JPWO2006001060A1 - ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置、両用スイッチ装置およびフレームデータの送信方法 - Google Patents

ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置、両用スイッチ装置およびフレームデータの送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006001060A1
JPWO2006001060A1 JP2006527596A JP2006527596A JPWO2006001060A1 JP WO2006001060 A1 JPWO2006001060 A1 JP WO2006001060A1 JP 2006527596 A JP2006527596 A JP 2006527596A JP 2006527596 A JP2006527596 A JP 2006527596A JP WO2006001060 A1 JPWO2006001060 A1 JP WO2006001060A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frame data
terminal device
reception
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006527596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4633723B2 (ja
Inventor
弘典 寺内
弘典 寺内
和海 小口
和海 小口
古谷 信司
信司 古谷
一紀 小高
一紀 小高
横谷 哲也
哲也 横谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2006001060A1 publication Critical patent/JPWO2006001060A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4633723B2 publication Critical patent/JP4633723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/35Switches specially adapted for specific applications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • H04L49/3009Header conversion, routing tables or routing tags
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/35Switches specially adapted for specific applications
    • H04L49/351Switches specially adapted for specific applications for local area network [LAN], e.g. Ethernet switches
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/35Switches specially adapted for specific applications
    • H04L49/354Switches specially adapted for specific applications for supporting virtual local area networks [VLAN]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

送信端末装置(20)側に設けられた送信側スイッチ装置(1)のフレーム識別子生成部(30)は、システムに固有な認識番号とシリアル番号からなるフレーム識別子を生成する。フレーム識別子付与部(31)は、シリアル番号を進めながら送信端末装置から連続して送出されるフレームデータにフレーム識別子を順次付与する。送信フレームコピー部(32)は、フレームデータを複数のネットワークに対して夫々コピーして送信する。 受信端末装置(21)側に設けられた受信側スイッチ装置2の受信フレーム処理部(36)は、フレームデータを受信し、このフレームデータに付帯するフレーム識別子を認識し当該フレームデータが未受信のものであればこれを取り込み、既受信のものであればこれを廃棄する。フレーム識別子削除部(37)は、受信フレーム処理部(36)が取り込んだフレームデータのフレーム識別子を削除して受信端末装置(21)に転送する。

Description

本発明は、送信端末装置および受信端末装置間を接続するレイヤ2ネットワークに関し、特にイーサネット(登録商標)スイッチ装置で代表されるレイヤ2スイッチ装置(以下、L2SW装置と称す)を含むレイヤ2ネットワークに関し、さらにはこのレイヤ2ネットワークに発生する通信断の発生を防止する改善に関するものである。
レイヤ2ネットワークにおいては、ネットワーク上にループができることが許可されてない。そのため、ループができてしまう場合には、レイヤ2のプロトコルであるSTP(Spanning
Tree Protocol)を使って、ループができているネットワークの一部のスイッチポートを閉塞し、ループができないようにする(例えば、非特許文献1参照)。
このSTPを使った障害回復に関しては、通話路断の検出をしてから、ループを検出し、所定のポートを閉塞して障害を無くし、実際に通信が回復するまでに数十秒から数分の時間を要するという問題がある。この問題を解消するために、例えば次のような技術が提案されている。すなわち、ACT系とSBY系の2つのレイヤ2スイッチ(以下、L2SWと称す)を設け、ACT系L2SWに障害が発生したとき、スイッチの端末側および上位リンク側から受信するパケットをSBY系L2SW側に切り換えて受信し交換処理を行うことによって、障害回復時間を短縮する(例えば、特許文献1参照)。
また、現用/予備用の2つの伝送径路設け、送信側にて送信データにシリアル番号を付与し、通常は現用の伝送径路を用いてデータを伝送し、一方、受信側にてシリアル番号の連続性をチェックし、非連続となった場合にそれを送信元に通知し、現用の伝送径路から予備用の伝送径路へ切り替えることにより障害回復時間を短縮する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−16247号公報(第2頁〜3頁、第1図) 特開2003−169105号公報(第2頁〜4頁、第1図) IEEE 802.1D
このように、上述非特許文献1に記載のネットワークシステムの障害回復においては、標準的なレイヤ2プロトコルであるSTPを用いる障害回復であるが、障害回復までに時間がかかるという未解決の課題を有している。また、上述特許文献1および特許文献2に示す方法においては、送信側において現用/予備用の径路の選択をするので障害検出から送信機器側の切替処理完了までの間に短い時間ではあるが通信断が発生するというという未解決の課題を有している。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワークのいずれかの箇所に障害が発生した場合でも通信断が発生することがなく高信頼性を要求される用途に用いることができるネットワークシステムと、ネットワークシステムに用いられるスイッチ装置と、ネットワークシステムを用いたフレームデータの送信方法とを提供することを目的としている。
この発明に係るネットワークシステムは、フレームデータを送信する送信端末装置、フレームデータを受信する受信端末装置との間に設けられたネットワークシステムであって、複数のネットワークと、送信端末装置を収容するとともに複数のネットワークに接続された送信側スイッチ装置と、受信端末装置を収容するとともに複数のネットワークに接続された受信側スイッチ装置とを有し、送信側スイッチ装置は、システム内で固有の認識番号とシリアル番号とからなるフレーム識別子を生成するフレーム識別子生成部と、シリアル番号を進めながら送信端末装置から順に送出されるフレームデータにフレーム識別子を順次付与するフレーム識別子付与部と、フレームデータを複数のネットワークに対して夫々コピーして送信する送信フレームコピー部とを有し、受信側スイッチ装置は、フレームデータを受信し、このフレームデータに付帯するフレーム識別子を認識しこのフレームデータが未受信のものであればこれを取り込み、既受信のものであればこれを廃棄する受信フレーム処理部と、受信フレーム処理部が取り込んだフレームデータのフレーム識別子を削除して受信端末装置に転送するフレーム識別子削除部とを備えたことを特徴とする。
ここでフレームデータとは、要するに「パケット」、「フレーム」および「セル」といったブロック化されたデータのことである。具体的には、例えば、イーサネット(登録商標)フレーム等である。
また、送信側スイッチ装置は、ネットワーク網と反対側のポートに少なくとも1台の送信端末装置を接続し、この送信端末装置から出力されたフレームデータを、経路を切り替えながら設定された複数のネットワークに送出するものである。
さらにまた、受信側スイッチ装置は、ネットワーク網と反対側のポートに少なくとも1台の受信端末装置を接続し、複数のネットワークから受信したフレームデータのうち、当該受信端末装置あてのフレームデータを当該受信端末装置に転送するものである。
この発明に係るネットワークシステムにあっては、送信端末装置側に設けられた送信側スイッチ装置のフレーム識別子生成部は、システムに固有の認識番号とシリアル番号からなるフレーム識別子を生成する。また、識別子付与部は、このフレーム識別子のシリアル番号を進めながら送信端末装置から連続して送出されるフレームデータにフレーム識別子を順次付与する。送信フレームコピー部は、フレームデータを複数のネットワークに対して夫々コピーして送信する。一方、受信端末装置側に設けられた受信側スイッチ装置の受信フレーム処理部は、フレームデータを受信し、このフレームデータに付帯するフレーム識別子を認識し当該フレームデータが未受信のものであればこれを取り込み、既受信のものであればこれを廃棄する。フレーム識別子削除部は、受信フレーム処理部が取り込んだフレームデータのフレーム識別子を削除して受信端末装置に転送する。そのため、受信側スイッチ装置にてフレーム識別子が確認され、どのネットワークから来たかに関わらず先に来たフレームデータが取り込まれ、後から来たフレームデータが破棄される。これにより、常に最も早く到着するフレームデータが使用されることとなり、例えば、いずれかのネットワークが輻輳により遅延が大きくなった場合でも他のネットワークから受信する最小の遅延となるフレームを使用することができる。また、あるネットワークが障害により通信断となった場合であっても、他のネットワークが健全であれば通信断は発生しない。これにより、高い信頼性を有するネットワークシステムとすることができる。
実施の形態1のネットワークシステムの一部分の系統図である。 図1の第1のL2SW装置の冗長化処理部のうち送信の動作に関係する部分の機能ブロック図である。 図1の第1のL2SW装置の冗長化処理部のうち受信の動作に関係する部分の機能ブロック図である。 実施の形態2のネットワークシステムの一部分の系統図である。 図4の第1のL2SW装置の冗長化処理部のうち送信の動作に関係する部分の機能ブロック図である。 図4の第1のL2SW装置の冗長化処理部のうち受信の動作に関係する部分の機能ブロック図である。 実施の形態2のネットワークシステムの第1のL2SW装置の有するVLAN終端点のVLAN−IDと、ともにグループをつくるVLANの個数およびVLAN−IDの対応テーブルを示す図である。 物理ポートの保持するFDBに登録された内容の一例を示す図である。 標準のイーサネット(登録商標)フレームのフォーマットを示す図である。 フレーム識別子の付与領域がMacフレームヘッダのVLANID(VLANタグ)の後方の領域に設けられた様子を示す領域割当図である。 フレーム識別子の付与領域がMacフレームヘッダのコア網用VLANID(コア網用VLANタグ)の後方の領域に設けられた様子を示す領域割当図である。 フレーム識別子の付与領域がイーサネット(登録商標)フレームのFCSの後方の領域に設けられた様子を示す領域割当図である。 実施の形態6のネットワークシステムの一部分の系統図である。 実施の形態7の各L2SW装置の装置IDが電源投入時に各L2SW装置間のネゴシーケンスによって設定される様子を示すシーケンスチャートである。
以下、本発明にかかるネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置および両用スイッチ装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は実施の形態1のネットワークシステムの一部分の系統図である。図1において、端末装置20と端末装置21との間に、本実施の形態のネットワークシステムが形成されている。例えば、端末装置20がデータを送信し、端末装置21がデータ受信するとする。端末装置20は、ネットワークシステムを介してフレーム化されたデータ、具体的にはイーサネット(登録商標)フレームデータ(以下、単にフレームデータと称す)を送信し、受信端末装置21はこれを受信する。
ネットワークシステムは、3台のレイヤ2スイッチ装置(以下、L2SW装置と称す)1〜3と、これら3台のL2SW装置1〜3を接続するように設けられた複数のレイヤ2ネットワーク(以下、L2ネットワークと称す)4〜6とを含んでいる。
第1のL2SW装置1は、送信するフレームデータの方路を選択するレイヤ2スイッチ部(以下、L2SW部と称す)10と、フレームデータの冗長化処理を行う冗長化処理部11とを有している。L2SW部10と冗長化処理部11とは、L2SW部10に形成されたポート12を介して接続されている。第1のL2SW装置1は、複数の端末装置を収容するための、L2SW部10から延出する8つの物理ポート13a〜13hを有している。第1のL2SW装置1は、ネットワーク網側に、L2ネットワークと接続するための、冗長化処理部11から延びる3つの物理ポート14a〜14cを有している。3台のL2SW装置1〜3は同じ構造をなしている。図1において、第2のL2SW装置2および第3のL2SW装置3は、物理ポートの数を一部省略して、第2のL2SW装置2においては、L2ネットワーク側のポートとして物理ポート15aおよび15bのみを、また端末装置側のポートとして物理ポート16a〜16cのみを、第3のL2SW装置3においては、L2ネットワーク側のポートとして物理ポート17aおよび17bのみを、また端末装置側のポートとして物理ポート18a〜18cのみを、記載している。
第1のL2SW装置1は多数の端末装置を収容するが、ここでは端末装置20のみを示している。端末装置20は、データの送受信を行うが、データを送信する場合には送信の機能のみを働かせるので、便宜上、送信端末装置20とし、データを受信する場合には受信の機能のみを働かせるので、便宜上、受信端末装置20とする。これにともない、端末装置20がデータの送信動作を行う場合には、第1のL2SW装置1も送信の機能のみを働かせるので送信側L2SW装置1とし、端末装置20がデータの受信を行う場合には受信の機能のみを働かせるので受信側L2SW装置1とする。第2のL2SW装置2も同様に多数の端末装置を収容するが、ここでは端末装置21のみを示している。端末装置21も端末装置20と同様にデータの送信も受信も行うが、便宜上、データを送信する場合には送信端末装置21、データを受信する場合には受信端末装置21とする。これにともない、第2のL2SW装置2も、端末装置21がデータの送信を行う場合には送信側L2SW装置2とし、端末装置21がデータの受信を行う場合には受信側L2SW装置2とする。
第1のL2SW装置1は、第1のL2ネットワーク4および第2のL2ネットワーク5を介して第2のL2SW装置2と接続されている。第1のL2SW装置1は、さらに第2のL2ネットワーク5および第3のL2ネットワーク6を介して第3のL2SW装置3と接続されている。その他のL2SW装置およびL2ネットワークは省略する。
図2は図1の第1のL2SW装置1の冗長化処理部11のうち送信の動作に関係する部分の機能ブロック図である。冗長化処理部11は、送信端末装置20から連続して送出される各フレームデータに対して、受信側スイッチ装置2がこれを受信したときに同一のフレームデータであることが解るようにフレーム識別子を付与する。そして、フレーム識別子を付与したうえで、これをネットワーク数分コピーして各L2ネットワークに送信する。
冗長化処理部11は、フレーム識別子を生成するフレーム識別子生成部30と、これをフレームデータに付与するフレーム識別子付与部31と、このフレーム認識子が付与されたフレームデータをコピーする送信フレームコピー部32とを有している。冗長化処理部11は、また各物理ポート14a〜14cに対応して設けられたFDB(Filtering
Database)33a〜33cを有している。このFDB33a〜33cには、データを受信した際にそのデータの送信元のMacアドレスが記憶される。
フレーム識別子生成部30は、フレーム識別子として、システムに固有の認識番号とシリアル番号からなるフレーム識別子を生成する。フレーム識別子付与部31は、このシリアル番号を進めながら、すなわち、例えば1ずつインクリメントしながら、送信端末装置20から連続して送出されるフレームデータにフレーム識別子を順次付与する。送信フレームコピー部32は、フレームデータを複数のネットワークに対して夫々コピーして送信する。
図3は図1の第1のL2SW装置1の冗長化処理部11のうち受信の動作に関係する部分の機能ブロック図である。冗長化処理部11は、フレームデータを受信し、フレームデータに付帯するフレーム識別子に基づいてこれを処理する受信フレーム処理部34と、フレームデータのフレーム識別子を削除して受信端末装置21に転送するフレーム識別子削除部37とを有している。受信フレーム処理部34は、フレームデータに付帯したフレーム識別子を認識する受信フレーム認識部35と、認識したフレーム認識子を記憶する受信フレーム識別子保存用テーブル36から構成されている。
受信フレーム処理部34の受信フレーム認識部35は、フレームデータを受信し、このフレームデータに付帯するフレーム識別子を認識し、受信フレーム識別子保存用テーブル36を参照することにより、当該フレームデータがすでに受信したものか、まだ受信していない(初めて受信した)ものかを判断する。そして、まだ受信していないものであれば受信フレーム識別子保存用テーブル36に登録したうえでこれを取り込み、一方、すでに受信したのものであればこれを廃棄する。フレーム識別子削除部37は、受信フレーム処理部36が取り込んだフレームデータのフレーム識別子を削除して受信端末装置21に転送する。
次に動作について説明する。最初に送信時の動作について説明する。図1において、端末装置20から端末装置21にフレームデータが送信される場合で説明する。まず、送信端末装置20からのフレームデータが物理ポート13aから入力される。このフレームデータはL2SW部10において、L2SW部10内部の各ポートのFDBとチェックされ方路が選択される。この時、宛先となる受信端末装置21が第2のL2SW装置2の物理ポート16aに接続されている場合、該当フレームデータはポート12から出力され、冗長化処理部11に入力される。
図2において、ポート12から冗長化処理部11に入力されたフレームデータは、フレーム識別子付与部31においてフレーム識別子の付与領域をフレームの所定の場所に追加される。そして、この付与領域に、フレーム識別子生成部30で生成されたフレーム識別子を付与される。
その後、送信フレームコピー部32は、このフレームデータを複数の物理ポート14a〜14cのどのポートとどのポートに出力すべきかをFDB33a〜33cを参照して決定し、そして、該当する物理ポート数分コピーし、各物理ポートを介して各L2ネットワークに出力する。
ここで、送信フレームコピー部32が行う物理ポート選択の機能に関しては、まず、一般的な機能としてFDBを用いた学習機能が有る。この学習機能は、FDB33a〜33cを参照してMacアドレスがヒットすれば、その該当物理ポートに出力し、いずれのポートにもヒットしなければ全物理ポートに出力するとともに、応答が合った物理ポートに関しては、その送信元MacアドレスをFDBに登録し、これにより、次回の送信動作においては、登録したFDBにのみヒットするので、ヒットした物理ポートのみにフレームデータを送信するというものである。
ここでさらに、本実施の形態の送信フレームコピー部32による物理ポート選択の機能は、上述の一般的な機能に加えて、グループ同時送信の機能を有している。このグループ同時送信の機能は、同一の送信側スイッチ装置1と同一の受信側スイッチ装置2とを結びつけることができる複数のネットワークが、予め決められた設定によりそれぞれ2本以上まとめられてグループに組分けされており、送信側スイッチ装置1の送信フレームコピー部32は、同じグループ内の全てのネットワークに対してフレームデータを夫々コピーして送信するというものである。
例えば以下の通りである。この例の場合、送信端末装置20から受信端末装置21へのデータの転送においては、送信側スイッチ装置1と受信側スイッチ装置2とを結ぶ、第1のL2ネットワーク4と第2のL2ネットワーク5が同じグループとされており、送信フレームコピー部32はこれを記憶している。初期状態において、送信端末装置20から受信端末装置21へのデータの転送が行われるときには、FDB33a〜33cにいずれのMacアドレスも登録されてないので、送信フレームコピー部32は、3つの物理ポート14a〜14cすべてに対してフレームデータを送信する。その後、別の動作にて端末装置21から端末装置20に第2のL2ネットワーク5を通じてフレームデータが送信されてきたとする。すると、第2のL2ネットワーク5を接続する物理ポート14aのFDB33aには、端末装置21のMacアドレスが登録される。そのため、これ以降、端末装置21に送信しようとするフレームデータは、FDB33aにてヒットして物理ポート14aから送出されることになる。ここで、第2のL2ネットワーク5と第1のL2ネットワーク4とが同じグループとされているので、フレームデータは物理ポート14aと物理ポート14bに送出される。物理ポート14cには送出されない。
このように、送信側スイッチ装置1は、応答信号の有った受信端末装置21とネットワークとを関連付ける記憶手段としてFDB33a〜33cを有し、この応答信号の受信の後には、受信端末装置21に送信するフレームデータは、受信端末装置21と関連付けられたネットワークおよびネットワークと同じグループのネットワークに送出するので、送信するネットワークの数が減り、送信側スイッチ装置1の負担が軽減される。また、受信側スイッチ装置2の負担も軽減される。
次に受信時の動作について説明する。図1において、端末装置21から端末装置20にフレームデータが送信される場合で説明する。つまり、上述の説明とは逆に、送信端末装置と受信端末装置とが入れ替わり、送信端末装置21から受信端末装置20にフレームデータが送信される。送信端末装置21から物理ポート16aに入力されたフレームデータは、第2のL2SW装置2において上述に説明した送信時の動作により第1のL2ネットワーク4および第2のL2ネットワーク5を通じて、受信側スイッチ装置1の物理ポート14aおよび物理ポート14bに入力する。物理ポート14aおよび物理ポート14bに入力されたフレームデータはそれぞれが冗長化処理部11に入力される。
図3において、物理ポート14aおよび物理ポート14bから入力されたフレームデータは、送信元MacアドレスをそれぞれFDB33a、FDB33bに登録され、その後、受信フレーム処理部34に送られる。受信フレーム処理部34は、受信したフレームデータ毎に受信フレーム識別子保存用テーブル35を参照し、登録されてなければ、該当フレームデータのフレーム識別子を受信フレーム識別子保存用テーブル35に登録し、フレーム識別子削除部37に送る。一方、受信フレーム識別子保存用テーブル35に既に登録されていれば該当フレームデータを破棄する。そして、フレーム識別子削除部37はフレームデータから、フレーム識別子を削除しポート12を介して受信端末装置20に転送される。図1において、ポート12から入力されたフレームデータは、L2SW部20において方路が選択され、L2SW部10内部のFDBにヒットした物理ポート13aから出力され受信端末装置20に転送される。
以上のように、本実施の形態のネットワークシステムにおいては、送信側スイッチ装置が、受信側スイッチ装置が識別可能なユニークなフレーム識別子を送信端末装置の送出するフレームデータに付与し、且つそのフレームデータをネットワーク分コピーして各ネットワークに送信するとともに、受信側スイッチ装置が複数のネットワークを通じて送信されてきたフレームデータに対して、いずれのネットワークを介して送信されてきたかによらず、早く到着したフレームデータを取り込み、後から来たフレームデータを破棄する。そのため、常に最も早く到着するフレームデータを使用することができるとともに、あるネットワークが輻輳により遅延が大きくなった場合でも他のネットワークから受信する最小の遅延となるフレームを使用することができる。さらに、あるネットワークが障害により通信断となった場合であっても、他のネットワークが健全であれば通信断は発生しない。また、L2ネットワーク4、5、6がそれぞれ個別にSTP等他のレイヤ2障害回復手法を用いている場合、障害発生後ある一定の時間で障害から回復するため、この実施の形態の効果と合わさることにより、より信頼性の高いネットワークシステムとすることができる。
なお、上述のように端末装置20,21は、それぞれ送受信の機能を有しており、また、スイッチ装置1,2は、それぞれ送受信の機能を有している両用スイッチ装置であるが、本実施の形態のように送信端末装置20から受信端末装置21への一方向のみのデータの送信しかしないのであれば、それぞれ送信および受信の機能のみ有するものであっても、所定の効果を得ることができ、またシステムとして成り立つことは言うまでもない。
また、本実施の形態においては、フレームデータがイーサネット(登録商標)フレームによるものであるが、これに限定されるものではない。
また、本実施の形態においては、L2SW部10と冗長化処理部11が別の機能部とされているが、両者は一体に構成されてもよい。
本実施の形態では、送信側スイッチ装置と受信側スイッチ装置との間は2つのL2ネットワークで接続されているが、3つ以上のL2ネットワークであれば更なる効果が期待できる。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、複数のL2ネットワークが、相互に物理的に接続されてないネットワークであった。これに対して、本実施の形態の複数のL2ネットワークは、例えば、光ファイバ、ワイヤ或いは無線といった同一のネットワーク媒体中に形成された複数のVLAN(バーチャルラン、Virtual
LAN)である。そして、この複数のVLANは、同一のネットワーク媒体内で所定の2台のスイッチ装置間に形成される複数の経路が、同一物理区間の障害で同時に断とならないように異なる物理経路にて形成されている。
図4は実施の形態2のネットワークシステムの一部分の系統図である。図4において、ネットワークシステムは、3台のL2SW装置1〜3を接続するように複数のVLAN(仮想L2ネットワーク)からなる仮想L2ネットワーク網7が形成されている。
図5は図4の冗長化処理部11のうち送信の動作に関係する部分の機能ブロック図である。図5において、送信フレームコピー部32と物理ボート14a〜14cとの間には、VLAN終端点40〜44と振分機能部46とが設けられている。VLAN終端点40〜44は、上位オペレーションからの設定、或いは直接接続されたコンソールからの設定により形成されている。複数のVLAN(仮想L2ネットワーク)でなる仮想L2ネットワーク網7は、このVLAN終端点40〜44により構築されている。VLAN終端点40〜44の夫々に対応するようにFDB45a〜45eが設けられている。振分機能部46は、VLAN終端点40〜44から出力されるフレームデータを各物理ポート14a〜14cにマッピングする。
次に動作について説明する。最初に送信時の動作について説明する。図4において、送信端末装置20から受信端末装置21にフレームデータが送信される場合について説明する。冗長化処理部11にフレームが入力されるまでは実施の形態1と同様である。図5において、ポート12から冗長化処理部11に入力されたフレームデータは、フレーム識別子付与部31においてフレーム識別子の付与領域をフレームに追加される。そしてこの付与領域に、フレーム識別子生成部30で生成されたフレーム識別子を付与される。
その後、送信フレームコピー部32は、フレームデータの宛先Macアドレスに基づいて、予め生成されているVLAN終端点40〜44に対応するFDB45a〜45eを検索し、ヒットすれば該当VLAN終端点とそのペアとなるVLAN終端点にフレーム識別子を付与されたフレームデータのコピーを送信し、ヒットしなければ全VLAN終端点40〜44にコピーを送信する。
ここで、実施の形態1と同様に、応答のあったVLAN終端点はそのFDBに送信元Macアドレスが学習されるため全VLAN終端点にフレームデータが送信されるのは初期状態から送信動作が行われた場合のみである。ここでは、VLAN終端点40とそのペアであるVLAN終端点41を通じてフレームデータが送信される場合にて説明する。VLAN終端点40,41にて、フレームデータにVLAN−IDが付与され、振分機能部46に転送される。振分機能部46では該当フレームデータをそれぞれ物理ポート14a,14bにマッピングする。そして、フレームデータは、物理ポート14a,14bから第2のL2SW装置2に接続する端末21に向かって異なる経路の仮想L2ネットワークを経由して送信される。
次に受信時の動作について説明する。図4において、送信端末装置21から受信端末装置20に送信されたフレームについて説明する。物理ポート16aに入力されたフレームデータは第2のL2SW装置2において上述に説明した送信時の動作により2つの仮想L2ネットワークを通ってスイッチ装置1の物理ポート14a,14bに入力される。
図6において、物理ポート14a,14bに入力されたフレームはそれぞれが振分機能部46に入力される。振分機能部46は物理ポートとVLAN終端点間のマッピングを行い、受信したフレームデータを、それぞれVLAN終端点40,41に送出する。物理ポート14a,14bから入力されたフレームは、送信MacアドレスをそれぞれFDB45a,45bに登録され、受信フレーム処理部34に送られる。受信フレーム処理34では受信したフレーム毎に受信フレーム識別子保存用テーブル35を参照し、受信フレーム識別子保存用テーブル35になければ、該当フレームのフレーム識別子を受信フレーム識別子保存用テーブル35に登録し、フレーム識別子削除部37に転送する。一方、受信フレーム識別子保存用テーブル35に既に登録されていれば該当フレームデータを破棄する。フレーム識別子削除部37はフレーム識別子を削除し、ポート12に送信する。その後の動作は、実施の形態1と同様である。
以上のように、L2ネットワーク内で固有のVLANを設定し、それぞれのL2SW装置にVLAN終端点を生成することにより、VLANをL2SW装置間のリンクのように扱うことが可能となる。これにより、実施の形態1の物理的に接続されているL2ネットワークを用いたのと同じように高信頼なネットワークの構築が可能となる。また、本実施の形態では2台のスイッチ装置間でVLANリンクを使用する例を示したが、複数(3台以上)のL2SW装置が主属するVLANを定義することも可能である。
実施の形態3.
上述の実施の形態2では、VLAN終端点を定義し、各VLAN終端点がそれぞれFDBを持つことにより仮想ネットワークを構築したが、本実施の形態においては、VLAN終端点を定義せず、各物理ポートの持つFDBと送信フレームコピー部が内部に保持するVLANテーブルを用いて仮想ネットワークを構築する。
本実施の形態においては、ネットワークが、同一のネットワーク媒体中に形成された複数の仮想ネットワーク点で、実施の形態2と基本的に同様であるが、物理ポート14a,14b,14cが、対応するFDB33a,33b,33cを有している部分の構成は、実施の形態1と同様である。そして、本実施の形態の送信フレームコピー部32は、物理ポート14a,14b,14cのそれぞれのFDB33a,33b,33cの内容を参照可能とされている(図2)。図8は物理ポート14a,14b,14cの保持するFDB33a,33b,33cのデータ内容の例である。そしてさらに、本実施の形態の送信フレームコピー部32は、図7に示す予め設定されたVLAN終端点のVLAN番号(以下、VLAN−IDと称す)とその冗長系にてともにグループをつくるVLANの個数とVLAN−IDの対応テーブルを保持している。
次に動作について説明する。最初に送信時の動作について説明する。送信端末装置20から受信端末装置21にフレームデータが送信される場合を例として説明する。冗長化処理部11にフレームが入力されるまでは実施の形態2と同様である。ポート12から冗長化処理部11に入力されたフレームデータは、フレーム識別子付与部31においてフレーム識別子の付与領域をフレームに追加される。そしてこの付与領域に、フレーム識別子生成部30で生成されたフレーム識別子を付与される(図2)。その後、送信フレームコピー部32は、図7に示すVLAN冗長構成テーブルを参照し、予め設定されたVLAN終端点のVLAN−IDと入力されたフレームの宛先Macアドレスの組をすべて生成し、FDB33a,33b,33cを参照してVLAN−IDとMacアドレスのペアで一致するものがあるかどうかをチェックする。そして、一致するものが見つかると、送信フレームコピー部32は、該当VLAN−IDと冗長系を構成するVLAN数分該当フレームデータをコピーし、それぞれにVLAN−IDを付与し、送信すべき物理ポート、本実施の形態の場合には物理ポート14aと14bに送信する。これにより、物理ポート14a,14bから第2のL2SW装置2に接続する受信端末装置21に向かって異なるVLANにより、フレームデータが送信される。
次に受信時の動作について説明する。送信端末装置21から受信端末装置20フレームデータが送信される場合を例として説明する。ポート16aに入力されたフレームデータは第2のL2SW装置2において上述に説明した送信時の動作により2つの仮想L2ネットワークを通って第1のL2SW装置1の物理ポート14a,14bに入力される。
物理ポート14a,14bから入力されたフレームデータは、VLAN−IDと送信MacアドレスのペアをそれぞれFDB33a,33bに登録され、受信フレーム処理部34に送られる。受信フレーム処理34では受信したフレーム毎に受信フレーム識別子保存用テーブル35を参照し、受信フレーム識別子保存用テーブル35になければ、該当フレームのフレーム識別子を受信フレーム識別子保存用テーブル35に登録し、フレーム識別子削除部37に転送する。一方、受信フレーム識別子保存用テーブル35に既に登録されていれば該当フレームデータを破棄する。フレーム識別子削除部37はフレーム識別子を削除し、ポート12に送信する。その後の動作は、実施の形態1と同様である。
以上のように、実施の形態2に示すようなVLAN終端点を定義しなくても同様な動作をすることが可能となる。
実施の形態4.
本実施の形態は、フレーム識別子の付与領域の場所に関して説明する。図9はイーサネット(登録商標)フレームのフォーマットを示す図である。図9において、イーサネット(登録商標)フレームの領域割当は、先頭からMacフレームヘッダ、IPヘッダ、TCP/UDPヘッダ、ユーザデータの順で割り当てられ、最後にFCS(Frame
Check Sequence)の領域が設けられている。
図10はフレーム識別子の付与領域がMacフレームヘッダのVLANID(VLANタグ)の後方の領域に設けられている様子を示す領域割当図である。図10において、ユーザ側のインターフェースである物理ポート13aから入力されるVLANID(VLANタグ)の領域はそのまま変更せず、その後方に図10中矢印A1で示すようにフレーム識別子が挿入される付与領域が設けられている。
動作を説明する。ポート12から冗長化処理部11に入力されたフレームデータは、フレーム識別子付与部31においてフレーム識別子の付与領域を図10に示すVLANIDの後方に追加され、フレーム識別子生成部30で生成されたフレーム識別子をこの付与領域に付与される。その他の動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態においては、VLANIDの割り当て領域を変更することなく、その後方にフレーム識別子の付与領域を設けたため、L2ネットワークを構成する機材として、特に領域割当の特殊仕様のものでなくてよく、市販のものを使用できるという利点がある。
図11はフレーム識別子の付与領域がMacフレームヘッダのコア網用VLANID(コア網用VLANタグ)の後方の領域に設けられている様子を示す領域割当図である。L2ネットワークとしてコア網用VLANが定義される場合には、図11中矢印A2で示すようにコア網用VLANIDの後方にフレーム識別子の付与領域を設けてもよい。また、コア網用VLANIDの前方のVLANIDのさらに前方にフレーム識別子を付与する領域を設けられてもよい。また、VLAN領域は4バイトであるが、必要であれば4バイト単位で多重付与する方法としてもよい。
実施の形態5.
図12はフレーム識別子の付与領域がイーサネット(登録商標)フレームのFCSの後方の領域に設けられている様子を示す領域割当図である。本実施の形態は、標準フレームのFCSの後方に図12中矢印A3で示すように領域を確保し、追加部分を含めたFCSをさらに後方(矢印A3)に設けた例である。
このように、フレーム識別子の付与領域をイーサネット(登録商標)フレームのFCSの後方の領域に設けることにより、イーサネット(登録商標)フレームの構成を維持したままフレーム識別子を挿入することができるので、L2ネットワークを構成する機材としてのL2SW装置に市販のL2SW装置を使用することができ、コストダウンを図ることができる。また、Macフレーム領域を操作せず、IPフレームを保持し、ルータ装置が認識可能なIPフォーマットを保存した形態、例えばフラグメントID部分、IPヘッダのオプションフィールド等の部分にフレーム識別子を挿入する方法でもよい。
実施の形態6.
図13は実施の形態6のネットワークシステムの一部分の系統図である。図13において、3台のL2SW装置1〜3に接続されて上位のシステム管理部として1台の監視制御装置(Operation
Support System、以下OSSと称す)8が設けられている。OSS8は、システム立ち上げ時に、各L2SW装置1〜3の装置IDを設定する。設定された装置IDはフレーム識別子生成部30に保持されフレーム識別子生成の際に用いられる。
本実施の形態においては、システム立ち上げ時にOSS8が各L2SW装置1〜3の装置IDを設定する。そのため、1つの場所から全てのL2SW装置および物理ポートの装置IDを設定するので、装置IDが重複してしまうことがなくなり、信頼性が向上するとともに制御が優しく、また、別なソフトウェア等を用意する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
なお、本実施の形態においては、システム立ち上げ時に上位のシステム管理部であるOSS8が各L2SW装置1〜3の装置IDを設定するが、各L2SW装置1〜3に接続するコンソール(遠隔からのtelnetによる制御等も含む)によって、装置IDが設定されてもよい。
実施の形態7
上述の実施の形態6では、OSSまたはコンソールによりL2SW装置の装置IDを設定する例を示した。本実施の形態においては、複数のL2SW装置が相互にネゴシーケンスを行い、自動的にユニークな装置IDを生成する。本実施の形態では、夫々のL2SW装置が電源投入時に自動的に自生成した装置IDをブロードキャストする。そして、互いに重複する装置IDを生成したL2SW装置があった場合にネゴシーケンスを実施して相互の装置IDの調整をする。
図14は各L2SW装置の装置IDが電源投入時に各L2SW装置間のネゴシーケンスによって設定される様子を示すシーケンスチャートである。図14に沿って本実施の形態の動作を説明する。3台のL2SW装置1〜3はそれぞれ電源を投入されると(ステップS100〜ステップS102)、上位ネットワークと接続されていることを認識した後、夫々自装置の装置IDを生成する(ステップS103〜ステップS106)。そして、例えば、第1のL2SW装置1、第2のL2SW装置2,第3のL2SW装置3の順で自装置の装置IDを全物理ポートに向けてブロードキャストする(ステップS107〜ステップS109)。ここで、ID重複チェック、つまり互いに重複する装置IDを生成した全物理ポートが有るか否かのチェックを行い有った場合には、ネゴシ−ケンスを行う(ステップS110〜ステップS112)。そして、例えば、重複する装置IDを生成したスイッチ装置があった場合には、いずれか一方が使われてない装置IDを使う等の取り決めに従って調整する。調整が完了すると自装置IDを保存しL2SW装置としての動作を開始する。
以上のように本実施の形態のネットワークシステムにおいては、システムの電源投入時に、送信側スイッチ装置と受信側スイッチ装置を含む複数のL2SW装置によりネゴシーケンスが行われる。そして、このネゴシーケンスにより各L2SW装置の装置IDが設定される。このように、各L2SW装置が自立的にユニークな装置IDを生成するため、オペレータが付与する必要がなく、オペレータの付加が軽減される。
上述の実施の形態では、図1および図4に示すように説明の簡易化のために第1のL2SW装置1と第2のL2SW装置2の2台が接続されている形態について説明した。しかし、上述の実施の形態のL2SW装置は、3台以上のものが接続された場合でも同様に動作可能である。以下に、この場合の動作について説明する。
送信側L2SW装置の動作は同様であるため、受信側L2SW装置の動作に関して説明する。受信側L2SW装置のL2SW部内部のFDBがMacアドレスを登録していない、すなわち未学習の場合には、先に受信したフレームデータを端末装置側の全物理ポートに配信し、後に受信したフレームデータは廃棄する。そして、宛先Macアドレスの端末装置が応答するとFDBにそのMacアドレスが学習されるため次のフレーム受信からはその物理ポートにのみ受信フレームが出力される。なお、このとき第1〜第3のL2ネットワークに含まれる通常のL2SW装置も、上記の応答によって学習するので、不要なフレームの配信はなくなる。
そして、この動作は、実施の形態1に示すような物理的に分離されたL2ネットワークにおいても、実施の形態2に示すような物理的に同一のネットワーク上に論理的に分離されたL2ネットワークにおいても同様である。このようにして、2台に限らず3台以上のL2SW装置が接続された場合でも同様に動作可能である。
ネットワークのいずれかの部分に障害が発生した場合でも通信断となることがない、高信頼性のネットワークシステムをレイヤ2の階層で実現することを要求されるネットワークシステムに適用して有用なものである。
符号の説明
1〜3 第1〜第3のレイヤ2スイッチ装置
4〜6 第1〜第3のレイヤ2ネットワーク
8 OSS
10 レイヤ2スイッチ部
11 冗長化処理部
12 ポート
13a〜13h 物理ポート
14a〜14c 物理ポート
15a,15b 物理ポート
16a〜16c 物理ポート
17a,17b 物理ポート
18a〜18c 物理ポート
20,21 端末装置
21 端末装置
30 フレーム識別子生成部
31 フレーム識別子付与部
32 送信フレームコピー部
33a〜33c FDB
34 フレーム識別子削除部34
34 受信フレーム処理
34 受信フレーム処理部
35 受信フレーム識別子保存用テーブル
35 受信フレーム認識部
36 受信フレーム識別子保存用テーブル
36 受信フレーム処理部
37 フレーム識別子削除部
40〜44 終端点
45a〜45e FDB
46 振分機能部

Claims (19)

  1. フレームデータを送信する送信端末装置、前記フレームデータを受信する受信端末装置との間に設けられたネットワークシステムであって、
    複数のネットワークと、前記送信端末装置を収容するとともに複数のネットワークに接続された送信側スイッチ装置と、前記受信端末装置を収容するとともに前記複数のネットワークに接続された受信側スイッチ装置とを備え、
    前記送信側スイッチ装置は、
    システム内で固有の認識番号とシリアル番号とからなるフレーム識別子を生成するフレーム識別子生成部と、
    前記シリアル番号を進めながら前記送信端末装置から順に送出される前記フレームデータに前記フレーム識別子を順次付与するフレーム識別子付与部と、
    前記フレームデータを前記複数のネットワークに対して夫々コピーして送信する送信フレームコピー部とを有し、
    前記受信側スイッチ装置は、
    前記フレームデータを受信し、該フレームデータに付帯するフレーム識別子を認識し該フレームデータが未受信のものであればこれを取り込み、既受信のものであればこれを廃棄する受信フレーム処理部と、
    前記受信フレーム処理部が取り込んだ前記フレームデータの前記フレーム識別子を削除して前記受信端末装置に転送するフレーム識別子削除部とを有する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記複数のネットワークは、同一の前記送信側スイッチ装置と同一の前記受信側スイッチ装置とを接続する2以上のネットワークが1つのグループとなるように組分けされており、前記送信側スイッチ装置の前記送信フレームコピー部は、同じグループ内の全てのネットワークに対して前記フレームデータを夫々コピーして送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記送信側スイッチ装置は、応答信号の有った受信端末装置とネットワークとを関連付ける記憶手段をさらに有し、前記応答信号の受信の後には、前記受信端末装置に送信するフレームデータは、前記受信端末装置と関連付けられたネットワークおよび該ネットワークと同じグループのネットワークに送出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記複数のネットワークが、相互に物理的に接続されてないネットワークである
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  5. 前記複数のネットワークが、同一のネットワーク媒体中に形成された複数のVLANである
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  6. 前記送信側スイッチ装置および前記受信側スイッチ装置は、内部に前記VLANを構築するための終端点が生成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記送信側スイッチ装置および前記受信側スイッチ装置は、各物理ポートの持つFDBと送信フレームコピー部が保持するVLANテーブルとを有し、前記VLANは前記FDBと前記VLANテーブルとを用いて構築されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
  8. 前記システム内で固有の認識番号は、前記送信側スイッチ装置の装置IDである
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  9. 前記装置IDは、上位のシステム管理部からの設定により決定される
    ことを特徴とする請求項8に記載のネットワークシステム。
  10. 前記装置IDは、システムの電源投入時に、前記送信側スイッチ装置と受信側スイッチ装置を含む複数のスイッチ装置間で行われるネゴシーケンスにより決定される
    ことを特徴とする請求項8に記載のネットワークシステム。
  11. 前記システム内で固有の認識番号は、送信元Macアドレスである
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  12. 前記システム内で固有の認識番号は、コア用VLANタグである
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  13. 前記フレーム識別子の付与領域は、MacフレームヘッダのVLANIDの後方の領域である
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  14. 前記フレーム識別子の付与領域は、Macフレームヘッダのコア網用VLANIDの後方の領域である
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  15. 前記フレーム識別子の付与領域は、MacフレームFCSの後方の領域である
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  16. フレームデータを送信する送信端末装置、前記フレームデータを受信する受信端末装置との間に設けられたネットワークシステムに用いられる送信側スイッチ装置であって、
    前記送信端末装置を収容するとともに複数のネットワークに接続され、
    システム内で固有の認識番号とシリアル番号とからなるフレーム識別子を生成するフレーム識別子生成部と、
    前記シリアル番号を進めながら前記送信端末装置から順に送出されるフレームデータに前記フレーム識別子を順次付与するフレーム識別子付与部と、
    前記フレームデータを前記複数の前記ネットワークに対して夫々コピーして送信する送信フレームコピー部とを有する
    ことを特徴とする送信側スイッチ装置。
  17. フレームデータを送信する送信端末装置、前記フレームデータを受信する受信端末装置との間に設けられたネットワークシステムに用いられる受信側スイッチ装置であって、
    前記受信端末装置を収容するとともに前記複数のネットワークに接続され、
    前記フレームデータを受信し、該フレームデータに付帯するフレーム識別子を認識し該フレームデータが未受信のものであればこれを取り込み、既受信のものであればこれを廃棄する受信フレーム処理部と、
    前記受信フレーム処理部が取り込んだ前記フレームデータの前記フレーム識別子を削除して前記受信端末装置に転送するフレーム識別子削除部とを有する
    ことを特徴とする受信側スイッチ装置。
  18. フレームデータを送信する送信端末装置、前記フレームデータを受信する受信端末装置との間に設けられたネットワークシステムに用いられる両用スイッチ装置であって、
    1以上の前記送信端末装置と1以上の前記受信端末装置とを収容し、前記複数のネットワークに接続され、
    システム内で固有の認識番号とシリアル番号とからなるフレーム識別子を生成するフレーム識別子生成部と、
    前記シリアル番号を進めながら前記送信端末装置から順に送出されるフレームデータに前記フレーム識別子を順次付与するフレーム識別子付与部と、
    前記フレームデータを前記複数の前記ネットワークに対して夫々コピーして送信する送信フレームコピー部と、
    前記フレームデータを受信し、該フレームデータに付帯するフレーム識別子を認識し該フレームデータが未受信のものであればこれを取り込み、既受信のものであればこれを廃棄する受信フレーム処理部と、
    前記受信フレーム処理部が取り込んだ前記フレームデータの前記フレーム識別子を削除して前記受信端末装置に転送するフレーム識別子削除部とを有する
    ことを特徴とする両用スイッチ装置。
  19. フレームデータを送信する送信端末装置と前記フレームデータを受信する受信端末装置との間に設けたネットワークシステムを用いて前記フレームデータを送信する方法であって、
    前記ネットワークシステムとして、複数のネットワークと、前記送信端末装置を収容するとともに複数のネットワークに接続された送信側スイッチ装置と、前記受信端末装置を収容するとともに前記複数のネットワークに接続された受信側スイッチ装置とを設け、
    前記送信側スイッチ装置により、
    システム内で固有の認識番号とシリアル番号とからなるフレーム識別子を生成し、
    前記シリアル番号を進めながら前記送信端末装置から順に送出される前記フレームデータに前記フレーム識別子を順次付与し、
    前記フレームデータを前記複数のネットワークに対して夫々コピーして送信し、
    前記受信側スイッチ装置により、
    前記フレームデータを受信し、該フレームデータに付帯するフレーム識別子を認識し該フレームデータが未受信のものであればこれを取り込み、既受信のものであればこれを廃棄し、
    前記受信フレーム処理部が取り込んだ前記フレームデータの前記フレーム識別子を削除して前記受信端末装置に転送する
    ことを特徴とするフレームデータの送信方法。
JP2006527596A 2004-06-25 2004-06-25 ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置および両用スイッチ装置 Active JP4633723B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2004/009028 WO2006001060A1 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置、両用スイッチ装置およびフレームデータの送信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006001060A1 true JPWO2006001060A1 (ja) 2008-04-17
JP4633723B2 JP4633723B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=35781612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006527596A Active JP4633723B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置および両用スイッチ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4633723B2 (ja)
WO (1) WO2006001060A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6458505B2 (ja) 2015-01-14 2019-01-30 富士通株式会社 伝送装置、伝送システム及び伝送方法
US10148583B2 (en) 2015-02-23 2018-12-04 Mitsubishi Electric Corporation Transfer device
JP2018174473A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 三菱電機株式会社 ネットワーク制御装置及びネットワークシステム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02306744A (ja) * 1989-05-22 1990-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信ノード
JPH09107371A (ja) * 1995-10-12 1997-04-22 Hitachi Ltd 多重化伝送路を有する通信システム
JP2000022752A (ja) * 1998-06-05 2000-01-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> コンピュ―タ、通信方法及びシステム
JP2002026956A (ja) * 2000-07-11 2002-01-25 Nec Kofu Ltd 自動経路選択方式および方法
JP2003158539A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Nec Corp ネットワーク転送システム及び転送方法
JP2003258829A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ethernet制御方法、網、装置、およびその制御方法
JP2004032257A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Nec Corp スイッチ及びvlanトポロジー決定方法並びにプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08181697A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無中断伝送装置
JP2001326654A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Nec Corp Ponのプロテクション切替方法および切替装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02306744A (ja) * 1989-05-22 1990-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信ノード
JPH09107371A (ja) * 1995-10-12 1997-04-22 Hitachi Ltd 多重化伝送路を有する通信システム
JP2000022752A (ja) * 1998-06-05 2000-01-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> コンピュ―タ、通信方法及びシステム
JP2002026956A (ja) * 2000-07-11 2002-01-25 Nec Kofu Ltd 自動経路選択方式および方法
JP2003158539A (ja) * 2001-11-21 2003-05-30 Nec Corp ネットワーク転送システム及び転送方法
JP2003258829A (ja) * 2002-02-27 2003-09-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Ethernet制御方法、網、装置、およびその制御方法
JP2004032257A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Nec Corp スイッチ及びvlanトポロジー決定方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4633723B2 (ja) 2011-02-16
WO2006001060A1 (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109218178B (zh) 一种报文处理方法及网络设备
US9385941B2 (en) Data communication system and method for preventing packet proliferation in a multi-device link aggregation network
EP2412129B1 (en) Redundant host connection in a routed network
US6553028B1 (en) Method and apparatus for multicast switching using a centralized switching engine
US6574240B1 (en) Apparatus and method for implementing distributed layer 3 learning in a network switch
US7406037B2 (en) Packet forwarding apparatus with redundant routing module
US6538997B1 (en) Layer-2 trace method and node
US7672227B2 (en) Loop prevention system and method in a stackable ethernet switch system
US6798775B1 (en) Virtual LANs over a DLSw network
US20080002570A1 (en) Network redundancy method, and middle apparatus and upper apparatus for the network redundancy method
KR20060024337A (ko) 사용자 mac 프레임 전송방법, 에지 브리지 및 프로그램
JP2002314571A5 (ja)
JPH07202908A (ja) Atmブリッジ装置
WO2021082812A1 (zh) 报文的发送方法和第一网络设备
WO2021093463A1 (zh) 报文转发的方法、第一网络设备以及第一设备组
US20070147231A1 (en) Path protection method and layer-2 switch
JP5267065B2 (ja) 通信装置およびネットワーク試験方法
JP4633723B2 (ja) ネットワークシステム、送信側スイッチ装置、受信側スイッチ装置および両用スイッチ装置
US11855888B2 (en) Packet verification method, device, and system
CN114520762B (zh) BIERv6报文的发送方法以及第一网络设备
JP2003258829A (ja) Ethernet制御方法、網、装置、およびその制御方法
Cisco Configuring the Catalyst 8500 Software
Cisco Configuring the Catalyst 8500 Software
Cisco Troubleshooting the Catalyst 8540 CSR and Catalyst 8510 CSR
JP2004096460A (ja) イーサネットスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4633723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250