JPWO2005117434A1 - デジタル画像入力装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

VBI(Vertical Blanking Interval)データも有効データとして活用できるデジタル画像入力装置及び方法を提供する。デジタル画像入力装置として、画像データとVBIデータとを含むデジタル画像データのキャプチャを行い、キャプチャされたデータを出力する画像キャプチャ部と、前記キャプチャされたデータを格納する記憶部と、前記記憶部に格納されたデータを読み出して出力する画像出力部と、前記キャプチャを行う際に、画像データだけではなく、VBIデータをもキャプチャして前記記憶部に出力し、格納させるように、前記画像キャプチャ部を制御する制御部とを備える。

Description

本発明は、デジタル画像データをキャプチャして出力するデジタル画像入力装置に関し、特に、入力されるデジタル画像データに含まれるVBI(Vertical Blanking Interval)データの取り扱いに関する。
動画等がデジタル化された画像データをキャプチャして出力する装置が知られている。このような装置においては、入力されたデジタル画像データのうち、実際に表示される画像データ(例えば、ITU−R656規格でいうところのアクティブデータ(図4のアクティブビデオ期間(ACTIVE VIDEO PERIOD)のデータ))のみをキャプチャして、記憶部で保持し、キャプチャされた画像を出力することが行われている。また、関連する技術として、例えば下記特許文献1が知られている。
特開2001−8162号公報
通常は、前述のように実際に表示される画像データのみをキャプチャしても問題はない。しかし、入力されたデジタル画像データに字幕データやデジタル画像コピー制御信号等のVBIデータが重畳されている場合には、このようなVBIデータが取り込まれないので、本来であれば実際に表示される画像データと同時に出力されるべき、文字データやコピープロテクトのための情報を出力することができなくなる。これは、コンテンツ保護の観点でも、大きな問題となる。外付けのLSI(Large−Scale Integration)等でVBIデータの処理を行えば、この問題を解決することができるが、これによると、ハードウェアコストの増大を招いてしまう。
本発明は、デジタル画像データのキャプチャを行う場合に、実際に表示される画像データだけではなく、VBIデータをも有効データとして活用できるデジタル画像入力装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、デジタル画像入力装置として、画像データとVBI(Vertical Blanking Interval)データとを含むデジタル画像データのキャプチャを行い、キャプチャされたデータを出力する画像キャプチャ部と、前記キャプチャされたデータを格納する記憶部と、前記記憶部に格納されたデータを読み出して出力する画像出力部と、前記キャプチャを行う際に、画像データだけではなく、VBIデータをもキャプチャして前記記憶部に出力し、格納させるように、前記画像キャプチャ部を制御する制御部とを備えるものである。
これによると、入力されたデジタル画像データに含まれるVBIデータを取得することができるので、実際に表示される画像データと同時に、VBIデータとして伝送された情報(例えば、文字データやコピープロテクトのための情報)を出力することができる。
また、前記デジタル画像入力装置において、圧縮された画像符号化データの復号を行い、その結果を出力する画像復号化部を更に備え、前記記憶部は、前記画像復号化部で復号されて得られた画像データを更に格納するものであり、前記画像出力部は、前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、前記記憶部から読み出して出力するものであることが好ましい。
これによると、画像符号化データの復号を行いながらデジタル画像データのキャプチャを行う場合に、VBIデータを取得して出力することができる。
また、前記デジタル画像入力装置において、前記制御部は、画像データが出力される際に、前記記憶部に格納されたVBIデータを垂直帰線期間に重畳させて出力するように、制御を行うものであることが好ましい。
また、前記デジタル画像入力装置において、前記制御部は、前記記憶部に記憶されたVBIデータが解析されて得られた文字データを、その文字を表す画像に展開してOSD(On Screen Display)データとして前記記憶部に格納させ、かつ、画像データが出力される際に、前記OSDデータを重畳させて出力するように、制御を行うものであることが好ましい。
また、前記デジタル画像入力装置において、前記制御部は、VBIデータをキャプチャする際に、輝度データに重畳されたデータをキャプチャし、色差データに重畳されたデータをキャプチャしないように、前記画像キャプチャ部を制御することが好ましい。
また、本発明に係る他のデジタル画像入力装置は、画像データとVBIデータとを含むデジタル画像データのキャプチャを行い、キャプチャされたデータを出力する画像キャプチャ部と、圧縮された画像符号化データの復号を行い、その結果を出力する画像復号化部と、前記キャプチャされたデータ及び前記画像復号化部で復号されて得られた画像データを格納する記憶部と、前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、前記記憶部から読み出して出力する画像出力部と、前記キャプチャを行う際に、画像データをキャプチャせず、VBIデータをキャプチャして前記記憶部に出力し、格納させるように、前記画像キャプチャ部を制御する制御部とを備えるものである。
これによると、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データに含まれるVBIデータを取得して出力することができる。
また、本発明に係るデジタル画像入力方法は、画像データとVBIデータとを含むデジタル画像データのキャプチャを行う画像キャプチャステップと、圧縮された画像符号化データの復号を行う画像復号化ステップと、前記画像キャプチャステップでキャプチャされたデータ及び前記画像復号化ステップで復号されて得られた画像データを格納する記憶ステップと、前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を出力する画像出力ステップとを備え、画像キャプチャステップは、前記キャプチャを行う際に、画像データだけではなく、VBIデータをもキャプチャして前記記憶ステップで格納することができるようにするものである。
本発明によると、デジタル画像データをキャプチャする際に、このデータに含まれるVBIデータを損なうことなく取得することができる。VBIデータとして伝送された字幕データやデジタル画像コピー制御信号等を、キャプチャされた画像データ等に付加して出力することができるので、コンテンツ作成者の本来の意図に沿って画像等の再生を行うことが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル画像入力装置のブロック図である。 図2(a)は、MPEG方式で符号化された画像データの代表的なデータ構造を示す説明図である。図2(b)は、図2(a)の各フレームを伝送される順に並べた説明図である。 図3は、図1の画像復号化部に入力される画像符号化データの復号について示すタイミングチャートである。 図4は、ITU−R656規格のデジタル画像データを示す説明図である。 図5は、図1の画像キャプチャ部の構成の例を示すブロック図である。 図6は、図5の画像キャプチャ制御部の制御フローを示すフローチャートである。 図7(a)は、VBIデータを他のデータと共に転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。図7(b)は、VBIデータを他のデータとは分けて転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。 図8は、ITU−R656規格のデータの形式を示す説明図である。 図9は、図1の画像キャプチャ部に入力されるデジタル画像データに関するタイミングチャートである。 図10は、画像符号化データの復号と、デジタル画像データのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。 図11は、第2の実施形態における画像キャプチャ制御部の制御フローを示すフローチャートである。 図12は、第2の実施形態において転送されるデータを示す概念図である。 図13は、第2の実施形態における、画像符号化データの復号と、デジタル画像データのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。 図14は、図1の記憶部へ転送されたVBIデータに対する処理について示すフローチャートである。 図15は、VBIデータを解析した結果を出力信号に重畳する場合の処理について示すフローチャートである。
符号の説明
12 画像復号化部
14 画像キャプチャ部
16 記憶部
18 画像出力部
22 制御部
32 スタートコード検出部
34 内部記憶部
36 画像キャプチャ制御部
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態においては、デジタル画像入力装置において、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データのキャプチャを行う場合について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル画像入力装置のブロック図である。図1のデジタル画像入力装置は、画像復号化部12と、画像キャプチャ部14と、記憶部16と、画像出力部18と、制御部22とを備えている。
画像復号化部12は、入力された画像符号化データCDを復号して、得られた結果を記憶部16に出力する。画像符号化データCDは、画像が圧縮されて得られたデータであって、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)規格に従って画像が符号化されたデータである。
画像キャプチャ部14には、デジタル画像データVDが入力されている。画像キャプチャ部14は、デジタル画像データVDをキャプチャし、キャプチャされたデータを記憶部16に出力する。デジタル画像データVDは、例えばITU−R656規格に従った画像データである。
記憶部16は、画像復号化部12及び画像キャプチャ部14から出力されたデータを格納し、制御部22の指示に従って画像出力部18に出力する。画像出力部18は、制御部22の指示に従って、復号された画像データとキャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、記憶部16から読み出して出力する。
図2(a)は、MPEG方式で符号化された画像データの代表的なデータ構造を示す説明図である。図2(b)は、図2(a)の各フレームを伝送される順に並べた説明図である。図2においては、動画の1シーケンスを分割した、符号化の単位であるGOP(Group Of Pictures)は、15フレームを有している。そのうち、1フレームがIピクチャ、4フレームがPピクチャ、10フレームがBピクチャである。ここで、Iピクチャはフレーム内符号化画像、Pピクチャはフレーム間順方向予測符号化画像、Bピクチャはフレーム間双方向予測符号化画像である。
具体的には、図2(a)において、矢印の起点のフレームを参照して、矢印の終点のフレームの符号化が行われる。すなわち、フレームI2は、このフレームのみでフレーム内符号化されている。フレームP5はフレームI2を参照して、フレームP8はフレームP5を参照して、フレーム間予測符号化されている。フレームB0,B1はフレームP’14及びI2を参照して、フレームB3,B4はフレームI2及びP5を参照して、フレーム間予測符号化されている(フレームP’14は、直前のGOPのフレーム)。画像データは、実際には図2(b)のような順番で符号化され、伝送される。復号の際に必要とされるフレームを、復号されるフレームよりも先に復号しておくことができるようにするためである。
図3は、図1の画像復号化部12に入力される画像符号化データの復号について示すタイミングチャートである。図2に示されているGOP構造のストリームを再生する場合について説明する。図3においては、1フレーム毎に映像の垂直同期信号(Sync)を示している。これらの垂直同期信号の間隔は2V(Vはフィールド毎の同期信号の間隔)である。記憶部16は、復号結果を記憶させておく領域として、フレームメモリAA,AB,AC,BA,BB,BCを有しているものとする。
画像復号化部12は、入力された画像符号化データの先頭フレームであるフレームI2の復号を行い、その結果をフレームメモリAAに格納させる。次に、画像復号化部12は、フレームB0の復号を行いフレームメモリACに復号結果を格納させる。これと同時に、制御部22は、画像出力部18から、このフレームB0の復号結果を出力させることができる。すると、この復号結果を受け取った表示器(図示せず)は、フレームB0を表示することができる。
以下、画像復号化部12は、同様に復号を行う。現在のフレームがIピクチャ及びPピクチャの場合には、画像復号化部12は、フレームメモリAA,ABのうち、格納されているピクチャが古い方のフレームメモリに復号結果を書き込む。すると、制御部22は、画像出力部18から、現在のフレームの直前に復号されたIピクチャ又はPピクチャを出力させることができる。また、現在のフレームがBピクチャの場合には、画像復号化部12は、フレームメモリACに復号結果を書き込む。すると、制御部22は、画像出力部18から、現在復号中のフレームを出力させることができる。
図4は、ITU−R656規格のデジタル画像データを示す説明図である。図4において、各ラインに含まれるデータは左から右の順に伝送され、ラインは上から下の順に伝送される。
ITU−R656規格においては、水平方向に関しては、各ラインは、ブランク期間H_Blankのデータ、アクティブ期間H_Activeのデータ、ブランク期間H_Blankのデータの順に並んだデータを有している。アクティブ期間H_Activeとブランク期間H_Blankとの境界において、すなわち、アクティブ期間H_Activeのデータに隣接するブランク期間H_Blankのデータとして、スタートコードSAV及びエンドコードEAVと呼ばれる識別子が挿入されている。
また、垂直方向に関しては、ブランク期間V_Blankのライン、アクティブ期間V_Activeのライン(以下ではアクティブラインと称する)、ブランク期間V_Blankのラインの順にラインが並んでいる。アクティブ期間V_Activeとブランク期間V_Blankとの境界において、識別子は挿入されない。ここで、アクティブ期間V_Activeであって、かつ、アクティブ期間H_Activeであるような期間を、アクティブビデオ期間(ACTIVE VIDEO PERIOD)と称することとする。アクティブビデオ期間のデータは、実際に表示される画像データであって、アクティブデータと呼ばれる。
図5は、図1の画像キャプチャ部14の構成の例を示すブロック図である。画像キャプチャ部14は、スタートコード検出部32と、内部記憶部34と、画像キャプチャ制御部36とを備えている。
スタートコード検出部32は、入力されたデジタル画像データからスタートコードの検出を行う。ITU−R656規格に準拠したデジタル画像データが入力される場合には、スタートコード検出部32は、例えば、スタートコードSAV及びエンドコードEAVを検出して、スタートコードSAVとエンドコードEAVとの間にあるアクティブ期間H_Activeのデータをキャプチャして内部記憶部34に転送し、現在処理中のライン番号やフィールドの情報、内部記憶部34への転送状況等を、画像キャプチャ制御部36に出力する。画像キャプチャ制御部36は、スタートコード検出部32から受け取った情報を用いて、内部記憶部34に記憶されている画像符号化データを記憶部16へ転送させる。
ここでは、図1のデジタル画像入力装置が画像キャプチャ制御部36と制御部22とを備えることとしているが、制御部が画像キャプチャ制御部36としても動作するようにしてもよい。また、スタートコードSAVやエンドコードEAVを検出する場合について説明したが、これに代えて、例えば、ITU−R601規格等に準拠したデジタル画像データが入力される場合には、水平同期又は垂直同期のためのデータH/V Syncを用いるようにしてもよい。
図6は、図5の画像キャプチャ制御部36の制御フローを示すフローチャートである。図7(a)は、VBIデータを他のデータと共に転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。図7(b)は、VBIデータを他のデータとは分けて転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。画像キャプチャ制御部36は、制御部22の指示に従って、以下の処理を行う。
図6のステップS11において、画像キャプチャ制御部36は、スタートコード検出部32から内部記憶部34への1ライン分のデータ転送が完了したか否かを判断する。転送が完了していれば、ステップS12に進み、転送が完了していなければ、処理を終了する。
データ転送は、図7(a)のように、VBIデータが重畳されたラインとアクティブラインとを含む1フィールドの全てのラインをまとめて転送するようにしてもよいし、図7(b)のように、VBIデータが重畳されたラインを含む領域とアクティブラインを含む領域とを分けて転送するようにしてもよい。
ステップS12において、画像キャプチャ制御部36は、転送が完了したラインは必要なラインであるか否かを判断する。このラインが必要なラインであれば、ステップS13に進み、必要なラインでなければ、処理を終了する。必要なラインには、VBIデータが重畳されたラインが含まれているものとする。必要なラインは、図1のデジタル画像入力装置の外部から指定してもらうようにしてもよいし、あらかじめ決めておいたラインであってもよい。
ステップS13において、内部記憶部34は、転送が完了したラインを記憶部16へ転送する。このとき、転送された1フィールドの全てのラインを記憶部16の1つの領域に順に格納させてもよいし、VBIデータが重畳されたラインを含む領域とアクティブラインを含む領域とを記憶部16の2つの領域にそれぞれ格納させてもよい。
ステップS14において、画像キャプチャ制御部36は、1フィールド分のVBIデータの転送が完了したか否かを判断する。完了していれば、ステップS15に進み、完了していなければ、処理を終了する。
ステップS15において、画像キャプチャ制御部36は、VBIデータ転送完了通知、転送先アドレス、及び転送したフィールドのパリティ等を図1のデジタル画像入力装置の外部に出力して、処理を終了する。図6の処理は、繰り返し行われる。
図8は、ITU−R656規格のデータの形式を示す説明図である。ITU−R656では、図8に示されているように、Cb、Y、Cr、Y(Yは輝度データ、Cb,Crは色差データ)の順でデータが転送されるが、VBIデータが実際に重畳されるのは、輝度データYの時のみである。そこで、スタートコード検出部32は、VBIデータが重畳されているラインについては、輝度データYに重畳されたデータのみをキャプチャして、内部記憶部34へ転送し、色差データCb,Crに重畳されたデータをキャプチャしない。これにより、バンド幅の低減、及び内部記憶部34の容量を削減することが可能となる。
図9は、図1の画像キャプチャ部14に入力されるデジタル画像データVDに関するタイミングチャートである。図9においては、1フィールド毎に映像の垂直同期信号(Sync)を示している。これらの垂直同期信号の間隔はVである。
入力された画像は、記憶部16のフレームメモリBA,BB,BCに順番に格納される。デジタル画像データVDの最初のフィールドF0T(以下では、Fの次の数はフレームの番号、末尾のTはトップフィールド、末尾のBはボトムフィールドを表す)のVBIデータの転送が完了した時点で、画像キャプチャ制御部36は、VBIデータ転送完了通知を外部に対して出力する。
VBIデータ転送完了通知を受け取った外部の制御装置は、記憶部16に格納されたVBIデータを解析し、その結果をVBI解析結果として制御部22に通知し、制御部22に設定を行う。すなわち、制御部22には、VBIデータが文字データであることをVBI解析結果が示している場合には、文字データを表現するためのOSD(On Screen Display)データ等のためのフォントデータが設定され、VBIデータがコピー関連情報であることをVBI解析結果が示している場合には、画像出力部18から出力する画像データに重畳するためのVBIデータが設定される。
制御部22は、VBI解析結果に従って設定された文字データやVBIデータを画像データ信号に重畳して出力するように、画像出力部18に指示を行う。以降、フィールドF0B,F1T,F1B,…についても同様の動作が繰り返される。
なお、これらの制御タイミング、フレームメモリの数やデジタル画像データの出力遅延については、システムによって様々な値をとることができる。
図10は、画像符号化データCDの復号と、デジタル画像データVDのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。図10は、図3と図9との内容を組み合わせて示している。実際に画像出力部18から出力される画像データは、
(A)復号された画像符号化データのみ
(B)キャプチャされたデジタル画像データのみ
(C)2画面出力等を行うため、(A)と(B)とを合成したもの
の3つの場合がある。
図10に示されているように、画像出力部18は、まず、(A)の復号された画像符号化データのみを出力しており、その後、(B)を出力するように外部の制御装置から要求された場合には(図10の入力切替(1))、キャプチャされたデジタル画像データのみを出力する。そして、(C)を出力するように外部の制御装置から要求された場合には(図10の入力切替(2))、画像出力部18は、(A)と(B)とを合成して、2画面出力等を行うための画像データを出力する。
なお、本実施形態では、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データをキャプチャして出力する場合について説明したが、画像復号化部12を備えず、デジタル画像データのキャプチャ及び出力のみを行うようにしてもよい。
このように、図1のデジタル画像入力装置によると、入力されたデジタル画像データVDに含まれるVBIデータを取得することができるので、実際に表示される画像データと同時に、VBIデータとして伝送された、文字データやコピープロテクトのための情報等を出力することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、デジタル画像入力装置において、画像符号化データの復号を行いながら、入力されたデジタル画像データのうち、VBIデータのみをキャプチャする場合について説明する。画像符号化データの復号については、第1の実施形態と同様に説明することができるので、ここでは、入力されたデジタル画像データのキャプチャ動作についてのみ説明する。第2の実施形態では、画像キャプチャ制御部として、図5の画像キャプチャ制御部36を変形したものについて説明する。
図11は、第2の実施形態における画像キャプチャ制御部の制御フローを示すフローチャートである。図12は、第2の実施形態において転送されるデータを示す概念図である。画像キャプチャ制御部は、制御部22の指示に従って、以下の処理を行う。
図11のステップS21において、画像キャプチャ制御部は、スタートコード検出部32から内部記憶部34への1ライン分のデータ転送が完了したか否かを判断する。転送が完了していれば、ステップS22に進み、転送が完了していなければ、処理を終了する。データ転送の際には、図7(a),(b)の場合とは異なり、図12のように、VBIデータが重畳されたラインを含む領域のみを転送し、アクティブラインは転送しない。
ステップS22において、画像キャプチャ制御部は、転送が完了したラインはVBIデータが含まれているラインであるか否かを判断する。このラインが、VBIデータが含まれているラインであれば、ステップS23に進み、そうでなければ、処理を終了する。ここでは、外部から指定されたライン、又は、あらかじめ決めておいたラインを、VBIデータが含まれているラインとして扱う。
ステップS23において、内部記憶部34は、転送が完了したラインを記憶部16へ転送する。ステップS24において、画像キャプチャ制御部は、1フィールド分のVBIデータの転送が完了したか否かを判断する。完了していれば、ステップS25に進み、完了していなければ、処理を終了する。ステップS25は、図6のステップS15と同様であるので、説明を省略する。図11の処理は、繰り返し行われる。
図13は、第2の実施形態における、画像符号化データの復号と、デジタル画像データのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。図13が図10と異なる点は、入力されたデジタル画像データについては、記憶部16のフレームメモリに書き出さない点である。画像キャプチャ部14は、VBIデータを含む指定されたラインのみについて、記憶部16への転送を行う。外部に対しては、第1の実施形態の場合と同様に、VBIデータ転送完了通知が出力されるので、外部の制御装置は、この情報を用いてVBIデータの解析を行うことが可能となる。
なお、第1及び第2の実施形態では、外部の制御装置がVBIデータについて解析した後、図1のデジタル画像入力装置に対してVBIデータ設定を行う場合について説明したが、図1のデジタル画像入力装置に対してはVBIデータ設定を行わず、VBIデータ解析以降の処理を外部の制御装置で行うようにしてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、デジタル画像入力装置において、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データのキャプチャを行い、かつ、キャプチャされたVBIデータについての解析を行う場合について説明する。ここでは、記憶部16に転送されたVBIデータに対する処理についてのみ説明する。その他については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。第3の実施形態では、画像キャプチャ制御部として、図5の画像キャプチャ制御部36を変形したものについて説明する。
図14は、図1の記憶部16へ転送されたVBIデータに対する処理について示すフローチャートである。ステップS31において、画像キャプチャ制御部は、VBIデータの転送が完了したか否かの判断を行う。転送が完了している場合にはステップS32に進み、その他の場合には処理を終了する。
ステップS32において、画像キャプチャ制御部は、取得したVBIデータが文字情報を示すものであるか否かの判断を行う。デジタル画像入力装置に接続された外部の制御装置は、アプリケーションレベルでVBIデータが何に基づいて作成されているかを知っているので、画像キャプチャ制御部は、外部の制御装置からの通知に従って判断を行うことができる。VBIデータが文字情報である場合には、ステップS33に進み、その他の場合には、ステップS36に進む。
ステップS33において、画像キャプチャ制御部は、文字の作成を行うか否かを判断する。文字の作成を行うべきであると判断した場合には、ステップS34に進み、その他の場合には、ステップS36に進む。ステップS34において、画像キャプチャ制御部は、記憶部16に格納されたVBIデータを解析し、表示すべき文字を識別する。
その後、ステップS35において、画像キャプチャ制御部は、識別された文字のフォントデータ及びOSDデータを作成する。すなわち、識別された文字のデータをその文字を表す画像に展開し、そのデータをOSDデータとし、処理を終了する。ステップS36において、画像キャプチャ制御部は、記憶部16に格納されたVBIデータに基づいて、ITU−R656等の規格に適合した制御信号を作成し、処理を終了する。
図15は、VBIデータを解析した結果を出力信号に重畳する場合の処理について示すフローチャートである。ステップS41において、画像キャプチャ制御部は、VBIデータの解析が完了しているか否か、すなわち、図14のステップS35又はS36の処理が終了しているか否かの判断を行う。解析が完了している場合には、ステップS42に進み、その他の場合は、処理を終了する。
ステップS42において、画像キャプチャ制御部は、処理中のフィールドがVBIデータを重畳するフィールドであるか否かを判断する。重畳するフィールドであれば、ステップS43に進み、その他の場合は、処理を終了する。ステップS43において、画像キャプチャ制御部は、重畳するのは、文字データであるか否かを判断する。文字データであれば、ステップS46に進み、その他の場合は、ステップS44に進む。
ステップS44において、画像キャプチャ制御部は、処理中のラインがVBIデータを重畳するラインであるか否かを判断する。VBIデータを重畳するラインである場合には、ステップS45に進み、その他の場合は、処理を終了する。ステップS45において、画像キャプチャ制御部は、画像データが画像出力部18から出力される際に垂直帰線期間において重畳されるように、図14のステップS36で作成した制御信号を新たなVBIデータとして記憶部16に格納させ、処理を終了する。ステップS46において、画像キャプチャ制御部は、図14のステップS35で作成したOSDデータの表示処理、すなわち、OSDデータの記憶部16への格納を行い、処理を終了する。
画像キャプチャ制御部は、制御部22の指示に従って、以上の図14、図15の処理を行う。図14、図15の処理は、繰り返し行われる。
なお、ここでは文字データの処理と制御信号の処理とを行うこととしたが、いずれか一方の処理のみを行うこととしてもよい。
なお、以上の実施形態では、図6のステップS14において、1フィールド分のVBIデータの転送が完了しているか否かを判断したが、例えば2フィールド分のVBIデータの転送が完了しているか否かを判断してもよいし、VBIデータだけではなく、アクティブデータをも含めて転送が完了しているか否かを判断するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、VBIデータが重畳されているラインについては、輝度データYに重畳されたデータのみを転送すると説明したが、色差データCb,Crをも転送するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、画像符号化データはMPEG方式により符号化されているものとし、デジタル画像データはITU−R656規格に準拠しているものとしたが、これには限らない。例えば、画像の形式が480pであってもよいし、ITU−R601等の他の規格に準拠したデータがデジタル画像データとして入力されてもよい。
また、以上の実施形態において図2及び図3を参照して説明した画像符号化データの復号方法は、一例に過ぎず、他の方法であってもよい。
以上のように、本発明は、デジタル画像データのキャプチャを行う場合にVBIデータを損なうことがないので、デジタル画像入力装置等として有用である。
本発明は、デジタル画像データをキャプチャして出力するデジタル画像入力装置に関し、特に、入力されるデジタル画像データに含まれるVBI(Vertical Blanking Interval)データの取り扱いに関する。
動画等がデジタル化された画像データをキャプチャして出力する装置が知られている。このような装置においては、入力されたデジタル画像データのうち、実際に表示される画像データ(例えば、ITU−R656規格でいうところのアクティブデータ(図4のアクティブビデオ期間(ACTIVE VIDEO PERIOD)のデータ))のみをキャプチャして、記憶部で保持し、キャプチャされた画像を出力することが行われている。また、関連する技術として、例えば下記特許文献1が知られている。
特開2001−8162号公報
通常は、前述のように実際に表示される画像データのみをキャプチャしても問題はない。しかし、入力されたデジタル画像データに字幕データやデジタル画像コピー制御信号等のVBIデータが重畳されている場合には、このようなVBIデータが取り込まれないので、本来であれば実際に表示される画像データと同時に出力されるべき、文字データやコピープロテクトのための情報を出力することができなくなる。これは、コンテンツ保護の観点でも、大きな問題となる。外付けのLSI(Large-Scale Integration)等でVBIデータの処理を行えば、この問題を解決することができるが、これによると、ハードウェアコストの増大を招いてしまう。
本発明は、デジタル画像データのキャプチャを行う場合に、実際に表示される画像データだけではなく、VBIデータをも有効データとして活用できるデジタル画像入力装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、デジタル画像入力装置として、画像データとVBI(Vertical Blanking Interval)データとを含むデジタル画像データのキャプチャを行い、キャプチャされたデータを出力する画像キャプチャ部と、前記キャプチャされたデータを格納する記憶部と、前記記憶部に格納されたデータを読み出して出力する画像出力部と、前記キャプチャを行う際に、画像データだけではなく、VBIデータをもキャプチャして前記記憶部に出力し、格納させるように、前記画像キャプチャ部を制御する制御部とを備えるものである。
これによると、入力されたデジタル画像データに含まれるVBIデータを取得することができるので、実際に表示される画像データと同時に、VBIデータとして伝送された情報(例えば、文字データやコピープロテクトのための情報)を出力することができる。
また、前記デジタル画像入力装置において、圧縮された画像符号化データの復号を行い、その結果を出力する画像復号化部を更に備え、前記記憶部は、前記画像復号化部で復号されて得られた画像データを更に格納するものであり、前記画像出力部は、前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、前記記憶部から読み出して出力するものであることが好ましい。
これによると、画像符号化データの復号を行いながらデジタル画像データのキャプチャを行う場合に、VBIデータを取得して出力することができる。
また、前記デジタル画像入力装置において、前記制御部は、画像データが出力される際に、前記記憶部に格納されたVBIデータを垂直帰線期間に重畳させて出力するように、制御を行うものであることが好ましい。
また、前記デジタル画像入力装置において、前記制御部は、前記記憶部に記憶されたVBIデータが解析されて得られた文字データを、その文字を表す画像に展開してOSD(On Screen Display)データとして前記記憶部に格納させ、かつ、画像データが出力される際に、前記OSDデータを重畳させて出力するように、制御を行うものであることが好ましい。
また、前記デジタル画像入力装置において、前記制御部は、VBIデータをキャプチャする際に、輝度データに重畳されたデータをキャプチャし、色差データに重畳されたデータをキャプチャしないように、前記画像キャプチャ部を制御することが好ましい。
また、本発明に係る他のデジタル画像入力装置は、画像データとVBIデータとを含むデジタル画像データのキャプチャを行い、キャプチャされたデータを出力する画像キャプチャ部と、圧縮された画像符号化データの復号を行い、その結果を出力する画像復号化部と、前記キャプチャされたデータ及び前記画像復号化部で復号されて得られた画像データを格納する記憶部と、前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、前記記憶部から読み出して出力する画像出力部と、前記キャプチャを行う際に、画像データをキャプチャせず、VBIデータをキャプチャして前記記憶部に出力し、格納させるように、前記画像キャプチャ部を制御する制御部とを備えるものである。
これによると、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データに含まれるVBIデータを取得して出力することができる。
また、本発明に係るデジタル画像入力方法は、画像データとVBIデータとを含むデジタル画像データのキャプチャを行う画像キャプチャステップと、圧縮された画像符号化データの復号を行う画像復号化ステップと、前記画像キャプチャステップでキャプチャされたデータ及び前記画像復号化ステップで復号されて得られた画像データを格納する記憶ステップと、前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を出力する画像出力ステップとを備え、画像キャプチャステップは、前記キャプチャを行う際に、画像データだけではなく、VBIデータをもキャプチャして前記記憶ステップで格納することができるようにするものである。
本発明によると、デジタル画像データをキャプチャする際に、このデータに含まれるVBIデータを損なうことなく取得することができる。VBIデータとして伝送された字幕データやデジタル画像コピー制御信号等を、キャプチャされた画像データ等に付加して出力することができるので、コンテンツ作成者の本来の意図に沿って画像等の再生を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態においては、デジタル画像入力装置において、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データのキャプチャを行う場合について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル画像入力装置のブロック図である。図1のデジタル画像入力装置は、画像復号化部12と、画像キャプチャ部14と、記憶部16と、画像出力部18と、制御部22とを備えている。
画像復号化部12は、入力された画像符号化データCDを復号して、得られた結果を記憶部16に出力する。画像符号化データCDは、画像が圧縮されて得られたデータであって、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)規格に従って画像が符号化されたデータである。
画像キャプチャ部14には、デジタル画像データVDが入力されている。画像キャプチャ部14は、デジタル画像データVDをキャプチャし、キャプチャされたデータを記憶部16に出力する。デジタル画像データVDは、例えばITU−R656規格に従った画像データである。
記憶部16は、画像復号化部12及び画像キャプチャ部14から出力されたデータを格納し、制御部22の指示に従って画像出力部18に出力する。画像出力部18は、制御部22の指示に従って、復号された画像データとキャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、記憶部16から読み出して出力する。
図2(a)は、MPEG方式で符号化された画像データの代表的なデータ構造を示す説明図である。図2(b)は、図2(a)の各フレームを伝送される順に並べた説明図である。図2においては、動画の1シーケンスを分割した、符号化の単位であるGOP(Group Of Pictures)は、15フレームを有している。そのうち、1フレームがIピクチャ、4フレームがPピクチャ、10フレームがBピクチャである。ここで、Iピクチャはフレーム内符号化画像、Pピクチャはフレーム間順方向予測符号化画像、Bピクチャはフレーム間双方向予測符号化画像である。
具体的には、図2(a)において、矢印の起点のフレームを参照して、矢印の終点のフレームの符号化が行われる。すなわち、フレームI2は、このフレームのみでフレーム内符号化されている。フレームP5はフレームI2を参照して、フレームP8はフレームP5を参照して、フレーム間予測符号化されている。フレームB0,B1はフレームP’14及びI2を参照して、フレームB3,B4はフレームI2及びP5を参照して、フレーム間予測符号化されている(フレームP’14は、直前のGOPのフレーム)。画像データは、実際には図2(b)のような順番で符号化され、伝送される。復号の際に必要とされるフレームを、復号されるフレームよりも先に復号しておくことができるようにするためである。
図3は、図1の画像復号化部12に入力される画像符号化データの復号について示すタイミングチャートである。図2に示されているGOP構造のストリームを再生する場合について説明する。図3においては、1フレーム毎に映像の垂直同期信号(Sync)を示している。これらの垂直同期信号の間隔は2V(Vはフィールド毎の同期信号の間隔)である。記憶部16は、復号結果を記憶させておく領域として、フレームメモリAA,AB,AC,BA,BB,BCを有しているものとする。
画像復号化部12は、入力された画像符号化データの先頭フレームであるフレームI2の復号を行い、その結果をフレームメモリAAに格納させる。次に、画像復号化部12は、フレームB0の復号を行いフレームメモリACに復号結果を格納させる。これと同時に、制御部22は、画像出力部18から、このフレームB0の復号結果を出力させることができる。すると、この復号結果を受け取った表示器(図示せず)は、フレームB0を表示することができる。
以下、画像復号化部12は、同様に復号を行う。現在のフレームがIピクチャ及びPピクチャの場合には、画像復号化部12は、フレームメモリAA,ABのうち、格納されているピクチャが古い方のフレームメモリに復号結果を書き込む。すると、制御部22は、画像出力部18から、現在のフレームの直前に復号されたIピクチャ又はPピクチャを出力させることができる。また、現在のフレームがBピクチャの場合には、画像復号化部12は、フレームメモリACに復号結果を書き込む。すると、制御部22は、画像出力部18から、現在復号中のフレームを出力させることができる。
図4は、ITU−R656規格のデジタル画像データを示す説明図である。図4において、各ラインに含まれるデータは左から右の順に伝送され、ラインは上から下の順に伝送される。
ITU−R656規格においては、水平方向に関しては、各ラインは、ブランク期間H_Blankのデータ、アクティブ期間H_Activeのデータ、ブランク期間H_Blankのデータの順に並んだデータを有している。アクティブ期間H_Activeとブランク期間H_Blankとの境界において、すなわち、アクティブ期間H_Activeのデータに隣接するブランク期間H_Blankのデータとして、スタートコードSAV及びエンドコードEAVと呼ばれる識別子が挿入されている。
また、垂直方向に関しては、ブランク期間V_Blankのライン、アクティブ期間V_Activeのライン(以下ではアクティブラインと称する)、ブランク期間V_Blankのラインの順にラインが並んでいる。アクティブ期間V_Activeとブランク期間V_Blankとの境界において、識別子は挿入されない。ここで、アクティブ期間V_Activeであって、かつ、アクティブ期間H_Activeであるような期間を、アクティブビデオ期間(ACTIVE VIDEO PERIOD)と称することとする。アクティブビデオ期間のデータは、実際に表示される画像データであって、アクティブデータと呼ばれる。
図5は、図1の画像キャプチャ部14の構成の例を示すブロック図である。画像キャプチャ部14は、スタートコード検出部32と、内部記憶部34と、画像キャプチャ制御部36とを備えている。
スタートコード検出部32は、入力されたデジタル画像データからスタートコードの検出を行う。ITU−R656規格に準拠したデジタル画像データが入力される場合には、スタートコード検出部32は、例えば、スタートコードSAV及びエンドコードEAVを検出して、スタートコードSAVとエンドコードEAVとの間にあるアクティブ期間H_Activeのデータをキャプチャして内部記憶部34に転送し、現在処理中のライン番号やフィールドの情報、内部記憶部34への転送状況等を、画像キャプチャ制御部36に出力する。画像キャプチャ制御部36は、スタートコード検出部32から受け取った情報を用いて、内部記憶部34に記憶されている画像符号化データを記憶部16へ転送させる。
ここでは、図1のデジタル画像入力装置が画像キャプチャ制御部36と制御部22とを備えることとしているが、制御部が画像キャプチャ制御部36としても動作するようにしてもよい。また、スタートコードSAVやエンドコードEAVを検出する場合について説明したが、これに代えて、例えば、ITU−R601規格等に準拠したデジタル画像データが入力される場合には、水平同期又は垂直同期のためのデータH/V Syncを用いるようにしてもよい。
図6は、図5の画像キャプチャ制御部36の制御フローを示すフローチャートである。図7(a)は、VBIデータを他のデータと共に転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。図7(b)は、VBIデータを他のデータとは分けて転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。画像キャプチャ制御部36は、制御部22の指示に従って、以下の処理を行う。
図6のステップS11において、画像キャプチャ制御部36は、スタートコード検出部32から内部記憶部34への1ライン分のデータ転送が完了したか否かを判断する。転送が完了していれば、ステップS12に進み、転送が完了していなければ、処理を終了する。
データ転送は、図7(a)のように、VBIデータが重畳されたラインとアクティブラインとを含む1フィールドの全てのラインをまとめて転送するようにしてもよいし、図7(b)のように、VBIデータが重畳されたラインを含む領域とアクティブラインを含む領域とを分けて転送するようにしてもよい。
ステップS12において、画像キャプチャ制御部36は、転送が完了したラインは必要なラインであるか否かを判断する。このラインが必要なラインであれば、ステップS13に進み、必要なラインでなければ、処理を終了する。必要なラインには、VBIデータが重畳されたラインが含まれているものとする。必要なラインは、図1のデジタル画像入力装置の外部から指定してもらうようにしてもよいし、あらかじめ決めておいたラインであってもよい。
ステップS13において、内部記憶部34は、転送が完了したラインを記憶部16へ転送する。このとき、転送された1フィールドの全てのラインを記憶部16の1つの領域に順に格納させてもよいし、VBIデータが重畳されたラインを含む領域とアクティブラインを含む領域とを記憶部16の2つの領域にそれぞれ格納させてもよい。
ステップS14において、画像キャプチャ制御部36は、1フィールド分のVBIデータの転送が完了したか否かを判断する。完了していれば、ステップS15に進み、完了していなければ、処理を終了する。
ステップS15において、画像キャプチャ制御部36は、VBIデータ転送完了通知、転送先アドレス、及び転送したフィールドのパリティ等を図1のデジタル画像入力装置の外部に出力して、処理を終了する。図6の処理は、繰り返し行われる。
図8は、ITU−R656規格のデータの形式を示す説明図である。ITU−R656では、図8に示されているように、Cb、Y、Cr、Y(Yは輝度データ、Cb,Crは色差データ)の順でデータが転送されるが、VBIデータが実際に重畳されるのは、輝度データYの時のみである。そこで、スタートコード検出部32は、VBIデータが重畳されているラインについては、輝度データYに重畳されたデータのみをキャプチャして、内部記憶部34へ転送し、色差データCb,Crに重畳されたデータをキャプチャしない。これにより、バンド幅の低減、及び内部記憶部34の容量を削減することが可能となる。
図9は、図1の画像キャプチャ部14に入力されるデジタル画像データVDに関するタイミングチャートである。図9においては、1フィールド毎に映像の垂直同期信号(Sync)を示している。これらの垂直同期信号の間隔はVである。
入力された画像は、記憶部16のフレームメモリBA,BB,BCに順番に格納される。デジタル画像データVDの最初のフィールドF0T(以下では、Fの次の数はフレームの番号、末尾のTはトップフィールド、末尾のBはボトムフィールドを表す)のVBIデータの転送が完了した時点で、画像キャプチャ制御部36は、VBIデータ転送完了通知を外部に対して出力する。
VBIデータ転送完了通知を受け取った外部の制御装置は、記憶部16に格納されたVBIデータを解析し、その結果をVBI解析結果として制御部22に通知し、制御部22に設定を行う。すなわち、制御部22には、VBIデータが文字データであることをVBI解析結果が示している場合には、文字データを表現するためのOSD(On Screen Display)データ等のためのフォントデータが設定され、VBIデータがコピー関連情報であることをVBI解析結果が示している場合には、画像出力部18から出力する画像データに重畳するためのVBIデータが設定される。
制御部22は、VBI解析結果に従って設定された文字データやVBIデータを画像データ信号に重畳して出力するように、画像出力部18に指示を行う。以降、フィールドF0B,F1T,F1B,…についても同様の動作が繰り返される。
なお、これらの制御タイミング、フレームメモリの数やデジタル画像データの出力遅延については、システムによって様々な値をとることができる。
図10は、画像符号化データCDの復号と、デジタル画像データVDのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。図10は、図3と図9との内容を組み合わせて示している。実際に画像出力部18から出力される画像データは、
(A)復号された画像符号化データのみ
(B)キャプチャされたデジタル画像データのみ
(C)2画面出力等を行うため、(A)と(B)とを合成したもの
の3つの場合がある。
図10に示されているように、画像出力部18は、まず、(A)の復号された画像符号化データのみを出力しており、その後、(B)を出力するように外部の制御装置から要求された場合には(図10の入力切替(1))、キャプチャされたデジタル画像データのみを出力する。そして、(C)を出力するように外部の制御装置から要求された場合には(図10の入力切替(2))、画像出力部18は、(A)と(B)とを合成して、2画面出力等を行うための画像データを出力する。
なお、本実施形態では、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データをキャプチャして出力する場合について説明したが、画像復号化部12を備えず、デジタル画像データのキャプチャ及び出力のみを行うようにしてもよい。
このように、図1のデジタル画像入力装置によると、入力されたデジタル画像データVDに含まれるVBIデータを取得することができるので、実際に表示される画像データと同時に、VBIデータとして伝送された、文字データやコピープロテクトのための情報等を出力することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、デジタル画像入力装置において、画像符号化データの復号を行いながら、入力されたデジタル画像データのうち、VBIデータのみをキャプチャする場合について説明する。画像符号化データの復号については、第1の実施形態と同様に説明することができるので、ここでは、入力されたデジタル画像データのキャプチャ動作についてのみ説明する。第2の実施形態では、画像キャプチャ制御部として、図5の画像キャプチャ制御部36を変形したものについて説明する。
図11は、第2の実施形態における画像キャプチャ制御部の制御フローを示すフローチャートである。図12は、第2の実施形態において転送されるデータを示す概念図である。画像キャプチャ制御部は、制御部22の指示に従って、以下の処理を行う。
図11のステップS21において、画像キャプチャ制御部は、スタートコード検出部32から内部記憶部34への1ライン分のデータ転送が完了したか否かを判断する。転送が完了していれば、ステップS22に進み、転送が完了していなければ、処理を終了する。データ転送の際には、図7(a),(b)の場合とは異なり、図12のように、VBIデータが重畳されたラインを含む領域のみを転送し、アクティブラインは転送しない。
ステップS22において、画像キャプチャ制御部は、転送が完了したラインはVBIデータが含まれているラインであるか否かを判断する。このラインが、VBIデータが含まれているラインであれば、ステップS23に進み、そうでなければ、処理を終了する。ここでは、外部から指定されたライン、又は、あらかじめ決めておいたラインを、VBIデータが含まれているラインとして扱う。
ステップS23において、内部記憶部34は、転送が完了したラインを記憶部16へ転送する。ステップS24において、画像キャプチャ制御部は、1フィールド分のVBIデータの転送が完了したか否かを判断する。完了していれば、ステップS25に進み、完了していなければ、処理を終了する。ステップS25は、図6のステップS15と同様であるので、説明を省略する。図11の処理は、繰り返し行われる。
図13は、第2の実施形態における、画像符号化データの復号と、デジタル画像データのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。図13が図10と異なる点は、入力されたデジタル画像データについては、記憶部16のフレームメモリに書き出さない点である。画像キャプチャ部14は、VBIデータを含む指定されたラインのみについて、記憶部16への転送を行う。外部に対しては、第1の実施形態の場合と同様に、VBIデータ転送完了通知が出力されるので、外部の制御装置は、この情報を用いてVBIデータの解析を行うことが可能となる。
なお、第1及び第2の実施形態では、外部の制御装置がVBIデータについて解析した後、図1のデジタル画像入力装置に対してVBIデータ設定を行う場合について説明したが、図1のデジタル画像入力装置に対してはVBIデータ設定を行わず、VBIデータ解析以降の処理を外部の制御装置で行うようにしてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、デジタル画像入力装置において、画像符号化データの復号を行いながら、デジタル画像データのキャプチャを行い、かつ、キャプチャされたVBIデータについての解析を行う場合について説明する。ここでは、記憶部16に転送されたVBIデータに対する処理についてのみ説明する。その他については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。第3の実施形態では、画像キャプチャ制御部として、図5の画像キャプチャ制御部36を変形したものについて説明する。
図14は、図1の記憶部16へ転送されたVBIデータに対する処理について示すフローチャートである。ステップS31において、画像キャプチャ制御部は、VBIデータの転送が完了したか否かの判断を行う。転送が完了している場合にはステップS32に進み、その他の場合には処理を終了する。
ステップS32において、画像キャプチャ制御部は、取得したVBIデータが文字情報を示すものであるか否かの判断を行う。デジタル画像入力装置に接続された外部の制御装置は、アプリケーションレベルでVBIデータが何に基づいて作成されているかを知っているので、画像キャプチャ制御部は、外部の制御装置からの通知に従って判断を行うことができる。VBIデータが文字情報である場合には、ステップS33に進み、その他の場合には、ステップS36に進む。
ステップS33において、画像キャプチャ制御部は、文字の作成を行うか否かを判断する。文字の作成を行うべきであると判断した場合には、ステップS34に進み、その他の場合には、ステップS36に進む。ステップS34において、画像キャプチャ制御部は、記憶部16に格納されたVBIデータを解析し、表示すべき文字を識別する。
その後、ステップS35において、画像キャプチャ制御部は、識別された文字のフォントデータ及びOSDデータを作成する。すなわち、識別された文字のデータをその文字を表す画像に展開し、そのデータをOSDデータとし、処理を終了する。ステップS36において、画像キャプチャ制御部は、記憶部16に格納されたVBIデータに基づいて、ITU−R656等の規格に適合した制御信号を作成し、処理を終了する。
図15は、VBIデータを解析した結果を出力信号に重畳する場合の処理について示すフローチャートである。ステップS41において、画像キャプチャ制御部は、VBIデータの解析が完了しているか否か、すなわち、図14のステップS35又はS36の処理が終了しているか否かの判断を行う。解析が完了している場合には、ステップS42に進み、その他の場合は、処理を終了する。
ステップS42において、画像キャプチャ制御部は、処理中のフィールドがVBIデータを重畳するフィールドであるか否かを判断する。重畳するフィールドであれば、ステップS43に進み、その他の場合は、処理を終了する。ステップS43において、画像キャプチャ制御部は、重畳するのは、文字データであるか否かを判断する。文字データであれば、ステップS46に進み、その他の場合は、ステップS44に進む。
ステップS44において、画像キャプチャ制御部は、処理中のラインがVBIデータを重畳するラインであるか否かを判断する。VBIデータを重畳するラインである場合には、ステップS45に進み、その他の場合は、処理を終了する。ステップS45において、画像キャプチャ制御部は、画像データが画像出力部18から出力される際に垂直帰線期間において重畳されるように、図14のステップS36で作成した制御信号を新たなVBIデータとして記憶部16に格納させ、処理を終了する。ステップS46において、画像キャプチャ制御部は、図14のステップS35で作成したOSDデータの表示処理、すなわち、OSDデータの記憶部16への格納を行い、処理を終了する。
画像キャプチャ制御部は、制御部22の指示に従って、以上の図14、図15の処理を行う。図14、図15の処理は、繰り返し行われる。
なお、ここでは文字データの処理と制御信号の処理とを行うこととしたが、いずれか一方の処理のみを行うこととしてもよい。
なお、以上の実施形態では、図6のステップS14において、1フィールド分のVBIデータの転送が完了しているか否かを判断したが、例えば2フィールド分のVBIデータの転送が完了しているか否かを判断してもよいし、VBIデータだけではなく、アクティブデータをも含めて転送が完了しているか否かを判断するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、VBIデータが重畳されているラインについては、輝度データYに重畳されたデータのみを転送すると説明したが、色差データCb,Crをも転送するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、画像符号化データはMPEG方式により符号化されているものとし、デジタル画像データはITU−R656規格に準拠しているものとしたが、これには限らない。例えば、画像の形式が480pであってもよいし、ITU−R601等の他の規格に準拠したデータがデジタル画像データとして入力されてもよい。
また、以上の実施形態において図2及び図3を参照して説明した画像符号化データの復号方法は、一例に過ぎず、他の方法であってもよい。
以上のように、本発明は、デジタル画像データのキャプチャを行う場合にVBIデータを損なうことがないので、デジタル画像入力装置等として有用である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル画像入力装置のブロック図である。 図2(a)は、MPEG方式で符号化された画像データの代表的なデータ構造を示す説明図である。図2(b)は、図2(a)の各フレームを伝送される順に並べた説明図である。 図3は、図1の画像復号化部に入力される画像符号化データの復号について示すタイミングチャートである。 図4は、ITU−R656規格のデジタル画像データを示す説明図である。 図5は、図1の画像キャプチャ部の構成の例を示すブロック図である。 図6は、図5の画像キャプチャ制御部の制御フローを示すフローチャートである。 図7(a)は、VBIデータを他のデータと共に転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。図7(b)は、VBIデータを他のデータとは分けて転送する場合において、転送されるデータの範囲を示す概念図である。 図8は、ITU−R656規格のデータの形式を示す説明図である。 図9は、図1の画像キャプチャ部に入力されるデジタル画像データに関するタイミングチャートである。 図10は、画像符号化データの復号と、デジタル画像データのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。 図11は、第2の実施形態における画像キャプチャ制御部の制御フローを示すフローチャートである。 図12は、第2の実施形態において転送されるデータを示す概念図である。 図13は、第2の実施形態における、画像符号化データの復号と、デジタル画像データのキャプチャ動作とについて示すタイミングチャートである。 図14は、図1の記憶部へ転送されたVBIデータに対する処理について示すフローチャートである。 図15は、VBIデータを解析した結果を出力信号に重畳する場合の処理について示すフローチャートである。
符号の説明
12 画像復号化部
14 画像キャプチャ部
16 記憶部
18 画像出力部
22 制御部
32 スタートコード検出部
34 内部記憶部
36 画像キャプチャ制御部

Claims (8)

  1. 画像データとVBI(Vertical Blanking Interval)データとを含むデジタル画像データのキャプチャを行い、キャプチャされたデータを出力する画像キャプチャ部と、
    前記キャプチャされたデータを格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納されたデータを読み出して出力する画像出力部と、
    前記キャプチャを行う際に、画像データだけではなく、VBIデータをもキャプチャして前記記憶部に出力し、格納させるように、前記画像キャプチャ部を制御する制御部とを備える
    デジタル画像入力装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル画像入力装置において、
    圧縮された画像符号化データの復号を行い、その結果を出力する画像復号化部を更に備え、
    前記記憶部は、
    前記画像復号化部で復号されて得られた画像データを更に格納するものであり、
    前記画像出力部は、
    前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、前記記憶部から読み出して出力するものである
    ことを特徴とするデジタル画像入力装置。
  3. 請求項1に記載のデジタル画像入力装置において、
    前記制御部は、
    画像データが出力される際に、前記記憶部に格納されたVBIデータを垂直帰線期間に重畳させて出力するように、制御を行うものである
    ことを特徴とするデジタル画像入力装置。
  4. 請求項1に記載のデジタル画像入力装置において、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶されたVBIデータが解析されて得られた文字データを、その文字を表す画像に展開してOSD(On Screen Display)データとして前記記憶部に格納させ、かつ、画像データが出力される際に、前記OSDデータを重畳させて出力するように、制御を行うものである
    ことを特徴とするデジタル画像入力装置。
  5. 請求項1に記載のデジタル画像入力装置において、
    前記制御部は、
    VBIデータをキャプチャする際に、輝度データに重畳されたデータをキャプチャし、色差データに重畳されたデータをキャプチャしないように、前記画像キャプチャ部を制御するものである
    ことを特徴とするデジタル画像入力装置。
  6. 画像データとVBIデータとを含むデジタル画像データのキャプチャを行い、キャプチャされたデータを出力する画像キャプチャ部と、
    圧縮された画像符号化データの復号を行い、その結果を出力する画像復号化部と、
    前記キャプチャされたデータ及び前記画像復号化部で復号されて得られた画像データを格納する記憶部と、
    前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を、前記記憶部から読み出して出力する画像出力部と、
    前記キャプチャを行う際に、画像データをキャプチャせず、VBIデータをキャプチャして前記記憶部に出力し、格納させるように、前記画像キャプチャ部を制御する制御部とを備える
    デジタル画像入力装置。
  7. 請求項6に記載のデジタル画像入力装置において、
    前記制御部は、
    VBIデータをキャプチャする際に、輝度データに重畳されたデータをキャプチャし、色差データに重畳されたデータをキャプチャしないように、前記画像キャプチャ部を制御するものである
    ことを特徴とするデジタル画像入力装置。
  8. 画像データとVBIデータとを含むデジタル画像データのキャプチャを行う画像キャプチャステップと、
    圧縮された画像符号化データの復号を行う画像復号化ステップと、
    前記画像キャプチャステップでキャプチャされたデータ及び前記画像復号化ステップで復号されて得られた画像データを格納する記憶ステップと、
    前記復号された画像データと前記キャプチャされたデータとのうちの少なくとも一方を出力する画像出力ステップとを備え、
    画像キャプチャステップは、
    前記キャプチャを行う際に、画像データだけではなく、VBIデータをもキャプチャして前記記憶ステップで格納することができるようにするものである
    デジタル画像入力方法。
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