JPWO2006085401A1 - 音響体感装置 - Google Patents
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Abstract
聴者が簡易的に高い音響効果を体感することが可能な音響体感装置を提供する。オーディオ信号記憶部21に記憶されたオーディオ信号からビートを検出するビート検出部(23)と、検出されたビートに基づいて電気信号を生成する刺激信号生成部(24)と、生成された電気信号により聴者に前庭感覚刺激を付与する刺激付与部(33)とを設ける。
Description
本発明は、音声を送出し、その聴者に音響効果を体感させるための音響体感装置に関する。
スピーカやヘッドホン等から音声を送出し、この音声の聴者(リスナ)に音響効果を体感させる装置にはいくつかの種類が存在するが、その一例としては、ヘッドホンや椅子に振動素子を設け、送出された音楽にあわせて前記の素子を振動させ、この振動によりリスナに音響効果を体感させるものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような音響体感装置は、装置自体が比較的大型であり、設置場所が限定される他、聴者が音響効果を体感するには装置を構成する椅子に腰かける必要があり、簡易的に音響効果を体感できるとは言い難い。
また、装置により得られる体感効果の質を向上させることも要望されている。
このような事情に鑑み本発明は、聴者が簡易的に高い音響効果を体感することが可能な音響体感装置を提供することを目的とする。
特開2004−146944号公報
請求項1に記載の本発明は、音声信号を送出し、その聴者に音響効果を体感させるための音響体感装置であって、音声信号に含まれる特定の信号成分を検出する信号成分検出手段と、検出された特定の信号成分に基づいて電気信号を生成する電気信号生成手段と、聴者の耳部もしくは耳部の周辺部に装着され、生成された電気信号により前庭感覚刺激を付与する刺激付与手段とを有することを要旨とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、刺激付与手段は、前庭感覚刺激により聴者の視覚の変化と聴者の身体重心の移動のうちの少なくとも一方を生じさせる手段であり、電気信号を音声信号より早い時期に送出することにより視覚の変化と身体重心の移動のうちの少なくとも一方と楽曲とを同期させることを要旨とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、電気信号生成手段は、所定の時間間隔をもって刺激付与手段の極性を変化させる極性変化手段を有することを要旨とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、電気信号生成手段は、電気信号における電流値変化量の微分値を一定に保つ微分値一定化手段を有することを要旨とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、電気信号生成手段は、特定の信号成分の周波数と振幅、音声信号の再生音量のうちの少なくも一方に基づいて電気信号の振幅を決定する振幅決定手段を有することを要旨とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、特定の信号成分の周波数と振幅、音声信号の再生音量のうちの少なくとも一方が所定の値を超えている場合、電気信号の振幅を所定の上限値以下に抑制する振幅抑制手段を有することを要旨とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、所定の時間が経過すると前庭感覚刺激の付与を停止させる刺激付与停止手段を有することを要旨とする。
以下、本発明の実施例について説明するが、これらの実施例は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施例を採用することが可能であるが、これらの実施例も本発明の範囲に含まれる。
(実施例1)
本発明の音響体感装置においては、前庭感覚刺激(GVS:Galvanic Vestibular Simulation)により音響効果を体感させる。このGVSとは、人間の前庭感覚を人工的手段により刺激することであり、刺激を受けた人体には前庭感覚とともに重心位置(身体重心)の移動、つまり身体(特に頭部)の移動や視覚の変化が生じる。以下、その詳細について説明する。
本発明の音響体感装置においては、前庭感覚刺激(GVS:Galvanic Vestibular Simulation)により音響効果を体感させる。このGVSとは、人間の前庭感覚を人工的手段により刺激することであり、刺激を受けた人体には前庭感覚とともに重心位置(身体重心)の移動、つまり身体(特に頭部)の移動や視覚の変化が生じる。以下、その詳細について説明する。
前記の前庭感覚は、頭部の空間的位置(静的位置)と加速度、すなわち各加速度と直線加速度を受容する感覚であり、これは以下に示す各器官が司る。
図3は、人体の耳部の構造を示す図であり、この耳部は、耳介41、と結合外耳道42、鼓膜43、耳小骨44、耳管45、三半器管46、耳石器47、蝸牛48、前庭神経49、蝸牛神経50からなる。
上記の前庭感覚は三半規管46と、耳石器47の卵型嚢及び球形嚢(図示せず)とにより生起される。
前庭神経49は外転神経や眼底神経(図示せず)と結合されている。このため、身体が回転あるいは移動している際にも固視が可能となる。
GVSは、上記の身体的性質を利用するものであり、これらの器官に電気刺激を与えることにより上記の重心位置の移動や視覚の変化を生起させる。
なお、本発明においては、耳部もしくは耳部の周辺部を介して上記の器官に電気刺激を付与する。
図1は、本発明の第1の実施例(実施例1)に係る音響体感装置1の構成図である。
この音響体感装置1は、聴者に向けて音楽を送出し、それとともに聴者にDVSを付与し、これにより重心位置の移動や視覚の変化を生起させるものであり、本体2と、人体に装着される装着部3とを備える。
図1は、本発明の第1の実施例(実施例1)に係る音響体感装置1の構成図である。
この音響体感装置1は、聴者に向けて音楽を送出し、それとともに聴者にDVSを付与し、これにより重心位置の移動や視覚の変化を生起させるものであり、本体2と、人体に装着される装着部3とを備える。
本体2は、オーディオ信号記憶部21と、オーディオ信号再生部22と、ビート検出部23と、刺激信号生成部24と、重畳部25と、出力部26とを備える。
なお、この本体2は、前記の各部の他に、これらの動作タイミング等を制御するCPU(Central Processing Unit)を備えるが、本図においては記載を省略している。
また、装着部3は、増幅部31と、ローパスフィルタ(LPF)部32と、2個の刺激付与部33と、バンドパスフィルタ(BPF)部34と、音声送出部35とを備える。
オーディオ信号記憶部21は、楽曲等のオーディオ信号を圧縮された状態で記憶する。
なお、本実施例におけるオーディオ信号の圧縮形式はMP3(Moving Picture Coding Experts Group Audio Layer−3)である。
ビート検出部23は、オーディオ信号記憶部21からオーディオ信号を読み出すとともに解凍し、これを解析することにより楽曲のビートに相当する低周波信号成分(そのタイミング、強さを含む)を検出する。なお、このビートを検出するにあたっては、パターンマッチ等が用いられる。
刺激信号生成部24は、予め検出されたビートに基づいて刺激信号(電気信号)を生成する。この刺激信号は、前記のビートに同期され、所定の時間間隔をもって極性が反転する交流電流からなる。なお、この電気信号の生成処理の詳細については後述する。
オーディオ信号再生部23は、オーディオ信号記憶部21に記憶されたオーディオ信号を読み出すとともに解凍し、これを再生する。なお、このオーディオ信号再生部23は、オーディオプレイヤもしくはオーディオデコーダに相当する。
重畳部25は、刺激信号生成部24により生成された刺激信号とオーディオ信号再生部23により再生されたオーディオ信号とを重畳する。
出力部26は、重畳部25により重畳された信号を装着部3へ出力する。
増幅部31は、出力部26により出力された信号を増幅する。
LPF部32は、増幅部31により増幅された信号の低周波成分、つまり刺激信号のみを通過させる。
刺激付与部33は、聴者の左右の耳部(例えば、図3の耳介41や外耳道42)もしくは耳部の周辺部(耳介41の後下方部の乳様突起部)に装着され、これらの部分を介して上記の器官に電気刺激を付与する。
一方、BPF部34は、増幅部31により増幅された信号のうちオーディオ信号のみを通過させる。
音声送出部35は、再生されたオーディオ信号を聴者に向けて送出するスピーカを有する。
また、上記の構成を有する装着部3は、ヘッドホン型やイヤホン型とすることができる。なお、この詳細については後述する。
次に、図2を参照しつつ、上記の刺激信号生成部24の詳細について説明する。
この刺激信号生成部24は、入力部241と、波形制御処理部242と、高圧電源部243と、定電流制御部244と、出力部245とを備える。
この刺激信号生成部24は、入力部241と、波形制御処理部242と、高圧電源部243と、定電流制御部244と、出力部245とを備える。
波形制御処理部242は、カレントミラー回路(図示せず)を備える定電流制御部244を介して高圧電源部243から供給される電流量、極性等を制御する。
出力部245は、上記の処理がなされた電流を刺激信号として出力する。なお、この出力部245は、Hブリッジ回路(図示せず)を備える。このため、単電源で刺激付与部33の極性を任意に選択することができる。
また、上記の刺激信号の周波数は、図4の51に示すように、約0.5Hz以上約20Hz(可聴領域52の最少周波数)未満の値に設定される。
なお、上記の刺激信号の周波数が約0.5Hz以上約1.0Hz未満である場合は、聴者の重心位置が移動し、約1.0Hz以上20Hz未満である場合は視覚が変化する。したがって、聴者は周波数を選択することにより、音響効果を体感するにあたっての方法を自由に選択することができる。
また、波形制御処理部242及び定電流制御部244は、過剰な電気刺激により聴者に負担を与えることを防止するために、電流の単位時間あたりの変化量の微分値を一定にする。なお、図5の53は上記の処理がなされた電気刺激の波形であり、54は原波形である。
また、上記の波形制御処理部242及び定電流制御部244は、上記の刺激信号の振幅、つまり聴者に付与するGVSの程度をビートの振幅とオーディオ信号の再生音量のうちの少なくとも一方に基づいて決定する。
なお、上記のビートの振幅とオーディオ信号の再生音量のうちの少なくとも一方が所定の値を超えている場合、聴者に負担を与えることを防止するために、刺激信号の振幅を予定の上限値以下に抑制する。
また、波形制御処理部242は、所定の時間が経過すると、刺激信号の出力を中止することにより聴者へのGVSの付与を停止させる手段を備える。したがって、これによっても聴者に負担を与えることを防止できる。
また、GVSにおいては、電気刺激が付与されてから、その効果(重心位置の移動、視覚の変化)が表れるまでに時間を要する。この遅延時間は、刺激信号の波形・強さに応じて変化する。なお、図6は、電気刺激の波形53と、これによる頭部の傾斜を表す波形55とを示す図である。また、本図は、前記の遅延時間が約1秒である場合を示しており、以降の説明は、これを例にして行う。
上記の点に鑑み、本発明の音響体感装置1においては、前記のとおりビート検出部23により予めビートを検出しておき、波形制御処理部242や刺激付与部33等によりビートの音声が送出される約1秒前に電気刺激を付与し、ビートの音声の送出タイミングと聴者の重心位置の移動及び視点の変化が発生するタイミングとを一致(同期)させる。
また、電気刺激を付与し、上記の遅延時間が経過すると、聴者の身体(特に頭部)及び視点は極性がマイナスである刺激付与部側に傾く。このため、上記のように2個の応力付与部の極性を所定の時間間隔で反転させることにより聴者の身体及び視点を左右に揺動させることができる。
以上のとおり、本発明の音響体感装置1は、聴者に楽曲と同期した前庭感覚、身体の重心位置の移動、視覚の変化を生起させることができ、これらにより聴者は高い音響効果を体感できる。
また、本発明の音響体感装置1は、振動素子を有する椅子等を必要としないため、装置全体を小型化でき、聴者は場所等を選ばずに簡易的に音響効果を体感できる。
(実施例2)
図7は、本発明の第2の実施例(実施例2)に係る装着部3aの斜視図である。
この装着部3aは、聴者の頭部に固定するための構造を有するヘッドホン型であり、音声送出部(スピーカ部)35aと、これと一体化された刺激付与部33aとを備える。
図7は、本発明の第2の実施例(実施例2)に係る装着部3aの斜視図である。
この装着部3aは、聴者の頭部に固定するための構造を有するヘッドホン型であり、音声送出部(スピーカ部)35aと、これと一体化された刺激付与部33aとを備える。
刺激付与部33aは、前記の乳様突起部に電気刺激を付与するためのものであり、聴者が装着部3aを装着した際に乳様突起部への電気刺激の付与を適切に行うために寸法、形状、音声送出部35aへの取付位置等が予め調整されている。
なお、電気刺激を付与するにあたっての最適位置は若干の個人差があり、このため、刺激付与部33aの位置を調整するための手段、例えば、伸縮機構等を設けることもできる。
以上の構成を有する装着部3aは、小型であり、且つ取り扱いも容易であるため、聴者は場所等を選ばずに簡易的に高い音響効果を体感できる。
(実施例3)
図8は、本発明の第3の実施例(実施例3)に係る装着部3bの斜視図である。
上記の実施例2においては、装着部3aの刺激付与部33aと音声送出部35aとが一体的に構成されている場合を示したが、本実施例に係る装着部3bにおいては、刺激付与部33bとヘッドホン本体36とが別個に構成されている。
図8は、本発明の第3の実施例(実施例3)に係る装着部3bの斜視図である。
上記の実施例2においては、装着部3aの刺激付与部33aと音声送出部35aとが一体的に構成されている場合を示したが、本実施例に係る装着部3bにおいては、刺激付与部33bとヘッドホン本体36とが別個に構成されている。
この刺激付与部33bは、支持部37を有し、これにより音声送出部35bに固定される。なお、この支持部37は、音声送出部35bに対して着脱可能に構成されている。このため、聴者は既存のヘッドホンを利用して簡易的に高い音響効果を体感できる。
なお、この装着部3bにおいても前記の位置調整手段を設けることができる。
(実施例4)
図9は、本発明の第4の実施例(実施例4)に係る装着部3cの斜視図である。
上記の実施例2及び3においては、装着部3a及び3bがヘッドホン型である場合を示したが、本実施例に係る装着部3cは、聴者の耳介に固定するための構造を有するイヤホン型であり、音声送出部35cと、これと一体化された刺激付与部33cとを備える。
図9は、本発明の第4の実施例(実施例4)に係る装着部3cの斜視図である。
上記の実施例2及び3においては、装着部3a及び3bがヘッドホン型である場合を示したが、本実施例に係る装着部3cは、聴者の耳介に固定するための構造を有するイヤホン型であり、音声送出部35cと、これと一体化された刺激付与部33cとを備える。
なお、装着部3cは2個のイヤホンから構成されるが、本図においては左耳に装着されるイヤホンのみを記載している。もう一方の左耳に装着されるイヤホンは図示したものと対称な形状を有する。
また、この装着部3cにおいても前記の調整手段を設けることができる。
以上の構成を有する装着部3cは、さらに小型であり、且つ取り扱いも容易であるため、聴者は場所等を選ばずに簡易的に高い音響効果を体感できる。
(実施例5)
図10は、本発明の第5の実施例(実施例5)に係る装着部3dの斜視図である。
上記の実施例4においては、装着部3cの刺激付与部33cと音声送出部35cとが一体的に構成されている場合を示したが、本実施例に係る装着部3dにおいては、刺激付与部33dとイヤホン本体38とが別個に構成されている。
図10は、本発明の第5の実施例(実施例5)に係る装着部3dの斜視図である。
上記の実施例4においては、装着部3cの刺激付与部33cと音声送出部35cとが一体的に構成されている場合を示したが、本実施例に係る装着部3dにおいては、刺激付与部33dとイヤホン本体38とが別個に構成されている。
この刺激付与部33dは、支持部39を有し、これにより音声送出部35dに固定される。なお、この支持部39は、音声送出部35dに対して着脱可能に構成されている。このため、聴者は既存のイヤホンを利用して簡易的に高い音響効果を体感できる。
なお、装着部3dは前記の装着部3cと同様に2個のイヤホンから構成されるが、本図においては左耳に装着されるイヤホンのみを記載している。もう一方の左耳に装着されるイヤホンは図示したものと対称な形状を有する。
また、この装着部3dにおいても前記の調整手段を設けることができる。
(実施例6)
図11は、本発明の第6の実施例(実施例5)に係る装着部3eの斜視図である。
上記の実施例1から5においては、刺激付与部33が乳様突起部に電気刺激を付与するためのものである場合を示したが、前記のとおり、乳様突起部以外の部分に電気刺激を付与することによっても前庭感覚、重心位置の移動、視覚の変化を生起させることができる。
図11は、本発明の第6の実施例(実施例5)に係る装着部3eの斜視図である。
上記の実施例1から5においては、刺激付与部33が乳様突起部に電気刺激を付与するためのものである場合を示したが、前記のとおり、乳様突起部以外の部分に電気刺激を付与することによっても前庭感覚、重心位置の移動、視覚の変化を生起させることができる。
本実施例に係るヘッドホン型の装着部3eは、上記の点を念頭においたものであり、音声送出部35eと、図3の耳介41に電気刺激を付与するための刺激付与部33eとを備える。
この刺激付与部33eは、音声送出部35eの内側に設けられており、聴者が装着部3eを装着した際に耳介41への電気刺激の付与を適切に行うために寸法、形状、音声送出部35eへの取付位置等が予め調整されている。
(実施例7)
図12は、本発明の第7の実施例(実施例5)に係る装着部3fの斜視図である。
上記の実施例6においては、装着部3eがヘッドホン型であり、耳介41へ電気刺激を付与するためのものである場合を示したが、本実施例に係る装着部3fは、イヤホン型であり、音声送出部35fと、耳介41に電気刺激を付与するための刺激付与部33fとを備える。
図12は、本発明の第7の実施例(実施例5)に係る装着部3fの斜視図である。
上記の実施例6においては、装着部3eがヘッドホン型であり、耳介41へ電気刺激を付与するためのものである場合を示したが、本実施例に係る装着部3fは、イヤホン型であり、音声送出部35fと、耳介41に電気刺激を付与するための刺激付与部33fとを備える。
この刺激付与部33fは、聴者が装着部3fを装着した際に耳介41への電気刺激の付与を適切に行うために寸法、形状、音声送出部35fへの取付位置等が予め調整されている。
(実施例8)
図13は、本発明の第8の実施例(実施例5)に係る装着部3gの斜視図である。
上記の実施例2から5においては乳様突起部に電気信号を付与し、実施例6及び7においては耳介41に電気刺激を付与する場合を示したが、前記のとおり、図3の外耳道42に電気信号を付与することによっても前庭感覚、重心位置の移動、視覚の変化を生起させることができる。
図13は、本発明の第8の実施例(実施例5)に係る装着部3gの斜視図である。
上記の実施例2から5においては乳様突起部に電気信号を付与し、実施例6及び7においては耳介41に電気刺激を付与する場合を示したが、前記のとおり、図3の外耳道42に電気信号を付与することによっても前庭感覚、重心位置の移動、視覚の変化を生起させることができる。
本実施例に係るインナーイヤホン型の装着部3gは、上記の点を念頭においたものであり、外耳道42内に収容するための構造を有する音声送出部35gと、外耳道42に電気刺激を付与するための刺激付与部33gとを備える。
この刺激付与部33gは、装着部3gを装着した際に耳介41への電気刺激の付与を適切に行うために寸法、形状、音声送出部35gへの取付位置等が予め調整されている。
〈その他の構成〉
上記の実施例1から8においては、オーディオ信号としてMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号を用いることもできる。この場合、波形を解析することなく直接的にビートを検出する構成とすることもできる。
上記の実施例1から8においては、オーディオ信号としてMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号を用いることもできる。この場合、波形を解析することなく直接的にビートを検出する構成とすることもできる。
また、音声送出部としては、上記のヘッドホンやイヤホンに限らず、刺激付与部とは独立した壁面取付型のスピーカや床面設置型のスピーカを用いることもできる。
また、刺激付与部の電極としてゲル電極を用いることもできる。
また、上述の実施例では、刺激付与部33をヘッドホンやインナー型イヤホンに付随させたが、ヘッドホンやインナー型方イヤホンとは別に、頭部への狭着部材に刺激付与部33のみを別部材として設ける構成としても良いし、更には、刺激付与部33を直接的に聴者の耳部もしくは耳部の周辺部に接着材や接着テープなどで貼りつけても良い。
上述した通り本発明によれば、聴者が場所等を選ばずに臨場感に富む音響効果を体感することが可能な音響体感装置を提供することができる。
Claims (7)
- 音声信号を送出し、その聴者に音響効果を体感させるための音響体感装置であって、
前記音声信号に含まれる特定の信号成分を検出する信号成分検出手段と、
前記検出された特定の信号成分に基づいて電気信号を生成する電気信号生成手段と、
前記聴者の耳部もしくは耳部の周辺部に装着され、前記生成された電気信号により前庭感覚刺激を付与する刺激付与手段と
を有することを特徴とする音響体感装置。 - 前記刺激付与手段は、
前記前庭感覚刺激により前記聴者の視覚の変化と該聴者の身体重心の移動のうちの少なくとも一方を生じさせる手段であり、
前記電気信号を前記音声信号より早い時期に送出することにより前記視覚の変化と前記身体重心の移動のうちの少なくとも一方と前記楽曲とを同期させる
ことを特徴とする請求項1に記載の音響体感装置。 - 前記電気信号生成手段は、所定の時間間隔をもって前記刺激付与手段の極性を変化させる極性変化手段を有することを特徴とする請求項1に記載の音響体感装置。
- 前記電気信号生成手段は、前記電気信号における電流値変化量の微分値を一定に保つ微分値一定化手段を有することを特徴とする請求項1に記載の音響体感装置。
- 前記電気信号生成手段は、前記特定の信号成分の周波数と振幅、前記音声信号の再生音量のうちの少なくも一方に基づいて前記電気信号の振幅を決定する振幅決定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の音響体感装置。
- 前記特定の信号成分の周波数と振幅、前記音声信号の再生音量のうちの少なくとも一方が所定の値を超えている場合、前記電気信号の振幅を所定の上限値以下に抑制する振幅抑制手段を有することを特徴とする請求項1に記載の音響体感装置。
- 所定の時間が経過すると前記前庭感覚刺激の付与を停止させる刺激付与停止手段を有することを特徴とする請求項1に記載の音響体感装置。
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