JPWO2005125259A1 - 伝送速度制御方法、送信電力制御方法、送信電力比制御方法、移動通信システム、移動局及び無線基地局 - Google Patents

伝送速度制御方法、送信電力制御方法、送信電力比制御方法、移動通信システム、移動局及び無線基地局 Download PDF

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Abstract

本発明は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法に関する。本発明に係る伝送速度制御方法は、前記移動局が、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で、前記上りユーザデータの送信を開始する工程と、前記移動局が、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて、前記上りユーザデータの伝送速度を所定の伝送速度まで増加させていく工程とを有する。

Description

本発明は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法、及び、かかる伝送速度制御方法を実現する移動通信システム、移動局及び無線基地局に関する。
また、本発明は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力を制御する送信電力制御方法、及び、かかる送信電力制御方法を実現する移動通信システム、移動局及び無線基地局に関する。
さらに、本発明は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力比を制御する送信電力比制御方法、及び、かかる送信電力比制御方法を実現する移動通信システム、移動局及び無線基地局に関する。
従来の移動通信システムでは、無線回線制御局RNCが、移動局UEと無線基地局NodeBとの間の個別物理チャネルを設定する際に、当該無線基地局NodeBの受信用ハードウエアリソース(以下、ハードウエアリソース)や、上り無線リソース(上り干渉量)や、当該移動局UEの送信電力や、当該移動局UEの送信処理性能や、上位のアプリケーションが必要とする伝送速度等を鑑みて、上りユーザデータの伝送速度を決定し、当該移動局UE及び当該無線基地局NodeBのそれぞれに対して、レイヤ3(Radio Resource Control layer)のメッセージとして通知するように構成されている。
ここで、無線回線制御局RNCは、無線基地局NodeBの上位に存在し、無線基地局NodeB及び移動局UEを制御する装置である。
一方、データ通信では、音声通話やTV通話の場合と比べて、トラフィックがバースト的に発生することが多く、本来は、高速に、上りユーザデータの伝送速度を変更できることが望ましい。
しかしながら、図1に示すように、従来の移動通信システムでは、無線回線制御局RNCが、通常、多くの無線基地局NodeBを統括して制御しており、無線回線制御局RNCにおける処理負荷及び処理遅延が増加することが想定されることから、高速な(例えば、1〜100ms程度の)上りユーザデータの伝送速度の変更制御を行うことは困難であるという問題点があった。
或いは、従来の移動通信システムにおいて、高速な上りユーザデータの伝送速度の変更制御を行うことができたとしても、装置の実装コストやネットワークの運用コストが大幅に高くなるという問題点があった。
そのため、従来の移動通信システムでは、数100msから数s秒オーダーで、上りユーザデータの伝送速度の変更制御を行うのが通例である。
したがって、従来の移動通信システムでは、図2(a)に示すように、バースト的なデータ送信を行う場合、図2(b)に示すように、低速、高遅延及び低伝送効率を許容してデータを送信するか、又は、図2(c)に示すように、高速通信用の無線リソースを確保して、空き時間の無線帯域リソースや無線基地局NodeBにおけるハードウエアリソースが無駄になるのを許容してデータを送信することとなる。
ただし、図2において、縦軸の上り無線リソースには、上述の無線帯域リソース及びハードウエアリソースの両方が当てはめられるものとする。
そこで、第3世代移動通信システムの国際標準化団体である「3GPP」及び「3GPP2」において、上り無線リソースを有効利用するために、無線基地局NodeBと移動局UEとの間のレイヤ1及びMACサブレイヤ(レイヤ2)における高速な上り無線リソース制御方法が検討されてきた。以下、かかる検討又は検討された機能を総称して「上り回線エンハンスメント(EUL:Enhanced Uplink)」と呼ぶこととする。
ここで、「上り回線エンハンスメント」の中で検討されてきた上り無線リソースの制御方法を、以下のように、大きく3つに分類する。
第1の上り無線リソースの制御方法として、「Time & Rate Control」が知られている。
図3(a)及び(b)に示すように、「Time & Rate Control」では、無線基地局NodeBが、所定のタイミングで、当該無線基地局NodeBに対して上りユーザデータを送信する移動局UE及び当該上りユーザデータの伝送速度を決定し、当該移動局UEを識別するための移動局ID及び当該上りユーザデータの伝送速度(或いは、当該上りユーザデータの最大許容伝送速度)を報知するように構成されており、当該移動局UEが、当該所定のタイミングで、且つ、当該上りユーザデータの伝送速度(又は、当該上りユーザデータの最大許容伝送速度の範囲内)で、当該無線基地局NodeBに対して上りユーザデータを送信するように構成されている。
或いは、無線基地局NodeBが、所定のタイミングで、当該無線基地局NodeBに対して上りユーザデータを送信する移動局UEを決定すると共に、当該上りユーザデータの伝送速度の代わりに、当該上りユーザデータの送信電力(又は、エンハンスト個別物理データチャネル(E−DPDCH)と個別物理制御チャネル(DPCCH)との送信電力比(以下、送信電力比))を決定し、当該移動局UEを識別するための移動局ID及び当該上りユーザデータの送信電力(或いは、送信電力比)を報知するように構成されており、当該移動局UEが、報知された当該上りユーザデータの送信電力(或いは、送信電力比)から当該上りユーザデータの伝送速度を決定し、当該所定のタイミングで、且つ、当該上りユーザデータの伝送速度で、当該無線基地局NodeBに対して上りユーザデータを送信するように構成されている。
第2の上り無線リソースの制御方法として、「Rate Control」が知られている。
図4(a)及び(b)に示すように、「Rate Control」では、移動局UEが、送信すべき上りユーザデータがあれば、当該上りユーザデータを送信できるように構成されている。
ここで、無線基地局NodeBが、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)ごとに、当該上りユーザデータの最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比を決定して、当該移動局UEに通知するように構成されている。
かかる場合、無線基地局NodeBは、通常、現在のタイミングにおける最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比に対する相対値(例えば、UPコマンド/DOWNコマンドの2値)を通知するように構成されている。
なお、かかる場合、無線基地局NodeBは、移動局UEごとに固有の最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比を指定するように構成されていてもよいし、セル全体で同じ最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比を指定するように構成されていてもよい。
また、無線基地局NodeBは、移動局UEごとに固有の最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比を指定するか、セル全体で同じ最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比を指定するかについて、適宜選択するように構成されていてもよい。
なお、上述の最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比の代わりに、かかる最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比を計算するための係数が用いられてもよい。
第3の上り無線リソースの制御方法として、「Autonomous Transmission」が知られている。
「Autonomous Transmission」では、移動局UEが、送信すべき上りユーザデータがあれば、当該上りユーザデータを送信できるように構成されているが、当該ユーザデータの最大許容伝送速度は、移動通信システムによって決められている。
上述のように、「Time & Rate Control」及び「Rate Control」では、無線基地局NodeBに配置されるレイヤ1又はMACサブレイヤが、高速に上りユーザデータの伝送速度を制御することができるため、上り無線リソースを有効に利用することが可能となり、セルにおけるスループットを改善することができる。
しかしながら、従来の「Time & Rate Control」では、無線基地局NodeBが、各移動局UEにおける送信すべき上りユーザデータの有無や発生量等を把握する必要があるため、各移動局UEは、定期的に、又は、所定のイベントが生じた際に、上り制御データによって、かかる情報を無線基地局NodeBに対して通知する必要がある。
そして、無線基地局NodeBは、かかる情報を使用して適切な受信用ハードウエアリソースを割り当てる必要があるため、かかる割り当てのための制御プロセスを具備する必要があり、無線基地局NodeBにおけるハードウエア構成又はソフトウエア構成がより複雑になる、或いは受信処理時間が大きくなるという問題点があった。
また、従来の「Time & Rate Control」では、セルに存在する各移動局UEが、上り制御データを送信するため、上り回線容量が圧迫されるという問題点があった。
さらに、従来の「Time & Rate Control」では、無線基地局NodeBが、上り無線リソースを割り当てる下り制御データを送信する必要があるため、下り回線容量も圧迫されるという問題点があった。
また、従来の「Time & Rate Control」では、下り制御データにおいて受信誤りが発生すると、上り制御データの送信に用いられた上り無線リソースを無駄にしてしまうという問題点があった。
また、従来の「Rate Control」においても、上りユーザデータの伝送速度を制御するための信号を、下りリンクを介して送信する必要があるため、下り回線容量が圧迫されるという問題点があった。
かかる問題点を軽減させるために、UPコマンド/DOWNコマンド(1ビットのコマンド)によって、上りユーザデータの最大許容伝送速度、最大許容送信電力又は最大許容送信電力比を制御する方法が検討されているが、かかるコマンドにおいてビット誤りが生じた場合、無線基地局NodeBと移動局UEとの間で認識している上りユーザデータの伝送速度に不一致を起き、場合によっては、無線基地局NodeBが、移動局UEによって送信された上りユーザデータを受信できない、或いは、無線基地局NodeBが割り当てたはずの上りユーザデータの伝送速度が達成されず、上り無線リソースの無駄使いが生じるという問題点があった。
また、従来の「Rate Control」において、無線基地局NodeBが、セル全域の移動局UEに対して同じUPコマンド/DOWNコマンドを送信することによって、上りユーザデータの最大許容伝送速度、最大許容送信電力或いは最大許容送信電力比を制御すると、上り無線リソースの割り当ての公平さが保たれないという問題点があった。
図5に示すように、特定のセルにおいて、先にデータ送信を開始した移動局UE#1及び後からデータ送信を開始した移動局UE#2が存在するものとする。無線基地局NodeBは、当該セルにおける上り無線リソースに余裕があるときには、UPコマンドを送信するので、移動局UE#1及び移動局UE#2に割り当てられる上り無線リソースは、時間と共に大きくなり、最終的には、当該セルの全ての上り無線リソースを使用することとなる。
このとき、移動局UE#2は、後からデータ送信を開始しているため、移動局UE#1と比べて無線基地局NodeBから受信したUPコマンド数が少なく、移動局UE#2に割り当てられる上り無線リソースは、移動局UE#1に割り当てられる上り無線リソースよりも少なく、上り無線リソースの割り当てが公平でないという問題点があった。
また、従来の「Rate Control」において、上りユーザデータの最大許容伝送速度、最大許容送信電力、最大許容送信電力比(或いは、上りユーザデータの最大許容伝送速度、最大許容送信電力、最大許容送信電力比を計算するための係数)を、セル全体に報知する方法(以下、セル共通レートコントロール方法)を用いた際に、実際のトラヒックが少なくても移動局UEの接続台数が大きい場合には、無線基地局NodeBにおいてハードウエアリソースをより多く用意する必要があり、受信バッファ量が大きくなるため、装置コストが増大するという問題点があった。
すなわち、セル共通レートコントロール方法は、セルに接続している全ての移動局UEが、同じ上りユーザデータの最大許容伝送速度、最大許容送信電力、最大許容送信電力比(又は、上りユーザデータの最大許容伝送速度、最大許容送信電力、最大許容送信電力比を計算するための係数)を用いるため、無線基地局NodeBにおいて、比較的少ないトラヒックの移動局UEに対しても、トラヒックの大きい移動局UEと同じだけのハードウエアリソースを用意すべき必要があるという問題点があった。
また、従来の「Autonomous Transmission」は、「Time & Rate Control」及び「Rate Control」との組み合わせとして検討されているものであり、レイヤ1又はMACサブレイヤによって、上りユーザデータの最大許容伝送速度を制御することができないため、従来のように無線回線制御局RNCに配置されているレイヤ3による上りユーザデータの伝送速度の制御が必要であり、単独で上り無線リソースの有効利用を改善させるものではない。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、上り回線容量及び下り回線容量を圧迫させることなく、上りリンクにおけるスループットを増大させることができる伝送速度制御方法、送信電力制御方法、送信電力比制御方法、移動通信システム、移動局及び基地局を提供することを目的とする。
さらには、本発明は、ハードウエアリソースの割当を必要最低限に抑えつつ、簡易的な伝送速度制御方法として知られる「セル共通レートコントロール方法」を実現し、ハードウエアリソースの節減及び装置コストの削減を達成することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法であって、前記移動局が、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で、前記上りユーザデータの送信を開始する工程と、前記移動局が、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて、前記上りユーザデータの伝送速度を所定の伝送速度まで増加させていく工程とを有することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力を制御する送信電力制御方法であって、前記移動局が、ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で、前記上りユーザデータの送信を開始する工程と、前記移動局が、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて、前記上りユーザデータの送信電力を所定の送信電力まで増加させていく工程とを有することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力比を制御する送信電力比制御方法であって、前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、前記移動局が、ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で、前記上りユーザデータの送信を開始する工程と、前記移動局が、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて、前記上りユーザデータの送信電力比を所定の送信電力比まで増加させていく工程とを有することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの伝送速度を制御する移動通信システムであって、前記移動局が、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの伝送速度を所定の伝送速度まで増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力を制御する移動通信システムであって、前記移動局が、ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力を所定の送信電力まで増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力比を制御する移動通信システムであって、前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、前記移動局が、ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力比を所定の送信電力比まで増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、無線基地局に対して所定の伝送速度で上りユーザデータを送信する移動局であって、前記移動局が、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの伝送速度を所定の伝送速度まで増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、無線基地局に対して所定の送信電力で上りユーザデータを送信する移動局であって、前記移動局が、ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力を所定の送信電力まで増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、無線基地局に対して所定の送信電力比で上りユーザデータを送信する移動局であって、前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、前記移動局が、ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力比を所定の送信電力比まで増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、移動局から送信された上りユーザデータを受信する無線基地局であって、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で前記上りユーザデータを受信できるように上り無線リソースを割り当て、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて前記上りユーザデータの伝送速度が増加されていく毎に、割り当てる前記上り無線リソースを増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、移動局から送信された上りユーザデータを受信する無線基地局であって、ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で前記上りユーザデータを受信できるように上り無線リソースを割り当て、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて前記上りユーザデータの送信電力が増加されていく毎に、割り当てる前記上り無線リソースを増加させていくように構成されていることを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、移動局から送信された上りユーザデータを受信する無線基地局であって、前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で前記上りユーザデータを受信できるように上り無線リソースを割り当て、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて前記上りユーザデータの送信電力比が増加されていく毎に、割り当てる前記上り無線リソースを増加させていくように構成されていることを要旨とする。
図1は、一般的な移動通信システムの全体構成図である。 図2(a)は、従来技術に係る移動通信システムにおいてバースト的に発生したユーザデータを示す図であり、図2(b)及び図2(c)は、従来技術に係る移動通信システムにおいて上りユーザデータの伝送速度を制御する方法を説明するための図である。 図3(a)は、従来の「Time & Rate Control」を用いたる移動通信システムにおいてバースト的に発生したユーザデータを示す図であり、図3(b)は、従来の「Time & Rate Control」を用いた移動通信システムにおいて上りユーザデータの伝送速度を制御する方法を説明するための図である。 図4(a)は、従来の「Rate Control」を用いた移動通信システムにおいてバースト的に発生したユーザデータを示す図であり、図4(b)は、従来の「Rate Control」を用いた移動通信システムにおいて上りユーザデータの伝送速度を制御する方法を説明するための図である。 図5は、従来の「Rate Control」を用いた移動通信システムにおける問題点を説明するための図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおいて用いられる個別物理チャネルのフレームフォーマットを説明するための図である。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 図10は、本発明の第1の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 図11は、本発明の第1の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理部の機能を説明するための図である。 図12は、本発明の第1の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理部におけるMAC−e機能部の機能ブロック図である。 図13は、本発明の第1の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理部におけるMAC−e機能部のHARQ処理部によって行われる4チャネルのストップアンドウェイトプロトコルの動作例を示す図である。 図14は、本発明の第1の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理におけるMAC−e機能部のE−TFC選択部によって管理されるテーブルの一例を示す図である。 図15は、本発明の第1の実施形態に係る移動局によって上りユーザデータの伝送速度が制御される様子を示す図である。 図16は、本発明の第1の実施形態に係る移動局によって上りユーザデータの伝送速度が制御される様子を示す図である。 図17は、本発明の第1の実施形態に係る移動局によって上りユーザデータの伝送速度が制御されるの様子を示す図である。 図18は、本発明の第1の実施形態に係る移動局によって上りユーザデータの伝送速度が制御される様子を示す図である。 図19は、本発明の第1の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理部におけるレイヤ1機能部の機能ブロック図である。 図20は、本発明の第1の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理部におけるレイヤ1機能部の機能を説明するための図である。 図21は、本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 図22は、本発明の第1の実施形態に係る無線基地局のベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 図23は、本発明の第1の実施形態に係る無線基地局のベースバンド信号処理部におけるレイヤ1機能部の機能ブロック図である。 図24は、本発明の第1の実施形態に係る無線基地局のベースバンド信号処理部におけるMAC−e機能部の機能ブロック図である。 図25は、本発明の第1の実施形態に係る無線回線制御局の機能ブロック図である。 図26は、本発明の第1の実施形態に係る上りユーザデータの伝送速度制御方法を説明するための図である。 図27は、本発明の第1の実施形態に係る上りユーザデータの伝送速度制御方法の動作を示すフローチャートである。 図28は、本発明の第2の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理におけるMAC−e機能部のE−TFC選択部によって管理されるテーブルの一例を示す図である。 図29は、本発明の第2の実施形態に係る上りユーザデータの伝送速度制御方法を説明するための図である。 図30は、本発明の第2の実施形態に係る上りユーザデータの伝送速度制御方法の動作を示すフローチャートである。 図31は、本発明の第3の実施形態に係る移動局のベースバンド信号処理におけるMAC−e機能部のE−TFC選択部によって管理されるテーブルの一例を示す図である。 図32は、本発明の第3の実施形態に係る上りユーザデータの伝送速度制御方法を説明するための図である。 図33は、本発明の第3の実施形態に係る上りユーザデータの伝送速度制御方法の動作を示すフローチャートである。 図34は、本発明の第4の実施形態に係る無線基地局のベースバンド信号処理におけるMAC−e機能部のスケジューリング部によって管理されるテーブルの一例を示す図である。 図35は、本発明の第4の実施形態に係る無線基地局のベースバンド信号処理におけるMAC−e機能部のスケジューリング部によって管理されるテーブルの一例を示す図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図6乃至図25を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。本実施形態に係る移動通信システムは、通信容量や通信品質等の通信性能を向上させることを目的として設計されている。また、本実施形態に係る移動通信システムは、第3世代移動通信システムである「W−CDMA」や「CDMA2000」に適応可能である。
図6に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、交換機1と、無線回線制御局RNCと、無線基地局NodeBと、移動局UEとによって構成されている。ここで、図6に示す移動局#1乃至#3は、移動局UE#1乃至#3ごとにそれぞれ設定された個別物理チャネル#1乃至#3を用いて、送信すべきユーザデータの送受信を行っている。
また、本実施形態において、各移動局#1乃至#3は、図7に示すように、高速な下り共有チャネル(例えば、3GPPにおけるHS−DSCH)を用いるように構成されていてもよい。
かかる場合、下りユーザデータは、下り共有チャネルを主に用いて送信される。一方、個別物理チャネルは、下り共有チャネルを用いて通信を行う各移動局に個別に割り当てられる双方向のチャネルであり、上り個別物理チャネルは、ユーザデータ以外に、パイロットシンボルや、下り個別物理チャネルのための送信電力制御コマンドや、共有チャネルのスケジューリング又は適用変調符号化に用いるための下り品質情報等を伝送し、下り個別物理チャネルは、上り個別物理チャネルのための送信電力制御コマンド等を伝送する。
図7において、現時点では、下り共有チャネルが、移動局#2に対して割り当てられているものとする。
なお、本発明は、図6及び図7に示す移動通信システムに適用するものであるが、上りユーザデータを送信する限りにおいては、別の移動通信システムにも適用可能である。
図8に、本実施形態に係る移動通信システムにおける上り個別物理チャネルのフレームフォーマットを示す。
図8に示すように、個別物理チャネルは、予め決められたTTI単位で、或いは、レイヤ3によって設定されたTTI単位で送信されるように構成されている。
個別物理チャネルは、「スロット」と呼ばれる時間単位に、個別物理データチャネル(DPDCH)や、個別物理制御チャネル(DPCCH)や、HSDPA用の個別物理制御チャネル(HS−DPCCH)を含むように構成されている。
なお、上述の上り回線エンハンスメント用の個別物理データチャネル(エンハンスト個別物理データチャネル)を「E−DPDCH」と表すものとする。また、上り回線エンハンスメント用の個別物理制御チャネル(エンハンスト個別物理制御チャネル)を「E−DPCCH」と表すものとする。
すなわち、DPDCHやDPCCHやHS−DPCCHは、BPSKで変調されて、拡散コード及び位相によって分類された後、上述のように多重されて送信される。ただし、DPDCHは、拡散率(拡散係数)が最低の値(例えば、4)であり、ユーザデータの送信に必要なビット数が足りない場合、1本から5本まで追加可能である。
DPDCHにおける拡散率や拡散マルチコード数は、トランスポートブロックサイズによって、ダイナミックに変更される。すなわち、トランスポートブロックサイズが大きい場合には、DPDCHにおける拡散率が小さく設定され、ユーザデータの送信に必要なビット数が足りない場合には、マルチコード化が行われる。
なお、通常、TTI毎のスロット数は、移動通信システムやアプリケーションにとって最適となるように設定されている。
図9に、本実施形態に係る移動局UEの概要構成例を示す。図9に示すように、移動局UEは、バスインターフェース部11と、呼処理制御部12と、ベースバンド信号処理部13と、送受信部14と、送受信アンテナ15とを具備する。また、移動局UEは、アンプ部(図示せず)を具備するように構成されていてもよい。
ただし、これらの構成は、必ずしもハードウエアとして独立して存在している必要はない。すなわち、各構成が、合体していてもよいし、ソフトウエアのプロセスによって構成されていてもよい。
図10に、ベースバンド信号処理部13の機能ブロックを示す。図10に示すように、ベースバンド信号処理部13は、上位レイヤ機能部131と、RLCサブレイヤとして機能するRLC機能部132と、MAC−d機能部133と、MAC−e機能部134と、レイヤ1として機能するレイヤ1機能部135とを具備している。
図11に示すように、RLC機能部132は、上位レイヤ機能部131から受信したアプリケーションデータ(RLC SDU)を、予め決められたPDUサイズに分割し、順序整理処理や再送処理等に用いるRLCヘッダを付与することによって、RLC PDUを生成して、MAC−d機能部133に渡す。
ここで、RLC機能部132とMAC−d機能部133との間の橋渡しとして機能するパイプを「論理チャネル」とする。論理チャネルは、送受信するデータの内容によって分類され、通信を行う場合、1つのコネクションにおいて複数の論理チャネルを持つことが可能である。すなわち、複数の内容のデータ(例えば、制御データ及びユーザデータ等)を論理的に並列して送受信することができる。
MAC−d機能部133は、論理チャネルを多重し、かかる多重に伴うMAC−dヘッダを付与することによって、MAC−d PDUを生成する。なお、複数のMAC−d PDUは、MAC−dフローとして、MAC−d機能部133からMAC−e機能部134に転送されるものとする。
また、MAC−d機能部133は、優先制御処理や、送信電力測定処理や、上りユーザデータの送信電力が当該移動局における最大許容送信電力を超えないように上りユーザデータの伝送速度を制御する処理等を行う。
MAC−e機能部134は、MAC−d機能部133からMAC−dフローとして受信した複数のMAC−d PDUをまとめてMAC−eヘッダを付与することによって、トランスポートブロックを生成し、生成したトランスポートブロックを、トランスポートチャネルを介してレイヤ1機能部135に渡す。
また、MAC−e機能部134は、MAC−d機能部133の下位レイヤとして機能するものであって、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送制御機能や、伝送速度制御機能を行うものである。
具体的には、MAC−e機能部134は、図12に示すように、多重部134aと、E−TFC選択部134bと、HARQ処理部134cとを具備している。
多重部134aは、E−TFC選択部134bから通知されたE−TFI(Enhanced−Transport Format Indicator)に基づいて、MAC−d機能部133からMAC−dフローとして受信した上りユーザデータに対して多重化処理を行い、トランスポートチャネル(E−DCH)を介して送信すべき上りユーザデータ(トランスポートブロック)を生成して、HARQ処理部134cに送信するように構成されている。
以下、MAC−dフローとして受信した上りユーザデータを「上りユーザデータ(MAC−dフロー)」と示し、トランスポートチャネル(E−DCH)を介して送信すべき上りユーザデータを「上りユーザデータ(E−DCH)」と示す。
ここで、E−TFIは、トランスポートチャネル(E−DCH)上でTTIごとにトランスポートブロックを供給するフォーマットであるトランスポートフォーマットの識別子であり、上述のMAC−eヘッダに付与されるものである。
また、多重部134aは、E−TFC選択部134bから通知されたE−TFIに基づいて、上りユーザデータに適用される上り送信データブロックサイズを判断して、HARQ処理部134cに通知するように構成されている。
なお、多重部134aは、MAC−d機能部133からMAC−dフローとして上りユーザデータを受信した場合、当該上りユーザデータ用のトランスポートフォーマットを選択するためのE−TFC選択情報を、E−TFC選択部134bに通知するように構成されている。
ここで、E−TFC選択情報には、上りユーザデータのデータサイズや優先度クラス等が該当する。
HARQ処理部134cは、Nチャネルのストップアンドウェイト(N−SAW)プロトコルによって、レイヤ1機能部135から通知された上りユーザデータ用のAck/Nackに基づいて、上りユーザデータ(E−DCH)に係る再送制御処理を行うように構成されている。ここで、図13に、4チャネルのストップアンドウェイトプロトコルの動作例を示す。
また、HARQ処理部134cは、多重部134aから受信した上りユーザデータ(E−DCH)、及び、HARQ処理に用いられるHARQ情報(例えば、再送番号等)を、レイヤ1機能部135に送信するように構成されている。
E−TFC選択部134bは、上りユーザデータ(E−DCH)に適用するトランスポートフォーマット(E−TF)を選択することによって、当該上りユーザデータの伝送速度(送信データブロックサイズ)を決定するように構成されている。
具体的には、E−TFC選択部134bは、無線基地局NodeBから受信したスケジューリング情報(例えば、基地局最大許容伝送速度)や、MAC−d機能部133から渡されたMAC−d PDUのデータ量(上りユーザデータのデータサイズ)や、MAC−e機能部134において管理している無線基地局NodeBのハードウエアリソースの状態等に基づいて、上りユーザデータの送信実行又は送信停止を決定し、さらに、当該上りユーザデータの送信に適用されるトランスポートフォーマット(E−TF)を選択し、当該トランスポートフォーマットを識別するためのE−TFIをレイヤ1機能部135及び多重部134aに通知するように構成されている。
例えば、E−TFC選択部134bは、図14に示すように、「速度レベル」と「現在の伝送速度(kbps)」と「次回最大許容伝送速度(kbps)」とを関連付ける「上りユーザデータの伝送速度の増加ルール」を管理するように構成されている。
すなわち、図14に示す増加ルールでは、各速度レベルに属する移動局UEには、次のタイミング(TTI)で送信できる上りユーザデータの最大許容伝送速度(次回最大許容伝送速度)が割り当てられている。
なお、かかる増加ルールは、全てのセルにおいて共通であってもよいし、セルごとに異なっていてもよいし、移動局UEごとに異なっていてもよいし、登りユーザデータごとに異なっていてもよい。
また、かかる増加ルールは、無線回線制御局RNCによって所定タイミングで生成されるものであってもよいし、当該移動通信システムで固定のものであってもよい。
そして、E−TFC選択部134bは、上述の増加ルールを参照して、当該移動局UEによって送信されている上りユーザデータの現在の伝送速度に関連付けられている「次回最大許容伝送速度」を抽出し、抽出した「次回最大許容伝送速度」を、次のTTIにおける上りユーザデータの伝送速度として設定するように構成されている。
したがって、図14に示す増加ルールによれば、移動局UE内に蓄積された送信すべき上りユーザデータが空にならない限り、上りユーザデータの伝送速度が引き上げられることになる。
また、E−TFC選択部134bは、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で、上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた増加ルール(図14参照)に基づいて、当該上りユーザデータの伝送速度を、所定の伝送速度(例えば、基地局最大許容伝送速度)まで増加させていくように構成されている。
図15に、移動局UE内に十分に送信すべき上りユーザデータが蓄積されており、MAC−d機能部133が、上りユーザデータの伝送速度を制限しなかったと仮定した場合の上りユーザデータの伝送速度の変遷の様子を示す。
図15の例では、上りユーザデータの初期伝送速度が「32kbps」と設定されているため、上りユーザデータの伝送速度は「32kbps」から上昇していくが、実際には、移動通信システムのパラメータや移動局UEの種類によって可変となる場合も考えられる。
なお、上りユーザデータの伝送速度が変更されるタイミングは、TTIごとであってもよいし、HARQにおけるN−SAWが一巡したタイミングであってもよいし、移動局UEにおいて無線基地局NodeBからの上りユーザデータに対する受信確認信号(ACK)を受信した直後のTTIであってもよい。
ここで、HARQにおけるN−SAWが一巡したタイミングとは、図13の例では、TTI#1乃至#4が送信されたタイミングである。
上りユーザデータの送信を行っている移動局UEは、当該上りユーザデータの伝送速度を徐々に上げていくため,上り干渉量が増大することが考えられる。一方、バッファに滞留していた上りユーザデータが送信し終わり、上りユーザデータの送信を停止する移動局UEもあるので、上り干渉量が減少することも考えられる。
このような上り干渉量の増減に応じて、無線基地局NodeBは、所定タイミング(例えば、1つ又は複数のTTI)ごとに、上りユーザデータの最大許容伝送速度(基地局許容伝送速度)を決定し、下り共有チャネルによって報知するように構成されていてもよい。
すなわち、無線基地局NodeBは、上り干渉量を、なるべく最大許容干渉量に近づけることによって、セル半径(無線基地局NodeBが上りユーザデータを受信可能な移動局UEの距離)の減少を防ぎつつ、セル全体での無線容量をなるべく大きくするように制御してもよい。
あるいは、無線基地局NodeBは、上りユーザデータの最大許容伝送速度の代わりに、当該最大許容伝送速度を計算するための係数を決定して報知してもよい。かかる場合には、移動局UEが、上述の係数より、自局における上りユーザデータの最大許容伝送速度を決定する。
このように、各移動局UEの伝搬路の善し悪しや変動によって、上りユーザデータの最大許容伝送速度を変更することにより、高いスループットを得ることができる。
無線基地局NodeBは、当該無線基地局NodeBによって管理されているセル全体に対して、上述の基地局最大許容伝送速度、又は、基地局最大許容伝送速度を計算するための係数を報知するように構成されていてもよい。
図15に示すように、E−TFC選択部134bは、は、上りユーザデータの現在の伝送速度が、かかる基地局最大許容伝送速度を超える場合には、上りユーザデータの伝送速度を基地局最大許容伝送速度まで引き下げるように構成されている。
また、無線基地局NodeBは、後述のように、上りユーザデータの伝送速度を制御する場合ではなく、上りユーザデータの送信電力や送信電力比を制御する場合には、それぞれ、上りユーザデータの最大許容送信電力や最大許容送信電力比(又は、これらを計算するための係数)を報知する。かかる場合においても、同様に、E−TFC選択部134bは、上りユーザデータの送信電力や送信電力比を、当該最大許容送信電力や当該最大許容送信電力比まで引き下げるように構成されている。
また、上りユーザデータの伝送速度は、図15に示す1536kbpsよりも低い伝送速度でリミットがかけられる場合がある。
また、移動局UE内に送信すべき上りユーザデータがなくなり、上りユーザデータが伝送停止状態になることも考えられる。ここで、上りユーザデータが伝送停止状態になった場合のルールとして、以下の2種類が考えられる。
第1のルールは、上りユーザデータが伝送停止状態になった後、再び送信すべき上りユーザデータが生じた場合には、所定の伝送速度(例えば、初期伝送速度)から、上りユーザデータの送信を開始するというものである。
第2のルールは、上りユーザデータが伝送停止状態になった場合であっても、所定期間(速度レベル保持時間T)内に、再び送信すべき上りユーザデータが生じた場合には、上述の速度レベルを1つ下げるに留める(若しくは、速度レベルを下げない)というものである。ただし、何も送信しないまま、所定期間を経過した場合には、第1のルールと同様の動作となる。
図16に、第1のルールを適用した場合の上りユーザデータの伝送速度の変遷の様子を示し、図17に、第2のルールを適用した場合の上りユーザデータの伝送速度の変遷の様子を示す。
また、上述の第1のルール及び第2のルールを拡張して、速度レベルごとに、速度レベル保持時間Tを計測するためのタイマを設けることも考えられる。すなわち、移動局UEから送信される上りユーザデータの瞬時の伝送速度が落ちた場合であっても、かかる伝送速度に対応するタイマによって計測される時間が満了するまでは、速度レベルを1つ下げるに留める(若しくは、速度レベルを下げない)。かかる場合の上りユーザデータの伝送速度の変遷の様子を図18に示す。
図18に示すように、上りユーザデータの伝送速度が徐々に下がっていく場合には、それぞれのタイミングでの速度レベルが、速度レベル保持タイマによって計測される速度レベル保持時間T保持される。
図19に示すように、レイヤ1機能部135は、伝送チャネル符号化部135aと、物理チャネルマッピング部135bと、E−DPDCH送信部135cと、E−DPCCH送信部135dと、E−HICH受信部135eと、E−RGCH受信部135fと、E−AGCH受信部135gと、物理チャネルデマッピング部135hとを具備している。
伝送チャネル符号化部135aは、図20に示すように、FEC(Forward Error Collection)符号化部135a1と、伝送速度整合部135a2とを具備している。
図20に示すように、FEC符号化部135a1は、MAC−e機能部134から送信された上りユーザデータ(E−DCH)、すなわち、トランスポートブロックに対して、誤り訂正符号化処理を施すように構成されている。
また、図20に示すように、伝送速度整合部135a2は、誤り訂正符号化処理を施したトランスポートブロックに対して、物理チャネルの伝送容量に合わせるための「レペティション(ビット繰り返し)」や「パンクチャ(ビットの間引き)」を施すように構成されている。
物理チャネルマッピング部135bは、伝送チャネル符号化部135aからの上りユーザデータ(E−DCH)をE−DPDCHにマッピングし、伝送チャネル符号化部135aからのE−TFI及びHARQ情報をE−DPCCHにマッピングするように構成されている。
E−DPDCH送信部135cは、上述のE−DPDCHについての送信処理を行うように構成されており、E−DPCCH送信部135dは、上述のE−DPCCHについての送信処理を行うように構成されている。
E−HICH受信部135eは、無線基地局NodeBから送信されたE−HICHを受信するように構成されており、E−RGCH受信部135fは、無線基地局NodeBから送信されたE−RGCHを受信するように構成されており、E−AGCH受信部135gは、無線基地局NodeBから送信されたE−AGCHを受信するように構成されている。
物理チャネルデマッピング部135hは、E−HICH受信部135eにより受信されたE−HICHに含まれる上りユーザデータ用のACK/NACKを抽出してMAC−e機能部134に送信するように構成されている。
また、物理チャネルデマッピング部135hは、E−RGCH受信部135fにより受信されたE−RGCHに含まれるスケジューリング情報(上りユーザデータの絶対伝送速度、すなわち、UPコマンド/DOWNコマンド)を抽出してMAC−e機能部134に送信するように構成されている。
また、物理チャネルデマッピング部135hは、E−AGCH受信部135gにより受信されたE−AGCHに含まれるスケジューリング情報(上りユーザデータの絶対伝送速度)を抽出してMAC−e機能部134に送信するように構成されている。
図21は、本実施形態に係る無線基地局NodeBの機能ブロック構成例である。図21に示すように、本実施形態に係る無線基地局NodeBは、HWYインターフェース21と、ベースバンド信号処理部22と、送受信部23と、アンプ部24と、呼処理制御部26と、送受信アンテナ25とを具備する。
HWYインターフェース21は、当該無線基地局NodeBの上位に位置する無線回線制御局RNCから、送信すべき下りユーザデータを受信して、ベースバンド信号処理部22に入力するように構成されている。また、HWYインターフェース21は、ベースバンド信号処理部22からの上りユーザデータを、無線回線制御局RNCに送信するように構成されている。
ベースバンド信号処理部22は、下りユーザデータに対してチャネル符号化処理や拡散処理等のレイヤ1処理を行った後、かかる下りユーザデータを含むベースバンド信号を送受信部23に送信するように構成されている。
また、ベースバンド信号処理部22は、ベースバンド信号処理部22からのベースバンド信号に対して、逆拡散処理やRAKE合成処理や、誤り訂正復号化処理等のレイヤ1処理を行った後、取得した上りユーザデータをHWYインターフェース21に送信するように構成されている。
送受信部23は、ベースバンド信号処理部22からのベースバンド信号を無線周波数帯信号に変換するように構成されている。また、送受信部23は、アンプ部24からの無線周波数帯信号をベースバンド信号に変換するように構成されている。
アンプ部24は、送受信部23からの無線周波数帯信号を増幅して、送受信アンテナ25を介して送信するように構成されている。また、アンプ部24は、送受信アンテナ25において受信された信号を増幅して送受信部23に送信するように構成されている。
呼処理制御部26は、無線回線制御局RNCとの間で、呼処理制御信号の送受信を行い、当該無線基地局NodeBの各機能部の状態管理や、レイヤ3によるハードウエアリソース割り当て等の処理を行うように構成されている。
図22は、ベースバンド信号処理部22の機能ブロック図である。図22に示すように、ベースバンド信号処理部22は、レイヤ1機能部221と、MAC−e機能部222とを具備している。
図23に示すように、レイヤ1機能部221は、E−DPCCH逆拡散・RAKE合成部221aと、E−DPCCH復号部221bと、E−DPDCH逆拡散・RAKE合成部221cと、バッファ221dと、再逆拡散部221eと、HARQバッファ221fと、誤り訂正復号部221gと、伝送チャネル符号化部221hと、物理マッピング部221iと、E−HICH送信部221jと、E−AGCH送信部221kと、E−RGCH送信部221lとを具備している。
なお、これらの構成は、必ずしもハードウエアとして独立して存在している必要はない。すなわち、各構成が、合体していてもよいし、ソフトウエアのプロセスによって構成されていてもよい。
E−DPCCH逆拡散・RAKE部221aは、E−DPCCHに対して逆拡散処理及びRAKE合成処理を施すように構成されている。
E−DPCCH復号部221bは、E−DPCCH逆拡散・RAKE部221aからの出力に基づいて、上りユーザデータの伝送速度を判定するためのE−TFCI(又は、E−TFRI:Enhanced Transport Format and Resource Indicator)を復号して、MAC−e機能部22cに送信するように構成されている。
E−DPDCH逆拡散・RAKE合成部221cは、E−DPDCHに対して、E−DPDCHが取り得る最高レートに対応する拡散率(最小の拡散率)及びマルチコード数を用いて逆拡散処理を施して、バッファ221dに蓄積するように構成されている。かかる拡散率及びマルチコード数を用いて逆拡散処理を行うことによって、移動局UEが取り得る最高レート(ビットレート)まで受信できるようにリソースを確保することができる。
再逆拡散部221eは、MAC−e機能部222から通知された拡散率及びマルチコード数を用いて、バッファ221dに記憶されているデータに対して再逆拡散処理を施して、HARQバッファ221fに蓄積するように構成されている。
誤り訂正復号部221gは、MAC−e機能部222から通知された符号化レートに基づいて、バッファ221dに記憶されているデータに対して誤り訂正復号処理を施すことによって取得した上りユーザデータ(E−DCH)をMAC−e機能部222に送信するように構成されている。
伝送チャネル符号化部221hは、MAC−e機能部222から受信した上りユーザデータ用のACK/NACK及びスケジューリング情報について、必要な符号化処理を施すように構成されている。
物理チャネルマッピング部221iは、伝送チャネル符号化部221hからの上りユーザデータ用のACK/NACKをE−HICHにマッピングし、伝送チャネル符号化部221hからのスケジューリング情報(絶対伝送速度)をE−AGCHにマッピングし、伝送チャネル符号化部221hからのスケジューリング情報(相対伝送速度)をE−RGCHにマッピングするように構成されている。
E−HICH送信部221jは、上述のE−HICHについての送信処理を行うように構成されており、E−AGCH送信部221kは、上述のE−AGCHについての送信処理を行うように構成されており、E−RGCH送信部221lは、上述のE−RGCHについての送信処理を行うように構成されている。
図24に示すように、MAC−e機能部222は、HARQ処理部222aと、受信処理命令部222bと、スケジューリング部222cと、多重化解除部222dとを具備している。
HARQ処理部222aは、レイヤ1機能部221から受信した上りユーザデータ(E−DCH)及びHARQ情報を受信して、当該上りユーザデータ(E−DCH)についてのHARQ処理を行うように構成されている。
また、HARQ処理部222aは、当該上りユーザデータ(E−DCH)についての受信処理結果を示すACK/NACK(上りユーザデータ用)をレイヤ1機能部221に通知するように構成されている。また、HARQ処理部222aは、プロセスごとのACK/NACK(上りユーザデータ用)をスケジューリング部222cに通知するように構成されている。
受信処理命令部222bは、レイヤ1機能部221のE−DPCCH復号部221bから受信したTTIごとのE−TFCIによって特定された各移動局UEのトランスポートフォーマットに係る拡散率及びマルチコード数を再逆拡散部221e及びHARQバッファ221fに通知し、符号化レートを誤り訂正復号部221gに通知するように構成されている。
スケジューリング部222cは、レイヤ1機能部221のE−DPCCH復号部221bから受信したTTIごとのE−TFCIや、HARQ処理部222aから受信したプロセスごとのACK/NACKや、干渉レベル等に基づいて、上述の基地局最大許容伝送速度を変更するように構成されている。
例えば、スケジューリング部222cは、干渉レベルが上昇して所定値を超えた場合、一定の割合で、基地局最大許容伝送速度を下げるように構成されていてもよい。
また、スケジューリング部222cは、干渉レベルが低下して所定値を下回った場合、一定の割合で、基地局最大許容伝送速度を上げるように構成されていてもよい。
なお、スケジューリング部222cは、スケジューリング情報として、かかる基地局最大許容伝送速度を、レイヤ1機能部221に通知するように構成されている。
また、スケジューリング部222cは、スケジューリング情報として、上述の増加ルールを、レイヤ1機能部221に通知するように構成されていてもよい。
多重化解除部222dは、HARQ処理部222aから受信した上りユーザデータ(E−DCH)に対して多重化解除処理を施すことによって取得した上りユーザデータをHWYインターフェース21に送信するように構成されている。
本実施形態に係る無線回線制御局RNCは、無線基地局NodeBの上位に位置する装置であり、無線基地局NodeBと移動局UEとの間の無線通信を制御するように構成されている。
図25に示すように、本実施形態に係る無線回線制御局RNCは、交換局インターフェース31と、LLCレイヤ処理部32と、MACレイヤ処理部33と、メディア信号処理部34と、無線基地局インターフェース35と、呼処理制御部36とを具備している。
交換局インターフェース31は、交換局1とのインターフェースである。交換局インターフェース31は、交換局1から送信された下りリンク信号をLLCレイヤ処理部32に転送し、LLCレイヤ処理部32から送信された上りリンク信号を交換局1に転送するように構成されている。
LLCレイヤ処理部32は、シーケンス番号等のヘッダ又はトレーラの合成処理等のLLC(論理リンク制御:Logical Link Control)サブレイヤ処理を施すように構成されている。LLCレイヤ処理部32は、LLCサブレイヤ処理を施した後、上りリンク信号については交換局インターフェース31に送信し、下りリンク信号についてはMACレイヤ処理部33に送信するように構成されている。
MACレイヤ処理部33は、優先制御処理やヘッダ付与処理等のMACレイヤ処理を施すように構成されている。MACレイヤ処理部33は、MACレイヤ処理を施した後、上りリンク信号についてはLLCレイヤ処理部32に送信し、下りリンク信号については無線基地局インターフェース35(又は、メディア信号処理部34)に送信するように構成されている。
メディア信号処理部34は、音声信号やリアルタイムの画像信号に対して、メディア信号処理を施すように構成されている。メディア信号処理部34は、メディア信号処理を施した後、上りリンク信号についてはMACレイヤ処理部33に送信し、下りリンク信号については無線基地局インターフェース35に送信するように構成されている。
無線基地局インターフェース35は、無線基地局NodeBとのインターフェースである。無線基地局インターフェース35は、無線基地局NodeBから送信された上りリンク信号をMACレイヤ処理部33(又は、メディア信号処理部34)に転送し、MACレイヤ処理部33(又は、メディア信号処理部34)から送信された下りリンク信号を無線基地局NodeBに転送するように構成されている。
呼処理制御部36は、無線リソース管理処理や、レイヤ3シグナリングによるチャネルの設定及び開放処理等を施すように構成されている。ここで、無線リソース管理には、呼受付制御やハンドオーバー制御等が含まれる。
また、呼処理制御部36は、上述の増加ルールを生成して、無線基地局インターフェース35を介して無線基地局NodeBに通知するように構成されていてもよい。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
以下、図26及び図27を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。具体的には、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、上りユーザデータの伝送速度を制御する動作について説明する。
図26に示すように、無線基地局NodeBは、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、無線基地局NodeBによって管理されているセル全体に対して、上りユーザデータの最大許容伝送速度(基地局最大許容伝送速度)或いは該当該最大許容伝送速度(基地局最大許容伝送速度)を計算するための係数を報知する。
なお、無線基地局NodeBは、周期的に、基地局最大許容伝送速度或いは基地局最大許容伝送速度を計算するための係数を報知するように構成されていてもよいし、非周期的に、基地局最大許容伝送速度或いは基地局最大許容伝送速度を計算するための係数を報知するように構成されていてもよい。
また、無線基地局NodeBは、E−AGCHを用いて、基地局最大許容伝送速度或いは基地局最大許容伝送速度を計算するための係数を報知するように構成されていてもよい。
図27に示すように、ステップS1001において、所定のタイミングとなった場合、ステップS1002において、当該移動局UEにおいて、上りユーザデータが伝送停止状態であるか否かについて判断される。上りユーザデータが伝送停止状態である場合、本動作は、ステップS1003に進み、上りユーザデータが伝送停止状態でない場合、本動作は、ステップS1007に進む。
ここで、所定のタイミングとは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔や、又は、移動局UEにおいて無線基地局NodeBからの上りユーザデータに対する受信確認信号(ACK)を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔や、誤り訂正符号化のタイミング等が該当する。
ステップS1003において、移動局UEは、上述の増加ルール(図14参照)を参照して、上りユーザデータの現在の伝送速度に関連付けられている次回最大許容伝送速度を取得する。
ステップS1004において、取得した次回最大許容伝送速度が、基地局最大許容伝送速度を超えていると判断された場合、ステップS1005において、移動局UEは、取得した次回最大許容伝送速度に従うことなく、次のTTIで送信する上りユーザデータの伝送速度を、基地局最大許容伝送速度以下の伝送速度に設定する。
一方、ステップS1004において、取得した次回最大許容伝送速度が、基地局最大許容伝送速度を超えていると判断された場合、ステップS1006において、移動局UEは、次のTTIで送信する上りユーザデータの伝送速度を、取得した次回最大許容伝送速度に設定する。
ステップS1007において、伝送停止状態が始まってから速度レベル保持時間Tが経過していないと判断された場合、ステップS1008において、移動局UEは、送信すべき上りユーザデータが発生した場合に適用する伝送速度を変更しない。
一方、ステップS1007において、伝送停止状態が始まってから速度レベル保持時間Tが経過していると判断された場合、ステップS1009において、移動局UEは、送信すべき上りユーザデータが発生した場合に適用する伝送速度を1段階下げる(例えば、図18参照)。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEが、予め決められた増加ルールに基づいて、自律的に上りユーザデータの伝送速度を上げていくため、上りリンク及び下りリンクにおける回線容量を圧迫させることなく、上りリンクにおけるスループットを増大させることができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEにおいて増加ルールが予め設定されているため、無線基地局NodeBが、移動局UEによる上りユーザデータの伝送速度を予測して、受信用ハードウエアリソースを確保することができ、無線基地局NodeBの規模の増大を防ぐと共に、無線基地局NodeBにおける受信用ハードウエアリソース(上り無線リソース)を有効に利用することができる。
具体的には、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局NodeBは、E−TFCIを復号する前に、予め定められた増加ルールにより、次回最大許容伝送速度を知っているため、E−DPDCH逆拡散・RAKE処理部221cの規模、部品点数及びバッファの容量を小さく抑えることができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、従来の「Rate Control」で必要であったUPコマンド/DOWNコマンドを利用することなく、上りユーザデータの伝送速度を制御することができるため、シグナリング構成及びシステム運用がシンプルになる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、セルにおける上り無線リソースが圧迫される場合には、全移動局UEに割り当てられる上り無線リソースを同じ値に減らすため、従来の「Rate Control」において、無線基地局NodeBが、セル全域の移動局UEに対して同じUPコマンド/DOWNコマンドを送信することによって、上りユーザデータの伝送速度を制御した場合に生じる「上り無線リソースの割り当ての不公平さ」を回避することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEにおいて送信すべき上りユーザデータがなくなった場合に、当該移動局UEの速度レベルをリセットする前に、一定の猶予期間を与えることにより、当該移動局UEの伝送効率を下げることなく通信を継続することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局NodeBが、基地局最大許容伝送速度を移動局UEに通知するため、上りリンクにおける干渉量を一定値に近づけることができる。
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムは、図28乃至図30に示すように、制御対象が、上りユーザデータの伝送速度ではなく、上りユーザデータの送信電力である点を除いて、上述の第1の実施形態に係る移動通信システムと同様である。
本実施形態では、MAC−e機能部13cのE−TFC選択部134bは、図28に示すように、図14における「速度レベル」の代わりに、「送信電力レベル」を定義して、かかる送信電力レベルによって各移動局UEを分類するように構成されている。
この場合の送信電力とは、移動局UEの全ての個別物理チャネルの送信電力の総和であってもよいし、移動局UEにおいて上りユーザデータを送るためのチャネル(E−DPDCH)の送信電力であってもよい。
なお、本実施形態において、移動局UEは、上述のように設定された上りユーザデータの送信電力で送信できる上りユーザデータの伝送速度を計算して、かかる上りユーザデータの伝送速度を用いて送信処理を行うように構成されている。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、上り干渉量(上り干渉電力)を、直接的に制御することが可能となり、上り干渉量の制御精度がより高くなる。
(本発明の第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る移動通信システムは、図31乃至図33に示すように、制御対象が、上りユーザデータの伝送速度ではなく、上りユーザデータの送信電力比である点を除いて、上述の第1の実施形態に係る移動通信システムと同様である。
ここで、上りユーザデータの送信電力比は、当該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネル(E−DPDCH)の当該上りユーザデータに係る個別物理データチャネル(DPCCH)に対する比である。
本実施形態では、MAC−e機能部13cのE−TFC選択部134bは、図31に示すように、図14における「速度レベル」の代わりに、「送信電力比レベル」を定義して、かかる送信電力比レベルによって各移動局UEを分類するように構成されている。
(本発明の第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る移動通信システムは、一部のシグナリングを除いて、上述の第1乃至3の実施形態に係る移動通信システムと同様である。
本実施形態では、図34(a)乃至(c)に示すように、無線基地局NodeBは、移動局UEごとに、基地局最大許容伝送速度、基地局最大許容送信電力、又は、基地局最大許容送信電力比を管理するように構成されている。
例えば、無線基地局NodeBは、移動局UEごとに、基地局最大許容伝送速度、基地局最大許容送信電力、又は、基地局最大許容送信電力比を、個別の制御信号(例えば、E−AGCHやE−DPCCH)として通知するように構成されていてもよい。
また、無線基地局NodeBは、下りリンクにおける通信品質が良い移動局UEに対して、より高速な最大許容伝送速度を割り当てるように構成されていてもよい。
また、図35(a)乃至(c)に示すように、無線基地局NodeBは、優先度ごとに、基地局最大許容伝送速度、基地局最大許容送信電力、又は、基地局最大許容送信電力比を管理するように構成されていてもよい。
また、無線基地局NodeBは、上述のように、基地局最大許容伝送速度(或いは、基地局最大許容送信電力、基地局最大許容送信電力比)を、個別の制御信号として通知する代わりに、各移動局UEにおける上りユーザデータの伝送速度(或いは、送信電力、送信電力比)が、基地局最大許容伝送速度(或いは、基地局最大許容送信電力、基地局最大許容送信電力比)に達した場合に、ストップ信号を送信するように構成されていてもよい。
本実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局又は優先度ごとに、基地局最大許容伝送速度(或いは、基地局最大許容送信電力、基地局最大許容送信電力比)を決定するため、より精密な伝送速度(或いは、送信電力、送信電力比)の制御を行うことができる。
以上、本発明を実施例により詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本願中に説明した実施例に限定されるものではないということは明らかである。本発明の装置は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本願の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
以上説明したように、本発明によれば、上り回線容量及び下り回線容量を圧迫させることなく、上りリンクにおけるスループットを増大させることができる伝送速度制御方法、送信電力制御方法、送信電力比制御方法、移動通信システム、移動局及び基地局を提供することができる。
さらには、本発明によれば、ハードウエアリソースの割当を必要最低限に抑えつつ、簡易的な伝送速度制御方法として知られる「セル共通レートコントロール方法」を実現し、ハードウエアリソースの節減及び装置コストの削減を達成することができる。

Claims (54)

  1. 移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの伝送速度を制御する伝送速度制御方法であって、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で、前記上りユーザデータの送信を開始する工程と、
    前記移動局は、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて、前記上りユーザデータの伝送速度を所定の伝送速度まで増加させていく工程とを有することを特徴とする伝送速度制御方法。
  2. 前記無線基地局は、該無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容伝送速度或いは該最大許容伝送速度を計算するための係数を報知する工程を有し、
    前記移動局は、前記上りユーザデータの伝送速度を前記最大許容伝送速度まで増加させていくことを特徴とする請求項1に記載の伝送速度制御方法。
  3. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の伝送速度と次回最大許容伝送速度とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の伝送速度に関連付けられている次回最大許容伝送速度を抽出する工程と、
    前記移動局は、抽出した前記次回最大許容伝送速度を、次の送信時間間隔における前記上りユーザデータの伝送速度として設定する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の伝送速度制御方法。
  4. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの伝送速度を増加させるように決められていることを特徴とする請求項1に記載の伝送速度制御方法。
  5. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの伝送速度を下げることなく保持することを特徴とする請求項1に記載の伝送速度制御方法。
  6. 移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力を制御する送信電力制御方法であって、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で、前記上りユーザデータの送信を開始する工程と、
    前記移動局は、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて、前記上りユーザデータの送信電力を所定の送信電力まで増加させていく工程とを有することを特徴とする送信電力制御方法。
  7. 前記無線基地局は、該無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容送信電力或いは該最大許容送信電力を計算するための係数を報知する工程を有し、
    前記移動局は、前記上りユーザデータの送信電力を前記最大許容送信電力まで増加させていくことを特徴とする請求項6に記載の送信電力制御方法。
  8. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の送信電力と次回最大許容送信電力とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の送信電力に関連付けられている次回最大許容送信電力を抽出する工程と、
    前記移動局は、抽出した前記次回最大許容送信電力を、次の送信時間間隔における前記上りユーザデータの送信電力として設定する工程を有することを特徴とする請求項6に記載の送信電力制御方法。
  9. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力を増加させるように決められていることを特徴とする請求項6に記載の送信電力制御方法。
  10. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの送信電力を下げることなく保持することを特徴とする請求項6に記載の送信電力制御方法。
  11. 移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力比を制御する送信電力比制御方法であって、
    前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で、前記上りユーザデータの送信を開始する工程と、
    前記移動局は、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて、前記上りユーザデータの送信電力比を所定の送信電力比まで増加させていく工程とを有することを特徴とする送信電力比制御方法。
  12. 前記無線基地局は、該無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容送信電力比或いは該最大許容送信電力比を計算するための係数を報知する工程を有し、
    前記移動局は、前記上りユーザデータの送信電力比を前記最大許容送信電力比まで増加させていくことを特徴とする請求項11に記載の送信電力比制御方法。
  13. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の送信電力比と次回最大許容送信電力比とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の送信電力比に関連付けられている次回最大許容送信電力比を抽出する工程と、
    前記移動局は、抽出した前記次回最大許容送信電力比を、次の送信時間間隔における前記上りユーザデータの送信電力比として設定する工程を有することを特徴とする請求項11に記載の送信電力比制御方法。
  14. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力比を増加させるように決められていることを特徴とする請求項11に記載の送信電力比制御方法。
  15. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの送信電力比を下げることなく保持することを特徴とする請求項11に記載の送信電力比制御方法。
  16. 移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの伝送速度を制御する移動通信システムであって、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの伝送速度を所定の伝送速度まで増加させていくように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  17. 前記無線基地局は、該無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容伝送速度或いは該最大許容伝送速度を計算するための係数を報知するように構成されており、
    前記移動局は、前記上りユーザデータの伝送速度を前記最大許容伝送速度まで増加させていくように構成されていることを特徴とする請求項16に記載の移動通信システム。
  18. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の伝送速度と次回最大許容伝送速度とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の伝送速度に関連付けられている前記次回最大許容伝送速度を抽出し、抽出した該次回最大許容伝送速度を、次の送信時間間隔における上りユーザデータの伝送速度として設定するように構成されていることを特徴とする請求項16に記載の移動通信システム。
  19. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの伝送速度を増加させるように決められていることを特徴とする請求項16に記載の移動通信システム。
  20. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの伝送速度を下げることなく保持することを特徴とする請求項16に記載の移動通信システム。
  21. 移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力を制御する移動通信システムであって、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力を所定の送信電力まで増加させていくように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  22. 前記無線基地局は、該無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容送信電力或いは該最大許容送信電力を計算するための係数を報知するように構成されており、
    前記移動局は、前記上りユーザデータの送信電力を前記最大許容送信電力まで増加させていくように構成されていることを特徴とする請求項21に記載の移動通信システム。
  23. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の送信電力と次回最大許容送信電力とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の送信電力に関連付けられている前記次回最大許容送信電力を抽出し、抽出した該次回最大許容送信電力を、次の送信時間間隔における上りユーザデータの送信電力として設定するように構成されていることを特徴とする請求項21に記載の移動通信システム。
  24. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力を増加させるように決められていることを特徴とする請求項21に記載の移動通信システム。
  25. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの送信電力を下げることなく保持することを特徴とする請求項21に記載の移動通信システム。
  26. 移動局から無線基地局に対して送信する上りユーザデータの送信電力比を制御する移動通信システムであって、
    前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力比を所定の送信電力比まで増加させていくように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  27. 前記無線基地局は、該無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容送信電力比或いは該最大許容送信電力比を計算するための係数を報知するように構成されており、
    前記移動局は、前記上りユーザデータの送信電力比を前記最大許容送信電力比まで増加させていくように構成されていることを特徴とする請求項26に記載の移動通信システム。
  28. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の送信電力比と次回最大許容送信電力比とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の送信電力比に関連付けられている前記次回最大許容送信電力比を抽出し、抽出した該次回最大許容送信電力比を、次の送信時間間隔における上りユーザデータの送信電力比として設定するように構成されていることを特徴とする請求項26に記載の移動通信システム。
  29. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力比を増加させるように決められていることを特徴とする請求項26に記載の移動通信システム。
  30. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの送信電力比を下げることなく保持することを特徴とする請求項26に記載の移動通信システム。
  31. 無線基地局に対して所定の伝送速度で上りユーザデータを送信する移動局であって、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの伝送速度を所定の伝送速度まで増加させていくように構成されていることを特徴とする移動局。
  32. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の伝送速度と次回最大許容伝送速度とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の伝送速度に関連付けられている前記次回最大許容伝送速度を抽出し、抽出した該次回最大許容伝送速度を、次の送信時間間隔における上りユーザデータの伝送速度として設定するように構成されていることを特徴とする請求項31に記載の移動局。
  33. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの伝送速度を増加させるように決められていることを特徴とする請求項31に記載の移動局。
  34. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの伝送速度を下げることなく保持することを特徴とする請求項31に記載の移動局。
  35. 無線基地局に対して所定の送信電力で上りユーザデータを送信する移動局であって、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力を所定の送信電力まで増加させていくように構成されていることを特徴とする移動局。
  36. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の送信電力と次回最大許容送信電力とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の送信電力に関連付けられている前記次回最大許容送信電力を抽出し、抽出した該次回最大許容送信電力を、次の送信時間間隔における上りユーザデータの送信電力として設定するように構成されていることを特徴とする請求項35に記載の移動局。
  37. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力を増加させるように決められていることを特徴とする請求項35に記載の移動局。
  38. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの送信電力を下げることなく保持することを特徴とする請求項35に記載の移動局。
  39. 無線基地局に対して所定の送信電力比で上りユーザデータを送信する移動局であって、
    前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、
    前記移動局は、ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で前記上りユーザデータの送信を開始し、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて該上りユーザデータの送信電力比を所定の送信電力比まで増加させていくように構成されていることを特徴とする移動局。
  40. 前記増加ルールは、上りユーザデータの現在の送信電力比と次回最大許容送信電力比とを関連付けており、
    前記移動局は、前記増加ルールを参照して、該移動局によって送信されている上りユーザデータの現在の送信電力比に関連付けられている前記次回最大許容送信電力比を抽出し、抽出した該次回最大許容送信電力比を、次の送信時間間隔における上りユーザデータの送信電力比として設定するように構成されていることを特徴とする請求項39に記載の移動局。
  41. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力比を増加させるように決められていることを特徴とする請求項39に記載の移動局。
  42. 前記移動局は、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、上りユーザデータの送信電力比を下げることなく保持することを特徴とする請求項39に記載の移動局。
  43. 移動局から送信された上りユーザデータを受信する無線基地局であって、
    ネットワークから通知される初期伝送速度或いは既に通知されている初期伝送速度で前記上りユーザデータを受信できるように上り無線リソースを割り当て、予め決められた伝送速度の増加ルールに基づいて前記上りユーザデータの伝送速度が増加されていく毎に、割り当てる前記上り無線リソースを増加させていくように構成されていることを特徴とする無線基地局。
  44. 前記無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容伝送速度或いは該最大許容伝送速度を計算するための係数を報知することを特徴とする請求項43に記載の無線基地局。
  45. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの伝送速度を増加させるように決められていることを特徴とする請求項43に記載の無線基地局。
  46. 前記移動局において、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、前記上りユーザデータの伝送速度に対応する前記上り無線リソースの割り当てを保持することを特徴とする請求項43に係る無線基地局。
  47. 移動局から送信された上りユーザデータを受信する無線基地局であって、
    ネットワークから通知される初期送信電力或いは既に通知されている初期送信電力で前記上りユーザデータを受信できるように上り無線リソースを割り当て、予め決められた送信電力の増加ルールに基づいて前記上りユーザデータの送信電力が増加されていく毎に、割り当てる前記上り無線リソースを増加させていくように構成されていることを特徴とする無線基地局。
  48. 前記無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容送信電力或いは該最大許容送信電力を計算するための係数を報知することを特徴とする請求項47に記載の無線基地局。
  49. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力を増加させるように決められていることを特徴とする請求項47に記載の無線基地局。
  50. 前記移動局において、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、前記上りユーザデータの送信電力に対応する前記上り無線リソースの割り当てを保持することを特徴とする請求項47に係る無線基地局。
  51. 移動局から送信された上りユーザデータを受信する無線基地局であって、
    前記上りユーザデータの送信電力比は、該上りユーザデータに係るエンハンスト個別物理データチャネルの該上りユーザデータに係る個別物理データチャネルに対する比であり、
    ネットワークから通知される初期送信電力比或いは既に通知されている初期送信電力比で前記上りユーザデータを受信できるように上り無線リソースを割り当て、予め決められた送信電力比の増加ルールに基づいて前記上りユーザデータの送信電力比が増加されていく毎に、割り当てる前記上り無線リソースを増加させていくように構成されていることを特徴とする無線基地局。
  52. 前記無線基地局によって管理されているセル全体に対して、1つ又は複数の上りユーザデータの送信時間間隔毎に、前記上りユーザデータの最大許容送信電力比或いは該最大許容送信電力比を計算するための係数を報知することを特徴とする請求項51に記載の無線基地局。
  53. 前記増加ルールは、Nチャネルストップアンドウェイトが一巡した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、又は、前記移動局において前記無線基地局からの上りユーザデータに対する受信確認信号を受信した直後の上りユーザデータの送信時間間隔で、前記上りユーザデータの送信電力比を増加させるように決められていることを特徴とする請求項51に記載の無線基地局。
  54. 前記移動局において、送信すべき上りユーザデータがなくなった場合であっても、所定タイマによって計測される時間が満了するまでは、前記上りユーザデータの送信電力比に対応する前記上り無線リソースの割り当てを保持することを特徴とする請求項51に係る無線基地局。
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