JPWO2006129357A1 - Idタグおよびリーダ/ライタ - Google Patents
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Abstract
リーダ/ライタが輻輳コマンドを発行すると、IDタグ41の多ビット乱数発生器10が乱数を生成する。演算器8は、その乱数を用いて擬似識別子αを生成してリーダ/ライタに返信する。リーダ/ライタは、擬似識別子の再演算を要求する再確認コマンドをIDタグ41に送信すると、IDタグ41の演算器9が、擬似識別子αと固有IDとを用いて擬似識別子βを新たに生成してリーダ/ライタに送信する。続いて、リーダ/ライタからリード/ライトなどのコマンドを受け取ると、リーダ/ライタは、たとえば、コマンド制御回路7に設けられたメモリなどに保持された擬似識別子βとリーダ/ライタに指定された擬似識別子βとを比較し、一致するとコマンドを受け付ける。IDタグ41がコマンドを受け付け、該IDタグ41から応答があるとIDタグ41の認識が終了となる。
Description
本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification:電波方式認識)システムに関し、特に、IDタグにおける追跡の防止に有効な技術に関する。
無線通信によりデータ交信することができる自動認識技術として、RFIDが広まりつつある。このRFIDは、流通業界などでバーコードに代わる技術として注目されているが、それにとどまらずIT化や自動化を目的とした今までにない幅広い用途が期待されている。
RFIDは、たとえば、情報を記憶可能なIDタグ、該IDタグにおける情報の読み出しや書き込みを行うリーダ/ライタ、および該リーダ/ライタが読み出した情報の管理などを行うホストなどから構成されている。
個々のIDタグには、固有のID情報が割り付けられているので、物流などにおいては、商品にIDタグを取り付けて流通させることにより、個々の商品のトレーサビリティを効率よく行うことができる。
ところが、上記のようなRFIDにより自動認識技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
すなわち、RFIDにおいては、非接触によってデータのリード/ライトが行われるために、人がIDタグを持った場合、本人の知らないうちに第三者に行動を追跡されてしまう恐れがある。
たとえば、IDタグを持った人がA地点からB地点まで移動した場合、A地点にあるリーダ/ライタとB地点にあるリーダ/ライタとがそれぞれ該IDタグの固有のID情報を本人に気づかれることなく取得することが可能となる。
そして、A地点、ならびにB地点でそれぞれ取得したID情報を連携させることによって該ID情報をもつ人がA地点からB地点に移動したことがわかることになり、プライバシの侵害などが生じてしまう恐れがある。
IDタグの追跡を防止するには、固有のID情報を知られないようにすることが必要である。そのためには、固有のID情報をリーダ/ライタが取得する際に毎回異なるその場限りの情報に加工することが有効である。
固有のID情報を加工する技術としては、たとえば、プロセッサなどを用いてIDを加工するものや、ハッシュなどの暗号化技術を用いるものなどが考えられる。
しかし、プロセッサや暗号化技術を用いる場合には、プロセッサコアや暗号アルゴリズムなどが必要となるので論理規模が大きくなり、IDタグが大型化してしまうとともにコストが高くなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、簡単な回路構成で、かつ低コストにより、IDタグにおける固有のID情報の特定を回避することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、リーダ/ライタからの受けた電波を電力に変換し、情報を該リーダ/ライタに返信するIDタグであって、第1、および第2の擬似識別子を演算する演算部を備え、該演算部は、リーダ/ライタがIDタグを認識する際に用いられる第1、および第2の認識コマンドが発行された際に第1、および第2の擬似識別子をそれぞれ生成して出力するものである。
また、本発明は、前記演算部が、リーダ/ライタから発行された第1の認識コマンドに基づいて、第1の擬似識別子を生成する第1の擬似識別子演算部と、リーダ/ライタから発行された第2の認識コマンドに基づいて、第2の擬似識別子を生成する第2の擬似識別子演算部とよりなるものである。
さらに、本発明は、前記第1の擬似識別子演算部が、多ビットの乱数を発生する多ビット乱数発生器と、第1の認識コマンドに基づいて、該多ビット乱数発生器が生成した多ビット乱数とIDタグに割り付けられた固有IDの演算を行い、第1の擬似識別子を生成する第1の演算器とを備え、第2の擬似識別子演算部は、第2の認識コマンドに基づいて、固有IDと多ビット乱数発生器が生成した多ビット乱数との演算を行い、第2の擬似識別子を生成する第2の演算器を備えるものである。
また、本発明は、前記演算部に入力される第1の認識コマンドが、IDタグの固有IDを検出する固有ID質問コマンドよりなり、演算部に入力される第2の認識コマンドが、再確認コマンド、または再送コマンドよりなるものである。
また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明は、IDタグに電波を送って該IDタグとの通信を行い、IDタグに情報への書き込み/読み出しを行うリーダ/ライタであって、該リーダ/ライタは、IDタグを認識する際に第1、および第2の認識コマンドをIDタグに対してそれぞれ発行し、第1の認識コマンドは、IDタグの固有IDを検出する固有ID質問コマンドであり、演算部に入力される第2の認識コマンドは、再確認コマンド、または再送コマンドであり、IDタグは、第1、および第2の認識コマンドを受けて、第1、および第2の擬似識別子をそれぞれ生成するものである。
また、本発明は、前記リーダ/ライタが、IDタグが生成した擬似識別子を用いて該IDタグへの情報の読み出し/書き込みを行うものである。
さらに、本発明は、前記リーダ/ライタが発行するコマンドが、IDタグが生成した擬似識別子を含んでいるものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)リーダ/ライタがIDタグを識別する毎に、異なる値の擬似識別子によって交信を行うので、IDタグの追跡を確実に回避することが可能となる。
(2)上記(1)により、IDタグの追跡によるプライバシの侵害などを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態による半導体RFIDシステムのブロック図、図2は、図1のRFIDシステムに設けられたIDタグの構成を示すブロック図、図3は、図1のRFIDシステムにおける動作の一例を示したフローチャート、図4は、図2のIDタグが生成する擬似識別子αの演算の一例を示した説明図、図5は、図2のIDタグが生成する擬似識別子βの演算の一例を示した説明図である。
本実施の形態において、RFIDシステム1は、図1に示すように、ホスト端末2、リーダ/ライタ31 〜3N 、およびIDタグ41 〜4M などから構成されている。ホスト端末2とリーダ/ライタ31 〜3N とは、ネットワークNtを介して相互に接続されている。
ホスト端末2は、リーダ/ライタ31 〜3N が書き込み/読み出しする情報の管理を行う。リーダ/ライタ31 〜3N は、IDタグ41 〜4M に格納されている情報の読み出し、および情報の書き込みを行う。
IDタグ41 〜4M は、リーダ/ライタ31 〜3N からの電波を受け、これを電力に変換して動作を行い、該リーダ/ライタ31 〜3N の制御に基づいて情報の格納、または出力を行う。
IDタグ41 (〜4M )は、図2に示すように、制御部5、およびメモリ6から構成されている。制御部5は、コマンド制御回路(演算部)7、演算器8,9、多ビット乱数発生器(演算部、第1の識別演算部)10、輻輳制御用1ビット乱数発生器11、ならびに輻輳カウンタ12から構成されている。
制御部5は、IDタグ41 (〜4M )の制御を司る。メモリ6は、たとえば、EEPROMなどの不揮発性半導体メモリからなり、制御部5の制御に基づいて情報の読み出し/書き込みを行う。このメモリには、IDタグ41 (〜4M )に固有に割り付けられた固有ID6aが格納されている。
コマンド制御回路7は、リーダ/ライタ31 〜3N から出力されたコマンドに基づいてIDタグ41 (〜4M )の制御を司る。演算器(演算部、第1の識別演算部、第1の演算器)8は、多ビット乱数発生器10が生成した乱数から固有ID6aの代わりとなる擬似識別子αを演算して生成する。
演算器(演算部、第2の識別演算部、第2の演算器)9は、演算器8が生成した擬似識別子αとIDタグ41 (〜4M )に割り付けられた固有ID6aとから演算を行い、擬似識別子βを生成する。
多ビット乱数発生器10は、多ビットの乱数を生成して演算器7に出力する。ここで、多ビット乱数発生器10は、必ずしも乱数である必要はなく、たとえば、複数のIDタグで値が異なり、かつ毎回値が変化する値を生成するものであれば代用が可能である。
輻輳制御用1ビット乱数発生器11は、輻輳制御用の乱数’0’または’1’を発生する。この輻輳制御用1ビット乱数発生器11は、1つのリーダ/ライタに対して複数のIDタグが応答した際に、該リーダ/ライタが個々のIDタグを識別することができないことを通知する識別不能コマンドを発行したことを受けて輻輳制御用の乱数を生成する。
たとえば、輻輳制御用1ビット乱数発生器11が生成した輻輳制御用の乱数が’0’の場合には、擬似し、擬似識別子α、または擬似識別子βのいずれかをリーダ/ライタに再送し、輻輳制御用の乱数が’1’の場合には、無応答とする。
輻輳カウンタ12は、輻輳制御用1ビット乱数発生器11が輻輳制御用の乱数’1’を生成した際、すなわちIDタグが無応答の際にカウントを+1する。
次に、本実施の形態によるRFIDシステム1の作用について説明する。
図3は、RFIDシステム1における動作の一例を示したフローチャートである。この図3では、1つのリーダ/ライタ31 に対して3つのIDタグ41 〜43 が通信する輻輳制御例について示している。
まず、リーダ/ライタ31 は、IDタグ41 〜43 に対して輻輳コマンド(第1の認識コマンド、固有ID質問コマンド)を発行する(ステップS101)。輻輳コマンドを受信すると、IDタグ41 〜43 にける多ビット乱数発生器10が多ビットの乱数をそれぞれ生成し、その乱数を用いて演算器8が演算を行い、固有ID6aの代わりに擬似識別子αをそれぞれ生成する(ステップS102)。
ここで、ステップS102の処理において、IDタグ41 からは、擬似識別子αとして、たとえば、’5555’を生成し、IDタグ42 ,43 からは、擬似識別子αとして、’5555’、および’6666’をそれぞれ生成したものとする。続いて、各々のIDタグ41 〜43 が生成した擬似識別子αをリーダ/ライタ31 に対して返信する(ステップS103)。
これらIDタグ41 〜43 から擬似識別子αが返信されるので、リーダ/ライタ41 は、CRC(Cyclic Redundancy Check)エラー(CRC演算器は、タグID内に設けられているものとする)を検出して輻輳が発生していることを認識する(ステップS104)。
輻輳を認識すると、リーダ/ライタ31 は、擬似識別子αを1つに絞り込むためにIDタグ41 〜43 に対して識別不能コマンドを発行する(ステップS105)。識別不能コマンドを受けて、IDタグ41〜43の輻輳制御用1ビット乱数発生器11は、輻輳制御用の1ビット乱数をそれぞれ生成する(ステップS106)。
このステップS105の処理において、IDタグ41 ,42 は、乱数’0’をそれぞれ生成し、IDタグ43 は、乱数’1’を生成したものとする。このとき、乱数’1’を生成したIDタグ43 は、輻輳カウンタ12によってカウントがカウントアップ(+1)される。
乱数’0’をそれぞれ生成したIDタグ41 ,42 は、再びステップS102の処理において生成した擬似識別子α’5555’をリーダ/ライタ31 に返信する(ステップS107)。乱数’1’を生成したIDタグ43 は無応答となる。
リーダ/ライタ31 は、返信された擬似識別子αにCRCエラーが検出されないので、擬似識別子αを認識する(ステップS108)。
ここで、擬似識別子αは、IDタグ41 〜43 における多ビット乱数発生器10がそれぞれ生成しているので、ステップS102の処理のように偶然多ビットの乱数が一致する可能性がある。
よって、リーダ/ライタ31 は、固有ID6aの代わりに認識される擬似識別子αが複数のIDタグからの応答である可能性を考慮して擬似識別子の再演算を要求する再確認コマンド(第2の識別コマンド)をIDタグ41 〜43 に対して送信する(ステップS109)。再確認コマンドは、論理を小さくするために、RFIDにおいて一般に使用されている再送コマンド(第2の識別コマンド)で代用してもよい。
乱数’0’となっているIDタグ41 ,42 は、再確認コマンドを受けて、再演算を行い、擬似識別子βを新たに生成する(ステップS110)。この擬似識別子βは、擬似識別子αと固有ID6aとを用いて複数のIDタグで同じ値にならないように演算器9が特定の演算を行った値である。この場合、IDタグ41 は、擬似識別子βとして’8888’を生成し、IDタグ42 は、擬似識別子βとして’9999’を生成するものとする。
ここで、擬似識別子α,βについて説明する。
図4は、演算器8が生成する擬似識別子αの演算の一例を示した説明図であり、図5は、演算器9が生成する擬似識別子βの演算の一例を示した説明図である。
固有ID6aは、図4の左上方に示すように、IDタグの規格の識別コードや製造社コードなど(ISO18000−4の規格に従うものを含む)からなるタグ特性情報6a1 と固有のID情報6a2 とから構成されている。
そして、擬似識別子αは、図4の下方に示すように、情報部α1と、該情報部α1に続く識別子α2とから構成されている。情報部α1は、固有ID6aのタグ特性情報6a1 からなり、識別子α2は、多ビット乱数発生器10が生成した多ビット乱数からなる。
また、擬似識別子βは、図5に示すように、情報部β1と、該情報部βに続く識別子β2とから構成されている。情報部β1は、固有ID6aのタグ特性情報6a1 からなる。識別子β2は、固有ID6aのID情報部6a2 と擬似識別子αの識別子α2とを演算したものからなる。
そして、図3のS110の処理に続いて、IDタグ41 ,42 がそれぞれ生成した擬似識別子βをリーダ/ライタ31 に返信すると(ステップS111)、該リーダ/ライタ3
1 は、CRCエラーを検出して輻輳が発生していることを認識する(ステップS112)。
1 は、CRCエラーを検出して輻輳が発生していることを認識する(ステップS112)。
輻輳を認識すると、リーダ/ライタ31 は、IDタグ41 〜43 に対して識別不能コマンドを発行する(ステップS113)。これを受けて、IDタグ41 ,42 の輻輳制御用1ビット乱数発生器11は、輻輳制御用の1ビット乱数をそれぞれ生成する(ステップS114)。
ステップS114の処理において、IDタグ41 は、乱数’0’を生成し、IDタグ42 は、乱数’1’を生成したものとする。このとき、乱数’1’を生成したIDタグ42 、および無応答のIDタグ43 は、輻輳カウンタ12によってカウントがそれぞれカウントアップ(+1)される。
乱数’0’を生成したIDタグ41 は、再び擬似識別子β’8888’をリーダ/ライタ41 に返信する(ステップS115)。また、乱数’1’を生成したIDタグ42 は、無応答となる。
このステップS115の処理によって、リーダ/ライタ31 は、IDタグ41 を認識する(ステップS116)。リーダ/ライタ31 は、IDタグ41 を認識したことを知らせるために該IDタグ41 にアクセスを行う(ステップS117)。この際、リーダ/ライタ31 は、固有ID6aの代わりとなる擬似識別子βを指定する。
IDタグ41 は、リーダ/ライタ31 からリード、あるいはライトなどのコマンドを受け取ると、たとえば、コマンド制御回路7に設けられたメモリなどに保持された擬似識別子βとリーダ/ライタ31 に指定された擬似識別子βとを比較し、一致するとコマンドを受け付ける。
IDタグ41 がコマンドを受け付け、該IDタグ41 から応答があると(ステップS118)IDタグ41 の認識が終了となる(ステップS119)。続いて、リーダ/ライタ31 は、識別成功コマンドを発行する(ステップS120)。
その後、IDタグ41 〜43 の輻輳カウンタ12は、カウントダウン(−1)を行う(ステップS121)。よって、IDタグ42 のカウンタは’0’となり、IDタグ43 のカウンタは’1’となる。
続いて、ステップS121の処理によって輻輳カウンタ12のカウンタ値が’0’となったIDタグ42 が、リーダ/ライタ31 に擬似識別子βを返信する(ステップS122)。
以後、ステップS108〜S121と同様の処理を繰り返して他のIDタグ42 ,43 をそれぞれ認識する。また、識別されたIDタグ41 〜43 の擬似識別子βは、タグの電源が切れると無効になる。
以上により、リーダ/ライタ31 が取得する擬似識別子βを、該リーダ/ライタがIDタグ41 〜43 を認識する毎に異なる値にすることができる。
それにより、本実施の形態によれば、IDタグ41 〜4M の追跡を確実に回避することが可能となるので、該IDタグの追跡によるプライバシの侵害などを防止することができる。
また、暗号アルゴリズムエンジンなどの複雑な回路が不要となるので、IDタグ41 〜4M の回路構成を簡単化することができ、該IDタグ41 〜4M の小型化、ならびに低コスト化を実現することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、RFIDシステムにおけるIDタグの追跡防止技術に適している。
Claims (8)
- リーダ/ライタからの受けた電波を電力に変換し、情報を前記リーダ/ライタに返信するIDタグであって、
第1、および第2の擬似識別子を演算する演算部を備え、
前記演算部は、
前記リーダ/ライタが前記IDタグを認識する際に用いられる第1、および第2の認識コマンドが発行された際に前記第1、および第2の擬似識別子をそれぞれ生成して出力することを特徴とするIDタグ。 - 請求項1記載のIDタグにおいて、
前記演算部は、
前記リーダ/ライタから発行された第1の認識コマンドに基づいて、前記第1の擬似識別子を生成する第1の擬似識別子演算部と、
前記リーダ/ライタから発行された第2の認識コマンドに基づいて、前記第2の擬似識別子を生成する第2の擬似識別子演算部とよりなることを特徴とするIDタグ。 - 請求項2記載のIDタグにおいて、
前記第1の擬似識別子演算部は、
多ビットの乱数を発生する多ビット乱数発生器と、
前記第1の認識コマンドに基づいて、前記多ビット乱数発生器が生成した多ビット乱数と前記IDタグに割り付けられた固有IDの演算を行い、前記第1の擬似識別子を生成する第1の演算器とを備え、
前記第2の擬似識別子演算部は、
前記第2の認識コマンドに基づいて、前記固有IDと前記多ビット乱数発生器が生成した多ビット乱数との演算を行い、前記第2の擬似識別子を生成する第2の演算器を備えることを特徴とするIDタグ。 - 請求項1記載のIDタグにおいて、
前記演算部に入力される第1の認識コマンドは、
前記IDタグの固有IDを検出する固有ID質問コマンドであり、
前記演算部に入力される第2の認識コマンドは、
再確認コマンド、または再送コマンドであることを特徴とするIDタグ。 - IDタグに電波を送って前記IDタグとの通信を行い、前記IDタグに情報への書き込み/読み出しを行うリーダ/ライタであって、
前記リーダ/ライタは、
前記IDタグを認識する際に第1、および第2の認識コマンドを前記IDタグに対してそれぞれ発行し、
前記第1の認識コマンドは、
前記IDタグの固有IDを検出する固有ID質問コマンドであり、
前記演算部に入力される第2の認識コマンドは、
再確認コマンド、または再送コマンドであり、
前記IDタグは、
前記第1、および第2の認識コマンドを受けて、前記第1、および第2の擬似識別子をそれぞれ生成することを特徴とするリーダ/ライタ。 - 請求項5記載のリーダ/ライタにおいて、
前記リーダ/ライタは、
前記IDタグが生成した擬似識別子を用いて前記IDタグへの情報の読み出し/書き込みを行うことを特徴とするリーダ/ライタ。 - 請求項5記載のリーダ/ライタにおいて、
前記リーダ/ライタが発行するコマンドは、
前記IDタグが生成した擬似識別子を含んでいることを特徴とするリーダ/ライタ。 - 請求項1記載のIDタグにおいて、
前記IDタグは、
前記擬似識別子と一致するコードを含むコマンドを受付け可能なことを特徴とするIDタグ。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101026 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110301 |