JPWO2007049575A1 - アゼチジン環構造を有するタキサン化合物 - Google Patents

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Abstract

薬剤耐性細胞を含む癌細胞に対して高い抗腫瘍効果を有する一般式(1)で表される化合物[X1およびX2は水素原子、ハロゲン原子、水酸基などを示し、R1はフェニル基を示し、R2はアルキル基、アルケニル基、またはアルコキシ基を示し、R3は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、またはアルコキシ基を示し、R4は水素原子またはアルキル基を示し、Z1およびZ2は水素原子、ハロゲン原子、水酸基などを示し、Z3はシアノ基、アルキル基、アルケニル基などを示し、Z4はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基などを示し、----は単結合又は二重結合を示す]

Description

本発明は、抗腫瘍活性を有するタキサン化合物に関する。具体的には、本発明は、アゼチジン環構造を有するタキサン化合物に関する。
抗腫瘍活性を有する化合物としてタキサン化合物が存在する。タキサン化合物の代表としては、下記の一般式(I)
Figure 2007049575
に示す天然物であるパクリタキセルが挙げられる。パクリタキセルは、西洋イチイの幹などから微量得られる。パクリタキセルの作用機作は細胞分裂における微小管の解重合阻害作用に基づくものとされている。
近年、パクリタキセルよりも優れた抗腫瘍活性を有するタキサン化合物がいくつか報告されている(特許文献1〜3参照)。
特開平9−12578号公報 国際公開01/027115号パンフレット 特開2002−332287
一般に抗癌剤は、至適用量と最大耐量(maximum tolerance dose:MTD)が極めて近いため、多くの症例で骨髄抑制や消化器官障害などの副作用が問題となる。これらの副作用が重篤な場合には、患者が死に至ることもある。そのため、有効用量域(治療域)が広く、至適用量とMTDとが乖離した抗癌剤の開発が望まれている。
本発明は、高い抗腫瘍活性を有し、かつ、有効用量域のより広い新規タキサン抗癌剤を提供するものである。
本発明者は、鋭意研究を行った結果、下記一般式(1)で表される化合物が、薬剤耐性細胞を含む癌細胞に対して高い抗腫瘍効果を示し、かつ、その有効用量域が広いことを見い出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下:
1.一般式(1)
Figure 2007049575
[式中、X1およびX2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、カルボキシ基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルカノイル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいカルバモイルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいアミノスルホニル基、置換基を有していてもよいアミノ基、または4〜6員の飽和複素環基を示すか、あるいは
1とX2は、一緒になって、オキソ基または=N−OY基(ここで、Yは、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示す。)を形成するか、または、X1とX2が結合する環上の炭素原子とともに、スピロ型もしくは縮合型に結合する4〜6員の飽和炭化水素環、スピロ型もしくは縮合型に結合する5もしくは6員の飽和複素環を形成してもよいことを示し、
1は、置換基を有していてもよいフェニル基を示し、
2は、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示し、
3は、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示し、
4は、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示し、
1およびZ2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、または置換基を有していてもよいアルキル基を示し、
3は、シアノ基、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、または置換基を有していてもよい4〜6員の飽和もしくは不飽和の複素環基を示し、
4は、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい5もしくは6員の芳香族複素環基、または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示し、
さらに、次の一般式(2)
Figure 2007049575
で示す部分構造の6位と7位は、二重結合となってもよいことを示す(ただし、当該部分が二重結合のときには、R3は、水素原子である。)。]
で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物;
2.一般式(3)
Figure 2007049575
(式中、X1、X2、R1〜R4、およびZ1〜Z4は、前記と同義である。)で表される絶対配置を有する化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物;
3.上記の一般式(1)または一般式(3)で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする医薬;
4.上記の一般式(1)または一般式(3)で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする抗癌剤;
5.上記の一般式(1)または一般式(3)で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物、および薬学的に許容し得る担体を含有する医薬組成物;
6.上記の一般式(1)または一般式(3)で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物の、医薬製造のための使用;
7.上記の一般式(1)または一般式(3)で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物の、抗癌剤製造のための使用;および
8.上記の一般式(1)または一般式(3)で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を投与することを特徴とする癌の治療方法、
を提供する。
本発明の化合物は、薬剤耐性細胞を含む癌細胞に対して高い抗腫瘍効果を示すので、強力な抗癌剤として用いることができる。さらに、本発明の化合物は有効用量域が広いため、至適用量とMTDの乖離を図ることができ、副作用が出にくい安全な抗癌剤として用いることができる。
以下に、一般式(1)中の各置換基について説明する。
「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、または臭素原子が挙げられる。
「置換基を有していてもよいアルコキシ基」とは、1または複数の置換基を有していてもよい、炭素数1〜6の直鎖、分枝鎖、または環状のアルキル基を有するアルコキシ基を意味する。アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、またはシクロペンチルオキシ基が挙げられる。これらのアルコキシ基に置換し得る置換基としては、例えば、ハロゲン原子が挙げられる。
「アルコキシカルボニル基」とは、カルボニル基(−CO−)に炭素数1〜6の直鎖、分枝鎖、または環状のアルキル基を有するアルコキシ基が結合した基を意味し、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、またはプロピルカルボニル基が挙げられる。
「置換基を有していてもよいアルキル基」とは、1または複数の置換基を有していてもよい、直鎖、分枝鎖、または環状のアルキル基を意味し、例えば、1もしくは複数の置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基または1もしくは複数の置換基を有していてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基が挙げられる。アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、またはシクロヘキシル基が挙げられる。このアルキル基に置換し得る置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、カルバモイル基、アミノ基、アルカノイル基、またはシアノ基が挙げられ、このアルキル基に置換し得る置換基の数は、1〜3個が好ましい。
「置換基を有していてもよいアルケニル基」とは、1または複数の置換基を有していてもよい、炭素数2〜6の直鎖または分枝鎖のアルケニル基を意味する。アルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基、またはブテニル基が挙げられる。このアルケニル基に置換し得る置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、カルバモイル基、アミノ基、アルカノイル基、またはシアノ基が挙げられ、このアルケニル基に置換し得る置換基の数は、1〜3個が好ましい。
「置換基を有していてもよいアルキニル基」とは、1または複数の置換基を有していてもよい、炭素数2〜6の直鎖または分枝鎖のアルキニル基を意味する。アルキニル基としては、例えば、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、ペンチニル基、またはヘキシニル基が挙げられる。このアルキニル基に置換し得る置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、カルバモイル基、アミノ基、アルカノイル基、またはシアノ基が挙げられ、このアルキニル基に置換し得る置換基の数は、1〜3個が好ましい。
「置換基を有していてもよいフェニル基」とは、非置換フェニル基または置換フェニル基を意味する。置換フェニル基の場合、置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、アルキル基、カルバモイル基、アミノ基、アルカノイル基、またはシアノ基が挙げられ、このフェニル基に置換し得る置換基の数は、1〜3個が好ましく、1または2個がより好ましい。
「置換基を有していてもよいアルカノイル基」とは、1または複数の置換基を有していてもよいアルカノイル基を意味する。アルカノイル基としては、例えば、ホルミル基、アセチル基、メチルプロピオニル基、またはシクロペンタンカルボニル基が挙げられる。アルカノイル基に置換し得る置換基としては、例えば、ハロゲン原子またはアミノ基が挙げられる。
「置換基を有していてもよいカルバモイル基」とは、1または2個の置換基を有していてもよい、カルバモイル基を意味する。このカルバモイル基に置換し得る置換基としては、例えば、炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
「置換基を有していてもよいカルバモイルオキシ基」とは、1または2個の置換基を有していてもよい、カルバモイルオキシ基を意味する。このカルバモイルオキシ基に置換し得る置換基としては、例えば、炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
「置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基」とは、スルホニル基(−SO2−)に、1または複数の置換基を有していてもよい炭素数1〜6のアルキル基が結合した基を意味する。アルキルスルホニル基としては、例えば、メタンスルホニル基、またはエタンスルホニル基が挙げられる。アルキルスルホニル基に置換し得る置換基としては、例えば、カルボキシ基またはアルコキシカルボニル基が挙げられる。
「置換基を有していてもよいアミノスルホニル基」とは、スルホニル基(−SO2−)に、1または複数の置換基を有していてもよいアミノ基が結合した基を意味する。アミノスルホニル基としては、例えば、メチルアミノスルホニル基、エチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、ジエチルアミノスルホニル基が挙げられる。
「置換基を有していてもよいアミノ基」とは、アミノ基または1もしくは2個の置換基で置換されたアミノ基を意味する。アミノ基に置換し得る置換基としては、例えば、アルキル基、アルカノイル基、アルキルスルホニル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルカルバモイル基、またはジアルキルカルバモイル基が挙げられ、より具体的には、メチル基、エチル基、アセチル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、ジエチルカルバモイル基が挙げられる。
「4〜6員の飽和複素環基」とは、環構造の構成原子として酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を1個または複数個含む、4〜6員の飽和複素環化合物から導かれる置換基を意味し、これら複素環基はいずれの位置で結合してもよい。4〜6員の飽和複素環基として、例えば、ピロリジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロチオフェン、イミダゾリジン、テトラヒドロピラン、ピペリジン、ピペラジン、ジオキサン、ピラゾリジン、モルホリン、アゼチジン、オキセタン等の飽和複素環化合物から導かれる置換基が挙げられる。これらの飽和複素環基が置換基を有する場合、置換基としては、例えば、1または複数の、ハロゲン原子、アルキル基、アミノ基、またはアルコキシ基が挙げられる。
「=N−OY基(ここで、Yは、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示す。)」の「Y」は、水素原子であるか、または1もしくは複数の置換基を有していてもよい、炭素数1〜6の直鎖、分枝鎖、または環状のアルキル基を示す。「=N−OY基」としては、例えば、=N−O−H基、=N−O−メチル基、=N−O−エチル基、=N−O−プロピル基、または=N−O−シクロプロピル基が代表例として挙げられる。
1およびX2と、X1とX2が結合する環上の炭素原子とで形成される「スピロ型に結合する4〜6員の飽和炭化水素環」とは、一般式(1)中のアゼチジン環の炭素原子にスピロ型に炭素数3〜5のアルキレン基が結合して形成する環を意味する。すなわち、一般式(1)中のアゼチジン環と該飽和炭化水素環で、例えば、2−アザ−スピロ[3.3]へプタン、1−アザ−スピロ[3.3]へプタン、2−アザ−スピロ[3.4]オクタン、1−アザ−スピロ[3.4]オクタン、2−アザ−スピロ[3.5]ノナン、または1−アザ−スピロ[3.5]ノナンのいずれかから導かれる置換基を形成する。
1およびX2と、X1とX2が結合する環上の炭素原子とで形成される「縮合型に結合する4〜6員の飽和炭化水素環」とは、一般式(1)中のアゼチジン環の炭素原子に縮合型に炭素数2〜4のアルキレン基が結合して形成する環を意味する。すなわち、一般式(1)中のアゼチジン環と該飽和炭化水素環で、例えば、2−アザ−ビシクロ[2.2.0]ヘキサン、6−アザ−ビシクロ[3.2.0]ヘプタン、または7−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタンのいずれかから導かれる置換基を形成する。
1およびX2と、X1とX2が結合する環上の炭素原子とで形成される「スピロ型に結合する5もしくは6員の飽和複素環」とは、一般式(1)中のアゼチジン環の炭素原子にスピロ型に炭素数3または4のアルキレンオキシ基またはアルキレンオキシアルキレン基が結合して形成する環を意味する。すなわち、一般式(1)中のアゼチジン環と該飽和複素環で、例えば、5−オキサ−2−アザ−スピロ[3.4]オクタン、6−オキサ−2−アザ−スピロ[3.4]オクタン、5−オキサ−1−アザ−スピロ[3.4]オクタン、6−オキサ−1−アザ−スピロ[3.4]オクタン、5−オキサ−2−アザ−スピロ[3.5]ノナン、6−オキサ−2−アザ−スピロ[3.5]ノナン、7−オキサ−2−アザ−スピロ[3.5]ノナン、5−オキサ−1−アザ−スピロ[3.5]ノナン、6−オキサ−1−アザ−スピロ[3.5]ノナン、または7−オキサ−1−アザ−スピロ[3.5]ノナンのいずれかから導かれる置換基を形成する。
1およびX2と、X1とX2が結合する環上の炭素原子とで形成される「縮合型に結合する5もしくは6員の飽和複素環」とは、一般式(1)中のアゼチジン環の炭素原子に縮合型に炭素数2または3のアルキレンオキシ基またはアルキレンオキシアルキレン基が結合して形成する環を意味する。すなわち、一般式(1)中のアゼチジン環と該飽和複素環で、例えば、2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[3.2.0]へプタン、3−オキサ−6−アザ−ビシクロ[3.2.0]へプタン、2−オキサ−6−アザ−ビシクロ[3.2.0]へプタン、2−オキサ−8−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタン、3−オキサ−8−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタン、3−オキサ−7−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタン、または2−オキサ−7−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタンのいずれかから導かれる置換基を形成する。
「置換基を有していてもよい4〜6員の飽和もしくは不飽和の複素環基」とは、1または複数の置換基を有していてもよい、環構造の構成原子として酸素原子、窒素原子、または硫黄原子を1個または複数個含む4〜6員の飽和もしくは不飽和の複素環化合物から導かれる置換基を意味する。これら複素環基はいずれの位置で結合してもよい。4〜6員の飽和もしくは不飽和の複素環基としては、例えば、ピリジン、ピリミジン、ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、オキセタン、テトラヒドロフランなどから導かれる基が挙げられる。これらの複素環基が置換基を有する場合、置換基としては、例えば、1または複数の、ハロゲン原子、アルキル基、アミノ基、またはアルコキシ基が挙げられる。
「置換基を有していてもよいアラルキル基」とは、1または複数の置換基を有していてもよい、アラルキル基を意味する。アラルキル基としては、例えば、ベンジル基またはフェネチル基が挙げられる。アラルキル基が置換基を有する場合、置換基としては、例えば、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基、アミノ基、またはアルキル基が挙げられる。
本発明の1つの実施形態において、X1およびX2は、好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいカルバモイルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、または置換基を有していてもよいアミノ基であるか、あるいはX1およびX2は、一緒になって、=N−OY基(ここで、Yは、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示す。)である。
本発明の別の実施形態において、X1およびX2は、より好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級アルコキシ基、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ低級アルキル基、ハロゲン化低級アルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、低級アルキルスルホニル基、N−低級アシル−N−低級アルキル−アミノ基、N−低級アルキルスルホニル−N−低級アルキル−アミノ基、N−低級アルコキシカルボニル−N−低級アルキル−アミノ基、またはN,N−ジ低級アルキルアミノ基であるか、あるいはX1およびX2は、一緒になって、=N−O−低級アルキル基を示す。「低級アルコキシ基」、「低級アルキル基」、または「ヒドロキシ低級アルキル基」などに使用される「低級」とは、これらの基の炭素原子数が1〜6個であることを示す。
本発明の別の実施形態において、X1およびX2は、さらにより好ましくは、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、水酸基、シアノ基、メトキシ基、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、メトキシメチル基、トリフルオロメチル基、シクロプロピル基、ジメチルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、ジメチルカルバモイルオキシ基、メタンスルホニル基、N−アセチル−N−メチル−アミノ基、N−メタンスルホニル−N−メチル−アミノ基、N−メトキシカルボニル−N−メチル−アミノ基、またはN,N−ジメチルアミノ基であるか、あるいは、X1およびX2は、一緒になって、=N−O−メチル基である。
本発明の1つの実施形態において、R1は、好ましくは、非置換のフェニル基である。また、フッ素原子、塩素原子、メチル基もしくはメトキシ基が1個または2個メタ位に置換したフェニル基も好ましいものとして挙げられる。
本発明の1つの実施形態において、R2は、好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基であり、より好ましくは、メチル基である。
本発明の1つの実施形態において、R3は、好ましくは、水素原子、フッ素原子、または水酸基であり、より好ましくは、水素原子である。
本発明の1つの実施形態において、R4は、好ましくは、水素原子である。
本発明の1つの実施形態において、Z1は、好ましくは、ハロゲン原子または水酸基であり、より好ましくは、水酸基である。
本発明の1つの実施形態において、Z2は、好ましくは、水素原子、ハロゲン原子、または置換基を有していてもよいアルキル基であり、より好ましくは、水素原子またはメチル基である。
本発明の1つの実施形態において、Z1およびZ2の好ましい組み合わせとしては、Z1が水酸基、Z2が水素原子の組み合わせ、Z1が水酸基、Z2がメチル基の組み合わせ、またはZ1およびZ2がともにフッ素原子の組み合わせが挙げられる。
本発明の1つの実施形態において、Z3は、好ましくは、置換基を有していてもよいアルキル基または置換基を有していてもよい4〜6員の飽和もしくは不飽和の複素環基である。Z3は、より好ましくは、非置換のアルキル基、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、非置換のピリミジニル基、非置換のピリジル基またはハロゲン原子で置換されたピリジル基である。Z3は、さらにより好ましくは、フッ素原子で置換されたアルキル基、非置換のピリミジニル基またはフッ素原子で置換されたピリジル基である。
本発明の1つの実施形態において、Z4は、好ましくは、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいアルコキシ基である。
次の一般式(2)
Figure 2007049575
で示す部分構造の6位と7位は、二重結合となってもよいことを示す(ただし、当該部分が二重結合のときには、R3は、水素原子である。)。
本発明の1つの実施形態において、6位と7位の点線部分は、好ましくは、一重結合である。
本発明においては、一般式(3)に示す絶対配置のものが好ましい。
Figure 2007049575
置換基Z3の結合している3’位の立体配置は、天然のパクリタキセルと同じ立体配置がより好ましい。また、6位と7位の結合が一重結合である場合、7位のR3の立体配置はα、βどちらの配置のものも含まれる。
本発明の一般式(1)で表される化合物には、立体異性体あるいは不斉炭素原子に由来する光学異性体が存在することもあるが、これらの立体異性体、光学異性体およびこれらの混合物のいずれも本発明に含まれる。本発明の一般式(1)で表される化合物のうち、好ましくは、一般式(3)で表される絶対配置を有する化合物が挙げられる。
本発明のタキサン誘導体は遊離体のままでもよいが、本発明の一般式(1)で表される化合物の塩としては、医学的に許容し得る塩であれば特に限定されず、例えば、酸付加塩としてあるいはカルボキシ基の塩が挙げられる。
酸付加塩とする場合の例としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩等の無機酸塩類、あるいは酢酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩等の有機酸塩類を挙げることができる。
また、カルボキシ基の塩としては、例えばリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、またトリエチルアミン塩やN−メチルグルカミン塩、トリス−(ヒドロキシルメチル)アミノメタン塩等で無機塩類、有機塩類の何れでもよい。
次に、一般式(1)で表される化合物のうち、代表的な例として、一般式(3)で表される化合物の製造法を説明する。本発明の化合物は、種々の方法により製造することができ、以下に示す製造法は一例であり、本発明はこれらに限定して解釈されるべきではない。
なお、反応に際しては必要に応じて置換基を適当な保護基で保護して行うことができ、保護基の種類および各置換基の変換順序は、特に限定されない。
[製造法1]
Figure 2007049575
[式中、R31はR3であるか、または保護基で保護されたR3(R3が水酸基の場合)を意味する。R51は、水素原子または水酸基の保護基を意味する。Z51およびZ52は、それぞれ、アルキル基を意味する。Z11は、Z1であるか、または保護基で保護されたZ1(Z1が水酸基の場合)を意味する。X1、X2、R1〜R4、およびZ1〜Z4は、前記と同義である。]
水酸基の保護基としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基等のシリル系の保護基や2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ベンジル基等が挙げられる。
まず、式(4)で表される化合物(以下、化合物(4)と表し、その他の番号で表される化合物も同様に表す。)の9位オキソ基を例えば、文献(Bioorg.Med.Chem.Lett.2002,12,2815あるいは特開2003−342269)記載の方法に従って、メチレンクロライド、テトラヒドロフラン等の溶媒中、ジボラン、水素化ホウ素テトラ−n−ブチルアンモニウム等の金属水素化ホウ素化合物にて処理することにより、9β−ヒドロキシ基を有する化合物(5)を得ることができる。
化合物(5)と、化合物(A)または化合物(B)を例えば、文献(Bioorg.Med.Chem.Lett.2003,13,185)記載の方法に従って、メチレンクロライド、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等の溶媒中、(±)−しょうのう−10−スルホン酸、p−トルエンスルホン酸または塩化亜鉛等の酸性触媒存在下で反応させることにより化合物(6)を得ることができる。
化合物(6)から化合物(7)を得るには、例えば、文献(Tetrahedron 1992,48,6985)記載の方法に従って、まず化合物(6)の13位置換基R51が保護基である場合は、脱保護し13位が水酸基である化合物とした後、ラセミあるいは光学活性な化合物(C)とエーテル、テトラヒドロフラン等の溶媒中、ヘキサメチルジシラザンナトリウム、ヘキサメチルジシラザンリチウム、水素化ナトリウム等の塩基を用い縮合させればよい。
化合物(3)は、以下のように化合物(7)から製造することができる。まず、化合物(7)の9,10位プロペニリデンジオキシ部分の二重結合を、溶媒中(水、アセトン、テトラヒドロフラン、エーテル、ピリジン、1,4−ジオキサン等、またはこれらの混合溶媒中)で、4−メチルモルホリン N−オキシド等の酸化剤共存下、触媒量の四酸化オスミウムにて処理することによりジオール化した後、溶媒中(水、エーテル、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン等、またはこれらの混合溶媒中)でメタ過よう素酸ナトリウムにて処理することによりケトンまたはアルデヒドに変換し、溶媒中(水、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン、メチレンクロライド等、またはこれらの混合溶媒中)で、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム等の還元剤存在下、アゼチジン誘導体(D)と処理することにより、各種アゼチジノ基を導入した本発明の化合物(3)を得る。得られた化合物(3)は、さらに必要に応じ、各置換基の変換や保護基の脱保護を実施すれば、本発明の別の化合物(3)を得ることができる。
このようにして製造された本発明化合物は、公知の方法、例えば、抽出、沈殿、分画クロマトグラフィー、分別結晶化、再結晶等により単離、精製することができる。また、本発明化合物の塩には、通常の造塩反応に付すことにより所望の塩に導くことができる。
本発明化合物(3)は、下記の方法でも製造することができる。
[製造法2]
Figure 2007049575
[式中、X1、X2、R1、R2、R31、R4およびR51は、前記と同義である。]
化合物(8)は、13位置換基R51が保護基である化合物(6)を用い、製造法1で述べた化合物(7)の9,10位プロペニリデンジオキシ部分の二重結合を、各種アゼチジノ基を導入した化合物(3)に変換する方法と同様な試薬や反応条件を用い得ることができる。
本発明の化合物(3)は、まず化合物(8)の13位置換基R51が保護基である場合は、脱保護し13位が水酸基である化合物とした後、製造法1で述べた化合物(6)から化合物(7)を製造する方法に従って13位を変換した後、必要に応じ各置換基の変換や保護基の脱保護を実施すれば得ることができる。
なお、R1、R2、またはR31を、それぞれ定義されている置換基内の他の置換基に変換(例えば、フェニル基をフルオロフェニル基へ変換)する方法は、通常の有機化学的方法を用いて行うことができるが、以下に例を挙げる。
1を変換する方法としては、例えば、文献(Tetrahedron Lett.1994,35,8931)記載の方法に従って2位のベンゾイル基を選択的に加水分解した後、アシル化する方法があり、R1がフェニル基以外の化合物を得ることができる。
2を変換する方法としては、例えば文献(J.Med.Chem.1995,38,2263)記載の方法に従って、4位のアセチル基を選択的に加水分解した後、アシル化する方法があり、R2がメチル基以外の化合物を得ることができる。
31が水素原子であり、6位と7位の結合が二重結合である化合物を得るには、WO2001/27115に記載の方法に従って、7位が水酸基であり、6位と7位が一重結合である化合物を、例えば、メチレンクロライド等の溶媒中、N,N−ジメチルアミノピリジン等の塩基存在下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物を反応させた後に、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の塩基で処理することにより得ることができる。
31がフッ素原子であり、6位と7位が一重結合である化合物を得るには、例えば文献(Tetrahedron Lett.1995,36,1609)記載の方法に従って、7位が水酸基であり、6位と7位が一重結合である化合物をメチレンクロライド等の溶媒中でジエチルアミノ硫黄トリフルオライド等のフッ素化試薬にて処理することにより得ることができる。
31がメトキシ基であり、6位と7位が一重結合である化合物を得るには、例えば文献(Bioorg.Med.Chem.Lett.2002,12,2815)記載の方法に従って、7位が水酸基であり、6位と7位が一重結合である化合物を2,6−ジ−tert−ブチルピリジン等の塩基性溶媒中、トリフルオロメタンスルホン酸メチルにて処理することにより得ることができる。
31が水素原子であり、6位と7位が一重結合である化合物を得るには、例えば文献(Bioorg.Med.Chem.Lett.2002,12,2815)記載の方法に従って、7位が水酸基であり、6位と7位が一重結合である化合物をテトラヒドロフラン等の溶媒中、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の塩基存在下、1,1’−チオカルボニルジイミダゾールにて処理することにより、7位水酸基が、(イミダゾリル)チオカルボニル化された化合物に導いた後、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等の不活性溶媒中、2’,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)、過酸化ベンゾイル等のラジカル開始剤の存在下に、水素化トリブチルスズ、水素化トリス(トリメチルシリル)シラン等で処理することにより得ることができる。
また、R31が水素原子であり、6位と7位が一重結合である化合物は、例えば、文献(Chem.Pharm.Bull.2002,50,1398)記載の方法に従って、R31が水素原子であり、6位と7位の結合が二重結合である化合物をテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、メタノール、エタノール等の溶媒中、ロジウム−アルミナ、水酸化パラジウム炭素、パラジウム炭素、酸化白金等の触媒存在下、接触還元により水素添加することにより得ることもできる。
製造原料である化合物(4)は、市販品10−O−デアセチルバッカチンIIIであるか、または10−O−デアセチルバッカチンIIIから合成できる。たとえば、R31がフッ素原子であり、R51がトリエチルシリル基である化合物やR31とR51が互いに水素原子である化合物は、文献(Bioorg.Med.Chem.Lett.2002,12,2815)に記載されている。
製造原料である化合物(A)あるいは化合物(B)は、市販品であるか、または文献(J.Am.Chem.Soc.1938,60,1160またはTetrahedron Lett.1976,17,2935)記載の方法に従って合成できる。
製造原料であるラセミあるいは光学活性な化合物(C)の一般的な合成法は、文献(Tetrahedron Lett.1993,34,4149)記載の方法に従って合成できる。
製造原料である化合物(D)は、市販品であるか、または参考例記載の方法に従って合成できる。
本発明の化合物は、例えば、肺癌、消化器癌、卵巣癌、子宮癌、乳癌、肝癌、頭頚部癌、血液癌、腎癌、睾丸腫瘍等の各種癌の治療に用いることができる。特に、本発明の化合物は、従来の抗癌剤での治療が困難である消化器系の癌、例えば、大腸癌への有効性が期待される。
薬物に対する耐性獲得の要因には様々なものが考えられるが、抗癌剤の場合、1つの要因として、薬物を細胞外に排出する作用のあるP糖蛋白質(P−gp)の発現が挙げられる。例えば、パクリタキセルやドセタキセル等の抗癌剤は、P−gpの影響を受け易いことが報告されている。
本発明化合物を含有する医薬組成物は、静脈内注射、筋肉内注射、皮下注射等の各種注射剤として、あるいは経口投与、経皮投与等の種々の方法によって投与することができる。これらの投与法の中では水性製剤による静脈内投与、および経口投与が好ましい。水性製剤は薬理学的に許容される酸と酸付加物を形成させるか、ナトリウム等のアルカリ金属塩とすることで調製できる。経口投与の場合では遊離体のままでも、塩の型のいずれでもよい。
製剤の調製方法としては投与法に応じ適当な製剤を選択し、通常用いられている各種製剤の調製法にて調製できる。本発明の抗腫瘍剤の剤型のうち経口剤としては、例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤や、溶液剤、シロップ剤、エリキシル剤、油性ないし水性の懸濁液等を例示できる。注射剤の場合は製剤中に安定剤、防腐剤、溶解補助剤等を使用することもできる。これらの補助剤等を含むこともある溶液を容器に収納後、凍結乾燥等によって固形製剤として用時調製の製剤としてもよい。また、一回投与量を一の容器に収納してもよく、また複数回投与量を一の容器に収納してもよい。
固形製剤としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、丸剤、トローチ剤、散剤が挙げられる。これらの固形製剤は、本発明化合物とともに薬学上許容されている添加物を含んでもよい。添加物としては、例えば、充填剤類、増量剤類、結合剤類、崩壊剤類、溶解促進剤類、湿潤剤類、または滑沢剤類が挙げられ、これらを必要に応じて選択して混合し、製剤化することができる。
液体製剤としては、溶液剤、エリキシル剤、シロップ剤、懸濁剤、乳剤等が挙げられる。これらの液体製剤は、本発明化合物とともに薬学上許容されている添加物を含んでもよい。添加物としては、例えば、懸濁化剤または乳化剤が挙げられ、これらを必要に応じて選択して混合し、製剤化することができる。
本発明の化合物は、哺乳類、特にヒトの癌治療に用いることができる。投与量および投与間隔は、疾患の場所、患者の身長、体重、性別または病歴によって、医師の判断により適宜選択され得る。ヒトに投与する場合、好ましくは、1日あたり1回、あるいは2〜4回に分けて投与され、適当な間隔で繰り返すのが好ましい。投与量は、1回当たり体表面積1m2につき約0.5mgから約500mg、好ましくは約1mgから約300mg、より好ましくは約1mgから100mgの範囲である。また、一日量は、医師の判断により必要によっては上記の量を超えてもよい。
以下に示す実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらはいかなる意味においても限定的に解釈されない。また、本明細書において、特に記載のない試薬、溶媒、および出発材料は、市販の供給源から容易に入手可能である。
[参考例1]
3−メトキシアゼチジン塩酸塩
Figure 2007049575
1−ベンズヒドリル−3−メトキシアゼチジン(J.Org.Chem.1972,37,3953)(1.10g)をエタノール(40ml)に溶解し、20%水酸化パラジウム炭素(1.1g)を加え水素雰囲気下、17時間接触還元を行った。触媒をろ去、母液に1規定塩酸エタノール(4.5ml)を加え濃縮後、エーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(480mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.17(3H,s),3.75−3.79(2H,m),4.06−4.11(2H,m),4.21−4.27(1H,m),9.28(2H,br).
ESI−MS;m/z:88(M+H)+
[参考例2]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−N,N−ジメチル−3−アゼチジンカルボキサミド
1−ベンズヒドリル−3−アゼチジンカルボン酸(1.17g)、ジメチルアミン(2モル−テトラヒドロフラン溶液)(2.6ml)、トリエチルアミン(0.67ml)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(300mg)をジクロロメタン(25ml)に溶解し氷冷した。次いで、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(925mg)を加え室温に戻し6時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出、水、飽和食塩水の順に洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.10g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.85(3H,s),2.92(3H,s),3.23−3.29(2H,m),3.46−3.48(3H,m),4.38(1H,s),7.16−7.41(10H,m).
工程2:N,N−ジメチル−3−アゼチジンカルボキサミド塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.82(3H,s),2.84(3H,s),3.85−3.94(1H,m),4.03−4.05(4H,m),9.10(1H,br),9.60(1H,br).
ESI−MS;m/z:129(M+H)+
[参考例3]
3−メチル−3−アゼチジノール塩酸塩
Figure 2007049575
1−ベンズヒドリル−3−メチル−3−アゼチジノール(Tetrahedron Lett.1996,37,1297)を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:1.43(3H,s),3.71(2H,d,J=11.2Hz),3.83(2H,d,J=11.2Hz),6.11(1H,s),9.38(2H,br).
ESI−MS;m/z:88(M+H)+
[参考例4]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−3−エチル−3−アゼチジノール
エチルリチウム[0.5モル−ベンゼン:シクロヘキサン(90:10)溶液](40ml)溶液に窒素雰囲気下、室温にて1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−オン(J.Heterocycl.Chem.1994,31,271)(2.37g)のエーテル溶液(6ml)を滴下、0.5時間加熱還流した。氷冷後、水を加え約5分撹拌した。エーテルを加え有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.67g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.96(3H,t,J=7.3Hz),1.80(2H,q,J=7.3Hz),1.86(1H,br),2.94(2H,d,J=8.0Hz),3.21(2H,d,J=8.0Hz),4.12(1H,d,J=7.0Hz),7.15−7.42(10H,m).
工程2:3−エチル−3−アゼチジノール塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:0.84(3H,t,J=7.3Hz),1.75(2H,q,J=7.3Hz),3.72−3.74(2H,m),3.77−3.81(2H,m),6.04(1H,brs),9.22(1H,br),9.47(1H,br).
ESI−MS;m/z:102(M+H)+
[参考例5]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−3−シクロプロピル−3−アゼチジノール
マグネシウム金属(1.03g)をテトラヒドロフラン(30ml)に懸濁、触媒量のヨウ素(20mg)を加え窒素置換した。次いで、ブロモシクロプロパン(3.50ml)をゆっくり滴下後、さらに30分撹拌した。反応液を−78℃に冷却後、1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−オン(2.00g)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)を滴下、1時間撹拌した。氷冷後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出、水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.20g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.45−0.51(2H,m),0.52−0.58(2H,m),1.17−1.27(1H,m),1.98(1H,br),2.92(2H,d,J=8.8Hz),3.09(2H,d,J=8.8Hz),4.34(1H,s),7.15−7.41(10H,m).
工程2:3−シクロプロピル−3−アゼチジノール塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:0.41(4H,d,J=6.8Hz),1.25−1.32(1H,m),3.70−3.81(4H,m),6.04(1H,br),9.31(2H,br).
ESI−MS;m/z:114(M+H)+
[参考例6]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−3−トリフルオロメチル−3−アゼチジノール
1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−オン(2.00g)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)を氷冷し窒素下、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(1.50ml)を加え、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(0.10ml)を添加した。10分後、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(8.50ml)を滴下、室温に戻し15分撹拌した。反応液を酢酸エチルにて希釈し、水(2回)および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.07g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.66(1H,br),3.19(2H,d,J=9.3Hz),3.53(2H,d,J=9.3Hz),4.45(1H,s),7.17−7.43(10H,m).
工程2:3−トリフルオロメチル−3−アゼチジノール塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:4.05(2H,d,J=1.5Hz),4.08(2H,d,J=1.5Hz),7.99(1H,s),9.80(2H,br).
ESI−MS;m/z:142(M+H)+
[参考例7]
3−アゼチジンカルボニトリル塩酸塩
Figure 2007049575
1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−カルボニトリル(1.24g)を1,2−ジクロロエタン(16ml)に加え室温にてクロロギ酸1−クロロエチル(0.82ml)を加え0.5時間加熱還流した。濃縮後、得られた残渣にメタノール(16ml)を加え1時間加熱還流し放冷した。再び濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルを加え、析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(360mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:3.94−4.02(1H,m),4.14(2H,s),4.16(2H,s),9.61(2H,br).
EI−MS;m/z:82(M+).
[参考例8]
3−アゼチジンメタノール塩酸塩
Figure 2007049575
(1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノ)メタノールを原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.78−2.87(1H,m),3.51(2H,t,J=5.4Hz),3.70−3.74(2H,m),3.90(2H,t,J=9.5Hz),5.69(1H,t,J=5.4Hz),9.13(2H,br).
ESI−MS;m/z:88(M+H)+
[参考例9]
Figure 2007049575
工程1:N−(1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノ)−N−メチルアセトアミド
1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノメチルアミン(J.Med.Chem.1993,36,801)(1.50g)およびトリエチルアミン(0.92ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、無水酢酸(0.62ml)を加え室温にて20時間撹拌した。濃縮後、得られた残渣を酢酸エチルにて希釈、水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にエーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(1.42g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.03,2.07(total3H,each s),3.02,3.11(total3H,each s),3.05,3.13(total2H,each t,J=7.3Hz),3.47(2H,t,J=7.0Hz),4.34,4.35(total1H,each s),4.45−4.52,4.87−4.93(total1H,each m),7.16−7.41(10H,m).
工程2:N−(3−アゼチジノ)−N−メチルアセトアミド塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.01(3H,s),3.00(3H,s),3.97−4.15(4H,m),4.94−5.02(1H,m),9.21(2H,br).
ESI−MS;m/z:129(M+H)+
[参考例10]
Figure 2007049575
工程1:N−(1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノ)−N−メチルメタンスルホンアミド
1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノメチルアミン(1.50g)およびトリエチルアミン(0.92ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解し氷冷した。次いで、塩化メタンスルホニル(0.51ml)を加え1時間撹拌した。濃縮後、得られた残渣を酢酸エチルにて希釈、水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にエーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(1.55g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.72(3H,s),2.90(3H,s),3.16(2H,br),3.49(2H,br),4.23−4.37(1H,m),4.37(1H,br),7.18−7.41(10H,m).
工程2:N−(3−アゼチジノ)−N−メチルメタンスルホンアミド塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例7と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.87(3H,s),2.93(3H,s),4.04−4.12(2H,m),4.15−4.21(2H,m),4.60−4.69(1H,m),9.23(2H,br).
ESI−MS;m/z:165(M+H)+
[参考例11]
Figure 2007049575
工程1:(S)−2−(メトキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
60%水素化ナトリウム(240mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(12ml)に懸濁、窒素雰囲気下氷冷した。(2S)−2−(ヒドロキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(936mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(6ml)に溶かした溶液を滴下後、20分撹拌した。ついで、ヨウ化メチル(0.40ml)を加え室温に戻し一晩撹拌した。反応液に冷飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4(v/v)]にて精製し、標記化合物(910mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.44(9H,s),2.11−2.27(2H,m),3.41(3H,s),3.54(1H,dd,J=10,3.2Hz),3.65(1H,dd,J=10,5.4Hz),3.81(2H,dd,J=8.2,6.9Hz),4.27−4.33(1H,m).
工程2:(S)−2−(メトキシメチル)アゼチジントリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物(905mg)をジクロロメタン(4ml)に溶解し、氷冷にてトリフルオロ酢酸(TFA)(4ml)を加え室温に戻し1時間撹拌した。反応液を濃縮し、標記化合物(970mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.21−2.30(1H,m),2.34−2.40(1H,m),3.34(3H,s),3.53(1H,dd,J=11.3,3.5Hz),3.65(1H,dd,J=11.3,6.9Hz),3.70−3.77(1H,m),3.84−3.93(1H,m),4.50(1H,br),8.72(2H,br).
ESI−MS;m/z:102(M+H)+
[参考例12]
Figure 2007049575
工程1:(2S)−2−(ジメチルカルバモイル)−1−アゼチジンカルボン酸 ベンジルエステル
(2S)−1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−2−アゼチジンカルボン酸(Tetrahedron 1993,49,8211)を原料に用い、参考例2の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.20−2.27(1H,m),2.45−2.54(1H,m),2.97(6H,brs),3.92−3.98(1H,m),4.11−4.17(1H,m),5.00−5.03(1H,m),5.09(2H,brs),7.27−7.35(5H,m).
工程2:(2S)−N,N−ジメチル−2−アゼチジンカルボキサミド塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.39−2.50(1H,m),2.70−2.79(1H,m),2.83(3H,s),2.90(3H,s),3.66−3.72(1H,m),3.88−3.93(1H,m),5.27(1H,t,J=8.5Hz),8.68(1H,br),10.29(1H,br).
ESI−MS;m/z:129(M+H)+
[参考例13]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノ ジメチルカルバメート
60%水素化ナトリウム(480mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に懸濁、氷冷した。1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−オール(2.39g)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かした溶液を滴下後、30分撹拌した。ついで、塩化 N,N−ジメチルカルバモイル(1.1ml)を加え室温に戻し一晩撹拌した。反応液に冷飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出、飽和重曹水および飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にエーテル/n−ヘキサンを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(2.40g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.88(3H,brs),2.90(3H,brs),2.98−3.02(2H,m),3.58−3.62(2H,m),4.37(1H,s),5.00−5.06(1H,m),7.16−7.29(10H,m).
工程2:3−アゼチジノ ジメチルカルバメート塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.82(3H,s),2.90(3H,s),3.92−3.95(2H,m),4.17−4.22(2H,m),5.04−5.09(1H,m),9.37(1H,br).
ESI−MS;m/z:145(M+H)+
[参考例14]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノ カルバメート
1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−オール(2.39g)を酢酸エチル(50ml)に溶解し氷冷した。次いで、トリクロロアセチルイソシアナート(1.25ml)を加え同温で1時間撹拌した後、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をメタノール(50ml)に溶解し、水(4ml)およびギ酸ナトリウム(816mg)を加え24時間室温にて撹拌した。濃縮後、酢酸エチルにて希釈し、飽和重曹水および飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にエーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(1.75g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:3.05(2H,t,J=8.0Hz),3.57(2H,t,J=8.0Hz),4.37(1H,s),4.61(2H,br),5.01−5.08(1H,m),7.16−7.40(10H,m).
工程2:3−アゼチジノ カルバメート塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:3.86−3.90(2H,m),4.16−4.21(2H,m),5.01−5.06(1H,m),6.77(1H,br),6.93(1H,br),9.23(2H,br).
ESI−MS;m/z:117(M+H)+
[参考例15]
Figure 2007049575
工程1:メチル 1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノ(メチル)カルバメート
1−ベンズヒドリル−3−アゼチジノメチルアミン(1.50g)をジクロロメタン(25ml)に溶解し、トリエチルアミン(1.0ml)を加え氷冷した。次いで、クロロギ酸メチル(0.53ml)を滴下、室温に戻し一晩撹拌した。濃縮後、得られた残渣を酢酸エチルにて希釈、水、飽和重曹水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にエーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(1.52g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.95(3H,s),3.02(2H,brs),3.42−3.46(2H,m),3.65(3H,s),4.32(1H,s),4.49(1H,br),7.16−7.41(10H,m).
工程2:メチル 3−アゼチジノ(メチル)カルバメート塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.90(3H,s),3.62(3H,s),4.01(2H,brs),4.13(2H,brs),4.81−4.87(1H,m),9.12(2H,br).
ESI−MS;m/z:145(M+H)+
[参考例16]
Figure 2007049575
工程1:3−(メチルスルファニル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
3−[(メタンスルホニル)オキシ]−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(J.Med.Chem.2001,44,94)(2.60g)をN,N−ジメチルホルムアミド(16ml)に溶解し、ナトリウムチオメトキシド(1.45g)を加え窒素雰囲気下、80℃にて20時間撹拌した。放冷後、氷水に注ぎ酢酸エチルにて抽出、水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.04g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.44(9H,s),2.11(3H,s),3.53−3.60(1H,m),3.82(2H,dd,J=9.0,5.5Hz),4.23(2H,dd,J=9.0,8.1Hz).
工程2:3−(メタンスルホニル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
上記工程1で得た化合物(2.04g)をメタノール(20ml)に溶解し氷冷した。次いで、オキソン(12.3g)を水(12.4ml)に溶かした溶液をゆっくり加え同温で4時間撹拌した。水にて希釈後、酢酸エチルにて4回抽出、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣に酢酸エチル/n−ヘキサンを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(1.85g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.45(9H,s),2.90(3H,s),3.86−3.93(1H,m),4.19−4.29(4H,m).
工程3:3−(メタンスルホニル)アゼチジントリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例12の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:3.09(3H,s),4.15−4.20(2H,m),4.27−4.33(2H,m),4.49−4.57(1H,m),9.41(2H,br).
ESI−MS;m/z:136(M+H)+
[参考例17]
Figure 2007049575
工程1:3−(メトキシイミノ)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
3−ヒドロキシ−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(1.50g)をジクロロメタン(15ml)に溶解、デス−マーチン試薬(5.51g)のジクロロメタン(60ml)溶液を滴下後、さらに3時間撹拌した。反応液に飽和重曹水およびチオ硫酸ナトリウム・5水和物(10g)を加え、約30分激しく撹拌した。有機層を水および飽和食塩水の順に洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をエタノール(30ml)および水(15ml)の混液に溶解し、メトキシアミン塩酸塩(1.08g)および酢酸ナトリウム(1.06g)を加え1時間加熱還流した。放冷後、反応液を濃縮し得られた残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出、飽和重曹水および飽和食塩水の順に洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.60g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.46(9H,s),3.87(3H,s),4.57−4.60(4H,m).
工程2:3−アゼチジン O−メチルオキシム塩酸塩
上記工程1で得た化合物(1.60g)をメタノール(60ml)に溶解し、4規定塩酸ジオキサン溶液(10ml)を加え室温にて15時間撹拌した。濃縮後、テトラヒドロフランを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(960mg)を無色固体(吸湿性)として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:3.82(3H,t,J=1.2Hz),4.73(2H,d,J=1.2Hz),4.79(2H,s),9.84(2H,br).
ESI−MS;m/z:101(M+H)+
[参考例18]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−(フルオロメチル)−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン
(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−4−(ヒドロキシメチル)−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン(J.Med.Chem.1994,37,2655)(1.00g)をジクロロメタン(16ml)に溶解し、−78℃にてジエチルアミノ硫黄トリフルオライド(0.843ml)を加え、室温まで昇温しながら23時間撹拌した。反応液を0℃に冷却後、メタノールを加えた。減圧下溶媒を留去、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:9(v/v)]にて精製し、標記化合物(333mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:3.79(3H,s),4.41−4.48(1H,m),4.66−4.91(5H,m),6.85−6.89(2H,m),7.31−7.46(7H,m).
ESI−MS;m/z:316(M+H)+
工程2:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−(フルオロメチル)−2−アゼチジノン
上記工程1で化合物(897mg)をアセトニトリル(15ml)および水(2ml)に溶解し、0℃にて硝酸二アンモニウムセリウム(IV)(5.46g)の水溶液(13ml)を加え、1時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3〜1:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(408mg)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:4.03(1H,ddt,J=11.2,7.6,4.6Hz),4.47−4.69(3H,m),4.80−4.84(2H,m),6.23(1H,br s),7.26−7.39(5H,m).
ESI−MS;m/z:210(M+H)+
工程3:(3R,4R)−4−(フルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で化合物(408mg)を酢酸エチル(10ml)に溶解し、室温にて5%パラジウム炭素(408mg)を加え、水素雰囲気下3日間撹拌した。反応液をセライト濾過し、母液を減圧下濃縮した。残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)に溶解し、0℃にてイミダゾール(199mg)およびトリイソプロピルシリルクロライド(0.645ml)を加え、室温にて18時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3(v/v)]にて精製し、標記化合物(432mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.07−1.28(21H,m),4.00−4.07(1H,m),4.57(1H,ddd,J=48.1,10.0,8.1Hz),4.73(1H,ddd,J=46.4,10.0,3.9Hz),5.09(1H,dd,J=5.1,2.4Hz),6.11(1H,br s).
工程4:(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(フルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物(432mg)および二炭酸ジ−tert−ブチル(529mg)をテトラヒドロフラン(16ml)に溶解し、室温にて4−ジメチルアミノピリジン(38.3mg)を加え、16.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=3:97(v/v)]にて精製し、標記化合物(555mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.91−1.28(21H,m),1.52(9H,s),4.27(1H,ddt,J=15.4,5.6,3.9Hz),4.73(1H,ddd,J=45.9,9.8,3.9Hz),4.81(1H,ddd,J=46.9,9.8,5.6Hz),5.07(1H,d,J=5.6Hz).
[参考例19]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4S)−4−エチル−3−ヒドロキシ−2−アゼチジノン
(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−4−ビニル−2−アゼチジノン(J.Med.Chem.1994,37,2655)(680mg)をメタノール(10ml)に溶解し、室温にて5%パラジウム炭素(680mg×2)を加え、水素雰囲気下44時間撹拌した。触媒をセライト濾過して、濾液を濃縮、標記化合物(450mg)を赤色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δ:0.87(3H,t,J=7.4Hz),1.34−1.57(2H,m),3.36−3.42(1H,m),4.65(1H,d,J=4.6Hz),5.86(1H,brs),8.17(1H,brs).
工程2:(3R,4S)−4−エチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物(580mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5ml)に溶解し、イミダゾール(1.04g)を加えた。0℃にてトリエチルシリルクロライド(1.28ml)を滴下し、室温に戻し14時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:6(v/v)]にて精製し、標記化合物(920mg)を淡黄色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.63−0.73(6H,m),0.93−1.01(12H,m),1.55−1.73(2H,m),3.57−3.63(1H,m),4.85(1H,dd,J=4.6,2.4Hz),5.95(1H,brs).
工程3:(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−エチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.63−0.73(6H,m),0.96−1.00(12H,m),1.51(9H,s),1.75−1.94(2H,m),3.92−3.97(1H,m),4.85(1H,d,J=5.9Hz).
[参考例20]
Figure 2007049575
工程1:シス−3−アセトキシ−1−(4−メトキシフェニル)−4−(2−オキサゾリル)−2−アゼチジノン
オキサゾール−2−カルボキシアルデヒド(J.Org.Chem.1991,56,449)(1.85g)およびp−アニシジン(1.80g)をベンゼン(30ml)に溶解し、無水硫酸ナトリウム(5g)を加え室温にて2時間撹拌した。不溶物をろ去した後、反応液を減圧濃縮し黄色油状物としてイミンを得た。得られたイミンおよびトリエチルアミン(3.05ml)のジクロロメタン溶液(20ml)を窒素下−78℃に冷却した。次いで、アセトキシアセチルクロライド(1.57ml)を滴下し一晩かけて室温まで昇温した。反応液を濃縮後、酢酸エチルにて希釈、飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和重曹水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル)にて精製し、エーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(3.05g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.96(3H,s),3.77(3H,s),5.51(1H,d,J=4.9Hz),6.10(1H,d,J=4.9Hz),6.82−6.86(2H,m),7.18(1H,d,J=0.5Hz),7.25−7.28(2H,m),7.70(1H,d,J=0.5Hz).
ESI−MS;m/z:303(M+H)+
工程2:シス−1−(4−メトキシフェニル)−4−(2−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物(2.80g)をテトラヒドロフラン(28ml)およびメタノール(28ml)の混液に溶解し、炭酸カリウム(50mg)を加え室温にて60分撹拌した。調製したダウエックス50(強酸性樹脂)を加え約5分撹拌した後、ろ過濃縮しトルエンにて2回共沸した。得られた残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、0℃にてイミダゾール(770mg)およびトリイソプロピルシリルクロライド(2.40ml)を加え、室温にて24時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5(v/v)]にて精製し、標記化合物(3.30g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97−1.01(18H,m),1.03−1.12(3H,m),3.76(3H,s),5.36(2H,s),6.80−6.84(2H,m),7.15(1H,d,J=0.7Hz),7.23−7.25(2H,m),7.06(1H,d,J=0.7Hz).
工程3:シス−4−(2−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.96−1.09(21H,m),4.98(1H,d,J=4.9Hz),5.29(1H,dd,J=4.9,2.0Hz),6.34(1H,br),7.13(1H,d,J=0.7Hz),7.69(1H,d,J=0.7Hz).
工程4:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.95−0.97(18H,m),1.00−1.08(3H,m),1.45(9H,s),5.24(2H,AB type d,J=5.5Hz),7.15(1H,s,),7.68(1H,s).
ESI−MS;m/z:433(M+Na)+
[参考例21]
(3R,4R)−4−(ジフルオロメチル)−1−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
(3R,4R)−4−(ジフルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(Bioorg.Med−Chem.2000,8,1619)(400mg)をジクロロメタン(8.0ml)に溶解し氷冷した。次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.28ml)、4−ジメチルアミノピリジン(33.3mg)およびクロロ炭酸イソプロピル(0.20m1)を加え3時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、1規定塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=10:90(v/v)]にて精製し、標記化合物(505mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.07−1.22(21H,m),1.32(3H,d,J=6.3Hz),1.34(3H,d,J=6.3Hz),4.28−4.35(1H,m),5.03−5.09(1H,m),5.16(1H,dd,J=6.1,1.0Hz),6.03(1H,ddd,J=55.4,54.0,4.9Hz).
ESI−MS;m/z:402(M+Na)+
[参考例22]
Figure 2007049575
工程1:シス−3−アセトキシ−1−(4−メトキシフェニル)−4−(4−オキサゾリル)−2−アゼチジノン
オキサゾール−4−カルボキシアルデヒド(J.Org.Chem.1991,56,449)を原料に用い、参考例20の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.99(3H,s),3.77(3H,s),5.41(1H,d,J=4.9Hz),6.04(1H,d,J=4.9Hz),6.82−6.86(2H,m),7.31−7.35(2H,m),7.68(1H,t,J=0.9Hz),7.90(1H,d,J=0.7Hz).
工程2:シス−1−(4−メトキシフェニル)−4−(4−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例20の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.98−1.24(21H,m),3.76(3H,s),5.24(1H,d,J=4.9Hz),5.29(1H,d,J=4.9Hz),6.80−6.84(2H,m),7.33−7.37(2H,m),7.67(1H,s),7.89(1H,s).
ESI−MS;m/z:439(M+Na)+
工程3:シス−4−(4−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡褐色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97−1.12(21H,m),4.87(1H,d,J=4.2Hz),5.22(1H,dd,J=4.9,2.7Hz),6.06(1H,brs),7.74(1H,s),7.86(1H,s).
ESI−MS;m/z:333(M+Na)+
工程4:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(4−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.94−1.11(21H,m),1.47(9H,s),5.15(1H,d,J=5.6Hz),5.19(1H,d,J=5.6Hz),7.69(1H,s),7.87(1H,s).
ESI−MS;m/z:433(M+Na)+
[参考例23]
Figure 2007049575
工程1:シス−4−イソプロピル−1−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
シス−3−アセトキシ−4−イソプロピル−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン(Bioorg.Med.Chem.2003,11,4315)を原料に用い、参考例20の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.02(3H,d,J=6.8Hz),1.09(3H,d,J=6.8Hz),1.11−1.14(18H,m),1.17−1.27(3H,m),2.28−2.35(1H,m),3.78(3H,s),4.07(1H,t,J=5.3Hz),5.05(1H,t,J=5.3Hz),6.83−6.87(2H,m),7.33−7.36(2H,m).
工程2:シス−4−イソプロピル−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡褐色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.94−0.97(6H,m),1.08−1.11(18H,m),1.14−1.28(3H,m),1.90−1.99(1H,m),3.32(1H,dd,J=8.6,4.8Hz),4.98(1H,dd,J=4.8,2.7Hz),5.96(1H,br).
工程3:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−イソプロピル−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.02(6H,d,J=6.8Hz),1.07−1.11(18H,m),1.14−1.23(3H,m),1.52(9H,s),2.15−2.20(1H,m),3.89−3.92(1H,m),4.98(1H,d,J=6.3Hz).
[参考例24]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−3−フルオロアゼチジン
1−ベンズヒドリル−3−アゼチジニルメタンスルホナート(2.50g)をアセトニトリル(50ml)に溶解し、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(7.9ml)を加え、6時間加熱還流した。濃縮後、得られた残渣を酢酸エチルにて希釈し、水(2回)および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:10(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.40g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:3.09−3.18(2H,m),3.50−3.58(2H,m),4.38(1H,s),5.06−5.24(1H,m),7.17−7.40(10H,m).
工程2:3−フルオロアゼチジン塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:4.00−4.10(2H,m),4.22−4.32(2H,m),5.29−5.49(1H,m),9.66(2H,br).
ESI−MS;m/z:112(M+H)+
[参考例25]
(S)−1−アゼチジン−2−イルメタノール塩酸塩
Figure 2007049575
(S)−2−(ヒドロキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(4.20g)に濃塩酸(14ml)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮することにより、標記化合物(2.68g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.22−2.38(2H,m),3.36(1H,brs),3.70−3.74(1H,m),3.78−3.85(1H,m),4.34−4.36(1H,m),5.41−5.43(1H,m),8.90(1H,brs),9.33(1H,brs).
[参考例26]
(R)−1−アゼチジン−2−イルメタノール塩酸塩
Figure 2007049575
(R)−2−(ヒドロキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステルを原料に用い、参考例25と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.45−2.65(2H,m),3.83−4.05(4H,m),4.62(1H,brs),5.62(1H,brs),9.06(1H,brs),9.57(1H,brs).
[参考例27]
Figure 2007049575
工程1:(R)−2−(メトキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
(R)−2−(ヒドロキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステルを原料に用い、参考例11の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.44(9H,s),2.11−2.27(2H,m),3.41(3H,s),3.54(1H,dd,J=10.1,3.1Hz),3.63−3.67(1H,m),3.82(2H,dd,J=8.2,6.7Hz),4.27−4.33(1H,m).
工程2:(R)−2−(メトキシメチル)アゼチジントリフルオロ酢酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例11の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:2.20−2.29(1H,m),2.33−2.42(1H,m),3.32(3H,s),3.53(1H,dd,J=11.2,3.4Hz),3.64(1H,dd,J=11.2,7.1Hz),3.69−3.79(1H,m),3.83−3.93(1H,m),4.50(1H,brs),8.81(2H,brs).
ESI−MS;m/z:102(M+H)+
[参考例28]
Figure 2007049575
工程1:2−[(E)−スチリル]ピリミジン
2−メチルピリミジン(5.00g)およびベンズアルデヒド(8.10ml)の混合物に、室温にて塩化亜鉛(1モル−エーテル溶液)(7.97ml)を加え、160℃にて23時間加熱環流した。反応液を室温に冷却後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:9〜3:7(v/v)]にて精製し、標記化合物(6.85g)を茶色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.11(1H,t,J=4.9Hz),7.25(1H,d,J=16.1Hz),7.32−7.42(3H,m),7.62−7.64(2H,m),8.00(1H,d,J=16.1Hz),8.73(2H,d,J=4.6Hz).
ESI−MS;m/z:183(M+Na)+
工程2:ピリミジン−2−カルボキシアルデヒド
上記工程1で得た化合物(6.62g)を1,4−ジオキサン(90ml)および水(30ml)に溶解し、室温にて四酸化オスミウム(触媒量)およびメタ過よう素酸ナトリウム(15.6g)を加え、2日間攪拌した。反応液をセライトで濾過後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1〜100:0(v/v)]にて精製し、標記化合物(3.27g)を茶色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.52(1H,t,J=4.9Hz),9.01(2H,d,J=4.9Hz),10.14(1H,s).
ESI−MS;m/z:109(M+Na)+
工程3:シス−3−アセトキシ−1−(4−メトキシフェニル)−4−(2−ピリミジニル)−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例20の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を茶色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.80(3H,s),3.76(3H,s),5.56(1H,d,J=5.1Hz),6.20(1H,d,J=5.1Hz),6.82(2H,dt,J=9.8,2.9Hz),7.26−7.30(3H,m),8.77(2H,d,J=4.9Hz).
ESI−MS;m/z:314(M+Na)+
工程4:シス−1−(4−メトキシフェニル)−4−(2−ピリミジニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例20の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.98−1.24(21H,m),3.76(3H,s),5.24(1H,d,J=4.9Hz),5.29(1H,d,J=4.9Hz),6.80−6.84(2H,m),7.33−7.37(2H,m),7.67(1H,s),7.89(1H,s).
ESI−MS;m/z:428(M+Na)+
工程5:シス−4−(2−ピリミジニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程4で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.90−1.06(21H,m),5.05(1H,d,J=4.9Hz),5.36(1H,dd,J=4.9,1.5Hz),6.28(1H,brs),7.22(1H,t,J=4.9Hz),8.74(2H,d,J=4.9Hz).
ESI−MS;m/z:322(M+Na)+
工程6:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−ピリミジニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程5で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.88−1.06(21H,m),1.45(9H,s),5.28(1H,d,J=5.9Hz),5.31(1H,d,J=5.9Hz),7.22(1H,t,J=4.9Hz),8.73(2H,d,J=4.9Hz).
[参考例29]
Figure 2007049575
工程1:5−[(E)−スチリル]オキサゾール
トランス−シンナムアルデヒド(4.0g)、(p−トルエンスルホニル)メチルイソシアニド(5.9g)のメタノール(100ml)懸濁液に炭酸カリウム(5.0g)を加え、混合物を80℃で2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣に水および酢酸エチルを加え、二層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出、有機層を合わせて飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3(v/v)]にて精製し、標記化合物(4.4g)を橙色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:6.92(1H,d,J=16.4Hz),7.08(1H,s),7.11(1H,d,J=16.1Hz),7.29(1H,t,J=7.3Hz),7.37(2H,t,J=7.6Hz),7.48(2H,d,J=7.8Hz),7.84(1H,s).
ESI−MS;m/z:172(M+H)+
工程2:オキサゾール−5−カルボキシアルデヒド
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例28の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:7.89(1H,s),8.12(1H,s),9.87(1H,d,J=0.5Hz).
工程3:シス−3−アセトキシ−1−(4−メトキシフェニル)−4−(5−オキサゾリル)−2−アゼチジン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例20の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を褐色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.98(3H,s),3.77(3H,s),5.48(1H,d,J=4.6Hz),6.02(1H,d,J=4.6Hz),6.84(2H,d,J=9.0Hz),7.18(1H,s),7.28(2H,d,J=8.8Hz),7.91(1H,s).
ESI−MS;m/z:303(M+H)+
工程4:シス−1−(4−メトキシフェニル)−4−(5−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例20の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.96−1.16(21H,m),3.76(3H,s),5.30(2H,s),6.82(2H,d,J=9.7Hz),7.16(1H,s),7.29(2H,d,J=9.0Hz),7.88(1H,s).
FAB−MS;m/z:417(M+H)+
工程5:シス−4−(5−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程4で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を褐色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.95−1.12(21H,m),4.93(1H,d,J=4.6Hz),5.24(1H,dd,J=4.6,2.4Hz),6.04(1H,brs),7.13(1H,s),7.88(1H,s).
ESI−MS;m/z:311(M+H)+
工程6:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(5−オキサゾリル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程5で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.93−1.11(21H,m),1.46(9H,s),5.21(2H,s),7.15(1H,s),7.89(1H,s).
ESI−MS;m/z:411(M+H)+
[参考例30]
Figure 2007049575
工程1:N−(2,2−ジフルオロプロピリデン)−4−メトキシアニリン
1−エトキシ−2,2−ジフルオロ−1−プロパノールおよび1−メトキシ−2,2−ジフルオロ−1−プロパノールの混合物(J.Org.Chem.1995,60,5174)(722mg)をトルエンに溶解し、p−アニシジン(0.52g)を加え、3時間加熱環流した。反応液を室温に冷却後、反応液に飽和重曹水を加え、トルエンにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去して標記化合物(989mg)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.89(3H,t,J=18.8Hz),3.83(3H,s),6.89−6.94(2H,m),7.15−7.28(2H,m),7.87(1H,t,J=3.4Hz).
工程2:シス−1−(4−メトキシフェニル)−3−(ベンジルオキシ)−4−(1,1−ジフルオロエチル)−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物(837mg)をジクロロメタン(4.94ml)に溶解し、0℃にて、トリエチルアミン(2.05ml)を加え、次いでベンジルオキシアセチルクロライド(1.55g)を滴下した。45℃にて84時間攪拌後、反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にエーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより標記化合物(931mg)を淡茶色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.77(3H,t,J=19.5Hz),3.79(3H,s),4.48−4.52(1H,m),4.77−4.84(1H,m),4.91(1H,d,J=5.1Hz),6.85−6.90(2H、m)、7.30−7.41(5H,m),7.43−7.48(2H,m).
工程3:シス−3−(ベンジルオキシ)−4−(1,1−ジフルオロエチル)−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.76(3H,t,J=19.3Hz),3.95−4.02(1H,m),4.72−4.84(2H,m),6.05(1H,brs),7.30−7.38(5H,m).
工程4:シス−4−(1,1−ジフルオロエチル)−3−ヒドロキシ−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例19の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.77(3H,t,J=19.1Hz),2.87(1H,brs),3.89−3.97(1H,m),5.01−5.05(1H,m),6.07(1H,brs).
工程5:シス−4−(1,1−ジフルオロエチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程4で得た化合物を原料に用い、トリエチルシリルクロライドの代わりにトリイソプロピルシリルクロライドを反応させ、参考例19の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97−1.28(21H,m),1.77(3H,t,J=19.3Hz),3.89−3.99(1H,m),5.09−5.14(1H,m),5.96(1H,brs).
工程6:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(1,1−ジフルオロエチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程5で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.97−1.28(21H,m),1.52(9H,s),1.76(3H,t,J=19.0Hz),4.29−4.36(1H,m),5.13(1H,d,J=6.3Hz).
[参考例31]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン
(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−4−[(1R)−ヒドロキシエチル]−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン(J.Org.Chem.1994,59,3123)を原料に用い、参考例18の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.41(3H,dd,J=25.1,6.3Hz),3.79(3H,s),4.47−4.54(1H,m),4.73(1H,d,J=11.7Hz),4.85(1H,d,J=5.6Hz),4.89−5.11(2H,m),6.88(2H,d,J=9.0Hz),7.28−7.52(7H,m).
工程2:(3R,4R)−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−1−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程3と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08−1.27(21H,m),1.41(3H,dd,J=25.1,6.3Hz),3.79(3H,s),4.52(1H,dd,J=16.1,5.6Hz),4.97−5.16(1H,m),5.13(1H,d,J=5.6Hz),6.87(2H,d,J=9.0Hz),7.51(2H,d,J=9.0Hz).
ESI−MS;m/z:396(M+H)+
工程3:(3R,4R)−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を橙色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.05−1.22(21H,m),1.43(3H,dd,J=24.9,6.3Hz),3.94(1H,dt,J=12.9,4.9Hz),4.81−5.01(1H,m),5.07(1H,dd,J=5.1,2.7Hz),5.90(1H,brs).
ESI−MS;m/z:290(M+H)+
工程4:(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.04−1.22(21H,m),1.46(3H,dd,J=24.4,6.6Hz),1.52(9H,s),4.24−4.32(1H,m),4.90−5.09(1H,m),5.08(1H,d,J=6.1Hz).
ESI−MS;m/z:412(M+Na)+
[参考例32]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−4−ジフルオロメチル−3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
窒素気流下、(2S,5S)−2−(tert−ブチル)−2,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−オン(J.Am.Chem.Soc.1995,117,6394)(1.55g)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液に−78℃にてリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(10.8ml)を加え、混合物を同温で30分間攪拌した。反応液にヘキサメチルホスホルアミド(6.0ml)およびN−(2,2−ジフルオロエチリデン)−4−メトキシアニリン(J.Org.Chem.1997,62,8826)(3.3g)のテトラヒドロフラン(3.2ml)溶液を加え、混合物を同温で4時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1規定塩酸水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.86g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.69(3H,s),3.02(1H,brs),3.80(3H,s),4.08−4.16(1H,m),6.11(1H,ddd,J=57.2,52.1,3.6Hz),6.89(2H,d,J=9.0Hz),7.44(2H,d,J=8.8Hz).
FAB−MS;m/z:258(M+H)+
工程2:(3R,4R)−4−ジフルオロメチル−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例19の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.68−0.80(6H,m),0.99(9H,t,J=7.8Hz),1.57(3H,s),3.79(3H,s),3.96−4.03(1H,m),5.97(1H,ddd,J=57.7,52.5,3.8Hz),6.85−6.90(2H,m),7.44(2H,d,J=9.3Hz).
工程3:(3R,4R)−4−ジフルオロメチル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を橙色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.66−0.77(6H,m),0.97(9H,t,J=8.1Hz),1.59(3H,s),3.52−3.59(1H,m),5.81(1H,ddd,J=57.6,50.8,3.4Hz),5.90(1H,brs).
工程4:(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ジフルオロメチル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を橙色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.59−0.77(6H,m),0.96(9H,t,J=7.8Hz),1.52(9H,s),1.57(3H,s),3.86−3.94(1H,m),5.91(1H,ddd,J=57.1,52.7,3.2Hz).
[参考例33]
(3R,4R)−1−ベンゾイル−4−ジフルオロメチル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例32の工程3で得た化合物(0.17g)のジクロロメタン(5ml)溶液にトリエチルアミン(134μl)、塩化ベンゾイル(112μl)および4−ジメチルアミノピリジン(16mg)を加え、混合物を室温で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、二層を分離した。水層をクロロホルムで抽出し、有機層を合わせて飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:8(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.2g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.67−0.79(6H,m),1.00(9H,t,J=7.8Hz),1.63(3H,s),4.31−4.39(1H,m),6.06(1H,dt,J=54.7,4.2Hz),7.49(2H,t,J=8.1Hz),7.62(1H,t,J=7.3Hz),7.96(2H,d,J=8.3Hz).
[参考例34]
シス−4−(1,1−ジフルオロエチル)−1−(イソプロポキシキシカルボニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例30の工程5で得た化合物を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.04−1.21(21H,m),1.25−1.38(6H,m),1.76(3H,dt,J=19.0,6.3Hz),4.33−4.40(1H,m),5.01−5.10(1H,m),5.15(1H,d,J=6.1Hz).
[参考例35]
(3R,4S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−1−(イソプロポキシカルボニル)−4−フェニル−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
(3R,4S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−フェニル−2−アゼチジノン(Tetrahedron 1992,48,6985)を原料に用い、参考例21と同様の操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.16(3H,s),0.05(3H,s),0.64(9H,s),1.16(3H,d,J=6.1Hz),1.27(3H,d,J=6.6Hz),4.93−5.01(1H,m),5.06(1H,d,J=5.6Hz),5.09(1H,d,J=5.6Hz),7.25−7.37(5H,m).
[参考例36]
(3R,4R)−1−(イソプロポキシカルボニル)−4−(トリフルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
(3R,4R)−4−(トリフルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(J.Fluorine.Chem.2004,125,487)を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.03−1.22(21H,m),1.32(3H,d,J=6.2Hz),1.34(3H,d,J=6.2Hz),4.49−4.54(1H,m),5.03−5.09(1H,m),5.23(1H,d,J=6.2Hz).
ESI−MS;m/z:420(M+Na)+
[参考例37]
2−[(2S)−アゼチジニル]−2−プロパノール塩酸塩
Figure 2007049575
2−{(2S)−1−[(1S)−フェニルエチル]アゼチジニル}−2−プロパノール(Tetrahedron 1998,54,4991)を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を灰白色固体として得た。
ESI−MS;m/z:116(M+Na)+
[参考例38]
(3R,4S)−4−(3−フルオロ−2−ピリジル)−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
(3R,4S)−4−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,3209)を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.87−1.04(21H,m),1.20(3H,d,J=6.1Hz),1.30(3H,d,J=6.1Hz),4.97−5.05(1H,m),5.30(1H,d,J=5.9Hz),5.50(1H,d,J=5.6Hz),7.22−7.28(1H,m),7.38(1H,t,J=9.3Hz),8.42(1H,d,J=4.6Hz).
[参考例39]
(3R,4S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−メチル−4−(2−ピリジル)−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
(3R,4S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−メチル−4−(2−ピリジル)−2−アゼチジノン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2003,13,185)を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.02(3H,s),0.08(3H,s),0.49(9H,s),1.20(3H,d,J=6.3Hz),1.30(3H,d,J=6.1Hz),1.72(3H,s),4.95(1H,s),5.00−5.07(1H,m),7.19−7.22(2H,m),7.67(1H,dt,J=7.7,1.7Hz),8.57−8.60(1H,m).
ESI−MS;m/z:379(M+H)+
[参考例40]
(3R,4R)−4−ジフルオロメチル−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例32の工程3で得た化合物を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.64−0.73(6H,m),0.96(9H,t,J=7.1Hz),1.31−1.36(6H,m),1.54(3H,s),3.90−3.99(1H,m),5.01−5.10(1H,m),5.93(1H,ddd,J=57.2,52.6,3.2Hz).
[参考例41]
Figure 2007049575
工程1:シス−3−アセトキシ−4−(2−フルオロフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン
2−フルオロベンズアルデヒドを原料に用い、参考例20の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.76(3H,s),3.76(3H,s),5.67(1H,d,J=4.9Hz),6.02(1H,d,J=4.9Hz),6.80−6.84(2H,m),7.10−7.13(2H,m),7.26−7.37(4H,m).
工程2:シス−3−アセトキシ−4−(2−フルオロフェニル)−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.76(3H,s),5.35(1H,d,J=4.6Hz),6.00(1H,dd,J=4.6,2.0Hz),6.27(1H,br),7.03−7.44(4H,m).
工程3:シス−4−(2−フルオロフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例20の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.87−1.05(21H,m),5.18−5.25(2H,m),6.00(1H,brs),7.00−7.47(4H,m).
工程4:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(2−フルオロフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.79−1.02(21H,m),1.43(9H,s),5.21(1H,d,J=5.8Hz),5.42(1H,d,J=5.8Hz),7.02−7.32(4H,m).
ESI−MS;m/z:460(M+Na)+
[参考例42]
シス−4−(2−フルオロフェニル)−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例41の工程3で得た化合物を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.88−1.03(21H,m),1.19(3H,d,J=6.1Hz),1.29(3H,d,J=6.1Hz),4.96−5.01(1H,m),5.24(1H,d,J=5.9Hz),5.46(1H,d,J=5.9Hz),7.02−7.31(4H,m).
ESI−MS;m/z:446(M+Na)+
[参考例43]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−4−(1,1−ジフルオロエチル)−3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
参考例30の工程1で得た化合物を原料に用い、参考例32の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を茶色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.67(3H,s),1.79(3H,t,J=19.1Hz),3.06(1H,brs),3.80(3H,s),4.14−4.19(1H,m),6.87−6.90(2H,m),7.44−7.47(2H,m).
FAB−MS;m/z:272(M+H)+
工程2:(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−(1,1−ジフルオロエチル)−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物(935mg)をジクロロメタン(20ml)に溶解し、0℃にてtert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(1.58ml)および2,6−ルチジン(1.61ml)を加え、室温で3日間攪拌した。tert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(1.58ml)および2,6−ルチジン(1.61ml)を追加し、一晩加熱還流した。反応液に水を加えて分液し、有機層を10%クエン酸水溶液および飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1(v/v)]で精製し、標記化合物(703mg)を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.21(3H,s),0.31(3H,s),0.91(9H,s),1.61(3H,s),1.74(3H,t,J=19.1Hz),3.79(3H,s),4.02−4.07(1H,m),6.85−6.90(2H,m),7.44−7.48(2H,m).
EI−MS;m/z:385(M+).
工程3:(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−(1,1−ジフルオロエチル)−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様の操作を行うことにより、標記化合物を茶色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.15(3H,s),0.27(3H,s),0.89(9H,s),1.57(3H,s),1.71(3H,dd,J=19.4,18.1Hz),3.54(1H,dd,J=17.7,4.4Hz),5.99(1H,brs).
FAB−MS;m/z:280(M+H)+
工程4:(3R,4R)−1−ベンゾイル−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−(1,1−ジフルオロエチル)−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例33と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.23(3H,s),0.26(3H,s),0.93(9H,s),1.56(3H,s),1.79(3H,dd,J=19.1,18.4Hz),4.37(1H,dd,J=15.2,6.1Hz),7.47−7.56(3H,m),7.95−7.98(2H,m).
[参考例44]
(3R,4R)−4−[(1S)−フルオロエチル]−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例31の工程3で得た化合物を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.05−1.23(21H,m),1.31−1.36(6H,m),1.46(3H,dd,J=24.2,6.6Hz),4.25−4.34(1H,m),4.93−5.13(3H,m).
[参考例45]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−ジフルオロメチル−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
参考例32の工程1で得た化合物を原料に用い、参考例43の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色非晶質固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.22(3H,s),0.29(3H,s),0.91(9H,s),1.61(3H,s),3.80(3H,s),3.97−4.03(1H,m),5.81−6.10(1H,m),6.86−6.90(2H,m),7.43−7.47(2H,m).
EI−MS;m/z:371(M+).
工程2:(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−ジフルオロメチル−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様の操作を行うことにより、標記化合物を茶色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.18−0.24(6H,m),0.89(9H,s),1.58(3H,s),3.53−3.59(1H,m),5.62−5.93(1H,m),6.01(1H,brs).
工程3:(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−ジフルオロメチル−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.18(3H,s),0.24(3H,s),0.88(9H,s),1.32−1.36(6H,m),1.61(3H,s),3.95(1H,dt,J=8.6,4.3Hz),5.06(1H,sep,J=6.3Hz),5.93(1H,ddd,J=55.4,54.0,4.4Hz).
[参考例46]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−4−トリフルオロメチル−2−アゼチジノン
N−(2,2,2−トリフルオロエチリデン)−4−メトキシアニリン(J.Org.Chem.1997,62,8826)を原料に用い、参考例32の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡赤色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:1.72(3H,s),3.37(1H,brs),3.80(3H,s),4.34(1H,q,J=5.8Hz),6.88−6.92(2H,m),7.38−7.42(2H,m).
工程2:(3R,4R)−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−4−トリフルオロメチル−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例19の工程2と同様な操作を行うことにより標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.68−0.79(6H,m),0.98(9H,t,J=8.1Hz),1.65(3H,s),3.79(3H,s),4.21(1H,q,J=5.9Hz),6.87−6.90(2H,m),7.38−7.41(2H,m).
工程3:(3R,4R)−1−ベンゾイル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−4−トリフルオロメチル−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様の操作を行い、次いで参考例33と同様の操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.67−0.79(6H,m),0.97−1.02(9H,m),1.64(3H,s),4.58(1H,q,J=5.9Hz),7.48−7.53(2H,m),7.61−7.66(1H,m),7.96−7.98(2H,m).
[参考例47]
3−メチルアゼチジン塩酸塩
Figure 2007049575
1−ベンズヒドリル−3−メチレンアゼチジン(Chem.Pharm.Bull.1973,21,228)(3.45g)をエタノール(50ml)に溶解し、1規定塩酸エタノール(30ml)および20%水酸化パラジウム炭素(1.50g)を加え水素雰囲気下、3日間接触還元を行った。触媒を濾去、母液を濃縮後、得られた残渣に1規定塩酸水およびジクロロメタンを加え、10分間撹拌した。水層を減圧下留去することにより、標記化合物(1.54g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:1.16(3H,d,J=6.8Hz),2.78−2.86(1H,m),3.43−3.58(2H,m),3.77−4.01(2H,m),9.26(2H,brs).
[参考例48]
Figure 2007049575
工程1:1−ベンズヒドリル−3,3−ジフルオロアゼチジン
1−ベンズヒドリルアゼチジン−3−オンを原料に用い、ジエチルアミノ硫黄トリフルオライドの代わりにビス(メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオライドを用いて参考例18の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:3.51(4H,t,J=12.2Hz),4.44(1H,s),7.20(2H,tt,J=7.3,1.6Hz),7.26−7.30(4H,m),7.41−7.44(4H,m).
ESI−MS;m/z:260(M+H)+
工程2:3,3−ジフルオロアゼチジン塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:4.48(4H,t,J=11.8Hz),10.06(2H,s).
[参考例49]
Figure 2007049575
工程1:(R)−2−メチルアゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
(S)−2−(トルエン−4−スルホニルオキシメチル)アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(J.Med.Chem.2005,24,7637)(6.50g)をテトラヒドロフラン(16ml)に溶解し、0℃にて水素化トリエチルホウ素リチウム(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(76.2ml)を滴下し、室温にて14時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、1規定塩酸水、飽和重曹水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:19〜1:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.48g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.37(3H,d,J=6.13Hz),1.44(9H,s),1.72−1.81(1H,m),2.23−2.32(1H,m),3.81(2H,t,J=7.6Hz),4.23−4.32(1H,m).
工程2:(R)−2−メチルアゼチジン塩酸塩
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例25と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.66(3H,d,J=6.6Hz),2.25−2.36(1H,m),2.53−2.64(1H,m),3.89−4.06(2H,m),4.56−4.67(1H,m),9.60(2H,brs).
[参考例50]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4S)−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
(3R,4S)−3−アセトキシ−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン(J.Org.Chem.1988,53,4227)を原料に用い、参考例20の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.10−1.16(18H,m),1.18−1.31(3H,m),1.54(3H,s),1.58(3H,s),3.79(3H,s),3.83(1H,dd,J=8.8,6.1Hz),4.16(1H,dd,J=8.8,6.1Hz),4.28(1H,dd,J=8.8,6.8Hz),4.37−4.47(1H,m),5.05(1H,d,J=5.4Hz),6.83−6.86(2H,m),7.62−7.69(2H,m).
工程2:(3R,4S)−4−[(1S)−1,2−ジヒドロキシエチル]−1−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物(25g)をテトラヒドロフラン:水(3.5:1)(380ml)に溶解し、p−トルエンスルホン酸・一水和物(3.17g,16.7mmol)を加え60℃にて24時間攪拌した。氷冷下、炭酸水素ナトリウムにて中和し溶媒を減圧下、留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:8〜1:2(v/v)]にて精製し、標記化合物13.5gを淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.14(18H,t,J=7.1Hz),1.19−1.33(3H,m),2.07(1H,dd,J=7.8,3.9Hz),3.04(1H,d,J=2.9Hz),3.63−3.75(2H,m),3.78(3H,s),4.16−4.23(1H,m),4.37(1H,dd,J=5.2,2.8Hz),5.13(1H,d,J=5.2Hz),6.86(2H,dt,J=9.8,2.8Hz),7.38(2H,dt,J=9.8,2.8Hz).
工程3:(3R,4R)−4−[(1R)−1,2−ジフルオロエチル]−1−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、ジエチルアミノ硫黄トリフルオライドの代わりにビス(メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオライドを用いて、参考例18の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97−1.29(21H,m),3.79(3H,s),4.38−4.60(2H,m),4.72−4.95(1H,m),5.00−5.29(1H,m),5.21(1H,d,J=5.1Hz),6.88(2H,dt,J=9.8,2.8Hz),7.46(2H,dt,J=9.8,2.8Hz).
ESI−MS;m/z:414(M+H)+
工程4:(3R,4R)−4−[(1R)−1,2−ジフルオロエチル]−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.10(18H,t,J=6.6Hz),1.13−1.32(3H,m),4.03−4.15(1H,m),4.53−5.04(3H,m),5.16(1H,dd,J=4.9,3.4Hz),5.95(1H,brs).
工程5:(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−[(1R)−1,2−ジフルオロエチル]−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程4で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.09(18H,t,J=6.2Hz),1.14−1.29(3H,m),1.52(9H,s),4.25−4.34(1H,m),4.61−4.82(2H,m),4.94−5.13(1H,m),5.16(1H,d,J=5.9Hz).
[参考例51]
Figure 2007049575
工程1:シス−3−アセトキシ−1−(4−メトキシフェニル)−4−(3−メチル−3−オキセタニル)−2−アゼチジノン
3−メチルオキセタン−3−カルボキシアルデヒド(US5354865)を原料に用い、参考例20の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.46(3H,s),2.13(3H,s),3.80(3H,s),4.25(1H,d,J=6.4Hz),4.36(1H,d,J=6.4Hz),4.58(1H,d,J=6.4Hz),4.69(1H,d,J=5.2Hz),4.92(1H,d,J=6.4Hz),6.15(1H,d,J=5.2Hz),6.87−6.91(2H,m),7.18−7.20(2H,m).
ESI−MS;m/z:306(M+H)+
工程2:シス−3−アセトキシ−4−(3−メチル−3−オキセタニル)−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,d6−DMSO)δ:1.21(3H,s),2.05(3H,s),3.78(1H,d,J=4.9Hz),4.17(2H,dd,J=5.9,1.6Hz),4.43(1H,d,J=5.9Hz),4.58(1H,d,J=6.3Hz),5.83(1H,dd,J=2.7,4.9Hz),8.94(1H,brs).
ESI−MS;m/z:200(M+H)+
工程3:シス−4−(3−メチル−3−オキセタニル)−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、トリイソプロピルシリルクロライドの代わりにトリエチルシリルクロライドを反応させ、参考例20の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.62−0.74(6H,m),0.96(9H,t,J=7.9Hz),1.41(3H,s),3.69(1H,d,J=4.9Hz),4.31(1H,d,J=6.6Hz),4.38(1H,d,J=6.2Hz),4.45(1H,d,J=6.2Hz),4.82(1H,d,J=6.6Hz),4.87(1H,dd,J=2.8,4.9Hz),6.25(1H,brs).
工程4:シス−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−メチル−3−オキセタニル)−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.59−0.69(6H,m),0.96(9H,t,J=7.8Hz),1.44(3H,s),1.51(9H,s),4.38(1H,d,J=6.3Hz),4.40(1H,d,J=6.3Hz),4.47(1H,d,J=6.1Hz),4.64(1H,d,J=6.3Hz),4.81(1H,d,J=6.3Hz),4.93(1H,d,J=6.1Hz).
ESI−MS;m/z:372(M+H)+
[参考例52]
(S)−1−アゼチジン−2−イルメタノールシュウ酸塩
Figure 2007049575
(S)−2−(ヒドロキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 ベンジルエステル(Tetrahedron Lett.2004,45,3607)(1.0g)をエタノール(10ml)に溶解し、パラジウム炭素(200mg)を加え水素雰囲気下、一晩接触還元を行った。触媒を濾去し、シュウ酸(244mg)を加え濃縮後、エタノールおよびイソプロパノールを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(324mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,D2O)δ:2.40−2.58(2H,m),3.85−3.86(2H,d,J=4.8Hz),3.90−3.96(1H,m),4.04−4.11(1H,m),4.59−4.65(1H,m).
FAB−MS;m/z:88(M+H)+
[参考例53]
(S)−1−アゼチジン−2−イルメタノールフマル酸塩
Figure 2007049575
(S)−2−(ヒドロキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 ベンジルエステル(500mg)をエタノール(5ml)に溶解し、パラジウム炭素(100mg)を加え水素雰囲気下、2時間接触還元を行った。触媒を濾去し、フマル酸(262mg)を加え濃縮後、酢酸エチルおよびイソプロパノールを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(389mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,D2O)δ:2.40−2.58(2H,m),3.85−3.86(2H,d,J=4.8Hz),3.90−3.96(1H,m),4.04−4.11(1H,m),4.59−4.65(1H,m),6.71(2H,s).
FAB−MS;m/z:88(M+H)+
[参考例54]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−4−[(1S)−1,2−ジヒドロキシエチル]−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
(3R,4S)−3−ベンジルオキシ−4−[(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル]−1−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン(J.Org.Chem.1998,53,4227)(3.75g)をテトラヒドロフラン(70ml)に溶解し、−78℃にてリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(24.5ml)を加え、同温にて2時間半攪拌した。反応液にヨウ化メチル(2.44ml)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をテトラヒドロフラン(80ml)に溶解し、水(40ml)およびp−トルエンスルホン酸・一水和物(0.37g)を加え、2日間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮、飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3(v/v)]にて精製し、標記化合物(3.0g)を褐色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.72(3H,s),2.82(1H,d,J=4.1Hz),3.66−3.71(2H,m),3.80(3H,s),4.09(1H,d,J=4.9Hz),4.18−4.23(1H,m),4.86(1H,d,J=11.2Hz),5.02(1H,d,J=11.0Hz),6.88(2H,d,J=9.0Hz),7.31−7.39(5H,m),7.44(2H,d,J=9.0Hz).
工程2:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−ホルミル−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物(3.0g)を酢酸エチル(30ml)に溶解し、水(15ml)およびメタ過よう素酸ナトリウム(3.6g)を加え、50℃にて3時間攪拌した。二層を分離後、水層を酢酸エチルにて抽出し、有機層を合わせて飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去することにより、標記化合物(2.4g)を淡褐色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.80(3H,s),3.80(3H,s),4.28(1H,d,J=3.4Hz),4.77(1H,d,J=11.0Hz),4.85(1H,d,J=11.0Hz),6.88−6.91(2H,m),7.25−7.34(7H,m),9.77(1H,d,J=3.3Hz).
工程3:(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−4−ビニル−2−アゼチジノン
メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(5.4g)をテトラヒドロフラン(50ml)に懸濁し、−78℃にてn−ブチルリチウム(1.59モル−n−ヘキサン溶液)(9.4ml)を加え、室温で20分間攪拌した。反応液を−78℃に冷却し、上記工程2で得た化合物(3.25g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液を加え、室温で一晩攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.2g)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.70(3H,s),3.79(3H,s),4.33(1H,d,J=8.0Hz),4.75(1H,d,J=11.2Hz),4.87(1H,d,J=11.2Hz),5.46(1H,d,J=11.0Hz),5.54(1H,d,J=17.3Hz),6.06(1H,ddd,J=17.9,9.8,7.5Hz),6.86(2H,d,J=9.8Hz),7.27−7.42(7H,m).
工程4:(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−3−メチル−4−ビニル−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を褐色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.66(3H,s),3.99(1H,d,J=8.3Hz),4.69(1H,d,J=11.2Hz),4.82(1H,d,J=11.2Hz),5.30−5.39(2H,m),5.97−6.10(2H,m),7.28−7.36(5H,m).
工程5:(3R,4S)−4−エチル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程4で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程3と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.63−0.79(6H,m),0.90−1.00(12H,m),1.48−1.73(2H,m),1.60(3H,s),3.26(1H,t,J=7.1Hz),5.90(1H,brs).
工程6:(3R,4S)−1−ベンゾイル−4−エチル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程5で得た化合物を原料に用い、参考例33と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.68−0.81(6H,m),0.97−1.05(12H,m),1.57(3H,s),1.74−1.86(1H,m),1.95−2.07(1H,m),3.94(1H,dd,J=9.3,4.1Hz),7.46(2H,t,J=7.8Hz),7.57(1H,t,J=7.3Hz),7.91(2H,d,J=9.0Hz).
[参考例55]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−4−(ヒドロキシメチル)−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
参考例54の工程2で得た化合物(3.00g)をメタノール(30ml)とテトラヒドロフラン(30ml)の混合溶媒に溶かし、水素化ホウ素ナトリウム(291mg)を加え、室温で20分攪拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えて分液し、水層から酢酸エチルで有機物を抽出した。有機層をあわせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(3.01g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.74(3H,s),2.52(1H,t,J=6.9Hz),3.79(3H,s),3.97−4.09(3H,m),4.86(1H,d,J=10.8Hz),5.01(1H,d,J=11.0Hz),6.87−6.91(2H,m),7.28−7.41(7H,m).
工程2:(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−4−(トリフルオロメタンスルホニルオキシメチル)−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物(100mg)をジクロロメタン(5ml)に溶かし、0℃にてトリフルオロメタンスルホン酸無水物(103μl)、トリエチルアミン(106μl)を加え、室温に戻して1時間攪拌した。トリフルオロメタンスルホン酸無水物(103μl)、トリエチルアミン(106μl)を追加し、室温で15分攪拌した。反応液に水を加えて分液し、水層からジクロロメタンで有機物を抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:17(v/v)]にて精製し、標記化合物(126mg)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.74(3H,s),3.80(3H,s),4.24(1H,t,J=5.4Hz),4.72(1H,dd,J=11.0,5.9Hz),4.84(1H,d,J=11.3Hz),4.92−4.97(1H,m),4.92(1H,d,J=11.5Hz),6.88−6.93(2H,m),7.29−7.41(7H,m).
ESI−MS;m/z:460(M+H)+
工程3:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−フルオロメチル−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物(126mg)をアセトニトリル(5ml)に溶かし、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(1.26ml)を加え、室温で45分間攪拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えて分液し、水層から酢酸エチルで有機物を抽出した。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:17(v/v)]にて精製し、標記化合物(73mg)を無色非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.72(3H,s),3.79(3H,s),4.18(1H,ddd,J=14.5,6.9,2.9Hz),4.65−4.99(4H,m),6.87−6.91(2H,m),7.26−7.37(5H,m),7.46−7.51(2H,m).
ESI−MS;m/z:330(M+H)+
工程4:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−フルオロメチル−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を茶色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.68(3H,s),3.76−3.82(1H,m),4.49−4.80(2H,m),4.71(1H,d,J=11.3Hz),4.84(1H,d,J=11.3Hz),6.35(1H,brs),7.26−7.36(5H,m).
ESI−MS;m/z:224(M+H)+
工程5:(3R,4R)−4−フルオロメチル−3−ヒドロキシ−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程4で得た化合物を原料に用い、参考例19の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.61(3H,s),3.39(1H,d,J=2.4Hz),3.76(1H,ddd,J=15.9,6.4,3.6Hz),4.56−4.83(2H,m),6.29(1H,brs).
ESI−MS;m/z:134(M+H)+
工程6:(3R,4R)−4−フルオロメチル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程5で得た化合物を原料に用い、参考例19の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.61−0.76(6H,m),0.96(9H,t,J=8.1Hz),1.56(3H,s),3.66−3.73(1H,m),4.47(1H,ddd,J=48.4,9.7,8.5Hz),4.67(1H,ddd,J=46.6,10.0,3.7Hz),6.21(1H,brs).
ESI−MS;m/z:248(M+H)+
工程7:(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−フルオロメチル−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程6で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.64−0.74(6H,m),0.96(9H,t,J=7.8Hz),1.53(9H,s),1.59(3H,s),3.91(1H,ddd,J=15.1,5.5,4.2Hz),4.59−4.80(2H,m).
ESI−MS;m/z:348(M+H)+
[参考例56]
(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4−(1,1−ジフルオロエチル)−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例43の工程3で得た化合物を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.17(3H,s),0.26(3H,s),0.89(9H,s),1.32−1.36(6H,m),1.61(3H,s),1.74(3H,t,J=18.7Hz),3.96(1H,dd,J=15.0,4.9Hz),5.06(1H,7重線,J=6.2Hz).
[参考例57]
(3R,4R)−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−4−トリフルオロメチル−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例46の工程2で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様の操作を行い、次いで参考例21と同様の操作を行うことにより、標記化合物を黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.64−0.77(6H,m),0.96(9H,t,J=8.1Hz),1.32−1.36(6H,m),1.65(3H,s),4.14(1H,q,J=5.9Hz),5.07(1H,7重線,J=6.3Hz).
[参考例58]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−4−ホルミル−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
参考例50の工程2で得た化合物を原料に用い、参考例54の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.07−1.27(21H,m),3.78(3H,s),4.46(1H,dd,J=4.2,5.4Hz),5.30(1H,d,J=5.4Hz),6.84−6.88(2H,m),7.24−7.28(2H,m),9.77(1H,d,J=4.2Hz).
工程2:(3R,4S)−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−4−ビニル−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例54の工程3と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.05−1.29(21H,m),3.78(3H,s),4.57(1H,dd,J=8.3,5.2Hz),5.10(1H,d,J=5.2Hz),5.44−5.53(2H,m),5.93−6.02(1H,m),6.84(2H,d,J=9.1Hz),7.38(2H,d,J=9.1Hz).
ESI−MS;m/z:376(M+H)+
工程3:(3R,4S)−3−ヒドロキシ−(4−メトキシフェニル)−4−ビニル−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物(4.80g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、0℃にてフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(19.2ml)を加え、0℃にて1時間攪拌した。反応液を水で希釈し酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=5:9〜1:1(v/v)]にて精製して、標記化合物(2.31g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:2.90(1H,d,J=8.3Hz),3.78(3H,s),4.70(1H,td,J=6.1,0.6Hz),5.07(1H,dd,J=8.2,5.3Hz),5.47−5.58(2H,m),5.94−6.03(1H,m),6.85(2H,d,J=8.8Hz),7.36(2H,d,J=8.8Hz).
ESI−MS;m/z:220(M+H)+
工程4:(3R,4S)−4−シクロプロピル−3−ヒドロキシ−(4−メトキシフェニル)−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物(1.16g)を1,2−ジクロロエタン(50ml)に溶解し、アルゴン雰囲気下、室温にてジエチル亜鉛(1モル−n−ヘキサン溶液)(62.9ml)を加え10分間攪拌した。次いで、この反応溶液にジヨードメタン(10.1ml)を滴下し、室温にて7時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4〜1:1(v/v)]にて精製して、標記化合物(0.62g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.33−0.39(1H,m),0.51−0.57(1H,m),0.75−0.88(2H,m),1.02−1.11(1H,m),3.45(1H,d,J=7.1Hz),3.52(1H,dd,J=9.1,5.2Hz),3.79(3H,s),4.99(1H,dd,J=6.9,4.9Hz),6.87(2H,d,J=8.8Hz),7.44(2H,d,J=8.8Hz).
ESI−MS;m/z:234(M+H)+
工程5:(3R,4S)−4−シクロプロピル−(4−メトキシフェニル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程4で得た化合物を原料に用い、トリエチルシリルクロライドの代わりにトリイソプロピルシリルクロライドを反応させ、参考例19の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.27−0.32(1H,m),0.49−0.54(1H,m),0.67−0.73(1H,m),0.76−0.82(1H,m),1.11−1.28(22H,m),3.45(1H,dd,J=9.3,4.9Hz),3.79(3H,s),5.03(1H,d,J=4.9Hz),6.87(2H,d,J=9.1Hz),7.46(2H,d,J=9.1Hz).
ESI−MS;m/z:390(M+H)+
工程6:(3R,4S)−4−シクロプロピル−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程5で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡褐色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.17−0.30(2H,m),0.55−0.65(2H,m),1.04−1.28(22H,m),3.06(1H,dd,J=8.8,4.7Hz),4.95(1H,dd,J=4.7,2.5Hz),5.85(1H,brs).
ESI−MS;m/z:284(M+H)+
工程7:(3R,4S)−1−ベンゾイル−4−シクロプロピル−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程6で得た化合物を原料に用い、参考例33と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.32−0.37(1H,m),0.64−0.73(2H,m),0.79−0.84(1H,m),1.07−1.28(22H,m),3.83(1H,dd,J=9.3,6.4Hz),5.04(1H,d,J=6.4Hz),7.46(2H,t,J=7.7Hz),7.57(1H,tt,J=7.5,1.5Hz),7.94−7.96(2H,m).
ESI−MS;m/z:410(M+Na)+
[参考例59]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−4−トリフルオロメチル−2−アゼチジノン
参考例46の工程1で得た化合物を原料に用い、参考例43の工程2と同様な操作を行うことにより標記化合物を茶色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.20(3H,s),0.29(3H,s),0.90(9H,s),1.64(3H,s),3.80(3H,s),4.21(1H,q,J=5.9Hz),6.87−6.92(2H,m),7.38−7.42(2H,m).
工程2:(3R,4R)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−メチル−4−トリフルオロメチル−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様の操作を行い、次いで参考例21と同様の操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:0.16(3H,s),0.24(3H,s),0.88(9H,s),1.33−1.37(6H,m),1.64(3H,s),4.15(1H,q,J=5.9Hz),5.07(1H,7重線,J=6.3Hz).
[参考例60]
Figure 2007049575
工程1:4−メトキシ−N−[(E)−2−ピリミジニルメチリデン]アニリン
参考例28の工程2で得た化合物(15g)をベンゼン(300ml)に溶解し、p−アニシジン(13.7g)および無水硫酸ナトリウム(20g)を加え室温にて、3時間撹拌した。不溶物をろ去、母液を濃縮後、得られた残渣にエーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより標記化合物(22.5g)を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:3.85(3H,s),6.95−6.99(2H,m),7.34(1H,t,J=4.9Hz),7.46−7.49(2H,m),8.70(1H,s),8.92(2H,d,J=4.9Hz).
工程2:シス−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−4−(2−ピリミジニル)−2−アゼチジノン
ジイソプロピルアミン(18ml)のテトラヒドロフラン溶液(200ml)を氷冷し、n−ブチルリチウム(1.58モル−n−ヘキサン溶液)(80ml)を滴下し15分攪拌した。次いで、反応液を−78℃に冷却し、メチル (S)−(−)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]プロピオナート(J.Org.Chem.2002,67,772)(25.8g)のテトラヒドロフラン溶液(100ml)を滴下し30分攪拌した。上記工程1で得た化合物(24g)をテトラヒドロフラン(200ml)に溶かした溶液を滴下し一晩かけて室温まで昇温した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出、飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5(v/v)]にて精製し、エーテル/n−ヘキサンを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより、標記化合物(15.2g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.05(3H,s)、0.18(3H,s)、0.52(9H,s)、1.55(3H,s),1.76(3H,s),3.76(3H,s),5.06(1H,s),6.80−6.83(2H,m),7.19−7.29(3H,m),8.73(2H,d,J=4.9Hz).
工程3:(3R,4S)−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−メチル−4−(2−ピリミジニル)−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料として用い、参考例18の工程2と同様な操作を行った後、得られたラセミ体を光学活性カラム(CHIRALCEL OD−H,ダイセル化学工業(株))により分割することにより、標記化合物を淡黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.01(3H,s),0.14(3H,s),0.50(9H,s),1.74(3H,s),4.74(1H,s),6.31(1H,s),7.22(1H,t,J=4.9Hz),8.74(2H,d,J=4.9Hz).
工程4:(3R,4S)−1−ベンゾイル−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−メチル−4−(2−ピリミジニル)−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料として用い、参考例33と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.06(3H,s),0.15(3H,s),0.53(9H,s),1.79(3H,s),5.31(1H,s),7.20(1H,t,J=4.9Hz),7.45−7.53(2H,m),7.58−7.63(1H,m),8.06−8.10(2H,m),8.72(2H,d,J=4.9Hz).
[参考例61]
Figure 2007049575
工程1:(R)−2−(トルエン−4−スルホニルオキシメチル)アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
(R)−2−(ヒドロキシメチル)−1−アゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル(1.40g)およびピリジン(5.6ml)をジクロロメタン(14ml)に溶解し、0℃にてp−トルエンスルホニル クロライド(2.14g)を加え、室温で24時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、1規定塩酸水および飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:19〜2:3(v/v)]にて精製し、標記化合物(2.36g)を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.37(9H,s),2.10−2.20(1H,br),2.20−2.30(1H,br),2.44(3H,s),3.72−3.83(2H,m),4.13(1H,dd,J=10.2,2.8Hz),4.22−4.29(1H,br),4.30−4.36(1H,br),7.34(2H,d,J=8.1Hz),7.80(2H,d,J=8.1Hz).
工程2:(S)−2−メチルアゼチジンカルボン酸 tert−ブチルエステル
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例49の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.37(3H,d,J=6.1Hz),1.44(9H,d,J=1.0Hz),1.71−1.81(1H,m),2.23−2.32(1H,m),3.81(2H,t,J=7.6Hz),4.23−4.32(1H,m).
工程3:(S)−2−メチルアゼチジン塩酸塩
上記工程2で得た化合物を原料に用い、参考例25と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.67(3H,d,J=6.9Hz),2.26−2.37(1H,m),2.54−2.64(1H,m),3.91−4.08(2H,m),4.58−4.69(1H,m),9.59(2H,brs).
[参考例62]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチル−2−アゼチジノン
参考例31の工程1で得た化合物(1.6g)をテトラヒドロフラン(40ml)に溶解し、−78℃にてリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(12.2ml)を加え、同温にて2時間半攪拌した。反応液にヨウ化メチル(1.2ml)を加え、0℃で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:8(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.2g)を黄色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.35(3H,dd,J=25.6,6.8Hz),1.72(3H,s),3.80(3H,s),4.23(1H,d,J=17.6Hz),4.81(1H,d,J=12.0Hz),4.91(1H,d,J=11.5Hz),5.00−5.19(1H,m),6.89(2H,d,J=8.8Hz),7.29−7.38(5H,m),7.51(2H,d,J=8.5Hz).
工程2:(3R,4R)−3−(ベンジルオキシ)−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−3−メチル−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を橙色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.38(3H,dd,J=24.9,6.3Hz),1.69(3H,s),3.64(1H,dd,J=12.4,5.9Hz),4.74(1H,d,J=11.2Hz),4.84(1H,d,J=11.5Hz),4.85−5.04(1H,m),5.83(1H,brs),7.27−7.36(5H,m).
工程3:(3R,4R)−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、トリイソプロピルシリルクロライドの代わりにトリエチルシリルクロライドを用いて、参考例18の工程3と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.65−0.74(6H,m),0.97(9H,t,J=7.8Hz),1.37(3H,dd,J=24.6,6.6Hz),1.57(3H,s),3.51(1H,dd,J=12.7,5.9Hz),4.74−4.92(1H,m),5.93(1H,brs).
工程4:(3R,4R)−1−ベンゾイル−4−[(1S)−1−フルオロエチル]−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例33と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.69−0.80(6H,m),1.00(9H,t,J=7.8Hz),1.48(3H,dd,J=23.9,7.6Hz),1.60(3H,s),4.15(1H,dd,J=16.8,4.6Hz),5.03−5.21(1H,m),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.60(1H,t,J=7.8Hz),7.93(2H,d,J=8.3Hz).
[参考例63]
(3R,4R)−4−フルオロメチル−1−(イソプロポキシカルボニル)−3−メチル−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
Figure 2007049575
参考例55の工程6で得た化合物を原料に用い、参考例21と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.64−0.73(6H,m),0.96(9H,t,J=7.8Hz),1.33(3H,d,J=4.4Hz),1.34(3H,d,J=4.4Hz),1.59(3H,s),3.94(1H,ddd,J=15.0,5.0,4.4Hz),4.61−4.82(2H,m),5.05(1H,7重線,J=6.1Hz).
[参考例64]
Figure 2007049575
工程1:(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−1−(4−メトキシフェニル)−4−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]−2−アゼチジノン
(2R)−テトラヒドロフラン−2−カルボキシアルデヒド(Can.J.Chem.1983,61,1383)を原料に用い、アセトキシアセチルクロライドの代わりにベンジルオキシアセチルクロライドを用いて参考例20の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.58−1.68(1H,m),1.85−1.94(2H,m),2.22−2.33(1H,m),3.72−3.79(1H,m),3.78(3H,s),3.89−3.96(1H,m),4.09−4.24(2H,m),4.74(1H,d,J=5.4Hz),4.77(1H,d,J=12.0Hz),4.97(1H,d,J=11.7Hz),6.85(2H,d,J=9.0Hz),7.29−7.40(5H,m),7.64(2H,d,J=9.8Hz).
工程2:(3R,4S)−3−(ベンジルオキシ)−4−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]−2−アゼチジノン
上記工程1で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を褐色の固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.46−1.56(1H,m),1.87−1.97(2H,m),2.09−2.20(1H,m),3.58(1H,dd,J=9.0,5.1Hz),3.71−3.87(2H,m),4.03−4.11(1H,m),4.66−4.72(2H,m),4.92(1H,d,J=11.7Hz),6.23(1H,brs),7.27−7.38(5H,m).
工程3:(3R,4S)−4−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程2で得た化合物を原料に用い、トリイソプロピルシリルクロライドの代わりにトリエチルシリルクロライドを用いて参考例18の工程3と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色の油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.64−0.73(6H,m),0.98(9H,t,J=8.1Hz),1.43−1.56(1H,m),1.87−1.97(2H,m),2.03−2.15(1H,m),3.51(1H,dd,J=9.2,5.0Hz),3.70−3.78(1H,m),3.79−3.86(1H,m),3.94−4.02(1H,m),4.85(1H,dd,J=5.1,2.0Hz),6.16(1H,brs).
工程4:(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]−3−[(トリエチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、参考例18の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色の油状物として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.65−0.73(6H,m),0.98(9H,t,J=7.6Hz),1.52(9H,s),1.71−1.82(1H,m),1.84−1.95(2H,m),2.04−2.13(1H,m),3.75−3.81(1H,m),3.85−3.91(1H,m),4.02−4.07(1H,m),4.15(1H,dd,J=13.9,6.6Hz),4.85(1H,d,J=6.1Hz).
[実施例1]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート(Bioorg.Med.Chem.Lett.2003,13,185)(50mg)をテトラヒドロフラン(1ml)、アセトン(1ml)および水(1ml)に溶解し、室温にて四酸化オスミウム(0.76mg)およびN−メチルモルホリン−N−オキシド(36.3mg)を加え、6時間撹拌した。反応液に10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、残渣をテトラヒドロフラン(1ml)、メタノール(1ml)および水(1ml)に溶解し、室温にてメタ過よう素酸ナトリウム(154mg)を加え、2時間半撹拌した。反応液に水および飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた残渣をメタノール(2ml)に溶解し、室温にてトリエチルアミン(0.0418ml)およびアゼチジン塩酸塩(29mg)を加え、24時間撹拌した。反応液を濃縮し、残渣をメタノール(2ml)に溶解、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(67mg)を加え、室温にて2時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、残渣を薄層シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;クロロホルム:メタノール=20:1(v/v)]を用いて精製し、標記化合物(21.4mg)を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.24(9H,m),1.25(3H,s),1.44(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.70(3H,s),2.31−2.37(1H,m),2.34(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.7,5.9Hz),2.84(1H,dd,J=12.7,4.2Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.36−3.40(4H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.22(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.86−4.92(3H,m),5.20(1H,d,J=7.3Hz),5.35(1H,d,J=8.3Hz),5.94−5.99(2H,m),6.08(1H,t,J=8.2Hz),7.21−7.25(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),7.72(1H,dt,J=7.7,1.7Hz),8.13(2H,d,J=7.7Hz),8.54(1H,d,J=4.4Hz).
MS(FAB)m/z:876(M+H)+
[実施例2]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,3209)を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25−2.18(9H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.76(1H,dd,J=12.5,5.7Hz),2.84(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.36−3.41(4H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,d,J=2.7Hz),4.88(1H,t,J=5.1Hz),4.91(1H,s),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.65(1H,d,J=8.3Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.5Hz),6.21(1H,d,J=8.8Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.14(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
MS(FAB)m/z:894(M+H)+
[実施例3]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例24の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25−2.13(7H,m),1.26(3H,s),1.44(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.71(3H,s),2.31−2.38(1H,m),2.35(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.3,5.5Hz),2.89−2.93(2H,m),3.27−3.39(2H,m),3.77−3.82(2H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.86−4.92(3H,m),5.07−5.24(2H,m),5.35(1H,d,J=9.3Hz),5.94−5.98(2H,m),6.09(1H,t,J=7.8Hz),7.22−7.25(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),7.72(1H,t,J=7.6Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz),8.54(1H,d,J=3.9Hz).
MS(FAB)m/z:894(M+H)+
[実施例4]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例24の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−2.16(7H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.82(1H,dd,J=12.3,5.7Hz),2.92(2H,dd,J=12.3,4.4Hz),3.27−3.39(2H,m),3.76−3.84(2H,m),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.67(1H,d,J=2.2Hz),4.87−4.92(2H,m),5.07−5.23(2H,m),5.64(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,t,J=8.3Hz),6.21(1H,d,J=7.8Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.14(2H,d,J=7.6Hz),8.40(1H,d,J=4.2Hz).
MS(FAB)m/z:912(M+H)+
[実施例5]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび3−アゼチジノール塩酸塩を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.13(8H,m),1.26(3H,s),1.44(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.71(3H,s),2.31−2.37(1H,m),2.35(3H,s),2.76−2.82(1H,m),2.86−2.93(2H,m),3.07−3.14(2H,m),3.74−3.80(2H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.46−4.50(1H,m),4.86−4.92(3H,m),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.35(1H,d,J=9.0Hz),5.98(2H,s),6.09(1H,s),7.21−7.25(1H,m),7.41−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),7.72(1H,t,J=7.6Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz),8.54(1H,s).
FAB−MS;m/z:892(M+H)+
[実施例6]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび3−アゼチジノール塩酸塩を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.16(8H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.35(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.79(1H,dd,J=12.3,5.6Hz),2.88(1H,dd,J=12.3,4.2Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.11(2H,dd,J=13.3,7.2Hz),3.74−3.80(2H,m),4.14(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.47(1H,t,J=5.7Hz),4.68(1H,d,J=2.4Hz),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,s),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.64(1H,d,J=8.5Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.08(1H,t,J=8.5Hz),6.24(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:910(M+H)+
[実施例7]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メトキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18−2.13(7H,m),1.25(3H,s),1.44(9H,s),1.48(3H,s),1.60(3H,s),1.71(3H,s),2.31−2.37(1H,m),2.35(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.5,5.5Hz),2.88(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.06−3.12(2H,m),3.27(3H,s),3.72−3.77(2H,m),4.07(1H,t,J=5.9Hz),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.86−4.91(3H,m),5.20(1H,d,J=7.1Hz),5.35(1H,d,J=9.8Hz),5.95−5.98(2H,m),6.08(1H,t,J=8.3Hz),7.21−7.24(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),7.72(1H,dt,J=7.6,1.5Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz),8.53(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:906(M+H)+
[実施例8]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メトキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−2.15(7H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.80(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.89(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.06−3.12(2H,m),3.28(3H,s),3.73−3.77(2H,m),4.08(1H,t,J=5.7Hz),4.14(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.67(1H,d,J=2.4Hz),4.87−4.91(2H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.65(1H,d,J=8.5Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.5Hz),6.22(1H,d,J=8.5Hz),7.33−7.33(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.14(2H,d,J=7.6Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:924(M+H)+
[実施例9]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−[2−(3−ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例2の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.12(6H,m),1.25(3H,s),1.44(9H,s),1.48(3H,s),1.60(3H,s),1.71(3H,s),2.31−2.37(1H,m),2.35(3H,s),2.76−2.92(4H,m),2.91(3H,s),2.95(3H,s),3.39−3.58(3H,m),3.71(2H,dd,J=13.7,6.6Hz),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.85−4.91(3H,m),5.20(1H,d,J=6.6Hz),5.35(1H,d,J=9.0Hz),5.95−5.97(2H,m),6.08(1H,t,J=8.5Hz),7.21−7.25(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),7.72(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=7.3Hz),8.54(1H,d,J=4.2Hz).
FAB−MS;m/z:947(M+H)+
[実施例10]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−[2−(3−ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例2の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.14(7H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.45(1H,dd,J=14.8,9.6Hz),2.79(1H,dd,J=12.6,5.9Hz),2.86(1H,dd,J=12.6,4.5Hz),2.91(3H,s),2.93(1H,d,J=5.4Hz),2.96(3H,s),3.39−3.47(2H,m),3.50−3.58(1H,m),3.69−3.74(2H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.67(1H,d,J=2.4Hz),4.87(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,brs),5.21(1H,d,J=7.1Hz),5.65(1H,d,J=8.5Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.5Hz),6.21(1H,d,J=8.3Hz),7.28−7.32(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.14(2H,d,J=7.4Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:965(M+H)+
[実施例11]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.21−2.12(8H,m),1.26(3H,s),1.43(9H,s),1.48(3H,s),1.51(3H,s),1.60(3H,s),1.71(3H,s),2.31−2.37(1H,m),2.35(3H,s),2.78(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.88−2.92(2H,m),3.21(2H,t,J=8.1Hz),3.42(2H,t,J=8.1Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.5Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.88−4.92(3H,m),5.20(1H,d,J=7.1Hz),5.35(1H,d,J=8.5Hz),5.97(2H,d,J=5.9Hz),6.08(1H,t,J=8.3Hz),7.21−7.24(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.2Hz),7.71(1H,t,J=7.8Hz),8.12(2H,d,J=7.8Hz),8.53(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:906(M+H)+
[実施例12]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.13(8H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.52(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.45(1H,dd,J=14.9,9.3Hz),2.80(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.88−2.94(2H,m),3.21(2H,t,J=8.2Hz),3.44(2H,t,J=7.8Hz),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.67(1H,d,J=2.7Hz),4.89−4.92(2H,m),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.65(1H,d,J=8.3Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,t,J=8.4Hz),6.21(1H,d,J=8.1Hz),7.28−7.32(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.15(2H,m),8.39−8.41(1H,m).
FAB−MS;m/z:924(M+H)+
[実施例13]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−エチル−3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオネート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例4の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97(3H,t,J=7.3Hz),1.21−2.48(11H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.88−2.95(2H,m),3.12−3.22(2H,m),3.46(2H,t,J=6.8Hz),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.68(1H,d,J=2.4Hz),4.88−4.92(2H,m),5.22(1H,d,J=6.3Hz),5.65(1H,d,J=7.6Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.8Hz),6.17−6.23(1H,m),7.28−7.33(1H,m),7.41−7.50(3H,m),7.57−7.62(1H,m),8.10−8.15(2H,m),8.38−8.41(1H,m).
FAB−MS;m/z:938(M+H)+
[実施例14]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−[(1S)−2−(3−シクロプロピル−3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例5の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.43−0.48(2H,m),0.51−0.58(2H,m),1.16−2.50(10H,m),1.29(3H,s),1.41(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.86−2.95(2H,m),3.17−3.24(2H,m),3.33−3.39(2H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,d,J=2.7Hz),4.87−4.93(2H,m),5.21(1H,d,J=6.8Hz),5.65(1H,d,J=8.3Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.7Hz),6.21(1H,d,J=9.0Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.14(2H,d,J=7.3Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:950(M+H)+
[実施例15]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−トリフルオロメチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例6の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.96−2.53(7H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.35(3H,s),2.86(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.92−2.97(2H,m),3.34−3.54(4H,m),3.69−3.78(2H,m),4.09−4.16(1H,m),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,d,J=2.7Hz),4.89−4.93(2H,m),5.21(1H,d,J=6.8Hz),5.64(1H,d,J=9.0Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,t,J=8.5Hz),6.25(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.50(3H,m),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.14(2H,d,J=7.3Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:978(M+H)+
[実施例16]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−[(1S)−2−(3−シアノアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例7で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.14(7H,m),1.26(3H,s),1.44(9H,s),1.48(3H,s),1.58(3H,s),1.71(3H,s),2.31−2.37(1H,m),2.35(3H,s),2.77(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.85(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.30−3.35(1H,m),3.45−3.55(2H,m),3.70−3.75(2H,m),4.12(1H,dd,J=7.3,1.7Hz),4.21(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.83−4.92(3H,m),5.20(1H,d,J=7.1Hz),5.35(1H,d,J=7.8Hz),5.92−5.98(2H,m),6.09(1H,t,J=7.6Hz),7.22−7.26(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),7.72(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.8Hz),8.53(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:901(M+H)+,923(M+Na)+
[実施例17]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシメチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例8で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.12(8H,m),1.25(3H,s),1.44(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.70(3H,s),2.31−2.37(1H,m),2.34(3H,s),2.65−2.71(1H,m),2.76(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.85(1H,dd,J=12.5,4.2Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.21−3.26(2H,m),3.47−3.53(2H,m),3.80(2H,d,J=5.6Hz),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.86−4.92(3H,m),5.19(1H,d,J=6.8Hz),5.35(1H,d,J=9.3Hz),5.94−5.99(2H,m),6.08(1H,t,J=7.9Hz),7.21−7.25(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),7.72(1H,dt,J=7.6,1.7Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz),8.54(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:906(M+H)+
[実施例18]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−{(1S)−2−[3−(N−アセチル−N−メチルアミノ)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例9の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−2.13(7H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.08,2.10(total 3H,each s),2.35(3H,s),2.42−2.49(1H,m),2.76−2.99(3H,m),3.03,3.08(total 3H,each s),3.22−3.36(2H,m),3.73(2H,dd,J=13.9,7.1Hz),4.13−4.18(1H,m),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.55−4.98(3H,m),4.68(1H,d,J=2.7Hz),5.21−5.28(1H,m),5.64(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.3Hz),6.21(1H,d,J=8.3Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.4Hz),8.40(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:965(M+H)+
[実施例19]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[3−(N−メタンスルホニル−N−メチルアミノ)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例10の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−2.16(7H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.76−2.94(3H,m),2.78(3H,s),2.91(3H,s),3.32(2H,dd,J=17.6,7.6Hz),3.70(2H,dd,J=13.1,6.0Hz),4.14(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.27−4.34(2H,m),4.67(1H,d,J=2.0Hz),4.86(1H,t,J=5.0Hz),4.91(1H,s),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.64(1H,d,J=8.1Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,t,J=8.3Hz),6.20(1H,d,J=8.3Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.14(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:1001(M+H)+
[実施例20]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−メトキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例11の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.10(8H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.77(1H,dd,J=12.8,4.8Hz),2.93−3.04(3H,m),3.38(3H,s),3.43−3.55(4H,m),4.11−4.14(2H,m),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.67(1H,d,J=2.2Hz),4.88−4.92(2H,m),5.22(1H,d,J=7.6Hz),5.64(1H,d,J=8.3Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.5Hz),6.20(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.32(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.15(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:938(M+H)+
[実施例21]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.12(9H,m),1.25(3H,s),1.44(9H,s),1.49(3H,s),1.58(3H,s),1.70(3H,s),2.20−2.37(2H,m),2.35(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.9,4.4Hz),2.88−2.93(2H,m),3.11(1H,dd,J=15.7,8.7Hz),3.41−3.50(3H,m),3.64−3.67(1H,m),4.13(1H,d,J=7.6Hz),4.21(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.86−4.92(3H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.35(1H,d,J=9.3Hz),5.93−5.97(2H,m),6.08(1H,t,J=8.1Hz),7.22−7.25(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),7.72(1H,dt,J=7.6,1.7Hz),8.11−8.14(2H,m),8.54(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:906(M+H)+
[実施例22]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25−2.48(11H,m),1.28(3H,s),1.41(9H,s),1.50(3H,s),1.59(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.82−2.94(3H,m),3.09−3.15(1H,m),3.44(1H,d,J=11.0Hz),3.52(2H,brs),3.67(1H,d,J=11.0Hz),4.15(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.67(1H,s),4.88−4.91(2H,m),5.23(1H,d,J=7.6Hz),5.64(1H,d,J=9.8Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.8Hz),6.20(1H,d,J=7.8Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=8.3Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
[実施例23]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリジル)プロピオナートおよび参考例12の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19−2.09(7H,m),1.20(3H,s),1.45(9H,s),1.48(3H,s),1.58(3H,s),1.65(3H,s),2.28−2.36(3H,m),2.33(3H,s),2.84(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.89−2.96(2H,m),2.91(3H,s),2.94(3H,s),3.06−3.12(1H,m),3.54−3.59(1H,m),3.95(1H,t,J=8.4Hz),4.08(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.89−4.92(2H,m),5.04(1H,dd,J=5.4,4.2Hz),5.16(1H,d,J=6.6Hz),5.35(1H,d,J=9.3Hz),5.95−5.98(2H,m),6.04(1H,t,J=8.5Hz),7.22−7.25(1H,m),7.41−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),7.72(1H,dt,J=7.7,1.6Hz),8.12(2H,d,J=7.7Hz),8.54(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:947(M+H)+
[実施例24]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)− 9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例12の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20−2.09(7H,m),1.23(3H,s),1.41(9H,s),1.48(3H,s),1.59(3H,s),1.73(3H,s),2.28−2.46(3H,m),2.32(3H,s),2.85(1H,dd,J=12.2,5.6Hz),2.90−2.96(2H,m),2.92(3H,s),2.95(3H,s),3.07−3.12(1H,m),3.55−3.59(1H,m),3.96(1H,t,J=8.5Hz),4.10(1H,d,J=7.1Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,s),4.91(1H,s),5.05(1H,dd,J=5.6,4.2Hz),5.18(1H,d,J=7.1Hz),5.66(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.05(1H,t,J=8.5Hz),6.20(1H,d,J=9.0Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.14(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:965(M+H)+
[実施例25]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[3−(ジメチルカルバモイルオキシ)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例13の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.50(13H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),1.81(3H,s),2.77−2.98(4H,m),3.18−3.25(1H,m),3.55(1H,d,J=2.0Hz),3.80−3.87(1H,m),4.14(1H,d,J=6.8Hz),4.20−4.26(1H,m),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.65−4.71(1H,m),4.74−4.79(1H,m),4.87−4.93(1H,m),5.02−5.38(3H,m),5.64(1H,d,J=8.3Hz),5.98−6.00(1H,m),6.05−6.13(1H,m),6.17−6.24(1H,m),7.28−7.34(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=7.3Hz),8.41(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:981(M+H)+
[実施例26]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−[(1S)−2−(3−カルバモイルオキシ)アゼチジノ]エチリデンジオキシ]−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例14の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20−2.49(8H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.88−2.95(2H,m),3.24−3.28(2H,m),3.80(2H,q,J=6.8Hz),4.09−4.15(1H,m),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.1Hz),4.68(1H,d,J=2.7Hz),4.70(2H,brs),4.87−4.93(2H,m),5.04−5.11(1H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.64(1H,d,J=8.5Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.3Hz),6.21(1H,d,J=9.0Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.3Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:953(M+H)+
[実施例27]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[3−(N−メトキシカルボニル−N−メチルアミノ)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例15の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.49(12H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),1.81(3H,s),2.75−2.95(1H,m),2.96(3H,s),3.24(1H,brs),3.55(1H,d,J=1.7Hz),3.70(3H,s),4.14(1H,d,J=7.3Hz),4.20−4.26(1H,m),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.66−4.93(4H,m),5.20−5.37(1H,m),5.64(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.06−6.13(1H,m),6.18−6.25(1H,m),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz),8.41(1H,d,J=4.6Hz).
[実施例28]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[3−(メタンスルホニル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例16の工程3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−2.14(7H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.60(3H,s),1.78(3H,s),2.35(3H,s),2.45(1H,dd,J=14.4,9.5Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.88−2.93(2H,m),2.95(3H,s),3.68−3.79(4H,m),3.88−3.95(1H,m),4.14(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.67(1H,d,J=2.2Hz),4.86(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,s),5.21(1H,d,J=6.8Hz),5.64(1H,d,J=8.5Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,t,J=8.2Hz),6.21(1H,d,J=8.8Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.14(2H,d,J=7.4Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:972(M+H)+
[実施例29]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[3−(ジメチルアミノ)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび3−(N,N−ジメチルアミノ)アゼチジン塩酸塩(J.Med.Chem.1993,7,801)を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.16(7H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.48(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.13(6H,s),2.34(3H,s),2.41−2.48(1H,m),2.81(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.86−2.96(3H,m),3.04(2H,q,J=7.3Hz),3.62−3.66(2H,m),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.67(1H,d,J=2.7Hz),4.87−4.91(2H,m),5.21(1H,d,J=7.1Hz),5.65(1H,d,J=8.8Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.8Hz),6.21(1H,d,J=9.0Hz),7.28−7.32(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.15(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
MS(FAB)m/z:937(M+H)+
[実施例30]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(メトキシアミノ−3−イリデンアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例17の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.98−2.53(7H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),2.35(3H,s),2.91−2.97(2H,m),3.01(1H,dd,J=15.4,4.2Hz),3.84(1H,d,J=5.1Hz),3.86(3H,s),4.15−4.17(1H,m),4.15(4H,s),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,d,J=2.4Hz),4.89−4.93(2H,m),5.24(1H,d,J=7.3Hz),5.64(1H,d,J=9.0Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.5Hz),6.21(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.14(2H,d,J=7.3Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:937(M+H)+
[実施例31]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
アルゴン気流下、(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2003,13,185)(1.00g)および(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(ジフルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(Bioorg.Med.Chem.2000,8,1619)(900mg)をテトラヒドロフラン(35.0ml)に溶解し、−78℃にてリチウム ビス(トリメチルシリル)アミド(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(2.32ml)を加え、0℃にて30分間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水で洗浄した。乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:9〜1:4(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.22g)を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08−1.20(21H,m),1.24−2.04(4H,m),1.29(3H,s),1.38(9H,s),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.78(3H,s),2.23−2.30(3H,m),2.35(3H,s),2.93(1H,d,J=4.9Hz),4.19−4.21(2H,m),4.33−4.39(2H,m),4.87(1H,s),4.92(1H,s),5.03(1H,d,J=10.7Hz),5.20(1H,d,J=6.3Hz),5.26(1H,d,J=6.6Hz),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.78(1H,dt,J=5.9,56.2Hz),5.95−6.04(3H,m),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:962(M+H)+,984(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物(1.12g)をテトラヒドロフラン(23ml)に溶解し、0℃にてフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(2.33ml)を加え、10分間撹拌した。反応液に飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて抽出した。乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(893mg)を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.11(6H,m),1.25(3H,s),1.42(9H,s),1.50(3H,s),1.64(3H,s),1.79(3H,s),2.24−2.39(1H,m),2.34(3H,s),2.94(1H,d,J=4.9Hz),4.18(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.51−4.75(3H,m),4.94(1H,s),5.22−5.26(2H,m),5.32(1H,d,J=6.8Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.76−6.05(3H,m),6.13(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.7Hz),8.13(2H,d,J=7.7Hz).
FAB−MS;m/z:806(M+H)+,828(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.18(9H,m),1.23(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.77(3H,s),2.32−2.38(1H,m),2.33(3H,s),2.76(1H,dd,J=12.6,5.9Hz),2.84(1H,dd,J=12.6,4.3Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.36−3.40(4H,m),4.09−4.13(1H,m),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.49−4.58(1H,m),4.64(1H,s),4.87−4.90(1H,m),4.93(1H,s),5.21−5.26(2H,m),5.75−6.04(2H,m),6.11(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:849(M+H)+
[実施例32]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例31の工程2で得た化合物および3−アゼチジノール塩酸塩を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.38(10H,m),1.24(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.77(3H,s),2.34(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.5,5.4Hz),2.90−2.94(2H,m),3.16−3.21(2H,m),3.77−3.82(2H,m),4.12(1H,d,J=6.8Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.45−4.60(2H,m),4.65(1H,s),4.89−4.93(2H,m),5.22−5.24(1H,m),5.90(1H,dt,J=55.9,4.6Hz),6.00(1H,d,J=5.6Hz),6.11(1H,t,J=8.1Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.62(1H,t,J=7.6Hz),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:865(M+H)+
[実施例33]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例31の工程2で得た化合物および参考例3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.21−2.06(9H,m),1.24(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.52(3H,s),1.61(3H,s),1.76(3H,s),2.32−2.38(1H,m),2.34(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.0,5.6Hz),2.90−2.94(2H,m),3.20−3.24(2H,m),3.42−3.46(2H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.49−4.58(1H,m),4.65(1H,s),4.90−4.93(2H,m),5.21−5.26(1H,m),5.90(1H,dt,J=55.7,5.6Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.11(1H,t,J=8.8Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.62(1H,t,J=7.6Hz),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例34]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例18の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08−2.05(26H,m),1.29(3H,s),1.37(9H,s),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.79(3H,s),2.24−2.28(2H,m),2.33(3H,s),2.94(1H,d,J=5.4Hz),4.18−4.21(2H,m),4.33−4.48(4H,m),4.77−4.79(2H,m),4.92(1H,s),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.27(1H,d,J=7.1Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.96−6.04(3H,m),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.14−8.16(2H,m).
FAB−MS;m/z:944(M+H)+,966(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20−2.25(7H,m),1.25(3H,s),1.42(9H,s),1.50(3H,s),1.64(3H,s),1.81(3H,s),2.33(3H,s),2.35−2.42(1H,m),2.94(1H,d,J=4.6Hz),4.18(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.42−4.56(4H,m),4.94(1H,s),5.12(1H,d,J=10.0Hz),5.25(1H,d,J=6.3Hz),5.32(1H,d,J=7.3Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.1Hz),5.97−6.11(3H,m),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.59−7.63(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:788(M+H)+,810(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18−2.40(10H,m),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.33(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.40(4H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.41−4.61(4H,m),4.86−4.89(1H,m),4.93(1H,s),5.17(1H,d,J=9.0Hz),5.22(1H,d,J=6.8Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.06(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:831(M+H)+
[実施例35]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例34の工程2で得た化合物および3−アゼチジノール塩酸塩を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.40(9H,m),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),2.33(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.87−2.93(2H,m),3.08−3.14(2H,m),3.75−3.79(2H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.41−4.55(5H,m),4.89(1H,dd,J=5.4,4.6Hz),4.93(1H,s),5.14(1H,d,J=9.0Hz),5.23(1H,d,J=7.1Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.07(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.11−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:847(M+H)+
[実施例36]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例34の工程2で得た化合物および参考例3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.05(11H,m),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.78(3H,s),2.32−2.40(1H,m),2.33(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.89−2.93(2H,m),3.22(2H,t,J=8.1Hz),3.43(2H,t,J=8.1Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.41−4.64(4H,m),4.91(1H,dd,J=5.6,4.6Hz),4.93(1H,s),5.15(1H,d,J=9.3Hz),5.23(1H,d,J=6.8Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.07(1H,t,J=8.1Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.59−7.63(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:861(M+H)+
[実施例37]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−(2−プロペニリデンジオキシ)]タクス−11−エン−13−イル(2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例19の工程3で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.59−0.72(6H,m),0.95−2.38(21H,m),1.30(3H,s),1.37(9H,s),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.78(3H,s),2.36(3H,s),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.91−3.99(1H,m),4.19−4.22(2H,m),4.29−4.36(2H,m),4.78(1H,d,J=10.3Hz),4.94(1H,s),5.21(1H,d,J=6.1Hz),5.27(1H,d,J=6.8Hz),5.45(1H,d,J=10.0Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.06(2H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.13−8.16(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−(2−プロペニリデンジオキシ)]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.90−2.42(12H,m),1.26(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.64(3H,s),1.81(3H,s),2.33(3H,s),2.94(1H,d,J=5.1Hz),3.98−4.07(2H,m),4.19(1H,d,J=6.8Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.32−4.35(2H,m),4.83(1H,d,J=9.8Hz),4.93−5.00(1H,m),5.25(1H,d,J=6.1Hz),5.31(1H,d,J=7.3Hz),5.47(1H,d,J=10.3Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.96−6.10(3H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:944(M+H)+,966(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97−2.42(16H,m),1.00(3H,t,J=7.3Hz),1.24(3H,s),1.39(9H,s),1.49(3H,s),1.62(3H,d,J=9.3Hz),1.78(3H,s),2.33(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.41(1H,m),3.98−4.05(1H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.31−4.35(2H,m),4.83−4.89(1H,m),4.93(1H,s),5.22(1H,d,J=6.8Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.05(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:827(M+H)+
[実施例38]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシペンタノアート
Figure 2007049575
実施例37の工程2で得た化合物および3−アゼチジノール塩酸塩を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01(3H,t,J=7.3Hz),1.17−2.41(10H,m),1.25(3H,s),1.39(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.33(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.6,5.2Hz),2.86−2.93(2H,m),3.07−3.13(2H,m),3.75−3.82(2H,m),3.97−4.05(1H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.31−4.35(2H,m),4.45−4.52(2H,m),4.83−4.90(2H,m),4.93(1H,s),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.06(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:843(M+H)+
[実施例39]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシペンタノアート
Figure 2007049575
実施例37の工程2で得た化合物および参考例3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01(3H,t,J=7.4Hz),1.17−2.42(10H,m),1.25(3H,s),1.39(9H,s),1.49(3H,s),1.51(3H,s),1.60(3H,s),1.78(3H,s),2.33(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.90−2.95(2H,m),3.25(2H,t,J=8.5Hz),3.45(2H,t,J=8.3Hz),3.98−4.05(1H,m),4.09−4.15(2H,m),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.31−4.35(2H,m),4.83−4.95(3H,m),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.06(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:857(M+H)+
[実施例40]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−チアゾリル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−チアゾリル)プロピオナート(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,3209)を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.16(9H,m),1.24(3H,s),1.45(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.73(3H,s),2.30−2.36(1H,m),2.35(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.82(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.31−3.40(4H,m),4.11(1H,d,J=7.3Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.87(1H,dd,J=5.9,4.4Hz),4.92(1H,s),5.00(1H,d,J=2.2Hz),5.21(1H,d,J=7.1Hz),5.60(1H,d,J=9.8Hz),5.95(1H,d,J=9.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.12(1H,t,J=8.2Hz),7.31(1H,d,J=3.2Hz),7.47(2H,t,J=7.5Hz),7.60(1H,t,J=7.5Hz),7.76(1H,d,J=3.2Hz),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:882(M+H)+
[実施例41]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例20の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.91−1.06(21H,m),1.31(3H,s),1.35−1.96(5H,m),1.40(9H,s),1.52(3H,s),1.65(3H,s),1.81(3H,s),2.02−2.39(2H,m),2.47(3H,s),2.97(1H,d,J=5.9Hz),4.21(2H,d,J=7.6Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.95(1H,brs),5.09(1H,d,J=1.7Hz),5.21(1H,d,J=6.6Hz),5.28(1H,d,J=7.1Hz),5.46(1H,d,J=10.3Hz),5.47(1H,s),5.53(1H,s),5.58(1H,d,J=17.8Hz),5.96−6.05(2H,m),6.08(1H,t,J=8.3Hz),7.11(1H,s),7.47(2H,t,J=7.3Hz),7.59(1H,t,J=7.8Hz),7.65(1H,s),8.15(1H,d,J=7.8Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.91−1.06(21H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.51(3H,s),1.58−2.19(7H,m),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.24−2.37(2H,m),2.46(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.81(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.95(1H,d,J=5.4Hz),3.31−3.40(4H,m),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.84(1H,t,J=5.4Hz),4.95(1H,s),5.09(1H,s),5.19(1H,d,J=7.3Hz),5.45(1H,d,J=10.3Hz),5.54(1H,d,J=10.5Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.07(1H,t,J=9.0Hz),7.11(1H,s),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,t,J=7.8Hz),7.65(1H,s),8.15(2H,d,J=8.1Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−オキサゾリル)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25(3H,s),1.43(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),1.82−2.21(8H,m),2.26−2.43(2H,m),2.35(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.2,5.6Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.94(1H,d,J=4.6Hz),3.32−3.41(4H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.84(1H,d,J=2.0Hz),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.92(1H,br s),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.50(1H,d,J=9.0Hz),5.71(1H,d,J=9.5Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.13(1H,t,J=7.8Hz),7.11(1H,s),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),7.67(1H,s),8.13(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:866(M+H)+
[実施例42]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−6,11−ジエン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−6,11−ジエン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート(WO01/027115)を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.85−0.92(21H,m),1.26−2.17(3H,m),1.31(3H,s),1.38(9H,s),1.55(3H,s),1.56(3H,s),1.74(3H,s),2.39−2.48(2H,m),2.51(3H,s),2.77(1H,dd,J=12.5,5.4Hz),2.84(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),3.13(1H,d,J=5.9Hz),3.37(4H,t,J=7.1Hz),4.00(1H,d,J=7.8Hz),4.32(2H,s),4.83(1H,t,J=5.0Hz),4.90(1H,d,J=4.4Hz),4.94(1H,s),5.11(1H,d,J=7.8Hz),5.62(1H,d,J=10.0Hz),5.68(1H,dd,J=10.5,4.4Hz),5.95(1H,d,J=5.9Hz),6.08−6.11(3H,m),7.26−7.29(1H,m),7.41(1H,t,J=9.3Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.57−7.61(1H,m),8.17−8.19(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:1048(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−6,11−ジエン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−1.85(2H,m),1.27(3H,s),1.39(9H,s),1.53(3H,s),1.57(3H,s),1.72(3H,s),2.10−2.17(2H,m),2.28−2.50(2H,m),2.41(3H,s),2.78(1H,dd,J=12.3,5.5Hz),2.85(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),3.10(1H,d,J=5.9Hz),3.38(4H,t,J=7.1Hz),3.97(1H,d,J=7.8Hz),4.27(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.66(1H,d,J=2.4Hz),4.85−4.88(2H,m),5.13(1H,d,J=7.6Hz),5.63(1H,d,J=8.8Hz),5.68(1H,dd,J=10.3,4.2Hz),5.96(1H,d,J=5.9Hz),6.07−6.12(2H,m),6.21(1H,d,J=8.3Hz),7.29−7.33(1H,m),7.43−7.51(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.14−8.17(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:892(M+H)+
[実施例43]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2002,12,1083)および(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,3209)を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.60−0.68(6H,m),0.86−0.98(21H,m),0.99(9H,t,J=7.8Hz),1.26(3H,s),1.37(9H,s),1.56(3H,s),1.57(3H,s),1.77(1H,s),1.78(3H,s),2.04−2.16(2H,m),2.30−2.44(2H,m),2.48(3H,s),3.24(1H,d,J=5.6Hz),3.94(1H,dd,J=10.7,5.4Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.43(1H,d,J=8.1Hz),4.60(1H,d,J=8.8Hz),4.85(1H,dd,J=9.0,4.9Hz),4.94(1H,d,J=2.0Hz),5.06(1H,d,J=5.9Hz),5.29(1H,d,J=9.0Hz),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.56(1H,d,J=17.6Hz),5.61(1H,d,J=10.3Hz),5.92(1H,d,J=5.6Hz),6.04(1H,d,J=9.8Hz),6.07−6.18(2H,m),7.25−7.30(1H,m),7.40(1H,t,J=9.8Hz),7.47(2H,t,J=7.6Hz),7.57(1H,t,J=7.3Hz),8.12(2H,d,J=7.1Hz),8.39(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:1137(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.63(6H,q,J=8.5Hz),0.88−0.93(21H,m),0.98(9H,t,J=7.8Hz),1.25(3H,s),1.37(9H,s),1.51(3H,s),1.54(3H,s),1.76(3H,s),1.77(1H,s),2.03−2.19(4H,m),2.28−2.40(2H,m),2.48(3H,s),2.85(2H,d,J=4.9Hz),3.22(1H,d,J=5.6Hz),3.33(4H,t,J=7.0Hz),3.91(1H,dd,J=10.3,4.9Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.45(2H,d,J=7.8Hz),4.68(1H,t,J=5.1Hz),4.84(1H,dd,J=9.0,5.1Hz),4.93(1H,d,J=2.0Hz),5.19(1H,d,J=8.8Hz),5.61(1H,d,J=10.3Hz),5.89(1H,d,J=5.6Hz),6.05(1H,d,J=10.0Hz),6.11(1H,t,J=9.3Hz),7.25−7.30(1H,m),7.40(1H,t,J=8.3Hz),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.57(1H,t,J=7.6Hz),8.12(2H,d,J=7.1Hz),8.40(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:1180(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−1,7−ジヒドロキシ−5,20−エポキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程2で得た化合物(0.55g)をピリジン(2ml)に溶解し、0℃にてフッ化水素ピリジン(1ml)を加え、室温で22時間半撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、炭酸水素ナトリウムで中和後、酢酸エチルにて抽出した。乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1(v/v)]にて精製し、標記化合物(0.24g)を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.30(3H,s),1.40(9H,s),1.63(3H,s),1.67(3H,s),1.74(3H,s),1.90(1H,s),2.06−2.28(6H,m),2.38(3H,s),2.40−2.50(1H,m),2.77(1H,dd,J=12.7,5.6Hz),2.83(1H,dd,J=12.7,4.4Hz),2.94(1H,d,J=4.9Hz),3.31−3.41(4H,m),3.83(1H,d,J=7.3Hz),4.07(1H,br s),4.32(1H,d,J=9.0Hz),4.39(1H,d,J=8.5Hz),4.61−4.72(2H,m),4.85(1H,t,J=4.6Hz),5.10(1H,s),5.18(1H,d,J=7.3Hz),5.62(1H,d,J=8.5Hz),6.04(1H,d,J=4.4Hz),6.10(1H,t,J=8.5Hz),6.21(1H,d,J=8.5Hz),7.29−7.34(1H,m),7.42−7.51(3H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.13(2H,d,J=8.3Hz),8.40(1H,d,J=3.4Hz).
FAB−MS;m/z:910(M+H)+
[実施例44]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例31の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.05(8H,m),1.23(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.58(3H,s),1.77(3H,s),2.21−2.38(3H,m),2.34(3H,s),2.84(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.89−2.94(2H,m),3.12(1H,q,J=8.2Hz),3.44(1H,dd,J=11.5,2.7Hz),3.48−3.54(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.48−4.58(1H,m),4.64(1H,s),4.90(1H,t,J=4.9Hz),4.93(1H,s),5.23−5.27(2H,m),5.89(1H,td,J=55.7,5.4Hz),5.99(1H,d,J=5.4Hz),6.10(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例45]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例21で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08−2.10(32H,m),1.30(3H,s),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.78(3H,s),2.23(2H,d,J=8.8Hz),2.36(3H,s),2.93(1H,d,J=5.1Hz),4.20(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.33−4.43(2H,m),4.79−4.92(3H,m),5.10(1H,d,J=10.5Hz),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.26(1H,d,J=6.8Hz),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.66−6.07(4H,m),7.50(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.14−8.16(2H,m).
FAB−MS;m/z:948(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19−1.25(6H,m),1.25(3H,s),1.47−2.11(6H,m),1.49(3H,s),1.64(3H,s),1.77(3H,s),2.32−2.38(1H,m),2.34(3H,s),2.93(1H,d,J=4.9Hz),4.17(1H,d,J=7.1Hz),4.26(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.60−4.66(2H,m),4.85−4.94(3H,m),5.25(1H,d,J=6.3Hz),5.30−5.34(2H,m),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.77−6.05(3H,m),6.15(1H,t,J=8.1Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:792(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.21(6H,dd,J=16.8,6.3Hz),1.23(3H,s),1.47−2.16(9H,m),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.75(3H,s),2.30−2.36(1H,m),2.33(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.6,5.6Hz),2.83(1H,dd,J=12.6,4.4Hz),2.91(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.40(4H,m),4.10(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.55−4.65(2H,m),4.86−4.93(3H,m),5.21(1H,d,J=6.8Hz),5.40(1H,d,J=10.0Hz),5.91(1H,td,J=55.7,5.1Hz),6.01(1H,d,J=5.1Hz),6.13(1H,t,J=8.4Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:835(M+H)+
[実施例46]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−フェニルプロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−フェニルプロピオナート(WO96/33998)を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.34(3H,s),−0.11(3H,s),0.74(9H,s),1.33(3H,s),1.39(9H,s),1.46−2.33(9H,m),1.52(3H,s),1.62(3H,s),1.76(3H,s),2.51(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.2,5.6Hz),2.81(1H,dd,J=12.2,4.6Hz),2.94(1H,d,J=5.4Hz),3.32−3.39(4H,m),4.14(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.57(1H,s),4.84(1H,t,J=5.4Hz),4.97(1H,brs),5.18(1H,d,J=7.1Hz),5.32(1H,d,J=9.3Hz),5.48(1H,d,J=9.0Hz),5.98(1H,d,J=5.4Hz),6.20(1H,t,J=8.8Hz),7.27−7.39(5H,m),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.60(1H,t,J=7.3Hz),8.15(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:989(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.41(9H,s),1.48(3H,s),1.60(3H,s),1.67(3H,s),1.77−2.43(10H,m),2.27(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.7,5.6Hz),2.82(1H,dd,J=12.9,4.4Hz),2.90(1H,d,J=5.4Hz),3.32−3.38(4H,m),4.08(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.8Hz),4.31(1H,d,J=8.3Hz),4.63(1H,brs),4.86(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,s),5.19(1H,d,J=7.1Hz),5.31(1H,d,J=9.3Hz),5.70(1H,d,J=9.3Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.06(1H,t,J=8.1Hz),7.29(1H,t,J=6.8Hz),7.36(2H,t,J=7.6Hz),7.42(2H,d,J=7.3Hz),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.12(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:875(M+H)+
[実施例47]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−フェニルプロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび (3R,4S)−1−ベンゾイル−3−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(Bioorg.Med.Chem.Lett.1993,3,2467)を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.33(3H,s),−0.03(3H,s),0.80(9H,s),1.30(3H,s),1.52(3H,s),1.64(3H,s),1.76−2.33(7H,m),1.79(3H,s),2.55(3H,s),2.92(1H,d,J=4.9Hz),4.20(1H,d,J=6.8Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.35(1H,d,J=8.8Hz),4.71(1H,d,J=2.2Hz),4.98(1H,br s),5.22(1H,d,J=5.9Hz),5.27(1H,d,J=7.3Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.78(1H,d,J=9.3Hz),5.96−6.07(2H,m),6.23(1H,t,J=8.3Hz),7.14(1H,d,J=9.5Hz),7.24−7.56(9H,m),7.60(1H,t,J=7.1Hz),7.78(2H,d,J=7.8Hz),8.15(2H,d,J=7.8Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−フェニルプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.34(3H,s),−0.03(3H,s),0.79(9H,s),1.26(3H,s),1.28(3H,s),1.51(3H,s),1.55−2.32(9H,m),1.77(3H,s),2.54(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.81(1H,dd,J=12.5,4.2Hz),2.91(1H,d,J=4.6Hz),3.31−3.39(4H,m),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.1Hz),4.71(1H,d,J=1.7Hz),4.84(1H,t,J=4.4Hz),4.97(1H,br s),5.17(1H,d,J=7.1Hz),5.77(1H,dd,J=9.0,1.7Hz),5.99(1H,d,J=5.4Hz),6.22(1H,t,J=8.8Hz),7.13(1H,d,J=8.8Hz),7.23−7.55(9H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),7.78(2H,d,J=7.1Hz),8.15(2H,d,J=7.3Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.21(3H,s),1.42(3H,s),1.58(3H,s),1.65(3H,s),1.75−2.41(10H,m),2.31(3H,s),2.72(1H,dd,J=12.2,5.9Hz),2.80(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.87(1H,d,J=4.9Hz),3.30−3.38(4H,m),4.03(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.8Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.76(1H,d,J=2.4Hz),4.83(1H,t,J=5.4Hz),4.92(1H,brs),5.11(1H,d,J=7.3Hz),5.86(1H,dd,J=9.3,2.2Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.07(1H,t,J=8.1Hz),7.25−7.55(10H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),7.83(2H,d,J=8.1Hz),8.12(2H,d,J=8.5Hz).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例48]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例22の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.93−1.03(21H,m),1.30(3H,s),1.41(9H,s),1.52(3H,s),1.52−2.36(7H,m),1.65(3H,s),1.81(3H,s),2.47(3H,s),2.96(1H,d,J=5.4Hz),4.20(1H,d,J=8.1Hz),4.21(1H,d,J=7.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.96(1H,s),5.15(1H,s),5.21(1H,d,J=6.1Hz),5.24−5.31(2H,m),5.46(1H,d,J=10.3Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.05(2H,m),6.08(1H,t,J=8.8Hz),7.46(1H,t,J=7.8Hz),7.55−7.61(2H,m),7.85(1H,s),8.14(1H,d,J=7.6Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.92−1.03(21H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.51(3H,s),1.55−2.33(9H,m),1.61(3H,s),1.79(3H,s),2.47(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.81(1H,dd,J=12.2,4.2Hz),2.95(1H,d,J=5.4Hz),3.31−3.38(4H,m),4.14(1H,d,J=7.6Hz),4.20(1H,d,J=8.1Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.83(1H,t,J=5.1Hz),4.95(1H,s),5.14(1H,s),5.19(1H,d,J=7.8Hz),5.23(1H,d,J=10.3Hz),5.27(1H,d,J=10.5Hz),5.97(1H,d,J=5.4Hz),6.07(1H,t,J=9.0Hz),7.46(2H,t,J=7.6Hz),7.55−7.61(2H,m),7.85(1H,s),8.14(2H,d,J=8.1Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(4−オキサゾリル)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.73(3H,s),1.70−2.47(10H,m),2.34(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.2,5.9Hz),2.82(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.30−3.40(4H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.80(1H,d,J=2.2Hz),4.86(1H,t,J=4.6Hz),4.92(1H,brs),5.21(1H,d,J=7.3Hz),5.32(1H,d,J=9.8Hz),5.55(1H,d,J=9.5Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.10(1H,t,J=8.1Hz),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.60(1H,t,J=7.6Hz),7.67(1H,s),7.87(1H,s),8.13(2H,d,J=8.3Hz).
FAB−MS;m/z:866(M+H)+
[実施例49]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−メチル−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例23の工程3で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01−2.05(33H,m),1.30(3H,s),1.36(9H,s),1.52(3H,s),1.64(3H,s),1.79(3H,s),2.20−2.33(2H,m),2.36(3H,s),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.64(1H,t,J=10.3Hz),4.19−4.22(2H,m),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.72(1H,s),4.78(1H,d,J=10.3Hz),4.93(1H,s),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.26(1H,d,J=7.1Hz),5.45(1H,d,J=10.3Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.04(3H,m),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:954(M+H)+,976(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4−メチルペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.02(3H,d,J=6.8Hz),1.06(3H,d,J=6.8Hz),1.24−2.09(7H,m),1.26(3H,s),1.38(9H,s),1.50(3H,s),1.64(3H,s),1.81(3H,s),2.31−2.41(1H,m),2.35(3H,s),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.80(1H,t,J=9.6Hz),3.98(1H,br s),4.19(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.50(1H,s),4.88(1H,d,J=10.3Hz),4.94(1H,s),5.25(1H,d,J=6.3Hz),5.31(1H,d,J=6.8Hz),5.46(1H,d,J=10.7Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.97−6.08(3H,m),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:798(M+H)+,820(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4−メチルペンタノアート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ1.02(3H,d,J=6.6Hz),1.06(3H,d,J=6.8Hz),1.24−2.40(11H,m),1.25(3H,s),1.38(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),2.34(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.6,5.9Hz),2.82(1H,dd,J=12.6,4.3Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.31−3.40(4H,m),3.79(1H,t,J=9.6Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.50(1H,d,J=1.2Hz),4.85−4.88(2H,m),4.93(1H,s),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.99−6.06(2H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:841(M+H)+
[実施例50]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−6,11−ジエン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−6,11−ジエン−13−イル(WO01/027115)および(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−(ジフルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノンを原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.02−1.60(27H,m),1.26(3H,s),1.38(3H,s),1.54(3H,s),1.58(3H,s),1.72(3H,s),1.84(1H,s),2.28−2.36(2H,m),2.39(3H,s),3.09(1H,d,J=5.9Hz),4.03(1H,d,J=7.8Hz),4.27−4.44(3H,m),4.86(2H,d,J=4.2Hz),5.04(1H,d,J=10.3Hz),5.19(1H,d,J=7.8Hz),5.21(1H,d,J=6.3Hz),5.48(1H,d,J=10.5Hz),5.60(1H,d,J=17.3Hz),5.64−5.71(1H,m),5.79(1H,d,J=6.3Hz),5.91−6.07(3H,m),6.11(1H,d,J=10.3Hz),7.52(2H,t,J=7.4Hz),7.62(1H,t,J=7.4Hz),8.17(2H,d,J=7.3Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−6,11−ジエン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.04−2.36(26H,m),1.24(3H,s),1.37(9H,s),1.53(3H,s),1.55(3H,s),1.70(3H,s),2.38(3H,s),2.78(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.85(1H,dd,J=12.4,4.5Hz),3.08(1H,d,J=5.9Hz),3.36−3.43(4H,m),3.96(1H,d,J=7.8Hz),4.27−4.44(3H,m),4.83−4.87(3H,m),5.04(1H,d,J=10.3Hz),5.10(1H,d,J=7.6Hz),5.68(1H,dd,J=10.3,4.2Hz),5.79(1H,d,J=6.1Hz),5.94(1H,d,J=5.9Hz),6.03(1H,t,J=9.1Hz),6.08(1H,d,J=10.3Hz),7.52(2H,t,J=7.6Hz),7.62(1H,t,J=7.6Hz),8.17(2H,d,J=7.6Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−6,11−ジエン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22(3H,s),1.23−2.39(6H,m),1.40(9H,s),1.52(3H,s),1.57(3H,s),1.69(3H,s),2.38(3H,s),2.78(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.86(1H,dd,J=12.4,4.3Hz),3.08(1H,d,J=5.6Hz),3.38(4H,t,J=7.1Hz),3.93(1H,d,J=7.4Hz),4.26(1H,d,J=8.1Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.46−4.56(1H,m),4.64(1H,s),4.84−4.90(2H,m),5.14(1H,d,J=7.6Hz),5.22(1H,d,J=9.8Hz),5.70(1H,dd,J=10.3,4.0Hz),5.89(1H,d,J=4.9Hz),5.97(1H,d,J=5.6Hz),6.06−6.13(1H,m),6.09(1H,d,J=10.3Hz),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.62(1H,t,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:847(M+H)+
[実施例51]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例26で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25−2.48(11H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.7,5.6Hz),2.92−2.96(2H,m),3.08(1H,dd,J=16.4,8.5Hz),3.43−3.52(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.6,3.1Hz),4.15(1H,d,J=7.1Hz),4.22(1H,d,J=8.5Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.68(1H,d,J=2.7Hz),4.88(1H,dd,J=5.6,4.4Hz),4.91(1H,s),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.66(1H,d,J=7.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.3Hz),6.22(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.58−7.62(1H,m),8.12−8.15(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:924(M+H)+
[実施例52]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−メトキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例27の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−2.48(9H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.70(1H,dd,J=12.7,6.6Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),2.97−3.08(2H,m),3.37(3H,s),3.43−3.56(4H,m),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.16(1H,brs),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,s),4.89−4.91(2H,m),5.21(1H,d,J=7.1Hz),5.65(1H,d,J=8.5Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.8Hz),6.21(1H,d,J=9.3Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12−8.15(2H,m),8.40(1H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:938(M+H)+
[実施例53]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−ピリミジニル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例28の工程6で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.85−0.92(21H,m),1.24−2.08(5H,m),1.34(3H,s),1.40(9H,s),1.53(3H,s),1.66(3H,s),1.84(3H,s),2.32−2.45(2H,m),2.58(3H,s),2.99(1H,d,J=5.1Hz),4.21−4.24(2H,m),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.98(1H,s),5.22(1H,d,J=6.3Hz),5.29(1H,d,J=7.1Hz),5.34(1H,d,J=1.7Hz),5.44−5.49(2H,m),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.85(1H,d,J=10.0Hz),5.97−6.05(2H,m),6.12(1H,t,J=8.8Hz),7.22(1H,t,J=4.9Hz),7.45(2H,t,J=7.6Hz),7.55−7.59(1H,m),8.14−8.16(2H,m),8.73(2H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:990(M+H)+,1012(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.25(6H,m),1.30(3H,s),1.42(9H,s),1.51(3H,s),1.65(3H,s),1.84(3H,s),2.43−2.49(1H,m),2.46(3H,s),2.97(1H,d,J=5.1Hz),3.91(1H,s),4.21−4.24(2H,m),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.95(1H,s),5.00(1H,d,J=4.2Hz),5.24(1H,d,J=6.1Hz),5.32(1H,d,J=7.1Hz),5.44−5.48(2H,m),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.97−6.14(4H,m),7.24−7.26(1H,m),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.57−7.61(1H,m),8.13−8.15(2H,m),8.76(2H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:834(M+H)+,856(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26−2.24(9H,m),1.28(3H,s),1.42(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.81(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.45(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.8Hz),2.82(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.95(1H,d,J=5.1Hz),3.32−3.40(4H,m),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.22(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.87(1H,dd,J=5.8,4.4Hz),4.94(1H,s),4.99(1H,d,J=2.0Hz),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.44(1H,dd,J=8.8,1.5Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.06−6.13(2H,m),7.25(1H,t,J=4.9Hz),7.46(2H,t,J=7.7Hz),7.57−7.61(1H,m),8.13−8.15(2H,m),8.75(2H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:877(M+H)+
[実施例54]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシペンタノアート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシペンタノアート(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,3209)を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.04(9H,s),1.24(3H,s),1.34−2.40(10H,m),1.38(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.31−3.39(4H,m),3.93(1H,d,J=10.5Hz),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.60(1H,s),4.87(1H,dd,J=5.9,4.4Hz),4.93(1H,s),5.10(1H,d,J=10.5Hz),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.99−6.06(2H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:855(M+H)+
[実施例55]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(5−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例29の工程6で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.95−1.04(21H,m),1.30(3H,s),1.41(9H,s),1.52(3H,s),1.65(3H,s),1.80(3H,s),1.86−2.36(7H,m),2.41(3H,s),2.96(1H,d,J=4.9Hz),4.21(2H,d,J=7.8Hz),4.35(1H,d,J=8.5Hz),4.93−4.97(2H,m),5.21(1H,d,J=6.6Hz),5.26−5.33(2H,m),5.40(1H,d,J=10.7Hz),5.46(1H,d,J=10.7Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.96−6.13(3H,m),7.02(1H,s),7.47(2H,t,J=7.3Hz),7.59(1H,t,J=7.3Hz),7.87(1H,s),8.14(2H,d,J=8.5Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(5−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.95−1.01(21H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.51(3H,s),1.54−2.18(9H,m),1.61(3H,s),1.77(3H,s),2.40(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.7,5.9Hz),2.81(1H,dd,J=12.0,4.4Hz),2.94(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.39(4H,m),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.8Hz),4.84(1H,t,J=5.6Hz),4.94(2H,brs),5.18(1H,d,J=7.6Hz),5.29(1H,d,J=10.5Hz),5.39(1H,d,J=10.0Hz),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.07(1H,t,J=8.3Hz),7.01(1H,s),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.59(1H,t,J=7.6Hz),7.86(1H,s),8.14(2H,d,J=7.8Hz).
FAB−MS;m/z:1022(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(5−オキサゾリル)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.43(9H,s),1.49(3H,s),1.58−2.17(10H,m),1.61(3H,s),1.73(3H,s),2.32(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.31−3.40(4H,m),4.10(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.69(1H,s),4.87(1H,dd,J=5.6,4.4Hz),4.92(1H,brs),5.22(1H,d,J=7.6Hz),5.46−5.55(2H,m),6.01(1H,d,J=5.1Hz),6.13(1H,t,J=8.3Hz),7.07(1H,s),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),7.85(1H,s),8.13(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:866(M+H)+
[実施例56]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例30の工程6で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.05−1.17(21H,m),1.24−2.31(8H,m),1.29(3H,s),1.39(9H,s),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.68(3H,t,J=19.0Hz),1.79(3H,s),1.85(3H,s),2.93(1H,d,J=5.4Hz),4.20(2H,t,J=5.0Hz),4.35(1H,d,J=7.8Hz),4.93(1H,s),5.03(1H,s),5.14−5.22(2H,m),5.26(1H,d,J=7.3Hz),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.1Hz),5.95−6.04(3H,m),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.2Hz),8.15(2H,d,J=7.3Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.41(10H,m),1.25(3H,s),1.42(9H,s),1.64(3H,s),1.72(3H,t,J=19.0Hz),1.78(3H,s),2.35(3H,s),2.94(1H,d,J=4.6Hz),4.18(1H,d,J=7.3Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.46−4.49(1H,m),4.50−4.61(1H,m),4.76−4.78(1H,m),4.93(1H,s),5.25(1H,d,J=6.6Hz),5.31(2H,d,J=7.8Hz),5.47(1H,d,J=10.7Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.96−6.06(2H,m),6.10−6.16(1H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.12−8.15(2H,m).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.38(10H,m),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.72(3H,t,J=19.3Hz),1.76(3H,s),2.34(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.2,5.6Hz),2.84(1H,dd,J=12.5,4.2Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.34−3.41(4H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.49−4.60(1H,m),4.76(1H,s),4.89(1H,t,J=4.9Hz),4.93(1H,s),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.31(1H,d,J=10.5Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.08−6.14(1H,m),7.49(2H,t,J=7.3Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:863(M+H)+
[実施例57]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
Figure 2007049575
実施例56の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.21−2.38(11H,m),1.23(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.72(3H,t,J=19.0Hz),1.76(3H,s),2.34(3H,s),2.84(1H,dd,J=12.8,4.5Hz),2.88−2.94(2H,m),3.12(1H,q,J=8.2Hz),3.43(1H,dd,J=11.7,2.4Hz),3.47−3.55(2H,m),3.67(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.49−4.60(1H,m),4.77(1H,s),4.87−4.94(2H,m),5.23(1H,d,J=7.1Hz),5.31(1H,d,J=10.3Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.08−6.14(1H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:893(M+H)+
[実施例58]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−フェニルプロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−フェニルプロピオナートおよび参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.34(3H,s),−0.11(3H,s),0.74(9H,s),1.32(3H,s),1.39(9H,s),1.52(3H,s),1.60(3H,s),1.66−2.33(10H,m),1.76(3H,s),2.51(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.90(1H,dd,J=12.7,5.1Hz),2.94(1H,d,J=4.9Hz),3.06−3.15(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.64(1H,dd,J=12.0,2.9Hz),4.16(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=7.8Hz),4.56(1H,s),4.86(1H,t,J=4.9Hz),4.96(1H,s),5.20(1H,d,J=6.8Hz),5.32(1H,d,J=9.0Hz),5.48(1H,d,J=9.0Hz),5.96(1H,d,J=4.9Hz),6.20(1H,t,J=9.3Hz),7.25−7.39(5H,m),7.48(2H,t,J=7.1Hz),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:1019(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.41(9H,s),1.47(3H,s),1.58(3H,s),1.64(3H,s),1.76−2.43(11H,m),2.27(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.86−2.92(2H,m),3.06−3.14(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.66(1H,dd,J=12.0,2.9Hz),4.10(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.31(1H,d,J=7.8Hz),4.63(1H,s),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,s),5.21(1H,d,J=6.8Hz),5.31(1H,d,J=9.0Hz),5.70(1H,d,J=9.0Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.06(1H,t,J=9.3Hz),7.25−7.51(7H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.12(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:905(M+H)+
[実施例59]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例34の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.05(9H,m),1.23(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.79(3H,s),2.22−2.40(2H,m),2.33(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.88−2.93(2H,m),3.07−3.13(1H,m),3.41−3.52(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.4,3.1Hz),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.41−4.64(4H,m),4.89(1H,t,J=4.9Hz),4.93(1H,s),5.13(1H,d,J=9.0Hz),5.24(1H,d,J=7.1Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.06(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:861(M+H)+
[実施例60]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−チアゾリル)プロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13イル(2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−チアゾリル)プロピオナートおよび参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.37(11H,m),1.24(3H,s),1.45(9H,s),1.49(3H,s),1.58(3H,s),1.73(3H,s),2.34(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.9,4.6Hz),2.87−2.93(2H,m),3.07−3.13(1H,m),3.42(1H,dd,J=11.5,2.4Hz),3.46−3.52(2H,m),3.65(1H,dd,J=11.5,3.1Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.87(1H,t,J=5.0Hz),4.92(1H,s),5.00(1H,d,J=2.4Hz),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.60(1H,d,J=9.5Hz),5.91−5.98(2H,m),6.12(1H,t,J=8.3Hz),7.31(1H,d,J=3.2Hz),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.58−7.62(1H,m),7.76(1H,d,J=3.2Hz),8.11−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:912(M+H)+
[実施例61]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシペンタノアート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジメチル−2−ヒドロキシペンタノアートおよび参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.02−2.04(9H,m),1.05(9H,s),1.23(3H,s),1.39(9H,s),1.49(3H,s),1.58(3H,s),1.78(3H,s),2.22−2.40(2H,m),2.34(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.87−2.92(2H,m),3.07−3.13(1H,m),3.42(1H,dd,J=11.5,2.4Hz),3.46−3.52(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),3.93(1H,d,J=10.5Hz),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.60(1H,s),4.89(1H,t,J=4.9Hz),4.93(1H,s),5.10(1H,d,J=10.5Hz),5.23(1H,d,J=6.8Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.04(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.11−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:885(M+H)+
[実施例62]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
Figure 2007049575
実施例53の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.27−2.28(10H,m),1.28(3H,s),1.42(9H,s),1.50(3H,s),1.60(3H,s),1.81(3H,s),2.42−2.48(1H,m),2.45(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.90(1H,dd,J=12.7,5.1Hz),2.96(1H,d,J=5.1Hz),3.11(1H,dd,J=16.1,8.5Hz),3.43(1H,dd,J=11.5,2.7Hz),3.46−3.52(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,3.1Hz),4.16(1H,d,J=7.3Hz),4.22(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.94(1H,s),4.99(1H,d,J=2.0Hz),5.24(1H,d,J=7.1Hz),5.44(1H,dd,J=8.8,1.5Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.07−6.13(2H,m),7.24−7.26(1H,m),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.57−7.61(1H,m),8.13−8.15(2H,m),8.75(2H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:907(M+H)+
[実施例63]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシペンタノアート
Figure 2007049575
実施例37の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.99−2.41(10H,m),1.01(3H,t,J=7.4Hz),1.24(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.78(3H,s),2.33(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.8,4.5Hz),2.88−2.93(2H,m),3.07−3.15(1H,m),3.43(1H,dd,J=11.5,2.4Hz),3.47−3.54(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),3.97−4.05(1H,m),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.31−4.35(2H,m),4.83−4.91(2H,m),4.93(1H,s),5.24(1H,d,J=6.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.02−6.08(1H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:857(M+H)+
[実施例64]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4−メチルペンタノアート
Figure 2007049575
実施例49の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.00−2.09(10H,m),1.02(3H,d,J=6.8Hz),1.06(3H,d,J=6.8Hz),1.24(3H,s),1.38(9H,s),1.49(3H,s),1.58(3H,s),1.79(3H,s),2.22−2.40(2H,m),2.34(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.9,4.6Hz),2.87−2.92(2H,m),3.10(1H,dd,J=16.1,8.3Hz),3.42(1H,dd,J=11.5,2.4Hz),3.46−3.52(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),3.76−3.81(1H,m),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.49(1H,d,J=1.5Hz),4.86−4.93(3H,m),5.23(1H,d,J=7.1Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.04(1H,t,J=8.8Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.63(1H,m),8.12−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:871(M+H)+
[実施例65]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ブチラート
Figure 2007049575
実施例45の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19−2.06(15H,m),1.23(3H,s),1.48(3H,s),1.58(3H,s),1.75(3H,s),2.23−2.37(2H,m),2.33(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.9,4.4Hz),2.88−2.93(2H,m),3.11(1H,dd,J=16.1,8.3Hz),3.43(1H,dd,J=11.4,2.7Hz),3.47−3.53(2H,m),3.65(1H,dd,J=11.4,3.1Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.56−4.65(2H,m),4.88−4.93(3H,m),5.23(1H,d,J=6.8Hz),5.35(1H,d,J=10.0Hz),5.91(1H,dt,J=56.2,4.4Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.13(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:865(M+H)+
[実施例66]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例31の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.10−1.16(21H,m),1.28(3H,s),1.37(9H,s),1.44(3H,dd,J=24.4,6.1Hz),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.79(3H,s),1.83−2.30(7H,m),2.34(3H,s),2.93(1H,d,J=5.1Hz),4.00−4.09(1H,m),4.17−4.22(2H,m),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.52−4.74(1H,m),4.84(1H,d,J=10.5Hz),4.90(1H,s),4.93(1H,brs),5.20(1H,d,J=6.3Hz),5.27(1H,d,J=7.3Hz),5.45(1H,d,J=10.7Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.04(3H,m),7.50(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.16(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:958(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.09−1.15(21H,m),1.26(3H,s),1.37(9H,s),1.43(3H,dd,J=24.6,6.3Hz),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.76(3H,s),1.82−2.30(9H,m),2.33(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.2,5.6Hz),2.80(1H,dd,J=12.2,4.1Hz),2.91(1H,d,J=5.9Hz),3.32−3.38(4H,m),4.00−4.08(1H,m),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.19(1H,d,J=8.0Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.52−4.73(1H,m),4.81−4.86(2H,m),4.89(1H,s),4.92(1H,brs),5.17(1H,d,J=7.6Hz),5.94−6.02(2H,m),7.50(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.16(2H,d,J=8.0Hz).
FAB−MS;m/z:1001(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.39(9H,s),1.45(3H,dd,J=24.6,6.3Hz),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.77(3H,s),1.80−2.16(10H,m),2.34(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.2,5.6Hz),2.83(1H,dd,J=12.2,4.4Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.38(4H,m),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.17−4.27(1H,m),4.24(1H,d,J=8.0Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.58−4.80(1H,m),4.69(1H,s),4.87(1H,t,J=5.1Hz),4.93(1H,brs),4.97(1H,d,J=10.2Hz),5.22(1H,d,J=7.6Hz),6.00(1H,d,J=5.4Hz),6.08(1H,t,J=8.3Hz),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.14(2H,d,J=8.0Hz).
FAB−MS;m/z:845(M+H)+
[実施例67]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例32の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.62−0.80(6H,m),0.98(9H,t,J=7.8Hz),1.34(3H,s),1.36(9H,s),1.51(3H,s),1.59(3H,s),1.64(3H,s),1.72−2.20(7H,m),1.75(3H,s),2.50(3H,s),2.89(1H,d,J=5.1Hz),4.15−4.37(1H,m),4.18(1H,d,J=7.3Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.30(1H,d,J=8.3Hz),4.90(1H,s),4.99(1H,d,J=10.5Hz),5.21(1H,d,J=6.3Hz),5.25(1H,d,J=7.1Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.86(1H,dt,J=55.9,5.1Hz),5.95−6.05(2H,m),6.12(1H,t,J=9.3Hz),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.16(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:934(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.60−0.80(6H,m),0.98(9H,t,J=7.9Hz),1.33(3H,s),1.37(9H,s),1.51(3H,s),1.62(6H,s),1.70−2.21(9H,m),1.73(3H,s),2.63(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.4,5.9Hz),2.81(1H,dd,J=12.2,4.4Hz),2.87(1H,d,J=5.4Hz),3.31−3.37(4H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.27−4.36(2H,m),4.84(1H,t,J=5.1Hz),4.90(1H,s),4.98(1H,d,J=10.7Hz),5.16(1H,d,J=7.3Hz),5.86(1H,dt,J=55.9,5.9Hz),5.94(1H,d,J=5.9Hz),6.11(1H,t,J=8.3Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.16(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:977(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.28(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.62(3H,s),1.63(3H,s),1.76(3H,s),1.83−2.34(10H,m),2.63(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.4,5.9Hz),2.82(1H,dd,J=12.2,4.4Hz),2.94(1H,d,J=4.9Hz),3.31−3.40(4H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.27(1H,d,J=8.5Hz),4.30−4.44(2H,m),4.87(1H,t,J=4.6Hz),4.91(1H,brs),5.38(1H,d,J=10.7Hz),5.20(1H,d,J=7.3Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,dt,J=55.9,3.9Hz),6.19(1H,t,J=8.3Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.15(2H,d,J=8.1Hz)
FAB−MS;m/z:863(M+H)+
[実施例68]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
実施例67の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.60−0.79(6H,m),0.98(9H,t,J=7.9Hz),1.32(3H,s),1.36(9H,s),1.51(3H,s),1.53−2.27(10H,m),1.59(3H,s),1.63(3H,s),1.73(3H,s),2.63(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.85−2.91(2H,m),3.06−3.13(1H,m),3.38−3.53(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.2,3.2Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.27−4.36(2H,m),4.85(1H,t,J=5.1Hz),4.90(1H,s),4.98(1H,d,J=10.7Hz),5.18(1H,d,J=7.3Hz),5.86(1H,dt,J=55.9,5.9Hz),5.93(1H,d,J=5.9Hz),6.12(1H,t,J=8.8Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.16(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:1007(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.27(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.61−2.28(11H,m),1.63(3H,s),1.76(3H,s),2.63(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.89(1H,dd,J=12.9,5.4Hz),2.94(1H,d,J=5.1Hz),3.06−3.13(1H,m),3.39−3.52(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.2,3.2Hz),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.26(1H,d,J=8.5Hz),4.29−4.44(2H,m),4.88(1H,t,J=5.1Hz),4.91(1H,s),5.34(1H,d,J=10.7Hz),5.22(1H,d,J=7.3Hz),5.98(1H,d,J=5.9Hz),6.07(1H,dt,J=55.9,5.9Hz),6.19(1H,t,J=8.8Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.14(2H,d,J=7.8Hz).
FAB−MS;m/z:893(M+H)+
[実施例69]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(5−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例55の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.94−1.07(21H,m),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.51(3H,s),1.59(3H,s),1.71−2.37(9H,m),1.78(3H,s),2.41(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),2.90(1H,dd,J=12.9,4.9Hz),2.94(1H,d,J=5.9Hz),3.06−3.14(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.64(1H,dd,J=12.0,3.2Hz),4.16(1H,d,J=7.3Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.85(1H,t,J=4.9Hz),4.94(2H,brs),5.21(1H,d,J=7.8Hz),5.30(1H,d,J=10.3Hz),5.39(1H,d,J=10.0Hz),5.96(1H,d,J=5.4Hz),6.07(1H,t,J=8.5Hz),7.02(1H,s),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.60(1H,t,J=7.8Hz),7.87(1H,s),8.14(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:1052(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(5−オキサゾリル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.41(9H,s),1.47(3H,s),1.58(3H,s),1.64(3H,s),1.76−2.43(11H,m),2.27(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.86−2.92(2H,m),3.06−3.14(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.66(1H,dd,J=12.0,2.9Hz),4.10(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.31(1H,d,J=7.8Hz),4.63(1H,s),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,s),5.21(1H,d,J=6.8Hz),5.31(1H,d,J=9.0Hz),5.70(1H,d,J=9.0Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.06(1H,t,J=9.3Hz),7.07(1H,s),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),7.85(1H,s),8.13(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:896(M+H)+
[実施例70]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例33で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.27(3H,s),1.49(3H,s),1.64(3H,s),1.67(3H,s),1.75(3H,s),1.81−2.30(8H,m),2.45(3H,s),2.97(1H,d,J=4.9Hz),4.17(1H,d,J=7.1Hz),4.28(1H,d,J=8.8Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.86(1H,s),4.93(1H,s),4.95−5.05(1H,m),5.24(1H,d,J=6.3Hz),5.27(1H,d,J=7.3Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.06(2H,m),6.23(1H,t,J=8.8Hz),6.30(1H,dt,J=55.9,2.7Hz),7.43−7.65(6H,m),7.84(2H,d,J=8.1Hz),8.15(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:824(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.48(3H,s),1.61(3H,s),1.67(3H,s),1.73(3H,s),1.79−2.27(10H,m),2.44(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.4,5.9Hz),2.82(1H,dd,J=12.2,4.4Hz),2.95(1H,d,J=4.9Hz),3.31−3.40(4H,m),4.10(1H,d,J=7.1Hz),4.28(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.79−4.89(1H,m),4.86(1H,t,J=4.6Hz),4.93(1H,brs),4.95−5.06(1H,m),5.18(1H,d,J=7.3Hz),6.01(1H,d,J=5.1Hz),6.22(1H,t,J=8.3Hz),6.29(1H,dt,J=55.9,3.9Hz),7.42−7.57(7H,m),7.62(1H,t,J=7.3Hz),8.15(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:867(M+H)+
[実施例71]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルブチラート
Figure 2007049575
実施例70の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25(3H,s),1.48(3H,s),1.59(3H,s),1.67(3H,s),1.73(3H,s),1.78−2.31(11H,m),2.45(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.9,4.9Hz),2.90(1H,dd,J=12.9,5.1Hz),2.95(1H,d,J=4.9Hz),3.06−3.14(1H,m),3.39−3.54(3H,m),3.64(1H,dd,J=11.5,2.7Hz),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.27(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.73−4.85(1H,m),4.88(1H,t,J=4.6Hz),4.93(1H,brs),4.95−5.05(1H,m),5.20(1H,d,J=7.3Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.21(1H,t,J=8.3Hz),6.29(1H,dt,J=55.9,2.4Hz),7.43−7.57(7H,m),7.62(1H,t,J=7.3Hz),8.15(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:897(M+H)+
[実施例72]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
実施例66の工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.10(10H,m),1.26(3H,s),1.40(9H,s),1.56(3H,s),1.64(3H,s),1.80(3H,s),2.33−2.39(1H,m),2.35(3H,s),2.94(1H,d,J=4.9Hz),4.18−4.25(3H,m),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.60−4.79(2H,m),4.94−4.97(2H,m),5.25(1H,d,J=6.1Hz),5.31(1H,d,J=7.1Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.1Hz),5.97−6.05(2H,m),6.10(1H,t,J=8.2Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.12−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:802(M+H)+,824(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.38(14H,m),1.24(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.77(3H,s),2.34(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.88−2.93(2H,m),3.11(1H,dd,J=16.4,8.5Hz),3.43(1H,dd,J=11.5,2.4Hz),3.47−3.53(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,2.7Hz),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.18−4.24(2H,m),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.59−4.78(2H,m),4.89(1H,t,J=4.6Hz),4.93(1H,s),4.99(1H,d,J=10.3Hz),5.24(1H,d,J=7.1Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.5Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=7.3Hz).
FAB−MS;m/z:875(M+H)+
[実施例73]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例34で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.96−2.32(13H,m),1.07−1.15(21H,m),1.31(3H,s),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.69(3H,t,J=18.6Hz),1.79(3H,s),2.31(3H,s),2.93(1H,d,J=4.9Hz),4.20(2H,d,J=7.1Hz),4.26−4.37(2H,m),4.77−4.85(1H,m),4.93(1H,s),5.03(1H,s),5.18−5.28(3H,m),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.2Hz),5.94−6.05(3H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.58−7.63(1H,m),8.12−8.17(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.13−2.42(11H,m),1.25(3H,s),1.49(3H,s),1.64(3H,s),1.72(3H,t,J=18.8Hz),1.76(3H,s),2.35(3H,s),2.94(1H,d,J=4.9Hz),4.17(1H,d,J=6.8Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.59−4.72(2H,m),4.78(1H,s),4.88−4.98(2H,m),5.25(1H,d,J=6.1Hz),5.30(1H,d,J=6.8Hz),5.42(1H,d,J=10.2Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.1Hz),5.96−6.06(2H,m),6.13−6.20(3H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.16(2H,m).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキ−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ペンタノアート
上記工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.12−2.44(17H,m),1.23(3H,s),1.48(3H,s),1.58(3H,s),1.72(3H,t,J=18.8Hz),1.74(3H,s),2.34(3H,s),2.84(1H,dd,J=12.7,4.4Hz),2.87−2.94(2H,m),3.11(1H,q,J=8.2Hz),3.40−3.46(1H,m),3.46−3.55(2H,m),3.62−3.69(1H,m),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.58−4.67(1H,m),4.77(1H,s),4.86−4.95(3H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.43(1H,d,J=10.5Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.14(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.58−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例74]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−3−フェニルプロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例35で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.35(3H,s),−0.09(3H,s),0.74(9H,s),1.16−1.23(6H,m),1.35(3H,s),1.52(3H,s),1.66(3H,s),1.77(3H,s),1.83−2.31(7H,m),2.50(3H,s),2.94(1H,d,J=5.1Hz),4.21(1H,d,J=7.6Hz),4.24(1H,d,J=8.8Hz),4.35(1H,d,J=8.8Hz),4.58(1H,s),4.79−4.88(1H,m),4.98(1H,s),5.22(1H,d,J=6.1Hz),5.27(1H,d,J=7.1Hz),5.37(1H,brs),5.46(1H,d,J=10.2Hz),5.52−5.58(1H,m),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.96−6.05(2H,m),6.24(1H,t,J=9.0Hz),7.22−7.52(7H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.3Hz).
FAB−MS;m/z:932(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−3−フェニルプロピオナート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.35(3H,s),−0.09(3H,s),0.74(9H,s),1.16−1.22(6H,m),1.33(3H,s),1.51(3H,s),1.60(3H,s),1.75(3H,s),1.83−2.32(10H,m),2.50(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.9,4.9Hz),2.90(1H,dd,J=12.7,5.1Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.06−3.14(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.5,3.2Hz),4.16(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.8Hz),4.57(1H,s),4.79−4.88(2H,m),4.98(1H,s),5.19(1H,d,J=7.3Hz),5.35(1H,d,J=8.5Hz),5.55(1H,d,J=9.5Hz),5.97(1H,d,J=5.4Hz),6.23(1H,t,J=9.0Hz),7.25−7.41(5H,m),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.3Hz).
FAB−MS;m/z:1005(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−3−フェニルプロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18−1.21(6H,m),1.23(3H,s),1.47(3H,s),1.58(3H,s),1.63(3H,s),1.70−2.40(11H,m),2.27(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.9,4.9Hz),2.85−2.91(2H,m),3.05−3.13(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.64(1H,dd,J=11.5,3.2Hz),4.09(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.31(1H,d,J=8.8Hz),4.63(1H,s),4.82−4.90(2H,m),4.91(1H,s),5.20(1H,d,J=7.3Hz),5.36(1H,d,J=8.5Hz),5.81(1H,d,J=9.5Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=9.0Hz),7.25−7.49(7H,m),7.60(1H,t,J=7.6Hz),8.11(2H,d,J=7.3Hz).
FAB−MS;m/z:891(M+H)+
[実施例75]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4,4−トリフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(トリフルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(J.Fluorine.Chem.2004,125,487)を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.05−2.33(8H,m),1.07−1.15(21H,m),1.29(3H,s),1.39(3H,s),1.53(9H,s),1.64(3H,s),1.78(3H,s),2.32(3H,s),2.93(1H,d,J=5.1Hz),4.18−4.23(2H,m),4.34(1H,d,J=9.0Hz),4.61−4.69(1H,m),4.88−4.94(1H,m),4.96(1H,s),5.14−5.22(2H,m),5.26(1H,d,J=7.1Hz),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.05(2H,m),7.50(2H,t,J=7.8Hz),7.58−7.64(1H,m),8.13−8.17(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23−2.39(7H,m),1.25(3H,s),1.43(9H,s),1.55(3H,s),1.64(3H,s),1.77(3H,s),2.34(3H,s),2.94(1H,d,J=4.9Hz),4.17(1H,d,J=7.1Hz),4.26(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.72(1H,s),4.82(1H,s),4.87−4.95(2H,m),5.26(1H,d,J=6.1Hz),5.31(1H,d,J=6.6Hz),5.36(1H,d,J=10.5Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.06(2H,m),6.13−6.20(1H,m),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.37(10H,m),1.23(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.75(3H,s),2.34(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.6,6.0Hz),2.84(1H,dd,J=12.4,4.1Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.33−3.41(4H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.0Hz),4.72(1H,s),4.84−4.94(3H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.39(1H,d,J=10.5Hz),6.01(1H,d,J=4.9Hz),6.10−6.18(1H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:867(M+H)+
[実施例76]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4,4,4−トリフルオロブチラート
Figure 2007049575
実施例75の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22(3H,s),1.22−2.37(11H,m),1.43(9H,s),1.48(3H,s),1.59(3H,s),1.75(3H,s),2.34(3H,s),2.84(1H,dd,J=12.9,4.4Hz),2.88−2.94(2H,m),3.06−3.16(1H,m),3.43(1H,dd,J=11.5,2.4Hz),3.46−3.54(2H,m),3.63−3.69(1H,m),4.12(1H,d,J=6.8Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.72(1H,s),4.85−4.95(3H,m),5.23(1H,d,J=7.1Hz),5.38(1H,d,J=10.7Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.09−6.18(1H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.58−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:897(M+H)+
[実施例77]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−オキサゾリル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例41の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.94−1.01(21H,m),1.29(3H,s),1.39(9H,s),1.51(3H,s),1.59(3H,s),1.74−2.39(10H,m),1.78(3H,s),2.46(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),2.89(1H,dd,J=12.9,4.9Hz),2.95(1H,d,J=5.9Hz),3.06−3.14(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.2,3.2Hz),4.16(1H,d,J=7.3Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.85(1H,t,J=4.9Hz),4.94(2H,brs),5.20(1H,d,J=6.8Hz),5.44(1H,d,J=10.3Hz),5.53(1H,d,J=10.0Hz),5.96(1H,d,J=5.4Hz),6.08(1H,t,J=8.5Hz),7.11(1H,s),7.47(2H,t,J=7.6Hz),7.59(1H,t,J=7.8Hz),7.64(1H,s),8.14(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:1052(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−オキサゾリル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.43(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.74−2.43(11H,m),1.79(3H,s),2.34(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.5,4.6Hz),2.89(1H,dd,J=12.9,4.9Hz),2.93(1H,d,J=5.9Hz),3.06−3.14(1H,m),3.39−3.53(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.0,3.2Hz),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.84(1H,d,J=2.4Hz),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.92(1H,brs),5.24(1H,d,J=6.8Hz),5.49(1H,d,J=10.3Hz),5.71(1H,d,J=10.0Hz),5.99(1H,d,J=5.4Hz),6.12(1H,t,J=8.5Hz),7.11(1H,s),7.47(2H,t,J=7.6Hz),7.60(1H,t,J=7.3Hz),7.67(1H,s),8.13(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:896(M+H)+
[実施例78]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−4,4,4−トリフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例36で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.04−1.16(21H,m),1.05−2.33(7H,m),1.18(3H,d,J=6.1Hz),1.22(3H,d,J=6.4Hz),1.31(3H,s),1.51(3H,s),1.65(3H,s),1.78(3H,s),2.32(3H,s),2.92(1H,d,J=5.1Hz),4.18−4.23(2H,m),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.65−4.75(1H,m),4.79−4.87(1H,m),4.92(1H,s),4.96−4.98(1H,m),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.23−5.28(2H,m),5.46(1H,d,J=10.8Hz),5.57(1H,d,J=17.4Hz),5.95−6.09(3H,m),7.50(2H,t,J=7.8Hz),7.58−7.64(1H,m),8.13−8.17(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.16−2.37(12H,m),1.24(3H,s),1.55(3H,s),1.64(3H,s),1.75(3H,s),2.35(3H,s),2.94(1H,d,J=5.4Hz),4.16(1H,d,J=6.9Hz),4.26(1H,d,J=8.6Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.74(1H,s),4.90−5.05(3H,m),5.25(1H,d,J=6.1Hz),5.30(1H,d,J=6.9Hz),5.43−5.49(2H,m),5.58(1H,d,J=17.4Hz),5.96−6.06(2H,m),6.14−6.22(3H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.17−2.37(10H,m),1.19(3H,d,J=6.4Hz),1.23(3H,s),1.25(3H,d,J=6.1Hz),1.48(3H,s),1.61(3H,s),1.72(3H,s),2.34(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.84(1H,dd,J=12.5,4.2Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.41(4H,m),4.10(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.6Hz),4.73(1H,s),4.85−5.00(4H,m),5.21(1H,d,J=7.1Hz),5.50(1H,d,J=10.3Hz),6.01(1H,d,J=4.9Hz),6.13−6.20(1H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.65(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:853(M+H)+
[実施例79]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−4,4,4−トリフルオロブチラート
Figure 2007049575
実施例78の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18−2.37(11H,m),1.20(3H,d,J=6.4Hz),1.22(3H,s),1.25(3H,d,J=6.4Hz),1.48(3H,s),1.58(3H,s),1.73(3H,s),2.34(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.4Hz),2.87−2.94(2H,m),3.06−3.15(1H,m),3.42(1H,dd,J=11.5,2.5Hz),3.46−3.54(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.3,2.7Hz),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.6Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.73(1H,s),4.86−5.01(4H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.48(1H,d,J=10.3Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.13−6.20(1H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:883(M+H)+
[実施例80]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナートおよび参考例37で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.03(3H,s),1.15(3H,s),1.24−2.48(11H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.60(3H,s),1.79(3H,s),2.35(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.6,5.5Hz),2.94(1H,d,J=5.1Hz),3.00−3.07(2H,m),3.22(1H,t,J=7.7Hz),3.51(1H,t,J=6.8Hz),4.17(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.67(1H,s),4.88−4.91(2H,m),5.24(1H,d,J=6.8Hz),5.65(1H,d,J=8.3Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.8Hz),6.20(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.32(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.58−7.62(1H,m),8.13(2H,d,J=8.3Hz),8.40−8.41(1H,m).
FAB−MS;m/z:952(M+H)+
[実施例81]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1−メチル)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1,9,10,13−テトラヒドロキシタクス−11−エン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2002,12,2815)(350mg)および3,3−ジメトキシ−1−ブテン(J.Am.Chem.Soc.1935,57,2255)(383mg)をテトラヒドロフラン(7ml)に溶解し、(±)−しょうのう−10−スルホン酸(77mg)を加え室温にて1時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出し、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1(v/v)]を用いて精製し、標記化合物(115mg)を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18(3H,s),1.40(3H,s),1.50(3H,s),1.54−2.17(7H,m),1.62(3H,s),2.00(3H,s),2.21−2.39(1H,m),2.34(3H,s),2.47(1H,d,J=10.6Hz),3.06(1H,d,J=4.5Hz),4.12(1H,d,J=7.4Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.80(1H,br),4.85(1H,s),5.20(1H,dd,J=11.0,1.2Hz),5.44(1H,dd,J=17.5,1.2Hz),5.66(1H,d,J=7.1Hz),5.96(1H,d,J=5.1Hz),6.05(1H,dd,J=17.5,11.0Hz),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.58(1H,t,J=7.8Hz),8.13(2H,d,J=7.8Hz).
FAB−MS;m/z:583(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1−メチル)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物および(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,3209)を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.87−0.93(21H,m),1.24−2.04(6H,m),1.38(3H,s),1.39(9H,s),1.46(3H,s),1.48(3H,s),1.67(3H,s),1.84(3H,s),2.30−2.41(2H,m),2.49(3H,s),2.96(1H,d,J=5.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.27(1H,d,J=7.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.95−4.97(2H,m),5.20(1H,dd,J=11.0,1.0Hz),5.45(1H,dd,J=17.6,1.0Hz),5.59−5.62(2H,m),5.96−6.11(3H,m),7.26−7.28(1H,m),7.37−7.49(3H,m),7.56−7.60(1H,m),8.15−8.17(2H,m),8.40(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:1021(M+H)+,1043(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1−メチル)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.16(7H,m),1.31(3H,s),1.41(9H,s),1.42(3H,s),1.50(3H,s),1.66(3H,s),1.80(3H,s),2.35(3H,s),2.45(1H,dd,J=14.6,9.5Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),4.21−4.24(2H,m),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,dd,J=4.9,2.7Hz),4.92(1H,s),5.21(1H,dd,J=11.0,1.2Hz),5.45(1H,dd,J=17.6,1.2Hz),5.62−5.66(2H,m),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.04−6.20(3H,m),7.28−7.32(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.57−7.61(1H,m),8.12−8.14(2H,m),8.40−8.41(1H,m).
FAB−MS;m/z:865(M+H)+,887(M+Na)+
工程4:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1−メチル)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.14(9H,m),1.29(3H,s),1.40(9H,s),1.44(3H,s),1.55(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.35(3H,s),2.44(1H,dd,J=14.6,9.5Hz),2.74(2H,s),2.95(1H,d,J=4.9Hz),3.35(4H,t,J=6.7Hz),4.19(1H,d,J=7.6Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.67(1H,d,J=2.7Hz),4.92(1H,s),5.58(1H,d,J=7.6Hz),5.64(1H,d,J=8.8Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.7Hz),6.20(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.32(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.58−7.62(1H,m),8.13−8.15(2H,m),8.40(1H,dt,J=4.6,1.2Hz).
FAB−MS;m/z:908(M+H)+
[実施例82]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例38で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.87−0.96(21H,m),1.16−1.23(6H,m),1.37(3H,s),1.53(3H,s),1.66(3H,s),1.80(3H,s),1.89−2.39(7H,m),2.48(3H,s),2.98(1H,d,J=5.1Hz),4.20−4.25(2H,m),4.36(1H,d,J=8.8Hz),4.77−4.85(1H,m),4.96(1H,brs),4.98(1H,d,J=2.7Hz),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.27(1H,d,J=7.6Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.6Hz),5.63(1H,d,J=9.8Hz),5.95−6.06(2H,m),6.06−6.16(2H,m),7.23−7.29(1H,m),7.36−7.51(3H,m),7.59(1H,t,J=7.8Hz),8.16(2H,d,J=7.1Hz),8.38(1H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:993(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物および参考例24の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.87−0.98(21H,m),1.14−1.23(6H,m),1.36(3H,s),1.52(3H,s),1.62(3H,s),1.71−2.39(7H,m),1.78(3H,s),2.47(3H,s),2.82(1H,dd,J=11.2,5.6Hz),2.90(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.96(1H,d,J=5.9Hz),3.25−3.40(2H,m),3.79(2H,brs),4.17(1H,d,J=7.6Hz),4.21(1H,d,J=8.8Hz),4.36(1H,d,J=8.3Hz),4.76−4.87(2H,m),4.95(1H,brs),4.97(1H,brs),5.04−5.24(2H,m),5.62(1H,d,J=8.8Hz),5.97(1H,d,J=4.9Hz),6.04−6.15(2H,m),7.24−7.27(1H,m),7.40(1H,t,J=8.8Hz),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,t,J=7.3Hz),8.16(2H,d,J=7.8Hz),8.38(1H,d,J=3.9Hz).
FAB−MS;m/z:1054(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.14−1.23(6H,m),1.28(3H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.76(3H,s),1.82−2.47(8H,m),2.33(3H,s),2.82(1H,dd,J=11.2,5.6Hz),2.87−2.95(2H,m),3.25−3.40(2H,m),3.72−3.85(2H,m),4.13(1H,d,J=7.6Hz),4.23(1H,d,J=8.8Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.70(1H,d,J=3.2Hz),4.80−4.93(3H,m),5.04−5.24(2H,m),5.70(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.11(1H,t,J=7.3Hz),6.26(1H,d,J=8.3Hz),7.27−7.33(1H,m),7.40−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=7.8Hz),8.39(1H,d,J=3.9Hz).
FAB−MS;m/z:898(M+H)+
[実施例83]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−3−(2−ピリジル)プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例39で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−3−(2−ピリジル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.14−2.23(7H,m),1.21(6H,dd,J=7.8,6.3Hz),1.30(3H,s),1.50(3H,s),1.53(3H,s),1.58(3H,s),1.64(3H,s),2.50(3H,s),2.95(1H,d,J=4.9Hz),4.18(1H,d,J=7.1Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.87−4.95(2H,m),5.16(1H,d,J=10.0Hz),5.20−5.23(2H,m),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.1Hz),5.94−6.04(3H,m),6.14−6.20(2H,m),7.22−7.27(1H,m),7.43−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),7.72(1H,td,J=7.7,1.6Hz),8.14−8.16(2H,m),8.51(1H,dd,J=4.2,0.7Hz).
FAB−MS;m/z:833(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−3−(2−ピリジル)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.14−2.22(9H,m),1.21(6H,t,J=6.6Hz),1.28(3H,s),1.49(3H,s),1.53(3H,s),1.55(3H,s),1.60(3H,s),2.50(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.81(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.30−3.37(4H,m),4.11(1H,d,J=7.3Hz),4.21(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.82−4.94(3H,m),5.12−5.16(2H,m),5.96(2H,d,J=5.1Hz),6.13−6.19(2H,m),7.22−7.25(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.58−7.62(1H,m),7.72(1H,td,J=7.8,1.7Hz),8.14−8.16(2H,m),8.49−8.51(1H,m).
FAB−MS;m/z:876(M+H)+
[実施例84]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−7−[(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル)オキシ]−13−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン
(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−7−[(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル)オキシ]タクス−11−エン(WO96/33998)(2.60g)および2,6−ルチジン(0.68ml)をジクロロメタン(52ml)に溶解し−45℃に冷却した。次いで、トリエチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(1.16ml)を滴下し同温にて1時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣にn−ヘキサン/エーテルを加え析出した固体を濾取、乾燥させることにより標記化合物(2.60g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.56−0.75(6H,m),1.01(9H,t,J=7.8Hz),1.22(3H,s),1.58(3H,s),1.61(3H,s),1.76(3H,s),1.89(3H,s),2.05−2.40(3H,m),2.28(3H,s),3.17(1H,d,J=5.3Hz),4.02(1H,d,J=8.3Hz),4.31(1H,d,J=8.3Hz),4.38(1H,d,J=8.3Hz),4.66(1H,d,J=11.7Hz),4.86(1H,d,J=11.7Hz),4.91(1H,t,J=4.9Hz),4.97(1H,t,J=8.8Hz),5.05−5.15(2H,m),5.30(1H,d,J=8.3Hz),5.45(1H,d,J=10.7Hz),5.56(1H,d,J=17.6Hz),5.90(1H,d,J=5.3Hz),6.03(1H,ddd,J=17.1,10.7,5.9Hz),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.58(1H,t,J=7.8Hz),8.12(2H,d,J=7.8Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,7−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−13−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン
上記工程1で得た化合物(2.60g)を酢酸エチルに溶解し、酢酸(8.48ml)および活性亜鉛(12.8g)を添加し室温にて2時間撹拌した。不溶物をセライトろ過、ろ液を飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;クロロホルム:アセトン=15:1(v/v)]を用いて精製し、標記化合物(1.05g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.59−0.73(6H,m),1.01(9H,t,J=7.8Hz),1.25(3H,s),1.61(3H,s),1.65(3H,s),1.85(3H,s),1.86(1H,s),2.03−2.34(4H,m),2.27(3H,s),2.95(1H,d,J=4.9Hz),3.97(1H,d,J=7.4Hz),4.07(1H,br),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.39(1H,d,J=8.3Hz),4.55(1H,brd,J=6.8Hz),4.98(1H,t,J=8.3Hz),5.10(1H,s),5.19(1H,d,J=6.3Hz),5.25(1H,d,J=6.8Hz),5.43(1H,d,J=10.8Hz),5.56(1H,d,J=17.1Hz),5.91−6.10(2H,m),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,t,J=7.8Hz),8.12(2H,d,J=7.8Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−7−メトキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−13−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン
上記工程2で得た化合物(1.00g)を2,6−ジ−tert−ブチルピリジン(3.5ml)に溶解し、メチルトリフルオロメタンスルホナート(0.80ml)を加え室温にて4時間撹拌した。反応液を酢酸エチルにて希釈し、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:5〜1:2(v/v)]を用いて精製し、標記化合物(180mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.55−0.75(6H,m),1.01(9H,t,J=7.8Hz),1.16(3H,s),1.56(3H,s),1.71(3H,s),1.89(3H,s),1.95−2.05(2H,m),2.10(1H,dd,J=15.2,8.8Hz),2.24(1H,dd,J=15.2,8.8Hz),2.27(3H,s),2.48−2.55(1H,m),3.25(1H,d,J=5.9Hz),3.31(1H,dd,J=10.5,4.6Hz),3.39(3H,s),4.31(1H,d,J=8.3Hz),4.40(1H,d,J=8.3Hz),4.42(1H,d,J=9.1Hz),4.86(1H,dd,J=8.5,5.6Hz),4.95(1H,dd,J=8.8,8.3Hz),5.14(1H,d,J=6.1Hz),5.34(1H,d,J=9.1Hz),5.46(1H,d,J=10.7Hz),5.58(1H,d,J=17.6Hz),5.82(1H,d,J=5.9Hz),6.12(1H,ddd,J=17.6,10.7,6.1Hz),7.47(2H,t,J=7.3Hz),7.58(1H,t,J=7.3Hz),8.08(2H,d,J=7.3Hz).
工程4:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−7−メトキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン
上記工程3で得た化合物(180mg)をピリジン(4ml)に溶解し氷冷下、フッ化水素ピリジン(1ml)を加え室温に戻し一晩撹拌した。反応液を氷冷、酢酸エチルにて希釈し、飽和重曹水にて中和した。有機層を1規定塩酸水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣を薄層シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1(v/v)]を用いて精製し、標記化合物(110mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.12(3H,s),1.56(3H,s),1.61(3H,s),1.77(1H,s),1.96(3H,s),1.85−2.40(5H,m),2.32(3H,s),3.22(1H,d,J=5.1Hz),3.37(3H,s),3.41(1H,dd,J=7.8,4.9Hz),4.29(1H,dd,J=7.8Hz),4.36(1H,d,J=8.1Hz),4.43(1H,d,J=7.8Hz),4.82−4.90(2H,m),5.17(1H,d,J=5.9Hz),5.36(1H,d,J=8.1Hz),5.48(1H,d,J=10.3Hz),5.59(1H,d,J=17.1Hz),5.92(1H,d,J=5.1Hz),6.14(1H,ddd,J=17.1,10.3,5.9Hz),7.47(2H,t,J=7.3Hz),7.59(1H,t,J=7.3Hz),8.11(2H,d,J=7.6Hz).
工程5:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−7−メトキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程4で得た化合物および(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノンを原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.87−0.96(21H,m),1.28(3H,s),1.38(9H,s),1.56(3H,s),1.59(3H,s),1.80(3H,s),1.97−2.46(5H,m),2.49(3H,s),3.27(1H,d,J=6.3Hz),3.29−3.35(1H,m),3.39(3H,s),4.32(1H,d,J=8.8Hz),4.36(1H,d,J=9.0Hz),4.48(1H,d,J=8.3Hz),4.83−4.90(1H,m),4.93(1H,brs),5.14(1H,d,J=5.9Hz),5.32(1H,d,J=8.8Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.55−5.66(2H,m),5.92(1H,d,J=5.4Hz),6.02−6.18(3H,m),7.25−7.29(1H,m),7.40(1H,t,J=9.8Hz),7.47(2H,t,J=7.6Hz),7.57(1H,t,J=7.6Hz),8.12(2H,d,J=7.8Hz),8.40(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:1037(M+H)+
工程6:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−7−メトキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程5で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.83−0.94(21H,m),1.27(3H,s),1.38(9H,s),1.51(3H,s),1.55(3H,s),1.59−2.52(7H,m),1.78(3H,s),2.48(3H,s),2.81−2.86(2H,m),3.23(1H,d,J=5.9Hz),3.26−3.38(5H,m),3.35(3H,s),4.18(1H,d,J=8.8Hz),4.30(1H,d,J=8.1Hz),4.49(1H,d,J=8.3Hz),4.74(1H,t,J=5.1Hz),4.85(1H,t,J=6.6Hz),4.93(1H,brs),5.21(1H,d,J=9.0Hz),5.62(1H,d,J=10.0Hz),5.89(1H,d,J=5.4Hz),6.05(1H,d,J=10.7Hz),6.11(1H,t,J=9.0Hz),7.24−7.28(1H,m),7.40(1H,t,J=10.5Hz),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.57(1H,t,J=8.5Hz),8.12(2H,d,J=9.0Hz),8.40(1H,d,J=4.2Hz).
FAB−MS;m/z:1080(M+H)+
工程7:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−7−メトキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程6で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24(3H,s),1.39(9H,s),1.54(3H,s),1.60(3H,s),1.75−2.51(8H,m),1.78(3H,s),2.35(3H,s),2.87(2H,d,J=5.1Hz),3.12(1H,d,J=4.6Hz),3.33−3.39(5H,m),3.35(3H,s),4.27(2H,d,J=9.0Hz),4.42(1H,d,J=8.5Hz),4.65(1H,d,J=1.5Hz),4.76(1H,t,J=5.1Hz),4.86(1H,dd,J=7.1,3.9Hz),5.26(1H,d,J=8.5Hz),5.65(1H,d,J=8.3Hz),5.92(1H,d,J=5.1Hz),6.10(1H,t,J=7.8Hz),6.19(1H,d,J=9.0Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.59(1H,t,J=8.5Hz),8.10(2H,d,J=8.5Hz),8.40(1H,d,J=5.6Hz).
FAB−MS;m/z:924(M+H)+
[実施例85]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例40で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.61−0.80(6H,m),0.98(9H,t,J=8.0Hz),1.14(3H,d,J=6.1Hz),1.18(3H,d,J=6.1Hz),1.26(3H,s),1.33(3H,s),1.50(3H,s),1.60(3H,s),1.73(3H,s),1.80−2.32(10H,m),2.49(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.9,5.1Hz),2.85−2.92(2H,m),3.10(1H,q,J=8.1Hz),3.42(1H,d,J=11.7Hz),3.44−3.52(2H,m),3.63(1H,dd,J=11.3,3.2Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.31(1H,d,J=8.5Hz),4.33−4.38(1H,m),4.77−4.87(2H,m),4.91(1H,brs),5.03(1H,d,J=10.2Hz),5.18(1H,d,J=7.6Hz),5.95(1H,d,J=4.9Hz),5.88(1H,dt,J=54.1,4.9Hz),6.12(1H,t,J=8.5Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=8.3Hz),8.16(2H,d,J=8.0Hz).
FAB−MS;m/z:993(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20(3H,d,J=7.1Hz),1.23(3H,d,J=6.1Hz),1.27(3H,s),1.48(3H,s),1.60(3H,s),1.63(3H,s),1.75(3H,s),1.79−2.35(11H,m),2.42(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.9,5.1Hz),2.90(1H,dd,J=12.4,5.4Hz),2.94(1H,d,J=5.1Hz),3.10(1H,q,J=8.1Hz),3.43(1H,d,J=11.7Hz),3.45−3.53(2H,m),3.65(1H,dd,J=11.3,2.3Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.26(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.35−4.50(1H,m),4.85−4.95(3H,m),5.21(1H,d,J=7.6Hz),5.46(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,dt,J=54.1,2.7Hz),6.20(1H,t,J=8.5Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=8.3Hz),8.15(2H,d,J=8.0Hz).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例86]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メトキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例82の工程1で得た化合物および参考例1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.87−0.98(21H,m),1.16−1.23(6H,m),1.35(3H,s),1.51(3H,s),1.55−2.38(7H,m),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.47(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.4,6.1Hz),2.87(1H,dd,J=12.9,4.6Hz),2.96(1H,d,J=5.4Hz),3.04−3.12(2H,m),3.27(3H,s),3.70−3.78(2H,m),4.04−4.12(1H,m),4.16(1H,d,J=7.8Hz),4.21(1H,d,J=8.5Hz),4.36(1H,d,J=7.8Hz),4.77−4.86(2H,m),4.95(1H,brs),4.97(1H,d,J=3.4Hz),5.18(1H,d,J=7.6Hz),5.62(1H,d,J=9.5Hz),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.05−6.15(2H,m),7.24−7.29(1H,m),7.40(1H,t,J=9.1Hz),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,t,J=7.4Hz),8.16(2H,d,J=8.5Hz),8.38(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:1066(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メトキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.15−1.24(6H,m),1.28(3H,s),1.49(3H,s),1.54−2.46(8H,m),1.61(3H,s),1.76(3H,s),2.33(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.4,5.6Hz),2.88(1H,dd,J=12.4,4.6Hz),2.92(1H,d,J=5.6Hz),3.06−3.11(2H,m),3.27(3H,s),3.69−3.78(2H,m),4.03−4.15(2H,m),4.23(1H,d,J=9.0Hz),4.32(1H,d,J=9.0Hz),4.70(1H,d,J=2.7Hz),4.81−4.93(3H,m),5.21(1H,d,J=7.1Hz),5.70(1H,d,J=8.3Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.11(1H,t,J=8.7Hz),6.25(1H,d,J=7.8Hz),7.27−7.32(1H,m),7.41−7.51(3H,m),7.60(1H,t,J=7.2Hz),8.13(2H,d,J=8.5Hz),8.39(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:910(M+H)+
[実施例87]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−フルオロフェニル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例41の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.72−1.06(21H,m),1.08−2.37(7H,m),1.35(3H,s),1.38(9H,s),1.53(3H,s),1.65(3H,s),1.81(3H,s),2.47(3H,s),2.97(1H,d,J=5.1Hz),4.21−4.23(2H,m),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.93(2H,s),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.27(1H,d,J=6.8Hz),5.45(2H,d,J=10.2Hz),5.54−5.60(2H,m),5.96−6.04(2H,m),6.15(1H,t,J=8.3Hz),7.04−7.09(1H,m),7.14(1H,t,J=7.6Hz),7.25−7.34(2H,m),7.47(2H,t,J=7.3Hz),7.56−7.60(1H,m),8.14−8.16(2H,m).
FAB−MS;m/z:1006(M+H)+,1028(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.10(6H,m),1.28(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.64(3H,s),1.79(3H,s),2.29(3H,s),2.38(1H,dd,J=15.1,9.5Hz),2.94(1H,d,J=4.9Hz),4.18(1H,d,J=6.8Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.46(1H,brs),4.62(1H,brs),4.92(1H,s),5.25(1H,d,J=6.1Hz),5.32(1H,d,J=6.8Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.56−5.67(3H,m),5.97−6.06(2H,m),6.15(1H,t,J=8.4Hz),7.05−7.10(1H,m),7.14−7.18(1H,m),7.27−7.33(1H,m),7.40−7.52(3H,m),7.58−7.62(1H,m),8.11−8.13(2H,m).
FAB−MS;m/z:850(M+H)+,872(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.17(9H,m),1.26(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.77(3H,s),2.29(3H,s),2.34−2.40(1H,m),2.75(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.2Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.40(4H,m),4.09−4.13(1H,m),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.31(1H,d,J=8.5Hz),4.62(1H,s),4.88(1H,dd,J=5.9,4.2Hz),4.91(1H,s),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.64(2H,s),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.13(1H,t,J=8.5Hz),7.05−7.10(1H,m),7.16(1H,td,J=7.5,1.1Hz),7.26−7.32(1H,m),7.37−7.49(3H,m),7.58−7.62(1H,m),8.11−8.13(2H,m).
FAB−MS;m/z:893(M+H)+
[実施例88]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピオナート
Figure 2007049575
実施例87の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.13(9H,m),1.25(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.77(3H,s),2.20−2.40(2H,m),2.29(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.8,4.5Hz),2.88−2.92(2H,m),3.11(1H,dd,J=16.2,8.7Hz),3.43(1H,dd,J=11.5,2.4Hz),3.46−3.52(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.31(1H,d,J=8.5Hz),4.62(1H,s),4.88−4.91(2H,m),5.24(1H,d,J=6.8Hz),5.60−5.67(2H,m),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.13(1H,t,J=8.1Hz),7.05−7.10(1H,m),7.14−7.18(1H,m),7.26−7.32(1H,m),7.37−7.49(3H,m),7.58−7.62(1H,m),8.11−8.13(2H,m).
FAB−MS;m/z:923(M+H)+
[実施例89]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(2−フルオロフェニル)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例42で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.72−1.05(21H,m),1.06−2.33(13H,m),1.36(3H,s),1.52(3H,s),1.65(3H,s),1.80(3H,s),2.47(3H,s),2.96(1H,d,J=5.1Hz),4.21−4.23(2H,m),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.78−4.85(2H,m),4.94−4.95(2H,m),5.20(1H,d,J=6.3Hz),5.26(1H,d,J=7.1Hz),5.44−5.60(4H,m),5.96−6.04(2H,m),6.15(1H,t,J=8.8Hz),7.05−7.09(1H,m),7.12−7.16(1H,m),7.21−7.33(2H,m),7.48(2H,t,J=7.3Hz),7.57−7.61(1H,m),8.14−8.16(2H,m).
FAB−MS;m/z:992(M+H)+,1041(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.91−2.10(7H,m),1.20(6H,d,J=6.1Hz),1.27(3H,s),1.49(3H,s),1.64(3H,s),1.77(3H,s),2.28(3H,s),2.36(1H,dd,J=15.0,9.9Hz),2.93(1H,d,J=4.6Hz),4.17(1H,d,J=6.8Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.63(1H,s),4.86−4.98(2H,m),5.25(1H,d,J=6.1Hz),5.32(1H,d,J=6.3Hz),5.46(1H,d,J=10.3Hz),5.58(1H,d,J=17.1Hz),5.71(2H,brs),5.97−6.05(2H,m),6.17(1H,t,J=8.2Hz),7.08(1H,t,J=9.4Hz),7.16(1H,t,J=7.6Hz),7.26−7.32(1H,m),7.40−7.52(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12(2H,d,J=8.3Hz).
FAB−MS;m/z:836(M+H)+,858(M+Na)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.00−2.16(9H,m),1.20(6H,d,J=6.3Hz),1.25(3H,s),1.48(3H,s),1.61(3H,s),1.75(3H,s),2.28(3H,s),2.35(1H,dd,J=15.1,9.8Hz),2.74(1H,dd,J=12.4,5.7Hz),2.83(1H,dd,J=12.4,4.4Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.40(4H,m),4.10(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.31(1H,d,J=8.5Hz),4.63(1H,s),4.87(1H,dd,J=5.6,4.6Hz),4.91(2H,s),5.22(1H,d,J=6.8Hz),5.61−5.75(2H,m),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.15(1H,t,J=8.0Hz),7.05−7.10(1H,m),7.16(1H,t,J=7.6Hz),7.27−7.32(1H,m),7.37−7.48(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),8.11−8.13(2H,m).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例90]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
Figure 2007049575
実施例89の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.88−2.05(9H,m),1.20(6H,d,J=6.1Hz),1.25(3H,s),1.48(3H,s),1.59(3H,s),1.75(3H,s),2.20−2.38(2H,m),2.28(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.9,4.6Hz),2.88−2.93(2H,m),3.11(1H,dd,J=16.2,8.7Hz),3.43(1H,dd,J=11.5,2.6Hz),3.46−3.52(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.12(1H,d,J=7.3Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.31(1H,d,J=8.3Hz),4.63(1H,s),4.86−4.91(3H,m),5.24(1H,d,J=7.1Hz),5.63−5.76(2H,m),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.14(1H,t,J=8.3Hz),7.05−7.10(1H,m),7.16(1H,td,J=7.6,1.0Hz),7.27−7.32(1H,m),7.38−7.48(3H,m),7.58−7.62(1H,m),8.10−8.13(2H,m).
FAB−MS;m/z:909(M+H)+
[実施例91]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−3−フェニルプロピオナート
実施例74の工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.86−2.10(6H,m),1.20(6H,d,J=6.9Hz),1.25(3H,s),1.48(3H,s),1.60(3H,s),1.63(3H,s),2.27(3H,s),2.33−2.40(1H,m),2.91(1H,d,J=5.2Hz),4.15(1H,d,J=6.9Hz),4.24(1H,d,J=8.6Hz),4.32(1H,d,J=8.6Hz),4.62(2H,d,J=9.6Hz),4.85−4.92(2H,m),5.24(1H,d,J=6.1Hz),5.27−5.30(1H,m),5.37(1H,d,J=9.3Hz),5.46(1H,d,J=10.8Hz),5.62(1H,t,J=25.6Hz),5.81(1H,d,J=9.8Hz),5.96−6.05(2H,m),6.10(1H,t,J=8.6Hz),7.27−7.32(1H,m),7.34−7.38(2H,m),7.41−7.49(4H,m),7.55−7.62(1H,m),8.12(2H,dd,J=8.1,1.2Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−3−フェニルプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20(6H,d,J=6.1Hz),1.24(3H,s),1.47(3H,s),1.59−2.17(15H,m),2.27(3H,s),2.35(1H,d,J=15.2,10.1Hz),2.61−2.90(3H,m),3.30−3.43(4H,m),4.08(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.6Hz),4.31(1H,d,J=8.6Hz),4.63(1H,s),4.84−4.92(3H,m),5.19(1H,d,J=6.9Hz),5.36(1H,d,J=9.1H),5.81(1H,d,J=9.1Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.08(1H,t,J=8.3Hz),7.27−7.37(3H,m),7.41−7.49(4H,m),7.58−7.62(1H,m),8.12(2H,dd,J=8.3,1.2Hz).
FAB−MS;m/z:861(M+H)+
[実施例92]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エンおよび(3R,4R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(ジフルオロメチル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノンを原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.60−0.67(6H,m),0.87−1.76(4H,m),0.99(9H,t,J=8.1Hz),1.10−1.12(21H,m),1.19(3H,s),1.37(9H,s),1.59(3H,s),1.75(3H,s),2.03−2.10(1H,m),2.20−2.26(1H,m),2.32−2.42(2H,m),2.34(3H,s),3.17(1H,d,J=5.4Hz),3.92(1H,dd,J=10.2,5.5Hz),4.32−4.40(3H,m),4.64(1H,d,J=8.8Hz),4.80−4.85(2H,m),5.02(1H,d,J=10.3Hz),5.06(1H,d,J=5.9Hz),5.28(1H,d,J=8.8Hz),5.46(1H,d,J=10.8Hz),5.56(1H,d,J=17.7Hz),5.78(1H,td,Jt=56.1,Jd=6.1Hz),5.90(1H,d,J=5.6Hz),6.05(1H,t,J=9.3Hz),6.10−6.18(1H,m),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.59(1H,tt,J=7.5,1.6Hz),8.11(2H,d,J=7.1Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.58−0.66(6H,m),0.93−2.25(7H,m),0.97(9H,t,J=7.8Hz),1.09−1.12(21H,m),1.19(3H,s),1.36(9H,s),1.51(3H,s),1.73(3H,s),1.88(1H,brs),2.30−2.39(2H,m),2.34(3H,s),2.85(2H,d,J=4.9Hz),3.15(1H,d,J=5.4Hz),3.33(4H,t,J=7.0Hz),3.89(1H,dd,J=10.3,5.4Hz),4.30−4.40(3H,m),4.49(1H,d,J=8.8Hz),4.67(1H,t,J=5.0Hz),4.79−4.84(2H,m),5.02(1H,d,J=10.3Hz),5.18(1H,d,J=9.1Hz),5.78(1H,td,Jt=55.9,Jd=6.1Hz),5.88(1H,d,J=5.6Hz),6.05(1H,t,J=8.8Hz),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.59(1H,t,J=7.4Hz),8.11(2H,d,J=7.1Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−1,7−ジヒドロキシ−5,20−エポキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例43の工程3と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25(3H,s),1.39−1.46(1H,m),1.41(9H,s),1.62(3H,s),1.66(3H,s),1.72(3H,s),1.89(1H,s),2.04−2.39(7H,m),2.36(3H,s),2.79−2.95(3H,m),3.33−3.46(4H,m),3.81(1H,d,J=7.11Hz),4.08(1H,brs),4.33(1H,d,J=8.8Hz),4.40(1H,d,J=8.6Hz),4.45−4.56(1H,m),4.63(1H,s),4.87−4.90(1H,m),5.11(1H,s),5.17−5.23(2H,m),5.89(1H,td,Jt=56.1,Jd=5.2Hz),6.06(1H,d,J=4.9Hz),6.11(1H,t,J=8.8Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.13(2H,m).
FAB−MS;m/z:865(M+H)+
[実施例93]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例31の工程2で得た化合物および参考例12の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.16−2.37(9H,m),1.18(3H,s),1.44(9H,s),1.48(3H,s),1.58(3H,s),1.75(3H,s),2.33(3H,s),2.82−3.01(3H,m),2.92(3H,s),2.94(3H,s),3.09(1H,q,J=8.6Hz),3.54−3.60(1H,m),3.95(1H,t,J=8.5Hz),4.09(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.6Hz),4.48−4.59(1H,brm),4.65(1H,s),4.72−4.80(1H,brm),4.93(1H,s),5.07(1H,t,J=3.9Hz),5.19(1H,d,J=6.9Hz),5.28(1H,d,J=10.0Hz),5.89(1H,td,J=56.1,4.7Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=7.8Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.5Hz),8.13(2H,d,J=7.4Hz).
FAB−MS;m/z:921(M+H)+
[実施例94]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[3−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例31の工程2で得た化合物および参考例2の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.15−2.39(9H,m),1.23(3H,s),1.42(9H,s),1.48(3H,s),1.60(3H,s),1.77(3H,s),2.33(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.86(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.91(3H,s),2.96(3H,s),3.39−3.49(2H,m),3.50−3.58(1H,m),3.68−3.75(2H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.6Hz),4.33(1H,d,J=8.6Hz),4.45−4.60(1H,brm),4.64(1H,s),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.92(1H,s),5.22(1H,d,J=6.9Hz),5.26(1H,d,J=9.8Hz),5.90(1H,td,J=55.9,4.9Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.11(1H,t,J=7.8Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.5Hz),8.13(2H,d,J=7.4Hz).
FAB−MS;m/z:921(M+H)+
[実施例95]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,10−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−7−フルオロ−9−オキソ−13−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン
(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−10−[(ベンジルオキシカルボニル)オキシ]−5,20−エポキシ−7−フルオロ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−13−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン(Bioorg.Med.Chem.Lett.2002,12,2815)(1.25g)をエタノール(20ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)の混合溶媒に溶解し、10%パラジウム炭素(0.3g)を加え水素雰囲気下、1時間撹拌した。触媒をろ去後、母液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(1.02g)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.60−0.72(6H,m),1.01(9H,t,J=7.8Hz),1.09(3H,s),1.17(3H,s),1.77(3H,s),1.96(3H,s),2.11−2.36(3H,m),2.30(3H,s),2.52−2.65(1H,m),4.05(1H,d,J=7.2Hz),4.06(1H,s),4.28(1H,d,J=8.3Hz),4.37(1H,d,J=8.3Hz),4.55(1H,dd,J=47.4,4.2Hz),4.95(1H,t,J=8.8Hz),5.05(1H,d,J=8.5Hz),5.27(1H,s),5.71(1H,d,J=7.2Hz),6.41(1H,s),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.60(1H,t,J=7.8Hz),8.12(2H,d,J=7.8Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−7−フルオロ−13−[(トリエチルシリル)オキシ]−1,9,10−トリヒドロキシタクス−11−エン
上記工程1で得た化合物(1.00g)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解し氷冷した。次いで、ボランテトラヒドロフラン錯体(1モル−テトラヒドロフラン溶液)(45ml)を滴下し、同温にて4時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2(v/v)]にて精製し、標記化合物(270mg)を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.59−0.72(6H,m),1.02(9H,t,J=7.8Hz),1.26(3H,s),1.62(3H,s),1.73(3H,s),1.84(3H,d,J=3.4Hz),2.19−2.28(3H,m),2.26(3H,s),2.47−2.55(1H,m),3.23(1H,d,J=2.2Hz),3.45(1H,d,J=5.1Hz),4.11−4.14(1H,m),4.15(1H,d,J=8.3Hz),4.38(1H,d,J=8.3Hz),4.74(1H,dd,J=47.6,4.4Hz),5.01(1H,t,J=8.3Hz),5.03(1H,d,J=8.3Hz),5.33(1H,br),5.99(1H,d,J=7.3Hz),7.47(2H,t,J=8.3Hz),7.56(1H,t,J=8.3Hz),8.11(2H,d,J=8.3Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−7−フルオロ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]−13−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン
上記工程2で得た化合物および3,3−ジエトキシ−1−プロペンを原料に用い、実施例81の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.59−0.73(6H,m),1.01(9H,t,J=7.8Hz),1.17(3H,s),1.53(3H,s),1.62(3H,s),1.74(1H,s),1.88(3H,s),2.06−2.26(3H,m),2.27(3H,s),2.47−2.58(1H,m),3.47(1H,d,J=5.6Hz),4.27(1H,d,J=8.5Hz),4.37(1H,d,J=8.8Hz),4.38(1H,d,J=8.5Hz),4.79(1H,dt,J=45.5,5.0Hz),4.96(1H,brt,J=8.8Hz),5.00(1H,dd,J=7.0,3.2Hz),5.12(1H,d,J=5.9Hz),5.43(1H,d,J=8.8Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.59(1H,d,J=17.1Hz),5.85(1H,d,J=5.6Hz),6.11(1H,ddd,J=17.1,10.5,5.9Hz),7.48(2H,t,J=8.3Hz),7.59(1H,t,J=8.3Hz),8.11(2H,d,J=8.3Hz).
工程4:(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−7−フルオロ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン
上記工程3で得た化合物を原料に用い、実施例84の工程4と同様な操作を行うことにより、標記化合物を無色固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08(3H,s),1.57(3H,s),1.64(3H,s),1.73(1H,s),1.93(3H,s),2.08−2.36(3H,m),2.32(3H,s),2.43−2.55(2H,m),3.58(1H,d,J=5.3Hz),4.27(1H,d,J=7.8Hz),4.28(1H,d,J=8.5Hz),4.40(1H,d,J=7.8Hz),4.78(1H,dt,J=45.8,4.9Hz),4.74−4.79(1H,m),4.94(1H,d,J=4.9Hz),5.13(1H,d,J=6.1Hz),5.45(1H,d,J=8.5Hz),5.49(1H,d,J=10.5Hz),5.59(1H,d,J=17.2Hz),5.90(1H,d,J=5.3Hz),6.14(1H,ddd,J=17.2,10.5,6.1Hz),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.8Hz),8.12(2H,d,J=7.8Hz).
工程5:(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1−ヒドロキシ−5,20−エポキシ−7−フルオロ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程4で得た化合物および(3R,4S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−2−アゼチジノンを原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.82−0.95(21H,m),1.28(3H,s),1.38(9H,s),1.51−2.54(5H,m),1.57(3H,s),1.65(3H,s),1.80(3H,s),2.50(3H,s),3.52(1H,d,J=5.6Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.36−4.42(2H,m),4.73−4.90(1H,m),4.95(1H,brs),4.97−5.02(1H,m),5.12(1H,d,J=5.9Hz),5.41(1H,d,J=8.1Hz),5.47(1H,d,J=11.0Hz),5.56−5.64(2H,m),5.93(1H,d,J=5.4Hz),6.01−6.18(3H,m),7.24−7.29(1H,m),7.40(1H,t,J=9.2Hz),7.48(2H,t,J=7.1Hz),7.58(1H,t,J=7.1Hz),8.14(2H,d,J=8.3Hz),8.40(1H,d,J=3.9Hz).
FAB−MS;m/z:1025(M+H)+
工程6:(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−7−フルオロ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程5で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.82−0.93(21H,m),1.27(3H,s),1.37(9H,s),1.54(3H,s),1.62(3H,s),1.64−2.48(7H,m),1.78(3H,s),2.50(3H,s),2.81−2.91(2H,m),3.35(4H,t,J=7.0Hz),3.49(1H,d,J=5.6Hz),4.29−4.36(2H,m),4.39(1H,d,J=9.0Hz),4.70−4.88(1H,m),4.73(1H,t,J=5.1Hz),4.94(1H,d,J=2.4Hz),4.98(1H,brs),5.31(1H,d,J=8.8Hz),5.61(1H,d,J=9.8Hz),5.90(1H,d,J=5.6Hz),6.06(1H,d,J=10.5Hz),6.12(1H,t,J=9.0Hz),7.24−7.29(1H,m),7.40(1H,t,J=9.1Hz),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.59(1H,t,J=7.6Hz),8.14(2H,d,J=8.5Hz),8.40(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:1068(M+H)+
工程7:(1S,2S,3R,4S,5R,7R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−7−フルオロ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程6で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22(3H,s),1.39(9H,s),1.53−2.55(8H,m),1.57(3H,s),1.62(3H,s),1.77(3H,s),2.36(3H,s),2.83−2.93(2H,m),3.35(4H,t,J=7.1Hz),3.48(1H,d,J=5.1Hz),4.24(1H,d,J=9.0Hz),4.28(1H,d,J=8.8Hz),4.38(1H,d,J=8.5Hz),4.65(1H,d,J=2.7Hz),4.68−4.84(1H,m),4.73(1H,t,J=4.6Hz),4.95(1H,d,J=6.3Hz),5.36(1H,d,J=8.8Hz),5.64(1H,d,J=8.5Hz),5.91(1H,d,J=5.4Hz),6.09(1H,t,J=8.5Hz),6.18(1H,d,J=8.0Hz),7.27−7.33(1H,m),7.42−7.52(3H,m),7.60(1H,t,J=6.8Hz),8.11(2H,d,J=9.0Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:912(M+H)+
[実施例96]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ペンタノアート
Figure 2007049575
実施例73の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.16−1.27(6H,m),1.17−2.37(8H,m),1.23(3H,s),1.48(3H,s),1.61(3H,s),1.72(3H,t,J=19.1Hz),1.73(3H,s),2.34(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.2Hz),2.92(1H,d,J=4.9Hz),3.36(4H,dd,J=11.0,6.9Hz),4.10(1H,d,J=6.9Hz),4.25(1H,d,J=8.6Hz),4.34(1H,d,J=8.6Hz),4.57−4.68(1H,m),4.77(1H,s),4.88(1H,t,J=5.1Hz),4.90−4.97(3H,m),4.93(1H,s),5.21(1H,d,J=6.9Hz),5.44(1H,d,J=10.3Hz),6.01(1H,d,J=4.9Hz),6.15(1H,t,J=7.8Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.58−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:849(M+H)+
[実施例97]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例43の工程1および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。これを粗精製物のまま次反応に付した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−フルオロメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}−1−ヒドロキシ−7−[(トリエチルシリル)オキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物(396mg)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、アルゴン雰囲気下、−78(Cにてジエチルアミノ硫黄トリフルオライド(56(l)を加え、−78(Cで1時間、0(Cで1時間攪拌した。ジエチルアミノ硫黄トリフルオライド(56(l)を追加し、室温でさらに30分間攪拌した後、氷冷下に水を加え分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー[酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2(v/v)]で精製し、標記化合物を白色固体(181mg)として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.60−0.68(6H,m),0.85−2.63(14H,m),0.86−0.94(21H,m),0.99(9H,t,J=7.8Hz),1.26(3H,s),1.37(9H,s),1.52(3H,s),1.77(3H,s),2.48(3H,s),2.82−3.06(3H,m),3.24(1H,d,J=5.6Hz),3.93(1H,dd,J=10.8,4.7Hz),4.34(1H,d,J=8.1Hz),4.43−4.51(2H,m),4.81−4.88(2H,m),4.93(1H,s),5.20−5.27(1H,m),5.62(1H,d,J=9.8Hz),5.89(1H,d,J=5.4Hz),6.04(1H,d,J=10.1Hz),6.12(1H,t,J=9.3Hz),7.24−7.29(1H,m),7.40(1H,t,J=9.3Hz),7.47(2H,t,J=7.4Hz),7.54−7.59(1H,m),8.12(2H,d,J=7.1Hz),8.40(1H,d,J=4.2Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−1,7−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−フルオロメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.32(3H,s),1.40(9H,s),1.62(3H,s),1.68(3H,s),1.76(3H,s),1.88−2.27(6H,m),2.39(3H,s),2.42−2.50(1H,m),2.60(1H,q,J=7.5Hz),2.75−2.88(2H,m),2.94−3.15(4H,m),3.85(1H,d,J=7.4Hz),3.91(1H,brs),4.05−4.11(1H,m),4.32(1H,d,J=8.6Hz),4.40(1H,d,J=8.6Hz),4.64−4.70(2H,m),5.03(1H,dd,J=5.4,3.9Hz),5.10−5.28(3H,m),5.63(1H,d,J=8.6Hz),6.05(1H,d,J=4.9Hz),6.11(1H,t,J=8.6Hz),6.21(1H,d,J=8.6Hz),7.29−7.34(1H,m),7.44−7.52(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz),8.40(1H,d,J=4.4Hz).
FAB−MS;m/z:942(M+H)+
[実施例98]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−メチル−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
実施例49の工程1で得た化合物および参考例12の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01(3H,d,J=6.7Hz),1.03(3H,d,J=6.7Hz),1.07−2.33(10H,m),1.08−1.14(21H,m),1.25(3H,s),1.35(9H,s),1.49(3H,s),1.58(3H,s),1.74(3H,s),2.35(3H,s),2.83−2.92(3H,m),2.91(3H,s),2.93(3H,s),3.08(1H,dd,J=15.4,8.5Hz),3.55(1H,dd,J=10.7,5.9Hz),3.62(1H,t,J=10.0Hz),3.95(1H,t,J=8.5Hz),4.11(1H,d,J=7.3Hz),4.20(1H,d,J=8.0Hz),4.33(1H,d,J=8.0Hz),4.70(1H,s),4.78(1H,d,J=10.5Hz),4.92(1H,brs),5.01(1H,t,J=4.6Hz),5.13(1H,d,J=6.8Hz),5.92−6.00(2H,m),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.11−8.17(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4−メチルペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.02(3H,d,J=6.7Hz),1.05(3H,d,J=6.7Hz),1.19−2.40(13H,m),1.20(3H,s),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.77(3H,s),2.33(3H,s),2.84(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.90−2.97(2H,m),2.92(3H,s),2.94(3H,s),3.09(1H,dd,J=15.4,8.1Hz),3.53−3.60(1H,m),3.81(1H,t,J=9.5Hz),3.95(1H,t,J=8.7Hz),4.05(1H,s),4.08−4.12(1H,m),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.49(1H,s),4.87(1H,d,J=10.5Hz),4.93(1H,s),5.06(1H,t,J=4.8Hz),5.19(1H,d,J=6.3Hz),5.97−6.06(2H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.10−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:912(M+H)+
[実施例99]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[3−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−メチル−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
実施例49の工程1で得た化合物および参考例2の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01(3H,d,J=6.7Hz),1.03(3H,d,J=6.7Hz),1.07−2.34(11H,m),1.08−1.14(21H,m),1.28(3H,s),1.35(9H,s),1.49(3H,s),1.76(3H,s),2.35(3H,s),2.75−2.91(3H,m),2.90(3H,s),2.95(3H,s),3.38−3.48(2H,m),3.54(1H,t,J=7.1Hz),3.63(1H,t,J=10.1Hz),3.68−3.76(2H,m),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.20(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.0Hz),4.71(1H,s),4.77(1H,d,J=10.7Hz),4.84(1H,t,J=3.9Hz),4.92(1H,s),5.16(1H,d,J=7.3Hz),5.92−6.00(2H,m),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.1Hz),8.15(2H,d,J=7.6Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−{(1S)−2−[3−(ジメチルカルバモイル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−4−メチルペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.02(3H,d,J=6.7Hz),1.05(3H,d,J=6.7Hz),1.18−2.42(12H,m),1.24(3H,s),1.38(9H,s),1.48(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.76−2.90(3H,m),2.91(3H,s),2.96(3H,s),3.39−3.49(2H,m),3.50−3.59(1H,m),3.68−3.83(3H,m),4.13(1H,d,J=7.6Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.5Hz),4.49(1H,s),4.84(1H,d,J=10.0Hz),4.88(1H,t,J=5.1Hz),4.92(1H,s),5.22(1H,d,J=7.3Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.04(1H,t,J=7.8Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.16−8.11(2H,m).
FAB−MS;m/z:912(M+H)+
[実施例100]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例34の工程2で得た化合物および参考例24の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.21−2.41(7H,m),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.78(3H,s),2.32(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.3,5.6Hz),2.88−2.95(2H,m),3.26−3.40(2H,m),3.75−3.84(1H,m),3.79(2H,d,J=7.6Hz),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.6Hz),4.32(1H,d,J=8.6Hz),4.37−4.55(3H,m),4.52(1H,s),4.58−4.65(1H,m),4.88(1H,t,J=4.9Hz),4.93(1H,s),5.04−5.15(1H,m),5.19−5.25(1H,m),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.06(1H,t,J=7.6Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.58−7.63(1H,m),8.10−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:849(M+H)+
[実施例101]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メトキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例34の工程2で得た化合物および参考例1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20−2.41(6H,m),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.48(3H,s),1.60(3H,s),1.78(3H,s),2.33(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.86−2.94(2H,m),3.06−3.12(2H,m),3.27(3H,s),3.71−3.78(2H,m),4.04−4.14(2H,m),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.39−4.65(4H,m),4.89(1H,t,J=4.9Hz),4.93(1H,s),5.14(1H,d,J=8.6Hz),5.23(1H,d,J=6.9Hz),6.00(2H,d,J=4.9Hz),6.07(2H,t,J=7.8Hz),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.58−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:861(M+H)+
[実施例102]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4,4−ジフルオロ−2−メチルペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例43の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。これを粗精製物のまま次反応に付した。
FAB−MS;m/z:911(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.27(3H,s),1.49(3H,s),1.61−2.24(10H,m),1.64(3H,s),1.716(3H,s),1.719(3H,s),2.48(3H,s),2.95(1H,d,J=5.2Hz),4.14−4.17(1H,m),4.26(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.37(1H,s),4.94(1H,s),4.98−5.08(1H,m),5.21−5.25(2H,m),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.2Hz),5.96−6.04(2H,m),6.19(1H,t,J=8.8Hz),7.16(1H,d,J=10.1Hz),7.44−7.63(6H,m),7.78−7.82(2H,m),8.14−8.18(2H,m).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルペンタノアート
上記工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25(3H,s),1.48(3H,s),1.54−2.12(12H,m),1.58(3H,s),1.70(3H,s),1.72(3H,s),2.17−2.28(2H,m),2.48(3H,s),2.80−2.94(3H,m),3.11(1H,q,J=8.1Hz),3.40−3.53(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.4,2.8Hz),4.11(1H,d,J=7.4Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.30−4.35(2H,m),4.86(1H,t,J=4.9Hz),4.93(1H,s),4.98−5.07(1H,m),5.16(1H,d,J=7.4Hz),5.98(1H,d,J=5.2Hz),6.17(1H,t,J=8.8Hz),7.13(1H,d,J=10.1Hz),7.44−7.63(6H,m),7.79(2H,d,J=7.6Hz),8.16(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:911(M+H)+
[実施例103]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−4−フルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例44で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.09−1.22(27H,m),1.30(3H,s),1.44(3H,dd,J=24.2,6.3Hz),1.51(3H,s),1.56−2.28(7H,m),1.64(3H,s),1.79(3H,brs),2.34(3H,s),2.93(1H,d,J=4.9Hz),4.05−4.16(1H,m),4.20(2H,d,J=7.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.54−4.84(2H,m),4.88−4.96(3H,m),5.20(1H,d,J=6.1Hz),5.26(1H,d,J=7.3Hz),5.45(1H,d,J=10.3Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.95−6.07(3H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.15(2H,d,J=8.8Hz).
FAB−MS;m/z:966(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−4−フルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08−1.20(27H,m),1.28(3H,s),1.43(3H,dd,J=24.6,6.6Hz),1.50(3H,s),1.58−2.26(9H,m),1.61(3H,s),1.76(3H,s),2.34(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.4,5.9Hz),2.80(1H,dd,J=12.7,4.9Hz),2.91(1H,d,J=4.9Hz),3.31−3.38(4H,m),4.04−4.11(1H,m),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.19(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.53−4.73(1H,m),4.74−4.80(1H,m),4.83(1H,t,J=5.4Hz),4.88−4.94(3H,m),5.17(1H,d,J=7.6Hz),5.94−6.05(2H,m),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=8.0Hz).
FAB−MS;m/z:987(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ペンタノアート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.16(3H,d,J=6.6Hz),1.21(3H,d,J=7.1Hz),1.24(3H,s),1.45(3H,dd,J=24.9,6.3Hz),1.49(3H,s),1.59−2.18(10H,m),1.61(3H,s),1.75(3H,s),2.34(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.82(1H,dd,J=12.5,4.2Hz),2.92(1H,d,J=5.1Hz),3.30−3.40(4H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.24−4.36(1H,m),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.61−4.80(1H,m),4.70(1H,s),4.82−4.97(3H,m),5.09(1H,d,J=10.0Hz),5.21(1H,d,J=6.8Hz),6.01(1H,d,J=5.1Hz),6.12(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=8.8Hz).
FAB−MS;m/z:831(M+H)+
[実施例104]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−4−フルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
実施例103の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.07−1.21(27H,m),1.28(3H,s),1.43(3H,dd,J=24.6,5.9Hz),1.50(3H,s),1.55−2.28(10H,m),1.59(3H,s),1.76(3H,s),2.34(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.7,5.4Hz),2.89(1H,dd,J=12.9,5.1Hz),2.91(1H,d,J=5.9Hz),3.09(1H,dd,J=16.1,9.0Hz),3.39−3.52(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.2,2.9Hz),4.04−4.12(1H,m),4.14(1H,d,J=7.3Hz),4.19(1H,d,J=8.8Hz),4.35(1H,d,J=7.8Hz),4.54−4.73(1H,m),4.73−4.81(1H,m),4.84(1H,t,J=5.1Hz),4.88−4.95(3H,m),5.19(1H,d,J=7.3Hz),5.93−6.05(2H,m),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=7.3Hz).
FAB−MS;m/z:1017(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)ペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.17(3H,d,J=7.1Hz),1.21(3H,d,J=7.3Hz),1.23(3H,s),1.45(3H,dd,J=23.9,5.6Hz),1.49(3H,s),1.54−2.32(11H,m),1.58(3H,s),1.75(3H,s),2.34(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.86−2.94(2H,m),3.10(1H,dd,J=16.1,8.5Hz),3.39−3.52(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.4,2.8Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24−4.34(1H,m),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.1Hz),4.61−4.80(1H,m),4.70(1H,brs),4.83−4.98(3H,m),5.11(1H,d,J=10.3Hz),5.23(1H,d,J=7.1Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.11(1H,t,J=8.2Hz),7.48(2H,t,J=8.3Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:861(M+H)+
[実施例105]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例45の工程3で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。これを粗精製物のまま次反応に付した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18−1.30(9H,m),1.49(3H,s),1.60−2.31(7H,m),1.63(3H,s),1.65(3H,s),1.77(3H,s),2.43(3H,s),2.96(1H,d,J=5.2Hz),4.18(1H,d,J=7.1Hz),4.27(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.6Hz),4.38−4.49(1H,m),4.66(1H,s),4.82−4.99(2H,m),5.23−5.31(2H,m),5.48(2H,t,J=11.0Hz),5.58(1H,d,J=17.7Hz),5.95−6.25(4H,m),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=7.4Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20(3H,d,J=6.4Hz),1.23(3H,d,J=6.4Hz),1.27(3H,s),1.48(3H,s),1.60−2.24(9H,m),1.62(3H,s),1.63(3H,s),1.75(3H,s),2.42(3H,s),2.75(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.94(1H,d,J=5.2Hz),3.32−3.40(4H,m),4.11(1H,d,J=6.9Hz),4.27(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.37−4.48(1H,m),4.64(1H,brs),4.85−4.94(3H,m),5.20(1H,d,J=6.9Hz),5.47(1H,d,J=10.5Hz),5.95−6.24(3H,m),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=7.4Hz).
FAB−MS;m/z:849(M+H)+
[実施例106]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
Figure 2007049575
実施例53の工程2で得た化合物および参考例24の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.21−2.49(8H,m),1.29(3H,s),1.42(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.81(3H,s),2.46(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.92(1H,dd,J=12.4,4.5Hz),2.96(1H,d,J=5.1Hz),3.27−3.40(2H,m),3.75−3.85(2H,m),4.16(1H,d,J=7.1Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.88(1H,t,J=5.0Hz),4.94(1H,s),4.99(1H,s),5.05−5.26(2H,m),5.44(1H,dd,J=8.8,1.5Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.05−6.14(2H,m),7.25(2H,t,J=4.9Hz),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.56−7.62(2H,m),8.75(2H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:895(M+H)+
[実施例107]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]−4,4,4−トリフルオロブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例46の工程3で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.68−0.83(6H,m),1.01(9H,t,J=7.8Hz),1.24(3H,s),1.51(3H,s),1.60−2.08(9H,m),1.63(3H,s),1.75(3H,s),2.15−2.22(1H,m),2.57(3H,s),2.87(1H,d,J=4.9Hz),4.17(1H,d,J=7.1Hz),4.26(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.6Hz),4.94(1H,s),5.17−5.26(3H,m),5.45(1H,d,J=10.3Hz),5.57(1H,d,J=17.4Hz),5.95−6.10(3H,m),6.76(1H,d,J=9.3Hz),7.40−7.45(2H,m),7.49−7.54(3H,m),7.60−7.64(1H,m),7.68−7.70(2H,m),8.17−8.21(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.66−0.82(6H,m),1.01(9H,t,J=8.2Hz),1.22(3H,s),1.50(3H,s),1.57(3H,s),1.60−2.03(8H,m),1.72(3H,s),1.92(3H,s),2.15−2.27(2H,m),2.56(3H,s),2.78−2.90(3H,m),3.09(1H,q,J=8.3Hz),3.39−3.50(3H,m),3.62(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.10−4.12(1H,m),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.84(1H,t,J=4.8Hz),4.93(1H,s),5.15−5.22(2H,m),5.95(1H,d,J=4.9Hz),6.05(1H,t,J=9.0Hz),6.76(1H,d,J=9.8Hz),7.42(2H,t,J=7.8Hz),7.51(3H,t,J=7.6Hz),7.62(1H,t,J=7.4Hz),7.68(2H,d,J=7.6Hz),8.18(2H,d,J=7.6Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−ヒドロキシ−2−メチル−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22(3H,s),1.47(3H,s),1.57(3H,s),1.61(3H,s),1.62−2.28(10H,m),1.75(3H,s),2.48(3H,s),2.79−2.92(3H,m),3.09(1H,q,J=8.1Hz),3.39−3.51(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.4,3.1Hz),4.07(1H,d,J=7.1Hz),4.26(1H,d,J=8.5Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.72(1H,brs),4.84(1H,t,J=5.1Hz),4.92(1H,s),5.11(1H,d,J=7.1Hz),5.32−5.40(1H,m),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.17(1H,t,J=8.7Hz),7.11(1H,d,J=10.0Hz),7.43−7.56(5H,m),7.61(1H,t,J=7.3Hz),7.78(2H,d,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:915(M+H)+
[実施例108]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
実施例34の工程1で得た化合物および参考例37で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.02(3H,s),1.11−1.21(21H,m),1.27(3H,s),1.37(9H,s),1.50(3H,s),1.59−2.02(13H,m),1.77(3H,s),2.17−2.27(3H,m),2.33(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.8,5.4Hz),2.93(1H,d,J=5.4Hz),3.01−3.06(2H,m),3.21(1H,t,J=8.0Hz),3.48−3.53(1H,m),4.17(2H,dd,J=12.3,7.8Hz),4.32−4.48(4H,m),4.78−4.80(2H,m),4.86(1H,t,J=5.0Hz),4.91(1H,s),5.19(1H,d,J=7.4Hz),5.95(1H,d,J=5.2Hz),6.02(1H,t,J=9.0Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=7.1Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)アゼチジノ]エチリデンジオキシ}−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.03(3H,s),1.15(3H,s),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.60−2.03(11H,m),1.79(3H,m),2.18−2.41(2H,m),2.33(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.8,5.2Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.00−3.07(2H,m),3.22(1H,t,J=7.9Hz),3.49−3.53(1H,m),4.15(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.41−4.53(5H,m),4.90(1H,t,J=4.8Hz),4.94(1H,s),5.10(1H,d,J=8.3Hz),5.25(1H,d,J=7.3Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.05−6.11(1H,m),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.3Hz).
FAB−MS;m/z:889(M+H)+
[実施例109]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート(Bioorg.Med.Chem.Lett.2004,14,3209)および参考例47で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.80−1.00(21H,m),1.16(3H,d,J=6.6Hz),1.21−2.11(4H,m),1.35(3H,s),1.38(9H,s),1.53(3H,s),1.63(3H,s),1.79(3H,s),2.27−2.42(2H,m),2.48(3H,s),2.58−2.88(6H,m),2.97(1H,d,J=5.6Hz),3.61(2H,dd,J=12.8,5.7Hz),4.15(1H,d,J=7.3Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.84(1H,t,J=5.0Hz),4.92−4.99(2H,m),5.18(1H,d,J=7.1Hz),5.60(1H,d,J=9.5Hz),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.03−6.15(2H,m),7.23−7.30(1H,m),7.37−7.42(1H,m),7.47(2H,t,J=7.6Hz),7.55−7.63(1H,m),8.13−8.20(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
ESI−MS;m/z:1065(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.00−2.25(7H,m),1.18(3H,d,J=6.8Hz),1.28(3H,s),1.39(9H,d,J=12.9Hz),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.45(1H,t,J=12.2Hz),2.59−3.03(6H,m),3.58−3.75(2H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.67(1H,d,J=2.4Hz),4.91(2H,s),5.22(1H,d,J=7.3Hz),5.65(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.4Hz),6.20(1H,d,J=8.8Hz),7.25−7.35(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.09−8.18(2H,m),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
ESI−MS;m/z:908(M+H)+
[実施例110]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
実施例34の工程1で得た化合物および参考例26で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.04−1.20(21H,m),1.27(3H,s),1.37(9H,s),1.50(3H,s),1.60(3H,s),1.77(3H,s),1.87−2.06(7H,m),2.20−2.27(3H,m),2.33(3H,s),2.77(1H,dd,J=12.8,5.5Hz),2.91(2H,dd,J=13.0,4.4Hz),3.07(1H,q,J=8.3Hz),3.41−3.51(3H,m),3.64(1H,dd,J=11.3,2.7Hz),4.10−4.20(2H,m),4.32−4.48(4H,m),4.79−4.80(2H,m),4.84(1H,t,J=5.0Hz),4.91(1H,s),5.18(1H,d,J=7.4Hz),5.96(1H,d,J=5.2Hz),6.02(1H,t,J=9.0Hz),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.5Hz),8.15(2H,d,J=7.4Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18−2.07(9H,m),1.24(3H,s),1.42(9H,s),1.48(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),2.20−2.41(2H,m),2.33(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.7,5.6Hz),2.88−2.95(2H,m),3.08(1H,q,J=8.2Hz),3.41−3.52(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.4,2.8Hz),4.13(1H,d,J=6.9Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.38−4.63(4H,m),4.89(1H,t,J=4.9Hz),4.94(1H,s),5.11(1H,d,J=8.8Hz),5.23(1H,d,J=6.9Hz),6.01(1H,d,J=5.1Hz),6.07(1H,t,J=8.2Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.60−7.64(1H,m),8.13(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:861(M+H)+
[実施例111]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例82の工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.90−0.94(21H,m),1.17−1.21(6H,m),1.35(3H,s),1.52(3H,s),1.63(3H,s),1.78(3H,s),1.91−2.14(7H,m),2.33(2H,d,J=9.3Hz),2.47(3H,s),2.71−2.83(2H,m),2.96(1H,d,J=5.1Hz),3.33−3.37(4H,m),4.15(1H,d,J=7.3Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.36(1H,d,J=8.1Hz),4.79−4.84(2H,m),4.95−4.98(2H,m),5.17(1H,d,J=7.3Hz),5.62(1H,d,J=9.5Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.07−6.14(2H,m),7.24−7.28(1H,m),7.40(1H,t,J=8.8Hz),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.59(1H,t,J=7.5Hz),8.16(2H,d,J=7.3Hz),8.38(1H,d,J=4.6Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19−1.24(6H,m),1.28(3H,s),1.49(3H,s),1.62(3H,s),1.76(3H,s),1.81−1.93(5H,m),2.03−2.16(4H,m),2.33(3H,s),2.38−2.44(1H,m),2.72−2.85(2H,m),2.93(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.40(4H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=7.8Hz),4.70(1H,d,J=2.9Hz),4.85−4.91(3H,m),5.21(1H,d,J=7.1Hz),5.71(1H,d,J=8.8Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.11(1H,t,J=8.4Hz),6.27(1H,d,J=8.5Hz),7.28−7.32(1H,m),7.42−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,dd,J=8.3,1.2Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:880(M+H)+
[実施例112]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例82の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.90−0.94(21H,m),1.18−1.21(6H,m),1.35(3H,s),1.52(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),1.92−2.05(7H,m),2.21−2.34(3H,m),2.48(3H,s),2.79−2.97(3H,m),3.08−3.13(1H,m),3.41−3.51(3H,m),3.64(1H,dd,J=11.6,2.6Hz),4.20(2H,dd,J=18.1,7.8Hz),4.36(1H,d,J=8.3Hz),4.79−4.85(2H,m),4.95−4.97(2H,m),5.20(1H,d,J=7.6Hz),5.62(1H,d,J=9.6Hz),5.96(1H,d,J=4.9Hz),6.07−6.15(2H,m),7.25−7.29(1H,m),7.38−7.49(3H,m),7.59(1H,t,J=6.9Hz),8.16(2H,d,J=8.1Hz),8.39(1H,d,J=4.4Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19−1.23(6H,m),1.28(3H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.76(3H,s),1.81−2.09(9H,m),2.20−2.42(2H,m)2.33(3H,s),2.80−2.93(3H,m),3.10(1H,q,J=8.2Hz),3.41−3.51(3H,m),3.66(1H,dd,J=11.5,3.2Hz),4.13(1H,d,J=7.3Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=7.6Hz),4.70(1H,s),4.85−4.91(3H,m),5.23(1H,d,J=7.1Hz),5.70(1H,d,J=8.5Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.11(1H,t,J=8.5Hz),6.27(1H,d,J=8.1Hz),7.28−7.33(1H,m),7.43−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=7.1Hz),8.40(1H,d,J=4.6Hz).
FAB−MS;m/z:910(M+H)+
[実施例113]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
実施例34の工程1で得た化合物および参考例47で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
ESI−MS;m/z:1001(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.17(3H,d,J=6.8Hz),1.24(3H,s),1.28−2.44(7H,m),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),2.33(3H,s),2.63−2.93(7H,m),3.57−3.71(2H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.37−4.69(4H,m),4.86−4.98(2H,m),5.11(1H,d,J=9.0Hz),5.23(1H,d,J=7.3Hz),6.01(1H,d,J=4.9Hz),6.03−6.12(1H,m),7.44−7.54(2H,m),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.3Hz).
ESI−MS;m/z:845(M+H)+
[実施例114]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−[(1S)−2−(3,3−ジフルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
実施例34の工程1で得た化合物および参考例48の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
ESI−MS;m/z:1023(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−9,10−[(1S)−2−(3,3−ジフルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25(3H,s),1.33−2.45(7H,m),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.80(3H,s),2.33(3H,s),2.88(1H,dd,J=12.2,5.6Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),2.99(1H,dd,J=12.2,4.0Hz),3.74(4H,td,J=12.0,2.0Hz),4.14(1H,d,J=6.8Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.29−4.67(5H,m),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.87−4.98(2H,m),5.10(1H,d,J=8.8Hz),5.24(1H,d,J=6.8Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.07(1H,t,J=8.3Hz),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.62(1H,t,J=7.8Hz),8.13(2H,d,J=7.8Hz).
ESI−MS;m/z:867(M+H)+
[実施例115]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1−メチル)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
実施例81の工程1で得た化合物および参考例18の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08−1.19(21H,m),1.08−2.34(6H,m),1.30(3H,s),1.38(9H,s),1.43(3H,s),1.47(3H,s),1.65(3H,s),1.81(3H,s),2.33(3H,s),2.92(1H,d,J=4.9Hz),4.18(1H,d,J=8.6Hz),4.24(1H,d,J=7.1Hz),4.31−4.52(5H,m),4.76−4.81(2H,m),4.92(1H,s),5.20(1H,dd,J=10.9,1.1Hz),5.44(1H,dd,J=17.5,1.1Hz),5.60(1H,d,J=7.1Hz),5.95(1H,d,J=5.1Hz),6.01−6.11(2H,m),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.58−7.63(1H,m),8.13−8.17(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1−メチル)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24−2.41(7H,m),1.26(3H,s),1.42(9H,s),1.50(3H,s),1.59(3H,s),1.65(3H,s),1.82(3H,s),2.33(3H,s),2.92(1H,d,J=4.9Hz),4.19−4.26(2H,m),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.38−4.66(5H,m),4.94(1H,s),5.07−5.14(1H,m),5.21(1H,d,J=11.0Hz),5.44(1H,d,J=17.4Hz),5.64(1H,d,J=7.1Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.03−6.12(2H,m),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.57−7.63(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1−メチル)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.39(9H,m),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.44(3H,s),1.54(3H,s),1.61(3H,s),1.80(3H,s),2.33(3H,s),2.73(1H,d,J=12.7Hz),2.77(1H,d,J=12.7Hz),2.94(1H,d,J=4.9Hz),3.33−3.39(4H,m),4.17(1H,d,J=7.4Hz),4.26(1H,d,J=8.6Hz),4.33(1H,d,J=8.6Hz),4.40−4.65(5H,m),4.94(1H,s),5.09(1H,d,J=9.1Hz),5.60(1H,d,J=7.4Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.08(1H,t,J=7.8Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.5Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:845(M+H)+
[実施例116]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{1−メチル−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例115の工程2で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.39(10H,m),1.23(3H,s),1.41(9H,s),1.45(3H,s),1.54(3H,s),1.58(3H,s),1.80(3H,s),2.33(3H,s),2.77(1H,d,J=12.7Hz),2.83(1H,d,J=12.7Hz),2.94(1H,d,J=5.1Hz),3.11(1H,q,J=7.8Hz),3.41(1H,d,J=11.5Hz),3.45−3.53(2H,m),3.62(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.19(1H,d,J=7.6Hz),4.27(1H,s),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.39−4.65(5H,m),4.94(1H,s),5.08(1H,d,J=9.1Hz),5.61(1H,d,J=7.6Hz),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.07(1H,t,J=7.6Hz),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:875(M+H)+
[実施例117]
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−メチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
Figure 2007049575
実施例34の工程2で得た化合物および参考例49で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.15−2.41(8H,m),1.23(3H,d,J=6.1Hz),1.24(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.79(3H,s),2.33(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.6,4.3Hz),2.87(1H,dd,J=12.7,5.4Hz),2.91−3.01(2H,m),3.25−3.33(1H,m),3.50−3.54(1H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.6Hz),4.33(1H,d,J=8.6Hz),4.39−4.65(4H,m),4.91(2H,t,J=5.4Hz),5.12(1H,d,J=8.6Hz),5.24(1H,d,J=7.1Hz),6.01(2H,d,J=4.9Hz),6.07(2H,t,J=7.6Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:845(M+H)+
[実施例118]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,5−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例50の工程5で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.05−1.22(21H,m),1.27(3H,s),1.32−2.44(7H,m),1.37(9H,s),1.51(3H,s),1.58(3H,s),1.79(3H,s),2.32(3H,s),2.92(1H,d,J=4.9Hz),4.16−4.22(2H,m),4.31−4.41(2H,m),4.51−4.99(6H,m),5.20(1H,d,J=6.3Hz),5.26(1H,d,J=8.4Hz),5.45(1H,d,J=10.3Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.94−6.06(3H,m),7.44−7.54(2H,m),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=7.4Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,5−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
ESI−MS;m/z:1019(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24(3H,s),1.24−2.41(10H,m),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.77(3H,s),2.34(3H,s),2.72−2.95(3H,m),3.42(4H,brs),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.45−4.94(7H,m),5.05(1H,d,J=9.8Hz),5.23(1H,d,J=6.8Hz),6.01(1H,d,J=5.4Hz),6.04−6.16(1H,m),7.43−7.53(2H,m),7.62(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.4Hz).
ESI−MS;m/z:863(M+H)+
[実施例119]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例82の工程1で得た化合物および参考例26で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.90−0.94(21H,m),1.14−1.22(8H,m),1.35(3H,s),1.51(3H,s),1.62(3H,s),1.79(3H,s),1.91−2.00(5H,m),2.21−2.34(3H,m),2.47(3H,s),2.78(1H,dd,J=12.9,5.5Hz),2.89−2.97(2H,m),3.08(1H,q,J=8.3Hz),3.42−3.51(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.4,2.8Hz),4.19(2H,dd,J=15.2,7.8Hz),4.36(1H,d,J=8.1Hz),4.79−4.86(2H,m),4.95−4.98(2H,m),5.18(1H,d,J=7.1Hz),5.62(1H,d,J=9.8Hz),5.97(1H,d,J=4.9Hz),6.09−6.15(2H,m),7.25−7.29(1H,m),7.38−7.49(3H,m),7.59(1H,t,J=7.4Hz),8.16(2H,d,J=7.4Hz),8.38(1H,d,J=4.7Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.14−1.26(8H,m),1.28(3H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.76(3H,s),1.81−2.09(7H,m),2.22−2.44(2H,m),2.33(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.7,5.6Hz),2.91−2.95(2H,m),3.08(1H,q,J=8.3Hz),3.42−3.50(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.09−4.14(1H,m),4.23(1H,d,J=8.6Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.70(1H,d,J=2.9Hz),4.83−4.91(3H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.70(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.11(1H,t,J=8.3Hz),6.27(1H,d,J=8.6Hz),7.28−7.32(1H,m),7.44−7.49(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.13(2H,d,J=7.4Hz),8.40(1H,d,J=4.7Hz).
FAB−MS;m/z:910(M+H)+
[実施例120]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,5−ジフルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ペンタノアート
実施例118の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
ESI−MS;m/z:1049(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.23(3H,s),1.29−2.41(11H,m),1.40(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.77(3H,s),2.34(3H,s),2.80−2.98(3H,m),3.14(1H,q,J=8.2Hz),3.39−3.59(3H,m),3.62−3.72(1H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.5Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.45−4.94(7H,m),5.07(1H,d,J=10.0Hz),5.24(1H,d,J=7.3Hz),5.99(1H,d,J=5.1Hz),6.03−6.16(1H,m),7.43−7.53(2H,m),7.62(1H,t,J=7.3Hz),8.13(2H,d,J=7.3Hz).
ESI−MS;m/z:893(M+H)+
[実施例121]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例54の工程6で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−ヒドロキシ−2−メチルペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01(3H,t,J=7.1Hz),1.26(3H,s),1.49(3H,s),1.52−2.24(9H,m),1.61(3H,s),1.63(3H,s),1.68(3H,s),2.50(3H,s),2.92(1H,d,J=5.1Hz),4.14(1H,d,J=7.6Hz),4.26(1H,d,J=9.0Hz),4.30−4.36(2H,m),4.54(1H,dt,J=3.7,10.2Hz),4.95(1H,s),5.19−5.24(2H,m),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.6Hz),5.94−6.05(2H,m),6.19(1H,t,J=8.9Hz),6.56(1H,d,J=10.5Hz),7.39−7.64(6H,m),7.75(2H,d,J=8.5Hz),8.16(2H,d,J=9.0Hz).
ESI−MS;m/z:802(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−ヒドロキシ−2−メチルペンタノアート
上記工程2で得た化合物および参考例52で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01(3H,t,J=7.4Hz),1.24(3H,s),1.45−2.29(12H,m),1.48(3H,s),1.58(3H,s),1.61(3H,s),1.66(3H,s),2.50(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.7,5.1Hz),2.85−2.92(2H,m),3.05−3.13(1H,m),3.38−3.52(3H,m),3.64(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.09(1H,d,J=7.1Hz),4.23−4.36(3H,m),4.54(1H,td,J=10.7,2.8Hz),4.85(1H,t,J=4.9Hz),4.94(1H,s),5.15(1H,d,J=7.1Hz),5.98(1H,d,J=5.4Hz),6.17(1H,t,J=8.4Hz),6.54(1H,d,J=10.3Hz),7.39−7.64(6H,m),7.74(2H,d,J=8.5Hz),8.16(2H,d,J=8.5Hz).
ESI−MS;m/z:875(M+H)+
[実施例122]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−(2−プロペニリデンジオキシ)]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例55の工程7で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.61−0.79(6H,m),0.98(9H,t,J=8.0Hz),1.34(3H,s),1.35(9H,s),1.40−2.25(7H,m),1.51(3H,s),1.65(3H,s),1.74(3H,s),1.76(3H,s),2.49(3H,s),2.89(1H,d,J=4.9Hz),4.18(1H,d,J=7.2Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.30−4.45(3H,m),4.57−4.74(1H,m),4.83(1H,d,J=9.3Hz),4.91(1H,s),5.21(1H,d,J=6.4Hz),5.26(1H,d,J=7.4Hz),5.46(1H,d,J=10.3Hz),5.58(1H,d,J=17.4Hz),5.95−6.04(2H,m),6.14(1H,t,J=9.3Hz),7.49(2H,t,J=7.4Hz),7.60(1H,t,J=6.9Hz),8.16(2H,d,J=8.3Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.61−0.79(6H,m),0.98(9H,t,J=7.8Hz),1.33(3H,s),1.34−2.24(10H,m),1.35(9H,s),1.51(3H,s),1.61(3H,s),1.73(3H,s),1.74(3H,s),2.49(3H,s),2.82−2.95(2H,m),3.49−3.54(3H,m),4.22−4.36(3H,m),4.40−4.45(1H,m),4.57−4.62(1H,m),4.68−4.78(2H,m),4.84(1H,d,J=10.0Hz),4.89−4.95(2H,m),5.17(1H,d,J=7.1Hz),5.94(1H,d,J=5.1Hz),6.13(1H,t,J=8.8Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.8Hz),8.16(2H,d,J=7.4Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.28(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.60−2.17(9H,m),1.61(3H,s),1.62(3H,s),1.77(3H,s),2.24(1H,dd,J=14.7,9.3Hz),2.43(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.83(1H,dd,J=12.5,4.3Hz),2.95(1H,d,J=4.9Hz),3.32−3.38(4H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.17−4.29(2H,m),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.54−4.60(1H,m),4.66−4.72(1H,m),4.87(1H,t,J=4.8Hz),4.91(1H,s),5.20(1H,d,J=6.9Hz),5.28−5.30(1H,m),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.18(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=7.6Hz).
FAB−MS;m/z:845(M+H)+
[実施例123]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−(2−プロペニリデンジオキシ)]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−メチル−3−オキセタニル)−2−[(トリエチルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例51の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.56−0.71(6H,m),0.98(9H,t,J=7.8Hz),1.19−2.29(7H,m),1.30(3H,s),1.39(9H,s),1.51(3H,s),1.54(3H,s),1.64(3H,s),1.78(3H,s),2.36(3H,s),2.91(1H,d,J=4.6Hz),3.96(1H,dd,J=10.5,2.0Hz),4.18−4.28(4H,m),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.60(1H,d,J=2.2Hz),4.64(1H,d,J=5.9Hz),4.74(1H,d,J=6.6Hz),4.92(1H,s),5.20(1H,d,J=6.3Hz),5.26(1H,d,J=6.8Hz),5.33(1H,d,J=10.5Hz),5.45(1H,d,J=10.7Hz),5.57(1H,d,J=17.3Hz),5.94−6.06(3H,m),7.46−7.51(2H,m),7.57−7.64(1H,m),8.16−8.11(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−メチル−3−オキセタニル)−2−[(トリエチルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物および参考例24の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.55−0.71(6H,m),0.98(9H,t,J=8.0Hz),1.22−2.24(7H,m),1.29(3H,s),1.39(9H,s),1.50(3H,s),1.53(3H,s),1.60(3H,s),1.76(3H,s),2.36(3H,s),2.81(1H,dd,J=12.4,5.6Hz),2.87−2.94(2H,m),3.25−3.40(2H,m),3.73−3.88(2H,m),3.96(1H,d,J=10.2Hz),4.15(1H,d,J=7.6Hz),4.18−4.29(3H,m),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.60(1H,s),4.64(1H,d,J=5.9Hz),4.74(1H,d,J=6.3Hz),4.84(1H,t,J=5.0Hz),4.92(1H,brs),5.06−5.28(2H,m),5.34(1H,d,J=10.7Hz),5.95(1H,d,J=4.9Hz),6.02(1H,t,J=8.5Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.3Hz),8.16−8.11(2H,m).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−フルオロアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(3−メチル−3−オキセタニル)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.24(3H,s),1.37−2.41(7H,m),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.54(3H,s),1.61(3H,s),1.81(3H,s),2.31(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.3,5.9Hz),2.88−2.95(2H,m),3.26−3.40(2H,m),3.75−3.86(2H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.20−4.35(6H,m),4.48(1H,s),4.67(1H,d,J=6.1Hz),4.80(1H,d,J=6.8Hz),4.90(1H,dd,J=5.4,4.4Hz),4.93(1H,brs),5.27−5.05(2H,m),5.36(1H,d,J=10.3Hz),6.00(1H,d,J=4.4Hz),6.07(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,tt,J=7.3,1.5Hz),8.15−8.10(2H,m).
FAB−MS;m/z:887(M+H)+
[実施例124]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例56で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルペンタノアート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.13(3H,s),0.23(3H,s),0.94(9H,s),1.15(3H,d,J=6.1Hz),1.20(3H,d,J=6.1Hz),1.21−2.32(11H,m),1.32(3H,s),1.50(3H,s),1.60(3H,s),1.66(3H,t,J=19.4Hz),1.72(3H,s),1.85(3H,s),2.45(3H,s),2.80−2.93(3H,m),3.11(1H,q,J=8.1Hz),3.41−3.52(3H,m),3.64(1H,dd,J=11.3,3.2Hz),4.24(1H,d,J=8.1Hz),4.30−4.43(1H,m),4.33(1H,d,J=8.8Hz),4.76−4.85(1H,m),4.86(1H,t,J=4.7Hz),4.93(1H,s),5.14(1H,d,J=10.3Hz),5.18(1H,d,J=7.4Hz),5.97(1H,d,J=4.9Hz),6.10(1H,t,J=9.1Hz),7.50(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.5Hz),8.16(2H,d,J=7.8Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルペンタノアート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18(3H,d,J=6.1Hz),1.22(3H,d,J=6.1Hz),1.28(3H,s),1.49(3H,s),1.58−2.28(14H,m),1.60(3H,s),1.67(3H,s),1.75(3H,s),2.45(3H,s),2.81−2.93(3H,m),3.11(1H,q,J=8.3Hz),3.42−3.51(3H,m),3.66(1H,d,J=11.5Hz),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.25(1H,d,J=8.6Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.47−4.56(1H,m),4.87−4.92(3H,m),5.20(1H,d,J=6.6Hz),5.43(1H,d,J=10.3Hz),5.98(1H,d,J=3.7Hz),6.18(1H,t,J=8.6Hz),7.49(2H,t,J=7.2Hz),7.62(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=8.3Hz).
FAB−MS;m/z:893(M+H)+
[実施例125]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
実施例122の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.61−0.78(6H,m),0.98(9H,t,J=8.1Hz),1.31−2.27(11H,m),1.33(3H,s),1.35(9H,s),1.51(3H,s),1.60(3H,s),1.74(6H,s),2.49(3H,s),2.78−2.96(3H,m),3.10(1H,dd,J=15.9,8.8Hz),3.39−3.53(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.6,2.9Hz),4.09−4.45(4H,m),4.57−4.73(1H,m),4.82−5.00(3H,m),5.19(1H,d,J=7.4Hz),5.94(1H,d,J=5.1Hz),6.13(1H,t,J=9.3Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.16(2H,d,J=7.6Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.28(3H,s),1.39−2.08(8H,m),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.60(3H,s),1.61(3H,s),1.77(3H,s),2.20−2.27(3H,m),2.43(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.7Hz),2.91(1H,dd,J=13.0,5.1Hz),2.94(1H,d,J=5.1Hz),3.10(1H,dd,J=16.2,8.8Hz),3.41−3.52(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.19−4.28(1H,m),4.26(1H,d,J=8.6Hz),4.32(1H,d,J=8.6Hz),4.57(1H,d,J=4.4Hz),4.69(1H,d,J=4.4Hz),4.89(1H,t,J=5.0Hz),4.91(1H,s),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.31(1H,d,J=10.5Hz),5.97(1H,d,J=4.9Hz),6.17(1H,t,J=8.6Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.6Hz),8.15(2H,d,J=7.1Hz).
FAB−MS;m/z:875(M+H)+
[実施例126]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−4,4,4−トリフルオロブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例59の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.14(3H,s),0.24(3H,s),0.92(9H,s),1.15(3H,d,J=6.4Hz),1.20(3H,d,J=6.4Hz),1.32(3H,s),1.50(3H,s),1.56−2.29(10H,m),1.60(3H,s),1.72(3H,s),1.85(3H,s),2.46(3H,s),2.79−2.91(3H,m),3.10(1H,q,J=8.3Hz),3.40−3.51(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.12(1H,d,J=7.4Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.3Hz),4.33−4.50(1H,m),4.62−4.70(1H,m),4.79−4.87(2H,m),4.92(1H,s),5.16−5.19(1H,m),5.96(1H,d,J=5.1Hz),6.08−6.18(1H,m),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,t,J=7.1Hz),8.16(2H,d,J=8.1Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−4,4,4−トリフルオロブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19(3H,d,J=6.4Hz),1.23(3H,d,J=6.4Hz),1.27(3H,s),1.48(3H,s),1.60−2.09(8H,m),1.60(3H,s),1.69(3H,s),1.72(3H,s),2.17−2.28(2H,m),2.43(3H,s),2.81−2.94(3H,m),3.11(1H,dd,J=15.9,8.0Hz),3.43(1H,dd,J=11.7,2.0Hz),3.46−3.53(2H,m),3.66(1H,dd,J=11.3,2.9Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.26(1H,d,J=8.6Hz),4.33(1H,d,J=8.6Hz),4.66(1H,s),4.76−4.96(4H,m),5.20(1H,d,J=6.9Hz),5.50(1H,d,J=10.3Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.21(1H,t,J=8.5Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.62(1H,t,J=7.2Hz),8.15(2H,d,J=7.8Hz).
FAB−MS;m/z:897(M+H)+
[実施例127]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−(2−プロペニリデンジオキシ)]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−3−シクロプロピル−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例58の工程7で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.39−0.42(1H,m),0.62−0.69(3H,m),1.10−1.34(26H,m),1.51(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),1.87−1.93(3H,m),2.03−2.06(1H,m),2.19(2H,d,J=8.8Hz),2.39(3H,s),2.89(1H,d,J=4.7Hz),3.93(1H,td,J=9.4,1.1Hz),4.20(2H,dd,J=12.1,7.7Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.81(1H,d,J=1.5Hz),4.94(1H,s),5.19(1H,dd,J=6.6,2.5Hz),5.24(1H,d,J=6.9Hz),5.45(1H,d,J=10.3Hz),5.56(1H,d,J=17.2Hz),5.95−6.06(3H,m),6.63(1H,d,J=9.3Hz),7.38−7.53(5H,m),7.59−7.63(1H,m),7.70(2H,d,J=7.1Hz),8.14(2H,d,J=7.1Hz).
ESI−MS;m/z:978(M+Na)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−3−シクロプロピル−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.38−0.41(1H,m),0.61−0.67(3H,m),1.09−1.31(26H,m),1.50(3H,s),1.56(3H,s),1.75(3H,s),1.88−2.04(7H,m),2.16−2.25(2H,m),2.38(3H,s),2.81−2.86(3H,m),3.09(1H,dd,J=16.3,8.2Hz),3.39−3.50(3H,m),3.62(1H,dd,J=11.6,3.1Hz),3.92(1H,t,J=9.6Hz),4.13(1H,d,J=7.4Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.80(1H,s),4.83(1H,t,J=4.9Hz),4.94(1H,s),5.17(1H,d,J=7.4Hz),5.95(1H,d,J=5.2Hz),6.02(1H,t,J=8.7Hz),6.63(1H,d,J=9.6Hz),7.38−7.52(5H,m),7.61(1H,t,J=7.1Hz),7.69(2H,d,J=7.1Hz),8.14(2H,d,J=7.4Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−3−シクロプロピル−2−ヒドロキシブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.48−0.66(4H,m),1.20(3H,s),1.24−1.34(1H,m),1.48(3H,s),1.56(3H,s),1.65(3H,s),1.75−2.05(8H,m),2.20−2.35(2H,m),2.37(3H,s),2.79−2.90(3H,m),3.09(1H,dd,J=16.2,8.7Hz),3.39−3.51(4H,m),3.63(1H,dd,J=11.5,2.9Hz),4.07−4.14(2H,m),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.59(1H,d,J=2.0Hz),4.84(1H,t,J=5.0Hz),4.96(1H,s),5.14(1H,d,J=7.3Hz),5.98(1H,d,J=5.1Hz),6.09(1H,t,J=8.5Hz),6.79(1H,d,J=9.3Hz),7.41−7.53(5H,m),7.59−7.63(1H,m),7.77−7.80(2H,m),8.11−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:873(M+H)+
[実施例128]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−3−シクロプロピル−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
実施例127の工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.38−0.42(1H,m),0.61−0.68(3H,m),1.13−1.35(26H,m),1.50(3H,s),1.59(3H,s),1.75(3H,s),1.84−2.20(8H,m),2.38(3H,s),2.72(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.79(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.88(1H,d,J=5.2Hz),3.30−3.37(4H,m),3.92(1H,td,J=9.3,1.2Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.3Hz),4.80−4.83(2H,m),4.94(1H,s),5.15(1H,d,J=7.1Hz),5.96(1H,d,J=5.2Hz),6.02(1H,t,J=9.0Hz),6.63(1H,d,J=9.6Hz),7.38−7.52(5H,m),7.59−7.63(1H,m),7.68−7.71(2H,m),8.13−8.15(2H,m).
ESI−MS;m/z:999(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−3−シクロプロピル−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.48−0.65(4H,m),1.21(3H,s),1.26−1.34(1H,m),1.48(3H,s),1.59(3H,s),1.65(3H,s),1.84−2.15(8H,m),2.31−2.35(1H,m),2.37(3H,s),2.72(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.81(1H,dd,J=12.4,4.3Hz),2.90(1H,d,J=4.9Hz),3.28−3.38(4H,m),4.06(1H,d,J=7.1Hz),4.12(1H,td,J=9.3,1.3Hz),4.25(1H,d,J=8.6Hz),4.34(1H,d,J=8.6Hz),4.59(1H,d,J=1.2Hz),4.63(1H,brs),4.83(1H,t,J=5.0Hz),4.96(1H,s),5.13(1H,d,J=6.6Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,t,J=8.2Hz),6.79(1H,d,J=9.3Hz),7.39−7.52(5H,m),7.61(1H,t,J=7.5Hz),7.78(2H,d,J=7.5Hz),8.13(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:843(M+H)+
[実施例129]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−メチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナートおよび参考例49の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.86−0.93(21H,m),1.17−2.51(9H,m),1.23(3H,d,J=6.1Hz),1.34(3H,s),1.38(9H,s),1.52(3H,s),1.63(3H,s),1.80(3H,s),2.49(3H,s),2.72(1H,dd,J=12.6,4.5Hz),2.86(1H,dd,J=12.6,5.3Hz),2.93−3.00(2H,m),3.23−3.33(1H,m),3.51(1H,t,J=6.9Hz),4.16(1H,d,J=8.3Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.86(1H,t,J=4.9Hz),4.94−4.96(2H,m),5.19(1H,d,J=7.4Hz),5.60(1H,d,J=9.8Hz),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.05−6.12(2H,m),7.24−7.29(1H,m),7.39(1H,t,J=9.2Hz),7.47(2H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,t,J=7.5Hz),8.16(2H,d,J=7.4Hz),8.40(1H,d,J=4.4Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−2−メチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.49(10H,m),1.24(3H,d,J=5.6Hz),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.73(1H,dd,J=12.7,4.4Hz),2.87(1H,dd,J=12.6,5.3Hz),2.92−3.00(2H,m),3.23−3.33(1H,m),3.48−3.55(1H,m),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.67(1H,d,J=2.2Hz),4.88−4.93(2H,m),5.23(1H,d,J=7.1Hz),5.65(1H,d,J=8.8Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.08(1H,t,J=8.2Hz),6.21(1H,d,J=8.3Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.14(2H,d,J=7.8Hz),8.40(1H,d,J=4.7Hz).
FAB−MS;m/z:908(M+H)+
[実施例130]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ-3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
実施例85の工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20(3H,d,J=7.1Hz),1.23(3H,d,J=6.3Hz),1.29(3H,s),1.49(3H,s),1.58(3H,s),1.63(3H,s),1.77(3H,s),1.80−2.33(7H,m),2.43(3H,s),2.96(1H,d,J=4.4Hz),4.18(1H,d,J=6.8Hz),4.27(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.36−4.49(1H,m),4.66(1H,s),4.88−4.95(2H,m),5.25(1H,d,J=6.3Hz),5.29(1H,d,J=7.6Hz),5.44−5.49(2H,m),5.58(1H,d,J=17.3Hz),5.93−6.12(3H,m),6.22(1H,t,J=9.6Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=8.5Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−エチル−3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物および参考例4の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97(3H,t,J=7.3Hz),1.20(3H,d,J=6.3Hz),1.23(3H,d,J=6.3Hz),1.28(3H,s),1.48(3H,s),1.52−2.26(10H,m),1.57(3H,s),1.62(3H,s),1.75(3H,s),2.42(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.8,5.7Hz),2.88−2.97(2H,m),3.15(2H,t,J=8.4Hz),3.46(2H,t,J=6.8Hz),4.12(1H,d,J=6.8Hz),4.27(1H,d,J=8.1Hz),4.33(1H,d,J=8.5Hz),4.37−4.50(1H,m),4.63(1H,brs),4.87−4.95(3H,m),5.20(1H,d,J=6.8Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),6.00(1H,d,J=4.6Hz),6.10(1H,td,J=55.7,3.2Hz),6.20(1H,t,J=9.0Hz),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.62(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=8.3Hz).
ESI−MS;m/z:893(M+H)+
[実施例131]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−2−メチル−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例60の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.10(3H,s),0.25(3H,s),0.81(9H,s),0.87−2.35(7H,m),1.31(3H,s),1.53(3H,s),1.65(3H,s),1.76(3H,s),1.80(3H,s),2.83(3H,s),2.93(1H,d,J=4.9Hz),4.20(1H,d,J=6.9Hz),4.27(1H,d,J=8.3Hz),4.36(1H,d,J=8.3Hz),5.01(1H,s),5.22(1H,d,J=6.4Hz),5.27(1H,d,J=6.9Hz),5.45(1H,d,J=10.3Hz),5.58(1H,d,J=17.2Hz),5.90(1H,d,J=10.0Hz),5.96−6.06(2H,m),6.19(1H,t,J=8.9Hz),7.21−7.25(1H,m),7.41(2H,t,J=7.7Hz),7.45−7.51(3H,m),7.56−7.61(1H,m),7.77(2H,d,J=8.1Hz),8.19(2H,d,J=8.3Hz),8.72(2H,dd,J=4.9,1.0Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−2−メチル−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.11(3H,s),0.24(3H,s),0.80(9H,s),1.24−2.35(9H,m),1.29(3H,s),1.52(3H,s),1.61(3H,s),1.75(3H,s),1.78(3H,s),2.75−2.82(1H,m),2.82(3H,s),2.86(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.91(1H,d,J=5.1Hz),3.38−3.44(4H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.27(1H,d,J=8.3Hz),4.36(1H,d,J=8.1Hz),4.87(1H,t,J=4.9Hz),5.00(1H,s),5.19(1H,d,J=7.1Hz),5.89(1H,d,J=10.0Hz),5.99(1H,d,J=4.7Hz),6.18(1H,t,J=8.6Hz),7.23(1H,t,J=4.8Hz),7.41(2H,t,J=7.7Hz),7.45−7.51(3H,m),7.57−7.62(1H,m),7.76(2H,d,J=7.4Hz),8.19(2H,d,J=8.1Hz),8.72(2H,d,J=4.9Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.01−2.26(9H,m),1.29(3H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.62(3H,s),1.64(3H,s),2.61(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.5,5.9Hz),2.82(1H,dd,J=12.5,4.4Hz),2.93(1H,d,J=5.1Hz),3.32−3.40(4H,m),4.09−4.12(1H,m),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.84(1H,t,J=5.0Hz),4.96(1H,s),5.01(1H,brs),5.13(1H,d,J=7.1Hz),5.92(1H,d,J=9.6Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.20(1H,t,J=8.8Hz),7.27−7.30(1H,m),7.41−7.53(5H,m),7.58−7.63(1H,m),7.72(1H,d,J=9.6Hz),7.86(2H,d,J=7.4Hz),8.15−8.19(2H,m),8.76(2H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:895(M+H)+
[実施例132]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−2−メチル−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
実施例131の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:−0.11(3H,s),0.24(3H,s),0.80(9H,s),1.20−2.34(10H,m),1.28(3H,s),1.52(3H,s),1.59(3H,s),1.75(3H,s),1.78(3H,s),2.77−2.86(1H,m),2.82(3H,s),2.90(1H,dd,J=11.8,4.9Hz),2.91(1H,d,J=4.9Hz),3.07−3.15(1H,m),3.39−3.54(3H,m),3.64(1H,dd,J=11.5,2.7Hz),4.14(1H,d,J=7.4Hz),4.27(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.3Hz),4.86(1H,t,J=4.9Hz),5.00(1H,s),5.20(1H,d,J=7.1Hz),5.89(1H,d,J=10.0Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.18(1H,t,J=9.1Hz),7.23(1H,t,J=4.9Hz),7.41(2H,t,J=7.5Hz),7.48(3H,t,J=6.9Hz),7.59(1H,t,J=7.2Hz),7.76(2H,d,J=7.4Hz),8.19(2H,d,J=7.4Hz),8.72(2H,d,J=4.9Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(ベンゾイルアミノ)−2−ヒドロキシ−2−メチル−3−(2−ピリミジニル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.27(10H,m),1.28(3H,s),1.50(3H,s),1.59(3H,s),1.63(3H,s),1.63(3H,s),2.62(3H,s),2.82(1H,dd,J=13.0,4.7Hz),2.88(1H,dd,J=12.7,5.1Hz),2.93(1H,d,J=4.9Hz),3.06−3.14(1H,m),3.42(1H,dd,J=11.5,2.7Hz),3.45−3.52(2H,m),3.64(1H,dd,J=11.4,3.1Hz),4.12(1H,d,J=7.4Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.1Hz),4.85(1H,t,J=4.9Hz),4.93−5.01(2H,m),5.15(1H,d,J=7.1Hz),5.92(1H,d,J=9.6Hz),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.19(1H,t,J=8.8Hz),7.28(1H,t,J=4.9Hz),7.41−7.54(5H,m),7.58−7.63(1H,m),7.72(1H,d,J=9.8Hz),7.84−7.87(2H,m),8.15−8.18(2H,m),8.76(2H,d,J=4.9Hz).
FAB−MS;m/z:925(M+H)+
[実施例133]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−メチル−3−オキセタニル)−2−[(トリエチルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例123の工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.55−0.71(6H,m),0.98(9H,t,J=8.1Hz),1.10−2.37(9H,m),1.28(3H,s),1.38(9H,s),1.50(3H,s),1.53(3H,s),1.60(3H,s),1.75(3H,s),2.35(3H,s),2.80−2.99(3H,m),3.53(4H,brs),3.95(1H,dd,J=10.4,1.8Hz),4.14(1H,d,J=7.1Hz),4.20(1H,d,J=8.5Hz),4.25(2H,dd,J=8.2,6.3Hz),4.33(1H,d,J=8.2Hz),4.59(1H,d,J=2.0Hz),4.63(1H,d,J=5.9Hz),4.74(1H,d,J=6.6Hz),4.91(2H,brs),5.17(1H,d,J=7.3Hz),5.34(1H,d,J=10.5Hz),5.95(1H,d,J=5.1Hz),6.01(1H,t,J=8.9Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,tt,J=7.4,1.2Hz),8.16−8.10(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(3−メチル−3−オキセタニル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.12−2.40(9H,m),1.23(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.54(3H,s),1.60(3H,s),1.80(3H,s),2.31(3H,s),2.84(3H,m),3.37−3.46(4H,m),3.48−3.67(1H,m),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.19−4.34(5H,m),4.48(1H,s),4.67(1H,d,J=6.1Hz),4.80(1H,d,J=6.8Hz),4.89−4.95(2H,m),5.23(1H,d,J=6.8Hz),5.37(1H,d,J=10.0Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.06(1H,t,J=8.0Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,tt,J=7.4,1.2Hz),8.09−8.14(2H,m).
FAB−MS;m/z:869(M+H)+
[実施例134]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−メチル−3−オキセタニル)−2−[(トリエチルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例123の工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.55−0.71(6H,m),0.95−2.29(10H,m),0.98(9H,t,J=7.8Hz),1.28(3H,s),1.38(9H,s),1.50(3H,s),1.53(3H,s),1.58(3H,s),1.76(3H,s),2.35(3H,s),2.82(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),2.89(1H,d,J=5.1Hz),2.91(1H,dd,J=12.7,4.6Hz),3.12(1H,q,J=8.3Hz),3.44(1H,dd,J=11.7,2.8Hz),3.47−3.55(2H,m),3.64(1H,dd,J=11.7,2.8Hz),3.95(1H,dd,J=10.5,1.7Hz),4.15(1H,d,J=7.3Hz),4.20(1H,d,J=8.3Hz),4.25(2H,dd,J=8.3,6.3Hz),4.32(1H,d,J=8.1Hz),4.59(1H,d,J=2.2Hz),4.63(1H,d,J=5.9Hz),4.74(1H,d,J=6.8Hz),4.85(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,brs),5.18(1H,d,J=7.1Hz),5.33(1H,d,J=10.3Hz),5.94(1H,d,J=5.1Hz),6.01(1H,t,J=8.9Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.60(1H,tt,J=7.4,1.5Hz),8.15−8.11(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(3−メチル−3−オキセタニル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22−2.40(10H,m),1.23(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.54(3H,s),1.57(3H,s),1.80(3H,s),2.31(3H,s),2.86−2.93(2H,m),3.00(1H,dd,J=12.8,4.8Hz),3.19(1H,q,J=8.4Hz),3.46−3.63(4H,m),3.66−3.72(1H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.18−4.34(5H,m),4.48(1H,s),4.67(1H,d,J=5.9Hz),4.80(1H,d,J=6.8Hz),4.90−4.96(2H,m),5.24(1H,d,J=7.1Hz),5.38(1H,d,J=10.2Hz),5.98(1H,d,J=4.9Hz),6.06(1H,t,J=8.3Hz),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.60(1H,tt,J=7.3,1.2Hz),8.13−8.09(2H,m).
FAB−MS;m/z:899(M+H)+
[実施例135]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−メチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]ブチラート
実施例34の工程1で得た化合物および参考例61の工程3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.08−2.34(9H,m),1.09−1.14(21H,m),1.21(3H,d,J=5.9Hz),1.26(3H,s),1.37(9H,s),1.50(3H,s),1.61(3H,s),1.76(3H,s),2.32(3H,s),2.62(1H,dd,J=12.6,6.3Hz),2.88−2.95(3H,m),3.21−3.30(1H,m),3.50(1H,t,J=7.1Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.19(1H,d,J=8.3Hz),4.30−4.48(4H,m),4.76−4.80(2H,m),4.84−4.88(1H,m),4.91(1H,s),5.17(1H,d,J=7.1Hz),5.96(1H,d,J=5.1Hz),6.01(1H,t,J=8.6Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.57−7.63(1H,m),8.14(2H,d,J=8.3Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−メチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20−2.41(10H,m),1.22(3H,d,J=6.4Hz),1.23(3H,s),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.61(3H,s),1.78(3H,s),2.33(3H,s),2.64(1H,dd,J=12.5,6.4Hz),2.89−2.96(3H,m),3.22−3.31(1H,m),3.48−3.54(1H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.6Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.39−4.65(4H,m),4.88−4.92(1H,m),4.94(1H,s),5.12(1H,d,J=9.1Hz),5.23(1H,d,J=6.9Hz),6.01(1H,d,J=4.9Hz),6.06(1H,t,J=7.6Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.11−8.15(2H,m).
ESI−MS;m/z:845(M+H)+
[実施例136]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(ベンゾイルアミノ)−4−フルオロ−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ペンタノアート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例62の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(ベンゾイルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルペンタノアート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.26(3H,s),1.48(3H,dd,J=24.4,7.3Hz),1.49(3H,s),1.56−2.17(7H,m),1.59(3H,s),1.62(3H,s),1.67(3H,s),2.54(3H,s),2.91(1H,d,J=4.9Hz),4.14(1H,d,J=7.6Hz),4.21(1H,brs),4.25(1H,d,J=8.8Hz),4.34(1H,d,J=8.8Hz),4.82−5.01(2H,m),4.95(1H,s),5.21(2H,d,J=6.3Hz),5.45(1H,d,J=10.7Hz),5.56(1H,d,J=17.6Hz),5.94−6.05(2H,m),6.15(1H,t,J=8.8Hz),6.72(1H,d,J=10.0Hz),7.41−7.65(6H,m),7.72(2H,d,J=8.5Hz),8.17(2H,d,J=7.8Hz).
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R,4S)−3−(ベンゾイルアミノ)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−2−メチルペンタノアート
上記工程2で得た化合物および参考例52で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.22(3H,s),1.48(3H,dd,J=24.6,6.1Hz),1.48(3H,s),1.57(3H,s),1.59−2.29(10H,m),1.66(3H,s),1.71(3H,s),2.54(3H,s),2.81(1H,dd,J=13.4,4.6Hz),2.84−2.91(2H,m),3.09(1H,dd,J=16.3,8.3Hz),3.38−3.52(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.2,2.9Hz),4.08−4.26(1H,m),4.09(1H,d,J=7.8Hz),4.25(1H,d,J=8.5Hz),4.33(1H,d,J=8.0Hz),4.81−5.00(1H,m),4.85(1H,t,J=6.1Hz),4.94(1H,brs),5.07−5.16(2H,m),5.96(1H,d,J=5.9Hz),6.13(1H,t,J=8.7Hz),6.70(1H,d,J=10.0Hz),7.42(2H,t,J=7.3Hz),7.47−7.54(3H,m),7.62(1H,t,J=7.8Hz),7.72(2H,d,J=7.3Hz),8.17(2H,d,J=7.8Hz).
ESI−MS;m/z:893(M+H)+
[実施例137]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−(2−プロペニリデンジオキシ)]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4−フルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例63で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.62−0.80(6H,m),0.99(9H,t,J=7.8Hz),1.15(6H,dd,J=15.9,6.4Hz),1.21−2.21(7H,m),1.35(3H,s),1.51(3H,s),1.66(3H,s),1.76(6H,s),2.49(3H,s),2.89(1H,d,J=5.1Hz),4.18(1H,d,J=7.4Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.31−4.84(5H,m),4.89(1H,d,J=9.3Hz),4.92(1H,s),5.22(1H,d,J=5.9Hz),5.26(1H,d,J=6.9Hz),5.46(1H,d,J=10.5Hz),5.58(1H,d,J=17.4Hz),5.96−6.04(2H,m),6.14(1H,t,J=8.8Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.17(2H,d,J=7.8Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4−フルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
上記工程1で得た化合物および参考例25で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得、このまま次の反応に使用した。
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19(3H,d,J=6.6Hz),1.22(3H,d,J=6.6Hz),1.27(3H,s),1.49(3H,s),1.57−2.06(8H,m),1.60(6H,s),1.76(3H,s),2.20−2.30(2H,m),2.42(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,4.2Hz),2.91(1H,dd,J=12.7,5.0Hz),2.95(1H,d,J=4.7Hz),3.11(1H,q,J=8.2Hz),3.43(1H,d,J=12.0Hz),3.46−3.53(2H,m),3.65(1H,d,J=9.8Hz),4.13(1H,d,J=6.9Hz),4.23−4.35(1H,m),4.26(1H,d,J=8.6Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.47(1H,brs),4.56−4.61(1H,m),4.67−4.73(1H,m),4.85−4.94(3H,m),5.22(1H,d,J=7.1Hz),5.40(1H,d,J=9.8Hz),5.99(1H,d,J=4.4Hz),6.18(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.4Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=7.8Hz).
FAB−MS;m/z:861(M+H)+
[実施例138]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4−フルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチル−2−[(トリエチルシリル)オキシ]ブチラート
実施例137の工程1で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.61−0.78(6H,m),0.98(9H,t,J=7.6Hz),1.13(3H,d,J=6.1Hz),1.17(3H,d,J=6.4Hz),1.33(3H,s),1.50(3H,s),1.58−2.2(9H,m),1.62(3H,s),1.73(3H,s),1.75(3H,s),2.49(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.3,5.9Hz),2.81(1H,dd,J=12.7,5.0Hz),2.87(1H,d,J=4.9Hz),3.31−3.39(4H,m),4.11(1H,d,J=7.4Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.31−4.46(3H,m),4.59−4.91(5H,m),5.17(1H,d,J=7.4Hz),5.97(1H,d,J=5.1Hz),6.13(1H,t,J=8.9Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.58−7.63(1H,m),8.17(2H,d,J=7.8Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−9,10−[(1S)−2−(アゼチジノ)エチリデンジオキシ]−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.18(3H,d,J=6.4Hz),1.21(3H,d,J=6.1Hz),1.27(3H,s),1.48(3H,s),1.56−2.25(10H,m),1.60(3H,s),1.62(3H,s),1.76(3H,s),2.42(3H,s),2.74(1H,dd,J=12.3,5.9Hz),2.83(1H,dd,J=12.3,4.4Hz),2.95(1H,d,J=4.9Hz),3.33−3.40(4H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.23−4.34(1H,m),4.26(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.6Hz),4.55−4.60(1H,m),4.67−4.72(1H,m),4.84−4.93(3H,m),5.20(1H,d,J=7.1Hz),5.41(1H,d,J=10.0Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.18(1H,t,J=8.3Hz),7.48(2H,t,J=7.6Hz),7.59−7.63(1H,m),8.15(2H,d,J=7.8Hz).
FAB−MS;m/z:831(M+H)+
[実施例139]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
実施例105の工程1で得た化合物および参考例26で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.15(3H,s),0.25(3H,s),0.92(9H,s),1.15(3H,d,J=5.9Hz),1.20(3H,d,J=6.1Hz),1.24−2.44(10H,m),1.33(3H,s),1.49(3H,s),1.62(3H,s),1.73(3H,s),1.80(3H,s),2.49(3H,s),2.79(1H,dd,J=13.0,5.4Hz),2.86(1H,d,J=4.9Hz),2.95(1H,dd,J=13.2,3.9Hz),3.10(1H,q,J=8.3Hz),3.44−3.54(3H,m),3.66(1H,dd,J=11.8,2.0Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.29−4.40(2H,m),4.72−5.00(4H,m),5.17(1H,d,J=7.1Hz),5.89(1H,td,J=55.7,4.7Hz),5.96(1H,d,J=4.9Hz),6.12(1H,t,J=8.8Hz),7.50(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.4Hz),8.17(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:993(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−アセトキシ−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2R)−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.20(3H,d,J=6.2Hz),1.23(3H,d,J=6.4Hz),1.27(3H,s),1.47(3H,s),1.61(3H,s),1.61−2.06(8H,m),1.63(3H,s),1.75(3H,s),2.18−2.29(2H,m),2.42(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.7,5.6Hz),2.91−2.95(2H,m),3.08(1H,q,J=8.3Hz),3.42−3.53(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.4,2.8Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.26(1H,d,J=8.3Hz),4.32(1H,d,J=8.6Hz),4.38−4.48(1H,m),4.64(1H,brs),4.86−4.95(3H,m),5.20(1H,d,J=7.1Hz),5.48(1H,d,J=10.5Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,td,J=55.3,3.2Hz),6.20(1H,t,J=8.6Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.59−7.64(1H,m),8.14(2H,d,J=7.7Hz).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例140]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−2−[(tert−ブチルジメチルシリル)オキシ]−4,4−ジフルオロ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
実施例105の工程2で得た化合物および参考例3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を淡黄色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.15(3H,s),0.25(3H,s),0.92(9H,s),1.15(3H,d,J=6.1Hz),1.20(3H,d,J=6.1Hz),1.34(3H,s),1.50(6H,s),1.59−2.20(6H,m),1.62(3H,s),1.73(3H,s),1.80(3H,s),2.49(3H,s),2.83−2.88(2H,m),2.95(1H,dd,J=12.3,3.9Hz),3.37−3.49(4H,m),3.84(2H,brs),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.24(1H,d,J=8.3Hz),4.29−4.40(2H,m),4.74−4.93(3H,m),4.97(1H,d,J=10.3Hz),5.17(1H,d,J=7.1Hz),5.89(1H,td,J=55.4,4.7Hz),5.96(1H,d,J=4.7Hz),6.12(1H,t,J=8.7Hz),7.50(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=6.7Hz),8.17(2H,d,J=8.1Hz).
FAB−MS;m/z:993(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−(3−ヒドロキシ−3−メチルアゼチジノ)エチリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−4,4−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−3−(イソプロポキシカルボニルアミノ)−2−メチルブチラート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19(3H,d,J=6.2Hz),1.23(3H,d,J=6.4Hz),1.28(3H,s),1.48(3H,s),1.51(3H,s),1.60−2.07(7H,m),1.61(3H,s),1.63(3H,s),1.74(3H,s),2.22(1H,dd,J=14.8,9.7Hz),2.42(3H,s),2.79(1H,dd,J=12.5,5.6Hz),2.89−2.94(2H,m),3.19−3.29(2H,m),3.38−3.46(2H,m),4.11(1H,d,J=7.1Hz),4.27(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.37−4.48(1H,m),4.67(1H,brs),4.87−4.94(3H,m),5.20(1H,d,J=6.9Hz),5.50(1H,d,J=10.5Hz),5.99(1H,d,J=4.9Hz),6.09(1H,td,J=55.4,3.1Hz),6.20(1H,t,J=8.3Hz),7.49(2H,t,J=7.5Hz),7.62(1H,t,J=7.5Hz),8.15(2H,d,J=7.4Hz).
FAB−MS;m/z:879(M+H)+
[実施例141]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−メチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−[(トリイソプロピルシリル)オキシ]プロピオナートおよび参考例61の工程3で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.86−0.93(21H,m),0.86−2.37(9H,m),1.22(3H,d,J=6.1Hz),1.34(3H,s),1.38(9H,s),1.52(3H,s),1.63(3H,s),1.79(3H,s),2.49(3H,s),2.63(1H,dd,J=12.5,6.1Hz),2.89−2.99(3H,m),3.21−3.31(1H,m),3.48−3.53(1H,m),4.16(1H,d,J=7.6Hz),4.22(1H,d,J=8.3Hz),4.35(1H,d,J=8.1Hz),4.85−4.88(1H,m),4.94−4.97(2H,m),5.18(1H,d,J=7.1Hz),5.60(1H,d,J=10.0Hz),5.98(1H,d,J=5.4Hz),6.05−6.11(2H,m),7.24−7.29(1H,m),7.37−7.43(1H,m),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.56−7.61(1H,m),8.15−8.18(2H,m),8.40(1H,d,J=4.7Hz).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−メチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−フルオロ−2−ピリジル)−2−ヒドロキシプロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.19−2.15(9H,m),1.22(3H,d,J=6.1Hz),1.28(3H,s),1.40(9H,s),1.50(3H,s),1.62(3H,s),1.78(3H,s),2.34(3H,s),2.40−2.49(1H,m),2.64(1H,dd,J=12.5,6.4Hz),2.89−2.97(3H,m),3.23−3.32(1H,m),3.48−3.55(1H,m),4.13(1H,d,J=7.1Hz),4.23(1H,d,J=8.3Hz),4.33(1H,d,J=8.3Hz),4.68(1H,d,J=2.7Hz),4.87−4.93(2H,m),5.22(1H,d,J=6.9Hz),5.65(1H,d,J=8.3Hz),6.00(1H,d,J=5.1Hz),6.08(1H,t,J=8.3Hz),6.21(1H,d,J=8.3Hz),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.50(3H,m),7.57−7.62(1H,m),8.11−8.15(2H,m),8.40(1H,d,J=4.7Hz).
FAB−MS;m/z:908(M+H)+
[実施例142]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]−2−[(トリエチルシリル)オキシ]プロピオナート
(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−1,13−ジヒドロキシ−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−プロペニリデンジオキシ]タクス−11−エンおよび参考例64の工程4で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.62−0.70(6H,m),0.99(9H,t,J=7.6Hz),1.32(3H,s),1.41(9H,s),1.47−2.27(11H,m),1.51(3H,s),1.64(3H,s),1.79(3H,s),2.39(3H,s),2.96(1H,d,J=5.4Hz),3.70−3.77(1H,m),3.83−3.90(1H,m),3.92−3.98(1H,m),4.17−4.23(2H,m),4.34(2H,d,J=8.3Hz),4.42(1H,d,J=3.7Hz),4.91−4.96(2H,m),5.20(1H,d,J=6.3Hz),5.27(1H,d,J=6.8Hz),5.45(1H,d,J=10.5Hz),5.57(1H,d,J=17.1Hz),5.94−6.04(2H,m),6.07(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.15(2H,d,J=8.5Hz).
ESI−MS;m/z:940(M+H)+
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニル)−3−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]−2−[(トリエチルシリル)オキシ]プロピオナート
上記工程1で得た化合物および参考例52で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.60−0.70(6H,m),0.98(9H,t,J=7.9Hz),1.30(3H,s),1.41(9H,s),1.50(3H,s),1.55−2.31(14H,m),1.59(3H,s),1.77(3H,s),2.39(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.9,4.6Hz),2.88(1H,dd,J=12.8,5.0Hz),2.94(1H,d,J=4.9Hz),3.09(1H,q,J=8.2Hz),3.39−3.52(3H,m),3.63(1H,dd,J=11.2,2.9Hz),3.69−3.77(1H,m),3.83−3.98(2H,m),4.05−4.12(1H,m),4.16(1H,d,J=7.1Hz),4.19(1H,d,J=8.3Hz),4.34(1H,d,J=8.5Hz),4.42(1H,d,J=3.7Hz),4.84(1H,t,J=4.9Hz),4.91−4.96(2H,m),5.20(1H,d,J=7.1Hz),5.95(1H,d,J=5.1Hz),6.05(1H,t,J=9.0Hz),7.48(2H,t,J=7.8Hz),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.14(2H,d,J=8.0Hz).
ESI−MS;m/z:1013(M+H)+
工程3:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9,10−{(1S)−2−[(2S)−2−ヒドロキシメチルアゼチジノ]エチリデンジオキシ}タクス−11−エン−13−イル (2R,3R)−3−(tert−ブトキシカルボニル)−2−ヒドロキシ−3−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]プロピオナート
上記工程2で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:1.25(3H,s),1.42(9H,s),1.49(3H,s),1.59(3H,s),1.71−2.44(14H,m),1.83(3H,s),2.31(3H,s),2.83(1H,dd,J=12.7,5.1Hz),2.89(1H,dd,J=12.9,5.4Hz),2.93(1H,d,J=5.4Hz),3.10(1H,q,J=8.3Hz),3.38−3.53(3H,m),3.65(1H,dd,J=11.1,3.1Hz),3.70−3.78(2H,m),3.83−3.92(1H,m),4.10−4.25(4H,m),4.32(1H,d,J=8.1Hz),4.47(1H,s),4.88(1H,t,J=5.0Hz),4.93(1H,s),5.19−5.28(2H,m),5.93−6.02(2H,m),7.47(2H,t,J=7.7Hz),7.60(1H,t,J=7.4Hz),8.12(2H,d,J=7.1Hz).
ESI−MS;m/z:899(M+H)+
[実施例143]
Figure 2007049575
工程1:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−エチル−3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3−メチル−3−オキセタニル)−2−[(トリエチルシリル)オキシ]プロピオナート
実施例123の工程1で得た化合物および参考例4の工程2で得た化合物を原料に用い、実施例1と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.55−0.71(6H,m),0.97(3H,t,J=7.3Hz),0.98(9H,t,J=8.1Hz),1.27−2.21(10H,m),1.29(3H,s),1.39(9H,s),1.50(3H,s),1.53(3H,s),1.60(3H,s),1.76(3H,s),2.35(3H,s),2.78−2.94(3H,m),3.17(2H,t,J=7.7Hz),3.43−3.51(2H,m),3.96(1H,dd,J=10.4,1.8Hz),4.14(1H,d,J=8.1Hz),4.18−4.28(3H,m),4.33(1H,d,J=8.1Hz),4.59(1H,d,J=2.0Hz),4.64(1H,d,J=5.9Hz),4.74(1H,d,J=6.8Hz),4.86(1H,t,J=4.9Hz),4.91(1H,brs),5.17(1H,d,J=6.8Hz),5.33(1H,d,J=10.5Hz),5.95(1H,d,J=5.1Hz),6.02(1H,t,J=8.9Hz),7.49(2H,t,J=7.6Hz),7.61(1H,tt,J=7.3,1.5Hz),8.11−8.16(2H,m).
工程2:(1S,2S,3R,4S,5R,8R,9S,10R,13S)−4−(アセトキシ)−2−(ベンゾイルオキシ)−5,20−エポキシ−9,10−[(1S)−2−(3−エチル−3−ヒドロキシアゼチジノ)エチリデンジオキシ]−1−ヒドロキシタクス−11−エン−13−イル (2R,3S)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ−3−(3−メチル−3−オキセタニル)プロピオナート
上記工程1で得た化合物を原料に用い、実施例31の工程2と同様な操作を行うことにより、標記化合物を白色の非晶質固体として得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:0.97(3H,t,J=7.6Hz),1.24(3H,s),1.37−2.41(10H,m),1.41(9H,s),1.49(3H,s),1.54(3H,s),1.61(3H,s),1.80(3H,s),2.31(3H,s),2.80(1H,dd,J=12.3,6.0Hz),2.89−2.95(2H,m),3.15(2H,t,J=8.8Hz),3.46(2H,t,J=7.4Hz),4.12(1H,d,J=7.1Hz),4.20−4.34(6H,m),4.48(1H,s),4.67(1H,d,J=6.1Hz),4.80(1H,d,J=7.1Hz),4.89−4.95(2H,m),5.24(1H,d,J=6.8Hz),5.36(1H,d,J=10.5Hz),6.00(1H,d,J=4.9Hz),6.07(1H,t,J=8.5Hz),7.48(2H,t,J=7.7Hz),7.61(1H,tt,J=7.3,1.2Hz),8.10−8.15(2H,m).
FAB−MS;m/z:913(M+H)+
(試験例1)
3種のヒト腫瘍細胞株(いずれもAmrican Type Culture Collectionから入手)を、以下のように96ウェル−マイクロプレートに播種した。NCI−H460(ヒト肺癌細胞株):5.0×102細胞/190μL/ウェル、HCT−15(P糖蛋白質(P−gp)発現ヒト大腸癌細胞株)(J.Natl.Cancer Inst.2001;93:1234−1245):1.0×103細胞/190μL/ウェル、HCT116(ヒト大腸癌細胞株):1.0×103細胞/190μL/ウェル。翌日、試験化合物を、10mg/mLになるように100% ジメチルスルホキシド(DMSO)で溶解した。この溶液を、0.01%Cremophor EL−PBS(−)(Cremophor EL:Sigma Chemical Co.,St.Louis,MO,USA、PBS;Invitrogen Corp.,Carlsbad,CA,USA)で希釈し、その10μLを、各ウェルに添加した(最終濃度:100〜0.000381ng/mL)。細胞を3日間培養し、次いで、5mg/mLのMTT[3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウムブロミド](Sigma Chemical Co.)溶液を各ウェルに20μLずつ添加した。細胞をさらに4時間培養した後、遠心処理により培養液を除去した。DMSOを各ウェルに150μLずつ加えることにより、生成したホルマザン産物を溶解した。その溶解液の吸光度を540nmにて測定した。薬剤添加群の細胞増殖が薬剤非添加群の細胞増殖の50%となる薬剤濃度(GI50値、ng/mL)を算出し、抗細胞活性とした。
結果を表1に示す。本発明の化合物は薬剤耐性株を含む癌細胞株に対し、有意な抗腫瘍効果を示した。
Figure 2007049575
(試験例2)
マウス(C57BL/6)(日本チャールスリバー)にB16メラノーマBL6(Cancer Res.Poste,G.,Fidler,I.J.ら、1980;40:1636;Bioorg.Med.Chem.Lett.Takeda,Y.ら、2003;13:185−190)またはP−gpを発現する組織球腫であるM5076(財団法人癌研究会より入手)を皮下移植した。B16メラノーマBL6の場合は移植4日後、M5076の場合は移植8〜10日後、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム水溶液に懸濁またはEtOH:Tween80:5% Glucose=5:5:90(v/v%)に溶解した試験化合物を経口投与(po)または静脈内投与(iv)した。B16メラノーマBL6の場合は投与の10日後、M5076の場合は投与の8〜10日後、マウスを解剖し、腫瘍重量を測定した。抗腫瘍効果は次の式で算出した。
[1−(化合物投与群の平均腫瘍重量/溶媒投与群の平均腫瘍重量)]×100
58%以上の抗腫瘍効果が得られた場合を有効とし(Int.J.Cancer,1989;43:637−44)、有効性が得られる最大耐量(MTD、死亡例が出現しない最大の投与量、mg/kg)および最小有効用量(minimum effective dose:MED、mg/kg)をそれぞれ求めた。治療係数を、式MTD/MEDにより、算出した。
結果を表2に示す。NDは試験をしていないことを示す。有効用量域とは、MEDからMTDまでの範囲を表す。
Figure 2007049575
(試験例3)
各化合物の日本薬局方崩壊試験法第1液(以下、第1液と称する。塩化ナトリウム2.00gに塩酸7mLおよび水を加えて溶かし1000mLとした溶液。pH1.2)および日本薬局方崩壊試験法第2液(以下、第2液と称する。リン酸二水素カリウム6.80gに0.2mol/L水酸化ナトリウム溶液118mLを加え、水を加えて溶かし1000mLとした溶液。pH6.8)に対する溶解度を求めた。
試験化合物を10mMになるように100% ジメチルスルホキシド(DMSO)で溶解し、その50μLを凍結乾燥した。凍結乾燥した試験化合物に250μLの第1液または第2液を添加し、室温遮光下にて12時間以上保存した後、フィルタ濾過(0.7μm)を行った。濾液を90μL取り、50% DMSO(90μL)を加え2倍希釈溶解度サンプルとした。また、2倍希釈溶解度サンプルを20μL取り、50% DMSO(180μL)を加え20倍希釈溶解度サンプルとした。試験サンプルの溶解度は、得られた希釈溶解度サンプルを高速液体クロマトグラフィーを用いて定量することにより求めた。
結果を、表3に示す。
Figure 2007049575
本発明の化合物は、薬剤耐性細胞を含む癌細胞に対して高い抗腫瘍効果を示すので、強力な抗癌剤として用いることができる。さらに、本発明の化合物は有効用量域が広いため、至適用量とMTDの乖離を図ることができ、副作用が出にくい安全な抗癌剤として用いることができる。

Claims (17)

  1. 一般式(1)
    Figure 2007049575
    [式中、X1およびX2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、カルボキシ基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアルカノイル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいカルバモイルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいアミノスルホニル基、置換基を有していてもよいアミノ基、または4〜6員の飽和複素環基を示すか、あるいは
    1とX2は、一緒になって、オキソ基または=N−OY基(ここで、Yは、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示す。)を形成するか、または、X1とX2が結合する環上の炭素原子とともに、スピロ型もしくは縮合型に結合する4〜6員の飽和炭化水素環、スピロ型もしくは縮合型に結合する5もしくは6員の飽和複素環を形成してもよいことを示し、
    1は、置換基を有していてもよいフェニル基を示し、
    2は、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示し、
    3は、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示し、
    4は、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示し、
    1およびZ2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、または置換基を有していてもよいアルキル基を示し、
    3は、シアノ基、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、または置換基を有していてもよい4〜6員の飽和もしくは不飽和の複素環基を示し、
    4は、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい5もしくは6員の芳香族複素環基、または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示し、
    さらに、次の式(2)
    Figure 2007049575
    で示す部分構造の6位と7位は、二重結合となってもよいことを示す(ただし、当該部分が二重結合のときには、R3は、水素原子である。)。]
    で表される化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  2. 1およびX2が、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、置換基を有していてもよいカルバモイルオキシ基、置換基を有していてもよいアルキルスルホニル基、または置換基を有していてもよいアミノ基であるか、あるいは、X1およびX2が、一緒になって、=N−OY基(ここで、Yは、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を示す。)である、請求項1に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  3. 2が置換基を有していてもよいアルキル基である、請求項1または2のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  4. 3が水素原子である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  5. 4が水素原子である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  6. 1が、水酸基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  7. 2が、水素原子または置換基を有していてもよいアルキル基である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  8. 3が、置換基を有していてもよいアルキル基、または置換基を有していてもよい4〜6員の飽和もしくは不飽和の複素環基である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  9. 4が、置換基を有していてもよいフェニル基または置換基を有していてもよいアルコキシ基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  10. 式(2)で示す部分構造の6位と7位が一重結合である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  11. 一般式(3)
    Figure 2007049575
    (式中、X1、X2、R1〜R4、およびZ1〜Z4は、前記と同義である。)で表される絶対配置を有する請求項1〜10に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする医薬。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を有効成分とする抗癌剤。
  14. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物、および薬学的に許容し得る担体を含有する医薬組成物。
  15. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物の、医薬製造のための使用。
  16. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物の、抗癌剤製造のための使用。
  17. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、その塩、またはそれらの溶媒和物を投与することを特徴とする癌の治療方法。
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