JP5113176B2 - 他セルのシステム情報の改良された取得 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムの第1のセル内にいる移動端末に、第2のセル内でブロードキャストされる第2のセルのシステム情報について通知するための方法に関係する。これにより、例えば、ハンドオーバやセル選択(再選択)などのモビリティ手順を容易にすることができる。本発明は、移動ノードが前記関連システム情報ブロックを効率的に取得できるようにするために様々な方法のステップを提供する。さらに、本発明は、本発明に関与する移動ノードと無線制御エンティティに関係する。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access;広帯域符号分割多元接続)は、第三世代無線移動通信システムとしての利用に向けて標準化されたIMT−2000システム(International Mobile Telecommunicationシステム)のための無線インタフェースである。W−CDMAは、音声サービスやマルチメディア移動通信サービスなど多様なサービスを柔軟で効率的な方法で提供する。日本、欧州、米国、その他の国々の標準化機関は、W−CDMAについての共通無線インタフェース仕様を作成するために、合同で3GPP(the 3rd Generation Partnership Project:第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト)というプロジェクトを組織した。
IMT−2000の標準化された欧州バージョンは、一般に、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)と呼ばれる。UMTSの仕様の最初のリリースは、1999年に公表された(リリース99)。その後、リリース4、リリース5、リリース6において標準の改良が幾度か3GPPにより標準化された。
近年、3GPPは、3Gの長期の競争力を確実にするために、3G標準の次の主要な段階または進展を検討し始めた。3GPPは、最近、「進化UTRA及びUTRAN」―「Long Term Evolution (LTE);長期的発展」としてもっとよく知られている―という研究項目に着手した。この研究は、サービス提供を向上させ、ユーザと通信事業者のコストを減少させるために、性能の大きな飛躍を達成する手段を探ろうとするものである。インターネット・プロトコル(IP)がモビリティ制御に使用され、すべての将来のサービスはIPベースになるであろうと一般に想定される。したがって、上記発展の焦点は、レガシーUMTSシステムのパケット交換(PS)分野の強化にある。
上記発展の主な目的は、すでに言及したとおり、サービス提供をさらに向上させ、ユーザと通信事業者のコストを減少させることである。さらに詳しく、長期的発展(LTE)のための重要な性能、能力、配備の要件をいくつか挙げると、とりわけ次のものがある。
・ HSDPA及びHSUPAと比較して大幅に高速化したデータ伝送速度(ダウンリンク上で100Mbps以上、アップリンク上で50Mbps以上の目標最高データ伝送速度が想定されている)
・ 広域のカバレッジでの高いデータ伝送速度
・ より上位層のプロトコル(例えば、TCP)の性能を向上させるためのユーザ・プレーンにおけるレイテンシーの大幅な減少、並びに制御プレーンの手順(例えば、セッション設定)に伴う遅延を減少させること
・ 1.25 MHzから 20 MHzまでの範囲の様々なサイズのスペクトル割当て内での独立したシステム動作
他にもう一つ、長期的発展のための配備に関係した要件は、これらの技術へのスムーズな移行を可能にすることである。
現在とLTEのUTRANアーキテクチャ
Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)のハイレベル・リリース99/4/5/6のアーキテクチャを図1に示す(http://www.3gpp.orgから得られる非特許文献1―参照により本文書に援用される―を参照)。UMTSシステムは、各々が定義された機能を有する、多数のネットワーク要素により構成される。各ネットワーク要素はそれぞれ各自の機能によって定義されるが、各ネットワーク要素の物理的実現は、同様なものとするのが一般的であるが、必ずしもそうしなくてもよい。
ネットワーク要素は、機能的に、コア・ネットワーク(CN)101、UMTS地上無線アクセス・ネットワーク(UTRAN)102及びユーザ装置(UE)103にグループ分けされる。UTRAN 102は無線通信に関係したすべての機能を処理することを担い、CN 101は呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを担当する。CN/UTRANとUTRAN/UEの相互接続は、オープン・インタフェース(それぞれ、lu、Uu)により定められる。UMTSシステムはモデュール形式であり、したがって同一タイプのネットワーク要素をいくつももつことが可能であることに留意すべきである。
つまりここでは、二つの異なるアーキテクチャを論述するが、これらは、各ネットワーク要素に対する論理的な機能の分配に関して定義される。実際のネットワーク配備においては、各アーキテクチャは多様な物理的実現をとり得る、つまり2個以上のネットワーク要素を単一の物理的ノードに統合することもできることを意味する。
図2は、3GPP LTE移動通信ネットワークの典型的な概観を示す。ネットワークは、機能的にコア・ネットワーク(CN)、無線アクセス・ネットワーク(RAN)及びユーザ装置(UE)またはモバイル端末にグループ分けされる様々なネットワーク・エンティティからなる。RANは、特に無線リソースのスケジューリングを含む無線通信に関係したすべての機能を処理することを担う。CNは、呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを担当する。
LTEネットワークは、アクセス・ゲートウェイ(aGW)とノードB(拡張型ノードB、eNode Bs、eNBsとも言い表わす)からなる2ノード・アーキテクチャである。aGWは、CN機能、すなわち、呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを処理するとともに、RAN機能も実行する。したがって、aGWは、今日の3GネットワークではSGSN及びRNCによって実行される機能の一部と、例えば、 ヘッダ圧縮、暗号化/インテグリティ保護といったRAN機能を統合するものと考えることができる。ノードBは、例えば、無線リソース制御(RRC)、分割/連結、リソースのスケジューリングと割当て、多重化及び物理層機能といった機能を処理できる。
移動通信ネットワークは、通常、モデュール形式であり、したがって同一タイプのネットワーク要素をいくつももつことが可能である。ネットワーク要素の相互接続は、オープン・インタフェースによって形成される。UEは、Uuインタフェースと表記された無線インタフェースを介してノードBへ接続可能である。ノードBは、いわゆるS1インタフェースを介してaGWへの接続をもつことができる。ノードB同士は、いわゆるX2インタフェースを介して相互接続される。
3GPPと非3GPPの両者が一体化したものは、外部パケット・データ・ネットワーク(例えば、インターネット)へのaGWのインタフェースを介して処理され得る。
すでに前述したように、図2の典型的なネットワーク・アーキテクチャでは、セル・リソースの所有は各ノードBにおいて処理されると仮定される。セル・リソースの所有をaGWの外側にしたことは、aGWのプーリング(CP/UPの両方のフローの)をサポートすることを可能にし、一つのノードBを異なる端末用の複数のaGWに接続できるようにする(その結果、単一ポイントの障害を回避する)。
LTEノード・アーキテクチャ
図3は、LTEベースのUTRANにおけるユーザ・プレーンのプロトコル・スタックを示す。第2層は、媒体アクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)及びパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)の各サブ層に分割され、RLCサブ層は、ネットワーク側において拡張型ノードBで終端される。PDCP層とNAS層は、ネットワーク側においてアクセス・ゲートウェイで終端される。aGWと拡張型ノードBの間のS1−Cインタフェースは、MAC及び各エンティティ間での伝送媒体に特に適合された物理層とあいまってトランスポート・ネットワーク層を形成する。
移動ノード(MNまたはユーザ装置UEとも言い表す)とコア・ネットワークの間の制御シグナリングの大部分は、無線リソース制御(RRC)メッセージによって行なわれる。RRCプロトコルは、第3層に置かれ、UE個別のシグナリング、アイドル・モードのUEのページング、並びにシステム情報ブロードキャストのための機能を提供する。RRC層は、より上位層からの制御情報の正確な送信を確実に行なうための再送信機能もサポートする。
要約すれば、図3は、E−UTRA制御プレーン用の無線インタフェース・プロトコル・スタック・アーキテクチャを示す。関連機能の内容の説明は、プロシーディング・テキストに記載されている。
・ RLC及びMACサブ層(ネットワーク側ではeNBで終端される)は、ユーザ・プレーンに対応した同じ機能を実行する。
・ RRC(ネットワーク側ではeNBで終端される)は、例えば、下に挙げる機能を実行する。
- ブロードキャスト
- ページング
- RRC接続管理
- RB制御
- モビリティ機能、及び
- UE測定報告及び制御
・ PDCPサブ層(ネットワーク側ではaGWで終端される)は、制御プレーン用の、例えば、下に挙げる機能を実行する。
- インテグリティ保護、及び
- 暗号化
・ NAS(ネットワーク側ではaGWで終端される)は、とりわけ下記のことを実行する。
- SAEベアラ管理
- 認証
- アイドル・モードのモビリティ処理
- LTE_アイドルでのページング発信、及び
- aGWとUE間のシグナリングに対する及びユーザ・プレーンに対するセキュリティ制御
UTRA無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャ
UTRANの無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャの概観を図4に示す。一般に、UTRANの無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャは、OSIプロトコル・スタックの第1層〜第3層を実装する。UTRANで終端されるプロトコルは、アクセス層プロトコルとも言われる。アクセス層と対比して、UTRANで終端されないすべてのプロトコルは、通常、非アクセス層プロトコルと言われる。
各プロトコルをユーザ・プレーンと制御プレーンに分ける縦の分割が、図4では明示されている。無線リソース制御(RRC)プロトコルは、UTRA無線インタフェース(Uu)のより下位層のプロトコルを制御する制御プレーンの第3層のプロトコルである。
RRC制御は、現在は、通常UTRANのRNCで終端されるが、現在検討されているLTEアーキテクチャに関して検討された、例えば、拡張型ノードBなどのその他のネットワーク要素もUTRAN中のRRCプロトコルを終端させるものとして考慮されている。LTE向けのRRCプロトコル(いわゆるE−RRCプロトコル)は、拡張型ノードBで終端される。RRCプロトコルは、各UEへ至る無線インタフェースの無線リソースへのアクセスを制御するための制御情報のシグナリングのために使用される。さらに、RRCプロトコルが、非アクセス層内での制御に通例は関係付けられる非アクセス層メッセージをカプセル化して伝送する可能性もある。
制御プレーンにおいて、RRCプロトコルは、サービス・アクセス・ポイント(SAP)を通じたシグナリング用SAE無線ベアラを介して、第2層、すなわち無線リンク制御(RLC)プロトコルへ制御情報を中継する。ユーザー・プレーンでは、非アクセス層プロトコル・エンティティは、SAPを介して第2層へ直接アクセスするためにSAE無線ベアラを使用できる。アクセスは、RLCへ直接なされてもよいし、または順次にそのPDUをRLCプロトコル・エンティティへ供給するパケット・データ・コンバージェンス・プロトコルへなされてもよい。
RLCは、そのSAPを通じて、より上位の層にサービスを提供する。RRCコンフィギュレーションは、RLCがどのようにパケットを処理するか、例えば、RLCがトランスペアレント・モード、応答モードまたは非応答モードで動作するかを定義する。制御プレーン内とユーザ・プレーン内のより上位の層に、RRCまたはRDCPによって提供されるサービスは、それぞれ、シグナリング用SAE無線ベアラとSAE無線ベアラとも言われる。
MAC/RLC層は、次に、そのサービスを、いわゆる論理チャネルを用いてRRC層に提供する。論理チャネルは、基本的に、どの種類のデータが伝送されるかを定義する。物理層は、そのサービスを、いわゆるトランスポート・チャネルとしてMAC/RLC層へ提供する。トランスポート・チャネルは、 MAC層から受信したデータを物理チャネルを介してどのように、どんな特性を付けて送信するかを定義する。
(ブロードキャスト)システム情報の構成
3GPP用語では、(ブロードキャスト)システム情報は、BCCH情報とも名付けられている。すなわち、UEがそこに接続されている(アクティブ状態)またはそこにアタッチされている(アイドル状態)無線セルのブロードキャスト制御チャネル(論理チャネルである)上で伝送される情報をさす。BCCH上の情報の構成を図5に示す。一般に、システム情報はマスター情報ブロック(MIB)と数個のシステム情報ブロック(SIB)を含む。MIBは、各システム情報ブロックについての制御情報を含む。各SIBに関連付けられた制御情報は、次の構成をとることができる。SIBに関連付けられた各制御情報は、それが共通タイミング基準に相対して送信されるトランスポート・チャネル上のSIBの位置(例えば、OFDM無線アクセス用の時間−周波数プレーン内の位置、すなわち、各SIBの送信に割り当てられる特定のリソース・ブロック内の位置)を指示できる。さらに、SIBの繰返し周期も指示され得る。この繰返し周期は、各SIBが送信される周期を示す。上記制御情報はまた、タイマーに基づいた更新メカニズムのためのタイマー値、または代替的に、SIB情報のタグに基づいた更新のための値タグを含むことができる。
下表は、http://www.3gpp.orgにて得られる非特許文献2―参照により本文書に援用される―に定義された、UMTSレガシー・システムにおけるシステム情報の類別及びタイプの概要を示す。システム・ブロードキャスト情報の各SIBへの分類は、その内容と表の3番目の欄に示される経時可変性に基づく。
Figure 0005113176
長期的発展(LTE)の要件
非特許文献3(http://www.3gpp.orgで得られ、参照により本文書に援用される)によると、進化UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)は、アップリンクとダウンリンク両方で、1.25 MHz、2.5 MHz、5 MHz、10 MHz、15 MHz及び20 MHzを含む様々なサイズのスペクトル割当て内で動作するものとする。加えて、E−UTRAは独立して動作可能であるものとする、すなわち、他システムからのシグナリング・サポートのために利用可能なその他のキャリアを必要としない。
非特許文献3はまた、前述した主要目的の一つである、制御プレーンのレイテンシーを大幅に減少させることを主にめざす。これは、UEの異なる動作状態間の遷移時間、すなわち、キャンプされた状態(例えば、UMTSリリース6のアイドル・モードまたはLTE_アイドル状態またはモード)からアクティブ状態(例えば、UMTSリリース6のセル_DCH状態またはLTE_アクティブ状態またはモード)へ当該UE用のユーザ・プレーンが確立されるようになるまでの時間(ダウンリンク・ページング遅延と非アクセス層シグナリング遅延を除く)が100 ms未満とすることを意味する。
一般に、UEがセル選択/再選択処理を終了し、セルを選択してからLTEアイドル・モードになっている場合、UEはセル上にキャンプされている(またはセルにアタッチされている)と言われる。このキャンプされた状態のとき、UEはシステム情報を送信するように構成されたトランスポート・チャネルを、(多くの場合)ページング情報チャネルをモニターする。LTE_アクティブ状態では、制御情報をやり取りする目的でシグナリング用SAE無線ベアラが確立され、UEはユーザ・プレーン情報を受信し、システム情報を送信するように構成されたトランスポート・チャネルをモニターできる。
スペクトル配置、システム帯域幅及びUEの能力
先に説明したように、E−UTRAは各々のスペクトル配置内で独立に動作するものとする。様々なスペクトル配置に対応するシステム帯域幅は、1.25、2.5、5.0、10.0、15.0 及び20.0 MHzになると思われる。しかし、これらのシステム帯域幅サイズの各々について、アクティブ・モードまたはアイドル・モード(LTE 3GPPシステムの場合にはLTE_アクティブ・モードとLTE_アイドル・モードとも言われる)においてある特定の帯域幅能力をもつUEの周波数領域における実際の位置(UEキャンピング)に依存するいくつかのシナリオを定義し得る。LTE標準化の第II段階における現在の合意によれば、端末の帯域幅能力は、少なくとも10 MHzあることがよいとされる。図6は、説明の一般性を失うことなく、 等しいサイズの3個のサブバンドに分割された15 MHzのシステム帯域幅サイズを想定し、各端末固有の帯域幅能力が5、10及び15 MHzであると仮定した場合の典型的な配置のシナリオを示す。
TSG RAN WG1の現在の決定によれば(非特許文献4を参照―http://www.3gpp.orgで得られ、参照により本文書に援用される)、ブロードキャスト・システム情報は、システム帯域幅の中心部で送信される。図7に示すように、LTE_アクティブのUEが無線セルAのシステム帯域幅の上側部分または下側部分に配置されるとすれば、当該UEは無線セルBのシステム帯域幅の中心部でブロードキャストされるシステム情報を復号できない。
モビリティ管理−中断時間
LTEでは、アクティブ状態またはモードにある端末の同一RAT(無線アクセス・テクノロジー)内モビリティがハード・ハンドオーバ手順によって実現される。図8は、第3層のメッセージ(LTEではE−RRCプロトコル・メッセージ)のレベルでのハード・ハンドオーバ手順を示し、その中でハンドオーバにより生じる対応する中断時間を示す。UEが接続性をもたない中断時間(すなわち、元のセルからデタッチし(離れて)、移動先セルにおいてアクティブ・モードに入るまでの時間)は、移動先の拡張型ノードBのブロードキャスト制御チャネルからのシステム情報(SIB5,SIB7及びSIB17)の取得のために増加される。
システム情報は、元のノードBから[E−RRC]ハンドオーバ指示メッセージ受信後でなければ取得できない。移動先セルにおける各SIBについてのスケジューリング情報を含むMIBの受信が、システム・アクセスと第3層の接続性確立のために関連する各SIBを受信するために必要であるから、移動先セルにアタッチしているUEがMIBを受信する前に関連するシステム情報(各SIB)を受信することは不可能である。[E−RRC]ハンドオーバ指示を受信するほんの少し前にMIBが送信された場合、同MIBを受信し、その後にシステム・アクセスのための関連する各SIBを受信できるためには、UEはしたがってMIBのほぼ全繰返しサイクルを待つ必要がある。これは、結果的に、中断時間を約50 ms増加させることになるとみられる。制御プレーンのレイテンシーを100 ms未満にするというLTE要件を考えると、この増加は重大である。
さらに、完全なハンドオーバ手順を完了するのに必要な時間も、移動先のノードBからの隣接セル・リスト(NCL)の取得に依存する。より詳細な説明は後で述べるが、NCLは移動端末が周波数間測定を実行するために必要であることを短く述べておく。ここでも、UEが移動先セルにおけるNCLにアクセスするためには、いつ、どこでNCLを取得するのかを知るために、移動先のノードBから送信されるMIBを最初に処理しなければならない。移動先セルのNCLを受信後はじめて、UEは前記移動先セル内での測定を実行できる。
もう一つの問題点は、LTE_アイドル・モードにある端末についての同一RAT内モビリティである。通常、この状態でのモビリティ管理はセル選択(再選択)手順によって管理される。制御プレーンのレイテンシーを減少させるという要件と中断時間を減少させるという一般サービス・ベースの要件を考えると、E−RRC状態機械のLTE_アクティブ(元のセル)→LTE_アイドル(元のセル)→ LTE_アイドル(移動先セル)→LTE_アクティブ(移動先セル)という状態遷チェーンにおけるレイテンシーを最小にすることが重要である。
上記チェーン中の2番目の遷移はセル再選択を伴うと仮定すると、これは、図9に示すセル再選択手順の中断時間を減少させるという要件に変換される。[E−RRC]E−RRC接続解放メッセージを受信してからシステム情報を取得する必要があり、これは、ハンドオーバ指示メッセージの受信後にはじめてシステム情報が取得されるハンドオーバ手順について上述したケースと同様である。したがって、中断時間を減少させるという同じ要件が、LTE_アイドル状態のUEのモビリティ管理(セル再選択手順)にもあてはまる。
LTEアクティブのモビリティ管理(ハード・ハンドオーバ手順)の場合の移動先セルにおけるシステム・アクセスのために必要な各SIBは、移動先セルのMIBを復号した時点後にはじめて受信可能となるため、アクティブ・モードにあるUEのモビリティ手順のレイテンシーは、LTEシステムについて定義された約100msの所望の中断時間を達成するには高すぎると思われる。同様の考察が、セル選択(再選択)後に移動先セルへアクセスするために必要なシステム情報の取得についてもあてはまる。
上記の考察から、及び周波数間セル測定の設定に必要な情報は、システム情報の一部をなす「隣接セル・リスト」において送信されると仮定すると、特定のシステム情報の取得が、LTE_アクティブのモビリティ手順(ハンドオーバ)またはセル再選択プロセス中の候補セルの評価を実行させる条件として必要であるとさらに結論付けることができる。セル再選択手順中に前記システム情報を適時に取得することが中断時間を減少させることは、結局、明白である。
3GPP TS 25.401: "UTRAN Overall Description" 3GPP TS 25.331, "Radio Resource Control (RRC)", version 6.7.0, section 8.1.1 3GPP TR 25.913, "Requirements for Evolved UTRA (E-UTRA) and Evolved UTRAN (E-UTRAN)", version 7.3.0 3GPP TR 25.814, "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA", version 1.4.1 3GPP RAN LTE ad hoc Tdoc R2-062016, "UL Timing Acquisition in LTE HO"
本発明の目的は、上に概説した問題の少なくとも一つを克服するためのメカニズムを提案することである。本発明のより詳しい目的は、手順に伴う必要な時間を減少させるように、システム情報の現在の取得手順の改良を提案することである。
上記の目的の少なくとも一つは、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明のある態様によれば、移動端末には、他セルのシステム情報を取得するために必要な情報(ポインタ)が予め提供される。これは、移動端末が現在その中にいるセルを制御する基地局が、他セルの関連システム情報への少なくとも一つのポインタを移動端末へ送信することを含んでなる。言い換えれば、移動端末は、その現在の基地局から、ハード・ハンドオーバ手順を実行中に前記次のセルへの接続された状態に実際になる前に、またはセル再選択手順を実行中に次のセルにアタッチされた状態になる前に、将来のセルにおいて関連システム情報がいつ、どこで送信されるかを知るようになる。当然、これにより得られる利点は、移動先セルのMIBは関連システム情報を取得するために必要ではなくなり、そのことが時間とリソースを節減することである。
一つの実施形態では、上記ポインタは、移動先セル内でブロードキャスト/送信される、移動先セル特有のシステム情報のスケジューリング情報を指示することができる。本発明の別の実施形態では、上記ポインタは、移動先セルへのシステム・アクセス及び/または、 例えば、ハンドオーバまたはセル再選択などのモビリティ手順のために必要である移動先セルにおけるシステム情報を指し示す。
本発明の別の態様は、端末が現在その中にいるセルのブロードキャスト・チャネル上で、他セルのシステム情報へのスケジューリング情報(ポインタ)をブロードキャストすることである。異なる周波数キャリアが異なるセルによってそれぞれ使用されている場合、これは、上記ポインタが、移動端末の現在のセルによって使用されている第1の周波数キャリア上で送信されることを意味する。さらに、上記システム情報は、将来のセルに属する第2の周波数キャリアを介して送信/ブロードキャストされる。したがって、異なる周波数が使用されている場合、移動端末は、移動ノードが現在キャンプされている周波数以外の他の周波数について周波数間測定を定期的に(またはオペレータ始動により)実行する必要がある。この点で、現在のセルの基地局を介して送信される上記ポインタが他セルの関連システム情報(NCL)を直接指し示すので、他の周波数キャリアへの切り換え時に、移動端末は関連システム情報を受信/取得することが即座に可能になる。
本発明の別の態様は(制御メッセージへのポインタを含む態様と有利に組み合わせることができる)、システム情報を送信することの柔軟性(flexibility)を増加する。これによれば、セルのシステム情報は、固定速度のトランスポート・チャネルを介して及び/または変動速度(flexible-rate)のトランスポート・チャネルを介して送信される。したがって、元のセル内で移動端末へ送信される上記ポインタは、例えば、システム情報またはその個々の分割部分のトランスポート・フォーマットなどのスケジューリング情報、及び/またはシステム情報またはその個々の分割部分を固定速度のトランスポート・チャネル及び/または変動速度のトランスポート・チャネルへマッピングすることの指示を指示できる。
本発明の一つの実施形態は、第2のセル内でブロードキャストされる第2のセルのシステム情報について移動端末に通知するための方法を提供する。上記移動端末は、移動通信システムの第1のセル内にいる。第2のセルのシステム情報への少なくとも一つのポインタが、移動端末が第1のセル内にいる間に、第1のセルの基地局から移動端末へ送信される。
本発明の有利な実施形態によると、第2のセルのシステム情報は、第2のセル内で第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる。第1のセルの基地局は、通信のために第1の周波数キャリアを使用し、第2の周波数キャリア上でブロードキャストされるシステム情報への少なくとも一つのポインタを第1の周波数キャリア上でブロードキャストする。
本発明のさらに別の実施形態では、移動端末は第1の周波数キャリアをリッスンしていて、第1の周波数キャリア上でブロードキャストされる上記少なくとも一つのポインタを受信する。さらに、上記少なくとも一つのポインタは、第2の周波数キャリア上でブロードキャストされるシステム情報を移動端末に直接指し示す。次に、移動端末は、受信した上記少なくとも一つのポインタを使用して、第2の周波数キャリア上のシステム情報を取得する。
別の実施形態は、システム情報が少なくとも一つのシステム情報ブロックの形態でブロードキャストされることに関係する。
本発明の別の違った実施形態に関して、上記少なくとも一つのポインタは、第1の周波数キャリアの第1のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされ、上記システム情報は、第2の周波数キャリアの第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされる。
本発明の別の実施形態によると、第1及び第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネルは、それぞれ、固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルと変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルを含んでなる。したがって、上記システム情報は、第2の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または第2の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされる。
本発明の有利な実施形態では、上記少なくとも一つのポインタは、第1の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または第1の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされる。
本発明の別の実施形態に関して、上記システム情報は、移動端末による周波数間測定を実行するために必要な情報である。
本発明のさらに別の実施形態によると、上記システム情報は、第2の周波数キャリアの隣接セル・リストに関係する。
本発明のさらに代替的な実施形態に関して、上記システム情報は、移動端末によるモビリティ手順を実行するために必要な情報である。
本発明のさらに追加の実施形態では、モビリティ手順は、接続性またはアタッチメント・ポイントを元のセルから移動先セルへ変更することを含む。また、上記少なくとも一つのポインタは、元のセル内で第1の周波数キャリアを介して送信される。上記システム情報は、移動先セル特有のシステム情報であり、移動先セル内で第2の周波数キャリアを介して送信される。
本発明のさらに別の実施形態によると、第1の周波数キャリアは、移動端末との通信のために第1の基地局によって使用され、第2の周波数キャリアは、移動端末との通信のために第2の基地局によって使用される。第2の周波数キャリア上でブロードキャストされるシステム情報への上記少なくとも一つのポインタは、第2の基地局から第1の基地局へ送信される。
本発明の別の実施形態では、上記少なくとも一つのポインタは、定期的に、または第2の基地局で上記少なくとも一つのポインタが変更された後、または第1の基地局からの上記少なくとも一つのポインタの要求を第2の基地局で受信後、第2の基地局から第1の基地局へ送信される。
本発明のさらに有利な実施形態に関して、特定の周波数キャリアに属する特定のシステム情報が、前記特定の周波数キャリア上でのみブロードキャストされ、上記特定の周波数キャリアは複数の周波数キャリアのうちの一つである。さらに、特定のシステム情報への少なくとも一つのポインタが、移動通信システムの上記複数の周波数キャリアの各々でブロードキャストされる。
本発明のより詳しい実施形態によれば、移動端末のデータ送信ストリーム中に少なくとも一つの取得間隔が、移動通信システムによって移動端末へ割り当てられる。特に、前記少なくとも一つの取得間隔は、受信した上記少なくとも一つのポインタを使用して第2の周波数上のシステム情報を取得するために、移動端末によって使用される。
本発明の別の実施形態では、第2の周波数キャリア上でブロードキャストされるシステム情報は、隣接セル・リストに関係する。さらに、上記隣接セル・リストの第1の部分は接続状態にある移動端末に適用し、上記隣接セル・リストの第2の部分はアイドル状態にある移動端末に適用する。この場合には、第1の周波数キャリア上でブロードキャストされる上記隣接セル・リストへの上記少なくとも一つのポインタは、接続状態にある移動端末に適用する上記隣接セル・リストの上記第1の部分に対応する第1の部分と、アイドル状態にある移動端末に適用する上記隣接セル・リストの上記第2の部分に対応する第2の部分に分けられる。これは、元のセルにおける上記ポインタの送信、繰返し、負荷及び取得時間に関して増大した柔軟性をもたせることができる。
本発明の代替的な実施形態によると、第2の周波数キャリア上でブロードキャストされるシステム情報は、隣接セル・リストに関係する。そして、上記隣接セル・リストの第1の部分は低いデータ伝送速度をサポートし、上記隣接セル・リストの第2の部分は高いデータ伝送速度をサポートする。この場合には、第1の周波数キャリア上でブロードキャストされる上記隣接セル・リストへの上記少なくとも一つのポインタは、低いデータ伝送速度をサポートする上記隣接セル・リストの上記第1の部分に対応する第1の部分と、高いデータ伝送速度をサポートする上記隣接セル・リストの上記第2の部分に対応する第2の部分に分けられる。
本発明の別の違った実施形態では、移動通信システムは時間的に非同期である。この場合には、第2の周波数キャリアの送信タイミングに移動端末を同期させるために、第2の周波数キャリアから同期化情報が移動端末によって取得される。
本発明のより詳しい実施形態では、上記同期化情報は、第2のセルの固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされるシステム・フレーム番号である。
本発明の別の実施形態は、第2のセル内でブロードキャストされる第2のセルのシステム情報について移動端末に通知するための基地局を提供し、ここで上記移動端末は移動通信システムの第1のセル内にいる。上記基地局の送信機は、移動端末が第1のセル内にいる間に、第2のセルのシステム情報への少なくとも一つのポインタを移動端末へ送信する。
本発明の別の実施形態によれば、第2のセルのシステム情報は、 第2のセル内で第2の周波数キャリア上でブロードキャストされ、第1のセルの基地局は通信のために第1の周波数キャリアを使用する。より詳しく言えば、基地局の送信機は、第2の周波数キャリア上でブロードキャストされるシステム情報への上記少なくとも一つのポインタを第1の周波数キャリア上でブロードキャストする。
本発明のいくつかの実施形態では、基地局は、移動端末と通信するために第1及び第2の周波数キャリアを使用する。
本発明のより詳しい実施形態に関して、基地局の送信機は、第1の周波数キャリアの第1のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上で上記少なくとも一つのポインタをブロードキャストする。また、送信機は、第2の周波数キャリアの第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でシステム情報をブロードキャストし、上記第1及び第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネルは、それぞれ、固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルと変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルを含んでなる。基地局の送信機は、さらに、第2の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または第2の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でシステム情報をブロードキャストする。さらに、送信機は、第1の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または第1の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上で上記少なくとも一つのポインタをブロードキャストする。
本発明の別の実施形態は、上記第1及び第2の周波数キャリアは、それぞれ、移動通信システムの階層セル構成において使用される複数の周波数キャリアのうちの一つであるということに関係する。したがって、送信機は、特定の周波数キャリア上でのみブロードキャストされる特定のシステム情報への少なくとも一つの特定のポインタを上記複数の周波数キャリアの各々でブロードキャストするようにさらに適合される。
本発明の別の実施形態では、基地局は移動端末との通信のために第1の周波数キャリアを使用し、第2の基地局は移動端末との通信のために第2の周波数キャリアを使用する。受信器は、第2の基地局から、その基地局の第2の周波数キャリア上でブロードキャストされるシステム情報への上記少なくとも一つのポインタを受信する。
本発明のより詳しい実施形態は、送信機が上記少なくとも一つのポインタの要求を第2の基地局へ送信することを要求する。次に、受信器は、定期的に、または第2の基地局で上記少なくとも一つのポインタに変更があった後、または送信された上記要求に応答して、上記少なくとも一つのポインタを第2の基地局から受信する。
本発明のより詳しい実施形態によると、プロセッサが、移動端末のデータ送信ストリーム中に少なくとも一つの取得間隔を移動端末に割り当てる。特に、前記少なくとも一つの取得間隔は、受信した少なくとも一つのポインタを使用して第2の周波数キャリア上のシステム情報を取得するために、移動端末によって使用される。しかるべく、上記送信機は、上記少なくとも一つの取得間隔の割当てに関する情報を移動端末へ送信するように適合される。
本発明のさらに有利な実施形態では、上記システム情報は隣接セル・リストに関係する。しかるべく、上記隣接セル・リストの第1の部分は接続状態にある移動端末に適用でき、上記隣接セル・リストの第2の部分はアイドル状態にある移動端末に適用できる。前記の場合には、上記送信機は、第1の周波数キャリア上で、接続状態にある移動端末に適用する上記隣接セル・リストの上記第1の部分への上記少なくとも一つのポインタの第1の部分をブロードキャストする。同じく、上記送信機は、アイドル状態にある移動端末に適用する上記隣接セル・リストの上記第2の部分への上記少なくとも一つのポインタの第2の部分をブロードキャストする。
本発明のより詳しい実施形態に関して、上記システム情報は隣接セル・リストに関係し、上記隣接セル・リストの第1の部分は低いデータ伝送速度をサポートし、上記隣接セル・リストの第2の部分は高いデータ伝送速度をサポートする。そして、上記送信機は、第1の周波数キャリア上で、低いデータ伝送速度をサポートする上記隣接セル・リストの上記第1の部分への上記少なくとも一つのポインタの第1の部分をブロードキャストする。加えて、上記送信機は、高いデータ伝送速度をサポートする上記隣接セル・リストの上記第2の部分への上記少なくとも一つのポインタの第2の部分をブロードキャストする。
本発明の一つの実施形態は、移動通信システム内で通信するために、第1のセル内に現在いる移動端末を提供し、第2のセルのシステム情報が第2のセル内でブロードキャストされる。受信器は、移動端末が第1のセル内にいる間に、第2のセル内でブロードキャストされるシステム情報への少なくとも一つのポインタを第1のセルの基地局から受信する。
本発明のさらに有利な実施形態では、上記システム情報は第2のセル内で第2の周波数キャリア上でブロードキャストされ、第1のセルの基地局は通信のために第1の周波数キャリアを使用する。さらに、受信器は、第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる上記システム情報への上記少なくとも一つのポインタを第1の周波数キャリア上で基地局から受信する。
本発明の別の実施形態によれば、上記移動端末は第1の周波数キャリアをリッスンしていて、上記少なくとも一つのポインタは、第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる上記システム情報を直接指し示す。したがって、上記受信器は、受信した上記少なくとも一つのポインタを使用して、第2の周波数キャリア上の上記システム情報を取得する。
本発明の別の実施形態は、移動通信システムが、移動端末のデータ送信ストリーム中に少なくとも一つの取得間隔を移動端末に割り当てることに関係する。上記受信器は、上記少なくとも一つの取得間隔の割当てについての情報をさらに受信する。次に、上記受信器は、受信した上記少なくとも一つのポインタを使用して、上記取得間隔内で第2の周波数キャリア上の上記システム情報を取得する。
本発明の別の違った実施形態によると、移動通信システムは時間的に非同期であり、上記受信器は、第2の周波数キャリアの送信タイミングに移動端末を同期させるために、第2の周波数キャリアから同期化情報を取得する。
以下に、添付の図及び図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。図中の類似のまたは同等の細部は、同一の参照番号を付けてある。
以下のパラグラフでは、本発明の様々な実施形態を説明する。典型的な例を示すという目的でのみ、実施形態の大部分は、前述の背景技術の節及び以降での説明による3GPP LTE通信システムに関連して概説される。本発明は、例えば、3GPP LTE通信システムなどの移動通信システムに関連して有利に使用され得るが、本発明はこの特定の例示的な通信ネットワークにおける使用に限定されないことに留意すべきである。
前述の背景技術の節で述べた説明は、本文書に説明する主に3GPPの特徴を生かした例示的な実施形態をよりよく理解してもらうためのものであり、移動通信ネットワークにおけるプロセス及び機能のここで述べた特定の実現に本発明を限定するものと理解すべきではない。しかしながら、本文書で提案する改良は、背景技術の節で説明したアーキテクチャ/システムに容易に適用可能であり、本発明のいつかの実施形態では、これらのアーキテクチャ/システムの標準的な手順と改良された手順を利用することもできる。
定義
本文書において頻繁に使用されるいくつかの用語の定義を以下に述べる。
移動ノードは、通信ネットワーク内の物理的エンティティである。一つのノードは数個の機能エンティティを有し得る。機能エンティティとは、所定の一組の機能を実現する、及び/または所定の一組の機能をノードのその他の機能エンティティへまたはネットワークへ提供するソフトウェアまたはハードウェア・モジュールをさす。ノードは、それを介してノードが通信可能になる通信設備または媒体にノードをアタッチする一つ以上のインタフェースを有し得る。同様に、ネットワーク・エンティティは、それを介してその他の機能エンティティまたは通信相手のノードと通信可能になる通信設備または媒体に、自分の機能エンティティをアタッチする論理的インタフェースを有し得る。
システム情報は、例えば、特定のセルへアタッチ/接続するためには、または前記セル内の測定等を実行するためには、移動ノードによって必ず取得されなければならない、特定のセルに特有の情報または複数のセルに共通の情報として理解することができる。
すでに概要を述べたように、本発明の一つの態様は、他セルからのシステム情報の取得の改良、例えば、ハード・ハンドオーバやセル再選択手順の遅延を最小にする改良を提案することである。これに対応して、移動端末が現在その中にいる(元の基地局によって制御される)元のセルから、(移動先の基地局によって制御される)予定移動先セルの前記システム情報へのポインタをブロードキャストすることが提案される。
本発明の一つの実施形態によれば、上記ポインタは、元の無線セルを通じて基地局から移動端末へ送信される。上記ポインタは、 移動先セル特有のシステム情報を移動端末に直接指し示す。例えば、セル再選択の場合には、可能性のある複数の移動先セルのうちの各移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報を移動端末に指し示すポインタは、一つまたは複数ある可能性がある。これらの可能性のある移動先セルは、通常、元のセルに隣接するいくつかの無線セルの少なくとも一つである。 (可能性のある)移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報を移動端末に指し示すことにより、移動端末は、移動先セルへアタッチすると同時に、移動先セルにおけるセル特有のシステム情報を受信可能になり、移動先セル特有のシステム情報へのポインタ(または複数のポインタ)を移動先セルを通じてその前に受信する必要はない。
上記ポインタは、移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部(例えば、少なくとも一つのSIB)に適用可能である、移動先セルのMIBに存在する制御情報の集まり(例えば、使用されるトランスポート・チャネル上のSIBの位置、すなわち、共通タイミング基準に相対する時間−周波数プレーンにおける位置、繰返し周期及び値タグ)をモジュールのように含むことができる。
一つの実施形態では、移動先セルのセル特有のシステム情報は、移動先セルの無線インタフェース上の接続性を確立するためのシステム情報または移動先セルへのアタッチメント・ポイントの変更に関連する情報を含む。例えば、この関連システム情報は、移動先セルにおける共通物理チャネルの設定に関する情報及び/または移動先セルにおいてシステム情報の送信に使用される変動速度の物理チャネルまたは共有物理チャネルの設定に関する情報であり得る。選択的に、上記関連システム情報は、移動先セルにおけるアップリンク干渉に関する情報をさらに含んでもよい。
代替的に、関連システム情報は、移動先セルにおけるセル再選択パラメータに関する情報及び/または移動先セルにおける干渉に関する情報であってもよい。この代替において選択的に、上記関連システム情報は、移動先セルにおける共通物理チャネルの設定に関する情報をさらに含んでもよい。
より具体的な例では、上記関連システム情報は、以下に述べる情報であり得る。ハンドオーバ手順またはセル再選択手順のどちらが実行されるかに応じて、以下に概説する情報の異なる組合せが、移動先セルの無線インタフェースの接続性の確立に関連するとみなされるか、または移動先セルにおけるアタッチメント・ポイントの変更に関連する情報であるとみなされることに留意されたい。以下に挙げるシステム情報の部分の各々は、個々のシステム情報ブロック内に含めることができる。
システム情報の一つの重要な部分は、セル選択パラメータである。セル再選択に特に関連し得るこれらのパラメータは、移動端末がそこへアタッチできる可能性のある無線セルのセル識別、セル選択及び再選択情報(例えば、セル選択及び再選択の品質測定)、アクセス制限情報などを含んでなり得る。前掲の表1に示した典型的な類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB3内に含めることができる。
モビリティ手順を実行するためのシステム情報の別の関連部分は、可能性のある移動先セルの共通物理チャネルの設定である。この情報は、ハンドオーバの場合に特に関連し得るが、セル再選択の場合にも役立ち得る。共通物理チャネルの設定は、例えば、ページング・チャネルを含んでなるページング・チャネル・設定、時間−周波数プレーンにおけるリソース・ブロックの割当て、使用される変調及び符号化方式、さらに時間−周波数プレーンにおけるRACH(ランダム・アクセス・チャネル)チャネルの設定(例えば、アクセス・スロットの割当て)を含み得る。前掲の表1に示した典型的な類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB5内に含めることができる。
システム情報のさらに別の関連部分は、例えば、セル再選択時に重要になり得るセルのアップリンク干渉に関する情報であり得る。この情報は、ランダム・アクセス手順においてバックオフによる付加遅延を回避できるという点で、意義をもち得る。アップリンク干渉情報は、時間−周波数プレーンにおいて定義されたランダム・アクセス・チャネルごとのアップリンク干渉情報を含んでなり得る。前掲の表1に示した典型的な類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB7内に含めることができる。
システム情報の別の関連部分は、接続モードにおける共有物理チャネルの設定に関する情報であり得る。特に重要とされるのは、アップリンク及びダウンリンクSCH(共有チャネル)とそれに付随したL1/L2(第1層/第2層)制御チャネルにおける上記情報である。上記付随したL1/L2制御チャネルは、通常、ダウンリンク・データ送信のためのスケジューリング情報、アップリンク・データ送信のためのスケジューリング・グラント、及びアップリンク・データ送信のためのACK/NACKを伝送し得る。さらに詳しく言うと、各チャネルの設定は、時間−周波数プレーンにおけるリソース・ブロックの割当てと使用される変調及び符号化方式を含んでなり得る。前掲の表1に示した典型的な類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB17内に含めることができる。
本発明の一つの実施形態では、個々の種類のシステム情報は、システム情報ブロックに種類別に入れられ得る。したがって、指し示された移動先セル特有のシステム情報が個々のシステム情報ブロックで別々に通信されるとすれば、ポインタはシステム情報ブロックの各々を指し示せる。
別の実施形態では、移動先セル特有のシステム情報は、3GPPベースのシステムでは、例えば、BCCHなどのブロードキャスト制御論理チャネルのデータであり、各セル内のすべての端末へブロードキャストされることになる。移動先セル特有のシステム情報は、したがって、移動先セルのブロードキャスト制御論理チャネルの一つ以上のシステム情報ブロックであり得る。本発明の一つの実施形態では、無線セル内の送信用の単一のブロードキャスト(トランスポート)チャネルにシステム情報ブロックをマッピングすることができる。別の実施形態では、複数のトランスポート・チャネル、例えば、固定速度のトランスポート・チャネル及び/または変動速度のトランスポート・チャネルにシステム情報ブロックをマッピングすることができる。固定速度のトランスポート・チャネルは、固定速度のブロードキャスト・チャネルまたは一次ブロードキャスト・チャネルと表記されることもあり、一方、変動速度のトランスポート・チャネルは、可変速度のブロードキャスト・チャネル、二次ブロードキャスト・チャネルまたは動的係数ブロードキャスト・チャネルと表記されることもある。言い換えれば、固定速度のトランスポート・チャネルは、したがって、ブロードキャスト論理チャネルの「固定速度の部分」とみなすこともでき、一方、変動速度のトランスポート・チャネルは、ブロードキャスト論理チャネルの「変動速度の部分」とみなすこともできる。
もっと後でさらに詳細に説明するが、本発明の一つの実施形態によれば、個々のシステム情報ブロック(移動先セル特有のシステム情報の一部分)を、固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルのいずれか一方またはこれらの両方にマッピングすることができる。さらに、別の実施形態では、一つ以上のシステム情報ブロック(移動先セル特有のシステム情報の一部分)を移動先セルの異なる無線リソース上で同時に送信できる。
変動速度及び/または固定速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングは、移動端末によるこの情報の取得が端末の処理時間と電力消費の面で最適化できる点で有利であると言える。またこれにより得られるその他の利点としては、独立スペクトル割当てのすべてのサイズにおいて移動端末がブロードキャスト・システム情報を読み取る時間が改良されること、ブロードキャスト用のトランスポート・チャネルを設定する際にオペレータの柔軟性が増大すること、そして可変速度のトランスポート・チャネルにシステム情報をマッピングすることにより生じ得る、システム情報のスケジューリング効率の増加を挙げることができる。
概して言うと、元のセルのチャネル上でブロードキャストされるポインタは、少なくとも一つのシステム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報の一部分)のスケジューリングに関する情報を含み得る。システム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報の一部分)が変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合、ポインタは、送信フォーマット(例えば、時間−周波数プレーンにおける位置、すなわち、割り当てられたリソース・ブロックそのもの、使用される変調及び符号化方式、DTX−不連続送信も可能である)と各システム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報の一部分)の変動速度のトランスポート・チャネル上のタイミングを指示できる。システム情報ブロック (または移動先セル特有のシステム情報の一部分)が固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合、ポインタは、各システム情報ブロックの固定速度のトランスポート・チャネル上の位置(例えば、時間−周波数プレーンにおける位置、すなわち、割り当てられたリソース・ブロックそのもの)と、選択的に、各システム情報ブロックが移動先セルの下で共通タイミング基準に相対して、それに基づいて送信されるタイミングを指定できる。最後に、両方の場合において、ポインタは、そこから情報が有効であることを示す先頭のSFN(セルのタイミング基準の共通単位であるシステム・フレーム番号)を含み得るが、当該SFNがもはや有効ではない場合には、移動先セルのブロードキャスト情報から現在のSFNを取得しなければならない。さらに、システム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報)を二つ以上のトランスポート・チャネルにマッピングすることが予見される場合には、ポインタは、各システム情報ブロック (または移動先セル特有のシステム情報の一部分)がそこへマッピングされるトランスポート・チャネル・タイプの指示を含むこともできる。
ブロードキャスト・チャネルの変動速度の部分上での関連システム情報の送信は、移動先セルにおいて、関係したシステム情報ブロックのスケジューリングのより変動実現を可能とし得ることに留意すべきである。しかし、本発明は、移動先セルのブロードキャスト・チャネル(BCHなど)の変動速度の部分上で関連システム情報を送信することだけに限定されない。ブロードキャスト・チャネルの固定速度の部分だけが使用される本発明の実現もまた予見され得る。
さらに、変動速度のトランスポート・チャネル上の送信は、「変動速度の送信」または「可変速度の送信」と言い表すこともできる(これに応じて、変動速度のトランスポート・チャネルは、可変速度のトランスポート・チャネルと表記することもできる)。
3GPPベースの通信システムにおける本発明の実現に関係した一つの例示的な実施形態によれば、システム情報の変動速度の送信は、変動トランスポート・フォーマットを有するDL−SCHトランスポート・チャネルまたはBCHトランスポート・チャネル上での送信によって実現可能である。同様に、「固定速度の送信」は、例えば、システム情報用の固定のトランスポート・フォーマットを有するBCHトランスポート上での送信によって実現可能である。
「変動BCH」の概念は、以下に述べる技術的理由により、スケーラブルなスペクトル割当てをするシナリオにおいてシステム情報の高速で効率的な配信をサポートするために導入された。
・様々なスペクトル割当てに対応したBCCHへの無線リソースの割り当て
E−UTRAの独立動作は、スケーラブルなスペクトル割当てのそれぞれにおいて可能であるものとする。ユーザ・プレーンのトラヒック用の帯域幅に相対したオーバヘッドを一定に保つために、一つの可能なソリューションは、使用スペクトル割当てのサイズに応じた速度でBCCHを送信することである。つまり、例えば、10 MHzのスペクトル割当てのときには30 kbpsのBCCHを1.25 MHzスペクトル割当てでは3.75 kbpsに、率に応じて速度を落とすということである。しかし、これは、最小のBCCH情報にとっては小さすぎるであろう。別の可能なソリューションは、最小SIB繰返し周期を増やすことであるが、この場合には、高い繰返し率になるSIBの取得時間が影響を受ける。例えば、UTRAでは、SIB7の取得時間の増加が、呼設定のレイテンシーの増加につながる可能性がある。同様の問題は、E−UTRAでも予想できる。
・配置、任意選択的なSIB及び拡張により異なるBCCHの容量要件
BCCHの容量要件は、PLMN間またはセル間でも異なる可能性がある。例えば、他セル/RAT情報の必要性は、オペレータの選択またはセルの地理的位置に依存する。任意選択的な機能(例えば、位置検出)では、SIBを必ずしも送信する必要がない。
BCCHの連続的な遅い速度の送信には、次の二つの問題がある。
・UEのバッテリ電力消費の増加
遅い連続した速度での送信は、UEがBCCHのコンテンツを得るために比較的長い時間ウェイクアップしていることを要求する。これは、RRC_アイドル状態では特に重大である。したがって、BCCHの非連続的なバーストのような送信が、UEのバッテリ電力節減には有効である。これは、ひいては、様々なネットワーク・ベンダーやオペレータがUEの電力消費にとってより効率的であり得るようなBCCHの送信パターンを定義可能にする。
・短い測定間隔内での隣接セルのBCCHコンテンツの受信
LTE_アクティブ状態であるときにUEは隣接セルのBCCHコンテンツを受信する必要があるか否かは議論される必要があるが、これが必要であるとすれば、BCCHの遅い連続した速度での送信は、短い測定間隔期間内に隣接セルのBCCHコンテンツを取得することを難しくさせる。したがって、BCCHの非連続的なバースト的な送信が有効である。
本発明の別の態様は、セル特有のシステム情報へのポインタを通信システム内の無線リソース制御エンティティ(基地局)間でやり取りすることに関係する。これは、例えば、セル内でのシステム情報の送信のための固定的な設定(各々隣接する無線リソース制御エンティティに知られている)が使用されていない場合には、有利であり得る。この態様によれば、典型的に隣接する基地局どうしが互いに、報告を発するエンティティのセル内のセル特有のシステム情報を指し示すポインタ(例えば、スケジューリング情報及び/または関連システム情報のマッピング)を相手の基地局に通知できる。
これに応じて、この情報を送信するために同期化制御プロトコル手順が、X2インタフェースを介して定義されなければならない。上記情報(ポインタまたは複数のポインタ)のシグナリングは、例えば、定期的に送信可能である、すなわち、元のノードBが前記情報を移動先ノードBへxmsごとに送信する。代替的に、交換は要求−応答メカニズムに基づいてもよい、すなわち、元のノードBが移動先ノードB(複数の場合もある)によって送信を要求される。別の可能性は、イベント契機始動による交換であり、すなわち、例えば、システム情報のマッピングの変更または送信フォーマット及び/またはシステム情報のタイミングの変更に対応して、無線リソース制御エンティティによって始動される。明らかに、移動先ノードBのシステム情報の変更を元のセルを介した指示情報の変更に同期させることは重要である。
ハンドオーバやセル再選択など、システムで定義されたモビリティ手順は複数ある可能性があるので、無線リソース制御エンティティは各モビリティ手順に関連したシステム情報への各ポインタをシグナリングし得る(もちろん、同じシステム情報が複数のモビリティ手順に関連する場合、一つのポインタだけをシグナリングしてもよい)。3GPPベースの通信システムにおけるこの態様の実現に関係する本発明の例示的な実施形態では、元のノードBは、一つ以上の隣接するノードBから一つ以上のモビリティ手順に関連したSIBのスケジューリングを通知され得る。前述したように、SIBのスケジューリングは固定的なトランスポート・フォーマットを使用できる、及び/またはトランスポート・チャネルへの固定的なマッピングが使用され得る。これは、例えば、全体的な動作及び保守(O&M)の一部として設定可能である。代替的に、スケジューリング及び/またはマッピングは、フレームまたはアプリケーション・プロトコルを用いて、X2インタフェース(図2を参照)を介してノードB間でシグナリングされてもよい。
様々な例示的な実施形態による本発明の概念を以下にさらに詳しく述べる前に、本発明の一つの例示的な実施形態による(例えば、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)―論理チャネル上で送信される)システム情報の構成を、図5を参照して、さらに詳しく概説する。情報の構成は、木のような構造をとり得る。いわゆるマスター情報ブロック(MIB)が木構造の根を形成し、いわゆる各システム情報ブロック(SIB)がその枝となる。MIB情報は、ブロードキャスト・システム情報を運ぶ各SIBよりも多少頻繁に送信され得る。MIB中の情報は、MIB情報が送信されるたびに、個々の端末によって読まれる必要がないこともある。例示的な目的で、この実施形態では、システム情報は単一のブロードキャスト・トランスポート・チャネルにマッピングされると仮定できる。
例えば、MIB内の区分の一つ一つは、各システム情報ブロックに関する情報のために確保され得る。確保された区分に含まれた、各SIBに関連した制御情報は、次のような構成をとることができる。MIBのポインタに含まれる、SIBに関連した各制御情報は、各SIBが共通タイミング基準に相対して送信されるブロードキャスト・トランスポート・チャネル(固定速度または変動速度のトランスポート・チャネル)上の各SIBの位置を含み得る。さらに、SIBの繰返し周期が指示され得る。この繰返し周期は、各SIBが送信される周期を示す。上記制御情報は、タイマーに基づいた更新メカニズムのためのタイマー値、または代替的に、SIB情報のタグに基づいた更新メカニズムのための値タグをさらに含むことができる。
移動先セルにおいてMIBのこの例示的な構成とSIBの論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングを使用すると、例示的なブロードキャスト・トランスポート・チャネルの構成は、図10に示すような様相となり得る。移動端末は、このチャネル構成を有する移動先セルへアタッチするまたは接続するためにモビリティ手順を実行し、そのとき、元の基地局からすでに受信したポインタは、そのモビリティ手順のためのトランスポート・フォーマットと関連システム情報の相対的タイミングを示す制御情報を含んでなる。例えば、関連システム情報が、ハンドオーバ手順のためのSIB5とSIB17に含まれていたとすれば、すでにブロードキャストされたポインタが、移動先セルにおいて移動端末に上記のSIBを指し示すことができるため、(例えば、MIBが移動先セルにおいてブロードキャストされた後に移動端末が移動先セルにアタッチする場合のように)MIBを最初に受信しなくとも、移動端末は移動先セルにアタッチすると同時に上記のSIBを受信できる。
次に、システム情報が固定速度のトランスポート・チャネル及び/または変動速度のトランスポート・チャネルの一方または両方にマッピングされる、本発明の別の例示的な実施形態を説明する。図11は、システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合の本発明の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介し送信することの概念を示す。例示的な目的で、本実施形態では、表1に提示したブロードキャスト・システム情報の各システム情報ブロック(SIB)への類別が適用されることが仮定できる。前掲の表1の内容は、しかし、ブロードキャスト・システム情報の内容と分類の一つの可能な例として、ただみなされるべきである。また、システム情報の異なる部分がブロードキャストされる周波数の分類及び異なる各SIBへのその分類は、例示的な目的でのみ役に立つように意図され、本発明をこの例に限定するように意図されてはいない。既存の移動通信システムの現行の発展と改良において、内容、フォーマット、送信周期等は、システム情報の異なる各SIBへの配信と同じく、変わる可能性がある。
さらに、システム情報は、移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネル及び/または変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされることが、例示的な目的でのみまた仮定できる。固定速度のトランスポート・チャネル上で、MIBは周期的に送信され、MIBは、各SIBの固定速度のトランスポート・チャネル及び/または変動速度のトランスポート・チャネルへのマッピングを識別する制御情報、各SIBの送信フォーマット及び/またはタイミング(固定的ではないまたは予め設定されていない場合)を含み得る。例示的な目的で、変動速度のトランスポート・チャネルは、周波数領域における全システム帯域幅のうちの所定の帯域幅として使用するように仮定できる。このチャネル帯域幅は、図11に例示するように、周波数領域において複数のサブバンドまたはサブキャリアに分割できる。時間領域において、変動速度のトランスポート・チャネルの無線インタフェース・リソースは、個別のサブフレームに分割できる。各サブフレームには、時間領域中のサブフレームの相対的位置を示すシステム・フレーム番号(SFN)を割り当てることができる。
周波数領域でのサブバンドまたはサブキャリアと時間領域でのサブフレームは、ユーザに割当て可能な無線インタフェース・リソースの最小単位であり得るリソース・ブロックを形成する。もちろん、リソース・ブロックの定義は柔軟であり、例えば、リソース・ブロックが周波数領域での一つ以上のサブバンド/サブキャリア及び/または時間領域での一つ以上のサブフレームにわたることも可能である。さらに、送信時間間隔(TTI)の長さは、時間領域における1サブフレームの長さに等しいことが例示的な目的で仮定できる―もちろん、TTIは代替的に複数のサブフレームにわたってもよい。
先に説明したように、従来のシステムでは、新しい無線セル(移動先セル)へアタッチした移動端末は、移動先セル内のマッピング及びトランスポート・フォーマット及び/または各SIBのタイミングをそこから得るために、固定速度のトランスポート・チャネル上でMIBを先ず受信する必要があった。この制御情報を得てはじめて、移動端末は、ハンドオーバやセル再選択などのモビリティ手順を実行するための関連したSIBを含むSIBを受信できる。
例えば、制御メッセージが、それが移動先セルへのアタッチ/接続を指示するハンドオーバ指示メッセージまたは接続解放メッセージ(図8及び図9を参照)であろうと、移動先セル内でMIBが送信された後の時間インスタンス(例えば、0)に受信されるとすれば、モビリティ手順を実行するための関連したSIB受信できるようになるまでに移動端末は次のMIBを待つ必要があった。本発明のこの実施形態によれば、元のセル内で前もって送信されたポインタが、モビリティ手順を実行するための関連したSIB―この例ではSIB5とSIB17を指し示す。移動先セル内でMIBを逃したとしても、上記ポインタが、移動先セル内のSIB5とSIB17のマッピング、タイミング及びトランスポート・フォーマットの情報を移動端末に与えるので、移動先セル内で最初に次のMIBを受信せずとも、移動先セルへアタッチした時点で移動端末はこれらのSIBを即座に受信でき、モビリティ手順を続行できる。
ハード・ハンドオーバ手順とセル再選択手順に適用時に本発明の実施形態によってもたらされる、さらなる利点を詳しく説明する前に、移動端末の周波数間測定のメカニズムについての詳しい説明を初めに行う。
UMTSでは、通信事業者は容量と収益を増加させるために利用可能な2つまたは3つのFDD周波数を有し得る。例えば、運用は一つの周波数を使用して開始可能であり、容量を向上させるために第2、第3の周波数が後で必要とされる。数個の周波数が高い容量を得るために同一サイトでを使用でき、または、これらの周波数は、異なる周波数を用いるマクロ・セル層及びマイクロ・セル層として利用可能である。特に、基地局が複数の周波数をサポート可能であるシナリオは、UMTSでは階層セル構成(HCS)と呼ばれる。これによれば、異なる周波数を有するセル群が、不定数のマクロ層セル及び/またはマイクロ層セル(マイクロ・セルは比較的小さいセルであり、大きなエリアをカバーするセルはマクロ・セルと呼ばれる)を含む階層的構成で配置される。HCSは、低速用としてはより大きなセル・サイズをサポートし、高速用としてはより小さいなセル・サイズをサポートする。同一のサイズのセル群が、HCSの一つの層を形成する。例えば、次のようなシナリオがあり得る。二つの同一層のマクロ・セルがあるとき、それぞれの対応する負荷に応じて、ネットワークはどちらの周波数層にUEをキャンプさせるべきかを決定できる。逆に、マイクロ・セルは、他エリアに比べて極めて高いトラヒックがある「ホット・スポット」に追加的に配備することができる。図13は、複数の周波数キャリア、この場合f1〜f3、が同時に存在する例を示す。本図により次のことがさらに仮定される。各周波数キャリアは、とりわけブロードキャスト情報を提供するために、固定速度と変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルを使用する。また、HCSの他の層である残りの周波数キャリアの周波数識別子(FID)と共に、同一周波数内NCLが各周波数層上で送信される。HCSのそれぞれの周波数層において、スケジューリング情報は、下に示す典型的な方式で固定のBCHと変動BCH間で共有される。
・マスター情報ブロック(MIB)は、変動BCHのスケジューリング・ブロック(SB)用のスケジューリング情報を含む。
・SBの一つ(以上)は、変動BCH上のNCL情報送信に関するスケジューリング情報を含む。
・MIBの繰返しレートは、20 msに等しい。NCL情報はそれほど頻繁には変化しないので、NCLを指し示すSBの繰返しレートは数倍大きい。
SB内のスケジューリング情報とFIDは、同一セルの約20bで送信されることに留意すべきである。さらに、NCL用のSBの繰返しレートを考慮すると、取得遅延は80 msほどの大きさになり得る。
周波数キャリアはすべて単一の基地局によって制御されるのかどうか、または各周波数キャリアが別個の基地局によって使用されるかどうかが、さらに可能であるが、この場合には未決定にしておく。
異なる周波数の使用により、これらのシナリオをサポートするためには、異なる周波数キャリア間の周波数間ハンドオーバが必要とされるため、周波数間測定がさらに使用される。また、周波数間ハンドオーバにおける測定には、システム間ハンドオーバの場合と同様に、圧縮モードが使用される。圧縮モードについては後で詳しく説明する。さらに、UEは、移動先の周波数を特定するために、同一周波数内測定の場合と同じWCDMA同期化手順を使用する。
周波数間ハンドオーバは、次の4つの位相に分けることができる。
・位相1:RNC(基地局)はUEに圧縮モードを使用して周波数間測定を開始するように命令する。測定のトリガ(契機)は、RANベンダーが独自に決める。
・位相2:UEはP−SCHのピークを検出する。
・位相3:UEはS−SCHとCPICHを有するセルを識別し、RNCへ測定を報告する。
・位相4:RNCはハードウェア・コマンドをUEへ送信する。
セル識別時間は、同一周波数内ハンドオーバの場合と同様に、UEが受信可能なセル数とマルチパス要素数に主に依存する。具体的には、UEは、通常、隣接セルの一次同期チャネルであるP−SCHを検出するために整合フィルタを使用する。すべてのセルは、UEがそれを探す同一の同期符号を送信する。UEは、さらに、二次同期チャネルであるS−SCHとパイロット・チャネルであるCPICHを有するセルを識別する。同期化手順の後、UEは、測定、例えば、周波数間測定を行なえるようにあり、測定結果が属するセルを識別できる。
周波数間測定は、通常、対応する周波数間ハンドオーバを行なう必要性があるときにだけ開始される。周波数間ハンドオーバは、負荷を異なるキャリア間及びセル層間に分散するために、その他の周波数が連続的なカバレッジをもたない場合にカバレッジ・エリアを拡張するために、必要とされる。
ネットワークへの周波数間測定報告は、次の要素を含み得る。
・セル識別
・SFN−SNF間の観測された時間差
・セル同期情報
・ダウンリンクEc/No(FDD)
・ダウンリンクのパス損失
・ダウンリンクRSCP(受信信号符号電力)(一次CPICH FDD、PCCPCH TDD)
・ダウンリンクのタイムスロットISCP(TDD)
・提案されたTGSN(TDD)、及び
・UTRAキャリアRSSI
ネットワークは、周波数間測定が実行される必要があると判断すると、周波数間に設定された測定タイプを含む測定制御メッセージを当該移動端末へ送信する。一般に、ネットワークは、測定と共にイベントを設定する。下記のイベントが、測定報告を開始させる契機となる。
・2A−最良の周波数の変化
・2B−現在使用中の周波数の推定品質がしきい値を下回り、非使用周波数の推定品質がしきい値を上回る。
・2C−非使用周波数の推定品質が所定のしきい値を上回る。
・2D−現在使用中の周波数の推定品質が所定のしきい値を下回る。
・2E−非使用周波数の推定品質が所定のしきい値を下回る。
・2F−現在使用中の周波数の推定品質が所定のしきい値を上回る。
上記のリストから最も一般的に使用されるイベントは、2bと2dのイベントである。UEが「カバレッジの端」のエリアに入ると、ネットワークは、イベントIDをイベント2bと2dに設定した測定制御メッセージを送信する。イベント2dは、現在の周波数についてイベント2bと同じ機能を実行するが、2dの場合に設定されたしきい値はずっと低い。イベント2bが発生されると、何の問題もなく新しい周波数へのハンドオーバが実行される。イベント2bが発生されないが、イベント2dが発生される場合、それは、他の周波数が十分強くないが、現在の周波数は非常に悪い状態になっていて、唯一の選択は新しい周波数へのハンドオーバであることを意味する。上記の場合、結果が確実に成功するとは限らない。
スロット化モードとも言われる圧縮モードは、UEが一つの受信器しかもたない場合、他の周波数についての(周波数間)または異なる無線アクセス・テクノロジーについての(RAT間)測定を行なうときに必要とされる。UEが第2の受信器をもつ場合には、第1の受信器によって送信/受信を継続しながら上記の第2の受信器で測定を行なえるので、圧縮モードは必要ない。しかし、UEのコストが非常に高くなるので、このようなことは現実的には起こらない。UEの性能が、他のFDD周波数上のセルや他のモードや無線アクセス・テクノロジーのセルをモニターするために、UEが圧縮モードを必要とするかどうかを決める。
圧縮モードでは、UEからの送信と受信は数ミリ秒程度の短時間のあいだ停止され、その時間内に他の周波数またはRATの測定が行なわれる。すなわち、圧縮モードのメカニズムは、アップリンクまたはダウンリンクまたは両方向の送信パスに人工的な中断間隔を挿入することを可能にし、そのときにUEはその受信器を再チューニングして他の隣接セルの測定を実行できる。このことは、測定を実行するためにフレームがどのように圧縮されるのかの考え方を示す図14に図示される。処理ゲインの低下により品質(BER、FERなど)が影響を受けないように、圧縮フレーム中には瞬時送信電力が増加される。
中断時間が終わった後、UEはその受信器を現在のサービスのセルのキャリア周波数に戻すようにチューニングし、データの送信と受信を続行できる。圧縮モードを使用する意図は、データを失わずに、時間領域においてデータ送信を圧縮することである。しかるべく、フレーム圧縮は次の三つの方法によって実現可能である。
・より上位の層はUEの圧縮モード・スケジュールの知識をもつので、より上位の層からのデータ伝送速度を下げる
・拡散率を変えることによりデータ伝送速度を上げる、または
・物理層におけるデータ・ビットを間引くことによりシンボル・レートを下げる
どのフレームを圧縮するか、圧縮方法と圧縮部分の長さは、ネットワークによって決定される。より上位の層(例えば、RRC層)からの要求に応答して、UTRANは圧縮モード・パラメータをUEへシグナリングできる。送信中断間隔パターン列は、送信中断間隔パターン1が連続して出現する列からなり、送信中断間隔パターン1は一つまたは二つの送信中断間隔からなる。圧縮モード・パターン列とパラメータ(例えば、TGPL1, TGSN)の基本概念を図15に示す。
図15に示したような、下記のパラメータが送信中断間隔パターンを特徴付ける。
・TGSN(送信中断間隔開始スロット番号):送信中断間隔パターンは、少なくとも一つの送信中断間隔スロットを含む無線フレーム―以下では送信中断間隔の第1の無線フレームと呼ぶ―において開始する。TGSNは、送信中断間隔パターンの上記無線フレーム内の第1の送信中断間隔スロットのスロット番号である。
・TGL1(送信中断間隔長1):これは、送信中断間隔パターン内の第1の送信中断間隔のスロット数で表わした時間の長さである。
・TGL2(送信中断間隔長2):これは、送信中断間隔パターン内の第2の送信中断間隔のスロット数で表わした時間の長さである。このパラメータが上位層によって明示的に設定されていない場合は、TGL2=TGL1である。
・TGD(送信中断間隔開始距離):これは、送信中断間隔パターン内の二つの連続する送信中断間隔の開始スロット間のスロット数で表わした時間の長さである。
・TGPL1(送信中断間隔パターン長):これは、送信中断間隔パターン1のフレーム数で表わした時間の長さである。
もちろん、設定されなければならない追加のパラメータ、例えば、TGPRC、TGCFNがあるが、それらについてのこれ以上の説明は省略する。
UEは、測定目的ごとに一つの圧縮モード・パターン列をサポートする必要がある。UMTSでは、6種類の送信中断間隔パターン列測定目的(TGMP)がある、すなわち、
1.TDD測定
2.FDD測定
3.GSMキャリアRSSI
4.GSM初期BSIC識別
5.GSM BSIC再設定
6.マルチキャリア測定
TGPS識別(TGPS_IDENTITY)は、すべての設定された圧縮モード送信中断間隔パターン列の設定・パラメータを保持するために、UEが使用する変数である。
TGPS識別(TGPS_IDENTITY)変数の内容を以下に例示する。TGPS識別(TGPS_IDENTITY)変数中に保持される、送信中断間隔パターン列の設定・パラメータは、「DPCH圧縮モード情報」という情報要素(IE)の内容に基づいて設定される。UEがRRC接続を確立した時点で、「全無線リンクに共通のダウンリンク情報」IE中で「DPCH圧縮モード情報」IEが、UTRANによって無線ベアラ制御メッセージ(例えば、物理チャネル再設定)において設定可能であり、UEへシグナリングできる。一方、測定制御メッセージでは、「DPCH圧縮モード状態情報」というIEが、UEへ割り当てられた送信中断間隔パターン列をアクティブ化/非アクティブ化するための制御パラメータとして機能するように使用される。上記の説明から、送信中断間隔パターン列は、測定目的ごとに設定されると考えることができ、一方、測定制御メッセージは各中断間隔列の開始フレームを制御するだけである。
Figure 0005113176
セル情報リスト(CELL_INFO_LIST)と測定識別(MEASUREMENT_IDENTITY)は、測定に関係した情報を保持するために、UEが使用する変数である。
セル情報リスト(CELL_INFO_LIST)は、セルの信号測定の三つの基本種別―同一周波数内セル、周波数間セル、RAT間セル測定に使用されるセルを定義するために使用されるリストを含む。三つの測定種別の各々について、セル情報リスト(CELL_INFO_LIST)変数は、最大32個のセルまでの情報を保持できる。以下に示すように、異なるセルはそれらの一意のセルIDによって区別される。
Figure 0005113176
測定識別(MEASUREMENT_IDENTITY)変数は、測定対象量、報告対象量、及びいつどのように報告されるのかを定義する追加情報を保持する。大まかに言えば、本変数は、測定制御メッセージ、SIB11メッセージ及び/またはSIB12メッセージ中のIEの一部またはすべてを保持する。保持される情報、いつその情報が保持されるか、いつその情報が消去されるかは、RRCプロトコルによって指定可能であり、ある時点のUEの特定の状態に依存する。以下に示すように、異なる測定は測定IDによって識別され、複数の測定が制御される。
Figure 0005113176
要約すれば、セル情報リスト(CELL_INFO_LIST)は隣接セル関する総合情報を含み、測定識別(MEASUREMENT_IDENTITY)は一つ以上の特定の測定タスクを実行するために必要なすべてのパラメータを保持する。さらに、測定識別(MEASUREMENT_IDENTITY)中の一部のフィールドは、セル情報リスト(CELL_INFO_LIST)中のものと同じであるので、セル情報リスト(CELL_INFO_LIST)変数を読むことによって初期化可能である。
前述したように、UEはその現在の状態に応じて測定変数を設定する。UEがアイドル状態であるときは、可能性のある移動先セルのブロードキャストされたSIB11メッセージ中のIEをUEは読む。UEがCELL_FACH/CELL_PCH/URA_PCHであるときは、 他セル内でブロードキャストされたSIB12メッセージ中のIEをUEは読む。SIB12が存在しない場合、UEは代わりにSIB11の内容を利用する。SIB12の内容は、第1フィールドを除き、すなわちSIBインジケータが存在しないが、実質上同じである。
Figure 0005113176
セル選択(再選択)に関するSIB11の要素は、セル再選択の内部設定手順に使用される。SIB11メッセージ中で、FACH測定時情報(FACH Measurement Occasion Information)というIEは、UTRANがCELL_FACH状態のUEへのダウンリンク送信を中断する時を指定し、その時にUEは他周波数上の他セルの測定を行なえる。測定制御システム情報(Measurement Control System Information)というIEは、UEが行なう必要がある測定を定義し、セル情報リスト(CELL_INFO_LIST)変数を設定するために使用される。
UEがCELL_DCH状態であるときは、UEはダウンリンクDCCHを介して送信された測定制御メッセージにおけるIEを読む。測定制御メッセージは、SIB11及びSIB12メッセージ中で使用された設定と異なる設定設定をしているUEでの測定手順を制御する決定をUTRANが行なうときにはいつでもUTRANによって使用される。このメッセージは、新しい測定を確立することまたは既存の測定を再設定することのどちらでも行なえる。同メッセージは、周波数間測定及びRAT間測定のために圧縮モードの使用をアクティブ化することもできる。このメッセージを受信すると、UEは測定識別(MEASUREMENT_IDENTITY)変数中に保持された情報を読む/更新する。測定制御メッセージ中のIEは、測定識別、測定コマンド、測定報告モード、測定種別、測定報告基準、DPCH圧縮モード状態情報などを含む。
その他のIEが前のSIB11/12または前の測定制御メッセージによって設定済みであれば、一つの測定制御メッセージは、上記のIEの一部を含んでもよいことに留意されたい。例えば、第1のRRC測定制御メッセージは、同一周波数内のセル情報リスト(Intra-Frequency_Cell_Info_List)を含み、第2の同メッセージは測定報告基準(Measurement_Reporting_Criteria)を含む。
Figure 0005113176
UEが周波数間測定を実行するためには、測定対象の他セルの隣接セル・リスト(NCL)を取得する必要がある。通常、NCLはSIB11とSIB12―その使用と内容については前の節で説明した―からなると考えられる。
レガシー・システムの場合の隣接セル・リストの要素の定義に関して、以下に示す5つのケースが適用可能である。各情報要素のサイズの総和が、以下に示す5つの異なるケースについて計算される。
1.任意選択と必須のすべての可能なパラメータがSIB(SIB11、繰返しのSIB11、SIB12)に含まれる。パラメータのリストは、非常に広範なので省略する。上記SIBに含まれたパラメータの一部はセル特有(約2000ビット)であり、そのほとんどは隣接リストに関係し、したがってリストに含まれた隣接セルの数に依存する。総サイズは、したがって、追加のセル当り及びSIB当り約445ビットずつ(SIB11とSIB12を合わせると、890ビットずつ)直線的に増加する。
以下の3つのケースでは、周波数間測定に関係したパラメータに的を絞る。
2.SIBは、周波数間測定に関係した、任意選択値を含むすべての値からなるが、それ以上の情報は含まない。これは、19ビットの固定部分に、リスト中の1セルごとに追加の132ビットを加える。
リストに含まれたセル当り必要な変数部:
・削除した周波数間セル−周波数間セルID
・新しい周波数間セル−周波数間セルID
・周波数情報
・FDD−UARFCNアップリンク(Nu)
・FDD−UARFCNダウンリンク(Nd)
・セル情報
・セル個別オフセット
・選択精度
・精度のために7ビットを仮定し、LTEではチップ不使用
・読み取ったSFNインジケータ
・一次CPICH情報:一次スクランブル符号
・一次CPICH送信電力
・送信ダイバーシチ・インジケータ
・セル選択及び再選択情報
・Qオフセット1s,n
・Qオフセット2s,n
・最大許容UL送信電力
・HCS隣接セル情報
・HCS_PRIO
・Qhcs
・デルタQhcs−RSCP
・HCSセル再選択情報
・ペナルティ時間
・一時的オフセット1
・一時的オフセット2
・FDD:Qqualmin
・FDD:Qrxlevmin
・デルタQrxlevmin
・測定対象セル−周波数間セルID
一度だけ必要な固定部:
・選択周波数間セル削除−「いくつかの周波数間セルを削除する」選択
・周波数間RACH報告情報
・FDD−周波数間RACH報告品質
・周波数間RACH報告しきい値
・周波数間RACH報告セルの最大数
3.SIBは、周波数間測定に関係した必須パラメータのみからなる。任意選択パラメータとして、他のどこにもデータが全くないので、「新しい周波数間セル」の任意選択を含む「周波数間セル情報リスト」が含まれる。これは、リスト中のセル当り27 ビットを加える。
リストに含まれたセル当り必要である:
・周波数間セル情報リスト−新しい周波数間セル−周波数間セルID
・周波数情報−UARFCNダウンリンク(Nd)
・セル情報
・セル個別オフセット
・読み取ったSFNインジケータ
・送信ダイバーシチインジケータ
4.周波数間測定に関連するとみなされる、選択されたパラメータ群がグループ化されてSIBを成す。これらは、以下の表に挙げられ、セル当り最大67ビットを加える。
選択された値を合計する:
・セル個別オフセット
・一次CPICH送信電力
・Qオフセット1s,n
・Qオフセット2s,n
・最大許容UL送信電力
・HCS_PRIO
・Qhcs
・デルタQhcs−RSCP
・ペナルティ時間
・一時的オフセット1
・一時的オフセット2
・FDD:Qqualmin
・FDD:Qrxlevmin
・デルタQrxlevmin
5.第5のケースは、SIB11のほかに繰返しのSIB11も考慮に入れる。周波数間測定に関係した、繰返しのSIB11に含まれた追加情報(以下を参照、セル当り121ビット)が第2のケースに追加され、その結果19ビットの固定部とセル当り253ビットの可変部が生じる。
・周波数間セル情報リスト
・新しい周波数間セル
・周波数情報
・FDD−UARFCNアップリンク(Nu)
・FDD−UARFCNダウンリンク(Nd)
・周波数間セルID
・セル情報
・セル個別オフセット
・セルとの基準時間差
・選択精度
・精度のために7ビットを仮定し、LTEではチップ不使用
・読み取ったSFNインジケータ
・選択モード−ここではFDDのみを考慮した
・一次CPICH情報:一次スクランブル符号
・一次CPICH送信電力
・送信ダイバーシチ・インジケータ
・セル選択及び再選択情報
・Qオフセット1s,n
・Qオフセット2s,n
・最大許容UL送信電力
・HCS隣接セル情報
・HCS_PRIO
・Qhcs
・デルタQhcs−RSCP
・HCSセル再選択情報
・ペナルティ時間
・一時的オフセット1
・一時的オフセット2
・FDD:Qqualmin
・FDD:Qrxlevmin
・デルタQrxlevmin
周波数間測定及び関連の論点についての上記の広範な説明の短い要約を以下に述べる。
周波数間測定は、周波数間ハンドオーバの一部であり、無線セルが複数の(少なくとも2つの)異なる周波数を使用するシナリオをサポートするために必要とされる。他の周波数についての周波数間測定を設定するためには、先ず、他の周波数のNCL―SIB11及び/またはSIB12であり得る―を取得する必要がある。NCLの取得のため、並びに実際の周波数間測定のために、圧縮モードが適用され、このモードでは、受信器を他の周波数に再チューニングするために、そして該当するNCLを取得するために、及び/または必要な測定を実行するために、UEの送信中の人工的な中断間隔が利用される。従来のシステムでは、他の周波数キャリアのNCLを取得するために必要なスケジューリング情報は、上記他の周波数キャリアの同一セル内でブロードキャストされる。したがって、NCLを受信したいUEは、UEにNCLを受信させるために必要な情報を含むMIBを最初に取得しなければならない。
図12は、UEの周波数間測定を設定するために、他セルの周波数キャリアf2からNCL f2を取得するための従来の方法を示す。UEは現在、周波数キャリアf1を使用する元のセル内にいると仮定される。周波数キャリアf2とf3をそれぞれ使用する二つの追加のセルが利用可能であり、UEは周波数f2の測定を行なおうとしている。UEがNCL f2を取得するためには、変動BCH上のその位置がMIB1によって指示されるFID2を最初に受信する必要がある。周波数キャリアf2の周波数を知ると、UEは移動先セルのMIB2を最初に取得するために圧縮モードを使用する。MIB2を処理することによってのみ、UEは、必要なSB、この場合SB22が移動先セルの変動BCH上のどこに存在するかを特定できる。これによれば、UEは次にSB22を受信し、その結果さらにNCL f2へと導かれる。取得時間は、UEが他セルからシステム情報を取得するのにかかる時間として定義される。すなわち、取得時間は、UEがFID2を通じて他の周波数の値を特定するときに開始し、NCL f2の受信で終了する。MIB2及び/またはSB22を逃してしまった場合、したがって、UEはMIB2/SB22の次の繰返しを待たなければならなくなり、明らかに取得(時間)が増加すると思われる。
次に、本発明の例示的な実施形態による二つの例示的なモビリティ手順、ハード・ハンドオーバ手順とセル再選択手順を図8と図9を参照して説明する。
図8は、すでに前に説明したハード・ハンドオーバ手順を示す。しかし、ここでは、本発明の一つの実施形態によるハード・ハンドオーバ手順の改良点を以下に説明する。レジ的な目的で、各セルにおいてノードBが無線リソース制御エンティティ(基地局)として動作すると仮定される。
本発明の一つの実施形態によれば、元のノードBは他のセルのシステム情報へのポインタをブロードキャストする。図8を用いて説明するこの例では、他のセルの関連システム情報はNCL(SIB11、SIB12)とSIB5、7及び17である。移動先セルの前記システム情報に対応するスケジューリング情報は、元のセルのシステム情報と一緒に、一つまたは複数のポインタ内で元のセルの固定速度の及び/または変動速度のBCH上でブロードキャストされ得る。いずれの場合も、UEは、そのようにして、移動先セルのシステム情報に直接アクセスするために必要なすべての情報を提供される。より多くの移動先セルが存在する場合、当然、より多くのポインタが元のノードBによってブロードキャストされることになる。すなわち、例えば、5個のセルがトラッキング・エリアを構成する場合、元のノードBは4個のセルの分の追加のポインタ(各ポインタは各セルのSIB5、7、11、12及び17を直接得るために必要な情報を有し得る)を送信しなければならない。大きなトラッキング・エリアの場合には、前記追加のスケジューリング情報により発生するトラヒックを減少させるために、元のノードBは隣接セルについてのポインタをブロードキャストするだけにしてもよい。
図16は、元のセルが周波数キャリアf1を使用し、移動先セルが周波数キャリアf2を使用する場合に、他の移動先セルのシステム情報へのポインタを元のセル内で送信することの概念を例示する。他の周波数キャリアf3も利用可能である。MIBは、各々の周波数キャリアf1とf2の固定のBCHでブロードキャストされる。さらに、スケジューリング・ブロックSB1xが周波数キャリアf1上で送信され、スケジューリング・ブロックSB2xが周波数層f2上で送信される。また、周波数識別子2と3が周波数キャリア1で送信され、FID1と3が周波数f2によりブロードキャストされる。繰返し時間TrMIB1、TrMIB2、TrSB1、TrSB2も図16に示される。
本発明の一つの実施形態によれば、追加のスケジューリング・ブロックSB22とSB32は、周波数キャリアf1上で送信される。これらの2つのSBは、周波数キャリアf1とf3にそれぞれ対応し、他の周波数キャリアのNCLを取得するための情報をとりわけ含んでなる。図示されるように、周波数f1上でブロードキャストされるSB22は、周波数f2上のNCL f2をUEに直接指し示す。逆に、周波数キャリアf2から受信されるSB12は、NCL f1をUEに直接指し示す。
図8へ戻り再び参照すると、UEは現在の無線セル(元のセル)内のノードBに接続されていて、ユーザ・プレーンのデータを元のノードBと交換する。3GPPベースのシステムでは、移動端末は、ユーザ・プレーンのデータを受信中はアクティブ状態にある。UEは、例えば、チャネル品質測定を元のノードBへ定期的に提供でき、この測定情報はUEが他セル(移動先セル)へハンドオーバされる必要があるか否かを決定するために、元のノードBによって評価される。しかし、前記チャネル品質測定を実行するためには、先に説明したように、測定対象のセルからのシステム情報が先ず必要である。
上述した従来の方法とは異なって、しかるべく、UEは、周波数キャリアf2と仮定される、移動先セルのNCLへのポインタ(または複数のポインタ)を元のノードBから元のセルのブロードキャスト・チャネル(固定速度及び/または変動速度のBCH)を介して前もって受信している。このポインタは、移動先セルのBCH上でいつ、どこでNCLがブロードキャストされるかについての情報をUEに与える。これは、固定速度及び/または変動速度のブロードキャスト・チャネルのいずれでNCLがブロードキャストされるかをとりわけ含むことができる。事実上、上記ポインタは、第1の周波数キャリアを有する第1のセルにキャンピング中のUEに、他セルの特有のシステム情報を、ひいては他周波数キャリアを指し示すために必要なすべての情報を含むものとする。ネットワークが同期化されてなく、ポインタに含まれ得る同期情報がもはや有効ではない場合は、共通時間基準を有するために、UEは移動先セルからSNFを先ず取得する必要がある可能性がある。その後、UEは、NCLを取得できる。MIBからの関連情報、すなわち、NCLのスケジューリング情報は、元のノードBから元のセル内で前もってすでにUEによって受信されたので、明らかに、MIBを最初に受信する必要性はもうない。
UEは、したがって、移動先セルからNCL f2を直接取得するために圧縮モードを使用できる。MIBを受信する必要ないことから取得時間は今はより短いので、取得時間を短縮させることができる。これは、例えば、送信の中断時間がより短くなることにより、測定対象の周波数以外のキャリア周波数上で送信中のデータの損失量をより少なく抑えることができるというような利点をいくつももたらす。
NCL f2の受信を完了すると、UEは、移動先セルの前記周波数キャリアf2の周波数間測定を設定することが可能である。その後、UEは、圧縮モードの使用をここでも含む前記測定を実行する。その後、測定結果が元のノードBへ折り返し報告され、続いてノードBはその結果を評価し、ハンドオーバを実行するか否かを決定する。
UEを移動先のノードBへハンドオーバするように元のノードBが決定すると、元のノードBはハンドオーバ要求を移動先のノードBへ送信し、移動先のノードBはこの要求に応じてUEに対する入域許可制御を実行できる。この要求は、例えば、移動先のノードBがリソースをしかるべく設定できるように、UEに関係したサービス及びシステム情報のコンテクスト転送を含むことができる。UEが移動先のノードBへ接続するように入域許可される場合、移動先のノードBは、移動先のノードBがUEを移動先セルに接続するように準備中であることを元のノードBに知らせるハンドオーバ応答により応答する。
前記情報は、元のセル内のユーザ・プレーンを破棄して、移動先セル内でユーザ・プレーンを確立するように(すなわち、移動先セル内でアクティブ状態に入るように)UEに命令する個別制御メッセージである、ハンドオーバ指示を介してUEへ転送される。3GPPベースのシステムでは、UEはハンドオーバ手順中でもアクティブ状態を継続している。UEは、次に、移動先セルにアタッチし、(移動先セルへアタッチするのに)並びに移動先セル内でユーザ・プレーンを確立するのに関連する必要な移動先セル特有のシステム情報を取得し始める。
表1に示した典型的な類別を適用すると、移動先セルについてのこの関連情報は、例えば、SIB5、SIB7及びSIB17であり得る。前に述べたように、UEは、上記SIB5、SIB7及びSIB17そのもののスケジューリング情報を有する一つまたは複数のポインタを元のノードBから元のセル内ですでに受信した。この関連システム情報へのポインタをすでに受信したことにより、移動先セルへアタッチすると、UEは、 移動先セルのブロードキャスト制御論理チャネルのSIB5、SIB7及びSIB17を即座に取得できる。前述のとおり、移動先セル内でSIB5、SIB7及びSIB17を受信できるようになるために、UEはMIBを最初に受信する必要はない。関連システム情報を取得したら、移動先のノードBへハンドオーバ完了メッセージが送信された時点で、UEはユーザ・プレーンをアクティブ化でき、ユーザ・プレーン・データの交換を開始できる。
図9は、セル再選択手順を示す。ハード・ハンドオーバの場合と同様に、本発明の例示的な実施形態によるこの手順の改良点を次に説明する。各セルにおいてノードBが無線リソース制御エンティティとして動作することが、例示的な目的で仮定される。一般には、セル再選択手順は、アイドル・モードのUEによって実行される。図9に示した例では、 UEは最初はアクティブ・モードにあり、元のセルにおいてユーザ・プレーン・データを送受信することが、例示的な目的でのみ仮定される。さらに、UEは元のノードBにトラヒック量測定を提供でき、この測定情報は、UEへの接続を維持すべきか否かを決定するために元のノードBで評価される。接続を維持せず、代わりにハンドオーバを実行する場合、接続解放メッセージによって元のノードBはUEへの接続を解放でき、その結果UEはアイドル・モードに入る。このメッセージによって、元のノードBは、UEのモビリティの制御をUEへいわば委譲する。また、UEは、周波数キャリアf1の固定速度の及び/または変動速度のブロードキャスト・チャネルを介して、元のノードから、他の可能性のある移動先セルの関連システム情報へのポインタを受信し続ける。通常、上記関連システム情報は、セル再選択を実行するための情報に関係し、可能性のある移動先セルは、元のセルに隣接するセルである。
接続解放を受信すると、UEは接続先の無線セルを選択するために、セル再選択を実行する。セル再選択手順は、周波数間測定をとりわけ含み、それには必ず、測定を実行すべき対象となる可能性のある移動先セルのNCLが必要になる。有利には、UEは、元のセル内でブロードキャストされたポインタからNCL f2の的確な位置とタイミングをすでに知っているので、移動先セルからNCL f2を即座に取得することができる。
UEは、次に、受信したNCL f2により周波数間測定を設定し、周波数間測定を実行する。前記測定に基づいて、UEが実際に移動先セルへアタッチするとまた、移動先セルから関連システム情報を取得する必要がある。選択した移動先セルの関連システム情報へのポインタはUEに知られているから、UEはアタッチした時点でシステム情報を読み始めることができる。さらに、UE(アイドル・モードの)が移動先セル内でページングされると仮定すると、または(図9に示すように)アクティブ状態になる、すなわち、ユーザ・プレーンの接続を確立する決定をすると仮定すると、UEと移動先のノードBは、接続要求、接続設定及び接続完了のメッセージを交換することによりユーザ・プレーンの接続を確立する。
本発明の別の態様によると、移動端末は、圧縮モードによって可能にされた、予め割り当てられた間隔に合致して、NCL取得または測定のような周波数間に関係した動作をもっぱら実行できる。本発明の一つの実施形態によれば、ネットワークは、他の周波数層からNCL情報を取り込むための測定間隔を端末に割り当てる。図17aは、周波数キャリアf1に現在キャンプされていて、周波数層f2の他セルの測定を実行しようとする端末の測定間隔を示す。図の中段帯には、元のノードBからNCL f2が送信される送信時間が示される。明らかに、下段帯に示された、周波数キャリアf2からNCL f2を端末が取得するための結果的に生じる取得間隔は、図17aの中段帯に示した送信時間と等しい。端末の測定間隔はNCL f2の取得間隔の時間フレーム内にあるので、端末は、通常は実際の測定のためにのみ、またNCL f2を取得するためにも、測定間隔を使用できる。他方、測定間隔を使用できなかった場合(図示されない)、すなわち、測定間隔と取得間隔の時間割当てが存在しないときには、ネットワークはNCL f2を取得するための追加の間隔を割り当てる必要があろう。
一つの無線セルに2つのノードBが提供される、すなわち、ノードB1とノードB2が移動先無線セルを制御し、通信とブロードキャストのために同一周波数層を使用することが仮定される、別のシナリオを図17bに示す。したがって、17bの3段目と4段目の帯に示されるように、移動先の無線セルにはNCL f2の送信時間が2つ存在する。その結果、どの端末にとっても、NCL f2を受信するための取得間隔は、ノードB1とノードB2の両方の送信時間を合わせた時間である。
また例示的な目的で、元のセル内には2つの端末が周波数層f1にキャンプされていて、それぞれの測定間隔は、図17bの初めの2段の帯に示すとおりであることが仮定される。端末1の測定間隔と取得間隔は時間的に正しく整合されているので、明らかに、端末1は測定間隔を取得間隔として利用できる。他方、端末2に割り当てられた測定間隔は、NCL取得間隔の総時間と完全に整合されないため、端末2がNCL f2を取得するためには、測定間隔のほかに追加の端末固有の取得間隔が必要である。
図18は、移動先セル内のシステム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、第1層アウトバンド識別が使用される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。
図18では、移動先セル内においてシステム情報とそれに関連した制御シグナリングは、3つの異なるチャネルにマッピングされる。すなわち、固定速度のトランスポート・チャネル、変動速度のトランスポート・チャネル及び変動速度のトランスポート・チャネルに付随した物理制御チャネルにマッピングされる。制御チャネルは、付随変動速度のトランスポート・チャネル上のシステム情報の送信フォーマットとタイミングを記述する制御情報を含むという形で、変動速度のトランスポート・チャネルに付随される。
さらに、モビリティ手順を実行時に及び移動先セルへのアタッチ時に、移動先セル内でシステム情報を受信すべき移動端末(または、同意義には、論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピング)は、各第1層アウトバンド識別によって指定され得る。したがって、論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングは、付随した物理制御チャネル(例えば、第1層/第2層制御チャネル)上の識別子によって指示される。
移動先セルにおいて、ブロードキャスト制御論理チャネル(例えば、UMTSにおけるBCCH)上で、例えば、提供されるシステム情報は、図18の変動速度のトランスポート・チャネルと固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる。
マスター情報ブロック(MIB)は、固定速度のトランスポート・チャネル上で周期的に(MIB繰返し周期)送信される。例えば、MIBは、所定の数の送信時間間隔(TTI)等としての所定の時間長後に送信され得る。さらに、図11に示したのと同様の固定速度のチャネルと変動速度のチャネルのチャネル構成を仮定すると、サブフレームは、1個以上のシステム情報ブロック(SIB)を有し得る。一つのSIBは、送信されるべきシステム・ブロードキャスト情報の一部を有する。例えば、各SIBは、表1に例示した、ある類別の情報の所定のまたは設定可能なセットを含有し得る。
図18に示した例示的な実施形態で使用されるMIBを図19にさらに詳細に示す。図19は、本発明の一実施形態により図18に示したように第1層アウトバンド・シグナリングが使用されるとき、固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの典型的なフォーマットを示す。MIBのこのポインタは、移動先セル内の該当するシステム情報を指し示すために、移動端末へ元のセルを介してブロードキャストされ得る。第1層アウトバンド・シグナリングの場合には、移動先セル内の変動速度のトランスポート・チャネル上のスケジューリング情報を含む、移動先セル内の付随した物理制御チャネルを移動端末は読むものと仮定できる。したがって、上記ポインタは、移動先セル内の付随した物理制御チャネルの設定の情報をも含有し得る。本発明のこの実施形態によるシステム・ブロードキャスト情報の構成は、先に概説したように木のような構造である。MIBは、制御情報の異なる部分部分を含有し、これらの部分部分の各々が各SIBに関連付けられている。同様に、元のセルを通じて移動端末へブロードキャストされたポインタによって、移動セル内の例えばSIB5などの個別のSIBを指し示す場合には、その制御情報の構成と内容は、移動先セルのMIB内で用いられるものと同等であり得る。
移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネルへ送信のためにマッピングされる上記SIBにかかわる、MIB中のまたはブロードキャストされたポインタ中の制御情報は次のような構成をとり得る。あるSIBに関連した各制御情報(SIB#nへのポインタ)は、そのSIBが共通タイミング基準に相対して送信される固定速度のトランスポート・チャネル上のそのSIBの位置を示す。各セルでは共通タイミング基準がSFNによって与えられると、例示的な目的で仮定される。SNF番号付けは隣接セル間で異なることもあるため、それに基づいてスケジューリング情報が有効になるSFNの情報を前もって取得するように、ポインタ中では移動先セルのSNFが送信され得る。さらに、各SIBが送信される周期を示すSIBの繰返し周期が、MIBまたはポインタ中で指示され得る。
変動速度のトランスポート・チャネルへマッピングされるシステム情報にかかわるポインタの制御情報は、固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされるシステム情報にかかわる制御情報とは異なる構成をとり得る。例示的な実施形態によると、MIBまたはポインタ中のSIB17にかかわる制御情報は、SIB17が送信される変動速度のトランスポート・チャネルの指示を含んでなる。この指示は、図18では、MIBから変動速度のトランスポート・チャネルへ指し示す点線矢印によって示される。
前述したとおり、受信する移動端末への論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングを指示するために第1層アウトバンド識別が使用される。この目的のために、マッピングの識別が付随した制御チャネル上で送信される(「ID」を参照)。この識別は、例えば、受信側で各トランスポート・チャネルがそこへマッピングされるべき論理チャネルのデフォルトのまたは設定された識別子を使用することができる。これらの識別子はMIB中で送信され得る。使用される識別子は、デフォルト値であってもよいし、またはシステムによって設定されてもよい。
変動速度のトランスポート・チャネルに付随した制御チャネルは、変動速度のトランスポート・チャネル上のSIBのスケジューリングを示す制御情報を含んでなる。この制御チャネルは、元のセル内でブロードキャストされるポインタによっても指示され得る。上記付随した制御チャネル上の制御情報は、各SIBについて、共有チャネルにマッピングされたSIBのそのチャネル上の時間的な位置を少なくとも指示できる。本発明の別の実施形態では、上記制御情報は、スケジューリング情報であり、かつ一括割当て、データ変調及びトランスポート・ブロック・サイズに関する情報を含み得る。
例示的な目的でのみUMTSシステムにおけるブロードキャスト・システム情報の送信に説明を戻すと、第1層アウトバンド識別とスケジューリング情報の送信は、変動速度のトランスポート・チャネルに限られ、固定速度のトランスポート・チャネルを介して伝達されるシステム情報ブロックのスケジューリング情報は、固定速度のトランスポート・チャネルのマスター情報ブロック内で、すなわち、第2層トランスポート・ブロック内で送信される。固定速度のトランスポート・チャネルの設定は、例えば、半固定的であることが可能であり、一方、共有ダウンリンク・トランスポート・チャネルの設定は半固定的または動的であることが可能である。本発明のこの実施形態における変動速度のトランスポート・チャネルの動的設定の柔軟性は、ブロードキャスト・システム情報の迅速なスケジューリングを効率的にサポート可能なので、無線リソース利用の観点から有利であり得る。
本発明の例示的な実施形態では、変動速度のトランスポート・チャネルは、UMTSシステムの共有ダウンリンク・チャネル(SDCH)であることが可能であり、一方、固定速度のトランスポート・チャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH)であることが可能であり、SDCHに付随した制御チャネルは、共有制御シグナリング・チャネル(SCSCH)であることが可能である。
図20は、移動先セル内のシステム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、第2層インバンド識別が使用される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。
図20に示した例示的な実施形態では、識別のために付随した(物理)制御チャネルを必要としない、変動速度のトランスポート・チャネルが使用される。図18と図19に関連して説明した本発明の実施形態と同様に、図20に示した実施形態でも、システム情報は、固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる。論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングを指示する識別子(「ID」)と共有チャネル(例えば、SDCH)の半固定的な設定情報(タイミング及び送信フォーマット)と付随した物理制御チャネル(例えば、SCSCH)の設定は、インバンド(帯域内)で送信される。これは、情報の二つの部分が第2層のパケット内で送信されることを意味する。例えば、識別(「ID」)は、変動速度のトランスポート・チャネルの第2層のパケットのヘッダ内で提供されることが可能であり、変動速度のトランスポート・チャネルの設定情報は、MIB内で提供されることが可能である。同様に、元のセルを介してUEへ送信されたポインタは、変動速度のチャネル上のSIBを指し示すとき、移動先セルのMIB中で提供される変動速度のトランスポート・チャネルの設定情報を含み得る。
識別子IDは、前述したように、デフォルトの識別子であってもよいし、または固定速度のトランスポート・チャネルのMIBを通じて設定されても/割当てられてもよい。図21は、図20でシステム情報ブロックのマッピングに使用されたマスター情報ブロックの典型的なフォーマットを示す。より詳しく言えば、図21は、本発明の一実施形態により図20に示したように、変動ブロードキャスト・チャネル上のスケジューリング情報を送信するために第2層インバンド・シグナリングが使用されるとき、固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの典型的なフォーマットを示す。MIBのこのポインタはまた、移動先セル内のシステム情報を指し示すために移動端末へ送信されるポインタとして、元のセル内で元のノードBによってブロードキャストされることが可能である。固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされたSIBにかかわる制御情報の構成は、図19に示したMIB中のものと同様である。変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされたSIBのMIB制御情報は、SIBがそれぞれそこにマッピングされた変動速度のトランスポート・チャネルの指示をさらに含み得る。同様にまた、制御情報のポインタは、移動先セルにおける関連SIBのマッピングの指示も含んでなる。
一つの例示的な実施形態によると、システム情報は、表1に及び背景技術の節で提示されたように類別され得る。さらに、背景技術の節で説明した、MIBとSIBを使用したブロードキャスト・システム情報の木のような構成も、例示的な目的で仮定される。
例示的な目的で、LTE−UMTSシステムとハード・ハンドオーバのケースを考えると、ブロードキャストされるべきポインタは次のような情報を含み得る。
- 移動先の拡張型ノードBによって制御された無線セルで有効である、移動先セルのNCLにかかわるスケジューリング情報(SIB11及び/またはSIB12)、SIB5及びSIB17(及び選択的にSIB7)を含むMIBの一部(例えば、前述の「ポインタ」)、及び、選択的に、
- 各スケジューリング情報がそこから有効である先頭の、移動先ノードBのシステム・フレーム番号(SFN)
この例で、SIB5とSIB17の情報は、移動先セルへの無線接続の確立に関連するとみなせることに留意すべきである。
例示的な目的で、LTE−UMTSシステムとセル再選択のケースを考えると、ポインタは次のような情報を含み得る。
- 候補の移動先セル・リストの中のセルの拡張型ノードBの各々で有効な、移動先セルのNCLにかかわるスケジューリング情報(SIB11及び/またはSIB12)、SIB3及びSIB7(及び選択的にSIB5)を含むMIBの一部(例えば、前述の「ポインタ」)、及び、選択的に、
- スケジューリング情報の各部分がそこから有効である先頭の、候補の移動先セル(複数のセル)を制御する各拡張型ノードBのSFN
セル再選択手順に関係したこの例では、SIB3とSIB7の情報が移動先セルへのUEのアタッチに関連するとみなせる。
本発明の別の実施形態は、移動先セル内の変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされた関連のまたは重要なSIBの送信の信頼性を増加することに関係する。図22は、本発明の別の実施形態による、移動先セル内の固定速度のチャネルと変動速度へのシステム情報の典型的なマッピングを示す。変動速度のチャネル上のデータ送信にリンク適応技術(適応変調及び符号化(AMC)及び/または電力制御など)を適用することを仮定すると、データ送信の信頼性は、データを受信する移動端末の幾何学的位置性により変わる可能性がある。例えば、移動端末がセル境界の近くに位置している場合、またはセル内を高速で移動する場合、移動端末はチャネル品質の劣化を経験すると考えられ(すなわち、低い幾何学的位置性にある)、その結果、総体的フレーム・エラー率が増加すると思われる。このような状況のシナリオでは、移動端末は関連の(または重要な)システム情報(例えば、ハンドオーバの場合にはSIB7とSIB17など)をうまく復号できずに、変動速度のトランスポート・チャネル上の関連の(または重要な)システム情報の繰返し周期Trep後の次の送信を移動端末は待たなければならなくなり、その結果、モビリティ手順の中断時間が増加される可能性が高くなり得る。
この問題を回避するために、ある時間インスタンス(サブフレームまたはTTI)に複数のリソース・ブロックで、変動速度のチャネルにマッピングされた関連の(または重要な)SIBを送信することが予見され得る(例えば、同じSIBをサブフレーム内の2個以上のリソース・ブロックで送信し得る)。例えば、図22において、SIB17は変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、ある時間インスタンスに2個のリソース・ブロックで送信される。同様にまた、変動速度のトランスポート・チャネルの連続するサブフレームに関連システム情報を繰り返すことも予見され得る。これに応じて、移動先セル内の関連システム情報を指し示す、元のセル内で送信されるポインタは、関連SIBが繰り返される/送信される別々のリソース・ブロックを指示できる。
別の実施形態では、移動先セル特有のシステム情報の一部分(例えば、個別のSIB)を、元のセル内で元のノードBから移動端末へ送信されるポインタの中に含めることも予見され得る。図23は、本発明のこの例示的な実施形態による、端末が元のセル内にまだいる間に、元のノードBを介して端末へ送信されるポインタの設定を示す。上記ポインタは、移動先セル特有のシステム情報の一部分を含んでなり、かつスケジューリング情報によって移動先セル特有のシステム情報の他の部分を指し示す。図23に示した例では、移動先セルのSIB5のシステム情報が当該制御情報に含まれ、なおかつ上記ポインタはさらに移動先セル内のSIB7とSIB17を指し示す。SIB7は固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、SIB17は変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされることがこの例では仮定される。
別の例示的な実施形態によれば、元のノードBからブロードキャストされるべきポインタ内で関連SIBを送信するには、元のセル内のリソースが十分ではないことがあり得る。この場合には、関連SIBをさらに動的SIB(その内容が頻繁に変動される)と非動的SIB(その内容が頻繁に変動されない)に分類することができる。本発明のこの例示的な実施形態においても、移動先セルの個別の関連SIB(すなわち、システム情報の一部)のポインタ内での送信が予見され得る。この実施形態では、移動先セルの非動的SIBは、システム情報を失うことなく、元のセル内でポインタと共にブロードキャストされ得る。反対に、移動先セルの動的SIBは、ポインタによって指し示すことができる。これに応じて、前述したとおり、隣接するセルのリソース制御エンティどうしは、関連SIBを隣接セルの無線リソース・制御エンティティへシグナリングすることによって、または自セル内の関連SIBへのポインタを隣接セルの無線リソース・制御エンティティに提供することによって、関連システム情報をやり取りすることになる。移動先セル内の関連システム情報及び/または上記情報の位置とマッピングを認識し、元の無線リソース制御エンティティは、移動端末に移動先セル内の関連システム情報へのポインタを提供することも、または関連システム情報(の一部分)を直接提供することもできる。
表1に示したSIBの類別を例示的な目的で仮定し、移動端末がハード・ハンドオーバ手順を実行するものと仮定すると、移動先セルの動的SIBはSIB7とSIB17であり、一方、非動的SIBはSIB5である。セル選択(再選択)手順の場合、動的SIBはSIB7であり、非動的SIBはSIB3とSIB5であり得る。
時間的可変性により情報を一般的に分類するために(すなわち、動的または非動的)、その情報の変動の頻度を示す率Fv1とFv2(Fv1<Fv2)を考えることができる。例えば、ある情報(SIB)について、その変動率FvがFv1とFv<=Fv1の関係にあるならば、この情報(SIB)は時間的可変性が低いから、非動的であると分類できる。同じように、情報の変動率FvがFv1とFv>Fv1の関係にあるならば、その情報は時間的可変性が高い、すなわち動的であると言える。
移動端末の大きな一群については、シグナリング負荷をさらに低減することが望ましいと思われる。本発明の別の実施形態は、したがって、モビリティ手順にとって重要なSIB(これらは、モビリティ手順を実行するために端末によって取得されなければならないSIBである)と重要でないSIB(これらは、モビリティ手順を実行するために端末によって取得されなくてもよいSIBである)を定義することによって、元のセル内のシグナリング負荷をさらに低減することを提案する。あるSIBが移動先セルの無線インタフェース上の接続性の確立に関連するとみなせる、または移動先セルへのアタッチメント・ポイントの変更に関連する情報とみなせる場合もある一方、同じSIBが移動先セルの無線インタフェース上の接続性の確立するために、または移動先セルへのアタッチメント・ポイントの変更に関連する情報として重要ではない場合もあることに留意すべきである。
例えば、表1に示したシステム情報の類別を例示的な目的でここでまた仮定し、ハード・ハンドオーバ手順を考えると、重要なSIBは、SIB5とSIB17、またはより一般的に言えば、共通物理チャネルの設定と接続モードでの共有物理チャネルへの設定に関する情報を含む移動先セルのシステム情報の一部分であり得る。この情報は、移動先セルへの接続を確立するために、すなわち、移動先セル内で再びアクティブ・モードに入り、ユーザ・プレーンのデータ転送を開始するために必要になり得る。しかし、ハード・ハンドオーバには重要ではないと思われる関連SIBは、移動先セルを制御する移動先のノードBが、ハンドオーバ応答メッセージにおい元のノードBへタイミング調整を送信するとすれば(図8を対照する)、アップリンク干渉(すなわち、表1中のSIB7)である。
重要なシステム情報またはSIBは、例えば、モビリティ手順を実行するために、移動端末によって取得されなければならないシステム情報またはSIBの一部として定義できる。一つの実施形態によれば、 重要なシステム情報またはSIB(s)は、元のセル内でブロードキャストされるポインタによって、上述したように指し示されるようにできる。重要なシステム情報/SIBと対照的に、重要でないシステム情報は、モビリティ手順を実行するために端末によって取得されなくてもよいシステム情報またはSIBの一部をさすことができる。
ハード・ハンドオーバ手順では、重要でないSIBは、移動先のノードBが、ハンドオーバ応答メッセージにおいてサービング・ノードBへタイミング調整を送信するとすれば、アップリンク干渉に関するシステム情報(例えば、SIB7)であり得る。重要な SIBは、例えば、共通物理チャネルの設定に関するシステム情報(例えば、SIB5)と接続モードでの共有物理チャネルの設定に関するシステム情報(例えば、SIB17)であり得る。
ハード・ハンドオーバの後、UEの送信タイミングを推定し、必要であれば、サイクリック・プレフィックスの分数内にタイミングを調整するために、非同期ランダム・アクセスがノードBによって使用できる。非特許文献5(http://www.3pgg.orgで得られ、参照により本文書に援用される)に概説されているように、元のセル内で、移動端末は、アップリンク同期符号によりアップリンク・タイミング調整情報Δ1を取得できる。移動先のノードBも、同じアップリンク同期符号を受信でき、自己のタイミングに整合したタイミング調整情報Δ2を推定できる。移動先のノードBは、例えば、移動先ノードBから元のノードBへのハンドオーバ応答メッセージ中で、Δ2を元のノードBへフィードバックできる。したがって、ハード・ハンドオーバ手順の完了後の初期非同期ランダム・アクセスでは、UEはSIB7情報を取得する必要はないため、この情報は「重要な」情報には分類されない。
ハード・ハンドオーバのケースと同様に、セル選択(再選択)手順でも、重要なSIBと重要でないSIBを定義できる。一つの例では、セル再選択のために重要なSIBはSIB3とSIB7であり得る一方、SIB5は移動端末側発信のサービスでは重要ではないとみなせる。
個別メッセージの受信のためのタイミングに応じて、ブロードキャスト・チャネルの固定速度の部分と変動速度の部分での関連SIBの送信を組み合わせることも可能であることに留意すべきである。
本発明の別の実施形態によると、RRC接続状態用とRRCアイドル状態用にNCL情報を分離することにより、NCL取得をより柔軟にすることができる。図25は前記分離を示し、RRC接続状態用のNCL情報はNCLcと表記され、次のパラメータを有し得る。
・ ハンドオーバのための周波数間測定設定
逆に、RRCアイドル状態用のNCLはNCLiと表記され、次のパラメータを有し得る。
・ セル個別オフセット
・ セル・スクランブル符号、及び
・ セル選択(再選択)情報
前記のケースにおいて、移動先セルの周波数キャリアf2上のNCL情報をUEに指し示すために、元のセル内で元のノードBから周波数層f1上でブロードキャストされたスケジューリング情報も、SB22cと表記されたRRC接続モード用のスケジューリング情報と、SB22iと表記されたRRCアイドル・モード用のNCL情報に分離できる。図25によるこの例示説明図では、ポインタは変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上で送信されることが明らかに仮定される。さらに、この分離は、ハード・ハンドオーバ及び/またはセル選択(再選択に)関するモビリティ手順のためのSIB3、SIB5,SIB7及び/またはSIB17を取得するために、ポインタ中に含まれ得る追加の指示情報に影響を及ぼすことはない。特に、前記SIBを取得するためのスケジューリング情報は、両方のポインタSB22cとSB22iにそれぞれ含めることができる、または同一のポインタまたは他のポインタに別々に配置できる。
さらに、上記の両ポインタを異なる繰返しサイクルで送信することが可能である。これは、例えば、RRC接続状態とRRCアイドル状態で異なる取得時間が必要になる場合に、容量を節減するために利用できるので有利である。
図25に関連して説明した本発明の前記の実施形態と同様に、ポインタ情報の分離は、セルの帯域幅能力に基づいて行なわれてもよい。さらに詳しく、図26を参照して述べると、NCL情報は、セルの帯域幅能力に応じて次のようにさらに分離可能である。より高いデータ伝送速度をサポートする(例えば、より大きな帯域幅割当てを有する)セルについての隣接セル・リストは、NCLf2hdrと例示表記される。これに対応して、より低いデータ伝送速度をサポートする(例えば、より小さな帯域幅割当てを有する)セルについてのNCLは、NCLf2ldrと表記される。元のセル内でブロードキャストされるポインタもまた、セルの帯域幅能力に応じて分離され、それぞれに上記の2つのNCLを指し示す。具体的には、SB22ldrはNCLf2ldrを指し示し、SB22hdrはUEにNCLf2hdrの送信に関する情報を与える。したがって、例えば、異なる要件をもつサービスを利用する端末で別々の取得が可能である。
さらに、より高いデータ伝送速度での中断時間を含む全体のハンドオーバ時間を減少させるために、NCLf2hdrは、NCLf2ldrに比べてより高い繰返し率で送信されることが仮定できる。
セル再選択及び/またはハード・ハンドオーバの場合、UEによって選択される可能性のある候補としていくつもの隣接無線セルがある可能性がある。そのために、可能性のある移動先セルであるすべての隣接セルについてのモビリティ手順に関するすべてのセル特有のシステム情報(SIB3、 SIB5、SIB7、SIB17)へのスケジューリング情報がポインタの中に含まれるとすれば、元のセル内でブロードキャストされるポインタの全体サイズが大きくなりすぎることがあり得る。本発明の一つの例示的な実施形態では、ポインタ中の可能性のある移動先セルに関する情報のサイズは、測定報告に基づいたネットワーク中で発生される下記のイベントの一つに応じて減少され得る。
- 新しいセルが所定の報告範囲に入る(すなわち、測定報告がしきい値レベルを上回るチャネル品質を示す)。そのセルを移動端末へ報告するセル・リストに追加する。
- リスト中のあるセルが報告範囲を出る(すなわち、測定報告がしきい値レベル以下のチャネル品質を示す)。そのセルをセル・リストから削除する。
図24に例示的な目的で示したように、移動端末は、移動方向に沿って移動でき、その移動により隣接するセルA〜Cの異なるチャネル品質を経験し、報告する。移動端末を現在サーブしている拡張型ノードBによって保持された初期の隣接セル・リストは、最初はセルA、セルB及びセルCを含むが、最終的にセルCの方向へ移動したとき、隣接セル・リストはセルBとセルCだけを含むようになる。しかるべく、移動端末の位置に応じて、接続解放メッセージ及び/またはRRCハンドオーバ指示メッセージを移動端末へ送信する決定をするときに、現在サーブしているノードB(元のノードB)は、セルA〜CそれぞれにおけるまたはBとCそれぞれにおける関連システム情報へのポインタをブロードキャストできる。
本発明の別の実施形態では、端末2が特定のノードBだけ(例えば、高データ伝送速度のサービスによりNCLをサポートする)から情報を得るものとする。具体的には、図27の最初の2段の横帯から明らかなように、周波数層f2の測定のための端末1と端末2の測定間隔は、異なって設定されている。また、ノードB1(低データ伝送速度のサービスのみをサポートする )とノードB2(高データ伝送速度と低データ伝送速度の両方のサービスをサポートする)の変動BCH上のNCLの送信は異なる、すなわち、時間整合されていない。その結果、全体の間隔は、高データ伝送速度のサービスを使用しない端末、例えば、端末1に割り当てられる。この全体の間隔は、ノードB1とノードB2の2つの送信時間を合わせた時間である。これは、両方のノードBとも低データ伝送速度をサポートすることから、端末2と対照的に、端末1はその対応NCLを両方のノードBから受信できるという事実に起因する。
f1で通信する端末2のf2の周波数間測定のための測定間隔は、図27に見てとれるように、f2で通信するノードB2からのNCL f2の送信にその継続時間も時間的整合も一致する。端末2は高データ伝送速度のサービスのみを使用すると想定されるので、端末2はこの測定間隔をNCL f2の取得にも利用できる。
要約すると、端末(端末2)は、 特定のノードBだけ(例えば、ノードB2:高データ伝送速度のサービス用のNCLを有する)から情報を得るものとし、その周波数間測定のための間隔は上記特定のノードBによるNCLの送信に一致し、他の端末(端末1)によるNCLの取得のために割り当てられる全体の間隔は、上記端末には利用されない。むしろ、前記端末(端末2)は、ノードB2からのNCLの送信に時間的に整合される測定間隔だけを割り当てられる。したがって、この特定の端末は、周波数キャリアf1の下でシステム・データをより効率的に受信するために、その測定間隔をNCL情報の取得にも利用する。
図28は、周波数キャリアf1を有する無線セルにキャンプされているまたはアタッチされている間に、他の周波数キャリアf2のNCLを取得するために必要であるUE内のいくつかの内部プロセスを示す。これによれば、端末は、その制御RRC(CRRC)エンティティである、端末内部の第3層に移動先セルのシステム情報に関係するスケジューリング情報を記憶しなければならない。ポインタ情報が元のノードBからブロードキャストされ、端末内部の第1層において最初に受信される。次のステップは、非同期ネットワークの場合及びスケジューリング情報(ポインタ)の中にSNFがないまたは無効である場合にだけ必要である。特に、このような場合、移動先セルの固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルからSFNを取得するために、第3層は第1層によって提供されるサービスを使用する。
第3層においてSFNを受信後、移動先セルの周波数キャリアf2からNCLを取得するために、第3層は第1層のサービスを再び使用する。NCLは第1層から第3層へ転送され、次いで第3層はこのNCLを使用して周波数間測定を設定する。このプロセスは実際の測定によって終了される。UE内部の異なる層間のこれらの相互動作は、プリミティブによって定義可能である。
さらに、すでに簡単に前述したように、ここで様々な例示的な実施形態において概説した本発明の概念は、例えば、図1または図2に例示したアーキテクチャを有し得る、背景技術の節で説明したような移動通信システムにおいて有利に利用可能であることに留意すべきである。この例示したネットワーク・アーキテクチャにおいて、固定速度のトランスポート・チャネル(例えば、ブロードキャスト・トランスポート・チャネル)及び/または変動速度のトランスポート・チャネル(例えば、共有トランスポート・チャネル)は、移動局(UE)と基地局(ノードB)間の無線インタフェース上のアップリンク及び/またはダウンリンクでの通信に使用可能である。上記移動通信システムにおける通信には、例えば、OFDM方式、MC−CDMA方式、またはパルス整形を用いたOFDM方式(OFDM/OQAM)が使用できる。いくつかの実施形態では、スケジューラが、リソース・ブロック単位で(すなわち、時間領域ではサブフレーム単位)または送信時間間隔(TTI)単位でリソースをスケジュール可能であり、後者の場合、TTIは時間領域において1個以上のサブフレームからなると仮定できる。さらに別の実施形態では、適応変調及び符号化(AMC)、送信電力制御及び/またはHARQなどのリンク適応技術が、共有トランスポート・チャネル上の通信に適用され得る。
本発明の一つの実施形態では、共有トランスポート・チャネルは、10 MHzの帯域幅をもち、15 kHのサブキャリア間隔で600個のサブキャリアからなる。600個のサブキャリアは24個のサブバンド(それぞれ25個のサブキャリアを含む)にグループ分けでき、各サブバンドは375 kHzの帯域幅を占有する。サブフレームは0.5 msの長さをもつと仮定すると、リソース・ブロック(RB)は、375 kHzと0.5 msにわたる大きさになる。
代替的に、1サブバンドが12個のサブキャリアから構成されてもよく、このようなサブバンド50個が利用可能な600個のサブキャリアを構成する。2個のサブフレームに相当する1.0 msの送信時間間隔(TTI)を用いると、この例では、リソース・ブロック(RB)は300 kHzと1.0 msにわたる大きさになる。
本発明の別の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアを使用した、上述した様々な実施形態の実現に関係する。本発明の多様な実施形態は、コンピューティング・デバイス(プロセッサ)を使用して実現または実施され得ることが認識される。コンピューティング・デバイスまたはプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラム可能な論理デバイス等であり得る。本発明の多様な実施形態は、上記のデバイスの組合せによって実施または実現されてもよい。
さらに、本発明の多様な実施形態は、プロセッサで実行されるまたは直接ハードウェアに組み込むソフトウェア・モジュールを用いても実現可能である。また、ソフトウェア・モジュールとハードウェア実装の組合せも可能である。ソフトウェア・モジュールは、コンピュータで読取り可能などんな種類の記憶媒体3/4例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、CD−ROM、DVD等3/4に記憶されてもよい。
以上の文面において、本発明の様々な実施形態とその変形を説明した。具体的な実施形態の形で示した本発明へのいろいろな変形及び/または修正が、大まかに説明された本発明の精神または範囲を逸脱しない限りにおいてなされ得ることは当業者によって理解されるであろう。
上記の実施形態の大部分は3GPPベースの通信システムに関連して概説されており、以上の節で使用された用語は3GPPの用語に主に関係することにさらに留意すべきである。しかし、3GPPベースのアーキテクチャにかかわる多様な実施形態の用語と説明は、本発明の原理と概念を上記のシステムに限定するように意図されてはいない。
また、前述の背景技術の節で述べた詳細な説明は、本文書に説明した主に3GPPの特徴を生かした例示的な実施形態をよりよく理解してもらうためのものであり、移動通信ネットワークにおけるプロセス及び機能のここで述べた特定の実現に本発明を限定するものと理解すべきではない。しかしながら、本文書で提案された改良は、背景技術の節で説明したアーキテクチャに容易に適用可能である。さらに、本発明の概念は、3GPPによって現在検討中のLTE RANに容易に使用することもできる。
UMTS R99/4/5によるUMTSのハイレベル・アーキテクチャを示す。 3GPP LTEの研究プロジェクトによるUTRANの典型的なアーキテクチャを示す。 UTRANの無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャの概要を示す。 UTRANの無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャの概要を示す。 マスター情報ブロック(MIB)の構成を示す。 等しいサイズの3個のサブバンドに分割された15 MHzのシステム帯域幅サイズを想定し、各端末固有の帯域幅能力が5、10及び15 MHzであると仮定した場合の例示的な配置のシナリオを示す。 二つの無線セルが異なる中心周波数をもち、固定速度のブロードキャスト・チャネルがシステムの中心周波数付近に提供される場合における、20MHzのシステム帯域幅をもつ通信システムでの10 MHzのUEのキャンピングを示す。 UMTSによる例示的なハード・ハンドオーバ手順を示す。 UMTSによる例示的なセル再選択手順を示す。 図5のMIB構成を使用するブロードキャスト・トランスポート・チャネル上のMIBとSIBの例示的な構成を示す。 システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合の本発明の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。 システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合の通常のNCL取得を示す。 ある領域においては3個の周波数キャリアが同時に使用される階層セル構成の全体概念を例示する。 周波数間測定及び/またはNCL取得を実行するために使用される圧縮モードの概念を示す。 圧縮モードの場合のパターンの順列とパラメータを示す。 本発明の一つの実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信することの概念を示す。 本発明の一つの実施形態における、端末の測定間隔、NCL送信時間並びに結果的に生じる取得間隔を表わした図を示す。 本発明の別の違った実施形態における、端末の測定間隔、NCL送信時間並びに結果的に生じる取得間隔を表わした図を示す。 第1層アウトバンド・シグナリングを行なう状況において、付随した制御チャネルが変動速度のトランスポート・チャネルに使用される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。 本発明の一実施形態により図18に示した第1層アウトバンド・シグナリングが使用されるとき、固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの例示的なフォーマットを示す。 システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、第2層インバンド・シグナリングが使用される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。 本発明の一実施形態により図20に示した第2層インバンド・シグナリングが使用されるとき、固定速度のトランスポート・チャネルと変動速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの典型的なフォーマットを示す。 システム情報の一部分が異なるリソース・ブロックで同時に送信される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。 システム情報の一部分がブロードキャストされたポインタに含まれる場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。 隣接セル・リストが複数のセルを含み、各セルについてのセル特有のシステム情報への各ポインタが元のセルを介して移動端末へブロードキャストされる状況での、例示的な実施形態による隣接セル・リストの更新を示す。 移動先セル特有のシステム情報が端末の現在の状態に基づいて分離される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報への2つの分離したポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。 移動先セル特有のシステム情報がセルの帯域幅能力に基づいて分離される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報への2つの分離したポインタを元のセルを介してブロードキャストすることの概念を示す。 本発明の別の実施形態による、端末の測定間隔、NCL送信時間並びに結果的に生じる取得間隔を表わした図を示す。 UEの第3層エンティティと移動先セル内の周波数間測定を実行するためのUEの第1層エンティティの間のUE内部の相互動作を示す。

Claims (41)

  1. 移動通信システムの第1のセル内にいる移動端末に、第2のセル内でブロードキャストされる第2のセルのシステム情報について通知するための方法であり、
    前記第2のセルの前記システム情報への少なくとも一つのポインタを、前記移動端末が前記第1のセル内にいる間に、前記第1のセルの基地局から前記移動端末へ送信するステップを有し、
    前記第2のセルの前記システム情報は前記第2のセル内で第2の周波数キャリア上でブロードキャストされ、前記第1のセルの前記基地局は通信のために第1の周波数を使用し、前記送信するステップは、
    前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報への前記少なくとも一つのポインタを前記第1の周波数キャリア上で前記基地局によりブロードキャストすることを含み、
    前記少なくとも一つのポインタは、前記第1の周波数キャリアの第1のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされ、前記システム情報は、前記第2の周波数キャリアの第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされ、
    前記第1及び前記第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネルは、それぞれ、固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルと変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルを含んでなり、前記システム情報は、前記第2の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または前記第2の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされる、方法。
  2. 前記移動端末は、前記第1の周波数キャリアをリッスンし、前記方法は、
    前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記少なくとも一つのポインタを前記移動端末により受信するステップと、
    前記少なくとも一つのポインタは、前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報を直接指し示し、
    前記受信した少なくとも一つのポインタを使用して、前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報を取得するステップと、をさらに有する、
    請求項に記載の方法。
  3. 前記システム情報は少なくとも一つのシステム情報ブロックの形態でブロードキャストされる、請求項または請求項に記載の方法。
  4. 前記少なくとも一つのポインタは、前記第1の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または前記第1の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされる、請求項に記載の方法。
  5. 前記少なくとも一つのポインタは、前記少なくとも一つのシステム情報ブロックが、第2の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または第2の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルで送信されるかを示す、請求項に記載の方法。
  6. 前記少なくとも一つのポインタは、前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる少なくとも一つのシステム情報ブロックの送信フォーマットとタイミングを指示する、請求項または請求項に記載の方法。
  7. 前記システム情報は、前記移動端末によって周波数間測定を実行するために必要な情報である、請求項から請求項のいずれか一つに記載の方法。
  8. 前記システム情報は、前記第2の周波数キャリアの隣接セル・リストに関係する、請求項に記載の方法。
  9. 前記システム情報は、前記移動端末によってモビリティ手順を実行するために必要な情報である、請求項から請求項のいずれか一つに記載の方法。
  10. 前記モビリティ手順は、接続性またはアタッチメント・ポイントを元のセルから移動先セルへ変更することを含み、前記少なくとも一つのポインタは、前記元のセル内で前記第1の周波数キャリアを介して送信され、前記システム情報は、移動先セル特有のシステム情報であり、前記移動先セル内で前記第2の周波数キャリアを介して送信される、請求項に記載の方法。
  11. 他のシステム情報が前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストされ、前記方法は、
    前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記他のシステム情報への少なくとも一つのポインタを前記移動通信システムにより前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストするステップをさらに有する、
    請求項から請求項10のいずれか一つに記載の方法。
  12. 前記第1の周波数キャリアは、移動端末との通信のために第1の基地局によって使用され、前記第2の周波数キャリアは、移動端末との通信のために第2の基地局によって使用され、前記方法は、
    前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報への前記少なくとも一つのポインタを前記第2の基地局から前記第1の基地局へ送信するステップをさらに有する、
    請求項から請求項11のいずれか一つに記載の方法。
  13. 前記少なくとも一つのポインタを前記第2の基地局から前記第1の基地局へ送信する前記ステップは、定期的に、または前記第2の基地局で前記少なくとも一つのポインタが変更された後、または前記第1の基地局からの前記少なくとも一つのポインタの要求を前記第2の基地局で受信後に実行される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1及び前記第2の周波数キャリアは、それぞれ、前記移動通信システムの階層セル構成において使用される複数の周波数キャリアのうちの一つである、請求項から請求項13のいずれか一つに記載の方法。
  15. 前記複数の周波数キャリアはそれぞれに、異なる基地局によって移動端末との通信のために使用される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記複数の周波数キャリアのすべては、一つの基地局によって移動端末との通信のために使用される、請求項14に記載の方法。
  17. 特定の周波数キャリアに属する特定のシステム情報は、前記特定の周波数キャリア上でのみブロードキャストされ、前記特定の周波数キャリアは前記複数の周波数キャリアの一つであり、
    前記特定のシステム情報への少なくとも一つの特定のポインタが、前記移動通信システムの前記複数の周波数キャリアの各々でブロードキャストされる、
    請求項14に記載の方法。
  18. 前記移動端末のデータ送信ストリーム中に少なくとも一つの取得間隔を前記移動通信システムによって前記移動端末に割り当てるステップをさらに有し、
    前記少なくとも一つの取得間隔は、前記受信した少なくとも一つのポインタを使用して、前記第2の周波数キャリア上の前記システム情報を取得するために前記移動端末によって使用される、
    請求項から請求項17のいずれか一つに記載の方法。
  19. 前記移動通信システムは、前記移動端末によって周波数間測定を実行するために、前記移動端末のデータ送信ストリーム中に少なくとも一つの測定間隔を前記移動端末に割り当て、
    前記第2の周波数キャリア上の前記システム情報のブロードキャストが、前記少なくとも一つの測定間隔に時間的に整合される場合は、前記少なくとも一つの測定間隔は、前記少なくとも一つの取得間隔として前記移動端末に割り当てられ、
    前記第2の周波数キャリア上の前記システム情報のブロードキャストが、前記少なくとも一つの測定間隔に時間的に整合されない場合は、前記少なくとも一つの測定間隔は、前記少なくとも一つの取得間隔として前記移動端末に割り当てられない、
    請求項18に記載の方法。
  20. 前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報は隣接セル・リストに関係し、前記隣接セル・リストの第1の部分は接続状態にある移動端末に適用し、前記隣接セル・リストの第2の部分はアイドル状態にある移動端末に適用し、
    前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストされる、前記隣接セル・リストへの前記少なくとも一つのポインタは、前記接続状態にある移動端末に適用する前記隣接セル・リストの前記第1の部分にかかわる第1の部分と、前記アイドル状態にある移動端末に適用する前記隣接セル・リストの前記第2の部分にかかわる第2の部分に分離される、
    請求項から請求項19のいずれか一つに記載の方法。
  21. 前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報は隣接セル・リストに関係し、前記隣接セル・リストの第1の部分は低データ伝送速度をサポートし、前記隣接セル・リストの第2の部分は高データ伝送速度をサポートし、
    前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストされる、前記隣接セル・リストへの前記少なくとも一つのポインタは、低データ伝送速度をサポートする前記隣接セル・リストの前記第1の部分にかかわる第1の部分と、高データ伝送速度をサポートする前記隣接セル・リストの前記第2の部分にかかわる第2の部分に分離される、
    請求項から請求項19のいずれか一つに記載の方法。
  22. 記少なくとも一つのポインタの前記第1の部分と前記第2の部分は、異なる繰返し周期をもつ、前記第1の周波数キャリア上の異なるスケジューリング・ブロック中でブロードキャストされる、請求項20または請求項21に記載の方法。
  23. 前記移動通信システムは時間的に非同期であり、前記方法は、
    前記第2の周波数キャリアの送信タイミングに前記移動端末を同期させるために、第2の周波数キャリアから前記移動端末によって同期情報を取得するステップをさらに含む、
    請求項から請求項22のうちのいずれか一つに記載の方法。
  24. 前記方法は、
    前記受信した少なくとも一つのポインタを前記移動端末の第1層のプロトコルから前記移動端末の第3層のプロトコルへ転送するステップと、
    前記受信した少なくとも一つのポインタに応答して、前記第2の周波数キャリアから前記同期情報を取得するために、前記第3層のプロトコルから第1の取得指令を前記第1層のプロトコルへ送信するステップと、
    前記移動端末の前記第1層のプロトコルによって前記第2の周波数キャリアから前記同期情報を取得すると、前記取得された同期情報を前記第3層のプロトコルへ転送するステップと、
    前記転送された同期情報に応答して、前記第2の周波数キャリアから前記システム情報を取得するために、前記第3層のプロトコルから第2の取得指令を前記第1層のプロトコルへ送信するステップと、
    前記移動端末の前記第1層のプロトコルによって前記システム情報を取得すると、前記取得したシステム情報の第1の部分を前記第3層のプロトコルへ転送するステップと、
    前記システム情報の前記第1の部分は周波数間測定の設定に関連しており、
    前記システム情報の前記第1の部分に基づいて、前記周波数間測定を実行するために、前記移動端末の前記第3層のプロトコルによって前記第1層のプロトコルを設定するステップと、をさらに有する、
    請求項23に記載の方法。
  25. 前記同期情報は、前記第2のセルの固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされるシステム・フレーム番号である、請求項24に記載の方法。
  26. 移動通信システムの第1のセル内にいる移動端末に、第2のセル内でブロードキャストされる第2のセルのシステム情報について通知するための基地局であり、前記基地局は、
    前記第2のセルの前記システム情報への少なくとも一つのポインタを、前記移動端末が前記第1のセル内にいる間に、前記移動端末へ送信するための送信機を具備し、
    前記第2のセルの前記システム情報は前記第2のセル内で第2の周波数キャリア上でブロードキャストされ、前記第1のセルの前記基地局は通信のために第1の周波数キャリアを使用し、
    前記送信機は、前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報への前記少なくとも一つのポインタを前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストするようにさらに適合され、
    前記基地局の前記送信機は、前記第1の周波数キャリアの第1のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上で前記少なくとも一つのポインタをブロードキャストし、前記第2の周波数キャリアの第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上で前記システム情報をブロードキャストするように適合され、前記第1及び前記第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネルは、それぞれ、固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルと変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルを含んでなり、
    前記基地局の前記送信機は、前記第2の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または前記第2の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上で前記システム情報をブロードキャストするようにさらに適合される、
    基地局。
  27. 前記基地局は、移動端末と通信するために第1及び第2の周波数キャリアを使用する、 請求項26に記載の基地局。
  28. 前記基地局の前記送信機は、前記第1の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または前記第1の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上で前記少なくとも一つのポインタをブロードキャストするようにさらに適合される、
    請求項27に記載の基地局。
  29. 前記第1及び前記第2の周波数キャリアは、それぞれ、前記移動通信システムの階層セル構成において使用される複数の周波数キャリアのうちの一つであり、前記基地局は、
    特定の周波数キャリア上でのみブロードキャストされる特定のシステム情報への少なくとも一つの特定のポインタを前記複数の周波数キャリアの各々でブロードキャストするようにさらに適合される送信機を具備する、
    請求項27または請求項28に記載の基地局。
  30. 前記基地局は、移動端末との通信に前記第1の周波数キャリアを使用し、第2の基地局が移動端末との通信に前記第2の周波数キャリアを使用し、前記基地局は、
    前記基地局の前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報への前記少なくとも一つのポインタを前記第2の基地局から受信するように適合された受信器を具備する、
    請求項26に記載の基地局。
  31. 前記送信機は、前記少なくとも一つのポインタの要求を前記第2の基地局へ送信するようにさらに適合され、
    前記受信器は、定期的に、または前記第2の基地局で前記少なくとも一つのポインタが変更された後、または前記送信した要求に応答して、前記少なくとも一つのポインタを前記第2の基地局から受信するようにさらに適合される、
    請求項30に記載の基地局。
  32. 前記移動端末のデータ送信ストリーム中に少なくとも一つの取得間隔を前記移動端末に割り当てるように適合されたプロセッサをさらに具備し、前記少なくとも一つの取得間隔は、前記受信した少なくとも一つのポインタを使用して前記第2の周波数キャリア上の前記システム情報を取得するために前記移動端末によって使用され、
    前記送信機は、前記少なくとも一つの取得間隔の割当てに関する情報を前記移動端末へ送信するように適合される、
    請求項26から請求項31のうちのいずれか一つに記載の基地局。
  33. 前記システム情報は隣接セル・リストに関係し、前記隣接セル・リストの第1の部分は接続状態にある移動端末に適用し、前記隣接セル・リストの第2の部分はアイドル状態にある移動端末に適用し、前記基地局は、
    接続状態にある移動端末に適用する前記隣接セル・リストの前記第1の部分への前記少なくとも一つのポインタの第1の部分を前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストし、さらにアイドル状態にある移動端末に適用する前記隣接セル・リストの前記第2の部分への前記少なくとも一つのポインタの第2の部分をブロードキャストするようにさらに適合される前記送信機をさらに具備する、
    請求項26から請求項32のいずれか一つに記載の基地局。
  34. 前記システム情報は隣接セル・リストに関係し、前記隣接セル・リストの第1の部分は低データ伝送速度をサポートし、前記隣接セル・リストの第2の部分は高データ伝送速度をサポートし、
    前記送信機は、低データ伝送速度をサポートする前記隣接セル・リストの前記第1の部分への前記少なくとも一つのポインタの第1の部分を前記第1の周波数キャリア上でブロードキャストし、さらに高データ伝送速度をサポートする前記隣接セル・リストの前記第2の部分への前記少なくとも一つのポインタの第2の部分をブロードキャストするようにさらに適合される、
    請求項26から請求項33のいずれか一つに記載の基地局。
  35. 移動通信システム内で通信するために第1のセル内にいる移動端末であり、第2のセルのシステム情報が前記第2のセル内でブロードキャストされ、前記移動端末は、
    前記第2のセル内でブロードキャストされる前記システム情報への少なくとも一つのポインタを、前記移動端末が前記第1のセルにいる間に、前記第1のセルの基地局から受信するように適合された受信器を具備し、
    前記システム情報は前記第2のセル内で第2の周波数キャリア上でブロードキャストされ、前記第1のセルの前記基地局は通信のために第1の周波数キャリアを使用し、
    前記受信器は、前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報への前記少なくとも一つのポインタを前記第1の周波数キャリア上で前記基地局から受信するようにさらに適合され、
    前記少なくとも一つのポインタは、前記第1の周波数キャリアの第1のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされ、前記システム情報は、前記第2の周波数キャリアの第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされ、
    前記第1及び前記第2のブロードキャスト・トランスポート・チャネルは、それぞれ、固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルと変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネルを含んでなり、前記システム情報は、前記第2の固定速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル及び/または前記第2の変動速度のブロードキャスト・トランスポート・チャネル上でブロードキャストされる、
    移動端末。
  36. 前記移動端末は、前記第1の周波数キャリアをリッスンしていて、前記少なくとも一つのポインタは、前記第2の周波数キャリア上でブロードキャストされる前記システム情報を直接指し示し、前記移動端末は、
    前記受信した少なくとも一つのポインタを使用して、前記第2の周波数キャリア上の前記システム情報を取得するように適合される前記受信器をさらに具備する、
    請求項35に記載の移動端末。
  37. 前記移動通信システムは、前記移動端末のデータ送信中に少なくとも一つの取得間隔を前記移動端末に割り当て、
    前記受信器は、前記少なくとも一つの取得間隔の割当てに関する情報を受信するようにさらに適合され、
    前記受信器は、前記取得間隔内に、前記受信した少なくとも一つのポインタを使用して、前記第2の周波数キャリア上の前記システム情報を取得するようにさらに適合される、
    請求項35または請求項36に記載の移動端末。
  38. 前記移動通信システムは時間的に非同期であり、
    前記受信器は、前記第2の周波数キャリアの送信タイミングに前記移動端末を同期させるために、第2の周波数キャリアから同期情報を取得するようにさらに適合される、
    請求項35から請求項37のいずれか一つに記載の移動端末。
  39. 送信機は、前記受信した少なくとも一つのポインタを前記移動端末の第1層のプロトコルから前記移動端末の第3層のプロトコルへ転送するように適合され、
    前記送信機は、前記転送した少なくとも一つのポインタに応答して、前記第2の周波数キャリアから前記同期情報を取得するために、前記第3層のプロトコルから第1の取得指令を前記第1層のプロトコルへ送信するようにさらに適合され、
    前記受信器は、前記第2の周波数キャリアから前記同期情報を前記第1層のプロトコルによって取得するようにさらに適合され、
    前記送信機は、前記取得した同期情報を前記第3層のプロトコルへ転送するようにさらに適合され、
    前記送信機は、前記第3層のプロトコルで前記受信された同期情報に応答して、前記第2の周波数キャリアから前記システム情報を取得するために、前記第3層のプロトコルから第2の取得指令を前記第1層のプロトコルへ送信するようにさらに適合され、
    前記受信器は、前記第1層のプロトコルによって前記システム情報を取得するようにさらに適合され、
    前記送信機は、前記取得したシステム情報の第1の部分を前記第3層のプロトコルへ転送するようにさらに適合され、前記システム情報の前記第1の部分は周波数間測定またはセル選択の設定に関連しており、
    プロセッサは、前記システム情報の前記第1の部分に基づいて、前記周波数間測定を実行するために、前記第3層のプロトコルによって前記第1層のプロトコルを設定するように適合される、
    請求項38に記載の移動端末。
  40. 請求項1から請求項25のうちの一つに記載の前記方法の各ステップを実行するまたは各ステップに関与するための手段をさらに具備する、請求項35から請求項39のいずれか一つに記載の移動端末。
  41. 請求項26から請求項34のうちの一つに記載の基地局と請求項35から請求項40の一つに記載の移動端末を含んでなる通信システム。
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