JPWO2007088602A1 - オブジェクト関係表示プログラムおよびオブジェクト関係表示方法 - Google Patents

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Abstract

全体的なオブジェクト関係を利用者にわかりやすく提供する。展開手段(11)は、オブジェクト情報データベース(1b)からオブジェクト間の関係を記述した関係情報を読み出すとともに、表示用オブジェクト情報を作業用記憶手段(12)に展開する。並び替え手段(13)は、作業用記憶手段(12)に展開された表示用オブジェクト情報を関係情報に記述される吸収、依存、および排他関係に基づき並び替え、関係する表示用オブジェクト情報をグループにまとめ、吸収関係に応じた階層構造を形成する。階層表示情報出力手段(14)は、オブジェクト間の関係を表すツリー構造に応じて作業用記憶手段(12)に展開される表示用オブジェクト情報と接続情報とを読み出し、ツリー階層データベース(1d)に格納する。

Description

本発明はオブジェクト関係表示プログラムおよびオブジェクト関係表示方法に関し、特にダウンロード用に公開されるオブジェクト間の関係を示す表示情報を生成するためのオブジェクト関係表示プログラムおよびオブジェクト関係表示方法に関する。
従来から利用者が製品などのオブジェクトをウェブ(Web)ページからダウンロードできるサービスが、数多くのベンダーによって提供されている。ダウンロード用に公開されるオブジェクトには、パッチ(既にリリースしたソフトウェアの改訂プログラム)、製品やドライバなど様々な種類があり、利用者は、ベンダーが公開するオブジェクトダウンロード用のウェブページから必要なオブジェクトを選択し、自端末装置にダウンロードする。
このようなダウンロード用のオブジェクトを公開するウェブページには、ダウンロード可能なオブジェクトの一覧とともに、そのオブジェクト間の関係(依存/吸収/排他など)情報およびオブジェクト自身の様々な現在の情報が公開されている。ここで、依存関係とは、一方のオブジェクトをインストールする前に他方をインストールする必要がある関係を示している。吸収関係とは、一方のオブジェクトが他方に吸収されてしまったという関係を示している。そして、排他関係は、オブジェクトが同じシステム上に共存できないような関係を示している。従って利用者は、オブジェクト間の関係情報やオブジェクトの現在の情報などのオブジェクト関連情報に基づき、オブジェクト間の関係を考慮しながらダウンロードとインストールを行わなければならない。
図17は、従来のダウンロード用のオブジェクトを公開するウェブページの一例である。図は、利用者が端末装置を介してダウンロード用のオブジェクトを公開するウェブサイトにアクセスしてパッチ「112841−07」をダウンロードするため、このパッチの詳細情報を公開するウェブページを開いたときに表示されるパッチ詳細情報表示画面900を示している。
パッチ詳細情報表示画面900には、パッチ「112841−07」と他のパッチとの関係が、それぞれの関係ごとに1対多で公開されている。たとえば、依存901には、対象パッチと依存関係を有する4つのパッチが記されている。同様に被吸収902には、対象パッチと被吸収関係を有する1つのパッチが記されている。そして、排他などの関係を有するパッチはないことも記されている。
ところで、オブジェクト間の依存関係や吸収関係などを表すには、ツリー構造を用いた表現が適している。すなわち、オブジェクトをノードとし、オブジェクト間の関係を枝で表現するツリー構造をとることにより、オブジェクト間の関係を視覚的に捉えることができるようになる。しかし、オブジェクト間の関係が変化した場合には、これをツリー構造に反映させる必要がある。そこで、ツリー構造の編集を容易にするための木構造表示編集装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−140716号公報(段落番号〔0015〕〜〔0022〕、図2)
しかしながら、図17に示したように、従来のダウンロード用のオブジェクトを公開するウェブページでは、オブジェクト同士の関係がテキスト形式または表形式で表現されている。このため、対象のオブジェクトに関する1対1または1対多の関係を把握することはできるが、関係するパッチの全体像を把握することは難しいという問題点がある。
オブジェクト同士の関係が二者間の関係でしか表現されていないため、オブジェクトの連鎖的に繋がる依存/吸収/排他などの関係について、利用者がその対象オブジェクトひとつひとつの関係を追跡し、それらを組み立てて全体像を頭の中で構築して理解する必要があり、作業にとても時間がかかった。たとえば、図17の例で、対象のパッチ「112841−07」と依存関係を有するパッチを依存901から調べると、「112233−05」「112840−01」「113445−01」「114390−01」が検索される。これらのパッチが他のパッチと依存関係を有する場合は、そのパッチも必要となるため、検索されたこれらのパッチのパッチ詳細情報を辿り、関係を調べる必要がある。依存関係を有しない元のパッチに到達するまで処理を繰り返す必要があり、多大な労力がかかっていた。
さらに、オブジェクト同士が依存関係を有する場合、対象のオブジェクトをインストールする前に依存関係を有するオブジェクトをインストールしていなければならない。従って、オブジェクトを全て連鎖的に追跡し、関連するオブジェクトをひとつひとつ単体でダウンロードするという煩雑な作業が必要であった。さらに、ダウンロードしたオブジェクトをインストールする際には、依存関係に応じたインストール順番を理解する必要があるため、総作業として非常に手間がかかった。特にオブジェクトの数が多くなると、このような作業の途中で、ダウンロードまたはインストールの取りこぼしや、選択ミスの可能性も高くなる。
また、一般的にパッチが現在非公開となってしまっている場合は、そのパッチに関する情報は公開されないので、たとえば、過去にインストールしたパッチが非公開となってしまったような場合、対応する最新のパッチなどを追跡することが難しいという問題点もある。
ツリー構造を用いてオブジェクト間の関係を表現すれば、全体的なオブジェクト同士の関係把握が容易になるが、従来、連鎖的に繋がるオブジェクト同士の関係把握は人的作業に任されており、ツリー構造を把握するための労力が別途必要となってしまうという問題点がある。特許文献1に記載の木構造表示編集装置は、編集作業を支援するものであり、オブジェクト同士の関係把握などの労力は、人が負わなければならなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、オブジェクト間の関係を解析し、全体的なオブジェクト関係を利用者にわかりやすく提供することが可能な表示情報を生成するオブジェクト関係表示プログラムおよびオブジェクト関係表示方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような処理をコンピュータに実行させるためのオブジェクト関係表示プログラムが提供される。本発明にかかるオブジェクト関係表示プログラムは、オブジェクト管理装置1に適用され、コンピュータを、展開手段11、並び替え手段13、および階層表示情報出力手段14として機能させることができる。展開手段11は、オブジェクト間の依存、吸収、および排他の関係情報を含むオブジェクトの状態を表したオブジェクト情報をオブジェクト情報記憶手段(図では、オブジェクト情報データベース1b)から読み出すとともに、オブジェクト間の関係を示す表示に用いる表示用オブジェクト情報を所定の作業用記憶手段12に展開する。並び替え手段13は、作業用記憶手段12に展開される表示用オブジェクト情報を関係情報に基づいて並び替え、対応するオブジェクト間が関係情報に記述される関係を有する表示用オブジェクト情報のグループを形成するとともに、吸収関係に応じて表示用オブジェクト情報を階層化してオブジェクト間の関係をツリー構造で表し、表示用オブジェクト情報の接続関係を表す接続記号を接続情報に設定する。階層表示情報出力手段14は、並び替え手段13によって形成されたツリー構造に応じて作業用記憶手段12に展開される表示用オブジェクト情報と、表示用オブジェクト情報に関する接続情報とを読み出し、ツリー階層記憶手段(図では、ツリー階層データベース1d)に格納する。
このようなオブジェクト管理装置1では、オブジェクト情報データベース1bに格納されるオブジェクト間の吸収、依存および排他関係を記述した関係情報を含むオブジェクト情報からオブジェクト間の関係をツリー図で表現する表示用オブジェクト情報を生成し、ツリー階層データベース1dへ出力する。すなわち、展開手段11は、オブジェクト情報データベース1bから関係情報を含むオブジェクト情報を読み出すとともに、表示に用いる表示用オブジェクト情報を作業用記憶手段12に展開する。並び替え手段13は、関係情報に基づき、作業用記憶手段12に展開された表示用オブジェクト情報を並び替え、対応するオブジェクトが関係情報に記述される関係を有する表示用オブジェクト情報のグループを形成する。さらに、吸収関係に応じて表示用オブジェクト情報を階層化し、オブジェクト間の関係を表すツリー構造を形成し、表示用オブジェクト情報の接続関係を表す接続記号を接続情報に設定する。これにより、吸収、依存、および排他関係に応じた表示用オブジェクト情報のツリー構造が形成される。なお、この並び替え処理は、作業用記憶手段12上で行われ、並び替え手段13による処理終了後、作業用記憶手段12には、オブジェクト関係をツリー階層構造で表示するために並び替えられ、接続情報が設定された表示用オブジェクト情報が展開されている。階層表示情報出力手段14は、作業用記憶手段12に設定されるツリー階層を表す配列に並び替えられた表示用オブジェクト情報と接続情報とを読み出し、ツリー階層データベース1dに格納する。
本発明にかかるオブジェクト関係表示処理では、オブジェクト間の関係を記述した関係情報に基づき、表示用オブジェクト情報がオブジェクトの関係に応じたツリー構造を形成するように並び替え、接続情報を設定する。こうして生成された表示用オブジェクト情報の配列と接続情報とに基づいて、利用者にダウンロード用に公開されたオブジェクトの関係をツリー構造で表現したツリー図として提供することができる。このツリー図を参照すれば、利用者は、オブジェクトの二者間の関係のみならず、関連するオブジェクト全体の依存/吸収/排他の関係を俯瞰的に把握することができるようになる。この結果、どのオブジェクトをダウンロードし、インストールすればよいかを容易に把握することが可能となり、操作手順の計画する作業に要する手間が大きく軽減できるようになる。また、全体が容易に把握できることから、複数のオブジェクトをダウンロードする際の選択ミスや取りこぼしを防止することが可能となる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
実施の形態に適用される発明の概念図である。 本発明のツリー階層表示のオブジェクト関係図の一例を示した図である。 本実施の形態が適用されるウェブシステムの構成の一例を示した図である。 本実施の形態のパッチ管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施の形態のウェブシステムで用いるパッチ情報の一例を示した図である。 本実施の形態のDB変換部の処理手順を示したフローチャートである。 本実施の形態におけるソート処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。 本実施の形態における吸収関係並び替え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。 本実施の形態における依存関係並び替え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。 本実施の形態における排他関係並び替え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。 本実施の形態における接続文字置き換え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。 本実施の形態のツリー階層表示CGIによる処理手順を示したフローチャートである。 本実施の形態のツリー階層表示CGIにおける本体部表示処理の手順を示したフローチャートである。 本実施の形態におけるツリー階層表示ダウンロードページの一例を示した図である。 本実施の形態におけるツリー階層表示ダウンロードページで一括ダウンロードを選択した場合を示した図である。 本実施の形態のツリー階層表示CGIによる処理手順を示したフローチャートである。 従来のダウンロード用のオブジェクトを公開するウェブページの一例である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、実施の形態に適用される発明の概念について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。
本発明にかかるオブジェクト管理装置1は、オブジェクトデータを格納するオブジェクトデータデータベース(以下、DBとする)1a、オブジェクト間の関係情報を含むオブジェクトに関するオブジェクト情報を格納するオブジェクト情報DB1b、オブジェクト情報DB1bに格納されるオブジェクト情報の配列をオブジェクト間の関係をツリー階層で表現する配列に変換するDB変換処理部1cおよび変換された表示用のオブジェクト情報を格納するツリー階層DB1dを有する。このうちDB変換処理部1cは、並び替えを行うオブジェクト情報を展開する展開手段11、表示用オブジェクト情報の並び替え処理に用いる作業用記憶手段12、表示用オブジェクト情報の並び替え処理を行う並び替え手段13および変換された表示用オブジェクト情報を出力する階層表示情報出力手段14を具備する。なお、展開手段11、並び替え手段13、および階層表示情報出力手段14の処理機能は、コンピュータがオブジェクト関係表示プログラムを実行することにより実現する。
オブジェクトデータDB1aには、ダウンロード用に用意されたオブジェクトデータが格納される。
オブジェクト情報DB1bには、オブジェクトの識別情報に関連付けて、他のオブジェクトとの間の吸収、依存、および排他関係を記述した関係情報と、公開されているか否かなどの現在の状態などのオブジェクトの状態を記述した状態情報とが、オブジェクト情報として格納される。
ツリー階層DB1dには、DB変換処理部1cにより生成されたオブジェクト間の関係をツリー図で表示するための表示用オブジェクト情報が格納される。
DB変換処理部1cについて説明する。
展開手段11は、オブジェクト情報DB1bからオブジェクト情報を読み出すとともに、表示に用いる表示用オブジェクト情報を作業用記憶手段12に展開する。表示用オブジェクト情報には、オブジェクト情報に基づき、オブジェクトの関係表示に用いる各種情報が接続情報とともに設定される。たとえば、オブジェクト情報から表示に必要な情報を抽出してもよいし、オブジェクト情報をそのまま利用してもよい。このとき、接続情報には最上位の階層を示す接続情報を設定し、初期化しておく。また、オブジェクトが公開されているかどうかをオブジェクト情報から判定し、公開されていれば、公開されていることを示す接続記号を、公開されていなければ非公開を示す接続記号を接続情報に設定しておいてもよい。
作業用記憶手段12は、並び替え手段13による表示用オブジェクト情報の並び替え作業に利用される。
並び替え手段13は、オブジェクト情報の関係情報に基づき、表示用オブジェクト情報がオブジェクト間の関係に応じたツリー階層構造となるように並び替えを行うとともに、接続情報を設定する。オブジェクト間の関係には、吸収関係、依存関係、および排他関係がある。吸収関係は、オブジェクトAがオブジェクトBを吸収したという関係を表しており、オブジェクトAをインストールした後では、オブジェクトBをインストールすることはできない。ここでは、吸収先のオブジェクトAの関係情報に吸収したオブジェクトBの情報が記述されるとする。依存関係は、オブジェクトAをインストールする前にオブジェクトBをインストールする必要があるという関係を表しており、オブジェクトBの適用前にはオブジェクトAを適用することができない。ここでは、依存するオブジェクトがあるオブジェクトAの関係情報に、依存先のオブジェクトBの情報が記述されるとする。排他関係は、オブジェクトAとオブジェクトBはシステム上に共存できない関係を表しており、一方をインストールすると他方をインストールすることはできない。ここでは、オブジェクトAの関係情報に、オブジェクトAが共存不可とするオブジェクトBの情報が記述されるとする。
このような関係情報に基づき、順に、吸収関係並び替え処理13a、依存関係並び替え処理13b、および排他関係並び替え処理13cが実行される。
吸収関係並び替え処理13aでは、作業用記憶手段12に展開される表示用オブジェクト情報について順次、関係情報に記述された吸収関係に基づき、関係情報に吸収関係が記述されるオブジェクト(吸収先オブジェクト)の表示用オブジェクト情報の下に、この吸収関係に記述されたオブジェクト(吸収されたオブジェクト)の表示用オブジェクト情報が配置されるように並び替えを行うとともに、吸収されたオブジェクトを吸収先のオブジェクトの1つ下の階層とする階層化を行い、接続情報を設定する。下の階層に並び替えられたオブジェクトの接続情報は、階層が1つ下になったことを表すため、接続記号を付与する。このように、階層が下になるに応じて接続情報に設定される接続記号の数が増加する。なお、吸収されたオブジェクトがさらに下の階層のオブジェクト群を有する場合、並び替えは吸収されたオブジェクトを親とするグループ単位で行われる。そして、すべての吸収関係の記述に対する処理が完了した時点で吸収関係並び替え処理13aは終了する。
依存関係並び替え処理13bでは、作業用記憶手段12に展開される吸収関係に応じた並び替えが行われた表示用オブジェクト情報について順次、関係情報に記述された依存関係に基づき、関係情報に依存関係が記述されるオブジェクト(インストール前に他のオブジェクトのインストールが必要なオブジェクト)を含む吸収関係並び替え処理13aで形成されたグループの表示用オブジェクト情報の下に依存関係に記述されたオブジェクト(依存するオブジェクト)の表示用オブジェクトが配置されるように並び替えを行い、接続情報を設定する。接続情報に設定されている接続記号を、依存関係を表す接続記号で置き換える(階層は変えない)。なお、依存するオブジェクトがグループを形成している場合、もしくは下の階層のグループを有している場合には、これらを含めて並び替えを行う。そして、すべての依存関係の記述に対する処理が完了した時点で、依存関係並び替え処理13bは終了する。
排他関係並び替え処理13cでは、作業用記憶手段12に展開される吸収関係および依存関係に応じた並び替えが行われた表示用オブジェクト情報について順次、関係情報に記述された排他関係に基づき、関係情報に排他関係が記述されているオブジェクト(共存できないオブジェクトがあるオブジェクト)を含む依存関係並び替え処理13bまでの処理で形成されたグループの表示用オブジェクトの下に排他関係に記述されたオブジェクト(共存できないオブジェクト)の表示用オブジェクトが配置されるように並び替えを行い、接続情報を設定する。接続情報に設定されている接続記号を、排他関係を表す接続記号で置き換える(階層は変えない)。なお、排他オブジェクトがグループを形成している場合、もしくは下の階層のグループを有している場合には、これらを含めて並び替えを行う。そして、すべての排他関係の記述に対する処理が完了した時点で、排他関係並び替え処理13cは終了する。
階層表示情報出力手段14は、並び替え手段13により作業用記憶手段12に展開される表示用オブジェクト情報と接続情報とをツリー階層DB1dへ出力する。このとき、表示用オブジェクト情報の接続情報を解析し、ツリーの終点に相当するオブジェクトについて、接続情報の接続記号を、終端を表す接続記号に置き換える。作業用記憶手段12に展開される表示用オブジェクトは、並び替え手段13により、吸収、依存、および排他関係に基づくツリー階層構造に応じて配列されており、この表示用オブジェクト情報と接続情報とを用いることによって、オブジェクト間の関係をツリー階層で表示することができる。
なお、上記の説明では、接続情報を表示用オブジェクト情報に含むとしたが、接続情報を表示用オブジェクト情報とは別に設けてもよい。
以下、このような構成のオブジェクト管理装置1における動作およびオブジェクト関係表示方法について説明する。
オブジェクトデータDB1aには、ダウンロード用のオブジェクトデータが格納され、オブジェクト情報DB1bには、オブジェクトデータDB1aに対応して、オブジェクト間の関係情報を含むオブジェクトに関するオブジェクト情報が格納されている。
DB変換処理部1cが起動されると、展開手段11は、オブジェクト情報DB1bを読み込むとともに、接続情報を含む表示用オブジェクト情報を作業用記憶手段12に展開し、接続情報は接続記号を初期設定しておく。必要であれば、公開/非公開に応じた接続記号も設定しておく。並び替え手段13は、関係情報に記述される吸収関係に基づいて吸収関係並び替え処理13aを行い、吸収関係を有するオブジェクトの表示オブジェクト情報を1つのグループにまとめるとともに、吸収されるオブジェクトを吸収先オブジェクトの1つ下の階層に設定し、階層構造を形成する。接続情報には、吸収関係と階層構造を表す接続記号を設定する。次に、吸収関係並び替え処理13aが行われた表示用オブジェクト情報に対し、依存関係並び替え処理13bを行い、依存関係を有するオブジェトの表示用オブジェクト情報を1つのグループにまとめる。このとき、吸収関係並び替え処理13aで形成されたグループは維持されるように並び替えを行う。そして、接続情報に設定される接続記号を、依存関係を示す接続記号に置き換える。たとえば、接続記号の先頭を置き換える。最後に、依存関係並び替え処理13bが行われた表示用オブジェクト情報に対し、排他関係並び替え処理13cを行い、依存関係を有するオブジェクトの表示用オブジェクト情報を1つのグループにまとめる。このとき、吸収関係並び替え処理13aおよび依存関係並び替え処理13bで形成されたグループは維持されるように並び替えを行う。そして、接続情報に設定される接続記号を、排他関係を示す接続記号に置き換える。階層表示情報出力手段14は、作業用記憶手段12に吸収、依存、および排他関係に基づくツリー階層構造に応じて配列される表示用オブジェクト情報を読み出し、ツリー階層DB1dへ格納する。
このようにしてツリー階層DB1dに格納された接続情報を含む表示用オブジェクト情報は、オブジェクトデータDB1aに格納されるオブジェクトデータとともに、ダウンロード用のオブジェクトを公開するウェブページを管理するウェブサーバ2へ転送される。ウェブサーバ2では、ユーザ端末からのアクセス要求があった場合には、ツリー階層表示CGI(Common Gateway Interface)により、ツリー階層構造に応じて並び替えられた表示オブジェクト情報に基づき、オブジェクト関係のツリー階層表示をユーザ端末に提供する。
図2は、本発明のツリー階層表示のオブジェクト関係図の一例を示した図である。
オブジェクト関係図表示例20は、オブジェクト管理装置1のツリー階層DB1bからウェブサーバに転送されたオブジェクト関係に応じたツリー階層構造を有する表示用オブジェクト情報を用いてユーザ端末に表示される。
図の例では、オブジェクトを識別するためのオブジェクトコード21と、接続情報に基づいて表示される公開マーク22、接続文字(非公開)23、接続文字(階層)24、依存マーク25、排他マーク26、および終端マーク27とが表示されている。
オブジェクトコード21は、オブジェクトを識別するため、オブジェクトに一意に付与された識別番号である。
公開マーク22は、該当するオブジェクトが公開されていることを表し、接続文字(非公開)23は、オブジェクトが非公開であることを表すマークである。並び替え手段13による並び替えの前に展開手段11がオブジェクト情報の公開/非公開に応じて接続情報に設定する接続記号に基づき表示される。接続文字(階層)24は、吸収関係並び替え処理13bによる吸収関係に基づき並び替えたとき、吸収されるオブジェクトの接続情報に付加される接続記号に基づき表示される。たとえば、オブジェクト「111111−11」がオブジェクト「122222−02」を吸収しているという関係がある場合、その関係情報に基づき、吸収されるオブジェクト「122222−02」の接続情報には階層が1つ下となったことを示す接続記号が付加される。表示処理では、接続記号の数だけ、接続文字(階層)24を表示するとともに、その数に応じてオブジェクトコードを表示する位置をずらす。依存マーク25は、依存関係並び替え処理13bにおいて置き換えられた依存関係を表す接続記号に応じて表示される。排他マーク26は、排他関係並び替え処理13cにおいて置き換えられた排他関係を表す接続記号に応じて表示される。終端マーク27は、階層表示情報出力手段14において置き換えられたツリーの終端を表す接続記号に応じて表示される。
このような表示によれば、吸収されたオブジェクトは、吸収先のオブジェクトの下段に、接続文字23や終端マーク27で繋がる。これにより、たとえば、オブジェクト「123333−05」はオブジェクト「122222−01」「122222−02」に吸収され、さらに、オブジェクト「122222−01」「122222−02」はオブジェクト「111111−10」に吸収されていることが一目でわかる。このようにして、公開されている最新のオブジェクト「111111−11」のこれまでの変更履歴を知ることができる。また、過去にユーザ端末にダウンロードしたオブジェクトのその後の状態も即座に理解することができ、次の作業計画が立てやすくなる。
依存オブジェクトは、依存オブジェクトに依存するオブジェクトの下段の同階層に依存マーク25で繋がる。これにより、たとえば、オブジェクト「111111−11」は、オブジェクト「155555−02」と依存関係を有し、オブジェクト「111111−11」をインストールする前には、オブジェクト「155555−02」をインストールする必要があることがすぐにわかる。
そして、排他オブジェクトは、排他されるオブジェクトの下段の同階層に排他マーク26で繋がる。これにより、たとえば、オブジェクト「111111−11」は、オブジェクト「177777−02」と共存させることができないことがすぐにわかる。
このように、オブジェクト管理装置1が生成したオブジェクト関係に応じたツリー階層構造を有する表示用オブジェクト情報に基づき表示されるオブジェクト関係図では、二者間の関係のみならず、オブジェクト間の関係の全体像を容易に把握することができる。
また、このようなオブジェクト関係を示したツリー図を用いて、ツリー図の中の単体/部分木/全体木を選択し、一回の操作でダウンロードできるようにすることもできる。たとえば、オブジェクト「111111−11」を選択すれば、部分木を構成する公開オブジェクト「155555−02」「156666−02」「156777−02」「157777−05」を一括して選択し、をまとめてダウンロードできるようにする。さらに、このとき、依存関係を自動的に解析し、適用順にソートすることもできる。たとえば、この場合、依存関係から、公開オブジェクト「156777−02」「156666−02」「157777−05」「155555−02」「111111−11」の順にインストール必要があるので、この順にソートし、ダウンロードする。
これにより、選択とダウンロードの操作を繰り返すことや、インストールの順番を考える作業が必要なくなり、オペレータの作業を軽減することができる。また、ダウンロードオブジェクトの取りこぼしや、ミスを防止することもできる。
以下、実施の形態を、ダウンロード用のパッチを公開するウェブページに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本実施の形態が適用されるウェブシステムの構成の一例を示した図である。
本実施の形態のウェブシステムは、ダウンロード用のパッチおよび公開用のウェブページに表示される情報を提供する社内システム(パッチ管理装置)100、ダウンロード用のパッチを公開するウェブページを提供する社外ウェブサーバ200、およびユーザが利用するユーザ端末300を有する。ユーザ端末300と社外ウェブサーバ200とは社外インターネットを介して接続し、社内イントラネットに接続する社内システム(パッチ管理装置)100は、ファイアウォールを介して社外ウェブサーバ200に接続する。
社内システム100は、パッチを管理するパッチ管理装置として機能し、パッチデータ101、パッチ情報DB102およびツリー階層DB103の記憶装置と、準備処理部104、DB変換部105および転送処理部106の各処理部とを具備する。各処理部は、コンピュータが処理プログラムを実行することによりその処理機能を実現する。また、パッチ管理装置100は、何台のコンピュータで構成されていてもよい。
パッチデータ101は、ダウンロード用のパッチデータを格納する。パッチ情報DB102は、パッチの識別情報とともに、依存、吸収、および排他関係を記述した関係情報、パッチの現在の状態、パッチデータの格納アドレスなどのパッチ情報が格納される。ツリー階層DB103は、パッチ間の関係をツリー図で表示するための表示情報が格納される。準備処理部104は、ダウンロードするパッチデータに基づき、パッチ情報を準備する。DB変換部105は、パッチ情報を並び替え、パッチ関係を示すツリー図を表示するための表示情報に変換する。転送処理部106は、社外ウェブサーバ200に対し、ネットワークを介してパッチデータとパッチのツリー図とを表示するための表示情報を転送する。
社外ウェブサーバ200は、パッチデータ201およびツリー階層DB202の記憶装置を有し、ユーザ端末300からのアクセス要求に応じて、ツリー階層表示CGI(Common Gateway Interface)203とダウンロードCGI204とを介してツリー階層表示ダウンロードページ301やダウンロードデータ310を提供する。
ユーザ端末300は、ウェブクライアントとして機能し、社外ウェブサーバ200から受信した表示用データに基づいてツリー階層表示ダウンロードページ301の表示を行うとともに、ユーザの操作を社外ウェブサーバ200に通知する。
このようなシステムでは、パッチ作成者などによって、社内システム(パッチ管理装置)100内にユーザに最終的にダウンロードさせるパッチデータがパッチデータ101に格納される。また、準備処理部104により、パッチデータに対し、パッチの依存、吸収、および排他の関係を記述したパッチの関係情報が用意され、パッチ情報DB102に格納される。DB変換部105は、パッチ情報DB102に格納されるパッチの関係情報を入力として解析し、ツリー階層表示ダウンロードページ301を最終的に出力するための基となるパッチのツリー階層構造を表示するための表示情報をツリー階層DB103へ出力する。転送処理部106は、こうして設定されたパッチデータ101およびツリー階層DB103から各々の格納データを読み出し、社外ウェブサーバ200から公開するために、社外ウェブサーバ200へ転送する。社外ウェブサーバ200は、パッチデータをパッチデータ201に格納し、パッチのツリー図を表示するための表示情報をツリー階層DB202に格納する。
そして、ユーザ端末300からアクセス要求があると、社外ウェブサーバ200は、ツリー階層表示CGI203により、ツリー階層DB202に格納される表示情報を解析し、パッチの依存、吸収、および排他関係をツリー階層表示で表示するHTML(Hyper Text Markup Language)形式のツリー階層表示ダウンロードページ301としてユーザ端末300へ送る。ユーザ端末300は、取得したツリー階層表示ダウンロードページ301を表示装置に表示し、ユーザに情報を提供する。ユーザがダウンロード可能なパッチとパッチ間の関係を把握し、パッチを選択すると、ツリー階層表示ダウンロードページ301によって起動されたダウンロードCGI204が、対応するパッチデータをパッチデータ201から読み出し、ユーザ端末300にダウンロードする。
なお、DB変換部105を社内システム100に設け、ツリー図の表示情報を生成する処理を事前に社内システム上で実行するのは、社外ウェブサーバ200に余計な負荷が発生することを避けるためであり、システム環境によっては社外ウェブサーバ200で処理を行うこともできる。
ここで、パッチ管理装置100のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施の形態のパッチ管理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
パッチ管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)111によって装置全体が制御されている。CPU111には、バス117を介してRAM(Random Access Memory)112、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)113、グラフィック処理装置114、入力インタフェース115、および通信インタフェース116が接続されている。
RAM112には、CPU111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM112には、CPU111による処理に必要な各種データが格納される。HDD113には、OSやアプリケーションのプログラムが格納される。グラフィック処理装置114には、モニタ118が接続されており、CPU111からの命令に従って画像をモニタ118の画面に表示させる。入力インタフェース115には、キーボード119aやマウス119bが接続されており、キーボード119aやマウス119bから送られてくる信号を、バス117を介してCPU111に送信する。通信インタフェース116は、ネットワーク110に接続されており、ネットワーク110を介して端末装置との間でデータの送受信を行う。
このようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、上述のように、パッチ管理装置100は、社内システムとして、同様のハードウェア構成の装置複数台で構成されてもよい。また、図4には、パッチ管理装置のハードウェア構成の一例を示したが、社外ウェブサーバ200やユーザ端末300のハードウェア構成も同様である。
以下、パッチ管理装置100を含む図3に示したウェブシステムの動作およびオブジェクト関係表示方法について説明する。
パッチ管理装置100では、準備処理部104によってパッチデータ101に応じたパッチ情報が生成され、パッチ情報DB102に格納される。ここで、パッチ情報について説明する。
図5は、本実施の形態のウェブシステムで用いるパッチ情報の一例を示した図である。
パッチ情報400には、パッチごとに、パッチID401、公開状態402、Badパッチ403、吸収パッチ404、依存パッチ405、排他パッチ406、および説明407の情報項目が設定されている。さらに必要に応じて、対応するパッチデータが格納されるパッチデータ101のアドレスなどが情報項目として設定されていてもよい。これらの情報は、システムに応じて適宜追加される。
パッチID401には、パッチを識別するためのコードが設定されている。コードは、バージョンアップや吸収などにより順次番号が設定される。ここでは、ハイフンを挟んで前半4桁はユニークな数字(ベースパッチID)とし、後半2桁は版数を表すとする。すなわち、上位版数のパッチが公開された場合は、下位の2桁が1つ繰り上がる。公開状態402には、現在公開されているパッチには「A」が、そして非公開のパッチには「−」が設定される。Badパッチ403には、パッチ自身の不具合により非公開となったBadパッチには「B」、それ以外のパッチには「−」が設定される。
吸収パッチ404、依存パッチ405および排他パッチ406には、所定の関係を有するパッチが記述される。吸収パッチ404には、吸収関係を有するパッチ、ここでは、このパッチが吸収したパッチのパッチIDが設定されている。依存パッチ405には、依存関係を有するパッチ、ここでは、このパッチを適用する前に適用する必要があるパッチのパッチIDが設定されている。排他パッチ406には、排他関係を有するパッチ、ここでは、このパッチが共存不可としているパッチのパッチIDが設定されている。
たとえば、パッチ「1111−11」は、現在公開されており、パッチ「1222−02」「1333−02」「1444−01」を吸収していることが記述されている。さらに、パッチ「1555−02」と「1666−09」とに依存し、パッチ「1777−02」と「1888−02」とは共存不可であることが記述されている。
説明407には、パッチの機能概要の説明が設定される。
このようなパッチ情報がパッチ情報DB102に格納された後、DB変換部105による処理が開始される。処理は、たとえばパッチ情報DB102の内容が更新されるごとに行われる。全体の処理手順をフローチャートを用いて説明する。
図6は、本実施の形態のDB変換部の処理手順を示したフローチャートである。なお、()内の処理は、接続情報に関する処理である。
[ステップS1] パッチ情報DB102に格納されるパッチ情報を読み込み、作業用のワークメモリへ展開する。ワークメモリへ展開されるデータは、社外ウェブサーバ200で表示用に用いられるものであるので、パッチ情報から表示に必要な情報を抜き出して接続情報を付加してもよいが、ここでは、ワークメモリ上で作業を行うため、公開状態、Badパッチ、吸収パッチ、依存パッチ、および排他パッチを含むパッチ情報の全項目に接続情報を付加し、ワークメモリ上に展開する。
[ステップS2] 最終的なツリー図の表示が見やすくなるようにパッチ情報をソートし、接続情報を初期設定する。図5に示したパッチ情報400は、共通のベースパッチIDごとに版数の若い方から昇順に配列されている。多くの場合、版数が大きいほうが公開パッチとなっているので、共通のベースパッチIDであれば版数の大きいほうから降順に配列した方がわかりやすい。そこで、共通のベースパッチIDごとに逆ソートし、版数の大きいほうから降順となるようにパッチ情報を並び替える。これとともに、接続情報に接続文字を挿入し、接続情報を初期化する。このとき、公開状態402を参照し、公開状態であれば公開マークを設定し、非公開であれば接続文字(非公開)を設定する。
[ステップS3] 吸収関係に応じて当該パッチが吸収したパッチIDを記述した吸収パッチ404に基づき並び替えを行う。処理は、同一のベースパッチIDのグループごとに順に実行する。同一のベースパッチIDのグループ(これをグループAとする)の吸収パッチ404に、他のグループ(これをグループBとする)のパッチIDが記述されているかどうかを調べ、記述されている場合には、グループAの中でグループBを記述しているパッチ群の中で一番版数が古いパッチの下にグループBが挿入されるように並び替えを行う。なお、このグループBを移動するときに、グループBの下の階層にさらに別のグループCがある場合には、グループCも含めた部分木ごと移動する。そして、グループAの下に配置した部分木を構成するグループBおよびグループCは、階層が一つ下になったことを表すため、接続情報に接続文字を追加する。以上の処理をすべての吸収関係記述について実行する。このようにして形成されるグループAと下位の階層にあるグループBおよびグループCで構成される部分木をツリーAとする。
[ステップS4] 依存関係に応じて当該パッチをインストールする前にインストールする必要のあるパッチIDを記述した依存パッチ405に基づき並び替えを行う。ステップS3と同様に、処理は同一のベースパッチIDのグループごとに順に実行する。グループAの依存パッチ405に他のグループDのパッチIDが記述されているかどうかを調べ、記述されている場合には、グループAを含むツリーAの下にグループDを含むツリーDを移動する。ツリーDは、ステップS3の吸収関係に基づき形成されたグループDを含む部分木とする。そして、移動したツリーDは、ツリーAの依存関係になったことを表すため、接続情報の途中の接続文字を依存を表す文字に置き換える。なお、グループDに関する依存パッチ405に他のグループEのパッチIDが記載されていたら、グループDを含むツリーDの一番下にグループEを含むツリーEを挿入して移動する。以上の処理をすべての依存関係記述について実行する。
[ステップS5] 排他関係に応じて当該パッチと共存不可のパッチIDとを記述した排他パッチ406に基づき並び替えを行う。処理は、ステップS4と同様に、同一ベースパッチIDのグループごとに順に実行する。グループAの排他パッチ406に他のグループFのパッチIDが記述されているかどうかを調べ、記述されている場合には、グループAを含むツリーAの下にグループFを含むツリーFを移動する。そして、移動したツリーFは、ツリーAと排他関係を有することを表すため、接続情報の途中の接続文字を排他を表す文字に置き換える。なお、グループFに関する排他パッチ406に他のグループGのパッチIDが記載されていたならば、グループFを含むツリーFの一番下にグループGを含むツリーGを挿入して移動する。以上の処理をすべての排他関係記述について実行する。
[ステップS6] ステップS3、S4、およびS5によってワークメモリ上で並び替えられたパッチ情報をひとつずつ順に読み込み、そのパッチがツリーの終端にきているパッチならば、接続文字を終端文字に置き換える。
[ステップS7] これまでのステップでワークメモリに並び替えられたパッチ情報をツリー階層DB103に出力し、処理を終了する。
以上の処理手順が実行されることにより、ワークメモリに展開した表示用のパッチ情報をパッチ間の吸収、依存、および排他関係に基づき、並び替えを行うとともに接続情報を設定し、パッチ関係をツリー構造で表現するための表示情報がツリー階層DB103に格納される。
以下、各ステップにおける処理手順について、具体例を用いて説明する。
まず、ステップS1の「パッチ情報展開」では、パッチ情報DB102から図5に示したパッチ情報を読み出し、接続情報領域を付加した後、そのままの配列でワークメモリへ書き込む。このとき、パッチ情報は、ASCII記号の昇順に並べられているとする。
次に、ステップS2の「ソート」では、ワークメモリに展開されたパッチ情報を共通のベースパッチIDごとの版数が大きいものから降順に並ぶように並び替えを行う。また、公開状態に基づき、接続情報を初期化する。
図7は、本実施の形態におけるソート処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。なお、図では、図5に示した説明407は省略している。
ワークメモリ上には、図5に示したパッチ情報に対応し、パッチID501、公開状態502、Badパッチ503、吸収パッチ504、依存パッチ505、および排他パッチ506の情報項目に接続情報507が付加されたパッチ情報500aが展開されている。
ソート処理では、共通のベースパッチIDをグループとし、グループ内のパッチを版数が降順となるように並び替え処理する。たとえば、ベースパッチID「1111」を有するグループA(510)は、版数「11」から順に降順に並び替える。また、公開状態502が公開(A)であるパッチ「1111−11」の接続情報には接続文字と公開マーク「□」を設定し、非公開のパッチ「1111−10」の接続情報には接続文字のみを設定する。同様に、他のパッチ情報についても、接続文字を設定して、接続情報を初期化する。
次に、ステップS3の「吸収関係並び替え」では、ワークメモリに展開されたパッチ情報500aを吸収関係に応じて並び替える。
たとえば、共通のベースパッチIDを有するグループA(510)の吸収パッチ504に記述されているパッチ「1222−02」と共通のベースパッチIDを有するグループB(511)を、グループA(510)の中で吸収パッチ504にグループB(511)を記述しているパッチ群の中で最も版数が古いパッチの下に並び替える。図の例では、グループB(511)は、パッチ「1111−10」の下に移動する。さらに、移動したグループB(511)の接続情報に接続文字を1つ付加し、グループB(511)がグループA(510)の下の階層となったことを設定する。このとき、グループB(511)の吸収パッチ504には、パッチ「1233−05」が記述されているので、同様にして、共通のベースパッチIDを有するグループC(512)をグループB(511)のパッチ「1222−01」の下に並び替えるとともに、グループB(511)の下の階層となるので、グループB(511)の階層を表す接続文字にさらに接続文字を加え、接続情報に設定する。また、グループC(512)のパッチ「1233−05」の吸収パッチ504には、パッチ「1234−01」が記述されているので、共通のベースパッチIDを有するグループD(513)をグループC(512)のパッチ「1233−05」の下に並び替えるとともに、同様にして接続情報に接続文字を加える。
図8は、本実施の形態における吸収関係並び替え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。なお、図7と同じものには同じ番号を付す。
上記の吸収関係並び替え処理によって並び替えが行われたパッチ情報500bの共通のベースID「1111」を有するグループAには、吸収関係に基づき、グループB、グループC、グループDが挿入され、階層構造が形成されている。すなわち、グループD(図ではG−Dと表記する)513は、共通のベースパッチID「1233」を有するグループCに吸収され、部分木であるツリーC(図ではT−Cと表記する。以下、同様)523が形成されている。さらに、ツリーC(523)は、共通のベースID「1222」を有するグループBに吸収され、ツリーB(521)が形成されている。そして、ツリーB(521)は、グループAに吸収され、ツリーA(520)が形成されている。このようなツリー構造に合わせて、接続情報に接続文字が付加されている。たとえば、ツリーA(520)を最上位の階層として、並び替えによりツリーB(521)に属するパッチには接続文字が1つ加えられ、ツリーC(523)に属するパッチに接続文字が1つ加えられるというようにして階層構造を表す接続情報が設定される。なお、同様の処理が行われ、ツリーE(524)およびツリーF(525)が形成されている。
次に、ステップS4の「依存関係並び替え」では、吸収関係並び替え処理が行われたパッチ情報500bを依存関係に応じて並び替える。
たとえば、ツリーA(520)に属するパッチ情報の依存パッチ505を調べ、記述されたパッチ「1555−02」を含むツリーF(525)をツリーA(520)の下に並び替える。図の例では、パッチ情報の配列に変化はない。そして、依存するパッチ「1555−02」の接続情報の接続文字を依存を表す依存マークに置き換える。同様にして、ツリーA(520)に関し、依存パッチ505に記述されるパッチ「1666−09」をツリーA(520)の下でツリーF(525)の次の位置に配置し、接続情報を依存マークに更新する。同様に、ツリーE(524)に属するパッチ「1566−02」の依存パッチ505に記述されるパッチ「1567−02」をパッチ「1566−02」の下に並べ、接続情報を更新する。パッチ「1566−02」は、自身を親とするグループが形成されていないので、パッチ「1567−02」をすぐ下に並べることができる。
図9は、本実施の形態における依存関係並び替え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。なお、図7、8と同じものには同じ番号を付す。
上記の依存関係並び替え処理によって、並び替えが行われたパッチ情報200cのツリーA(510)が依存するパッチ「1555−02」を含むツリーF(525)と、パッチ「1666−09」が、ツリーA(510)の下に配列される。また、パッチ「1555−02」と「1666−09」の接続情報の接続文字が、依存マークに置き換えられている。また、パッチ「1555−02」の依存パッチ505に基づき、ツリーG(526)が形成され、さらに、ツリーA(520)の依存パッチ505に基づき、ツリーA(520)とツリーG(526)を部分木とするツリーH(527)が形成される。
次に、ステップS5の「排他関係並び替え」では、依存関係並び替え処理が行われたパッチ情報500cを排他関係に応じて並び替える。
たとえば、ツリーH(527)に属するパッチ情報の排他パッチ506を調べ、記述された排他パッチをツリーH(527)の下に並び替える。図の例では、排他パッチ506に記述されるパッチ「1777−02」と「1888−02」とをツリーH(527)の下に配列し、対応するパッチ情報の接続情報を排他マークで置き換える。
図10は、本実施の形態における排他関係並び替え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。なお、図7、図8、および図9と同じものには同じ番号を付す。
上記の排他関係並び替え処理によって、並び替えが行われたパッチ情報500dのツリーH(527)と排他関係にあるパッチ「1777−02」と「1888−02」との並び替えが行われ(図の例では、配列は変化しない)、これらのパッチを含むツリーI(528)が形成される。
次に、ステップS6「接続文字置き換え」では、排他関係並び替え処理が行われたパッチ情報500dを順次読み出し、接続情報507に設定される接続文字をチェックする。そして、そのパッチ情報が終点に来ているものについて、接続文字を終端マークに置き換える。そのパッチ情報が終点に来ているかどうかは、たとえば、接続情報507を参照し、次の行のパッチ情報の階層が当該パッチ情報と同じか、または上の階層であれば、終点ではないと見なす。
たとえば、パッチ「1233−05」と、次の行のパッチ「1234−01」とでは、パッチ「1234−01」の方が階層が下であるので、パッチ「1233−05」はツリーの終点ではない。一方、パッチ「1234−01」は、次の行のパッチ「1233−04」の方が階層が上であるので、終点であると判断し、接続情報の接続文字を終端マークに置き換える。同様の処理を繰り返し、終点のパッチの接続情報に終端マークを設定していく。
図11は、本実施の形態における接続文字置き換え処理後のワークメモリ上のパッチ情報の状態を示した図である。
接続文字置き換え処理後のパッチ情報500eでは、終点に位置するパッチ「1234−01」「1233−03」「1444−01」「1111−08」「1577−04」「1578−03」「1579−03」の接続文字が終端マークに置き換えられている。
以上のような処理手順により、生成されたパッチ情報500eは、次のステップS7の「ツリー階層DBへ出力」によって、ツリー階層DB103に格納される。さらに、転送処理部106によって、社外ウェブサーバ200のツリー階層DB202に転送される。
社外ウェブサーバ200では、ユーザ端末300からのアクセス要求があると、ツリー階層表示CGI203により、ユーザ端末300にツリー階層表示ダウンロードページ301が表示されるように処理を行う。
以下、ツリー階層表示CGIによる処理について説明する。
図12は、本実施の形態のツリー階層表示CGIによる処理手順を示したフローチャートである。
[ステップS11] ツリー階層DB202に格納されるパッチ情報をメモリへ読み込み、展開する。
[ステップS12] html形式の文書のヘッダ部を生成して出力する。すなわち、htmlにおいて必要な<html>、<head>などのタグや、その他ページの上部に表示するサイト規則のロゴやパンク図などを出力する。
[ステップS13] htmlツリー構造表示のトップ部を表示するための情報を生成し、出力する。まず、表題などトップ部に必要なものとして、「一括ダウンロードボタン」「単体ダウンロードボタン」「全体チェックボックス」を出力する。「一括ダウンロードボタン」は、オペレータがパッチをまとめてダウンロードするときに選択するボタンである。「一括ダウンロードボタン」が選択された場合には、一括ダウンロードのパラメータで「ダウンロードCGI」がキックされるようにしておく。「単体ダウンロードボタン」は、オペレータがパッチを1つずつダウンロードするときに選択するボタンである。「単体ダウンロード」が選択された場合には、単体ダウンロードのパラメータで「ダウンロードCGI」がキックされるようにしておく。「全体チェックボックス」は、全体を表すチェックボックスである。「全体チェックボックス」が選択された場合には、そのことがわかるようにしておく。
[ステップS14] パッチの関係をツリー構造表示で表すツリー図の本体行を出力する。ステップS11でメモリに展開したツリー構造が形成されているパッチ情報を1行ずつ読み込み、データベースのレコード分、処理を行う。詳細は、後述する。
[ステップS15] html形式の文書のボトム行を生成して出力する。htmlに必要な</head>、</html>などのタグや、その他必要なものがあれば出力する。
ここで、本体行の表示処理について説明する。
図13は、本実施の形態のツリー階層表示CGIにおける本体部表示処理の手順を示したフローチャートである。
[ステップS141] 読み込む行番号nを先頭行(n=0)に初期化する。
[ステップS142] 行番号nのパッチ情報を読み込む。図11に示したようにパッチ情報には、パッチID501、公開状態502、Badパッチ503、吸収パッチ504、依存パッチ505、排他パッチ506、接続情報507、および図示しない説明の各情報項目が設定されている。
[ステップS143] ステップS142で読み込んだパッチ情報の「接続情報」に基づき、接続文字を出力する。なお、パッチ情報の「公開状態」が公開(=A)であり、接続文字に公開マークが設定されているものは、公開マークをチェックボックスに置き換えて出力する。
[ステップS144] ステップS142で読み込んだパッチ情報の「パッチID」に基づき、パッチIDを出力する。
[ステップS145] ステップS142で読み込んだパッチ情報の「Badパッチ」に基づき、Badパッチ(=B)が設定されていた場合は、パッチIDの横にBadパッチであることを表す「B」を出力する。
[ステップS146] ステップS142で読み込んだパッチ情報の「説明」に基づき、パッチの機能説明をそのまま出力する。
[ステップS147] チェックボックスが選択されたときに、そのことが識別できるように、ユニークな“name=”を出力する。
[ステップS148] 行番号をひとつ進め、n=n+1とする。
[ステップS149] 全行の処理が終了したかどうかを判断する。終了していなければ、ステップS142に戻って、次の行についての処理を行う。
以上の処理手順が実行されることにより、ユーザ端末300にツリー階層表示ダウンロードページ301が表示される。
図14は、本実施の形態におけるツリー階層表示ダウンロードページの一例を示した図である。なお、表示されている記号(接続文字、依存マーク、および排他マーク)は図2と同じであるので、説明は省略する。
ツリー階層表示ダウンロードページ301の上部には、表題とともに、一括ダウンロードボタン302と単体ダウンロードボタン303とが表示されている。また、本体部には、各パッチの関係がツリー図によって示されている。吸収されたパッチは、吸収先のパッチの下段に接続記号で繋がる。下位版数のものは、上位版数のパッチに吸収されたパッチと同階層に表示される。依存パッチは、このパッチを必要とするパッチの下段に依存マークをつけて表示される。排他となるパッチは、排他関係を有するパッチの下段に排他マークをつけて表示される。排他パッチは、排他関係を有するパッチと並列に並ぶ。
パッチIDの前にチェックボックス304が表示されているパッチは、公開されており、ダウンロードボタンを操作してこの画面からダウンロードすることができる。また、パッチIDの横に表記されている文字B305は、対応するパッチがBadパッチであることを示しており、説明306は、パッチの機能概要を示している。
このようなツリー階層表示ダウンロードページ301では、全体的な依存/吸収/排他の関係を容易に把握することができる。また、インストールが必要なパッチなどの調査も容易に行うことができる。たとえば、過去にパッチ「1222−04」をインストールしたユーザは、ツリー階層表示ダウンロードページ301から、このパッチがBadパッチとして非公開となったことを知ることができるとともに、ツリー図を辿り、対策のためには、パッチ「1111−11」をインストールすればよいことがわかる。
次に、ダウンロード処理について説明する。ユーザは、ツリー階層表示ダウンロードページ301を参照し、必要なパッチを選択し、対応するチェックボックスをチェックする。このとき、単体ダウンロードボタン303を操作すれば、従来と同様に、チェックボックスによって指定されたパッチをダウンロードすることができる。
一方、一括ダウンロードボタン302を操作すれば、チェックボックスにより選択されたパッチをインストールするために必要なパッチが自動で選択され、一括してダウンロードすることができる。
図15は、本実施の形態におけるツリー階層表示ダウンロードページで一括ダウンロードを選択した場合を示した図である。
たとえば、パッチ「1555−02」のチェックボックスを選択し、一括ダウンロードボタン302を操作すると、パッチ「1555−02」を親とする部分木307からインストールするために必要な依存関係を有するパッチ「1566−02」「1567−02」「1577−05」「1588−02」が選択され、まとめてダウンロードすることが可能となる。さらに、このとき、インストール順を考慮し、パッチデータをソートする。
以上のダウンロード処理は、一括ダウンロードボタン302または単体ダウンロード303が操作されたときにキックされるダウンロードCGIによって実行される。
ダウンロードCGIによる処理について説明する。
図16は、本実施の形態のツリー階層表示CGIによる処理手順を示したフローチャートである。
ユーザがダウンロードしたパッチのチェックボックスを選び、一括または単体ダウンロードボタンを押すと、ダウンロードCGIが起動される。このとき、ダウンロードCGIには、ユーザが選んだチェックボックス(=パッチID)、ダウンロードボタンの種類(一括/単体)がパラメータとして渡される。
[ステップS21] パラメータとして入力されるダウンロードボタンの種類を判定する。単体である場合は、処理をステップS27へ進める。
[ステップS22] ダウンロードボタンの種類が一括である場合、以下の一括ダウンロードを開始する。まず、パッチIDのチェックボックスが選択されているかどうかを確認する。選択されていない場合には、処理をステップS26へ進める。
[ステップS23] パッチIDのチェックボックスが選択され、パラメータにパッチIDが設定されている場合、ツリー図に基づき、選択されたパッチと依存関係を有するパッチをすべて選択する。なお、「全体」がチェックされている場合は、公開となっているすべてのパッチが選択されたとして処理を行う。
[ステップS24] ステップS23によって選択されたパッチを、インストール順にソートする。ツリー図では、下の行のパッチほど、依存されるパッチが並んでいる。このため、ツリー図の下から順にパッチをソートすれば、必要なパッチから順に適用される順番となる。そこで、ステップS23によって選択されたパッチをこの順に並べる。また、この順でパッチの適用順を記述した順番リストを別に生成しておく。
[ステップS25] ステップS24でソートされたパッチ群と順番リストをストリームとして出力し、クライアント側がダウンロードできるようにし、処理を終了する。
[ステップS26] パッチIDのチェックボックスが選択されていない場合、エラーメッセージを表示し、処理を終了する。
[ステップS27] ダウンロードボタンの種類が単体である場合、以下の単体ダウンロードを開始する。まず、パッチIDのチェックボックスが選択されているかどうかを確認する。選択されていない場合には、処理をステップS26へ進める。
[ステップS28] パッチIDのチェックボックスが選択され、パラメータにパッチIDが設定されている場合、チェックされたパッチをすべて選択する。なお、全体がチェックされている場合の処理は、ステップS23と同じである。
[ステップS29] ステップS28によって選択されたパッチをストリームとして出力し、クライアント側がダウンロードできるようにし、処理を終了する。
以上の処理手順が実行されることにより、ツリー図全体の中の部分木を、パッチ単体/部分木/全体木のいずれの方法でも一回の操作でダウンロードできる。また、インストールの順番も考慮され、順番リストが出力されるので、オペレータが手順を考える必要がなくなる。これにより、パッチの選択ミスや、取りこぼしの防止が可能となる。
以上、パッチの例を用いて説明を行ったが、他のオブジェクト、たとえば、製品やドライバなどにも本発明を適用できることは明らかである。たとえば、「製品」を例にとると、製品同士の間にも「依存関係」、「吸収関係」および「排他関係」があることが多い。「依存関係」とは、製品Aをインストールする前に製品Bのインストールが必要となる関係がある場合であり、「吸収関係」は、製品Aが製品Bに吸収された廃止になった場合である。また、製品Aと製品Bがシステム上に共存できないという「排他関係」も存在する。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、オブジェクト管理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 オブジェクト管理装置
1a オブジェクトデータデータベース(DB)
1b オブジェクト情報データベース(DB)
1c データベース(DB)変換処理部
1d ツリー階層データベース(DB)
2 ウェブサーバ
11 展開手段
12 作業用記憶手段
13 並び替え手段
13a 吸収関係並び替え処理
13b 依存関係並び替え処理
13c 排他関係並び替え処理
14 階層表示情報出力手段

Claims (11)

  1. ダウンロード用に公開されるオブジェクト間の関係を示す表示情報を生成するためのオブジェクト関係表示プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記オブジェクト間の依存、吸収、および排他の関係を含む前記オブジェクトの状態を表したオブジェクト情報をオブジェクト情報記憶手段から読み出すとともに、表示に用いる表示用オブジェクト情報を所定の作業用記憶手段に展開する展開手段、
    前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報を前記関係情報に基づいて並び替え、対応する前記オブジェクト間が前記関係情報に記述される関係を有する前記表示用オブジェクト情報のグループを形成するとともに、吸収関係に応じて前記表示用オブジェクト情報を階層化して前記オブジェクト間の関係をツリー構造で表し、前記表示用オブジェクト情報の接続関係を表す接続記号を接続情報に設定する並び替え手段、
    前記並び替え手段によって形成された前記ツリー構造に応じて前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報と、前記表示用オブジェクト情報に関する前記接続情報とを読み出し、ツリー階層記憶手段に格納する階層表示情報出力手段、
    として機能させることを特徴とするオブジェクト関係表示プログラム。
  2. 前記並び替え手段は、
    前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報について、前記関係情報に記述される吸収関係情報に基づき、対応する前記オブジェクトが吸収関係にある前記表示用オブジェクト情報のグループを形成する並び替えを行うとともに、吸収されたオブジェクトに対応する前記表示用オブジェクト情報を吸収先オブジェクトに対応する前記表示用オブジェクト情報の一階層下にする階層化を行い、吸収関係を表す接続記号を前記接続情報に設定し、前記作業用記憶手段に格納する吸収関係並び替え手段と、
    前記吸収関係並び替え手段によって並び替えが行われた前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報について、前記関係情報に記述される依存関係情報に基づき、対応する前記オブジェクトが依存関係のある前記表示用オブジェクト情報が同一のグループに属するように並び替えを行うとともに、前記接続情報に依存関係を表す接続記号を設定し、前記作業用記憶手段に格納する依存関係並び替え手段と、
    前記依存関係並び替え手段によって並び替えが行われた前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報について、前記関係情報に記述される排他関係情報に基づき、対応する前記オブジェクトが排他関係のある前記表示用オブジェクト情報が同一のグループに属するように並び替えを行うとともに、前記接続情報に排他関係を表す接続記号を設定し、前記作業用記憶手段に格納する排他関係並び替え手段と、
    を有することを特徴とする請求の範囲第1項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  3. 前記吸収関係並び替え手段として、
    前記オブジェクト間の吸収関係に応じて階層化を行う場合に、下の階層に配置されるごとに、前記吸収関係に応じた接続記号を前記接続情報に付加する、
    処理を行わせることを特徴とする請求の範囲第2項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  4. 前記並び替え手段として、
    並び替え対象の表示用オブジェクト情報が、前記表示用オブジェクト情報を親とする部分木を形成していた場合、前記部分木に属するすべての前記表示用オブジェクト情報を前記並び替え対象の表示用オブジェクト情報とともに移動させる、
    処理を実行させることを特徴とする請求の範囲第1項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  5. 前記展開手段として、
    前記表示用オブジェクト情報に対応する前記オブジェクトが公開されているかどうかを調べ、公開されている場合は前記接続情報に公開を示す接続記号を設定し、公開されていない場合は前記接続情報に他の前記オブジェクトへ接続することを示す接続記号を設定する、
    処理を実行させることを特徴とする請求の範囲第1項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  6. 前記展開手段として、前記表示用オブジェクト情報を前記オブジェクトの版数に従って降順にソートし、
    前記並び替え手段として、前記展開手段によってソートされた前記表示用オブジェクト情報の最上位に配置された前記表示用オブジェクト情報に対応する前記オブジェクトから前記オブジェクト情報に基づく並び替えを開始する、
    処理を実行させることを特徴とする請求の範囲第1項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  7. 前記階層表示情報出力手段として、
    前記表示用オブジェクト情報の前記接続情報を調べ、前記表示用オブジェクト情報が前記ツリー構造の終点にあれば、前記接続情報に終点を表す接続記号を設定する、
    処理を実行させることを特徴とする請求の範囲第1項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  8. 前記コンピュータを、さらに、
    利用者によって、任意の前記オブジェクトとともに一括ダウンロードが指定されると、前記ツリー階層記憶手段に格納される前記表示用オブジェクト情報に基づき、前記表示用オブジェクト情報が形成する前記ツリー構造において前記利用者によって指定された指定オブジェクトより下の階層にあるすべての前記表示用オブジェクト情報に対応する前記オブジェクトのデータをまとめて一括ダウンロード対象に指定するダウンロード指定手段、
    として機能させることを特徴とする請求の範囲第1項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  9. 前記ダウンロード指定手段として、
    前記一括ダウンロード対象に指定される前記オブジェクトのデータを、前記オブジェクト情報の依存関係定義に応じた適用順に並び替える、
    処理を実行させることを特徴とする請求の範囲第8項記載のオブジェクト関係表示プログラム。
  10. ダウンロード用に公開されるオブジェクト間の関係を示す表示情報を生成するオブジェクト関係表示方法において、
    展開手段が、前記オブジェクト間の依存、吸収、および排他の関係情報を含む前記オブジェクトの状態を表したオブジェクト情報をオブジェクト情報記憶手段から読み出すとともに、表示に用いる表示用オブジェクト情報を所定の作業用記憶手段に展開し、
    並び替え手段が、前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報を前記関係情報に基づいて並び替え、対応する前記オブジェクト間が前記関係情報に記述される関係を有する前記表示用オブジェクト情報のグループを形成するとともに、吸収関係に応じて前記表示用オブジェクト情報を階層化して前記オブジェクト間の関係をツリー構造で表し、前記表示用オブジェクト情報の接続関係を表す接続記号を接続情報に設定し、
    階層表示情報出力手段が、前記並び替え手段によって形成された前記ツリー構造に応じて前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報と、前記表示用オブジェクト情報に関する前記接続情報とを読み出し、ツリー階層記憶手段に格納する、
    手順を実行することを特徴とするオブジェクト関係表示方法。
  11. ダウンロード用に公開されるオブジェクト間の関係を示す表示情報を生成するためのオブジェクト関係表示プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記コンピュータを、
    前記オブジェクト間の依存、吸収、および排他の関係情報を含む前記オブジェクトの状態を表したオブジェクト情報をオブジェクト情報記憶手段から読み出すとともに、表示に用いる表示用オブジェクト情報を所定の作業用記憶手段に展開する展開手段、
    前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報を前記関係情報に基づいて並び替え、対応する前記オブジェクト間が前記関係情報に記述される関係を有する前記表示用オブジェクト情報のグループを形成するとともに、吸収関係に応じて前記表示用オブジェクト情報を階層化して前記オブジェクト間の関係をツリー構造で表し、前記表示用オブジェクト情報の接続関係を表す接続記号を接続情報に設定する並び替え手段、
    前記並び替え手段によって形成された前記ツリー構造に応じて前記所定の作業用記憶手段に展開される前記表示用オブジェクト情報と、前記表示用オブジェクト情報に関する前記接続情報とを読み出し、ツリー階層記憶手段に格納する階層表示情報出力手段、
    として機能させるオブジェクト関係表示プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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