JP2003043327A - 光学部品ホルダ装置 - Google Patents

光学部品ホルダ装置

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JP2003043327A
JP2003043327A JP2001232731A JP2001232731A JP2003043327A JP 2003043327 A JP2003043327 A JP 2003043327A JP 2001232731 A JP2001232731 A JP 2001232731A JP 2001232731 A JP2001232731 A JP 2001232731A JP 2003043327 A JP2003043327 A JP 2003043327A
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optical
holder
frequency comb
mounting
comb generator
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JP2001232731A
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Motonobu Korogi
元伸 興梠
Osamu Nakamoto
修 仲本
Wideiyatomoko Banban
ウイディヤトモコ バンバン
Shigeyoshi Misawa
成嘉 三澤
Yoshinobu Nakayama
義宣 中山
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Japan Science and Technology Agency
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Japan Science and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成によって高精度のシステム拡張が
簡易に図られるようにする。 【解決手段】 光軸に対して平行に支持された一対の取
付レール部材8,9に対して懸架状態で組み付けて位置
決めした後に取付脚部を介して固定されるブラケット部
材36のホルダ取付空間部41内に、光学部品取付空間
部47内に光学部品38を収納固定したホルダ部材37
が着脱自在に組み付けられる。ホルダ部材37は、ブラ
ケット部材36にマグネット42,43とにより吸着保
持され、微調整ねじ44により組付位置が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光軸上に複数個の
光学部品が位置決めされて配置されてなる光学装置に用
いられる光学部品ホルダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光周波数コム発生装置(Optica
l Frequency Comb Generator)は、光周波数を高精度に
測定する場合に用いられている。光周波数コム発生装置
は、例えば2つのレーザ光をヘテロダイン検波してその
差周波数を測定する場合に用いられることによって、お
おむね数十GHz程度である受光素子の特性により制限
される帯域について広帯域なヘテロダイン検波系を構築
する。光周波数コム発生装置は、入射したレーザ光の側
帯波を等周波数間隔毎に数百本発生させるもので、発生
させる側帯波の周波数安定度を入射レーザ光の周波数安
定度とほぼ同等とする。光周波数コム発生装置を備える
測定装置は、側帯波と被測定レーザ光とをヘテロダイン
検波することによって、数THzに亘る広帯域なヘテロ
ダイン検波系の構築を可能とする。
【0003】例えばバルク型光周波数コム発生装置は、
光位相変調器と、この光位相変調器を介して互いに対向
配置された一対の反射鏡とからなる光共振器を備えてい
る。光周波数コム発生装置においては、一方の反射鏡を
介してわずかな透過率で光位相変調器に入射されたレー
ザ光が反射鏡間で共振し、その一部が他方の反射鏡を透
過して出射される。光周波数コム発生装置においては、
光位相変調器が電界を印加することにより屈折率を変化
させる光位相変調特性を有し、この光位相変調器を通過
するレーザ光に対して電極に生かされる交番電源の出力
に応じた位相変調をかける。
【0004】光周波数コム発生装置においては、一対の
反射鏡間で共振する入射レーザ光に対して光位相変調器
により上述した位相変調を行って多数本の側帯波を生成
し、これら側帯波を含む出力レーザ光を他方の反射鏡側
から光周波数コムとして出射する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光周波数コ
ム発生装置においては、上述したバルク型光周波数コム
発生器を基本として、光位相変調器を構成する電気光学
結晶体にそれぞれ高反射膜からなる入力端と出力端とを
設けることによって光変調器と光共振器とを一体化して
なるモノリシック型光周波数コム発生器が構成される。
また、光周波数コム発生装置においては、上述した光位
相変調器に対して、例えばPZT(ジルコン酸チタン酸
鉛:lead zirconate titanate)等の電気機械変換素子
により駆動される高反射可動ミラーを組み合わせること
によって多重共振型モノリシック型光周波数コム発生器
が構成される。
【0006】さらに、光周波数コム発生装置において
は、上述したバルク型光周波数コム発生器を基本とし
て、光位相変調器を構成する電気光学結晶体に高反射膜
からなる入力端を設けることによってセミモノリシック
型光周波数コム発生器が構成される。さらにまた、光周
波数コム発生装置においては、この光位相変調器に上述
した高反射可動ミラーを組み合わせることによって多重
共振型セミモノリシック型光周波数コム発生器が構成さ
れる。
【0007】光周波数コム発生装置は、上述したように
バルク型光周波数コム発生器を基本として様々なバリエ
ーション仕様に展開される。光周波数コム発生装置は、
光変調器と、この光変調器に対してレーザ光を入射する
入力光学系部品或いは光変調が行われたレーザ光を出射
する出力光学系部品等が備えられる。光周波数コム発生
装置においては、これらの構成部材が互いに光軸を一致
させて高精度に組み合わされてなる。
【0008】光周波数コム発生装置においては、上述し
た各仕様毎にベース部材に対して構成部品が組み付けら
れて装置の組立が行われるが、構成部材の高精度の組
立、調整操作が必要とされる。したがって、従来の光周
波数コム発生装置においては、各仕様毎に構成部品とと
もにベース部材が必要とされるために、汎用性が図れず
非常に高価となるといった問題があった。また、従来の
光周波数コム発生装置においては、各仕様毎に特性測定
等を行う場合に面倒な組立・調整が必要となるために効
率が悪く、また組立・調整のバラツキにより信頼性も劣
化するといった問題があった。換言すれば、従来の光周
波数コム発生装置においては、いわゆるシステムの拡張
機能や互換性が図られていなかった。
【0009】したがって、本発明は、簡易な構成によっ
て光軸に沿って配置される複数個の光学部品を高精度に
位置決め固定するとともにその交換が容易に行い得るよ
うにして高精度のシステム拡張が簡易に図られるように
する光学部品ホルダ装置を提供することを目的に提案さ
れたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる光学部品ホルダ装置は、光軸に沿って平
行に支持された取付レール部材に位置決め固定されるブ
ラケット部材と、光学部品を取り付けたホルダ部材とか
ら構成される。ブラケット部材は、下方部位を開放され
た略アーチ状を呈し天井部に第1のマグネットが取り付
けられた梁状基部と、この基部の両端部に一体に形成さ
れ光軸に対して平行に支持された一対の取付レール部材
に対して位置決めされて固定される取付脚部と、基部の
一側部を閉塞するようにして一体に形成されて内部にホ
ルダ取付空間部を構成するとともにレーザ孔が設けられ
かつこのレーザ孔の周囲に第2のマグネットが取り付け
られてなる。ホルダ部材は、磁性材によって形成され、
下方部位を開放されてブラケット部材のホルダ取付空間
部とほぼ等しい外形形状の半筒状を呈する基部と、この
基部の一側部を閉塞するようにして一体に形成されて内
部に光学部品取付空間部を構成するとともにレーザ孔が
設けられた取付壁部とからなる。
【0011】以上のように構成された本発明にかかる光
学部品ホルダ装置によれば、ブラケット部材が、光軸に
対して平行に支持された一対の取付レール部材に対して
基部を懸架状態で組み付けて位置決めした後に取付脚部
を介して固定される。光学部品ホルダ装置においては、
光学部品取付空間部内に光学部品を収納固定したホルダ
部材がブラケット部材のホルダ取付空間部内に装着され
る。光学部品ホルダ装置においては、ホルダ部材が、第
1のマグネットと第2のマグネットとによって吸着され
てブラケット部材のホルダ取付空間部内に組み付けられ
るとともに、取付壁部に設けたレーザ孔がレーザブラケ
ット部材側のレーザ孔と連通される。
【0012】したがって、光学部品ホルダ装置によれ
ば、光学部品を組み替えてシステム拡張等を図る場合に
も、ブラケット部材に対してホルダ部材を着脱する極め
て簡易な操作によって取付レール部材とを基準にして各
光学部品が互いに光軸を一致されて高精度に位置決めさ
れて組み付けられ、高精度かつ安定した動作が行われる
システム拡張が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
図面に示した光周波数コム発生装置1について詳細に説
明する。光周波数コム発生装置1は、図1及び図2に示
すように、例えば銅材やアルミ材等の熱伝導率に優れ、
機械的強度を有する金属材によって高面精度に形成され
た主面を有する横長矩形の板状に形成されたベース部材
2を備える。光周波数コム発生装置1は、ベース部材2
に対して要求仕様に応じて後述する構成各部材を選択し
て組み付け可能とするが、この主面上に組み付けられる
後述する各部材の組付基準面を構成する。
【0014】光周波数コム発生装置1は、ベース部材2
の主面上に、長手方向に離間してそれぞれ幅方向に一対
の第1の取付部2a、2a及び第2の取付部2b、2b
が形成されており、これら取付部に緩衝部材3a、3b
を介して第1のレール支持部材4と第2のレール支持部
材5とがそれぞれ組み付けられてなる。光周波数コム発
生装置1は、第1のレール支持部材4側にレーザ入力部
6が配設されるとともに、第2のレール支持部材5側に
光周波数コム出力部7が配設されてなる。
【0015】光周波数コム発生装置1は、レーザ入力部
6が詳細を省略するがオプティカルファイバーとオプテ
ィカルコネクタ及びコリメータレンズとその駆動機構等
から構成され、図示しないレーザ光源から出射されたレ
ーザ光Linを導光する。光周波数コム発生装置1は、光
周波数コム出力部7も詳細を省略するがオプティカルフ
ァイバーとオプティカルコネクタ及びコリメータレンズ
とその駆動機構等から構成され、側帯波を含む出力レー
ザ光(光周波数コム)Loutを出射する。
【0016】光周波数コム発生装置1は、第1のレール
支持部材4と第2のレール支持部材5とに第1の取付レ
ール部材8と第2の取付レール部材9とがそれぞれ両端
を固定されて組み付けられてなる。光周波数コム発生装
置1は、第1の取付レール部材8と第2の取付レール部
材9とを取付部材として、長さ方向の略中央部に光変調
器10が配置されてなる。光周波数コム発生装置1は、
光変調器10と第1のレール支持部材4との間に入力光
学系13が配置されるとともに光変調器10と第2のレ
ール支持部材5との間に出力光学系16が配置されてな
る。
【0017】光変調器10は、例えば電気光学結晶体が
ホルダ部材11によって保持され、このホルダ部材11
に温度センサ12が搭載されている。入力光学系13
は、詳細を後述するようにホルダ部材によって反射鏡を
保持してなる第1の入力光学ユニット14やホルダ部材
によって集光レンズを保持してなる第2の入力光学ユニ
ット15とから構成される。出力光学系16は、詳細を
後述するようにホルダ部材によって反射鏡を保持してな
る第1の出力光学ユニット17やホルダ部材によって集
光レンズを保持してなる第2の出力光学ユニット18と
から構成される。光周波数コム発生装置1は、後述する
ようにシステム仕様に応じて入力光学系13や出力光学
系16が所定の光学ユニットが選択されて第1の取付レ
ール部材8と第2の取付レール部材9とに組み付けられ
る。
【0018】光周波数コム発生装置1は、ベース部材2
に光変調器10を冷却する第1の放熱部19が設けられ
るとともに、入力光学系13を冷却する第2の放熱部2
2と出力光学系16を冷却する第3の放熱部25とが設
けられてなる。第1の放熱部19は、詳細を後述するよ
うにペルチェ素子20と、このペルチェ素子20と光変
調器10のホルダ部材11との間隔を調整する間隔調整
機構21とから構成される。第2の放熱部22は、例え
ば放熱ファン23と、ヒートシンク24とから構成され
る。第3の放熱部25も、例えば放熱ファン26と、ヒ
ートシンク27とから構成される。
【0019】光周波数コム発生装置1は、詳細を省略す
るが光変調器10の動作制御を行う制御部38と、温度
センサ12の検出出力に基づいて各放熱部19、22、
25の動作制御を行う温度制御部29とを備えている。
温度制御部29は、例えば制御回路部30と、ファン電
源部31とから構成される。
【0020】緩衝部材3は、例えばゴム等の弾性材によ
って成形され、ベース部材2に対して第1のレール支持
部材4及び第2のレール支持部材5を機械的に浮かした
状態で保持する。緩衝部材3は、ベース部材2の歪みを
補正するとともに放熱ファン23、26によって生じる
振動等の第1のレール支持部材4や第2のレール支持部
材5への伝達を抑制する。なお、緩衝部材3は、例えば
バネ等によって構成するようにしてもよい。
【0021】第1のレール支持部材4は、例えばジュラ
ルミン等の機械的剛性の大きい金属材が用いられ、台座
部4aと、この台座部4aから一体に立設された立壁部
4bとからなる断面略L字状を呈してなる。第1のレー
ル支持部材4には、立壁部4bにレーザ入力孔4cが貫
通して形成されるとともに、外側面に図示を省略するが
レーザ入力部6を調整自在に取付可能とする取付部が形
成されている。第1のレール支持部材4は、台座部4a
をベース部材2に対して位置決めされて組み付けられ
る。
【0022】第2のレール支持部材5も、例えばジュラ
ルミン等の機械的剛性の大きい金属材が用いられて台座
部5aと立壁部5bとを一体に形成した第1のレール支
持部材4と左右対称形をなす断面略L字状を呈してな
る。第2のレール支持部材5にも、立壁部5bにレーザ
出力孔c(図示せず)が貫通して形成されるとともに、
外側面に光周波数コム出力部7を調整自在に取付可能と
する取付部が形成されている。第2のレール支持部材5
は、立壁部5bを第1のレール支持部材4側の立壁部4
bと対向させて台座部5aをベース部材2に対して位置
決めされて組み付けられる。第2のレール支持部材5
は、この状態でレーザ出力孔が第1のレール支持部材4
側のレーザ入力孔4cに対して軸線C(図3)を精密に
一致される。
【0023】第1のレール支持部材4と第2のレール支
持部材5には、図3に示すように、台座部4a、5aに
幅方向に離間してそれぞれ一対のレール取付部(4d、
4e)、(5d、5e)が形成されている。第1のレー
ル支持部材4と第2のレール支持部材5は、各レール取
付部(4d、4e)、(5d、5e)を介して第1の取
付レール部材8と第2の取付レール部材9とを精密に位
置決めして組み付ける。レール取付部(4d、4e)及
びレール取付部(5d、5e)は、上述したレーザ入力
孔4cとレーザ出力孔5cとの軸線(光軸)Cに対して
それぞれ等しい間隔を以って形成されている。
【0024】第1の取付レール部材8と第2の取付レー
ル部材9は、熱変形が小さく機械的剛性の高い、例えば
スーパインバーやステンレス材或いはジュラルミン材等
によってそれぞれ同一形状に形成されてなる。以下、第
1の取付レール部材8について代表してその構成を説明
する。取付レール部材8は、第1のレール支持部材4と
第2のレール支持部材5との対向間隔とほぼ等しい長さ
を有しており、図示を省略するが両端部にレール取付部
4d、5dに対応して取付部が形成されることによって
第1のレール支持部材4と第2のレール支持部材5との
間に架け渡されるようにして組み付けられる。
【0025】取付レール部材8には、上面の長さ方向の
略中心に位置して光変調器10を位置決めして組み付け
る左右一対のねじ孔を有する光変調器取付部8aが凹設
されている。取付レール部材8には、光変調器取付部8
aを挟んでその両側に長さ方向の全域に亘ってガイド溝
8b、8cが凹設されている。取付レール部材8は、後
述するように各光学ユニット14、15、17、18が
各ガイド溝8b、8cに沿って調整移動されて位置決め
されるようにする。
【0026】第1の取付レール部材8と第2の取付レー
ル部材9は、第1のレール支持部材4と第2のレール支
持部材5とに組み付けられることによって、互いに所定
の対向間隔を以って平行に支持される。第1の取付レー
ル部材8と第2の取付レール部材9は、光軸Cに対して
幅方向に等間隔に位置され、光変調器10に対して入力
光学系13と出力光学系16とを精密に位置決めする。
【0027】光変調器10は、詳細を省略するが電気光
学結晶体と、この電気光学結晶体の周囲に配置された電
極体と、この電極体に対して電圧を印加する交番電源等
がホルダ部材11に内蔵されてなる。光変調器10は、
図示しないがホルダ部材11を貫通するレーザ孔が形成
されており、このレーザ孔の一方開口から入射されたレ
ーザ光Lが電気光学結晶体内を導光されて他方開口から
出射される。光変調器10は、ホルダ部材11が第1の
取付レール部材8と第2の取付レール部材9の光変調器
取付部8a、9a間に装着され、レーザ孔を光軸Cに対
して精密に一致させるようにして幅方向の位置調整が行
われた後に固定される。
【0028】光周波数コム発生装置1は、後述するよう
に第1の取付レール部材8と第2の取付レール部材9と
に対して光変調器10や入力光学系13或いは出力光学
系16を適宜選択して組み替えることによって、種々の
仕様に応じてシステム拡張が図られる。入力光学系13
は、例えば光変調器10側の第1の入力光学ユニット1
4に反射ミラーが組み込まれるとともに第2の入力光学
ユニット15に集光レンズが組み込まれる。出力光学系
16も、同様に、例えば光変調器10側の第1の出力光
学ユニット17に反射ミラーが組み込まれるとともに第
2の出力光学ユニット18に集光レンズが組み込まれ
る。
【0029】入力光学系13は、レーザ入力部6から入
射されたレーザ光Lを第2の入力光学ユニット15の集
光レンズによって集光して、わずかな光透過率特性を有
する第1の入力光学ユニット14の反射ミラーに入射さ
せる。入力光学系13は、第1の入力光学ユニット14
を透過したレーザ光Lを上述した光変調器10に入射さ
せる。入力光学系13は、光変調器10から出射された
戻りレーザ光Lを第1の入力光学ユニット14において
反射させて再び光変調器10に入射させる。
【0030】出力光学系16は、光変調器10から出射
された位相変調されたレーザ光Lをわずかな光透過率特
性を有する第1の出力光学ユニット17の反射ミラーに
よって反射させて再び光変調器10に入射させる。出力
光学系16は、レーザ光Lの一部を第1の出力光学ユニ
ット17から透過させて第2の出力光学ユニット18の
集光レンズによって集光して光周波数コム出力部7から
取り出すようにする。
【0031】光変調器10は、上述したレーザ光Lの位
相変調を行うことによって高温化するために温度センサ
12によって温度検出が行われる。光変調器10は、所
定の温度以上に上昇した場合に温度センサ12からの出
力に基づいて第1の放熱部19が動作されて放熱が行わ
れる。第1の放熱部19は、上述したように光変調器1
0の底面に対向して配置されたペルチェ素子20と、こ
のペルチェ素子20と光変調器10との対向間隔を調整
する間隔調整機構21とから構成される。第1の放熱部
19は、図2に示すように温度センサ12から温度制御
部29に出力が行われると、制御回路部30からの制御
出力によりペルチェ素子20が駆動されて光変調器10
の冷却を行う。
【0032】間隔調整機構21は、熱伝導率が良好な銅
材やアルミニウム材によって形成された一対の調整部材
21a、21bを厚み方向に積層して構成されてなる。
各調整部材21a、21bは、相対する主面が互いに逆
方向に傾斜する傾斜面として構成され、積層状態におい
て全体矩形のブロック体を構成する。各調整部材21
a、21bは、詳細を省略するが接合面において互いに
スライド自在に組み合わされている。
【0033】間隔調整機構21は、下側調整部材21a
がベース部材2の主面上に固定されるとともに、この下
側調整部材21aに対して上側調整部材21bをスライ
ドさせることによってこの上側調整部材21bの高さ位
置が調整される。間隔調整機構21には、上側調整部材
21bの上面にペルチェ素子20が接合されており、第
1の取付レール部材8と第2の取付レール部材9とに組
み付ける光変調器10の外形仕様に応じて上側調整部材
21bが下側調整部材21aに対して調整移動される。
【0034】以上のように構成された第1の放熱部19
は、ペルチェ素子20が間隔調整機構21を介して外形
仕様を異にする光変調器10に対しても最適位置に設定
されるようになる。第1の放熱部19は、ペルチェ素子
20により光変調器10からの放熱を行って、このペル
チェ素子20から間隔調整機構21の上側調整部材21
bと下側調整部材21aとを介してベース部材2に放熱
する。
【0035】光周波数コム発生装置1においては、第2
の放熱部22によって入力光学系13の放熱が行われる
とともに第3の放熱部25によって出力光学系16の放
熱が行われる。第2の放熱部22は、上述したようにヒ
ートシンク24を備えた放熱ファン23からなり、入力
光学系13に対向位置してベース部材2に固定されると
ともにその駆動動作がファン電源部31によって制御さ
れる。第2の放熱部22は、光変調器10に付設した温
度センサ12からの温度制御部29への出力が行われる
と制御回路部30からファン電源部31に制御出力が行
われ、ファン電源部31のオン動作によって放熱ファン
23が駆動される。
【0036】第3の放熱部25も、上述したようにヒー
トシンク27を備えた放熱ファン25からなり、出力光
学系16に対向位置してベース部材2に固定されるとと
もにその駆動動作がファン電源部31によって制御され
る。第3の放熱部25は、光変調器10に付設した温度
センサ12からの温度制御部29への出力が行われると
制御回路部30からファン電源部31に制御出力が行わ
れ、ファン電源部31のオン動作によって放熱ファン2
6が駆動される。
【0037】光周波数コム発生装置1においては、ヒー
トシンク24、27を備えた放熱ファン23、26から
なる第2の放熱部22と第3の放熱部25とによって入
力光学系13と出力光学系16との効率的な放熱が行わ
れることにより動作の安定化が図られる。光周波数コム
発生装置1においては、放熱ファン23、26からの振
動がベース部材2に伝達されるが、上述したようにベー
ス部材2に対して緩衝部材3を介して第1のレール支持
部材4と第2のレール支持部材5とを支持した構造であ
ることから、光変調器10或いは入力光学系13や出力
光学系16が安定した状態に保持される。
【0038】光周波数コム発生装置1においては、第1
の取付レール部材8と第2の取付レール部材9とによっ
て光変調器10或いは入力光学系13や出力光学系16
が位置決めされて組み付けられた構造となっている。光
周波数コム発生装置1においては、第1の取付レール部
材8と第2の取付レール部材9との対向空間部が利用さ
れて上述した放熱構造が設置されてなる。したがって、
光周波数コム発生装置1においては、スペースの効率化
が図られるとともに各部の放熱が効率的に行われる。
【0039】なお、光周波数コム発生装置1は、上述し
た各部の構成に限定されるものではなく、各部の構造や
配置等については適宜変更される。光周波数コム発生装
置1は、例えばベース部材2の底面に防震支持台を付設
してもよい。光周波数コム発生装置1は、第1の放熱部
19や第2の放熱部22を他の適宜の放熱構造によって
構成してもよい。
【0040】光周波数コム発生装置1は、第1の取付レ
ール部材8と第2の取付レール部材9に対して上述した
光変調器10或いは入力光学系13や出力光学系16の
各光学ユニットを組み替えることによってシステム拡張
が図られる。光周波数コム発生装置1は、このために入
力光学系13や出力光学系16の各光学ユニットが図4
及び図5に示したホルダ装置35によってユニット化さ
れ、上述したように光変調器取付部8a、9aに位置決
め固定された光変調器10を基準にして第1の取付レー
ル部材8と第2の取付レール部材9に対して組み付けら
れる。
【0041】ホルダ装置35は、ブラケット部材36
と、このブラケット部材36に着脱自在でかつ組付状態
を調整自在に組み付けられるホルダ部材37とを備え
る。ホルダ装置35には、ホルダ部材37に詳細を省略
するがPZTを駆動源として軸方向等に駆動される光学
部品38が組み付けられる。ホルダ装置35は、第1の
取付レール部材8と第2の取付レール部材9に対してブ
ラケット部材36が位置決め固定され、このブラケット
部材36に対して選択された光学部品38が組み付けら
れたホルダ部材37が着脱される。
【0042】ブラケット部材36は、例えばアルミニウ
ム材によって形成され、下方部を開放したやや厚みのあ
る略半筒状、換言すれば略下向きアーチ状を呈する梁部
39と、この梁部39の一側部を閉塞するようにして一
体に形成され内部にホルダ取付空間部41を構成する取
付壁部40とからなる。ブラケット部材36には、梁部
39の天井部に第1のマグネット42が組み付けられる
とともに、取付壁部40の内面に一対の第2のマグネッ
ト43a、43bが組み付けられてなる。ブラケット部
材36には、梁部39にホルダ部材37の組付状態を調
整する一対の調整スクリューねじ44a、44bがねじ
込まれる。
【0043】梁部39は、第1の取付レール部材8と第
2の取付レール部材9との対向間隔とほぼ等しい長さを
有し、図5に示すように略アーチ状に湾曲された中央部
位の基部39aに第1のマグネット42を組み付けるマ
グネット取付部39bが凹設されている。梁部39に
は、基部39aの両端部に第1の取付レール部材8及び
第2の取付レール部材9上に載置されて取付固定される
水平な脚部39c、39dがそれぞれ一体に形成されて
いる。梁部39には、基部39aの両肩部位に調整スク
リューねじ44がねじ込まれるねじ孔39eが形成され
ている。梁部39には、脚部39c、39dに高さ方向
と厚み方向との取り付けを可能とする取付孔39f、3
9gがそれぞれ形成されている。
【0044】梁部39には、基部39aの一方側面を閉
塞するようにして取付壁部40が一体に形成されてい
る。取付壁部40は、梁部39の厚みよりも薄厚とされ
ることによって梁部39の他方側面との間に略変形六角
形状を呈するホルダ取付空間部41を構成してなる。取
付壁部40には、略中心部に位置して厚み方向に貫通す
るレーザ孔40aが形成されるとともに、このレーザ孔
40aを挟んでホルダ取付空間部41に開口する一対の
マグネット取付孔40b、40cが凹設されている。取
付壁部40には、レーザ孔40aを中心として断面半球
形の凸部からなる多数個のパッド40dが形成されてい
る。
【0045】ホルダ部材37は、鋼板等の磁性金属板に
よって、上述したブラケット部材36のホルダ取付空間
部41に対応した変形六角形状に形成されてなる。ホル
ダ部材37も、略下向きアーチ状を呈するとともにホル
ダ取付空間部41の奥行きよりも幅厚とされた基部45
と、この基部45の一側部を閉塞して光学部品取付空間
部47を構成する取付壁部46とが一体に形成されてな
る。ホルダ部材37は、基部45の一部に傾斜側縁45
a、45bが形成されており、一方の傾斜側縁45aに
V溝45cが形成されている。ホルダ部材37には、取
付壁部46の略中心部に位置して厚み方向に貫通するレ
ーザ孔47が形成されている。
【0046】各調整スクリューねじ44は、ブラケット
部材36の梁部39の厚みよりも長軸とされ、先端部が
半円形に形成されている。各調整スクリューねじ44
は、ねじ孔39eにねじ込まれることによってそれぞれ
の先端部がホルダ取付空間部41内に突出する。各調整
スクリューねじ44は、ねじ込量を調整することによっ
てホルダ取付空間部41内への突出量が調整され、後述
するようにホルダ取付空間部41内に組み付けられたホ
ルダ部材37を2軸方向に調整する。
【0047】以上のように構成されたホルダ装置35に
おいては、ホルダ部材37の光学部品取付空間部47内
に集光レンズや反射ミラー等の適宜の光学部品38が取
り付けられ、このホルダ部材37がブラケット部材36
のホルダ取付空間部41内に組み付けられる。ホルダ装
置35においては、ホルダ部材37に対して高さ方向に
第1のマグネット42の吸引力が作用するととともに厚
み方向に第2のマグネット43の吸引力が作用すること
によって、このホルダ部材37をブラケット部材36の
ホルダ取付空間部41内に吸着して組み付けが行われ
る。
【0048】ホルダ装置35においては、この状態でホ
ルダ部材37の基部45の外周面がブラケット部材36
の梁部39の内周面に当接することによって、ホルダ部
材37がホルダ取付空間部41内に位置決めされる。ホ
ルダ装置35においては、この状態においてホルダ部材
37の取付壁部46がブラケット部材36の取付壁部4
0に形成したパッド40dに支えられることで、ブラケ
ット部材36に対してホルダ部材37が安定した状態で
組み付けられるようになる。
【0049】ホルダ装置35においては、それぞれのレ
ーザ孔40a、46aが光軸を一致させた状態でブラケ
ット部材36にホルダ部材37が組み付けられる。ホル
ダ装置35においては、ブラケット部材36やホルダ部
材37の各部の寸法精度、或いはホルダ部材37に対す
る光学部品38の取付精度等によって、レーザ孔40
a、46aの光軸がずれることがある。ホルダ装置35
においては、上述したように各調整スクリューねじ44
のねじ込量を調整操作することによってホルダ部材37
を2軸方向に調整移動させ、レーザ孔40a、46aの
光軸を一致させる操作が行われる。ホルダ装置35にお
いては、ホルダ部材37が第1のマグネット42と第2
のマグネット43とによって高さ方向と厚み方向とに吸
着保持されていることから、調整スクリューねじ44に
よるホルダ部材37の調整移動が簡易かつ精密に行われ
る。
【0050】ホルダ装置35は、後述するように光学部
品38を選択して組み替えることによって種々の仕様の
光周波数コム発生装置を構成することを可能とする。ホ
ルダ装置35は、この場合、光変調器10に対して第1
の取付レール部材8と第2の取付レール部材9に位置決
め固定されたブラケット部材36を保持したままで、選
択した所定の光学部品38を取り付けたホルダ部材37
のみが交換される。
【0051】ホルダ装置35においては、上述したよう
にブラケット部材36に対してホルダ部材37が第1の
マグネット42と第2のマグネット43の吸引力によっ
て組み付けられていることから、簡易な着脱操作が行わ
れるようにする。ホルダ装置35においては、上述した
ように交換したホルダ部材37について、必要に応じて
上述した調整スクリューねじ44による調整操作が行わ
れる。したがって、ホルダ装置35は、光学部品38の
組替操作が簡易に行われるとともに、その位置決めも極
めて簡易にかつ高精度に行い得るようにし、光周波数コ
ム発生装置のシステム拡張を図ることを可能とする。ま
た、ホルダ装置35は、比較的高価な材料によって高精
度に形成されるベース部材2やレール支持部材4、5或
いは取付レール部材8、9等の構造材を共用して拡張性
のある光周波数コム発生装置の構築を可能とする。
【0052】なお、ホルダ装置35は、上述した各部の
構成に限定されるものではないことは勿論である。ホル
ダ装置35は、ブラケット部材36やホルダ部材37が
それぞれ略下向きアーチ状に形成されているが、例えば
それぞれ下向きコ字状等の形状に形成されてもよい。
【0053】ところで、光周波数コム発生装置1におい
ては、例えば長軸の光学部品38を用いる場合に、その
軸方向の全長に亘って光軸Cに一致させるようにするい
わゆるあおり調整も必要となる。光周波数コム発生装置
1においては、かかる光学部品38については図6及び
図7に示した4軸方向の調整操作を可能とするホルダ装
置50が用いられる。ホルダ装置50は、基本的な構成
を上述したホルダ装置35と同様とすることから、対応
する部位に同一符号を付すことによってその説明を省略
する。
【0054】ホルダ装置50は、ブラケット部材51と
ホルダ部材52とが、それぞれ長軸の光学部品38を組
付可能とするに足る長さを有して形成されている。ブラ
ケット部材51には、梁部の左右に光軸方向に離間して
2個ずつ、合計4個の第1の調整スクリューねじ44a
乃至第4の調整スクリューねじ44dが取り付けられて
いる。第1の調整スクリューねじ44a乃至第4の調整
スクリューねじ44dは、それぞれのねじ込量を独立に
調整されることによって各先端部がホルダ取付空間部4
1内に突出量を異にしてねじ込まれる。
【0055】なお、ブラケット部材51には、図示され
ていないが、梁部39の一方側面を閉塞するようにして
取付壁部40が一体に形成されている。取付壁部40に
は、レーザ孔40aや第2のマグネット43が取り付け
られている。また、ブラケット部材51は、第1の取付
レール部材8と第2の取付レール部材9とに対して安定
した取付を可能とするために、脚部39c、取付孔39
cが光軸方向の長孔に構成されている。
【0056】ホルダ部材52も、断面下向きアーチ状の
基部45とレーザ孔46aが形成された取付壁部46と
によって長軸の光学部品取付空間部47が構成されてい
る。ホルダ部材52には、ブラケット部材51側の第1
の調整スクリューねじ44aに対応して基部45の外周
面に位置決め孔45cが形成されている。
【0057】以上のように構成されたホルダ装置50に
おいては、調整スクリューねじ44a、44cと調整ス
クリューねじ44b、44dとのねじ込量を調整するこ
とによって、ブラケット部材51に対するホルダ部材5
2、換言すれば光学部品38の光軸方向の位置調整が行
われる。ホルダ装置50においては、調整スクリューね
じ44a、44bと調整スクリューねじ44c、44d
とのねじ込量を調整することによって、ブラケット部材
51に対するホルダ部材52、換言すれば光学部品38
の光軸方向と直交する方向の位置調整が行われる。
【0058】光周波数コム発生装置1は、上述した構造
を備えることによって、図8に示したモノリシック型光
周波数コム発生装置100や、図9に示した多重共振モ
ノリシック型光周波数コム発生装置110、或いは図1
0に示したセミモノリシック型光周波数コム発生装置1
30、さらに図11に示した多重共振セミモノリシック
型光周波数コム発生装置140に展開される。モノリシ
ック型光周波数コム発生装置(以下、光周波数コム発生
装置と略称する。)100は、最も基本的な構成を備え
ており、図示を省略するが上述したベース部材2にレー
ル支持部材4、5を介してレーザ入力部101と光周波
数コム出力部105とが対向配置されるとともに取付レ
ール部材8、9によって、レーザ入力部101側から入
力光学系を構成する集光レンズ102と、光変調器10
3と、出力光学系を構成する集光レンズ104とがこの
順に位置決めされて組み付けられている。
【0059】光周波数コム発生装置100には、図示し
ないレーザ光源から出射された基本波としてのレーザ光
がレーザ入力部101に入射される。光周波数コム発生
装置100は、上述したホルダ装置35に組み付けられ
た集光レンズ102を介してレーザ光を光変調器103
に出射する。光変調器103は、取付レール部材8、9
に位置決め固定されたホルダ内に電気光学結晶体が内蔵
されてなる。光変調器103は、電気光学結晶体として
電圧を印加することによってレーザ光を位相変調する特
性を有する例えばニオブ酸リチウム(LiNbO)の
結晶体に、それぞれ高反射膜により形成した入射端と出
射端とを設けることによって、光変調機能と光共振機能
とが一体化されてなる。
【0060】光周波数コム発生装置100は、光変調器
103においてレーザ光の位相変調を行い、出射端を介
して光周波数コムを取り出す。光周波数コム発生装置1
00は、取り出した光周波数コムを集光レンズ104を
介して光周波数コム出力部105へと入射し、この光周
波数コム出力部105から光周波数コムを出射する。ま
た、光周波数コム発生装置100は、光周波数コム出力
部105に光カプラ106が接続されており、この光カ
プラ106によって光周波数コムの一部をモニタ光とし
て取り出し、制御部107へと入射する。光周波数コム
発生装置100は、制御部107において入射されたモ
ニタ光に基づいて制御信号を生成し、この制御信号を光
変調器103に印加してその動作制御を行う。
【0061】制御部107は、詳細を省略するが光変調
器103に位相制御信号として与えるマイクロ波信号を
発生するマイクロ波発信器と、マイクロ波信号を増幅す
るマイクロ波増幅器と、マイクロ波方向結合器と、アッ
テネータ及び可変位相器、2重平衡変調器等を備えてい
る。制御部107は、マイクロ波信号を光変調器103
に供給することで、この光変調器103において入射レ
ーザ光の位相を位相制御信号に応じて変調し光周波数コ
ムを出射させる動作を行わさせる。
【0062】制御部107は、光カプラ106から分光
された光周波数コムが入射される光ファイバ入力高速フ
ォトレシバーを備えており、2重平衡変調器に出力を供
給する。制御部107においては、2重平衡変調器の出
力を積分器を介して信号合成器に供給して位相制御信号
に重畳させることにより、光変調器103のDCバイア
スの帰還制御を行う。
【0063】図9に示した多重共振モノリシック型光周
波数コム発生装置(以下、光周波数コム発生装置と略称
する。)110は、広域の制御帯域を確保して安定した
動作が行われるように構成されてなる。光周波数コム発
生装置110は、上述したモノリシック型光周波数コム
発生装置100を基本として光学系部品を組み替えるこ
とによって構成され、レーザ光の入射側からレーザ入力
部111と、反射光モニタ112と、集光レンズ113
と、PZT等の電気機械変換素子114と、高反射膜が
形成された可動反射ミラー115と、共振器長制御用の
LN結晶体116等によって入力光学系を構成してな
る。光周波数コム発生装置110は、LN結晶体113
に対向して光共振器117が配置され、出力光学系とし
て集光レンズ118を備え、光周波数コム出力部105
から光周波数コムを光カプラ120に入射する。
【0064】光周波数コム発生装置110は、光カプラ
120によって分光された光周波数コムの一部がモニタ
光として制御部121へと入射され、この制御部121
において入射されたモニタ光に基づいて制御信号が生成
される。光周波数コム発生装置110は、制御信号が光
変調器117に印加されてその動作制御が行われる。
【0065】光共振器117も、電気光学結晶体として
電圧を印加することによってレーザ光を位相変調する特
性を有する例えばニオブ酸リチウム(LiNbO)の
結晶体に、それぞれ高反射膜により形成した入射端と出
射端とを設けることによって光変調機能と光共振機能と
が一体化されてなり、図示しないホルダ部材を介して上
述した取付レール部材8、9に位置決め固定される。
【0066】反射光モニタ112は、詳細を省略するが
2個の偏光ビームスプリッタと光検出器とから構成さ
れ、上述したホルダ装置35に組み付けられて光共振器
117と所定の対向間隔を以って取付レール部材8、9
に位置決め固定される。反射光モニタ112は、偏光ビ
ームスプリッタにより入射レーザ光の偏光を決定し、ま
た偏光ビームスプリッタを介して光共振器117からの
反射レーザ光を光検出器によって検出し、この検出出力
を多重共振器制御部122に出力する。なお、反射光モ
ニタ112は、偏光ビームスプリッタの光軸に対する角
度によって、検出する光量の調整が行われる。
【0067】電気機械変換素子114及び可動反射ミラ
ー115は、例えば上述したホルダ装置35又はホルダ
装置50に一体に組み付けられ、これらホルダ装置を介
して光共振器117と所定の対向間隔を以って取付レー
ル部材8、9に位置決め固定される。可動反射ミラー1
15は、多重共振器制御部122から出力される制御信
号によって駆動される電気機械変換素子114によっ
て、ホルダ装置内において光軸方向に調整移動される。
【0068】LN結晶体116は、多重共振器制御部1
22から図示しない電極に供給される制御信号電圧によ
って光共振器117と可動反射ミラー115とによる共
振器長を電気光学効果により可変制御する共振器長制御
素子であり、数MHzまでの制御を可能とする。LN結
晶体116は、上述したホルダ装置35に組み付けら
れ、光共振器117と所定の対向間隔を以って取付レー
ル部材8、9に位置決め固定される。なお、LN結晶体
116は、入射面と反射面とがARコーティングを施さ
れて無反射面として構成されている。
【0069】多重共振器制御部122は、詳細を省略す
るが、反射光モニタ112からの検出出力が入力される
ロックインアンプと、このロックインアンプの出力を積
分する積分器と、この積分器にローパスフィルタを介し
て接続された電気機械変換素子114の駆動回路と、積
分器にハイパスフィルタを介して接続された位相変調器
と、この位相変調器の変調出力が供給されるLN結晶体
116の駆動回路等を備えて構成される。多重共振器制
御部122においては、ロックインアンプと位相変調器
に対して発振器から高周波信号が供給される。
【0070】多重共振器制御部122は、ローパスフィ
ルタによって抽出される積分器による積分出力の低域成
分を低域制御信号として電気機械変換素子114の駆動
回路に供給することにより、可動反射ミラー115によ
る共振器長の制御を行わさせる。多重共振器制御部12
2は、ハイパスフィルタによって抽出される積分器によ
る積分出力の高域成分を高域制御信号としてLN結晶体
116の駆動回路に供給することにより、LN結晶体1
16による共振器長の制御を行わさせる。
【0071】光周波数コム発生装置110は、上述した
ように反射光モニタ112による検出出力に基づいて、
多重共振器制御部122により可動反射ミラー115と
LN結晶体116とによる共振器長の制御が同時に行わ
れる。したがって、光周波数コム発生装置110は、広
い制御帯域を確保して安定した動作が行われるようにな
る。なお、光周波数コム発生装置110においては、制
御部121が上述したモノリシック型光周波数コム発生
装置100の制御部107と同様の制御動作を行う。
【0072】セミモノリシック型光周波数コム発生装置
(以下、光周波数コム発生装置と略称する。)130
は、電気光学結晶体の結晶長に規制されることなく、変
調周波数を任意に設定可能とするように構成されてな
る。光周波数コム発生装置130も、上述したモノリシ
ック型光周波数コム発生装置100を基本として出力光
学系の光学系部品を組み替えることによって構成され
る。光周波数コム発生装置130は、レーザ光の入射側
からレーザ入力部131と、入力光学系の集光レンズ1
32と、光共振器133とが配置され、出力光学系とし
て高反射膜が形成された可動反射ミラー134と、PZ
T等の電気機械変換素子135と、集光レンズ136を
備え、光周波数コム出力部137から光周波数コムを光
カプラ138に出射する。
【0073】光周波数コム発生装置130も、ホルダを
介して取付レール部材8、9に位置決め固定された光共
振器133に対して、集光レンズ132や可動反射ミラ
ー134とPZT等の電気機械変換素子135及び集光
レンズ136とがホルダ装置35やホルダ装置50に組
み付けられて取付レール部材8、9に位置決め固定され
てなる。光周波数コム発生装置130は、光カプラ13
8によって分光された光周波数コムの一部がモニタ光と
して制御部139へと入射され、この制御部139にお
いて入射されたモニタ光に基づいて制御信号が生成され
る。
【0074】光周波数コム発生装置130においては、
可動反射ミラー134と電気機械変換素子135とが制
御部139によって、上述した多重共振モノリシック型
光周波数コム発生装置110の可動反射ミラー115や
電気機械変換素子114とほぼ同様に動作する。光周波
数コム発生装置130においては、光共振器133が入
射端に高反射膜を有する電気光学結晶体が用いてセミモ
ノシリック型に構成されてなる。光周波数コム発生装置
130は、光共振器133の出射端側に電気機械変換素
子114によって駆動される可動反射ミラー115を配
することによって、電気光学結晶体の結晶長に関係なく
変調周波数が任意に設定される。
【0075】図11に示した多重共振セミモノリシック
型光周波数コム発生装置(以下、光周波数コム発生装置
と略称する。)140は、上述したセミモノリシック型
光周波数コム発生装置130を基本として、出力光学系
に多重共振器が組み合わされてなる。光周波数コム発生
装置140は、レーザ光の入射側からレーザ入力部14
1と、反射光モニタ142と、集光レンズ143と、P
ZT等の電気機械変換素子144と、高反射膜が形成さ
れた可動反射ミラー145と、共振器長制御用のLN結
晶体146等によって入力光学系を構成してなる。光周
波数コム発生装置140は、光共振器147に対して高
反射膜が形成された可動反射ミラー148と、PZT等
の電気機械変換素子149と、集光レンズ150を備
え、光周波数コム出力部151から光周波数コムを光カ
プラ152に出射する。光周波数コム発生装置140
は、ホルダを介して取付レール部材8、9に位置決め固
定された光共振器147に対して、集光レンズ143と
同様に多重共振器を構成する反射光モニタ142やLN
結晶体146が上述したホルダ装置35に保持されて取
付レール部材8、9に位置決め固定されてなる。光周波
数コム発生装置140は、電気機械変換素子144と可
動反射ミラー145とが、例えば上述したホルダ装置5
0に保持されて取付レール部材8、9に位置決め固定さ
れてなる。光周波数コム発生装置140は、例えば可動
反射ミラー148と電気機械変換素子149とがホルダ
装置50に保持されて取付レール部材8、9に位置決め
固定されるとともに、集光レンズ150がホルダ装置3
5に保持されて取付レール部材8、9に位置決め固定さ
れる。
【0076】光周波数コム発生装置140においては、
可動反射ミラー148と電気機械変換素子149とが制
御部153によって、上述した多重共振モノリシック型
光周波数コム発生装置110の可動反射ミラー115や
電気機械変換素子114とほぼ同様に動作する。光周波
数コム発生装置140においては、上述した多重共振モ
ノリシック型光周波数コム発生装置110と同様に、多
重共振器を構成する反射光モニタ142や電気機械変換
素子135、LN結晶体146とが多重共振器制御部1
54によって制御される。
【0077】なお、上述した各実施の形態においては、
光周波数コム発生装置への適用例を示したが、本発明は
かかる光周波数コム発生装置に限定されるものでは無い
ことは勿論である。本発明は、その他の各種光学機器に
も用いられて、光学部品等の組み替えに伴う操作性の向
上と組付位置の再現性が極めて容易に図られるようにす
る。
【0078】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる光周波数コム発生装置によれば、光軸に対して平行
に支持された一対の取付レール部材に位置決め固定され
たブラケット部材に対して、光学部品を取り付けたホル
ダ部材がマグネットの吸着力によって着脱されることか
ら、多数個の光学部品を組み替えてシステム拡張等を図
る場合にも、ブラケット部材に対してホルダ部材を着脱
する極めて簡易な操作によって取付レール部材とを基準
にして各光学部品が互いに光軸を一致されて高精度に位
置決めされて組み付けられ、高精度かつ安定した動作が
行われるシステム拡張が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す光周波数コム発
生装置の機構部の構成を説明する斜視図である。
【図2】同機構部の側面図である。
【図3】同機構部の平面図である。
【図4】同光周波数コム発生装置に備えられるホルダ装
置の構成を示す要部斜視図である。
【図5】同ホルダ装置の分解斜視図である。
【図6】他のホルダ装置の構成を示す要部斜視図であ
る。
【図7】同ホルダ装置の分解斜視図である。
【図8】モノリシック型光周波数コム発生装置の構成ブ
ロック図である。
【図9】多重共振モノリシック型光周波数コム発生装置
の構成ブロック図である。
【図10】セミモノリシック型光周波数コム発生装置の
構成ブロック図である。
【図11】多重共振セミモノリシック型光周波数コム発
生装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 光周波数コム発生装置、2 ベース部材、3 緩衝
部材、4 第1のレール支持部材、5 第2のレール支
持部材、6 レーザ入力部、7 レーザ出力部、8 第
1の取付レール部材、9 第2の取付レール部材、10
光変調器、12 温度センサ、13 入力光学系、1
4 第1の入力光学ユニット、15 第2の入力光学ユ
ニット、16 出力光学系、17 第1の出力光学ユニ
ット、18 第2の出力光学ユニット、19 第1の放
熱部、20 ペルチェ素子、21間隔調整機構、22
第2の放熱部、23 放熱ファン、24 ヒートシン
ク、25 第3の放熱部、26 放熱ファン、27 ヒ
ートシンク、28 制御部、35 ホルダ装置、36
ブラケット部材、37 ホルダ部材、38 光学部品、
42,43 マグネット、44 調整スクリューねじ、
50 ホルダ装置、51 ブラケット部材、52 ホル
ダ部材、100 モノリシック型光周波数コム発生装
置、110 多重共振モノリシック型光周波数コム発生
装置、130セミモノリシック型光周波数コム発生装
置、140 多重共振セミモノリシック型光周波数コム
発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バンバン ウイディヤトモコ 神奈川県横浜市緑区長津田町3034−3 (72)発明者 三澤 成嘉 東京都大田区田園調布2−5−8 (72)発明者 中山 義宣 東京都世田谷区奥沢3−43−9 Fターム(参考) 2H043 AB02 AB05 AB09 AB10 AB17 AC01 AC03 AE10 AE13 AE14 AE24 BC02 2H079 AA02 AA12 BA03 CA04 DA03 EA12 EA28 EA32 FA01 FA04 GA01 GA07 HA06 HA11 KA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方部位を開放された略アーチ状を呈し
    天井部に第1のマグネットが取り付けられた梁状基部
    と、この基部の両端部に一体に形成され光軸に対して平
    行に支持された一対の取付レール部材に対して位置決め
    されて固定される取付脚部と、上記基部の一側部を閉塞
    するようにして一体に形成されて内部にホルダ取付空間
    部を構成するとともにレーザ孔が設けられかつこのレー
    ザ孔の周囲に第2のマグネットが取り付けられたブラケ
    ット部材と、 磁性材によって形成され、下方部位を開放されて上記ブ
    ラケット部材のホルダ取付空間部とほぼ等しい外形形状
    の半筒状を呈する基部と、この基部の一側部を閉塞する
    ようにして一体に形成されて内部に光学部品取付空間部
    を構成するとともにレーザ孔が設けられた取付壁部とか
    らなるホルダ部材とから構成され、 上記ブラケット部材が、光軸に対して平行に支持された
    一対の取付レール部材に対して上記基部を懸架状態で組
    み付けて位置決めした後に上記取付脚部を介して固定さ
    れ、 上記光学部品取付空間部内に光学部品を収納固定した上
    記ホルダ部材が、上記ブラケット部材のホルダ取付空間
    部内に装着されることにより、上記第1のマグネットと
    第2のマグネットとによって吸着されて上記レーザ孔を
    連通されて組み付けられることを特徴とする光学部品ホ
    ルダ装置。
  2. 【請求項2】 上記ブラケット部材の基部に上記ホルダ
    取付空間部に貫通する複数個のねじ孔が形成されるとと
    もに、これらねじ孔に先端部が上記ホルダ取付空間部に
    突出する調整ねじ部材がそれぞれ組み付けられ、 上記各調整ねじ部材のねじ込み量を調整することによっ
    て上記ホルダ取付空間部内に組み付けられた上記ホルダ
    部材の組付け状態の調整が行われることを特徴とする請
    求項1に記載の光学部品ホルダ装置。
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