JPWO2004085896A1 - 電磁バルブ - Google Patents

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Abstract

プランジャーを有する電磁石、およびバルブケーシング内に配設された、弁体を有する可動弁を備え、前記電磁石の吸引力により、前記プランジャーが前記可動弁の弁体を直線駆動させることにより、前記バルブケーシング内の流路を開閉する電磁バルブであって、可動弁の弁体を閉位置にロックするロック機構を有するため、エアマットなどの外部からの負圧または正圧によるエア漏れや振動音の発生を防ぐことができ、円滑かつ正確に弁体の開閉を行なうことができる。

Description

本発明は電磁バルブに関する。さらに詳しくは、エアマットなどへのエアの供給および排出を制御する電磁バルブに関する。
従来より、たとえばエアマットやエアベッドなどの空気圧利用器具への空気の供給および排出を制御するために、電磁バルブが用いられる。たとえば図12に示される従来の電磁バルブは、電磁石100と、該電磁石100の励磁コイルの内側に嵌着される有底形状の内筒101と、該内筒101の内部に圧縮コイルスプリング102により支持されるプランジャーからなる可動弁103と、前記電磁石の端面側に取り付けられ、エア導入路105およびエア吐出路104が形成されたケーシング106とからなっている。この図12に示される電磁バルブは、電磁石100が通電されないときには、圧縮コイルスプリング102の付勢力により弁体107が弁座108に押し付けられ、エアがエア導入路105およびエア吐出路104を流れないようにされている。そして、電磁石100が通電されると、電磁石100の吸引力により可動弁103が圧縮コイルスプリング102の付勢力に抗して図12において下方に移動し、これにより、弁体107が弁座108から離れ、エアがノズル109から供給されるようになっている。
また、従来の電磁バルブの他の例として、図13に示されるように、電磁石200と、該電磁石200の励磁コイルの内側に嵌着される有底形状の内筒201と、該円筒201の内部に配設されたプランジャー203と、前記電磁石200の端面に圧縮コイルスプリング204によって可動自在に支持された弁体205と、エア導入通路206およびエア吐出通路207が形成されたケーシング208とからなり、前記弁体205が前記プランジャー203の先端部Sと当接して、または若干離間して取り付けられているものがある。この図13に示される電磁バルブでは、電磁石200が通電されないときには、前記ケーシング208の内部に装着された圧縮コイルスプリング204の付勢力により弁体205が弁座209に押え付けられ、エアが流れないようになっている。そして、電磁石260が通電されると、電磁石200の吸引力によりプランジャー203が弁体206を押し上げて弁体205をケーシング208の弁座209から離間させ、エアがノズル210から供給される。
しかしながら、図12〜13に示されるような従来の電磁バルブでは、エアベッドなどの出力側の圧力変化で生じる外部からの負圧または正圧によって、弁体からエア漏れが生じたり、また、弁体が振動音を発生するという問題がある。
このような外部からの負圧または正圧による弁体からのエア漏れや弁体の振動音の発生を防止するために、圧縮コイルスプリングの付勢力を大きくすることが考えられる。しかしながら、圧縮コイルスプリングの付勢力を大きくするにしたがって、エアの供給(または排出)を行なわせるために、電磁石の電磁力も増大させる必要があり、それに対応するため、電磁石が大きくなり、発熱および消費電力が増大するともに製造コストおよび部品コストが高くなるという問題がある。
本発明は、叙上の事情に鑑み、電力消費が少なく、外部からの負圧または正圧による影響を受けることなく円滑かつ正確に弁体の開閉を行なうことができる電磁バルブを提供する。
本発明の電磁バルブは、プランジャーを有する電磁石、およびバルブケーシング内に配設された、弁体を有する可動弁を備え、前記電磁石の吸引力により、前記プランジャーが前記可動弁の弁体を直線駆動させることにより、前記バルブケーシング内の流路を開閉する電磁バルブであって、前記可動弁の弁体を閉位置にロックするロック機構を備えてなることを特徴とする。
前記ロック機構が、
(a)前記弁体に連結され、前記バルブケーシングの内面に向かって付勢された少なくとも1本のロックピンと、
(b)前記バルブケーシングの内面に形成され、前記弁体が閉位置のときに前記ロックピンの先端部と係合し得るロックピン受け部と、
(c)前記電磁石のプランジャーの先端に設けられたロックピン操作部とからなり、
前記電磁石のプランジャーが前記弁体の開方向へ移動するときに、前記ロックピン操作部が、前記ロックピンを前記ロックピン受け部から離脱させるようにされてなるのが好ましい。
前記ロックピンが、前記弁体から前記プランジャーへ向かって延設された連結棒の先端側において当該連結棒の軸方向に対して傾斜して連結され、前記ロックピン操作部が有底筒状を呈するボス部からなり、当該ボス部の開口縁が、前記ロックピンの外側面に当接しており、
前記弁体の閉位置において、前記ボス部の底面が、前記弁体の連結棒の先端部から離間しており、
前記電磁石のプランジャーが前記弁体の開方向へ移動するときに、前記ボス部の開口縁が、前記ロックピンを内方へ押圧して当該ロックピンを前記ロックピン受け部から離脱させ、かつ、前記ボス部の底面が、前記弁体の連結棒を押圧して当該弁体を開けるようにされてなるのが好ましい。
前記弁体のロックピンの周囲に、流路が形成されてなるのが好ましい。
図1は本発明の電磁バルブの一実施の形態を示す弁体が閉じている状態の断面説明図である。
図2は図1の電磁バルブの可動部分の分解斜視図である。
図3は図1の電磁バルブの動作説明図であって、弁体のロック解除の状態を示す断面説明図である。
図4は図1の電磁バルブの動作説明図であって、弁体が開放した状態を示す断面説明図である。
図5は図4のロック機構の拡大断面図である。
図6は本発明の電磁バルブの他の実施の形態を示す要部拡大断面図である。
図7は本発明の電磁バルブのさらに他の実施の形態を示す断面説明図である。
図8は本発明の電磁バルブのさらに他の実施の形態を示す断面説明図である。
図9は本発明の電磁バルブのさらに他の実施の形態を示すロック状態の断面説明図である。
図10は図9のロック状態のロックピンおよびロックピン受け部を下から見た図である。
図11は図9のロックピンおよびロックピン受け部のロックが解除された状態を下から見た図である。
図12は従来の電磁バルブの一例を示す断面図である。
図13は従来の電磁バルブの他の例を示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の電磁バルブを説明する。
図1に示されるように、本実施の形態にかかわる電磁バルブは、円筒状の励磁コイル2からなる電磁石1と、該電磁石内1に配設されるプランジャー3と、流路4、5が形成されたバルブケーシング6と、前記バルブケーシング6内に配設され、弁体8を有する可動弁7と、前記弁体8を閉位置にロックするためのロック機構22とから構成されている。
可動弁7は、弁体8と、該弁体8を閉弁する方向(図1において下方)に付勢する圧縮コイルスプリング10とを備えており、前記弁体8の外周にはOリングなどの密封材11を嵌め込むための環状溝17が形成されている。可動弁7は、電磁石1の吸引力により弁体8を移動せしめて流路4、5を開閉するように構成されている。
本実施の形態の電磁石1は、図1〜2に示されるように、矩形形状を呈する外周ヨーク13と、矩形板状のヨーク14、15と、これらのヨークに囲まれるスペース内に配設される、合成樹脂製の巻線ボビン16に銅線が巻回された励磁コイル2とを備えており、該励磁コイル2の中央にはスチールなどの磁性体からなるプランジャー3が往復動自在に配設されている。また、励磁コイル2の中央には、プランジャー3を所定の高さで停止させるためのストッパ19が設けられている。なお、本発明ではかかる構成の電磁石に限定されるものではなく、電磁力によりプランジャーを往復動できるものであれば、種々の形状または構成の電磁石が採用され得る。
本実施の形態のロック機構22は、図1、2および5に示されるように、弁体8に連結され、バルブケーシング6の内面に向かって付勢された一対のロックピン9と、バルブケーシング6の内面に形成され、弁体8が閉位置のときにロックピン9の先端部23と係合し得るロックピン受け部24と、電磁石1のプランジャー3の先端に設けられたロックピン操作部とから構成されている。
ロックピン9は、たとえば合成樹脂、ステンレスまたはリン青銅などにより弾性を有する形態に作製され、弁体8からプランジャー3へ向かって延設された連結棒25の先端部25aにおいて当該連結棒25の軸に対し傾斜して連結されている。ロックピン9の先端部23は、略角柱状または略円柱状を呈し、外方に若干突出しており、当該先端部23は、ロックピン9の弾性により、弁体8が閉位置のときにはロックピン受け部24に係合される。なお、ロックピン9の本数、形状または材質などは、エアの供給圧力や電磁石の仕様などの種々の条件に応じて適宜選択することができ、本発明においてとくに限定されるものではない。
弁体8、連結棒25およびロックピン9は、合成樹脂などにより一体成形により作製され得るが、ロックピン9を金属などで作製したのち、別途作製しておいた連結棒25に結合してもよい。
ロックピン受け部24は、図5に示されるように、断面が略矩形形状を呈するように深くえぐれており、ロックピン9の先端部23が係合したときに、ロックピン受け部24の水平方向に延びる当接面24aが当該先端部23に当接するため、ロックピン9および弁体8の開方向への移動が確実に止められる。
ロックピン9の先端部23は、直径0.5〜2mm程度の略角柱状または略円柱状などの形状に作製され、かかる先端部23を受け入れて当該先端部23との係合を達成するように、ロックピン受け部24の寸法が選定される。
図5に示されるロックピン受け部24は、断面が略矩形形状を呈するように深くえぐれており、その水平方向に延びる当接面24aがロックピン9の先端部23に係合(当接)し得るようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ロックピンを係合し得る形状であれば、ロックピン受け部は種々の形状を採用し得る。
たとえば、本発明の他の実施の形態として、図6に示されるように、ロックピン9の先端部31およびロックピン受け部32にそれぞれ斜面を形成しておけば、それらの斜面同士が当接するだけで、ロックピン9はバルブケーシング6に係合し、ロックピン9および弁体8の開方向への移動を確実に止めることができる。
本実施の形態では、ロックピン操作部として、有底筒状を呈するボス部26が採用されている。ボス部26の開口縁26aは、ロックピン9の外側面9aに当接している。
弁体8の閉位置(図1参照)において、ボス部26の底面26bは、弁体8の連結棒25の先端部25aからわずかに(たとえば1mm程度)離間している。電磁石1のプランジャー3が弁体8の開方向へ移動するときに、ボス部26の開口縁26aが、ロックピン9を内方へ押圧してロックピン9をロックピン受け部24から離脱させる(図3参照)。そして、さらに、プランジャー3が上昇すると、ボス部26の底面26bが、弁体8の連結棒25の先端部25aに当接して当該連結棒25を押圧して弁体8を開ける(図4〜5参照)。
なお、本実施の形態では、ボス部26が有底筒状を呈しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の態様も種々採用され得る。たとえば、本発明のさらに他の実施の形態として、図7(a)に示されるように、前記有底筒状のボス部26の代わりに、貫通した筒状のボス部33を用い、それとともにロックピン34の先端外周面に突起35を設けてもよい。この場合、図7(b)に示されるように、プランジャー(図示せず)とともに筒状のボス部33が上昇すれば、該ボス部33がロックピン34を内方へ押圧してロックピン34とバルブケーシング6との係合を解除し、そののち、ボス部33の上端縁が突起35に係合してボス部33およびロックピン34を上昇させることができる。
さらに、図4〜5に示されるように、ロックピン9の周囲、具体的には、ロックピン9と連結棒25とのあいだには、エアが通るための流路27が形成されているため、エアが流路4、5へ円滑かつ正確に流通され得る。
本実施の形態では、ロック機構として、傾斜して延びるロックピンおよび有底筒状のボス部からなるロックピン操作部を備えた構成を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記電磁石のプランジャーが前記弁体の開方向へ移動するときに、前記ロックピン操作部が、前記ロックピンを前記ロックピン受け部から離脱させる構成であれば、種々の態様が採用され得る。
たとえば、本発明のさらに他の実施の形態として、図8に示されるように、ロックピン36の代わりにロックピン受け部37が変形してロック解除を行なってもよい。具体的には、弁体8の下部には、水平方向に延びる突起38を有するロックピン36が設けられている。一方、バルブケーシング6の下部には、合成樹脂などの弾性変形可能な材料からなるロックピン受け部37が設けられ、該ロックピン受け部37に形成された凹部39にロックピン36の突起38が係合している。また、ロックピン受け部37は、凹部39から下方へ向かうにつれて外側へ広がる向きに傾斜している。
図8に示される電磁バルブの場合、通電によりプランジャー3が上昇すると、プランジャー3の角部40がロック受け部36の内側の斜面に接触して、ロックピン受け部37を外方へ押し広げ、ロックピン36とロックピン受け部37との係合を解除する。そののち、プランジャー3がさらに上昇すると、プランジャー3がロックピン36を直接押し上げ、それにより弁体8を開けることができる。また、通電を止めれば、プランジャー3および弁体8が下降して、再び、ロックピン36がロックピン受け部37に係合される。
また、本発明のさらに他の実施の形態として、図9〜11に示されるように、電磁石のプランジャー46の直線運動をねじれた押しピン45によってロックピン42の回転運動に変換してロック解除を行なってもよい。
具体的には、図9および図10はロック状態、かつエア通気路が閉じた状態を示したものであり、弁体41の下部にロックピン42が設けられ、前記ロックピン42の中央部に断面が長方形状を呈する開口を備えた挿入凹部48が形成されている。
挿入凹部48には、前記実施の形態と同様の電磁石のプランジャー46の先端部に固定されたねじれた押しピン45が図9に示されるように挿入されている。ねじれた押しピン48は、スチールなどからなる薄板を螺旋状にねじるなどして作製される。押しピン48としては、薄板に限らず、棒状部材をねじったものを用いることもできる。
また、バルブケーシング43の下面50には、ロックピン42の両端部を係止するためのロックピン受け部44が設けられている。
図9〜10に示されるロック状態の電磁バルブにおいて、電磁石が通電されると、電磁石の吸引力によってプランジャー46が上昇し、ねじれた押しピン45がロックピン42の長方形状を呈する開口から挿入凹部48に挿入される。このとき、ロックピン42は、ねじれた押しピン45によって押圧されることによって図11における時計方向へ回転し、ロックピン受け部44から次第に外れ、図11に示されるロック解除の状態になる。
図11に示されるロック解除状態から、さらにプランジャー46を上昇させて、ねじれた押しピン45を介して弁体41を押し上げる。このとき、ロックピン42はバルブケーシング43の下面50の近傍の位置で停止する。これにより、電磁バルブの通気路は完全に開となり、エアを供給することができる。
また、通電を止めれば、圧縮コイルスプリング47の付勢力により、弁体41、ロックピン42、ねじれた押しピン45およびプランジャー46が同時に下降し、弁体41が閉じられる。さらにねじれた押しピン45およびプランジャー46が下降することによって、ロックピン42が図3における反時計方向へ回転し、再び、ロックピン42がロックピン受け部44に係合される。
本実施の形態の電磁バルプの使用例として、たとえばエアマットにエアを供給する場合、バルブケーシング6の流路4はエアポンプに連通し、また、バルブケーシング6の流路5は、エアマットに連通される。
つぎに本実施の形態の電磁バルブの動作を図1および図3〜4に基づいて説明する。
まず図1に示されるように、電磁石1の励磁コイル2が通電されない状態において、連結棒25の先端部25aとプランジャー3先端のボス部26の底面26bとのあいだは離間しており、空隙28(たとえば1mm程度)が形成されている。このとき、ロックピン9の先端部23がロックピン受け部24に係合しているため、弁体8は開方向へ移動しないようにロックされる。その結果、弁体8は外部からの負圧または正圧による影響を受けず、弁体8からのエア漏れや弁体8の振動は発生しない。具体的には、エアマットに人が乗るなどしてエアマット側から圧力が加わった場合は密封材11によりエアの漏れは防止され、一方、人が急にエアマットから降りるなどして負圧が弁体8に作用しても前記ロックピン9とロックピン受け部24の係合により弁体8の上方(図1において)への移動はロックされ、エアの漏れは防止される。
ついで、図1に示される弁体8の閉じた状態で、電磁石1の励磁コイル2に通電するとヨーク13、14、15が磁化されプランジャー3が吸引され、この吸引力によってプランジャー3先端のボス部26が矢印A(図3参照)の方向へ直線駆動される。このとき、弁体8と連結しているロックピン9の先端部23とロックピン受け部24とのロック状態が解除される。具体的には、図3に示されるように、ボス部26の底面26bに連結棒25の先端部25aが近づくにつれて、ボス部26の開口縁26aがロックピン9を内方へ押圧し、それにより、ロックピン9の先端部23とロックピン受け部24とのロック状態が解除される。
さらに、図4に示されるように、プランジャー3が上昇すると、ボス部26の底面26bが連結棒25の先端部25aに当接し、弁体8は所定位置(2〜3mm程度)まで押し上げられる。それにより、流路4、5および弁体8の貫通孔8aを開にしてエアマットへ所定の時間、ポンプからのエアを供給することができる。エアマットが所定の圧力まで膨張されると、電磁石1への通電が停止される。そのとき、バルブケーシング6内の圧縮コイルスプリング10の付勢力により弁体8がプランジャー3の方向へ移動して密封材11と弁座21が密着して流路4、5を閉じ、エアの供給を遮断する。それとともに、ロックピン9の先端部23がロック受け部24に再び係合し、つぎの通電までロック状態を維持することができる。
以上説明したとおり、本発明の電磁バルブは、可動弁の弁体を閉位置にロックするロック機構を有するため、エアマットなどの外部からの負圧または正圧によるエア漏れや振動音の発生を防ぐことができ、円滑かつ正確に弁体の開閉を行なうことができる。
したがって、圧縮コイルスプリングの付勢力を小さく設定することができ、電力消費が少なく、小型で安価な電磁バルブを提供することができる。
本発明の電磁バルブは、エアマットへの流体の供給および排気の切り替えの他、エアマッサージャー、床ずれ防止マットまたは空気圧アクチュエータなどの用途にも利用可能である。

Claims (4)

  1. プランジャーを有する電磁石、およびバルブケーシング内に配設された、弁体を有する可動弁を備え、前記電磁石の吸引力により、前記プランジャーが前記可動弁の弁体を直線駆動させることにより、前記バルブケーシング内の流路を開閉する電磁バルブであって、
    前記可動弁の弁体を閉位置にロックするロック機構を備えてなることを特徴とする電磁バルブ。
  2. 前記ロック機構が、
    (a)前記弁体に連結され、前記バルブケーシングの内面に向かって付勢された少なくとも1本のロックピンと、
    (b)前記バルブケーシングの内面に形成され、前記弁体が閉位置のときに前記ロックピンの先端部と係合し得るロックピン受け部と、
    (c)前記電磁石のプランジャーの先端に設けられたロックピン操作部とからなり、
    前記電磁石のプランジャーが前記弁体の開方向へ移動するときに、前記ロックピン操作部が、前記ロックピンを前記ロックピン受け部から離脱させるようにされてなる請求の範囲第1項記載の電磁バルブ。
  3. 前記ロックピンが、前記弁体から前記プランジャーへ向かって延設された連結棒の先端側において当該連結棒の軸方向に対して傾斜して連結され、
    前記ロックピン操作部が有底筒状を呈するボス部からなり、当該ボス部の開口縁が、前記ロックピンの外側面に当接しており、
    前記弁体の閉位置において、前記ボス部の底面が、前記弁体の連結棒の先端部から離間しており、
    前記電磁石のプランジャーが前記弁体の開方向へ移動するときに、前記ボス部の開口縁が、前記ロックピンを内方へ押圧して当該ロックピンを前記ロックピン受け部から離脱させ、かつ、前記ボス部の底面が、前記弁体の連結棒を押圧して当該弁体を開けるようにされてなる請求の範囲第2項記載の電磁バルブ。
  4. 前記弁体のロックピンの周囲に、流路が形成されてなる請求の範囲第2項または第3項記載の電磁バルブ。
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