JPWO2006025233A1 - 電動機駆動装置およびそれを用いた空気調和機 - Google Patents

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Abstract

電動機駆動装置において、インバータ(6)に流れる電流を検出し、第1の電流保護部(8)に予め設定された基準電圧値Vref1を超えた時にはドライバ(7)の出力を遮断すると同時に第1の異常情報を出力し、これにより駆動信号生成部(5)が駆動信号を即時遮断してインバータ(6)の破壊を防止する。また、基準電圧値Vref1より小さい値に設定された第2の電流保護部(9)の基準電圧値Vref2を超えた場合、第2の異常情報を出力し、これにより駆動信号生成部(5)が駆動信号を即時遮断するが、その後第2の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力することで、ブラシレスモータ(3)を頻繁に停止させることなくインバータ(6)の破壊を防止する。

Description

本発明は、主に空気調和機等に搭載されるブラシレスDCモータ等の電動機を任意の回転数で駆動する電動機駆動装置に関する。
近年、空気調和機におけるファンモータなどの電動機を駆動する装置においては、地球環境保護の観点から消費電力を低減する必要性が大きくなっている。その中で、省電力の技術の一つとして、ブラシレスDCモータのような効率の高い電動機を任意の周波数で駆動するインバータなどが広く一般に使用されている。さらに、駆動装置としては、小型化のため、インバータと駆動信号伝達用のドライバと過電流保護装置が一体となったICが使用されている。
図5にこの種のICを用いた電動機を駆動するための従来のシステム構成を示す。図5において、従来の電動機駆動装置は、IC52、固定抵抗器54、駆動信号生成部55、インバータ56、ドライバ57、第1の電流保護部58を備える。ブラシレスモータ53は、IC52により制御される。IC52は、インバータ56とドライバ57と第1の電流保護部58で構成される。インバータ56は一対のスイッチング素子が電流の上流側と下流側の関係に直列接続された直列回路を3つ有する。そして、これら直列回路に、直流電源51から出力されるDC電圧が固定抵抗器54を介して印加される。
駆動信号生成部55は、中性点を中心にY結線された3つの相巻線を備えたブラシレスモータ53の目標速度を実現するためのPWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)信号を生成する。そして、このPWM信号をドライバ57で増幅し、インバータ56を制御する。
また、インバータ56に過電流が流れ、インバータ56が破壊されることを防止するため、直流電源51のマイナス側とインバータ56の間に接続された固定抵抗器54の両端の電圧が第1の電流保護部58により検出される。両端の電圧値が第1の電流保護部58に予め設定された基準電圧値Vref1を超えた場合、第1の電流保護部58はドライバ57の出力を遮断する。同時に、異常情報を出力する。また、駆動信号生成部55は異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。そして、異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続けている。
以上のような回路構成にて、ブラシレスモータ53の駆動制御を行っている。この技術内容は、例えば、特開平9−294392号公報に開示されている。
しかしながら、このような従来の駆動において、1回しか流れない過電流を想定して過電流保護の動作する電流値を設定すると、インバータ56に流れる電流が過電流保護の動作する電流値以下であっても、連続あるいは繰り返し流れ続けた場合に、インバータ56が過熱し破壊することがある。このため、熱的に十分余裕のあるインバータを使用するあるいは、インバータに大きな放熱器を取り付ける必要があり、装置の大型化やコストアップを招くという課題があった。
また逆に、連続あるいは繰り返し流れ続ける電流で熱破壊しない値に過電流保護の動作する電流値を設定すると、電動機の始動時や加速中など一時的に発生する熱破壊の恐れのない1回あるいは数回の過電流でも駆動信号生成部の出力の遮断を保持してしまい、電動機が停止してしまうという課題があった。
本発明は上記の課題を解決するもので、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できる小型で安価な電動機駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る電動機駆動装置は、3相電動機を駆動するインバータと、駆動信号を増幅しインバータに伝達するドライバと、インバータの母線に接続された外付け抵抗によりインバータに流れる電流を検出し、予め設定された第1の基準値を超えていた場合にドライバの出力を遮断すると同時に第1の異常情報を出力する第1の電流保護部と、インバータに流れる電流が第1の基準値より小さく設定された第2の基準値を超えていた場合に第2の異常情報を出力する第2の電流保護部と、駆動信号を生成する駆動信号生成部とから構成され、駆動信号生成部は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第1の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続け、第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第2の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力する。
また、本発明に係る電動機駆動装置は、3相電動機を駆動するインバータと、駆動信号を増幅しインバータに伝達するドライバと、インバータの母線に接続された外付け抵抗によりインバータに流れる電流を検出し、予め設定された第1の基準値を超えていた場合にドライバの出力を遮断すると同時に第1の異常情報を出力する第1の電流保護部と、インバータに流れる電流が第1の基準値より大きく設定された第2の基準値を超えていた場合に第2の異常情報を出力する第2の電流保護部と、駆動信号を生成する駆動信号生成部とから構成され、駆動信号生成部は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第1の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力し、第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第2の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続ける。
本発明の電動機駆動装置によれば、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できる小型で安価な電動機駆動装置を実現することが可能となる。
図1は本発明の電動機駆動装置の実施の形態1及び実施の形態2の構成を示すブロック図である。 図2は本発明の電動機駆動装置に係る第1の実施の形態におけるインバータの保護を表す図である。 図3は本発明の電動機駆動装置に係る第2の実施の形態におけるインバータの保護を表す図である。 図4は本発明に係る電動機駆動装置を備えた空気調和機のブロック図である。 図5は従来の電動機駆動装置の構成を表すブロック図である。
符号の説明
1 直流電源
2 IC
3 ブラシレスモータ
4 固定抵抗器
5 駆動信号生成部
6 インバータ
7 ドライバ
8 第1の電流保護部
9 第2の電流保護部
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。図1は本実施の形態1の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1に係る電動機駆動装置は、IC2、固定抵抗器4、駆動信号生成部5、インバータ6、ドライバ7、第1の電流保護部8、第2の電流保護部9を備える。ブラシレスモータ3は、IC2により制御される。IC2は、インバータ6とドライバ7と第1の電流保護部8で構成される。インバータ6は一対のスイッチング素子が電流の上流側と下流側の関係に直列接続された直列回路を3つ有する。そして、これら直列回路に、直流電源1から出力されるDC電圧が固定抵抗器4を介して印加される。
駆動信号生成部5は、中性点を中心にY結線された3つの相巻線を備えたブラシレスモータ3の目標速度を実現するためのPWM信号を生成する。そして、ドライバ7で増幅し、インバータ6を制御する。
次にインバータの保護について図2を用いて説明する。インバータ6に流れる電流値が直流電源1のマイナス側とインバータ6の間に接続された固定抵抗器4の両端の電圧値に変換されて検出される。この電圧値が第1の電流保護部8に予め設定された基準電圧値Vref1を超えた場合、第1の電流保護部8はドライバ7の出力を遮断し、同時に第1の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第1の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続けて、インバータ6の破壊を防止している。
さらに、固定抵抗器4の両端の電圧値が、基準電圧値Vref1より小さい値に設定された第2の電流保護部9の基準電圧値Vref2を超えた場合、第2の電流保護部9は第2の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第2の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力する。
このような動作により、ブラシレスモータを頻繁に停止させることなくインバータ6の破壊を防止している。
(実施の形態2)
次に本発明に係る実施の形態2におけるインバータの保護について、図1および図3を用いて説明する。図1に示される電動機駆動装置は、実施の形態1と同様なので説明を省略する。インバータ6に流れる電流値が直流電源1のマイナス側とインバータ6の間に接続された固定抵抗器4の両端の電圧値に変換されて検出される。この電圧値が第1の電流保護部8に予め設定された基準電圧値Vref1を超えた場合、第1の電流保護部8はドライバ7の出力を遮断し、同時に第1の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第1の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力することにより、ブラシレスモータを頻繁に停止させることなくインバータ6の破壊を防止している。
さらに、固定抵抗器4の両端の電圧値が、基準電圧値Vref1より大きい値に設定された第2の電流保護部9の基準電圧値Vref2を超えた場合、第2の電流保護部9は第2の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第2の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続けて、インバータ6の破壊を防止している。
以上のような構成により、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できる小型で安価な電動機駆動装置を実現している。
(実施の形態3)
図4は、本発明に係る電動機駆動装置を備えた空気調和機のブロック図である。図4において、空気調和機41は、直流電源44、電動機駆動装置42、ブラシレスモータ43、ファン45を備える。直流電源44は、電動機駆動装置42に電力を供給する。電動機駆動装置42は、ブラシレスモータ43を介してファン45の送風量を制御する。
本発明に係る電動機駆動装置42の過電流を保護する制御により、周囲温度の変化等で空気調和機41内のファン45の負荷が大きくなってもファンが頻繁に停止することなく安定した動作を維持することができる。
本発明に係る電動機駆動装置は、熱的に十分余裕のあるインバータを使用するあるいは、インバータに大きな放熱器を取り付ける必要がないので小型で安価なシステムを構成できる。また、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できるもので、ブラシレスDCモータなどの電動機を任意の回転数で駆動する電動機駆動装置等に有用である。
本発明は、主に空気調和機等に搭載されるブラシレスDCモータ等の電動機を任意の回転数で駆動する電動機駆動装置に関する。
近年、空気調和機におけるファンモータなどの電動機を駆動する装置においては、地球環境保護の観点から消費電力を低減する必要性が大きくなっている。その中で、省電力の技術の一つとして、ブラシレスDCモータのような効率の高い電動機を任意の周波数で駆動するインバータなどが広く一般に使用されている。さらに、駆動装置としては、小型化のため、インバータと駆動信号伝達用のドライバと過電流保護装置が一体となったICが使用されている。
図5にこの種のICを用いた電動機を駆動するための従来のシステム構成を示す。図5において、従来の電動機駆動装置は、IC52、固定抵抗器54、駆動信号生成部55、インバータ56、ドライバ57、第1の電流保護部58を備える。ブラシレスモータ53は、IC52により制御される。IC52は、インバータ56とドライバ57と第1の電流保護部58で構成される。インバータ56は一対のスイッチング素子が電流の上流側と下流側の関係に直列接続された直列回路を3つ有する。そして、これら直列回路に、直流電源51から出力されるDC電圧が固定抵抗器54を介して印加される。
駆動信号生成部55は、中性点を中心にY結線された3つの相巻線を備えたブラシレスモータ53の目標速度を実現するためのPWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)信号を生成する。そして、このPWM信号をドライバ57で増幅し、インバータ56を制御する。
また、インバータ56に過電流が流れ、インバータ56が破壊されることを防止するため、直流電源51のマイナス側とインバータ56の間に接続された固定抵抗器54の両端の電圧が第1の電流保護部58により検出される。両端の電圧値が第1の電流保護部58に予め設定された基準電圧値Vref1を超えた場合、第1の電流保護部58はドライバ57の出力を遮断する。同時に、異常情報を出力する。また、駆動信号生成部55は異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。そして、異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続けている。
以上のような回路構成にて、ブラシレスモータ53の駆動制御を行っている。この技術内容は、例えば、特開平9-294392号公報に開示されている。
しかしながら、このような従来の駆動において、1回しか流れない過電流を想定して過電流保護の動作する電流値を設定すると、インバータ56に流れる電流が過電流保護の動作する電流値以下であっても、連続あるいは繰り返し流れ続けた場合に、インバータ56が過熱し破壊することがある。このため、熱的に十分余裕のあるインバータを使用するあるいは、インバータに大きな放熱器を取り付ける必要があり、装置の大型化やコストアップを招くという課題があった。
また逆に、連続あるいは繰り返し流れ続ける電流で熱破壊しない値に過電流保護の動作する電流値を設定すると、電動機の始動時や加速中など一時的に発生する熱破壊の恐れのない1回あるいは数回の過電流でも駆動信号生成部の出力の遮断を保持してしまい、電動機が停止してしまうという課題があった。
本発明は上記の課題を解決するもので、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できる小型で安価な電動機駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る電動機駆動装置は、3相電動機を駆動するインバータと、駆動信号を増幅しインバータに伝達するドライバと、インバータの母線に接続された外付け抵抗によりインバータに流れる電流を検出し、予め設定された第1の基準値を超えていた場合にドライバの出力を遮断すると同時に第1の異常情報を出力する第1の電流保護部と、インバータに流れる電流が第1の基準値より小さく設定された第2の基準値を超えていた場合に第2の異常情報を出力する第2の電流保護部と、駆動信号を生成する駆動信号生成部とから構成され、駆動信号生成部は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第1の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続け、第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第2の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力する。
また、本発明に係る電動機駆動装置は、3相電動機を駆動するインバータと、駆動信号を増幅しインバータに伝達するドライバと、インバータの母線に接続された外付け抵抗によりインバータに流れる電流を検出し、予め設定された第1の基準値を超えていた場合にドライバの出力を遮断すると同時に第1の異常情報を出力する第1の電流保護部と、インバータに流れる電流が第1の基準値より大きく設定された第2の基準値を超えていた場合に第2の異常情報を出力する第2の電流保護部と、駆動信号を生成する駆動信号生成部とから構成され、駆動信号生成部は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第1の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力し、第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第2の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続ける。
本発明の電動機駆動装置によれば、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できる小型で安価な電動機駆動装置を実現することが可能となる。
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。図1は本実施の形態1の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態1に係る電動機駆動装置は、IC2、固定抵抗器4、駆動信号生成部5、インバータ6、ドライバ7、第1の電流保護部8、第2の電流保護部9を備える。ブラシレスモータ3は、IC2により制御される。IC2は、インバータ6とドライバ7と第1の電流保護部8で構成される。インバータ6は一対のスイッチング素子が電流の上流側と下流側の関係に直列接続された直列回路を3つ有する。そして、これら直列回路に、直流電源1から出力されるDC電圧が固定抵抗器4を介して印加される。
駆動信号生成部5は、中性点を中心にY結線された3つの相巻線を備えたブラシレスモータ3の目標速度を実現するためのPWM信号を生成する。そして、ドライバ7で増幅し、インバータ6を制御する。
次にインバータの保護について図2を用いて説明する。インバータ6に流れる電流値が直流電源1のマイナス側とインバータ6の間に接続された固定抵抗器4の両端の電圧値に変換されて検出される。この電圧値が第1の電流保護部8に予め設定された基準電圧値Vref1を超えた場合、第1の電流保護部8はドライバ7の出力を遮断し、同時に第1の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第1の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続けて、インバータ6の破壊を防止している。
さらに、固定抵抗器4の両端の電圧値が、基準電圧値Vref1より小さい値に設定された第2の電流保護部9の基準電圧値Vref2を超えた場合、第2の電流保護部9は第2の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第2の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力する。
このような動作により、ブラシレスモータを頻繁に停止させることなくインバータ6の破壊を防止している。
(実施の形態2)
次に本発明に係る実施の形態2におけるインバータの保護について、図1および図3を用いて説明する。図1に示される電動機駆動装置は、実施の形態1と同様なので説明を省略する。インバータ6に流れる電流値が直流電源1のマイナス側とインバータ6の間に接続された固定抵抗器4の両端の電圧値に変換されて検出される。この電圧値が第1の電流保護部8に予め設定された基準電圧値Vref1を超えた場合、第1の電流保護部8はドライバ7の出力を遮断し、同時に第1の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第1の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力することにより、ブラシレスモータを頻繁に停止させることなくインバータ6の破壊を防止している。
さらに、固定抵抗器4の両端の電圧値が、基準電圧値Vref1より大きい値に設定された第2の電流保護部9の基準電圧値Vref2を超えた場合、第2の電流保護部9は第2の異常情報を出力する。駆動信号生成部5は第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断する。その後第2の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続けて、インバータ6の破壊を防止している。
以上のような構成により、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できる小型で安価な電動機駆動装置を実現している。
(実施の形態3)
図4は、本発明に係る電動機駆動装置を備えた空気調和機のブロック図である。図4において、空気調和機41は、直流電源44、電動機駆動装置42、ブラシレスモータ43、ファン45を備える。直流電源44は、電動機駆動装置42に電力を供給する。電動機駆動装置42は、ブラシレスモータ43を介してファン45の送風量を制御する。
本発明に係る電動機駆動装置42の過電流を保護する制御により、周囲温度の変化等で空気調和機41内のファン45の負荷が大きくなってもファンが頻繁に停止することなく安定した動作を維持することができる。
本発明に係る電動機駆動装置は、熱的に十分余裕のあるインバータを使用するあるいは、インバータに大きな放熱器を取り付ける必要がないので小型で安価なシステムを構成できる。また、電動機を頻繁に停止させることなく確実にインバータを保護できるもので、ブラシレスDCモータなどの電動機を任意の回転数で駆動する電動機駆動装置等に有用である。
本発明の電動機駆動装置の実施の形態1及び実施の形態2の構成を示すブロック図 本発明の電動機駆動装置に係る第1の実施の形態におけるインバータの保護を表す図 本発明の電動機駆動装置に係る第2の実施の形態におけるインバータの保護を表す図 本発明に係る電動機駆動装置を備えた空気調和機のブロック図 従来の電動機駆動装置の構成を表すブロック図
符号の説明
1 直流電源
2 IC
3 ブラシレスモータ
4 固定抵抗器
5 駆動信号生成部
6 インバータ
7 ドライバ
8 第1の電流保護部
9 第2の電流保護部

Claims (3)

  1. 3相電動機を駆動するインバータと、
    駆動信号を増幅し前記インバータに伝達するドライバと、
    前記インバータの母線に接続された外付け抵抗により前記インバータに流れる電流を検出し、予め設定された第1の基準値を超えていた場合に前記ドライバの出力を遮断すると同時に第1の異常情報を出力する第1の電流保護部と、
    前記インバータに流れる電流が前記第1の基準値より小さく設定された第2の基準値を超えていた場合に第2の異常情報を出力する第2の電流保護部と、
    駆動信号を生成する駆動信号生成部とから構成され、
    前記駆動信号生成部は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第1の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続け、第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第2の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力することを特徴とする
    電動機駆動装置。
  2. 3相電動機を駆動するインバータと、
    駆動信号を増幅し前記インバータに伝達するドライバと、
    前記インバータの母線に接続された外付け抵抗により前記インバータに流れる電流を検出し、予め設定された第1の基準値を超えていた場合に前記ドライバの出力を遮断すると同時に第1の異常情報を出力する第1の電流保護部と、
    前記インバータに流れる電流が前記第1の基準値より大きく設定された第2の基準値を超えていた場合に第2の異常情報を出力する第2の電流保護部と、
    駆動信号を生成する駆動信号生成部とから構成され、
    前記駆動信号生成部は第1の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第1の異常情報が入力されなくなると駆動信号を再び出力し、第2の異常情報が入力された場合は駆動信号を即時遮断し、第2の異常情報が入力されなくなっても駆動信号を遮断し続けることを特徴とする
    電動機駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の電動機駆動装置を用いたことを特徴とする
    空気調和機。
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