JPWO2006019181A1 - 形状測定方法、形状測定装置および周波数コム光発生装置 - Google Patents

形状測定方法、形状測定装置および周波数コム光発生装置 Download PDF

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Abstract

周波数コム光発生装置を光源として使用することで、深い個所まで、かつ高い空間分解能で表皮下等の観測が可能な形状測定方法および形状測定装置、ならびに簡単な構成により、周波数間隔が可変で、かつ多数の周波数コムを発生でき、しかも動作が安定な周波数コム光発生装置を提供する。レーザー光源11と光共振器13とコム間隔調整器14と出射口OUTとを備えた周波数コム光発生装置、および距離測定用の光学干渉計を含んでなる形状測定装置であって、光共振器13は、光変調器131と、第1のミラーM11と、光変調器の光導波路の他方端から引き出された光ファイバーF13と、第2のミラーM12とを有し、コム間隔調整器14は変調信号を変化させる変調信号生成器であり、光ファイバーF13には偏光状態の変化を補償する装置(ファラデー回転ミラー)が備えられている。

Description

本発明は、周波数コム光発生装置を光源として使用することで、深い個所まで、かつ高い空間分解能で表皮下等の観測が可能な形状測定方法および形状測定装置、ならびに簡単な構成により、周波数間隔が可変で、かつ多数の周波数コムを発生でき、しかも動作が安定な周波数コム光発生装置に関する。
従来、生体表皮から光を入射し、組織内部の反射光を検出して表皮下の断層写真を得る光コヒーレンス・トモグラフィ(OCT)が知られている(特開2004−191114等参照)。
図11(A)は従来の光コヒーレンス・トモグラフィを示す図である。図11(A)において、光コヒーレンス・トモグラフィ8は、低コヒーレンス光源81と、集光レンズ82と、ハーフミラー83と、参照ミラー84と、参照ミラー移動用のアクチュエータ85と、対物レンズ86と、検出レンズ87と、光検出器88と、制御用コンピュータ89とを備えている。
光コヒーレンス・トモグラフィ8の、低コヒーレンス光源81と制御用コンピュータ89とを除く構成要素が光学干渉計を構成している。低コヒーレンス光源81として、LEDやSLD(スーパールミネッセントダイオード)等、スペクトル幅の広い光源が用いられ、図11(B)に示すように、波長スペクトルが広がり(たとえば、数10nmあるいはそれ以上)を持つ。
低コヒーレンス光源81は、コンピュータ89からの制御信号A1により制御される。低コヒーレンス光源81は、集光レンズ82によりコリメートされ、ハーフミラー83に出射される。ハーフミラー83は、集光レンズ82から入射した光を2分し、一方を参照ミラー84に出射するとともに他方を対物レンズ86を介して被測定対象Oに向けて出射する。また、ハーフミラー83は、参照ミラー84からの反射光および被測定対象Oの内部の反射点からの反射光を合波し、検出レンズ87を介して光検出器88に出射する。被測定対象Oからの反射光には、表面で反射した光、内部の浅い位置で反射した光、内部の深部で反射した光等が含まれる。
検出に用いられる光は、低コヒーレンス光であるため、干渉が観測される反射光は、ハーフミラー83から参照ミラー84までの距離をL、コヒーレンス長をL′とすると、ハーフミラー83からの距離が(L±L′/2)の位置に存在する面からの反射光のみとなる。したがって、ハーフミラー83から参照ミラー84までの距離をアクチュエータ85(コンピュータ89からの制御信号A2により制御される)により変化させれば、その距離に対応した反射面からの反射光のみを選択的に検出することができる。これにより、被測定対象Oの内部の任意の位置での反射率をコンピュータ89により求めることができ、求めた反射率の分布を図示しないディスプレイ上に映像化することにより、被測定対象O内部の構造情報を可視化することが可能になる。
図11(A)における低コヒーレンス光源81の出力は、前述したようにスペクトル幅が広い(図11(B)参照)。したがって、光コヒーレンス・トモグラフィ8では、深さ方向に高い空間分解能が得られるが、光の強度が小さく、利用効率も悪いため微弱な出力しか得られないため、被測定対象O内部の深い場所まで観察することができない。しかも、観測に時間がかかり、さらに参照ミラーを可動としているため信頼性は必ずしも高くない。
また、光コヒーレンス・トモグラフィの光源に、広いスペクトル幅を持つフェムト秒レーザーを採用することで、空間分解能を高くすることも検討されている。しかし、この光コヒーレンス・トモグラフィは、装置が大きく、かつ高価格であるため、臨床現場等における使用には適していない。
さらに、コヒーレンス関数合成法のように、時間平均としての仮想的な周波数コム光を合成する技術も知られている。しかし、この技術は、周波数間隔を短くできず、コム発生数にも制限があるため、ファイバーセンシングのような距離計測への応用に限られ(特開平10−148596号参照)、たとえば生体表皮下の組織の観測等の形状測定には適していない。
図12(A)に示す従来の周波数コム光発生装置9は、レーザー光源91と、光共振器92とからなる。光共振器92は、LN(LiNbO:ニオブ酸リチウム)基板921上に形成された光変調器922とミラーM01,M02とからなる。レーザー光源91の出力光(角周波数ω)は、光共振器92内で変調信号RF0により変調されて周波数シフトがなされる。この後、ミラーM01,M02により繰り返し反射されて変調が繰り返され、光共振器92からは図示するようなレーザー光(変調光ML)が出力される。
この変調光MLは、図12(A)に周波数成分FEとして示し、また図12(B)のスペクトル図に示すように、多数の周波数成分を離散的に含む。これらの図に示されるように、角周波数は、ωを中心にして周波数の高い側および低い側に分布している。
しかし、この周波数コム光発生装置9では、周波数コムの周波数間隔がミラーM01,M02間の距離で決定されるために周波数コムの周波数間隔を可変にすることが困難であるという問題があった。
本発明の目的は、周波数コムの周波数間隔が可変な周波数コム光発生装置を光源として使用することで、深い個所まで、かつ高い深さ空間分解能で表皮下等の観測が可能な形状測定方法および光コヒーレンス・トモグラフィ等の形状測定装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、簡単な構成により、周波数コムの周波数間隔が可変で、かつ多数の周波数コムを発生でき、動作が安定な周波数コム光発生装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明は、車両の操縦安定性を向上させる前輪操舵制御装置において、
前記車両のハンドル角と車速とを読み込む読込手段と、
前記読込手段で読み込んだハンドル角と車速に基づいて、車体重心点横すべり角を常に0とする車両のヨーレイトを算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段で算出したヨーレイトを実現するための、目標前輪実舵角を算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段で算出した前記目標前輪実舵角に基づき、前記車両の操舵制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明では、前記目標前輪実舵角は、車両のハンドル角に比例したフィードフォワード実舵角と、該ハンドル角の微分値に一次遅れ要素を付加したフィードフォワード実舵角を重ね合わせて算出することができる。
本発明の周波数コム光発生装置の第1実施形態を示す図である。 (A)は図1の周波数コム光発生装置の光変調器の第1の例をに示す図であり、(B)は(A)の周波数コム光発生装置の斜視図、(C)は(A),(B)の光変調器の出力光のスペクトル図である。 (A)は図1の周波数コム光発生装置の光変調器の第2の例をに示す図であり、(B)は(A)の光変調器の出力光のスペクトル図である。 図1の周波数コム光発生装置に光ファイバーアンプを設けた例を示す図である。 本発明の周波数コム光発生装置の第2実施形態を示す図である。 (A)は本発明の光コヒーレンス・トモグラフィの基本構成を示す図、(B)は(A)における周波数コム光発生装置の出力光のスペクトル図である。 図6(A)における周波数コム光発生装置の動作を説明するための、当該光源の出力光の詳細なスペクトル図である。 本発明の光コヒーレンス・トモグラフィの第1実施形態の説明図である。 本発明の光コヒーレンス・トモグラフィの第2実施形態の説明図である。 図6および図9の光コヒーレンス・トモグラフィの周波数コム光発生装置としても使用できるシングルループの周波数コム光発生装置を示す図である。 (A)は従来の光コヒーレンス・トモグラフィを示す図であり、(B)は低コヒーレンス光源の周波数スペクトル図である。 (A)は従来の周波数コム光発生装置を示す図であり、(B)は従来の周波数コム光発生装置の出力の周波数スペクトル図である。
図1は本発明の周波数コム光発生装置の第1実施形態を示す図である。図1において、周波数コム光発生装置1は、レーザー光源11と、サーキュレータ12と、光共振器13と、コム間隔調整器14とを備えている。
レーザー光源11は、本実施形態では、生体内における透過率が高い波長帯(たとえば、1.2〜1.6μm)のレーザー光(中心角周波数ω)を出力することができる。
図1では、レーザー光源11には、変調信号LMが入力されており、これにより中心周波数ωに所定の幅(たとえば、数100Mから数GHzの幅)を持たせることができる。サーキュレータ12は、レーザー光源11と光共振器13との間に設けられており、第1のポートP11にレーザー光源11が光ファイバーF11(偏波保持ファイバー)を介して接続され、第2のポートP12に光共振器13が光ファイバーF12(偏波保持ファイバー)を介して接続されている。第1のポートP11の入射光は、第2のポートP12から出射され、第2のポートP12の入射光は、第3のポートP13から出射される。この第3のポートP13は、後述する周波数コム光OFCの出射口となる。
光共振器13は、レーザー光源11が出力するレーザー光(中心角周波数ω)を種として周波数コム光OFCを生成するもので、光変調器131と、第1,第2のミラーM11,M12とを備えている。
コム間隔調整器14は、光共振器13の変調電極に与えられる変調信号を変化させる変調信号生成器であり、この変調周波数を変化させることにより周波数コムの角周波数間隔Ωを変化させる(角周波数間隔Ωを掃引する)ことができる。
第1のミラーM11は、光変調器131の、サーキュレータ12側に設けられ、第2のミラーM12は、第1のミラーM11と反対側に、所定長(ミラーM12,ミラーM11間の距離がL)の光ファイバーF13(シングルモード(SM)ファイバー)を介して接続されている。本実施形態では、第2のミラーM12は、ファラデー回転ミラーである。シングルモードファイバーは、伝播する光の偏光状態の変化を引き起こす。本実施形態では、光ファイバーF13の終端に設けたファラデー回転ミラー(第2のミラーM12)により、入射時と反射時とで偏波面がそれぞれ45°回転する(すなわち、偏光状態が、最終的に元の光に対して90°回転する)。これにより、光ファイバーF13で生じる偏光状態の変化が正確に補償される。
光ファイバーF13の長さは、第1のミラーM11と第2のミラーM12との距離Lが、半波長(λ/2)の整数(m)倍となるように設定されている。
すなわち、光ファイバーF13の屈折率をn、光速をcとすると、Lは、
L=m×(λ/2)×(1/n)=(m/n)×(cπ/ω
で表される。
光変調器131の第1の例を、図2(A)の平面説明図、図2(B)の斜視説明図により説明する。図2(A),(B)では、光変調器131は、LN(LiNbO:ニオブ酸リチウム)基板1311と、この基板に形成した光導波路1312と変調用電極1313とを備えている。なお、図2(A)には、ミラーM11,M12を併せて示してあり、図2(B)には、変調駆動回路として発振器OCおよび終端抵抗Rが示されている。図2(A),(B)では、光変調器131に、レーザー光(exp(iωt)で表す)が入射され、変調用電極1313には、発振器OCにより変調信号RFとして、
φsinΩt+φsin(2Ωt+θ)
が与えられ、変調後のレーザー光e(t)は、(1)式で表される。なお、光変調器131の駆動回路は、周知技術であるので説明はしない。
Figure 2006019181
ところで、
Figure 2006019181
の関係がある。したがって、
Figure 2006019181
となる。
(3)式は、角周波数が、ωを中心にして周波数の高い側および低い側に分布している周波数コムを表している。周波数コムの特性を平坦かつ広くするために、図示しない移相器を設けてθを調節することができる。
図2(C)は、(3)式をスペクトル図で表したものである。図2(C)では、周波数コムの角周波数間隔(以下、「コム間隔」と言う)ΩのN本(Nは奇数)の周波数コムが(N−1)Ωの帯域に分布している様子が示されている。ここでは、便宜上、各周波数成分の強度は均一となるように示してある。実際には強度にバラツキが生じるが、後述する光コヒーレンス・トモグラフィ等における検出には大きくは影響しない。
光変調器131の第2の例を図3(A)に示す。図3(A)の光変調器131は、マッハツェンダー導波路型の光変調器であり、LN基板1311上に、光導波路1312と変調用の変調用電極1313が形成されている。光導波路1312は、LN基板1211上で2光路に分岐し、変調用電極1313は一方の光路(アーム)に形成された電極EP1と、他方の光路(アーム)に形成された電極EP2およびEP3とからなる。
図3(A)では、光変調器131には、レーザー光(exp(iωt)で表す)が入射され、電極EP1には、変調信号RF1、
φsinΩt+φsin(2Ωt+θ)
が与えられ、電極EP2には、変調信号RF2、
φsinΩt−φsin(2Ωt+θ)
が与えられ、電極EP3には、バイアスDCが与えられる。バイアスDCに、2つのアームを伝播する光の位相が0,またはπとなるような直流信号が与えられる。
各電極EP1,EP2,EP3に各信号が与えられ、バイアスDCには、2つのアームを伝播する光の位相がπとなる直流信号が与えられたものとする。変調後のレーザー光e(t)は、ベッセル関数を用いると、(4)式で表される。
Figure 2006019181
さらに、変形すると(5)式が得られる。
Figure 2006019181
(5)式はsが偶数の項はゼロとなる。すなわち、(5)式は奇数次だけの周波数コムを表している。この周波数コムは、図3(B)のスペクトル図に示すように、角周波数がωを中心にしてコム間隔2Ωで周波数の高い側および低い側に分布している。図3(B)では、コム間隔2ΩのN本(Nは奇数)の周波数コムが2(N−1)Ωの帯域に分布している様子が示されている。ここで、便宜上、各周波数成分の強度は均一となるように示してあるが、バラツキが生じても、図2(C)で説明したと同様、光コヒーレンス・トモグラフィへの適用等には大きくは影響はしない。なお、図3(B)および図2(C)から明らかなように、図3(A)の光変調器131は、図2(A)の光変調器131と比べてコム間隔が2Ωと2倍であり、帯域も2倍にすることができる。
なお、図1の周波数コム光発生装置1において、第1,第2のミラーM11,M12間の光強度が減衰するときは、図4に示すように光共振器13の第1,第2のミラーM11,M12間(光ファイバーF13上)に光ファイバーアンプ132を設けることができる。
図5は、本発明の周波数コム光発生装置の第2実施形態を示す図である。図5において、周波数コム光発生装置2は、レーザー光源21と、アイソレータ22と、光共振器23と、コム間隔調整器24とを備えている。
レーザー光源21は、第1実施形態のレーザー光源11と同様、生体内における透過率が高い波長帯のレーザー光(中心角周波数ω)を出力することができる。
アイソレータ22は、レーザー光源21と光共振器23との間に設けられており、第1のポートP21にレーザー光源21が光ファイバーF21(偏波保持ファイバー)を介して接続され、第2のポートP22に光共振器23が光ファイバーF22(偏波保持ファイバー)を介して接続されている。
光共振器23は、レーザー光源21が出力するレーザー光(中心角周波数ω)を種とする周波数コム光OFCを生成するもので、光変調器231と、第1,第2のミラーM21,M22と、光ファイバーアンプ232とを備えている。
コム間隔調整器24は、光共振器23の変調電極に与えられる変調信号を変化させる変調信号生成器であり、この変調周波数を変化させることによりコム間隔Ωを変化させる(角周波数間隔Ωを掃引する)ことができる。
第1のミラーM21は、光変調器231の、アイソレータ22側に設けられ、第2のミラーM22は、第1のミラーM21と反対側に、長さLの光ファイバーF23(偏波保持ファイバー)を介して接続されている。なお、本実施形態では、上述した光ファイバーアンプ232は、偏波保持ファイバーアンプである。
本実施形態では、第2のミラーM22は、後述する周波数コム光OFCの出射口となる。
光ファイバーF23の長さは、第1実施形態と同様、第1のミラーM21と第2のミラーM22との距離Lが、半波長(λ/2)のv整数(m)倍となるように設定されている。ここで、距離Lは、
L=m×(λ/2)×(1/n)=(m/n)×(cπ/ω
で表される(nは光ファイバーF23の屈折率、cは光速)。
光変調器231として、図2(A)、図3(A)に示した光変調器131と同様の構成のものを使用することができる。
図6(A),(B)および図7により本発明の形状測定装置の基本構成を、光コヒーレンス・トモグラフィを例に説明する。図6(A)において、光コヒーレンス・トモグラフィ4は、周波数コム光発生装置41と、光スプリッター42と、固定参照ミラー43と、光検出器として機能するフォトダイオード44とを備えており、これらが、光学干渉計を構成している。
周波数コム光発生装置41は、図1または図4に示した周波数コム光発生装置1、あるいは図5に示した周波数コム光発生装置2を使用することができる。周波数コム光発生装置41は、コンピュータ45からの制御信号Cにより制御される。
参照ミラーは通常の光学干渉計では位置変動するが(図11の参照ミラー84参照)、本発明では参照ミラー(固定参照ミラー43)は固定されている。
光スプリッター42(図6(A)ではハーフミラーで示す)は、周波数コム光発生装置41の出力光(周波数コム光OFC)を2分し、一方を固定参照ミラー43に出射するとともに、他方を被測定対象Oに向けて出射する。さらに、光スプリッター42は、被測定対象Oからの反射光RB1と固定参照ミラー43からの反射光RB2とを合波してフォトダイオード44に出射する。周波数コム光発生装置41は与えられる変調信号(図2(A),(B)のRF、図3(A)のRF1,RF2等参照)を変化させることでコム間隔を変え、被測定対象Oの観測深度を調整することができる。
以下、光コヒーレンス・トモグラフィ4の動作を詳細に説明する。なお、ここでは、周波数コム光OFCは、図6(B)のスペクトル図に示すように、ωを中心角周波数として、周波数が高くなる側および低くなる側にそれぞれコム間隔Ωで(N−1)/2本(Nは奇数)ずつ持つ(図2(C)と同じものであり、N本の周波数コムが(N−1)Ωの帯域に分布している)ものとする。なお、図6(B)のスペクトル図では、各周波数成分の強度は均一となるように示してある。実際には、強度にバラツキが生じることがあるが、このバラツキはフォトダイオード44による検出には大きくは影響しない。
周波数コム光発生装置41の出力光の電界e(t)は、(6)式で表される。
Figure 2006019181
周波数コム光発生装置41の出力光(周波数コム光OFC)が、光スプリッター42を透過し、被測定対象Oで反射し、光スプリッター42で反射してフォトダイオード44に達するまでの時間をτとし(周波数コム光OFCが被測定対象Oで反射してフォトダイオード44に達する経路を「第1の経路pth」と言う)、周波数コム光発生装置41の出力光(この周波数コム光OFC)が、光スプリッター42で反射し、さらに固定参照ミラー43で反射し、光スプリッター42を透過してフォトダイオード44に達するまでの時間をτとする(この周波数コム光OFCが固定参照ミラー43で反射してフォトダイオード44に達する経路を「第2の経路pth」と言う)。
フォトダイオード44の直前での第1の経路pthの光e(t)は、(7)式で表される。
Figure 2006019181
また、フォトダイオード44の直前での第2の経路pthの光e(t)は、(8)式で表される。
Figure 2006019181
(7)式におけるαと(8)式におけるβとの間には、α,βは第1経路と第2経路の光の割合である。
フォトダイオード44に流れる光電流は、光強度、
|e(t)+e(t)|
に比例する。ただし、ここで使用されるフォトダイオード44の応答速度は遅いものを使用する。すなわち、フォトダイオード44は、周波数コム光OFCの角周波数には応答しない。したがって、フォトダイオード44の出力は、|e(t)+e(t)|の時間平均であり、
〈|e(t)+e(t)|
となる(三角括弧は、時間平均を表すものとする)。この時間平均は、(9)式で表される。
Figure 2006019181
(9)式の、最右辺の第2項の、
Figure 2006019181
の形は、図7に示すように、Ωτを変数として、2πの整数倍に鋭いピークを持ち、Nが大きいほど、ピークは鋭くなる。
いま、光スプリッター42から被測定対象Oの反射点(被測定対象Oの内部の周波数コム光OFCの反射点)までの光路長をL1、光スプリッター42から固定参照ミラー43までの光路長をL2とする。m次のピークの干渉が、フォトダイオード44により観測されたとすると、Ωτ=Ω(2n/c)(L−L)=2mπの条件から、L−L=L′とすると、L′は、(11)式で表される。
Figure 2006019181
m:整数
νRF:周波数コム光の周波数間隔(2πνRF=Ω)
周波数コム光OFCの周波数間隔νRF(あるいはコム間隔Ω)は、変調信号(図2(A),(B)のRF、図3(A)のRF1,RF2等参照)により変化させることができる。νRF(あるいはコム間隔Ω)を少しずつ変化させると、これに伴い干渉位置が変化する。
空間分解能rは、ピークの鋭さに対応し、(12)式で表される。
Figure 2006019181
また、νRFをΔνだけ変化させると、干渉位置の変化ΔL′は、
ΔL′=L′×(Δν/−νRF
で表される。
実際例として、ν=200THz(ω=2πν,波長が1.3μmの光),νRF=10GHz,N=700とすると、周波数コム光OFCの帯域は、N×νRF=7THz(波長帯域53nm)となる。n(屈折率)=1,m(干渉の次数)=1とすると、L′(=L1−L2)=15mm,r(空間分解能)=21μmとなる。νRFを、たとえば8GHzから12GHzの範囲で、1MHzステップで変化させる場合には、ΔL′は6mm程度となるので、被測定対象Oを6mm深さまで、分解能15μmで測定できることになる。
図8により本発明の形状測定装置の第1実施形態(光コヒーレンス・トモグラフィ)を説明する。図8の光コヒーレンス・トモグラフィ5は、図6(A)の光コヒーレンス・トモグラフィを空間干渉系より実現するもので、周波数コム光発生装置51と、集光レンズ52と、ハーフミラー53と、可変焦点レンズ54と、固定参照ミラー55と、検出レンズ56と、光検出器57と、イメージセンサー58とコンピュータ59を備えている。本実施形態では、光スプリッタとして、ハーフミラー53が使用されている。
周波数コム光発生装置51は、図1または図4に示した周波数コム光発生装置1、あるいは図5に示した周波数コム光発生装置2、さらに後述する図10に示す周波数コム光発生装置7を使用することができる。
周波数コム光発生装置51から出射された周波数コム光OFCは、集光レンズ52によりコリメートされ、ハーフミラー53に出射される。ハーフミラー53は、集光レンズ52から入射した光を2分し、一方を可変焦点レンズ54を介して被測定対象Oに向けて出射し、他方を固定参照ミラー55に出射する。また、ハーフミラー53は、被測定対象Oの反射点(被測定対象Oの内部の周波数コム光OFCの反射点)からの反射光RB1と、固定参照ミラー55からの反射光RB2とを合波して光検出器57およびイメージセンサー58に出射する。周波数コム光発生装置51はコンピュータ59からの制御信号C1により制御され、可変焦点レンズ54はコンピュータ59からの制御信号C2により制御される。
光検出器57は、図6(A)の光コヒーレンス・トモグラフィ4と同様にして、周波数コム光発生装置51の出力光(この周波数コム光OFC)が被測定対象Oで反射してイメージセンサー58に達する経路(「第1の経路pth」)の光と、周波数コム光発生装置51の出力光が固定参照ミラー55で反射してイメージセンサー58に達する経路(「第2の経路pth」)の光との干渉を検出し、イメージセンサー58は第1経路pthからの光をイメージセンサー58により検出することができる。
いま、ハーフミラー53から被測定対象Oの反射点(被測定対象Oの内部の、周波数コム光OFCの反射点)までの光路長をL1、ハーフミラー53から固定参照ミラー55までの光路長をL2とする。
周波数コム光OFCが、イメージセンサー58に入射すると、すでに説明したように、光路長差L′=L1−L2が特定の値、すなわち(πc/nΩ)の整数(m)倍となったときに、干渉は極めて強い値を示す。
この距離差はコム間隔Ωに反比例しているから、コム間隔Ωの間隔をコンピュータ59から制御する(変調信号RFを変化させる)ことにより、被測定対象Oの内部の任意点からの反射光による干渉を検出することができる。このときコム間隔Ωの走査と同期して、可変焦点レンズ54の焦点距離が制御される。
本実施形態の光コヒーレンス・トモグラフィ5は、可動部がないので、製造コストを抑えることができ、また再現性にも優れる。最終的にイメージセンサー58により断層画像データを得て、コンピュータ59の図示しないディスプレイ等に表示することができる。
図9により本発明の形状測定装置の第2実施形態(光コヒーレンス・トモグラフィ)を説明する。図8の光コヒーレンス・トモグラフィ6は、第1実施形態の光コヒーレンス・トモグラフィを光ファイバーを使用して実現するもので、周波数コム光発生装置61と、光ファイバースプリッター62と、プローブレンズ63と、固定参照ミラー64と、検出レンズ65と、光検出器66と、コンピュータ67とを備えている。本実施形態では、光検出器66としてアバランシェフォトダイオードを使用することができる。
周波数コム光発生装置61は、コンピュータ67からの制御信号Cにより制御される。周波数コム光発生装置61が出力する周波数コム光OFCは、光ファイバーF6を伝播し、光ファイバースプリッター62において2分され、一方はファイバーF6(偏波保持ファイバー)の終端の固定参照ミラー64で反射し、光ファイバースプリッター62により光ファイバーF6を検出レンズ65に向けて伝播する光に変換される。この変換光は検出レンズ65を介して光検出器66に入射する。
一方、光ファイバースプリッター62において2分された光の他方は、プローブレンズ63を介して被測定対象0に出射される。被測定対象0かの反射光は光ファイバーF6に入射し、検出レンズ65を介して光検出器66に入射する。
図9の光コヒーレンス・トモグラフィ6の動作は、基本的に図6(A)の光コヒーレンス・トモグラフィ4および図8の光コヒーレンス・トモグラフィ5の動作と同じである。
図10は、上記した光コヒーレンス・トモグラフィにも使用できる周波数コム光発生装置を示す図である。図10において、周波数コム光発生装置7は、レーザー光源71と、アイソレータ72と、光共振器73とを備えている。
レーザー光源71は、生体内における透過率が高い波長帯のレーザー光(中心角周波数ω)を出力することができ、また変調信号LMを入力することで、出力光の中心角周波数ωに幅を持たせることができる。
アイソレータ72は、レーザー光源71と光共振器73との間に設けられており、第1のポートP71にレーザー光源71が光ファイバーF71を介して接続され、第2のポートP72に光共振器73が光ファイバーF72(偏波保持ファイバー)を介して接続されている。
レーザー光源71は、図1および図4のレーザー光源11、図5のレーザー光源21と同様、生体内における透過率が高い波長帯(たとえば、1.2〜1.6μm)のレーザー光(中心角周波数ω)を出力することができ、また変調信号LMを入力することで、出力光の中心角周波数ωに幅を持たせることができる。
アイソレータ72は、レーザー光源71と光共振器73との間に設けられており、第1のポートP71にレーザー光源71が光ファイバーF71(偏波保持ファイバー)を介して接続され、第2のポートP72に光共振器73が光ファイバーF72(偏波保持ファイバー)を介して接続されている。
光共振器73はシングルループの光共振器であり、レーザー光源31が出力するレーザー光(中心角周波数ω)を種とする周波数コム光OFCを生成するもので、偏波保持型光結合器731と、光ファイバーループ732と図2(A),(B)の光変調器131と同じ構成の光変調器733と、光ファイバーアンプ734とを備えている。
レーザー光源71から出射した光(角周波数ω)の一部は偏波保持型光結合器731において光ファイバーループ732に入射する。光ファイバーループ732に入射した光の一部は、光変調器733によって変調周波数がコム間隔Ωだけシフトし、角周波数(ω±Ω)の光となる。この光は、光ファイバーループ732を周回して偏波保持型光結合器731に戻り、再度光ファイバーループ732を周回する。角周波数(ω±Ω)の光の一部は、光変調器733により、周波数シフトを受け角周波数(ω±2Ω)の光となる。
本実施形態では、光ファイバーアンプ734が、光ファイバーループ732における光の損失を補償しているので、光ファイバーループ732を周回する光は弱まることはない。
以上のようにして、レーザー光源71からは常に連続光が出ているので、偏波保持型光結合器731への入射光が光ファイバーループ732を周回することにより、{ω−(N−1)Ω/2,・・・,ω−2Ω,ω−Ω,ω,ω+Ω,ω+2Ω,・・・,ω+(N−1)Ω/2}のN本の周波数コムを持つレーザー光(コム間隔ΩのN本(Nは奇数)の周波数コムが(N−1)Ωの帯域に分布している周波数コム光OFC:図2(C)参照)が出射口OUTから出力される。
[発明の効果]
(1)本発明の形状測定方法および光コヒーレンス・トモグラフィ等の形状測定装置では、光源光として周波数コム光を用いており、以下のような効果を奏することができる。
(a)従来の典型的な光コヒーレンス・トモグラフィでは、複数の機械的可動部が必要であるが、本発明の形状測定方法や形状測定装置を光コヒーレンス・トモグラフィに応用する場合には、少なくとも参照ミラーは固定である。したがって再現性や耐震性に優れ、かつ小型の光コヒーレンス・トモグラフィを実現できる。
(b)本発明の形状測定方法や形状測定装置を光コヒーレンス・トモグラフィに応用する場合、周波数コム光発生装置が生成する周波数コム光は、従来の低コヒーレンス光源が生成する光に比べて格段に高強度であるため、光の利用効率を高くすることができ、従来の光コヒーレンス・トモグラフィでは不可能であった深い深度での高精度の観測が可能となる。また、本発明の形状測定方法や形状測定装置を光コヒーレンス・トモグラフィに応用に際しては、低コヒーレンス光源(図11(A)の符号81参照)に代えて周波数コム光発生装置を使用するだけでなく、周波数コムの周波数間隔を可変にするようにしたので、深い個所まで、かつ高い深さ空間分解能で表皮下等の観測が可能になる。
(c)本発明の形状測定方法や形状測定装置では、イメージセンサーを導入することが可能であり、これにより観測時間を大幅に短縮できるし、被測定対象が動いている場合にも形状測定ができる。
(d)本発明の形状測定方法や形状測定装置では、周波数コムの本数を多数発生できるので、深さ空間分解能を高くすることができる。たとえば、従来の光コヒーレンス・トモグラフィでは、深さ空間分解能は10μm程度である。これに対し、本発明の形状測定装置を光コヒーレンス・トモグラフィとして用いる場合には、中心波長1.3μmのレーザー光について、約100nmの幅の帯域で光コムを発生することが可能であり、これにより、深さ空間分解能を5μmまで向上させることができる。
(e)本発明の形状測定方法や形状測定装置は、上記したように、従来よりも格段に性能が向上しており、たとえば光コヒーレンス・トモグラフィに応用する場合には、臨床医療分野での種々の問題(たとえば、大きさが大きく、価格が高いといった問題)を解決することができる。なお、本発明の形状測定方法や形状測定装置は、光コヒーレンス・トモグラフィのみならず、一般的な微細形状の計測装置に応用することもできる。
(2)本発明の周波数コム光発生装置では、光ファイバーを使用することで、光共振器のミラー間距離を十分に長くできる。したがって、共振周波数間隔が小さくなるので周波数コムの周波数間隔を可変にすることがきる。
また、ファラデー回転ミラーを、2つの反射ミラーの一方として用いることで、光ファイバーでの偏光状態の変化による影響を補償できる。さらに、共振器から引き出される光ファイバーに偏波保持ファイバーを用いることで、偏光状態を変化させないようにもできる。加えて、本発明の周波数コム光発生装置では、必要に応じてファイバーアンプを使用するので、散乱の強い物体内からの反射光(信号光)を、高いSN比で検出することができる。

Claims (12)

  1. 共振する距離を隔てて配置された第1のミラーと第2のミラーとを有する、偏光状態の変化が補償されまたは偏波保持される光ファイバーに、レーザー光源からレーザー光を前記第1のミラー側から入射するとともに、前記第1のミラーと前記第2のミラーとの間を伝播するレーザー光に変調電極を用いて変調を施すことで周波数コム光を生成し、
    前記周波数コム光を、距離測定用の光学干渉計に入射し、当該光学干渉計により被測定対象について形状を測定する形状測定方法であって、
    前記周波数コム光を構成する周波数コムの周波数間隔を変化させるように前記変調電極に与える変調信号を変化させることで観測深度の調整を行うことを特徴とする形状測定方法。
  2. 前記光学干渉計では、前記周波数コム光を光スプリッターにより2分し、一方を固定参照ミラーに出射するとともに他方を前記被測定対象に向けて出射し、さらに前記光スプリッターにより前記固定参照ミラーからの反射光および前記被測定対象からの反射光を合波して光検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の形状測定方法。
  3. 前記光スプリッターにより合波した周波数コム光を、前記光検出器として機能するイメージセンサーまたは、前記光検出器とは別個に設けられたイメージセンサーにより検出し、
    前記光スプリッターと前記被測定対象との間に設けた可変焦点レンズにより、前記被測定対象に向けて出射される前記周波数コム光の焦点調整を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の形状測定方法。
  4. レーザー光源と、前記レーザー光源が出力するレーザー光から周波数コム光を生成する光共振器と、前記周波数コム光を構成する周波数コムの周波数間隔を変化させるコム間隔調整器と、前記光共振器から共振出力を取り出す出射口とを備えた周波数コム光発生装置、および、
    前記周波数コム光発生装置を光源とする距離測定用の光学干渉計、
    を含んでなる形状測定装置であって、
    前記光共振器は、
    変調電極により光変調を行う光変調器と、
    前記光変調器の光導波路の一方端に設けられた第1のミラーと、
    前記光変調器の光導波路の他方端から引き出された光ファイバーと、
    前記光ファイバーの終端に設けられた第2のミラーと、
    を有し、
    前記コム間隔調整器は、前記変調電極に与えられる変調信号を変化させる変調信号生成器であり、
    前記第2のミラーは偏光状態の変化を補償する装置であり、または、
    前記光ファイバーが偏波保持ファイバーである、
    ことを特徴とする形状測定装置。
  5. 前記光学干渉計は、光スプリッターと、固定参照ミラーと、光検出器とを備え、前記周波数コム光発生装置が出力する周波数コム光を前記光スプリッターにより2分し、一方を前記固定参照ミラーに出射するとともに他方を被測定対象に向けて出射し、さらに前記光スプリッターにより前記固定参照ミラーからの反射光および前記被測定対象からの反射光を合波して前記光検出器に出射することを特徴とする請求項4に記載の形状測定装置。
  6. 前記光学干渉計が空間光学系であり前記光スプリッターがハーフミラーであること、または、
    前記光学干渉計が光ファイバー光学系であり前記光スプリッターが光ファイバースプリッターであることを特徴とする請求項5に記載の形状測定装置。
  7. 前記光スプリッターにより合波した周波数コム光を、前記光検出器として機能するイメージセンサーまたは、前記光検出器とは別個に設けられたイメージセンサーにより検出し、
    前記光スプリッターと前記被測定対象との間に設けた可変焦点レンズにより、前記被測定対象に向けて出射される前記周波数コム光の焦点調整を行う、
    ことを特徴とする請求項6に記載の形状測定装置。
  8. 光コヒーレンス・トモグラフィであることを特徴とする請求項4から7の何れかに記載の形状測定装置。
  9. レーザー光源と、前記レーザー光源が出力するレーザー光から周波数コム光を生成する光共振器と、前記周波数コム光を構成する周波数コムの周波数間隔を変化させるコム間隔調整器と、前記光共振器から共振出力を取り出す出射口と、
    を備えた周波数コム光発生装置であって、
    前記レーザー光源が出力するレーザー光は、周波数が所定の幅を持つように変調され、
    前記光共振器は、
    変調電極により光変調を行う光変調器と、
    前記光変調器の光導波路の一方端に設けられた第1のミラーと、
    前記光変調器の光導波路の他方端から引き出された光ファイバーと、
    前記光ファイバーの終端に設けられた第2のミラーと、
    を有し、
    前記コム間隔調整器は、前記変調電極に与えられる変調信号を変化させる変調信号生成器であり、
    前記第2のミラーは前記光ファイバーを伝播する偏光状態の変化を補償する装置であり、または、
    前記光ファイバーが偏波保持ファイバーである、
    ことを特徴とする周波数コム光発生装置。
  10. 第1のポートに前記レーザー光源が光ファイバーを介して接続され、第2のポートに前記光共振器が偏波保持ファイバーを介して接続されてなり、かつ第3のポートが前記周波数コム光の出射口となるサーキュレータが、前記レーザー光源と前記光共振器との間に設けられた周波数コム光発生装置であって、
    前記第1のミラーは、前記光変調器の光導波路の前記サーキュレータ側に設けられ、
    前記第2のミラーは、ファラデー回転ミラーであり、前記光変調器の前記光導波路の前記第1のミラーと反対側に接続された所定長さの偏波保持機能を持たない光ファイバーの終端に設けられ、
    てなることを特徴とする請求項9に記載の周波数コム光発生装置。
  11. 前記光ファイバーには、光ファイバーアンプが設けられていることを特徴とする請求項10に記載の周波数コム光発生装置。
  12. 一方のポートに前記レーザー光源が光ファイバーを介して接続され、他方のポートに前記光共振器が偏波保持ファイバーを介して接続されてなるアイソレータが前記レーザー光源と前記光共振器との間に設けられた周波数コム光発生装置であって、
    前記第1のミラーは、前記光変調器の光導波路の前記アイソレータの前記他方のポート側に設けられ、
    前記第2のミラーは、前記周波数コム光の出射口であり、前記光変調器の前記光導波路の前記第1のミラーと反対側に接続された所定長さの偏波保持ファイバーの終端に設けられ、
    前記偏波保持ファイバー上に偏波保持ファイバーアンプが設けられ、
    てなることを特徴とする請求項9に記載の周波数コム光発生装置。
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