JPWO2004084504A1 - 光クロスコネクト装置及び光通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、光ネットワークの概要を示す図であり、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合に、伝送経路全体が切り替えられ、新たな伝送経路において光信号が予備光ファイバにより伝送される場合が示されている。
図1に示す光ネットワークは9個の光クロスコネクト装置(光XC)1〜9とこれら各光クロスコネクト装置間を接続する現用光ファイバ11及び予備光ファイバ12により構成される。
正常時において、光XC1に接続される送信ノードから光XC8に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11により構成される伝送経路が設定される。また、光XC2に接続される送信ノードから光XC9に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11により構成される伝送経路が設定される。
このような状態で、光XC2と光XC5との間に障害が発生した場合を考える。この場合、光XC2と光XC5とを接続する現用光ファイバ11を含む伝送経路は、その全体が切り替えられ、且つ、切り替え後の伝送経路は、予備光ファイバ12によって構成されることになる。具体的には、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11によって構成される伝送経路は、光XC1、4、7、8を結び、予備光ファイバ12によって構成される伝送経路に切り替えられる。一方、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11によって構成される伝送経路は、光XC2、3、6、9を結び、予備光ファイバ12によって構成される伝送経路に切り替えられる。
図2及び図3は、図1に示す伝送経路切り替えが行われる場合における光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。なお、これらの図において、太線は、光信号の伝送経路を示す。
図2及び図3における光クロスコネクト装置は、入力側において、現用光ファイバ(W)701及び予備光ファイバ(P)702から構成されるk対の局間光ファイバ700−1〜700−kによって局外の装置と接続され、局内回線711−1〜711−j(以下、これらをまとめて適宜「局内回線711」と称する)によって局内の装置に接続される。同様に、光クロスコネクト装置は、出力側において、現用光ファイバ(W)801及び予備光ファイバ(P)802から構成されるk対の局間光ファイバ800−1〜800−kによって局外の装置と接続され、局内回線811−1〜811−j(以下、これらをまとめて適宜「局内回線811」と称する)によって局内の装置と接続される。
この光クロスコネクト装置は、現用光ファイバ701、801が接続される現用光クロスコネクト部510、予備光ファイバ702、802が接続される予備光クロスコネクト部520、光分配部(DIS)530−1〜530−j(以下、これらをまとめて適宜「光分配部530」と称する)、光選択部(SEL)550−1〜550−j(以下、これらをまとめて適宜「光選択部550」と称する)により構成される。更に、現用光クロスコネクト部510は、光分波器511−1〜511−k(以下、これらをまとめて適宜「光分波器511」と称する)、光スイッチ512、光−電気−光変換器(O/E/O)513−1−1〜513−k−n(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O513」と称する)、光合波器514−1−1〜514−k−n(以下、これらをまとめて適宜「光合波器514」と称する)により構成される。同様に、予備光クロスコネクト部520は、光分波器521−1〜521−k(以下、これらをまとめて適宜「光分波器521」と称する)、光スイッチ522、光−電気−光変換器(O/E/O)523−1−1〜523−k−n(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O523」と称する)、光合波器524−1−1〜524−k−n(以下、これらをまとめて適宜「光合波器524」と称する)により構成される。
送信ノードから受信ノードまでの伝送経路が正常である場合には、図2に示すように、局外の装置からの波長多重された光信号は、現用光ファイバ701を伝送され、現用光クロスコネクト部510に入力される。現用光クロスコネクト部510内の光分波器511−1〜511−kは、各現用光ファイバ701と1対1に接続されている。これら光分波器511は、波長多重された光信号を個々の波長(ここではλ1〜λn)の光信号に分波して光スイッチ512へ出力する。
一方、局内の装置からの光信号は、局内回線711を伝送され、光分配部530に入力される。光分配部530−1〜530−jは、入力端子が各局内回線711と1対1に接続されている。これら光分配部530は、入力される光信号を、現用光クロスコネクト部510内の光スイッチ512と予備光クロスコネクト部520内の光スイッチ522の双方に出力する。
光スイッチ512は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、O/E/O513及び光選択部550へ出力する。O/E/O513は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器514へ出力する。
光合波器514−1〜514−kは、各現用光ファイバ801と1対1に接続されている。これら光合波器514は、入力される光信号を波長多重して現用光ファイバ801へ出力する。
光選択部550−1〜550−jは、入力端子が光スイッチ512及び522と接続され、出力端子が各局内回線811と1対1に接続されている。これら光選択部550は、2つの入力端子に入力される光信号の一方を局内回線811へ出力する。ここでは、光選択部550は、光スイッチ512からの光信号のみが入力され、この光信号をそのまま局内回線811へ出力する。
一方、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合には、図3に示すように、局外の装置からの波長多重された光信号は、予備光ファイバ702を伝送され、予備光クロスコネクト部520に入力される。予備光クロスコネクト部520内の光分波器521−1〜521−kは、各予備光ファイバ702と1対1に接続されている。これら光分波器521は、波長多重された光信号を個々の波長(ここではλ1〜λm)の光信号に分波して光スイッチ522へ出力する。
一方、局内の装置からの光信号は、局内回線711を伝送され、光分配部530に入力される。光分配部530は、局外の装置からの光信号を、現用光クロスコネクト部510内の光スイッチ512と予備光クロスコネクト部520内の光スイッチ522の双方へ出力する。
光スイッチ522は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、O/E/O523及び光選択部550へ出力する。O/E/O523は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器524へ出力する。
光合波器524−1〜524−kは、各予備光ファイバ802と1対1に接続されている。これら光合波器524は、入力される光信号を波長多重して予備光ファイバ802へ出力する。一方、光選択部550は、光スイッチ522からの光信号を局内回線811へ出力する。
図4は、光ネットワークの概要を示す図であり、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合に、伝送経路全体が切り替えられ、新たな伝送経路において光信号が予備波長帯域のみにより伝送される場合が示されている。
図4に示す光ネットワークは9個の光クロスコネクト装置(光XC)1〜9とこれら各光クロスコネクト装置間を接続する現用波長帯域21及び予備波長帯域22を有する光ファイバにより構成される。
正常時において、光XC1に接続される送信ノードから光XC8に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、光XC1、2、5、8を結び、現用波長帯域21により構成される伝送経路が設定される。また、光XC2に接続される送信ノードから光XC9に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、光XC2、5、8、9を結び、現用波長帯域21により構成される伝送経路が設定される。
このような状態で、光XC2と光XC5との間に障害が発生した場合を考える。この場合、光XC2と光XC5とを接続する現用波長帯域21を含む伝送経路は、その全体が切り替えられ、且つ、切り替え後の伝送経路は、予備波長帯域22によって構成されることになる。具体的には、光XC1、2、5、8を結び、現用波長帯域21によって構成される伝送経路は、光XC1、4、7、8を結び、予備波長帯域22によって構成される伝送経路に切り替えられる。一方、光XC2、5、8、9を結び、現用波長帯域21によって構成される伝送経路は、光XC2、3、6、9を結び、予備波長帯域22によって構成される伝送経路に切り替えられる。
図5及び図6は、図4に示す伝送経路切り替えが行われる場合における光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。なお、これらの図において、太線は、光信号の伝送経路を示す。
図5及び図6における光クロスコネクト装置は、入力側において、局間光ファイバ700−1〜700−kによって局外の装置と接続され、局内回線711−1〜711−jによって局内の装置に接続される。同様に、光クロスコネクト装置は、出力側において、局間光ファイバ800−1〜800−kによって局外の装置と接続され、局内回線811−1〜811−jによって局内の装置に接続される。
この光クロスコネクト装置は、図2及び図3と比較すると、波長分離部540−1〜540−k(以下、これらをまとめて適宜「波長分離部540」と称する)と、光合成部560−1〜560−k(以下、これらをまとめて適宜「光合成部560」と称する)とが新たに備えられている。
送信ノードから受信ノードまでの伝送経路が正常である場合には、図5に示すように、局外の装置からの波長多重された光信号は、局間光ファイバ700の現用波長帯域(W)により伝送され、波長分離部540に入力される。波長分離部540−1〜540−kは、各局間光ファイバ700と1対1に接続されている。これら波長分離部540は、入力される光信号が現用波長帯域により伝送されたことに応じて、当該光信号を現用光クロスコネクト部510へ出力する。現用光クロスコネクト部510内の光分波器511は、波長多重された光信号を個々の波長(ここではλ1〜λn)の光信号に分波して光スイッチ512へ出力する。
一方、局内の装置からの光信号は、図2と同様、局内回線711を伝送され、光分配部530に入力される。光分配部530は、入力される光信号を、現用光クロスコネクト部510内の光スイッチ512と予備光クロスコネクト部520内の光スイッチ522の双方へ出力する。
光スイッチ512は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、O/E/O513及び光選択部550へ出力する。O/E/O513は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器514へ出力する。光合波器514は、入力される光信号を波長多重して光合成部560へ出力する。光合成部560−1〜560−kは、各局間光ファイバ700と1対1に接続されている。これら光合成部540は、入力される光信号を局間光ファイバ800の現用波長帯域へ出力する。
光選択部550−1〜550−jは、入力端子が光スイッチ512及び522と接続され、出力端子が各局内回線811と1対1に接続されている。これら光選択部550は、2つの入力端子に入力される光信号の一方を局内回線811へ出力する。ここでは、光選択部550は、光スイッチ512からの光信号のみが入力され、この光信号をそのまま局内回線811へ出力する。
一方、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合には、図6に示すように、局外の装置からの波長多重された光信号は、局間光ファイバ700の予備波長帯域(W)により伝送され、波長分離部540に入力される。波長分離部540は、入力される光信号が予備波長帯域により伝送されたことに応じて、当該光信号を予備光クロスコネクト部520へ出力する。現用光クロスコネクト部520内の光分波器521は、波長多重された光信号を個々の波長(ここではλn+1〜λm)の光信号に分波して光スイッチ522へ出力する。
一方、局内の装置からの光信号は、図3と同様、局内回線711を伝送され、光分配部530に入力される。光分配部530は、入力される光信号を、光分配部530は、入力される光信号を、現用光クロスコネクト部510内の光スイッチ512と予備光クロスコネクト部520内の光スイッチ522の双方へ出力する。
光スイッチ522は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、O/E/O523へ出力する。O/E/O523は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器524へ出力する。光合波器524は、入力される光信号を波長多重して光合成部560へ出力する。光合成部560は、入力される光信号を局間光ファイバ800の予備波長帯域へ出力する。一方、光選択部550は、光スイッチ522からの光信号を局内回線811へ出力する。
図7は、光ネットワークの概要を示す図であり、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合に、障害箇所の伝送経路のみが迂回経路に切り替えられ、当該迂回経路において光信号が予備光ファイバにより伝送される場合が示されている。
図7に示す光ネットワークは9個の光クロスコネクト装置(光XC)1〜9とこれら各光クロスコネクト装置間を接続する現用光ファイバ11及び予備光ファイバ12により構成される。
正常時において、光XC1に接続される送信ノードから光XC8に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11により構成される伝送経路が設定される。また、光XC2に接続される送信ノードから光XC9に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11により構成される伝送経路が設定される。
このような状態で、光XC2と光XC5との間に障害が発生した場合を考える。この場合、光XC2と光XC5とを接続する現用光ファイバ11によって構成される伝送経路は、迂回経路に切り替えられ、且つ、その迂回経路は、予備光ファイバ12によって構成されることになる。具体的には、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11によって構成される伝送経路は、障害箇所である光XC2と光XC5の間が、光XC2、3、6、5を結び、予備光ファイバ12によって構成される迂回経路に切り替えられる。一方、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11によって構成される伝送経路は、障害箇所である光XC2と光XC5の間が、光XC2、3、6、5を結び、予備光ファイバ12によって構成される迂回経路に切り替えられる。
図8及び図9は、図7に示す伝送経路切り替えが行われる場合における光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。なお、これらの図において、太線は、光信号の伝送経路を示す。
図8及び図9における光クロスコネクト装置は、入力側において、現用光ファイバ701及び予備光ファイバ702から構成されるk対の局間光ファイバ700−1〜700−kによって局外の装置と接続され、局内回線711−1〜711−jによって局内の装置に接続される。同様に、光クロスコネクト装置は、出力側において、現用光ファイバ801及び予備光ファイバ802から構成されるk対の局間光ファイバ800−1〜800−kによって局外の装置と接続され、局内回線811−1〜811−jによって局内の装置に接続される。
この光クロスコネクト装置は、現用光クロスコネクト部510、予備光クロスコネクト部520、光選択部(SEL)541−1〜541−k(以下、これらをまとめて適宜「光選択部541」と称する)、光選択部(SW)551−1〜551−k(以下、これらをまとめて適宜「光選択部551」と称する)により構成される。これらのうち、現用光クロスコネクト部510は、図2における現用クロスコネクト部510と同様の構成を有する。一方、予備光クロスコネクト部520は、光スイッチ525、529、光分波器526−1〜526−r、光−電気−光変換器(O/E/O)527−1−1〜513−r−m(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O527」と称する)、光合波器528−1−1〜528−r−m(以下、これらをまとめて適宜「光合波器528」と称する)により構成される。
送信ノードから受信ノードまでの伝送経路が正常である場合には、図8に示すように、局外の装置からの波長多重された光信号は、現用光ファイバ701を伝送され、光選択部541に入力される。光選択部541−1〜541−kは、各現用光ファイバ701と1対1に接続されている。これら光選択部541は、現用光ファイバ701からの光信号を現用光クロスコネクト部510へ出力する。
現用光クロスコネクト部510内の光分波器511−1〜511−kは、各光選択部541と1対1に接続されている。これら光分波器511は、波長多重された光信号を個々の波長(ここではλ1〜λn)の光信号に分波して光スイッチ512へ出力する。
一方、局内の装置からの光信号は、局内回線711を伝送され、現用光クロスコネクト部510内の光スイッチ512に入力される。
光スイッチ512は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、O/E/O513へ出力する。O/E/O513は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器514へ出力する。
光合波器514は、入力される光信号を波長多重して光選択部551へ出力する。光選択部551−1〜551−kは、各現用光ファイバ801と1対1に接続されている。これら光選択部551は、光信号を現用光ファイバ801へ出力する。
一方、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合には、図9に示すように、局外の装置から予備光ファイバ702を伝送された光信号は、予備光クロスコネクト部520に入力される。予備光クロスコネクト部520内の光スイッチ525は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該光信号の出力先が現用光ファイバ801又は局内回線811である場合には、光選択部541へ出力し、当該光信号の出力先が予備光ファイバ802である場合には、光分波器526へ出力する。
光分波器526は、波長多重された光信号を個々の波長(ここではλ1〜λm)の光信号に分波してO/E/O527へ出力する。O/E/O527は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器528へ出力する。光合波器528は、入力される光信号を波長多重して光スイッチ529へ出力する。
光スイッチ529は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、予備光ファイバ802へ出力する。
一方、光スイッチ525から光選択部541へ光信号が出力されると、当該光選択部541は、当該光信号を現用光クロスコネクト部510へ出力する。現用光クロスコネクト部510内の光分波器511は、波長多重された光信号を個々の波長の光信号に分波して光スイッチ512へ出力する。また、局内の装置からの光信号は、局内回線711を伝送され、現用光クロスコネクト部510内の光スイッチ512に入力される。
光スイッチ512は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、O/E/O513又は局内回線811へ出力する。O/E/O513は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器514へ出力する。
光合波器514は、入力される光信号を波長多重して光選択部551へ出力する。光選択部551は、入力される光信号を、その伝送経路に応じて現用光ファイバ801又は予備光クロスコネクト部520内の光スイッチ529へ出力する。光スイッチ529は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、予備光ファイバ802へ出力する。
上述した光クロスコネクト装置の従来技術としては、例えば日本国特許公開公報「特開平7−86988」がある。
しかしながら、上述した光クロスコネクト装置では、例えば、光信号が、リアルタイム性の必要の有無等により伝送が優先される信号(優先信号)と優先されない信号(非優先信号)とに分類される場合、優先信号を非優先信号よりも優先して伝送するような通信制御については考慮されていなかった。
本発明のより詳細な目的は、伝送経路に障害が発生した場合に、伝送の優先度の高い信号を優先的に伝送することが可能な光クロスコネクト装置及び光通信制御方法を実現することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明に係る光クロスコネクト装置は、現用及び予備の1対の光ファイバによって構成され、送信ノードから受信ノードまで伝送の優先度が異なる優先信号及び非優先信号を伝送する光ネットワーク内の光クロスコネクト装置において、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力するとともに、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力するスイッチング手段を備える。
このような光クロスコネクト装置によれば、伝送経路が正常の場合には、優先信号のみならず非優先信号についてもスイッチングを行い、伝送することにより、帯域の有効利用を図ることができ、一方、伝送経路に障害が発生した場合には、優先信号のみについてスイッチングを行い、伝送することにより、障害により帯域が減少しても優先信号を優先的に伝送することが可能となる。
図1は、従来の光ネットワークの第1の概要を示す図である。
図2は、図1における正常時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図3は、図1における障害時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図4は、従来の光ネットワークの第2の概要を示す図である。
図5は、図4における正常時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図6は、図4における障害時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図7は、従来の光ネットワークの第3の概要を示す図である。
図8は、図7における正常時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図9は、図7における障害時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図10は、第1実施例における光ネットワークの概要を示す図である。
図11は、図10における正常時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図12は、図10における障害時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図13は、図10における光クロスコネクト装置の第1の変形例を示す図である。
図14は、図10における光クロスコネクト装置の第2の変形例を示す図である。
図15は、図10における光クロスコネクト装置の第3の変形例を示す図である。
図16は、第2実施例における光ネットワークの概要を示す図である。
図17は、図16における正常時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図18は、図16における障害時の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。
図19は、図16における光クロスコネクト装置の第1の変形例を示す図である。
図20は、図16における光クロスコネクト装置の第2の変形例を示す図である。
図21は、図16における光クロスコネクト装置の第3の変形例を示す図である。
図22は、第2実施例における光ネットワークの概要を示す図である。
図23は、図22における正常時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部の構成例を示す図である。
図24は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部の構成例を示す図である。
図25は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部の第1の変形例を示す図である。
図26は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部の第2の変形例を示す図である。
図27は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部の第3の変形例を示す図である。
図28は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部、PCA入力部及びPCA出力部の構成例を示す図である。
図29は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部、PCA入力部及びPCA出力部の第1の変形例を示す図である。
図30は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部、PCA入力部及びPCA出力部の第2の変形例を示す図である。
図31は、図22における障害時の光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部、PCA入力部及びPCA出力部の第3の変形例を示す図である。
図10は、第1実施例における、光ネットワークの概要を示す図であり、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合に、伝送経路全体が切り替えられ、新たな伝送経路において優先信号のみが予備光ファイバにより伝送される場合が示されている。
図10に示す光ネットワークは、9個の光クロスコネクト装置(光XC)1〜9とこれら各光クロスコネクト装置間を接続する現用光ファイバ11及び予備光ファイバ12により構成される。
正常時において、光XC1に接続される送信ノードから光XC8に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、優先信号の伝送経路として、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11により構成される伝送経路が設定される。同様に、PCA信号の伝送経路として、光XC1、2、5、8を結び、予備光ファイバ12により構成される伝送経路が設定される。
また、光XC2に接続される送信ノードから光XC9に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、優先信号の伝送経路として、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11により構成される伝送経路が設定される。同様に、PCA信号の伝送経路として、光XC2、5、8、9を結び、予備光ファイバ12により構成される伝送経路が設定される。
このような状態で、光XC2と光XC5との間に障害が発生した場合を考える。この場合、光XC2と光XC5とを接続する現用光ファイバ11を含む優先信号用の伝送経路は、その全体が切り替えられ、且つ、切り替え後の伝送経路は、予備光ファイバ12によって構成されることになる。
具体的には、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11によって構成される優先信号用の伝送経路は、光XC1、4、7、8を結び、予備光ファイバ12によって構成される伝送経路に切り替えられる。また、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11によって構成される優先信号用の伝送経路は、光XC2、3、6、9を結び、予備光ファイバ12によって構成される伝送経路に切り替えられる。
一方、光XC2と光XC5とを接続する予備光ファイバ12を含むPCA信号用の伝送経路は、その全体が消去される。
図11及び図12は、図10に示す伝送経路切り替えが行われる場合における光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。なお、これらの図において、太実線は優先信号の伝送経路を示し、太点線はPCA信号の伝送経路を示す。
図2及び図3における光クロスコネクト装置は、入力側において、現用光ファイバ(W)201及び予備光ファイバ(P)202から構成されるk対の局間光ファイバ200−1〜200−kによって局外の装置と接続され、優先信号用の局内回線211及びPCA信号用の局内回線212から構成されるj対の局内回線210−1〜210−j(以下、これらをまとめて適宜「局内回線210」と称する)によって局内の装置に接続される。同様に、光クロスコネクト装置は、出力側において、現用光ファイバ(W)301及び予備光ファイバ(P)302から構成されるk対の局間光ファイバ300−1〜300−kによって局外の装置と接続され、優先信号用の局内回線311及びPCA信号用の局内回線312から構成されるj対の局内回線310−1〜310−j(以下、これらをまとめて適宜「局内回線310」と称する)によって局内の装置に接続される。
この光クロスコネクト装置は、現用光ファイバ201、301が接続される現用光クロスコネクト部110、予備光ファイバ202、302が接続される予備光クロスコネクト部120、光分岐部(BRA)130−1〜130−j(以下、これらをまとめて適宜「光分岐部130」と称する)、光選択部(SEL)131−1〜131−j(以下、これらをまとめて適宜「光選択部131」と称する)、光分岐部(BRA)150−1〜150−j(以下、これらをまとめて適宜「光分岐部150」と称する)、光選択部(SEL)151−1〜151−j(以下、これらをまとめて適宜「光選択部151」と称する)により構成される。
更に、現用光クロスコネクト部110は、光分波器111−1〜111−k(以下、これらをまとめて適宜「光分波器111」と称する)、光スイッチ112、光−電気−光変換器(O/E/O)113−1−1〜113−k−n(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O113」と称する)、光合波器114−1−1〜114−k−n(以下、これらをまとめて適宜「光合波器114」と称する)により構成される。同様に、予備光クロスコネクト部110は、光分波器121−1〜121−k(以下、これらをまとめて適宜「光分波器121」と称する)、光スイッチ122、光−電気−光変換器(O/E/O)123−1−1〜123−k−n(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O123」と称する)、光合波器124−1−1〜124−k−n(以下、これらをまとめて適宜「光合波器124」と称する)により構成される。
送信ノードから受信ノードまでの伝送経路が正常である場合には、図11に示すように、局外の装置からの波長多重された優先信号は、現用光ファイバ201を伝送され、現用光クロスコネクト部110に入力される。現用光クロスコネクト部110内の光分波器111−1〜111−kは、入力端子が現用光ファイバ201と1対1に接続されている。これら光分波器111は、波長多重された優先信号を個々の波長(ここではλ1〜λn)の光信号に分波して光スイッチ112へ出力する。
一方、局内の装置からの優先信号は、局内回線211を伝送され、光分岐部130に入力される。光分岐部130−1〜130−jは、入力端子が局内回線211と1対1に接続されるとともに、出力端子aが現用光クロスコネクト部110内の光スイッチ112に接続され、出力端子bが光選択部131−1〜131−jと1対1に接続されている。これら光分岐部130は、入力される優先信号を、光スイッチ112と光選択部131の何れかに出力する。ここでは、光分岐部130は、局外の装置からの優先信号が現用光クロスコネクト部110内の光スイッチ112へ入力されていることに応じて、局内の装置からの優先信号を当該光スイッチ112へ出力する。
光スイッチ112は、優先信号が入力されると、当該優先信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該優先信号を更に局外へ伝送する必要のある場合にはO/E/O113へ出力し、局内に取り込む必要のある場合には光選択部151へ出力する。
O/E/O113は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器114へ出力する。光合波器114−1〜114−kは、出力端子が現用光ファイバ301と1対1に接続されている。これら光合波器114は、入力される光信号(優先信号)を波長多重して現用光ファイバ301へ出力する。
光選択部151−1〜151−jは、入力端子eが光スイッチ112に接続され、入力端子fが光分岐部150−1〜151−jと1対1に接続されるとともに、出力端子が局内回線311と1対1に接続されている。これら光選択部151は、2つの入力端子に入力される光信号の一方を局内回線311へ出力する。ここでは、光選択部151は、光スイッチ112からの優先信号のみが入力され、この優先信号をそのまま局内回線311へ出力する。
一方、局外の装置からの波長多重されたPCA信号は、予備光ファイバ202を伝送され、予備光クロスコネクト部120に入力される。予備光クロスコネクト部120内の光分波器121−1〜121−kは、入力端子が予備光ファイバ202と1対1に接続されている。これら光分波器121は、波長多重されたPCA信号を個々の波長(ここではλ1〜λm)の光信号に分波して光スイッチ122へ出力する。
一方、局内の装置からのPCA信号は、局内回線212を伝送され、光選択部131に入力される。光選択部131−1〜131−jは、入力端子cが光分岐部130−1〜130−jと1対1に接続され、入力端子dが局内回線212と1対1に接続されるとともに、出力端子が予備光クロスコネクト部120内の光スイッチ122に接続されている。これら光選択部131は、2つの入力端子に入力される光信号の一方を出力する。ここでは、光選択部131は、局内回線212からのPCA信号のみが入力され、このPCA信号をそのまま光スイッチ122へ出力する。
光スイッチ122は、PCA信号が入力されると、当該PCA信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該PCA信号を更に局外へ伝送する必要のある場合にはO/E/O123へ出力し、局内に取り込む必要のある場合には光分岐部150へ出力する。
O/E/O123は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器124へ出力する。光合波器124−1〜124−kは、出力端子が現用光ファイバ301と1対1に接続されている。これら光合波器124は、入力される光信号(PCA信号)を波長多重して予備光ファイバ302へ出力する。
光分岐部150−1〜151−jは、入力端子が光スイッチ122に接続されるとともに、出力端子gが光選択部151−1〜151−jと1対1に接続され、出力端子hが局内回線312と1対1に接続されている。これら光分岐部150は、入力される光信号を、光選択部151と局内回線312の何れかに出力する。ここでは、光分岐部150は、光スイッチ122からのPCA信号のみが入力されているため、このPCA信号をPCA信号用の局内回線312へ出力する。
一方、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合には、図12に示すように、局外の装置からの波長多重された優先信号は、予備光ファイバ202を伝送され、予備光クロスコネクト部120に入力される。予備光クロスコネクト部120内の光分波器121は、波長多重された優先信号を個々の波長(ここではλ1〜λm)の光信号に分波して光スイッチ122へ出力する。
一方、局内の装置からの優先信号は、局内回線211を伝送され、光分岐部130に入力される。光分岐部130は、障害が発生し、局外の装置からの優先信号が予備光クロスコネクト部120内の光スイッチ122へ入力されていることに応じて、局内の装置からの優先信号を光選択部131へ出力する。また、局内の装置からのPCA信号は、局内回線212を伝送され、光選択部131に入力される。
光選択部131は、障害が発生し、局外の装置からの優先信号が光スイッチ122へ入力されていることに応じて、入力される優先信号とPCA信号のうち、優先信号を選択して光スイッチ122へ出力する。
光スイッチ122は、優先信号が入力されると、当該優先信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該優先信号を更に局外へ伝送する必要のある場合にはO/E/O123へ出力し、局内に取り込む必要のある場合には光分岐部150へ出力する。
O/E/O123は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器124へ出力する。光合波器124−1〜124−kは、出力端子が現用光ファイバ301と1対1に接続されている。これら光合波器124は、入力される光信号(優先信号)を波長多重して予備光ファイバ302へ出力する。
光分岐部150は、入力される光信号を、光選択部151と局内回線312の何れかに出力する。ここでは、光分岐部150は、入力される光信号が優先信号であることに応じて、当該優先信号を優先信号用の局内回線311へ出力するために、光選択部151へ出力する。光選択部151は、光分岐部150からの優先信号のみが入力され、この優先信号をそのまま局内回線311へ出力する。
ところで、図11及び図12では、局内回線211からの優先信号の出力先を決定する装置として光分岐部130を備え、光スイッチ122からのPCA信号の出力先を決定する装置として光分岐部150を備えたが、図13に示すように光分岐部130の代わりに光分配部132を備え、光分岐部150の代わりに光分配部152を備えるようにしても良い。あるいは、図14に示すように光分岐部150のみ光分配部152に代えても良く、図15に示すように光分岐部130のみ光分配部132に代えても良い。
光分岐部130の代わりに光分配部132を備えた場合、当該光分配部132は、局内回線211からの優先信号を出力端子aから光スイッチ112へ出力するとともに、出力端子bから光選択部131へ出力する。この際、光スイッチ112は、伝送経路が正常の場合にのみスイッチングを行い、障害の場合には行わない。一方、光選択部131は、伝送経路が正常の場合には局内回線312からのPCA信号を光スイッチ122へ出力し、障害の場合には光分配部132からの優先信号を光スイッチ122へ出力する。
また、光分岐部150の代わりに光分配部152を備えた場合、当該光分配部152は、伝送経路が正常の場合には、光スイッチ122からのPCA信号を出力端子gから光選択部151へ出力するとともに、出力端子hから局内回線312へ出力する。この際、光選択部151は、光スイッチ112からの優先信号を局内回線311へ出力する。一方、光分配部152は、伝送経路が障害の場合には、光スイッチ122からの優先信号を出力端子gから光選択部151へ出力するとともに、出力端子hから局内回線312へ出力する。この際、光選択部151は、光スイッチ112からの優先信号を局内回線311へ出力する。
図16は、第2実施例における、光ネットワークの概要を示す図であり、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合に、伝送経路全体が切り替えられ、新たな伝送経路において優先信号のみが光ファイバの予備波長帯域により伝送される場合が示されている。
図16に示す光ネットワークは、9個の光クロスコネクト装置(光XC)1〜9とこれら各光クロスコネクト装置間を接続する現用波長帯域21及び予備波長帯域22を有する光ファイバにより構成される。
正常時において、光XC1に接続される送信ノードから光XC8に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、優先信号の伝送経路として、光XC1、2、5、8を結び、現用波長帯域21により構成される伝送経路が設定される。同様に、PCA信号の伝送経路として、光XC1、2、5、8を結び、予備波長帯域22により構成される伝送経路が設定される。
また、光XC2に接続される送信ノードから光XC9に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、優先信号の伝送経路として、光XC2、5、8、9を結び、現用波長帯域21により構成される伝送経路が設定される。同様に、PCA信号の伝送経路として、光XC2、5、8、9を結び、予備波長帯域22により構成される伝送経路が設定される。
このような状態で、光XC2と光XC5との間に障害が発生した場合を考える。この場合、光XC2と光XC5とを接続する現用波長帯域21を含む優先信号用の伝送経路は、その全体が切り替えられ、且つ、切り替え後の伝送経路は、予備波長帯域22によって構成されることになる。
具体的には、光XC1、2、5、8を結び、現用波長帯域21によって構成される優先信号用の伝送経路は、光XC1、4、7、8を結び、予備波長帯域22によって構成される伝送経路に切り替えられる。また、光XC2、5、8、9を結び、現用波長帯域21によって構成される優先信号用の伝送経路は、光XC2、3、6、9を結び、予備波長帯域22によって構成される伝送経路に切り替えられる。
一方、光XC2と光XC5とを接続する予備波長帯域22を含むPCA信号用の伝送経路は、その全体が消去される。
図17及び図18は、図16に示す伝送経路切り替えが行われる場合における光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。なお、これらの図において、太実線は優先信号の伝送経路を示し、太点線はPCA信号の伝送経路を示す。
図17及び図18における光クロスコネクト装置は、図11及び図12と比較すると、波長分離部140−1〜140−k(以下、これらをまとめて適宜「波長分離部140」と称する)と、光合成部160−1〜160−k(以下、これらをまとめて適宜「光合成部160」と称する)とが新たに備えられている。
光クロスコネクト装置は、入力側において、現用波長帯域(W)及び予備波長帯域(P)を有する局間光ファイバ200−1〜200−kによって局外の装置と接続され、優先信号用の局内回線211及びPCA信号用の局内回線212から構成されるj対の局内回線210−1〜210−j(以下、これらをまとめて適宜「局内回線210」と称する)によって局内の装置に接続される。同様に、光クロスコネクト装置は、出力側において、現用波長帯域(W)及び予備波長帯域(P)を有する局間光ファイバ300−1〜300−kによって局外の装置と接続され、優先信号用の局内回線311及びPCA信号用の局内回線312から構成されるj対の局内回線310−1〜310−j(以下、これらをまとめて適宜「局内回線310」と称する)によって局内の装置に接続される。
送信ノードから受信ノードまでの伝送経路が正常である場合には、図17に示すように、局外の装置からの波長多重された優先信号が局間光ファイバ200の現用波長帯域を伝送され、局外の装置からの波長多重されたPCA信号が局間光ファイバ200の予備波長帯域を伝送され、それぞれ波長分離部140に入力される。
波長分離部140−1〜140−kは、入力端子が局間光ファイバ200と1対1に接続されるとともに、2つの出力端子が現用光クロスコネクト部110及び予備光クロスコネクト部120に接続されている。これら波長分離部140は、局間光ファイバ200の現用波長帯域を伝送される優先信号と、予備波長帯域を伝送されるPCA信号とを分離し、優先信号を現用光クロスコネクト部110へ出力し、PCA信号を予備光クロスコネクト部120へ出力する。
現用光クロスコネクト部110内の光分波器111−1〜111−kは、入力端子が波長分離部140と1対1に接続されている。これら光分波器111は、波長多重された優先信号を個々の波長(ここではλ1〜λn)の光信号に分波して光スイッチ112へ出力する。
一方、局内の装置からの優先信号は、局内回線211を伝送され、光分岐部130に入力される。光分岐部130は、入力される優先信号を、光スイッチ112と光選択部131の何れかに出力する。ここでは、光分岐部130は、局外の装置からの優先信号が現用光クロスコネクト部110内の光スイッチ112へ入力されていることに応じて、局内の装置からの優先信号を当該光スイッチ112へ出力する。
光スイッチ112は、優先信号が入力されると、当該優先信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該優先信号を更に局外へ伝送する必要のある場合にはO/E/O113へ出力し、局内に取り込む必要のある場合には光選択部151へ出力する。
O/E/O113は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器114へ出力する。光合波器114−1〜114−kは、出力端子が現用光ファイバ301と1対1に接続されている。これら光合波器114は、入力される光信号(優先信号)を波長多重して光合成部160へ出力する。
光選択部151は、2つの入力端子に入力される光信号の一方を局内回線311へ出力する。ここでは、光選択部151は、光スイッチ112からの優先信号のみが入力され、この優先信号をそのまま局内回線311へ出力する。
一方、予備光クロスコネクト部120内の光分波器121−1〜121−kは、入力端子が波長分離部140と1対1に接続されている。これら光分波器121は、波長多重されたPCA信号を個々の波長(ここではλn+1〜λm)の光信号に分波して光スイッチ122へ出力する。
一方、局内の装置からのPCA信号は、局内回線212を伝送され、光選択部131に入力される。これら光選択部131は、2つの入力端子に入力される光信号の一方を出力する。ここでは、光選択部131は、局内回線212からのPCA信号のみが入力され、このPCA信号をそのまま光スイッチ122へ出力する。
光スイッチ122は、PCA信号が入力されると、当該PCA信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該PCA信号を更に局外へ伝送する必要のある場合にはO/E/O123へ出力し、局内に取り込む必要のある場合には光分岐部150へ出力する。
O/E/O123は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器124へ出力する。光合波器124は、入力される光信号(PCA信号)を波長多重して光合成部160へ出力する。
光分岐部150は、入力される光信号を、光選択部151と局内回線312の何れかに出力する。ここでは、光分岐部150は、光スイッチ122からのPCA信号のみが入力されているため、このPCA信号をPCA信号用の局内回線312へ出力する。
光合成部160−1〜160−kは2つの入力端子が現用光クロスコネクト部110内の光合波器114及び予備光クロスコネクト部120内の光合波器124に接続されるとともに、出力端子が局間光ファイバ300と1対1に接続されている。これら光合成部160は、現用光クロスコネクト部110内の光合波器114からの優先信号を局間光ファイバ300の現用波長帯域へ出力するとともに、予備光クロスコネクト部120内の光合波器124からのPCA信号を局間光ファイバ300の予備波長帯域へ出力する。
一方、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合には、図18に示すように、局外の装置からの波長多重された優先信号が局間光ファイバ200の予備波長帯域を伝送され、波長分離部140に入力される。波長分離部140は、局間光ファイバ200の予備波長帯域を伝送される優先信号を予備光クロスコネクト部120へ出力する。
一方、局内の装置からの優先信号は、局内回線211を伝送され、光分岐部130に入力される。光分岐部130は、障害が発生し、局外の装置からの優先信号が予備光クロスコネクト部120内の光スイッチ122へ入力されていることに応じて、局内の装置からの優先信号を光選択部131へ出力する。また、局内の装置からのPCA信号は、局内回線212を伝送され、光選択部131に入力される。
光選択部131は、障害が発生し、局外の装置からの優先信号が光スイッチ122へ入力されていることに応じて、入力される優先信号とPCA信号のうち、優先信号を選択して光スイッチ122へ出力する。
光スイッチ122は、優先信号が入力されると、当該優先信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該優先信号を更に局外へ伝送する必要のある場合にはO/E/O123へ出力し、局内に取り込む必要のある場合には光分岐部150へ出力する。
O/E/O123は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器124へ出力する。光合波器124は、入力される光信号(優先信号)を波長多重して光合成部160へ出力する。光合成部160は、予備光クロスコネクト部120内の光合波器124からの優先信号を局間光ファイバ300の予備波長帯域へ出力する。
一方、光分岐部150は、入力される光信号が優先信号であることに応じて、当該優先信号を優先信号用の局内回線311へ出力するために、光選択部151へ出力する。光選択部151は、光分岐部150からの優先信号のみが入力され、この優先信号をそのまま局内回線311へ出力する。
ところで、図17及び図18では、局内回線211からの優先信号の出力先を決定する装置として光分岐部130を備え、光スイッチ122からのPCA信号の出力先を決定する装置として光分岐部150を備えたが、図19に示すように光分岐部130の代わりに光分配部132を備え、光分岐部150の代わりに光分配部152を備えるようにしても良い。あるいは、図20に示すように光分岐部150のみ光分配部152に代えても良く、図21に示すように光分岐部130のみ光分配部132に代えても良い。
光分岐部130の代わりに光分配部132を備えた場合、当該光分配部132は、局内回線311からの優先信号を出力端子aから光スイッチ112へ出力するとともに、出力端子bから光選択部131へ出力する。この際、光スイッチ112は、伝送経路が正常の場合にのみスイッチングを行い、障害の場合には行わない。一方、光選択部131は、伝送経路が正常の場合には局内回線312からのPCA信号を光スイッチ122へ出力し、障害の場合には光分配部132からの優先信号を光スイッチ122へ出力する。
また、光分岐部150の代わりに光分配部152を備えた場合、当該光分配部152は、伝送経路が正常の場合には、光スイッチ122からのPCA信号を出力端子gから光選択部151へ出力するとともに、出力端子hから局内回線312へ出力する。この際、光選択部151は、光スイッチ112からの優先信号を局内回線311へ出力する。一方、光分配部152は、伝送経路が障害の場合には、光スイッチ122からの優先信号を出力端子gから光選択部151へ出力するとともに、出力端子hから局内回線312へ出力する。この際、光選択部151は、光スイッチ112からの優先信号を局内回線311へ出力する。
図22は、第3実施例における、光ネットワークの概要を示す図であり、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合に、障害箇所の伝送経路のみが迂回経路に切り替えられ、当該迂回経路において光信号が予備光ファイバにより伝送される場合が示されている。
図22に示す光ネットワークは、9個の光クロスコネクト装置(光XC)1〜9とこれら各光クロスコネクト装置間を接続する現用光ファイバ11及び予備光ファイバ12により構成される。
正常時において、光XC1に接続される送信ノードから光XC8に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、優先信号用の伝送経路として、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11により構成される優先信号用の伝送経路が設定される。同様に、PCA信号の伝送経路として、光XC1、2、5、8を結び、予備光ファイバ12により構成される伝送経路が設定される。
また、光XC2に接続される送信ノードから光XC9に接続される受信ノードまで光信号が伝送される場合を考える。この場合、優先信号用の伝送経路として、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11により構成される優先信号用の伝送経路が設定される。同様に、PCA信号の伝送経路として、光XC2、5、8、9を結び、予備波長帯域22により構成される伝送経路が設定される。
このような状態で、光XC2と光XC5との間に障害が発生した場合を考える。この場合、光XC2と光XC5とを接続する現用光ファイバ11によって構成される優先信号用の伝送経路は、迂回経路に切り替えられ、且つ、その迂回経路は、予備光ファイバ12によって構成されることになる。
具体的には、光XC1、2、5、8を結び、現用光ファイバ11によって構成される優先信号用の伝送経路は、障害箇所である光XC2と光XC5の間が、光XC2、3、6、5を結び、予備光ファイバ12によって構成される迂回経路に切り替えられる。また、光XC2、5、8、9を結び、現用光ファイバ11によって構成される優先信号用の伝送経路は、障害箇所である光XC2と光XC5の間が、光XC2、3、6、5を結び、予備光ファイバ12によって構成される迂回経路に切り替えられる。
一方、光XC2と光XC5とを接続する予備光ファイバ12を含むPCA信号用の伝送経路は、その全体が消去される。
以下においては、迂回経路中に配置される光クロスコネクト装置(図22では光XC3及び6)について説明する。
図23及び図24は、図22に示す伝送経路切り替えが行われる場合における光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部の構成例を示す図である。なお、これらの図において、太実線は優先信号の伝送経路を示し、太点線はPCA信号の伝送経路を示す。また、光クロスコネクト装置の予備光クロスコネクト部以外の構成は、図11及び図12と同様の構成を有する。
図23及び図24における予備光クロスコネクト部120は、入力側において、k本の予備光ファイバ(P)202によって局外の装置と接続され、出力側において、k本の予備光ファイバ(P)302によって局外の装置と接続されている。
この予備光クロスコネクト部120は、光スイッチ161、光分波器162−1〜162−r(以下、これらをまとめて適宜「光分波器162」と称する)、光−電気−光変換器(O/E/O)163−1−1〜163−r−m(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O163」と称する)、光スイッチ164−1−1〜164−r−m(以下、これらをまとめて適宜「光スイッチ164」と称する)、光−電気−光変換器(O/E/O)165−1−1〜165−r−m(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O165」と称する)、光合波器166−1−1〜166−r−m(以下、これらをまとめて適宜「光合波器166」と称する)、光スイッチ167により構成される。
送信ノードから受信ノードまでの伝送経路が正常である場合には、図23に示すように、局外の装置からの波長多重された非優先信号は、予備光ファイバ202を伝送され、光スイッチ161に入力される。
光スイッチ161は、光信号が入力されると、当該光信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、現用光クロスコネクト部内の光分波器111(図示せず)又は光分配器162へ出力する。ここでは、光スイッチ161は、非優先信号のみが入力される。このため、光スイッチ161は、当該非優先信号を光分波器162へ出力する。
光分波器162は、波長多重された非優先信号を個々の波長(ここではλ1〜λn)の光信号に分波してO/E/O163へ出力する。O/E/O163は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光スイッチ164へ出力する。
光スイッチ164−1−1〜164−r−nは、入力側がO/E/O163及び非優先信号用の局内回線213と1対1に接続されるとともに、出力側がO/E/O165及び非優先信号用の局内回線313と1対1に接続されている。これら光スイッチ164は、O/E/O163及び非優先信号用の局内回線213からの非優先信号が入力されると、当該非優先信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、当該非優先信号を局外へ伝送する必要のある場合にはO/E/O165へ出力し、局内に取り込む必要のある場合には非優先信号用の局内回線313へ出力する。
O/E/O165は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器166へ出力する。光合波器166は、入力される光信号(非優先信号)を波長多重して光スイッチ167へ出力する。光スイッチ167は、非優先信号が入力されると、スイッチングを行い、予備光ファイバ302へ出力する。
一方、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路に障害が発生した場合には、図24に示すように、局外の装置から予備光ファイバ202を伝送された優先信号は、光スイッチ161に入力される。光スイッチ161は、優先信号が入力されると、当該優先信号の伝送経路に応じてスイッチングを行う。ここでは、優先信号が入力される。このため、光スイッチ161は、当該優先信号を現用光クロスコネクト部内の光分波器111(図示せず)へ出力する。現用光クロスコネクト部は、優先信号が入力されると、図12において説明した手順と同様に、スイッチング等を行う。
また、現用光クロスコネクト部内の光合波器114は、光クロスコネクト装置が優先信号の迂回経路中に配置されている場合、入力される優先信号を予備光クロスコネクト部120内の光スイッチ167へ出力する。光スイッチ167は、優先信号が入力されると、当該優先信号の伝送経路に応じてスイッチングを行い、予備光ファイバ302へ出力する。
一方、伝送経路内に障害箇所を含まない非優先信号については、図23の場合と同様、予備光クロスコネクト部120に入力される。そして、この非優先信号は、光スイッチ161、光分波器162、O/E/O163、光スイッチ164、O/E/O165、光合波器166を介して光スイッチ167へ入力される。光スイッチ167は、出力先となる予備光ファイバ302が優先信号の迂回経路でない場合には、入力される光信号を当該予備光ファイバ302へ出力する。
ところで、図23及び図24では、光スイッチ168は、O/E/O163、局内回線213、O/E/O165及び局内回線313と1対1に構成されているが、図25に示すように、光分波器162及び光合波器165と1対1に対応するように構成され、複数のO/E/O163及び複数の局内回線213からの非優先信号を入力し、複数のO/E/O165及び局内回線313へ非優先信号を出力する光スイッチ168を備えるようにしても良い。
また、図26に示すように、光分波器162及び光合波器165と1対1に対応するように構成され、電気信号のスイッチングを行う電気スイッチ170と、5光分波器162によって分波された各光信号を入力して電気信号に変換し、電気スイッチ170へ出力する複数の光−電気変換器(O/E)169と、電気スイッチ170からの電気信号を入力して光信号に変換し、光合波器165へ出力する電気−光変換器(E/O)171を備えるようにしても良い。
更には、図26に示すO/E169、電気スイッチ170及びE/O171に代えて、図27に示すように、O/E及びE/Oを内蔵する電気スイッチ172を備えるようにしても良い。
また、局内へ非優先信号を出力する構成と、局内からの非優先信号を入力する構成とを、予備光クロスコネクト部120の外部に備えるようにしても良い。
図28は、図22に示す伝送経路切り替えが行われる場合における光クロスコネクト装置内の予備光クロスコネクト部、PCA出力部及びPCA入力部の構成例を示す図である。なお、これらの図において、太実線は優先信号の伝送経路を示し、太点線はPCA信号の伝送経路を示す。また、光クロスコネクト装置の予備光クロスコネクト部以外の構成は、図11及び図12と同様の構成を有する。
図28における予備光クロスコネクト部120は、図23及び図24と比較すると、O/E/O163、光スイッチ164及びO/E/O165に代えて、O/E/O173を備えている。また、光スイッチ161は、出力端にPCA出力部180が接続されており、予備光クロスコネクト部120に収容された非優先信号を局内へ出力するようになっている。一方、光スイッチ167は、入力端にPCA入力部190が接続され、当該光スイッチ167が局内からの非優先信号を予備光クロスコネクト部120に収容するようになっている。
局外から局内への非優先信号が予備光ファイバ202を介して予備光クロスコネクト部120へ入力されると、光スイッチ161は、予備光ファイバ202からの非優先信号が入力されると、局内へ収容する必要がある場合には、当該非優先信号をPCA出力部180へ出力する。
PCA出力部180は、予備光ファイバ202の本数と同数の光分波器181−1〜181−k(以下、これらをまとめて適宜「光分波器181」と称する)と、光−電気−光変換器(O/E/O)182−1−1〜182−k−n(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O182」と称する)を備える。
光分波器181は、波長多重された優先信号を個々の波長(ここではλ1〜λn)の光信号に分波してO/E/O182へ出力する。O/E/O182は、入力される光信号を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して局内へ出力する。
一方、局内から局外への非優先信号は、PCA入力部190へ入力される。PCA入力部190は、光−電気−光変換器(O/E/O)191−1−1〜191−k−n(以下、これらをまとめて適宜「O/E/O191」と称する)と、予備光ファイバ302の本数と同数の光合波器192−1〜192−k(以下、これらをまとめて適宜「光合波器192」と称する)を備える。
O/E/O191は、入力される局内からの光信号(非優先信号)を電気信号に変換し、波形整形、増幅等を行った後、光信号に再度変換して光合波器192へ出力する。光合波器192は、入力される光信号(非優先信号)を波長多重して光スイッチ167へ出力する。
光スイッチ167は、PCA入力部190からの非優先信号が入力されると、局外へ出力する必要がある場合には、当該非優先信号を予備光ファイバ302へ出力する。
ところで、図28では、PCA入力部190内の光合波器192は、予備光ファイバ302に対応するように、当該予備光ファイバ302の本数と同数だけ備えられているが、図29に示すように1つの光合波器192のみを備え、当該光合波器192からの光信号を分配して光スイッチ167へ出力する光分配器(DIS)193を備える構成にしても良い。
また、図30に示すように、PCA出力部180において、光分波器181とO/E/O182との間に光分岐部(BRA)183を備えるとともに、PCA入力部190において、O/E/O191と光合波器192との間に光選択部194を備え、これら光分岐部183と光選択部194とを接続する構成としても良い。この場合には、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時においては、予備光ファイバ202から入力され、予備光ファイバ302へ出力される非優先信号、即ち、局内へ収容する必要のない非優先信号は、光分岐部183から光選択部194へ伝送されることになる。更には、図31に示すように、光分岐部(BRA)183に代えて光分配部(DIS)184を備えるようにしても良い。
このように本発明によれば、光クロスコネクト装置は、送信ノードから受信ノードまでの伝送経路が正常の場合には、優先信号のみならず非優先信号についてもスイッチングを行い、伝送することにより、帯域の有効利用を図ることができ、一方、伝送経路に障害が発生した場合には、優先信号のみについてスイッチングを行い、伝送することにより、障害により帯域が減少しても優先信号を優先的に伝送することが可能となる。即ち、本発明によれば、伝送の優先度に応じた通信制御、具体的には、伝送経路に障害が発生した場合に、伝送の優先度の高い信号を優先的に伝送することが可能となる。
Claims (23)
- 現用及び予備の1対の光ファイバによって構成され、送信ノードから受信ノードまで伝送の優先度が異なる優先信号及び非優先信号を伝送する光ネットワーク内の光クロスコネクト装置において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力するとともに、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力するスイッチング手段を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項1に記載の光クロスコネクト装置において、
前記スイッチング手段は、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力する第1の光スイッチと、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力する第2の光スイッチと、
を備え、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力するとともに、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力する光クロスコネクト装置。 - 現用波長帯域及び予備波長帯域を有する光ファイバによって構成され、送信ノードから受信ノードまで伝送の優先度が異なる優先信号及び非優先信号を伝送する光ネットワーク内の光クロスコネクト装置において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内へ出力するとともに、入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力するスイッチング手段と、
を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項3に記載の光クロスコネクト装置において、
前記スイッチング手段は、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内へ出力する第1の光スイッチと、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力する第2の光スイッチと、
を備え、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内へ出力するとともに、入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力する光クロスコネクト装置。 - 請求項2又は4に記載の光クロスコネクト装置において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の優先信号用の局内回線からの優先信号を前記第1の光スイッチへ出力するとともに、前記入力側の非優先信号用の局内回線からの非優先信号を前記第2の光スイッチへ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の優先信号用の局内回線からの優先信号を前記第2の光スイッチへ出力する第1の経路変換手段と、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、前記第1の光スイッチによりスイッチングされた優先信号を出力側の優先信号用の局内回線へ出力するとともに、前記第2の光スイッチによりスイッチングされた非優先信号を出力側の非優先信号用の局内回線へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記第2の光スイッチによりスイッチングされた優先信号を前記出力側の優先信号用の局内回線へ出力する第2の経路変換手段と、
を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項5に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第1の経路変換手段は、入力端からの光信号を複数の出力端の何れかへ出力する第1の光分岐部と、複数の入力端からの光信号の何れかを出力端へ出力する第1の光選択部とを有し、
前記第1の光分岐部は、入力端が前記入力側の優先信号用の局内回線に接続され、出力端が前記第1の光スイッチと、第1の光分岐部の入力端とに接続され、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、前記入力側の優先信号用の局内回線からの優先信号を前記第1の光スイッチへ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の優先信号用の局内回線からの優先信号を前記第1の光選択部へ出力し、
前記第1の光選択部は、入力端が前記第1の光分岐部の出力端と、前記入力側の非優先信号用の局内回線とに接続され、出力端が前記第2の光スイッチに接続され、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、前記入力側の非優先信号用の局内回線からの非優先信号を前記第2の光スイッチへ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記第1の光選択部からの優先信号を前記第2の光スイッチへ出力する光クロスコネクト装置。 - 請求項6に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第1の光分岐部に代えて、入力端からの光信号を全ての出力端へ出力する第1の光分配部を有する光クロスコネクト装置。 - 請求項5に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の経路変換手段は、入力端からの光信号を複数の出力端の何れかへ出力する第2の光分岐部と、複数の入力端からの光信号の何れかを出力端へ出力する第2の光選択部とを有し、
前記第2の光分岐部は、入力端が前記第2の光スイッチに接続され、出力端が前記出力側の非優先信号用の局内回線と、前記第2の光選択部の入力端に接続され、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、前記第2の光スイッチからの非優先信号を前記出力側の非優先信号用の局内回線へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記第2の光スイッチからの優先信号を前記第2の光選択部へ出力し、
前記第2の光選択部は、入力端が前記第1の光スイッチと、前記第2の光分岐部の出力端とに接続され、出力端が前記出力側の優先信号用の局内回線に接続され、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、前記第1の光スイッチからの優先信号を前記出力側の優先信号用の局内回線へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記第2の光分岐部からの優先信号を前記出力側の優先信号用の局内回線へ出力する光クロスコネクト装置。 - 請求項8に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の光分岐部に代えて、入力端からの光信号を全ての出力端へ出力する第2の光分配部を有する光クロスコネクト装置。 - 現用及び予備の1対の光ファイバによって構成され、送信ノードから受信ノードまで伝送の優先度が異なる優先信号及び非優先信号を伝送する光ネットワーク内の光クロスコネクト装置において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力するとともに、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力するスイッチング手段を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項10に記載の光クロスコネクト装置において、
前記スイッチング手段は、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力する第1の光スイッチと、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力する第2の光スイッチと、
を備え、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力するとともに、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力する光クロスコネクト装置。 - 請求項11に記載の光クロスコネクト装置において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の予備光ファイバからの非優先信号を前記第2の光スイッチへ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における入力側の予備光ファイバからの優先信号を前記第1の光スイッチへ出力する第1の経路変換手段と、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、前記第2の光スイッチからの非優先信号を出力側の予備光ファイバへ出力し、前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記第1の光スイッチからの優先信号を前記障害の箇所を迂回する伝送経路における出力側の予備光ファイバからへ出力する第2の経路変換手段と、
を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項12に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の光スイッチは、前記第1の経路変換手段からの分波された複数の光信号毎に備えられている光クロスコネクト装置。 - 請求項12に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の光スイッチは、前記第1の経路変換手段からの分波された複数の光信号の全てを入力する光クロスコネクト装置。 - 請求項12に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の光スイッチは、
前記第1の経路変換手段からの光信号を電気信号に変換する光−電気変換器と、
前記光−電気変換器からの電気信号をスイッチングする電気スイッチと、
前記電気スイッチからの電気信号を光信号に変換する電気−光変換器と、
を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項11に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の光スイッチからの非優先信号を局内へ出力する第1の非優先信号出力手段と、
前記局内からの非優先信号を前記第2の光スイッチへ出力する第2の非優先信号出力手段と、
を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項16に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の非優先信号出力手段は、前記出力側の予備光ファイバに対応して、前記局内からの非優先信号を合波し、前記第2の光スイッチへ出力する光合波部を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項16に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第2の非優先信号出力手段は、
前記局内からの非優先信号を合波する光合波部と、
前記光合波部からの非優先信号を全ての出力端から前記第2の光スイッチへ出力する光分配部を有する光クロスコネクト装置。 - 請求項16に記載の光クロスコネクト装置において、
前記第1の非優先信号出力手段は、前記第2の光スイッチからの非優先信号を前記局内及び前記第2の非優先信号出力手段の何れかへ出力する光分岐部を備え、
前記第2の非優先信号出力手段は、前記局内及び前記第1の非優先信号出力手段からの非優先信号の何れかを前記第2の光スイッチへ出力する光選択部を備える光クロスコネクト装置。 - 請求項19に記載の光クロスコネクト装置において、
前記光分岐部に代えて、前記第2の光スイッチからの非優先信号を前記局内及び前記第2の非優先信号出力手段の双方へ出力する光分配部を備える光クロスコネクト装置。 - 現用及び予備の1対の光ファイバによって構成され、送信ノードから受信ノードまで伝送の優先度が異なる優先信号及び非優先信号を伝送する光ネットワーク内に構成され、現用部と予備部からなる光クロスコネクト装置の光通信制御方法において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力するとともに、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力する光通信制御方法。 - 現用波長帯域及び予備波長帯域を有する光ファイバによって構成され、送信ノードから受信ノードまで伝送の優先度が異なる優先信号及び非優先信号を伝送する光ネットワーク内に構成され、現用部と予備部からなる光クロスコネクト装置の光通信制御方法において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの現用波長帯域及び局内へ出力するとともに、入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力し、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記入力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記出力側の光ファイバの予備波長帯域及び局内へ出力する光通信制御方法。 - 現用及び予備の1対の光ファイバによって構成され、送信ノードから受信ノードまで伝送の優先度が異なる優先信号及び非優先信号を伝送する光ネットワーク内に構成され、現用部と予備部からなる光クロスコネクト装置の光通信制御方法において、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の正常時に、入力側の現用光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、出力側の現用光ファイバ及び局内へ出力するとともに、入力側の予備光ファイバ及び局内からの非優先信号をスイッチングして、出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力し、
前記送信ノードから受信ノードまでの伝送経路の障害時に、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における入力側の予備光ファイバ及び局内からの優先信号をスイッチングして、前記障害の箇所を迂回する伝送経路における出力側の予備光ファイバ及び局内へ出力する光通信制御方法。
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