JPWO2005117275A1 - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、デジタル方法を受信する際、初期同期を行うのに要する時間を短縮化することが可能な受信装置を提供することを目的とする。OFDM変調されたデジタル放送を受信し、デジタル放送に含まれている少なくとも2つのチャンネルの変調信号Sch1,Sch2を出力するフロントエンド部3と、一方の変調信号Sch1をA/D変換部4aを介して入力し、初期同期を取ってデコードするチャンネルデコーダ部5aと、他方の変調信号Sch2をA/D変換部4bを介して入力し、初期同期を取ってデコードするチャンネルデコーダ部5bを有して構成する。チャンネルデコーダ部5a,5bは、初期同期を取ると同期信号LK1,LK2を互いに出力して共有し、一方のチャンネルデコーダ部が新規に初期同期を取る場合に、既に初期同期が取れている他方のチャンネルデコーダ部から出力される同期信号に基づいて初期同期を取ることにより、初期同期に要する時間を短縮化する。
Description
本発明は、例えばデジタルラジオ放送、デジタルテレビ放送等を受信する受信装置、受信方法、受信用プログラム、及びその記録媒体に関する。
従来のアナログラジオ放送やアナログテレビ放送に代わる新たな放送メディアとして、衛星波と地上波を利用したデジタルラジオ放送やデジタルテレビ放送が開始されている。
これらデジタル放送では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式が採用され、伝送帯域幅に割り当てた複数チャンネルの各狭帯域に、複数のサービス情報を周波数多重化して伝送することで、所謂マルチチャンネル・マルチメディア型のデジタル放送が行われている。
デジタル放送を受信する受信装置側では、到来電波を同調受信及び選択受信することによって各チャンネルの変調信号を生成し、同期検出及び復調等を行って情報分離することにより、チャンネル毎にサービス情報を再生する。
例えば、ヨーロッパ地域で実用化されているDAB(Digital Audio Broadcasting)システムによるデジタルラジオ放送を受信する特開2002−94401号公報に開示された放送信号受信処理装置では、到来電波を同調受信及び選択受信することによってアンサンブルと称される各チャンネルの変調信号を生成し、同期検出及び復調等を行って情報分離することにより、放送局から送られてくる天気予報、交通情報等のサービス情報を各チャンネル毎に再生している。
更に、この放送信号受信処理装置では、自動車等の移動体と共に移動中に、受信中のアンサンブルを受信できなくなった場合に、その受信中のアンサンブルに含まれていたサービス情報に相当するサービス情報を有している他のチャンネルのアンサンブルを探索すべく自動的にシーク動作を行い、探索した他のアンサンブルを選択受信するように切り替えることで、同じ内容のサービス情報を切れ目無く再生することを可能にしている。
ところで、特開2002−94401号公報に開示された放送信号受信処理装置では、受信中のアンサンブルが受信不能となってシーク動作を行う際、他の夫々のチャンネルのアンサンブルを選択受信する度に、その選択受信したアンサンブルに含まれている制御用情報データに基づいて初期同期を取り、初期同期が取れた状態で、同じ内容のサービス情報を有するアンサンブルか否か判断するという処理を繰り返すため、選択受信によってチャンネル切り替えを行う度に、初期同期を取らなければならないことから、同じ内容のサービス情報を有する他のチャンネルのアンサンブルを見つけ出すまで長時間を要するという問題がある。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば受信中のチャンネルが受信不能となって新たに初期同期を行う必要が生じた場合等において、初期同期を行うのに要する時間を短縮化することが可能な受信装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る受信装置は、デジタル放送を受信し、前記デジタル放送に含まれている少なくとも2つのチャンネルの変調信号を出力する受信手段と、前記受信手段より出力される前記変調信号のうちの一つの変調信号について初期同期を取ってデコードする第1のチャンネルデコーダ手段と、前記変調信号のうちの他の変調信号について初期同期を取ってデコードする第2のチャンネルデコーダ手段とを有し、前記第1,第2のチャンネルデコーダ手段は、互いに前記初期同期を取った同期結果を共有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る受信方法は、デジタル放送を受信し、前記デジタル放送に含まれている少なくとも2つのチャンネルの変調信号を出力する受信工程と、前記変調信号のうちの一つの変調信号について初期同期を取ってデコードする第1のチャンネルデコーダ工程と、前記変調信号のうちの他の変調信号について初期同期を取ってデコードする第2のチャンネルデコーダ工程とを有し、前記第1,第2のチャンネルデコーダ工程において、互いに前記初期同期を取った同期結果を共有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、デジタル放送を受信し、前記デジタル放送に含まれている少なくとも2つのチャンネルの変調信号を出力する受信手段を有し、前記変調信号をコンピュータ処理する受信装置のプログラムであって、前記受信手段より出力される前記変調信号のうちの一つの変調信号について初期同期を取ってデコードする第1のチャンネルデコーダステップと、前記変調信号のうちの他の変調信号について初期同期を取ってデコードする第2のチャンネルデコーダステップとを有し、前記第1,第2のチャンネルデコーダステップは、互いに前記初期同期を取った同期検出結果を共有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、情報記録再生媒体であって、前記請求項4に記載されたプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る受信装置について図1を参照して説明する。図1(a)は、本実施形態の受信装置の構成を表したブロック図、同図(b)は、OFDM変調方式によって変調された放送信号の構成を模式的に表した図である。
図1(a)において、この受信装置(以下「デジタル放送受信装置」という)1は、放送電波を受信する受信アンテナ2が接続された受信手段としてのフロントエンド部3と、A/D変換部4a,4b、チャンネルデコーダ部5a,5b、ソースデコーダ部6、制御部7を有して構成されている。
フロントエンド部3は、受信アンテナ2に生じる受信信号Sinを同調受信することによって、中間周波数に周波数変換した多チャンネルの変調信号を生成し、更に多チャンネルの変調信号を選択受信することにより、中間周波数から成る各チャンネルの変調信号を出力する。
ここで、フロントエンド部3は、制御部7から供給される受信制御信号CHによって指定される局部発振周波数に基づいて同調受信を行い、更に受信制御信号CHによって指定されるチャンネルの変調信号を選択受信して出力する。そして、例えば、選択受信すべきチャンネルとして互いに異なったチャンネルch1とch2が指定された場合、同図(a)に例示するように、チャンネルch1の変調信号Sch1と、チャンネルch2の変調信号Sch2を選択し、また、他のチャンネルが指定された場合には、その指定されたチャンネルの変調信号を選択して出力するようになっている。
なお、説明の便宜上、チャンネルch1とch2が指定されたものとして以下説明することとする。
A/D変換部4a,4bは、フロントエンド部3から出力される互いに異なるチャンネルの変調信号Sch1,Sch2をデジタルデータ列から成る変調信号Dch1,Dch2にA/D変換し、チャンネルデコーダ部5a,5bに供給する。
チャンネルデコーダ部5a,5bは、変調信号Dch1,Dch2に含まれている同期用シンボルと初期同期(いわゆるフレーム同期)を取った後、該同期用シンボルに続くサービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等することにより、復調後の復調信号Dw1,Dw2を生成して出力する。
すなわち、図1(b)に模式的に示すように、放送局から送られてくる複数の各チャンネルch1〜chnの変調信号Sch1〜Schnは、何れも1伝送フレームが同期用シンボルとそれに続くサービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを有して構成され、更に、各変調信号Sch1〜Schnの同期用シンボルを同期させて放送局から送信される。
そこで、チャンネルデコーダ部5aは、変調信号Dch1に含まれている同期用シンボルと初期同期を取った後、サービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等することによって復調信号Dw1を出力し、チャンネルデコーダ部5bは、変調信号Dch2に含まれている同期用シンボルと初期同期を取った後、サービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等することによって復調信号Dw2を出力する。
更に、チャンネルデコーダ部5aは、初期同期を取ると、その同期検出結果としての同期信号LKaを発生してチャンネルデコーダ部5bに供給し、チャンネルデコーダ部5bも同様に、初期同期を取ると同期信号LKbを発生してチャンネルデコーダ部5aに供給する。そして、チャンネルデコーダ部5a,5bの何れか一方が、A/D変換部4a,4bから供給される復調信号に基づいて初期同期を取ることができない事態を生じた場合には、他方のチャンネルデコーダ部から供給される同期信号に基づいて自ら初期同期を取ったこととし、サービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等するためのデコード処理を迅速に開始する。
例えば、マルチパスフェージング等の影響でチャンネルch1の復調信号Dw1についての受信品質が劣化し、チャンネルデコーダ部5aが新たに復調信号Dw1に対して初期同期を取る必要が生じた場合に、チャンネルデコーダ部5bが既に復調信号Dw2に対する初期同期が取れていれば、チャンネルデコーダ部5aは、チャンネルデコーダ部5bから供給される同期信号LKbを入力することにより、復調信号Dw1に対して初期同期を取ったものとして、初期同期を完了する。また、逆に、マルチパスフェージング等の影響でチャンネルch2の復調信号Dw2についての受信品質が劣化し、チャンネルデコーダ部5bが新たに復調信号Dw2に対して初期同期を取る必要が生じた場合に、チャンネルデコーダ部5aが既に復調信号Dw1に対する初期同期が取れていれば、チャンネルデコーダ部5bは、チャンネルデコーダ部5aから供給される同期信号LKaを入力することにより、復調信号Dw2に対して初期同期を取ったものとして、初期同期を完了する。
このように、チャンネルデコーダ部5a,5bは、互いに同期信号LKa,LKbを共有して初期同期を取ることにより、両者とも初期同期を迅速に完了するようになっている。
ソースデコーダ6は、符号化圧縮処理されている復調信号Dw1,Dw2を復号化処理し、所謂データ伸張した音声信号や画像信号、各種データ等に戻して出力する。
制御部7は、所定のシステムプログラムを実行するマイクロプロセッサ(MPU)等で形成されており、ユーザから所望の放送局とチャンネルが指定されると、受信制御信号CHをフロントエンド部3に供給する他、各種制御信号CNTa,CNTb,CNTsによってチャンネルデコーダ部5a,5bとソースデコーダ6の動作を制御する。
以上説明したように、本実施形態のデジタル放送受信装置1によれば、チャンネルデコーダ部5a,5bが、同期信号LKa,LKbを互いに共有するようになっているため、一方のチャンネルデコーダ部が初期同期を取れない事態が生じた場合や、新たに初期同期を取る必要が生じた場合でも、他方のチャンネルデコーダ部から供給される初期同期信号に基づいて初期同期を取ることができ、初期同期に要する時間を短縮化することが可能である。
なお、本実施形態では、チューナ部3から2チャンネル分の変調信号を出力し、2つのチャンネルデコーダ部5a,5bによって復調等のデコード処理を行うこととしているが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、チューナ部3から3チャンネル以上の変調信号を出力し、3個以上のチャンネルデコーダ部によって復調等のデコード処理を行い、更に夫々のチャンネルデコーダ部が夫々初期同期を取ると同期信号を発生して、夫々の同期信号を共有して利用するようにしてもよい。
また、複数のチャンネルデコーダ部5a,5b等とソースデコーダ6とを、制御部7と同様にマイクロプロセッサ(MPU)で形成したり、デジタルシグナルシグナルプロセッサ(DSP)等の演算処理機能を有する集積回路装置等で形成し、所定のシステムプログラム(コンピュータプログラム)を実行させることにより、上述したチャンネルデコーダ部5a,5b等とソースデコーダ6の機能を発揮させるようにしてもよい。
本実施形態の受信装置1に、CD(Compact Dics)やDVD(Digital Versatile Disc)或いは半導体メモリ等のストレージ媒体(情報記録再生媒体)に記録されている記録情報を読み取り再生する情報再生装置を設けておき、上述のチャンネルデコーダ部5a,5b等とソースデコーダ6及び制御部7との機能を有するコンピュータプログラムが記録された情報記録再生媒体を情報再生装置で再生して、上述のマイクロプロセッサやデジタルシグナルシグナルプロセッサ(DSP)等にインストールして実行させるようにしてもよい。
次に、より具体的な実施例について図2及び図3を参照して説明する。図2は、本実施例の受信装置の構成を表したブロック図であり、図1(a)と同一又は相当する部分を同一符号で示している。図3は、本実施例の受信装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図2において、この受信装置(デジタル放送受信装置)1は、図1(a)に示したデジタル放送受信装置と同様に、到来するデジタルラジオ放送の放送電波を受信する受信アンテナ2が接続されたフロントエンド部3と、A/D変換部4a,4b、チャンネルデコーダ部5a,5b、ソースデコーダ部6、制御部7を有し、更に、ソースデコーダ部6の出力に接続されたD/A変換器8と駆動部9及びスピーカを有して構成されている。
フロントエンド部3は、受信アンテナ2に生じる受信信号Sinに対して、制御部7から供給される受信制御信号CHによって指定される局部発振周波数に基づいて同調受信を行い、更に、受信制御信号CHによって指定されるチャンネルの変調信号を選択受信して出力する。例えば、選択受信すべきチャンネルとして互いに異なったチャンネルch1とch2が指定された場合、チャンネルch1の変調信号Sch1と、チャンネルch2の変調信号Sch2を選択して出力し、A/D変換部4a,4bが、変調信号Sch1,Sch2をデジタルデータ列から成る変調信号Dch1,Dch2にA/D変換して、チャンネルデコーダ部5a,5bに供給する。
チャンネルデコーダ部5a,5bは、変調信号Dch1,Dch2に含まれている同期用シンボルと初期同期(いわゆるフレーム同期)を取った後、該同期用シンボルに続くサービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等することにより、復調後の復調信号Dw1,Dw2を生成して出力する。
すなわち、図1(b)に示したのと同様に、ラジオ放送局から送られてくる複数の各チャンネルch1〜chnの変調信号Sch1〜Schnは、何れも1伝送フレームが同期用シンボルとそれに続くサービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを有して構成され、更に、各変調信号Sch1〜Schnの同期用シンボルを同期させて放送局から送信される。
そこで、チャンネルデコーダ部5aは、変調信号Dch1に含まれている同期用シンボルと初期同期を取った後、サービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等することによって復調信号Dw1を出力し、チャンネルデコーダ部5bは、変調信号Dch2に含まれている同期用シンボルと初期同期を取った後、サービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等することによって復調信号Dw2を出力する。
更に、チャンネルデコーダ部5aは、初期同期を取ると同期信号LKaを発生してチャンネルデコーダ部5bに供給し、チャンネルデコーダ部5bも同様に、初期同期を取ると同期信号LKbを発生してチャンネルデコーダ部5aに供給する。そして、チャンネルデコーダ部5a,5bの何れか一方が、A/D変換部4a,4bから供給される復調信号に基づいて初期同期を取ることができない事態を生じた場合には、他方のチャンネルデコーダ部から供給される同期信号に基づいて自ら初期同期を取ったこととし、サービス識別用シンボルと情報伝送用シンボルを復調等するためのデコード処理を迅速に開始する。
このように、チャンネルデコーダ部5a,5bは、互いに同期信号LKa,LKaを共有して初期同期を取ることにより、両者とも初期同期を迅速に完了するようになっている。
ソースデコーダ6は、符号化圧縮処理されている復調信号Dw1,Dw2を復号化処理し、所謂データ伸張した音声信号Dauに戻して出力する。そして、音声信号DauをD/A変換器8がアナログの音声信号Sauに変換し、駆動部9が電力増幅してスピーカ10に供給することで、放送局から送られてきた例えば音楽等を再生して出力させる。
制御部7は、所定のシステムプログラムを実行するマイクロプロセッサ(MPU)等で形成されており、ユーザから所望の放送局とチャンネルが指定されると、受信制御信号CHをフロントエンド部3に供給する他、各種制御信号CNTa,CNTb,CNTsによってチャンネルデコーダ部5a,5bとソースデコーダ6の動作を制御する。
次に、かかる構成を有するデジタル放送受信装置1の動作について図2及び図3を参照して説明する。
まず、図2に基づいて基本的な動作を説明すると、ユーザが操作部(図示略)を操作して所望の放送局と、その放送局における所望のチャンネルを指定すると、制御部7が、指定された放送局とチャンネルとを示す受信制御信号CHをフロントエンド部3に供給し、同調受信と選択受信を行わせる。
こうして、フロントエンド部3が同調受信と選択受信を行い、例えば指定されたチャンネルがチャンネルch1であった場合、チャンネルch1の変調信号Sch1をA/D変換器4aへ出力し、指定されたチャンネルch1とは異なる他のチャンネル(例えば、チャンネルch2)の変調信号Sch2をA/D変換器4bへ出力する。
そして、A/D変換器4a,5aが変調信号Sch1,Sch2を夫々デジタルデータ列からなる変調信号Dch1,Dch2にA/D変換して、チャンネルデコータ部5a,5bに供給する。
更に、チャンネルデコータ部5a,5bが、夫々の変調信号Dch1,Dch2を復調等することによって復調信号Sw1,Sw2を生成してソースデコーダ部6に供給し、ソースデコーダ部6が、復調信号Sw1,Sw2を復号等することによって、各チャンネルch1,ch2によって送られてきた音楽等の音声信号を再生すると共に、指定されたチャンネルch1についての音声信号Dauを出力し、その音声信号DauをD/A変換器8がアナログの音声信号Sauに変換して、駆動部9が電力増幅してスピーカ10に供給することにより、音楽等を再生させる。
ここで、マルチパスフェージング等の影響でチャンネルch1の復調信号Dw1についての受信品質が劣化し、チャンネルデコーダ部5aが新たに復調信号Dw1に対して初期同期を取る必要が生じた場合、図3に示すフローチャートに従って、初期同期を取るための処理を行う。
すなわち、チャンネルデコーダ部5aが新たに復調信号Dw1に対して初期同期を取るための処理を開始すると、まず、ステップST1において、以前に設定されている初期同期のタイミング情報等を初期化した後、ステップST2において、チャンネルch1の復調信号Dw1について初期同期を取るための処理を行う。
ここで、復調信号Dw1に含まれている同期用シンボルとの相関演算を行い、相関値が所定の閾値より大きければ、初期同期が取れたと判断してステップST3に移行する。そして、ステップST3において、同期信号LKaを発生してチャンネルデコーダ部5aに供給した後、ステップST4に移行して、変調信号Dch1に対して復調処理等の処理を施すことによって復調信号Sw1を生成し、更に、復調信号Sw1を復号等することによって、チャンネルch1によって送られてきた音楽等の音声信号Dauに戻して出力する。
上述のステップST2において、復調信号Dw1に含まれている同期用シンボルとの相関演算を行った結果、相関値が所定の閾値より小さければ、ステップST5へ移行する。そして、ステップST5において、チャンネルデコーダ部5bから既に同期信号LKbが出力されているか判断し、同期信号LKbが既に出力されている場合には、同期信号LKbを入力することによって初期同期の処理を完了して、ステップST4へ移行する。そして、ステップST4において、変調信号Dch1に対して復調処理等の処理を施すことによって復調信号Sw1を生成し、更に、復調信号Sw1を復号等することによって、チャンネルch1によって送られてきた音楽等の音声信号Dauに戻して出力する。
一方、ステップST5において、チャンネルデコーダ部5bから同期信号LKbが出力されていない場合には、ステップST2に戻って処理を繰り返す。そして、チャンネルデコーダ部5aが自ら初期同期を取れた場合には、ステップST2,ST3において初期同期を完了して、ステップST4の処理を開始し、また、チャンネルデコーダ部5bが初期同期を取れた場合には、チャンネルデコーダ部5aは、ステップST2,ST5において初期同期を完了して、ステップST4の処理を開始する。
以上に説明したように、本実施例のデジタル放送受信装置1によれば、チャンネルデコーダ部5a,5bが、同期信号LKa,LKbを互いに共有するようになっているため、一方のチャンネルデコーダ部が初期同期を取れない事態が生じた場合や、新たに初期同期を取る必要が生じた場合でも、他方のチャンネルデコーダ部から供給される初期同期信号に基づいて初期同期を取ることができ、初期同期に要する時間を短縮化することが可能である。
また、本実施例のデジタル放送受信装置1を自動車等の移動体に搭載すると、例えばマルチパスフェージング等の影響によって新規に初期同期をとる必要が生じた場合に、迅速に初期同期を取ることができるため、いわゆるモバイル用のデジタル放送受信装置としての利用に好適である。
なお、本実施例の受信装置1では、チャンネルデコーダ部5a,5b及びソースデコーダ6がいわゆるハードウエアで形成されているが、これらチャンネルデコーダ部5a,5b及びソースデコーダ6をマイクロプロセッサ(MPU)やデジタルシグナルシグナルプロセッサ(DSP)等の演算処理機能を有する集積回路装置等で形成し、所定のシステムプログラム(コンピュータプログラム)を実行させることにより、上述したチャンネルデコーダ部5a,5b等とソースデコーダ6の機能を発揮させるようにしてもよい。
また、本実施例の受信装置1に、CDやDVD或いは半導体メモリ等のストレージ媒体(情報記録再生媒体)に記録されている記録情報を読み取り再生する情報再生装置を設けておき、上述のチャンネルデコーダ部5a,5b等とソースデコーダ6及び制御部7との機能を有するコンピュータプログラムが記録された情報記録再生媒体を情報再生装置で再生して、上述のマイクロプロセッサやデジタルシグナルシグナルプロセッサ(DSP)等にインストールして実行させるようにしてもよい。
Claims (4)
- デジタル放送を受信し、前記デジタル放送に含まれている少なくとも2つのチャンネルの変調信号を出力する受信手段と、
前記受信手段より出力される前記変調信号のうちの一つの変調信号について初期同期を取ってデコードする第1のチャンネルデコーダ手段と、
前記変調信号のうちの他の変調信号について初期同期を取ってデコードする第2のチャンネルデコーダ手段とを有し、
前記第1,第2のチャンネルデコーダ手段は、互いに前記初期同期を取った同期検出結果を共有することを特徴とする受信装置。 - デジタル放送を受信し、前記デジタル放送に含まれている少なくとも2つのチャンネルの変調信号を出力する受信工程と、
前記変調信号のうちの一つの変調信号について初期同期を取ってデコードする第1のチャンネルデコーダ工程と、
前記変調信号のうちの他の変調信号について初期同期を取ってデコードする第2のチャンネルデコーダ工程とを有し、
前記第1,第2のチャンネルデコーダ工程において、互いに前記初期同期を取った同期検出結果を共有することを特徴とする受信方法。 - デジタル放送を受信し、前記デジタル放送に含まれている少なくとも2つのチャンネルの変調信号を出力する受信手段を有し、前記変調信号をコンピュータ処理する受信装置のプログラムであって、
前記受信手段より出力される前記変調信号のうちの一つの変調信号について初期同期を取ってデコードする第1のチャンネルデコーダステップと、
前記変調信号のうちの他の変調信号について初期同期を取ってデコードする第2のチャンネルデコーダステップとを有し、
前記第1,第2のチャンネルデコーダステップは、互いに前記初期同期を取った同期検出結果を共有することを特徴とするプロブラム。 - 前記請求項4に記載されたプログラムが記録されていることを特徴とする情報記録再生媒体。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080208 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080606 |