JPWO2005124687A1 - 光学式モーションキャプチャシステムにおけるマーカトラッキング方法、光学式モーションキャプチャ方法及びシステム - Google Patents

光学式モーションキャプチャシステムにおけるマーカトラッキング方法、光学式モーションキャプチャ方法及びシステム Download PDF

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Abstract

光学式モーションキャプチャシステムにおいて、高精度カメラと高速度カメラの2種類のカメラを用い、高精度かつ高速度のデータを得る。フレームレート及び解像度において異なるカメラから構成される異種カメラ群によってマーカが付された被験体を撮影して画像を取得するステップと、画像からマーカの二次元位置情報を検出するマーカ検出ステップと、検出されたマーカの二次元位置情報を用いて、マーカの三次元位置情報を取得する三次元再構成ステップと、各カメラ群で取得されたマーカの三次元位置情報を統合する統合ステップとを有する。統合ステップは、マーカの三次元位置情報を時系列に探索して、同一と判定されるマーカの三次元位置情報に同一のIDを付与するトラッキングステップと、各カメラ群で取得された同一のIDが付与されたマーカの三次元位置情報を補間するステップとを有する。

Description

本発明は、光学式モーションキャプチャシステムにおけるマーカのトラッキング方法および光学式モーションキャプチャシステムに関するものである。
モーションキャプチャは、人間や動物の動作を数値的なデータとして計測する手法であり、それによって得られたデータはバイオメカニクス、ヒューマノイドの動作生成、CGアニメーションの生成など幅広い分野で用いられている。モーションキャプチャには様々な方式があり、例えば、被験者にデータ取得のためのデバイスを装着して有線でデータを転送して座標データを記録するワイヤ式のものや、被験者の頭、首、肩、肘、手首等に光を反射するマーカを付け、マーカからの反射光を撮影して座標データを記録する光学式のものがある。運動時における被験者の低拘束性という観点からは、ワイヤ式のものに比べて、いわゆるパッシブ光学式のモーションキャプチャが有利である。
しかしながら、パッシブ光学式のモーションキャプチャでは、複数のカメラで取得した画像から、マーカの三次元位置を求める(三次元再構成)ための計算量が大きい、 各マーカと体の部位との対応を取る作業 (ラベリング) のための計算量が大きい、といった欠点がある。また、カメラからコンピュータへのデータ転送速度に限界があるため単一のカメラで高精度かつ高速度のデータを得ることはできない。
本発明の目的は、光学式モーションキャプチャシステムにおいて、マーカ検出、マーカ位置の三次元再構成の段階でマーカのローカルトラッキングを行うことで、リアルタイムのマーカトラッキングを実現することにある。
本発明のもう一つの目的は、光学式モーションキャプチャシステムにおいて、高精度カメラと高速度カメラの2種類のカメラを用い、互いの欠点を補い合うことで高精度かつ高速度のデータを得ることを目的とするものである。
本発明が採用した第1の技術手段は、各カメラによって取得された画像からマーカの二次元位置情報を検出するマーカ検出ステップと、各カメラによって検出されたマーカの二次元位置情報(マーカ推定ベクトル)を用いて、マーカの三次元位置情報を取得する三次元再構成ステップと、マーカの三次元位置情報を時系列に探索して、同一と判定されるマーカの三次元位置情報に同一のIDを付与するトラッキングステップとを有し、前記マーカ検出ステップおよび/あるいは前記三次元再構成ステップは、IDを備えた参照マーカ位置と、検出されたマーカの二次元位置情報(マーカ推定ベクトル)あるいは/および三次元位置情報との同一性を判定し、参照マーカ位置と同一と判定された二次元位置情報(マーカ推定ベクトル)あるいは/および三次元位置情報に参照マーカ位置と同一のIDを付与するステップを含むことを特徴とする光学式モーションキャプチャシステムにおけるマーカトラッキング方法である。
本発明が採用した第2の技術手段は、フレームレート及び解像度において異なるカメラから構成される異種カメラ群によってマーカが付された被験体を撮影して画像を取得するステップと、各カメラ群において取得した画像からマーカの二次元位置情報を検出するマーカ検出ステップと、各カメラ群において検出されたマーカの二次元位置情報を用いて、マーカの三次元位置情報を取得する三次元再構成ステップと、各カメラ群で取得されたマーカの三次元位置情報を統合する統合ステップとを有し、該統合ステップは、マーカの三次元位置情報を時系列に探索して、同一と判定されるマーカの三次元位置情報に同一のIDを付与するトラッキングステップと、各カメラ群で取得された同一のIDが付与されたマーカの三次元位置情報を補間するステップとを有することを特徴とする光学式モーションキャプチャ方法である。
本発明が採用した第3の技術手段は、フレームレート及び解像度において異なるカメラから構成される異種カメラ群によってマーカが付された被験体を撮影して画像を取得する撮影手段と、各カメラ群において取得した画像からマーカの二次元位置情報を検出するマーカ検出手段と、各カメラ群において検出されたマーカの二次元位置情報を用いて、マーカの三次元位置情報を取得する三次元再構成手段と、各カメラ群で取得されたマーカの三次元位置情報を統合する統合手段とを有し、該統合手段は、マーカの三次元位置情報を時系列に探索して、同一と判定されるマーカの三次元位置情報に同一のIDを付与するトラッキング手段と、各カメラ群で取得された同一のIDが付与されたマーカの三次元位置情報を補間する手段とを有することを特徴とする光学式モーションキャプチャシステムである。
本発明において、一つの好ましい態様では、前記マーカ検出ステップは、IDが付された参照マーカ位置の二次元座標値と検出されたマーカの二次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与するものである。さらに、好ましくは、前記三次元再構成ステップは、同一のIDが付与された二次元位置情報に基づいてマーカの三次元位置情報を取得するものである。他の好ましい態様では、前記三次元再構成ステップは、IDが付された参照マーカ位置と再構成されたマーカの三次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与するものである。
マーカが同一か否の判定は検出マーカの位置情報あるいは三次元再構成されたマーカの位置情報と、参照マーカ位置との間の距離によって行う。前記参照マーカ位置は、一つの好ましい態様では、前記トラッキングステップで得られたID付き計測マーカ位置に基づいて計算された同じIDを備えたマーカ予測位置である。前記参照マーカ位置として、前記トラッキングステップで得られた最新のID付き計測マーカ位置を用いることもできる。
一つの好ましい態様では、前記三次元再構成ステップは、前記マーカ検出ステップで同一のIDが付与された複数のマーカ推定ベクトル間の距離を計算するステップと、予め設定された本数以上のベクトルが閾値以下の距離で交差するか否かを判定するステップとを含むものである。判定が是の場合には、マーカの三次元位置を計算する。判定が否の場合には、マーカの三次元位置の計算に使用されなかったマーカ推定ベクトルに対して、閾値以下の距離で交差する組を探索し、新しく見つかったマーカ推定ベクトルから構成されるマーカの三次元位置に新しいIDを付与する。
一つの好ましい態様では、フレームレート及び解像度において異なるカメラから構成される異種カメラ群によってマーカが付された被験体を撮影して画像を取得するモーションキャプチャであって、各カメラ群で取得された同一のIDが付与されたマーカの三次元位置情報を補間するようにした。前記補間は、各カメラ群で計測された複数フレームにわたって同一のIDが付与されたマーカの時系列三次元位置情報からなるマーカ軌跡を補間する補間多項式を求めるものである。好ましくは、多項式の係数の算出において、三次元再構成時のマーカ推定ベクトル間の平均距離に基づく重み付けを行う。
さらに好ましい態様では、前記補間に基づいて、各カメラ群のカメラの次フレームにおけるマーカ位置を予測する。マーカ予測位置にはIDが付与されており、マーカ予測位置情報をIDと共に、マーカ検出ステップ、三次元再構成ステップに与えることで、マーカ検出ステップ、三次元再構成ステップにおいてもマーカのトラッキング(ID付与)を行うことができる。
本発明では、マーカ検出、マーカ位置の三次元再構成の段階でマーカのローカルトラッキングが可能となる。マーカ検出におけるトラッキング結果を利用することで、三次元再構成に必要な計算量を低減することができ、リアルタイムでの処理が可能となる。さらに、マーカトラッキング機能を利用して、リアルタイムでのラベリング・関節角計算が可能となる。
異種カメラを統合することで、次のような効果がある。一つは、高精度カメラだけでは1フレーム間のマーカの移動距離が大きいためルタイムのトラッキングが難しいが、高速度カメラからのデータを併用することでトラッキングが容易になるということである。これにより低速度データだけを使うときよりも予測の精度が上がるため、トラッキングの精度 (マーカの対応が正しく取れる確率)
が向上する。もう一つは、高速度カメラのみでは空間分解能が低いが、高精度カメラからのデータを併用することで精度を向上させることができる。低精度データの修正に関しては、ベクトル間の距離を精度の指標として、それに基づいて補間のパラメータを決定することで行う。このとき低解像度のカメラでは1ピクセルの誤差でベクトルが大きくずれるので、一般にベクトル間の距離が大きくなる。
[A]モーションキャプチャシステムの全体構成
本発明は、異種カメラの相互補完による高精度・高速度モーションキャプチャシステムに関するものである。モーションキャプチャシステムは、被験者の複数の所定部位(頭、首、肩、肘、手首等)に付された複数のマーカと、該被験者を撮影するための撮影手段と、該撮影手段に電気的に接続された(データ転送可能な状態で)1台以上のコンピュータとを有し、撮影手段によって取得されたマーカの画像情報がコンピュータに送信され、コンピュータで画像情報を処理することでマーカの三次元位置を取得するように構成されている。撮影手段に接続されたコンピュータは、撮影手段によって取得された画像情報および画像処理部で計算された情報を記憶する記憶部、該画像情報を表示する表示部、該画像情報に対して画像処理を施すための画像処理部を構成している。
モーションキャプチャにおける撮影手段は、複数台のビデオカメラから構成されており、複数台のビデオカメラを被験者を取り囲むように夫々異なる位置に配置することで、複数角度から被験者の動画像を同時に取得する。取得される動画像は、例えば、1秒あたり数十フレームから数百フレームの静止画像情報の時系列の画像群である。本発明では、撮影手段は、異種のカメラ群から構成されており、異種のカメラ群は一つの好ましい態様では、高精度カメラ群と高速度カメラ群から構成される。
高精度カメラ、高速度カメラとは、異種カメラにおいて、一方が他方に比べて高解像度・低フレームレート、他方が一方に比べて低解像度・高フレームレートである場合に、高解像度・低フレームレートのカメラを高精度カメラ、低解像度・高フレームレートのカメラを高速度カメラという。後述の実験例では、グループAを構成するカメラが解像度1004×1004、最大フレームレート50fps、グループBを構成するカメラが解像度512×512、最大フレームレート262fpsであり、グループAを構成するカメラが高精度カメラ、グループBを構成するカメラが高速度カメラである。
図1は、2種類のカメラ群(G1,G2)を用いたモーションキャプチャシステムの構成を示す図である。本発明に係るモーションキャプチャシステムは、マーカ検出処理、三次元再構成処理、統合処理の3つのブロックからなる。それぞれのブロックは以下の処理を行う。マーカ検出ステップ(C)では、
カメラ画像からマーカを検出する。三次元再構成ステップ(R)では、同じ種類のカメラ群で検出されたマーカの二次元位置情報を用いて、マーカの三次元位置を計算する。統合ステップ(I)では、複数の三次元再構成ブロックからのデータを統合する。尚、図1では、2つのカメラ群を示したが、3つ以上のカメラ群を用いても良い。
マーカ検出処理では、各カメラで取り込まれた2次元画像からマーカを検出する。マーカの検出は、各カメラで取得された画像を画像処理することで行われ、マーカは2次元画像におけるある座標として検出される。各群を構成する各カメラの位置は予め決定されており、検出されたマーカは、カメラの絶対位置を始点とするベクトル (マーカ推定ベクトル) 上に位置する。マーカ検出処理は、各カメラ毎で独立に行う。
三次元再構成処理では、同時刻における同じ群に属する複数のカメラから得られたマーカ推定ベクトルの交点を求め、その交点をマーカの三次元位置とする。しかし、実際にはカメラのピクセル誤差やキャリブレーション誤差の影響で厳密にはマーカ推定ベクトルは交差しないため、距離が小さいベクトルの組を探索し、それらの共通垂線の中点を交点とみなす。三次元再構成処理は各カメラ群(G)で独立に行う。
統合処理について説明する。高精度データは、高精度カメラを用いることにより得られる。しかし、高精度カメラは通常フレームレートが低いので、データの時間間隔は大きくなる。これを解決するため、高速度カメラを使って高フレームレートのデータを得る。しかし、高速度カメラのデータは精度が低いので、そのままでは精度が落ちてしまう。そこで、両者のデータを統合した上で、補間方法を使って低精度データを修正することで、高速度かつ高精度なデータを得ることができる。高速度カメラは、補間のもととなるデータを高フレームレートで提供することにより統合を容易にするとともに、システムの出力として最終的に得られるデータのフレームレートを上げるという役割を果たしている。異種カメラから取得した三次元位置情報を統合するには、カメラ群1で検出されたマーカとカメラ群2で検出されたマーカがどう対応しているか
(どれとどれが同じマーカのデータであるか) を調べる、つまり個々のマーカをトラッキングする必要がある。統合とは、各カメラ群で計測されたマーカ位置を補間し、1つの連続したデータを得る。これによって、精度の低いデータを精度の高いデータで修正する、将来のマーカ位置を予測することが可能となる。
統合処理では、複数のカメラ群から送られてくるマーカ三次元位置データを受け取り、以前観測されたマーカとの対応を調べて一意なIDを付け(トラッキング)を行う。既に計測されたフレームのマーカ位置データはIDごとに分けられ、補間式と共に記憶されている。統合の時には、この補間式を用いて現在の予測位置を計算し、対応関係を調べて対応するIDを付ける。トラッキングできたマーカについては三次元再構成時の誤差を考慮して補間多項式を計算する。ここで言う誤差とは、後述する式(7)のベクトル間距離であり、これが大きいということは各ベクトルの誤差が大きく、得られた三次元位置の信頼性が低いことを意味し、小さい重みを与える。これにより、全体的に精度の高いデータに近づくような補間式が計算される。この補間式を用いて、あるカメラ群が次の計測(次フレーム)を行うときのマーカ位置を予測し、その情報をマーカ検出・三次元再構成処理に送ると、マーカ検出や三次元再構成の段階でもトラッキングを行うことができる。これにより、後に述べるようにリアルタイムでの三次元再構成やトラッキングが実現される。
[B]マーカ軌跡の補間
異種カメラからのデータの統合を行う補間処理及び位置予測処理について述べる。
マーカの位置予測、および計測終了後一定時間幅のデータを得るために、各マーカ(同じIDが付与されているマーカ)の軌跡を多項式により補間する。具体的には、時刻tにおいて計測されたデータが送られてきたとき、時刻t−τ以降のデータを用いて多項式補間関数の係数を決定する。ここで
τは補間に用いるデータの時間幅を決める定数である。
補間の方法を図3に示す。時刻 tm+i(i=0,1,...,n;t−τ<t<tm+1<...<tm+n=t)に計測された位置をpと表し、このとき時刻tから時刻tm+1の区間多項式
(t−t)を求める。マーカ軌跡が時刻tにおいて1階微分可能でなければならないとすると、
Figure 2005124687
また、時刻tm+iにおいて多項式はそれぞれ pm+iを通るから、
△t=tm+i−tとおくと、
Figure 2005124687
を満たす必要がある。ここで、多項式の次数が補間に使う点数より少ない場合や、異常なデータが計測された場合に対応するため、式(2)は必ずしも厳密に満たす必要はないものとする。
(t)をr次の多項式とすると
Figure 2005124687
と書ける。
式(1)より明らかに、
Figure 2005124687
なので、式(2)は次のようにまとめられる。
Figure 2005124687
これはさらに
Figure 2005124687
とまとめられ,これを解くと
Figure 2005124687
と多項式の係数が計算できる。ここでT(ベクトル)はT(ベクトル)の重み付き擬似逆行列である。各時刻のデータに対応する重みwm+iは、三次元再構成時のマーカ推定ベクトル間の平均距離dm+iを用いて
Figure 2005124687
によって計算する。ここでaはカメラのフレームレートの違いを補正するための係数、Cは任意定数である。これにより、平均距離の大きいマーカ、すなわち誤差の大きいマーカの重みが小さくなる。また、一般にフレームレートの高いカメラに対してはaを小さくして、個々のデータの影響を小さくする。尚、補間方法は、ここで述べたものに限定されない。また、重みの決定方法についても、ここで述べたものに限定されず、距離に対して単調減少する関数であれば他の決め方でもよい。
[C]マーカのトラッキング
マーカのトラッキングについて述べる。本システムでは、複数のフレームにわたって同一と判断できるマーカをトラッキングし、同じIDを付けることで前述の補間を可能にしている。マーカトラッキングをリアルタイムで行うため、統合処理だけでなくマーカ検出・再構成処理においてもローカルトラッキングを行う。マーカのトラッキングについて異種カメラを用いたものに基づいて説明するが、本発明に係るマーカトラッキング方法は、1種類のカメラだけを用いるシステムでも有効である。また、ここでは、一つの好ましい態様として、マーカ予測位置をIDを備えた参照マーカ位置として採用する場合について説明するが、本発明で採用され得る参照マーカ位置はマーカ予測位置には限定されず、例えば、トラッキングステップで得られた最新のID付き計測マーカ位置を参照マーカ位置として採用してもよい。
マーカ推定位置(マーカ予測位置)を用いたトラッキングの概念図を図2に示す。図2に示すように、統合処理によって得られたマーカ推定位置(白丸1,2,3であって、IDが付与されている)をカメラ画像に投影して二次元座標値を取得する。そして、実際に検出されたマーカとの対応を取ることで検出されたマーカのローカルトラッキングを行う。予想されるマーカ推定位置と実際に検出されたマーカとの対応が確認されると、検出されたマーカにIDが付される。検出されたマーカ(IDが付されている)を三次元再構成してマーカ位置を取得する。マーカ推定位置と三次元再構成されたマーカ位置との対応を取る。これらの処理は、検出されたマーカの集合D、
推定マーカの集合Eが与えられたときに、最適な割り当て、
Figure 2005124687
を探す問題となる。ここでE=φは対応する推定マーカがない、すなわち新しいマーカであることを表し、このようなマーカが現れた場合は新たなIDが付けられる。
本実施例では、組(D,E)のスコアを以下のように与える。
Figure 2005124687

ただし、Cは任意定数、d(D,E)は検出されたマーカDと推定マーカEとの距離である。なお、E=φ、すなわち対応する推定マーカがなかった場合はd(D,E)を対応する可能性のある最大距離dmaxとする。そして、最適化のための評価関数として式(8)の和を用いる。これにより、いずれかのマーカが検出されなかったとしても大域的に最適な割り当てを探索することができる。
統合処理におけるトラッキングでは、検出されたマーカにも三次元再構成処理によりIDが付けられている。そこで、DとEが同じIDを持つとき組(D,E) に一定のスコアを追加することで、その組が優先的に探索されるようにする。
[D]三次元再構成
三次元再構成について説明する。通常のモーションキャプチャにおける三次元再構成では、多数のマーカ推定ベクトルの組から距離の近いものを探索するため、計算量が大きくなる。これに対し本発明では、前述のように各カメラで検出されたマーカにも既にIDが付けられているので、すべてのIDが正しい場合にはマーカ推定ベクトルの組み合わせは既知であり、探索の必要がない。実際には間違ったIDが付けられている可能性があるため、距離の計算を併用してマーカ推定ベクトルの組を決定し、マーカの三次元位置を計算する。
三次元再構成は、n個のカメラを持つシステムにおいて、カメラkで検出されたマーカの集合Dと推定マーカの集合Eが与えられたとき、
Figure 2005124687
を複数見つける問題となる。それぞれの組み合わせ1つに対しマーカ1個が対応する。探索は以下のようにして行う。
ステップ1:各推定マーカについて同じIDを持つマーカ推定ベクトル間の距離を調べる。nmin本以上のベクトルが閾値dmax以下の距離で交差すればマーカが存在するとしてマーカ位置を計算する。
ステップ2:ステップ1で使われなかったマーカ推定ベクトルに対し、通常のモーションキャプチャと同様に閾値以下の距離で交差する組を探索する。この結果見つかったマーカには新しいIDが付けられる。
[E]実験
本システムの精度と速度を評価するための実験とその結果について述べる。実験装置及び条件について説明する。テーブル1に示す2種類のカメラを用いて、計19台のカメラからなるモーションキャプチャシステムを構築した。グループAに属するカメラ群が高精度カメラ群であり、解像度が1004×1004ピクセル、最大フレーム速度が50fpsであり、高精度カメラ群は10台の高精度カメラより構成される。グループBに属するカメラ群が高速度カメラ群であり、解像度が532×512ピクセル、最大フレーム速度が262fpsであり、高精度カメラ群は9台の高速度カメラより構成される。マーカ検出用のPCを各カメラに1台ずつ割り当て、各カメラ群のPCの中の1台のPCで三次元再構成を行う。また別にPentiumIV2GHzマシンを統合処理に使った。被験者に10個、20個、30個、40個のマーカを取り付けた場合それぞれについてスクワット、歩行、キックの動作を計測し、速度とトラッキング性能を評価した。以下の評価実験では、補間のパラメータとしてτ=0.1s,r=4を用いた。また、三次元再構成における最小ベクトル数をnmin=3、閾値をグループA,Bに対してそれぞれdmax=0.005m、 dmax=0.008mとした。
Figure 2005124687
速度評価について述べる。カメラグループ、統合処理における各ステップの処理時間をそれぞれテーブル2、テーブル3に示す。また、1フレームを取得するのにかかった平均時間をテーブル4に示す。10〜30マーカではグループBのみを使ったものが最も高速なのに対し、40マーカでは統合システムが最も高速である。これは、マーカ数が増加すると統合処理の負荷が再構成と比べて相対的に小さくなるためと考えられる。
Figure 2005124687
Figure 2005124687
Figure 2005124687
トラッキング性能評価について説明する。各運動において最後までトラッキングできたマーカの割合をテーブル5に示す。ほとんどのケースで統合システムが最も多くのマーカをトラッキングできていることがわかる。
Figure 2005124687
リアルタイム関節角計算について述べる。本システムではマーカをリアルタイムでトラッキングしているため、初めにマーカIDとラベルの対応が取れていればリアルタイムのラベリング・関節角計算が可能となる。初期フレームのラベリングを行うためのGUIを開発し、柔軟な逆運動学計算アルゴリズムUTPoser(山根,中村:”ヒューマンフィギュアの全身運動生成のための協応構造化インターフェース、”日本ロボット学会誌,vol.20, no. 3,pp.113-121,2002)を用いて任意のマーカ配置に対してリアルタイムの関節角計算を実現した。尚、逆運動学計算に70--80msかかるため、画面中のヒューマンフィギュアは時間遅れを持って動くことが観察された。
2種類のカメラを用いた実験により、高速度のデータが得られること、高い確率でマーカがトラッキングできることが確認された。またマーカトラッキング機能を利用して、リアルタイムでのラベリング・関節角計算が実現された。
本発明によって、人間や動物の動作を数値的なデータとして計測することができ、それによって得られたデータはバイオメカニクス、ヒューマノイドの動作生成、CGアニメーションの生成など幅広い分野で用いられ得る。
2種類のカメラ群を用いたモーションキャプチャシステムの概略図である。 マーカ検出処理及び再構成処理におけるローカルトラッキングを示す図である。 多項式による補間を示す図である。

Claims (48)

  1. 各カメラによって取得された画像からマーカの二次元位置情報を検出するマーカ検出ステップと、
    各カメラによって検出されたマーカの二次元位置情報を用いて、マーカの三次元位置情報を取得する三次元再構成ステップと、
    マーカの三次元位置情報を時系列に探索して、同一と判定されるマーカの三次元位置情報に同一のIDを付与するトラッキングステップとを有し、
    前記マーカ検出ステップおよび/あるいは前記三次元再構成ステップは、IDを備えた参照マーカ位置と、検出されたマーカの二次元位置情報あるいは/および三次元位置情報との同一性を判定し、参照マーカ位置と同一と判定された二次元位置情報あるいは/および三次元位置情報に参照マーカ位置と同一のIDを付与するステップを含むことを特徴とする光学式モーションキャプチャシステムにおけるマーカトラッキング方法。
  2. 前記マーカ検出ステップは、IDが付された参照マーカ位置の二次元座標値と検出されたマーカの二次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与することを特徴とする請求項1に記載のマーカトラッキング方法。
  3. 前記三次元再構成ステップは、同一のIDが付与された二次元位置情報に基づいてマーカの三次元位置情報を取得することを特徴とする請求項2に記載のマーカトラッキング方法。
  4. 前記三次元再構成ステップは、IDが付された参照マーカ位置と再構成されたマーカの三次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与することを特徴とする請求項1乃至3に記載のマーカトラッキング方法。
  5. マーカが同一か否の判定は検出マーカの位置情報あるいは三次元再構成されたマーカの位置情報と、参照マーカ位置との間の距離によって行うことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のマーカトラッキング方法。
  6. 前記参照マーカ位置は、前記トラッキングステップで得られたID付き計測マーカ位置に基づいて計算された同じIDを備えたマーカ予測位置であることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のマーカトラッキング方法。
  7. 前記参照マーカ位置は、前記トラッキングステップで得られた最新のID付き計測マーカ位置であることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のマーカトラッキング方法。
  8. 前記三次元再構成ステップは、
    前記マーカ検出ステップで同一のIDが付与された複数のマーカ推定ベクトル間の距離を計算するステップと、
    予め設定された本数以上のベクトルが閾値以下の距離で交差するか否かを判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のマーカトラッキング方法。
  9. 判定が是の場合には、マーカの三次元位置を計算することを特徴とする請求項8に記載のマーカトラッキング方法。
  10. 判定が否の場合には、マーカの三次元位置の計算に使用されなかったマーカ推定ベクトルに対して、閾値以下の距離で交差する組を探索し、新しく見つかったマーカ推定ベクトルから構成されるマーカの三次元位置に新しいIDを付与することを特徴とする請求項8に記載のマーカトラッキング方法。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の方法において、該方法は、
    フレームレート及び解像度において異なるカメラから構成される異種カメラ群によってマーカが付された被験体を撮影して画像を取得するものであり、
    該マーカ検出ステップ、該三次元再構成ステップは各カメラ群において行われ、
    該トラッキングステップは、
    各カメラ群で取得された同一のIDが付与されたマーカの三次元位置情報を時系列に統合する統合ステップが含まれる、
    ことを特徴とするマーカトラッキング方法。
  12. 異種カメラ群は、高精度カメラ群と高速度カメラ群を含むことを特徴とする請求項11に記載のマーカトラッキング方法。
  13. 前記統合ステップは、各カメラ群で計測された複数フレームにわたって同一のIDが付与されたマーカの時系列三次元位置情報からなるマーカ軌跡を補間する補間多項式を求めるステップを含むことを特徴とする請求項11,12いずれかに記載のマーカトラッキング方法。
  14. 補間は、以下の多項式によって行われることを特徴とする請求項10に記載のマーカトラッキング方法。
    Figure 2005124687
    ここに、f(t)は、時刻t〜tm+1の間の補間式、a…aは多項式の係数である。
  15. 多項式の係数の算出において、三次元再構成時のマーカ推定ベクトル間の平均距離に基づく重み付けを行うことを特徴とする請求項14に記載のマーカトラッキング方法。
  16. 補間多項式を用いて、次フレームにおけるマーカ位置を予測し、マーカ予測位置を参照マーカ位置とすることを特徴とする請求項13乃至15いずれかに記載のマーカトラッキング方法。
  17. フレームレート及び解像度において異なるカメラから構成される異種カメラ群によってマーカが付された被験体を撮影して画像を取得するステップと、
    各カメラ群において取得した画像からマーカの二次元位置情報を検出するマーカ検出ステップと、
    各カメラ群において検出されたマーカの二次元位置情報を用いて、マーカの三次元位置情報を取得する三次元再構成ステップと、
    各カメラ群で取得されたマーカの三次元位置情報を統合する統合ステップと、
    を有し、該統合ステップは、
    マーカの三次元位置情報を時系列に探索して、同一と判定されるマーカの三次元位置情報に同一のIDを付与するトラッキングステップと、
    各カメラ群で取得された同一のIDが付与されたマーカの三次元位置情報を補間するステップと、
    を有することを特徴とする光学式モーションキャプチャ方法。
  18. 異種カメラ群は、高精度カメラ群と高速度カメラ群を含むことを特徴とする請求項17に記載のモーションキャプチャ方法。
  19. 前記補間ステップは、各カメラ群で計測された複数フレームにわたって同一のIDが付与されたマーカの時系列三次元位置情報からなるマーカ軌跡を補間する補間多項式を求めるものであることを特徴とする請求項17,18いずれかに記載のモーションキャプチャ方法。
  20. 補間は、以下の多項式によって行われることを特徴とする請求項18に記載のモーションキャプチャ方法。
    Figure 2005124687
    ここに、f(t)は、時刻t〜tm+1の間の補間式、a…aは多項式の係数である。
  21. 多項式の係数の算出において、三次元再構成時のマーカ推定ベクトル間の平均距離に基づく重み付けを行うことを特徴とする請求項20に記載のモーションキャプチャ方法。
  22. 前記補間に基づいて、各カメラ群のカメラの次フレームにおけるマーカ位置を予測するステップを含む請求項17乃至21いずれかに記載のモーションキャプチャ方法。
  23. 前記マーカ予測位置にはIDが付与されており、前記マーカ検出ステップおよび/あるいは前記三次元再構成ステップは、IDを備えたマーカ予測位置と、検出されたマーカの二次元位置情報あるいは/および三次元位置情報との同一性を判定し、マーカ予測位置と同一と判定された二次元位置情報あるいは/および三次元位置情報にマーカ予測位置と同一のIDを付与するステップを含むことを特徴とする請求項22に記載のモーションキャプチャ方法。
  24. 前記マーカ検出ステップは、IDが付されたマーカ予測位置の二次元座標値と検出されたマーカの二次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与することを特徴とする請求項23に記載のモーションキャプチャ方法。
  25. 前記三次元再構成ステップは、同一のIDが付与された二次元位置情報に基づいてマーカの三次元位置情報を取得することを特徴とする請求項24に記載のモーションキャプチャ方法。
  26. 前記三次元再構成ステップは、IDが付されたマーカ予測位置と再構成されたマーカの三次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与することを特徴とする請求項23乃至25に記載のモーションキャプチャ方法。
  27. マーカが同一か否の判定は検出マーカあるいは再構成されたマーカと、マーカ予測位置との間の距離によって行うことを特徴とする請求項23乃至26いずれかに記載のモーションキャプチャ方法。
  28. 前記三次元再構成ステップは、
    マーカ検出ステップにおいて同一のIDが付与された複数のマーカ推定ベクトル間の距離を計算するステップと、
    予め設定された本数以上のベクトルが閾値以下の距離で交差するか否かを判定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項23乃至27いずれかに記載のモーションキャプチャ方法。
  29. 判定が是の場合には、マーカの三次元位置を計算することを特徴とする請求項28に記載のモーションキャプチャ方法。
  30. 判定が否の場合には、マーカの三次元位置の計算に使用されなかったマーカ推定ベクトルに対して、閾値以下の距離で交差する組を探索し、新しく見つかったマーカ推定ベクトルから構成されるマーカの三次元位置に新しいIDを付与することを特徴とする請求項28に記載のモーションキャプチャ方法。
  31. トラッキングステップでマーカに付与されるIDは、予め被験体の所定部位と対応させてあり、リアルタイムのラベリングを行うステップを含むことを特徴とする請求項17乃至30いずれかに記載のモーションキャプチャ方法。
  32. リアルタイムラベリングに基づいて関節角計算をリアルタイムで行うことを特徴とする請求項31に記載のモーションキャプチャ方法。
  33. フレームレート及び解像度において異なるカメラから構成される異種カメラ群によってマーカが付された被験体を撮影して画像を取得する撮影手段と、
    各カメラ群において取得した画像からマーカの二次元位置情報を検出するマーカ検出手段と、
    各カメラ群において検出されたマーカの二次元位置情報を用いて、マーカの三次元位置情報を取得する三次元再構成手段と、
    各カメラ群で取得されたマーカの三次元位置情報を統合する統合手段と、
    を有し、該統合手段は、
    マーカの三次元位置情報を時系列に探索して、同一と判定されるマーカの三次元位置情報に同一のIDを付与するトラッキング手段と、
    各カメラ群で取得された同一のIDが付与されたマーカの三次元位置情報を補間する手段と、
    を有することを特徴とする光学式モーションキャプチャシステム。
  34. 異種カメラ群は、高精度カメラ群と高速度カメラ群を含むことを特徴とする請求項33に記載のモーションキャプチャシステム。
  35. 前記補間手段は、各カメラ群で計測された複数フレームにわたって同一のIDが付与されたマーカの時系列三次元位置情報からなるマーカ軌跡を補間する補間多項式を求めるものであることを特徴とする請求項33,34いずれかに記載のモーションキャプチャシステム。
  36. 補間は、以下の多項式によって行われることを特徴とする請求項35に記載のモーションキャプチャシステム。
    Figure 2005124687
    ここに、f(t)は、時刻t〜tm+1の間の補間式、a…aは多項式の係数である。
  37. 多項式の係数の算出において、三次元再構成時のマーカ推定ベクトル間の平均距離に基づく重み付けを行うことを特徴とする請求項36に記載のモーションキャプチャ方法。
  38. 前記補間に基づいて、各カメラ群のカメラの次フレームにおけるマーカ位置を予測する手段を含む請求項33乃至37いずれかに記載のモーションキャプチャシステム。
  39. 前記マーカ予測位置にはIDが付与されており、前記マーカ検出手段および/あるいは前記三次元再構成手段は、IDを備えたマーカ予測位置と、検出されたマーカの二次元位置情報あるいは/および三次元位置情報との同一性を判定し、マーカ予測位置と同一と判定された二次元位置情報あるいは/および三次元位置情報にマーカ予測位置と同一のIDを付与するように構成されていることを特徴とする請求項38に記載のモーションキャプチャシステム。
  40. 前記マーカ検出手段は、IDが付されたマーカ予測位置の二次元座標値と検出されたマーカの二次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与することを特徴とする請求項39に記載のモーションキャプチャシステム。
  41. 前記三次元再構成手段は、同一のIDが付与された二次元位置情報に基づいてマーカの三次元位置情報を取得することを特徴とする請求項40に記載のモーションキャプチャシステム。
  42. 前記三次元再構成手段は、IDが付されたマーカ予測位置と再構成されたマーカの三次元位置情報との同一性を判定することでIDを付与することを特徴とする請求項39乃至41に記載のモーションキャプチャシステム。
  43. マーカが同一か否の判定は検出マーカあるいは再構成されたマーカと、マーカ予測位置との間の距離によって行うことを特徴とする請求項39乃至42いずれかに記載のモーションキャプチャシステム。
  44. 前記三次元再構成手段は、
    マーカ検出手段において同一のIDが付与された複数のマーカ推定ベクトル間の距離を計算する手段と、
    予め設定された本数以上のベクトルが閾値以下の距離で交差するか否かを判定する手段と、
    を含むことを特徴とする請求項39乃至43いずれかに記載のモーションキャプチャシステム。
  45. 判定が是の場合には、マーカの三次元位置を計算することを特徴とする請求項44に記載のモーションキャプチャシステム。
  46. 判定が否の場合には、マーカの三次元位置の計算に使用されなかったマーカ推定ベクトルに対して、閾値以下の距離で交差する組を探索し、新しく見つかったマーカ推定ベクトルから構成されるマーカの三次元位置に新しいIDを付与することを特徴とする請求項44に記載のモーションキャプチャシステム。
  47. トラッキング手段でマーカに付与されるIDは、予め被験体の所定部位と対応させてあり、リアルタイムのラベリングを行う手段を含むことを特徴とする請求項39乃至46いずれかに記載のモーションキャプチャシステム。
  48. リアルタイムラベリングに基づいて関節角計算をリアルタイムで行うことを特徴とする請求項47に記載のモーションキャプチャシステム。
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