信部3023を介して、通信機器301の中継要求処理部3014に対し機器発見応答を送信する(ステップS1608)。
機器発見応答を受信した中継要求処理部3014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1609)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器202の機器発見応答受信部2022に転送する(ステップS1610)。
通信機器202の機器発見応答受信部2022が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器302の機器発見が成功する(ステップS1611)。
ここで、ステップS1601において、自ネットワーク上に、機器発見要求送信部2021から機器発見要求をマルチキャスト送信した通信機器202は、それと同時に、中継要求送信部2023から接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。このことにより、自ネットワーク上に発見したい機器がいなかった場合、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
また、本実施の形態で説明している構成は一例であって、この限りではない。
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、プライベートネットワーク02上の機器からプライベートネットワーク03上の機器を発見することも可能である。またプライベートネットワーク03上の機器からプライベートネットワーク02上の機器を発見することも可能である。
さらに、接続支援サーバがプライベートネットワーク03に接続されている場合も同様である。
なお、本実施の形態において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。プライベートネットワーク上に1台でも接続管理サーバ001と通信路を確立している通信機器が存在していれば、本実施例手示した処理シーケンスにより、その通信路を確立している通信機器に中継させることにより、接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
(実施の形態4)
以下に本発明の実施の形態4について、図面を参照しながら説明する。
図14は、本発明の実施の形態4に係るシステムの全体の構成例を示す図である。図14において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク03とが、ルータ300を介して接続されている。ルータ300は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW300]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL300]を有する。
グローバルネットワーク00には、グローバルIPアドレス[IPW401]を有する通信機器401が接続されている。
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
プライベートネットワーク03には、プライベートIPアドレス[IPL301]を有する通信機器301、及びプライベートIPアドレス[IPL302]を有する通信機器302が接続されている。
また、プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03とに接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
接続支援サーバ001、通信機器201、通信機器202、通信機器301、及び通信機器302の構成を示すブロック図は、実施の形態1および実施の形態2で説明したものと同じである。
図15は、本発明の実施の形態4に係る通信機器401の構成例を示すブロック図である。図15において、通信機器401は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャスト送信する機器発見要求送信部4011と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部4012と、接続支援サーバに対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部4013と、接続支援サーバから機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャスト送信する中継要求処理部4014と、全ての通信を行う通信部4015とを備える。通信機器401は、例えば携帯電話やPDAなど、通信機能を持った携帯端末で、他の機器を操作する側の機器である。
なお、グローバルIPアドレスを有する通信機器401においては、グローバルネットワーク上でマルチキャストによる要求送信は行えないため、必ずしも機器発見要求送信部4011および中継要求処理部4014を有している必要はない。
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
図16を用いて、グローバルネットワーク00上の通信機器401がプライベートネットワーク03上の通信機器302を発見する手順を説明する。
通信機器401は、自身が接続されているネットワークがグローバルネットワークであるため、機器発見要求をマルチキャスト送信せず、通信機器401の中継要求送信部4013が通信部4015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1901)。
異なるネットワーク(グローバルネットワーク00)上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、グローバルネットワーク00以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合プライベートネットワーク01上に通信機器が存在しないため、通信機器201、301を選択する)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1902)。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器302)を取り出し(ステップS1903)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2021から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS1904)。
機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていないため、機器発見応答を送信しない。
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器301の中継要求処理部3014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器302)を取り出し(ステップS1905)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部3011から通信部3015を介して、プライベートネットワーク03上にマルチキャスト送信する(ステップS1906)。
機器発見要求を受信した通信機器302の機器発見要求受信部3021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部3022から通信部3023を介して、通信機器301の中継要求処理部3014に対し機器発見応答を送信する(ステップS1907)。
機器発見応答を受信した中継要求処理部3014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1908)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器401の機器発見応答受信部4012に転送する(ステップS1909)。
通信機器401の機器発見応答受信部4012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器302の機器発見が成功する(ステップS1910)。
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
また、本実施の形態で説明している構成は一例であって、この限りではない。
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、グローバルネットワーク00上の機器からプライベートネットワーク02またはプライベートネットワーク03上の機器を発見することも可能である。またプライベートネットワーク02あるいはプライベートネットワーク03上の機器からグローバルネットワーク00上の機器を発見することも可能である。
さらに、接続支援サーバがプライベートネットワーク03に接続されている場合も同様である。
また、本実施の形態において、グローバルネットワーク00上の通信機器401は、グローバルIPアドレスを有し直接グローバルネットワーク00に接続しているが、グローバルIPアドレスを有するルータなどの中継機器に接続され、自身はプライベートIPアドレスを有している場合にも同様の手順で機器発見が行える。
なお、本実施の形態において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。本実施例手示した処理シーケンスを用いて、接続支援サーバ001と通信路を確立している通信機器に中継させることにより、その通信機器と同一ネットワーク上に接続し、かつ接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
本発明の通信機器は、複数のルータによって構成されたルータ多段構成のネットワーク等において、異なるネットワーク上の機器を発見すること等に有用である。
【書類名】明細書
【発明の名称】接続支援サーバ、及び通信機器
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続支援サーバ、及び通信機器に関し、複数のルータによって構成されたネットワークにおいて、異なるネットワーク上の機器の発見を可能とする接続支援サーバ、及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット常時接続が普及し様々なサービスが登場している中で、家庭の様々な場所でサービスを享受したいという要望がある。一般に、ホームネットワーク構成は家庭毎に様々であり、使用される機器もPCやネット家電など多種のものが存在する。しかし、ネットワークの知識を持たない一般ユーザにとって、ネット家電の接続時の設定や操作は難しく、また接続形態やルータの種類などのネットワーク構成を考慮しなければ、機器同士を接続することが困難などの問題がある。
【0003】
これに対し、ホームネットワーク内の機器を相互接続する技術として、UPnP(Universal Plug and Play)と呼ばれる技術が、UPnP Forumで規定されている。
【0004】
UPnPを用いると、ホームネットワーク内の機器をマルチキャストで自動的に検索し発見することができ、また、発見した機器と相互接続することが可能となる。
【0005】
図17Aは、従来のUPnP対応機器で構成されるホームネットワークを示す図である。図17Aにおいて、プロバイダから貸し出されるルータ機能付きモデムに、PC、テレビ、ビデオが接続されている。ここで、PCからビデオを操作する場合に、UPnPにより機器発見を行う手順を図17Bに示す。
【0006】
図17Bにおいて、まずPCが、検索対象がビデオであるという情報を含む機器発見要求をネットワーク上にマルチキャスト送信する(ステップS201)。機器発見要求は、ネットワーク上の全てのUPnP対応機器により受信され、各機器において、検索対象が自分自身であるかどうかの判断が行われる。
【0007】
ビデオは、検索対象が自分自身であることを判断し、要求送信元のPCに対して、操作するために必要な情報を含む機器発見応答を送信する(ステップS202)。PCはこの機器発見応答を受信することにより、ビデオを操作することが可能となる。
【0008】
このようにして、UPnPを用いれば、UPnP対応機器同士の相互接続が可能となる。
【0009】
しかし最近では、図18Aに示すように、プロバイダから貸し出されるルータ機能付きモデムに、ユーザが自身で購入してきた無線機能付きルータを接続し、それぞれのルータ配下に機器が接続されるというような利用方法も多く見られるようになってきた(以下、このようなネットワーク構成をルータ多段構成と呼ぶ)。図18Aにおいて、PCがビデオを操作したい場合に、UPnPにより機器発見を行う手順を図18Bに示す。
【0010】
図18Bにおいて、まずPCが、検索対象がビデオであるという情報を含む機器発見要求をネットワーク上にマルチキャスト送信する(ステップS301)。機器発見要求は、ネットワーク上の全てのUPnP対応機器(図18Aにおいては無線ルータとテレビT2)により受信され、各機器において、検索対象が自分自身であるかどうかの判断が行われる。
【0011】
ここで、一般に市販されている家庭用ルータは、セキュリティを考慮して、マルチキャストパケットを他のネットワークへ転送しないように実装されている。このため、図18Aに示すようなルータ多段構成において、無線ルータは、PCからの機器発見要求パケットをプライベートネットワークN1へ転送しない。ゆえに検索対象のビデオが機器発見要求を受信することができず、機器発見応答を返さないため、PCにおいて機器発見応答受信待タイムアウトが発生し(ステップS302)、機器発見が失敗する(ステップS303)。
【0012】
上述のように、ルータ多段構成においては、UPnPのマルチキャストを利用して同一ネットワーク上の機器を発見することは可能であるが、異なるネットワーク上の機器を発見することが不可能である。
【0013】
ここで、個別に構成された複数のネットワークを接続して、各ネットワーク上に存在する複数のデバイスを相互接続できるようにする、ネットワーク接続装置及び方法が従来から開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0014】
特許文献1におけるネットワーク接続装置及び方法では、個別に構成された複数のネットワーク上に、それぞれネットワーク接続装置を設置し、それぞれのネットワーク接続装置が各々のネットワーク上の機器の情報を管理し、それらの情報を交換することによって、異なるネットワーク上の機器と相互接続することができる。
【0015】
図19Aは、特許文献1のネットワーク接続装置を備えたゲートウェイを配置したルータ多段構成時のホームネットワークを示す図である。また、ネットワーク接続装置D1はネットワーク接続装置D2のアクセス情報として、ゲートウェイG2のIPアドレスとポート番号とを、ネットワーク接続装置D2はネットワーク接続装置D1のアクセス情報として、ゲートウェイG1のIPアドレスとポート番号とを既に取得しているものとする。図19Aにおいて、PCがビデオを操作する場合に、特許文献1におけるネットワーク接続装置及び方法により機器発見を行う手順を図19Bに示す。
【0016】
図19Bを参照して、ネットワーク接続装置D1は、プライベートネットワークN1上の機器(テレビT1、ビデオ)の情報を、マルチキャストの機器発見要求により収集する(ステップS401)。また同様に、ネットワーク接続装置D2は、プライベートネットワークN2上の機器(PC、テレビT2)の情報を、マルチキャストの機器発見要求により収集する(ステップS402)。
【0017】
次に、プライベートネットワークN2上のPCは、検索対象がビデオであるという情報を含む機器発見要求をネットワーク接続装置D2に送信する(ステップS403)。この要求を受信したネットワーク接続装置D2は、ゲートウェイG1のIPアドレスとポート番号を送信先とし、ネットワーク接続装置D1に向けて機器発見要求を転送する(ステップS404)。ネットワーク接続装置D1は、受信した機器発見要求中に含まれる検索対象のビデオに関する情報を、ステップS401で取得した機器情報の中から検索し、機器発見応答としてネットワーク接続装置D2に送信する(ステップS405)。機器発見応答を受信したネットワーク接続装置D2は、その応答を、要求送信元のPCに転送する(ステップS406)。以上により、PCは異なるネットワーク上のビデオを操作することが可能となる。
【特許文献1】特開2004−320741号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、異なるネットワーク間の機器の相互接続を実現するために、以下の条件を必要とする。
【0019】
第1の必要条件として、ゲートウェイ毎に区切られている各ネットワークに、それぞれ必ず1台のネットワーク接続装置が必要である。
【0020】
第2の必要条件として、それぞれのネットワーク接続装置に対して、各ゲートウェイのアドレス情報を入力する必要がある。
【0021】
例えば、ホームネットワークがルータ多段構成となっている場合、第1の必要条件を満たすためには、配置されているルータの個数分(すなわちルータで区切られるネットワークの個数分)ネットワーク接続装置が必要となり、ユーザに多大なコストを要するという問題がある。
【0022】
また、第2の必要条件を満たすためには、ユーザが全てのネットワーク接続装置に対して、全てのルータのアドレス情報を手動で設定する必要があり、ネットワーク知識の乏しい一般ユーザに、困難で煩雑な作業を要することになる。この作業をユーザに行わせないために、アドレス情報を交換する仕組みを導入したネットワーク接続装置をルータ上に搭載する方法や、もしくはルータのアドレス情報を交換する仕組みを導入したルータを実装する方法も考えられるが、ホームネットワーク内の全てのルータを専用ルータに置き換えることは、やはりユーザに多大なコストを要するという問題がある。
【0023】
それ故に、本発明の目的は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、低コストかつ簡易な手順でネットワークを構成可能な通信機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明は、複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、自身が接続されたサブネットワークとは異なるサブネットワークに接続された通信機器と通信路を確立している接続支援サーバ機能を有する通信機器に向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明の通信機器は、任意の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合、他の通信機器に機器発見要求の中継要求を転送する中継要求転送部と、機器発見応答を受信した場合、受信した機器発見応答を中継要求送信元の通信機器に転送する機器発見応答転送部とを備える。中継要求転送部は、機器発見要求の中継要求を受信した場合、中継要求送信元の通信機器が接続しているサブネットワーク以外のサブネットワークに接続している任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を転送する。機器発見応答転送部は、機器発見要求の中継要求を転送した通信機器から機器発見応答を受信した場合、機器発見要求送信元の通信機器に、機器発見応答を転送する接続支援サーバ機能を有する。
【0025】
これにより、機器発見要求送信元の通信機器が、異なるネットワーク上の通信機器を発見することが可能となる。
【0026】
好ましくは、通信機器は、所望の通信機器に対する機器発見要求を自サブネットワーク上に、マルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部と、異なるサブネットワーク上の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部とをさらに備える。機器発見要求送信部は、所望の通信機器に対する機器発見要求を自サブネットワーク上に送信する。機器発見応答受信部が機器発見要求に対する機器発見応答を受信しなかった場合、中継要求送信部は、異なるサブネットワーク上の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する。機器発見応答受信部は、中継要求に対する機器発見応答を受信することによって、所望の通信機器を発見する。
【0027】
これにより、通信機器は、自身もネットワーク内で所望の通信機器を発見することが可能となる。
【0028】
中継要求転送部は、異なるサブネットワークの通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合、自サブネットワーク上においては、機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信して機器検索を行い、それ以外の全てのサブネットワーク上の任意の通信機器に対しては、機器発見要求の中継要求を転送する。
【0029】
これにより、通信機器は、自サブネットワーク上の任意の通信機器に機器発見要求を中継して、自サブネットワーク上の任意の通信機器がマルチキャストまたはブロードキャストを行うというステップを省くことができ、検索時間の短縮を行うことが可能となる。
【0030】
また、中継要求転送部は、自サブネットワーク上の通信機器が、マルチキャストまたはブロードキャスト送信した機器発見要求を受信した場合、異なるサブネットワーク上の任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する。
【0031】
これにより、通信機器は、自サブネットワーク上の通信機器が、自サブネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信した機器発見要求に対する応答を待っている間に、異なるネットワーク上にて機器発見を同時に進行させることができ、自ネットワーク上に機器が存在しなかった場合にかかる時間を短縮することが可能となる。
【0032】
また、中継要求転送部は、通信機器に関する情報を記憶しており、機器発見要求の中継要求を受信した場合、通信機器に関する情報を元に転送先通信機器を決定する。
【0033】
これにより、通信機器は、常に処理能力の高い機器機器に対してのみ機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信させることができ、処理能力の低い通信機器に処理負荷をかけないようにすることを可能とする。また常に異なる通信機器に機器発見要求のマルチキャストまたはブロードキャスト送信を依頼し、処理を分散させることができ、ネットワークの安定を図ることが可能となる。
【0034】
また、通信機器は、機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を受信する中継拒否応答受信部をさらに備える。中継拒否応答受信部は、拒否応答を受信した場合、拒否応答送信元の通信機器と同一サブネットワーク上の拒否応答送信元の通信機器とは異なる通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を転送する。
【0035】
これにより、通信機器は、機器発見要求の中継を要求した通信機器が負荷のかかっている状態で、機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信できない場合に、他の処理負荷のかかっていない通信機器に中継を要求することができ、通信機器が処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
【0036】
また、本発明は、複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、ネットワーク上の通信機器と通信路を接続している接続支援サーバ機能を有する通信機器と、通信路を確立している通信機器にも向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明の通信機器は、所望の通信機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部と、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部とを備える。機器発見応答受信部は、所望の通信機器、もしくは接続支援サーバ機能を有する通信機器から、機器発見応答を受信することによって、所望の通信機器を発見する。
【0037】
これにより、通信機器は、異なるネットワークの通信機器を発見することが可能となる。
【0038】
また、中継要求送信部は、機器発見応答受信部が、機器発見要求に対する機器発見応答を受信しなかった場合に、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信する。
【0039】
これにより、通信機器は、自ネットワーク上に所望の通信機器がいない場合にのみ、機器発見要求の中継要求を行うことができ、ネットワーク上に無駄なパケットを送信するのを防ぐことが可能となる。
【0040】
また、中継要求送信部は、機器発見要求送信部が自ネットワークに機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信すると同時に、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信する。
【0041】
これにより、通信機器は、自ネットワーク上に所望の通信機器がいなかった場合に、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
【0042】
通信機器は、接続支援サーバ機能を有する通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信する中継要求処理部をさらに備える。中継要求処理部は、機器発見応答受信部が機器発見応答を受信した場合、当該受信した機器発見応答を接続支援サーバ機能を有する通信機器に転送する。
【0043】
これにより、通信機器は、他のネットワークの通信機器の代わりに、自ネットワーク上の通信機器の発見を行って接続支援サーバ機能を有する通信機器経由で応答を転送することにより、中継要求送信元の通信機器が異なるネットワークの通信機器を発見することを可能とする。
【0044】
通信機器は、接続支援サーバ機能を有する通信機器から機器発見要求の中継要求を受信し、かつ自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信するための処理能力が足りないと中継要求処理部が判断した場合に、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して、機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を送信する中継拒否応答送信部をさらに備える。
【0045】
これにより、通信機器は、機器発見要求の中継要求を受信した際、処理負荷がかかっていて機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャストできない場合に、その要求を拒否することができ、処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
【0046】
また、上述した通信機器が行う一連の処理手順は、通信機器が実行する方法としても捉えることができる。また、本発明は、上述した方法を実装したソフトウェアを記憶した記憶媒体であってもよい。
【発明の効果】
【0047】
本発明は、ルータ多段構成のホームネットワーク上において、どのネットワークに属している場合にも所望の通信機器の発見を可能とし、ユーザに特別な知識がなくても、通信機器の配置ミスを防ぐことを可能とする。さらに、ホームネットワーク内のルータは市販されているルータをそのまま使用でき、接続支援サーバ機能をホームネットワーク上に1台用意するだけでよい。このため、ユーザが要するコストを軽減することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
(実施の形態1)
以下に本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
【0051】
図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム全体の構成例を示す図である。
【0052】
図1において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
【0053】
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
【0054】
プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL101]を有する通信機器101、及びプライベートIPアドレス[IPL102]を有する通信機器102が接続されている。
【0055】
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
【0056】
また、プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とに接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
【0057】
図2は、本発明の実施の形態1に係る接続支援サーバ001の構成例を示すブロック図である。図3Aは、本発明の実施の形態1に係る通信機器101の構成例を示すブロック図である。図3Bは、本発明の実施の形態1に係る通信機器102の構成例を示すブロック図である。図3Cは、本発明の実施の形態1に係る通信機器201の構成例を示すブロック図である。図3Dは、本発明の実施の形態1に係る通信機器202の構成例を示すブロック図である。
【0058】
図2において、接続支援サーバ001は、任意の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、異なる機器に機器発見要求の中継要求を転送する中継要求転送部0011と、機器発見応答を受信した場合に、中継要求送信元の機器に転送する機器発見応答転送部0012と、中継要求を送信した通信機器から機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を受信する中継拒否応答受信部0013と、全ての通信機器との通信路情報を記憶している通信路情報記憶部0014と、全ての通信を行う通信部0015とを備える。これらの機能部を任意のネット家電に搭載することによって、接続支援サーバとして専用の機器を必要とせず、ユーザのコストを軽減することができる。なお、接続支援サーバ001は、中継拒否応答受信部0013は、必ずしも有している必要はない。
【0059】
図3Aにおいて、通信機器101は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部1011と、接続支援サーバ001に対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部1013と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部1012と、接続支援サーバ001から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信する中継要求処理部1014と、全ての通信を行う通信部1015とを備える。通信機器101は、例えばPCやリモコンなど、他の機器を操作する側の機器である。
【0060】
図3Bにおいて、通信機器102は、自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャストされた機器発見要求を受信し、当該受信した機器発見要求の中に含まれる検索対象が自身であるかどうかを判断する機器発見要求受信部1021と、検索対象が自身である場合に機器発見応答を送信する機器発見応答送信部1022と、全ての通信を行う通信部1023とを備える。通信機器102は、例えばテレビやビデオなど、他の機器から操作される側の機器である。
【0061】
図3Cにおいて、通信機器201は、自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャストされた機器発見要求を受信し、当該受信した機器発見要求の中に含まれる検索対象が自身であるかどうかを判断する機器発見要求受信部2011と、検索対象が自身である場合に機器発見応答を送信する機器発見応答送信部2012と、全ての通信を行う通信部2013とを備える。通信機器201は、例えばテレビやビデオなど、他の機器から操作される側の機器である。
【0062】
図3Dにおいて、通信機器202は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部2021と、接続支援サーバ001に対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部2023と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部2022と、接続支援サーバ001から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信する中継要求処理部2024と、全ての通信を行う通信部2025とを備える。通信機器202は、例えばPCやリモコンなど、他の機器を操作する側の機器である。
【0063】
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
【0064】
まず、図4を用いて、プライベートネットワーク01上の通信機器101がプライベートネットワーク02上の通信機器201を発見する手順を説明する。
【0065】
通信機器101の機器発見要求送信部1011は、通信部1015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク01上に、検索対象として通信機器201を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS701)。ここで、プライベートネットワーク01上に通信機器201は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部1012において、通信機器201からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS702)、機器発見は失敗する(ステップS703)。
【0066】
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器101の中継要求送信部1013は、通信部1015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS704)。
【0067】
自ネットワーク上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、自ネットワーク以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク02のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS705)。
【0068】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS706)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2021から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS707)。
【0069】
機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部2012から通信部2013を介して、通信機器202の中継要求処理部2024に対し機器発見応答を送信する(ステップS708)。
【0070】
機器発見応答を受信した中継要求処理部2024は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS709)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器101の機器発見応答受信部1012に転送する(ステップS710)。
【0071】
通信機器101の機器発見応答受信部1012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器201の機器発見が成功する(ステップS711)。
【0072】
ここで、ステップS701において、自ネットワーク上に、機器発見要求送信部1011から機器発見要求をマルチキャスト送信した通信機器101は、それと同時に、中継要求送信部1013から接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。
【0073】
このことにより、自ネットワーク上に発見したい機器がいなかった場合、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
【0074】
また、ステップS701において、接続支援サーバ001が自ネットワーク上の通信機器101からマルチキャスト送信された機器発見要求を受信したと同時に、異なるネットワーク上の任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信してもよい。この時の動作を、図5を用いて以下に説明する。
【0075】
図5を参照して、通信機器101の機器発見要求送信部1011は、通信部1015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク01上に、検索対象として通信機器201を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS801)。ここで、プライベートネットワーク01上に通信機器201は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部1012において、通信機器201からの機器発見応答の受信待ち状態に入る。
【0076】
一方ステップS801で、自ネットワーク上の通信機器からマルチキャスト送信された機器発見要求を受信すると、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、直ちに通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、自ネットワーク以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク02のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS802)。
【0077】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS803)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2022から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS804)。
【0078】
機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部2012から通信部2013を介して、通信機器202の中継要求処理部2024に対し機器発見応答を送信する(ステップS805)。
【0079】
機器発見応答を受信した中継要求処理部2024は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS806)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器101の機器発見応答受信部1012に転送する(ステップS807)。
【0080】
通信機器201からの機器発見応答の受信待ち状態である機器発見応答受信部1012が、接続支援サーバ001から機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器201の機器発見が成功する(ステップS808)。
【0081】
以上より、自ネットワーク上の機器が、自ネットワーク上にマルチキャスト送信した機器発見要求に対する応答を待っている間に、異なるネットワーク上にて機器発見を同時に進行させることができ、自ネットワーク上に機器が存在しなかった場合にかかる時間を短縮することが可能となる。
【0082】
次に、図6を用いて、プライベートネットワーク02上の通信機器202がプライベートネットワーク01上の通信機器102を発見する手順を説明する。
【0083】
図6を参照して、通信機器202の機器発見要求送信部2021は、通信部2025を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク02上に、検索対象として通信機器102を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS901)。ここで、プライベートネットワーク02上に通信機器102は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク01に転送しないため、機器発見応答受信部2022において、通信機器102からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS902)、機器発見は失敗する(ステップS903)。
【0084】
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器202の中継要求送信部2023は、通信部2025を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS904)。
【0085】
異なるネットワーク上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク02とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器101とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS905)。
【0086】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器101の中継要求処理部1014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器102)を取り出し(ステップS906)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部1011から通信部1015を介して、プライベートネットワーク01上にマルチキャスト送信する(ステップS907)。
【0087】
機器発見要求を受信した通信機器102の機器発見要求受信部1021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部1022から通信部1023を介して、通信機器101の中継要求処理部1014に対し機器発見応答を送信する(ステップS908)。
【0088】
機器発見応答を受信した中継要求処理部1014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS909)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器202の機器発見応答受信部2022に転送する(ステップS910)。
【0089】
通信機器202の機器発見応答受信部2022が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器102の機器発見が成功する(ステップS911)。
【0090】
ここで、ステップS904において、機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001は、自ネットワーク上の任意の機器に対して中継要求を転送する代わりに、自らが自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストしてもよい。この時の動作を、図7を用いて以下に説明する。
【0091】
図7におけるステップS1001〜S1004は、図6におけるステップS901〜S904と同様の処理である。
【0092】
ステップS1004において、機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、中継要求に含まれる検索対象の機器(通信機器102)に対する機器発見要求を通信部0015を介して自ネットワーク上にマルチキャストする(ステップS1005)。
【0093】
機器発見要求を受信した通信機器102の機器発見要求受信部1021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部1022から通信部1023を介して、接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に対し機器発見応答を送信する(ステップS1006)。
【0094】
機器発見応答を受信した機器発見応答転送部0012は、それを要求送信元の通信機器202の機器発見応答受信部2022に通信部0015を介して送信する(ステップS1007)。
【0095】
通信機器202の機器発見応答受信部2022が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器102の機器発見が成功する(ステップS1008)。
【0096】
以上より、接続支援サーバ001が、自ネットワーク上の任意の機器に対して中継要求を転送する代わりに、自らが自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストすることで、自ネットワーク上の任意の機器に機器発見要求を中継して、その機器がマルチキャストを行うというステップを省くことができ、検索時間の短縮を行うことが可能となる。
【0097】
なお、図6のステップS904において、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク02とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01のみ)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器101とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信するが、この際、常に同じ通信機器に対して中継要求を送信してもよい。例えば、常に処理能力の高い機器に機器発見要求をマルチキャスト送信させることによって、処理能力の低い機器に処理負荷をかけないようにすることが可能となる。
【0098】
また、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、毎回異なる通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。このことにより、機器発見要求のマルチキャスト送信を分散させることができ、ネットワークの安定を図ることが可能となる。
【0099】
一方、図4のステップS705、図5のステップS802、図6のステップS905において中継要求を受信した通信機器は、自身の処理負荷を考慮し、中継拒否応答送信部(図示せず)から接続支援サーバ001の中継拒否応答受信部0013に中継拒否応答を送信することもできる。中継拒否応答を受信した中継拒否応答受信部0013は、通信路情報記憶部0014に記憶されている中継拒否応答送信元機器とは異なる通信機器に再度中継要求を送信することで、機器が中継処理を行うために処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
【0100】
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
【0101】
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
【0102】
また、本実施例で説明している構成は一例であって、この限りではない。
【0103】
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、通信機器101から通信機器201の発見、および通信機器202から通信機器102の発見も可能である。
【0104】
なお、本実施例において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。プライベートネットワーク上に1台でも接続支援サーバ001と通信路を確立している通信機器が存在していれば、本実施例手示した処理シーケンスにより、その通信路を確立している通信機器に中継させることにより、接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
【0105】
(実施の形態2)
以下に本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。
【0106】
図8は、本発明の実施形態2に係るシステム全体の構成例を示す図である。
【0107】
図8において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
【0108】
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
【0109】
また、プライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03とが、ルータ300を介して接続されている。ルータ300は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW300]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL300]を有する。
【0110】
プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL101]を有する通信機器101、及びプライベートIPアドレス[IPL102]を有する通信機器102が接続されている。
【0111】
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
【0112】
プライベートネットワーク03には、プライベートIPアドレス[IPL301]を有する通信機器301、プライベートIPアドレス[IPL302]を有する通信機器302が接続されている。
【0113】
また、プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03とに接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
【0114】
接続支援サーバ001、通信機器101、通信機器102、通信機器201、及び通信機器202の構成を示すブロック図は、実施の形態1で説明したものと同じである。
【0115】
図9Aは、本発明の実施の形態2に係る通信機器301の構成例を示すブロック図である。図9Bは、本発明の実施の形態2に係る通信機器302の構成例を示すブロック図である。
【0116】
図9Aにおいて、通信機器301は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャスト送信する機器発見要求送信部3011と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部3012と、接続支援サーバに対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部3013と、接続支援サーバから機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャスト送信する中継要求処理部3014と、全ての通信を行う通信部3015とを備える。通信機器301は、例えばPCやリモコンなど、他の機器を操作する側の機器である。
【0117】
図9Bにおいて、通信機器302は、自ネットワーク上にマルチキャストされた機器発見要求を受信し、当該受信した機器発見要求の中に含まれる検索対象が自身であるかどうかを判断する機器発見要求受信部3021と、検索対象が自身である場合に機器発見応答を送信する機器発見応答送信部3022と、全ての通信を行う通信部3023とを備える。通信機器302は、例えばテレビやビデオなど、他の機器から操作される側の機器である。
【0118】
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
【0119】
まず、図10を用いて、プライベートネットワーク01上の通信機器101がプライベートネットワーク02上の通信機器201を発見する手順を説明する。
【0120】
通信機器101の機器発見要求送信部1011は、通信部1015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク01上に、検索対象として通信機器201を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS1301)。ここで、プライベートネットワーク01上に通信機器201は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部1012において、通信機器201からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS1302)、機器発見は失敗する(ステップS1303)。
【0121】
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器101の中継要求送信部1013は通信部1015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1304)。
【0122】
異なるネットワーク(プライベートネットワーク01)上の通信機器101から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク01とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器202、及び通信機器301とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1305)。
【0123】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS1306)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2021から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS1307)。
【0124】
同様に、接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器301の中継要求処理部3014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器201)を取り出し(ステップS1308)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部3011から通信部3015を介して、プライベートネットワーク03上にマルチキャスト送信する(ステップS1309)。
【0125】
ここで、プライベートネットワーク03上に通信機器201は存在せず、またルータ300は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、通信機器201からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生する(ステップS1310)。
【0126】
一方、通信機器202がマルチキャスト送信した機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部2012から通信部2013を介して、通信機器202の中継要求処理部2024に対し機器発見応答を送信する(ステップS1311)。
【0127】
機器発見応答を受信した中継要求処理部2024は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1312)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器101の機器発見応答受信部1012に転送する(ステップS1313)。
【0128】
通信機器101の機器発見応答受信部1012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器201の機器発見が成功する(ステップS1314)。
【0129】
ここで、ステップS1301において、自ネットワーク上に、機器発見要求送信部1011から機器発見要求をマルチキャスト送信した通信機器101は、それと同時に、中継要求送信部1013から接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。このことにより、自ネットワーク上に発見したい機器がいなかった場合、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
【0130】
また、ステップS1304において、機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001は、自ネットワーク上の任意の機器に対して中継要求を転送する代わりに、自らが自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストしてもよい。この時の動作は、実施の形態1における図7の処理と同様であるため説明は省略するが、自ネットワーク上の任意の機器に機器発見要求を中継して、その機器がマルチキャストを行うというステップを省くことができ、検索時間の短縮を行うことが可能となる。
【0131】
次に、図11を用いて、プライベートネットワーク03上の通信機器301がプライベートネットワーク01上の通信機器102を発見する手順を説明する。
【0132】
図11を参照して、通信機器301の機器発見要求送信部3011は、通信部3015を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク0上に、検索対象として通信機器102を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS1401)。ここで、プライベートネットワーク03上に通信機器102は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク02に転送しないため、機器発見応答受信部3012において、通信機器102からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS1402)、機器発見は失敗する(ステップS1403)。
【0133】
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器301の中継要求送信部3013は、通信部3015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1404)。
【0134】
異なるネットワーク(プライベートネットワーク03)上の通信機器301から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク03とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合通信機器101、及び通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1405)。
【0135】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器101の中継要求処理部1014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器102)を取り出し(ステップS1406)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部1011から通信部1015を介して、プライベートネットワーク01上にマルチキャスト送信する(ステップS1407)。
【0136】
同様に、接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器102)を取り出し(ステップS1408)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部202から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS1409)。
【0137】
ここで、プライベートネットワーク02上に通信機器102は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク01に転送しないため、通信機器102からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生する(ステップS1410)。
【0138】
一方、通信機器101がマルチキャスト送信した機器発見要求を受信した通信機器102の機器発見要求受信部1021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部1022から通信部1023を介して、通信機器101の中継要求処理部1014に対し機器発見応答を送信する(ステップS1411)。
【0139】
機器発見応答を受信した中継要求処理部1014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1412)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器301の機器発見応答受信部3012に転送する(ステップS1413)。
【0140】
通信機器301の機器発見応答受信部3012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器102の機器発見が成功する(ステップS1414)。
【0141】
なお、図11のステップS1404において、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク03とは異なる全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02)上の任意の機器を選択し(この場合通信機器101、及び通信機器202とする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信するが、この際、常に同じ通信機器に対して中継要求を送信してもよい。例えば、常に処理能力の高い機器に機器発見要求をマルチキャスト送信させることによって、検索時間の短縮が可能となる。
【0142】
また、異なるネットワーク上の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した接続支援サーバ001の中継要求転送部0011は、毎回異なる通信機器に対して中継要求を送信してもよい。このことにより、機器発見要求のマルチキャスト送信を分散させることができ、ネットワークの安定を図ることが可能となる。
【0143】
一方、図10のステップS1305、図11のステップS1405において中継要求を受信した通信機器は、自身の処理負荷を考慮し、中継拒否応答送信部(図示せず)から接続支援サーバ001の中継拒否応答受信部0013に中継拒否応答を送信することもできる。中継拒否応答を受信した中継拒否応答受信部0013は、通信路情報記憶部に記憶されている中継拒否応答送信元機器とは異なる通信機器に再度中継要求を送信することで、機器発見要求の中継を要求した機器が負荷のかかっている状態で機器発見要求をマルチキャスト送信できない場合に、他の処理負荷のかかっていない機器に中継を要求することができ、機器が処理不能に陥ることを防ぐことが可能となる。
【0144】
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
【0145】
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
【0146】
また、本実施例で説明している構成は一例であって、この限りではない。
【0147】
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、通信機器101から通信機器302の発見、および通信機器202から通信機器102、302の発見も可能である。
【0148】
また、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合に、プライベートネットワーク01上の機器からプライベートネットワーク02、03上の機器の発見、プライベートネットワーク02上の機器からプライベートネットワーク01、03上の機器の発見、およびプライベートネットワーク03上の機器からプライベートネットワーク01、02上の機器の発見も可能である。
【0149】
なお、本実施の形態において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。プライベートネットワーク上に1台でも接続支援サーバ001と通信路を確立している通信機器が存在していれば、本実施例で示した処理シーケンスにより、その通信路を確立している通信機器に中継させることにより、接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
【0150】
(実施の形態3)
以下に本発明の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。
【0151】
図12は、本発明の実施の形態3に係るシステム全体の構成例を示す図である。
【0152】
図12において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
【0153】
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
【0154】
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク03とが、ルータ300を介して接続されている。ルータ300は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW300]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL300]を有する。
【0155】
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
【0156】
プライベートネットワーク03には、プライベートIPアドレス[IPL301]を有する通信機器301、及びプライベートIPアドレス[IPL302]を有する通信機器302が接続されている。
【0157】
また、プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、プライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03に接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
【0158】
接続支援サーバ001、通信機器201、通信機器202、通信機器301、及び通信機器302の構成を示すブロック図は、実施の形態1および実施の形態2で説明したものと同じである。
【0159】
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
【0160】
図13を用いて、プライベートネットワーク02上の通信機器202がプライベートネットワーク03上の通信機器302を発見する手順を説明する。
【0161】
図13を参照して、通信機器202の機器発見要求送信部2021は、通信部2025を介して、自身が接続されているプライベートネットワーク02上に、検索対象として通信機器302を指定した機器発見要求をマルチキャスト送信する(ステップS1601)。ここで、プライベートネットワーク02上に通信機器302は存在せず、またルータ200は機器発見要求をプライベートネットワーク01に転送しないため、機器発見応答受信部2022において、通信機器302からの機器発見応答の受信タイムアウトが発生し(ステップS1602)、機器発見は失敗する(ステップS1603)。
【0162】
自ネットワーク上の機器発見に失敗すると、通信機器202の中継要求送信部2023は、通信部2025を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対し、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1604)。
【0163】
異なるネットワーク(プライベートネットワーク02)上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、プライベートネットワーク02以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク03)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合プライベートネットワーク01上に通信機器が存在しないため、通信機器301のみとする)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1605)。
【0164】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器301の中継要求処理部3014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器302)を取り出し(ステップS1606)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部3011から通信部3015を介して、プライベートネットワーク03上にマルチキャスト送信する(ステップS1607)。
【0165】
機器発見要求を受信した通信機器302の機器発見要求受信部3021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部3022から通信部3023を介して、通信機器301の中継要求処理部3014に対し機器発見応答を送信する(ステップS1608)。
【0166】
機器発見応答を受信した中継要求処理部3014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1609)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器202の機器発見応答受信部2022に転送する(ステップS1610)。
【0167】
通信機器202の機器発見応答受信部2022が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器302の機器発見が成功する(ステップS1611)。
【0168】
ここで、ステップS1601において、自ネットワーク上に、機器発見要求送信部2021から機器発見要求をマルチキャスト送信した通信機器202は、それと同時に、中継要求送信部2023から接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して機器発見要求の中継要求を送信してもよい。このことにより、自ネットワーク上に発見したい機器がいなかった場合、応答受信待ちを行う間に、異なるネットワーク上においても同時に機器発見を行うことができ、発見までの時間を短縮することが可能となる。
【0169】
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
【0170】
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
【0171】
また、本実施の形態で説明している構成は一例であって、この限りではない。
【0172】
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、プライベートネットワーク02上の機器からプライベートネットワーク03上の機器を発見することも可能である。またプライベートネットワーク03上の機器からプライベートネットワーク02上の機器を発見することも可能である。
【0173】
さらに、接続支援サーバがプライベートネットワーク03に接続されている場合も同様である。
【0174】
なお、本実施の形態において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。プライベートネットワーク上に1台でも接続支援サーバ001と通信路を確立している通信機器が存在していれば、本実施例手示した処理シーケンスにより、その通信路を確立している通信機器に中継させることにより、接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
【0175】
(実施の形態4)
以下に本発明の実施の形態4について、図面を参照しながら説明する。
【0176】
図14は、本発明の実施の形態4に係るシステムの全体の構成例を示す図である。図14において、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク01とが、ルータ100を介して接続されている。ルータ100は、WAN側アドレスとしてグローバルIPアドレス[IPW100]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL100]を有する。
【0177】
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とが、ルータ200を介して接続されている。ルータ200は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW200]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL200]を有する。
【0178】
また、プライベートネットワーク01とプライベートネットワーク03とが、ルータ300を介して接続されている。ルータ300は、WAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPW300]を、LAN側アドレスとしてプライベートIPアドレス[IPL300]を有する。
【0179】
グローバルネットワーク00には、グローバルIPアドレス[IPW401]を有する通信機器401が接続されている。
【0180】
プライベートネットワーク02には、プライベートIPアドレス[IPL201]を有する通信機器201、及びプライベートIPアドレス[IPL202]を有する通信機器202が接続されている。
【0181】
プライベートネットワーク03には、プライベートIPアドレス[IPL301]を有する通信機器301、及びプライベートIPアドレス[IPL302]を有する通信機器302が接続されている。
【0182】
また、プライベートネットワーク01には、プライベートIPアドレス[IPL001]を有する接続支援サーバ001が接続されている。接続支援サーバ001は、グローバルネットワーク00とプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03とに接続されている全ての通信機器と双方向に通信可能である通信路を確立している。
【0183】
接続支援サーバ001、通信機器201、通信機器202、通信機器301、及び通信機器302の構成を示すブロック図は、実施の形態1および実施の形態2で説明したものと同じである。
【0184】
図15は、本発明の実施の形態4に係る通信機器401の構成例を示すブロック図である。図15において、通信機器401は、通信を希望する所望の機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャスト送信する機器発見要求送信部4011と、機器発見応答を受信する機器発見応答受信部4012と、接続支援サーバに対して機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部4013と、接続支援サーバから機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャスト送信する中継要求処理部4014と、全ての通信を行う通信部4015とを備える。通信機器401は、例えば携帯電話やPDAなど、通信機能を持った携帯端末で、他の機器を操作する側の機器である。
【0185】
なお、グローバルIPアドレスを有する通信機器401においては、グローバルネットワーク上でマルチキャストによる要求送信は行えないため、必ずしも機器発見要求送信部4011および中継要求処理部4014を有している必要はない。
【0186】
以下、本実施の形態では、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク01に接続されている場合の機器発見手順について説明する。
【0187】
図16を用いて、グローバルネットワーク00上の通信機器401がプライベートネットワーク03上の通信機器302を発見する手順を説明する。
【0188】
通信機器401は、自身が接続されているネットワークがグローバルネットワークであるため、機器発見要求をマルチキャスト送信せず、通信機器401の中継要求送信部4013が通信部4015を介して、接続支援サーバ001の中継要求転送部0011に対して、機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1901)。
【0189】
異なるネットワーク(グローバルネットワーク00)上の通信機器から中継要求を受信した中継要求転送部0011は、通信路情報記憶部0014に格納されている情報の中から、グローバルネットワーク00以外の全てのネットワーク(ここではプライベートネットワーク01とプライベートネットワーク02とプライベートネットワーク03)上にそれぞれ接続する任意の機器を選択し(この場合プライベートネットワーク01上に通信機器が存在しないため、通信機器201、301を選択する)、通信部0015を介して機器発見要求の中継要求を送信する(ステップS1902)。
【0190】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器202の中継要求処理部2024は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器302)を取り出し(ステップS1903)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部2021から通信部2025を介して、プライベートネットワーク02上にマルチキャスト送信する(ステップS1904)。
【0191】
機器発見要求を受信した通信機器201の機器発見要求受信部2011は、検索対象に自身が指定されていないため、機器発見応答を送信しない。
【0192】
接続支援サーバ001から中継要求を受信した通信機器301の中継要求処理部3014は、機器発見要求の中継要求から検索対象(通信機器302)を取り出し(ステップS1905)、当該取り出した情報を含む機器発見要求を機器発見要求送信部3011から通信部3015を介して、プライベートネットワーク03上にマルチキャスト送信する(ステップS1906)。
【0193】
機器発見要求を受信した通信機器302の機器発見要求受信部3021は、検索対象に自身が指定されていることを判断し、機器発見応答送信部3022から通信部3023を介して、通信機器301の中継要求処理部3014に対し機器発見応答を送信する(ステップS1907)。
【0194】
機器発見応答を受信した中継要求処理部3014は、その応答を接続支援サーバ001の機器発見応答転送部0012に送信し(ステップS1908)、機器発見応答転送部0012がその機器発見応答を通信機器401の機器発見応答受信部4012に転送する(ステップS1909)。
【0195】
通信機器401の機器発見応答受信部4012が機器発見応答を受信することにより、異なるプライベートネットワーク上の通信機器302の機器発見が成功する(ステップS1910)。
【0196】
なお、機器発見要求のメッセージとして、UPnPで規定されているM−SEARCH要求を用いてもよいし、その他のプロトコルで規定されているメッセージを用いてもよい。
【0197】
また、機器発見要求の送信は、マルチキャストに限らず、ブロードキャストや他のデータ送信方法を用いてもよい。
【0198】
また、本実施の形態で説明している構成は一例であって、この限りではない。
【0199】
例えば、上述までの方法と同様な処理を行うことにより、接続支援サーバ001がプライベートネットワーク02に接続されている場合に、グローバルネットワーク00上の機器からプライベートネットワーク02またはプライベートネットワーク03上の機器を発見することも可能である。またプライベートネットワーク02あるいはプライベートネットワーク03上の機器からグローバルネットワーク00上の機器を発見することも可能である。
【0200】
さらに、接続支援サーバがプライベートネットワーク03に接続されている場合も同様である。
【0201】
また、本実施の形態において、グローバルネットワーク00上の通信機器401は、グローバルIPアドレスを有し直接グローバルネットワーク00に接続しているが、グローバルIPアドレスを有するルータなどの中継機器に接続され、自身はプライベートIPアドレスを有している場合にも同様の手順で機器発見が行える。
【0202】
なお、本実施の形態において、通信機器は全て接続支援サーバ001と通信路を確立している前提となっているが、必ずしもこれに限らない。本実施例手示した処理シーケンスを用いて、接続支援サーバ001と通信路を確立している通信機器に中継させることにより、その通信機器と同一ネットワーク上に接続し、かつ接続支援サーバ001と通信路を確立していない通信機器の発見も可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0201】
本発明の通信機器は、複数のルータによって構成されたルータ多段構成のネットワーク等において、異なるネットワーク上の機器を発見すること等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0202】
【図1】本発明の実施の形態1に係るシステム全体の構成例を示す図
【図2】本発明の実施の形態1に係る接続支援サーバ001の構成例を示すブロック図
【図3A】本発明の実施の形態1に係る通信機器101の構成例を示すブロック図
【図3B】本発明の実施の形態1に係る通信機器102の構成例を示すブロック図
【図3C】本発明の実施の形態1に係る通信機器201の構成例を示すブロック図
【図3D】本発明の実施の形態1に係る通信機器202の構成例を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1において、上位のネットワークに接続された通信機器101から下位のネットワークに接続された通信機器201を発見する処理手順を示す図
【図5】本発明の実施の形態1において、接続支援サーバ001が自ネットワーク上の通信機器101から機器発見要求を受信したと同時に、異なるネットワーク上の任意の通信機器に中継要求を送信する時の処理手順を示す図
【図6】本発明の実施の形態1において、下位のネットワークに接続された通信機器202から上位のネットワークに接続された通信機器102を発見する処理手順を示す図
【図7】本発明の実施の形態1において、接続支援サーバ001が異なるネットワーク上の通信機器202から機器発見要求を受信したと同時に、自ネットワーク上の通信機器に機器発見要求をマルチキャスト送信する時の処理手順を示す図
【図8】本発明の実施の形態2に係るシステム全体の構成例を示す図
【図9A】本発明の実施の形態2に係る通信機器301の構成例を示すブロック図
【図9B】本発明の実施の形態2に係る通信機器302の構成例を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態2において、上位のネットワークに接続された通信機器101から下位のネットワークに接続された通信機器201を発見する処理手順を示す図
【図11】本発明の実施の形態2において、下位のネットワークに接続された通信機器301から上位のネットワークに接続された通信機器102を発見する処理手順を示す図
【図12】本発明の実施の形態3に係るシステム全体の構成例を示す図
【図13】本発明の実施の形態3において、下位のネットワークに接続された通信機器202から異なる下位のネットワークに接続された通信機器302を発見する処理手順を示す図
【図14】本発明の実施の形態4に係るシステム全体の構成例を示す図
【図15】本発明の実施の形態4に係る通信機器401の構成例を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態4において、グローバルネットワークに接続された通信機器401からプライベートネットワークに接続された通信機器302を発見する処理手順を示す図
【図17A】従来のUPnP対応機器で構成されるホームネットワークを示す図
【図17B】従来のホームネットワークでUPnP対応機器の発見手順を示す図
【図18A】従来のルータ多段構成のホームネットワークを示す図
【図18B】従来のホームネットワークでUPnP対応機器の発見手順を示す図
【図19A】特許文献1のネットワーク接続装置を備えたゲートウェイを配置したルータ多段構成のホームネットワークを示す図
【図19B】特許文献1におけるネットワーク接続装置及び方法により機器発見を行う処理手順を示す図
【符号の説明】
【0203】
00 グローバルネットワーク
01,02 プライベートネットワーク
001 サーバ
100,200,300 ルータ
101,202,301,401 通信機器
102,201,302 通信機器
0011 中継要求転送部
0012 機器発見応答転送部
0013 中継拒否応答受信部
0014 通信路情報記憶部
0015 通信部
1011,2021,3011,4011 機器発見要求送信部
1012,2022,3012,4012 機器発見応答受信部
1013,2023,3013,4013 中継要求送信部
1014,2024,3014,4014 中継要求処理部
1015,2025,3015,4015 通信部
1021,2011,3021 機器発見要求受信部
1022,2012,3022 機器発見応答送信部
1023,2013,3023 通信部

Claims (14)

  1. 複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、前記ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、自身が接続されたサブネットワークとは異なるサブネットワークに接続された通信機器と通信路を確立している接続支援サーバ機能を有する通信機器であって、
    任意の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合、他の通信機器に機器発見要求の中継要求を転送する中継要求転送部と、
    機器発見応答を受信した場合、受信した機器発見応答を中継要求送信元の通信機器に転送する機器発見応答転送部とを備え、
    前記中継要求転送部は、前記機器発見要求の中継要求を受信した場合、要求送信元の通信機器が接続しているサブネットワーク以外のサブネットワークに接続している任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を転送し、
    前記機器発見応答転送部は、機器発見要求の中継要求を転送した通信機器から機器発見応答を受信した場合、機器発見要求送信元の通信機器に、前記機器発見応答を転送する接続支援サーバ機能を有することを特徴とする、通信機器。
  2. 所望の通信機器に対する機器発見要求を自サブネットワーク上に、マルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部と、
    異なるサブネットワーク上の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部と、
    機器発見応答を受信する機器発見応答受信部とをさらに備え、
    前記機器発見要求送信部は、前記所望の通信機器に対する機器発見要求を自サブネットワーク上に送信し、
    前記機器発見応答受信部が前記機器発見要求に対する機器発見応答を受信しなかった場合、前記中継要求送信部は、異なるサブネットワーク上の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信し、
    前記機器発見応答受信部は、前記中継要求に対する機器発見応答を受信することによって、前記所望の通信機器を発見することを特徴とする、請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記中継要求転送部は、異なるサブネットワークの通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合、自サブネットワーク上においては、機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信して機器検索を行い、それ以外の全てのサブネットワーク上の任意の通信機器に対しては、機器発見要求の中継要求を転送することを特徴とする、請求項1に記載の通信機器。
  4. 前記中継要求転送部は、自サブネットワーク上の通信機器が、マルチキャストまたはブロードキャスト送信した機器発見要求を受信した場合、異なるサブネットワーク上の任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信することを特徴とする、請求項1に記載の通信機器。
  5. 前記中継要求転送部は、通信機器に関する情報を記憶しており、前記機器発見要求の中継要求を受信した場合、前記通信機器に関する情報を元に転送先通信機器を決定することを特徴とする、請求項1に記載の通信機器。
  6. 機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を受信する中継拒否応答受信部をさらに備え、
    前記中継拒否応答受信部は、前記拒否応答を受信した場合、前記拒否応答送信元の通信機器と同一サブネットワーク上の拒否応答送信元の通信機器とは異なる通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を転送することを特徴とする、請求項1に記載の通信機器。
  7. 複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、前記ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、前記ネットワーク上の通信機器と通信路を接続している接続支援サーバ機能を有する通信機器と、通信路を確立している通信機器であって、
    所望の通信機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信部と、
    前記接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信部と、
    機器発見応答を受信する機器発見応答受信部とを備え、
    前記機器発見応答受信部は、前記所望の通信機器、もしくは前記接続支援サーバ機能を有する通信機器から、機器発見応答を受信することによって、所望の通信機器を発見することを特徴とする、通信機器。
  8. 前記中継要求送信部は、前記機器発見応答受信部が、機器発見要求に対する機器発見応答を受信しなかった場合に、接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信することを特徴とする、請求項7に記載の通信機器。
  9. 前記中継要求送信部は、前記機器発見要求送信部が自ネットワークに機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信すると同時に、前記接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して機器発見要求の中継要求を送信することを特徴とする、請求項7に記載の通信機器。
  10. 前記接続支援サーバ機能を有する通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合に、自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信する中継要求処理部をさらに備え、
    前記中継要求処理部は、前記機器発見応答受信部が機器発見応答を受信した場合、当該受信した機器発見応答を前記接続支援サーバ機能を有する通信機器に転送することを特徴とする、請求項7に記載の通信機器。
  11. 前記接続支援サーバ機能を有する通信機器から機器発見要求の中継要求を受信し、かつ自ネットワーク上に機器発見要求をマルチキャストまたはブロードキャスト送信するための処理能力が足りないと前記中継要求処理部が判断した場合に、前記接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して、前記機器発見要求の中継要求に対する拒否応答を送信する中継拒否応答送信部をさらに備えることを特徴とする、請求項10に記載の通信機器。
  12. 複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、前記ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、自身が接続されたサブネットワークとは異なるサブネットワークに接続された通信機器と通信路を接続している接続支援サーバ機能を有する通信機器が実行する方法であって、
    任意の通信機器から機器発見要求の中継要求を受信した場合、他の通信機器に機器発見要求の中継要求を転送する中継要求転送ステップと、
    機器発見応答を受信した場合、受信した機器発見応答を中継要求送信元の通信機器に転送する機器発見応答転送ステップとを備え、
    前記中継要求転送ステップは、前記機器発見要求の中継要求を受信した場合、要求送信元の通信機器が接続しているサブネットワーク以外のサブネットワークに接続している任意の通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を転送し、
    前記機器発見応答転送ステップは、機器発見要求の中継要求を転送した通信機器から機器発見応答を受信した場合、機器発見要求送信元の通信機器に、前記機器発見応答を転送する接続支援サーバ機能を有することを特徴とする、方法。
  13. 複数のNAT装置を介して接続される複数のサブネットワークから構成されるネットワークで、前記ネットワーク内の任意のサブネットワークに接続され、前記ネットワーク上の通信機器と通信路を接続している接続支援サーバ機能を有する通信機器と、通信路を確立している通信機器が実行する方法であって、
    所望の通信機器に対する機器発見要求を自ネットワーク上にマルチキャストまたはブロードキャスト送信する機器発見要求送信ステップと、
    前記接続支援サーバ機能を有する通信機器に対して、機器発見要求の中継要求を送信する中継要求送信ステップと、
    機器発見応答を受信する機器発見応答受信ステップとを備え、
    前記機器発見応答受信ステップは、前記所望の通信機器、もしくは前記接続支援サーバ機能を有する通信機器から、機器発見応答を受信することによって、所望の通信機器を発見することを特徴とする、方法。
  14. 請求項12又は請求項13の方法を実装したソフトウェアを記憶した記憶媒体。
JP2008508496A 2006-03-30 2007-03-19 接続支援サーバ、及び通信機器 Active JP4862039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008508496A JP4862039B2 (ja) 2006-03-30 2007-03-19 接続支援サーバ、及び通信機器

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006093991 2006-03-30
JP2006093991 2006-03-30
PCT/JP2007/055528 WO2007114035A1 (ja) 2006-03-30 2007-03-19 接続支援サーバ、及び通信機器
JP2008508496A JP4862039B2 (ja) 2006-03-30 2007-03-19 接続支援サーバ、及び通信機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007114035A1 true JPWO2007114035A1 (ja) 2009-08-13
JP4862039B2 JP4862039B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=38563304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008508496A Active JP4862039B2 (ja) 2006-03-30 2007-03-19 接続支援サーバ、及び通信機器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7886078B2 (ja)
JP (1) JP4862039B2 (ja)
CN (1) CN101405999A (ja)
WO (1) WO2007114035A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101526932A (zh) * 2008-03-03 2009-09-09 株式会社理光 设备控制装置、设备信息获取方法及计算机可读记录介质
CN102868916B (zh) * 2012-08-27 2016-03-02 腾讯科技(深圳)有限公司 一种向数字电视终端共享信息的方法、终端及系统
CN114697880B (zh) * 2020-12-31 2023-05-12 华为技术有限公司 跨网段发现的方法、路由设备及系统

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010033554A1 (en) * 2000-02-18 2001-10-25 Arun Ayyagari Proxy-bridge connecting remote users to a limited connectivity network
EP1421804A4 (en) * 2001-08-10 2007-11-21 Strix Systems Inc VIRTUAL LINK USING A WIRELESS DEVICE
JP2003111156A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Toshiba Corp デジタル家電機器
US7962605B2 (en) * 2001-11-20 2011-06-14 Microsoft Corporation Distributed device discovery framework for a network
JP2003264570A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Ricoh Co Ltd データ取得装置、データ取得方法、該データ取得方法を実行するプログラムを記録した記録媒体、および通信装置
JP4232550B2 (ja) * 2002-07-01 2009-03-04 日本電気株式会社 ネットワーク情報検出装置および方法
US7385973B1 (en) * 2003-02-21 2008-06-10 Nortel Networks Limited Method and apparatus for VLAN ID discovery
JP3798754B2 (ja) * 2003-03-13 2006-07-19 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ルータを介して接続されたサブネットワーク間のブロードキャスト
US7633948B2 (en) * 2003-07-07 2009-12-15 Panasonic Corporation Relay device and server, and port forward setting method
JP2007097057A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Brother Ind Ltd サーバ装置、機器情報提供方法、プログラム、ネットワークシステム、及び、機器共用化方法
JP2007151006A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Fujitsu Ltd 通信システムおよび通信端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007114035A1 (ja) 2007-10-11
US7886078B2 (en) 2011-02-08
CN101405999A (zh) 2009-04-08
JP4862039B2 (ja) 2012-01-25
US20090037528A1 (en) 2009-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4302170B2 (ja) パケット中継装置
EP3000214B1 (en) Method for establishing device-to-device communication
US9363099B2 (en) UPnP/DLNA with RADA hive
US9948686B2 (en) Method and apparatus for sharing DLNA device
US8799485B2 (en) Methods and apparatus for establishing network connections using an inter-mediating device
US20030063608A1 (en) Multicast discovery protocol uses tunneling of unicast message
US20150222600A1 (en) Method and apparatus for transmitting network traffic via a proxy device
WO2008095127A2 (en) A hybrid wired and wireless universal access network
US10999243B2 (en) Sharing media among remote access clients in a universal plug and play environment
WO2016098275A1 (ja) 通信方法
CN104519077A (zh) 多媒体分享方法、注册方法、服务器及代理服务器
KR100785482B1 (ko) 한 개 이상의 서브 네트워크간 컴포넌트를 디스커버리 하는방법 및 그 장치
JP4862039B2 (ja) 接続支援サーバ、及び通信機器
US9768856B2 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving service in wireless communication system
JP4683223B2 (ja) 広告・検索エージェント
JP6802530B2 (ja) 通信方法
KR100677212B1 (ko) 원격 네트워크 내의 기기 검색 시스템 및 방법
JP2020088712A (ja) 通信装置およびその制御方法
US9307030B2 (en) Electronic apparatus, network system and method for establishing private network
JP2011176383A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法、及び通信プログラム。

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100106

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4862039

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250