JP2019046346A - Rfidリーダライタ装置、誤り検出プログラムおよび誤り検出方法 - Google Patents

Rfidリーダライタ装置、誤り検出プログラムおよび誤り検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】RFIDタグに作用電源が供給される前からEPCデータが破損しているような場合であっても、誤りを検出することが可能なRFIDリーダライタ装置、誤り検出プログラムおよび誤り検出方法を提供すること。【解決手段】ホスト装置からEPCデータの読み出し依頼を受け付けた場合、RFIDタグに格納されたプロトコル制御データとRFIDタグに格納された電子製品コードデータを読み出し、読み出されたプロトコル制御データと電子製品コードデータとに基づき巡回冗長符号を生成し、RFIDタグに予め格納された巡回冗長符号を読み出し、生成された巡回冗長符号と読み出された巡回冗長符号とが一致しているか否かを判断し、生成された巡回冗長符号と読み出された巡回冗長符号とが一致していると判断された場合、読み出された電子製品コードデータを外部に送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、無線周波数識別(RFID:Radio Frequency Identification)タグに情報を記録し、記録された情報を読み取るRFIDリーダライタ装置、RFIDリーダライタ装置における誤り検出プログラムおよび誤り検出方法に関する。
従来、RFIDタグを用いて商品を管理するシステムがある。このようなシステムは、例えば、個体を識別するRFIDタグを個々の商品に貼付し、貼付されたRFIDタグ内のメモリに記録された情報をRFIDリーダライタ装置で近距離の非接触無線通信により読み取る。そして、読み取った情報により、各商品の管理を行っている。RFIDタグ内のメモリに記録された情報は、例えば、12桁のEPC(Electronic Product Code:電子製品コード)データを含む。
このようなRFIDを用いたシステムにおいては、RFIDタグ内のメモリに書き込まれたデータが何らかの要因により異常となることがある。データが異常となり、所謂メモリ化けを起こした場合は、CRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長符号)を用いて異常を検知する技術がある。
例えば、RFIDタグのメモリへのデータの読み書き方法であって、データおよび対応するチェックコードをメモリに書き込み、メモリの読み出し時に、チェックコードを用いて、データの誤りの検出を実行することで、データの異常を通知する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、無線ICタグであって、データと対応するエラー検出訂正コードとを格納するメモリと、読み出したエラー検出訂正コード付きデータを調べ、訂正可能エラーを検出すると、データを訂正して読み出しデータとして出力する技術が開示されている(例えば、特許文献2を参照。)。
また、RFIDタグにおいて、データと共に当該データの誤りを訂正するための冗長データが記憶され、読出したデータについて冗長データを元に誤り検出処理を行い、その検出処理において誤りが検出された場合には誤り訂正処理を実行する技術が開示されている(例えば、特許文献3を参照。)。
ところで、RFIDタグで管理する商品数は膨大であり、特に商品が安価な場合、各商品に貼付するRFIDタグの単価は廉価にする必要がある。そのため、RFIDタグは、コスト優先のため非常に単純な構成を取っている。例えば、データ読み出し時のリアルタイムメモリチェック機能は実装されていない。また、物品の管理に使用されるEPCを保存するRFIDタグのメモリには、十分な書き込み状態であるかを確認する機能を有するものがあるが、その確認はRFIDタグの電源が投入されたときに書き込み状態確認コマンドを実行することが必要となる。
図12は、RFIDリーダライタ装置と通信を実行するRFIDタグのハードウェア構成図である。
図12において、RFIDタグ100は、アンテナ101、電源回路102、復調回路103、制御回路104、メモリ105、変調回路106、および負荷変調回路107を備える。RFIDタグ100は、例えば、UHF帯等の電磁波を用いてRFIDリーダライタ装置200と通信を実行する。RFIDリーダライタ装置200は、RFIDタグ100との間で電磁波を用いて通信を実行することにより、メモリ105に格納されているデータを読み取ったり、メモリ105にデータを書き込んだりする。
RFIDタグ100は、RFIDリーダライタ装置200から送信された搬送波信号を、アンテナ101を介して受信する。電源回路102は、アンテナ101で受信した搬送波信号を整流して動作用電源を生成する。生成された動作用電源は、復調回路103、制御回路104、変調回路106、および負荷変調回路107に供給される。
復調回路103は、搬送波信号に重畳されているRFIDリーダライタ装置200からの送信データを復調し、制御回路104に出力する。
制御回路104は、RFIDリーダライタ装置200から書込みコマンドを受信した場合には、RFIDリーダライタ装置200から送信されたデータをメモリ105に書き込む。また、制御回路104は、データをRFIDリーダライタ装置200に送信する場合には、メモリ105に記憶されているデータを読み出して変調回路106に出力する。
変調回路106は、搬送波信号を分周して生成した副搬送波を、例えば、位相偏移変調(BPSK:Binary Phase Shift Keying)して負荷変調回路107に出力する。
負荷変調回路107は、変調回路106により変調された被変調信号に応じて、例えば、BPSK被変調信号に応じてスイッチがONまたはOFFされ、例えば、振幅偏移変調(ASK:Amplitude Shift Keying)される。
図13は、RFIDタグが備えるメモリのEPC領域の構成例を示す図である。
RFIDタグ100のメモリ105は、例えば、不図示の4つのメモリバンクにより構成される。第1のメモリバンクは、規格により予約された予約領域であり、読出しと書込みのいずれの操作も可能な領域として定義される。第2のメモリバンクは、EPC領域であり、読出しと書込みのいずれの操作も可能な領域として定義される。EPC領域には、EPCデータ等のコード情報が格納される。第3のメモリバンクは、RFIDタグ100の識別番号が格納される領域として定義され、読出しのみが許可される領域である。この識別番号は、タグメーカがRFIDタグ100を出荷する時に書き込まれる。第4のメモリバンクは、RFIDタグ100のユーザが任意の情報を格納できるユーザ領域として定義され、読出しと書込みのいずれの操作も可能な領域である。
図13において、メモリ105のEPC領域には、「0」から「N+1」(Nは自然数)までの連続したアドレスが設定されている。各アドレスに格納されるデータのデータ長は、例えば、2バイト(16ビット)に設定することができる。
アドレス「0」の領域には、2バイトのデータ長を有する「CRC」データが格納される。「CRC」は、データの誤りを検出するための所謂誤り検出符号である。例えば、アドレス「1」〜「N+1」に格納されたデータに対して、固定長の除数で割った剰余を用いる。「CRC」は、RFIDタグ100が備える制御回路104で生成される。アドレス「0」の領域は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ領域である。
アドレス「1」の領域には、2バイトのデータ長の「PC(Protocol Control:プロトコル制御)」データが格納される。「PC」データは、例えば、「EPCデータの長さ」を示す値と、ユーザメモリにデータが存在するか否かを示す値(ユーザメモリ値)と、「PC」データに拡張の有無を示すXPCビットの値(XPCビット値)と、EPCデータの規格属性を示す値(規格属性値)と、EPCデータの属性を示す値(AFI:Application Family ID)とから構成される。アドレス「1」の領域は、マスクROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリ領域である。
アドレス「2」〜「N+1」の領域には、EPCデータの1ワード目からNワード目(「1W」〜「NW」)までの値が格納される。EPCデータのデータ長は、2バイト×ワード数「N」となる。アドレス「2」〜「N+1」の領域は、マスクROM等の不揮発性メモリ領域である。
例えば、12バイトのEPCデータ「3035 307E 2831 B381 D007 711E(16進表記)」は、アドレス「2」〜「7」の6領域(1〜6ワード目)に格納される。
EPCデータ「3035 307E 2831 B381 D007 711E」に対して生成されたCRC「FC78」は、アドレス「0」に格納される。
アドレス「1」の「PC」には、例えば、16ビット(2バイト)のうち先頭の5ビット分(ビット位置「15」から「11」まで)に、「EPCデータの長さ」を示す値(ワード)が格納される。「3035 307E 2831 B381 D007 711E」は6ワードなので、「6」を2進数で表わした「110」が格納される。すなわち、ビット位置「13」に「1」、ビット位置「12」に「1」、ビット位置「11」に「0」が格納される。なお、ビット位置「15」には「0」、ビット位置「14」には「0」が格納される。
図14は、RFIDタグにおける従来の誤り検出処理の流れを示すフローチャートである。
従来の誤り検出処理は、RFIDタグ100が備える制御回路104において実行される。
RFIDリーダライタ装置200から作用電源がRFIDタグ100に供給されると、ステップS141において、RFIDタグ100は、不揮発性メモリ領域の項目「PC」および「EPC」に格納されたデータを読み出す。
ステップS142において、RFIDタグ100は、ステップS141で読み出した「PC」および「EPC」のデータに基づいて「CRC」を生成する。生成した「CRC」を第1CRCとする。そして、ステップS143において、第1CRCを揮発性メモリ領域の項目「CRC」に格納する。なお、揮発性メモリ領域の項目「CRC」に格納されたデータは、RFIDタグ100への作用電源の供給が停止されると消去してしまう。
ステップS144において、RFIDタグ100は、RFIDリーダライタ装置200から「EPC」データの送信要求があったか否かを判断する。
送信要求がなかったと判断された場合(ステップS144:NO)、RFIDリーダライタ装置200からの「EPC」データの送信要求を待つ。
他方、要求があったと判断された場合(ステップS144:YES)、ステップS145において、RFIDタグ100は、ステップS141と同様に項目「PC」および「EPC」に格納されたデータを読み出す。そして、ステップS146において、ステップS145で読み出した「PC」および「EPC」のデータ項目「PC」および「EPC」に格納されたデータに基づいて「CRC」を生成する。生成した「CRC」を第2CRCとする。
ステップS147において、RFIDタグ100は、ステップS142で生成しステップS143で格納した「CRC」データ(第1CRC)を読出し、ステップS146で生成した「CRC」データ(第2CRC)と一致するか否かを判断する。
一致したと判断された場合(ステップS147:YES)、ステップS148において、RFIDタグ100は、「EPC」データをRFIDリーダライタ装置200に送出する。
他方、ステップS147で一致しないと判断された場合(ステップS147:NO)、ステップS149において、RFIDタグ100は、エラー処理を実行する。例えば、所定のエラー信号をRFIDリーダライタ200装置に送出する。
特許5092495号 特開2006−72426号公報 特許5670687号
しかしながら、上述のような誤り検出処理では、RFIDタグ100に作用電源が供給される前に、項目「EPC」に格納されたデータが破損されているような場合には、比較する「CRC」データの双方が破壊後の「EPC」データに基づいて生成されているため、誤りを検出することができなかった、という問題点があった。その結果として、RFIDタグ100が誤ったEPCコードをRFIDリーダライタ装置200に送出してしまい、現に存在する物品が無いと判断されたり、存在しない物品が有ると判断されたりすることにより、物品管理等に支障をきたす、という問題点があった。
本発明は、前述のような実状に鑑みたものであり、RFIDタグに作用電源が供給される前からEPCデータが破損しているような場合であっても、誤りを検出することが可能なRFIDリーダライタ装置、誤り検出プログラムおよび誤り検出方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明のRFIDリーダライタ装置は、RFIDタグに格納されたデータの誤りを検出するRFIDリーダライタ装置であって、ホスト装置より前記RFIDタグに格納されたデータの読み取り指示を受け付ける上位通信処理部と、前記上位通信処理部が前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納されたプロトコル制御データを読み出すPC読出部と、前記上位通信処理部が前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納された電子製品コードデータを読み出すEPC読出部と、前記PC読出部によって読み出されたプロトコル制御データと前記EPC読出部によって読み出された電子製品コードデータとに基づき巡回冗長符号を生成するCRC生成部と、前記RFIDタグに予め格納された巡回冗長符号を読み出すCRC読出部と、前記CRC生成部によって生成された巡回冗長符号と前記CRC読出部によって読み出された巡回冗長符号とが一致しているか否かを判断するCRC比較判断部と、前記CRC比較判断部によって生成された巡回冗長符号と読み出された巡回冗長符号とが一致していると判断された場合、前記EPC読出部によって読み出された電子製品コードデータを外部に送信するEPC送出部とを備えることを特徴とする。
また、本発明のRFIDリーダライタ装置は、前記CRC読出部によって読み出される巡回冗長符号が、前記RFIDタグの不揮発性メモリ領域に格納されているが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明の誤り検出プログラムは、RFIDタグに格納されたデータの誤りを検出するRFIDリーダライタ装置のコンピュータを、ホスト装置より前記RFIDタグに格納されたデータの読み取り指示を受け付ける上位通信処理手段、前記上位通信処理手段が前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納されたプロトコル制御データを読み出すPC読出手段、前記上位通信処理手段が前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納された電子製品コードデータを読み出すEPC読出手段、前記PC読出手段によって読み出されたプロトコル制御データと前記EPC読出手段によって読み出された電子製品コードデータとに基づき巡回冗長符号を生成するCRC生成手段、前記RFIDタグに予め格納された巡回冗長符号を読み出すCRC読出手段、前記CRC生成手段によって生成された巡回冗長符号と前記CRC読出手段によって読み出された巡回冗長符号とが一致しているか否かを判断するCRC比較判断手段、前記CRC比較判断手段によって生成された巡回冗長符号と読み出された巡回冗長符号とが一致していると判断された場合、前記EPC読出手段によって読み出された電子製品コードデータを外部に送信するEPC送出手段として機能させるための誤り検出プログラムである。
また、本発明の一態様によれば、本発明の誤り検出方法は、RFIDタグに格納されたデータの誤りを検出するRFIDリーダライタ装置において実行される誤り検出方法であって、前記RFIDリーダライタ装置のコンピュータが、ホスト装置より前記RFIDタグに格納されたデータの読み取り指示を受け付け、前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納されたプロトコル制御データと前記RFIDタグに格納された電子製品コードデータを読み出し、前記読み出されたプロトコル制御データと電子製品コードデータとに基づき巡回冗長符号を生成し、前記RFIDタグに予め格納された巡回冗長符号を読み出し、前記生成された巡回冗長符号と前記読み出された巡回冗長符号とが一致しているか否かを判断し、前記生成された巡回冗長符号と前記読み出された巡回冗長符号とが一致していると判断された場合、前記読み出された電子製品コードデータを外部に送信することを特徴とする。
本発明によれば、RFIDタグに作用電源が供給される前からEPCデータが破損しているような場合であっても、誤りを検出することが可能となる。
RFIDリーダライタ装置を含むRFIDタグシステムの構成図である。 RFIDリーダライタ装置のハードウェア構成図である。 第1の実施の形態におけるRFIDリーダライタ装置の機能ブロック図である。 第1の実施の形態における書込み処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態における誤り検出処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるRFIDリーダライタ装置の機能ブロック図である。 第2の実施の形態における書込み処理の流れを示すフローチャートである。 RFIDタグが備えるメモリのEPC領域の構成例(その1)を示す図である。 RFIDタグが備えるメモリのEPC領域の構成例(その2)を示す図である。 FIDタグが備えるメモリのEPC領域の構成例(その3)を示す図である。 第2の実施の形態における誤り検出処理の流れを示すフローチャートである。 RFIDリーダライタ装置と通信を実行するRFIDタグのハードウェア構成図である。 RFIDタグが備えるメモリのEPC領域の構成例を示す図である。 RFIDタグにおける従来の誤り検出処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、RFIDリーダライタ装置を含むRFIDタグシステムの構成図である。
図1において、RFIDタグシステム1は、商品に装着されるRFIDタグ100と、パーソナルコンピュータ等で構成されるホスト装置2と、ホスト装置2とネットワーク3を介して接続されるRFIDリーダライタ装置4で構成される。RFIDタグ100は、図12および図13を用いて説明したものと同様のハードウェアおよびメモリ領域を有する。
RFIDリーダライタ装置4は、ホスト装置2からの制御信号に基づいて、RFIDタグ100との間で非接触の無線通信を実行する。RFIDリーダライタ装置4とRFIDタグ100との間の無線通信には、例えば、920MHz等のUHF帯の電磁波が使用される。また、RFIDリーダライタ装置4とホスト装置2との間のデータ通信は、有線LAN、無線LAN、インターネット回線、または携帯電話回線網等のネットワーク3を介して実行することができる。
図2は、RFIDリーダライタ装置のハードウェア構成図である。
図2において、RFIDリーダライタ装置4は、アンテナ40、周波数共用回路41、増幅回路42、復調回路43、発振回路44、復号回路45、制御回路46、符号回路47、変調回路48、および増幅回路49を備える。
周波数共用回路41は、アンテナ40を介して通信される送信信号および受信信号を分離する。増幅回路42は、RFIDタグ100から受信した送信信号を適切に増幅する。復調回路43は、増幅回路42で調整された受信信号に対して、周波数変換、復調およびフィルタリング等を実行する。発振回路44は、局部発振信号を発生させ、復調回路43および変調回路48に供給する。
復号回路45は、符号化されている受信信号を復号する。制御回路46は、RFIDリーダライタ装置4中の各要素の動作を制御する。各動作の制御は、ソフトウェア、ハードウェアまたは双方で実現することができる。後述する本実施の形態に係る誤り検出処理は、制御回路46において実行される。符号回路47は、RFIDタグ100へ送信する送信信号を符号化する。変調回路48は、符号回路47で符号化された送信信号に対して、周波数変換、変調およびフィルタリング等を実行する。増幅回路49は、RFIDタグ100へ送信する送信信号を適切に増幅する。
図3乃至図5を用いて本発明の第1の実施の形態について説明する。
図3は、第1の実施の形態におけるRFIDリーダライタ装置の機能ブロック図である。
図3において、RFIDリーダライタ装置4は、上位通信処理部51、タグ送受信処理部52、書込処理部53、読出処理部54、PC読出部55、EPC読出部56、CRC生成部57、CRC格納部58、CRC読出部59、CRC比較判断部60、EPC送出部61、およびエラー処理部62を備える。
上位通信処理部51は、外部のホスト装置2とネットワーク3を介して、EPCデータの書込み依頼、EPCデータの読出し依頼、およびEPCデータそのものの送受信処理を実行する。
タグ送受信処理部52は、RFIDタグ100との間で、EPCデータ等の書込みや読出し等の制御コマンド、EPCデータ等の送受信処理を実行する。
書込処理部53は、ホスト装置2からのEPCデータの書込み依頼に基づいて、書込み処理を実行する。
読出処理部54は、ホスト装置2からのEPCデータの読出し依頼に基づいて、読出し処理を実行する。
PC読出部55は、読出処理部54による読出し処理の実行に応じて、RFIDタグ100のメモリ105に格納されたPCデータを読み出す。
EPC読出部56は、読出処理部54による読出し処理の実行に応じて、RFIDタグ100のメモリ105に格納されたEPCデータを読み出す。
CRC生成部57は、PC読出部55によって読み出されたPCデータとEPC読出部56によって読み出されたEPCデータとに基づきCRCを生成する。
CRC格納部58は、CRC生成部57によって生成されたCRCをRFIDタグ100のメモリ105に格納する。
CRC読出部59は、RFIDタグ100のメモリ105に予め格納されたCRCを読み出す。例えば、CRC読出部59によって読み出されるCRCは、RFIDタグ100の不揮発性メモリ領域に格納されている。
CRC比較判断部60は、CRC生成部57によって生成されたCRCとCRC読出部59によって読み出されたCRCとが一致しているか否かを判断する。
EPC送出部61は、CRC比較判断部60によって生成されたCRCと読み出されたCRCとが一致していると判断された場合、EPC読出部56によって読み出された電子製品コードデータを外部のホスト装置2に送信する。
エラー処理部62は、CRC比較判断部60によって生成されたCRCと読み出されたCRCとが一致していないと判断された場合、エラー処理を実行する。例えば、所定のエラー信号を外部のホスト装置2に送信する。
図4は、第1の実施の形態における書込み処理の流れを示すフローチャートである。
第1の実施の形態における書込み処理は、RFIDリーダライタ装置4が備える制御回路46において実行される。
ステップS41において、上位通信処理部51は、ホスト装置2よりRFIDタグ100に格納されたデータの読み出し依頼を受け付ける。
読み出し依頼を受け付けた場合(ステップS41:NO)、RFIDタグ100に動作電源が供給されるのを待つ。
他方、読み出し依頼を受け付けられていない場合(ステップS41:YES)、ステップS42において、PC読出部55は、RFIDタグ100のメモリ105に格納されたPCデータを読み出し、EPC読出部56はEPCデータを読み出す。
ステップS43において、CRC生成部57は、ステップS42で読み出したPCデータとEPCデータとに基づきCRCを生成する。生成したCRCを第1CRCとする。
そして、ステップS44において、CRC格納部58は、ステップS43で生成した第1CRCをRFIDタグ100のメモリ105に格納する。
図5は、第1の実施の形態における誤り検出処理の流れを示すフローチャートである。
第1の実施の形態における誤り検出処理は、RFIDリーダライタ装置4が備える制御回路46において実行される。
ステップS51において、PC読出部55は、RFIDタグ100のメモリ105に格納されたPCデータを読み出し、EPC読出部56はEPCデータを読み出す。
ステップS52において、CRC生成部57は、ステップS52で読み出したPCデータとEPCデータとに基づきCRCを生成する。生成したCRCを第2CRCとする。
ステップS53において、CRC読出部59は、図4を用いて説明した書込み処理で予めRFIDタグ100のメモリ105に格納された第1CRCを読み出す。
ステップS54において、ステップS52で生成された第2CRCとステップS53で読み出された第1CRCとが一致しているか否かを判断する。
一致していると判断された場合(ステップS54:YES)、ステップS55において、EPC送出部61は、EPC読出部56によって読み出された電子製品コードデータを外部のホスト装置2に送信する。
他方、一致していないと判断された場合(ステップS54:NO)、ステップS56において、エラー処理部62は、所定のエラー信号を外部のホスト装置2に送信する等のエラー処理を実行する。
次に、図6乃至図11を用いて本発明の第2の実施の形態について説明する。
図6は、第2の実施の形態におけるRFIDリーダライタ装置の機能ブロック図である。
図6において、RFIDリーダライタ装置4は、アンテナ40、上位通信処理部51、タグ送受信処理部52、PC1/EPC1保存処理部70、CRC2作成処理部71、PC2作成処理部72、EPC2作成処理部73、EPC2ライト処理部74、EPC2読取処理部80、EPC1/CRC2作成処理部81、PC1作成処理部82、CRC確認部83、EPC送出処理部84、CRC作成処理部90、作成CRC保存部91、PC1保存部92、EPC1保存部93、CRC2保存部94、PC2保存部95、およびEPC2保存部96を備える。
上位通信処理部51は、ホスト装置2との間で、ネットワーク3を通してEPCデータの取得依頼および取得したEPCデータの送受信処理を実行する。
タグ送受信処理部52は、アンテナ40を介してRFIDタグ100との間でコマンドの送受信処理を実行する。
PC1/EPC1保存処理部70は、ホスト装置2からの書込み要求で受信したPCデータをPC1保存部92に保存し、受信したEPCデータをEPC1保存部93に保存する。
CRC2作成処理部71は、PC1保存部92に保存されているPCデータとEPC1保存部93に保存されているEPCデータに基づいて、CRC作成処理部90を用いてCRCデータを作成させ、作成したCRCデータを作成CRC保存部91に保存する。また、そのCRCデータをCRC2保存部94に複写する。
PC2作成処理部72は、PC1保存部92に保存されたPCデータを読み取り、そのPCデータの「EPCデータの長さ」に対して、後述するCRC作成処理部90で作成したCRCを保存するための領域として、1(ワード)を加算したPCデータを作成する。そして、その作成したPCデータをPC2保存部95に保存する。「EPCデータの長さ」は、図13を用いて説明したように、メモリ105のEPC領域のアドレス「1」の「PC」のうち先頭の5ビット分(ビット位置「15」から「11」まで)に格納されている。
EPC2作成処理部73は、EPC1保存部93に保存されたEPCデータの後ろに、CRC2保存部94に保存されたCRCデータを付加し、EPC2保存部96に保存する。
EPC2ライト処理部74は、PC2保存部95及びEPC2保存部96の各データを、それぞれPCコードおよびEPCコードとして、タグ送受信処理部52に依頼し、RFIDタグ100に書き込ませる。
EPC2読取処理部80は、タグ送受信処理部52を介し、RFIDタグ100のPCコードおよびEPCコードを読み取り、読み取ったPCコードをPC2保存部95に保存し、EPCコードをEPC2保存部96に保存する。
EPC1/CRC2作成処理部81は、EPC2保存部96に保存されたEPCデータを、最後の1ワードの値と残りの値に分割し、最後の1ワードの値をCRC2保存部94へ保存し、残りの値をEPC1保存部93に保存する。
PC1作成処理部82は、PC2保存部95に保存されたPCデータを読み取り、そのPCデータに対し、EPC部レングス情報を1(ワード)減算した値に変換したPCデータを作成し、PC1保存部92に保存する。
CRC確認部83は、PC1保存部92及びEPC1保存部93に保存されているデータより、CRCをCRC作成処理部90に作成させ、作成CRC保存部91に保存する。そして、作成CRC保存部91に保存したCRCデータと、CRC2保存部94に保存したCRCデータを比較し、一致しているか否かを判断する。一致していなければ、取得したEPCコードは不良として読み捨てる。
EPC送出処理部84は、PC1保存部92およびEPC1保存部93の各データを、それぞれPCコードおよびEPCコードとして、上位通信処理部51を介してホスト装置2へ送出する。
CRC作成処理部90は、PC1保存部92およびEPC1保存部93に保存されているデータからCRCデータを作成する。
作成CRC保存部91は、CRC作成処理部90が作成したCRCデータを保存する。
PC1保存部92は、ホスト装置2からの書込み要求で受信したPCデータを保存する。
EPC1保存部93は、ホスト装置2からの書込み要求で受信したEPCデータを保存する。
CRC2保存部94は、作成CRC保存部91に保存されたCRCデータを複写したデータを保存する。
PC2保存部95は、PC2作成処理部72が作成したPCデータを保存する。
EPC2保存部96は、EPC1保存部93に保存されたEPCデータに、CRC2保存部94に保存されたCRCデータを付加したデータを保存する。
図7は、第2の実施の形態における書込み処理の流れを示すフローチャートである。図8、図9および図10は、RFIDタグが備えるメモリの構成例を示す図である。
ステップS71において、PC1/EPC1保存処理部70は、ホスト装置2からの書込み要求で受信したPCデータをPC1保存部92に保存し、受信したEPCデータをEPC1保存部93に保存する。例えば、図8に示すようなPCデータ「3000」は、項目「PC」に対応するPC1保存部92に保存される。また、ECPデータ「3035 307E 2831 B381 D007 711E」は、項目「EPC」に対応するEPC1保存部93に保存される。
ステップS72において、CRC2作成処理部71は、ステップS71でPC1保存部92に保存したPCデータとEPC1保存部93に保存したEPCデータに基づいて、CRC作成処理部90を用いてCRCデータを作成させ、作成したCRCデータを作成CRC保存部91に保存する。また、そのCRCデータをCRC2保存部94に複写する。例えば、PC1保存部92に保存されているPCデータ「3000」と、EPC1保存部93に保存されているECPデータ「3035 307E 2831 B381 D007 711E」に基づいて、CRCデータ「FC78」を作成する。作成されたCRCデータ「FC78」は、図9に示すようなアドレス「8」に対応するCRC2保存部94に保存される。
ステップS73において、PC2作成処理部72は、ステップS71でPC1保存部92に保存したPCデータを読み取り、そのPCデータの「EPCデータの長さ」に対して1(ワード)を加算する。そして、作成した(1加算された)PCデータをPC2保存部95に保存する。例えば、PCデータ「3000」の「EPCデータの長さ」が「6」の場合、上述したように、「6」を2進数表記した「110」は、ビット位置「15」に「0」、ビット位置「14」に「0」、ビット位置「13」に「1」、ビット位置「12」に「1」、ビット位置「11」に「0」が格納されている。「6」に「1」を加算した「7」は、2進数表記すると「111」となるため、ビット位置「15」に「0」、ビット位置「14」に「0」、ビット位置「13」に「1」、ビット位置「12」に「1」、ビット位置「11」に「1」が格納される。従って、図10に示すように、PCデータは「3800」となる。
ステップS74において、EPC2作成処理部73は、EPC1保存部93に保存されたEPCデータの後ろに、CRC2保存部94に保存されたCRCデータを付加し、EPC2保存部96に保存する。例えば、EPC1保存部93に保存された「3035 307E 2831 B381 D007 711E」の後に、CRC2保存部94に保存された「FC78」を付加し、「3035 307E 2831 B381 D007 711E FC78」をEPC2保存部96に保存する。
ステップS75において、EPC2ライト処理部74は、PC2保存部95およびEPC2保存部96の各データを、それぞれPCコードおよびEPCコードとして、タグ送受信処理部52に依頼し、RFIDタグ100に書き込ませる。例えば、PC2保存部95に保存されたPCデータ「3800」をPCコードとしてRFIDタグ100に書き込み、EPC2保存部96に保存されたEPCデータ「3035 307E 2831 B381 D007 711E FC78」をEPCコードとしてRFIDタグ100に書き込む。
図11は、第2の実施の形態における誤り検出処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS111において、EPC2読取処理部80は、タグ送受信処理部52を介し、RFIDタグ100のPCコードおよびEPCコードを読み取り、読み取ったPCコードをPC2保存部95に保存し、EPCコードをEPC2保存部96に保存する。例えば、PCコード「3800」をPC2保存部95に保存し、ECPコード「3035 307E 2831 B381 D007 711E FC78」をEPC2保存部96に保存する。
ステップS112において、EPC1/CRC2作成処理部81は、EPC2保存部96に保存されたEPCデータを、最後の1ワードの値と残りの値に分割し、最後の1ワードの値をCRC2保存部94へ保存し、残りの値をEPC1保存部93に保存する。例えば、EPC2保存部96に保存された「3035 307E 2831 B381 D007 711E FC78」を「FC78」と「3035 307E 2831 B381 D007 711E」に分割する。分割した「FC78」をCRC2保存部94へ保存し、「3035 307E 2831 B381 D007 711E」EPC1保存部93に保存する。
ステップS113において、PC1作成処理部82は、PC2保存部95に保存されたPCデータを読み取り、そのPCデータに対し、EPC部レングス情報を1(ワード)減算した値に変換したPCデータを作成し、PC1保存部92に保存する。例えば、PC2保存部95に保存されたPCデータ「3800」の「EPCデータの長さ」から1を減算した「3000」に変換し、PC1保存部92に保存する。
ステップS114において、CRC確認部83は、PC1保存部92及びEPC1保存部93に保存されているデータより、CRCをCRC作成処理部90に作成させ、作成CRC保存部91に保存する。例えば、PC1保存部92に保存された「3000」と、EPC1保存部93に保存された「3035 307E 2831 B381 D007 711E」から「FC78」を作成し、作成CRC保存部91に保存する。そして、作成CRC保存部91に保存したCRCデータと、CRC2保存部94に保存したCRCデータを比較する。例えば、作成CRC保存部91に保存した「FC78」と、CRC2保存部94に保存した「FC78」を比較する。
ステップS115において、比較したデータが一致したか否かを判断する。上述した例示「FC78」は一致している。
一致していないと判断した場合(ステップS115:NO)、取得したEPCコードは不良として読み捨てる。他方、一致していると判断した場合(ステップS115:YES)、ステップS116において、EPC送出処理部84は、PC1保存部92およびEPC1保存部93の各データを、それぞれPCコードおよびEPCコードとして、上位通信処理部51を介してホスト装置2へ送出する。
例えば、PC1保存部92に保存された「3000」と、EPC1保存部93に保存された「3035 307E 2831 B381 D007 711E」を、上位通信処理部51を介してホスト装置2に送出する。
上述した第2の実施形態では、図7のステップS73において「PCデータのレングス情報を1加算」し、図11のステップS113において「PCデータのレングス情報を1減算」している。1を加算するのは、RFIDタグ100がRFIDリーダライタ装置4よりEPC読み取り要求を受け付けると、メモリ105の項目「PC」のEPCデータ長に基づき(図8参照)、項目「PC」に続く項目「EPC」のデータを取得するため、項目「EPC」に連続するエリアにPC及びEPC書込み時に作成し記録したCRCも読取られるようにするためである。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、本発明が適用されるRFIDリーダライタ装置は、前述の実施の形態に限定されない。例えば、RFIDリーダライタ装置4において実行される書込み処理、誤り検出処理は、ホスト装置2で実行するように構成しても良い。
前述してきた本発明の実施の形態は、RFIDリーダライタ装置の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードやCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
また、本発明が適用されるRFIDリーダライタ装置は、その機能が実行されるのであれば、前述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、RFIDリーダライタ装置に供給し、そのRFIDリーダライタ装置のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は形状を取ることができる。
1 RFIDタグシステム
2 ホスト装置
3 ネットワーク
4 RFIDリーダライタ装置
40 アンテナ
41 周波数共用回路
42 増幅回路
43 復調回路
44 発振回路
45 復号回路
46 制御回路
47 符号回路
48 変調回路
49 増幅回路
51 上位通信処理部
52 タグ送受信処理部
53 書込処理部
54 読出処理部
55 PC読出部
56 EPC読出部
57 CRC生成部
58 CRC格納部
59 CRC読出部
60 CRC比較判断部
61 EPC送出部
62 エラー処理部
70 PC1/EPC1保存処理部
71 CRC2作成処理部
72 PC2作成処理部
73 EPC2作成処理部
74 EPC2ライト処理部
80 EPC2読取処理部
81 EPC1/CRC2作成処理部
82 PC1作成処理部
83 CRC確認部
84 EPC送出処理部
90 CRC作成処理部
91 作成CRC保存部
92 PC1保存部
93 EPC1保存部
94 CRC2保存部
95 PC2保存部
96 EPC2保存部
100 RFIDタグ
101 アンテナ
102 電源回路
103 復調回路
104 制御回路
105 メモリ
106 変調回路
107 負荷変調回路
200 RFIDリーダライタ装置

Claims (4)

  1. RFIDタグに格納されたデータの誤りを検出するRFIDリーダライタ装置であって、
    ホスト装置より前記RFIDタグに格納されたデータの読み出し依頼を受け付ける上位通信処理部と、
    前記上位通信処理部が前記データの読み出し依頼を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納されたプロトコル制御データを読み出すPC読出部と、
    前記上位通信処理部が前記データの読み出し依頼を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納された電子製品コードデータを読み出すEPC読出部と、
    前記PC読出部によって読み出されたプロトコル制御データと前記EPC読出部によって読み出された電子製品コードデータとに基づき巡回冗長符号を生成するCRC生成部と、
    前記RFIDタグに予め格納された巡回冗長符号を読み出すCRC読出部と、
    前記CRC生成部によって生成された巡回冗長符号と前記CRC読出部によって読み出された巡回冗長符号とが一致しているか否かを判断するCRC比較判断部と、
    前記CRC比較判断部によって生成された巡回冗長符号と読み出された巡回冗長符号とが一致していると判断された場合、前記EPC読出部によって読み出された電子製品コードデータを外部に送信するEPC送出部と、
    を備えることを特徴とするRFIDリーダライタ装置。
  2. 前記CRC読出部によって読み出される巡回冗長符号は、前記RFIDタグの不揮発性メモリ領域に格納されている、ことを特徴とする請求項1に記載のRFIDリーダライタ装置。
  3. RFIDタグに格納されたデータの誤りを検出するRFIDリーダライタ装置のコンピュータを、
    ホスト装置より前記RFIDタグに格納されたデータの読み取り指示を受け付ける上位通信処理手段、
    前記上位通信処理手段が前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納されたプロトコル制御データを読み出すPC読出手段、
    前記上位通信処理手段が前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納された電子製品コードデータを読み出すEPC読出手段、
    前記PC読出手段によって読み出されたプロトコル制御データと前記EPC読出手段によって読み出された電子製品コードデータとに基づき巡回冗長符号を生成するCRC生成手段、
    前記RFIDタグに予め格納された巡回冗長符号を読み出すCRC読出手段、
    前記CRC生成手段によって生成された巡回冗長符号と前記CRC読出手段によって読み出された巡回冗長符号とが一致しているか否かを判断するCRC比較判断手段、
    前記CRC比較判断手段によって生成された巡回冗長符号と読み出された巡回冗長符号とが一致していると判断された場合、前記EPC読出手段によって読み出された電子製品コードデータを外部に送信するEPC送出手段、
    として機能させるための誤り検出プログラム。
  4. RFIDタグに格納されたデータの誤りを検出するRFIDリーダライタ装置において実行される誤り検出方法であって、
    前記RFIDリーダライタ装置のコンピュータが、
    ホスト装置より前記RFIDタグに格納されたデータの読み取り指示を受け付け、
    前記データの読み取り指示を受け付けた場合、前記RFIDタグに格納されたプロトコル制御データと前記RFIDタグに格納された電子製品コードデータを読み出し、
    前記読み出されたプロトコル制御データと電子製品コードデータとに基づき巡回冗長符号を生成し、
    前記RFIDタグに予め格納された巡回冗長符号を読み出し、
    前記生成された巡回冗長符号と前記読み出された巡回冗長符号とが一致しているか否かを判断し、
    前記生成された巡回冗長符号と前記読み出された巡回冗長符号とが一致していると判断された場合、前記読み出された電子製品コードデータを外部に送信する、
    ことを特徴とする誤り検出方法。
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