JPWO2006054703A1 - 筐体のスロット間通信を伝送で行う通信装置、配線変換体および配線方法 - Google Patents
筐体のスロット間通信を伝送で行う通信装置、配線変換体および配線方法 Download PDFInfo
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Abstract
カードスロット61〜64とコンセントレートスロットを搭載し、各スロット間の通信を光通信で行う筐体内光通信システムにおいて、カードスロット間の光配線は配線簡素化や筐体小型化のため光ファイバシート等を用いて接続される。コンセントレートスロットに、カードスロット間の接続形態を変更する光配線変換部6を設置することにより接続形態を所望の形状(メッシュ、リング等)に容易に変更可能とする。また、光コネクタの光端子を複数のスロット間で共有することにより、共有光コネクタ間で光コネクタの光端子を融通することができるようにする。
Description
本発明は、筐体の各スロット間の通信を伝送で行う通信装置、配線変換体および配線方法に関する。
一般的に光通信装置は、筐体に複数のラインカードを搭載し、ラインカード間をバックプレーンで接続する構成が用いられる。バックプレーン上の光ファイバの敷設方式としては、単芯あるいは2芯程度の光コネクタをバックプレーンに搭載しパッチコードで1本ずつ配線する方法や、4〜24芯集合した多芯コネクタをバックプレーンに搭載し光ファイバをリボン状に束ねたリボンファイバを用いて複数一括配線する方法が採られている。しかしながら、配線数が多くなると、その配線作業が繁雑となると共に、余長処理にスペースが大きくなるという問題があった。
これに対し、最近では、多芯コネクタと光バックプレーン全体の光配線を一括してシート状にした光ファイバシートを用いて配線の簡素化と省スペース化を図っている(特許文献1)。光ファイバシートは、複数の光ファイバ芯線を薄いシートに挟み込んだ構造となっており、その配線長さはあらかじめ筐体にあわせて作られているため、余長スペースがいらない等省スペース化が図られている。
なお、本発明に関連する技術は、特許文献2に複数の交換装置を接続するコンセントレータが記載され、特許文献3には光通信ネットワークに用いるコンセントレータが記載され、特許文献4には電気信号と光信号を処理する装置が記載されている。
特開2003−121697号公報
特開2002−217924号公報
特開平07−107112号公報
特開平11−113033号公報
第1の課題は、従来、筐体で複数のカードスロットを搭載し、カードスロット間の通信を光伝送で行う光通信装置では、容易にカードスロット間の接続形態を変更できないことである。その理由は、カードスロット間の光配線は配線簡素化や筐体小型化のため光ファイバシート等を用いて固定的に接続されているためである。すなわち、いったん光ファイバシートを設置すると、カードスロット間で所望の接続形態に光ファイバを自由に組み替えることは困難である。
第2の課題は従来、複数のカードスロットを搭載し、カードスロット間の通信を光伝送で行う筐体内光通信システムでは、容易にカードスロット間の接続本数を変更できないことである。すなわち、カードスロットに与えられた通信帯域は固定的であり柔軟に変更できないのである。その理由は、カードスロット間の光配線は配線簡素化や筐体小型化のため光ファイバシート等を用いて固定的に接続されているためである。すなわち、いったん光ファイバシートを設置するとカードスロットに接続された光ファイバ数を増減することは困難である。
本発明の目的は、筐体の各スロット間の通信を光伝送で行う大容量筐体内光通信装置において、柔軟にカードスロット間の接続形態が変更可能で、かつ、カードスロットに与える光ファイバ数が柔軟に変更可能な筐体内光通信装置、配線変換体および配線方法を提供することを目的とする。
本発明の通信装置は、筐体に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、前記カードスロットからの配線が集線される1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を有する通信装置において、
前記コンセントレートスロットに、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体を搭載することを特徴とする。
前記コンセントレートスロットに、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体を搭載することを特徴とする。
また本発明の通信装置は、筐体に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載し前記カードスロットからの配線が集線される1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を搭載する通信装置において、
前記コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有することを特徴とする。
前記コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有することを特徴とする。
本発明の配線変換体は、筐体で、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットからの配線が集線され、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載してなる1つあるいは複数のコンセントレートスロットに搭載される、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体である。
本発明の配線方法は、筐体内に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載し前記カードスロットからの配線が集線される1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を搭載する通信装置の配線方法において、
前記コンセントレートスロットに、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体を搭載することを特徴とする。
前記コンセントレートスロットに、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体を搭載することを特徴とする。
また本発明の配線方法は、筐体に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載し前記カードスロットからの配線が集線される1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を搭載する通信装置の配線方法において、
前記コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有することを特徴とする。
前記コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有することを特徴とする。
本発明によれば、あらかじめ設置された配線を取り替えることなく、コンセントレートスロットに搭載される配線変換体の差し替えのみで、スター、メッシュ、リング等、柔軟にカードスロット間の接続形態を変更することが可能となる。
その理由は、配線変換体の接続(形態)を適宜選択(変更)し、集線される配線と結合することで、所望(スター、メッシュ、リング等)の接続を実現できるからである。
また本発明によれば、各カードスロットの通信帯域をスロット単位に柔軟に変更することが可能となる。
その理由は、コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有することにより、隣接カードスロット間でカードスロットからコンセントレートスロットへの配線数を自由に組み替えることができるからである。
1 光通信筐体
12 ラインカード
13 スイッチカード又は光配線変換部
14 ラインカードの外部入出力ポート
15 ラインカードの外部入出力ポートからの外部通信路
211 ラインカード及びスイッチカードに搭載される光コネクタ
212 ラインカード及びスイッチカードに搭載される電源コネクタ
213 ラインカード及びスイッチカードに搭載される電気コネクタ
22 光バックプレーン
221 光バックプレーンに搭載される光コネクタ
222 光バックプレーンに搭載される光ファイバシート
23 光通信筐体に搭載する電気バックプレーン
231 電気バックプレーンに搭載する電気コネクタ
232 電気バックプレーンに搭載する電源コネクタ
31 光通信筐体に搭載するラインカードスロット
32 光通信筐体に搭載するコンセントレートスロット
41 光バックプレーンに搭載される光ファイバシート
51 光ファイバシート上の光ファイバ
6 光配線変換体(光配線変換カード)
61 光通信筐体に搭載のラインカードスロットA
62 光通信筐体に搭載のラインカードスロットB
63 光通信筐体に搭載のラインカードスロットC
64 光通信筐体に搭載のラインカードスロットD
65 光配線
7 光配線変換体(光配線変換カード)
71 光配線
8 光配線変換体(光配線変換カード)
81 光配線
82 光配線変換部搭載の光スイッチ
91 光通信筐体に搭載するラインカード
911 ラインカードの入出力コネクタ
912 ラインカードのトランシーバ
913 ラインカードの信号解析部
914 ラインカードの光トランシーバ
915 ラインカードのバックプレーン用光コネクタ
916 ラインカードのスイッチ
92 光通信筐体に搭載するスイッチカード
921 スイッチカードのバックプレーン用光コネクタ
922 スイッチカードの光トランシーバ
923 スイッチカードのスイッチ
924 スイッチカードの信号解析部
93 光通信筐体に搭載する光バックプレーン
10a 光ジャンパ
10b 光コネクタの光端子
11a 短尺光ケーブル
12 ラインカード
13 スイッチカード又は光配線変換部
14 ラインカードの外部入出力ポート
15 ラインカードの外部入出力ポートからの外部通信路
211 ラインカード及びスイッチカードに搭載される光コネクタ
212 ラインカード及びスイッチカードに搭載される電源コネクタ
213 ラインカード及びスイッチカードに搭載される電気コネクタ
22 光バックプレーン
221 光バックプレーンに搭載される光コネクタ
222 光バックプレーンに搭載される光ファイバシート
23 光通信筐体に搭載する電気バックプレーン
231 電気バックプレーンに搭載する電気コネクタ
232 電気バックプレーンに搭載する電源コネクタ
31 光通信筐体に搭載するラインカードスロット
32 光通信筐体に搭載するコンセントレートスロット
41 光バックプレーンに搭載される光ファイバシート
51 光ファイバシート上の光ファイバ
6 光配線変換体(光配線変換カード)
61 光通信筐体に搭載のラインカードスロットA
62 光通信筐体に搭載のラインカードスロットB
63 光通信筐体に搭載のラインカードスロットC
64 光通信筐体に搭載のラインカードスロットD
65 光配線
7 光配線変換体(光配線変換カード)
71 光配線
8 光配線変換体(光配線変換カード)
81 光配線
82 光配線変換部搭載の光スイッチ
91 光通信筐体に搭載するラインカード
911 ラインカードの入出力コネクタ
912 ラインカードのトランシーバ
913 ラインカードの信号解析部
914 ラインカードの光トランシーバ
915 ラインカードのバックプレーン用光コネクタ
916 ラインカードのスイッチ
92 光通信筐体に搭載するスイッチカード
921 スイッチカードのバックプレーン用光コネクタ
922 スイッチカードの光トランシーバ
923 スイッチカードのスイッチ
924 スイッチカードの信号解析部
93 光通信筐体に搭載する光バックプレーン
10a 光ジャンパ
10b 光コネクタの光端子
11a 短尺光ケーブル
次に、本発明の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は本発明の筐体内光通信システムの全体図であり、図2は筐体の断面図である。この発明に関わる筐体内光通信システムは筐体1、複数のモジュラー型ユニット(代表的にはラインカード12であるので、以下では、ラインカード12を用いて説明する)、1つあるいは複数の光配線変換体となる光配線変換カード13で構成される。14はラインカード12の外部入出力ポート、15はラインカード12の入出力ポート14からの外部通信路(光ファイバ等)である。
図1は本発明の筐体内光通信システムの全体図であり、図2は筐体の断面図である。この発明に関わる筐体内光通信システムは筐体1、複数のモジュラー型ユニット(代表的にはラインカード12であるので、以下では、ラインカード12を用いて説明する)、1つあるいは複数の光配線変換体となる光配線変換カード13で構成される。14はラインカード12の外部入出力ポート、15はラインカード12の入出力ポート14からの外部通信路(光ファイバ等)である。
次に図2を用いて筐体1の内部構造を説明する。筐体1には光バックプレーン22及び電気バックプレーン23が搭載されており、さらに、光バックプレーン22上には1つ或いは複数の光コネクタ221が設置されている。この光コネクタ221は、カードスロットに挿入されるラインカード12上の光コネクタ211と対向し、また、コンセントレートスロットに挿入される光配線変換カード13上の光コネクタ211と対向するように搭載されている。同様に、電気バックプレーン23上には1つ或いは複数の電源コネクタ232及び1つ或いは複数の電気コネクタ231がラインカード12及びスイッチカード13上の電源コネクタ212、電気コネクタ213と対向するように搭載されている。これらラインカード12及び光配線カード13が筐体1に挿入されると、光コネクタ211と光コネクタ221、電源コネクタ212と電源コネクタ232、電気コネクタ213と電気コネクタ231が接続する構造となっている。
各スロット間の光接続は、例えば、光バックプレーン22搭載の光コネクタ221に接続されている光ファイバシート222上に配線された光ファイバを通して行われる。また、図示していないが電気バックプレーン23上には電気のパターン配線がされておりこのパターンに沿ってスロット間の電気配線が実現されている。
次に、図3、図4を用いて光バックプレーン22の構造を説明する。図3は光バックプレーン22をラインカード側から見た図(以下正面とする)である。光バックプレーン22には、複数のラインカードスロット31および1つあるいは複数のコンセントレートスロット32が設置されている(図3、4では、コンセントレートスロットは1つしか図示していないが、複数設置してもよい)。ラインカードスロット31には1つ或いは複数の光コネクタ221(図3、4では1個図示)が搭載されており、また、コンセントレートスロット32には1つ或いは複数の光コネクタ221(図3、4では2個図示)が搭載されている。また、図4は光バックプレーン22を筐体背面から見た図(以下背面とする)である。光バックプレーン22のラインカードスロット31に搭載された光コネクタ221はコンセントレートスロット32に搭載された光コネクタ221と光ファイバシート41を用いてスター状に接続されている。光ファイバシート41は複数の光ファイバを薄いシートに挟み込んだ構造となっており、多芯コネクタ単位で光ファイバが集線されているため、従来の皮膜付きの太いパッチコードで光ファイバを1本ずつ個別に接続するのに比較し、配線が簡素化されると共に配線スペースを小さくすることが出来る。また、この光ファイバシートによる接続は、固定的なものであってもよい。
次に図5を用いてラインカードスロットとコンセントレートスロット間の接続を詳細に説明する。図では説明簡素化のためラインカードスロット数を4、コンセントレートスロット数を1として図示している。各ラインカードスロット31とコンセントレートスロット32間はコンセントレートスロット32が頂点となるように光ファイバシート41でスター状に接続されている。各ラインカードスロット31とコンセントレートスロット32間の光ファイバ51の本数はラインカード(カードスロット)総数をm(mは2以上の自然数)、光配線変換カード(コンセントレートスロット)総数をn(nは1以上の自然数)とすると、n×(m-1)以上で構成される。本実施形態では、m=4、n=1であるため、1×(4-1)=3本以上となる。本実施形態では、説明簡素化のためラインカードスロット数を4、コンセントレートスロット数を1としたが、ラインカードスロット数、コンセントレートスロット数共にさらに増やしても上記式を用いて光ファイバ本数は算出可能である。例えば、ラインカード数が6、光配線変換カード数が2の場合、各ラインカードスロット31とコンセントレートスロット32間の光ファイバ数51は、2×(6-1)=10本となる。図13にラインカード総数を4、光配線変換カード総数を2とした場合の例を示す。この場合、各ラインカードスロット31と各コンセントレートスロット32間の光ファイバ数は6本になる。
上記のように、配線をコンセントレートスロットが頂点となるようにツリー状(スター状)に接続し、かつ、カードスロット総数をm(mは2以上の自然数)、コンセントレートスロット総数をn(nは1以上の自然数)とし、カードスロットとコンセントレートスロット間の配線数をn×(m-1)以上で構成し、コンセントレートスロットに光配線変換カード(配線変換体)を搭載することにより、カードスロット間をメッシュ、リング等様々な接続形態で接続できる。ここで、メッシュとはすべてのカードスロットどうしを接続する接続形態をいう。
次に図6を用いてコンセントレートスロット32に搭載される光配線変換カードの説明を行う。図6では、説明の都合上、4枚のラインカードを○付きのA〜D(61〜64)で表している。また、コンセントレートスロット32とラインカードスロット31との光接続は、図5で述べたように、コンセントレートスロット32上の光コネクタと各カードスロット31上の光コネクタが、それぞれ3本の光線路で接続されているとする。この結果、コンセントレートスロット32に搭載される光配線変換カード6は、各ラインカード(A〜D)とは、それぞれ3本の光線路で接続されていることとなる。このような光接続状態において、光配線変換カード6では、図6に示すように、3本の光配線65が自ラインカードスロット以外のラインカードスロットと接続されるように構成されている。例えば、ラインカードスロットA(61)はラインカードスロットB〜D(62〜64)とそれぞれ1本ずつ接続されるように構成される。
また、上記記載の構成において、コンセントレートスロット32に光変換カードとしてセンタースイッチ機能を持つものを挿入すれば、コンセントレートスロット32とラインカードスロット31との光接続を何ら変更することなく、各ラインカードスロット31はセンタースイッチを頂点とするスター状に接続される。また、コンセントレートスロット31に光配線変換カード6を挿入することで、コンセントレートスロット32とラインカードスロット31との光接続を何ら変更することなく、各ラインカードスロット31間の接続形態をメッシュ状に設定できる。
このように、コンセントレートスロットに、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体を搭載することで、配線を取り替えることなく、カードスロット又はカードスロット間の接続形態を所望の形状に自由に組み替えることが可能となる。
(動作の説明)
図9を用いて本実施形態の動作の説明を行う。本実施形態ではコンセントレートスロットに光配線変換カードが搭載されているが、本実施形態との比較説明のために例としてコンセントレートスロットにスイッチカード92が搭載されている場合の構成について図17を用いて説明する。
図9を用いて本実施形態の動作の説明を行う。本実施形態ではコンセントレートスロットに光配線変換カードが搭載されているが、本実施形態との比較説明のために例としてコンセントレートスロットにスイッチカード92が搭載されている場合の構成について図17を用いて説明する。
図17において、各ラインカード91はセンタースイッチ92を頂点とするスター状に接続される。複数のラインカード91に入出力コネクタ911を介して外部通信路から入力された信号は、トランシーバ912で受信される。受信された信号は解析部913に送られ、ヘッダ情報の解析やエラーチェック等が行われた後、ラインカード91内に搭載されたスイッチ916へ転送される。ヘッダ情報には送信元アドレス、送信先アドレス等の信号の経路を決定する為の情報が書かれており、これを元にラインカード91内に搭載されたスイッチ916の状態を切り替える。
転送先が同一ラインカード内の場合は、スイッチ916において宛先ポートが存在するパケット解析部913へスイッチングされ、解析部913、トランシーバ912、入出力コネクタ911を通って外部通信路へ送出される。
一方、出力ポートが他のラインカードの場合、ラインカード91内に搭載されたスイッチ916を介して光トランシーバ914に送られ、光信号に変換された後、ラインカードのバックプレーン用光コネクタ915、光接続93、スイッチカード92のバックプレーン用光コネクタ921を介してスイッチカードの光トランシーバ922へ送られる。スイッチカードの光トランシーバ922では光信号が電気信号へ変換され、スイッチカードに搭載されたスイッチ923へ転送される。スイッチ923の解析部924は送信された信号のヘッダ情報からスイッチング先を検索し、所望の他のラインカードに接続された光トランシーバ922へ信号を転送する。信号は、光トランシーバ922で再度電気信号を光信号に変換後、スイッチカードのバックプレーン用光コネクタ921、光接続93、他のラインカードのバックプレーン用光コネクタ915を介して他のラインカードの光トランシーバ914へ転送される。他のラインカード91に送られた信号は光トランシーバ915で電気信号に変換後、スイッチ916で所望の出力ポートが接続された解析部913にスイッチングされ、解析部913、トランシーバ912、入出力コネクタ911を通って外部通信路へ送出される。ここでは、最初に信号が入力されたラインカードと、最終的に信号が出力されたラインカードは別のラインカードである。
次に、図9を用いてコンセントレートスロット92に上記スイッチカードの代わりに上記光配線変換カード6(図6)を搭載した本実施形態の動作について説明する。図17と同一部材については同一符号を付する。ここで、同一ラインカード内で転送動作については光配線変換カード6を経由しないため上記センタースイッチの場合と同様の動作なので説明は省略し、入力ラインカードと出力ラインカードが異なる場合のみ説明する。本実施形態では、各ラインカード91はメッシュ状に接続されている。図6で説明した様に、光配線変換カード6では入力ポートと出力ポートが1:1で接続されているため、入力ポートにより出力されるラインカードはあらかじめ決められている。
あるラインカードに入力された信号の出力先が他のラインカードの場合、ラインカード内に搭載されたスイッチ916では光配線変換カード6を介して所望の出力ポートが存在するラインカードに接続されている光トランシーバ914に信号を送信する。光トランシーバ914では電気信号を光信号に変換した後、ラインカードのバックプレーン用光コネクタ915、光接続93、光配線変換カードのバックプレーン用光コネクタ921を介して光配線変換カード6へ送られる。光配線変換カード6の入力ポートと出力ポートは1:1で光接続されているだけなので動的な動作はなく、転送信号は光配線変換カード6のバックプレーン用光コネクタ921、光接続93、他のラインカードのバックプレーン用光コネクタ915を介して所望の出力ポートが存在する他のラインカード91の光トランシーバ914へ送られる。
他のラインカード91に送られた信号は光トランシーバ914で電気信号に変換後、スイッチ916で所望の出力ポートが接続された解析部913にスイッチングされ、解析部913、トランシーバ912、入出力コネクタ911を通って外部通信路へ送出される。
本実施形態において、スイッチカードの替わりに光配線変換カードを挿入することで、光配線を取り替えることなく、カードスロット間の接続形態を所望の形状に自由に組み替えることを可能となる。
本実施形態において、スイッチカードの替わりに光配線変換カードを挿入することで、光配線を取り替えることなく、カードスロット間の接続形態を所望の形状に自由に組み替えることを可能となる。
[実施形態2]
実施形態2について以下説明を行うが、先に記載した実施形態との差異は光配線変換体となる光配線変換カードの構成である。このため、光配線変換カードのみの説明を以下行う。
実施形態2について以下説明を行うが、先に記載した実施形態との差異は光配線変換体となる光配線変換カードの構成である。このため、光配線変換カードのみの説明を以下行う。
図7は本発明の実施形態2を示す構成図である。ラインカードスロットA〜D(61〜64)は各3本の光線路で光配線変換カード7と接続されている点は、実施形態1の場合と同様である。光配線変換カードでは、上記3本の光配線のうち2本を用い自ラインカードスロットの隣接スロットと接続71されるように構成されている。例えば、ラインカードスロットA(61)はラインカードスロットB(62)と接続され、以下同様にラインカードスロットB(62)はラインカードスロットC(63)と、ラインカードスロットC(63)はラインカードスロットD(64)と、ラインカードスロットD(64)はラインカードスロットA(61)と接続されるように構成される。
コンセントレートスロット32に上記光配線変換カード7を挿入することで、コンセントレートスロット32とラインカードスロット31との光接続を何ら変更することなく、各ラインカードスロット間の接続形態をリング形状に設定できる。
(動作の説明)
次に、実施形態2の動作について説明する。なお、実施形態1との違いは図9において光配線変換カード6が光配線変換カード7に交換されている点を除き同じなので、図9を用いて説明する。ここで、同一ラインカード内で転送動作については光配線変換カード7を経由しないため、入力ラインカードと出力ラインカードが異なる場合のみ説明する。実施形態2では、各ラインカード91はリング状に接続されている。図7で説明した様に、光配線変換カード7では入力ポートと出力ポートが1:1で接続されているため、入力ポートにより出力されるラインカードはあらかじめ決められている。
次に、実施形態2の動作について説明する。なお、実施形態1との違いは図9において光配線変換カード6が光配線変換カード7に交換されている点を除き同じなので、図9を用いて説明する。ここで、同一ラインカード内で転送動作については光配線変換カード7を経由しないため、入力ラインカードと出力ラインカードが異なる場合のみ説明する。実施形態2では、各ラインカード91はリング状に接続されている。図7で説明した様に、光配線変換カード7では入力ポートと出力ポートが1:1で接続されているため、入力ポートにより出力されるラインカードはあらかじめ決められている。
あるラインカードに入力された信号の出力先が他のラインカードの場合、ラインカード内に搭載されたスイッチ916では光配線変換カード7を介して所望の出力ポートが存在するラインカードに接続されている光トランシーバ914に信号を送信する。光トランシーバ914では電気信号を光信号に変換した後、ラインカードのバックプレーン用光コネクタ915、光接続93、光配線変換カード7のバックプレーン用光コネクタ921を介して光配線変換カード7へ送られる。光配線変換部7の入力ポートと出力ポートは1:1で光接続されているだけなので動的な動作はなく、転送信号は光配線変換カード7のバックプレーン用光コネクタ921、光バックプレーン93、他のラインカードのバックプレーン用光コネクタ915を介して所望の出力ポートが存在する他のラインカードの光トランシーバ914へ送られる。
他のラインカード91に送られた信号は光トランシーバ914で電気信号に変換後、スイッチ916で所望の出力ポートが接続された解析部913にスイッチングされ、解析部913、トランシーバ912、入出力コネクタ911を通って外部通信路へ送出される。
なお、光配線変換カード7を用いて実現できる接続形態はリング状接続であるので、入力信号を所望の出力先のラインカードに出力させるために、複数回、光配線変換カード7を経由する場合もある。このように複数回経由する場合であっても、上記信号の流れは同様である。
なお、光配線変換カード7を用いて実現できる接続形態はリング状接続であるので、入力信号を所望の出力先のラインカードに出力させるために、複数回、光配線変換カード7を経由する場合もある。このように複数回経由する場合であっても、上記信号の流れは同様である。
[実施形態3]
実施形態3について以下説明を行うが、先に記載した実施形態との差異は光配線変換体となる光配線変換カードの構成である。このため、光配線変換カードのみの説明を以下行う。
実施形態3について以下説明を行うが、先に記載した実施形態との差異は光配線変換体となる光配線変換カードの構成である。このため、光配線変換カードのみの説明を以下行う。
図8は本発明の実施形態3を示す構成図である。ラインカードスロットA〜D(61〜64)は各3本の光線路81で光配線変換部8と接続されている。光配線変換カード8では、上記各3本の光配線81が光スイッチ82に接続されるように構成されている。光スイッチは12×12のマトリクススイッチであり、各入力ポート間の接続関係を自由に設定することができる。例えば、上記記載の実施形態のメッシュ、実施形態2のリング接続も光スイッチの設定を変更することで実現できる。また、接続形態は上記に限定されない。
このように、光配線交換カードを光スイッチで構成すれば、光スイッチのポート接続関係を外部から設定することにより、光配線交換カードを交換することなしに、カードスロット間の接続形態を所望の形状に自由に組み替えることが可能となる。
(動作の説明)
次に、実施形態3の動作について説明する。なお、実施形態1との違いは図9において光配線変換カード6が光配線変換カード8に交換されている点を除き同じなので、図9を用いて説明する。ここで、同一ラインカード内で転送動作については光配線変換カード8を経由しないため、入力ラインカードと出力ラインカードが異なる場合のみ説明する。実施形態3では、各ラインカードは光配線変換部に搭載された光スイッチで接続されている。図8で説明した様に光配線変換カード8は光スイッチを搭載しており、動的に光配線を組み替えることが出来るため、メッシュ、リング接続の他、様々な接続形態が実現できる。また、その接続形態はあらかじめ設定しておく。
次に、実施形態3の動作について説明する。なお、実施形態1との違いは図9において光配線変換カード6が光配線変換カード8に交換されている点を除き同じなので、図9を用いて説明する。ここで、同一ラインカード内で転送動作については光配線変換カード8を経由しないため、入力ラインカードと出力ラインカードが異なる場合のみ説明する。実施形態3では、各ラインカードは光配線変換部に搭載された光スイッチで接続されている。図8で説明した様に光配線変換カード8は光スイッチを搭載しており、動的に光配線を組み替えることが出来るため、メッシュ、リング接続の他、様々な接続形態が実現できる。また、その接続形態はあらかじめ設定しておく。
あるラインカードに入力された信号の出力先が他のラインカードの場合、ラインカード内に搭載されたスイッチ916では光スイッチを搭載した光配線変換カード8を介して所望の出力ポートが存在するラインカードに接続されている光トランシーバ914に信号を送信する。光トランシーバ914では電気信号を光信号に変換した後、ラインカードのバックプレーン用光コネクタ915、光接続93、光スイッチを搭載した光配線変換カード8のバックプレーン用光コネクタ921を介して光配線変換部8へ送られる。光配線変換部8の入力ポートと出力ポートは光スイッチを介して1:1で光接続されているだけなので動的な動作はなく、転送信号は光配線変換カード8のバックプレーン用光コネクタ921、光接続93、他のラインカードのバックプレーン用光コネクタ915を介して所望の出力ポートが存在する他のラインカードの光トランシーバ914へ送られる。
他のラインカード91に送られた信号は光トランシーバ914で電気信号に変換後、スイッチ916で所望の出力ポートが接続された解析部913にスイッチングされ、解析部913、トランシーバ912、入出力コネクタ911を通って外部通信路へ送出される。
以上説明した各実施形態の光配線変換カード6、7、8はコンセントレートスロットに任意に挿入することができ、また配線形態の変更の必要が生じた場合には所望の光配線変換カードを差し替えることができる。そのフローを図15に示す。
以上説明した各実施形態の光配線変換カード6、7、8はコンセントレートスロットに任意に挿入することができ、また配線形態の変更の必要が生じた場合には所望の光配線変換カードを差し替えることができる。そのフローを図15に示す。
[実施形態4]
以上の実施形態では、主に、コンセントレートスロット32が1つの場合について説明したが、コンセントレートスロット32は、図13のように複数設置されていても良い点は、上述の通りである。このように複数のコンセントレートスロットを有する実施形態では、各コンセントレートスロット32に同一接続形態の光配線変換カードを挿入してもかまわないし、各コンセントレートスロットに異なる接続形態の光配線カードを挿入してもかまわない。
以上の実施形態では、主に、コンセントレートスロット32が1つの場合について説明したが、コンセントレートスロット32は、図13のように複数設置されていても良い点は、上述の通りである。このように複数のコンセントレートスロットを有する実施形態では、各コンセントレートスロット32に同一接続形態の光配線変換カードを挿入してもかまわないし、各コンセントレートスロットに異なる接続形態の光配線カードを挿入してもかまわない。
異なる接続形態の光配線交換カードを挿入した場合、一つの筐体内に、各ラインカード間に複数の接続形態を設定(準備)することができる。このように複数の接続形態を設定(準備)しておくことで、ラインカード間の接続形態の選択に自由度が増し、より効率的な接続を行うことが可能となる。
一方、同一接続形態の光配線交換カードを挿入した場合は、配線の冗長化が図れるので、ある接続に障害が発生した場合に、別の接続を用いて障害回復を行うことが容易となる。
[実施形態5]
次に、実施形態5について図面を参照して詳細に説明する。
次に、実施形態5について図面を参照して詳細に説明する。
図10〜図12は本発明の第5の実施形態を表す構成図である。図では、ラインカードスロット31のみを図示している。図10は本実施形態に関わる光バックプレーン22をカード側から見た外観図(前面とする)であり、1つあるいは複数の光コネクタ221、後述する光ジャンパ10aで構成される。また、図11は光バックプレーンを筐体背面から見た外観図(背面とする)であり、光バックプレーン22背面側には光ファイバシート41、光短尺ケーブル11aが搭載される。本実施形態では説明の簡素化のため、光コネクタ221は2列5行で構成されているが、行数列数はこれにこだわらない。また、光端子番号を左上から1〜10とする。背面側では、光コネクタ221の2列の光端子10bのうち1列を隣のスロットの1列と短尺光ケーブル11aで接続する。また、もう片側の列の光端子10bは光ファイバシート41を介してコンセントレートスロット(図示せず)と接続されている。正面側から説明すると、図中点線で示したのが短尺光ファイバ11aで、白丸で示された光端子同士がそれぞれ隣のスロット間で接続されおり、黒丸で示された光端子は光ファイバ41を介してコンセントレートスロットと接続されている。すなわち、ラインカードスロットとコンセントレートスロット31間は上部光コネクタ側5個、下部光コネクタ側5個の合計10個の光端子10bがコンセントレートスロットと接続されており、残りの上部光コネクタ側5個、下部光コネクタ側5個は隣接スロット間で共有されている構成となる。
次に、図10および図12を用いて2つの構成例について説明する。図10では、光接続素子となる光ジャンパ10aがスロットaの上部光コネクタの1−6、2―7、3−8間、スロットCの下部光コネクタの1−6、2―7を接続している。
すなわち、スロットBの上部光コネクタの1、2、3番光端子がスロットAの上部光コネクタの6―1,7―2、8―3番光端子を介してコンセントレートスロットへ接続されていることになる。また、同様にスロットBの下部光コネクタの6、7番光端子がスロットCの下部光コネクタの6―1,7―2番光端子を介してコンセントレートスロットへ接続されていることになる。すなわち、スロットBはもともとコンセントレートスロットと接続されている10個(黒丸部)に加え、スロットA経由で3個、スロットC経由で2個の光端子がコンセントレートスロットと接続され、コンセントレートスロットとの結合が15個となっている。また、スロットBとコンセントレートスロット間の接続数が増えた分、スロットAとコンセントレートスロット間の接続数は3個分減少し7個へ、また、スロットCとコンセントレートスロット間の接続数は2個減少し8個となる。例えば、1光端子あたりの帯域を10Gbpsとすると、コンセントレートスロットAは7Gbps、スロットBは15Gbps、スロットCは8Gbpsとなる。
図12では別の接続例を示している。光ジャンパ10aがスロットBの上部光コネクタの1−6間、スロットBの下部光コネクタの1−6を接続している。すなわち、スロットAの上部光コネクタの6番光端子がスロットBの上部光コネクタの6―1番光端子を介してコンセントレートスロットへ接続されていることになる。また、同様にスロットCの下部光コネクタの1番光端子がスロットBの下部光コネクタの6―1番光端子を介してコンセントレートスロットへ接続されていることになる。すなわち、スロットAはもともとコンセントレートスロットと接続されている10個(黒丸部)に加え、スロットB経由で1個分、スロットCはスロットB経由で1個分コンセントレートスロットとの光接続が増えたこととなる。またスロットBとコンセントレートスロット間の光接続は2個減少し8個となる。例えば、1光端子あたりの帯域を10Gbpsとすると、コンセントレートスロットAは11Gbps、スロットBは8Gbps、スロットCは11Gbpsとなる。
すなわち、各ラインカードスロット31は隣接のラインカードスロットと光端子を共有することにより、ラインカードスロットーコンセントレートスロット間の光接続数を可変とすることができる。本実施形態では、各ラインカードスロット間は0光端子から20光端子まで、すなわち、1光端子あたりの帯域を10Gbpsとすると、0〜20Gbpsまでコンセントレートスロットとの光接続数を可変とすることができる。
光ジャンパ10aは例えば図14(b)に示すように二つの三角プリズム301、302が対向する構成をとり、光コネクタ221の溝222に差し込み可能となっている。光コネクタ222の光端子からの光は、一の三角プリズム301を反射して他方の三角プリズム302に入射し、他方の三角プリズム302を反射した光が他の光端子に入射するようになっており、隣接する光端子どうしを光接続するようになっている。三角プリズムは反射ミラーで構成されてもよい。なお、本実施形態では隣接スロット間の光コネクタ共有の形態を列単位で行ったが、共有形態はこれに限定されない。
本実施形態の共有形態は図16に示すフローにより実現される。すなわち、カードスロット間の配線形態を設定し、コネクタ内の端子の共有があるかないかを判断し、共有がある場合には光ジャンパによる接続を行い、次にコネクタ間の端子の共有があるかないかを判断し、共有がある場合には光短尺ケーブルによる接続を行う。なお、光ジャンパによる接続を行い光ジャンパによる接続と、光短尺ケーブルによる接続とのその順序が逆に行われてもよい。
(動作の説明)
次に、実施形態4の動作について図10の接続例を用いて説明する。ラインカードBは出力端子として上部光コネクタのうち1〜3、6〜10を、下部光コネクタのうち1〜7を使用する。ラインカードAは出力端子として上部光コネクタのうち4〜5を、下部光コネクタのうち6〜10を使用する。ラインカードCは出力端子として上部光コネクタのうち1〜5を、下部光コネクタのうち8〜10を使用する。ここでは、ラインカードBとコンセントレートスロット間の信号の流れを説明する。ラインカードBから出力された光信号は上部光コネクタのうち1〜3、6〜10を、下部光コネクタのうち1〜7を通りスロットBから出力される。上部光コネクタの6〜10(黒丸)と下部光コネクタの1〜5(黒丸)の光端子から出力された光信号は、光ファイバ41を介して直接コンセントレートスロットに転送される。上部光コネクタの1〜3(白丸)の光端子から出力された光信号は、短尺ケーブル11a、スロットAの上部光コネクタ6〜8、光ジャンパ10bを経由してスロットAの上部光コネクタ1〜3から光ファイバ41へ出力されコンセントレートスロットへ転送される。また、下部光コネクタの6〜7(白丸)の光端子から出力された光信号は、短尺ケーブル11a、スロットCの下部光コネクタ1〜2、光ジャンパ10bを経由してスロットCの下部光コネクタ6〜7から光ファイバ41へ出力されコンセントレートスロットへ転送される。
次に、実施形態4の動作について図10の接続例を用いて説明する。ラインカードBは出力端子として上部光コネクタのうち1〜3、6〜10を、下部光コネクタのうち1〜7を使用する。ラインカードAは出力端子として上部光コネクタのうち4〜5を、下部光コネクタのうち6〜10を使用する。ラインカードCは出力端子として上部光コネクタのうち1〜5を、下部光コネクタのうち8〜10を使用する。ここでは、ラインカードBとコンセントレートスロット間の信号の流れを説明する。ラインカードBから出力された光信号は上部光コネクタのうち1〜3、6〜10を、下部光コネクタのうち1〜7を通りスロットBから出力される。上部光コネクタの6〜10(黒丸)と下部光コネクタの1〜5(黒丸)の光端子から出力された光信号は、光ファイバ41を介して直接コンセントレートスロットに転送される。上部光コネクタの1〜3(白丸)の光端子から出力された光信号は、短尺ケーブル11a、スロットAの上部光コネクタ6〜8、光ジャンパ10bを経由してスロットAの上部光コネクタ1〜3から光ファイバ41へ出力されコンセントレートスロットへ転送される。また、下部光コネクタの6〜7(白丸)の光端子から出力された光信号は、短尺ケーブル11a、スロットCの下部光コネクタ1〜2、光ジャンパ10bを経由してスロットCの下部光コネクタ6〜7から光ファイバ41へ出力されコンセントレートスロットへ転送される。
以上説明したように、光コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有すれば、光コネクタを共有しているカードスロット間で通信帯域を融通しあうことができ、カードスロットに与えられた通信帯域を柔軟に変更することが可能となる。
以上の実施形態の説明では、光接続の場合について説明したが、各カードスロット間が電気的に固定的に接続されている場合であっても、同様の構成を採ることは可能である。
Claims (15)
- 筐体に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、前記カードスロットからの配線が集線される1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を有する通信装置において、
前記コンセントレートスロットに、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体を搭載することを特徴とする通信装置。 - 前記配線を前記コンセントレートスロットが頂点となるようにツリー状に接続し、かつ、前記カードスロット総数をm(mは2以上の自然数)、前記コンセントレートスロット総数をn(nは1以上の自然数)とすると、前記カードスロットと前記コンセントレートスロット間の前記配線数をn×(m-1)以上で構成することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記カードスロット間をメッシュ状に接続する前記配線変換体を搭載することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記カードスロット間をリング状に接続する前記配線変換体を搭載することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記カードスロット間をスイッチを用いて接続する前記配線変換体を搭載することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 筐体に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載し前記カードスロットからの配線が集線される1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を搭載する通信装置において、
前記コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有することを特徴とする通信装置。 - 前記コネクタを2列以上の前記端子で構成し、前記端子の1列を隣接カードスロット間で共有し、他の前記端子の列を前記コンセントレートスロットに接続することを特徴とする請求項6記載の通信装置。
- 前記コネクタは光コネクタであり、前記端子の、1つ或いは複数のカードスロット間での共有は、一の端子からの光を他の端子に入射する光接続素子を用いて端子どうしを光接続することで行われることを特徴とする請求項6記載の通信装置。
- 前記コネクタは光コネクタであり、前記端子の一列の、隣接カードスロット間での共有は、一の端子からの光を他の端子に入射する光接続素子を用いて端子どうしを光接続するで行われることを特徴とする請求項7記載の通信装置。
- 前記配線の集線が固定的にされたものであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記配線変換体は前記集線される配線を所望の形態で接続し、その接続形態は、前記集線される配線と結合することで、前記カードスロット間の所望の接続を実現することを特徴とする請求項1から5、及び10のいずれか1項に記載の通信装置。
- 筐体で、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットからの配線が集線され、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載してなる1つあるいは複数のコンセントレートスロットに搭載される、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体。
- 筐体内に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載し前記カードスロットからの配線が集線される1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を搭載する通信装置の配線方法において、
前記コンセントレートスロットに、集線された配線間の接続形態を設定する配線変換体を搭載することを特徴とする配線方法。 - 前記配線変換体を差し替えることで集線された配線間の接続形態を変更することを特徴とする請求項13記載の配線方法。
- 筐体に、1つ或いは複数のコネクタを搭載した1つ或いは複数のカードスロットと、1つ或いは複数の前記コネクタを搭載し前記カードスロットからの配線が集線される1つあるいは複数のコンセントレートスロットと、を搭載する通信装置の配線方法において、
前記コネクタの1つ或いは複数の端子を1つ或いは複数のカードスロット間で共有することを特徴とする配線方法。
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