JPWO2006120895A1 - 色変換材料組成物及びこれを含む色変換媒体 - Google Patents

色変換材料組成物及びこれを含む色変換媒体 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006120895A1
JPWO2006120895A1 JP2007528213A JP2007528213A JPWO2006120895A1 JP WO2006120895 A1 JPWO2006120895 A1 JP WO2006120895A1 JP 2007528213 A JP2007528213 A JP 2007528213A JP 2007528213 A JP2007528213 A JP 2007528213A JP WO2006120895 A1 JPWO2006120895 A1 JP WO2006120895A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color conversion
light
substrate
wavelength range
semiconductor nanocrystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007528213A
Other languages
English (en)
Inventor
聡 蜂屋
聡 蜂屋
片野 淳一
淳一 片野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Publication of JPWO2006120895A1 publication Critical patent/JPWO2006120895A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/06Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing organic luminescent materials
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/14Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of the electroluminescent material, or by the simultaneous addition of the electroluminescent material in or onto the light source
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • H10K50/125OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers specially adapted for multicolour light emission, e.g. for emitting white light
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K77/00Constructional details of devices covered by this subclass and not covered by groups H10K10/80, H10K30/80, H10K50/80 or H10K59/80
    • H10K77/10Substrates, e.g. flexible substrates
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/60Organic compounds having low molecular weight
    • H10K85/615Polycyclic condensed aromatic hydrocarbons, e.g. anthracene
    • H10K85/621Aromatic anhydride or imide compounds, e.g. perylene tetra-carboxylic dianhydride or perylene tetracarboxylic di-imide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2211/00Chemical nature of organic luminescent or tenebrescent compounds
    • C09K2211/10Non-macromolecular compounds
    • C09K2211/1018Heterocyclic compounds
    • C09K2211/1025Heterocyclic compounds characterised by ligands
    • C09K2211/1029Heterocyclic compounds characterised by ligands containing one nitrogen atom as the heteroatom
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1306Field-effect transistor [FET]
    • H01L2924/1307Organic Field-Effect Transistor [OFET]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells

Abstract

光透過性マトリクス材料と、少なくとも第1の波長範囲の光を吸収する半導体ナノクリスタル蛍光体と、少なくとも第2の波長範囲の光を吸収する有機蛍光色素と、を含む色変換材料組成物。

Description

本発明は、色変換材料組成物及びこれを含む色変換媒体(色変換膜、色変換積層膜、色変換基板、発光素子)に関する。
蛍光材料を用いて光源から発せられる光の波長を変換する色変換材料組成物を使用した色変換基板は、電子ディスプレイ分野をはじめとした様々な分野で応用されている。色変換基板を使用した発光装置では、単色光の光源(例えば、青色光)から、複数色の光を発生させることができる。
色変換材料組成物に使用する蛍光材料としては、主に有機蛍光体及び無機蛍光体がある。
有機蛍光体としては、蛍光染料、蛍光顔料が検討され、無機蛍光体としては、金属酸化物、硫化物等に遷移金属イオンをドープしたもの、金属カルコゲナイドに遷移金属イオンをドープしたもの、半導体のバンドギャップを利用した半導体ナノクリスタル蛍光体が検討されている。
上記のなかで、半導体ナノクリスタル蛍光体は、半導体を超微粒子化(〜10nm径)して、電子の閉じ込め効果(量子サイズ効果)により、特異な吸発光特性を発現するものである。半導体ナノクリスタル蛍光体は無機材料であるため、以下のような特徴を有する。
(a)熱や光に対し安定である(高耐久性)。
(b)濃度消光がない。
(c)高い蛍光量子収率を有する(デバイスの高効率化)。
(d)超微粒子のため光散乱しない(高コントラスト)。
(e)同一材料であるが粒子サイズを変えることにより、任意の波長にシャープな蛍光を発するように調整できる(豊富な色揃え、高効率化)。
半導体ナノクリスタルを使用した色変換基板の例として、特許文献1に色変換基板の緑色蛍光層及び赤色蛍光層に半導体ナノクリスタルを用いたものが開示されている。半導体ナノクリスタルは、蛍光量子収率が高く、光源を適切に選ぶことで効率よく色変換できる。
しかしながら、光源として有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、エレクトロルミネッセンスをELと記載する)等を使用した場合、半導体ナノクリスタルを使用した色変換基板では、変換後の光の色純度が悪いという問題があった。以下、この原因についてを説明する。
図1に、半導体ナノクリスタル蛍光体の吸収スペクトルの例を示す。図1から把握できるように、半導体ナノクリスタル蛍光体は、紫外〜青色領域の光を主に吸収する。一方、一般的な有機EL素子を使用する場合、有機EL素子の発光は、図2に示すような、可視光領域に幅広い発光スペクトルを有する。このため、有機EL素子と、半導体ナノクリスタル蛍光体を使用した色変換基板とを組合せた場合、半導体ナノクリスタル蛍光体が有機EL素子の発光を十分に吸収できないため、色変換がされずに色変換基板を通過してしまう漏れ光の割合が高くなることから、表示光の色純度が悪かった。
図3は、有機EL素子と、半導体ナノクリスタル蛍光体を使用した色変換基板とを組合せた発光素子の、発光スペクトルの1例を示す図である。尚、有機EL素子には、図2に示す発光スペクトルを有するものを使用し、半導体ナノクリスタル蛍光体は赤色領域の蛍光を発するものを使用している。
図3から、有機EL素子の500nm付近の光が色変換基板において変換されずに、そのまま表示光に混合していることがわかる。
尚、色純度の向上には、カラーフィルタを組み合わせる方法が公知であるが、図3のように、不要な光成分が極端に多い場合には色純度を補正しきれず、不十分なものであった。
米国特許6,608,439号公報
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、色純度の高い色変換基板に使用する色変換材料組成物、色変換膜を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究したところ、半導体ナノクリスタル蛍光体と有機蛍光色素とを併用し、光源の発する光のうち、主に、短波長領域の成分(第1の波長範囲)を半導体ナノクリスタル蛍光体によって変換し、この波長領域よりも長波長領域の成分(第2の波長範囲)を有機蛍光色素によって変換することにより、色純度及び色変換効率が向上できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下の色変換材料組成物、色変換膜、色変換積層膜、色変換基板及び発光素子が提供される。
1.光透過性マトリクス材料と、少なくとも第1の波長範囲の光を吸収する半導体ナノクリスタル蛍光体と、少なくとも第2の波長範囲の光を吸収する有機蛍光色素と、を含む色変換材料組成物。
2.前記第1の波長範囲が350〜500nmであり、前記第2の波長範囲が500〜590nmである1に記載の色変換材料組成物。
3.吸収した光を600〜630nmの範囲の光に変換して放射する1又は2に記載の色変換材料組成物。
4.前記第1の波長範囲が350〜470nmであり、前記第2の波長範囲が470〜520nmである1に記載の色変換材料組成物。
5.吸収した光を520〜540nmの範囲の光に変換して放射する1又は4に記載の色変換材料組成物。
6.前記有機蛍光色素がペリレン骨格を有する化合物である1〜5のいずれかに記載の色変換材料組成物。
7.上記1〜6のいずれかに記載の色変換材料組成物からなる色変換膜。
8.基板と、この基板上に形成した7に記載の色変換膜と、を有する色変換基板。
9.第1の光透過性マトリクス材料と、第1の波長範囲の光を吸収する半導体ナノクリスタル蛍光体とを含む第1の色変換膜と、第2の光透過性マトリクス材料と、第2の波長範囲の光を吸収する有機蛍光色素とを含む第2の色変換膜とを、含む色変換積層膜。
10.基板と、この基板上に形成した請求項9に記載の色変換積層膜と、を有する色変換基板。
11.主たる発光波長領域が350〜590nmである光源と、7に記載の色変換膜、8又は10に記載の色変換基板、又は9に記載の色変換積層膜とを、有する発光素子。
12.前記光源が有機エレクトロルミネッセンス素子である11に記載の発光素子。
本発明の色変換材料組成物及びこれを使用した色変換基板等においては、色純度及び色変換効率を向上できる。
半導体ナノクリスタル蛍光体の吸収スペクトルの例である。 有機EL素子の発光スペクトルの例である。 有機EL素子と、半導体ナノクリスタル蛍光体を使用した色変換基板とを組合せた発光素子の、発光スペクトルの1例を示す図である。 評価用試料の概略断面図である。
以下、本発明を具体的に説明する。
A.色変換材料組成物
本発明の色変換材料組成物は、光透過性マトリクス材料と、第1の波長範囲の光を吸収する半導体ナノクリスタル蛍光体と、第2の波長範囲の光を吸収する有機蛍光色素と、を含む。
好ましくは、本発明の色変換材料組成物は、光透過性マトリクス材料と、第1の波長範囲の光を吸収し、第3の波長範囲の光を放出する半導体ナノクリスタル蛍光体と、第2の波長範囲の光を吸収し、第3の波長範囲の光を放出する有機蛍光色素と、を含む。尚、第3の波長範囲、第2の波長範囲及び第1の波長範囲は、この順に長波長の範囲を示す。
このように、半導体ナノクリスタル蛍光体と有機蛍光色素とを併用することにより、光源の発する光のうち、主に、短波長領域の成分(第1の波長範囲)を半導体ナノクリスタル蛍光体によって変換させ、この波長領域よりも長波長領域の成分(第2の波長範囲)を有機蛍光色素によって変換させることができる。
例えば、光源の光を赤色光に変換する色変換材料組成物の場合、紫外〜青色領域の光(350〜500nm)を半導体ナノクリスタル蛍光体によって赤色の光(600〜630nm)に変換させ、青〜橙色領域の光(500〜590nm)を有機蛍光色素によって赤色の光に変換させることができる。これにより、従来、漏れ光として表示光に混在していた光を赤色光に変換して有効利用できるので、色変換効率が向上し、また、色純度も向上できる。
また、光源の光を緑色光に変換する色変換材料組成物の場合、紫外〜青色領域の光(350〜470nm)を半導体ナノクリスタル蛍光体によって緑色の光(520〜540nm)に変換させ、青〜青緑色領域の光(470〜520nm)を有機蛍光色素によって緑色の光に変換させることができる。
本発明では、上記例のように、第1の波長範囲が350〜500nmであり、第2の波長範囲が500〜590nmであることが好ましく、また、第3の波長範囲が600〜630nmであることが好ましい。即ち、赤色変換材料組成物とすることが好ましい。
半導体ナノクリスタル蛍光体は、光の吸収領域と蛍光のピーク波長との間が広いため、青〜黄色領域の光をあまり吸収しない。そのため、半導体ナノクリスタル蛍光体を単独使用した場合、図3に示すように500〜590nmの領域に漏れ光が多くなる。
一方、有機蛍光色素の場合は、励起波長ピークと蛍光波長ピークの間が、半導体ナノクリスタル蛍光体と比べると近いため、青〜黄色領域の光を赤色に変換することができる。
従って、半導体ナノクリスタル蛍光体と有機蛍光色素を併用することで、色変換効率及び色純度のよい赤色変換材料組成物を得ることができる。
尚、半導体ナノクリスタル蛍光体は、少なくとも第1の波長範囲に属する光の一部を吸収していればよく、この波長範囲全域の光を吸収する必要はない。また、この領域外の波長の光を吸収してもよい。同様に、有機蛍光色素は、第2の波長範囲に属する光の一部を吸収していればよく、この波長範囲全域の光を吸収する必要はない。また、この領域外の波長の光を吸収してもよい。但し、半導体ナノクリスタル蛍光体の吸収できない波長領域の光を効率よく吸収させるため、有機蛍光色素は第2の波長範囲に吸収ピーク波長を有することが好ましい。
また、半導体ナノクリスタル蛍光体及び有機蛍光色素の発する蛍光は、第3の波長範囲に最大ピーク波長を有することが好ましい。
以下、本発明の色変換材料組成物を構成する部材について説明する。
1.光透過性マトリクス材料
光透過性マトリクス材料は、蛍光体を分散・保持する媒体であり、ガラスや透明樹脂等の透明材料を選ぶことができる。
具体的には、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の透明樹脂(高分子)が挙げられる。
尚、蛍光層を平面的に分離配置するために、フォトリソグラフィー法が適用できる感光性樹脂も使用できる。
例えば、アクリル酸系、メタクリル酸系、ポリケイ皮酸ビニル系、環ゴム系等の反応性ビニル基を有する光硬化型レジスト材料が挙げられる。また、印刷法を用いる場合には、透明な樹脂を用いた印刷インキ(メジウム)を選択する。例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂のモノマー、オリゴマー、ポリマーが挙げられる。
尚、これら樹脂は、熱硬化型であってもよい。
また、これらの樹脂は、一種類の樹脂を単独で用いてもよいし、複数種類を混合して用いてもよい。
2.半導体ナノクスタル蛍光体
半導体ナノクスタルの材料としては、長周期型周期表のIV族元素、IIa族元素―VIb族元素の化合物、IIIa族元素―Vb族元素の化合物、IIIb族元素―Vb族元素の化合物からなる結晶を挙げることができる。
具体的には、Si、Ge、MgS、ZnS、MgSe、ZnSe、AlP、GaP、AlAs、GaAs、CdS、CdSe、InP、InAs、GaSb、AlSb、ZnTe、CdTe、InSb等の結晶、及びこれらの元素又は化合物からなる混晶結晶を挙げることができる。
好ましくは、AlP、GaP、Si、ZnSe、AlAs、GaAs、CdS、InP、ZnTe、AlSb、CdTe、CdSeを挙げることができ、なかでも、直接遷移型半導体である、ZnSe、CdSe、GaAs、CdS、InP、ZnTe、CdTeが、発光効率が高いという点で、特に好ましい。
ここで、所望の蛍光を得るためには、半導体ナノクスタルの種類及び粒径にて調整するが、半導体ナノクリスタル蛍光体を製造する際に、吸収、蛍光を測定することで制御するのが容易である。
半導体ナノクリスタル蛍光体は、US6501091、特開2003−286292,特表2004−510678,特開2004−315661等記載の方法で製造できる。
例えば、トリオクチルホスフィン(TOP)に、セレン化トリオクチルホスフィンとジメチルカドミウムを混合した前駆体溶液を350℃に加熱したトリオクチルホスフィンオキサイド(TOPO)に投入する方法がある。
本発明で用いる半導体ナノクリスタル蛍光体の別の例として、コア/シェル型半導体ナノクリスタルを挙げることができる。これは、例えば、CdSe(バンドギャップ:1.74eV)からなるコア微粒子の表面を、ZnS(バンドギャップ:3.8eV)のような、バンドギャップの大きな半導体材料のシェルで被覆した構造を有する。これにより、コア微粒子内に発生する電子の閉じ込め効果を発現しやすくなる。
コア/シェル型半導体のナノクリスタルは、上記の公知の方法で製造できる。
例えば、CdSeコア/ZnSシェル構造の場合、TOPにジエチル亜鉛とトリメチルシリルサルファイドを混合した前駆体溶液を、CdSeコア粒子を分散したTOPO液を140℃で加熱したものに投入することで製造できる。
上記の半導体ナノクリスタル蛍光体の具体例では、SやSe等が、後述する透明媒体中の未反応モノマーや水分等の活性成分により引き抜かれて、ナノクリスタルの結晶構造が壊れ、蛍光性が消滅するという現象がおきやすい。そこで、これを防止するために、シリカ等の金属酸化物や有機物等で表面修飾してもよい。
さらに、微粒子表面には、透明媒体への分散性向上のため、例えば、長鎖アルキル基、燐酸、樹脂等で表面を修飾あるいはコーティングしてあってもよい。
尚、上記の半導体ナノクリスタル蛍光体は、一種単独で使用してもよく、また、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
3.有機蛍光色素
有機蛍光色素としては、具体的には、7−ヒドロキシ−4−メチルクマリン(以下クマリン4)、2,3,5,6−1H,4H−テトラヒドロ−8−トリフルオロメチルキノリジノ(9,9a,1−gh)クマリン(以下クマリン153)、3−(2’−ベンゾチアゾリル)−7−ジエチルアミノクマリン(以下クマリン6)、3−(2’−ベンズイミダゾリル)−7−ジエチルアミノクマリン(以下クマリン7)等のクマリン色素;ウラニン、9−(o−カルボキシフェニル)−2,7−ジクロロ−6−ヒドロキシ−3H−キサンテン−3−オン等のフルオレセイン色素;ソルベントイエロー11、ソルベントイエロー116等のナフタルイミド色素;ペリレン系色素;スチルベン系色素を挙げることができる。
また、4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチルリル)−4H−ピラン(以下DCM)等のシアニン系色素、1−エチル−2−(4−(p−ジメチルアミノフェニル)−1,3−ブタジエニル)−ピリジニウム−パークロレート(以下ピリジン1)等のピリジン系色素、ローダミンB、ローダミン6G等のローダミン系色素も使用できる。
さらに、各種染料(直接染料、酸性染料、塩基性染料、分散染料等)も蛍光性があれば選択することが可能である。
尚、上記の蛍光色素をポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、アルキッド樹脂、芳香族スルホンアミド樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の顔料樹脂中に、あらかじめ練りこんで顔料化したものでもよい。
また、これらの蛍光色素又は顔料は、必要に応じて、単独又は混合して用いてもよい。
本発明では、有機蛍光色素が、ペリレン骨格を有する化合物であることが好ましい。ペリレン系色素は蛍光性が高く、高光耐久性の色素であり、しかも、分子内に反応性の高い不飽和結合を有していない。このため、マトリクス材料等の周囲から受ける影響が小さいので、色変換基板を用いた発光装置の不均一な劣化(焼き付き)を抑制できる。その結果、高変換効率で、高耐久性の蛍光層が得られる。
ペリレン系色素の具体例としては、下記式(1)〜(3)の化合物が挙げられる。
(式中、R〜Rは、各々、水素、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、シクロアルキル基のいずれかであり、置換されていてもよい。R〜Rは、フェニル基、ヘテロ芳香族基、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基のいずれかであり、置換されていても良い。R、R10は、各々、水素、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、シクロアルキル基のいずれかであり、置換されていてもよい。R11〜R14は、各々、水素、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基、シクロアルキル基のいずれかであり、置換されていてもよい。)
本発明の色変換材料組成物全体における光透過性マトリクス材料の配合量は、20重量%〜99重量%であることが好ましく、40重量%〜99重量%であることが特に好ましい。
また、半導体ナノクスタル蛍光体の色変換材料組成物全体におけるの配合量は、0.1重量%〜60重量%であることが好ましく、0.1重量%〜40重量%であることが特に好ましい。
また、有機蛍光色素の色変換材料組成物全体におけるの配合量は、0.1重量%〜10重量%であることが好ましく、0.1重量%〜2重量%であることが特に好ましい。
本発明では、上述した成分の他に、必要に応じて光重合開始剤、増感剤、硬化促進剤、熱重合禁止剤、可塑剤、充填剤、溶剤、消泡剤、レベリング剤等の添加剤を配合することができる。
B.色変換膜・色変換積層膜
本発明の色変換膜は、上述した色変換材料組成物を常法により成膜したものである。
また、色変換積層膜は、第1の光透過性マトリクス材料と、第1の波長範囲の光を吸収する半導体ナノクリスタル蛍光体とを含む第1の色変換膜と、第2の光透過性マトリクス材料と、第2の波長範囲の光を吸収する有機蛍光色素とを含む第2の色変換膜とを、積層したものである。
本発明の色変換膜及び色変換積層膜は、両者とも、半導体ナノクリスタル蛍光体と有機蛍光色素の両者を含んでおり、上述した本発明の効果を得ることができる。
色変換積層膜において、第1の色変換膜の半導体ナノクリスタル蛍光体と光透過性マトリクス材料の混合比(半導体ナノクリスタル蛍光体/光透過性マトリクス材料:重量比)は、半導体ナノクリスタル蛍光体の比重、粒径によって異なるが、好ましくは1/20〜4/6、より好ましくは1/9〜3/7である。混合比が1/20より小さくなると、半導体ナノクリスタル蛍光体が十分、発光素子の光を吸収できず、変換性能が低下したり、変換後の色度が悪くなるおそれがある。尚、発光素子の光を吸収させるため、膜厚を大きくすると、熱による応力発生等により、発光装置の機械的な安定性が低下したり、色変換基板の平坦化が困難となり、発光素子と色変換基板との距離に不整合が生じ、発光装置の視野角特性等の視認性に悪影響を及ぼすため好ましくない。
一方、混合比が4/6を超えると、粒径制御して安定に分散させることが困難になったり、屈折率が大きくなって、光取り出し効率が悪くなったり、パターン加工が困難となるおそれがある。
第2の色変換膜において、有機蛍光色素と光透過性マトリクス材料の混合比(有機蛍光色素/光透過性マトリクス材料:重量比)は、有機蛍光色素の種類によって異なるが、好ましくは1/10000〜1/20、より好ましくは1/1000〜1/30である。1/10000より小さくなると、有機蛍光色素が十分、発光素子の光を吸収できず、変換性能が低下したり、変換後の色度が悪くなるおそれがある。一方、混合比が1/20を超えると、有機蛍光色素が会合して、濃度消光を引き起こすおそれがある。
本発明の色変換膜の膜厚は、1μm〜100μmであることが好ましく、1μm〜30μmであることが特に好ましい。
また、色変換積層膜における第1の色変換膜の膜厚は1μm〜100μmであることが好ましく、1μm〜30μmであることが特に好ましい。
第2の色変換膜の膜厚は1μm〜20μmであることが好ましく、1μm〜15μmであることが特に好ましい。
尚、色変換積層膜においては、光源側に半導体ナノクリスタル蛍光体とを含む第1の色変換膜を形成することが好ましい。これにより、有機蛍光色素の劣化が抑制できる。
また、第1及び第2の光透過性マトリクス材料は、ともに同じ材料使用してもよく、また、異なる材料を使用してもよい。
色変換膜及び色変換積層膜は、例えば、半導体ナノクリスタル蛍光体及び/又は有機蛍光色素、光透過性マトリクス材料に適当な溶媒を加え、ミル法や超音波分散法等の公知の方法を用いて、混合・分散した分散液とし、これを塗布・乾燥することにより作製できる。
色変換料組成物の溶液を基板に塗布する方法としては、公知の溶液浸浸法、スプレー法、ローラーコーター機、ランドコーター機やスピナー機を用いる方法等を使用できる。
また、この分散液を用いて、フォトリソ法又は各種印刷法により、色変換膜のパターンを作製することができる。
C.色変換基板
本発明の色変換基板は、光透過性の基板上に、上述した本発明の色変換膜又は色変換積層膜を形成したものである。
基板としては、400nm〜700nmの可視領域の光の透過率が50%以上で、平滑な基板が好ましく使用できる。具体的には、ガラス板、ポリマー板等が挙げられる。
ガラス板としては、特にソーダ石灰ガラス、バリウム・ストロンチウム含有ガラス、鉛ガラス、アルミノケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラス、石英等を挙げることができる。
また、ポリマー板としては、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルファイド、ポリサルフォン等を挙げることができる。
D.発光素子
本発明の発光素子は、主たる発光波長領域が350〜590nmである光源と、上述した本発明の色変換膜、色変換積層膜又は色変換基板を組み合わせたものである。
ここで、「主たる発光波長領域が350〜590nmである」とは、光源の全放射エネルギーに対して、350〜590nmの波長領域の光による放射エネルギーが60%以上を占めることを意味する。
光源としては、例えば、有機EL素子、無機EL素子、半導体発光ダイオード、蛍光表示管等が使用できる。特に、有機EL素子では、低電圧で、高輝度の発光素子が得られるので、高効率の発光装置が得られるため好ましい。
[実施例]
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する。
[半導体ナノクリスタル蛍光体の作製]
合成例1
(1)酢酸カドミウム二水和物(0.5g)、テトラデシルホスホン酸(TDPA、1.6g)を5mlのトリオクチルホスフィン(TOP)に加えた。窒素雰囲気の下、この溶液を230℃に加熱し、1時間撹拌した。60℃まで冷却した後、セレン(0.2g)を含むTOP溶液2mlを加え原料溶液とした。
トリオクチルホスフィンオキサイド(TOPO、10g)を三口フラスコにとり、195℃で1時間真空乾燥した。窒素ガスにて大気圧に戻し、窒素雰囲気のまま270℃まで加熱し、系を撹拌しながら上記の原料溶液1.5mlを加え、反応を開始させた。
ナノクリスタルの成長を確認しながら反応を続け、所望の粒径に達したところで反応溶液を60℃まで冷却し、反応の進行を停止させた。
ブタノール20mlを加えて沈殿させ、遠心分離により分離して減圧乾燥し、半導体ナノクリスタル(コア)を得た。
(2)TOPO(5g)を三口フラスコにとり、195℃で1時間真空乾燥した後、窒素ガスにて大気圧に戻し、窒素雰囲気のまま60℃まで冷却した。これにTOP(0.5ml)及び0.5mlのヘキサンに懸濁させた上記(1)で作製した半導体ナノクリスタルのコア(0.05g)を加え、減圧下、100℃で1時間撹拌した後、160℃に昇温し窒素ガスにて大気圧に戻し、溶液Aとした。
160℃に保った溶液Aに、室温の溶液B(ジエチル亜鉛の1N濃度n−ヘキサン溶液0.7mlとビス(トリメチルシリル)スルフィド0.13gを、TOP3mlに溶解した溶液)を30分かけて滴下した。その後、90℃に降温し、2時間撹拌を続け、さらに、60℃に降温した。
この混合液に、ブタノール20mlを加えて半導体ナノクリスタル(コア/シェル)を沈殿させ、遠心分離により分離して減圧乾燥した後、トルエンに分散させて半導体ナノクリスタル蛍光体溶液として保管した。得られた半導体ナノクリスタル蛍光体は、450nmの光源で励起したところ、615nmに蛍光ピークを有していた。
合成例2
(ZnTe/ZnSe半導体ナノクリスタルの合成)
特表2003−505330を参考に合成した。具体的に、TOPO(40g)、ミリスチン酸(0.1g)を四口フラスコにとり、180℃で2時間減圧乾燥した。窒素ガスで大気圧に戻し、そこに別途調製し100℃に加熱しておいた酢酸亜鉛/TOP溶液(8.5ml,酢酸亜鉛を0.3g含む)を加え、330℃まで加熱した。
テルル/ヘキサプロピルホスホラストリアミド/TOP溶液(1.5ml,テルルを0.3g含む)を上記四口フラスコに注入し、280℃で2時間撹拌を続けた。
反応溶液を150℃に降温し、ジエチル亜鉛/ビストリメチルシリルセレナイド/TOP溶液(10ml,ジエチル亜鉛0.14g,ビストリメチルシリルセレナイド0.25gを含む)を1時間かけて滴下した。滴下終了後さらに1時間150℃で撹拌を続けた。
反応溶液を60℃に降温し、ブタノール30mlを加えた後、室温に戻した。アセトニトリルを添加して半導体ナノクリスタルを沈殿させる既知の方法によりZnTe/ZnSe半導体ナノクリスタルを単離した。単離したナノクリスタルはトルエンに分散させて保管した。
得られた半導体ナノクリスタルを450nmの光源で励起したところ、527nmにピークを有する蛍光を発した。
合成例3
(InP/ZnSe半導体ナノクリスタルの合成)
TOPO(4g)、TOP(36g)を四口フラスコにとり、100℃で2時間減圧乾燥した。窒素ガスで大気圧に戻し、そこに別途調製し100℃に加熱しておいた酢酸インジウム/TOPO/TOP溶液(6.4ml,酢酸インジウムを0.34g含む,TOPO/TOP比はフラスコへの仕込みと同じ)を加え、310℃まで加熱した。
ヘキサエチルホスホラストリアミド/TOP溶液(4.4ml,ヘキサエチルホスホラストリアミドを0.32g含む)を上記四口フラスコに注入し、310℃で2時間撹拌を続けた。
反応溶液を150℃に降温し、ジエチル亜鉛/ビストリメチルシリルセレナイド/TOP溶液(10ml,ジエチル亜鉛0.14g,ビストリメチルシリルセレナイド0.25gを含む)を1時間かけて滴下した。滴下終了後さらに1時間150℃で撹拌を続けた。
反応溶液を60℃に降温し、ブタノール30mlを加えた後、室温に戻した。メタノールを添加して半導体ナノクリスタルを沈殿させる既知の方法によりInP/ZnSe半導体ナノクリスタルを単離した。単離したナノクリスタルはトルエンに分散させて保管した。
得られた半導体ナノクリスタルを450nmの光源で励起したところ、550nmにピークを有する蛍光を発した。
実施例1
合成例の半導体ナノクリスタル蛍光体のトルエン分散液(半導体ナノクリスタル蛍光体0.3gを含む)に、アミノ末端ポリエチレングリコール(分子量=3400、シェアウォーターポリマーズ社製)0.1gを加え、50℃で1時間撹拌した後、トルエンを減圧下にて除去した。
回収した残留物(半導体ナノクリスタル蛍光体)と、下記式(4)の有機色素0.011g、下記式(5)の有機色素0.011g、メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(Mw=20,000)1.9g、ペンタエリスリトールトリアクリレート(東亜合成製、アロニックスM−305)1.4g、光重合開始剤(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガキュア907)0.016g、2−アセトキシ−1−メトキシプロパン(溶剤)3.0g、シクロヘキサノン(溶剤)2.0gを計量、混合した。
式(4)の有機蛍光色素は440nm〜540nmの光を吸収し、553nm及び586nmにピークを有する蛍光を発する。
式(5)の有機蛍光色素は490nm〜590nmの光を吸収し、610nmにピークを有する蛍光を発する。
この溶液を使用して、図4に示す評価用試料(発光素子)を作製した。
溶液1mlを、スピンコーターを用いて50×50mmのガラス基板1上に塗布した。スピンコート時の回転数は1000rpm、処理時間は10秒とした。この基板の溶媒を120℃のホットプレートを用いて乾燥させ、その後、365nmの紫外光を300mJ/cmの強度で照射し、赤色変換膜3を硬化させた。
オーブンを用いて200℃で1時間、赤色変換膜3を後硬化させて、厚さ15μmの色変換膜3を有する色変換基板を作製した。
得られた色変換基板の色変換膜側に、別途作製した470nmにピーク波長を有する青色有機EL素子2を重ね合せて発光素子を形成した。
青色有機EL素子2を発光させて、青色光を色変換基板に照射し、色変換膜3を通して得られる透過光のスペクトルを、分光輝度計5(ミノルタ製CS−1000)を用いて2度視野で測定し、色度及び色変換効率を評価した。
尚、色変換基板の赤色変換膜3を形成した面の反対面には、550nm以下の波長の光をカットするカラーフィルタ4を貼りあわせた。
色変換効率は下記式のように定義した。
(色変換効率:%)=(カラーフィルタを通って観測された光の輝度)×100/(有機EL素子の発光輝度)
また、色変換基板に400cd/mの強度の青色光を、窒素雰囲気中にて1000時間連続照射した後の色度及び色変換効率を測定し、色変換基板の耐久性を評価した。
実施例1及び後述する比較例1、2の初期及び耐久試験後の色変換効率及び色度の測定結果を表1に示す。
比較例1
式(4)及び(5)の有機蛍光色素を配合しなかった以外は、実施例1と同様にして色変換基板を作製して評価した。
比較例2
半導体ナノクリスタル蛍光体を配合せず、有機蛍光色素として、式(4)及び(5)の有機蛍光色素の代わりに、クマリン6(0.023g)、ローダミン6G(0.023g)及びローダミンB(0.023g)を使用した他は、実施例1と同様にして色変換基板を作製して評価した。
表1に示す結果から、本発明の色変換膜は変換効率が高く、色純度も良好であることが確認できた。
実施例2
(1)有機蛍光色素溶液の作製
式(4)の有機色素0.011g、式(5)の有機色素0.011g、メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(Mw=20,000)1.9g、ペンタエリスリトールトリアクリレート(M−305)1.4g、イルガキュア907(光重合開始剤)0.016g、2−アセトキシ−1−メトキシプロパン(溶剤)3.0g、シクロヘキサノン(溶剤)2.0gを計量混合し、有機蛍光色素溶液を得た。
(2)半導体ナノクリスタル溶液の作製
実施例1と同様にして合成した半導体ナノクリスタル/アミノ末端ポリエチレングリコール付加物と、メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(Mw=20,000)1.9g、ペンタエリスリトールトリアクリレート(M−305)1.4g、イルガキュア907(光重合開始剤)0.016g、2−アセトキシ−1−メトキシプロパン(溶剤)3.0g、シクロヘキサノン(溶剤)2.0gを計量混合し半導体ナノクリスタル溶液とした。
(3)色変換積層膜の作製
有機蛍光色素溶液1mlをスピンコーターを用いて50×50mmのガラス基板上に塗布した(回転数1400rpm、10秒)。この塗布膜を120℃のホットプレートを用いて乾燥させた。
その上に半導体ナノクリスタル溶液をスピンコーターを用いて塗り重ねた(回転数1000rpm、10秒)。365nmの紫外光を300mJ/cm照射し塗布膜を硬化させた。
塗布膜をオーブンを用いて200℃、1時間で後硬化させて色変換積層膜を得た。積層体において、有機色素を含む層の厚さは6.5μm、半導体ナノクリスタル層の厚さが10.7μmであった。
以下、実施例1と同様にして性能を評価した。
実施例2及び後述する実施例3,4、比較例3の初期及び耐久試験後の色変換効率及び色度の測定結果を表2に示す。
実施例3
合成例2で合成したZnTe/ZnSe半導体ナノクリスタルのトルエン分散液(半導体ナノクリスタル0.3gを含む)にアミノ末端ポリエチレングリコール(分子量=3400)0.1gを加え、50℃で1時間撹拌した。その後、トルエンを減圧下に除去した。
上記の残留物と下記式(6)の有機蛍光色素0.020g、メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(Mw=20,000)1.9g、ペンタエリスリトールトリアクリレート(M−305)1.4g、イルガキュア907(光重合開始剤)0.016g、2−アセトキシ−1−メトキシプロパン(溶剤)3.0g、シクロヘキサノン(溶剤)2.0gを計量混合した。尚、式(6)の有機色素は特表平11−502545を参考にして合成した。
以下、この溶液を使用して、実施例1と同様にして色変換膜を作製し、性能を評価した。尚、本例では赤色カラーフィルタに代えて、500nm以下の波長の光と580nm以上の波長の光をカットするカラーフィルタを貼り合わせて使用した。
式(6)の有機蛍光色素は420nm〜500nmの光を吸収し、525nmにピークを有する蛍光を発する。
実施例4
合成例3に従って合成したInP/ZnSe半導体ナノクリスタルのトルエン分散液(半導体ナノクリスタル0.3gを含む)にアミノ末端ポリエチレングリコール(分子量=3400)0.1gを加え、50℃で1時間撹拌した。トルエンを減圧下に除去した。
上記の残留物と式(4)の有機色素0.011g、式(5)の有機色素0.011g、メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(Mw=20,000)1.9g、ペンタエリスリトールトリアクリレート(M−305)1.4g、イルガキュア907(光重合開始剤)0.016g、2−アセトキシ−1−メトキシプロパン(溶剤)3.0g、シクロヘキサノン(溶剤)2.0gを計量混合した。
以下、この溶液を使用して、実施例1と同様にして色変換膜を作製し、性能を評価した。
比較例3
クマリン6 0.034g、メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体(Mw=20,000)1.9g、ペンタエリスリトールトリアクリレート(M−305)1.4g、イルガキュア907(光重合開始剤)0.016g、2−アセトキシ−1−メトキシプロパン(溶剤)3.0g、シクロヘキサノン(溶剤)2.0gを計量混合した。
以下、この溶液を使用して、実施例4と同様にして色変換膜を作製し、性能を評価した。
その結果、比較例3では色変換効率は変化していないが、色度の変化が大きかった。
実施例5
実施例3において、半導体ナノクリスタルを配合せず、式(6)の有機蛍光色素のみを配合した、有機蛍光色素溶液を作製した。この有機蛍光色素溶液1mlをスピンコーターを用いて50×50mmのガラス基板上に塗布した(回転数2100rpm、10秒)。その後、120℃のホットプレートを用いて乾燥させた。
その上に実施例4と同じ半導体ナノクリスタル溶液をスピンコーターを用いて塗り重ねた(回転数1800rpm、10秒)。365nmの紫外光を300mJ/cm照射し塗布膜を硬化させた。
オーブンを用いて200℃で1時間、塗布膜を後硬化させて色変換積層膜を得た。有機蛍光色素を含む層の厚さが2.0μm、半導体ナノクリスタル層の厚さが3.5μmであった。
この色変換積層膜に、他の実施例と同じ青色有機EL素子の発光を照射したところ、CIE色度(0.28,0.30)の白色の透過光が得られた。このように、色変換膜の厚さ等を調整することで、光源の光の吸収、透過及び色変換光のバランスを変えることにより、照明等に好適な白色光を得ることも可能である。
本発明の色変換材料組成物、色変換膜及び色変換積層膜は、各種表示装置に好適に使用できる。

Claims (12)

  1. 光透過性マトリクス材料と、
    少なくとも第1の波長範囲の光を吸収する半導体ナノクリスタル蛍光体と、
    少なくとも第2の波長範囲の光を吸収する有機蛍光色素と、を含む色変換材料組成物。
  2. 前記第1の波長範囲が350〜500nmであり、前記第2の波長範囲が500〜590nmである請求項1に記載の色変換材料組成物。
  3. 吸収した光を600〜630nmの範囲の光に変換して放射する請求項1又は2に記載の色変換材料組成物。
  4. 前記第1の波長範囲が350〜470nmであり、前記第2の波長範囲が470〜520nmである請求項1に記載の色変換材料組成物。
  5. 吸収した光を520〜540nmの範囲の光に変換して放射する請求項1又は4に記載の色変換材料組成物。
  6. 前記有機蛍光色素がペリレン骨格を有する化合物である請求項1〜5のいずれかに記載の色変換材料組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の色変換材料組成物からなる色変換膜。
  8. 基板と、
    この基板上に形成した請求項7に記載の色変換膜と、を有する色変換基板。
  9. 第1の光透過性マトリクス材料と、第1の波長範囲の光を吸収する半導体ナノクリスタル蛍光体とを含む第1の色変換膜と、
    第2の光透過性マトリクス材料と、第2の波長範囲の光を吸収する有機蛍光色素とを含む第2の色変換膜とを、含む色変換積層膜。
  10. 基板と、
    この基板上に形成した請求項9に記載の色変換積層膜と、を有する色変換基板。
  11. 主たる発光波長領域が350〜590nmである光源と、
    請求項7に記載の色変換膜、請求項8又は10に記載の色変換基板、又は請求項9に記載の色変換積層膜とを、有する発光素子。
  12. 前記光源が有機エレクトロルミネッセンス素子である請求項11に記載の発光素子。
JP2007528213A 2005-05-12 2006-04-25 色変換材料組成物及びこれを含む色変換媒体 Pending JPWO2006120895A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005139452 2005-05-12
JP2005139452 2005-05-12
PCT/JP2006/308665 WO2006120895A1 (ja) 2005-05-12 2006-04-25 色変換材料組成物及びこれを含む色変換媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2006120895A1 true JPWO2006120895A1 (ja) 2008-12-18

Family

ID=37396405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007528213A Pending JPWO2006120895A1 (ja) 2005-05-12 2006-04-25 色変換材料組成物及びこれを含む色変換媒体

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20090021148A1 (ja)
EP (1) EP1881741A1 (ja)
JP (1) JPWO2006120895A1 (ja)
KR (1) KR20080007247A (ja)
CN (1) CN101176385A (ja)
TW (1) TW200712167A (ja)
WO (1) WO2006120895A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144299A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 東レ株式会社 色変換組成物、色変換シートならびにそれを含む光源ユニット、ディスプレイおよび照明装置

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9297092B2 (en) 2005-06-05 2016-03-29 Qd Vision, Inc. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
WO2007103310A2 (en) * 2006-03-07 2007-09-13 Qd Vision, Inc. An article including semiconductor nanocrystals
US8718437B2 (en) * 2006-03-07 2014-05-06 Qd Vision, Inc. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
US9701899B2 (en) 2006-03-07 2017-07-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
US8849087B2 (en) * 2006-03-07 2014-09-30 Qd Vision, Inc. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
US9951438B2 (en) 2006-03-07 2018-04-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
US9874674B2 (en) 2006-03-07 2018-01-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
US8836212B2 (en) * 2007-01-11 2014-09-16 Qd Vision, Inc. Light emissive printed article printed with quantum dot ink
JP5773646B2 (ja) 2007-06-25 2015-09-02 キユーデイー・ビジヨン・インコーポレーテツド ナノ材料を被着させることを含む組成物および方法
KR101560846B1 (ko) * 2007-06-25 2015-10-15 큐디 비젼, 인크. 조성물, 광학 부품, 광학 부품을 포함하는 시스템, 소자 및 다른 제품
WO2009014707A2 (en) 2007-07-23 2009-01-29 Qd Vision, Inc. Quantum dot light enhancement substrate and lighting device including same
US8128249B2 (en) * 2007-08-28 2012-03-06 Qd Vision, Inc. Apparatus for selectively backlighting a material
WO2009145813A1 (en) 2008-03-04 2009-12-03 Qd Vision, Inc. Particles including nanoparticles, uses thereof, and methods
WO2009137053A1 (en) 2008-05-06 2009-11-12 Qd Vision, Inc. Optical components, systems including an optical component, and devices
US9207385B2 (en) 2008-05-06 2015-12-08 Qd Vision, Inc. Lighting systems and devices including same
JP2011524064A (ja) 2008-05-06 2011-08-25 キユーデイー・ビジヨン・インコーポレーテツド 量子閉じ込め半導体ナノ粒子を含有する固体照明装置
US20100264371A1 (en) * 2009-03-19 2010-10-21 Nick Robert J Composition including quantum dots, uses of the foregoing, and methods
EP2424814A4 (en) 2009-04-28 2016-06-01 Qd Vision Inc OPTICAL MATERIALS, OPTICAL COMPONENTS AND METHOD
JP2010283282A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Nitto Denko Corp 波長変換シートの光学特性制御方法、波長変換シートの製造方法、カドミウムテルル系太陽電池用波長変換シートおよびカドミウムテルル系太陽電池
WO2011020098A1 (en) 2009-08-14 2011-02-17 Qd Vision, Inc. Lighting devices, an optical component for a lighting device, and methods
WO2011031871A1 (en) 2009-09-09 2011-03-17 Qd Vision, Inc. Particles including nanoparticles, uses thereof, and methods
WO2011031876A1 (en) 2009-09-09 2011-03-17 Qd Vision, Inc. Formulations including nanoparticles
KR101210066B1 (ko) 2011-01-31 2012-12-07 엘지이노텍 주식회사 광 변환 부재 및 이를 포함하는 표시장치
PL2678403T3 (pl) * 2011-02-24 2016-08-31 Basf Se Nowe urządzenia oświetleniowe
EP2546320A1 (en) * 2011-07-13 2013-01-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Wavelength converting element
KR101305696B1 (ko) 2011-07-14 2013-09-09 엘지이노텍 주식회사 표시장치 및 광학 부재
KR20130009020A (ko) 2011-07-14 2013-01-23 엘지이노텍 주식회사 광학 부재, 이를 포함하는 표시장치 및 이의 제조방법
KR101893494B1 (ko) 2011-07-18 2018-08-30 엘지이노텍 주식회사 광학 부재 및 이를 포함하는 표시장치
KR101262520B1 (ko) 2011-07-18 2013-05-08 엘지이노텍 주식회사 광학 부재 및 이를 포함하는 표시장치
KR101241549B1 (ko) 2011-07-18 2013-03-11 엘지이노텍 주식회사 광학 부재, 이를 포함하는 표시장치 및 이의 제조방법
KR101294415B1 (ko) 2011-07-20 2013-08-08 엘지이노텍 주식회사 광학 부재 및 이를 포함하는 표시장치
JP5790352B2 (ja) * 2011-09-09 2015-10-07 コニカミノルタ株式会社 蛍光物質内包ナノ粒子およびこれを用いた生体物質の検出方法
KR101251815B1 (ko) 2011-11-07 2013-04-09 엘지이노텍 주식회사 광학 시트 및 이를 포함하는 표시장치
US9929325B2 (en) 2012-06-05 2018-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Lighting device including quantum dots
KR102296626B1 (ko) * 2013-10-24 2021-09-03 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치
KR102139577B1 (ko) * 2013-10-24 2020-07-31 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치
JP6299546B2 (ja) * 2014-09-25 2018-03-28 Jsr株式会社 硬化性樹脂組成物、硬化膜、波長変換フィルム、発光素子および発光層の形成方法
KR101718592B1 (ko) * 2014-12-26 2017-03-21 주식회사 엘지화학 양자점 조성물 및 이를 포함하는 색 변환 필름
US10066160B2 (en) * 2015-05-01 2018-09-04 Intematix Corporation Solid-state white light generating lighting arrangements including photoluminescence wavelength conversion components
KR102404622B1 (ko) * 2015-09-29 2022-06-02 도레이 카부시키가이샤 형광체 조성물, 형광체 시트 및 그들을 사용한 형성물, led 칩, led 패키지, 발광 장치, 백라이트 유닛, 디스플레이 및 led 패키지의 제조 방법
EP3163372B1 (en) * 2015-10-26 2020-04-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Quantum dot having polymeric outer layer, photosensitive compositions including the same, and quantum dot polymer composite pattern produced therefrom
KR102444177B1 (ko) * 2015-12-28 2022-09-19 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치 및 이의 제조 방법
US11021610B2 (en) * 2016-01-14 2021-06-01 Basf Se Perylene bisimides with rigid 2,2′-biphenoxy bridges
TW201740193A (zh) * 2016-01-26 2017-11-16 住友化學股份有限公司 著色硬化性樹脂組成物、彩色濾光片及含有該濾光片之顯示裝置
KR20240031422A (ko) * 2017-07-27 2024-03-07 엔에스 마테리얼스 아이엔씨. 양자점 및, 양자점을 이용한 파장 변환 부재, 조명 부재, 백라이트 장치, 표시 장치, 및, 양자점의 제조 방법
TWI756032B (zh) 2017-10-12 2022-02-21 日商Ns材料股份有限公司 量子點及其製造方法、使用量子點之波長轉換構件、照明構件、背光裝置、及顯示裝置
CN108828897B (zh) * 2018-05-21 2020-09-29 深圳市华星光电技术有限公司 彩色滤光片与woled显示器
JP2020166131A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 山陽色素株式会社 量子ドット分散体及び量子ドット分散体を含む塗膜形成用組成物
CN111423605A (zh) * 2020-03-30 2020-07-17 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 色转换薄膜制造方法、色转换薄膜以及显示面板

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6608439B1 (en) * 1998-09-22 2003-08-19 Emagin Corporation Inorganic-based color conversion matrix element for organic color display devices and method of fabrication
JP4255610B2 (ja) * 1999-12-28 2009-04-15 出光興産株式会社 白色系有機エレクトロルミネッセンス素子
DE10231257A1 (de) * 2002-07-11 2004-01-22 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Bräunungsvorrichtung
JP4482790B2 (ja) * 2003-07-23 2010-06-16 東芝ライテック株式会社 自発光装置
US7102152B2 (en) * 2004-10-14 2006-09-05 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Device and method for emitting output light using quantum dots and non-quantum fluorescent material
US20060113895A1 (en) * 2004-11-30 2006-06-01 Baroky Tajul A Light emitting device with multiple layers of quantum dots and method for making the device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144299A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 東レ株式会社 色変換組成物、色変換シートならびにそれを含む光源ユニット、ディスプレイおよび照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101176385A (zh) 2008-05-07
TW200712167A (en) 2007-04-01
KR20080007247A (ko) 2008-01-17
US20090021148A1 (en) 2009-01-22
WO2006120895A1 (ja) 2006-11-16
EP1881741A1 (en) 2008-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2006120895A1 (ja) 色変換材料組成物及びこれを含む色変換媒体
KR102113381B1 (ko) 광전환 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치
US7923917B2 (en) Color conversion layer and light-emitting device
KR101906445B1 (ko) 양자점 필름의 제조방법, 이로써 제조된 양자점 필름, 및 이를 포함하는 파장변환 시트 및 디스플레이
KR101211492B1 (ko) 발광체, 조명장치 및 이것을 사용한 표시장치
EP1868419A1 (en) Red fluorescence conversion medium, color conversion substrate using same, and light-emitting device
TWI690750B (zh) 量子點顯示裝置
WO2008015807A1 (fr) Milieu de conversion de fluorescence et appareil de luminescence en couleur l'utilisant
JPWO2007122857A1 (ja) 発光装置
JP2018506060A (ja) 光変換素子及びそれを含むディスプレイ装置
Kim et al. Photo-patternable quantum dots/siloxane composite with long-term stability for quantum dot color filters
JPWO2006100957A1 (ja) 色変換基板並びにその製造方法、及び発光装置
JPWO2006103908A1 (ja) 半導体ナノクリスタル用有機配位子
JPWO2008029775A1 (ja) 色変換基板
TW201303443A (zh) 光學構件與具有其之顯示裝置及其製造方法
CN108026443A (zh) 添加剂稳定的复合纳米粒子
KR20160112499A (ko) 황색 경화성 수지 조성물, 이를 포함하는 컬러필터 및 화상표시장치
JP3613268B2 (ja) 色変換フィルタ、色変換層およびそれらを用いた色変換発光デバイス
JP7297756B2 (ja) シアノアリール置換ベンゾ(チオ)キサンテン化合物
KR20180044872A (ko) 황색 경화성 수지 조성물, 이를 포함하는 컬러필터 및 화상표시장치
KR101778864B1 (ko) 광 변환 부재 및 이를 포함하는 표시장치 및 발광소자 패키지
KR102297066B1 (ko) 황색 경화성 수지 조성물, 이를 포함하는 컬러필터 및 화상표시장치