JPWO2006126258A1 - 剛性調節機構 - Google Patents

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Abstract

本発明は、基盤108と、一端が基盤108に固定され他端が所定の方向に延び部品把持部材104を把持する第1の柱状部材106と、一端が基盤108に固定され第1の柱状部材106に隣接して第1の柱状部材106に平行に延びる、第1の柱状部材106よりも剛性の高い第2の柱状部材116と、第1の柱状部材106および第2の柱状部材116双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、第1の柱状部材106と第2の柱状部材116とを連結する連結部材120と、連結部材120を上記長手方向の任意の位置に固定する固定部とを備えた。

Description

本発明は、機器を構成する部材の剛性を調節する剛性調節機構に関する。
従来、例えば2つの部品を溶接する溶接装置において、溶接される部品どうしの相対位置関係を高精度に維持して溶接するために双方の部品を支持する部品支持機構に特別な工夫を施す必要がある。
図13は、従来の溶接装置における部品支持装置の概要図であり、図14および図15は、図13に示した部品支持装置の問題点を示す図である。
図13には、2つの部品201,202を溶接する溶接装置に用いられる部品支持装置200が示されている。
この部品支持装置200は、溶接される部品201,202の相対位置関係を高精度で維持した状態で溶接するための装置であり、部品201,202をそれぞれ把持する一対の部品把持部材203,204、部品201を支持する支持部材207、支持部材207を支持する支柱209、部品202を把持する部品把持部材204を支持する支持機構206、支持機構206を載置する基盤208、基盤208および支柱209を固定する支持台210などから構成されている。
この溶接装置では、溶接される2つの部品に合った剛性の部品支持機構を選択して使用するようになっている。部品に合わない剛性の部品支持機構を用いると、部品201,202の接合面の周囲をレーザなどで溶接していったときに、熱応力により接合面に隙間が生じたり両部品の接合が半径方向にずれたりして不良品が発生することがある。
そこで、図14に示すように、支持機構206の剛性が、溶接すべき部品201,202に合わない場合は、固定ネジ211を外して部品支持装置200から取り外し、予め用意した複数の支持機構206a(低剛性)、206b(高剛性)、206c(異なる材質),…の中から部品201,202に合った剛性の支持機構を選び出して固定ネジ211で取り付け、その度毎に、図15に示すように、部品相互のずれ212を修正するための、支持機構206の矢印A方向への位置調整が必要となる。すなわち、支持機構を交換すると支持機構の組直し工程において部品間の相対位置が変化してしまい、その度に再計測、位置修正などの手番が発生する。これを回避するために位置決めピン213を利用することが考えられるが、複数ある支持機構を全て同じ公差の中に入れようとするとコスト高を招くことになり現実的ではない。また、小刻みに剛性を変化させたい場合にはその刻みの段階数に相当する数の支持機構を用意しなくてはならず、高コスト化する上、支持機構の組直しにかかる手番も増加するという問題がある。
一方、電気機器の分野において、例えば、テープ記録再生装置において、テープ走行の安定性を高めるため、一端が固定された軸とこの軸の所定部位に固着されたテープガイドとを備え、前記軸を振動させる加振手段により前記テープガイドを振動変位させることにより前記軸の剛性を変化させて、軸の共振モードを所望のモードに設定できるようにしたテープガイド機構が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−129809号公報(第2−4頁、図4)
しかしながら、上記の特許文献1に記載された技術は、加振手段によりテープガイドを振動させて所望の共振状態を得ることによりテープテンションを低下させてテープを安定走行させるというものであり、図13〜図15を参照して説明したような、従来の部品支持機構における問題点を解決する技術として利用することはできない。
本発明の剛性調節機構は、上記事情に鑑み、剛性を無段階で調節することのできる剛性調節機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の剛性調節機構は、
基盤と、
一端が該基盤に固定され他端が所定の方向に延びる第1の柱状部材と、
一端が該基盤に固定され前記第1の柱状部材に隣接して該第1の柱状部材に平行に延びる、前記第1の柱状部材よりも剛性の高い第2の柱状部材と、
前記第1の柱状部材および前記第2の柱状部材双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、該第1の柱状部材と該第2の柱状部材とを連結する連結部材と、
前記連結部材を前記長手方向の任意の位置に固定する固定部とを備えたことを特徴とする。
本発明の剛性調節機構によれば、例えば、部品を所望の剛性で支持することのできる部品支持装置などを実現することができる。さらに例えば、2つの部品を溶接する溶接装置に用いられる部品支持装置において、2つの部品の相対位置関係を崩すことなく部品支持部材の剛性を無段階で自在に調節することのできる剛性調節機構を実現することもができる。
ここで、前記第1の柱状部材および前記第2の柱状部材それぞれが、前記連結部材の前記長手方向への移動を案内する案内部を備えたものであることが好ましい。
本発明の剛性調節機構を上記のように構成した場合は、前記連結部材の移動がスムースとなり安定してた剛性調節操作が可能となる。
また、前記連結部材を前記長手方向の任意の位置に移動させる駆動部と、前記連結部材の位置を検出するセンサと、前記センサからの情報に基づき前記駆動部を駆動して前記連結部材を移動させることにより前記第1の柱状部材の剛性を制御する剛性制御部とを備えたものであることも好ましい。
本発明の剛性調節機構を上記のように構成した場合は、前記剛性制御部により、前記連結部材を、前記第1の柱状部材の剛性が所望の剛性となる位置に自動的に移動させることができるので、剛性調節操作を自動化することが可能となる。
以上のように本発明の剛性調節機構によれば、簡単な機構で剛性を無段階で調節することの可能な剛性調節機構を実現することができる。
本発明の剛性調節機構の一実施形態を示す概要図である。 本実施形態の剛性調節機構における固定部の側面図である。 図2のA−A断面図である。 本実施形態の剛性調節機構における剛性調節の様子を示す図である。 本実施形態の剛性調節機構における剛性調節の方向性を示す図である。 第2の実施形態の剛性調節機構の概要図である。 第3の実施形態の剛性調節機構の概要図図である。 第3の実施形態の剛性調節機構における制御動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態の剛性調節機構の概要図および作業内容を示す図である。 第5の実施形態の剛性調節機構の概要図である。 図10に示した剛性調節機構を人の搬送装置に応用した例を示す図である。 図10に示した剛性調節機構を義足に応用した場合を示す図である。 従来の溶接装置における部品支持装置の概要図である。 図13に示した部品支持装置の問題点を示す図である。 図13に示した部品支持装置の問題点を示す図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の剛性調節機構の一実施形態を示す概要図である。
図1には、溶接される部品101,102の相対位置関係を高精度で維持して溶接する溶接装置に用いられる、2つの部品101,102を支持する部品支持装置100が示されている。
この部品支持装置100は、基盤108と、一端が基盤108に固定され他端が所定の方向に延び部品把持部材104を把持する第1の柱状部材106と、一端が基盤108に固定され第1の柱状部材106に隣接して第1の柱状部材106に平行に延びる、第1の柱状部材106よりも剛性の高い第2の柱状部材116と、第1の柱状部材106および第2の柱状部材116双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、第1の柱状部材106と第2の柱状部材116とを連結する連結部材120と、連結部材120を上記長手方向の任意の位置に固定する固定部(図示せず)とを備えた剛性調節機構を含んでいる。この固定部の詳細については後述する。
柱状部材116は、基盤108に載置され、≪基板108≫は支持台110に固定されている。この支持台110には、支柱109も固定されている。支柱109には支持部材107が固定されており、支持部材107は、部品101を把持する部品把持部材103を支持するようになっており、こうして部品把持部材103に把持された部品101が、部品把持部材104に把持された部品102と溶接される。
図2は、本実施形態の剛性調節機構における固定部の側面図であり、図3は、図2のA−A断面図である。
図2および図3に示すように、この実施形態の剛性調節機構の固定部130は、連結部材120a,bを第1の柱状部材106および第2の柱状部材116の長手方向(矢印B方向)の任意の位置にボルト121で固定することができる。
図4は、本実施形態の剛性調節機構における剛性調節の様子を示す図である。
図4(a)に示すように、連結部材120を部品把持部材104寄りの位置に固定した場合は第1の柱状部材106の支持剛性は高くなり、それに対して図4(b)に示すように、連結部材120を部品支持装置100全体を支持する基盤108寄りの位置に固定した場合は第1の柱状部材106の剛性は低くなる。
従って、図4(a)の場合には図4(b)の場合よりも第1の柱状部材106の剛性は高くなるため部品把持部材104の矢印A方向への変位は少なくなる。
図5は、本実施形態の剛性調節機構における剛性調節の方向性を示す図である。
図5(a),(b),(c)に示すように、第1の柱状部材106の断面形状をそれぞれ円形、正方形、長方形とすることにより、第1の柱状部材106の剛性に、図示のような種々の方向性を持たせることができる。
次に、本発明の剛性調節機構の第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態の剛性調節機構の概要図である。
図6に示すように、第2の実施形態の剛性調節機構では、第1の柱状部材106および第2の柱状部材116それぞれに、連結部材120の矢印A方向(柱状部材の長手方向)への移動を案内する案内溝140を備え、連結部材120側にはこの案内溝140に合致する突起(図示せず)が設けられている。この案内溝140および突起は、本発明にいう案内部に相当するものであるが、案内部はこのような溝と突起からなる構造のものに限られるものではない。
さらに、この第2の実施形態では、連結部材120にネジ孔153が設けられており、このネジ孔153に螺合する回転軸152およびその駆動用のモータ151が備えられているので、モータ151を回転させることにより、連結部材120を矢印A方向の任意の位置に移動させることができるようになっている。これらのネジ孔153、回転軸152、およびモータ151は、本発明にいう駆動部に相当するものである。
次に、本発明の剛性調節機構の第3の実施形態について説明する。
図7は、第3の実施形態の剛性調節機構の概要図である。
図7に示すように、第3の実施形態の剛性調節機構は、図1に示した、第1の実施形態における、2つの部品101,102を支持する部品支持装置100に、連結部材120を矢印A方向の任意の位置に移動させる、モータ151、回転軸152、およびネジ孔153などからなる駆動部と、連結部材120の位置を検出するセンサ160と、センサ160からの情報に基づき上記駆動部を駆動して連結部材120を移動させることにより第1の柱状部材106の剛性を制御する剛性制御部180と、部品101,102を溶接するレーザ出射ユニット171,171と、レーザ発振機170と、モータ151を制御するモータ制御部154と、センサ160からのデータを収集するセンサデータ収集部16とを加えた構成となっている。
剛性制御部180は、レーザ照射制御部181、位置データベース182、位置検出部183、およびモータ駆動部184を備えている。
図8は、第3の実施形態の剛性調節機構における制御動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、操作者による操作に応じて、図7に示した剛性制御部180により実行される。先ず操作者により、図8に示すように、溶接する部品の品種選択が行われる(ステップS01)。次に部品101,102が部品支持装置100(図7参照)にセットされる(ステップS02)。次に、剛性制御部により位置データベース182(図7参照)が参照されて、溶接する部品の品種に対応する連結部材120の位置、すなわち剛性が求められる(ステップS03)。次にセンサデータ収集部161および位置検出部183により連結部材120の位置確認が行われる(ステップS04)。
位置確認の結果、位置変更の必要ありか否かの判定が行われる(ステップS05)。
ステップS05における判定の結果、位置変更の必要ありと判定された場合はモータ駆動部184およびモータ制御部154により連結部材120の位置調整が行われ(ステップS06)、次にステップS04に戻り位置確認およびそれ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS05における判定の結果、位置変更の必要なしと判定された場合はレーザ照射制御部181およびレーザ発振機172によりレーザ出射ユニット171からレーザ光が出射され部品101,102の溶接が完了する(ステップS07)。
次に、本発明の剛性調節機構の第4の実施形態について説明する。
図9は、第4の実施形態の剛性調節機構の概要図および作業内容を示す図である。
図9(a)に示すように、第4の実施形態の剛性調節機構は、図1に示した溶接装置における部品支持装置100とは異なり、第1の柱状部材406および第2の柱状部材416と、これら2つの柱状部材を支持する基盤408との相対位置が上下反対になっており、第1の柱状部材406によって部品把持部材404が吊り下げられた状態で第1の部品401を支持するように構成されている。
すなわち、この部品支持装置400は、基盤408と、一端が基盤408に固定され他端が部品把持部材404を把持する第1の柱状部材406と、一端が基盤408に固定され第1の柱状部材406に隣接して第1の柱状部材406に平行に延びる、第1の柱状部材406よりも剛性の高い第2の柱状部材416と、第1の柱状部材406および第2の柱状部材416双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、第1の柱状部材406と第2の柱状部材416とを連結する連結部材420と、連結部材420を上記長手方向の任意の位置に固定する固定部(図示せず)とを備えている。この固定部は、図2および図3に示した固定部130と同様の構造を有している。
また、この第4の実施形態の剛性調節機構においても、図4に示した第1の実施形態におけると同様の剛性調節機構を有し、さらに、図6に示した第2の実施形態におけると同様の案内溝440、案内溝440に合致する突起、回転軸452、および駆動用のモータ451が備えられている。
次に、図9(b)に示すように、上記剛性調節機構の部品把持部材404に第1の部品401を取り付け、この第1の部品401の先端部401aを、作業対象物である第2の部品402の所定の孔402aに挿入する。
第4の実施形態の剛性調節機構は、上記のように第1の柱状部材406および第2の柱状部材416双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な連結部材420を備えているので、図9(b)に示すように連結部材420を部品把持部材404側に移動させることによって第1の柱状部材406の剛性を小さくすることができる。
こうして第1の柱状部材406の剛性は小さくなり撓みやすくなっているので、図9(c)に示すように第1の柱状部材406の先端に取り付けられた第1の部品401の左右方向への移動の自由度が大きくなり、第1の部品401の先端部401aを、第2の部品402の表面形状にならって孔402aに容易に挿入することができる。
次に、本発明の剛性調節機構の第5の実施形態について説明する。
図10は、第5の実施形態の剛性調節機構の概要図である。
図10に示すように、第5の実施形態の剛性調節機構は、図1に示した溶接装置における部品支持装置100とは異なり、第1の柱状部材506および第2の柱状部材516は水平方向に配置され、第1の柱状部材506および部品把持部材504により部品501が吊り下げられた状態で支持されるように構成されている。
すなわち、この部品支持装置500は、基盤508と、一端が基盤508に固定され他端が部品把持部材504を把持する第1の柱状部材506と、一端が基盤508に固定され第1の柱状部材506に隣接して第1の柱状部材506に平行に延びる、第1の柱状部材506よりも剛性の高い第2の柱状部材516と、第1の柱状部材506および第2の柱状部材516双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、第1の柱状部材506と第2の柱状部材516とを連結する連結部材520と、連結部材520を上記長手方向の任意の位置に固定する固定部(図示せず)とを備えている。この固定部は、図2および図3に示した固定部130と同様の構造を有している。また、この第4の実施形態の剛性調節機構においても、図4に示した第1の実施形態におけると同様の剛性調節機構を有しており、さらに、図6に示した第2の実施形態におけると同様の案内溝540、案内溝540に合致する突起、回転軸552、および回転軸552駆動用のモータ551が備えられている。
このように構成した部品支持装置500によれば、部品501を支持しながら搬送する際に、連結部材520を、第1の柱状部材506および第2の柱状部材516双方の長手方向に沿って任意の位置に移動することによって、第1の柱状部材506の剛性を調節することができるので、例えば、部品501を降下させて下方にある他の部品と接触させる際の部品どうしの衝撃の程度を自在に調節することができ、また、部品501を吊り下げて搬送する場合の左右方向への揺れの大きさを自在に調節することが可能である。
図11は、図10に示した剛性調節機構を人の搬送装置に応用した例を示す図である。
図11に示すように、図10に示した部品501の代わりに、介護上などの必要から人601を吊り下げて搬送する場合にこの剛性調節機構600を採用することができる。
すなわち、この剛性調節機構600は、基盤608と、一端が基盤608に固定され他端が部品把持部材604を把持する第1の柱状部材606と、一端が基盤608に固定され第1の柱状部材606に隣接して第1の柱状部材606に平行に延びる、第1の柱状部材606よりも剛性の高い第2の柱状部材616と、第1の柱状部材606および第2の柱状部材616双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、第1の柱状部材606と第2の柱状部材616とを連結する連結部材620と、連結部材620を上記長手方向の任意の位置に固定する固定部(図示せず)とを備えている。この固定部は、図2および図3に示した固定部130と同様の構造を有している。また、この剛性調節機構においても、図4に示した第1の実施形態におけると同様の剛性調節機構を有し、さらに、図6に示した第2の実施形態におけると同様の案内溝640、案内溝640に合致する突起、回転軸652、および駆動用のモータ651が備えられている。
このように構成した剛性調節機構600によれば、人を搬送する際に、連結部材620を、第1の柱状部材606および第2の柱状部材616双方の長手方向に沿って任意の位置に移動することによって、第1の柱状部材606の剛性を調節することができる。従って、例えば、人601を降下させる際の衝撃の程度を自在に調節することができ、また、人601を吊り下げて搬送する場合の左右方向への揺れの大きさを自在に調節することが可能である。
図12は、図10に示した剛性調節機構を義足に応用した例を示す図である。
図12に示すように、本発明の剛性調節機構を義足に応用することができる。すなわち、図10に示したものと同様、この剛性調節機構700は、基盤708と、一端が基盤708に固定され他端が部品把持部材704を把持する第1の柱状部材706と、一端が基盤708に固定され第1の柱状部材706に隣接して第1の柱状部材706に平行に延びる、第1の柱状部材706よりも剛性の高い第2の柱状部材716と、第1の柱状部材706および第2の柱状部材716双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、第1の柱状部材706と第2の柱状部材716とを連結する連結部材720と、連結部材720を上記長手方向の任意の位置に固定する固定部(図示せず)とを備えている。この固定部は、図2および図3に示した固定部130と同様の構造を有している。
このように構成した剛性調節機構700によれば、連結部材720を、第1の柱状部材706および第2の柱状部材716双方の長手方向に沿って任意の位置に移動することによって、第1の柱状部材706の剛性を調節することができるので、義足700の足部701を降下させて地面に接触する際の衝撃の程度を自在に調節することができ、また、足部701の揺れの大きさを自在に調節することが可能である。

Claims (3)

  1. 基盤と、
    一端が該基盤に固定され他端が所定の方向に延びる第1の柱状部材と、
    一端が該基盤に固定され前記第1の柱状部材に隣接して該第1の柱状部材に平行に延びる、前記第1の柱状部材よりも剛性の高い第2の柱状部材と、
    前記第1の柱状部材および前記第2の柱状部材双方の長手方向に沿って任意の位置に移動可能な、該第1の柱状部材と該第2の柱状部材とを連結する連結部材と、
    前記連結部材を上記長手方向の任意の位置に固定する固定部とを備えたことを特徴とする剛性調節機構。
  2. 前記第1の柱状部材および前記第2の柱状部材それぞれが、前記連結部材の前記長手方向への移動を案内する案内部を備えたことを特徴とする請求項1記載の剛性調節機構。
  3. 前記連結部材を前記長手方向の任意の位置に移動させる駆動部と、
    前記連結部材の位置を検出するセンサと、
    前記センサからの情報に基づき前記駆動部を駆動して前記連結部材を移動させることにより前記第1の柱状部材の剛性を制御する剛性制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の剛性調節機構。
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