JP2010506445A - 移動通信システムにおける接続性またはアタッチメント・ポイントの変更時のシステム情報の送信及び受信 - Google Patents

移動通信システムにおける接続性またはアタッチメント・ポイントの変更時のシステム情報の送信及び受信 Download PDF

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Abstract

移動通信システムにおいて、ハンドオーバまたはセル再選択などのモビリティ手順を容易にするために、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法。さらに、無線リソース制御装置、移動端末、及び無線リソース制御装置と移動端末を含んでなるシステムが提供される。本発明は、上記手順に伴う中断時間を減少させるように、現行のモビリティ手順の改良を提案する。さらに詳しく言えば、システム・アクセス及び/またはモビリティ手順の実行に関連する移動先セル内のシステム情報を移動端末に指し示す、移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを、ハンドオーバ指示または接続解放メッセージなどの制御メッセージに含めることが提案される。さらに、移動先セル特有のシステム情報の一部分を制御メッセージ中に含めることもできる。

Description

本発明は、移動通信システムにおいて、ハンドオーバまたはセル再選択などのモビリティ手順を容易にするために、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法に関係する。さらに、無線リソース制御装置、移動端末、及び無線リソース制御装置と移動端末を含んでなるシステムが提供される。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access;広帯域符号分割多元接続)は、第三世代無線移動通信システムとしての利用に向けて標準化されたIMT−2000システム(International Mobile Telecommunicationシステム)のための無線インタフェースである。W−CDMAは、音声サービスやマルチメディア移動通信サービスなど多様なサービスを柔軟で効率的な方法で提供する。日本、欧州、米国、その他の国々の標準化機関は、W−CDMAについての共通無線インタフェース仕様を作成するために、合同で3GPP(the 3rd Generation Partnership Project:第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト)というプロジェクトを組織した。
IMT−2000の標準化された欧州バージョンは、一般に、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)と呼ばれる。UMTSの仕様の最初のリリースは、1999年に公表された(リリース99)。その後、リリース4、リリース5、リリース6において標準の改良が幾度か3GPPにより標準化された。
近年、3GPPは、3Gの長期の競争力を確実にするために、3G標準の次の主要な段階または進展を検討し始めた。3GPPは、最近、「進化UTRA及びUTRAN」―「Long Term Evolution (LTE);長期的発展」としてもっとよく知られている―という研究項目に着手した。この研究は、サービス提供を向上させ、ユーザと通信事業者のコストを減少させるために、性能の大きな飛躍を達成する手段を探ろうとするものである。モビリティ制御にインターネット・プロトコル(IP)を使用するという方向に意見が収束し、すべての将来のサービスはIPベースになるであろうと一般に想定される。したがって、上記発展の焦点は、パケット交換(PS)分野の強化にある。
上記発展の主な目的は、すでに言及したとおり、サービス提供をさらに向上させ、ユーザと通信事業者のコストを減少させることである。さらに詳しく、長期的発展(LTE)のための重要な性能、能力及び配備の要件をいくつか挙げると、とりわけ次のものがある。
・ HSDPA及びHSUPAと比較して大幅に高速化したデータ伝送速度(ダウンリンク上で100Mbps以上、アップリンク上で50Mbps以上の目標最高データ伝送速度が想定されている)
・ 広域のカバレッジでの高いデータ伝送速度
・ より上位層のプロトコル(例えば、TCP)の性能を向上させるためのユーザ・プレーンにおけるレイテンシーの大幅な減少、並びに制御プレーンの手順(例えば、セッション設定)に伴う遅延を減少させること
・ 1.25 MHzから 20 MHzまでの範囲の様々なサイズのスペクトル割当て内での独立したシステム動作
他にもう一つ、長期的発展のための配備に関係した要件は、これらの技術へのスムーズな移行を可能にすることである。
現在とLTEのUTRANアーキテクチャ
Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)のハイレベル・リリース99/4/5/6のアーキテクチャを図1に示す(http://www.3gpp.orgから得られる非特許文献1―参照により本文書に援用される―を参照)。UMTSシステムは、各々が定義された機能を有する、多数のネットワーク要素により構成される。各ネットワーク要素はそれぞれ各自の機能によって定義されるが、各ネットワーク要素の同様な物理的実現は、必ずしもそうしなくてもよいが、一般的である。
ネットワーク要素は、機能的に、コア・ネットワーク(CN)101、UMTS地上無線アクセス・ネットワーク(UTRAN)102及びユーザ装置(UE)103にグループ分けされる。UTRAN 102は無線通信に関係したすべての機能を処理することを担い、CN 101は呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを担当する。CN/UTRANとUTRAN/UEの相互接続は、オープン・インタフェース(それぞれ、lu、Uu)により形成される。UMTSシステムはモジュール形式であり、したがって同一タイプのネットワーク要素をいくつももつことが可能であることに留意すべきである。
つまりここでは、2つの異なるアーキテクチャを論述するが、これらは、各ネットワーク要素に対する論理的な機能の分配に関して定義される。実際のネットワーク配備においては、各アーキテクチャは多様な物理的実現をとり得る、つまり2個以上のネットワーク要素を単一の物理的ノードに統合することもできることを意味する。
図2は、3GPP LTE移動通信ネットワークの典型的な概観を示す。ネットワークは、機能的にコア・ネットワーク(CN)、無線アクセス・ネットワーク(RAN)及びユーザ装置(UE)にグループ分けされる様々なネットワーク・エンティティからなる。RANは、特に無線リソースのスケジューリングを含む無線通信に関係したすべての機能を処理することを担う。CNは、呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを担当する。
LTEネットワークは、アクセス・ゲートウェイ(aGW)とノードB(拡張型ノードB、eNode B、eNBとも言い表わす)からなる「2ノード・アーキテクチャ」である。aGWは、CN機能、すなわち、呼及びデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを処理するとともに、RAN機能も実行する。したがって、aGWは、今日の3GネットワークではSGSN及びRNCによって実行される機能の一部と、例えば、 ヘッダ圧縮、暗号化/インテグリティ保護といったRAN機能を統合するものと考えることができる。ノードBは、例えば、無線リソース制御(RRC)、分割/連結、リソースのスケジューリングと割当て、多重化及び物理層機能といった機能を処理できる。
移動通信ネットワークは、通常、モジュール形式であり、したがって同一タイプのネットワーク要素をいくつももつことが可能である。ネットワーク要素の相互接続は、オープン・インタフェースによって形成される。UEは、Uuインタフェースと表記された無線インタフェースを介してノードBへ接続可能である。ノードBは、いわゆるS1インタフェースを介してaGWへの接続をもつことができる。ノードBどうしは、いわゆるX2インタフェースを介して相互接続される。
3GPPと非3GPPの両者が一体化したものは、外部パケット・データ・ネットワーク(例えば、インターネット)へのaGWのインタフェースを介して処理され得る。
すでに前述したように、図2の典型的なネットワーク・アーキテクチャでは、セル・リソースの所有は各ノードBにおいて処理されると仮定される。セル・リソースの所有をaGWの外側にしたことは、aGWのプーリング(CP/UPの両方のフローの)をサポートすることを可能にし、一つのノードBを異なる端末用の複数のaGWに接続できるようにする(その結果、単一ポイントの障害を回避する)。
UTRA無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャ
UTRANの無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャの概観を図3に示す。一般に、UTRANの無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャは、OSIプロトコル・スタックの第1層〜第3層を実装する。UTRANで終端されるプロトコルは、アクセス層プロトコルとも言われる。アクセス層と対比して、UTRANで終端されないすべてのプロトコルは、通常、非アクセス層プロトコルとも言われる。
各プロトコルをユーザ・プレーンと制御プレーンに分ける縦の分割が、図3では明示されている。無線リソース制御(RRC)プロトコルは、UTRA無線インタフェース(Uu)のより下位層のプロトコルを制御する制御プレーンの第3層のプロトコルである。
RRC制御は、現在は、通常UTRANのRNCで終端されるが、現在検討されているLTEアーキテクチャに関して検討された、例えば、ノードBなどのその他のネットワーク要素もUTRAN中のRRCプロトコルを終端させるものとして考慮されている。LTE向けのRRCプロトコル(いわゆるE−RRCプロトコル)は、ノードBで終端される。RRCプロトコルは、各UEへ至る無線インタフェースの無線リソースへのアクセスを制御するための制御情報のシグナリングのために使用される。さらに、RRCプロトコルが、非アクセス層内での制御に通例は関係付けられる非アクセス層メッセージをカプセル化して伝送する可能性もある。
制御プレーンにおいて、RRCプロトコルは、サービス・アクセス・ポイント(SAP)を通じたシグナリング用SAE無線ベアラを介して、第2層、すなわち無線リンク制御(RLC)プロトコルへ制御情報を中継する。ユーザ・プレーンでは、非アクセス層プロトコル・エンティティは、SAPを介して第2層へ直接アクセスするためにSAE無線ベアラを使用できる。アクセスは、RLCへ直接なされてもよいし、または順次にそのPDUをRLCプロトコル・エンティティへ供給するパケット・データ・コンバージェンス・プロトコルへなされてもよい。
RLCは、そのSAPを通じて、より上位の層にサービスを提供する。RRC設定は、RLCがどのようにパケットを処理するか、例えば、RLCがトランスペアレント・モード、応答モードまたは非応答モードで動作するかを定義する。制御プレーン内とユーザ・プレーン内のより上位の層に、RRCまたはRDCPによって提供されるサービスは、それぞれ、シグナリング用SAE無線ベアラとSAE無線ベアラとも言われる。
MAC/RLC層は、次に、そのサービスを、いわゆる論理チャネルを用いてRLC層に提供する。論理チャネルは、基本的に、どの種類のデータが伝送されるかを定義する。物理層は、そのサービスを、いわゆるトランスポート・チャネルとしてMAC/RLC層へ提供する。トランスポート・チャネルは、 MAC層から受信したデータを物理チャネルを介してどのように、どんな特性を付けて送信するかを定義する。
(ブロードキャスト)システム情報の構成
3GPP用語では、(ブロードキャスト)システム情報は、BCCH情報とも名付けられている。すなわち、UEがそこに接続されている(アクティブ状態)またはそこにアタッチされている(アイドル状態)無線セルのブロードキャスト制御チャネル(論理チャネルである)上で伝送される情報をさす。BCCH上の情報の構成を図4に示す。一般に、システム情報はマスター情報ブロック(MIB)と数個のシステム情報ブロック(SIB)を含む。MIBは、各システム情報ブロックについての制御情報を含む。各SIBに関連付けられた制御情報は、次の構成をとることができる。SIBに関連付けられた各制御情報は、それが共通タイミング基準に相対して送信されるトランスポート・チャネル上のSIBの位置(例えば、OFDM無線アクセス用の時間−周波数プレーン内の位置、すなわち、各SIBの送信に割り当てられる特定のリソース・ブロック内の位置)を指示できる。さらに、SIBの繰返し周期も指示される。この繰返し周期は、各SIBが送信される周期を示す。上記制御情報はまた、タイマーに基づいた更新メカニズムのためのタイマー値、または代替的に、SIB情報のタグに基づいた更新のための値タグを含むことができる。
下表は、http://www.3gpp.orgにて得られる非特許文献2―参照により本文書に援用される―に定義された、UMTSレガシー・システムにおけるシステム情報ブロックの類別及びタイプの概要を示す。システム・ブロードキャスト情報の各SIBへの分類は、その内容と表1の右側の欄に示される経時可変性に基づく。
Figure 2010506445
長期的発展(LTE)の要件
非特許文献3(http://www.3gpp.orgで得られ、参照により本文書に援用される)によると、進化UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)は、アップリンクとダウンリンク両方で、1.25 MHz、2.5 MHz、5 MHz、10 MHz、15 MHz及び20 MHzを含む様々なサイズのスペクトル割当て内で動作するものとする。加えて、E−UTRAは独立して動作可能であるものとする、すなわち、他システムからのシグナリング・サポートに利用可能なその他のキャリアを必要としない。
非特許文献3はまた、制御プレーンのレイテンシーを大幅に減少させることを主にめざし、これは前述した主要目的の一つである。これは、UEの異なる動作状態間の遷移時間、すなわち、キャンプされた状態(例えば、UMTSリリース6のアイドル・モードまたはLTE_アイドル状態またはモード)からアクティブ状態(例えば、UMTSリリース6のセル_DCH状態またはLTE_アクティブ状態またはモード)へ当該UE用のユーザ・プレーンが確立されるようになるまでの時間(ダウンリンク・ページング遅延と非アクセス層シグナリング遅延を除く)が100 ms未満とすることを意味する。一般に、UEがセル選択/再選択処理を終了し、セルを選択してからLTEアイドル・モードになっている場合、UEはセル上にキャンプされていると言われる。このキャンプされた状態のとき、UEはシステム情報を送信するように構成されたトランスポート・チャネルを、(多くの場合)ページング情報チャネルをモニターする。LTE_アクティブ状態では、制御情報をやり取りする目的でシグナリング用SAE無線ベアラが確立され、UEはユーザ・プレーン情報を受信し、システム情報を送信するように構成されたトランスポート・チャネルをモニターできる。
スペクトル配置、システム帯域幅及びUEの能力
先に説明したように、E−UTRAは各々のスペクトル配置内で独立に動作するものとする。様々なスペクトル配置に対応するシステム帯域幅は、1.25、2.5、5.0、10.0、15.0 及び20.0 MHzになると思われる。しかし、これらのシステム帯域幅サイズの各々について、アクティブ・モードまたはアイドル・モード(LTE 3GPPシステムの場合にはLTE_アクティブ・モードとLTE_アイドル・モードとも言われる)においてある特定の帯域幅能力をもつUEの周波数領域における実際の位置(UEキャンピング)に依存するいくつかのシナリオを定義し得る。LTE標準化の第II段階における現在の合意によれば、端末の帯域幅能力は、少なくとも10 MHzあることがよいとされる。図5は、説明の一般性を失うことなく、 等しいサイズの3個のサブバンドに分割された15 MHzのシステム帯域幅サイズを想定し、各端末固有の帯域幅能力が5、10及び15 MHzであると仮定した場合の典型的な配置のシナリオを示す。
TSG RAN WG1の現在の決定によれば(非特許文献4を参照―http://www.3gpp.orgで得られ、参照により本文書に援用される)、ブロードキャスト・システム情報は、システム帯域幅の中心部で送信される。図6に示すように、LTE_アクティブのUEが無線セルAのシステム帯域幅の上側部分または下側部分に配置されるとすれば、当該UEは無線セルBのシステム帯域幅の中心部でブロードキャストされるシステム情報を復号できない。
モビリティ管理−中断時間
LTEでは、アクティブ状態またはモードにある端末の同一RAT(無線アクセス・テクノロジー)内モビリティがハード・ハンドオーバ手順によって実現される。図7は、第3層のメッセージ(LTEではE−RRCプロトコル・メッセージ)のレベルでのハード・ハンドオーバ手順を示し、その中でハンドオーバにより生じる対応する中断時間を示す。UEが接続性をもたない中断時間(すなわち、元のセルからデタッチし(離れて)、移動先セルにおいてアクティブ・モードに入るまでの時間)は、移動先の拡張型ノードBのブロードキャスト制御チャネルからのシステム情報(SIB5,SIB7及びSIB17)の取得のために増加される。
システム情報は、[E−RRC]ハンドオーバ指示メッセージ受信後でなければ取得できない。移動先セルにおける各SIBについてのスケジューリング情報を含むMIBを受信することが、システム・アクセスと第3層の接続性確立のために関連する各SIBを受信するためには必要であるから、移動先セルにアタッチしているUEがMIBを受信する前に関連するシステム情報(各SIB)を受信することは不可能である。[E−RRC]ハンドオーバ指示を受信するほんの少し前にMIBが送信された場合、同MIBを受信し、その後にシステム・アクセスのための関連する各SIBを受信できるためには、UEはしたがってMIBのほぼ全繰返しサイクルを待つ必要がある。これは、結果的に、中断時間を約50 ms増加させることになるとみられる。制御プレーンのレイテンシーを100 ms未満にするというLTE要件を考えると、この増加は重大である。
もう一つの問題点は、LTE_アイドル・モードにある端末についての同一RAT内モビリティである。通常、このメカニズムは、セル再選択手順によって管理される。制御プレーンのレイテンシーを減少させるという要件と中断時間を減少させるという一般のサービス・ベースの要件を考えると、E−RRC状態機械のLTE_アクティブ(元のセル)→LTE_アイドル(元のセル)→ LTE_アイドル(移動先セル)→LTE_アクティブ(移動先セル)という遷移チェーンにおけるレイテンシーを最小にすることが重要である。
上記遷移チェーンの第一の部分はセル再選択にかかわると仮定すると、これは図8に示すセル再選択手順の中断時間を減少させることに言い換えられる。ハード・ハンドオーバと同様に、ハンドオーバ手順について上述したケースと同じく、システム情報は[E−RRC]E−RRC接続解放メッセージの受信後でなければ取得できない。したがって、制御プレーンのレイテンシーに関する同じ問題とそれに伴う影響が、LTE_アイドル・モードにあるUEのモビリティ管理にも存在する。
移動先セルへアタッチした状態になる前には、UEは隣接セルからのBCCH上のシステム情報を受信することができない。移動先セルにおけるシステム・アクセスのために必要な各SIBは、移動先セルのMIBを復号した時点後にはじめて受信可能となるため、アクティブまたはアイドル・モードにあるUEのモビリティ手順のレイテンシーは、LTEシステムについて定義された約100msの所望の中断時間を達成するには高すぎると思われる。
3GPP TS 25.401: "UTRAN Overall Description" 3GPP TS 25.331, "Radio Resource Control (RRC)", version 6.7.0, section 8.1.1 3GPP TR 25.913, "Requirements for Evolved UTRA (E-UTRA) and Evolved UTRAN (E-UTRAN)", version 7.3.0 3GPP TR 25.814, "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA", version 1.4.1 3GPP RAN LTE ad hoc Tdoc R2-062016, "UL Timing Acquisition in LTE HO"
本発明の目的は、上に概説した問題の少なくとも一つを克服するメカニズムを提案することである。本発明のより詳しい目的は、上記手順に伴う中断時間を減少させるように、現行のモビリティ手順の改良を提案することである。
上記の目的の一つは、独立請求項の主題によって解決される。本発明の有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明のある態様によれば、一つの無線セルから別の無線セルへ(例えば、元の無線セルから移動先無線セルへ)、無線アクセス・ネットワーク中の移動端末のアタッチメント・ポイントを変更するように、または接続性を変更するように移動端末に通知する制御メッセージへポインタ(元のセルを通じて―すなわち、移動端末が現在その中にいるセル内で送信される)を導入することが提案される。制御メッセージ中のこのポインタは、これによって、移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報を指し示す。一つのより詳しい例では、制御メッセージ中の上記ポインタは、移動先セルへのシステム・アクセスのために、及び/またはモビリティ手順を実行するために必要である移動先セル特有のシステム情報を指し示すことができる。
一つの実施形態では、上記ポインタは、移動先セル内でブロードキャスト/送信される、移動先セル特有のシステム情報のスケジューリング情報を指示することができる。本発明の別の実施形態では、上記ポインタは、移動先セルへのシステム・アクセス及び/または、例えば、ハンドオーバまたはセル再選択などのモビリティ手順のために必要である移動先セルにおけるシステム情報を指し示す。
本発明の別の態様は(制御メッセージへポインタを含む態様と有利に組み合わせることができる)、システム情報を送信することの柔軟性を増加する。これによれば、セルのシステム情報は、固定速度のトランスポート・チャネルを介して及び/または可変速度のトランスポート・チャネルを介して送信される。したがって、元のセル内で移動端末へ送信される制御メッセージ中の上記ポインタは、例えば、システム情報またはその個々の分割部分のトランスポート・フォーマットなどのスケジューリング情報、及び/またはシステム情報またはその個々の分割部分を固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルへマッピングすることの指示を指示できる。
本発明の一つの実施形態によると、移動通信システム内において、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法が提供される。移動端末は、元のセルの無線リソース制御エンティティから送信された制御メッセージによって、元のセルから移動先セルへ接続性または自己のアタッチメント・ポイントを変更するように指示を得ることができる。この制御メッセージは、移動先セル内での移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなる。
移動先セル特有のシステム情報は、例えば、移動先セルの無線インタフェース上で接続性を確立することに関連する情報またはアタッチメント・ポイントを移動先セルへ変更することに関連する情報を含んでなり得る。
制御情報に含まれた上記少なくとも一つのポインタを使用して、移動端末は移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報を受信可能になり得る。
本発明の別の例示的な実施形態では、移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報は、固定速度のトランスポート・チャネルまたは可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる。ポインタは、したがって、移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルへの移動先セル特有のシステム情報のマッピングを指示し得る。
さらに別の実施形態では、ポインタは、移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分についての送信フォーマットとタイミングを含んでなるスケジューリング情報がそこから有効になる先頭のシステム・フレーム番号を含み得る。上記スケジューリング情報は、例えば、移動端末によって受信される移動先セル特有のシステム情報の一部分であることもあり得る。
無線リソース制御プロトコルによる制御メッセージの再送信時には、本発明の別の実施形態は、更新されたシステム・フレーム番号または移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分についての送信フォーマットとタイミングを含んでなる更新されたスケジューリング情報を指示する、媒体アクセス制御プロトコル特有のプロトコル・データ・ユニットが移動端末へ送信されることを提案する。
これによって、制御メッセージは、例えば、移動先セル特有のシステム情報が移動先セル内で再送信される間隔を指定する再送信周期または更新されたシステム・フレーム番号を指示し得る。さらに、別の実施形態では、移動端末は、上記システム・フレーム番号と上記再送信周期に基づいて、更新されたシステム・フレーム番号を決定する。
固定速度のトランスポート・チャネルは、例えば、固定のトランスポート・フォーマットを有するブロードキャスト・トランスポート・チャネルであることが可能であり、可変速度のトランスポート・チャネルは、可変のトランスポート・フォーマットを有する共有トランスポート・チャネルまたはブロードキャスト・トランスポート・チャネルであることが可能である。
さらに、本発明の別の実施形態では、移動先セル特有のシステム情報は、少なくとも一つのシステム情報ブロックの形態で送信される。この場合、制御メッセージ中のポインタは、各システム情報ブロックが、移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルのいずれにマッピングされているかを指示し得る。
さらに、システム情報ブロックが可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされている場合は、上記ポインタは、可変速度のトランスポート・チャネル上の、例えば、各システム情報ブロックの送信フォーマットとタイミングをさらに指示できる。システム情報ブロックが固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされている場合は、上記ポインタは、移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネル上の、例えば、各システム情報ブロックの位置を指定でき、各システム情報ブロックが再送信される繰返しサイクルを必要に応じて選択的に指定できる。
別の実施形態では、可変速度のトランスポート・チャネルにかかわる制御情報が、移動先セル内において制御チャネル上で移動端末に送信される。この制御情報は、可変速度のトランスポート・チャネル上で送信される各システム情報ブロックの送信フォーマットとタイミングを指示し得る。さらに、上記制御情報は、論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングの識別を含んでなり得る。
本発明の別の実施形態では、移動先セル特有のシステム情報への上記ポインタは、移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分がそこにマッピングされている、少なくとも一つの可変速度のトランスポート・チャネルの設定に関する情報を含んでなる。
さらに別の実施形態によれば、上記制御メッセージは、移動先セル特有のシステム情報の一部分、例えば、1個以上のシステム情報ブロックを含んでなり得る。
別の実施形態では、移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分は、移動通信システムの無線インタフェースの少なくとも2個の異なるリソース・ブロックで同時に送信される。上記一部分は、例えば、少なくとも1個のシステム情報ブロックに相当し得る。
本発明の一つの実施形態では、上記制御メッセージは、可能性のある複数の隣接セルのうちの一つにアタッチするように移動端末に指示を与える。
本発明の別の実施形態では、元のセルを制御する無線リソース制御エンティティは、隣接するセルを制御する無線リソース制御エンティティから隣接するセル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを受信することができる。この少なくとも一つのポインタは、例えば、フレーム・プロトコルまたはアプリケーション・プロトコル・メッセージを介して、移動先セルの無線リソース制御プロトコルから元のセルの無線リソース制御エンティティによって受信され得る。この実施形態の変形では、LTEシステムの場合には、モビリティ管理を含む無線リソース制御機能をそれぞれ端末に提供するノードB間のX2インタフェースのような、2つの無線リソース制御エンティティ間には直接的インタフェースが設けられる。
さらに別の変形では、隣接するセルが移動端末のハンドオーバの移動先セルである場合、または隣接するセルがセル選択またはセル再選択を実行時に移動端末がそこへアタッチする可能性のあるセルのうちの一つである場合、隣接する無線リソース制御エンティティから受信した上記ポインタは、元のセルにおいて移動端末へ送信される上記制御メッセージに含まれ得る。
本発明の別の実施形態によれば、元のセルから移動先セルへの移動端末の接続性またはアタッチメントの変更は、ハンドオーバ手順、セル選択手順またはセル再選択手順の一部である。
さらに、別の実施形態では、移動先セルにおいて動的に変化するシステム情報にかかわる移動先セル特有のシステム情報は、制御メッセージ中のポインタによって指し示され、一方、動的に変化しないシステム情報にかかわる移動先セル特有のシステム情報は、制御メッセージ内に含まれる。
本発明の別の実施形態では、移動先セルの重要なシステム情報にかかわる移動先セル特有のシステム情報は、制御メッセージ中のポインタによって指し示され、一方、重要ではないシステム情報にかかわる移動先セル特有のシステム情報は、制御メッセージのポインタによって指し示されることもなく、制御メッセージ内に含まれることもない。例えば、重要なシステム情報は、モビリティ手順を実行するために必要な情報であり得る。
さらに、ハード・ハンドオーバ手順を実行するために移動端末が取得しなければならない重要なシステム情報は、例えば、移動先セルにおける共通物理チャネルの設定に関する情報及び/または移動先セルにおける共有物理チャネルの設定に関する情報であり得る。
別の例では、セル選択またはセル再選択手順を実行するために移動端末が取得しなければならない重要なシステム情報は、移動先セルについてのセル選択パラメータに関する情報及び/または移動先セルにおけるアップリンク干渉に関する情報である。
本発明の一つの実施形態では、移動先セル特有のシステム情報は、移動先セル内で周期的に送信される。
本発明のある実施形態では、元のセルを通じて移動端末へ送信される制御メッセージは、例えば、無線リソース制御プロトコル・メッセージであり得る。
別の実施形態では、移動先セル特有のシステム情報は、移動先セルのブロードキャスト制御論理チャネル上で送信されるシステム情報である。
本発明の別の実施形態は、移動通信システム内において、当該無線リソース制御装置によってサーブされた移動端末に、移動先セル特有のシステム情報について通知するための無線リソース制御装置を提供する。上記装置は、移動端末に制御メッセージを送信することによって、当該無線リソース制御装置によってサーブされた元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように移動端末に指示を与えるための通信ユニットを具備し得る。前述したとおり、上記制御メッセージは、移動先セル内の移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなり得る。
さらに別の実施形態では、上記通信ユニットは、少なくとも一つの隣接するセルから、隣接するセル特有のシステム情報への各ポインタを受信することができる。さらに、隣接するセルから受信した少なくとも一つのポインタは、上記制御メッセージに含まれ得る。
本発明の一つの実施形態では、上記制御メッセージは、移動端末へ送信される個別のメッセージである。
さらに別の実施形態では、上記通信ユニットは、当該無線リソース制御装置によって制御されたセルに特有のシステム情報に関するポインタを少なくとも一つの隣接する無線リソース制御装置へ送信することができる。この実施形態によれば、当該無線リソース制御装置によって制御されたセルに特有のシステム情報に関する上記ポインタは、少なくとも一つのアプリケーション・プロトコルまたはフレーム・プロトコル・メッセージ中で送信され得る。
別の実施形態では、上記無線リソース制御装置は、本文書に述べた様々な実施形態のうちの一つによる、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法を実行するための手段をさらに具備し得る、または上記方法を実行するように適合され得る。
本発明のさらに別の実施形態は、移動通信システムにおいて使用される移動端末に関係する。上記移動端末は、例えば、元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように当該移動端末に指示する制御メッセージを受信するための通信ユニット(受信器及び送信器など)を具備することができ、上記制御メッセージは元のセルの無線リソース制御装置から受信され、上記制御メッセージは移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなる。さらに、上記移動端末は、上記制御メッセージに含まれた移動先セル特有のシステム情報への上記ポインタを使用して、移動先セルへアタッチまたは接続するように適合され得る。
別の実施形態では、上記移動端末は、本文書に述べた様々な実施形態のうちの一つによる、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法を実行し、方法に関与するための手段をさらに具備し得る、または上記方法を実行し、方法に関与するように適合され得る。
さらに、別の実施形態による本発明は、本文書に述べたような無線リソース制御装置と移動端末を含んでなる通信システムを提供する。
さらに、別に実施形態は、無線リソース制御装置のプロセッサにより実行時に、移動通信システム内において、当該無線リソース制御装置によってサーブされた移動端末に、移動先セル特有のシステム情報について通知するように上記無線リソース制御装置を動作させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体に関係する。上記無線リソース制御装置は、制御メッセージを移動端末に送信することによって、当該無線リソース制御装置によってサーブされた元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように移動端末に指示を与えることによって、当該無線リソース制御装置によってサーブされた移動端末に、移動先セル特有のシステム情報について通知するように動作させることができ、上記制御メッセージは、移動先セル内の移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなる。
さらに別の実施形態では、上記コンピュータにより読取り可能な媒体は、上記無線リソース制御装置のプロセッサにより実行時に、本文書に述べた様々な実施形態のうちの一つによる、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法の各ステップを実行するように上記無線リソース制御装置を動作させる命令を記憶する。
本発明の別の実施形態は、移動通信システム中の移動端末のプロセッサにより実行時に、元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように当該移動端末に指示する制御メッセージを受信し、上記制御メッセージは元のセルの無線リソース制御装置から受信され、上記制御メッセージは移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなり、上記制御メッセージに含まれた移動先セル特有のシステム情報への上記ポインタを使用して移動先セルへアタッチまたは接続するようにする命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体に関係する。
さらに別の実施形態による上記コンピュータにより読取り可能な媒体は、上記移動端末のプロセッサにより実行時に、本文書に述べた様々な実施形態のうちの一つによる、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法を実行し、方法に関与するように上記移動端末を動作させる命令をさらに記憶する。
以下に、添付の図及び図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。図中の類似のまたは同等の細部は、同一の参照番号を付けてある。
すでに概説したように、本発明の一つの態様は、既存のハード・ハンドオーバまたはセル再選択手順の遅延を最小にするような改良を提案することである。この態様によれば、(元の基地局によって制御された)元の無線セルから(移動先の基地局によって制御された)移動先無線セルへ移動端末の接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように移動端末に指示を与えるために、移動端末へ送信される制御メッセージにポインタを含めることが提案される。
本発明の一つの実施形態によると、上記制御メッセージは、元の基地局から元の無線セルを通じて移動端末へ送信される。この実施形態では、基地局がそのセル内の移動端末のモビリティを管理する責務をもつことが例示的な目的で仮定されることに留意すべきである。より広義には、上記制御メッセージは、元のセル内でのモビリティ機能を処理し、元のノードBに終端される無線リソース制御エンティティから送信されると仮定してもよい。上記制御メッセージは、例えば、セル再選択コマンド(例えば、[E−RRC]接続解放メッセージ〕またはハンドオーバ・コマンド・メッセージ(例えば、[E−RRC]ハンドオーバ指示メッセージ)であり得る。
上記制御メッセージに含まれたポインタは、 移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報を移動端末に指し示す。セル再選択の場合には、可能性のある複数の移動先セルのうちの各移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報を移動端末に指し示す制御メッセージに含まれたポインタは、一つまたは複数ある可能性がある。これらの可能性のある移動先セルは、通常、元のセルに隣接するいくつかの無線セルの少なくとも一つである。(可能性のある)移動先セルにおける移動先セル特有のシステム情報を移動端末に指し示すことにより、移動端末は、移動先セルへアタッチすると同時に、移動先セルにおけるセル特有のシステム情報を受信可能になり、移動先セル特有のシステム情報へのポインタ(または複数のポインタ)を移動先セルを通じてその前に受信する必要はない。
上記ポインタは、移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分(例えば、少なくとも一つのSIB)に適用可能である、移動先セルのMIBに存在する制御情報の集まり(例えば、使用されるトランスポート・チャネル上のSIBの位置、すなわち、共通タイミング基準に相対する時間−周波数プレーンにおける位置、繰返し周期、タイマー値及び値タグ)をモジュールのように含むことができる。移動先セルのMIB中で送信される情報のサブセットを含むことに加えて、ポインタは、ポインタに含まれた情報がそこから有効になる、共通タイミング基準を示す特定の値(例えば、システム・フレーム番号)を含み得る。
一つの実施形態では、移動先セルにおけるセル特有のシステム情報は、移動先セルの無線インタフェース上で接続性を確立するためのシステム情報またはアタッチメント・ポイントを移動先セルへ変更することに関連する情報を含む。例えば、この関連システム情報は、移動先セルにおける共通物理チャネルの設定に関する情報及び/または移動先セルにおいてシステム情報の送信に使用される可変速度の物理チャネルまたは共有物理チャネルの設定に関する情報であり得る。選択的に、上記関連システム情報は、移動先セルにおけるアップリンク干渉に関する情報をさらに含んでもよい。
代替的に、関連システム情報は、移動先セルにおけるセル再選択パラメータに関する情報及び/または移動先セルにおける干渉に関する情報であってもよい。この代替において選択的に、上記関連システム情報は、移動先セルにおける共通物理チャネルの設定に関する情報をさらに含んでもよい。
より具体的な例では、上記関連システム情報は、以下に述べる情報であり得る。ハンドオーバ手順またはセル再選択手順のどちらが実行されるかに応じて、以下に概説する情報の異なる組合せが、移動先セルの無線インタフェース上で接続性を確立することに関連するとみなされるか、またはアタッチメント・ポイントを移動先セルへ変更することに関連する情報であるとみなされることに留意されたい。以下に挙げるシステム情報の部分の各々は、個々のシステム情報ブロック内に含めることができる。
システム情報の一つの重要な部分は、セル選択パラメータである。セル再選択に特に関連し得るこれらのパラメータは、移動端末がそこへアタッチできる可能性のある無線セルのセル識別、セル選択及び再選択情報(例えば、セル選択及び再選択の品質測定)、アクセス制限情報などを含んでなり得る。前掲の表1に示した類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB3内に含めることができる。
モビリティ手順を実行するためのシステム情報の別の関連部分は、可能性のある移動先セルの共通物理チャネルの設定である。この情報は、ハンドオーバの場合に特に関連し得るが、セル再選択の場合にも役立ち得る。共通物理チャネルの設定は、例えば、ページング・チャネル・設定に関する情報を含むことができ、これは、ページング・チャネル用に、時間−周波数プレーンにおけるリソース・ブロックの割当て、使用される変調及び符号化方式、さらに時間−周波数プレーンにおけるRACH(ランダム・アクセス・チャネル)チャネルの設定(例えば、アクセス・スロットの割当て)を含んでなる。前掲の表1に示した類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB5内に含めることができる。
システム情報のさらに別の関連部分は、例えば、セル再選択時に重要になり得るセルのアップリンク干渉に関する情報であり得る。この情報は、ランダム・アクセス手順においてバックオフによる付加遅延を回避できるという点で、意義をもち得る。アップリンク干渉情報は、時間−周波数プレーンにおいて定義されたランダム・アクセス・チャネルごとのアップリンク干渉情報を含んでなり得る。前掲の表1に示した類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB7内に含めることができる。
システム情報の別の関連部分は、接続モードにおける共有物理チャネルの設定に関する情報であり得る。特に重要とされるのは、アップリンク及びダウンリンクSCH(共有チャネル)とそれに付随したL1/L2(第1層/第2層)制御チャネルにおける上記情報である。上記付随したL1/L2制御チャネルは、通常、ダウンリンク・データ送信のためのスケジューリング情報、アップリンク・データ送信のためのスケジューリング・グラント、及びアップリンク・データ送信のためのACK/NACKを伝送し得る。さらに詳しく言うと、各チャネルの設定は、時間−周波数プレーンにおけるリソース・ブロックの割当てと使用される変調及び符号化方式を含んでなり得る。前掲の表1に示した類別を適用すると、この情報は、例えば、システム情報ブロックSIB17内に含めることができる。
本発明の一つの実施形態では、個々の種類のシステム情報は、システム情報ブロックに種類別に入れられ得る。したがって、制御メッセージ内の指し示された移動先セル特有のシステム情報が個々のシステム情報ブロックで別々に通信されるとすれば、制御メッセージは、例えば、システム情報ブロックの各々を指し示すポインタを含み得る、またはポインタはすべてのシステム情報ブロックに関連する情報を含んでなり得る。
別の実施形態では、移動先セル特有のシステム情報は、3GPPベースのシステムでは、例えば、BCCHなどのブロードキャスト制御論理チャネルのデータであり、各セル内のすべての端末へブロードキャストされることになる。移動先セル特有のシステム情報は、したがって、移動先セルのブロードキャスト制御論理チャネルの一つ以上のシステム情報ブロックであり得る。本発明の一つの実施形態では、無線セル内の送信用の単一のブロードキャスト(トランスポート)チャネルにシステム情報ブロックをマッピングすることができる。別の実施形態では、複数のトランスポート・チャネル、例えば、固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルにシステム情報ブロックをマッピングすることができる。固定速度のトランスポート・チャネルは、固定速度のブロードキャスト・チャネルまたは一次ブロードキャスト・チャネルと表記されることもあり、一方、可変速度のトランスポート・チャネルは、可変速度のブロードキャスト・チャネルまたは二次ブロードキャスト・チャネルと表記されることもある。言い換えれば、固定速度のトランスポート・チャネルは、したがって、ブロードキャスト論理チャネルの「固定速度の部分」とみなすこともでき、一方、可変速度のトランスポート・チャネルは、ブロードキャスト論理チャネルの「可変速度の部分」とみなすこともできる。
もっと後でさらに詳細に説明するが、本発明の一つの実施形態によれば、個々のシステム情報ブロック(移動先セル特有のシステム情報の一部分)を、固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルのいずれか一方またはこれらの両方にマッピングすることができる。さらに、別の実施形態では、一つ以上のシステム情報ブロック(移動先セル特有のシステム情報の一部分)を移動先セルの異なる無線リソース上で同時に送信できる。
可変速度及び/または固定速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングは、移動端末によるこの情報の取得が端末の処理時間と電力消費の面で最適化できる点で有利であると言える。またこれにより得られるその他の利点としては、独立スペクトル割当てのすべてのサイズにおいて移動端末がブロードキャスト・システム情報を読み取る時間が改良されること、ブロードキャスト用のトランスポート・チャネルを設定する際にオペレータの柔軟性が増大すること、そして可変速度のトランスポート・チャネルにシステム情報をマッピングすることにより生じ得る、システム情報のスケジューリング効率の増加を挙げることができる。
概して言うと、制御メッセージ中のポインタは、少なくとも一つのシステム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報の一部分)のスケジューリングに関する情報を含み得る。システム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報の一部分)が可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合、ポインタは、例えば、送信フォーマット(例えば、時間−周波数プレーンにおける位置、すなわち、割り当てられたリソース・ブロックそのもの、使用される変調及び符号化方式、DTX−不連続送信も可能である)と各システム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報の一部分)の可変速度のトランスポート・チャネル上のタイミングを指示できる。システム情報ブロック (または移動先セル特有のシステム情報の一部分)が固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合、ポインタは、各システム情報ブロックの固定速度のトランスポート・チャネル上の位置(例えば、時間−周波数プレーンにおける位置、すなわち、割り当てられたリソース・ブロックそのもの)と、選択的に、各システム情報ブロックが移動先セルの下で共通タイミング基準に相対して、それに基づいて送信されるタイミングを指定できる。最後に、両方の場合において、ポインタは、そこから情報が有効であることを示す先頭のSFN(セルのタイミング基準の共通単位であるシステム・フレーム番号)を含み得る。さらに、システム情報ブロック(または移動先セル特有のシステム情報)を2つ以上のトランスポート・チャネルにマッピングすることが予見される場合には、ポインタは、各システム情報ブロック (または移動先セル特有のシステム情報の一部分)がそこへマッピングされるトランスポート・チャネルの指示を含むこともできる。
ブロードキャスト・チャネルの可変速度の部分上での関連システム情報の送信は、移動先セルにおいて、関係したシステム情報ブロックのスケジューリングのよりフレキシブルな実現を可能とし得ることに留意すべきである。しかし、本発明は、移動先セルのブロードキャスト・チャネル(BCHなど)の可変速度の部分上で関連システム情報を送信することだけに限定されない。ブロードキャスト・チャネルの固定速度の部分だけが使用される本発明の実現もまた予見され得る。
さらに、可変速度のトランスポート・チャネル上の送信は、「可変速度の送信」または「フレキシブルな速度の送信」と言い表すこともできる(これに応じて、可変速度のトランスポート・チャネルは、フレキシブルな速度のトランスポート・チャネルと表記することもできる)。
3GPPベースの通信システムにおける本発明の実現に関係した一つの例示的な実施形態によれば、システム情報の可変速度の送信は、可変のトランスポート・フォーマットを有するDL−SCHトランスポート・チャネルまたはBCHトランスポート・チャネル上での送信によって実現可能である。同様に、「固定速度の送信」は、例えば、システム情報用の固定のトランスポート・フォーマットを有するBCHトランスポート・チャネル上での送信によって実現可能である。
本発明の別の態様は、セル特有のシステム情報へのポインタを通信システム内の無線リソース制御エンティティ間で通信することに関係する。これは、例えば、セル内でのシステム情報の送信のための固定的な設定(各々隣接する無線リソース制御エンティティに知られている)が使用されていない場合には、有利であり得る。この態様によれば、典型的に隣接するセルの基地局どうしが互いに、報告を発するエンティティのセル内のセル特有のシステム情報を指し示すポインタ(例えば、スケジューリング情報及び/または関連システム情報のマッピング)を相手の基地局に通知できる。上記情報(ポインタまたは複数のポインタ)のシグナリングは、例えば、要求−応答メカニズムに基づいてもよいし、または、例えば、システム情報のマッピングの変更または送信フォーマット及び/またはシステム情報のタイミングの変更に対応して、ある無線リソース制御エンティティによって始動されてもよい。ハンドオーバやセル再選択など、システムで定義されたモビリティ手順は複数ある可能性があるので、無線リソース制御エンティティは各モビリティ手順に関連したシステム情報への各ポインタをシグナリングし得る(もちろん、同じシステム情報が複数のモビリティ手順に関連する場合、一つのポインタだけをシグナリングしてもよい)。3GPPベースの通信ネットワークにおけるこの態様の実現に関係する本発明の例示的な実施形態では、元のノードBは、一つ以上の隣接するノードBから一つ以上のモビリティ手順に関連したSIBのスケジューリングを通知され得る。前述したように、SIBのスケジューリングは固定的なトランスポート・フォーマットを使用できる、及び/またはトランスポート・チャネルへの固定的なマッピングが使用され得る。これは、例えば、全体的な動作及び保守(O&M)の一部として設定可能である。代替的に、スケジューリング及び/またはマッピングは、動的であってもよく、フレームまたはアプリケーション・プロトコルを用いて、ノードB間のX2インタフェース(図2を参照)を介してシグナリングされることにより交換可能である。最後に、ハード・ハンドオーバの場合には、所望の情報は、例えば、元のノードBから移動先のノードBへ送信されるハンドオーバ応答メッセージ中に組み込まれてもよい。
様々な例示的な実施形態による本発明の概念を以下にさらに詳しく述べる前に、本発明の一つの例示的な実施形態による(例えば、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)―論理チャネル上で送信される)システム情報の構成を、図4を参照して、さらに詳しく概説する。情報の構成は、木のような構造をとり得る。いわゆるマスター情報ブロック(MIB)が木構造の根を形成し、いわゆる各システム情報ブロック(SIB)がその枝となる。MIB情報は、ブロードキャスト・システム情報を運ぶ各SIBよりも少ない頻度で送信され得る。MIB中の情報は、MIB情報が送信されるたびに、個々の端末によって読まれる必要がないこともある。例示的な目的で、この実施形態では、システム情報は単一のブロードキャスト・トランスポート・チャネルにマッピングされると仮定できる。
例えば、MIB内の区分の一つ一つは、各システム情報ブロックに関する情報のために確保され得る。確保された区分に含まれた、各SIBに関連した制御情報は、次のような構成をとることができる。MIBのポインタに含まれる、SIBに関連した各制御情報は、各SIBが共通タイミング基準に相対して送信されるブロードキャスト・トランスポート・チャネル(固定速度または可変速度のトランスポート・チャネル)上の各SIBの位置を含み得る。さらに、SIBの繰返し周期が指示され得る。この繰返し周期は、各SIBが送信される周期を示す。上記制御情報は、タイマーに基づいた更新メカニズムのためのタイマー値、または代替的に、SIB情報のタグに基づいた更新メカニズムのための値タグをさらに含むことができる。
移動先セルにおけるMIBのこの典型的な構成とSIBの論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングを使用すると、典型的なブロードキャスト・トランスポート・チャネルの構成は、図9に示すような様相となり得る。移動端末が、このチャネル構成を有する移動先セルへアタッチするまたは接続するためにモビリティ手順を実行するとき、この移動先セルへアタッチまたは接続するように移動端末に通知する制御メッセージは、そのモビリティ手順のためのトランスポート・フォーマットと関連システム情報の相対的タイミングを示す制御情報を有するポインタを含んでなり得る。例えば、関連システム情報が、ハンドオーバ手順のためのSIB5とSIB17に含まれていたとすれば、制御メッセージのポインタが、移動先セルにおける上記のSIBを移動端末に指し示せるので、その結果、(例えば、MIBが移動先セルにおいてブロードキャストされた後に移動端末が制御メッセージに応答して移動先セルにアタッチする場合のように)MIBを最初に受信しなくとも、移動端末は移動先セルにアタッチすると同時に上記のSIBを受信できる。
次に、システム情報が固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルの一方または両方にマッピングされる、本発明の別の例示的な実施形態を説明する。図10は、システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合の本発明の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。例示的な目的で、本実施形態では、表1に提示したブロードキャスト・システム情報の各システム情報ブロック(SIB)への類別が適用されることが仮定できる。前掲の表1の内容は、ブロードキャスト・システム情報の内容と分類の一つの可能な例としてのみ考慮されるべきである。また、システム情報の異なる部分がブロードキャストされる頻度の分類及び異なる各SIBへのその分類は、例示的な目的でのみ役に立つように意図され、本発明をこの例に限定するように意図されてはいない。既存の移動通信システムの現行の発展と改良において、内容、フォーマット、送信周期等は、変わる可能性があると認識される。
さらに、システム情報は、移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされることが、例示的な目的でのみまた仮定できる。固定速度のトランスポート・チャネル上で、MIBは周期的に送信され、 MIBは、各SIBの固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルへのマッピングを識別する制御情報、並びに各SIBの送信フォーマット及び/またはタイミング(固定的ではないまたは予め設定されていない場合)を含み得る。例示的な目的で、可変速度のトランスポート・チャネルは、周波数領域における全システム帯域幅のうちの所定の帯域幅を使用するように仮定できる。このチャネル帯域幅は、図10に例示するように、周波数領域において複数のサブバンドまたはサブキャリアに分割できる。時間領域において、可変速度のトランスポート・チャネルの無線インタフェース・リソースは、個別のサブフレームに分割できる。各サブフレームには、時間領域中のサブフレームの相対的位置を示すシステム・フレーム番号(SFN)を割り当てることができる。
周波数領域でのサブバンドまたはサブキャリアと時間領域でのサブフレームは、ユーザに割当て可能な無線インタフェース・リソースの最小単位であり得るリソース・ブロックを形成する。もちろん、リソース・ブロックの定義は柔軟であり、例えば、リソース・ブロックが周波数領域での一つ以上のサブバンド/サブキャリア及び/または時間領域での一つ以上のサブフレームにわたることも可能である。さらに、送信時間間隔(TTI)の長さは、時間領域における1サブフレームの長さに等しいことが例示的な目的で仮定できる―もちろん、TTIは代替的に複数のサブフレームにわたってもよい。
先に説明したように、従来のシステムでは、新しい無線セル(移動先セル)へアタッチした移動端末は、移動先セル内のマッピング及びトランスポート・フォーマット及び/または各SIBのタイミングをそこから得るために、固定速度のトランスポート・チャネル上でMIBを先ず受信する必要があった。この制御情報を得てはじめて、移動端末は、ハンドオーバやセル再選択などのモビリティ手順を実行するための関連したSIBを含むSIBを受信できる。
移動先セルへアタッチ/接続するように指示する制御メッセージが移動先セル内でMIBが送信された後の時間インスタンス(例えば、0)に受信されるとすれば、モビリティ手順を実行するための関連したSIB受信できるようになるまでに移動端末は次のMIBを待つ必要があった。本発明のこの実施形態によれば、上記制御メッセージは、モビリティ手順を実行するための関連したSIB―この例ではSIB5とSIB17へのポインタを含んでなる。移動先セル内でMIBを逃したとしても、制御メッセージの上記ポインタが、移動先セル内のSIB5とSIB17のマッピング、タイミング及びトランスポート・フォーマットの情報を移動端末に与えるので、移動先セル内で次のMIBを受信せずとも、移動先セルへアタッチした時点で移動端末はこれらのSIBを受信でき、モビリティ手順を続行できる。
次に、本発明の例示的な実施形態による2つの例示的なモビリティ手順、ハード・ハンドオーバ手順とセル再選択手順を図7と図8を参照して説明する。
図7は、すでに前に説明したハード・ハンドオーバ手順を示す。本発明の一つの実施形態によるハード・ハンドオーバ手順の改良点を以下に説明する。例示的な目的で、各セルにおいてノードBが無線リソース制御エンティティとして動作すると仮定される。最初、UEは現在の無線セル(元のセル)内のノードBに接続されていて、ユーザ・プレーンのデータを元のノードBと交換する。3GPPベースのシステムでは、ユーザ・プレーンのデータを受信中はアクティブ状態にある。UEは、例えば、チャネル品質測定を元のノードBへ定期的に提供でき、この測定情報はUEが他セル(移動先セル)へハンドオーバされる必要があるか否かを決定するために、元のノードBによって評価される。UEを移動先のノードBへハンドオーバするように元のノードBが決定すると、元のノードBはハンドオーバ要求を移動先のノードBへ送信し、移動先のノードBはこの要求に応じてUEに対する入域許可制御を実行できる。この要求は、例えば、移動先のノードBがリソースをしかるべく設定できるように、UEに関係したサービス及びシステム情報のコンテクスト転送を含むことができる。UEが移動先のノードBへ接続するように入域許可される場合、移動先のノードBは、移動先のノードBがUEを移動先セルに接続するように準備中であることを元のノードBに知らせるハンドオーバ応答により応答する。この例示的な実施形態では、移動先のノードBによって送信されるハンドオーバ応答メッセージは、UEがハンドオーバ手順を実行するために関連した、移動先セル内の移動先セル特有のシステム情報及び/または移動先セル特有のシステム情報へのポインタを含み得る。さらに、例えば、元のセルと移動先セルが同期されていない場合には、移動先のノードBによって送信されるハンドオーバ応答は、ハンドオーバ指示の中でUEに提供可能な同期情報も含み得る。この同期情報は、例えば、個別メッセージに含まれることになるポインタに含まれた情報がそこから有効になる先頭の、移動先セルにおけるシステム・フレーム番号(SFN)であり得る。したがって、移動先セルのブロードキャスト・チャネルからSFNを取得後には、UEは元のセルのポインタに含まれた情報が適用可能であるか否かを知ることができる。
移動先のノードBからのハンドオーバ応答メッセージの受信に対応して、元のノードBはハンドオーバ指示をUEへ送信する。このハンドオーバ指示は、元のセル内のユーザ・プレーンを破棄して、移動先セル内でユーザ・プレーンを確立するように(すなわち、移動先セル内でアクティブ状態に入るように)UEに命令する個別制御メッセージである。3GPPベースのシステムでは、UEはハンドオーバ手順中でもアクティブ状態を継続している。移動先セル内でのユーザ・プレーンの確立を迅速化するために、上記ハンドオーバ指示は、(移動先セルへアタッチするのに)そして移動先セル内でユーザ・プレーンを確立するのに関連する移動先セル特有のシステム情報をUEに指し示すポインタを含み得る。
表1に示した典型的な類別を適用すると、移動先セルについてのこの関連情報は、例えば、SIB5、SIB7及びSIB17であり得る。この関連システム情報へのポインタをすでに受信したことにより、UEは、移動先セルへアタッチすると、移動先セルのブロードキャスト制御論理チャネルのSIB5、SIB7及びSIB17を取得できる。前述のとおり、移動先セル内でSIB5、SIB7及びSIB17を受信できるようになるために、UEはMIBを最初に受信する必要はない。関連システム情報を取得したら、移動先のノードBへハンドオーバ完了メッセージが送信された時点で、UEはユーザ・プレーンをアクティブ化でき、ユーザ・プレーン・データの交換を開始できる。
図8は、セル再選択手順を示す。ハード・ハンドオーバの場合と同様に、本発明の例示的な実施形態によるこの手順の改良点を次に説明する。各セルにおいてノードBが無線リソース制御エンティティとして動作することが、例示的な目的で仮定される。一般には、セル再選択手順は、アイドル・モードのUEによって実行される。図8に示した例では、 UEは最初はアクティブ・モードにあり、元のセルにおいてユーザ・プレーン・データを送受信することが、例示的な目的で仮定される。さらに、UEは元のノードBにトラヒック量測定を提供でき、この測定情報は、元のノードBがUEへの接続を維持すべきか否かを決定できるようにし、元のノードBで評価される。接続を維持せず、代わりにハンドオーバを実行する場合、接続解放メッセージによって元のノードBはUEへの接続を解放でき、その結果UEはアイドル・モードに入る。このメッセージによって、元のノードBは、UEのモビリティの制御をUEへいわば委譲する。本発明の一つの例示的な実施形態では、接続解放メッセージは、UEがセル再選択を実行するために関連した、可能性のある移動先セルにおける可能性のある移動先セル特有のシステム情報及び/または可能性のある移動先セル特有のシステム情報へのポインタを含んでなる。通常、可能性のある移動先セルは、元のセルに隣接するセルである。
接続解放を受信すると、UEは接続先の無線セルを選択するためにセル再選択を実行する。選択した移動先セルの関連システム情報及び/または関連システム情報へのポインタはUEに知られているから、UEはアタッチした時点で移動先セル内のシステム情報を読み始めることができる。さらに、UE(アイドル・モードの)が移動先セル内でページングされると仮定すると、または(図8に示すように)アクティブ状態になる、すなわち、ユーザ・プレーンの接続を確立する決定をすると仮定すると、UEと移動先のノードBは、接続要求、接続設定及び接続完了のメッセージを交換することによりユーザ・プレーンの接続を確立する。
図11は、システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、第1層アウトバンド識別が使用される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。
図11において、移動先セル内のシステム情報及びそれにかかわる制御シグナリングは、固定速度のトランスポート・チャネル、可変速度のトランスポート・チャネル及び可変速度のトランスポート・チャネルに付随した物理制御チャネルの3つの異なるチャネルにマッピングされることが示される。制御チャネルは、可変速度のトランスポート・チャネル上のシステム情報の送信フォーマットとタイミングを記述する制御情報を含むという形で、可変速度のトランスポート・チャネルに付随される。
さらに、モビリティ手順を実行時に及び移動先セルへのアタッチ時に、移動先セル内でシステム情報を受信すべき移動端末(または、同意義には、論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピング)は、各々の第1層アウトバンド識別によって指定され得る。したがって、論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングは、付随した物理制御チャネル(例えば、SCSCH)上で指示される。
移動先セルにおいて、ブロードキャスト制御論理チャネル(例えば、UMTSにおけるBCCH)上で、例えば、提供されるシステム情報は、図11の可変速度のトランスポート・チャネルと固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる。
マスター制御ブロック(MIB)は、固定速度のトランスポート・チャネル上で周期的に(MIB繰返し周期)送信される。例えば、MIBは、所定の数の送信時間間隔(TTIs)等の所定の時間長後に送信され得る。さらに、図10に示したのと同様の固定速度のチャネルとフレキシブルな速度のチャネルのチャネル構成を仮定すると、サブフレームは、1個以上のシステム情報ブロック(SIB)を有し得る。一つのSIBは、送信されるべきシステム・ブロードキャスト情報の一部分を有する。例えば、各SIBは、表1に例示した、ある類別の情報の所定のまたは設定可能なセットを含有し得る。
図11に示した例示的な実施形態で使用されるMIBを図12にさらに詳細に示す。図12は、本発明の一実施形態による図11に示したような第1層アウトバンド・シグナリング時の、固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの典型的なフォーマットを示す。MIBのこのポインタは、移動先セル内のシステム情報を指し示すために、元のセル内で移動端末に送信される制御メッセージに含めることもできる。第1層アウトバンド・シグナリングの場合には、移動先セル内の可変速度のトランスポート・チャネル上のスケジューリング情報を含む、移動先セル内の付随した物理制御チャネルを移動端末は読むものと仮定できる。したがって、上記ポインタは、移動先セル内の付随した物理制御チャネルの設定の情報も含有し得る。本発明のこの実施形態によるシステム・ブロードキャスト情報の構成は、先に概説したように木のような構造である。MIBは、制御情報の異なる部分部分を含有し、これらの部分部分の各々が各SIBに関連付けられている。同様に、元のセルを通じて移動端末へ送信される制御メッセージによって、移動セル内の例えばSIB5などの個別のSIBを指し示す場合には、その制御情報の構成と内容は、移動先セルのMIB内で用いられるものと同等であり得る。
移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネルへ送信のためにマッピングされる上記SIBにかかわる、MIB中のまたは制御メッセージ中のポインタ中の制御情報は次のような構成をとり得る。あるSIBに関連した各制御情報(SIB#nへのポインタ)は、そのSIBが共通タイミング基準に相対して送信される固定速度のトランスポート・チャネル上のそのSIBの位置を示す。各セルでは共通タイミング基準がSFNによって与えられると、例示的な目的で仮定される。SNF番号付けは隣接セル間で異なることもあるため、それに基づいてスケジューリング情報が有効になるSFNの情報を取得するように、制御メッセージ中で移動先セルのSNFが送信され得る。さらに、各SIBが送信される周期を示すSIBの繰返し周期が、MIBまたは制御メッセージのポインタ中で指示され得る。
可変速度のトランスポート・チャネルへマッピングされるシステム情報にかかわるポインタの制御情報は、固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされるシステム情報にかかわる制御情報とは異なる構成をとり得る。例示的な実施形態によると、MIBのポインタまたは制御メッセージのポインタ中のSIB17にかかわる制御情報は、SIB17が送信される可変速度のトランスポート・チャネルの指示を含んでなる。この指示は、図11では、MIBから可変速度のトランスポート・チャネルへ指し示す点線矢印によって示される。
前述したとおり、論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングを受信する移動端末に指示するために第1層アウトバンド識別が使用される。この目的のために、マッピングの識別が付随した制御チャネル上で送信される(「ID」を参照)。この識別は、例えば、受信側で各トランスポート・チャネルがそこへマッピングされるべき論理チャネルのデフォルトのまたは設定された識別子を使用することができる。これらの識別子はMIB中で送信され得る。使用される識別子は、デフォルト値であってもよいし、またはシステムによって設定されてもよい。
可変速度のトランスポート・チャネルに付随した制御チャネルは、可変速度のトランスポート・チャネル上のSIBのスケジューリングを示す制御情報を含んでなる。この制御チャネルは、制御メッセージに含まれるポインタによっても指示され得る。上記制御情報は、各SIBについて、共有チャネルにマッピングされたSIBのそのチャネル上の時間的な位置を少なくとも指示できる。本発明の別の実施形態では、付随した制御チャネル上の制御情報は、スケジューリング情報であり、かつ一括割当て、データ変調及びトランスポート・ブロック・サイズに関する情報を含み得る。
例示的な目的でのみUMTSシステムにおけるブロードキャスト・システム情報の送信に説明を戻すと、第1層アウトバンド識別とスケジューリング情報の送信は、可変速度のトランスポート・チャネルに限られ、固定速度のトランスポート・チャネルを介して伝達されるシステム情報ブロックのスケジューリング情報は、固定速度のトランスポート・チャネルのマスター情報ブロック内で、すなわち、第2層トランスポート・ブロック内で送信される。固定速度のトランスポート・チャネルの設定は、例えば、半固定的であることが可能であり、一方、共有ダウンリンク・トランスポート・チャネルの設定は半固定的または動的であること可能である。本発明のこの実施形態における可変速度のトランスポート・チャネルの動的設定の柔軟性は、ブロードキャスト・システム情報の迅速なスケジューリングを効率的にサポート可能なので、無線リソース利用の観点から有利であり得る。
本発明の例示的な実施形態では、可変速度のトランスポート・チャネルは、UMTSシステムの共有ダウンリンク・チャネル(SDCH)であることが可能であり、 一方、固定速度のトランスポート・チャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH)であることが可能であり、SDCHに付随した制御チャネルは、共有制御シグナリング・チャネル(SCSCH)であることが可能である。
図13は、システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、第2層インバンド識別が使用される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。
図13に示した例示的な実施形態では、識別のために付随した(物理)制御チャネルを必要としない、可変速度のトランスポート・チャネルが使用される。図11と図12に関連して説明した本発明の実施形態と同様に、図13に示した実施形態でも、システム情報は、固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる。論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングを指示する識別子(「ID」)と共有チャネル(例えば、SDCH)の半固定的な設定情報(タイミング及び送信フォーマット)と付随した物理制御チャネル(例えば、SCSCH)の設定は、インバンド(帯域内)で送信される。これは、情報の2つの部分が第2層で送信されることを意味する。例えば、識別(「ID」)は、可変速度のトランスポート・チャネルの第2層のパケットのヘッダ内で提供されることが可能であり、可変速度のトランスポート・チャネルの設定情報は、MIB内で提供されることが可能である。同様に、制御メッセージのポインタは、可変速度のチャネル上のSIBを指し示すとき、移動先セルのMIB中で提供される可変速度のトランスポート・チャネルの設定情報を含み得る。
識別子IDは、前述したように、デフォルトの識別子であってもよいし、または固定速度のトランスポート・チャネルのMIBを通じて設定されても/割当てられてもよい。図14は、図13でシステム情報ブロックのマッピングに使用されたマスター情報ブロックの典型的なフォーマットを示す。より詳しく言えば、図14は、本発明の一実施形態による図13に示したように、フレキシブルなブロードキャスト・チャネル上でスケジューリング情報を送信するために第2層インバンド・シグナリングが使用されるとき、固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの典型的なフォーマットを示す。MIBのこのポインタはまた、移動先セル内のシステム情報を指し示すために、元のセル内で移動端末に送信される制御メッセージに含めることができる。固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされたSIBにかかわる制御情報の構成は、図12に示したMIB中のものと同様である。可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされたSIBのMIB制御情報は、SIBがそれぞれそこにマッピングされた可変速度のトランスポート・チャネルの指示をさらに含み得る。同様にまた、制御メッセージのポインタは、移動先セルにおける関連SIB(s)のマッピングの指示も含んでなる。
一つの例示的な実施形態によると、システム情報は、表1に及び背景技術の節で提示されたように類別され得る。さらに、背景技術の節で説明した、MIBとSIBを使用したブロードキャスト・システム情報の木のような構成も、例示的な目的で仮定される。
LTE UMTSシステムとハード・ハンドオーバのケースを例示的な目的で想定すると、 制御メッセージは、元のセルを制御するノードB(元のノードB)からUEへ送信される[E−RRC]ハンドオーバ指示メッセージであり得る。したがって、元のノードBは、[E−RRC]ハンドオーバ指示メッセージに下記の情報を含めることができる。
- 各スケジューリング情報がそこから有効である先頭の、移動先ノードBのシステム・フレーム番号(SFN)、及び
- 移動先の拡張型ノードBによって制御された無線セルで有効である、SIB5及びSIB17(及び選択的にSIB7)のスケジューリング情報を含むMIBの一部(例えば、前述の「ポインタ」)
この例で、SIB5とSIB17の情報は、移動先セルへの無線接続の確立に関連するとみなせることに留意すべきである。
LTE UMTSシステムとセル再選択のケースを例示的な目的で想定すると、[E−RRC]RRC接続解放メッセージ(制御メッセージの一例)は、下記の情報を含むことができる。
- スケジューリング情報の各部分がそこから有効である先頭の、候補の移動先セル(複数のセル)を制御する各拡張型ノードBのSFN
- 候補の移動先セル・リスト中の各々の拡張型ノードBで有効である、SIB3及びSIB7(及び選択的にSIB5)のスケジューリング情報を含むMIBの一部(例えば、前述の「ポインタ」)
セル再選択手順に関係したこの例では、SIB3とSIB7の情報が移動先セルへのUEのアタッチに関連するとみなせる。
上記の2つの個別制御メッセージ(ここではRRC層制御メッセージ)の各々にポインタを含めることで、個別RRCメッセージに関連SIB情報を含める場合(この場合、結果的に、個別RRCメッセージは1キロバイトのサイズを容易に超え得る)に比べて、ハンドオーバまたはセル再選択の前に関連SIB情報をUEへ通信するためのシグナリング負荷は、メッセージ当り約100バイト減少され得る。
本発明の別の実施形態は、移動先セル内の可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされた関連のまたは重要なSIBの送信の信頼性を増加することに関係する。図15は、本発明の別の実施形態による、移動先セル内の固定速度のチャネルと可変速度のチャネルへのシステム情報の典型的なマッピングを示す。可変速度のチャネル上のデータ送信にリンク適応技術(適応変調及び符号化(AMC)及び/または電力制御など)を適用することを仮定すると、データ送信の信頼性は、データを受信する移動端末の幾何学的位置性により変わる可能性がある。例えば、移動端末がセル境界の近くに位置している場合、またはセル内を高速で移動する場合、移動端末はチャネル品質の劣化を経験すると考えられ(すなわち、低い幾何学的位置性にある)、その結果、総体的フレーム・エラー率が増加すると思われる。このような状況のシナリオでは、移動端末は関連の(または重要な)システム情報(例えば、ハンドオーバの場合にはSIB7とSIB17など)をうまく復号できずに、可変速度のトランスポート・チャネル上の関連の(または重要な)システム情報の繰返し周期Trep後の次の送信を移動端末は待たなければならなくなり、その結果、モビリティ手順の中断時間が増加される可能性が高くなり得る。
この問題を回避するために、ある時間インスタンス(サブフレームまたはTTI)に複数のリソース・ブロックで、可変速度のチャネルにマッピングされた関連の(または重要な)SIBを送信することが予見され得る(例えば、同じSIBをサブフレーム内の2個以上のリソース・ブロックで送信し得る)。例えば、図15において、SIB17は可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、ある時間インスタンスに2個のリソース・ブロックで送信される。同様にまた、可変速度のトランスポート・チャネルの連続するサブフレームに関連システム情報を繰り返すことも予見され得る。これに応じて、移動先セル内の関連システム情報を指し示す、制御メッセージ中のポインタは、関連SIBが繰り返される/送信される別々のリソース・ブロックを指示できる。
別の実施形態では、移動先セルへアタッチメント・ポイントを変更するように、または移動先セルへ接続性を変更するようにトリガするために、移動端末へ送信される制御メッセージに、移動先セル特有のシステム情報の一部分(例えば、個別のSIB)を含めることがさらに予見できる。図16は、制御メッセージ自体の中に移動先セル特有のシステム情報の一部分を含み、移動先セル特有のシステム情報の他の部分をポインタによって指し示す、本発明の一実施形態による制御メッセージの設定を示す。図16に示した例では、移動先セルのSIB5のシステム情報が制御メッセージ内に含まれ、制御メッセージ中のポインタは、(例えば)可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる、移動先セル内のSIB7とSIB17を指し示す。
別の例示的な実施形態によれば、移動端末のアタッチメント・ポイントを移動先セルへ変更するようにまたは移動先セルへ接続するように、受信した移動端末に指示する個別制御メッセージ内で関連SIBを送信するには、元のセル内のリソースが十分ではないことがあり得る。この場合には、関連SIBをさらに動的SIB(その内容が頻繁に変動される)と非動的SIB(その内容が頻繁に変動されない)に分類することができる。本発明のこの例示的な実施形態においても、移動先セルの個別の関連SIB(すなわち、システム情報の一部分)の制御メッセージ内での送信が予見され得る。この実施形態では、移動先セルの非動的SIBは、システム情報を失うことなく、制御メッセージ内に含めて送信され得る。移動先セルの動的SIBは、制御メッセージ中のポインタによって指し示すようにしても、または制御メッセージ内に含まれてもよい。これに応じて、前述したとおり、隣接するセルのリソース制御エンティどうしは、関連SIBを隣接する無線リソース制御エンティティへシグナリングすることによって、または自セル内の関連SIBへのポインタを隣接する無線リソース制御エンティティに提供することによって、関連システム情報をやり取りすることになる。移動先セル内の関連システム情報及び/または上記情報の位置とマッピングを認識し、元の無線リソース制御エンティティは、セル再選択を実行するまたは隣接するセル(移動先セル)へのハンドオーバを実行する移動端末に、移動先セル内の関連システム情報へのポインタを提供することも、または関連システム情報(の一部分)を―これが、セル接続解放コマンドまたはハンドオーバ指示に含まれるならば―直接提供することもできる。
表1に示したSIBの類別を例示的な目的で仮定し、移動端末がハード・ハンドオーバ手順を実行するものと仮定すると、移動先セルの動的SIBはSIB7とSIB17であり、一方、非動的SIBはSIB5である。セル選択(再選択)手順の場合、動的SIBはSIB7であり、非動的SIBはSIB3とSIB5であり得る。
時間的可変性により情報を一般的に分類するために(すなわち、動的または非動的)、その情報の変動の頻度を示す率f1とf2(f1<f2)を考えることができる。例えば、ある情報(SIB)について、その変動率fがf1とf<=f1の関係にあるならば、この情報(SIB)は時間的可変性が低いから、非動的であると分類できる。同じように、情報の変動率fがf1とf>f1の関係にあるならば、その情報は時間的可変性が高い、すなわち動的であると言える。
移動端末の大きな一群については、シグナリング負荷をさらに低減することが望ましいと思われる。本発明の別の実施形態は、モビリティ手順にとって重要なSIB(これらは、モビリティ手順を実行するために端末によって取得されなければならないSIBである)と重要でないSIB(これらは、モビリティ手順を実行するために端末によって取得されなくてもよいSIBである)を定義することによって、元のセル内のシグナリング負荷をさらに低減することを提案する。あるSIBが移動先セルの無線インタフェース上で接続性を確立することに関連するとみなせる、またはアタッチメント・ポイントを移動先セルへ変更することに関連する情報とみなせる場合もある一方、同じSIBが移動先セルの無線インタフェース上で接続性を確立するために重要ではない、またはアタッチメント・ポイントを移動先セルへ変更することに関連する情報として重要ではない場合もあることに留意すべきである。
例えば、表1に示したシステム情報の類別を例示的な目的でここでまた仮定し、ハード・ハンドオーバ手順を考えると、重要なSIBは、SIB5とSIB17、またはより一般的に言えば、共通物理チャネルの設定と接続モードでの共有物理チャネルへの設定に関する情報を含む移動先セルのシステム情報の一部分であり得る。この情報は、移動先セルへの接続を確立するために、すなわち、移動先セル内で再びアクティブ・モードに入り、ユーザ・プレーンのデータ転送を開始するために必要になり得る。しかし、ハード・ハンドオーバには重要ではないと思われる関連SIBは、移動先セルを制御する移動先のノードBが、ハンドオーバ応答メッセージにおい元のノードBへタイミング調整を送信するとすれば(図7を対照する)、アップリンク干渉(すなわち、表1中のSIB7)である。
重要なシステム情報またはSIBは、例えば、モビリティ手順を実行するために、移動端末によって取得されなければならないシステム情報の一部分またはSIBとして定義できる。一つの実施形態によれば、 重要なシステム情報またはSIB(s)を、上述したように、制御メッセージによって指し示すことができる、及び/または制御メッセージに含めることができる。重要なシステム情報/SIBと対比的に、重要でないシステム情報は、モビリティ手順を実行するために端末によって取得されなくてもよいシステム情報の一部分またはSIBであると言える。
ハード・ハンドオーバ手順では、重要でないSIBは、移動先のノードBが、ハンドオーバ応答メッセージにおいてサービング・ノードBへタイミング調整を送信するとすれば、アップリンク干渉に関するシステム情報(例えば、SIB7)であり得る。重要なSIBは、例えば、共通物理チャネルの設定に関するシステム情報(例えば、SIB5)と接続モードでの共有物理チャネルの設定に関するシステム情報(例えば、SIB17)であり得る。
ハード・ハンドオーバの後、UEの送信タイミングを推定し、必要であれば、サイクリック・プレフィックスの分数内にタイミングを調整するために、非同期ランダム・アクセスがノードBによって使用できる。非特許文献5(http://www.3pgg.orgで得られ、参照により本文書に援用される)に概説されているように、元のセル内で、移動端末は、アップリンク同期符号によりアップリンク・タイミング調整情報Δ1を取得できる。移動先のノードBも、同じアップリンク同期符号を受信でき、自己のタイミングに整合したタイミング調整情報Δ2を推定できる。移動先のノードBは、例えば、移動先のノードBから元のノードBへのハンドオーバ応答メッセージ中で、Δ2を元のノードBへフィードバックできる。したがって、ハード・ハンドオーバ手順の完了後の初期非同期ランダム・アクセスでは、UEはSIB7情報を取得する必要はないため、この情報は「重要な」情報には分類されない。
ハード・ハンドオーバのケースと同様に、セル選択(再選択)手順でも、重要なSIBと重要でないSIBを定義できる。一つの例では、セル再選択のために重要なSIBはSIB3とSIB7であり得る一方、SIB5は移動端末側発信のサービスでは重要ではないとみなせる。
個別メッセージの受信のためのタイミングに応じて、ブロードキャスト・チャネルの固定速度の部分と可変速度の部分での関連SIBの送信を組み合わせることも可能であることに留意すべきである。
さらに、本発明の他の実施形態は、移動端末のアタッチメント・ポイントを移動先セルへ変更するように、または移動先セルへ接続するように移動端末に命令するために、移動ノードへ送信された制御メッセージが失われた状況、または移動端末によってそれをうまく復号できない状況を想定する。個別シグナリング・メッセージが失われた場合は、制御メッセージを再送信できる。移動先セル特有のシステム情報に関する制御メッセージ情報の有効性を確実にするために、制御メッセージ中で指示されたSIB(すなわち関連システム情報)は、移動先セル内で周期的に再送可能とされる。図17は、上述したシナリオを示す。関連システム情報の一部分(例えば、ハンドオーバの場合にはSIB17)が移動先セルのBCCHのフレキシブルな速度の部分にマッピングされ、周期的に(繰返し周期Trep)送信されることが例示的な目的で仮定できる。
制御メッセージを再送信する必要がある場合、制御メッセージ中で指示されたシステム・フレーム番号がその間に変わった可能性があり、そのために移動先セル内での関連システム情報の取得に問題をきたすことがあり得る。したがって、再送信周期Trepを移動端末に指示することが予見され得る。シグナリングされた再送信周期に基づいて、移動端末は次に、繰返し周期と制御メッセージの(期限経過)SFNに基づいた正しいSFNを決定でき、BCCHのフレキシブルな部分から関連システム情報をそれが繰り返されるときに読むことができる。移動先セル特有のシステム情報の(個別部分)の繰返し周期は、 元のセル内の無線リソース制御エンティティによって、例えば、測定設定・メッセージ、ハンドオーバ指示メッセージ、またはRRC接続解放メッセージ中で移動端末にシグナリングされ得る。この例示的な実施形態による本発明の実現は、BCCHの可変速度の部分上にスケジュールされたSIBを実際上固定的な形で実現する場合には有利であると思われる。
別の実施形態では、移動先セル内での更新されたシステム・フレーム番号及び/または関連システム情報についての新しいスケジューリング情報を運ぶ追加のMAC PDUを再送信される制御メッセージを運ぶMAC PDU(s)と一緒に送信できる(図18を対照する)。この場合、移動先セル内のブロードキャスト・チャネルの可変速度の部分上でのSIB送信の実現は、それに順じて、限定的ではないが、ノードB内でのRRC/MACの相互動作(RRCとMAC間での新しいポインタを含む追加のプリミティブ)が必要になるというような、より複雑なMAC実現を必要とすると思われる。
新しいスケジューリング情報とこの情報の移動先のノードにとっての有効性を示すSFNは、元のノードBと移動先のノードB間のインタフェース(例えば、X2インタフェース―図2を参照)を介してフレーム・プロトコル/アプリケーション・プロトコル・メッセージ中で移動先のノードBによって提供されることが仮定できる。ここで、フレーム・プロトコル/アプリケーション・プロトコル・メッセージは、移動先のノードB内のRRCが利用できるようにするためにプロトコル変換を受けることもあり得る。移動先のノードBのRRC層は、情報を別個のPDU内に含められるように、新しいスケジューリング情報とSFNをプリミティブの形でMAC層に提供できる。
新しいスケジューリング情報とSFNを含むフレーム・プロトコルまたはアプリケーション・プロトコル・メッセージは、元のセル内のUEへの制御メッセージの送信失敗を移動先のノードBに通知する、元のノードBからのメッセージに応答して送信され得る。前述したとおり、この特異な実現は、移動先セル内の可変速度のトランスポート・チャネル上におけるシステム情報のスケジューリングのよりフレキシブルな実現を可能にでき、移動先のノードBは、元のセル内のUEへの制御メッセージの初期送信の失敗後に送信フォーマットを調整できるというように、例えば、可変速度のトランスポート・チャネル上のリソースの現在の可用性に対処するために有益であり得る。
セル再選択の場合、UEによって選択される可能性のある候補としていくつもの隣接無線セルがある可能性がある。そのために、可能性のある移動先セルであるすべての隣接セルについてのセル特有のシステム情報へのポインタがそこに含まれるとすれば、接続解放メッセージの全体サイズが大きくなりすぎることがあり得る。本発明の一つの例示的な実施形態では、移動端末のアタッチメント・ポイントを変更するように移動端末に指示する制御メッセージ内のセル再選択の可能性のある移動先セルに関する情報のサイズは、測定報告に基づいたネットワーク中で発生される下記のイベントの一つに応じて減少され得る。
- 新しいセルが所定の報告範囲に入る(すなわち、測定報告がしきい値レベルを上回るチャネル品質を示す)。そのセルを移動端末へ報告するセル・リストに追加する。
- リスト中のあるセルが報告範囲を出る(すなわち、測定報告がしきい値レベル以下のチャネル品質を示す)。そのセルをセル・リストから削除する。
図19に例示的な目的で示したように、移動端末は、移動方向に沿って移動でき、その移動により隣接するセルA〜Cのチャネル品質の変動を経験し、報告する。移動端末を現在サーブしているノードBによって保持された初期の隣接セル・リストは、最初はセルA、セルB及びセルCを含むが、最終的にセルCの方向へ移動したとき、隣接セル・リストはセルBとセルCだけを含むようになる。しかるべく、移動端末の位置に応じて、接続解放メッセージを移動端末へ送信する決定をするときに、現在サーブしているノードB(元のノードB)からの接続解放メッセージは、セルA〜CそれぞれにおけるまたはBとCそれぞれにおける関連システム情報へのポインタを含むことができる。
さらに、すでに簡単に前述したように、ここで様々な例示的な実施形態において概説した本発明の概念は、例えば、図1または図2に例示したアーキテクチャを有し得る、背景技術の節で説明したような移動通信システムにおいて有利に利用可能であることに留意すべきである。この例示したネットワーク・アーキテクチャにおいて、固定速度のトランスポート・チャネル(例えば、ブロードキャスト・トランスポート・チャネル)及び/または可変速度のトランスポート・チャネル(例えば、共有トランスポート・チャネル)は、移動局(UE)と基地局(ノードB)間の無線インタフェース上のアップリンク及び/またはダウンリンクでの通信に使用可能である。上記移動通信システムにおける通信には、例えば、OFDM方式、MC−CDMA方式、またはパルス整形を用いたOFDM方式(OFDM/OQAM)が使用できる。いくつかの実施形態では、スケジューラが、リソース・ブロック単位で(すなわち、時間領域ではサブフレーム単位)または送信時間間隔(TTI)単位でリソースをスケジュール可能であり、後者の場合、TTIは時間領域において1個以上のサブフレームからなると仮定できる。さらに別の実施形態では、適応変調及び符号化(AMC)、送信電力制御及び/またはHARQなどのリンク適応技術が、共有トランスポート・チャネル上の通信に適用され得る。
本発明の一つの実施形態では、共有トランスポート・チャネルは、10 MHzの帯域幅をもち、15 kHのサブキャリア間隔で600個のサブキャリアからなる。600個のサブキャリアは24個のサブバンド(それぞれ25個のサブキャリアを含む)にグループ分けでき、各サブバンドは375 kHzの帯域幅を占有する。サブフレームは0.5 msの長さをもつと仮定すると、リソース・ブロック(RB)は、375 kHzと0.5 msにわたる大きさになる。
代替的に、1サブバンドが12個のサブキャリアから構成されてもよく、このようなサブバンド50個が利用可能な600個のサブキャリアを構成する。2個のサブフレームに相当する1.0 msの送信時間間隔(TTI)を用いると、この例では、リソース・ブロック(RB)は300 kHzと1.0 msにわたる大きさになる。
本発明の別の実施形態は、ハードウェア及びソフトウェアを使用した、上述した様々な実施形態の実現に関係する。本発明の多様な実施形態は、コンピューティング・デバイス(プロセッサ)を使用して実現または実施され得ることが認識される。コンピューティング・デバイスまたはプロセッサは、例えば、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはその他のプログラム可能な論理デバイス等であり得る。本発明の多様な実施形態は、上記のデバイスの組合せによって実施または実現されてもよい。
さらに、本発明の多様な実施形態は、プロセッサで実行されるまたは直接ハードウェアに組み込むソフトウェア・モジュールを用いても実現可能である。また、ソフトウェア・モジュールとハードウェア実装の組合せも可能である。ソフトウェア・モジュールは、コンピュータで読取り可能などんな種類の記憶媒体3/4例えば、RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、レジスタ、ハード・ディスク、CD−ROM、DVD等3/4に記憶されてもよい。
以上の文面において、本発明の様々な実施形態とその変形を説明した。具体的な実施形態の形で示した本発明へのいろいろな変形及び/または修正が、広義に説明された本発明の精神または範囲を逸脱しない限りにおいてなされ得ることは当業者によって理解されるであろう。
上記の実施形態の大部分は3GPPベースの通信システムに関連して概説されており、以上の節で使用された用語は3GPPの用語に主に関係することにさらに留意すべきである。しかし、3GPPベースのアーキテクチャにかかわる多様な実施形態の用語と説明は、本発明の原理と概念を上記のシステムに限定するように意図されてはいない。
また、前述の背景技術の節で述べた詳細な説明は、本文書に説明した主に3GPPの特徴を生かした例示的な実施形態をよりよく理解してもらうためのものであり、移動通信ネットワークにおけるプロセス及び機能のここで述べた特定の実現に本発明を限定するものと理解すべきではない。しかしながら、本文書で提案された改良は、背景技術の節で説明したアーキテクチャに容易に適用可能である。さらに、本発明の概念は、3GPPによって現在検討中のLTE RANに容易に使用することもできる。
UMTS R99/4/5によるUMTSのハイレベル・アーキテクチャを示す。 3GPP LTEの研究プロジェクトによるUTRANの典型的なアーキテクチャを示す。 UTRANの無線インタフェース・プロトコル・アーキテクチャの概要を示す。 マスター情報ブロック(MIB)の構成を示す。 等しいサイズの3個のサブバンドに分割された15 MHzのシステム帯域幅サイズを想定し、各端末固有の帯域幅能力が5、10及び15 MHzであると仮定した場合の典型的な配置のシナリオを示す。 固定速度のブロードキャスト・チャネルがシステムの中心周波数付近に提供される場合における、20MHzのシステム帯域幅をもつ通信システムでの10 MHzのUEのキャンピングを示す。 UMTSによる典型的なハード・ハンドオーバ手順を示す。 UMTSによる典型的なセル再選択手順を示す。 図4のMIB構成を使用するブロードキャスト・トランスポート・チャネル上のMIBとSIBの典型的な構成を示す。 システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる場合の本発明の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。 システム情報がマッピングされる場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。 本発明の一実施形態による図11に示した第1層アウトバンド・シグナリング時の、固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの典型的なフォーマットを示す。 システム情報が固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされ、第2層インバンド・シグナリングが使用される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。 本発明の一実施形態による図13に示した第2層インバンド・シグナリング時の、固定速度のトランスポート・チャネルと可変速度のトランスポート・チャネルへのシステム情報ブロックのマッピングを指示するポインタを含むMIBの典型的なフォーマットを示す。 システム情報の一部分が異なるリソース・ブロックで同時に送信される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。 システム情報の一部分が制御メッセージに含まれる場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージに含めることの概念を示す。 移動先セル特有のシステム情報の繰返し周期が移動端末に指示される場合の本発明の別の例示的な実施形態による、移動先セル特有のシステム情報へのポインタを元のセルを介して送信される制御メッセージとその再送に含めることの概念を示す。 本発明の別に実施形態による、元のセルを介して送信される制御メッセージの再送により更新されたSFNとスケジューリング情報を送信するために追加のMAC PDUを使用することの概念を示す。 隣接セル・リストが複数のセルを含み、各セルについてのセル特有のシステム情報への各ポインタがモビリティ手順を実行するときに移動端末への制御メッセージに含まれることになる状況での、例示的な実施形態による隣接セル・リストの更新を示す。

Claims (47)

  1. 移動通信システム内において、移動先セル特有のシステム情報について移動端末に通知するための方法であり、前記方法は、
    元のセルの無線リソース制御エンティティから送信された制御メッセージによって、元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように前記移動端末に指示を与えるステップを有し、
    前記制御メッセージは、移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなる、方法。
  2. 前記移動先セル特有のシステム情報は、前記移動先セルの無線インタフェース上で接続性を確立することに関連する情報またはアタッチメント・ポイントを前記移動先セルへ変更することに関連する情報を含んでなる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記制御情報に含まれた前記少なくとも一つのポインタを使用して、移動先セルにおける前記移動先セル特有のシステム情報を前記移動端末が受信するステップをさらに有する請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記移動先セルにおける前記移動先セル特有のシステム情報は、固定速度のトランスポート・チャネルまたは可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされる、請求項1から請求項3のうちのいずれかに記載の方法。
  5. ポインタは、前記移動先セル内の前記固定速度のトランスポート・チャネル及び/または前記可変速度のトランスポート・チャネルへの前記移動先セル特有のシステム情報のマッピングを指示する、請求項4に記載の方法。
  6. ポインタは、前記移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分についての送信フォーマットとタイミングを含んでなるスケジューリング情報がそこから有効になる先頭のシステム・フレーム番号を含んでなる、請求項1から請求項5のうちのいずれかに記載の方法。
  7. 無線リソース制御プロトコルによる制御メッセージの再送信時には、更新されたシステム・フレーム番号または前記移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分についての送信フォーマットとタイミングを含んでなる更新されたスケジューリング情報を指示する、媒体アクセス制御プロトコル特有のプロトコル・データ・ユニットが前記移動端末へ送信される、請求項6に記載の方法。
  8. 制御メッセージは、前記移動先セル特有のシステム情報が移動先セル内で再送信される間隔を指定する再送信周期または更新されたシステム・フレーム番号を指示する、請求項5に記載の方法。
  9. 前記移動端末は、前記システム・フレーム番号と前記再送信周期に基づいて、更新されたシステム・フレーム番号を決定する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記固定速度のトランスポート・チャネルは、固定のトランスポート・フォーマットを有するブロードキャスト・トランスポート・チャネルであり、前記可変速度のトランスポート・チャネルは、可変のトランスポート・フォーマットを有する共有トランスポート・チャネルまたはブロードキャスト・トランスポート・チャネルである、請求項4から請求項9のうちのいずれかに記載の方法。
  11. 前記移動先セル特有のシステム情報は、少なくとも一つのシステム情報ブロックの形態で送信される、請求項1から請求項10のうちのいずれか一つに記載の方法。
  12. 前記ポインタは、各システム情報ブロックが、移動先セル内の固定速度のトランスポート・チャネル及び/または可変速度のトランスポート・チャネルのいずれにマッピングされているかを指示する、請求項11に記載の方法。
  13. システム情報ブロックが前記可変速度のトランスポート・チャネルにマッピングされている場合は、前記ポインタは、前記可変速度のトランスポート・チャネル上の各システム情報ブロックの送信フォーマットとタイミングを指示する、請求項12に記載の方法。
  14. システム情報ブロックが前記固定速度のトランスポート・チャネルにマッピングされている場合は、前記ポインタは、移動先セル内の前記固定速度のトランスポート・チャネル上の各システム情報ブロックの位置を指定し、各システム情報ブロックが再送信される繰返しサイクルを必要に応じて選択的に指定する、請求項10から請求項13に記載の方法。
  15. 前記可変速度のトランスポート・チャネルに付随した制御チャネル上で制御情報を送信するステップをさらに有し、前記制御情報は前記可変速度のトランスポート・チャネル上で送信される各システム情報ブロックの送信フォーマットとタイミングを指示する、請求項5から請求項14のうちのいずれかに記載の方法。
  16. 前記制御情報は、論理チャネルからトランスポート・チャネルへのマッピングの識別をさらに含んでなる、請求項15に記載の方法。
  17. 前記移動先セル特有のシステム情報への前記ポインタは、前記移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分がそこにマッピングされている、少なくとも一つの可変速度のトランスポート・チャネルの設定に関する情報を含んでなる、請求項1から請求項16のうちのいずれかに記載の方法。
  18. 前記制御メッセージは、前記移動先セル特有のシステム情報の一部分を含んでなる、請求項1から請求項17のうちのいずれかに記載の方法。
  19. 前記移動先セル特有のシステム情報の少なくとも一部分は、移動通信システムの無線インタフェースの少なくとも2個の異なるリソース・ブロックで同時に送信される、請求項1から請求項18のうちのいずれかに記載の方法。
  20. 前記一部分は、少なくとも一つのシステム情報ブロックの情報に相当する、請求項18または請求項19に記載の方法。
  21. 前記制御メッセージは、可能性のある複数の隣接セルのうちの一つにアタッチするように移動端末に指示を与える、請求項1から請求項20のうちのいずれかに記載の方法。
  22. 隣接するセルを制御する無線リソース制御エンティティから隣接するセル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを、前記元のセルを制御する無線リソース制御エンティティが受信するステップをさらに有する、請求項1から請求項21のうちのいずれかに記載の方法。
  23. 前記少なくとも一つのポインタは、フレーム・プロトコルまたはアプリケーション・プロトコル・メッセージを介して、前記移動先セルの無線リソース制御プロトコルから前記元のセルの無線リソース制御エンティティによって受信される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記隣接するセルが前記移動端末のハンドオーバの前記移動先セルである場合、または前記隣接するセルがセル選択またはセル再選択を実行時に前記移動端末がそこへアタッチする可能性のあるセルのうちの一つである場合、前記隣接する無線リソース制御エンティティから受信した前記ポインタを前記制御メッセージに含めるステップをさらに有する、請求項22または請求項23に記載の方法。
  25. 元のセルから移動先セルへの移動端末の接続性またはアタッチメントの変更は、ハンドオーバ手順、セル選択手順またはセル再選択手順の一部である、請求項1から請求項24のうちのいずれかに記載の方法。
  26. 前記移動先セルにおいて動的に変化するシステム情報にかかわる前記移動先セル特有のシステム情報は、前記制御メッセージ中の前記ポインタによって指し示され、一方、動的に変化しないシステム情報にかかわる移動先セル特有のシステム情報は、前記制御メッセージ内に含まれる、請求項1から請求項25のうちのいずれかに記載の方法。
  27. 前記移動先セルの重要なシステム情報にかかわる移動先セル特有のシステム情報は、前記制御メッセージ中の前記ポインタによって指し示され、一方、重要ではないシステム情報にかかわる移動先セル特有のシステム情報は、前記制御メッセージに含まれた前記ポインタによって指し示されることもなく、前記制御メッセージ内に含まれることもない、請求項1から請求項25のうちのいずれかに記載の方法。
  28. 重要なシステム情報は、モビリティ手順を実行するために必要な情報である、請求項27に記載の方法。
  29. ハード・ハンドオーバ手順を実行するために前記移動端末が取得しなければならない重要なシステム情報は、前記移動先セルにおける共通物理チャネルの設定に関する情報及び/または前記移動先セルにおける共有物理チャネルの設定に関する情報である、請求項27または請求項28に記載の方法。
  30. セル選択またはセル再選択手順を実行するために前記移動端末が取得しなければならない重要なシステム情報は、移動先セルについてのセル選択パラメータに関する情報及び/または前記移動先セルにおける前記アップリンク干渉に関する情報である、請求項27または請求項28に記載の方法。
  31. 前記移動先セル特有のシステム情報は、前記移動先セル内で周期的に送信される、請求項1から請求項30のうちのいずれかに記載の方法。
  32. 前記制御メッセージは、無線リソース制御プロトコル・メッセージである、請求項1から請求項31のうちのいずれかに記載の方法。
  33. 前記移動先セル特有のシステム情報は、前記移動先セルのブロードキャスト制御論理チャネル上で送信されるシステム情報である、請求項1から請求項32のうちのいずれかに記載の方法。
  34. 移動通信システム内において、当該無線リソース制御装置によってサーブされた移動端末に、移動先セル特有のシステム情報について通知するための無線リソース制御装置であり、
    前記移動端末に制御メッセージを送信することによって、当該無線リソース制御装置によってサーブされた元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように前記移動端末に指示を与えるための通信ユニットを具備し、
    前記制御メッセージは、移動先セル内の移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなる、無線リソース制御装置。
  35. 前記通信ユニットは、少なくとも一つの隣接するセルから、隣接するセル特有のシステム情報への各ポインタを受信するように動作できる、請求項34に記載の無線リソース制御装置。
  36. 隣接するセルから受信した少なくとも一つのポインタは、前記制御メッセージに含まれる、請求項35に記載の無線リソース制御装。
  37. 前記制御メッセージは、前記移動端末に送信される個別のメッセージである、請求項34から請求項36のうちのいずれかに記載の無線リソース制御装置。
  38. 前記通信ユニットは、当該無線リソース制御装置によって制御されたセルに特有のシステム情報に関するポインタを少なくとも一つの隣接する無線リソース制御装置へ送信するように適合される、請求項34から請求項37のうちのいずれかに記載の無線リソース制御装置。
  39. 当該無線リソース制御装置によって制御されたセルに特有のシステム情報に関する前記ポインタは、少なくとも一つのアプリケーション・プロトコルまたはフレーム・プロトコル・メッセージ中で送信される、請求項38に記載の無線リソース制御装置。
  40. 請求項1から請求項33のうちのいずれか一つに記載された前記方法を実行するように適合された手段をさら具備する、請求項34から請求項39のうちのいずれか一つに記載の無線リソース制御装置。
  41. 移動通信システムにおいて使用される移動端末であり、
    元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように当該移動端末に指示する制御メッセージを受信するための通信ユニットを具備し、前記制御メッセージは前記元のセルの無線リソース制御装置から受信され、前記制御メッセージは移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなり、
    前記移動端末は、前記制御メッセージに含まれた前記移動先セル特有のシステム情報への前記ポインタを使用して、前記移動先セルへアタッチまたは接続するように構成される、移動端末。
  42. 請求項1から請求項33のうちのいずれか一つに記載された前記方法を実行するように適合された手段をさら具備する、請求項41に記載の移動端末。
  43. 請求項34から請求項40のうちのいずれか一つに記載した無線リソース制御装置と請求項41及び請求項42に記載した移動端末を含んでなる通信システム。
  44. 無線リソース制御装置のプロセッサにより実行時に、移動通信システム内において、当該無線リソース制御装置によってサーブされた移動端末に、移動先セル特有のシステム情報について通知するように前記無線リソース制御装置を動作させる命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体であり、
    移動先セル特有のシステム情報についての通知は、制御メッセージを前記移動端末に送信することによって、当該無線リソース制御装置によってサーブされた元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように前記移動端末に指示を与えることによって行なわれ、
    前記制御メッセージは、前記移動先セル内の移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなる、コンピュータにより読取り可能な媒体。
  45. 前記無線リソース制御装置のプロセッサにより実行時に、請求項1から請求項33のうちのいずれか一つに記載された前記方法の各ステップを実行するように、前記無線リソース制御装置を動作させる命令をさらに記憶する、請求項44に記載のコンピュータにより読取り可能な媒体。
  46. 移動通信システム中の移動端末のプロセッサにより実行時に、
    元のセルから移動先セルへ接続性またはアタッチメント・ポイントを変更するように前記移動端末に指示する制御メッセージを受信し、前記制御メッセージは元のセルの前記無線リソース制御装置から受信され、前記制御メッセージは移動先セル特有のシステム情報への少なくとも一つのポインタを含んでなり、
    前記制御メッセージに含まれた前記移動先セル特有のシステム情報への前記ポインタを使用して、前記移動先セルへアタッチまたは接続するようにする、
    命令を記憶するコンピュータにより読取り可能な媒体。
  47. 前記移動端末のプロセッサにより実行時に、請求項1から請求項33のうちのいずれか一つに記載された前記方法の各ステップを実行するように、前記移動端末を動作させる命令をさらに記憶する、請求項46に記載のコンピュータにより読取り可能な媒体。
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