JPWO2007111265A1 - 無線通信基地局装置 - Google Patents

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Abstract

呼接続におけるメッセージサイズを低減する無線通信基地局装置を提供する。この装置において、報知情報作成部(203)は、セルレベルで管理されるPreconfiguration情報であるセルレベル情報とPLMNレベルで管理されるPreconfiguration情報であるPLMNレベル情報とを異なる送信単位に割り当てて報知情報を作成し、作成された報知情報が報知情報送信部(204)からUEに報知される。Preconfiguration使用決定部(208)では、チャネルを設定するUEがPreconfigurationを使用可能か判断し、使用可能であれば、制御情報作成部(209)において該当するIndexが制御情報に含まれ、制御情報が制御情報送信部(210)からUEに送信される。

Description

本発明は、無線通信基地局装置に関する。
一般に、無線アクセスネットワーク(RAN: Radio Access Network)は、無線制御装置(RNC: Radio Network Controller)とノードBとにより構成されており、RNCは、交換機ネットワークであるコアネットワーク(CN: Core Network)とIuインタフェースを介して接続され、ノードBは、移動機(UE: User Equipment)と無線インタフェースを介して接続される。
無線インタフェースのプロトコル構成は、レイヤ1(物理レイヤ)、レイヤ2(データリンクレイヤ)、レイヤ3(ネットワークレイヤ)から成り、レイヤ3とレイヤ2の間では論理チャネルが定義されており、レイヤ2とレイヤ1との間ではトランスポートチャネルが定義されている。
レイヤ2は、無線リンクの制御を行うRadio Link Control(RLC)と、無線リソースの割り当て制御などを行うMedium Access Control(MAC)の2つのサブレイヤに分けられる。
また、レイヤ3は、呼設定などの制御を行うC-Plainとユーザ情報の伝達を行うU-Plainとに分けられており、C-Plainはさらにレイヤ1とレイヤ2を直接制御するRadio Resource Control(RRC)と、より高位の制御を行うNon Accesses Stratum(NAS)とに分けられている。そのNASの中で中心的な役割を果たす機能としてMobility Management (MM)があげられる。
RRCは、いくつかのサービスを提供しており、例えば、エリア内の全UEに対する報知情報の通知、特定のUEの呼び出し、コネクションの設定・変更・開放などがあり、UEとネットワークとの呼接続に重要な役割を果たす。
ところで、UEとネットワークとの呼の確立には、設定情報(以下、IE (Information Element)という)として多くの情報をMessageに含めて送信しなければならず、呼接続の遅延要因となっている。特に情報量が多いMessageとしては、無線回線の確立を行うRRC CONNECTION SETUP(制御情報用チャネルの確立)とRADIO BEARER SETUP(トラフィックデータ用チャネルの確立)である。
そこで、呼接続遅延を減少させる方法として、呼接続に関連するMessageのサイズを低減するPreconfiguration(Default Configuration、Predefined Configuration、Stored Configurationの総称)という方法が3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規格化されている。以下、Preconfigurationについて説明する。
Preconfigurationは、無線回線の確立情報を随時送るのではなく、代表的な情報をUEに保持させておき、ネットワークからインデックスのみをUEに通知するという基本コンセプトに基づいて、2通りの方法が非特許文献1に規定されている。
初めに、Default Configurationについて説明する。Default Configurationでは、あらかじめ規定されているConfigurationパターン(詳細は非特許文献1の2章参照)にインデックス(14種類)を付し、このインデックスをUEに保持させておき、ネットワークからインデックスを通知することによりConfigurationパターンを設定する。
このように、ネットワークから送信される情報(RRC CONNECTION SETUPやRADIO BEARER SETUPなどのMessage)がインデックスのみとなるため、メッセージサイズを大幅に削減することができるので、呼接続遅延を減少させることができる。一方、規定されたConfigurationパターンしか使用することができないため、オペレータ独自の設定、またはUEに応じた設定を行うことができない。
次に、Predefined Configurationについて説明する。Predefined Configurationでは、ネットワークから報知されるチャネルを用いて、Configurationパターンとそれに対応するインデックス(16種類)を送信する。UEは、ネットワークから送信された報知情報をIdle状態などにおいて受信し、Configurationパターンとインデックスを保持する。UEは、Configurationとインデックとの関係を保持しているかどうかをRRC CONNECTION REQUEST message送信時にネットワークに通知する。
一方、ネットワークは、UEが報知情報を保持していると判断した場合には、Default Configurationと同様にインデックスのみを送信することが可能となり、メッセージサイズを低減することができる。よって、呼接続遅延を減少させることができる。Predefined Configurationは、Default Configurationとは異なり、オペレータ独自の設定が可能であるが、報知情報で送信されるConfigurationを使用しないUEを考慮すると、無線リソースを無駄に使用することになってしまう。
ここで、図1にマルチコール用のChannel Structureを示す。図1に示すように制御信号用に3本のSRB(Signaling Radio Bearer)が張られており、それぞれのSRBにTransport Channelが割り当てられている。また、ここでは、Packet呼と音声呼のマルチコールを想定しているため、トラフィックデータとしてはRAB20、RAB5が張られている(RABの番号は一例)。これらのRABに対してもそれぞれTransport Channelが割り当てられている。よって、図1の例では、5つのTransport channelがPhysical channelにMappingされることになる。
また、図1に示すような設定をUEに行うためのMessageを、図2にRRC CONNECTION SETUP messageを例として示し、図3にRADIO BEARER SETUP messageを例として示す。図2及び図3に示したように、Preconfigurationが適用されるのは、RB設定用IEとTrCH設定用IEのみである。ここで、Predefined Configurationは、図4に示すように、Predefined Configurationによって設定されている内容がオペレータ内で共通となるように適用される。すなわち、セル間をまたがったとしても設定内容は同一である必要がある。
3GPP TR25.331,"Radio Resource Control(RRC) Protocol Specification" Signaling Enhancements for CS and PS Connection Analyses and Recommendations
しかしながら、1つのIndexで示されるconfigurationに含まれる内容がRB, TrCH, PhyCHの全てとなると、これらのうちの一部のみが異なる場合でも異なるIndexが必要となるため、Indexの数が膨大となる。
また、Preconfigurationをオペレータ単位ではなく、セル単位で適用すると、UEがセル間の移動に際して取得しなければならない情報が増加してしまう。
このように、セル毎に設定が異なるPhyCHにPreconfigurationを適用することは困難であり、RB設定用IEとTrCH設定用IEにしかPreconfigurationを適用することができないので、メッセージサイズを十分低減することができない。
本発明の目的は、呼接続におけるメッセージサイズを低減する無線通信基地局装置を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、チャネルの設定情報の組合せパターンであるConfiguration情報及び前記Configuration情報を示すインデックスを階層的に管理する管理手段と、オペレータ内で共通の設定となる無線ベアラ及びトランスポートチャネルの設定情報であるPLMNレベルのPreconfiguration情報と、セル毎に異なる設定となる物理チャネルの設定情報であるセルレベルのPreconfiguration情報とを報知する報知手段と、前記PLMNレベルのPreconfiguration情報を示すインデックス及びセルレベルのPreconfiguration情報を示すインデックスによってチャネル設定情報を指示する制御情報に、他RATのPreconfiguration情報が変更したことを含める制御情報作成手段と、作成された前記制御情報を送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、呼接続におけるメッセージサイズを低減することができる。
マルチコール用のChannel Structureを示す図 RRC CONNECTION SETUP messageのIE構成を示す概念図 RADIO BEARER SETUP messageのIE構成を示す概念図 Predefined Configurationの適用範囲を示す概念図 UEとNode Bとの一般的な呼接続手順を示すシーケンス図 本発明の実施の形態1に係るNode Bの構成を示すブロック図 PLMNレベル情報を示す概念図 セルレベル情報を示す概念図 PLMNレベル情報とセルレベル情報との送信割り当ての様子を示す図 PLMNレベル及びセルレベルのIndexを含む制御情報を示す概念図 本発明の実施の形態1に係るUEの構成を示すブロック図 図6に示したNode Bと図11に示したUEとの呼接続手順の概略を示すシーケンス図 UEとNode Bとの呼接続状態での通信手順の概略を示すシーケンス図 RRC CONNECTION REQUESTを示す概念図 RRC CONNECTION SETUPを示す概念図 PLMNレベル情報とセルレベル情報とを一対一に対応付けた様子を示す図 図16に示す対応関係を用いた場合の呼接続手順の概略を示すシーケンス図 PLMNレベル情報とセルレベル情報とを一対多に対応付けた様子を示す図 UEが複数のNode Bと通信する様子を示す図 本発明の実施の形態2に係るNode Bの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るUEの構成を示すブロック図 図21に示したUEがHandoverを行う場合の通信手順の概略を示すシーケンス図 MEASUREMENT REPORTを示す概念図 本発明の実施の形態3に係るNode Bの構成を示すブロック図 自セルのセルレベル情報と隣接セル情報から制御情報を作成する様子を示す図 本発明の実施の形態3に係るUEの構成を示すブロック図 チャネル設定情報を展開する様子を示す図 本発明の実施の形態4に係るNode Bの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る報知情報の構成を示す図 本発明の実施の形態4に係る呼接続手順の概略を示すシーケンス図 図30に示した呼接続手順における複数のメッセージが連結された場合の呼接続手順を示すシーケンス図 複数のRATに対応したUEが複数のRATを使用して移動する場合を示す概念図 本発明の実施の形態5に係るNode Bの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係るUEの構成を示すブロック図 図33に示したNode Bと図34に示したUEとのハンドオーバ処理手順の概略を示すシーケンス図 本発明の実施の形態6に係るUEの構成を示すブロック図 図33に示したNode Bと図36に示したUEとのハンドオーバ処理手順の概略を示すシーケンス図 WLANネットワーク、LTE/SAEネットワーク、UMTSネットワークが1つのオペレータにより提供されるアーキテクチャを示す図 本発明の実施の形態7に係るNode Bの構成を示すブロック図 UEがLTE/SAEネットワークからUMTSネットワークにハンドオーバする場合を示すシーケンス図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、実施の形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
初めに、無線通信端末装置(以下、「UE(User Equipment)」という)と無線通信基地局装置(以下、「Node B」という)との一般的な呼接続手順について図5を用いて説明する。図5において、ST101では、UEがRRC CONNECTION REQUEST messageをNode Bに送信し、ST102では、Node BがRRC CONNECTION REQUEST messageの応答として、RRC CONNECTION SETUP messageをUEに送信し、UE Identity、制御情報用のチャネル設定等を通知する。
ST103では、UEがRRC CONNECTION SETUP messageで通知された内容に従って、UE側のチャネル設定を行い、この設定完了の通知としてRRC CONNECTION SETUP COMPLETE messageをNode Bに送信する。
このST101〜ST103の処理によって、RRC CONNECTION Establishmentが完了する。一般的には、このRRC CONNECTION Establishmentでは、制御情報を流すためのRadio BearerであるSRB(Signaling Radio Bearer)のRB1(RLC UM mode適用)、RB2(RLC AM適用、NAS Messageを含まないRRC message送信用)、RB3(RLC AM適用、NAS Messageを含むRRC message送信用)がチャネルとして確立される。それぞれのチャネルに対して設定される内容としては、上記RLCのModeの他に、そのチャネルのPriority、送信するMessageのPDU長、使用するTransport channel type及びその他のTransport channel情報等がある。
次に、ST104では、UEがServiceの開始を要求するNAS messageであるCM SERVICE REQUESTを作成し、これをRRC messageであるINITIAL DIRECT TRANSFERに含めてNode Bに送信する。Node Bでは、INITIAL DIRECT TRANSFERをトリガーとしてMMの中でUEの管理を開始する。ST104の処理によって、NAS Connection Establishmentが完了する。
ST105では、Node BがAUTHENTICATION REQUESTをDOWNLINK DIRECT TRANSFERに含めてUEに送信する。また、ST106では、UEがAUTHENTICATION RESPONSEをUPLINK DIRECT TRANSFERに含めてNode Bに送信する。これにより、UEとNode Bとで認証を行う。
ST107では、Node BがSECURITY MODE COMMANDをUEに送信し、セキュリティで用いる乱数の情報等を含む秘匿・暗号化の設定を通知する。ST108では、UEがSECURITY MODE COMMANDの応答として、上りの制御タイミングと共にSECURITY MODE COMPLETEをNode Bに送信する。このST105〜ST108の処理によって、Authentication & Security processが完了する。
ST109では、UEがRRC messageにNAS messageを含めてPDP Context(パケットのセッション)の確立要求をNode Bに送信し、ST110では、Node BがRADIO BEARER SETUP messageをUEに送信し、トラフィックデータ通信用のチャネルであるRAB(Radio Access Bearer)を設定する。
ST111では、UEがRADIO BEARER SETUP COMPLETEをNode Bに送信し、RABを正常に設定できたことを通知し、ST112では、Node BがPDP Contextの確立応答をDOWNLINK DIRECT TRANSFERに含めてUEに送信することで、最終的にPDP Contextの確立が完了したことを通知する。このST109〜ST112の処理によって、RAB Setup & PDP Context Setupが完了する。
このように、ST101〜ST112の処理によって呼の確立が行われる。このとき、各MessageにはIEとして送信しなければならない情報が多数あり、特に情報量が多いMessageとしては、無線回線の確立を行うRRC CENNECTION SETUP(制御情報用チャネルの確立)と、RADIO BEARER SETUP(トラフィックデータ用チャネルの確立)であり、これらのMessageにPreconfigurationを適用することが考えられる。
図6は、本発明の実施の形態1に係るNode B200の構成を示すブロック図である。この図において、PLMN情報管理部201は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、PLMN(Public Land Mobile Network)レベルで管理されるPreconfiguration情報(以下、「PLMNレベル情報」という)を管理する。PLMNレベル情報としては、WCDMAシステムにおける報知情報SYSTEM INFORMATION BLOCK TYPE 16(TS25.331 10.2.48.8.19参照)が挙げられる。例えば、図7に示すように、RB数, 各RBのIdentity, RLC mode, TrCH数, 各TrCHのidentity, TrCH type, TFCSなどの情報があり、これらの組合せのそれぞれに異なるIndexが対応付けられている。PLMNレベルで管理されるPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。なお、上記の情報に加えてこのPreconfiguration情報のバージョンを示す情報を追加することも可能である。
セルレベル情報管理部202は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、セルレベルで管理されるPreconfiguration情報(以下、「セルレベル情報」という)を管理する。セルレベル情報としては、WCDMAシステムにおけるメッセージであるPHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONのPhyCH information elements, Uplink radio resources, Downlink radio resourcesによって設定される内容が挙げられる。例えば、図8に示すように、周波数帯、Scrambling code番号、Spreading Factor, Canalization Code数、Diversity Mode, Feed back Infoの有無、HARQ Bufferサイズ、Handover種別などの情報があり、これらの組合せのそれぞれに異なるIndexが対応付けられている。セルレベルで管理されるPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。なお、上記の情報に加えてこのPreconfiguration情報のバージョンを示す情報を追加することも可能である。
報知情報作成部203は、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報と、セルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報とを含む報知情報を作成する。報知情報は、図9に示すように、PLMNレベル情報とセルレベル情報とを異なる送信単位(例えば、ブロック)に割り当てられるものとする。これにより、UEではいずれかのPreconfigurationを選択的に受信することができる。作成された報知情報は報知情報送信部204に出力される。なお、異なるブロックではなく同一ブロックで送信することも可能である。
報知情報送信部204は、報知情報作成部203から出力された報知情報に所定の送信処理を施して、送信処理を施した報知情報をUEに送信する。
チャネル確立決定部205は、図示せぬ上位レイヤから通知されるサービス要求(音声、ストリーミング等)を受けて、チャネルの確立又は削除等を決定する。上位レイヤから通知されるサービス要求の具体例としては、Signaling connection establishment, Mobile originating call establishment or packet mode connection establishment, Emergency call establishment, Short message service, Supplementary service activation, Voice group call establishmentなどがある。確立されるチャネルの種別(音声用のチャネル、ストリーミング用のチャネル、Signaling用のチャネル等)の具体例としては、Signaling connection用のSRB1, 2, 3、またそれに対応するTrCH、PhyCH, 音声用のRAB、またそれに対応するTrCH、PhyCH、Packet用のRAB、またそれに対応するTrCH、PhyCHなどであり、確立が決定されたチャネルの種別(音声通信、ストリーミング通信等)がチャネル設定決定部206に通知される。
チャネル設定決定部206は、チャネル確立決定部205から通知されたチャネルの種別に基づいて、各チャネルの詳細な設定(チャネル確立に必要な設定)を決定する。具体的には、図2及び図3に示したチャネル毎の設定、例えば、RB用の設定であれば、RB/RAB identity, CN domain identity(CS又はPS), 再確立タイマ(CSであればPSより短い)、PDCP関連情報(Header Compressionに関する設定。ただし、Header Compressionを行わなければ必要なし)、RLCのMode(AM: Acknowledged Mode, UM: Unacknowledged Mode, TM: Transparent Mode), RLCの各種設定(RLCのWindow size, ACK送信のためのタイマ等)、RBがいずれのTrCHにマッピングされるかを示す情報等を決定する。
また、TrCH用の設定であれば、TrCH identity, TrCHの種別(DCH、HS-DSCH、E-DCH等)、PDU size, TTI, Cording Rate, Rate Matching attribute, CRC size, TFCS(Transport Format Combination Set), TrCHのバッファーサイズ等を決定する。
さらに、PhyCH用の設定であれば、Frequency info(周波数帯の情報)、最大上り送信パワ、Scrambling code type, Scrambling code number, Spreading factor, 無線のタイミング情報等を決定する。
このように決定された設定情報(以下、「チャネル設定情報」という)はPreconfiguration使用決定部208に出力される。
UEステータス管理部207は、UEがPLMN情報及びセルレベル情報のそれぞれを保持しているか否かを示すステータスをUEから取得し、取得したUEのステータス及びUEのIDを管理し、Preconfiguration使用決定部208からUEのステータス通知要求を受けると、該当するステータスをPreconfiguration使用決定部208に返送する。
Preconfiguration使用決定部208は、チャネル設定決定部206から出力されたチャネル設定情報が、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報及びセルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報に含まれているか否かを判断する。また、チャネル設定情報がこれらのPreconfiguration情報に含まれていれば、UEステータス管理部207から取得したUEのステータスに基づいて、該当するUEが最終的にPreconfigurationを使用可能か否かPLMNレベル及びセルレベル毎に判断する。UEがPreconfigurationを使用可能な場合、該当するPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndex、又はいずれかのIndexを制御情報作成部209に出力する。一方、UEがPreconfigurationを使用できない場合、チャネル設定情報そのものを制御情報作成部209に出力する。
制御情報作成部209は、Preconfiguration使用決定部208から出力されたPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndex、またはチャネル設定情報をRRC CONNECTION SETUP message, RADIO BEARER SETUP message, RADIO BEARER RECONFIGURATION message等に含め、制御情報として制御情報送信部210に出力する。参考までに、図10にPLMNレベルのIndex(Index No.3)及びセルレベルのIndex(Index No.5)を含む制御情報のイメージを示す。
制御情報送信部210は、制御情報作成部209から出力された制御情報に所定の送信処理を施し、送信処理を施した制御情報をUEに送信する。
図11は、本発明の実施の形態1に係るUE300の構成を示すブロック図である。この図において、制御情報受信部301は、図6に示したNode B200から送信された制御情報を受信し、受信した制御情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した制御情報をチャネル設定判定部302に出力する。
チャネル設定判定部302は、制御情報受信部301から出力された制御情報からチャネルの設定情報を判定し、制御情報にIndexが含まれていればIndexを抽出し、チャネル設定情報そのものが含まれていればチャネル設定情報を抽出し、抽出したIndex又はチャネル設定情報をチャネル設定展開部305に出力する。
報知情報受信部303は、図6に示したNode B200から送信された報知情報を受信し、受信した報知情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した報知情報を報知情報記憶部304に出力する。
報知情報記憶部304は、報知情報受信部303から出力された報知情報に含まれるPLMNレベル情報及びセルレベル情報を記憶し、それぞれの情報をチャネル設定展開部305及びステータス挿入部308に出力する。
チャネル設定展開部305は、チャネル設定判定部302からIndexが出力された場合には、報知情報記憶部304から該当するConfigurationをPLMNレベル及びセルレベル毎に読み出し、読み出したConfigurationをチャネル設定部306に出力する。また、チャネル設定判定部302からチャネル設定情報が出力された場合には、チャネル設定情報をそのままチャネル設定部306に出力する。
チャネル設定部306は、チャネル設定展開部305から出力されたConfiguration又はチャネル設定情報に基づいて、チャネル設定を行い、メッセージ送信部309に反映させる。
送信メッセージ作成部307は、Node Bに送信するメッセージを作成し、作成したメッセージをステータス挿入部308に出力する。
ステータス挿入部308は、送信メッセージ作成部307から出力された送信メッセージに、Preconfiguration情報が報知情報記憶部304に記憶されていることを示すステータスをPLMNレベル及びセルレベル毎に挿入し、ステータスを挿入した送信メッセージをメッセージ送信部309に出力する。
なお、このスタータスの情報として、Preconfiguration情報を保持している、または、保持していないを示すフラグに加えて、Preconfiguration情報のバージョンがPreconfiguration情報と合わせて受信できている場合には、その内容も追加することが可能である。
メッセージ送信部309は、ステータス挿入部308から出力されたメッセージに所定の送信処理を施し、送信処理を施したメッセージをチャネル設定部306で設定されたチャネルを用いてNode Bに送信する。
次に、図6に示したNode B200と図11に示したUE300との呼接続手順の概略について図12を用いて説明する。図12において、ST401では、Node B200がオペレータのRB/TrCHのPreconfiguration情報及びPreconfiguration情報をBroadcast InformationによってUE300に報知し、ST402では、UE300が報知情報を受信し、受信した報知情報に含まれるPreconfiguration情報を記憶する。
ST403では、UE300がPLMNレベル情報及びセルレベル情報を記憶していること、すなわち、UE300のステータスをRRC CONNECTION REQUESTによってNode B200に通知する。RRC CONNECTION REQUESTは図14に示すように、PLMN Preconfiguration statusとしてPLMNレベルのステータスを、Cell Preconfiguration statusとしてセルレベルのステータスをそれぞれTrue(保持)又はFalse(非保持)によって通知する。
ST404では、Node B200がPreconfigurationを用いてチャネル設定を行い、ST405では、ST404において設定したチャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndexをRRC CONNECTION SETUPに含め、Node B200からUE300に送信する。参考までに、RRC CONNECTION SETUPのイメージを図15に示す。
ST406では、UE300がRRC CONNECTION SETUPの応答として、RRC CONNECTION SETUP COMPLETEをNode B200に送信し、UE300とNode B200との間でNAS Messageの送受信を行う。
ST407では、チャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndexをRADIO BEARER SETUPに含め、Node B200からUE300に送信し、ST408では、UE300がRADIO BEARER SETUPの応答として、RADIO BEARER SETUP COMPLETEをNode B200に送信する。
このように実施の形態1によれば、PLMN毎に異なる設定となるRB及びTrCHのConfigurationと、セル毎に異なる設定となるPhyCHのConfigurationとにIndexをそれぞれ対応付けた2階層のPreconfiguration情報を用意し、PLMNレベル及びセルレベル毎にPreconfigurationを適用することにより、呼接続におけるメッセージサイズを低減することができる。
なお、本実施の形態では、PLMNレベルとセルレベルとに対応するIndexをそれぞれ設けているが、例えば、セルレベルで管理されるPhyCH情報のみを変更する場合には、変更する情報のIndexのみを送信することが可能である。また、PLMNレベルで管理される情報を1つのIndexで管理するのではなく、RBとTrCHとを分けてIndex管理を行い、例えば、RBのみ変更する場合には、RB用のIndexを用いることも可能である。
なお、本実施の形態では、図12を用いて呼を確立する状態の動作について説明したが、その他の場合の動作も考えられる。例えば、UEが一旦パケット呼を確立したあとに、しばらくパケットの通信が無かったために、その状態を省電力用の状態に移している場合が考えられる。省電力用の状態において、再度通信を始めた場合、及びセルを移動した場合にも使用できる。具体的には、図13に示すように、UEとNode Bとの通信手順において、今回RRC CONNECTION REQUESTに設定したステータスの情報を、再接続に用いるCELL UPDATE(またはURA UPDATE)に設定し、RRC CONNECTION SETUPにてNode Bより指示されていたIndexが、CELL UPDATE CONFIRM(URA UPDATE CONFIRM)に入れられるなどである。
また、本実施の形態では、PLMNレベルのPreconfigurationとセルレベルのPreconfigurationとは互いに独立したものとして説明したが、PLMNレベルのPreconfigurationの中で選択するものが決まれば、セルレベルのPreconfigurationの中で選択するものが決まるように規定するようにしてもよい。すなわち、図16に示すように、PLMNレベルPreconfigurationのインデックスとセルレベルPreconfigurationのインデックスとを一対一で対応させる。この場合、片方のIndexのみを端末に通知すれば良いので、図17に示す呼接続手順となる。
また、図16に示すように一対一対応ではなくても、PLMNレベルのPreconfigurationの中で選択するものが決まると、それに対応するセルレベルのPreconfigurationの選択肢が限られる場合も考えられる。このような場合、セルレベルのPreconfigurationの設定を、PLMNレベルのPreconfigurationのインデックスと関連して考えることでセルレベルのPreconfigurationを使用するためのIndexを短くすることが可能となる。この例を図18に示す。
また、本実施の形態では、Node Bが複数のPreconfiguration(PLMNレベル、セルレベル)を管理する場合について説明したが、Node BがセルレベルのPreconfigurationを管理し、その上位のノードがPLMNレベルの管理を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、セルレベルのPreconfigurationはNode B毎に異なるような情報を扱うものとして定義した。しかしながら、それ以外の定義も可能である。具体的には、Node BとUEとの間に閉じた通信を行うための情報をセルレベルのPreconfigurationとして定義して管理することも可能である。このような場合には、全てのPreconfigurationの保持情報を一度に送る場合と、段階的に送る場合とが考えられる。例えば、UEとNode Bとのコネクションを最初に確立するだけならば、セルレベルのPreconfigurationの受信状態のみを報告すればよい。そして、UEとNode Bとのコネクションの確立後にPLMNレベルのPreconfigurationの保持状態を通知することで、最終的に呼の確立を行うことが可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、UEが1つのセルのセルレベル情報を保持する場合について説明したが、本発明の実施の形態2では、図19に示すように、UEが複数のセルのセルレベル情報を保持する場合について説明する。
図20は、本発明の実施の形態2に係るNode B500の構成を示すブロック図である。図20が図6と異なる点は、隣接セルステータス管理部501を追加した点と、Preconfiguration使用決定部208をPreconfiguration使用決定部502に変更した点である。
図20において、隣接セルステータス管理部501は、UEが隣接セルのPLMN情報及びセルレベル情報のそれぞれを保持しているか否かを示すステータスをUEから取得し、取得したUEのステータス及びUEのIDを管理する。隣接セルステータス管理部501は、Preconfiguration使用決定部502からUEのステータス通知要求を受けると、該当するステータスをPreconfiguration使用決定部502に返送する。なお、このステータスの情報として、Preconfiguration情報を保持している、又は、保持していないを示すフラグに加えて、Preconfiguration情報のバージョンがPreconfiguration情報と合わせて受信できている場合には、その内容も追加することが可能である。
Preconfiguration使用決定部502は、UEが隣接セルに移動する場合に、UEにHandoverを指示する際、隣接セルステータス管理部501から取得したUEの隣接セルステータスに基づいて、該当するUEが最終的に隣接セルにおけるPreconfigurationを使用可能か否か判断する。UEが隣接セルにおけるPreconfigurationを使用可能な場合、該当するPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndexを制御情報作成部209に出力する。一方、UEがPreconfigurationを使用できない場合、チャネル設定決定部206から出力されたチャネル設定情報そのものを制御情報作成部209に出力する。
図21は、本発明の実施の形態2に係るUE600の構成を示すブロック図である。図21が図11と異なる点は、隣接セル報知情報受信部601及び隣接セル報知情報記憶部602を追加した点と、ステータス挿入部308をステータス挿入部603に、チャネル設定展開部305をチャネル設定展開部604に変更した点である。
隣接セル報知情報受信部601は、自セル以外の隣接セルから送信された報知情報を受信し、受信した報知情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した報知情報を隣接セル報知情報記憶部602に出力する。
隣接セル報知情報記憶部602は、隣接セル報知情報受信部601から出力された報知情報に含まれるPLMNレベル情報及びセルレベル情報を記憶し、それぞれの情報をステータス挿入部603及びチャネル設定展開部604に出力する。
ステータス挿入部603は、送信メッセージ作成部307から出力された送信メッセージに、Preconfiguration情報が報知情報記憶部304に記憶されているか否かを示すステータスと、隣接セルのPreconfiguration情報が隣接セル報知情報記憶部602に記憶されているか否かを示すステータスとをPLMNレベル及びセルレベル毎に挿入し、ステータスを挿入した送信メッセージをメッセージ送信部309に出力する。
チャネル設定展開部604は、チャネル設定判定部302から出力されたIndexに該当するConfigurationを報知情報記憶部304からPLMNレベル及びセルレベル毎に読み出し、読み出したConfigurationをチャネル設定部306に出力する。また、チャネル設定判定部302から出力された内容が隣接セルに対するセルレベル情報である場合には、設定されたIndexに該当するConfigurationである隣接セルのセルレベル情報を隣接セル報知情報記憶部602から読み出し、読み出したセルレベル情報をチャネル設定部306に出力する。
次に、図21に示したUE600がHandoverを行う場合の通信手順の概略について図22を用いて説明する。図22において、UE600とNode B500とが通信状態であり、ST701では、UE600が自セル及び隣接セルの報知情報を受信し、ST702では、Node B500がUE600に対して隣接セルの受信品質の測定を要求するMEASUREMENT CONROLを送信する。
ST703では、UE600が隣接セルの受信品質の測定(MEASUREMENT)を行うと共に、測定を行った隣接セルのPreconfiguration情報を保持しているかを確認し、ST704では、UE600が隣接セルの受信品質測定結果と隣接セルのステータスをMEASUREMENT REPORTとしてNode B500に送信する。MEASUREMENT REPORTは図23に示すように、Cell Preconfiguration statusとして隣接セルのステータスをTrue(保持)又はFalse(非保持)によって通知する。
ST705では、UE600における受信品質は自セルより隣接セルの方がよいとNode B500によって判断された場合、UE600にHandoverさせることを決定し、UE600がHandover先のセルのPreconfiguration情報を保持しているか否かを隣接セルのステータスから判断し、Preconfigurationの使用を決定する。
ST706では、Node B500がUE600にPHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONを送信することによって、Handoverの指示及び隣接セルのセルレベルのIndexの通知を行い、ST707では、UE600がPHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONの応答として、PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION COMPLETEをNode B500に送信する。
ここで、ST702にて送信されているMEASUREMENT CONTROLは従来と同じものを仮定している。ただし、拡張としてMEASUREMENT CONTROLの情報にPreconfigurationに関する情報を含むことも可能である。例えば、Preconfigurationのバージョンを示す情報をMEASUREMENT CONTROLに含むことにより、UE側で保持しているPreconfiguration情報が最新なものかどうかを確認することが可能である。そして、保持しているPreconfiguration情報が最新のものではない場合には、保持している情報を消去するなどの処理が考えられる。
このように実施の形態2によれば、UEが隣接セルのPreconfiguration情報を取得し、隣接セルへのHandoverに際し、Node Bから隣接セルのセルレベル情報を示すIndexを受信することにより、Handoverにおけるメッセージサイズを低減することができる。
(実施の形態3)
図24は、本発明の実施の形態3に係るNode B800の構成を示すブロック図である。図24が図6と異なる点は、隣接セル情報管理部801を追加した点と、報知情報作成部203を報知情報作成部802に、また、Preconfiguration使用決定部208をPreconfiguration使用決定部803に変更した点である。
図24において、隣接セル情報管理部801は、周波数帯、Scrambling Code等のセルの識別に必要な情報(以下、「隣接セル情報」という)を管理し、管理する隣接セル情報を報知情報作成部802及びPreconfiguration使用決定部803に出力する。
報知情報作成部802は、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報、セルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報、及び、隣接セル情報管理部801から出力された隣接セル情報を含む報知情報を作成し、作成した報知情報を報知情報送信部204に出力する。
Preconfiguration使用決定部803は、チャネル設定決定部206から出力されたチャネル設定情報が、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報、セルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報、隣接セル情報管理部801から出力された隣接セル情報のいずれかに含まれているか否かを判断する。チャネル設定情報がこれらの情報に含まれていれば、UEステータス管理部207から取得したUEのステータスに基づいて、該当するUEが最終的にPreconfigurationを使用可能か否かPLMNレベル及びセルレベル毎に判断する。UEがPreconfigurationを使用可能な場合、該当するPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndex、又はいずれかのIndexを制御情報作成部209に出力する。一方、UEがPreconfigurationを使用できない場合、チャネル設定情報そのものを制御情報作成部209に出力する。
自セルと隣接セルのConfiguration情報の違いが隣接セル情報のみであるとPreconfiguration使用決定部803において判断された場合、制御情報作成部209は、図25に示すように、セルレベル情報と隣接セル情報とを組み合わせることにより、制御情報を作成し、作成した制御情報を制御情報送信部210に出力する。
図26は、本発明の実施の形態3に係るUE900の構成を示すブロック図である。図26が図11と異なる点は、隣接セルPreconfiguration情報作成部902を追加した点と、報知情報記憶部304を報知情報記憶部901に、チャネル設定展開部305をチャネル設定展開部903に変更した点である。
図26において、報知情報記憶部901には、報知情報受信部303から出力された報知情報に含まれるPLMNレベル情報、セルレベル情報及び隣接セル情報が記憶され、PLMNレベル情報及びセルレベル情報はチャネル設定展開部903に出力され、隣接セル情報は隣接セルPreconfiguration情報作成部902に出力される。また、これらの情報が記憶されているか否かを示すステータスがステータス挿入部308に出力される。
隣接セルPreconfiguration情報作成部902は、チャネル設定判定部302から出力されたセルレベルのIndexに該当するセルレベル情報と、チャネル設定判定部302から出力されたCell IDに該当する隣接セル情報とを報知情報記憶部901から読み出し、読み出したセルレベル情報及び隣接セル情報に基づいて、隣接セルのPreconfiguration情報を作成する。作成されたPreconfiguration情報はチャネル設定展開部903に出力される。
チャネル設定展開部903は、チャネル設定判定部302から出力されたPLMNレベルのIndexに該当するPLMNレベル情報を報知情報記憶部901から読み出し、読み出したPLMNレベル情報と、隣接セルPreconfiguration情報作成部902から出力された隣接セルのPreconfiguration情報とからチャネル設定情報を展開し、展開したチャネル設定情報をチャネル設定部306に出力する。
ここで、上記構成を有するUE900が受信した制御情報に基づいて、チャネル設定情報を展開する様子について図27を用いて説明する。チャネル設定判定部302では、受信メッセージの中からPLMNレベルのIndex(Index No.2)をチャネル設定展開部903に出力し、セルレベルのIndex(Index No.1)及びCell ID(=2)を隣接セルPreconfiguration情報作成部902に出力する。
隣接セルPreconfiguration情報作成部902では、セルレベルのIndex No.1に該当するセルレベル情報を、また、Cell ID=2に該当する隣接セル情報を報知情報記憶部901からそれぞれ読み出し、読み出したセルレベル情報に隣接セル情報を上書きし、隣接セルのPreconfiguration情報を作成し、作成した隣接セルPreconfiguration情報をチャネル設定展開部903に出力する。
チャネル設定展開部903では、PLMNレベルのIndex No.2に該当するPLMNレベル情報を報知情報記憶部901から読み出し、読み出したPLMNレベル情報と隣接セルPreconfiguration情報とを組み合わせることにより隣接セルのチャネル設定情報を展開する。
このように実施の形態3によれば、自セルと同じPhyCHの設定の隣接セルにUEをHandoverさせる場合、自セルに隣接するセルを識別する隣接セル情報を報知情報に含め、UEが自セルのセルレベル情報と隣接セル情報とを用いて、隣接セルのセルレベル情報を作成することにより、隣接セルから報知情報を取得することなく、隣接セルへのHandoverを行うことができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4では、LTE(Long Term Evolution)において全てのデータがシェアードチャネルによって送信されることに注目し、セルレベルをさらに2種類に分類する場合について説明する。
実施の形態1では、PLMNレベルとして、QoSクラス、チャネルRadio access bearer identifier、PDCP(ヘッダー圧縮等)の情報、CipheringまたはIntegrityの設定、Logical Channelの設定、Outer ARQの設定・再送回数・受信ウィンドウサイズ、再送のための情報の送り方、DRX/DTXを実施するためのパラメータ・DRX/DTXの間隔等、Traffic量の測定結果の報告方法などがある。
また、セルレベルとして、対応周波数帯域、チャネルのフォーマット・TTI・インターリーブ長・コーディングレート等(スケジューラによって最終的に決定され、候補が未設定となることも考えられる。)、Downlinkスケジューリング用の品質報告の送信方法・送信頻度・品質を測定する単位等、Scrambling code(またはパターン)、Uplinkスケジューリング用のリソース要求の送信方法、MIMOに関する設定などがある。
ここで、LTEの特徴である全てのデータがシェアードチャネルによって送信されることを考えると、セルレベルはさらに2種類に分類される。一つには、チャネルを追加したときに変更、追加される情報であり、例えば、QoSが異なると変更しなければならない情報である。具体的には、CQIの頻度、HARQの方法等である。もう一つには、チャネルを追加しても変更、追加されない情報であり、例えば、周波数情報等のセルが変わらない場合には変更する必要がない情報である。これら2種類の情報を分けて管理することにより、Preconfigurationとして送信するデータ量をさらに低減することができる。
このように、セルレベルを分類する際に基本となる概念は、レイヤに与える影響が異なる情報を分類するというものであり、具体例としては、QoSが挙げられる。
図28は、本発明の実施の形態4に係るNode B1000の構成を示すブロック図である。図28が図6と異なる点は、セルレベル情報管理部202をセルレベル情報管理部1001とセルレベル情報管理部1002とに変更し、報知情報作成部203を報知情報作成部1003に、Preconfiguration使用決定部208をPreconfiguration使用決定部1004にそれぞれ変更した点である。
セルレベル情報管理部1001は、UEに提供するチャネルに応じた設定内容を管理する。具体的には、CQI reportingの送信頻度、Resource requestの送信頻度、HARQの再送回数、再送遅延などを管理する。これらの情報は、例えばVoIP(Voice over IP)などを使用する場合、ウェブブラウジングを行う場合、メールを送受信する場合等で異なるものである。そのため、チャネルを設定するたびに、そのチャネルの提供するサービスに応じた情報を選択する必要がある。ここでは、このようにチャネルを追加するたびに、チャネルに応じて設定すべき情報を管理する。
セルレベル情報管理部1002は、UEに提供するチャネルのタイプに依存しない設定内容を管理する。具体的には、周波数帯情報、Scrambling code(またはパターン)情報、Radio resource blockの配置情報などを管理する。これらの情報は、チャネル追加する際に新たに変更する必要がないため、一度設定したらその後チャネル追加しても新たに設定する必要がない。ここでは、このようにチャネルを追加するたびに、新たにUEに設定を行う必要のない情報を管理する。
報知情報作成部1003は、PLMNレベル情報管理部201、セルレベル情報管理部1001及び1002から出力されたレベル情報を取得し、取得したレベル情報を含む報知情報を作成する。ここで作成される報知情報は、図29に示すように、QoSに関係しないPreconfiguration情報とQoSに関係するPreconfiguration情報とが含まれることになる。
Preconfiguration使用決定部1004は、PLMNレベル情報管理部201、セルレベル情報管理部1001及び1002から出力されたセルレベル情報を取得し、取得したセルレベル情報(Preconfiguration情報)を用いてチャネル設定を行う。
図30は、本発明の実施の形態4に係る呼接続手順の概略を示すシーケンス図である。ただし、図30が図12と共通する部分には図12と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図30において、ST1101では、Node B1000が、図29に示すような複数のPreconfiguration情報をBroadcast InformationによってUEに報知する。
ST1102では、UEがPLMNレベル情報、QoSに関係するセルレベル情報及びQoSに関係しないセルレベル情報を記憶していること、すなわち、UEのステータスをRRC CONNECTION REQUESTによってNode B1000に通知する。このとき、UEが通知する情報としては、PLMNレベル情報が受信できていることを示すフラグ、セルレベル情報が受信できていることを示すフラグを入れることが考えられる。すなわち、QoSに関係するセルレベル情報を記憶しているかと、QoSに関係しないセルレベル情報を記憶しているかは、同じフラグで示すことが効率の点で考えられる。ただし、この方法に限定されるわけではなく、別のフラグを設けても良い。
ST1103では、ST404において設定したチャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex、QoSに関係するセルレベルのIndex及びQoSに関係しないセルレベルのIndexをRRC CONNECTION SETUPに含め、Node B1000からUEに送信する。
ST1104では、チャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex及びQoSに関係するセルレベルのIndexをRADIO BEARER SETUPに含め、Node B1000からUEに送信する。ここでは、2度目のチャネル設定に該当するため、QoSに関係しないセルレベルのIndexは含まれない。
このように実施の形態4によれば、レイヤに与える影響が異なる情報としてQoSに基づいてセルレベルを分類することにより、QoSに関係しないPreconfiguration情報を一度設定したら、その後チャネルを追加するときなどに再設定する必要がなくなるので、Preconfigurationとして送信するデータ量を低減することができる。
なお、図30に示した呼接続手順における複数のメッセージが連結された場合の呼接続手順でもよく、この場合のシーケンスを図31に示す。この場合では、C-PlaneとU-planeの設定が同時に行われているため、1つのメッセージがRRC CONNECTION SETUP、RADIO BEARER SETUPの役割を果たしている。この場合、両方の設定を行うためにオペレータのRB/TRCHのPreconfiguration情報と該当セルのQoSに関係するPreconfiguration情報は二つ必要になる。ただし、該当セルのQoSに関係しないPreconfiguration情報は両方に共通であるため1つとなる。
ちなみに、1つのPreconfigurationの設定がC-PlaneとU-planeの両方の設定を示す場合には、オペレータのRB/TRCHのPreconfiguration情報と該当セルのQoSに関係するPreconfiguration情報も1つですむことになる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5では、図32に示すように、複数のRATに対応したUEが複数のRATを使用している場合について説明する。ただし、RATとしては、UMTS、GSM(GPRS,EDGEを含む)、LTE/SAEのシステム、3GPP2のシステム、WLAN(802.11a, b, g等)によって構築されたシステムなどがある。
図32では、E-UTRAとしてPLMN1とPLMN2とがそれぞれ異なるオペレータによりサポートされており、UTRAとしてPLMNaとPLMNbとがそれぞれ異なるオペレータによりサポートされている。なお、例えば同じオペレータがE-UTRAのPLMN1とUTRAのPLMNaとをサポートしていてもよいし、それぞれ異なるオペレータであっても特に問題ない。
ここで、UEがE-UTRAのPLMN2に接続して通信を行っている場合を考える。PLMN2の中では、E-UTRA Preconfigurationの情報はセルレベルの情報及び更新された情報を除いては変わらない。そのため、UEはそれらの情報を再度受信する必要がない。
ところが、このPLMN2内の移動に際し、UTRAのPLMNが切り替わる場合がある。すなわち、図32ではPLMNaとPLMNbとが切り替わることになる。この場合、UEはPLMNbのPreconfiguration情報を受信しないとE-UTRAからUTRAに移動する際にPreconfigurationを使用できないことになってしまう。
そのため、UEがたとえE-UTRAに接続していてPLMN2内を移動している場合でも、UTRAの接続候補が切り替わった場合には、UEがPreconfiguration情報を取得し直すような仕組みが必要となる。また、Node B側でもUEがPLMNbに対してPreconfiguration情報を持っているかを知る仕組みが必要となる。また、他RATのPreconfiguration情報を現在いるRATで報知するような仕組みが考えられる。ここでは、他RATのPreconfiguration情報を現在いるRATで報知されることを前提とする。また、Preconfigurationの情報は他RATがどのオペレータに所属しているかを識別するための識別子と一緒に送られることなどが考えられる。これは、他RATがどのオペレータに所属しているかを明示的に端末に示すためである。しかしながら、端末に対してその内容を明示的に示す必要がない場合には、チャネル設定に必要な情報のみをPreconfiguration情報として設定することも可能である。
特に、オペレータAにより一部の限定された地域だけにE-UTRAサービスが提供され、その他の広域ではオペレータBによりUTRAサービスが提供されている場合、UEはオペレータAとオペレータBとの間を移動する必要があり、図32の状況が頻繁に発生する。
図33は、本発明の実施の形態5に係るNode B1200の構成を示すブロック図である。図33が図20と異なる点は、測定指示部1204を追加した点と、セルレベル情報管理部202を他RAT情報管理部1201に、報知情報作成部203を報知情報作成部1202に、チャネル確立決定部205をチャネル確立決定部1203に、隣接セルステータス管理部501を他RATステータス管理部1205にそれぞれ変更した点と、PLMNレベル情報管理部201、UEステータス管理部207を削除した点である。
図33において、他RAT情報管理部1201は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信される他RATの情報を管理する。他RAT情報としては、他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報、他RATのPLMN情報、このNode Bにおいて管理されている情報が隣接セルにおいて管理されている情報と同じであるか否かの情報などが挙げられる。他RAT情報管理部1201は、他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報を報知情報作成部1202及びPreconfiguration使用決定部502に出力する。また、他RAT情報管理部1201は、Node B1200において管理されている情報が隣接セルのNode Bにおいて管理されている情報と同じであるか否かの情報を測定指示部1204に出力する。
報知情報作成部1202は、他RAT情報管理部1201から出力された他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報を含む報知情報を作成し、作成した報知情報を報知情報送信部204に出力する。
チャネル確立決定部1203は、図示せぬ上位レイヤ又はUEからの通知を受けて、UEに対するチャネル設定及び無線リソースの管理を行う。具体的には、UEに対する測定指示、ハンドオーバ、呼接続等の決定を行う。ここでは、特に、測定指示とハンドオーバ(移動制御)について説明する。チャネル確立決定部1203は、測定指示を決定した場合には、その旨測定指示部1204に通知し、移動制御を決定した場合には、その旨チャネル設定部206に通知する。
測定指示部1204は、Measurement control messageに含む内容を決定し、決定した内容を制御情報作成部209に出力する。また、測定指示部1204は、他RAT情報管理部1201から出力されたNode B1200において管理されている情報が隣接セルのNode Bにおいて管理されている情報と同じであるか否かの情報に基づいて、このNode B1200が管理している情報と隣接セルが管理している情報とが異なると判断した場合、その旨制御情報作成部209に通知し、制御情報に含めるようにする。
チャネル設定決定部206は、チャネル確立決定部1203から通知された移動制御の決定を受けて、UEに対する移動制御の指示内容を決定する。具体的には、ハンドオーバの指示メッセージの内容を決定する。決定した指示内容はPreconfiguration使用決定部502に通知される。
他RATステータス管理部1205はUEから通知されるMeasurement reportに含まれるPreconfigurationの取得状況(UEがPreconfiguration情報を取得できているか否かを示す情報)を管理し、この取得状況をPreconfiguration使用決定部502に通知する。
Preconfiguration使用決定部502は、チャネル設定決定部206から通知されたハンドオーバの指示メッセージの内容に基づいて、移動制御対象のUEがPreconfigurationを使用できるか他RATステータス管理部1205を参照して確認する。Preconfigurationを使用できる場合には、他RAT情報管理部1201から出力された他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報を用いてハンドオーバを行うことを決定する。一方、Preconfigurationを使用できない場合には、Preconfiguration情報を用いずにハンドオーバを行うことを決定する。この決定内容は制御情報作成部209に通知される。
図34は、本発明の実施の形態5に係るUE1300の構成を示すブロック図である。図34が図11と異なる点は、測定指示部1302及び測定実施部1303を追加した点と、制御情報受信部301を制御情報受信部1301に、報知情報受信部303を報知情報受信部1304に、送信メッセージ作成部307を送信メッセージ作成部1305にそれぞれ変更した点である。
図34において、制御情報受信部1301は、図33に示したNode B1200から送信された制御情報を受信し、受信した制御情報に所定の受信処理を施す。受信処理が施された制御情報のうち、Measurement controlメッセージは測定指示部1302に出力され、移動制御を行うハンドオーバ指示メッセージはチャネル設定判定部302に出力される。
測定指示部1302は、制御情報受信部1301から出力されたMeasurement controlメッセージに応じて、測定実施部1303に他RATの回線品質の測定を指示する。また、Measurement controlメッセージによってNode B1200が管理している情報と隣接セルが管理している情報とが異なることが通知された場合、報知情報受信部1304に報知情報の取得を指示する。
測定実施部1303は、測定指示部1302からの指示に従って他RATの回線品質の測定を行い、測定結果を送信メッセージ作成部1305に出力する。
報知情報受信部1304は、測定指示部1302からの指示を受けて、図33に示したNode B1200から送信されたPreconfigurationを含む報知情報を受信し、受信した報知情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した報知情報を報知情報記憶部304に出力する。
送信メッセージ作成部1305は、測定実施部1303から出力された測定結果をもとにMeasurement reportメッセージを作成し、作成したMeasurement reportメッセージをステータス挿入部308に出力する。また、送信メッセージ作成部1305は、ハンドオーバ処理の結果を通知するメッセージも作成し、作成したメッセージをステータス挿入部308に出力する。なお、ステータス挿入部308において、Measurement reportメッセージに他RAT用Preconfigurationの受信状態が挿入される。
次に、図33に示したNode B1200と図34に示したUE1300とのハンドオーバ処理手順の概略について図35を用いて説明する。ここでは、具体的には、UE1300がPLMN2内を移動しており、UTRAの接続候補が変わるハンドオーバ後の処理手順を示す。
図35において、ST1401では、Node B1200からUE1300にMeasurement controlが送信され、他RAT(Inter-RAT)へのハンドオーバに備えてUE1300にInter-RATの品質測定を指示する。Measurement controlに含まれる情報としては、現在3GPPに規定されている情報等が挙げられる。また、新たなPLMNがInter-RATの候補になったこともMeasurement controlに含まれる。これにより、UE1300はMeasurement controlによるInter-RATの品質測定に加えて、新たなPLMNのPreconfiguration情報を読み取ることになる。なお、報知情報自体は現在接続しているNode B1200から送信されることを前提としているが、Inter-RATの品質測定の際にInter-RATセルの報知情報を受信するようにしてもよい。
ST1402では、UEがInter-RATの回線品質を測定し、ST1403では、Measurement controlによる指示に従って、UE1300からNode B1200に測定結果を送信する。このとき、3GPPに規定されている測定結果に加えて、Preconfigurationの取得状況も通知する。これにより、ST1404では、Node B1200においてUE1300が新たなPLMNに対してPreconfiguration情報を取得できているかを確認することができる。
このように実施の形態5によれば、複数のRATに対応したUEがあるPLMN内を移動して、他RATの接続候補が変わる場合、UEが他RATの品質測定を行い、品質測定結果と共にUEの移動先となる他RATのPreconfiguration情報の取得状況をUEからNode Bに通知することにより、Node BにおいてUEが他RATのPreconfiguration情報を取得しているか否かを確認することができる。
なお、本実施の形態では他RATのPreconfiguration情報が現在所属しているRATから送信されることを前提とした。しかしながら、他RATのPreconfiguration情報は、他RATでのみ送信するようにすることも考えられる。この場合には、UEは他RATで報知されている報知情報の受信を行うことになる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6に係るNode Bは、実施の形態5の図33に示した構成と同一であり、一部機能が異なるのみであるため図33を援用して説明する。
他RAT情報管理部1201は、UE1350の移動先セルの情報を管理し、移動先セルの情報をPreconfiguration使用決定部502に出力する。
Preconfiguration使用決定部502は、他RAT情報管理部1201から出力された移動先セルの情報をハンドオーバ指示メッセージに含め、制御情報作成部209に出力する。
図36は、本発明の実施の形態6に係るUE1350の構成を示すブロック図である。図36が図34と異なる点は、チャネル設定判定部302をチャネル設定判定部1351に、報知情報受信部1304を報知情報受信部1352にそれぞれ変更した点である。
次に、図33に示したNode B1200と図36に示したUE1350とのハンドオーバ処理手順の概略について図37を用いて説明する。ここでは、具体的には、UE1350がPLMN2内を移動しており、UTRAの接続候補が変わる場合のハンドオーバ処理手順を示す。
図37において、ST1501では、Node B1200がUE1350の移動先のNode B1250から報知されたInter-RATのPreconfiguration情報がUEの取得しているPreconfiguration情報と一致しているか否かを確認する。ここでは、両者が一致しないものとする。
ST1502では、Node B1200がHandover indicationにInter-RATのPreconfiguration情報を含めてUE1350に送信し、ST1503では、UE1350がハンドオーバを実施する。
ST1504では、UE1350から移動先のNode B1250にHandover indication responseを送信し、UE1350とNode B1250との間で通信可能となり、ST1505では、Node B1250から送信された報知情報を受信する。
このように実施の形態6によれば、複数のRATに対応したUEがあるPLMN内を移動して、他RATの接続候補が変わる場合、Node BがUEの移動先となる他RATのPreconfiguration情報が異なることをハンドオーバ指示によってUEに通知することにより、UEはハンドオーバ後にいち早く移動先RATからの報知情報を受信することができる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7では、実施の形態1において説明した階層的なPreconfigurationを複数のRATに応用する場合について説明する。
異なるRAT間では使用している無線アクセス方式が異なるため、チャネルの設定も異なる。具体的には、WLANネットワークでは802.11a, bなど様々な方式が適用され、LTE/SAEネットワークではOFDMをベースとした方式が適用され、UMTSネットワークではW−CDMA方式が適用されている。
このように、無線部分の方式は異なるが、上位レイヤに注目すると一部共通する設定がある。ここで、図38に、WLANネットワーク、LTE/SAEネットワーク、UMTSネットワークが1つのオペレータにより提供されるアーキテクチャを示す。この図が示すように、無線部は全てのRATで異なる設定となるが、レイヤ2及びレイヤ3ではLTE/SAEネットワークとUMTSネットワークとで同じ設定となるようなシステム設計が考えられる。また、レイヤ3以上では全てのRATで同じ設定となるようなシステム設計も考えられる。このような場合では、それぞれのネットワークで使用されるPreconfigurationとしては次のようになる。
すなわち、WLANネットワークでは、全てのRAT共通のPreconfiguration情報及びWLANネットワーク独自のPreconfiguration情報に分けることができる。また、LTE/SAEネットワークでは、全てのRAT共通のPreconfiguration情報、UMTSネットワークと共通のPreconfiguration情報及びLTE/SAEネットワーク独自のPreconfiguration情報に分けることができる。さらに、UMTSネットワークでは、全てのRAT共通のPreconfiguration情報、LTE/SAEネットワークと共通のPreconfiguration情報及びUMTSネットワーク独自のPreconfiguration情報に分けることができる。このように、複数のRAT間で階層的なPreconfigurationを実現することができる。
図39は、本発明の実施の形態7に係るNode B1600の構成を示すブロック図である。図39が図6と異なる点は、PLMNレベル情報管理部201及びセルレベル情報管理部202を削除し、最上位レベル情報管理部1601、第2位レベル情報管理部1602及び最下位レベル情報管理部1603を追加した点である。
図39において、最上位レベル情報管理部1601は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、階層化レベルの最も高いPreconfiguration情報を管理する。すなわち、図38に示した例では、全てのRATに共通のPreconfiguration情報を管理する。全RAT共通のPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。
第2位レベル情報管理部1602は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、階層化レベルが2番目に高いPreconfiguration情報を管理する。すなわち、図38に示した例では、LTE/SAEネットワーク及びUMTSネットワーク共通のPreconfiguration情報を管理する。LTE/SAEネットワーク及びUMTSネットワーク共通のPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。
最下位レベル情報管理部1603は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、階層化レベルが最も低いPreconfiguration情報を管理する。すなわち、図38に示した例では、各RAT独自のPreconfiguration情報を管理する。各RAT独自のPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。
このように、Node B1600は階層毎に対応する情報管理部を備え、各レベル情報がそれぞれ異なる送信単位(例えば、ブロック)によって報知される。
次に、UEがLTE/SAEネットワークからUMTSネットワークにハンドオーバする場合について図40を用いて説明する。ここでは、2つのRAT間のPreconfigurationの差は、図38に示したように、無線部のみとする。
図40において、ST1701では、UEが通信中のLTE/SAEネットワークにおけるNode Bから移動先RATのPreconfiguration情報(ここでは、UMTSネットワーク独自のPreconfiguration)を受信し、ST1702では、LTE/SAEネットワークにおけるNode BがUEから移動先RATのPreconfiguration情報の取得状況を認識する。これにより、UEは完全にPreconfigurationを使用することができる。
ST1703では、LTE/SAEネットワークにおけるNode BにおいてUEが現在通信中のRATと移動先RATとの階層化レベル情報の差分を確認する。LTE/SAEネットワークとUMTSネットワークとでは、図38に示した例では、最上位及び第2位レベル情報が共通しているため、ST1704では、LTE/SAEネットワークにおけるNode BがUMTS独自のPreconfiguration情報のインデックスをHandover indicationに含めてUEに送信する。
ST1705では、UEがハンドオーバを実施し、ST1706では、UEから移動先RATであるUMTSネットワークにおけるNode BにHandover indication responseを送信し、UEと通信を行う。
なお、ここでは記載していないが、Preconfiguration情報を受信できているか否かの情報は、他の実施の形態で示しているようにRRC CONNECTION REQUEST messageのようにコネクション確立を要求するmessage、MEASUREMENT REPORTのような測定結果を報告するmessage、または呼確立を要求するような別のmessage等で送ることが考えられる。また、通知の仕方においては、RAT毎の情報を伝えるように個別のフラグを設ける通知方法が一般的に考えられる。
このように実施の形態7によれば、複数のRAT間でレイヤ毎に共通する設定を共通するPreconfigurationを適用し、複数のRAT間で階層的なPreconfigurationを実現し、RAT間のハンドオーバに適用することにより、Preconfigurationとして送信するデータ量を低減することができる。
なお、本実施の形態では、レイヤ3以上では全RAT共通の設定、また、レイヤ2及びレイヤ3ではLTE/SAEネットワークとUMTSネットワークとで共通の設定であるとして、これらのレイヤにおいて複数のRAT間で完全に一致するものとして説明したが、これらの設定が一部一致しない場合でも、UEが取得したPreconfiguration情報に応じて一部一致しない設定を変換できれば、本発明を実現可能である。
上記各実施の形態では、Preconfiguration情報をPLMNレベルとセルレベルとに分けて説明したが、本発明はこれに限らず、PLMNレベル、RANレベル(複数のセルの集合)、セルレベルに分けるなど、3レベル以上に分けてもよく、PLMNレベル、RANレベルのような異なる2レベルに分けてもよい。
また、上記各実施の形態では、報知情報の作成、制御情報の作成等をNode Bが行うものとして説明したが、本発明はこれに限らず、Node Bより上位の装置、例えば、RNC(Radio Network Controller)、SGSN又はGGSNのようなCore Network Nodeに上記Node Bの機能の一部又は全部が割り当てられてもよい。
上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
2006年3月24日出願の特願2006−084043の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明にかかる無線通信基地局装置は、呼接続におけるメッセージサイズを低減することができ、WCDMA無線通信システム等に適用できる。
本発明は、無線通信基地局装置に関する。
一般に、無線アクセスネットワーク(RAN: Radio Access Network)は、無線制御装置(RNC: Radio Network Controller)とノードBとにより構成されており、RNCは、交換機ネットワークであるコアネットワーク(CN: Core Network)とIuインタフェースを介して接続され、ノードBは、移動機(UE: User Equipment)と無線インタフェースを介して接続される。
無線インタフェースのプロトコル構成は、レイヤ1(物理レイヤ)、レイヤ2(データリンクレイヤ)、レイヤ3(ネットワークレイヤ)から成り、レイヤ3とレイヤ2の間では論理チャネルが定義されており、レイヤ2とレイヤ1との間ではトランスポートチャネルが定義されている。
レイヤ2は、無線リンクの制御を行うRadio Link Control(RLC)と、無線リソースの割り当て制御などを行うMedium Access Control(MAC)の2つのサブレイヤに分けられる。
また、レイヤ3は、呼設定などの制御を行うC-Plainとユーザ情報の伝達を行うU-Plainとに分けられており、C-Plainはさらにレイヤ1とレイヤ2を直接制御するRadio Resource Control(RRC)と、より高位の制御を行うNon Accesses Stratum(NAS)とに分けられている。そのNASの中で中心的な役割を果たす機能としてMobility Management (MM)があげられる。
RRCは、いくつかのサービスを提供しており、例えば、エリア内の全UEに対する報知情報の通知、特定のUEの呼び出し、コネクションの設定・変更・開放などがあり、UEとネットワークとの呼接続に重要な役割を果たす。
ところで、UEとネットワークとの呼の確立には、設定情報(以下、IE (Information
Element)という)として多くの情報をMessageに含めて送信しなければならず、呼接続の遅延要因となっている。特に情報量が多いMessageとしては、無線回線の確立を行うRRC CONNECTION SETUP(制御情報用チャネルの確立)とRADIO BEARER SETUP(トラフィックデータ用チャネルの確立)である。
そこで、呼接続遅延を減少させる方法として、呼接続に関連するMessageのサイズを低減するPreconfiguration(Default Configuration、Predefined Configuration、Stored Configurationの総称)という方法が3GPP(3rd Generation Partnership Project)において規格化されている。以下、Preconfigurationについて説明する。
Preconfigurationは、無線回線の確立情報を随時送るのではなく、代表的な情報をUEに保持させておき、ネットワークからインデックスのみをUEに通知するという基本コンセプトに基づいて、2通りの方法が非特許文献1に規定されている。
初めに、Default Configurationについて説明する。Default Configurationでは、あらかじめ規定されているConfigurationパターン(詳細は非特許文献1の2章参照)にインデックス(14種類)を付し、このインデックスをUEに保持させておき、ネットワークからインデックスを通知することによりConfigurationパターンを設定する。
このように、ネットワークから送信される情報(RRC CONNECTION SETUPやRADIO BEARER SETUPなどのMessage)がインデックスのみとなるため、メッセージサイズを大幅に削減することができるので、呼接続遅延を減少させることができる。一方、規定されたConfigurationパターンしか使用することができないため、オペレータ独自の設定、またはUEに応じた設定を行うことができない。
次に、Predefined Configurationについて説明する。Predefined Configurationでは、ネットワークから報知されるチャネルを用いて、Configurationパターンとそれに対応するインデックス(16種類)を送信する。UEは、ネットワークから送信された報知情報をIdle状態などにおいて受信し、Configurationパターンとインデックスを保持する。UEは、Configurationとインデックとの関係を保持しているかどうかをRRC CONNECTION REQUEST message送信時にネットワークに通知する。
一方、ネットワークは、UEが報知情報を保持していると判断した場合には、Default Configurationと同様にインデックスのみを送信することが可能となり、メッセージサイズを低減することができる。よって、呼接続遅延を減少させることができる。Predefined
Configurationは、Default Configurationとは異なり、オペレータ独自の設定が可能であるが、報知情報で送信されるConfigurationを使用しないUEを考慮すると、無線リソースを無駄に使用することになってしまう。
ここで、図1にマルチコール用のChannel Structureを示す。図1に示すように制御信号用に3本のSRB(Signaling Radio Bearer)が張られており、それぞれのSRBにTransport Channelが割り当てられている。また、ここでは、Packet呼と音声呼のマルチコールを想定しているため、トラフィックデータとしてはRAB20、RAB5が張られている(RABの番号は一例)。これらのRABに対してもそれぞれTransport Channelが割り当てられている。よって、図1の例では、5つのTransport channelがPhysical channelにMappingされることになる。
また、図1に示すような設定をUEに行うためのMessageを、図2にRRC CONNECTION SETUP messageを例として示し、図3にRADIO BEARER SETUP messageを例として示す。図2及び図3に示したように、Preconfigurationが適用されるのは、RB設定用IEとTrCH設定用IEのみである。ここで、Predefined Configurationは、図4に示すように、Predefined Configurationによって設定されている内容がオペレータ内で共通となるように適用される。すなわち、セル間をまたがったとしても設定内容は同一である必要がある。
3GPP TR25.331,"Radio Resource Control(RRC) Protocol Specification" Signaling Enhancements for CS and PS Connection Analyses and Recommendations
しかしながら、1つのIndexで示されるconfigurationに含まれる内容がRB, TrCH, PhyCHの全てとなると、これらのうちの一部のみが異なる場合でも異なるIndexが必要となるため、Indexの数が膨大となる。
また、Preconfigurationをオペレータ単位ではなく、セル単位で適用すると、UEがセル間の移動に際して取得しなければならない情報が増加してしまう。
このように、セル毎に設定が異なるPhyCHにPreconfigurationを適用することは困難で
あり、RB設定用IEとTrCH設定用IEにしかPreconfigurationを適用することができないので、メッセージサイズを十分低減することができない。
本発明の目的は、呼接続におけるメッセージサイズを低減する無線通信基地局装置を提供することである。
本発明の無線通信基地局装置は、チャネルの設定情報の組合せパターンであるConfiguration情報及び前記Configuration情報を示すインデックスを階層的に管理する管理手段と、オペレータ内で共通の設定となる無線ベアラ及びトランスポートチャネルの設定情報であるPLMNレベルのPreconfiguration情報と、セル毎に異なる設定となる物理チャネルの設定情報であるセルレベルのPreconfiguration情報とを報知する報知手段と、前記PLMNレベルのPreconfiguration情報を示すインデックス及びセルレベルのPreconfiguration情報を示すインデックスによってチャネル設定情報を指示する制御情報に、他RATのPreconfiguration情報が変更したことを含める制御情報作成手段と、作成された前記制御情報を送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、呼接続におけるメッセージサイズを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、実施の形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
初めに、無線通信端末装置(以下、「UE(User Equipment)」という)と無線通信基地局装置(以下、「Node B」という)との一般的な呼接続手順について図5を用いて説明する。図5において、ST101では、UEがRRC CONNECTION REQUEST messageをNode Bに送信し、ST102では、Node BがRRC CONNECTION REQUEST messageの応答として、RRC CONNECTION SETUP messageをUEに送信し、UE Identity、制御情報用のチャネル設定等を通知する。
ST103では、UEがRRC CONNECTION SETUP messageで通知された内容に従って、UE側のチャネル設定を行い、この設定完了の通知としてRRC CONNECTION SETUP COMPLETE messageをNode Bに送信する。
このST101〜ST103の処理によって、RRC CONNECTION Establishmentが完了する。一般的には、このRRC CONNECTION Establishmentでは、制御情報を流すためのRadio BearerであるSRB(Signaling Radio Bearer)のRB1(RLC UM mode適用)、RB2(RLC AM適用、NAS Messageを含まないRRC message送信用)、RB3(RLC AM適用、NAS Messageを含むRRC message送信用)がチャネルとして確立される。それぞれのチャネルに対して設定される内容としては、上記RLCのModeの他に、そのチャネルのPriority、送信するMessageのPDU長、使用するTransport channel type及びその他のTransport channel情報等がある。
次に、ST104では、UEがServiceの開始を要求するNAS messageであるCM SERVICE
REQUESTを作成し、これをRRC messageであるINITIAL DIRECT TRANSFERに含めてNode
Bに送信する。Node Bでは、INITIAL DIRECT TRANSFERをトリガーとしてMMの中でUEの管理を開始する。ST104の処理によって、NAS Connection Establishmentが完了する。
ST105では、Node BがAUTHENTICATION REQUESTをDOWNLINK DIRECT TRANSFERに含めてUEに送信する。また、ST106では、UEがAUTHENTICATION RESPONSEをUPLINK DIRECT TRANSFERに含めてNode Bに送信する。これにより、UEとNode Bとで認証を行う。
ST107では、Node BがSECURITY MODE COMMANDをUEに送信し、セキュリティで用いる乱数の情報等を含む秘匿・暗号化の設定を通知する。ST108では、UEがSECURITY MODE COMMANDの応答として、上りの制御タイミングと共にSECURITY MODE COMPLETEをNode Bに送信する。このST105〜ST108の処理によって、Authentication & Security processが完了する。
ST109では、UEがRRC messageにNAS messageを含めてPDP Context(パケットのセッション)の確立要求をNode Bに送信し、ST110では、Node BがRADIO BEARER SETUP messageをUEに送信し、トラフィックデータ通信用のチャネルであるRAB(Radio Access Bearer)を設定する。
ST111では、UEがRADIO BEARER SETUP COMPLETEをNode Bに送信し、RABを正常に設定できたことを通知し、ST112では、Node BがPDP Contextの確立応答をDOWNLINK DIRECT TRANSFERに含めてUEに送信することで、最終的にPDP Contextの確立が完了したことを通知する。このST109〜ST112の処理によって、RAB Setup & PDP Context Setupが完了する。
このように、ST101〜ST112の処理によって呼の確立が行われる。このとき、各MessageにはIEとして送信しなければならない情報が多数あり、特に情報量が多いMessageとしては、無線回線の確立を行うRRC CENNECTION SETUP(制御情報用チャネルの確立)と、RADIO BEARER SETUP(トラフィックデータ用チャネルの確立)であり、これらのMessageにPreconfigurationを適用することが考えられる。
図6は、本発明の実施の形態1に係るNode B200の構成を示すブロック図である。この図において、PLMN情報管理部201は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、PLMN(Public Land Mobile Network)レベルで管理されるPreconfiguration情報(以下、「PLMNレベル情報」という)を管理する。PLMNレベル情報としては、WCDMAシステムにおける報知情報SYSTEM INFORMATION BLOCK TYPE 16(TS25.331 10.2.48.8.19参照)が挙げられる。例えば、図7に示すように、RB数, 各RBのIdentity, RLC mode, TrCH数, 各TrCHのidentity, TrCH type, TFCSなどの情報があり、これらの組合せのそれぞれに異なるIndexが対応付けられている。PLMNレベルで管理されるPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。なお、上記の情報に加えてこのPreconfiguration情報のバージョンを示す情報を追加することも可能である。
セルレベル情報管理部202は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、セルレベルで管理されるPreconfiguration情報(以下、「セルレベル情報」という)を管理する。セルレベル情報としては、WCDMAシステムにおけるメッセージであるPHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONのPhyCH information elements, Uplink radio resources, Downlink radio resourcesによって設定される内容が挙げられる。例えば、図8に示すように、周波数帯、Scrambling code番号、Spreading Factor, Canalization Code数、Diversity Mode, Feed back Infoの有無、HARQ Bufferサイズ、Handover種別などの情報があり、これらの組合せのそれぞれに異なるIndexが対応付けられている。セルレベルで管理されるPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定
部208に出力される。なお、上記の情報に加えてこのPreconfiguration情報のバージョンを示す情報を追加することも可能である。
報知情報作成部203は、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報と、セルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報とを含む報知情報を作成する。報知情報は、図9に示すように、PLMNレベル情報とセルレベル情報とを異なる送信単位(例えば、ブロック)に割り当てられるものとする。これにより、UEではいずれかのPreconfigurationを選択的に受信することができる。作成された報知情報は報知情報送信部204に出力される。なお、異なるブロックではなく同一ブロックで送信することも可能である。
報知情報送信部204は、報知情報作成部203から出力された報知情報に所定の送信処理を施して、送信処理を施した報知情報をUEに送信する。
チャネル確立決定部205は、図示せぬ上位レイヤから通知されるサービス要求(音声、ストリーミング等)を受けて、チャネルの確立又は削除等を決定する。上位レイヤから通知されるサービス要求の具体例としては、Signaling connection establishment, Mobile originating call establishment or packet mode connection establishment, Emergency call establishment, Short message service, Supplementary service activation, Voice group call establishmentなどがある。確立されるチャネルの種別(音声用のチャネル、ストリーミング用のチャネル、Signaling用のチャネル等)の具体例としては、Signaling connection用のSRB1, 2, 3、またそれに対応するTrCH、PhyCH, 音声用のRAB、またそれに対応するTrCH、PhyCH、Packet用のRAB、またそれに対応するTrCH、PhyCHなどであり、確立が決定されたチャネルの種別(音声通信、ストリーミング通信等)がチャネル設定決定部206に通知される。
チャネル設定決定部206は、チャネル確立決定部205から通知されたチャネルの種別に基づいて、各チャネルの詳細な設定(チャネル確立に必要な設定)を決定する。具体的には、図2及び図3に示したチャネル毎の設定、例えば、RB用の設定であれば、RB/RAB
identity, CN domain identity(CS又はPS), 再確立タイマ(CSであればPSより短い)、PDCP関連情報(Header Compressionに関する設定。ただし、Header Compressionを行わなければ必要なし)、RLCのMode(AM: Acknowledged Mode, UM: Unacknowledged Mode, TM: Transparent Mode), RLCの各種設定(RLCのWindow size, ACK送信のためのタイマ等)、RBがいずれのTrCHにマッピングされるかを示す情報等を決定する。
また、TrCH用の設定であれば、TrCH identity, TrCHの種別(DCH、HS-DSCH、E-DCH等)、PDU size, TTI, Cording Rate, Rate Matching attribute, CRC size, TFCS(Transport Format Combination Set), TrCHのバッファーサイズ等を決定する。
さらに、PhyCH用の設定であれば、Frequency info(周波数帯の情報)、最大上り送信パワ、Scrambling code type, Scrambling code number, Spreading factor, 無線のタイミング情報等を決定する。
このように決定された設定情報(以下、「チャネル設定情報」という)はPreconfiguration使用決定部208に出力される。
UEステータス管理部207は、UEがPLMN情報及びセルレベル情報のそれぞれを保持しているか否かを示すステータスをUEから取得し、取得したUEのステータス及びUEのIDを管理し、Preconfiguration使用決定部208からUEのステータス通知要求を受けると、該当するステータスをPreconfiguration使用決定部208に返送する。
Preconfiguration使用決定部208は、チャネル設定決定部206から出力されたチャネル設定情報が、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報及びセルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報に含まれているか否かを判断する。また、チャネル設定情報がこれらのPreconfiguration情報に含まれていれば、UEステータス管理部207から取得したUEのステータスに基づいて、該当するUEが最終的にPreconfigurationを使用可能か否かPLMNレベル及びセルレベル毎に判断する。UEがPreconfigurationを使用可能な場合、該当するPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndex、又はいずれかのIndexを制御情報作成部209に出力する。一方、UEがPreconfigurationを使用できない場合、チャネル設定情報そのものを制御情報作成部209に出力する。
制御情報作成部209は、Preconfiguration使用決定部208から出力されたPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndex、またはチャネル設定情報をRRC CONNECTION SETUP
message, RADIO BEARER SETUP message, RADIO BEARER RECONFIGURATION message等に含め、制御情報として制御情報送信部210に出力する。参考までに、図10にPLMNレベルのIndex(Index No.3)及びセルレベルのIndex(Index No.5)を含む制御情報のイメージを示す。
制御情報送信部210は、制御情報作成部209から出力された制御情報に所定の送信処理を施し、送信処理を施した制御情報をUEに送信する。
図11は、本発明の実施の形態1に係るUE300の構成を示すブロック図である。この図において、制御情報受信部301は、図6に示したNode B200から送信された制御情報を受信し、受信した制御情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した制御情報をチャネル設定判定部302に出力する。
チャネル設定判定部302は、制御情報受信部301から出力された制御情報からチャネルの設定情報を判定し、制御情報にIndexが含まれていればIndexを抽出し、チャネル設定情報そのものが含まれていればチャネル設定情報を抽出し、抽出したIndex又はチャネル設定情報をチャネル設定展開部305に出力する。
報知情報受信部303は、図6に示したNode B200から送信された報知情報を受信し、受信した報知情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した報知情報を報知情報記憶部304に出力する。
報知情報記憶部304は、報知情報受信部303から出力された報知情報に含まれるPLMNレベル情報及びセルレベル情報を記憶し、それぞれの情報をチャネル設定展開部305及びステータス挿入部308に出力する。
チャネル設定展開部305は、チャネル設定判定部302からIndexが出力された場合には、報知情報記憶部304から該当するConfigurationをPLMNレベル及びセルレベル毎に読み出し、読み出したConfigurationをチャネル設定部306に出力する。また、チャネル設定判定部302からチャネル設定情報が出力された場合には、チャネル設定情報をそのままチャネル設定部306に出力する。
チャネル設定部306は、チャネル設定展開部305から出力されたConfiguration又はチャネル設定情報に基づいて、チャネル設定を行い、メッセージ送信部309に反映させる。
送信メッセージ作成部307は、Node Bに送信するメッセージを作成し、作成したメッセージをステータス挿入部308に出力する。
ステータス挿入部308は、送信メッセージ作成部307から出力された送信メッセージに、Preconfiguration情報が報知情報記憶部304に記憶されていることを示すステータスをPLMNレベル及びセルレベル毎に挿入し、ステータスを挿入した送信メッセージをメッセージ送信部309に出力する。
なお、このスタータスの情報として、Preconfiguration情報を保持している、または、保持していないを示すフラグに加えて、Preconfiguration情報のバージョンがPreconfiguration情報と合わせて受信できている場合には、その内容も追加することが可能である。
メッセージ送信部309は、ステータス挿入部308から出力されたメッセージに所定の送信処理を施し、送信処理を施したメッセージをチャネル設定部306で設定されたチャネルを用いてNode Bに送信する。
次に、図6に示したNode B200と図11に示したUE300との呼接続手順の概略について図12を用いて説明する。図12において、ST401では、Node B200がオペレータのRB/TrCHのPreconfiguration情報及びPreconfiguration情報をBroadcast InformationによってUE300に報知し、ST402では、UE300が報知情報を受信し、受信した報知情報に含まれるPreconfiguration情報を記憶する。
ST403では、UE300がPLMNレベル情報及びセルレベル情報を記憶していること、すなわち、UE300のステータスをRRC CONNECTION REQUESTによってNode B200に通知する。RRC CONNECTION REQUESTは図14に示すように、PLMN Preconfiguration statusとしてPLMNレベルのステータスを、Cell Preconfiguration statusとしてセルレベルのステータスをそれぞれTrue(保持)又はFalse(非保持)によって通知する。
ST404では、Node B200がPreconfigurationを用いてチャネル設定を行い、ST405では、ST404において設定したチャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndexをRRC CONNECTION SETUPに含め、Node B200からUE300に送信する。参考までに、RRC CONNECTION SETUPのイメージを図15に示す。
ST406では、UE300がRRC CONNECTION SETUPの応答として、RRC CONNECTION SETUP COMPLETEをNode B200に送信し、UE300とNode B200との間でNAS Messageの送受信を行う。
ST407では、チャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndexをRADIO BEARER SETUPに含め、Node B200からUE300に送信し、ST408では、UE300がRADIO BEARER SETUPの応答として、RADIO BEARER SETUP COMPLETEをNode B200に送信する。
このように実施の形態1によれば、PLMN毎に異なる設定となるRB及びTrCHのConfigurationと、セル毎に異なる設定となるPhyCHのConfigurationとにIndexをそれぞれ対応付けた2階層のPreconfiguration情報を用意し、PLMNレベル及びセルレベル毎にPreconfigurationを適用することにより、呼接続におけるメッセージサイズを低減することができる。
なお、本実施の形態では、PLMNレベルとセルレベルとに対応するIndexをそれぞれ
設けているが、例えば、セルレベルで管理されるPhyCH情報のみを変更する場合には、変更する情報のIndexのみを送信することが可能である。また、PLMNレベルで管理される情報を1つのIndexで管理するのではなく、RBとTrCHとを分けてIndex管理を行い、例えば、RBのみ変更する場合には、RB用のIndexを用いることも可能である。
なお、本実施の形態では、図12を用いて呼を確立する状態の動作について説明したが、その他の場合の動作も考えられる。例えば、UEが一旦パケット呼を確立したあとに、しばらくパケットの通信が無かったために、その状態を省電力用の状態に移している場合が考えられる。省電力用の状態において、再度通信を始めた場合、及びセルを移動した場合にも使用できる。具体的には、図13に示すように、UEとNode Bとの通信手順において、今回RRC CONNECTION REQUESTに設定したステータスの情報を、再接続に用いるCELL UPDATE(またはURA UPDATE)に設定し、RRC CONNECTION SETUPにてNode Bより指示されていたIndexが、CELL UPDATE CONFIRM(URA UPDATE CONFIRM)に入れられるなどである。
また、本実施の形態では、PLMNレベルのPreconfigurationとセルレベルのPreconfigurationとは互いに独立したものとして説明したが、PLMNレベルのPreconfigurationの中で選択するものが決まれば、セルレベルのPreconfigurationの中で選択するものが決まるように規定するようにしてもよい。すなわち、図16に示すように、PLMNレベルPreconfigurationのインデックスとセルレベルPreconfigurationのインデックスとを一対一で対応させる。この場合、片方のIndexのみを端末に通知すれば良いので、図17に示す呼接続手順となる。
また、図16に示すように一対一対応ではなくても、PLMNレベルのPreconfigurationの中で選択するものが決まると、それに対応するセルレベルのPreconfigurationの選択肢が限られる場合も考えられる。このような場合、セルレベルのPreconfigurationの設定を、PLMNレベルのPreconfigurationのインデックスと関連して考えることでセルレベルのPreconfigurationを使用するためのIndexを短くすることが可能となる。この例を図18に示す。
また、本実施の形態では、Node Bが複数のPreconfiguration(PLMNレベル、セルレベル)を管理する場合について説明したが、Node BがセルレベルのPreconfigurationを管理し、その上位のノードがPLMNレベルの管理を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、セルレベルのPreconfigurationはNode B毎に異なるような情報を扱うものとして定義した。しかしながら、それ以外の定義も可能である。具体的には、Node BとUEとの間に閉じた通信を行うための情報をセルレベルのPreconfigurationとして定義して管理することも可能である。このような場合には、全てのPreconfigurationの保持情報を一度に送る場合と、段階的に送る場合とが考えられる。例えば、UEとNode Bとのコネクションを最初に確立するだけならば、セルレベルのPreconfigurationの受信状態のみを報告すればよい。そして、UEとNode Bとのコネクションの確立後にPLMNレベルのPreconfigurationの保持状態を通知することで、最終的に呼の確立を行うことが可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、UEが1つのセルのセルレベル情報を保持する場合について説明したが、本発明の実施の形態2では、図19に示すように、UEが複数のセルのセルレベル情報を保持する場合について説明する。
図20は、本発明の実施の形態2に係るNode B500の構成を示すブロック図で
ある。図20が図6と異なる点は、隣接セルステータス管理部501を追加した点と、Preconfiguration使用決定部208をPreconfiguration使用決定部502に変更した点である。
図20において、隣接セルステータス管理部501は、UEが隣接セルのPLMN情報及びセルレベル情報のそれぞれを保持しているか否かを示すステータスをUEから取得し、取得したUEのステータス及びUEのIDを管理する。隣接セルステータス管理部501は、Preconfiguration使用決定部502からUEのステータス通知要求を受けると、該当するステータスをPreconfiguration使用決定部502に返送する。なお、このステータスの情報として、Preconfiguration情報を保持している、又は、保持していないを示すフラグに加えて、Preconfiguration情報のバージョンがPreconfiguration情報と合わせて受信できている場合には、その内容も追加することが可能である。
Preconfiguration使用決定部502は、UEが隣接セルに移動する場合に、UEにHandoverを指示する際、隣接セルステータス管理部501から取得したUEの隣接セルステータスに基づいて、該当するUEが最終的に隣接セルにおけるPreconfigurationを使用可能か否か判断する。UEが隣接セルにおけるPreconfigurationを使用可能な場合、該当するPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndexを制御情報作成部209に出力する。一方、UEがPreconfigurationを使用できない場合、チャネル設定決定部206から出力されたチャネル設定情報そのものを制御情報作成部209に出力する。
図21は、本発明の実施の形態2に係るUE600の構成を示すブロック図である。図21が図11と異なる点は、隣接セル報知情報受信部601及び隣接セル報知情報記憶部602を追加した点と、ステータス挿入部308をステータス挿入部603に、チャネル設定展開部305をチャネル設定展開部604に変更した点である。
隣接セル報知情報受信部601は、自セル以外の隣接セルから送信された報知情報を受信し、受信した報知情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した報知情報を隣接セル報知情報記憶部602に出力する。
隣接セル報知情報記憶部602は、隣接セル報知情報受信部601から出力された報知情報に含まれるPLMNレベル情報及びセルレベル情報を記憶し、それぞれの情報をステータス挿入部603及びチャネル設定展開部604に出力する。
ステータス挿入部603は、送信メッセージ作成部307から出力された送信メッセージに、Preconfiguration情報が報知情報記憶部304に記憶されているか否かを示すステータスと、隣接セルのPreconfiguration情報が隣接セル報知情報記憶部602に記憶されているか否かを示すステータスとをPLMNレベル及びセルレベル毎に挿入し、ステータスを挿入した送信メッセージをメッセージ送信部309に出力する。
チャネル設定展開部604は、チャネル設定判定部302から出力されたIndexに該当するConfigurationを報知情報記憶部304からPLMNレベル及びセルレベル毎に読み出し、読み出したConfigurationをチャネル設定部306に出力する。また、チャネル設定判定部302から出力された内容が隣接セルに対するセルレベル情報である場合には、設定されたIndexに該当するConfigurationである隣接セルのセルレベル情報を隣接セル報知情報記憶部602から読み出し、読み出したセルレベル情報をチャネル設定部306に出力する。
次に、図21に示したUE600がHandoverを行う場合の通信手順の概略について図22を用いて説明する。図22において、UE600とNode B500とが通信状態で
あり、ST701では、UE600が自セル及び隣接セルの報知情報を受信し、ST702では、Node B500がUE600に対して隣接セルの受信品質の測定を要求するMEASUREMENT CONROLを送信する。
ST703では、UE600が隣接セルの受信品質の測定(MEASUREMENT)を行うと共に、測定を行った隣接セルのPreconfiguration情報を保持しているかを確認し、ST704では、UE600が隣接セルの受信品質測定結果と隣接セルのステータスをMEASUREMENT REPORTとしてNode B500に送信する。MEASUREMENT REPORTは図23に示すように、Cell Preconfiguration statusとして隣接セルのステータスをTrue(保持)又はFalse(非保持)によって通知する。
ST705では、UE600における受信品質は自セルより隣接セルの方がよいとNode B500によって判断された場合、UE600にHandoverさせることを決定し、UE600がHandover先のセルのPreconfiguration情報を保持しているか否かを隣接セルのステータスから判断し、Preconfigurationの使用を決定する。
ST706では、Node B500がUE600にPHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONを送信することによって、Handoverの指示及び隣接セルのセルレベルのIndexの通知を行い、ST707では、UE600がPHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATIONの応答として、PHYSICAL CHANNEL RECONFIGURATION COMPLETEをNode B500に送信する。
ここで、ST702にて送信されているMEASUREMENT CONTROLは従来と同じものを仮定している。ただし、拡張としてMEASUREMENT CONTROLの情報にPreconfigurationに関する情報を含むことも可能である。例えば、Preconfigurationのバージョンを示す情報をMEASUREMENT CONTROLに含むことにより、UE側で保持しているPreconfiguration情報が最新なものかどうかを確認することが可能である。そして、保持しているPreconfiguration情報が最新のものではない場合には、保持している情報を消去するなどの処理が考えられる。
このように実施の形態2によれば、UEが隣接セルのPreconfiguration情報を取得し、隣接セルへのHandoverに際し、Node Bから隣接セルのセルレベル情報を示すIndexを受信することにより、Handoverにおけるメッセージサイズを低減することができる。
(実施の形態3)
図24は、本発明の実施の形態3に係るNode B800の構成を示すブロック図である。図24が図6と異なる点は、隣接セル情報管理部801を追加した点と、報知情報作成部203を報知情報作成部802に、また、Preconfiguration使用決定部208をPreconfiguration使用決定部803に変更した点である。
図24において、隣接セル情報管理部801は、周波数帯、Scrambling Code等のセルの識別に必要な情報(以下、「隣接セル情報」という)を管理し、管理する隣接セル情報を報知情報作成部802及びPreconfiguration使用決定部803に出力する。
報知情報作成部802は、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報、セルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報、及び、隣接セル情報管理部801から出力された隣接セル情報を含む報知情報を作成し、作成した報知情報を報知情報送信部204に出力する。
Preconfiguration使用決定部803は、チャネル設定決定部206から出力されたチャネル設定情報が、PLMNレベル情報管理部201から出力されたPLMNレベル情報、
セルレベル情報管理部202から出力されたセルレベル情報、隣接セル情報管理部801から出力された隣接セル情報のいずれかに含まれているか否かを判断する。チャネル設定情報がこれらの情報に含まれていれば、UEステータス管理部207から取得したUEのステータスに基づいて、該当するUEが最終的にPreconfigurationを使用可能か否かPLMNレベル及びセルレベル毎に判断する。UEがPreconfigurationを使用可能な場合、該当するPLMNレベルのIndex及びセルレベルのIndex、又はいずれかのIndexを制御情報作成部209に出力する。一方、UEがPreconfigurationを使用できない場合、チャネル設定情報そのものを制御情報作成部209に出力する。
自セルと隣接セルのConfiguration情報の違いが隣接セル情報のみであるとPreconfiguration使用決定部803において判断された場合、制御情報作成部209は、図25に示すように、セルレベル情報と隣接セル情報とを組み合わせることにより、制御情報を作成し、作成した制御情報を制御情報送信部210に出力する。
図26は、本発明の実施の形態3に係るUE900の構成を示すブロック図である。図26が図11と異なる点は、隣接セルPreconfiguration情報作成部902を追加した点と、報知情報記憶部304を報知情報記憶部901に、チャネル設定展開部305をチャネル設定展開部903に変更した点である。
図26において、報知情報記憶部901には、報知情報受信部303から出力された報知情報に含まれるPLMNレベル情報、セルレベル情報及び隣接セル情報が記憶され、PLMNレベル情報及びセルレベル情報はチャネル設定展開部903に出力され、隣接セル情報は隣接セルPreconfiguration情報作成部902に出力される。また、これらの情報が記憶されているか否かを示すステータスがステータス挿入部308に出力される。
隣接セルPreconfiguration情報作成部902は、チャネル設定判定部302から出力されたセルレベルのIndexに該当するセルレベル情報と、チャネル設定判定部302から出力されたCell IDに該当する隣接セル情報とを報知情報記憶部901から読み出し、読み出したセルレベル情報及び隣接セル情報に基づいて、隣接セルのPreconfiguration情報を作成する。作成されたPreconfiguration情報はチャネル設定展開部903に出力される。
チャネル設定展開部903は、チャネル設定判定部302から出力されたPLMNレベルのIndexに該当するPLMNレベル情報を報知情報記憶部901から読み出し、読み出したPLMNレベル情報と、隣接セルPreconfiguration情報作成部902から出力された隣接セルのPreconfiguration情報とからチャネル設定情報を展開し、展開したチャネル設定情報をチャネル設定部306に出力する。
ここで、上記構成を有するUE900が受信した制御情報に基づいて、チャネル設定情報を展開する様子について図27を用いて説明する。チャネル設定判定部302では、受信メッセージの中からPLMNレベルのIndex(Index No.2)をチャネル設定展開部903に出力し、セルレベルのIndex(Index No.1)及びCell ID(=2)を隣接セルPreconfiguration情報作成部902に出力する。
隣接セルPreconfiguration情報作成部902では、セルレベルのIndex No.1に該当するセルレベル情報を、また、Cell ID=2に該当する隣接セル情報を報知情報記憶部901からそれぞれ読み出し、読み出したセルレベル情報に隣接セル情報を上書きし、隣接セルのPreconfiguration情報を作成し、作成した隣接セルPreconfiguration情報をチャネル設定展開部903に出力する。
チャネル設定展開部903では、PLMNレベルのIndex No.2に該当するPLMNレベ
ル情報を報知情報記憶部901から読み出し、読み出したPLMNレベル情報と隣接セルPreconfiguration情報とを組み合わせることにより隣接セルのチャネル設定情報を展開する。
このように実施の形態3によれば、自セルと同じPhyCHの設定の隣接セルにUEをHandoverさせる場合、自セルに隣接するセルを識別する隣接セル情報を報知情報に含め、UEが自セルのセルレベル情報と隣接セル情報とを用いて、隣接セルのセルレベル情報を作成することにより、隣接セルから報知情報を取得することなく、隣接セルへのHandoverを行うことができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4では、LTE(Long Term Evolution)において全てのデータがシェアードチャネルによって送信されることに注目し、セルレベルをさらに2種類に分類する場合について説明する。
実施の形態1では、PLMNレベルとして、QoSクラス、チャネルRadio access bearer identifier、PDCP(ヘッダー圧縮等)の情報、CipheringまたはIntegrityの設定、Logical Channelの設定、Outer ARQの設定・再送回数・受信ウィンドウサイズ、再送のための情報の送り方、DRX/DTXを実施するためのパラメータ・DRX/DTXの間隔等、Traffic量の測定結果の報告方法などがある。
また、セルレベルとして、対応周波数帯域、チャネルのフォーマット・TTI・インターリーブ長・コーディングレート等(スケジューラによって最終的に決定され、候補が未設定となることも考えられる。)、Downlinkスケジューリング用の品質報告の送信方法・送信頻度・品質を測定する単位等、Scrambling code(またはパターン)、Uplinkスケジューリング用のリソース要求の送信方法、MIMOに関する設定などがある。
ここで、LTEの特徴である全てのデータがシェアードチャネルによって送信されることを考えると、セルレベルはさらに2種類に分類される。一つには、チャネルを追加したときに変更、追加される情報であり、例えば、QoSが異なると変更しなければならない情報である。具体的には、CQIの頻度、HARQの方法等である。もう一つには、チャネルを追加しても変更、追加されない情報であり、例えば、周波数情報等のセルが変わらない場合には変更する必要がない情報である。これら2種類の情報を分けて管理することにより、Preconfigurationとして送信するデータ量をさらに低減することができる。
このように、セルレベルを分類する際に基本となる概念は、レイヤに与える影響が異なる情報を分類するというものであり、具体例としては、QoSが挙げられる。
図28は、本発明の実施の形態4に係るNode B1000の構成を示すブロック図である。図28が図6と異なる点は、セルレベル情報管理部202をセルレベル情報管理部1001とセルレベル情報管理部1002とに変更し、報知情報作成部203を報知情報作成部1003に、Preconfiguration使用決定部208をPreconfiguration使用決定部1004にそれぞれ変更した点である。
セルレベル情報管理部1001は、UEに提供するチャネルに応じた設定内容を管理する。具体的には、CQI reportingの送信頻度、Resource requestの送信頻度、HARQの再送回数、再送遅延などを管理する。これらの情報は、例えばVoIP(Voice over IP)などを使用する場合、ウェブブラウジングを行う場合、メールを送受信する場合等で異なるものである。そのため、チャネルを設定するたびに、そのチャネルの提供するサービスに応じた情報を選択する必要がある。ここでは、このようにチャネルを追加するたびに
、チャネルに応じて設定すべき情報を管理する。
セルレベル情報管理部1002は、UEに提供するチャネルのタイプに依存しない設定内容を管理する。具体的には、周波数帯情報、Scrambling code(またはパターン)情報、Radio resource blockの配置情報などを管理する。これらの情報は、チャネル追加する際に新たに変更する必要がないため、一度設定したらその後チャネル追加しても新たに設定する必要がない。ここでは、このようにチャネルを追加するたびに、新たにUEに設定を行う必要のない情報を管理する。
報知情報作成部1003は、PLMNレベル情報管理部201、セルレベル情報管理部1001及び1002から出力されたレベル情報を取得し、取得したレベル情報を含む報知情報を作成する。ここで作成される報知情報は、図29に示すように、QoSに関係しないPreconfiguration情報とQoSに関係するPreconfiguration情報とが含まれることになる。
Preconfiguration使用決定部1004は、PLMNレベル情報管理部201、セルレベル情報管理部1001及び1002から出力されたセルレベル情報を取得し、取得したセルレベル情報(Preconfiguration情報)を用いてチャネル設定を行う。
図30は、本発明の実施の形態4に係る呼接続手順の概略を示すシーケンス図である。ただし、図30が図12と共通する部分には図12と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図30において、ST1101では、Node B1000が、図29に示すような複数のPreconfiguration情報をBroadcast InformationによってUEに報知する。
ST1102では、UEがPLMNレベル情報、QoSに関係するセルレベル情報及びQoSに関係しないセルレベル情報を記憶していること、すなわち、UEのステータスをRRC CONNECTION REQUESTによってNode B1000に通知する。このとき、UEが通知する情報としては、PLMNレベル情報が受信できていることを示すフラグ、セルレベル情報が受信できていることを示すフラグを入れることが考えられる。すなわち、QoSに関係するセルレベル情報を記憶しているかと、QoSに関係しないセルレベル情報を記憶しているかは、同じフラグで示すことが効率の点で考えられる。ただし、この方法に限定されるわけではなく、別のフラグを設けても良い。
ST1103では、ST404において設定したチャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex、QoSに関係するセルレベルのIndex及びQoSに関係しないセルレベルのIndexをRRC CONNECTION SETUPに含め、Node B1000からUEに送信する。
ST1104では、チャネル設定情報を示すPLMNレベルのIndex及びQoSに関係するセルレベルのIndexをRADIO BEARER SETUPに含め、Node B1000からUEに送信する。ここでは、2度目のチャネル設定に該当するため、QoSに関係しないセルレベルのIndexは含まれない。
このように実施の形態4によれば、レイヤに与える影響が異なる情報としてQoSに基づいてセルレベルを分類することにより、QoSに関係しないPreconfiguration情報を一度設定したら、その後チャネルを追加するときなどに再設定する必要がなくなるので、Preconfigurationとして送信するデータ量を低減することができる。
なお、図30に示した呼接続手順における複数のメッセージが連結された場合の呼接続
手順でもよく、この場合のシーケンスを図31に示す。この場合では、C-PlaneとU-planeの設定が同時に行われているため、1つのメッセージがRRC CONNECTION SETUP、RADIO BEARER SETUPの役割を果たしている。この場合、両方の設定を行うためにオペレータのRB/TRCHのPreconfiguration情報と該当セルのQoSに関係するPreconfiguration情報は二つ必要になる。ただし、該当セルのQoSに関係しないPreconfiguration情報は両方に共通であるため1つとなる。
ちなみに、1つのPreconfigurationの設定がC-PlaneとU-planeの両方の設定を示す場合には、オペレータのRB/TRCHのPreconfiguration情報と該当セルのQoSに関係するPreconfiguration情報も1つですむことになる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5では、図32に示すように、複数のRATに対応したUEが複数のRATを使用している場合について説明する。ただし、RATとしては、UMTS、GSM(GPRS,EDGEを含む)、LTE/SAEのシステム、3GPP2のシステム、WLAN(802.11a, b, g等)によって構築されたシステムなどがある。
図32では、E-UTRAとしてPLMN1とPLMN2とがそれぞれ異なるオペレータによりサポートされており、UTRAとしてPLMNaとPLMNbとがそれぞれ異なるオペレータによりサポートされている。なお、例えば同じオペレータがE-UTRAのPLMN1とUTRAのPLMNaとをサポートしていてもよいし、それぞれ異なるオペレータであっても特に問題ない。
ここで、UEがE-UTRAのPLMN2に接続して通信を行っている場合を考える。PLMN2の中では、E-UTRA Preconfigurationの情報はセルレベルの情報及び更新された情報を除いては変わらない。そのため、UEはそれらの情報を再度受信する必要がない。
ところが、このPLMN2内の移動に際し、UTRAのPLMNが切り替わる場合がある。すなわち、図32ではPLMNaとPLMNbとが切り替わることになる。この場合、UEはPLMNbのPreconfiguration情報を受信しないとE-UTRAからUTRAに移動する際にPreconfigurationを使用できないことになってしまう。
そのため、UEがたとえE-UTRAに接続していてPLMN2内を移動している場合でも、UTRAの接続候補が切り替わった場合には、UEがPreconfiguration情報を取得し直すような仕組みが必要となる。また、Node B側でもUEがPLMNbに対してPreconfiguration情報を持っているかを知る仕組みが必要となる。また、他RATのPreconfiguration情報を現在いるRATで報知するような仕組みが考えられる。ここでは、他RATのPreconfiguration情報を現在いるRATで報知されることを前提とする。また、Preconfigurationの情報は他RATがどのオペレータに所属しているかを識別するための識別子と一緒に送られることなどが考えられる。これは、他RATがどのオペレータに所属しているかを明示的に端末に示すためである。しかしながら、端末に対してその内容を明示的に示す必要がない場合には、チャネル設定に必要な情報のみをPreconfiguration情報として設定することも可能である。
特に、オペレータAにより一部の限定された地域だけにE-UTRAサービスが提供され、その他の広域ではオペレータBによりUTRAサービスが提供されている場合、UEはオペレータAとオペレータBとの間を移動する必要があり、図32の状況が頻繁に発生する。
図33は、本発明の実施の形態5に係るNode B1200の構成を示すブロック図である。図33が図20と異なる点は、測定指示部1204を追加した点と、セルレベル
情報管理部202を他RAT情報管理部1201に、報知情報作成部203を報知情報作成部1202に、チャネル確立決定部205をチャネル確立決定部1203に、隣接セルステータス管理部501を他RATステータス管理部1205にそれぞれ変更した点と、PLMNレベル情報管理部201、UEステータス管理部207を削除した点である。
図33において、他RAT情報管理部1201は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信される他RATの情報を管理する。他RAT情報としては、他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報、他RATのPLMN情報、このNode Bにおいて管理されている情報が隣接セルにおいて管理されている情報と同じであるか否かの情報などが挙げられる。他RAT情報管理部1201は、他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報を報知情報作成部1202及びPreconfiguration使用決定部502に出力する。また、他RAT情報管理部1201は、Node B1200において管理されている情報が隣接セルのNode Bにおいて管理されている情報と同じであるか否かの情報を測定指示部1204に出力する。
報知情報作成部1202は、他RAT情報管理部1201から出力された他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報を含む報知情報を作成し、作成した報知情報を報知情報送信部204に出力する。
チャネル確立決定部1203は、図示せぬ上位レイヤ又はUEからの通知を受けて、UEに対するチャネル設定及び無線リソースの管理を行う。具体的には、UEに対する測定指示、ハンドオーバ、呼接続等の決定を行う。ここでは、特に、測定指示とハンドオーバ(移動制御)について説明する。チャネル確立決定部1203は、測定指示を決定した場合には、その旨測定指示部1204に通知し、移動制御を決定した場合には、その旨チャネル設定部206に通知する。
測定指示部1204は、Measurement control messageに含む内容を決定し、決定した内容を制御情報作成部209に出力する。また、測定指示部1204は、他RAT情報管理部1201から出力されたNode B1200において管理されている情報が隣接セルのNode Bにおいて管理されている情報と同じであるか否かの情報に基づいて、このNode B1200が管理している情報と隣接セルが管理している情報とが異なると判断した場合、その旨制御情報作成部209に通知し、制御情報に含めるようにする。
チャネル設定決定部206は、チャネル確立決定部1203から通知された移動制御の決定を受けて、UEに対する移動制御の指示内容を決定する。具体的には、ハンドオーバの指示メッセージの内容を決定する。決定した指示内容はPreconfiguration使用決定部502に通知される。
他RATステータス管理部1205はUEから通知されるMeasurement reportに含まれるPreconfigurationの取得状況(UEがPreconfiguration情報を取得できているか否かを示す情報)を管理し、この取得状況をPreconfiguration使用決定部502に通知する。
Preconfiguration使用決定部502は、チャネル設定決定部206から通知されたハンドオーバの指示メッセージの内容に基づいて、移動制御対象のUEがPreconfigurationを使用できるか他RATステータス管理部1205を参照して確認する。Preconfigurationを使用できる場合には、他RAT情報管理部1201から出力された他RATにおいて使用されるPreconfiguration情報を用いてハンドオーバを行うことを決定する。一方、Preconfigurationを使用できない場合には、Preconfiguration情報を用いずにハンドオーバを行うことを決定する。この決定内容は制御情報作成部209に通知される。
図34は、本発明の実施の形態5に係るUE1300の構成を示すブロック図である。図34が図11と異なる点は、測定指示部1302及び測定実施部1303を追加した点と、制御情報受信部301を制御情報受信部1301に、報知情報受信部303を報知情報受信部1304に、送信メッセージ作成部307を送信メッセージ作成部1305にそれぞれ変更した点である。
図34において、制御情報受信部1301は、図33に示したNode B1200から送信された制御情報を受信し、受信した制御情報に所定の受信処理を施す。受信処理が施された制御情報のうち、Measurement controlメッセージは測定指示部1302に出力され、移動制御を行うハンドオーバ指示メッセージはチャネル設定判定部302に出力される。
測定指示部1302は、制御情報受信部1301から出力されたMeasurement controlメッセージに応じて、測定実施部1303に他RATの回線品質の測定を指示する。また、Measurement controlメッセージによってNode B1200が管理している情報と隣接セルが管理している情報とが異なることが通知された場合、報知情報受信部1304に報知情報の取得を指示する。
測定実施部1303は、測定指示部1302からの指示に従って他RATの回線品質の測定を行い、測定結果を送信メッセージ作成部1305に出力する。
報知情報受信部1304は、測定指示部1302からの指示を受けて、図33に示したNode B1200から送信されたPreconfigurationを含む報知情報を受信し、受信した報知情報に所定の受信処理を施し、受信処理を施した報知情報を報知情報記憶部304に出力する。
送信メッセージ作成部1305は、測定実施部1303から出力された測定結果をもとにMeasurement reportメッセージを作成し、作成したMeasurement reportメッセージをステータス挿入部308に出力する。また、送信メッセージ作成部1305は、ハンドオーバ処理の結果を通知するメッセージも作成し、作成したメッセージをステータス挿入部308に出力する。なお、ステータス挿入部308において、Measurement reportメッセージに他RAT用Preconfigurationの受信状態が挿入される。
次に、図33に示したNode B1200と図34に示したUE1300とのハンドオーバ処理手順の概略について図35を用いて説明する。ここでは、具体的には、UE1300がPLMN2内を移動しており、UTRAの接続候補が変わるハンドオーバ後の処理手順を示す。
図35において、ST1401では、Node B1200からUE1300にMeasurement controlが送信され、他RAT(Inter-RAT)へのハンドオーバに備えてUE1300にInter-RATの品質測定を指示する。Measurement controlに含まれる情報としては、現在3GPPに規定されている情報等が挙げられる。また、新たなPLMNがInter-RATの候補になったこともMeasurement controlに含まれる。これにより、UE1300はMeasurement controlによるInter-RATの品質測定に加えて、新たなPLMNのPreconfiguration情報を読み取ることになる。なお、報知情報自体は現在接続しているNode B1200から送信されることを前提としているが、Inter-RATの品質測定の際にInter-RATセルの報知情報を受信するようにしてもよい。
ST1402では、UEがInter-RATの回線品質を測定し、ST1403では、Measurement controlによる指示に従って、UE1300からNode B1200に測定結果を
送信する。このとき、3GPPに規定されている測定結果に加えて、Preconfigurationの取得状況も通知する。これにより、ST1404では、Node B1200においてUE1300が新たなPLMNに対してPreconfiguration情報を取得できているかを確認することができる。
このように実施の形態5によれば、複数のRATに対応したUEがあるPLMN内を移動して、他RATの接続候補が変わる場合、UEが他RATの品質測定を行い、品質測定結果と共にUEの移動先となる他RATのPreconfiguration情報の取得状況をUEからNode Bに通知することにより、Node BにおいてUEが他RATのPreconfiguration情報を取得しているか否かを確認することができる。
なお、本実施の形態では他RATのPreconfiguration情報が現在所属しているRATから送信されることを前提とした。しかしながら、他RATのPreconfiguration情報は、他RATでのみ送信するようにすることも考えられる。この場合には、UEは他RATで報知されている報知情報の受信を行うことになる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6に係るNode Bは、実施の形態5の図33に示した構成と同一であり、一部機能が異なるのみであるため図33を援用して説明する。
他RAT情報管理部1201は、UE1350の移動先セルの情報を管理し、移動先セルの情報をPreconfiguration使用決定部502に出力する。
Preconfiguration使用決定部502は、他RAT情報管理部1201から出力された移動先セルの情報をハンドオーバ指示メッセージに含め、制御情報作成部209に出力する。
図36は、本発明の実施の形態6に係るUE1350の構成を示すブロック図である。図36が図34と異なる点は、チャネル設定判定部302をチャネル設定判定部1351に、報知情報受信部1304を報知情報受信部1352にそれぞれ変更した点である。
次に、図33に示したNode B1200と図36に示したUE1350とのハンドオーバ処理手順の概略について図37を用いて説明する。ここでは、具体的には、UE1350がPLMN2内を移動しており、UTRAの接続候補が変わる場合のハンドオーバ処理手順を示す。
図37において、ST1501では、Node B1200がUE1350の移動先のNode B1250から報知されたInter-RATのPreconfiguration情報がUEの取得しているPreconfiguration情報と一致しているか否かを確認する。ここでは、両者が一致しないものとする。
ST1502では、Node B1200がHandover indicationにInter-RATのPreconfiguration情報を含めてUE1350に送信し、ST1503では、UE1350がハンドオーバを実施する。
ST1504では、UE1350から移動先のNode B1250にHandover indication responseを送信し、UE1350とNode B1250との間で通信可能となり、ST1505では、Node B1250から送信された報知情報を受信する。
このように実施の形態6によれば、複数のRATに対応したUEがあるPLMN内を移
動して、他RATの接続候補が変わる場合、Node BがUEの移動先となる他RATのPreconfiguration情報が異なることをハンドオーバ指示によってUEに通知することにより、UEはハンドオーバ後にいち早く移動先RATからの報知情報を受信することができる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7では、実施の形態1において説明した階層的なPreconfigurationを複数のRATに応用する場合について説明する。
異なるRAT間では使用している無線アクセス方式が異なるため、チャネルの設定も異なる。具体的には、WLANネットワークでは802.11a, bなど様々な方式が適用され、LTE/SAEネットワークではOFDMをベースとした方式が適用され、UMTSネットワークではW−CDMA方式が適用されている。
このように、無線部分の方式は異なるが、上位レイヤに注目すると一部共通する設定がある。ここで、図38に、WLANネットワーク、LTE/SAEネットワーク、UMTSネットワークが1つのオペレータにより提供されるアーキテクチャを示す。この図が示すように、無線部は全てのRATで異なる設定となるが、レイヤ2及びレイヤ3ではLTE/SAEネットワークとUMTSネットワークとで同じ設定となるようなシステム設計が考えられる。また、レイヤ3以上では全てのRATで同じ設定となるようなシステム設計も考えられる。このような場合では、それぞれのネットワークで使用されるPreconfigurationとしては次のようになる。
すなわち、WLANネットワークでは、全てのRAT共通のPreconfiguration情報及びWLANネットワーク独自のPreconfiguration情報に分けることができる。また、LTE/SAEネットワークでは、全てのRAT共通のPreconfiguration情報、UMTSネットワークと共通のPreconfiguration情報及びLTE/SAEネットワーク独自のPreconfiguration情報に分けることができる。さらに、UMTSネットワークでは、全てのRAT共通のPreconfiguration情報、LTE/SAEネットワークと共通のPreconfiguration情報及びUMTSネットワーク独自のPreconfiguration情報に分けることができる。このように、複数のRAT間で階層的なPreconfigurationを実現することができる。
図39は、本発明の実施の形態7に係るNode B1600の構成を示すブロック図である。図39が図6と異なる点は、PLMNレベル情報管理部201及びセルレベル情報管理部202を削除し、最上位レベル情報管理部1601、第2位レベル情報管理部1602及び最下位レベル情報管理部1603を追加した点である。
図39において、最上位レベル情報管理部1601は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、階層化レベルの最も高いPreconfiguration情報を管理する。すなわち、図38に示した例では、全てのRATに共通のPreconfiguration情報を管理する。全RAT共通のPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。
第2位レベル情報管理部1602は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、階層化レベルが2番目に高いPreconfiguration情報を管理する。すなわち、図38に示した例では、LTE/SAEネットワーク及びUMTSネットワーク共通のPreconfiguration情報を管理する。LTE/SAEネットワーク及びUMTSネットワーク共通のPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。
最下位レベル情報管理部1603は、図示せぬ上位レイヤ(又は上位Node)から送信され、階層化レベルが最も低いPreconfiguration情報を管理する。すなわち、図38に示した例では、各RAT独自のPreconfiguration情報を管理する。各RAT独自のPreconfiguration情報は報知情報作成部203及びPreconfiguration使用決定部208に出力される。
このように、Node B1600は階層毎に対応する情報管理部を備え、各レベル情報がそれぞれ異なる送信単位(例えば、ブロック)によって報知される。
次に、UEがLTE/SAEネットワークからUMTSネットワークにハンドオーバする場合について図40を用いて説明する。ここでは、2つのRAT間のPreconfigurationの差は、図38に示したように、無線部のみとする。
図40において、ST1701では、UEが通信中のLTE/SAEネットワークにおけるNode Bから移動先RATのPreconfiguration情報(ここでは、UMTSネットワーク独自のPreconfiguration)を受信し、ST1702では、LTE/SAEネットワークにおけるNode BがUEから移動先RATのPreconfiguration情報の取得状況を認識する。これにより、UEは完全にPreconfigurationを使用することができる。
ST1703では、LTE/SAEネットワークにおけるNode BにおいてUEが現在通信中のRATと移動先RATとの階層化レベル情報の差分を確認する。LTE/SAEネットワークとUMTSネットワークとでは、図38に示した例では、最上位及び第2位レベル情報が共通しているため、ST1704では、LTE/SAEネットワークにおけるNode BがUMTS独自のPreconfiguration情報のインデックスをHandover indicationに含めてUEに送信する。
ST1705では、UEがハンドオーバを実施し、ST1706では、UEから移動先RATであるUMTSネットワークにおけるNode BにHandover indication responseを送信し、UEと通信を行う。
なお、ここでは記載していないが、Preconfiguration情報を受信できているか否かの情報は、他の実施の形態で示しているようにRRC CONNECTION REQUEST messageのようにコネクション確立を要求するmessage、MEASUREMENT REPORTのような測定結果を報告するmessage、または呼確立を要求するような別のmessage等で送ることが考えられる。また、通知の仕方においては、RAT毎の情報を伝えるように個別のフラグを設ける通知方法が一般的に考えられる。
このように実施の形態7によれば、複数のRAT間でレイヤ毎に共通する設定を共通するPreconfigurationを適用し、複数のRAT間で階層的なPreconfigurationを実現し、RAT間のハンドオーバに適用することにより、Preconfigurationとして送信するデータ量を低減することができる。
なお、本実施の形態では、レイヤ3以上では全RAT共通の設定、また、レイヤ2及びレイヤ3ではLTE/SAEネットワークとUMTSネットワークとで共通の設定であるとして、これらのレイヤにおいて複数のRAT間で完全に一致するものとして説明したが、これらの設定が一部一致しない場合でも、UEが取得したPreconfiguration情報に応じて一部一致しない設定を変換できれば、本発明を実現可能である。
上記各実施の形態では、Preconfiguration情報をPLMNレベルとセルレベルとに分けて説明したが、本発明はこれに限らず、PLMNレベル、RANレベル(複数のセルの集
合)、セルレベルに分けるなど、3レベル以上に分けてもよく、PLMNレベル、RANレベルのような異なる2レベルに分けてもよい。
また、上記各実施の形態では、報知情報の作成、制御情報の作成等をNode Bが行うものとして説明したが、本発明はこれに限らず、Node Bより上位の装置、例えば、RNC(Radio Network Controller)、SGSN又はGGSNのようなCore Network Nodeに上記Node Bの機能の一部又は全部が割り当てられてもよい。
上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
2006年3月24日出願の特願2006−084043の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明にかかる無線通信基地局装置は、呼接続におけるメッセージサイズを低減することができ、WCDMA無線通信システム等に適用できる。
マルチコール用のChannel Structureを示す図 RRC CONNECTION SETUP messageのIE構成を示す概念図 RADIO BEARER SETUP messageのIE構成を示す概念図 Predefined Configurationの適用範囲を示す概念図 UEとNode Bとの一般的な呼接続手順を示すシーケンス図 本発明の実施の形態1に係るNode Bの構成を示すブロック図 PLMNレベル情報を示す概念図 セルレベル情報を示す概念図 PLMNレベル情報とセルレベル情報との送信割り当ての様子を示す図 PLMNレベル及びセルレベルのIndexを含む制御情報を示す概念図 本発明の実施の形態1に係るUEの構成を示すブロック図 図6に示したNode Bと図11に示したUEとの呼接続手順の概略を示すシーケンス図 UEとNode Bとの呼接続状態での通信手順の概略を示すシーケンス図 RRC CONNECTION REQUESTを示す概念図 RRC CONNECTION SETUPを示す概念図 PLMNレベル情報とセルレベル情報とを一対一に対応付けた様子を示す図 図16に示す対応関係を用いた場合の呼接続手順の概略を示すシーケンス図 PLMNレベル情報とセルレベル情報とを一対多に対応付けた様子を示す図 UEが複数のNode Bと通信する様子を示す図 本発明の実施の形態2に係るNode Bの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るUEの構成を示すブロック図 図21に示したUEがHandoverを行う場合の通信手順の概略を示すシーケンス図 MEASUREMENT REPORTを示す概念図 本発明の実施の形態3に係るNode Bの構成を示すブロック図 自セルのセルレベル情報と隣接セル情報から制御情報を作成する様子を示す図 本発明の実施の形態3に係るUEの構成を示すブロック図 チャネル設定情報を展開する様子を示す図 本発明の実施の形態4に係るNode Bの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る報知情報の構成を示す図 本発明の実施の形態4に係る呼接続手順の概略を示すシーケンス図 図30に示した呼接続手順における複数のメッセージが連結された場合の呼接続手順を示すシーケンス図 複数のRATに対応したUEが複数のRATを使用して移動する場合を示す概念図 本発明の実施の形態5に係るNode Bの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係るUEの構成を示すブロック図 図33に示したNode Bと図34に示したUEとのハンドオーバ処理手順の概略を示すシーケンス図 本発明の実施の形態6に係るUEの構成を示すブロック図 図33に示したNode Bと図36に示したUEとのハンドオーバ処理手順の概略を示すシーケンス図 WLANネットワーク、LTE/SAEネットワーク、UMTSネットワークが1つのオペレータにより提供されるアーキテクチャを示す図 本発明の実施の形態7に係るNode Bの構成を示すブロック図 UEがLTE/SAEネットワークからUMTSネットワークにハンドオーバする場合を示すシーケンス図

Claims (4)

  1. チャネルの設定情報の組合せパターンであるConfiguration情報及び前記Configuration情報を示すインデックスを階層的に管理する管理手段と、
    オペレータ内で共通の設定となる無線ベアラ及びトランスポートチャネルの設定情報であるPLMNレベルのPreconfiguration情報と、セル毎に異なる設定となる物理チャネルの設定情報であるセルレベルのPreconfiguration情報とを報知する報知手段と、
    前記PLMNレベルのPreconfiguration情報を示すインデックス及びセルレベルのPreconfiguration情報を示すインデックスによってチャネル設定情報を指示する制御情報に、他RATのPreconfiguration情報が変更したことを含める制御情報作成手段と、
    作成された前記制御情報を送信する送信手段と、
    を具備する無線通信基地局装置。
  2. 前記制御情報作成手段は、自装置と通信中の無線通信端末装置に他RATへのハンドオーバを指示すると共に、制御情報を作成する請求項1記載の無線通信基地局装置。
  3. 前記制御情報作成手段は、自装置と通信中の無線通信端末装置に他RATの回線品質測定を指示すると共に、制御情報を作成する請求項1に記載の無線通信基地局装置。
  4. 前記管理手段は、複数のRAT間に共通の設定を共通のPreconfigurationによって管理する請求項1に記載の無線通信基地局装置。
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