JPWO2007088917A1 - 広角レンズおよびこれを用いた光学装置並びに広角レンズの製造方法 - Google Patents

広角レンズおよびこれを用いた光学装置並びに広角レンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

物体側レンズ群200と、結像面側レンズ群400と、上記物体側レンズ群200と上記結像面側レンズ群400との間に配置された1または複数の収束レンズと300を備えており、上記物体側レンズ群200は、物体側に凸面状の入射面211を有する凹レンズ210を1または複数枚組み合わせて構成されており、上記凹レンズ210は、上記入射面211が光軸中心における曲率に対して外周に向うにつれて曲率が大きくなる傾向をもった凸の非球面211aであり、出射面212が実質的に凹球面であることを特徴とする。

Description

本願発明は、広角レンズおよびこれを用いた光学装置、並びに広角レンズの製造方法に関する。
画角60°以上のレンズを広角レンズ、また、画角100°以上のレンズを超広角レンズとよぶ。たとえば、特許文献1には、超広角レンズが開示されている。
この特許文献に開示された超広角レンズは、物体側に凹レンズユニットを配置し、結像面側に収束レンズユニットが配置されて構成されている。凹レンズユニットは、複数の凹レンズを組み合わせた凹レンズ群からなり、一般には、この凹レンズ群を構成する凹レンズの数を多くするほど、広角レンズとしての画角を大きくすることができる。画角を大きくするためにはまた、この凹レンズ群を構成する凹レンズを、物体側からみて、入射面を凸面、出射面を凹面とした構成のものが一般に採用される。収束レンズユニットは、凹レンズズユニットによって発散させられて結像面に向けて進行する光線を収束させるとともに、結像面に像を結ばせる役割を果たす。
特開2005−345577号公報
ところで、上記のような従来の広角レンズ、あるいは超広角レンズは、画角を大きくするため努力や、色収差をなくすための努力がなされてきたが、像歪みをなくすための努力はあまりなされてこなかった。広角レンズは、魚眼レンズとも俗称されることがあるが、このような広角レンズによって得られた画像は、その周辺部ほど大きく歪んでしまうのが当たり前のように思われてきた。すなわち、たとえば、従来の広角レンズによって矩形の物体を画面いっぱいに撮影して得られた画像は、大きく樽型に歪んでしまうのが一般である。この場合、画像の周縁部の歪みは、20%以上にも及ぶことがある。
このような広角レンズは、たとえば、車載用の後方監視カメラや、防犯用監視カメラ用に需要が多い。しかしながら、画角が広い故に画像の歪みが大きく、撮影された画像が示す状況を正確に捉えづらいという問題がある。
また、広角レンズでありながら、像歪みを著しく低減することができれば、ラインセンサをスキャンさせて2次元画像を読み取るスキャナ装置に代えて、原稿台に置かれた原稿の2次元画像を、スキャンの必要なく瞬時に読み取ることができる薄型の画像読み取り装置を実現することができるなど、その利用範囲が爆発的に拡がることが期待される。
したがって、本願発明は、像歪みを低減させた広角レンズを提供することをその目的とする。本願発明はまた、このような広角レンズを用いた光学装置を提供することをも目的とする。本願発明はさらに、この広角レンズを簡易に構成するための方法をも併せて提供する。
本願発明の第1の側面によって提供される広角レンズは、物体側レンズ群と、結像面側レンズ群と、上記物体側レンズ群と上記結像面側レンズ群との間に配置された1または複数の収束レンズとを備えており、
上記物体側レンズ群は、物体側に凸面状の入射面を有する凹レンズを1または複数枚組み合わせて構成されており、
上記凹レンズは、上記入射面が光軸中心における曲率に対して外周に向うにつれて曲率が大きくなる傾向をもった凸の非球面であり、出射面が実質的に凹球面であることを特徴とする。
好ましい実施の形態においては、上記結像面側レンズ群は、それ自体で結像面に像歪み少なく物体像を結像できるように構成されたものである。
好ましい実施の形態においては、上記物体側レンズ群は、上記凹レンズを1枚用いて構成されており、画角が60〜100°であり、像歪みが±3%以下である。
他の好ましい実施の形態においては、上記物体側レンズ群は、上記凹レンズを2枚用いて構成されており、画角が100〜130°であり、像歪みが±3%以下である。
さらに他の好ましい実施の形態においては、上記物体側レンズ群は、上記凹レンズを3枚用いて構成されており、画角が100〜170°であり、像歪みが±3%以下である。
上記物体側レンズ群を2以上の凹レンズによって構成する場合において、好ましくは、最も物体側の凹レンズは、樹脂によって成形され、それ以外の凹レンズは、アッベ数70以上のモールドガラスによって形成される。
さらに好ましい実施の形態においては、上記収束レンズのアッベ数は、上記物体側レンズ群を構成する凹レンズのアッベ数より小さい。この場合において好ましくは、上記凹レンズおよび上記収束レンズは、いずれも樹脂によって成形される。
本願発明の第2の側面によって提供される光学装置は、上記本願発明の第1の側面に係る広角レンズと、上記結像面に受光面が位置するように配置された2次元エリアセンサと、を備えたことを特徴とする。
本願発明の第3の側面によって提供されるカメラモジュールは、上記本願発明の第1の側面に係る広角レンズと、上記結像面に受光面が位置するように配置された2次元エリアセンサと、を備え、上記2次元エリアセンサにより、物体の2次元画像を取得するように構成されたことを特徴とする。
本願発明の第4の側面によって提供される画像読み取り装置は、透明な原稿載置面と、この原稿載置面の下方に配置された上記本願発明の第3の側面に係るカメラモジュールと、を備え、上記2次元エリアセンサにより、上記原稿載置面に載置された原稿の2次元画像を取得するように構成されたことを特徴とする。
本願発明の第5の側面によって提供される広角レンズの製造方法は、物体側レンズ群と、結像面側レンズ群と、上記物体側レンズ群と上記結像面側レンズ群との間に配置された1または複数の収束レンズとを備えており、上記物体側レンズ群は、物体側に凸面状の入射面を有する凹レンズを1または複数枚組み合わせて構成されており、上記凹レンズは、上記入射面が凸の非球面であり、出射面が実質的に凹球面である、広角レンズの製造方法であって、上記結像面側レンズ群は、それ自体で結像面に像歪み少なく物体像を結像できる構成のものを使用し、結像面に像歪みの少ない像が結像するように、上記物体側レンズ群および上記収束レンズを構成するレンズの仕様を決定することを特徴とする。
本願発明の第6の側面によって提供される広角レンズの製造方法は、物体側レンズ群と、結像面側レンズ群と、上記物体側レンズ群と上記結像面側レンズ群との間に配置された1または複数の収束レンズとを備えており、上記物体側レンズ群は、物体側に凸面状の入射面を有する凹レンズを1または複数枚組み合わせて構成されており、上記凹レンズは、上記入射面が凸の非球面であり、出射面が実質的に凹球面である、広角レンズを、所望の画角に応じ、上記物体側レンズ群を構成する凹レンズが1枚のものから所望枚数のものまで製造する方法であって、上記結像面側レンズ群は、それ自体で結像面に像歪み少なく物体像を結像できる構成の一定の仕様のものを使用し、上記物体側レンズ群を構成する上記凹レンズを1枚とした広角レンズの仕様を決定するにあたり、結像面に像歪みの少ない像が結像するように、上記物体側レンズ群を構成する1枚の上記凹レンズおよび上記収束レンズの仕様を決定し、上記物体側レンズ群を構成する上記凹レンズを2枚以上とした広角レンズの仕様を決定するにあたり、上記物体側レンズ群を構成する上記凹レンズを1枚とした広角レンズについての上記凹レンズの仕様をそのまま使用し、当該凹レンズの物体側に2枚目以降の上記凹レンズを追加し、結像面に像歪みの少ない像が結像するように、上記追加の凹レンズおよび上記収束レンズの仕様を決定することを特徴とする。
本願発明の第1の実施形態に係る広角レンズを用いたカメラモジュールの模式的構成図である。 本願発明の第2の実施形態に係る広角レンズを用いたカメラモジュールの模式的構成図である。 本願発明の第3の実施形態に係る広角レンズを用いたカメラモジュールの模式的構成図である。 本願発明の第4の実施形態に係る広角レンズを用いたカメラモジュールの模式的構成図である。 本願発明に係る広角レンズないしはカメラモジュールを使用して構成した画像読み取り装置の断面図である。 図5のVI-VI線に沿う断面図である。
以下、本願発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本願発明の第1の実施形態に係る広角レンズ10Aを用いたカメラモジュール100Aの全体構成を示している。
この広角レンズ10Aは、1つの凹レンズ210からなる物体側レンズ200と、複数のレンズ410,420を組み合わせてなる結像面側レンズ群400と、これら、物体側凹レンズ210と結像面側レンズ群400との間に配置した収束レンズ300とを備えており、これらのレンズ210,300,410,420は、同一のレンズ中心軸Lcに沿って、レンズホルダ550に保持されるようにして配置されている。結像面500には、CCDセンサなどからなる2次元エリアセンサ600の受光面610が配置されている。この2次元エリアセンサ600はまた、所定の基板700上に搭載されている。上記レンズホルダ550もまた、この基板700上に搭載され、各レンズ210,300,410,420間の位置関係と、各レンズ210,300,410,420と上記結像面500との位置関係を規定する。なお、同図において、符号520は、結像面側レンズ群への入射光の径を所定の範囲に絞る機能を有する絞りを示し、符号510は、赤外線フィルタを示している。
上記物体側凹レンズ210は、物体側の入射面211と、結像面側の出射面212とを備えており、入射面211は、凸の非球面211aとされており、出射面212は、凹球面とされた領域をもっている。この実施形態において、凹球面とされた領域は、その中心角が、ほぼ180°に及んでいる。入射面211の凸の非球面211aは、そのレンズ中心軸Lc付近の曲率半径に対し、レンズ中心軸Lcから遠ざかるにつれて曲率が大きくなる傾向が与えられている。ただし、この物体側凹レンズ210は、全体として凹レンズであるので、入射面211の曲率は、いずれの位置においても、出射面212の曲率より小さくなる。なお、出射面212は、正確な凹球面であることが望ましいが、たとえば、色消しのための樹脂層をコーティングすることは何ら差し支えないし、また、各種収差の補正等のために、わずかな変更を加えても差し支えなく、実質的な凹球面であればよい。この点は、図2以下に示す実施形態についても、同様である。
一方、結像面側レンズ群400は、本実施形態の場合、非球面凸レンズ410と、非球面凹レンズ420との組み合わせからなる。この結像面側レンズ群400は、それ自体で、収差少なく物体像を結像面に結像できるものが採用される。図1から理解されるように、結像面500における各点に到達するようにこの結像面側レンズ群400に入射する光線群がそれぞれ平行光、ないしは略平行光となっているが、これは、この結像面側レンズ群400それ自体で、結像面500に物体像を結像させることができることを示している。すなわち、本願発明に係る広角レンズ10Aは、既存のレンズ群、あるいは、それ自体で標準的なレンズとして使用できるように設計されたレンズ群を、上記結像面側レンズ群400として使用し、これに対し、上記物体側凹レンズ210および上記収束レンズ300を追加して、広角化、および、像歪みの低減を図っていることに特徴づけられる。
上記収束レンズ300は、上記物体側レンズ200が凹レンズであるが故に、この物体側レンズ200の出射面212から発散しながら進行する光線を、平行光ないしは略平行光に修正して上記結像面側レンズ群400に入射させる役割を果たす(図1参照)。したがって、この収束レンズ300は、全体として、凸レンズとなる。
上記物体側凹レンズ210における入射面211は、上記したように、そのレンズ中心軸Lc付近の曲率に対し、レンズ中心軸Lcから遠ざかるにつれて曲率が大きくなる傾向が与えられている。したがって、仮にこの入射面211全体を、レンズ中心軸付近の曲率と同じ曲率の凸球面とした場合と比較すると、結像面500の周縁部の点Pに、レンズ中心軸Lcに対してより近位にある物体の像を結像させることができるようになる。これは、結像面500に結像される像の像歪みが少なくなっていることを意味する。
この実施形態では、広角レンズ10Aとしての、物体側から1枚目の凹レンズ210の入射面211を上記のように凸の非球面211aとしたことにより、像歪み少ない広角レンズが実現されたのである。
図1に示す第1の実施形態の場合、物体側レンズ200として1枚の凹レンズ210を使用していることにより、画角90°程度まで、像歪み、±3%以下を実現することができる。
この広角レンズ10Aの製造には、各レンズ210,300,410,420の仕様を決定する必要がある。とりわけ、非球面は、公知の非球面式を使用してそのプロファイルを決定する。この実施形態の場合、レンズは合計4枚使用しており、そのすべての入射面と出射面が非球面であるとすると、8つの非球面プロファイルを、像歪みを一定以下とするように条件づけて決定するには、膨大な演算量が必要となり、到底実現性に乏しい。
しかしながら、この実施形態に係る広角レンズ10Aは、結像面側レンズ群400を構成するレンズ410,420の非球面プロファイルはすでに決定済であり、また、物体側凹レンズ210の出射面212については、凹球面であるから非球面プロファイルを決定する必要がない。したがって、主として、物体側凹レンズ210の入射面211の非球面プロファイルを決定し、追加的に収束レンズ300の非球面プロファイルを決定すればよいので、演算量負担は著しく軽減されるのである。
図2は、本願発明の第2の実施形態に係る広角レンズ10Bを用いたカメラモジュール100Bの全体構成を示している。
この第2の実施形態に係るこの広角レンズ10Bにおいては、図1に示した第1の実施形態に係る広角レンズ10Aと比較して異なる点は、物体側レンズ群200として、2枚の凹レンズ210,220を使用している点である。結像面側レンズ群400を有する点、物体側レンズ群200と結像面側レンズ群400との間に収束レンズ300を配する点、これらのレンズ210,220,300,410,420が基板700上に搭載したレンズホルダ550に支持されている点、絞り520および赤外線フィルタ510が所定の位置に配されている点、結像面500に、基板700に搭載された2次元エリアセンサ600の受光面610を配している点は、図1の示した実施形態と同様である。
ただし、この広角レンズ10Bにおいては、物体側レンズ群200を構成する2枚の凹レンズ210,220のうち、結像面側に位置する凹レンズ210は、図1に示した第1の実施形態における凹レンズ210と、全く同じ仕様のものを採用している。また、結像面側レンズ群400についても、図1に示した第1の実施形態における結像面側レンズ群400と全く同じ仕様のものを援用している。すなわち、この第2の実施形態に係る広角レンズ10Bは、図1に示した広角レンズ10Aに対し、物体側に2枚目の凹レンズ220を追加し、収束レンズ300を変更して構成される。
収束レンズ300を変更する理由は、物体側レンズ群200として凹レンズ220が追加されたことにともない、この物体側レンズ群200を出射する光の発散度合いが第1の実施形態のものより大となるからである。この場合においても、収束レンズ300は、発散光を平行光ないしは略平行光に修正して結像面側レンズ群400に入射させる役割を果たす。
この場合においては、物体側に追加された凹レンズ220は、その入射面221が凸の非球面221aであり、出射面222は凹球面とする。この実施形態においても、出射面222の凹球面は、その中心角が180°程度に及んでいる。また、入射面221の凸の非球面221aは、そのレンズ中心軸Lc付近の曲率に対し、レンズ中心軸Lcから遠ざかるにつれて曲率が大きくなる傾向が与えられる。これにより、像歪みが修正されることは、図1に示した実施形態に係る広角レンズ10Aの物体側凹レンズ210について上述したのと同様である。
この実施形態の場合、レンズ210,220,300,410,420は合計5枚使用しており、その入射面と出射面のすべてを非球面としつつ、像歪みが所定以下となるとの条件づけをしながらすべての非球面プロファイルを決定することは、演算負担が膨大となり、実現性に乏しい。しかしながら、上述したように、結像面側レンズ群400を構成するレンズの非球面プロファイルはすでに決定済であり、また、物体側レンズ群200を構成する2枚の凹レンズ210,220のうち、結像面側の凹レンズ210についてはすでにプロファイルが決定している。また、物体側レンズ群200を構成する2枚の凹レンズ210,220のうちの追加の凹レンズ220についても、その出射面222は凹球面であるから非球面プロファイルを決定する必要がない。したがって、この第2の実施形態の広角レンズ10Bについても、全体を構成するにあたり、主として、追加の凹レンズ220の入射面221の非球面プロファイルを決定すればよいので、演算負担は著しく軽減されるのである。
図2に示す第2の実施形態の場合、物体側レンズ群200として上記した2枚の凹レンズ210,220を使用していることにより、画角110°程度まで、像歪み±3%以下を実現することができる。
図3は、本願発明の第3の実施形態に係る広角レンズ10Cを用いたカメラモジュール100Cの全体構成を示している。
この第3の実施形態に係る広角レンズ10Cにおいては、図1に示した第1の実施形態に係る広角レンズ10Aと比較して異なる点は、物体側レンズ群200として、3枚の凹レンズ210,220,230を使用している点である。結像面側レンズ400群を有する点、物体側レンズ群200と結像面側レンズ群400との間に収束レンズ300を配する点、これらのレンズ210,220,230,300,410,420が基板700上に搭載したレンズホルダ550に支持されている点、絞り520および赤外線フィルタ510が所定の位置に配されている点、結像面500に、基板700に搭載された2次元エリアセンサ600の受光610を配している点は、図1に示した実施形態と同様である。
ただし、この広角レンズ10Cにおいては、物体側レンズ群200を構成する3枚の凹レンズ210,220,230のうち、結像面側に位置する2枚の凹レンズ210,220は、図2に示した第2の実施形態における2枚の凹レンズ210,220と、全く同じ仕様のものを援用している。また、結像面側レンズ群400についても、図1に示した第1の実施形態における結像面側レンズ群400と全く同じ仕様のものを援用している。すなわち、この第3の実施形態に係る広角レンズ10Cは、図2に示した広角レンズ10Bに対し、物体側に3枚目の凹レンズ230を追加し、収束レンズ300を変更して構成される。
収束レンズ300を変更する理由は、物体側レンズ群200として凹レンズ230が追加されたことに伴い、この物体側レンズ群200を出射する光の発散度合いが第1の実施形態のもの、あるいは第2の実施形態のものより大となるからである。この場合においても、収束レンズ300は、発散光を平行光ないしは略平行光に修正して結像面側レンズ群400に入射させる役割を果たす。
この場合においては、物体側に追加された3枚目の凹レンズ230は、その入射面231が凸の非球面231aであり、出射面232は凹球面とする。この実施形態においても、出射面232の凹球面は、その中心角が180°程度に及んでいる。また、入射面231の凸の非球面231aは、そのレンズ中心軸Lc付近の曲率に対し、レンズ中心軸Lcから遠ざかるにつれて曲率が小さくなる傾向が与えられる。これにより、像歪みが修正されることは、図1および図2に示した実施形態について上に説明したとおりである。
この第3の実施形態の場合、レンズ210,220,230,300,410,420は合計6枚使用しており、その入射面と出射面のすべてを非球面としつつ、像歪みが所定以下となるとの条件づけをしながらすべての非球面プロファイルを決定することは、演算負担が膨大となり、実現性に乏しい。しかしながら、上述したように、結像面側レンズ群400を構成するレンズの非球面プロファイルはすでに決定済であり、また、物体側レンズ群200を構成する3枚の凹レンズ210,220,230のうち、結像面側の2枚の凹レンズ210,220についてはすでにプロファイルが決定している。また、物体側レンズ群200を構成する3枚の凹レンズ210,220,230のうちの追加の凹レンズ230についても、その出射面232は凹球面であるから非球面プロファイルを決定する必要がない。したがって、この第3の実施形態の広角レンズ10Cについても、全体を構成するにあたり、主として、追加の凹レンズ230の入射面231の非球面プロファイルを決定すればよいので、演算負担は著しく軽減されるのである。
図3に示す第3の実施形態の場合、物体側レンズ群200として上記した3枚の凹レンズ210,220,230を使用していることにより、画角160°程度まで、像歪み±3%以下を実現することができる。
このように、上記した広角レンズ10A,10B,10Cは、広角レンズでありながら、像歪みが少なくなる。また、レンズの構成を物体側レンズ群200と、結像面側レンズ群400とに分け、結像面側レンズ群400としては、それ自体で結像面に物体像を結像できるものが使用される上に、物体側レンズ群200を構成する凹レンズ210,220,230は、その入射面211,221,231を凸の非球面211a,221a,231aとしているから、像歪みを低減するという条件を与えながら、非球面式によって凸の非球面プロファイルを決定する演算を容易に行うことができる。
ところで、広角レンズ10A,10B,10Cを構成する場合、レンズ周縁部からの入射光線を各凹レンズによって大きく屈折させる必要があるため、凹レンズ210,220,230としては、できるだけ屈折率が大きい材料によって形成されたものを用いることが好ましい。また、カラー画像を取得する場合、画角が拡がるほど、物体像の周辺部において色滲みが生じやすい。色滲みは、青色が内側にずれ、赤色が外側にずれるようにして現れる。このような色滲みを軽減するには、光の波長による屈折率の変化ができるだけ小さい材料、すなわち、アッベ数の高い材料によってレンズを構成することが望ましい。
ガラス系の材料と樹脂系の材料とを比較すると、ガラス系の材料のほうがより高いアッベ数のものが提供されている。しかしながら、このようなガラス系の材料を用いてモールド法によって凹レンズを成形する場合、加熱および冷却に時間がかかるなど、生産性において、樹脂材料で凹レンズを成形する場合に及ばない。
以下において、生産性において優れ、かつ、取得画像の色滲みを低減できるように構成された第4の実施形態に係る広角レンズ10Dにつき、図4を参照して説明する。
この広角レンズ10Dは、レンズの配置において、上記した第3の実施形態に係る広角レンズ10Cと同様である。物体側レンズ群200として、3枚の凹レンズ210,220,230を用いている。この広角レンズ10Dはまた、結像面側レンズ群400を有するとともに、物体側レンズ群200と結像面側レンズ群400との間に収束レンズ300を配置し、これらのレンズ210,220,230,300,410,420は基板700上に搭載したレンズホルダ550に支持されている。3枚の凹レンズ210,220,230および収束レンズ300は、ホルダ550による適正な保持を容易とするために、フランジ部213,223,233,303を有している。絞り520および赤外線フィルタ510が所定の位置に配置され、結像面500に、基板700に搭載された2次元エリアセンサ600の受光面610が配置されている。物体側レンズ群200を構成する3枚の凹レンズ210,220,230は、上記した各実施形態における凹レンズと同様、入射面211,221,231が中心から外周に向うにつれて曲率が大きくなる凸の非球面211a,221a,231aであり、出射面212,222,232が実質的な凹球面である。結像面側レンズ群400は、それ自体で歪みのない像を結像面に結像させることができるものが用いられる。
この実施形態においては、各凹レンズ210,220,230の出射面212,222,232の凹球面とされた領域の中心角が上記した各実施形態のものよりも小さいが、3枚の凹レンズを使用していることから、画角100°以上、像歪み±3%以下を達成することができる。
物体側レンズ群200を構成する3枚の凹レンズ210,220,230は、この広角レンズ10Dの拡大された画角を達成するために、最も物体側の凹レンズ230のレンズ径が最も大きく、他の2枚の凹レンズ210,220のレンズ径は、それより小さい。上記したように、取得するカラー画像の色滲みを低減するためには、アッベ数の大きなガラス系の材料によって凹レンズを構成するのが望ましいのであるが、レンズ径が大きくなると、ガラス系材料を用いてモールド法によってレンズを成形する場合、加熱や冷却においてより時間を要する等、効率が悪い。この場合、上記の3枚の凹レンズ210,220,230のうち、比較的外径の小さいレンズ210,220をガラス系のアッベ数の大きい材料で成形し、レンズ径の大きいレンズ230については、樹脂系の材料で成形すると、生産性の面で好適性が維持できる。
アッベ数の高いガラス系材料としては、アッベ数が70以上ものが好適に用いられ、たとえば、住田光学ガラス(株)製のPKF80(アッベ数81.5、屈折率1.497)、あるいは、HOYA(株)製のFCD1(アッベ数81.6、屈折率1.497)を用いることができる。
凹レンズ230の成形に用いる樹脂系の材料としても、できるだけアッベ数が大きいものを用いることが好ましく、たとえば、日本ゼオン(株)製のZEONEX 480R(アッベ数56.2、屈折率1.525)、あるいは、JSR(株)製のARTON−F(アッベ数56.3、屈折率1.513)を用いることができる。
なお、3枚の凹レンズ210,220,230のすべてをできるだけアッベ数の大きい、上記したZEONEX 480RやARTON−F等の樹脂系材料によって成形すると、物体側レンズ群200の生産性がさらに高まる。
上記のように、物体側レンズ群200を構成する凹レンズ210,220,230をアッベ数の大きいレンズによって構成することにより、すでに上述したように、画角を大きくしながら、像歪みが少なく、しかもカラー画像を取得する場合における色滲みを低減することができる。しかしながら、とりわけ、物体側レンズ群200の周縁部においては、入射する光線を大きく曲げて集束レンズ300に入射させているため、色滲みを全くなくすことはできない。
そこで、この第4の実施形態に係る広角レンズ10Dにおいては、凸レンズで構成される収束レンズ300の材質として、アッベ数が上記の凹レンズ210,220,230のアッベ数よりも小となる材質を選択することとしている。すなわち、かかる構成によれば、凹レンズ210,220,230によって発散方向に曲げられた光を収束方向に曲げる機能を果たす収束レンズの材料として、凹レンズ210,220,230とは逆にアッベ数が小さい材料を採用することにより、凹レンズ210,220,230を通過することによって生じる色滲みを消失させる機能を付加することができるのである。
たとえば、凹レンズ210,220,230の材料として、上記ZEONEX 480R(アッベ数56.2、屈折率1.525)、あるいは、ARTON−F(アッベ数56.3、屈折率1.513)を用いる場合、収束レンズ300の材質としは、たとえば、アッベ数が相対的に低い、ポリカーボネイト(アッベ数31.1、屈折率1.585)を採用することができる。
図5および図6は、上記各実施形態に係る広角レンズ10Cないしはカメラモジュール100Cを用いた光学装置の一種である、画像読み取り装置800の概略構成を示している。
この画像読み取り装置800は、ボックス状のケース810と、このケース810の上面に設置された透明ガラスなどからなる原稿載置台820と、ケース810の底板830上に設置されたカメラモジュール100Cを基本的に備えて構成されている。カメラモジュール100Cとしては、図3に示した、物体側レンズ群200として3枚の凹レンズが用いられたものを使用することが、このカメラモジュールのもつ160°程度の高画角性能を利用し、ケースの厚み寸法を低減してこの画像読み取り装置800の厚み方向のコンパクト化を図る上で最も好ましいが、図1、図2および図4に示したカメラモジュール100A,100B,100Dを用いても差し支えない。
ケース810の上面一端側には、原稿載置台820を覆うことができるカバー840の一端が、開閉可能に支持されている。カメラモジュール100Cの基板700を延長し、その上面には、照明光源としてのLED素子730が設置されているとともに、2次元エリアセンサ600からの画像取得や、LED素子730の発光制御や、画像データの転送処理等を行う制御用半導体装置710,720が搭載されている。
この画像読み取り装置800は、その原稿載置台820に載置した原稿Dcの2次元画像を、歪み少なく、瞬時に取得することができる。
もちろん、この発明の範囲は上述した各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した事項の範囲内でのあらゆる変更は、すべて本願発明の範囲に含まれる。
実施形態では、物体側レンズ群200を構成するレンズの枚数を3枚までについて説明したが、4枚以上のレンズによって物体側レンズ群200を構成することができることは、明らかであろう。
また、実施形態では、収束レンズ300として、1枚の凸レンズが用いられているが、物体側レンズ群200を構成するレンズの枚数が増える場合には、この収束レンズを、複数のレンズにより構成することもできる。
本願発明に係るカメラモジュールを用いた光学装置としては、上記したような画像読み取り装置のほか、車両の後方視界を2次元ビデオ画像として取得するように構成された車載用の後方監視カメラや、ビルや工事現場に設置する監視カメラ、あるいは、金融機関のATM装置において、手のひらの静脈パターンによって個人認証を行う光学認証装置等として構成することが可能である。

Claims (13)

  1. 物体側レンズ群と、結像面側レンズ群と、上記物体側レンズ群と上記結像面側レンズ群との間に配置された1または複数の収束レンズとを備えており、
    上記物体側レンズ群は、物体側に凸面状の入射面を有する凹レンズを1または複数枚組み合わせて構成されており、
    上記凹レンズは、上記入射面が光軸中心における曲率に対して外周に向うにつれて曲率が大きくなる傾向をもった凸の非球面であり、出射面が実質的に凹球面であることを特徴とする、広角レンズ。
  2. 上記結像面側レンズ群は、それ自体で結像面に像歪み少なく物体像を結像できるように構成されたものである、請求項1に記載の広角レンズ。
  3. 上記物体側レンズ群は、上記凹レンズを1枚用いて構成されており、画角が60〜100°である、請求項2に記載の広角レンズ。
  4. 上記物体側レンズ群は、上記凹レンズを2枚用いて構成されており、画角が100〜130°である、請求項2に記載の広角レンズ。
  5. 上記物体側レンズ群は、上記凹レンズを3枚用いて構成されており、画角が100〜170°である、請求項2に記載の広角レンズ。
  6. 上記物体側レンズ群の凹レンズのうち、最も物体側の凹レンズは、樹脂によって成形された凹レンズであり、それ以外の凹レンズは、アッベ数70以上のモールドガラスによって形成されたものである、請求項4または5に記載の広角レンズ。
  7. 上記収束レンズのアッベ数は、上記物体側レンズ群を構成する凹レンズのアッベ数より小さい、請求項2に記載の広角レンズ。
  8. 上記物体側レンズ群を構成する凹レンズおよび上記収束レンズは、いずれも樹脂によって成形されたものである、請求項7に記載の広角レンズ。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の広角レンズと、上記結像面に受光面が位置するように配置された2次元エリアセンサと、を備えたことを特徴とする、光学装置。
  10. 請求項1ないし8のいずれかに記載の広角レンズと、上記結像面に受光面が位置するように配置された2次元エリアセンサと、を備え、上記2次元エリアセンサにより、物体の2次元画像を取得するように構成されたことを特徴とする、カメラモジュール。
  11. 透明な原稿載置面と、この原稿載置面の下方に配置された請求項10に記載のカメラモジュールと、を備え、上記2次元エリアセンサにより、上記原稿載置面に載置された原稿の2次元画像を取得するように構成されたことを特徴とする、画像読み取り装置。
  12. 物体側レンズ群と、結像面側レンズ群と、上記物体側レンズ群と上記結像面側レンズ群との間に配置された1または複数の収束レンズとを備えており、上記物体側レンズ群は、物体側に凸面状の入射面を有する凹レンズを1または複数枚組み合わせて構成されており、上記凹レンズは、上記入射面が凸の非球面であり、出射面が実質的に凹球面である、広角レンズの製造方法であって、
    上記結像面側レンズ群は、それ自体で結像面に像歪み少なく物体像を結像できる構成のものを使用し、
    結像面に像歪みの少ない像が結像するように、上記物体側レンズ群および上記収束レンズを構成するレンズの仕様を決定することを特徴とする、広角レンズの製造方法。
  13. 物体側レンズ群と、結像面側レンズ群と、上記物体側レンズ群と上記結像面側レンズ群との間に配置された1または複数の収束レンズとを備えており、上記物体側レンズ群は、物体側に凸面状の入射面を有する凹レンズを1または複数枚組み合わせて構成されており、上記凹レンズは、上記入射面が凸の非球面であり、出射面が実質的に凹球面である、広角レンズを、所望の画角に応じ、上記物体側レンズ群を構成する凹レンズが1枚のものから所望枚数のものまで製造する方法であって、
    上記結像面側レンズ群は、それ自体で結像面に像歪み少なく物体像を結像できる構成の一定の仕様のものを使用し、
    上記物体側レンズ群を構成する上記凹レンズを1枚とした広角レンズの仕様を決定するにあたり、結像面に像歪みの少ない像が結像するように、上記物体側レンズ群を構成する1枚の上記凹レンズおよび上記収束レンズの仕様を決定し、
    上記物体側レンズ群を構成する上記凹レンズを2枚以上とした広角レンズの仕様を決定するにあたり、上記物体側レンズ群を構成する上記凹レンズを1枚とした広角レンズについての上記凹レンズの仕様をそのまま使用し、当該凹レンズの物体側に2枚目以降の上記凹レンズを追加し、結像面に像歪みの少ない像が結像するように、上記追加の凹レンズおよび上記収束レンズの仕様を決定することを特徴とする、広角レンズの製造方法。
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