JPWO2006022208A1 - 多重構造型内部熱交換型蒸留塔 - Google Patents
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Abstract
Description
国際公開第2004/2602号パンフレットには、伝熱効率に優れ、トレイの洗浄が容易にでき、定期検査におけるメンテナンスも容易である内部熱交換型蒸留塔が記載されている。この蒸留塔は、回収部と濃縮部とが開閉可能に構成され、回収部と接する濃縮部の面に回収部内に突設する伝熱手段を設けて、濃縮部の熱をこの伝熱手段に伝熱する構成を有している。この蒸留装置の伝熱効率は、特開平8−131704号公報に開示された装置よりも高いが、まだ改良の余地がある。
本発明は、少なくとも最外部熱交換部、中間部、および最内部熱交換部で構成される多重構造を有し;該最内部熱交換部が該中間部と隔離され;該最外部熱交換部もまた該中間部と隔離され;該最外部熱交換部と該最内部熱交換部とが少なくとも2つの連通口で連通し;該連通口の少なくとも1つを該最内部熱交換部から該最外部熱交換部への蒸気の入口とし、そして他の連通口を該最外部熱交換部から該最内部熱交換部への蒸気の出口とした場合に、該蒸気が該入口から該出口に向かって一方向のみに移動し得るように構成された流路が該最外部熱交換部内に形成され;そして、該最外部熱交換部および該最内部熱交換部と、該中間部とのいずれか一方が濃縮部であり、他方が回収部であるように構成された、多重構造型内部熱交換型蒸留塔を提供する。
好ましい実施態様においては、上記最外部熱交換部は、相互に独立しかつ上下に配置されている複数の最外部熱交換室から構成され;該複数の最外部熱交換室のそれぞれは、上記最内部熱交換部と少なくとも2つの連通口で連通し;そして、該複数の最外部熱交換室のそれぞれにおいて、上記流路が形成されている。
好ましい実施態様においては、上記最外部熱交換部および上記最内部熱交換部が濃縮部であり、そして上記中間部が回収部である。
より好ましい実施態様においては、本発明の多重構造型内部熱交換型蒸留塔は、多重円筒構造、蛇管構造、あるいはプレート構造を有している。
より好ましい実施態様においては、上記最内部熱交換部および中間部に充填物が充填されている。
より好ましい実施態様においては、上記最内部熱交換部および中間部にトレイが設けられている。
より好ましい実施態様においては、上記最内部熱交換部にトレイを設け、上記中間部に充填物が充填されている。
より好ましい実施態様においては、上記最内部熱交換部に充填物が充填され、上記中間部にトレイが設けられている。
本発明の多重構造型内部熱交換型蒸留塔は、最外部熱交換部と最内部熱交換部とが連通しているため、中間部の内側面および外側面の両面から熱伝達が行われる。さらに、最外部熱交換部に形成されている流路に沿って、蒸気の入口から出口への一方向の流れができるため、蒸気が淀むことなく確実に出口に向かって流れる。そのため、最外部熱交換部および最内部熱交換部と、中間部とのいずれか一方を高圧側(高温側)とし、他方を低圧側(低温側)とすることにより、エネルギーロスが少なく、非常に伝熱効率のよい内部熱交換型蒸留塔が提供される。
図2は、最外部熱交換部内の流路の形状の例を示す部分断面図である。
図3は、最外部熱交換室の構造を示す模式断面図である。
図4は、本発明の一実施態様の三重構造型内部熱交換型蒸留塔の正面断面図である。
図5は、本発明の別の実施態様の三重構造型内部熱交換型蒸留塔の正面断面図である。
図6は、本発明の三重構造型内部熱交換型蒸留塔を用いて、トルエンとベンゼンとを分離する運転状況の一例を示す図である。
本発明の多重構造型蒸留塔は、多重円筒構造あるいはプレート構造であり得、これらを図面に基づいて説明する。図1Aは、本発明の一実施態様である三重円筒構造の内部熱交換型蒸留塔1の上面断面図である。この三重構造型内部熱交換型蒸留塔1は、最内部熱交換部2、中間部3、最外部熱交換部4、および外套6から構成され、最内部熱交換部2と中間部3、および中間部3と最外部熱交換部4とは、それぞれ隔離されている。最内部熱交換部2と最外部熱交換部4とは、少なくとも2つの連通口7を介して連通している。
図1Bは、本発明の他の実施態様である四重円筒構造の内部熱交換型蒸留塔10の上面断面図である。この蒸留塔10は、図1Aの三重円筒構造型内部熱交換型蒸留塔1の最外部熱交換部4と外套6との間に最外部5を有している。この最外部5は最外部熱交換部4とは隔離されている。さらに、図1Aまたは図1Bに示す中間部3と最外部熱交換部4との間に、第2中間部、第2熱交換部などの部位を設けて、さらなる多重構造としてもよい。
図1Cは、本発明の他の実施態様であるプレート構造を有する内部熱交換型蒸留塔110の上面断面図である。この蒸留塔110の最外部熱交換部4は、中間部3の内部に配置され、プレート構造を有している。最内部熱交換部2と最外部熱交換部4とは、少なくとも2つの連通口7を介して連通している。図1Cにおいては、プレート構造は、放射状に設置されている。プレート構造を配置する方向、枚数などは、運転条件により決定すればよい。
図1Dは、本発明の他の実施態様である蛇管構造を有する内部熱交換型蒸留塔の上面断面図である。この蒸留塔120の最外部熱交換部4は、中間部3の内部に配置され、蛇管構造を有している。最内部熱交換部2と最外部熱交換部4とは、少なくとも2つ連通口7を介して連結している。図1Dにおいては、蛇管構造は最内部熱交換部2と同心円状に配置されている。蛇管を配置する方向、長さなどは、運転条件により、決定すればよい。
上記図1A〜Dの最外部熱交換部4内には、蒸気が入口から出口に向かって一方向のみに移動し得るように構成された流路が形成されている。最内部熱交換部2および最外部熱交換部4を濃縮部として用いる場合、流路は、蒸気が、蒸気の入口である少なくとも1つの連通口7から最外部熱交換部4に導入され、最外部熱交換部4に設けられた流路を通って、蒸気の出口である別の連通口7から最内部熱交換部2に戻るように構成される。
上記のように、連通口7は少なくとも2つあればよい。連通口7は近接して設けてもよく、離れて設けてもよいが、離して設けた方が好ましい。いずれの場合においても、最外部熱交換部4内の蒸気の流路は、蒸気が常に流れ、停滞する部分がないように構成される。すなわち、蒸気が蒸気入口71から入り、蒸気出口72の方向のみに流れるように構成されている。多重構造型蒸留塔の最外部熱交換部4の流路の具体的一例を説明する。図1Aの構造を有する最外部熱交換部4の流路は、邪魔板で円周状に形成され、内壁と外壁とに密着して配置され、仕切板73で仕切られている。最下部から入った蒸気は、円周上を流れ、仕切板73まで到達し、そして上昇して、次の邪魔板の間を最初の方向とは逆方向に流れて、入口側の仕切板73まで戻ってくる。戻ってきた蒸気は、再び上昇し、次の邪魔板の間を円周上に流れて、反対側の仕切板73で流れの方向を反転させる。これを繰り返しながら、蒸気は最後に蒸気出口72から出ていく。この流路をらせん状に形成すると、蒸気の流れがスムーズになる。
図2A〜Cは、このように構成された流路を示す模式部分断面図である。図2Aおよび図2Bは、連通口7が近接して配置されている場合の図1Aのi−i断面図およびii−ii断面図である。図2Aの最外部熱交換部4では、蒸気は蒸気入口71から入り、手前側に流れて仕切板73に当って、すぐ上の流路に沿っており返し、再度仕切板73に当って次の流路に移動する構成になっている。図2Bは、仕切板73に当った蒸気が上昇して一つ上の流路に流れることを示す図である。そして、図2Aおよび図2Bに示すように、蒸気は、最終的に一番上の流路から下ってきて、蒸気出口72から、最内部熱交換部2に戻る。
図2Cは、連通口7が隔離して配置されている場合の図1Aのii−ii断面図である。上記図2Aおよび図2Bとは、蒸気が最外部熱交換部4の上部に設けられた蒸気出口72から出ていくように構成された点が異なり、蒸気の流れは、図2Aおよび図2Bの場合と同じである。
図2Dは、図1Cのプレート構造を有する多重構造型蒸留塔のiii−iii断面図であり、最外部熱交換部4の流路を示す模式図である。プレート内には、邪魔板で流路が形成されている。この流路は、蒸気が一方向のみに移動するように、形成されている。
図2Eは、最外部熱交換部4として蛇管構造を用いる場合の、蒸気の流路を示す模式図である。この図2Eでは、蒸気入口71と蒸気出口72との間に配置したトレイ21によって圧力差を生じさせ、蒸気が蒸気入口71から入って、蛇管に沿って上方の一方向に流れ、蒸気出口72から出ていくように構成されている。
図2A〜Eに示すように、最外部熱交換部4の蒸気の流路は、蒸気入口71から入った蒸気が蒸気出口72に向かって一方向のみに移動するように構成されている。蒸留する場合、蒸留塔内には2以上の沸点が異なる成分(物質)の蒸気が流れている。最外部熱交換部4内に流路が設けられていない場合、蒸気の流れが停滞すると、沸点の高い成分は凝縮して液状になり、液は流路の内壁に沿って下方に流れるが、沸点の低い成分の流れは停滞し、熱交換が起らなくなる。しかし、本発明では、最外部熱交換部4に入った蒸気が出口まで確実に流れ出るため、熱交換が行われ得る。
本発明において、流路の形状は、特に制限されない。例えば、流路が、邪魔板、断面半円形のパイプなどを用いて、らせん状に形成されてもよい。このようならせん状の流路を配置することによって、蒸気が最外部熱交換部4の内壁に沿ってスムーズに移動できる。
上記構成において、最外部熱交換部4および最内部熱交換部2と、中間部3(および最外部5)とのいずれか一方を濃縮部とし、他方を回収部とするように設定することにより、多重構造型内部熱交換型蒸留塔として使用され得る。図1Bの四重円筒構造型内部熱交換型蒸留塔10の最外部5および中間部3を濃縮部とする場合、最外部5と中間部3とは連通していることが好ましい。
この多重構造型内部熱交換型蒸留塔においては、濃縮部を加圧して回収部の温度より高い温度とする。この時、濃縮部から回収部に移動した熱量から、加圧に使用された熱量を差引いた熱量の差が、省エネルギーの量となる。最外部熱交換部4を設けることにより、中間部3(回収部)は最内部熱交換部2と最外部熱交換部4とで挟まれて、両側から加熱されることになる。伝熱面積が十分大きくとれるため、加圧に使用される熱量が少なくなり、省エネルギー効果は大きくなる。
最外部熱交換部4は、相互に独立しかつ上下に配置されている複数の最外部熱交換室4aから構成されていることが好ましい。これらの複数の最外部熱交換室4aはそれぞれ、最内部熱交換部2と少なくとも2つの連通口7で連通している。図3は、最外部熱交換室4aの構造を示す模式断面図である。図3においては、連通口7は、各最外部熱交換室4aの上部および下部の2箇所に蒸気入口71(連通口71)および蒸気出口72(連通口72)として設けられている。最外部熱交換室4aには、最内部熱交換部2の蒸気がこの連通口71を介して最外部熱交換室4aに入り、蒸気の連通口72を介して最内部熱交換部2に戻る一方向の流路が形成されている。図3は、図1Aの最外部熱交換部4が複数の最外部熱交換室4aに分割された場合のi−i断面図を表す。この図3における流路は、図1Aと同様、邪魔板で円周状に形成され、内壁と外壁とに密着して配置され、仕切板73で仕切られている。上記図2で説明したように、蒸気は蒸気入口71(下部の連通口)から入り、蒸気入口71から手前側に流れて仕切板73に当る。仕切板73に当った蒸気は上昇してすぐ上の流路に沿って流れ、再度仕切板73に当り、次の流路に移動する。これを繰返しながら、最後に蒸気出口72から最内部熱交換部2へ出て行く。上述のように、邪魔板の代わりに、断面半円形のパイプ、コイルなどを適切に配置して、蒸気が最外部熱交換部4の内壁に沿ってらせん状に移動するように構成されていてもよい。
最外部熱交換部4が1区分のみの場合(区分されていない場合)、濃縮部の一番下に凝縮液が戻ることになる。したがって、各部への還流がないことになるので、還流比が不足する場合がある。この場合、濃縮部の塔頂に十分な還流を行うようにすれば、蒸留は可能である。しかし、外部還流で液を戻す分だけ、エネルギーが必要になる。これに対して、最外部熱交換部4を複数の最外部熱交換室4aに区分することにより、最外部熱交換室4aに導入される蒸気は、濃縮部の高さ方向に応じた濃度分布を形成し、熱交換によって凝縮される。凝縮された液は、連通口71から最内部熱交換部2に戻り、この液が適正な濃度の還流液となる。そのため、エネルギーのロスがなく、蒸留ができる。一般に蒸留塔においては、濃縮部の一番下の温度が一番高温となるため、最外部熱交換部4を区分しない場合は、塔頂における回収部と濃縮部との温度差が大きい。そのため、最外部熱交換部4を区分しない方が運転は楽になる。しかし、省エネルギーの程度を考慮すると、最外部熱交換部4を複数の最外部熱交換室4aに区分することが好ましい。どちらを採用するかは、蒸留塔の大きさ、蒸留するものの性質などを考慮して決定すればよい。
最外部熱交換室4aの数(最外部熱交換部4の分割数)は、特に制限はない。分割数を多くすると、蒸留塔の構造が複雑になるので、省エネルギーの程度を考慮して、適切な数を決定すればよい。
(実施例1)
本発明の多重構造型内部熱交換型蒸留塔について、三重構造型内部熱交換型蒸留塔を例として説明する。図4は、三重構造型内部熱交換型蒸留塔(以下、単に蒸留塔という)100の正面断面図である。蒸留塔100は、最内部熱交換部2、中間部3、および最外部熱交換部4から構成されており、最内部熱交換部2は中間部3と、および中間部3は最外部熱交換部4と、それぞれ隔離されており、中間部3は、その外側面が最外部熱交換部4と接し、その内側面が最内部熱交換部2とそれぞれ接している。最外部熱交換部4は、下部連通口71および上部連通口72で最内部熱交換部2と連通している。そのため、最内部熱交換部2および最外部熱交換部4を高圧側(高温側)とし、中間部3を低圧側(低温側)とすることにより、あるいは最内部熱交換部2および最外部熱交換部4を低圧側(低温側)とし、中間部3を高圧側(高温側)とすることにより、高圧側(高温側)から低圧側(低温側)に中間部3の側面を介して熱移動させることができる。
以下、本発明の多重構造型内部熱交換型蒸留塔において、最内部熱交換部2および最外部熱交換部4を高圧側(高温側、すなわち濃縮部)とし、中間部3を低圧側(低温側、すなわち回収部)とした場合について説明する。図4において矢印は、蒸気の流れを示す。蒸留塔100の最内部熱交換部2の下部には、濃縮部蒸気入口81が備えられ、最内部熱交換部2の塔頂には濃縮部蒸気出口82が備えられている。そして、最内部熱交換部2の塔頂付近には、濃縮部液入口83が備えられ、最内部熱交換部2の低部には濃縮部液出口84が備えられている。中間部3の下部には回収部蒸気入口91が備えられ、中間部3の上部には回収部蒸気出口92が備えられている。中間部3の上部には、回収部蒸気出口92のやや下部に回収部液入口93が設けられ、中間部3の最下部には、回収部液出口94が設けられている。
濃縮部蒸気入口81から供給された蒸気は、最内部熱交換部2内を上方に移動し、中間部3に伝熱すると、液となって最内部熱交換部2の内壁に沿って下降し、下部より上昇してくる蒸気と気液接触しながら蒸留が行われる。蒸気は、濃縮部蒸気出口82から回収され、一方、液は最内部熱交換部2の下部に集まる。
一方、蒸気の一部は下部蒸気入口71から最外部熱交換部4内に入り、上方に移動し、蒸気出口72から最内部熱交換部2に戻る。最外部熱交換部4内を流れる蒸気も、中間部3に伝熱すると液となり、上昇してくる蒸気と気液接触しながら最外部熱交換部4の内壁に沿って下降し、下部の連通口71から最内部熱交換部2内に戻り、最内部熱交換部2の下部に集められる。最内部熱交換部2の下部に集められた液は、濃縮部液出口84から抜き出される。
中間部3においては、中間部3の下部に設けられた回収部蒸気入口91から蒸気が供給され、供給された蒸気は、回収部液入口93から供給され、下降する液と気液接触しながら、蒸留される。蒸気は上方に向かい、回収部蒸気出口92から回収される。液は、中間部3の下方に集められ、回収部液出口94から抜き出される。
この過程において、中間部3の内側面は最内部熱交換部2から、外側面は最外部熱交換部4から、それぞれ伝熱されるため、伝熱効率は極めて高く、効率よく蒸留が行われる。
蒸気入口71から最外部熱交換部4に入った蒸気が一方向に流れて蒸気出口72から出て行くように、および熱伝達の効率を考慮して、最内部熱交換部2には、例えば、図2に示すような邪魔板を設けて流路を形成してもよい。あるいは、断面半円形のパイプをらせん状に溶接して、蒸気の流路としてもよい。
蒸留における分離精度および省エネルギー効果をより高めるために、蒸留塔の最内部熱交換部2および/または中間部3に充填物またはトレイを設けることが好ましい。最内部熱交換部2および中間部3の両方とも、充填物またはトレイが設けられていることが好ましい。充填物またはトレイの配置に特に制限はなく、例えば、最内部熱交換部2にトレイを設け、中間部3に充填物を充填するか、最内部熱交換部2に充填物を充填し、中間部3にトレイを設けるようにすることも好ましい。
充填物としては、当業者が通常使用する充填物、すなわち規則充填物および不規則充填物が用いられる。
トレイとしては、当業者が通常使用するトレイが用いられる。トレイは、トレイ全体が多孔性、一部(例えば、篩部分)のみが多孔性、または全体が非多孔性のいずれであってもよい。トレイは無堰のトレイでもよく、有堰のトレイであってもよい。あるいはこれらを組合せて用いてもよい。このようなトレイとしては、例えば、リフトトレイ、パルプトレイ、シーブトレイ、キャップトレイなどが挙げられる。
充填物またはトレイを設けない場合は、最内部熱交換部2の濃縮部蒸気は、圧力損失が小さいため、最外部熱交換部4に入りにくい。そのため、例えば、図4に示すように蒸気入口71付近に流路形成部材85を設け、強制的に蒸気を最外部熱交換部4に導入することが好ましい。
(実施例2)
本発明の他の実施態様である三重構造型内部熱交換型蒸留塔を、図5に基づいて説明する。図5は、三重構造型内部熱交換型蒸留塔(以下、単に蒸留塔という)200の正面断面図である。蒸留塔200は、最内部熱交換部2および最外部熱交換部4を濃縮部とし、中間部3を回収部とする。そして、図5の蒸留塔の最内部熱交換部2には、トレイ21が設けられている。また、図5において、図4と同じ符号は、図4と同じ機能を有する構成を意味する。
図5に示すように、蒸留塔200の最外部熱交換部4は、それぞれ独立しかつ上下に分割された複数の最外部熱交換室4aから構成されている。最外部熱交換室4aは、それぞれ2箇所の連通口71および72を介して、最内部熱交換部2と連通している。この連通によって、最外部熱交換室4aは濃縮部として機能できる。
図5において、最内部熱交換部2の下部に設けられた濃縮部蒸気入口81から最内部熱交換部2に導入された蒸気は、最内部熱交換部2の内壁を上昇し、その間に中間部3に伝熱する。伝熱により、蒸気は液化し、最内部熱交換部2の内壁に沿って下降し、下部より上昇してくる蒸気と気液接触しながら蒸留が行われる。
一方、蒸気は、複数設けられた最外部熱交換部4aの下方に設けられた各蒸気入口71から、それぞれの最外部熱交換部4a内に入る。蒸気は、最外部熱交換部4a内に形成された流路に沿って一方向に流れ、各最外部熱交換部4aの上方に設けられた蒸気出口72から最内部熱交換部2に戻るように構成されている。この間、蒸気は中間部3に伝熱しながら液化し、液は形成された流路に沿って、蒸気入口71の方向に戻りながら蒸気と接触して、蒸留が行われる。
最外部熱交換部4aから最内部熱交換部2に戻った蒸気は、最終的に最内部熱交換部2の最上部にある濃縮部蒸気出口82から回収される。一方、液は、連通口(蒸気入口)71から最内部熱交換部2に戻り、最内部熱交換部2の下部に設けられた濃縮部液出口84から抜き出される。
このように、最外部熱交換部4を複数の最外部熱交換室4aに区分し、濃縮部として機能させることにより、最外部熱交換室4aに導入される蒸気は濃縮部の高さ方向に応じた濃度分布を形成する。各区分で凝縮する液は還流液としてその区分の濃縮部に戻ることにより、十分に蒸留が行われることになる。一方、還流が不足すると蒸留ができず、濃縮ができなくなるため、従来の装置の場合、塔頂のコンデンサーで蒸気を凝縮し、還流する必要がある。この蒸気の凝縮に際し、外部に熱が放出される。そのため、従来の方法では、その分のエネルギーが無駄になる。これに対して、本発明の蒸留塔では、外部からの還流量を減少させることができ、減少した量に相当するエネルギーが節約される。すなわち、内部で熱交換することにより、エネルギーが節約される。本発明の蒸留塔は、内部の熱交換だけで蒸留塔が運転できるという理想的な運転に近づくことができる蒸留塔である。
この実施例2の蒸留塔には、最内部熱交換部2および/または中間部3にトレイ21が設けられている。トレイ21の代わりに充填物を設けてもよい。トレイ21(または充填物)を設けることにより、蒸気入口71と蒸気出口72との間で、圧力差が生じ、最外部熱交換部4(最外部熱交換室4a)への蒸気の流入がスムーズになり、かつ蒸留効率も向上する。あるいは、最内部熱交換部2内の蒸気入口71付近(やや上部)に流路形成部材85を設けてもよい。最内部熱交換部2内にトレイを配置する場合、蒸気入口71と蒸気出口72との間に設置してもよい。充填物を配置する場合、蒸気入口71あるいは蒸気出口72の位置に配置してもよい。このような位置にトレイもしくは充填物が配置されると、圧力損失のために、最外部熱交換部4aの蒸気入口71付近の圧力が、蒸気出口72付近の圧力よりも高く、蒸気が最外部熱交換部4aに流入しやすくなる。しかし、蒸気が偏流を起こさないように、最外部熱交換部4a内の蒸気の流路を一つの流路とし、蒸気入口71から入った蒸気が最外部熱交換部4aに留まることなく蒸気出口72から出て行くようにすると、蒸気が一方向に流れることにより、最外部熱交換部4(最外部熱交換室4a)の内部に蒸気の淀み部がなくなる。さらに、熱伝達の効率を考慮して、最外部熱交換部4aには、例えば、図2のようなプレートを設けて流路を形成してもよく、あるいは蒸気がらせん状に最外部熱交換部4a内を上っていくように、邪魔板などでガイドを設けてもよい。
(実施例3)
本発明の実施例2の実施態様の三重構造型内部熱交換型蒸留塔200を用いて、ベンゼンおよびトルエンの混合物を蒸留して、トルエンおよびベンゼンを分離する場合の運転状況について、図6に基づいて説明する。図6に示す蒸留塔200は、濃縮部である最内部熱交換部2および最外部熱交換部4aと、回収部である中間部3とから構成されている。最内部熱交換部2には、トレイ21が設けられている。最外部熱交換部4a内には、蒸気入口71から蒸気出口72にかけて、邪魔板によって、らせん状に一つの流路が形成されている。
まず、ベンゼン・トルエン混合物を原料導入口である回収部液入口93から回収部である中間部3に供給する。中間部3(回収部)は、所定の温度および圧力に設定され、中間部3(回収部)の上部は、例えば、この圧力におけるベンゼンの沸点付近の温度に設定される。中間部3(回収部)の下部は、この圧力におけるトルエンの沸点付近の温度に設定される。これにより、液体のトルエンは、中間部3(回収部)の底部に溜まり、回収部液出口94から回収される。回収されたトルエンの一部は、リボイラー95で加熱され、回収部蒸気入口91から中間部3(回収部)に導入されて、中間部3(回収部)の熱源となる。一方、中間部3(回収部)内のベンゼンを主体とする蒸気は、回収部蒸気出口92から排出され、コンプレッサー97で加圧されて、最内部熱交換部2(濃縮部)の濃縮部蒸気入口81から最内部熱交換部2(濃縮部)の内部に入り、最内部熱交換部2および最外部熱交換部4a(濃縮部)の熱源となる。最内部熱交換部2および最外部熱交換部4a(濃縮部)内は、中間部3(回収部)内よりも高温および高圧に設定され、最内部熱交換部2および最外部熱交換部4a(濃縮部)の上部は、例えば、この圧力におけるベンゼンの沸点付近の温度に設定され、下部はこの圧力におけるトルエンの沸点付近の温度に設定される。これにより、ベンゼンの蒸気は、濃縮部蒸気出口82から排出され、コンデンサー96で冷却され、一部は回収される。残りのベンセン(液体)は濃縮部液入口83から最内部熱交換部2(濃縮部)に還流される。最内部熱交換部2(濃縮部)内のベンゼンとトルエンとの混合溶媒は、最内部熱交換部2(濃縮部)の下部に溜まり、濃縮部液出口84から排出され、回収部液入口93を経て、原料のベンゼン・トルエン混合物とともに中間部3(回収部)に導入される。このようにして、ベンゼンおよびトルエンが連続的に分留される。
系が異なる場合、回収部を減圧にして、濃縮部の温度より下げることで、温度差を得ることも可能である。
Claims (3)
- 少なくとも最外部熱交換部、中間部、および最内部熱交換部を有し;該最内部熱交換部が該中間部と隔離され;該最外部熱交換部もまた該中間部と隔離され;該最外部熱交換部と該最内部熱交換部とが少なくとも2つの連通口で連通し;該連通口の少なくとも1つを該最内部熱交換部から該最外部熱交換部への蒸気の入口とし、そして他の連通口を該最外部熱交換部から該最内部熱交換部への蒸気の出口とした場合に、該蒸気が該入口から該出口に向かって一方向のみに移動し得るように構成された流路が該最外部熱交換部内に形成され;そして、該最外部熱交換部および該最内部熱交換部と、該中間部とのいずれか一方が濃縮部であり、他方が回収部であるように構成された、多重構造型内部熱交換型蒸留塔。
- 前記最外部熱交換部が、相互に独立しかつ上下に配置されている複数の最外部熱交換室から構成され;該複数の最外部熱交換室のそれぞれが、前記最内部熱交換部と少なくとも2つの連通口で連通し;そして、該複数の最外部熱交換室のそれぞれにおいて、前記流路が形成されている、請求項1に記載の蒸留塔。
- 前記最外部熱交換部および前記最内部熱交換部が濃縮部であり、そして前記中間部が回収部である、請求項1または2に記載の蒸留塔。
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