JPH11177488A - 移動通信システムの基地局における送信電力制御方法並びに移動通信システムにおける基地局及び移動機 - Google Patents
移動通信システムの基地局における送信電力制御方法並びに移動通信システムにおける基地局及び移動機Info
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- JPH11177488A JPH11177488A JP9336879A JP33687997A JPH11177488A JP H11177488 A JPH11177488 A JP H11177488A JP 9336879 A JP9336879 A JP 9336879A JP 33687997 A JP33687997 A JP 33687997A JP H11177488 A JPH11177488 A JP H11177488A
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- H04W52/30—TPC using constraints in the total amount of available transmission power
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- H04W52/04—TPC
- H04W52/38—TPC being performed in particular situations
- H04W52/50—TPC being performed in particular situations at the moment of starting communication in a multiple access environment
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Transmitters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動機に割り当てた通信チャネルで、基地局
が通信開始時から最適な送信電力で通信することによ
り、他の通信チャネルへの干渉電力を抑圧すると共に、
他の通信チャネルからの干渉に影響されることを防止
し、通信品質の向上及び通信チャネル容量の増大を目的
とする。 【解決手段】 移動機が制御チャネルを用いて、最初は
小さい送信電力で基地局にアクセスメッセージを送信
し、基地局からの応答を受信するまで徐々に送信電力を
増加させ、必要最小限の送信電力で基地局にアクセスメ
ッセージを送信する符号分割多重接続の移動通信システ
ムにおいて、移動機が基地局に送信するアクセスメッセ
ージに移動機の送信電力を付加して基地局に通知する手
段と、移動機から受信したアクセスメッセージに付加さ
れた移動機の送信電力値を基に、移動機に割り当てた通
信チャネルで基地局が通信開始時に送信すべき初期送信
電力値を算出する手段とを備える。
が通信開始時から最適な送信電力で通信することによ
り、他の通信チャネルへの干渉電力を抑圧すると共に、
他の通信チャネルからの干渉に影響されることを防止
し、通信品質の向上及び通信チャネル容量の増大を目的
とする。 【解決手段】 移動機が制御チャネルを用いて、最初は
小さい送信電力で基地局にアクセスメッセージを送信
し、基地局からの応答を受信するまで徐々に送信電力を
増加させ、必要最小限の送信電力で基地局にアクセスメ
ッセージを送信する符号分割多重接続の移動通信システ
ムにおいて、移動機が基地局に送信するアクセスメッセ
ージに移動機の送信電力を付加して基地局に通知する手
段と、移動機から受信したアクセスメッセージに付加さ
れた移動機の送信電力値を基に、移動機に割り当てた通
信チャネルで基地局が通信開始時に送信すべき初期送信
電力値を算出する手段とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局の送信電力
制御方式に関し、特にスペクトラム拡散技術を用いた符
号分離多重接続方式の移動通信システムの基地局におけ
る送信電力制御方式に関する。
制御方式に関し、特にスペクトラム拡散技術を用いた符
号分離多重接続方式の移動通信システムの基地局におけ
る送信電力制御方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】符号分離多重接続方式の移動通信システ
ムで移動機から基地局に送信するとき、移動機は最初に
制御チャネルを用いて小さい送信電力で基地局にアクセ
スメッセージを送信する。アクセスメッセージの送信は
基地局からの応答を受信するまで繰り返されるが、この
時、アクセスメッセージの送信電力は徐々に増加させ
る。これにより、移動機は必要最小限の送信電力で基地
局にアクセスメッセージを送信する事が可能となる（Ｉ
Ｓ−９５−Ａ＋ＴＳＢ７４の６．１．２．３．１Ｅｓｔ
ｉｍａｔｅｄ Ｏｐｅｎ Ｌｏｏｐ Ｐｏｗｅｒ）。移
動機からのアクセスメッセージを受信した基地局は、こ
の移動機に通信チャネルを割り当てた後、移動機と通信
を開始することになる。以下、移動機から基地局に送信
するときの送信電力を移動機送信電力、逆に基地局から
移動機に送信するときの送信電力を基地局送信電力と記
す。
ムで移動機から基地局に送信するとき、移動機は最初に
制御チャネルを用いて小さい送信電力で基地局にアクセ
スメッセージを送信する。アクセスメッセージの送信は
基地局からの応答を受信するまで繰り返されるが、この
時、アクセスメッセージの送信電力は徐々に増加させ
る。これにより、移動機は必要最小限の送信電力で基地
局にアクセスメッセージを送信する事が可能となる（Ｉ
Ｓ−９５−Ａ＋ＴＳＢ７４の６．１．２．３．１Ｅｓｔ
ｉｍａｔｅｄ Ｏｐｅｎ Ｌｏｏｐ Ｐｏｗｅｒ）。移
動機からのアクセスメッセージを受信した基地局は、こ
の移動機に通信チャネルを割り当てた後、移動機と通信
を開始することになる。以下、移動機から基地局に送信
するときの送信電力を移動機送信電力、逆に基地局から
移動機に送信するときの送信電力を基地局送信電力と記
す。
【０００３】従来、通信開始時の基地局送信電力（以
下、初期基地局送信電力と記す）は、基地局がカバーす
るサービスエリアの大きさ等の要素に基づいて定められ
る一定値とされていた。
下、初期基地局送信電力と記す）は、基地局がカバーす
るサービスエリアの大きさ等の要素に基づいて定められ
る一定値とされていた。
【０００４】また従来、基地局は移動機に通信チャネル
を割り当てた後、その通信チャネルを用いて、移動機が
受信する信号の誤り率あるいは移動機での受信電力を移
動機から報告（この報告を以下受信状態報告と記す）さ
せ、受信状態報告に基づいて基地局送信電力を補正して
いた。
を割り当てた後、その通信チャネルを用いて、移動機が
受信する信号の誤り率あるいは移動機での受信電力を移
動機から報告（この報告を以下受信状態報告と記す）さ
せ、受信状態報告に基づいて基地局送信電力を補正して
いた。
【０００５】図３は従来の基地局送信電力制御方式に基
づく移動通信システムの移動機と基地局の送受信機の構
成を示すブロック図である。
づく移動通信システムの移動機と基地局の送受信機の構
成を示すブロック図である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の送信電力制御方
式では、初期基地局送信電力は基地局がカバーするサー
ビスエリアの大きさ等により一定値とされていた。ま
た、基地局は、移動機に通信チャネルを割り当てた後
に、その通信チャネルを用いて移動機が受信する信号の
誤り率あるいは移動機での受信電力を移動機から報告さ
せることにより基地局送信電力の補正を行っていた。
式では、初期基地局送信電力は基地局がカバーするサー
ビスエリアの大きさ等により一定値とされていた。ま
た、基地局は、移動機に通信チャネルを割り当てた後
に、その通信チャネルを用いて移動機が受信する信号の
誤り率あるいは移動機での受信電力を移動機から報告さ
せることにより基地局送信電力の補正を行っていた。
【０００７】しかし、同一サービスエリア内であっても
移動機と基地局の間の通信に必要な送信電力は一定値と
はならないので、初期基地局送信電力は過不足を生じ易
い。初期基地局送信電力が過剰であれば他の通信チャネ
ルへの干渉電力が増加し、初期基地局送信電力が不足す
れば他の通信チャネルからの干渉に影響される。
移動機と基地局の間の通信に必要な送信電力は一定値と
はならないので、初期基地局送信電力は過不足を生じ易
い。初期基地局送信電力が過剰であれば他の通信チャネ
ルへの干渉電力が増加し、初期基地局送信電力が不足す
れば他の通信チャネルからの干渉に影響される。
【０００８】従って、ある程度の時間が経過しなければ
適切な送信電力に調整できなかった。結果として、従来
の送信電力制御方式では通信品質の低下及び通信チャネ
ル容量の減少を招いていた。
適切な送信電力に調整できなかった。結果として、従来
の送信電力制御方式では通信品質の低下及び通信チャネ
ル容量の減少を招いていた。
【０００９】本発明が解決しようとする課題は、移動機
に割り当てた通信チャネルで、基地局が通信開始時から
最適な送信電力で通信することにより、他の通信チャネ
ルへの干渉電力を抑制すると共に、他の通信チャネルか
らの干渉に影響されることを防止し、通信品質を向上す
ると共に通信チャネル容量を増大することである。
に割り当てた通信チャネルで、基地局が通信開始時から
最適な送信電力で通信することにより、他の通信チャネ
ルへの干渉電力を抑制すると共に、他の通信チャネルか
らの干渉に影響されることを防止し、通信品質を向上す
ると共に通信チャネル容量を増大することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】移動機が制御チャネルを
用いて、最初は小さい送信電力で基地局にアクセスメッ
セージを送信し、基地局からの応答を受信するまで徐々
に送信電力を増加させ、必要最小限の送信電力で基地局
にアクセスメッセージを送信する符号分割多重接続の移
動通信システムにおいて、移動機が基地局に送信するア
クセスメッセージに移動機送信電力を付加して基地局に
通知する手段と、移動機から受信したアクセスメッセー
ジに付加された移動機送信電力を基に、移動機に割り当
てた通信チャネルで基地局が通信開始時に送信すべき初
期基地局送信電力を算出する手段とを備える。
用いて、最初は小さい送信電力で基地局にアクセスメッ
セージを送信し、基地局からの応答を受信するまで徐々
に送信電力を増加させ、必要最小限の送信電力で基地局
にアクセスメッセージを送信する符号分割多重接続の移
動通信システムにおいて、移動機が基地局に送信するア
クセスメッセージに移動機送信電力を付加して基地局に
通知する手段と、移動機から受信したアクセスメッセー
ジに付加された移動機送信電力を基に、移動機に割り当
てた通信チャネルで基地局が通信開始時に送信すべき初
期基地局送信電力を算出する手段とを備える。
【００１１】初期基地局送信電力を算出する手段とは、
移動機送信電力と基地局送信電力との対応表である送信
電力対応表を予め基地局に設定しておき、移動機からの
アクセスメッセージに付加されている移動機送信電力に
より送信電力対応表を検索し、初期基地局送信電力を決
定することを特徴とする。
移動機送信電力と基地局送信電力との対応表である送信
電力対応表を予め基地局に設定しておき、移動機からの
アクセスメッセージに付加されている移動機送信電力に
より送信電力対応表を検索し、初期基地局送信電力を決
定することを特徴とする。
【００１２】送信電力対応表に基づいて決定した初期基
地局送信電力を、移動機に割り当てた通信チャネルで通
信開始後に移動機からの報告によって増加または減少さ
せた結果に基づき、送信電力対応表の基地局送信電力を
更新することを特徴とする。
地局送信電力を、移動機に割り当てた通信チャネルで通
信開始後に移動機からの報告によって増加または減少さ
せた結果に基づき、送信電力対応表の基地局送信電力を
更新することを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１は本発明の一実施の形態である送信
電力制御方式の基地局送受信機１０１及び移動機送受信
機１０２の構成を示すブロック図である。
して説明する。図１は本発明の一実施の形態である送信
電力制御方式の基地局送受信機１０１及び移動機送受信
機１０２の構成を示すブロック図である。
【００１４】基地局送受信機１０１は、送信系と受信系
とを備えている。送信系は、符号化器１、可変利得送信
増幅器２、送信電力制御器８、初期送信電力演算器９、
及びメモリ１０を備え、送信信号を空中線４から送信す
るために共用器３に接続されている。また、受信系は、
復号化器５、復調器６、及び自動利得受信増幅器７を備
え、共用器３を介して空中線４に接続されている。
とを備えている。送信系は、符号化器１、可変利得送信
増幅器２、送信電力制御器８、初期送信電力演算器９、
及びメモリ１０を備え、送信信号を空中線４から送信す
るために共用器３に接続されている。また、受信系は、
復号化器５、復調器６、及び自動利得受信増幅器７を備
え、共用器３を介して空中線４に接続されている。
【００１５】移動機送受信機１０２も同様に、送信系と
受信系とを備えている。送信系は、可変利得送信増幅器
１７、送信電力制御器１８、及び符号化器１９を有し、
送信信号を空中線１１から送信するために共用器１２に
接続されている。また、受信系は、自動利得受信増幅器
１３、復調器１４、復号化器１５及び誤り率測定器１６
を備え、共用器１２を介して空中線１１に接続されてい
る。
受信系とを備えている。送信系は、可変利得送信増幅器
１７、送信電力制御器１８、及び符号化器１９を有し、
送信信号を空中線１１から送信するために共用器１２に
接続されている。また、受信系は、自動利得受信増幅器
１３、復調器１４、復号化器１５及び誤り率測定器１６
を備え、共用器１２を介して空中線１１に接続されてい
る。
【００１６】次に、図１と図２を参照して本発明の送信
電力制御方式の動作を説明する。本実施の形態はＩＳ−
９５−Ａ＋ＴＳＢ７４のＣＤＭＡ移動体通信システムに
適用されている移動機のアクセス方法を例にしたもので
ある。
電力制御方式の動作を説明する。本実施の形態はＩＳ−
９５−Ａ＋ＴＳＢ７４のＣＤＭＡ移動体通信システムに
適用されている移動機のアクセス方法を例にしたもので
ある。
【００１７】移動機が通信を開始する際、ＩＳ−９５−
Ａ＋ＴＳＢ７４で定められた方法で算出された移動機送
信電力Ｐｒを元に、送信電力制御器１８は、可変利得送
信増幅器１７の利得を設定すると共に、符号化器１９を
介してアクセスメッセージの予め定められた位置に移動
機送信電力Ｐｒを設定する。移動機送信電力Ｐｒが設定
されたアクセスメッセージは制御チャネルを用いて基地
局に通知される。
Ａ＋ＴＳＢ７４で定められた方法で算出された移動機送
信電力Ｐｒを元に、送信電力制御器１８は、可変利得送
信増幅器１７の利得を設定すると共に、符号化器１９を
介してアクセスメッセージの予め定められた位置に移動
機送信電力Ｐｒを設定する。移動機送信電力Ｐｒが設定
されたアクセスメッセージは制御チャネルを用いて基地
局に通知される。
【００１８】基地局にアクセスメッセージを送信し、一
定時間内に基地局からアクセスメッセージに対する応答
（以下、アクセスメッセージ応答と記す）を受信しなか
った場合は、移動機送信電力Ｐｒを一定量増加させ、先
程と同様に再びアクセスメッセージを送信する。移動機
送信電力Ｐｒの増加とアクセスメッセージの送信を繰り
返し行うので、基地局からアクセスメッセージ応答を受
信したときの移動機送信電力Ｐｒが通信に必要な最小の
送信電力であるといえる。基地局送受信機１０１は、移
動機送信電力Ｐｒと基地局送信電力Ｐｆとの対応表であ
る送信電力対応表を予めメモリ１０に格納しておく。
定時間内に基地局からアクセスメッセージに対する応答
（以下、アクセスメッセージ応答と記す）を受信しなか
った場合は、移動機送信電力Ｐｒを一定量増加させ、先
程と同様に再びアクセスメッセージを送信する。移動機
送信電力Ｐｒの増加とアクセスメッセージの送信を繰り
返し行うので、基地局からアクセスメッセージ応答を受
信したときの移動機送信電力Ｐｒが通信に必要な最小の
送信電力であるといえる。基地局送受信機１０１は、移
動機送信電力Ｐｒと基地局送信電力Ｐｆとの対応表であ
る送信電力対応表を予めメモリ１０に格納しておく。
【００１９】送信電力対応表の一例を図２に示す。図２
において、基地局送信電力Ｐｆは移動機送信電力Ｐｒを
基準に配列されている。Ｐ０、Ｐ１、Ｐ２、…、Ｐｎは
送信電力を表しており、Ｐ０＜Ｐ１＜Ｐ２＜…＜Ｐｎの
関係を持つ。基地局送信電力Ｐｆの初期設定値は、基地
局がカバーするサービスエリアの大きさ等を基準とする
従来の初期基地局送信電力の算出方法を用いることとす
る。
において、基地局送信電力Ｐｆは移動機送信電力Ｐｒを
基準に配列されている。Ｐ０、Ｐ１、Ｐ２、…、Ｐｎは
送信電力を表しており、Ｐ０＜Ｐ１＜Ｐ２＜…＜Ｐｎの
関係を持つ。基地局送信電力Ｐｆの初期設定値は、基地
局がカバーするサービスエリアの大きさ等を基準とする
従来の初期基地局送信電力の算出方法を用いることとす
る。
【００２０】移動機送受信機１０２の送信電力が基地局
送受信機１０１の受信限界値を超えると、基地局は始め
てアクセスメッセージを受信する。
送受信機１０１の受信限界値を超えると、基地局は始め
てアクセスメッセージを受信する。
【００２１】復号器５でアクセスメッセージから取り出
した移動機送信電力Ｐｒをメモリ１０に格納されている
送信電力対応表に当てはめて、初期送信電力演算器９は
基地局送信電力Ｐｆを算出する。例えば、Ｐ２＜Ｐｒ＜
Ｐ３の場合は、基地局送信電力ＰｆはＰｆ２となる。
した移動機送信電力Ｐｒをメモリ１０に格納されている
送信電力対応表に当てはめて、初期送信電力演算器９は
基地局送信電力Ｐｆを算出する。例えば、Ｐ２＜Ｐｒ＜
Ｐ３の場合は、基地局送信電力ＰｆはＰｆ２となる。
【００２２】そして、送信電力制御器８により可変利得
送信増幅器２の利得を設定し、移動機に対してアクセス
メッセージ応答を送信する。
送信増幅器２の利得を設定し、移動機に対してアクセス
メッセージ応答を送信する。
【００２３】その後は、ＩＳ−９５−Ａ＋ＴＳＢ７４で
も用いられている基地局の送信電力制御方法により、基
地局の送信電力を微調整する。
も用いられている基地局の送信電力制御方法により、基
地局の送信電力を微調整する。
【００２４】即ち、移動機の誤り率測定器１６で測定し
た誤り率が符号化器１９を介して送信データに設定さ
れ、周期的に基地局に通知される。通知を受けた基地局
では、復号化器５によって移動機から受信した誤り率が
取り出され、送信電力制御器８によって可変利得送信増
幅器２の利得を増加または減少させる。
た誤り率が符号化器１９を介して送信データに設定さ
れ、周期的に基地局に通知される。通知を受けた基地局
では、復号化器５によって移動機から受信した誤り率が
取り出され、送信電力制御器８によって可変利得送信増
幅器２の利得を増加または減少させる。
【００２５】尚、通信開始後の１回目であれば、誤り率
と共に移動機送信電力Ｐｒを基地局に通知する。これに
対して基地局の初期送信電力演算器９は送信電力対応表
中の対応する基地局送信電力Ｐｆを増加または減少させ
る。
と共に移動機送信電力Ｐｒを基地局に通知する。これに
対して基地局の初期送信電力演算器９は送信電力対応表
中の対応する基地局送信電力Ｐｆを増加または減少させ
る。
【００２６】このことにより、移動機送信電力Ｐｒに対
応する基地局送信電力Ｐｆの精度が向上する。また、移
動機に割り当てた通信チャネルで、基地局が通信開始時
から最適な送信電力で通信することにより、他の通信チ
ャネルへの干渉電力を抑制すると共に、他の通信チャネ
ルからの干渉に影響されることを防止し、通信品質の向
上及び通信チャネル容量の増大が可能となる。
応する基地局送信電力Ｐｆの精度が向上する。また、移
動機に割り当てた通信チャネルで、基地局が通信開始時
から最適な送信電力で通信することにより、他の通信チ
ャネルへの干渉電力を抑制すると共に、他の通信チャネ
ルからの干渉に影響されることを防止し、通信品質の向
上及び通信チャネル容量の増大が可能となる。
【００２７】
【発明の効果】本発明の第１の効果は、移動機に割り当
てた通信チャネルで、通信開始時から基地局が最適な送
信電力で通信することにより、他の通信チャネルへの干
渉電力を抑圧すると共に、他の通信チャネルからの干渉
に影響されることを防止し、通信品質の向上及び通信チ
ャネル容量の増大が可能となることである。
てた通信チャネルで、通信開始時から基地局が最適な送
信電力で通信することにより、他の通信チャネルへの干
渉電力を抑圧すると共に、他の通信チャネルからの干渉
に影響されることを防止し、通信品質の向上及び通信チ
ャネル容量の増大が可能となることである。
【００２８】第１の効果が生じる理由は、基地局は移動
機から受信したアクセスメッセージに付加された移動機
の送信電力を基に、初期基地局送信電力を算出し、移動
機に割り当てた通信チャネルで通信開始時から適切な送
信電力で通信できるからである。
機から受信したアクセスメッセージに付加された移動機
の送信電力を基に、初期基地局送信電力を算出し、移動
機に割り当てた通信チャネルで通信開始時から適切な送
信電力で通信できるからである。
【００２９】本発明の第２の効果は、初期基地局送信電
力を容易に算出することが可能となり、伝搬に関する厳
密な理論計算を必要とせずに、初期基地局送信電力の精
度を高めることが可能となることである。
力を容易に算出することが可能となり、伝搬に関する厳
密な理論計算を必要とせずに、初期基地局送信電力の精
度を高めることが可能となることである。
【００３０】第２の効果が生じる理由は、送信電力対応
表を予め基地局に設定しておくことにより、移動機から
のアクセスメッセージに付加されている移動機の送信電
力に基づいて送信電力対応表を検索し、初期基地局送信
電力を決定するからである。また、送信電力対応表に基
づいて決定した初期基地局送信電力が、通信開始直後の
受信状態報告によって補正された場合、補正の結果に基
づいて送信電力対応表の基地局送信電力を更新するから
である。
表を予め基地局に設定しておくことにより、移動機から
のアクセスメッセージに付加されている移動機の送信電
力に基づいて送信電力対応表を検索し、初期基地局送信
電力を決定するからである。また、送信電力対応表に基
づいて決定した初期基地局送信電力が、通信開始直後の
受信状態報告によって補正された場合、補正の結果に基
づいて送信電力対応表の基地局送信電力を更新するから
である。
【００３１】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
【図１】本発明の一実施の形態である送信電力制御方式
の基地局送受信機１０１及び移動機送受信機１０２の構
成を示すブロック図である。
の基地局送受信機１０１及び移動機送受信機１０２の構
成を示すブロック図である。
【図２】送信電力対応表の一例である。
【図３】従来の基地局送信電力制御方式に基づく移動通
信システムの移動機と基地局の送受信機の構成を示すブ
ロック図である。
信システムの移動機と基地局の送受信機の構成を示すブ
ロック図である。
１，１９ 符号化器 ２，１７ 可変利得送信増幅器 ３，１２ 共用器 ４，１１ 空中線 ５，１５ 復号化器 ６，１４ 復調器 ７，１３ 自動利得受信増幅器 ８，１８ 送信電力制御器 ９ 初期送信電力演算器 １０ メモリ １６ 誤り率測定器 Ｐｒ 移動機送信電力値 Ｐｆ 基地局送信電力値 Ｐ０、Ｐ１、Ｐ２、…、Ｐｎ 移動機送信電力値の範囲
指定値 Ｐｆ０、Ｐｆ１、…、Ｐｆｎ−１ 送信電力対応表に設
定する基地局の初期送信電力値
指定値 Ｐｆ０、Ｐｆ１、…、Ｐｆｎ−１ 送信電力対応表に設
定する基地局の初期送信電力値
Claims (6)
- 【請求項１】 移動機から基地局に対して通信の開始を
要求する信号であるアクセスメッセージを予め定められ
た移動機送信電力により移動機が送信する段階と、 前記アクセスメッセージに対して基地局が応答した信号
であるアクセスメッセージ応答を移動機が受信するま
で、移動機送信電力の漸増と共に前記アクセスメッセー
ジの送信を繰り返す段階と、 基地局が前記アクセスメッセージを受信するアクセスメ
ッセージ受信段階と、基地局が前記アクセスメッセージ
応答を送信する段階と、 移動機が前記アクセスメッセージ応答を受信した後、移
動機と基地局との通信を開始する段階と、 移動機の受信状態を基地局に報告する信号である受信状
態報告を通信開始後移動機が送信する受信状態報告段階
とを含む移動通信システムの基地局における送信電力制
御方法において、 移動機が前記アクセスメッセージに移動機送信電力を付
加する段階と、 前記アクセスメッセージに付加された移動機送信電力に
応じて基地局が基地局送信電力を定める基地局送信電力
決定段階とを含むことを特徴とする移動通信システムの
基地局における送信電力制御方法。 - 【請求項２】 請求項１記載の移動通信システムの基地
局における送信電力制御方法において、前記基地局送信
電力決定段階は、移動機送信電力と基地局送信電力の予
め定められた対応表である送信電力対応表から前記アク
セスメッセージに付加された移動機送信電力に対応する
基地局送信電力を検索することにより基地局送信電力を
定めることを特徴とする移動通信システムの基地局にお
ける送信電力制御方法。 - 【請求項３】 請求項２記載の移動通信システムの基地
局における送信電力制御方法において、前記受信状態報
告に応じて前記送信電力対応表を更新することを特徴と
する移動通信システムの基地局における送信電力制御方
法。 - 【請求項４】 請求項１乃至３のいずれかに記載の移動
通信システムの基地局における送信電力制御方法におい
て、該移動通信システムは符号分離多重接続方式である
ことを特徴とする移動通信システムの基地局における送
信電力制御方法。 - 【請求項５】 符号分離多重接続方式の移動通信システ
ムにおける基地局において、 移動機送信電力の通知を移動機から受け取る手段と、 移動機送信電力と基地局送信電力の予め定められた対応
表である送信電力対応表を格納するメモリと、 前記送信電力対応表で移動機送信電力に対応する基地局
送信電力を求める初期送信電力演算器とを備えることを
特徴とする符号分離多重接続方式の移動通信システムに
おける基地局。 - 【請求項６】 符号分離多重接続方式の移動通信システ
ムにおける移動機において、 送信データを符号化する符号化器と、 符号化した送信データの利得を定めると共に移動機送信
電力値を符号化器に送信する送信電力制御器とを備え、 前記符号化器は送信データと共に移動機送信電力値を符
号化することを特徴とする符号分離多重接続方式の移動
通信システムにおける移動機。
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|---|---|---|---|
| JP9336879A JPH11177488A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 移動通信システムの基地局における送信電力制御方法並びに移動通信システムにおける基地局及び移動機 |
| KR1019980053429A KR19990062862A (ko) | 1997-12-08 | 1998-12-07 | 이동 통신 시스템에서의 전송 전력 제어 방법 |
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| JP9336879A JPH11177488A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 移動通信システムの基地局における送信電力制御方法並びに移動通信システムにおける基地局及び移動機 |
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- 1998-12-08 BR BR9805632-8A patent/BR9805632A/pt not_active IP Right Cessation
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