この文書において“/”及び“、”は“及び/または”を意味すると解釈されなければならない。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味できる。また、“A、B”は“A及び/またはB”を意味できる。また、“A/B/C”は“A、B、及び/またはCのうち少なくとも一つ”を意味できる。また、“A、B、C”は“A、B、及び/またはCのうち少なくとも一つ”を意味できる。
また、この文書において“または”は“及び/または”を意味すると解釈されなければならない。例えば、“AまたはB”は1)A、2)B、及び/または3)A及びBの両方ともを含むことができる。即ち、この文書で“または”は“追加的にまたは代案として”を意味すると解釈されなければならない。
以下に記述された技術的特徴は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準化機構の通信標準、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)の通信標準などにおいて使用されることができる。例えば、3GPP標準化機構による通信標準にはLTE(long−term evolution)及び/またはLTEシステムの進化が含まれる。LTEシステムの進化にはLTE−A(LTE−Advanced)、LTE−A Pro及び/または5G New Radio(NR)が含まれる。IEEE標準化機構の通信標準にはIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axのようNWLAN(wireless local area network)システムが含まれる。前述したシステムは、ダウンリンク(DL)及び/またはアップリンク(UL)のための直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)及び/または単一搬送波周波数分割多重アクセス(SC−FDMA)などの多様な多重アクセス技術を使用する。例えば、DLにはOFDMAのみが使用され、ULにはSC−FDMAのみが使用されることができる。代案的に、OFDMA及びSC−FDMAはDL及び/またはULに使用されることができる。
図1は、本発明の技術的特徴が適用できる無線通信システムの例を示す。具体的に、図1は、進化したUMTS地上無線アクセスネットワーク(evolved−UMTS terrestrial radio access network:E−UTRAN)に基づいたシステムアーキテクチャを示す。前述したLTEは、E−UTRANを使う進化したUTMS(e−UMTS)の一部である。
図1に示すように、無線通信システムは、一つ以上のユーザ端末(UE)10、E−UTRAN及び進化されたパケットコア(evolved packet core:EPC)を含む。UE10は、ユーザにより携帯(carry)される通信機器を示す。UE10は固定的であるか、モバイルであり得る。UE10は、移動局(mobile station:MS)、ユーザ端末(user terminal:UT)、加入者局(subscriber station:SS)、無線機器(wireless device)などの他の用語と呼ばれてもよい。
E−UTRANは、一つ以上の基地局(BS)20で構成される。BS20は、E−UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端をUE10に提供する。BS20は、一般的に、UE10と通信する固定局である。BS20は、セル間の無線リソース管理(inter−cell radio resource management:MME)、無線ベアラ(RB)制御、接続移動性制御、無線許可制御、測定構成、動的リソース割り当て(スケジューラ)などの機能をホストする。BSは、eNB(evolved NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、AP(Access Point)などの他の用語と呼ばれてもよい。
ダウンリンク(DL)は、BS20からUE10への通信を意味する。アップリンク(UL)は、UE10からBS20への通信を意味する。サイドリンク(SL)は、UE10間の通信を意味する。DLにおいて、送信機はBS20の一部であり得るし、受信機はUE10の一部であり得る。ULにおいて、送信機はUE10の一部であり得るし、受信機はBS20の一部であり得る。SLにおいて、送信機及び受信機はUE10の一部であり得る。
EPCは、移動性管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S−GW)及びパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)を含む。MMEは、NAS(Non−Access Stratum)セキュリティ、遊休状態移動性処理、EPS(Evolved Packet System)ベアラ制御などの機能をホストする。S−GWは、移動性アンカリングなどの機能をホストする。S−GWは、E−UTRANをエンドポイントとして有するゲートウェイである。便宜上、MME/S−GW30は、本明細書で簡単に「ゲートウェイ」と称されるが、このエンティティはMME及びS−GWを全て含むものと理解される。P−GWは、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割り当て、パケットフィルタリングなどの機能をホストする。P−GWは、PDNをエンドポイントとして有するゲートウェイである。P−GWが外部ネットワークに接続されている。
UE10は、Uuインタフェースを介してBS20に接続される。UE10は、PC5のインタフェースを介して相互接続される。BS20は、X2インタフェースにより相互接続される。BS20はまた、S1インタフェースによりEPCに、より具体的には、S1−MMEインタフェースによりMMEに、S1−UインタフェースによりS−GWに接続される。S1インタフェースは、MME/S−GWとBS間の多対多関係(many−to−many relation)をサポートする。
図2は、本発明の技術的特徴が適用できる無線通信システムの他の例を示す。具体的に、図2は、5G新しい無線アクセス技術(new radio access technology:NR)システムに基づいたシステムアーキテクチャを示す。5G NRシステムにおいて使用されるエンティティ(以下、簡単に「NR」という。)は、図1に導入されたエンティティ(例えば、eNB、MME、S−GW)の機能の一部または全部を吸収(absorb)する。NRシステムにおいて使われるエンティティは、LTE/LTE−Aと区別するために「NG」という名で識別できる。
図2に示すように、無線通信システムは、一つ以上のUE11、次世代RAN(NG−RAN)及び5世代コアネットワーク(5GC)を含む。NG−RANは、一つ以上のNG−RANノードで構成される。NG−RANノードは、図1に示すBS20に対応するエンティティである。NG−RANノードは、少なくとも一つのgNB21及び/または少なくとも一つのng−eNB22で構成される。gNB21は、UE11に対するNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端(termination)を提供する。ng−eNB22は、UE11に向けたE−UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供する。
5GCは、アクセス及び移動性管理機能(AMF)、ユーザプレーン機能(UPF)及びセッション管理機能(SMF)を含む。AMFは、NASセキュリティ、遊休状態移動性処理などの機能をホストする。AMFは、既存MMEの機能を含むエンティティである。UPFは、移動性アンカー、PDU(Protocol Data Unit)処理などの機能をホストする。UPFは、従来のS−GWの機能を含むエンティティである。SMFは、UE IPアドレス割り当て、PDUセッション制御などの機能をホストする。
gNBとng−eNBは、Xnインタフェースを介して互いに接続される。gNB及びng−eNBはまた、NGインタフェースを介して5GCに、より具体的に、NG−Cインタフェースを介してAMFに、NG−Uインタフェースを介してUPFに接続される。
前述したネットワークエンティティ間のプロトコル構造を説明する。図1及び/または図2のシステム上において、UEとネットワーク間の無線インタフェースプロトコルの層(例えば、NG−RAN及び/またはE−UTRAN)は、通信システムにおいてよく知られている開放型システム間相互接続(open system interconnection:OSI)モデルの下位3つの層をベースとする第1層(L1)、第2層(L2)及び第3層(L3)に分類される。
図3は、本発明の技術的特徴が適用できるユーザプレーンプロトコルスタックのブロック図を示す。図4は、本発明の技術的特徴が適用できる制御プレーンプロトコルスタックのブロック図を示す。図3及び図4に示すユーザ/制御プレーンプロトコルスタックがNRに使用される。しかしながら、図3及び図4に示すユーザ/制御プレーンプロトコルスタックは、gNB/AMFをeNB/MMEに代替することにより一般性の損失なしにLTE/LTE−Aに使用されることができる。
図3及び図4に示すように、物理(PHY)層は、L1に属する。PHY層は、MAC(Media Access Control)サブ層及び上位層に情報送信サービスを提供する。PHY層は、MACサブ層送信チャネルを提供する。MACサブ層とPHY層間のデータは送信チャネルを介して送信される。相異なるPHY層間、即ち、送信側のPHY層と受信側のPHY層との間において、データは物理チャネルを介して送信される。
MACサブ層はL2に属する。MACサブ層の主要サービス及び機能は、論理チャネルと送信チャネルとの間のマッピング、送信チャネル上の物理階層に/から伝達される送信ブロック(TB)へ/からの一つまたは他の論理チャネルに属するMACサービスデータユニット(SDU)のマルチプレクシング/デマルチプレクシング、スケジューリング情報報告、HARQ(hybrid automatic repeat request)によるエラー訂正、動的スケジューリングによるUE間の優先順位処理、論理チャネル優先順位(LCP)による一つのUEの論理チャネル間の優先順位処理などを含む。MACサブ層は、無線リンク制御(RLC)サブ層論理チャネルに提供される。
RLCサブ層はL2に属する。RLCサブ層は、無線ベアラにより要求される多様なサービス品質(QoS)を保障するために3つの送信モード、即ち、透明モード(transparent mode:TM)、未承認モード(unacknowledged mode:UM)及び承認モード(acknowledged mode:AM)をサポートする。RLCサブ層の主要サービス及び機能は送信モードに依存する。例えば、RLCサブ層は、3つのモード全てに対して上位層PDUの送信を提供するが、AMに対してのみARQによるエラー訂正を提供する。LTE/LTE−Aにおいて、RLCサブ層は、RLC SDUの連接(concatenation)、分割(segmentation)及び再組立(reassembly)(UM及びAMデータ送信専用)及びRLCデータPDUの再分割(AMデータ送信専用)を提供する。NRにおいて、RLCサブ層は,RLC SDUの分割(AM及びUM専用)及び再分割(AM専用)及びSDUの再組立(AM及びUM専用)を提供する。即ち、NRは、RLC SDUの連接をサポートしない。RLCサブ層は、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)サブ層RLCチャネルを提供する。
PDCPサブ層はL2に属する。ユーザプレーンのためのPDCPサブ層の主要サービス及び機能は、ヘッダ圧縮及び圧縮解除、ユーザデータ送信、重複検出、PDCP PDUルーティング、PDCP SDUの再送信、暗号化及び解読などを含む。PDCPの主要サービス及び機能制御プレーンのサブ層には暗号化及び無欠性保護、制御プレーンデータの送信などが含まれる。
サービスデータ適応プロトコル(SDAP)サブ層はL2に属する。SDAPサブ層はユーザプレーンにおいてのみ定義される。SDAPサブ層はNRに対してのみ定義される。SDAPの主要サービス及び機能には、QoSフローとDRB(Data Radio Bearer)間のマッピング、DL及びULパケットの両方ともにおいてQoSフローID(QFI)をマーキング(marking)することが含まれる。SDAPサブ層は5GC QoSフローを提供する。
RRC(Radio Resource Control)層はL3に属する。RRC層は、制御プレーンにおいてのみ定義される。RRC層は、UEとネットワークとの間の無線リソースを制御する。このために、RRC層は、UEと基地局間にRRCメッセージを交換する。RRC層の主要サービス及び機能は、AS及びNASに関するシステム情報のブロードキャスト、UEとネットワーク間のRRC接続のページング、設定、維持保守及び解除、キー管理、設定、構成、維持保守を含むセキュリティ機能及び無線ベアラの解除、移動性機能、QoS管理機能、UE測定報告及び報告制御、NASとUE間にNASメッセージ送信を含むことができる。
言い換えると、RRC層は、無線ベアラの構成、再構成及び解除と関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルを制御する。無線ベアラは、UEとネットワークとの間のデータ送信のためにL1(PHY層)及びL2(MAC/RLC/PDCP/SDAPサブ層)により提供される論理経路を示す。無線ベアラを設定することは、特定サービスを提供するための無線プロトコル層及びチャネルの特性を定義し、各々の特定パラメータ及び動作方法を設定することを意味する。無線ベアラは、SRB(Signaling RB)とDRB(Data RB)に分けられる。SRBは、制御プレーンにおいてRRCメッセージを送信するための経路として使用され、DRBは、ユーザプレーンにおいてユーザデータを送信するための経路として使用される。
RRC状態は、UEのRRC層がE−UTRANのRRC層に論理的に接続されているか否かを示す。LTE/LTE−Aにおいて、UEのRRC層とE−UTRANのRRC層との間にRRC接続が確立(establish)されると、UEは、RRC接続状態(RRC_CONNNECTED)にあることになる。そうでないと、UEは、RRC遊休状態(RRC_IDLE)にある。NRにおいて、RRC非活性状態(RRC_INACTIVE)が追加で導入される。RRC_INACTIVEは、様々な目的で使用されることができる。例えば、大規模マシンタイプ通信(massive machine type communications:MMTC)のUEがRRC_INACTIVEにおいて効率的に管理されることがある。特定条件が満足されると、前記3つの状態のうち一つから他の状態に遷移が行われる。
RRC状態に応じて所定の動作が行われることができる。RRC_IDLEにおいて、NASにより構成されたPLMN(public land mobile network)選択、システム情報(SI)のブロードキャスト、セル再選択移動性、コアネットワーク(CN)ページング及び不連続受信(DRX)が行われることがある。UEは、追跡領域においてUEを固有に識別する識別子(ID)が割り当てられるべきである。基地局に格納されたRRCコンテキストはない。
RRC_CONNECTEDにおいて、UEは、ネットワーク(即ち、E−UTRAN/NG−RAN)とのRRC接続を有する。UEに対するネットワークCN接続(C/Uプレーン両方とも)も設定される。UE ASコンテキストは、ネットワーク及びUEに格納される。RANは、UEが属するセルを知っている。ネットワークはUEとデータを送受信することができる。測定を含むネットワーク制御移動性が行われる。
RRC_IDLEにおいて行われる大部分の動作は、RRC_INACTIVEにおいて行われることができる。しかしながら、RRC_IDLEにおいてCNページングの代わりにRRC_INACTIVEにおいてRANページングが行われる。言い換えると、RRC_IDLEにおいて、モバイル終端(MT)データに対するページングはコアネットワークにより開始され、ページング領域はコアネットワークにより管理される。RRC_INACTIVEにおいて、ページングはNG−RANにより開始され、RANベース通知領域(RNA)はNG−RANにより管理される。また、RRC_IDLEにおいてNASで構成されたCNページング用のDRXの代わりに、RANページング用のDRXはRRC_INACTIVEにおいてNG−RANで構成される。一方、RRC_INACTIVEにおいては、UEに対して5GC−NG−RAN接続(C/Uプレーン両方とも)が設定され、UE ASコンテキストはNG−RANとUEに格納される。NG−RANは、UEが属するRNAを知っている。
NAS層は、RRC層の上部(top)にある。NAS制御プロトコルは、認証、移動性管理、セキュリティ制御などの機能を行う。
物理チャネルは、OFDMプロセシングによって変調され、無線リソースとして時間及び周波数を利用する。物理チャネルは、時間領域において複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルと周波数領域において複数のサブ搬送波で構成される。一つのサブフレームは、時間領域において複数のOFDMシンボルで構成される。リソースブロックはリソース割り当て単位であり、複数のOFDMシンボルと複数のサブ搬送波で構成される。また、各々のサブフレームは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、即ち、L1/L2制御チャネルに対して対応するサブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、第1OFDMシンボル)の特定サブ搬送波を使用することができる。送信時間間隔(TTI)は、リソース割り当てのためにスケジューラが使用する基本時間単位である。TTIは、一つまたは複数のスロット単位で定義されることもでき、ミニスロット単位で定義されることもできる。
送信チャネルは、無線インタフェースを介してデータが送信される方式と特性によって分類される。DL送信チャネルは、システム情報の送信に使用されるブロードキャストチャネル(BCH)、ユーザトラフィックまたは制御信号の送信に使用されるDL−SCH(Downlink Shared Channel)及びUEをページングに使用されるPCH(Paging Channel)を含む。UL送信チャネルは、ユーザトラフィックまたは制御信号を送信するためのアップリンク共有チャネル(UL−SCH)及びセルに対する初期アクセスに一般的に使用されるランダムアクセスチャネル(RACH)を含む。
MACサブ層において他の種類のデータ送信サービスを提供する。各論理チャネルタイプは、送信される情報タイプに応じて定義される。論理チャネルは、制御チャネルとトラフィックチャネルの2つのグループに分類される。
制御チャネルは、制御プレーン情報の送信にのみ使用される。制御チャネルは、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)、ページング制御チャネル(PCCH)、共通制御チャネル(CCCH)及び専用制御チャネル(DCCH)を含む。BCCHは、ブロードキャストシステム制御情報のためのDLチャネルである。PCCHは、ページング情報、システム情報変更通知を送信するDLチャネルである。CCCHは、UEとネットワーク間に制御情報を送信するためのチャネルである。このチャネルは、ネットワークとRRC接続のないUEに使用される。DCCHは、UEとネットワーク間に専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネルである。このチャネルは、RRC接続のあるUEにより使用される。
トラフィックチャネルは、ユーザプレーン情報送信にのみ使用される。トラフィックチャネルには専用のトラフィックチャネル(DTCH)が含まれる。DTCHは、ユーザ情報の送信のための一つのUE専用のポイントツーポイントチャネルである。DTCHはULとDLの両方ともに存在することができる。
論理チャネルと送信チャネルとの間のマッピングに関して、DLにおいて、BCCHはBCHにマッピングされ、BCCHはDL−SCHにマッピングされ、PCCHはPCHにマッピングされ、CCCHはDL−SCHにマッピングされ、DCCHはDL−SCHにマッピングされ、DTCHはDL−SCHにマッピングされる。ULにおいて、CCCHはUL−SCHにマッピングされ、DCCHはUL−SCHにマッピングされ、DTCHはUL−SCHにマッピングされる。
図5は、本発明の技術的特徴が適用できるNG−RANと5GCとの間の機能的な分割を示す。
図5を参照すると、gNB及びng−eNBは、下記の機能をホストすることができる。
−無線リソース管理のための機能:無線ベアラ制御、無線許可制御、接続移動性制御、アップリンク及びダウンリンク(スケジューリング)の全てでUEに対するリソースの動的割当;
−データのIPヘッダ圧縮、暗号化及び無欠性保護;
−AMFへのルーティングがUEにより提供された情報から決定されることができない場合、UEアタッチ(attach)の時、AMFの選択;
−ユーザプレーンデータをUPF(ら)でルーティング;
−AMFに向かう制御プレーン情報のルーティング;
−接続設定及び解除;
−ページングメッセージのスケジューリング及び送信;
−(AMFまたはO&Mから発生する)システム放送情報のスケジューリング及び送信;
−移動性及びスケジューリングのための測定及び測定報告構成;
−アップリンクでの送信レベルパケットマーキング;
−セッション管理;
−ネットワークスライシングのサポート;
−QoSフロー管理及びデータ無線ベアラへのマッピング;
−RRC_INACTIVE状態にあるUEのサポート;
−NASメッセージの分配機能;
−無線アクセスネットワーク共有;
−二重接続性;
−NRとE−UTRAとの間の緊密な連動(interworking)。
AMF(Access and Mobility Management Function)は、下記の主要機能をホストすることができる。
−NASシグナリング終端
−NASシグナリングセキュリティ;
−ASセキュリティ制御;
−3GPPアクセスネットワーク間の移動性のためのインターCNノードシグナリング;
−アイドル(idle)モードUE到達可能性(ページング再送信の制御及び実行を含む);
−登録領域管理;
−イントラ−システム及びインター−システム移動性のサポート;
−アクセス認証;
−ローミング権限のチェックを含むアクセス認証;
−移動性管理制御(加入及び政策);
−ネットワークスライシングのサポート;
−SMF選択。
UPF(User Plane Function)は、下記の主要機能をホストすることができる。
−イントラ/インター−RAT移動性のためのアンカーポイント(適用可能な場合);
−データネットワークに対する相互接続の外部PDUセッションポイント;
−パケットルーティング及びフォワーディング;
−パケット検査(inspection)及び政策規則適用(enforcement)のユーザプレーン部分;
−トラフィック使用報告;
−データネットワークにトラフィックフローをルーティングすることをサポートするアップリンク分類子;
−マルチ−ホームPDUセッションをサポートする分岐ポイント(branching point);
−ユーザプレーンに対するQoS取扱、例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DL料金執行(rate enforcement);
−アップリンクトラフィック検証(QoSフローマッピングに対するSDF);
−ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガリング;
セッション管理機能(SMF)は、下記の主要機能をホストすることができる。
−セッション管理;
−UE IPアドレス割当及び管理;
−UP機能の選択及び制御;
−トラフィックを適切な目的地(destination)へルーティングするためにUPFでトラフィック調整(steering)を構成する;
−政策執行及びQoSの制御部分;
−ダウンリンクデータ通知。
図6は、本発明の技術的特徴が適用されることができるNG−RANの全体アーキテクチャを示す。
図6を参照すると、NG−RANは、NGインタフェースを介して5GCに連結されたgNBの集合を含むことができる。gNBは、FDDモード、TDDモード、または二重モード動作をサポートすることができる。gNBは、Xnインタフェースを介して相互連結されることができる。gNBは、gNB中央ユニット(gNB−CU)及び少なくとも一つのgNB分散ユニット(gNB−DU)を含むことができる。gNB−CUは、gNBのRRC、SDAP、及びPDCPプロトコル、または一つ以上のgNB−DUの動作を制御するen−gNBのRRC及びPDCPプロトコルをホスティングする論理ノードである。gNB−CUは、gNB−DUと連結されたF1インタフェースを終了することができる。gNB−DUは、gNBまたはen−gNBのRLC、MAC、及びPHY階層をホスティングする論理ノードであり、その動作は、gNB−CUにより部分的に制御される。一つのgNB−DUは、一つまたは複数のセルをサポートすることができる。一つのセルは、一つのgNB−DUによってのみサポートされることができる。gNB−DUは、gNB−CUと連結されたF1インタフェースを終了することができる。一つのgNB−DUは、一つのgNB−CUにのみ連結される。復元のために、gNB−DUは、適切な具現により複数のgNB−CUと連結されることができる。NG、Xn、及びF1は、論理的インタフェースである。
図7は、本発明の技術的特徴が適用されることができるgNB−CU−CP及びgNB−CU−UPの分離のための全体アーキテクチャを示す。
図7を参照すると、gNBは、gNB−CU−制御平面(gNB−CU−CP)、複数のgNB−CU−ユーザ平面(gNB−CU−UP)、及び複数のgNB−DUを含むことができる。gNB−CU−CPは、en−gNBまたはgNBに対するgNB−CUのRRCプロトコル及びPDCPプロトコルの制御平面部分をホスティングする論理ノードである。gNB−CU−CPは、gNB−CU−UPと連結されたE1インタフェースとgNB−DUと連結されたF1−Cインタフェースを終了することができる。gNB−CU−UPは、en−gNBに対するgNB−CUのPDCPプロトコルのユーザ平面部分、及びgNBに対するgNB−CUのPDCPプロトコルのユーザ平面部分及びSDAPプロトコルをホスティングする論理ノードである。gNB−CU−UPは、gNB−CU−CPと連結されたE1インタフェースとgNB−DUと連結されたF1−Uインタフェースを終了することができる。
gNB−CU−CPは、F1−Cインタフェースを介してgNB−DUに連結されることができる。gNB−CU−UPは、F1−Uインタフェースを介してgNB−DUに連結されることができる。gNB−CU−UPは、E1インタフェースを介してgNB−CU−CPに連結されることができる。一つのgNB−DUは、一つのgNB−CU−CPにのみ連結されることができる。一つのgNB−CU−UPは、一つのgNB−CU−CPにのみ連結されることができる。復元のために、gNB−DU及び/またはgNB−CU−UPは、適切な具現により複数のgNB−CU−CPに連結されることができる。一つのgNB−DUは、同じgNB−CU−CPの制御下に複数のgNB−CU−UPに連結されることができる。一つのgNB−CU−UPは、同じgNB−CU−CPの制御下に複数のDUに連結されることができる。gNB−CU−UPとgNB−DUとの間の連結は、ベアラコンテキスト管理機能を利用してgNB−CU−CPにより確立されることができる。gNB−CU−CPは、UEの要求されたサービスに対する適切なgNB−CU−UP(ら)を選択することができる。複数のCU−UPの場合、同じセキュリティドメインに属することができる。gNB内でのgNB−CU−CP間のハンドオーバ中にgNB−CU−UP間のデータ伝達は、Xn−Uによりサポートされることができる。
図8は、本発明の技術的特徴が適用されることができるQoSフローとDRBとの間のマッピングを示す。
アップリンクにおいて、BSは、反射マッピングまたは明示的構成を利用してQoSフロー対DRBのマッピングを制御することができる。反射マッピングで、各々のDRBに対して、UEは、ダウンリンクパケットのQoSフローID(ら)をモニタリングすることができ、アップリンクで同じマッピングを適用することができる。即ち、DRBに対して、UEは、QoSフローID(ら)に対応するQoSフロー(ら)に属するアップリンクパケットと、DRBに対するダウンリンクパケットで観察されたPDUセッションをマッピングすることができる。反射マッピングを可能にするために、BSは、Uuを介してQoSフローIDでダウンリンクパケットをマーキングすることができる。しかしながら、明示的構成で、BSは、QoSフロー対DRBマッピングを構成することができる。即ち、QoSフロー対DRBマッピング規則は、RRCにより明示的にシグナリングされることができる。
QoSフロー対DRBマッピング規則がアップデートされるべきかどうかを示すためにRDI(reflective QoS flow to DRB mapping indication)が定義されることができる。例えば、RDIは、表1のように定義されることができる。
前述したように、5G NRにおいて、gNB−CU−CP及びgNB−CU−UPの分離が論議されている。CU−UPは、ダウンリンク及びアップリンクの両方ともに対してQoSフローとDRBとの間のマッピング機能をサポートするSDAPプロトコルをホスティングするため、CU−UPが現在状況、例えば、F1−U及び/またはNG−U上でのダウンリンク及び/またはアップリンクトラフィックに基づいてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することが可能である。一方、CU−UPは、ダウンリンク及びアップリンクの両方ともに対してQoSフローとDRBとの間のマッピング機能をサポートするSDAPプロトコルをホスティングするが、現在状況に基づいてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することをCU−CPに要求できる。CU−CPは、QoSフロー対DRBマッピング規則を作ることができ、CU−UPは、QoSフローとDRBとの間のマッピングを実行するためである。しかしながら、CU−UPまたはCU−CPによりホスティングされるQoSフロー対DRB再マッピングは、CU−CPとCU−UPの分離時にサポートされない。したがって、gNB−CU−CPとgNB−CU−UPの分離シナリオでQoSフロー対DRB再マッピングのための手順が提案される必要がある。
また、前記説明されたように、QoSフロー対DRBマッピングのうちQoSフロー対DRB反射マッピングがある。QoSフロー対DRB再マッピングの場合とは違って、UEに(CU−UPがQoSフロー対DRBマッピング規則を提供する場合、CU−CPを介して)QoSフロー対DRB反射再マッピングを提供する必要はない。CU−UP内のSDAPは、RQIが1に設定され、またはRDIが1に設定されたダウンリンクデータを再マッピングされたDRBを介してUEに送信するためである。このデータを受信する時、UEは、前記QoSフロー対DRBマッピングをアップリンクに対するQoSフロー対DRBマッピング規則として格納する。したがって、QoSフロー対DRB反射マッピングを考慮して、CU−UPまたはCU−CPによりホスティングされるQoSフロー対DRB再マッピングソリューションが必要である。
以下、CU−CPとCU−UPの分離時、QoSフロー対DRBマッピング規則を修正する方法及びこれをサポートする装置を本発明の一実施例によって説明する。本明細書において、QoSフロー対DRBマッピング規則は、マッピング規則と呼ばれることができる。
図9は、本発明の一実施例に係るCP−UP分離の場合においてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正する手順を示す。
図9を参照すると、ステップS910において、CUは、現在状況に基づいて確立された一つ以上のDRBまたはQoSフローに対するQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することを決定することができる。例えば、CUは、F1−U及び/またはNG−U上でのダウンリンクトラフィック及び/またはアップリンクトラフィックに基づいてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することを決定することができる。その次に、CUは、一つ以上のDRBまたはQoSフローに対するQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することができる。例えば、一つ以上のDRBまたはQoSフローに対するQoSフロー対DRBマッピング規則は、CU−CPにより修正されることができる。その代案として、一つ以上のDRBまたはQoSフローに対するQoSフロー対DRBマッピング規則は、CU−UPにより修正されることができる。
ステップS920において、CUは、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連しているかどうかを判断することができる。
ステップS930において、CUが修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連していないと判断する場合、CUは、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則をUEに送信する。前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、DUを介してUEに送信されることができる。例えば、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、DL RRCメッセージ送信メッセージに含まれることによってCUからDUに送信されることができ、RRC再構成メッセージに含まれることによってDUからUEに送信されることができる。一方、CUが、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連していると判断する場合、CUは、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則をUEに送信しない。
本発明の一実施例によると、CUは、ダウンリンク及び/またはアップリンクトラフィック状況のような現在状況に基づいて確立された一つ以上のDRBまたはQoSフローに対するQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することができる。また、CUは、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連していない場合にのみ、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則をUEに送信できる。したがって、ユーザ経験が改善されることができ、RANノードは、特定UEに対するデータパケットを一層良く処理することができる。
図10a及び図10bは、本発明の一実施例に係るCP−UP分離の場合においてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正する手順を示す。
gNB−CUの制御平面部分は、CU−CPと呼ばれることができ、gNB−CUのユーザ平面部分は、CU−UPと呼ばれることができる。gNB−DUは、DUと呼ばれることができる。
図10aを参照すると、S1000ステップにおいて、UEは、RRC_CONNECTEDモードである。
ステップS1001において、CU−UPは、現在状況に基づいて確立された一つ以上のDRBまたはQoSフローに対するQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することを決定することができる。例えば、CU−UPは、F1−U及び/またはNG−U上でのダウンリンクトラフィック及び/またはアップリンクトラフィックに基づいてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することを決定することができる。
ステップS1002において、少なくとも一つのDRBに対する設定がマッピング規則を修正するために必要な場合、CU−UPは、ベアラ修正要求メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをCU−CPに送信できる。その代案として、確立されたDRB(ら)に対するL1/L2再構成がマッピング規則を修正するために必要な場合、CU−UPは、ベアラ修正要求メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをCU−CPに送信できる。その代案として、確立されたDRB(ら)に対するL1/L2再構成と少なくとも一つのDRBに対する設定が、マッピング規則を修正するために必要な場合、CU−UPは、ベアラ修正要求メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをCU−CPに送信できる。ベアラ修正要求メッセージは、QoSフロー表示子及び/またはQoSフローレベルQoSパラメータを有するDRB to be Setup List及び/またはDRB to be Modified Listを含むことができる。前記DRB to be Setup Listは、設定されるDRBの少なくとも一つの識別子を含むことができる。前記DRB to be Modified Listは、修正されるDRBの少なくとも一つの識別子を含むことができる。QoSフロー表示子は、PDUセッション内のQoSフローを識別することができる。QoSフローレベルQoSパラメータは、QoSフローまたはDRBに適用されるQoSを定義することができる。QoSフロー表示子は、表2のように定義されることができる。QoSフローレベルQoSパラメータは、表3のように定義されることができる。
ステップS1003において、CU−UPからベアラ修正要求メッセージを受信する場合、CU−CPは、受信されたDRB to be Setup List及び/またはDRB to be Modified Listに基づいて一つ以上のDRBに対する設定及びL1/L2再構成を要求するために、UEコンテキスト修正要求メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをDUに送信できる。
ステップS1004において、CU−CPからUEコンテキスト修正要求メッセージを受信する場合、DUは、UEに対して要求されたDRB(ら)を確立することができる。DUは、確立要求されたDRB(ら)に対する無線インタフェース上での必要なリソース割当及び/または要求されたDRB(ら)に対するL1/L2再構成を実行することができる。その次に、DUは、UEコンテキスト修正応答メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージでCU−CPに応答できる。UEコンテキスト修正応答メッセージは、要求されたDRB(ら)が確立されるか、または要求されたDRB(ら)に対するL1/L2再構成が実行されるかを示すためにCU−CPに送信されることができる。
ステップS1005において、DUからUEコンテキスト修正応答メッセージを受信する時、CU−CPは、ベアラ修正確認メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをCU−UPに送信できる。ベアラ修正確認メッセージは、DRB ID及び/またはDRB関連QoSパラメータを有するDRB Setup List及び/またはDRB Modify Listを含むことができる。
ステップS1006において、QoSフロー対DRBマッピング規則を修正することを決定する時、CU−UPは、ベアラ修正要求メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをCU−CPに送信できる。ベアラ修正要求メッセージは、QoSフロー当たり修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則、またはDRBレベル当たり修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を含むことができる。ベアラ修正要求メッセージは、CU−UPにより提供される修正されたマッピング規則が反射マッピングと関連しているかどうかをCU−CPに知らせる反射マッピング表示を含むことができる。反射マッピング表示は、QoSフローまたはDRBレベル毎に伝達されることができる。
ステップS1007において、CU−UPからベアラ修正要求メッセージを受信する場合、CU−CPは、修正されたQoSフローをCU−UPから受信されたDRBマッピング規則に格納することができる。QoSフローまたはDRBに対する受信された反射マッピング表示によって、修正されたマッピング規則が反射マッピングと関連していない場合、CU−CPは、修正されたマッピング規則をUEに提供することを準備することができる。修正されたマッピング規則は、RRCメッセージを介してUEに提供されることができる。一方、修正されたマッピング規則が反射マッピングと関連している場合、CU−CPは、修正されたマッピング規則をUEに提供しない。
ステップS1008において、CU−CPは、ベアラ修正確認メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージでCU−UPに応答できる。その代案として、ベアラ修正確認メッセージは、ステップS1012後にCU−UPに送信されることができる。
図10bを参照すると、ステップS1009において、ステップS1006で反射マッピングと関連していない修正されたマッピング規則がCU−UPから受信される場合、CU−CPは、DL RRCメッセージ送信メッセージをDUに送信できる。DL RRCメッセージ送信メッセージは、反射マッピングと関連していない修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を有するRRC再構成メッセージを含むことができる。
ステップS1010において、CU−CPからDL RRCメッセージ送信メッセージを受信する場合、DUは、反射マッピングと関連していない修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を有するRRC再構成メッセージをUEに送信できる。
ステップS1011において、UEは、RRC再構成完了メッセージをDUに送信できる。
ステップS1012において、DUが無線インタフェースからCU−CPに伝達されるRRC再構成完了メッセージを受信する場合、DUは、RRC再構成完了メッセージを含むUL RRCメッセージ送信メッセージをCU−CPに送信できる。
本発明の一実施例によると、CU−UPが現在状況、例えば、F1−U及び/またはNG−U上でのダウンリンク及び/またはアップリンクトラフィックに基づいてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することを決定する時、CU−UPは、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則をCU−CPに通知できる。また、CU−UPは、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連しているかどうかをCU−CPに通知できる。QoSフロー対DRBマッピング規則を修正するためにDRB(ら)に対する設定または修正が必要な場合、CU−UPは、一つ以上のDRBの確立及び/またはL1/L2再構成をCU−CPに要求できる。したがって、本発明の一実施例によると、CU−UPは、現在のダウンリンク及び/またはアップリンクトラフィック状況に適した無線リソースを使用するようにQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することができる。また、ユーザ経験が改善されることができ、RANノードは、特定UEに対するデータパケットを一層良く処理することができる。
図11は、本発明の一実施例に係るCP−UP分離の場合においてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正する手順を示す。
図11を参照すると、S1100ステップにおいて、UEは、RRC_CONNECTEDモードである。
ステップS1101において、CU−UPは、現在状況、例えば、F1−U及び/またはNG−U上でのダウンリンク及び/またはアップリンクトラフィックによって、確立された一つ以上のDRBまたはQoSフローに対するQoSフロー対DRBマッピング規則の修正をCU−CPに要求することに決定できる。
ステップS1102において、CU−UPは、ベアラ修正要求メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをCU−CPに送信できる。ベアラ修正要求メッセージは、QoS要求を満たさない再マッピング表示及び/またはQoSフロー(ら)を含むことができる。QoSフロー(ら)は、QoSフロー対DRB再マッピングを要求するための表示または情報である。
ステップS1103において、CU−UPからベアラ修正要求メッセージを受信する場合、CU−CPは、受信されたQoSフロー(ら)に基づいてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することを実行することができる。その次に、CU−CPは、UEコンテキスト修正要求メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをDUに送信できる。UEコンテキスト修正要求メッセージは、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則に基づいて一つ以上のDRBの設定及び/またはL1/L2再構成を要求するために送信されることができる。
ステップS1104において、CU−CPからUEコンテキスト修正要求メッセージを受信する場合、DUは、UEに対して要求されたDRB(ら)を確立し、確立要求されたDRB(ら)に対する無線インタフェース上での必要なリソース割当、及び/または要求されたDRB(ら)に対するL1/L2再構成を実行する。その次に、DUは、UEコンテキスト修正応答メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージでCU−CPに応答できる。UEコンテキスト修正応答メッセージは、要求されたDRB(ら)が確立されるか、または要求されたDRB(ら)に対するL1/L2再構成が実行されるかを示すためにCU−CPに送信されることができる。
ステップS1105において、DUからUEコンテキスト修正応答メッセージを受信する時、CU−CPは、ベアラ修正確認メッセージ、既存メッセージ、または新しいメッセージをCU−UPに送信できる。ベアラ修正確認メッセージは、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則及び/または該当DRB構成を含むことができる。その代案として、ステップS1102でCU−CPがベアラ修正要求メッセージを受信した後、ベアラ修正確認メッセージは、CU−UPに送信されることができる。即ち、CU−CPがQoSフロー対DRBマッピング規則を修正した後、ステップS1103でUEコンテキスト修正要求メッセージを送信する前に、ベアラ修正確認メッセージがCU−UPに送信されることができる。
ステップS1106において、CU−CPからベアラ修正確認メッセージを受信する場合、CU−UPは、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を格納することができる。その次に、CU−UPは、CU−CPにより修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則に基づいてQoSフロー対DRBマッピングを実行することができる。
ステップS1107において、修正されたマッピング規則が反射マッピングと関連していない場合、CU−CPは、DL RRCメッセージ送信メッセージをDUに送信できる。DL RRCメッセージ送信メッセージは、反射マッピングと関連していない修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を有するRRC再構成メッセージを含むことができる。
ステップS1108において、CU−CPからDL RRCメッセージ送信メッセージを受信する場合、DUは、反射マッピングと関連していない修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を有するRRC再構成メッセージをUEに送信できる。
ステップS1109において、UEは、RRC再構成完了メッセージをDUに送信できる。
ステップS1110において、DUが無線インタフェースからCU−CPに伝達されるRRC再構成完了メッセージを受信する場合、DUは、RRC再構成完了メッセージを含むUL RRCメッセージ送信メッセージをCU−CPに送信できる。
本発明の一実施例によると、CU−CPは、CU−UPから指示になったQoS要求を満たさないQoSフロー(ら)に基づいてQoSフロー対DRBマッピング規則を修正することができる。したがって、本発明の一実施例によると、ユーザ経験が改善されることができ、RANノードは、特定UEに対するデータパケットを一層良く処理することができる。
図12は、本発明の一実施例に係る基地局(BS)の中央ユニット(CU)によりQoSフロー対DRBマッピング規則を修正する方法を示す。本発明の実施例は、BS側に対し適用されることができる。
図12を参照すると、ステップS1210において、CUは、QoSフロー対DRBマッピング規則を修正することができる。
ステップS1220において、CUは、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連しているかどうかを判断することができる。
ステップS1230において、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連していないと判断される場合、CUは、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則をユーザ端末(UE)に送信できる。その代案として、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連していると判断される場合、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、送信されない。
CUは、CU−CP及び少なくとも一つのCU−UPを含むことができる。CU−CPは、CUのRRCプロトコル及びPDCPプロトコルの制御平面部分をホスティングする論理ノードであり、少なくとも一つのCU−UPは、CUのPDCPプロトコルのユーザ平面部分及びSDAPプロトコルをホスティングする論理ノードである。
QoSフロー対DRBマッピング規則を修正するための情報は、少なくとも一つのCU−UPからCU−CPに送信されることができる。QoSフロー対DRBマッピング規則は、前記情報に基づいてCU−CPにより修正されることができる。修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、CU−CPから少なくとも一つのCU−UPに送信されることができる。前記情報は、QoS要求を満たさない少なくとも一つのQoSフローを含むことができる。QoSフロー対DRBマッピング規則は、前記少なくとも一つのQoSフローに基づいてCU−CPにより修正されることができる。
修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、BSの分散ユニット(DU)を介してUEに送信されることができる。修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、DL RRCメッセージ送信メッセージに含まれることによってDUに送信されることができる。修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、RRC再構成メッセージに含まれることによってUEに送信されることができる。CUは、BSのRRC、SDAP、及びPDCPプロトコルをホスティングする論理ノードであり、DUは、BSのRLC、MAC、及びPHY階層をホスティングする論理ノードである。
図13は、本発明の一実施例を具現するためのBSを示す。本発明の実施例は、BS側に対して適用されることができる。
BS1300は、プロセッサ1310、メモリ1320、及び送受信機1330を含む。プロセッサ1310は、本明細書で提案された機能、手順、及び/または方法を具現するように構成されることができる。無線インタフェースプロトコルの階層は、プロセッサ1310内で具現されることができる。
具体的に、前記プロセッサ1310は、QoSフロー対DRBマッピング規則を修正することができる。
また、前記プロセッサ1310は、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連しているかどうかを判断することができる。
また、修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連していないと判断される場合、前記プロセッサ1310は、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を送受信機1530に送信するように前記送受信機1330を制御することができる。その代案として、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則が反射マッピングと関連していると判断される場合、前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、送信されない。
CUは、CU−CP及び少なくとも一つのCU−UPを含むことができる。CU−CPは、CUのRRCプロトコル及びPDCPプロトコルの制御平面部分をホスティングする論理ノードであり、少なくとも一つのCU−UPは、CUのPDCPプロトコルのユーザ平面部分及びSDAPプロトコルをホスティングする論理ノードである。
QoSフロー対DRBマッピング規則を修正するための情報は、少なくとも一つのCU−UPからCU−CPに送信されることができる。QoSフロー対DRBマッピング規則は、前記情報に基づいてCU−CPにより修正されることができる。修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、CU−CPから少なくとも一つのCU−UPに送信されることができる。前記情報は、QoS要求を満たさない少なくとも一つのQoSフローを含むことができる。QoSフロー対DRBマッピング規則は、前記少なくとも一つのQoSフローに基づいてCU−CPにより修正されることができる。
修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、BSの分散ユニット(DU)を介してUEに送信されることができる。修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、DL RRCメッセージ送信メッセージに含まれることによってDUに送信されることができる。修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、RRC再構成メッセージに含まれることによってUEに送信されることができる。CUは、BSのRRC、SDAP、及びPDCPプロトコルをホスティングする論理ノードであり、DUは、BSのRLC、MAC、及びPHY階層をホスティングする論理ノードである。
前記メモリ1320は、前記プロセッサ1310と動作可能に連結され、前記プロセッサ1310を動作させるための多様な情報を格納する。前記送受信機1330は、前記プロセッサ1310と動作可能に連結され、無線信号を送信及び/または受信する。
図14は、本発明の一実施例に係る修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則をUEにより受信する方法を示す。本発明の実施例は、UE側に対して適用されることができる。
図14を参照すると、ステップS1410において、UEは、基地局(BS)の中央ユニット(CU)から前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を受信することができる。前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、反射マッピングと関連していない。
図15は、本発明の一実施例を具現するためのUEを示す。本発明の実施例は、UE側に対して適用されることができる。
UE1500は、プロセッサ1510、メモリ1520、及び送受信機1530を含む。プロセッサ1510は、本明細書で提案された機能、手順、及び/または方法を具現するように構成されることができる。無線インタフェースプロトコルの階層は、プロセッサ1510内で具現されることができる。
具体的に、プロセッサ1510は、前記送受信機1330から前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則を受信するように送受信機1530を制御することができる。前記修正されたQoSフロー対DRBマッピング規則は、反射マッピングと関連していない。
前記メモリ1520は、前記プロセッサ1510と動作可能に連結され、前記プロセッサ1510を動作させるための多様な情報を格納する。前記送受信機1530は、前記プロセッサ1510と動作可能に連結され、無線信号を送信及び/または受信する。
前記プロセッサ1310、1510は、application−specific integrated circuit(ASIC)、別途のチップセット、論理回路、及び/またはデータ処理部を含むことができる。前記メモリ1320、1520は、Read−Only Memory(ROM)、random access memory(RAM)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体、及び/または他の等価格納装置を含むことができる。前記送受信機1330、1530は、無線信号を処理するための基底帯域回路を含むことができる。実施例がソフトウェアで具現される時、前述した方法は、前述した機能を遂行するためのモジュール(即ち、プロセス、機能など)で具現されることができる。前記モジュールは、メモリに格納されることができ、前記プロセッサ1310、1510により実行されることができる。前記メモリ1320、1520は、前記プロセッサ1310、1510の内部または外部に位置でき、よく知られた多様な手段を利用して前記プロセッサ1310、1510に連結されることができる。
本明細書に説明された例示的なシステムを考慮して、開示された内容によって具現されることができる方法論が多様なフロー図を参照して説明された。簡略化のために、方法論は、一連のステップまたはブロックで図示されて説明されたが、請求された内容は、ステップまたはブロックの順序により制限されるものではなく、一部ステップは、本明細書に図示されて説明されたことと異なる順序に、または他のステップと同時に発生できることを理解することができる。さらに、当業者であれば、フロー図に図示されたステップが排他的でなくて、他のステップが含まれることができ、または例示的なフロー図の一つ以上のステップが本開示の範囲に影響を与えずに削除可能であることを理解することができる。