JPWO2007096938A1 - 集魚灯、集魚灯装置およびその冷却方法 - Google Patents

集魚灯、集魚灯装置およびその冷却方法 Download PDF

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Abstract

中空構造を有する支持手段を用いて水冷構造を構成し、専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができる集魚灯、集魚灯装置およびその冷却方法を提供する。集魚灯100は、光源体10と、冷却構造部材としての支持手段20と、前カバー30と、後カバー40とから構成されている。支持手段20は、中空構造を有するパイプ状の部材から形成され、長手方向に冷却液が通過するための貫通孔21と、貫通孔21の内部へ突出して散熱面積を増やすための凸部22と、後カバー40を支持するカバー支持部23とを有する。光源体10は支持手段20の前面に取り付けられる。点灯する際に、冷却液を支持手段20の内部に通過させることで光源体10を冷却することができる。

Description

本発明は、いか釣船、サンマ漁船などの漁船に取り付けられ、船上からの光で魚類を集め、効率よく漁を行うための集魚灯に関する。詳しくは、発光ダイオード(LED)光源の発熱を効率的に放熱して発光ダイオード本来の機能を十分に発揮させるとともに、耐久性の向上を図る集魚灯、集魚灯装置およびその冷却方法に係るものである。
集魚灯としては現在、多数の光源(白色光源、メタルハライド灯)を船体上方の部位に並設し、船上から海面を照射するものである。従来、いか釣船などの漁船に設置される集魚灯を夜間に点灯させると船体両側の水面を照らして魚類が船体の近くに集まる習性を利用してイカや魚などを捕獲する。
近年、漁船の燃費を削減し、水中での光減衰が少なくするために、発光ダイオードを光源とする集魚灯が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図15は、青色系発光ダイオードを光源とする集魚灯の例を示す図である。この場合、集魚灯500は、発光ダイオード501を光源とする。青色系発光ダイオードを複数個、基板502の上にマトリックス状に配置して、LED面状光源に構成する。この集魚灯500は、船上に吊り下がるように取付けられる。
特開2003−134967号公報
しかし、上述した集魚灯500のように、大量の発光ダイオードを使用する場合は、発光ダイオード自体から発せられる熱による発光ダイオードの劣化が発生するという問題点があった。
また、上述した集魚灯500の冷却方法に関して、発光ダイオード光源は空気中で自然冷却のみであり、冷却液で発光ダイオード光源を冷却する方法は用いられなかった。
また、上述した集魚灯500を用いて集魚灯装置を構成する場合、集魚灯500を船上に吊り下がるように取付けるしかない、風および船の揺れにより集魚灯が不安定になり、損壊の恐れがあるという問題点があった。
そこで、本発明は、光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材の中に冷却液を通過させることで、専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができる集魚灯、集魚灯装置を提供することを目的とする。
また、冷却構造部材の一端または両端を保持することで、より安定的に固定することができる集魚灯装置を提供することを目的とする。
また、冷却構造部材の中に冷却液を通過させ、冷却液を循環させまたはそのまま放出することができる集魚灯装置の冷却方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る集魚灯は、請求項1〜4に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1に記載のように、船上からの光で魚類を集める集魚灯において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、前記基板側に配置され前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と備え、前記冷却構造部材は、長手方向の両端側に前記船に設置する際に保持される保持部を有することを特徴とする。
また、請求項2に記載のように、前記冷却構造部材は、前記基板の背面に配置され、中空構造を有することを特徴とする。
また、請求項3に記載のように、前記冷却構造部材は、長手方向の表面側に前記基板を取り付ける基板取付面と、長手方向に貫通する孔と、冷却液用配管に接続する端部とを備える杆状部材であることを特徴とする。
また、請求項4に記載のように、前記孔の内部に放熱するためのフィンが形成されることを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る集魚灯装置は、請求項5〜8に記載の手段を採用する。
即ち、請求項5に記載のように、船上からの光で魚類を集める集魚灯装置において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、前記基板側に配置され、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と、前記冷却構造部材の長手方向の一端または両端側の所定部位を保持する保持手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載のように、船上からの光で魚類を集める集魚灯装置において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、前記基板側に配置され、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と、前記冷却構造部材の長手方向の両端側の所定部位を回動可能に保持する保持手段と、前記冷却構造部材を所定角度に回動させ、前記光源体の照射角度を調整する角度調整手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載のように、請求項5または請求項6の集魚灯装置において、前記冷却構造部材は、前記基板の背面に配置され、中空構造を有することを特徴とする。
また、請求項8に記載のように、請求項6の集魚灯装置において、前記角度調整手段は、手動で前記冷却構造部材を所定角度に回動させ、止めネジで固定することを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る集魚灯装置の冷却方法は、請求項9〜12に記載の手段を採用する。
即ち、請求項9に記載のように、船上からの光で魚類を集めるための集魚灯装置の冷却方法において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体の基板側に中空構造の冷却構造部材を配置し、該冷却構造部材は、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成し、かつ長手方向の両端側に前記船に設置する際に保持される保持部を有し、前記冷却構造部材の一端または両端側の前記保持部を保持し、集魚灯装置が点灯する際に、前記冷却液を前記冷却構造部材の中に通過させ、前記光源体を冷却することを特徴とする。
また、請求項10に記載のように、請求項9の集魚灯装置の冷却方法において、前記冷却構造部材の中を通過した冷却液を前記冷却構造部材に接続された冷却液用配管を介して循環させ、前記光源体を冷却することを特徴とする。
また、請求項11に記載のように、請求項9の集魚灯装置の冷却方法において、前記冷却構造部材の中を通過した冷却液を前記冷却構造部材に接続された冷却液用配管を介して放出し、前記光源体を冷却することを特徴とする。
また、請求項12に記載のように、請求項9ないし請求項11のいずれかの集魚灯装置の冷却方法において、前記冷却構造部材の中に冷却液としての海水を通過させ、前記光源体を冷却することを特徴とする。
本発明の請求項1記載の集魚灯によれば、冷却液が冷却構造部材の内部を通過することで、光源体を冷却することができ、また、専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができる。そのため、発光ダイオードの劣化等が発生することを抑制することができる。
本発明の請求項2記載の集魚灯によれば、冷却構造部材は、基板の背面に配置され、中空構造を有することで、基板の背面で直接冷却することができる。
本発明の請求項3記載の集魚灯によれば、冷却構造部材は、長手方向の表面側に前記基板を取り付ける基板取付面と、長手方向に貫通する孔と、冷却液用配管に接続する端部とを備える杆状部材であるため、既製の杆状部材(例えばパイプ状部材)を用いることができる。
本発明の請求項4記載の集魚灯によれば、冷却構造部材の通孔の内部に放熱するためのフィンが形成されることで、熱伝導面積を増やすことができる。
本発明の請求項5記載の集魚灯装置によれば、冷却液が冷却構造部材の内部を通過することで、光源体を冷却することができ、また、専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができる。そのため、発光ダイオードの劣化等が発生することを抑制することができる。また、冷却構造部材の一端または両端を保持することで、より安定的に固定することができる。
本発明の請求項6記載の集魚灯装置によれば、光源体の照射角度を自由に調整することができる。冷却液が冷却構造部材の内部を通過することで、光源体を冷却することができ、また、専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができる。そのため、発光ダイオードの劣化等が発生することを抑制することができる。また、冷却構造部材の一端または両端を保持することで、より安定的に固定することができる。
本発明の請求項7記載の集魚灯装置によれば、冷却構造部材は、基板の背面に配置され、中空構造を有することで、基板の背面で直接冷却することができる。
本発明の請求項8記載の集魚灯装置によれば、角度調整手段は、手動で前記冷却構造部材を所定角度に回動させ、止めネジで固定することで、機構を簡潔化することができ、コストの削減を図ることができる。
本発明の請求項9記載の集魚灯装置の冷却方法によれば、集魚灯装置が点灯する際に、冷却液を冷却構造部材の中に通過させ、光源体を冷却するようになされるので、専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができる。そのため、発光ダイオードの劣化等が発生することを抑制することができる。
本発明の請求項10記載の集魚灯装置の冷却方法によれば、冷却構造部材の中を通過した冷却液を冷却構造部材に接続された冷却液用配管を介して循環させ、光源体を冷却することにより、冷却液を再利用することができ、冷却液のコストを削減することが可能となる。
本発明の請求項11記載の集魚灯装置の冷却方法によれば、冷却構造部材の中を通過した冷却液を冷却構造部材に接続された冷却液用配管を介して放出することにより、冷却液を再処理することが必要なく、再処理に関する設備費用を削減することができる。また循環使用ための冷却液の処理コストを削減することができる。
本発明の請求項12記載の集魚灯装置の冷却方法によれば、冷却液しての海水を用いることで、淡水を節約することができる。
集魚灯100の構成例を示す斜視図である。 集魚灯100の構成例を示すA−A断面図である。 集魚灯装置101の構成例を示す斜視図である。 集魚灯装置101の構成例を示すブロック図である。 集魚灯装置200の構成例を示す斜視図である。 集魚灯装置200の構成例を示すブロック図である。 集魚灯装置200の配置状態を示す側面図である。 集魚灯装置200の配置状態を示す平面図である。 集魚灯装置300の構成例を示すブロック図である。 集魚灯装置300の配置状態を示す側面図である。 集魚灯装置300の他の配置例を示す図である。 集魚灯の他の構成例を示す断面図である。 集魚灯の他の構成例を示す断面図である。 集魚灯の他の構成例を示す断面図である。 従来の発光ダイオードを光源とする集魚灯の例を示す図である。
符号の説明
1 漁船
10 光源体
11 発光ダイオード
12 配線基板
13 絶縁層(防水用シール材)
14 取付部
20 支持手段
21 貫通孔
22 凸部
23 カバー支持部
30 前カバー
40 後カバー
50 軸受
51 固定手段
60 回転機構
70 モータ(制御部を含む)
80a,80b 冷却液入口、出口ジョイント
81 入口配管
82 出口配管
90 ポンプ
91 船底弁
92 海水こし器
93 圧力調整弁
94 流量調整弁
95 複式ストレーナー
96 電解処理装置
96a 電解制御部
97 流量スイッチ
98 エア抜き電磁弁
100,400A,400B,400C 集魚灯
101,200,300 集魚灯装置
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態の集魚灯、集魚灯装置およびその冷却方法について説明する。
図1〜3は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。図1は、集魚灯100の構成を示す斜視図である。図2は、集魚灯100の構成を示すA−A断面図である。図3は、集魚灯装置101の構成例を示す斜視図である。図4は、集魚灯装置101の構成例を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、集魚灯100は、光源体10と、冷却構造部材としての支持手段20と、前カバー30と、後カバー40とから構成されている。ここで、支持手段20は、光源体10を支持すると同時に冷却液の通路を形成し、光源体10を冷却するための冷却構造を構成する。
光源体10は、複数個の発光ダイオード(LED)11を配線基板12の上にマトリックス状に配置して構成される面状光源である。この例では、長方形の面状光源とされる。配線基板12と支持手段20との間に絶縁層13が設けられる。発光ダイオードとして、青色系、緑色系、または赤色系等の発光ダイオードを用いることができる。
支持手段20は、中空構造を有する杆状の部材、例えば耐蝕アルミから形成される。この支持手段20は、長手方向に冷却液が通過するための貫通孔21と、貫通孔21の内部へ突出して散熱面積を増やすための凸部(フィン)22と、後カバー40を支持するカバー支持部23とを有する。支持手段20の前面は配線基板12を取り付ける取付部14が形成される。配線基板12は支持手段20の前面に熱伝導可能に取り付けられる。
この例において、支持手段20は、2つの貫通孔21を有し、各貫通孔21の内部において配線基板12を取り付ける側に1つの凸部22が設けられている。なお、貫通孔21の個数は2つに限定されるものではない。また、凸部22を複数にしてもよい。凸部22の間に溝が形成され、冷却液は配線基板12に近い位置まで到達することができる。
また、支持手段20は、カバー支持部23の両側に溝24,25を有し、また、前カバー30を取り付けるためのカバー取付面26,27を有する。
前カバー30は、光透過性を有する樹脂、例えばポリカーボネートから成型される。この前カバー30は、外部へ突出する凸状曲面に形成されている。この形状にすることで、風に対する抵抗を減少する効果が得られる。また、前カバー30は、支持手段20のカバー取付面26,27に取り付けるための取付部31,32を有し、また、後カバー40と嵌合する嵌合部33,34を有する。
後カバー40は、樹脂(例えば、ABS樹脂)を用いて外部へ突出する凸状曲面に成型されている。この形状にすることで、風に対する抵抗を減少する効果が得られる。後カバー40は、支持手段20のカバー支持部23に支持される。また、後カバー40は、前カバー30と嵌合する嵌合部41,42を有する。
また、図3、図4において、集魚灯100を用いた集魚灯装置101の構成例を示している。図3および図4に示すように、集魚灯装置101は、集魚灯100と、保持手段としての軸受50と、回転機構60と、回転機構60を駆動するモータ(制御部を含む)70と、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bと、入口、出口配管81,82と、ポンプ90と、冷却液貯蔵容器Tとから構成されている。
集魚灯100の支持手段20は、軸受50により所定角度範囲において回動可能に支持されている。角度調整手段としてのモータ(制御部を含む)70と回転機構60は、回転機構60を介して支持手段20を所定角度に回動させ、集魚灯100の照射角度を調整するようになされる。
また、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bは、支持手段20と入口、出口配管81,82との間に配置され、支持手段20と入口、出口配管81,82とを相対的に回動可能に接続するようになされている。
集魚灯装置101が点灯する際に、ポンプ90により冷却液貯蔵容器Tから冷却液を吸い上げ、入口配管81を経由して支持手段20の中に通過させ、そして出口配管82より放出する。このように、発光ダイオード11と配線基板12からなる光源体10を冷却させる。なお、この集魚灯装置101において、冷却液を出口配管82を介して冷却液貯蔵容器Tに戻して循環させ、再利用するようにしてもよい。
このように本実施の形態においては、集魚灯装置101は、集魚灯100と、軸受50と、回転機構60と、モータ70と、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bと、入口、出口配管81,82と、ポンプ90と、冷却液貯蔵容器90aとから構成され、集魚灯101は、光源体10と、支持手段20と、前カバー30と、後カバー40とから構成されている。支持手段20は、中空構造を有するパイプ状の部材から構成され、長手方向に冷却液が通過するための貫通孔21を有する。
これにより、支持手段20は、光源体10を支持すると共に、冷却機構の一部となり、冷却液を通過させることで光源体10を冷却することができる。
そのため、集魚灯100に専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができ、発光ダイオードの劣化によって破損や不安定化、さらには輝度の低下等が発生することを抑制することができる。
また、支持手段20を所定角度に回動させ、光源体の照射角度を調整する角度調整手段(回転機構60とモータ70)を設けることで、光源体10の照射角度を自由に調整することができる。
また、集魚灯100に、凸状曲面に成型される前カバー30と、凸状曲面に成型される後カバー40とを用いることで、風に対して抵抗が小さく、漁船に取り付ける固定機構への負荷を軽減することができる。
なお、イカ釣りの場合、イカの目は青色光に対して比較的に高い感度を有するため、青色系、または緑色系の発光ダイオードの光源で集魚すると、より効果的である。
以下、本発明の第2の実施の形態の集魚灯、集魚灯装置およびその冷却方法について説明する。図5は、集魚灯装置200の構成例を示す斜視図である。図6は、集魚灯装置200の構成例を示すブロック図である。図7は、集魚灯装置200の設置状態を示す側面図である。また図8は、集魚灯装置200の設置状態を示す平面図である。
図5、図6に示すように、集魚灯装置200は、複数の集魚灯100と、軸受50と、回転機構60と、回転機構60を駆動するモータ(制御部を含む)70と、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bと、入口、出口配管81,82と、ポンプ90と、船底弁91と、海水こし器92と、流量・圧力調整弁93と、流量調整弁94と、複式ストレーナー95と、電解処理装置96と、電解制御部96aと、流量スイッチ97と、エア抜き電磁弁98とから構成されている。
集魚灯装置200において、集魚灯100の構成は上述した集魚灯装置101に用いたものと同様である(図1、図2参照)。また、図7および図8に示すように、船上から漁船の両側の海面(SL)を照射できるように、集魚灯装置200が漁船に取り付けられる。
また、冷却構造部材としての支持手段20は、保持手段としての軸受50により所定角度範囲において回動可能に支持されている。モータ(制御部を含む)70と回転機構60は、回転機構60を介して支持手段20を所定角度に回動させ、集魚灯100の照射角度を制御するようになされる。
また、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bは、支持手段20と入口、出口配管81,82との間に配置され、支持手段20と入口、出口配管81,82とを相対的に回動可能に接続するようになされている。
また、船底弁91は、船底部に設けた海水を導入するための弁である。海水こし器92は、海水を濾過する濾過器である。圧力調整弁93は、ポンプ90の入口、出口間の圧力差を調整するものである。流量調整弁94は、ポンプ90の出口流量調整弁である。複式ストレーナー95は、海水を濾過する濾過器である。電解処理装置96は、海水の電解処理を行う電解処理装置である。流量スイッチ97は、冷却用水の流量を検知し、制御信号を出力するようになされている。エア抜き電磁弁98は、冷却液配管中の空気を上部から排出するために設けられた排気弁である。
集魚灯装置200が点灯する際に、ポンプ90は船底より海水(冷却液)を吸い上げ、濾過、電解処理後の海水を入口配管81を経由して支持手段20の中に通過させ、そして出口配管82より放出する。このように、発光ダイオード11と配線基板12からなる光源体10を冷却させる。なお、この集魚灯装置200において海水を循環させ、再利用するようにしてもよい。
このように本実施の形態においては、集魚灯装置200は、複数の集魚灯100と、軸受50と、回転機構60と、回転機構60を駆動するモータ(制御部を含む)70と、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bと、入口、出口配管81,82と、ポンプ90と、船底弁91と、海水こし器92と、流量・圧力調整弁93と、流量調整弁94と、複式ストレーナー95と、電解処理装置96と、電解制御部96aと、流量スイッチ97と、エア抜き電磁弁98とから構成され、集魚灯100は、光源体10と、冷却構造部材としての支持手段20と、前カバー30と、後カバー40とから構成されている。支持手段20は、中空構造を有するパイプ状の部材から構成され、長手方向に冷却液が通過するための貫通孔21を有する。
これにより、支持手段20は、光源体10を支持すると共に、冷却機構の一部となり、光源体10を冷却することができる。また、複数の集魚灯100を設けることで、支持手段20の中を通過する冷却液により複数の集魚灯100の光源体10を同時に冷却することが可能である。
そのため、集魚灯100に専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができ、発光ダイオードの劣化によって破損や不安定化、さらには輝度の低下等が発生することを抑制することができる。
また、支持手段を所定角度に回動させ、光源体の照射角度を調整する角度調整手段(回転機構60とモータ70)を設けることで、光源体10の照射角度を自由に調整することができる。
また、各集魚灯100において、凸状曲面に成型される前カバーと、凸状曲面に成型される後カバーとを用いることで、風に対して抵抗が小さく、漁船に取り付ける固定機構への負荷を軽減することができる。
また、冷却液としての海水を用いて冷却を行うことで、淡水を節約することができ、コストの削減を図ることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態の集魚灯、集魚灯装置およびその冷却方法について説明する。図9は、集魚灯装置300の構成例を示す図である。図10は、集魚灯装置300の設置状態を示す側面図である。ここで、サンマ等魚を漁する場合に用いられる集魚灯装置について説明する。
図9に示すように、集魚灯装置300は、複数の集魚灯100と、固定手段51と、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bと、入口、出口配管81,82と、ポンプ90と、船底弁91と、海水こし器92と、圧力調整弁93と、流量調整弁94と、複式ストレーナー95と、電解処理装置96と、電解制御部96aと、流量スイッチ97とから構成されている。
集魚灯装置300において、集魚灯100の構成は上述した集魚灯装置101に用いたものと同様である(図1、図2参照)。
この場合、冷却構造部材としての支持手段20の一端は、保持手段としての固定手段51で固定され、他端は自由端とし、出口配管82を配置されるのみである。集魚灯装置300の設置状態は、図10に示すように、支持手段20の一端は、固定手段51で船体に固定され、他端(先端)は船から突き出し、複数の集魚灯100が海面(SL)を照らすよう設置される。
集魚灯装置300が点灯する際に、ポンプ90は船底より海水(冷却液)を吸い上げ、濾過および電解処理後の海水を、入口配管81を経由して支持手段20の中に通過させ、そして支持手段20の中を通過した冷却液は出口配管82を経由して船上に戻して放出する。このように、発光ダイオード11と配線基板12からなる光源体10を冷却させる。
このように本実施の形態においては、集魚灯装置300は、複数の集魚灯100と、固定手段51、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bと、入口、出口配管81,82と、ポンプ90と、船底弁91と、海水こし器92と、圧力調整弁93と、流量調整弁94と、複式ストレーナー95と、電解処理装置96と、電解制御部96aと、流量スイッチ97とから構成され、集魚灯101は、光源体10と、支持手段20と、前カバー30と、後カバー40とから構成されている。支持手段20は、中空構造を有するパイプ状の部材から構成され、長手方向に冷却液が通過するための貫通孔21を有する。支持手段20の一端は、固定手段51で船体に固定され、他端は船から突き出し、複数の集魚灯101が海面を照らすよう設置される。
これにより、支持手段20は、光源体10を支持すると共に、冷却機構の一部となり、光源体10を冷却することができる。また、複数の集魚灯101を設けることで、複数の集魚灯100の光源体10を同時に冷却することが可能である。
そのため、集魚灯100に専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができ、発光ダイオードの劣化によって破損や不安定化、さらには輝度の低下等が発生することを抑制することができる。
また、支持手段20の一端を固定するため、サンマ等魚を漁する場合に用いられる集魚灯装置に好適である。
なお、上述実施の形態において、集魚灯装置300は、複数の集魚灯100が支持手段20の長手方向に一列に配置されるものについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すように複数の集魚灯100を並列に配置してもよい。図11は上から見た図を示している。この場合、複数の集魚灯100は入口、出口配管81,82により支持されることになる。また、集魚灯100の両端に回動可能なジョイントを設け、集魚灯100の照射角度を所定角度範囲においてそれぞれ調整できる。ここで、角度調整手段としては、手動(マニュアル)方法を用いた機構が考えられる。例えば回動可能なジョイント80aまたは80bに回転止めネジ(図示せず)を設け、手で照射角度を調整して、そして回転止めネジで固定する。
また、上述実施の形態においては、支持手段20は1つの中空構造を有するパイプ状の部材を用いたものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、配線基板12を取り付ける基板取付部材と、中空構造を有するパイプ状の部材との2つの部分から構成するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態の集魚灯装置101,200においては、回転機構60とモータ70を用いて照射角度を調整するものとしたが、これに限定されるものではない。回転機構60とモータ70の代わりに他の照射角度を調整する手段を用いてもよい。例えば、手動(マニュアル)方法で照射角度を調整する。マニュアル方法の場合は、回転機構60とモータ70が不要となり、軸受50に回転止めネジを設け、手で照射角度を調整して、そして回転止めネジで固定する。この場合、機構を簡潔化することができ、コストの削減を図ることができる。
また、上述実施の形態においては、支持手段20は図2に示す断面形状を有するものについて説明したが、これに限定されるものではない。他の断面形状の中空構造を有するパイプ状の部材を用いてもよい。また、例えば図12、または図13に示すように、基板取付部に開口部を有するパイプ状の部材を用いてもよい。
図12は、集魚灯の他の構成例を示す断面図である。図12に示すように、集魚灯400Aは、複数個の発光ダイオード11を配線基板12にマトリックス状に配置して構成される光源体10と、冷却構造部材としての支持手段20と、絶縁層(防水用シール材)13とを備えている。ここで、支持手段20は、光源体10を支持すると共に、光源体10を冷却するための冷却構造を構成する。この場合、支持手段20の光源体10を取り付ける取付部が開口されている。他の構成は上述した集魚灯100と同様である。
図13は、集魚灯の他の構成例を示す断面図である。図13に示すように、集魚灯400Bは、複数個の発光ダイオード11を配線基板12にマトリックス状に配置して構成される光源体10と、冷却構造部材としての支持手段20Aと、絶縁層(防水用シール材)13とを備えている。ここで、支持手段20Aは、光源体10を支持すると共に、光源体10を冷却するための冷却構造を構成する。この場合、支持手段20Aは角パイプであり、光源体10を取り付ける取付部が開口されている。
図14は、集魚灯の他の構成例を示す断面図である。図14に示すように、集魚灯400Cは、複数個の発光ダイオード11を配線基板12にマトリックス状に配置して構成される光源体10と、冷却構造部材としての支持手段20Aと、絶縁層13とを備えている。ここで、支持手段20Aは、光源体10を支持すると共に、光源体10を冷却するための冷却構造を構成する。この場合、支持手段20Aは角パイプであり、光源体10は角パイプの表面に設けられた取付部14に取り付けられる。
この発明は、イカ、サンマなどの光に反応して集まる魚類の性質を利用して、それらの魚群を集めるために用いられる集魚灯、およびその集魚灯を利用する漁船における集魚システム等に適用され、冷却効果を向上し、発光ダイオードの劣化によって破損や不安定化、さらには輝度の低下等が発生することを抑制する目的に利用できる。
【0002】
った。
[0008]
また、上述した集魚灯500を用いて集魚灯装置を構成する場合、集魚灯500を船上に吊り下がるように取付けるしかない、風および船の揺れにより集魚灯が不安定になり、損壊の恐れがあるという問題点があった。
[0009]
そこで、本発明は、光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材の中に冷却液を通過させることで、専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができる集魚灯、集魚灯装置を提供することを目的とする。
[0010]
また、冷却構造部材の一端または両端を保持することで、より安定的に固定することができる集魚灯装置を提供することを目的とする。
また、冷却構造部材の中に冷却液を通過させ、冷却液を循環させまたはそのまま放出することができる集魚灯装置の冷却方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0011]
上記課題を解決するため、本発明に係る集魚灯は、請求項1〜4に記載の手段を採用する。
[0012]
即ち、請求項1に記載のように、船上からの光で魚類を集める集魚灯において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、前記基板側に配置され前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と備え、前記冷却構造部材は、中空構造の前記通路を有する杆状部材から構成され、長手方向の両端側に前記船に設置する際に保持される保持部を有することを特徴とする。
[0013]
また、請求項2に記載のように、前記冷却構造部材は、前記基板の背面に配置されることを特徴とする。
[0014]
また、請求項3に記載のように、前記冷却構造部材は、長手方向の表面側に前記基板を取り付ける基板取付面と、長手方向に貫通する孔と、冷却液用配管に接続する端部とを備える杆状部材であることを特徴とする。
[0015]
また、請求項4に記載のように、前記孔の内部に放熱するためのフィンが形成されることを特徴とする。
[0016]
上記課題を解決するため、本発明に係る集魚灯装置は、請求項5〜8に記載の手段を採用する。
【0003】
[0017]
即ち、請求項5に記載のように、船上からの光で魚類を集める集魚灯装置において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、前記基板側に配置され、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と、前記冷却構造部材の長手方向の一端または両端側の所定部位を保持する保持手段とを備え、前記冷却構造部材は、中空構造の前記通路を有する杆状部材から構成され、長手方向の両端側に前記船に設置する際に前記保持手段により保持される保持部を有することを特徴とする。
[0018]
また、請求項6に記載のように、船上からの光で魚類を集める集魚灯装置において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、前記基板側に配置され、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と、前記冷却構造部材の長手方向の両端側の所定部位を回動可能に保持する保持手段と、前記冷却構造部材を所定角度に回動させ、前記光源体の照射角度を調整する角度調整手段とを備え、前記冷却構造部材は、中空構造の前記通路を有する杆状部材から構成され、長手方向の両端側に前記船に設置する際に前記保持手段により保持される保持部を有することを特徴とする。
[0019]
また、請求項7に記載のように、請求項5または請求項6の集魚灯装置において、前記冷却構造部材は、前記基板の背面に配置されることを特徴とする。
[0020]
また、請求項8に記載のように、請求項6の集魚灯装置において、前記角度調整手段は、手動で前記冷却構造部材を所定角度に回動させ、止めネジで固定することを特徴とする。
[0021]
上記課題を解決するため、本発明に係る集魚灯装置の冷却方法は、請求項9〜12に記載の手段を採用する。
[0022]
即ち、請求項9に記載のように、船上からの光で魚類を集めるための集魚灯装置の冷却方法において、発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体の基板側に中空構造の杵状部材から構成される冷却構造部材を配置し、該冷却構造部材は、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成し、かつ長手方向の両端側に前記船に設置する際に保持される保持部を有し、前記冷却構造部材の一端または両端側の前記保持部を保持し、集魚灯装置が点灯する際に、前記冷却液を前記冷却構造部材の中に通過させ、前記光源体を冷却することを特徴とする。
[0023]
また、請求項10に記載のように、請求項9の集魚灯装置の冷却方法において、前記冷却構造部材の中を通過した冷却液を前記冷却構造部材に接続された冷却液用
【0009】
持されている。角度調整手段としてのモータ(制御部を含む)70と回転機構60は、回転機構60を介して支持手段20を所定角度に回動させ、集魚灯100の照射角度を調整するようになされる。
[0050]
また、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bは、支持手段20と入口、出口配管81,82との間に配置され、支持手段20と入口、出口配管81,82とを相対的に回動可能に接続するようになされている。
[0051]
集魚灯装置101が点灯する際に、ポンプ90により冷却液貯蔵容器Tから冷却液を吸い上げ、入口配管81を経由して支持手段20の中に通過させ、そして出口配管82より放出する。このように、発光ダイオード11と配線基板12からなる光源体10を冷却させる。なお、この集魚灯装置101において、冷却液を出口配管82を介して冷却液貯蔵容器Tに戻して循環させ、再利用するようにしてもよい。
[0052]
このように本実施の形態においては、集魚灯装置101は、集魚灯100と、軸受50と、回転機構60と、モータ70と、冷却液入口、出口ジョイント80a,80bと、入口、出口配管81,82と、ポンプ90と、冷却液貯蔵容器90aとから構成され、集魚灯100は、光源体10と、支持手段20と、前カバー30と、後カバー40とから構成されている。支持手段20は、中空構造を有するパイプ状の部材から構成され、長手方向に冷却液が通過するための貫通孔21を有する。
[0053]
これにより、支持手段20は、光源体10を支持すると共に、冷却機構の一部となり、冷却液を通過させることで光源体10を冷却することができる。
[0054]
そのため、集魚灯100に専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができ、発光ダイオードの劣化によって破損や不安定化、さらには輝度の低下等が発生することを抑制することができる。
[0055]
また、支持手段20を所定角度に回動させ、光源体の照射角度を調整する角度調整手段(回転機構60とモータ70)を設けることで、光源体10の照射角度を自由に調整することができる。
[0056]
また、集魚灯100に、凸状曲面に成型される前カバー30と、凸状曲面に成型される後カバー40とを用いることで、風に対して抵抗が小さく、漁船に取り付ける固定機構への負荷を軽減することができる。
【0013】
れ、集魚灯100は、光源体10と、支持手段20と、前カバー30と、後カバー40とから構成されている。支持手段20は、中空構造を有するパイプ状の部材から構成され、長手方向に冷却液が通過するための貫通孔21を有する。支持手段20の一端は、固定手段51で船体に固定され、他端は船から突き出し、複数の集魚灯100が海面を照らすよう設置される。
[0077]
れにより、支持手段20は、光源体10を支持すると共に、冷却機構の一部となり、光源体10を冷却することができる。また、複数の集魚灯100を設けることで、複数の集魚灯100の光源体10を同時に冷却することが可能である。
[0078]
そのため、集魚灯100に専用の冷却機構を設けずに、冷却効果を向上することができ、発光ダイオードの劣化によって破損や不安定化、さらには輝度の低下等が発生することを抑制することができる。
[0079]
また、支持手段20の一端を固定するため、サンマ等魚を漁する場合に用いられる集魚灯装置に好適である。
[0080]
なお、上述実施の形態において、集魚灯装置300は、複数の集魚灯100が支持手段20の長手方向に一列に配置されるものについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すように複数の集魚灯100を並列に配置してもよい。図11は上から見た図を示している。この場合、複数の集魚灯100は入口、出口配管81,82により支持されることになる。また、集魚灯100の両端に回動可能なジョイントを設け、集魚灯100の照射角度を所定角度範囲においてそれぞれ調整できる。ここで、角度調整手段としては、手動(マニュアル)方法を用いた機構が考えられる。例えば回動可能なジョイント80aまたは80bに回転止めネジ(図示せず)を設け、手で照射角度を調整して、そして回転止めネジで固定する。
[0081]
また、上述実施の形態においては、支持手段20は1つの中空構造を有するパイプ状の部材を用いたものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、配線基板12を取り付ける基板取付部材と、中空構造を有するパイプ状の部材との2つの部分から構成するようにしてもよい。
[0082]
また、上述した実施の形態の集魚灯装置101,200においては、回転機構60とモータ70を用いて照射角度を調整するものとしたが、これに限定されるものではない。

Claims (12)

  1. 船上からの光で魚類を集める集魚灯において、
    発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、
    前記基板側に配置され前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と備え、
    前記冷却構造部材は、長手方向の両端側に前記船に設置する際に保持される保持部を有することを特徴とする集魚灯。
  2. 前記冷却構造部材は、前記基板の背面に配置され、中空構造を有することを特徴とする請求項1記載の集魚灯。
  3. 前記冷却構造部材は、長手方向の表面側に前記基板を取り付ける基板取付面と、長手方向に貫通する孔と、冷却液用配管に接続する端部とを備える杆状部材であることを特徴とする請求項2記載の集魚灯。
  4. 前記孔の内部に放熱するためのフィンが形成されることを特徴とする請求項3記載の集魚灯。
  5. 船上からの光で魚類を集める集魚灯装置において、
    発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、
    前記基板側に配置され、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と、
    前記冷却構造部材の長手方向の一端または両端側の所定部位を保持する保持手段とを備えることを特徴とする集魚灯装置。
  6. 船上からの光で魚類を集める集魚灯装置において、
    発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体と、
    前記基板側に配置され、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成する冷却構造部材と、
    前記冷却構造部材の長手方向の両端側の所定部位を回動可能に保持する保持手段と、
    前記冷却構造部材を所定角度に回動させ、前記光源体の照射角度を調整する角度調整手段とを備えることを特徴とする集魚灯装置。
  7. 前記冷却構造部材は、前記基板の背面に配置され、中空構造を有することを特徴とする請求項5または請求項6記載の集魚灯装置。
  8. 前記角度調整手段は、手動で前記冷却構造部材を所定角度に回動させ、止めネジで固定することを特徴とする請求項6記載の集魚灯装置。
  9. 船上からの光で魚類を集めるための集魚灯装置の冷却方法において、
    発光ダイオードを基板に多数配置して構成される光源体の基板側に中空構造の冷却構造部材を配置し、該冷却構造部材は、少なくとも1つの前記光源体を支持すると同時に冷却液の通路を形成し、かつ長手方向の両端側に前記船に設置する際に保持される保持部を有し、
    前記冷却構造部材の一端または両端側の前記保持部を保持し、
    集魚灯装置が点灯する際に、前記冷却液を前記冷却構造部材の中に通過させ、前記光源体を冷却することを特徴とする集魚灯装置の冷却方法。
  10. 前記冷却構造部材の中を通過した冷却液を前記冷却構造部材に接続された冷却液用配管を介して循環させ、前記光源体を冷却することを特徴とする請求項9に記載の集魚灯装置の冷却方法。
  11. 前記冷却構造部材の中を通過した冷却液を前記冷却構造部材に接続された冷却液用配管を介して放出し、前記光源体を冷却することを特徴とする請求項9に記載の集魚灯装置の冷却方法。
  12. 前記冷却構造部材の中に冷却液としての海水を通過させ、前記光源体を冷却することを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の集魚灯装置の冷却方法。
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