JPWO2006112359A1 - パケット送信制御装置およびパケット送信制御方法 - Google Patents

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Abstract

パケット送信制御装置に、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方に応じて、パケットの割り当ての優先度を決定する優先度決定手段と、前記優先度に基づいて、送信相手となる無線端末を選択する無線端末選択手段とを備えることにより達成される。

Description

本発明は、移動通信システムにおける下りパケットの送信制御(スケジューリング)を行うパケット送信制御装置およびパケット送信制御方法に関する。
移動通信システムの下りリンクにおいて、無線基地局が、当該無線基地局に属する移動局との間で、1つの物理チャネルを共有している場合がある。以下、この場合に用いられる物理チャネルを下り共有チャネルと呼ぶ。
下り共有チャネルにおいては、無線基地局が、通信相手である複数の移動局に対するパケットの送信順序を、各移動局の瞬時の無線品質に基づいて制御することによって、その無線基地局で提供できるスループット、いわゆるシステム収容能力を高めることができる。
このような無線基地局によるパケットの送信順序制御は、スケジューリングと呼ばれ、パケットデータ伝送に適用することで、通信容量が増大し、あるいは通信品質が向上することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。また、スケジューリングにおいては、対象となるパケットデータは、一般的に、伝送遅延に対する要求条件がさほど厳しくないことを前提として考えられている。
ところで、第3世代移動通信システム、いわゆるIMT−2000の標準化については、地域標準化機関などにより組織された3GPP/3GPP2(Third-Generation Partnership Project/ Third-Generation Partnership Project 2)において、前者ではW−CDMA方式、後者ではcdma2000方式にかかる標準仕様の策定作業がなされている。
3GPPでは、近年のインターネットの急速な普及に伴い、特に下りリンクにおいてデータベースやWebサイトからのダウンロードなどによる高速・大容量のトラヒックが増加するとの予測に基づき、下り方向の高速パケット伝送方式である「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)」の標準化が行われている(例えば、非特許文献2参照)。
また、3GPP2でも、上記同様の観点から下り方向の高速データ専用の伝送方式「1x−EVDO」の標準化が行われている(例えば、非特許文献3参照)。なお、cdma2000 1xEV−DOにおいて、DOはData Onlyの意味である。
例えば、HSDPAでは、移動局と無線基地局との間の無線状態に応じて無線チャネルの変調方式や符号化率を制御する方式、例えば、HSDPAでは、AMCS(Adaptive Modulation and Coding Scheme)と、数msの周期で動作するスケジューリングとを組み合わせて用いることで、個々のユーザに対するスループット、およびシステム全体のスループットを向上させることができるようになっている。
無線基地局における送信待ちパケットの送信順序を制御するスケジューリングアルゴリズムとしては、無線基地局装置に属する移動局に順に(例えば、移動局#1→#2→#3→・・・)、下り共有チャネルの送信割り当てパケットの送信順序を制御するラウンドロビンスケジューラがよく知られている。
また、各移動局の無線状態や各移動局の平均の無線状態に基づいて送信待ちパケットの送信順序を制御するProportional FairnessスケジューラやMAX C/I(Maximum C/I)スケジューラが知られている。
一般的なProportional Fairnessスケジューラの制御方法の一例を説明する。
Proportional Fairnessは、個々の移動局の下り回線状況の瞬時的な変動に応じて、送信割り当てを行いつつ、移動局間の公平性もサポートするスケジューリングアルゴリズムである。
Proportional Fairnessスケジューラに関して、図1を参照して説明する。図1は、Proportional Fairnessスケジューラの動作を示すフローチャートである。このスケジューリングアルゴリズムでは、各移動局の無線状態、平均の無線状態を評価関数の要素として測定し、無線基地局に属する各移動局の評価関数を求め、それを最大化する移動局に下り共有チャネルを割り当てる。なお、ここでは、平均の無線状態として、一例として平均の伝送速度を用いる場合について説明する。
図1において、ステップS41では、初期値が以下のように設定される。
[初期値]
n=1(n:移動局の添え字)
max=0(Cmax:評価関数の最大値)
max=0(nmax:評価関数が最大となる移動局の添え字)
次に、ステップS42では、評価関数の計算に必要な要素、具体的には、(1)各移動局の瞬時の無線状態、(2)平均伝送速度が測定される。次に、ステップS43では、ステップS42で測定された値を用いて次式に基づいて、評価関数Cが計算される。
Figure 2006112359
次に、ステップS44では、ステップS43で計算された評価関数CがCmaxを超えているかどうかを判定する。ここでは、Cmax=0であるので、ステップS44の判定がYESとなり、ステップS45では、ステップS43で計算されたCの値がCmaxに、nmax=1にセットされる。
次に、ステップS46ではnが+1インクリメントされる。次に、ステップS47ではループ処理により無線基地局と通信中の移動局数の評価関数が順次求められる。つぎに、ステップS48では、評価関数が最大となる移動局が選択され、その移動局に対し下りの共有チャネルが割り当てられる。
Proportional Fairnessスケジューラは、各々の移動局において、下り品質が比較的良い状況での送信割り当てが行われるため、ラウンドロビンスケジューラと比較して、高いスループットを得ることが期待できる。
さらに、各移動局の瞬時の無線状態を各移動局の平均伝送速度で除算することで、平均伝送速度が高い移動局の評価関数式の値を下げ、時間的な公平性の高い割り当てを実現することができる。
また、パケット通信網におけるパケット送信においては、優先度クラスを2種類設け、第1の優先度をもつパケットを第2の優先度をもつパケットより優先的に伝送することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、Proportional Fairnessスケジューラにおいては、当該移動局が再送データを所有しているか否かに応じてパケット割り当て方法を制御することが困難である。
再送データを所有しているか否かに応じてパケット割り当て方法を制御することができないことにより、再送データにパケットが割り当てられず、上記再送データが下位レイヤに残留した場合に、上位レイヤ、例えば、RLCレイヤやTCPレイヤに対する遅延、あるいは廃棄タイマによる廃棄が生じる。このため、結果として、上位レイヤにおける誤り率が大きくなる、という問題がある。
さらに、優先度クラスを2種類設けてパケットの送信を行うような場合には、上記優先度クラスと、再送データの有無との両方を考慮したパケットの割り当て方法を制御する必要があるが、Proportional Fairnessスケジューラにおいては、上記優先度クラスと、再送データの有無の両方を考慮したパケットの割り当て方法を制御することが困難である。
なお、ここで再送データとは、例えば、HSDPAにおいては、以前に少なくとも一回はHS−DSCHにマッピングされて、当該移動局に送信され、かつ、当該移動局から送達確認であるAckを受信しておらず、前回の送信時からの経過時間が、所定の時間間隔以上であるデータのことをさす。
J. M. Holtzman, IEEE VTC2000 spring 3GPP TR25.848 v4.0.0 3GPP2 C.S0024 Rev.1.0.0 特開平3−58646号公報
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
無線基地局における送信待ちのパケットの送信順序を決定するスケジューリングアルゴリズムの1つとして、Proportional Fairnessスケジューリング法がある。
しかしながら、Proportional Fairnessスケジューリングアルゴリズムにおいては、移動局が再送可能なデータを所有しているか否かに応じてパケットの割り当て方法を制御することが困難である問題がある。
また、Proportional Fairnessスケジューラにおいては、優先度クラスと、再送データの有無の両方を考慮したパケットの割り当て方法を制御することが困難である問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方を考慮して、パケットの割り当てを行うパケット送信制御装置およびパケット送信制御方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明のパケット送信制御装置は、複数の無線端末に対するパケットの送信を制御するパケット送信制御装置であって、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方に応じて、パケットの割り当ての優先度を決定する優先度決定手段と、前記優先度に基づいて、送信相手となる無線端末を選択する無線端末選択手段とを備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方に応じて、パケットの送信制御を行うことができる。
また、本発明のパケット送信制御方法は、複数の無線端末に対するパケットの送信を制御するパケット送信制御方法であって、各無線端末に関して、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方を判定するステップと、再送データの有無に応じて、パケットの割り当ての優先度を決定するステップと、前記優先度に基づいて、送信相手となる無線端末を選択するステップとを有することを特徴の1つとする。
このようにすることにより、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方に応じて、送信相手となる無線端末を選択することができ、パケットの送信制御を行うことができる。
本発明の実施例によれば、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方に考慮して、パケットの割り当てを行うパケット送信制御装置およびパケット送信制御方法を実現できる。
スケジューリングアルゴリズムの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる移動通信システムを示す構成図である。 本発明の一実施例にかかる無線基地局を示すブロック図である。 本発明の一実施例にかかる無線基地局のベースバンド信号処理部を示すブロック図である。 本発明の一実施例にかかる無線基地局のMAC−hs処理部を示すブロック図である。 HARQ部で行われるストップアンドウエイトプロトコルの動作の一例を示す説明図である。 本発明の一実施例にかかるMAC−hs処理部でのスケジューリング動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるMAC−hs処理部でのスケジューリング動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる無線基地局のMAC−hs処理部を示すブロック図である。 本発明の一実施例にかかるMAC−hs処理部でのスケジューリング動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10、11、12 移動局
100 無線基地局
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例にかかる移動通信システムについて、図2を参照して説明する。
本実施例にかかる移動通信システムは、無線基地局100と、複数の移動局10、11および12とを備える。無線基地局100と、複数の移動局10、11および12は、例えばHSDPA方式により通信を行う。
HSDPAにおける下りパケット伝送では、下り共有物理チャネルHS−PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)と、下り共有制御チャネルHS−SCCH(High Speed-Shared Control Channel)と、共有物理チャネルに付随する付随個別チャネルA−DPCH(Associated-Dedicated Physical Channel)#1、#2および#3(上り下りの双方向チャネル)が用いられる。
下り共有物理チャネルHS−PDSCHは、各移動局10、11および12で共有して使用され、トランスポートチャネルでは、HS−DSCH(High Speed-Downlink Shared Channel)と呼ばれる。
下り共有制御チャネルHS−SCCHは、各移動局10、11および12で共有して使用される。
付随個別チャネルA−DPCHは、各移動局10、11および12に個別に割り当てられる。
また、上りリンクにおいては、さらに、各移動局10、11および12に個別に割り当てられるHSDPA用の制御チャネルHS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)が用いられる。
上りリンクでは、付随個別チャネル#1、#2および#3により、ユーザデータ以外に、パイロットシンボル、下り付随個別チャネル送信のための電力制御コマンド(TPCコマンド)が伝送される。
また、HSDPA用の制御チャネルHS−DPCCHにより、共有チャネルのスケジューリングや、AMCS(適応変調・符号化)に用いるための下り品質情報、すなわち、Channel Quality Indicator(CQI)、および下りリンクの共有チャネルHS−DSCHの送達確認情報、すなわち、Ack/Nack、が伝送される。
一方、下りリンクでは、付随個別チャネル#1、#2および#3により、上り付随個別チャネルのための送信電力制御コマンドなどが伝送され、上記共有物理チャネルによりユーザデータが伝送される。
各移動局10、11および12は、同一の構成、機能を備える。したがって、以下では、特段の断りがない限り移動局n(nはn≧1の整数)として説明する。
次に、本発明の第1の実施例にかかる無線基地局100について、図3を参照して説明する。
本実施例にかかる無線基地局100は、送受信アンテナ101と、送受信アンテナと接続されたアンプ部102と、アンプ部102と接続された送受信部103と、送受信部103と接続されたベースバンド信号処理部104および呼処理部105と、ベースバンド信号処理部104および呼処理部105と接続された伝送路インターフェース106とを備える。
下りリンクのパケットデータについては、無線基地局100の上位に位置する無線制御装置から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド処理部104では、再送制御(H-ARQ(Hybrid ARQ)の処理や、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、拡散処理が行われ、下りリンクのパケットデータは、ベースバンド信号に変換され送受信部103に入力される。
送受信部103では、ベースバンド信号処理部104から入力されたベースバンド信号は、周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、アンプ部102に入力される。アンプ部102は、周波数変換処理が行われたベースバンド信号を増幅し、送受信アンテナ101より送信する。
一方、上りリンクのデータについては、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅され、送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部104で逆拡散やRAKE合成、誤り訂正復号がなされた後、伝送路インターフェース106を介して無線制御装置に転送される。
また、呼処理部105では、無線制御装置と呼処理制御信号の送受信を行い、無線基地局100の状態管理やリソース割り当てが行われる。
次に、ベースバンド信号処理部104について、図4を参照して説明する。
ベースバンド信号処理部104は、送受信部103、呼処理部105および伝送路インターフェース106と接続されたレイヤ1処理部111と、レイヤ1処理部111と接続されたMAC−hs(Medium Access Control−HSDPAの略称)処理部112とを備える。MAC−hs処理部112は、伝送路インターフェース106および呼処理部105と接続される。
レイヤ1処理部111では、下りデータのチャネル符号化や上りデータのチャネル復号化、上下の個別チャネルの送信電力制御や、RAKE合成、拡散・逆拡散処理が行われる。
MAC−hs処理部112では、HSDPAにおける下り共有チャネルのHARQ(Hybrid ARQ)や送信待ちパケットに対するスケジューリングが行われる。
次に、MAC−hs処理部112について、図5を参照して説明する。
MAC−hs処理部112は、伝送路インターフェース106と接続されたフローコントロール部120と、フローコントロール部120と接続されたスケジューラ部140と、スケジューラ部140と接続されたMAC−hsリソース計算部130、TFR(Transport Format and Resource)選択部150、再送データ優先度制御部160、移動局伝送速度計算部170および評価関数計算部180とを備える。
再送データ優先度制御部160、移動局伝送速度計算部170および評価関数計算部180は、レイヤ1処理部111と接続される。また、評価関数計算部180は、再送データ優先度制御部160および移動局伝送速度計算部170と接続される。また、MAC−hsリソース計算部130は、TFR選択部150と接続される。
フローコントロール部120は、伝送路インターフェース160と接続されたフローコントロール機能部121、121、・・・、121を備える。
スケジューラ部140は、フローコントロール機能部121、121、・・・、121とそれぞれ接続されたプライオリティキュー部141、141、・・・、141と、プライオリティキュー部141、141、・・・、141とそれぞれ接続されたリオーダリング部142、142、・・・、142と、リオーダリング部142、142、・・・、142とそれぞれ接続されたHARQ部143、143、・・・、143とを備える。
TFR選択部150は、HARQ部143、143、・・・、143とそれぞれ接続されたTFR select機能部151、151、・・・、151を備える。
MAC−hsリソース計算部130は、HS−DSCHパワーリソース計算部131およびHS−DSCHコードリソース計算部132を備える。
フローコントロール部120では、各フローコントロール機能部121、121、・・・、121において、無線制御装置から伝送路インターフェース160を介して受信される信号の伝送速度を、実装されているバッファの容量等に基づいて調整する。例えば、各フローコントロール機能部121、121、・・・、121は、パケットの流通量を監視し、パケット流通量が増大し、キューバッファのメモリの空きが減少してくると送信パケット送出量を抑制する処理を行う。
例えば、各フローコントロール機能部121、121、・・・、121は、キューバッファのメモリの空きがある閾値となった場合に送信パケット送出量を抑制する処理を行う。
MAC−hsリソース計算部130では、HS−DSCHパワーリソース計算部131とHS−DSCHコードリソース計算部132において、HS−DSCHに割り当てる無線リソース(電力リソースや符号リソース、ハードウェアリソースなど)を計算する。
スケジューラ部140について説明する。プライオリティキュー部141、141、・・・、141は、コネクション毎のキューであり、通常は、1ユーザに対して1プライオリティキュー部が割り当てられるが、1ユーザが複数のコネクションを持つ場合には、1ユーザに複数のプライオリティキュー部が割り当てられる。プライオリティキュー部141、141、・・・、141には、下りリンクのデータが入力され、スケジューリングで選択されるまで蓄積される。
リオーダリング部142、142、・・・、142では、HARQ部143、143、・・・、143における再送制御において、下りの受信順序制御を移動局nが行えるように、データに対してシーケンス番号を付与し、移動局nの受信バッファがあふれないようにウィンドウ制御を行う。
HARQ部143、143、・・・、143では、Mプロセスのストップアンドウエイトプロトコルによって、上りAck/Nackフィードバックに基づいた再送制御を行う。
次に、HARQ部143、143、・・・、143において行われる動作について図6を参照して説明する。
HARQ部143、143、・・・、143では、例えば6プロセスのストップアンドウエイトプロトコルによる処理が行われる。
ストップアンドウエイトプロトコルARQでは、受信側は、送信側からのパケットを受け取ると送信確認(Ack/Nack)を送信側に返す。ここで、移動局においては、パケットを受信し、復号を行った後に、受信結果がOKかNGであるか(すなわち、AckかNackか)を判定するため、一定の処理時間が必要となる。
図6では、受信側は、パケット#1を受け取ったとき、正しく受信されなかったので、否定応答(Nack)を送信側に返している。また、パケット#2については、正しく受信されたので、肯定応答(Ack)を送信側に返している。以下、受信側では、受け取ったパケットの順にAckまたはNackを送信側に返す動作を繰り返す。
TFR(Transport Format and Resource)選択部150では、TFR Select機能部151、151、・・・、151において、選択されたユーザ(移動局)のデータについて、上りチャネルで受信する下り品質インジケータであるCQI(Channel Quality Indicator)やMAC−hsリソース計算部130で計算されたHS−DSCHに割り当てる無線リソース(電力リソース、符号リソース、ハードリソース)などに基づいて、下りリンクの伝送フォーマット(データサイズ、コード数、変調多値数、符号化率)および送信電力を決定し、決定された下りリンク伝送チャネルの伝送フォーマットおよび送信電力をレイヤ1処理部111へ通知する。
再送データ優先度制御部160は、移動局nに関して再送データの有無を判定する。また、再送データ優先度制御部160は、上記再送データの有無の判定結果RETXnを引数にもつ関数D(RETXn)を作成する。そして、再送データ優先度制御部160は、上記RETXnと、関数D(RETXn)とを評価関数計算部180に通知する。
例えば、再送データ優先度制御部160は、再送データが有ることをRETXn=1とし、再送データが無いことをRETXn=0として、関数D(RETXn)を、
D(0)=1.0
D(1)=2.0
と設定する。このようにすることにより、再送データを所有する移動局へのパケットの割り当て確率、すなわち、優先度が高くなり、再送データを所有する移動局に優先してパケットを割り当てることが可能となる。
また、例えば、再送データ優先度制御部160は、再送データが有ることをRETXn=1とし、再送データが無いことをRETXn=0として、関数D(RETXn)を、
D(0)=1.0
D(1)=1000.0
と設定してもよい。このようにすることにより、再送データを所有する移動局へのパケットの割り当て確率、すなわち、優先度を極端に高くすることができ、再送データを所有する移動局に対して極めて大きな優先度でパケットを割り当てることが可能となる。
すなわち、関数D(RETXn)を調節することにより、再送データの優先度の高低を調節することが可能となる。
なお、関数D(RETXn)は、プライオリティキュー部141、141、・・・、141内のデータにかかるサービス種別や契約種別、受信器種別、セル種別、プライオリティクラス種別に基づいて設定される。ここで、受信器種別とは、例えばRAKE受信器、等化器や受信ダイバーシチ、干渉キャンセラや、その他のUEのCapability(受信可能な変調方式や受信可能なコード数、ビット数等によってクラス分けされた指標)などである。
また、ここで、再送データとは、以前に少なくとも1回はHS−DSCHにマッピングされて当該移動局に送信されており、かつ、当該移動局から上りリンクのHSDPA用の制御チャネルHS−DPCCHにおいて、Ackを受信しておらず、かつ、前回の送信時からの経過時間が、所定の時間間隔以上であるデータのことをさす。「前回の送信時からの経過時間が、所定の時間間隔以上である」とは、例えば、図6において、前回の送信時からの経過時間が6TTI以上である」、ということをさす。
すなわち、パケット#1は、TTI=1において送信されたため、TTI=2〜6では再送データではないが、TTI=7においては、TTI=1における送信の送達確認がNackであり、かつ、前回の送信時からの経過時間が6TTI以上であるため、再送データである、と判定される。
移動局伝送速度計算部170では、式(1)に基づき移動局nの平均伝送速度が計算される。
Figure 2006112359
ここで、δは、平均化区間を指定するパラメータ、言い換えれば、平均化のための忘却係数(0≦δ≦1)である。パラメータδは、プライオリティキュー部141、141、・・・、141内のデータにかかるサービス種別や契約種別、受信器種別、セル種別、プライオリティクラス種別に基づいて設定される。ここで、受信器種別とは、RAKE受信器、等化器や受信ダイバーシチ、干渉キャンセラや、その他のUEのCapability(受信可能な変調方式や受信可能なコード数、ビット数等によってクラス分けされた指標)などである。
また、式(1)において、rは瞬時伝送速度を示す。移動局伝送速度計算部170は、MAC−hs処理部112において、送信されたデータの送達確認ができたデータのサイズ(例えば、データ量)、送信されたデータのサイズ(例えば、データ量)、および移動局nから報告される下り瞬時の無線状態あるいは無線状態から推定される送信可能なデータのサイズ(例えば、データ量)の内の1つを移動局nにおけるデータ伝送速度(瞬時のデータ伝送速度)とする。
式(1)に基づいて求められた移動局nに対する平均伝送速度の更新機会の組み合わせは、例えば、表1に示すような5通りが考えられる
Figure 2006112359
ここで、上述したように、移動局nの平均伝送速度は、広い意味では、移動局nの広い意味での無線状態ということが可能である。すなわち、無線状態として、伝送速度であったり、移動局から報告されるChannel Quality Indicator(CQI)であったり、下りリンクのSIRであったり、CQI、SIRから推定される送信可能なデータサイズであったりする。
すなわち、送信されたデータの送達確認ができたデータのサイズ(例えば、データ量)、送信されたデータのサイズ(例えば、データ量)は伝送速度に相当する。また、移動局nから報告される下り瞬時の無線状態あるいは無線状態から推定される送信可能なデータのサイズ(例えば、データ量)は、CQIおよびSIRのうち少なくとも一方から推定される送信可能なデータサイズに相当する。
なお、移動局nの平均伝送速度を求めるには、上記方法の他に、例えば、データリンク層でのデータの伝送速度を測定する機能をMAC−hs処理部112に備えるようにする。この場合、MAC−hs処理部112は、移動局nがデータ通信状態に入った後、MAC−hs処理部112に流入したデータ量を一定時間毎に測定する。そして、MAC−hs処理部112は、その測定された一定時間毎のデータ量を移動局nにおけるデータ伝送速度(平均のデータ伝送速度)とするようにしてもよい。
評価関数計算部180では、スケジューラ部140でのスケジューリングの際に用いられる移動局毎の評価関数が計算される。スケジューラ部140では、評価関数計算部180で計算された移動局毎の評価関数値のうち、最大の評価関数値を持つ移動局nを選択し、その移動局nに対し下りリンクの共有チャネルを割り当てる(下りリンクの送信割り当てを行う)。
また、図4を参照して説明したレイヤ1処理部111では、各移動局からの上りHSDPA用の個別物理チャネルに載せられて報告される下り無線状態を示す情報を受け取り、MAC−hs処理部112の評価関数計算部180に入力する。ここで、無線状態を示す情報とは、例えば、瞬時受信SIR(Signal-to-Interference)、BLER(Bit Error Rate)、CQI(Channel Quality Indicator)などである。
次に、本実施例にかかるスケジューリング動作について図7を参照して説明する。
図7において、MAC−hs処理部112の評価関数計算部180は、移動局nの評価関数を計算するための初期値設定を行う(ステップS702)。
例えば、初期値として、n=1、Cmax=0およびnmax=0を設定する。
ここで、nは移動局の添え字を表し、Cmaxは、評価関数の最大値を表し、nmaxは、評価関数が最大となる移動局の添え字を表す。
次に、評価関数Cの計算に用いる情報の取得が行われる。
具体的に説明する。
評価関数計算部180は、レイヤ1処理部111から入力された移動局nの下りリンクの瞬時の無線状態および無線状態から推定される送信可能なデータのサイズ(例えば、データ量)の一方を取得する(ステップS704)。ここで、「無線状態から推定される送信可能なデータのサイズ」とは、下りの品質を示すCQIあるいは下り伝送チャネルの瞬時SIRと、MAC−hsリソース計算部130において計算されたHS−DSCHに割り当てられる無線リソースに基づいて、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータのサイズのことである。
また、評価関数計算部180は、移動局伝送速度計算部170から入力された移動局nの平均伝送速度の取得を行う(ステップS706)。
また、評価関数計算部180は、再送データ優先度制御部160から入力された移動局nの再送データの有無の判定結果RETXnと、上記RETXnを引数にもつ関数D(RETXn)の取得を行う(ステップS708)。
次に、評価関数計算部180は、上述した情報が全て取得されたかどうかを判定する(ステップS710)。
全ての情報が取得されたと判定されたとき(ステップS710:YES)、評価関数計算部180は、呼処理部105を介して遠隔から指定される指数パラメータ(α、β)を取得する(ステップS712)。
一方、取得されていない情報があると判定されたとき(ステップS710:NO)、評価関数計算部180は、ステップS704、ステップS706およびステップS708のうち少なくとも1つに戻り、未取得情報の取得を行う。
次に、評価関数計算部180は、式(2)にしたがって、評価関数(C)の計算を行う(ステップS714)。
Figure 2006112359
ここでは、ステップS714において、Proportional Fairnessの評価関数に、再送データの優先度を制御する関数D(RETXn)を加える場合について説明する。
すなわち、当該移動局nが再送データを所有する場合には、D(RETXn)の値が大きくなり、一方で、当該移動局nが再送データを所有しない場合には、D(RETXn)の値が小さくなる。このため、再送データの有無に基づいて適応的にパケット割り当て方法を制御することが可能となる。結果として、再送データに対して優先的にパケットを割り当てることが可能となり、再送データが送信されずに残留し、上位レイヤ、すなわち、RLCレイヤ、TCPレイヤにおける誤りが発生することを防ぐことが可能となる。
ここで、上記再送データの優先度を制御する関数D(RETXn)は、遠隔、例えば、無線基地局100の上位ノード、例えば無線制御装置やコアネットワーク上のサーバなどから指定される。例えば、呼処理制御信号に含められて上位ノードから無線基地局100へと通知される。
無線基地局100は、上記呼処理制御信号に含まれる再送データの優先度を制御する関数D(RETXn)を、呼処理部105で受け取り、ベースバンド信号処理部104内のMAC−hs処理部112の再送データ優先度制御部160に転送する。
また、無線基地局100は、再送データの優先度を制御する関数D(RETXn)を無線基地局100の局データとして保持し、ベースバンド信号処理部104内のMAC−hs処理部112の再送データ優先度制御部160は、局データ内に保持された再送データの優先度を制御する関数D(RETXn)を参照するようにしてもよい。
また、遠隔から指定される無線パラメータαおよびβの値は変更可能である。これらαおよびβの値を適切に設定することにより、いわゆる典型的なProportional Fairnessスケジューラ(α=1、β=1)と、MAX C/Iスケジューラ(α=1、β〜0(但し、β≠0))の中間のスケジューラを提供することが可能となる。
また、本実施例において、評価関数はこの式に限定されることはなく、変更可能である。例えば、評価関数Cの式の一部が式(3)であるスケジューラの場合に適用することも可能である
Figure 2006112359
例えば、評価関数の式が、式(4)であるスケジューラの場合(但し、α、β、γは0〜1のパラメータ係数であり、Wは移動局nに関する、無線基地局におけるパケットの滞留時間を表す)にも、再送データの優先度を制御する関数D(RETXn)を加え、評価関数の式を、式(5)としてもよい。
Figure 2006112359
Figure 2006112359
すなわち、再送データの有無の判定結果を示すRETXnを引数に持つ関数を評価関数に加えた関数を評価関数として使用することができる。
ステップS714において、評価関数Cが計算されると、その計算された評価関数Cが最大値であるか否かの判定、すなわちC>Cmaxであるか否かの判定が行われる(ステップS716)。
評価関数Cが最大値である場合(ステップS716:YES)、Cmax=C、nmax=nに設定される(ステップS718)。ここでは、Cmax=0(初期値)に設定されているので、C>Cmaxとなり、ステップS714で計算された評価関数CがCmaxに設定され、そのCmaxが与える移動局nが移動局nmaxとして設定される。
評価関数Cが最大値でない場合(ステップS716:NO)、およびステップS718における処理が行われた後、次の移動局の評価関数を計算するために移動局nが+1インクリメントされる(ステップS720)。
次に、移動局nが無線基地局と通信中の移動局数(N)を超えるか否かが判断される(ステップS722)。
移動局nが無線基地局と通信中の移動局数(N)を超えると判断されない場合(ステップS722:NO)、ステップS704以降のループ処理が移動局数(N)を超えると判断されるまで繰り返し行われる。すなわち、無線基地局と通信中の移動局全ての評価関数Cが計算される。
一方、移動局nが無線基地局と通信中の移動局数(N)を超えると判断された場合(ステップS722:YES)、ステップS718で設定された移動局nmaxに対して下りリンクの共有チャネル(HS-DSCH)の割り当てを行うようにスケジューラ部140に指示する(ステップS724)。
以上説明したような本実施例によれば、再送データを所有する移動局に対して優先的にパケットを割り当てることが可能となり、結果として、再送データの残留を防ぐことが可能となり、上位レイヤにおける誤りを低減することが可能となる。
また、上記例においては、1ユーザが1個のプライオリティキューを持つ場合について説明したが、1ユーザが複数プライオリティキュー、例えばK個を持つことも可能である。その場合、N個のプライオリティキューの代わりに、N×K個のプライオリティキューに対して上記スケジューリングが行われる。
なお、MAC−hs処理部112の再送データ優先度制御部160および評価関数計算部180は、例えば、CPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、あるいはFPGAなどのプログラムの書き換えが可能なプログラマブルデバイスで構成され、所定のメモリ領域に上述した評価関数のプログラムが記憶され、パラメータ(α、β、δ、D(RETXn))をダウンロードして書き換える構成がとられる。この場合、パラメータ(α、β、δ、D(RETXn))を無線基地局100の上位ノードからダウンロードするようにしてもよいし、再送データ優先度制御部160および評価関数計算部180に端末I/F(外部インターフェース機能)を設け、端末からパラメータ(α、β、δ、D(RETXn))を直接読み込ませる構成としてもよい。
また、MAC−hs処理部112の各機能ブロックは、ハードウェアで分割される場合もあるし、プロセッサ上のプログラムでソフトウェアとして分割されている場合もありうる。
また、本実施例においては、3GPPにおける高速パケット伝送方式HSDPAに関して記述したが、HSDPAに限定されるものではなく、その他の移動通信システムにおける下りパケットの送信制御(スケジューリング)を行う高速パケット伝送方式に適用することが可能である。例えば、3GPP2におけるcdma2000 1xEV−DOや、3GPPにおけるTDD方式やLong Term Evolution(Super 3G)における高速パケット伝送方式など、がその他の高速パケット伝送方式としてあげられる。
また、本実施例において、再送データ優先度制御部160の機能、移動局伝送速度計算部170の機能、レイヤ1処理部111の機能が状態把握手段に、評価関数計算部180の機能が無線端末選択手段に対応する。
また、本実施例において、無線基地局100は、パケット送信制御装置に対応し、移動局10、11および12は無線端末に対応する。
次に、本発明の第2の実施例について、図8を参照して説明する。
パケット通信網におけるパケット送信においては、優先度クラスを2種類設け、第1の優先度をもつパケットを第2の優先度をもつパケットより優先的に伝送することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
本実施例にかかる無線基地局は、第1の実施例にかかる無線基地局と比較して、MAC−hs処理部112でのスケジューリング動作が異なる。
本実施例では、優先度クラスを複数定義し、優先度に応じてパケットのスケジューリングが行われる。
MAC−hs処理部112の評価関数計算部180は、前述したプライオリティキュー部141、141、・・・、141をいくつかの優先度クラスに分類し、予め定義する(ステップS802)。
次に、移動局nの評価関数Cnを計算するための初期値設定を行う(ステップS804)。例えば、初期値として、n=1、Cmax=0およびnmax=0を設定する。
次に、第1の実施例と同様に、評価関数Cの計算に用いる情報の取得が行われる。
具体的に説明する。
評価関数計算部180は、レイヤ1処理部111から入力された移動局nの下りリンクの瞬時の無線状態および無線状態から推定される送信可能なデータのサイズ(例えば、データ量)の一方を取得する(ステップS806)。
また、評価関数計算部180は、移動局伝送速度計算部170から入力された移動局nの平均伝送速度の取得を行う(ステップS808)。
また、評価関数計算部180は、再送データ優先度制御部160から入力された移動局nの再送データの有無の判定結果RETXnと、上記RETXnを引数にもつ関数D(RETXn)の取得を行う(ステップS810)。
次に、評価関数計算部180は、上述した情報が全て取得されたかどうかを判定する(ステップS812)。
全ての情報が取得されたと判定された場合(ステップS812:YES)、評価関数計算部180は、呼処理部105を介して遠隔から指定される指数パラメータ(α、β、δ)と優先度毎に与える重み係数Aを受け取り、設定する(ステップS814)。但し、iは移動局の優先度レベルの添え字である。
一方、取得されていない情報があると判定されたとき(ステップS812:NO)、評価関数計算部180は、ステップS806,ステップS808およびステップS810のうち少なくとも1つに戻り、未取得情報の取得を行う。
次に、評価関数計算部180は、式(6)にしたがって、評価関数(C)の計算を行う(ステップS816)。ここで、PCは、移動局nの優先度クラスを示す。
Figure 2006112359
式(6)において、例えば、優先度クラスを2つ設け、優先度の高いクラスをi(PC)=1、優先度の低いクラスをi(PC)=2とした場合、A>Aとなるように設定し、優先度の高いクラスの移動局のパケットを優先的に送信するようにする。すなわち、AとAとの差を十分に大きくとることで、優先度の高いデータが必ず優先して送信されるようになる。さらに、再送データが有るという判定結果をRETXn=1とし、再送データが無いという判定結果をRETX=0とした場合に、D(RETXn=1)=1000.0、D(RETXn=0)=1.0、D(RETXn=1)=2.0、D(RETXn=0)=1.0と設定する。このようにすることにより、優先度の高いクラスにおいては再送データの優先度を極めて大きく設定し、優先度の低いクラスにおいては、再送データの優先度を少し大きく設定することが可能となる。すなわち、優先度毎に与える重み係数Aと、再送データの優先度を設定するDPCn(RETXn)を組み合わせることにより、優先度クラスと、再送データの有無の両方に応じて、きめ細やかにパケット割り当て頻度を制御することが可能なパケット割り当て方法を提供することが可能となる。
また、指数パラメータ(α,β)=(1,1)、(α,β)=(1,0)と設定することにより、優先度の高いデータはProportional Fairnessスケジューラとして、優先度の低いデータはMAX C/Iスケジユーラとして動作させることができる。
ステップS816において、評価関数Cが計算されると、その計算された評価関数Cが最大値であるか否かの判定、すなわちC>Cmaxであるか否かの判定が行われる(ステップS818)。
評価関数Cが最大値である場合(ステップS818:YES)、Cmax=C、nmax=nに設定される(ステップS820)。ここでは、Cmax=0(初期値)に設定されているので、C>Cmaxとなり、ステップS816で計算された評価関数CがCmaxに設定され、そのCmaxが与える移動局nが移動局nmaxとして設定される。
評価関数Cが最大値でない場合(ステップS818:NO)、およびステップS820における処理が行われた後、次の移動局の評価関数を計算するために移動局nが+1インクリメントされる(ステップS822)。
次に、移動局nが無線基地局と通信中の移動局数(N)を超えるか否かが判断される(ステップS824)。
移動局nが無線基地局と通信中の移動局数(N)を超えると判断されない場合(ステップS824:NO)、ステップS806以降のループ処理が移動局数(N)を超えると判断されるまで繰り返し行われる。すなわち、無線基地局と通信中の移動局全ての評価関数Cが計算される。
一方、移動局nが無線基地局と通信中の移動局数(N)を超えると判断された場合(ステップS824:YES)、ステップS816で設定された移動局nmaxに対して下りの共有チャネル(HS-DSCH)の割り当てを行うようにスケジューラ部140に指示する(ステップS826)。
以上、説明したように本実施例によれば、優先度クラスに応じた係数Aや指数α、β、δの制御を行うだけでなく、各移動局の再送データの有無に応じてスケジューリングを行うことが可能となり、優先度クラスと移動局の再送データの有無に応じた適切なスケジューラを実現することができる。
また、本実施例において、評価関数はこの式に限定されることはなく、変更可能である。
すなわち、再送データの有無の判定結果を示すRETXnを引数に持つ関数を評価関数に加えた関数を評価関数として使用することができる。
また、本実施例では、3GPPにおける高速パケット伝送方式HSDPAに関して説明したが、HSDPAに限定されるものではなく、その他の、移動通信システムにおける下りパケットの送信制御(スケジューリング)を行う高速パケット伝送方式に適用することが可能である。例えば、3GPP2におけるcdma2000 1xEV−DOや、3GPPにおけるTDD方式、Long Term Evolution(Super 3G)における高速パケット伝送方式など、がその他の高速パケット伝送方式としてあげられる。
本実施例において、再送データ優先度制御部160が再送データ優先度制御手段に、移動局伝送速度計算部170およびレイヤ1処理部111の機能が状態把握手段に、評価関数計算部180の機能が、評価関数算出手段、クラス設定手段、優先度クラス設定手段、無線端末選択手段に対応する。さらに、評価関数計算手段180の外部インターフェース機能が外部設定手段に対応する。
また、本実施例において、無線基地局100は、パケット送信制御装置に対応し、移動局10、11および12は無線端末に対応する。
次に、本発明の第3の実施例について、図9および図10を参照して説明する。
上述した実施例においては、Proportional Fairnessにおける評価関数Cに、当該移動局の再送データの有無の判定結果RETXnを引数に持つ関数D(RETXn)を追加し、再送データの有無に応じて、パケットの割り当て頻度を制御する場合について、説明した。
本実施例にかかる無線基地局においては、Proportional Fairnessにおける評価関数Cnに、再送データの有無の判定結果RETXnを引数に持つ関数D(RETXn)を追加するのではなく、データの送信回数を引数に持つ関数E(Num_TXn)を追加することにより、データの送信回数に応じて、パケットの割り当て頻度を制御することが可能となる。
本実施例にかかる無線基地局は、図9に示すように、図5を参照して説明した無線基地局と、再送データ優先度制御部160の代わりに送信回数優先度制御部190を備える点が異なる。
以下、送信回数優先度制御部190について説明する
送信回数優先度制御部190は、移動局nに関して送信可能なデータのうちで、送信回数の最も大きなデータの送信回数をNum_TXnとして、評価関数計算部180に通知する。
ここで、初回送信の場合には、1回目の送信、という意味で、Num_TXn=1とする。例えば、4回目の送信(3回目の再送)の場合には、Num_TXn=4とする。また、送信回数を引数に持つ関数E(Num_TXn)を作成し、関数E(Num_TXn)を評価関数計算部180に通知する。
例えば、送信回数優先度制御部190は、関数E(Num_TXn)を、E(1)=1.0、E(2)=2.0、E(3)=4.0、E(4)=7.0、と設定する。この場合、送信回数が大きくなればなるほど、優先度が高くなり、送信回数が大きいデータを所有する移動局に優先してパケットを割り当てることが可能となる。
すなわち、関数E(Num_TXn)を用いることにより、送信回数毎に優先度を制御することが可能となる。
なお、関数E(Num_TXn)は、プライオリティキュー部141、141、・・・、141内のデータにかかるサービス種別や契約種別、受信器種別、セル種別、プライオリティクラス種別に基づいて設定される。ここで、受信器種別とは、RAKE受信器、等化器や受信ダイバーシチ、干歩キャンセラや、その他のUEのCapability(受信可能な変調方式や受信可能なコード数、ビット数などによってクラス分けされた指標)などである。
次に、本実施例にかかるスケジューリング動作について、図10を参照して説明する。
MAC−hs処理部112の評価関数計算部180は、移動局nの評価関数を計算するための初期値設定を行う(ステップS1002)。例えば、初期値として、n=1、Cmax=0およびnmax=0を設定する。ここで、nは移動局の添え字を表し、Cmaxは評価関数の最大値を表し、nmaxは評価関数が最大となる移動局の添え字を表す。
次に、評価関数Cの計算に用いる情報の取得が行われる。
具体的に説明する。
評価関数計算部180は、レイヤ1処理部111から出力される移動局nの下りリンクの瞬時の無線状態および無線状態から推定される送信可能なデータのサイズ(例えば、データ量)の一方を取得する(ステップS1004)。ここで、「無線状態から推定される送信可能なデータのサイズ」とは、下りの品質を示すCQIあるいは下り伝送チャネルの瞬時SIRと、MAC−hsリソース計算部130において計算されたHS−DSCHに割り当てられる無線リソースに基づいて、所定の誤り率で送信可能と推定されるデータのサイズのことである。
また、評価関数計算部180は、移動局伝送速度計算部170から出力される移動局nの平均伝送速度の取得を行う(ステップS1006)。
また、評価関数計算部180は、送信回数優先度制御部190から入力される、移動局nの送信可能なデータのうち、送信回数の最も大きなデータの送信回数Num_TXnおよび、上記送信回数Num_TXnを引数に持つ関数E(Num_TXn)の取得を行う(ステップS1008)。
次に、評価関数計算部180は、上述した情報が全て取得されたかどうかを判定する(ステップS1010)。
全ての情報が取得されたと判定されたとき(ステップS1010:YES)、評価関数計算部180は、呼処理部105を介して遠隔から指定される指数パラメータ(α、β)を取得する(ステップS1012)。
一方、取得されていない情報があると判定されたとき(ステップS1010:NO)、評価関数計算部180は、ステップS1004、ステップS1006およびステップS1008のうち少なくとも1つに戻り、未取得情報の取得を行う。
次に、評価関数計算部180は、式(7)にしたがって、評価関数(C)の計算を行う(ステップS1014)。
Figure 2006112359
ここでは、ステップS1014において、Proportional Fairnessの評価関数に、データの送信回数毎に優先度を制御する関数E(Num_TXn)を加える場合について説明する・
すなわち、当該移動局nの送信可能なデータの送信回数に応じて、E(Num_TXn)が、評価関数Cに寄与するため、送信回数に基づいて適応的にパケット割り当て方法を制御することが可能となる。結果として、例えば、送信回数を大きい場合にE(Num_TXn)の値を大きくした場合に、送信回数の大きいデータに対して優先的にパケットを割り当てることが可能となり、送信回数の大きいデータが送信されずに残留し、上位レイヤ、すなわち、RLCレイヤ、TCPレイヤにおける誤りが発生することを防ぐことが可能となる。
尚、ステップS1016以下の処理に関しては、上述した実施例において説明した処理と同様であるため、その説明を省略する。
また、本実施例において、評価関数はこの式に限定されることはなく、変更可能である。
すなわち、送信可能なデータのうち、送信回数の最も大きなデータの送信回数Num_TXnを引数に持つ関数を評価関数に加えた関数を、評価関数として使用することができる。
また、本実施例においては、3GPPにおける高速パケット伝送方式HSDPAに関して記述したが、HSDPAに限定されるものではなく、その他の移動通信システムにおける下りパケットの送信制御(スケジューリング)を行う高速パケット伝送方式に適用することが可能である。例えば、3GPP2におけるcdma2000 1xEV−DOや、3GPPにおけるTDD方式やLong Term Evolution(Super 3G)における高速パケット伝送方式など、がその他の高速パケット伝送方式としてあげられる。
以上、説明したように、本発明の実施例によれば、再送データの有無またはデータの送信回数に応じて、当該移動局に対するパケット割り当て確率を制御することが可能となり、再送データが下位レイヤにおいて残留する確率を低減することが可能となる。結果として、上位レイヤ、例えば、RLCレイヤやTCPレイヤにおける誤り率を低減することが可能となり、上位レイヤにおける品質を高くすることが可能となる。
また、本発明の実施例においては、再送データの有無に応じて優先度を決定する場合と、データの送信回数に応じて優先度を決定する場合について説明したが、
再送データの有無およびデータの送信回数に応じて優先度を決定するようにしてもよい。
さらに、上記本発明の第2の実施例において、優先度クラスと再送データの有無とに応じて優先度を決定したのと同様に、優先度クラスとデータ送信回数とに応じて優先度を決定するようにしてもよい。
本国際出願は、2005年4月15日に出願した日本国特許出願2005−119015号に基づく優先権を主張するものであり、2005−119015号の全内容を本国際出願に援用する。
本発明にかかるパケット送信制御装置およびパケット送信制御方法は、移動通信システムに適用できる。

Claims (10)

  1. 複数の無線端末に対するパケットの送信を制御するパケット送信制御装置であって:
    再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方に応じて、パケットの割り当ての優先度を決定する優先度決定手段;
    前記優先度に基づいて、送信相手となる無線端末を選択する無線端末選択手段;
    を備えることを特徴とするパケット送信制御装置。
  2. 請求項1に記載のパケット送信制御装置において:
    各無線端末に関して、再送データの有無を判定する再送データ判定手段;
    を備え、
    前記無線端末決定手段は、前記再送データの有無の判定結果を引数にもつ評価関数に基づいて、送信相手となる無線端末を選択することを特徴とするパケット送信制御装置。
  3. 請求項1に記載のパケット送信制御装置において:
    各無線端末に関して、データの送信回数を判定する送信回数判定手段;
    を備え、
    前記無線端末決定手段は、前記データの送信回数を引数にもつ評価関数に基づいて、送信相手となる無線端末を選択することを特徴とするパケット送信制御装置。
  4. 請求項1に記載のパケット送信制御装置において:
    複数の優先度クラスを設定するクラス設定手段;
    を備え、
    前記無線端末選択手段は、前記再送データの有無の判定結果および前記データの送信回数の判定結果のうち、すくなくとも一方を引数にもち、優先度クラス毎に設定された評価関数に基づいて、送信相手となる無線端末を選択することを特徴とするパケット送信制御装置。
  5. 請求項1に記載のパケット送信制御装置において:
    無線端末の瞬時の無線状態と、前記無線端末の平均の無線状態とを把握する状態把握手段;
    を備え、
    前記無線端末選択手段は、前記無線端末の瞬時の無線状態および前記無線端末の平均の無線状態のうち、少なくとも一方を引数にもつ関数に基づいて、送信相手となる無線端末を選択することを特徴とするパケット送信制御装置。
  6. 請求項5に記載のパケット送信制御装置において:
    前記状態把握手段は、前記平均の無線状態として、移動局の平均の伝送速度、移動局の下りリンクのSIRの平均値および移動局が上りリンクで通知する無線品質情報の平均値のうち、少なくとも1つを把握することを特徴とするパケット送信制御装置。
  7. 請求項1に記載のパケット送信制御装置であって:
    前記優先度決定手段は、再送データが無い場合の優先度よりも、再送データがある場合の優先度を高く設定することを特徴とするパケット送信制御装置。
  8. 複数の無線端末に対するパケットの送信を制御するパケット送信制御方法であって:
    各無線端末に関して、再送データの有無およびデータの送信回数のうち、少なくとも一方を判定するステップ;
    再送データの有無に応じて、パケットの割り当ての優先度を決定するステップ;
    前記優先度に基づいて、送信相手となる無線端末を選択するステップ;
    を有することを特徴とするパケット送信制御方法。
  9. 請求項8に記載の送信制御方法において:
    前記無線端末を選択するステップは、前記再送データの有無の判定結果を引数にもつ評価関数に基づいて、送信相手となる無線端末を選択するステップを有することを特徴とするパケット送信制御方法。
  10. 請求項8に記載の送信制御方法において:
    前記無線端末を選択するステップは、前記データの送信回数を引数にもつ評価関数に基づいて、送信相手となる無線端末を選択するステップを有することを特徴とするパケット送信制御方法。
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