JPWO2004049682A1 - 通話接続システム - Google Patents

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Abstract

通話用端末として電話機を用いるとともに、送話端末の電話機が回線制御網に提供する情報としては電話番号のみを用いながら、送信者、受信者双方の電話番号を秘匿できる通話接続システムを提供する。このシステムの構成は、送信者により操作される送話端末と、受信者により操作される受話端末と、IPネットワークに接続されたサーバと、送話端末が備える送話端末電話番号及び受話端末が備える受話端末電話番号を含んでおり、IPネットワーク上には公開されない電話番号と、該電話番号に対応付けられており、IPネットワーク上に公開される通話端末識別情報とを有しており、サーバに備えられたデータベースと、IPネットワークを介してサーバにアクセス可能で、通話端末識別情報を表示、選択可能なディスプレイ及び操作キーを備えており、送信者により操作されるデータ端末と、回線通話網、及び、IPネットワークを介してサーバにアクセス可能な回線制御網を備えており、送話端末及び受話端末が接続される公衆電話網と、でなる。

Description

この発明は、通話接続システムに関し、詳しくはデータ伝送用のIPネットワークと通話用の公衆電話網の双方を使用する通話接続システムに関するものである。
音声による双方向の通信手段として、電話は広く普及しており、最近では、無線を用いた携帯電話が、いつでもどこでも利用できる通信手段として、広く普及している。一方で、インターネットが広く普及しており、このインターネットは世界中に張り巡らされているので、インターネットに接続しさえすれば、場所と時間を選ばず、さまざまな情報を得ることができる。このインターネットは、従来、パソコンを端末として用いて利用されていたが、最近では、携帯電話からも利用できるシステムが確立され、急速に普及している。
しかし、インターネットを利用したシステムは、一般的には、予め用意されて公開されている情報にアクセスしてこれを入手する方式であり、インターネットの利用者が、入手しようとする情報、或は、既に入手した情報に関連する情報をさらに入手しようとしても、その情報が、必ずしも予め用意されて公開されている情報の中にあるとは限らない。即ち、インターネットの利用者の問いかけに対する的確な応答を得るのが、困難な場合も多い。
これに対して、電話は、当事者同士が直接、リアルタイムで会話を行なうものであるから、問いかけに対してすぐにその応答を得ることができる点で優れており、そのため、問いかけに対して相手方からの的確な応答を得るシステムとしては、電話を用いたシステムが優れている。
しかし、電話を用いる場合、電話をかける方は、相手方の電話番号を知る必要があり、このため、この電話を用いたシステムを構築しようとすると、相手先の電話番号を広く公開する必要がある。しかし、電話番号を広く公開すると相手先のプライバシーの侵害等に結びつく危険もある。そのため、相手先の電話番号を秘匿した通話接続システムとして、特願2002−122417明細書に記載されたシステムや、特許文献1に記載されたシステムが提案されている。
(特許文献1)特開2001−268230号公報
しかし、特願2002−122417明細書に記載されたシステムは、送話端末として使用するパソコンにマイクとスピーカとを備えなければならず、いつでもどこでも利用できるシステムとは言い難い。また、特許文献1に記載されたシステムは、送話端末として電話機を用いているが、送話端末の電話機から、電話番号に代わるものとして、相手を表す秘匿IDを回線制御網に送信する必要があり、一般的な電話のシステムとは異なるシステムである。
そこでこの発明は、通話用端末として電話機を用いるとともに、送話端末の電話機が回線制御網に提供する情報としては、電話番号のみを用い、送話端末の電話機から相手を表す秘匿ID等を提供する必要がなく、且つ、送信者、受信者双方の電話番号を秘匿できる通話接続システムを提供しようとするものである。
本発明の通話接続システムは、送信者により操作される送話端末と、受信者により操作される受話端末と、IPネットワークに接続されたサーバと、前記送話端末が備える送話端末電話番号及び前記受話端末が備える受話端末電話番号を含んでおり、前記IPネットワーク上には公開されない電話番号と、該電話番号に対応付けられており、前記IPネットワーク上に公開される通話端末識別情報とを有しており、前記サーバに備えられたデータベースと、前記IPネットワークを介して前記サーバにアクセス可能で、前記通話端末識別情報を表示、選択可能なディスプレイ及び操作キーを備えており、前記送信者により操作されるデータ端末と、回線通話網、及び、前記IPネットワークを介して前記サーバにアクセス可能な回線制御網を備えており、前記送話端末及び前記受話端末が接続される公衆電話網と、で構成される通話接続システムである。ここで、前記サーバが前記IPネットワーク上に公開しているのは、上述の通り、前記通話端末識別情報のみであり、前記電話番号は公開していない。
前記データ端末は、前記送信者の操作により、前記サーバにアクセスして前記データベースの前記通話端末識別情報を閲覧し、その中から一つが前記送信者により選択されると、前記サーバへ、送話端末識別情報として前記送話端末に対応付けられた前記通話端末識別情報と、受話端末識別情報として前記選択された前記通話端末識別情報とを通知し、前記サーバは、前記データ端末から、送話端末識別情報と前記受話端末識別情報とを通知されると、前記データベースから、これらの各識別情報に対応付けられた前記送話端末電話番号と前記受話端末電話番号とを摘出して、これらを相互に対応付ける。
また、前記送話端末は、前記送信者の操作により前記回線制御網へ、前記送話端末電話番号と、前記サーバに対応付けられていると共に予め知らされているサーバ識別電話番号とを提供し、前記回線制御網は、前記送話端末から、前記サーバ識別電話番号と前記送話端末電話番号とを提供されると、前記サーバへアクセスして前記送話端末電話番号と対応付けられた前記受話端末電話番号を照会する。
この照会に対して、前記サーバは、前記送話端末電話番号と対応付けた前記受話端末電話番号を前記回線制御網へ回答すると、前記回線制御網は、前記サーバから回答された前記受話端末電話番号を用いて、前記送話端末と前記受話端末とを前記回線通話網を介して接続してなることを特徴としている。
上記の通話接続システムにおいて、IPネットワークとは、インタネットプロトコル(IP)を用いた通信ネットワークをいい、インターネットがその代表であり、上記の通話接続システムに、前記IPネットワークとしてインターネットを用いるようにしてもよい。また、公衆電話網とは、ここでは、公衆に開放された、不特定多数のユーザに通話サービスを提供する電気通信網を言い、NTTが運用している有線式電話機を用いた公衆電話交換網や、NTTDoCoMo等が運用している無線式の携帯電話機を用いた携帯電話網、或いは、IP電話機を用いるIP電話網等を含む広い概念である。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記受話端末が、送話端末電話番号の通知を受けて表示する機能を備えており、前記回線制御網が前記受話端末に対して、前記接続の際に送話端末電話番号に代えて、前記サーバ識別電話番号を通知すると、前記受話端末がこの前記サーバ識別電話番号を表示するようにしてもよい。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記接続による通話が終了後、自動的にまたは前記受信者の操作により、前記受話端末が前記回線制御網へ前記サーバ識別電話番号及び前記受話端末電話番号を提供すると、前記回線制御網は、前記サーバへアクセスして、前記受話端末電話番号を提供して前記通話の送話端末照会を行ない、前記サーバは、通知された前記受話端末電話番号と対応付けられている前記送話端末電話番号を基に、前記データベースから前記送話端末電話番号に対応付けられている前記送話端末識別情報を摘出して前記回線制御網に回答し、前記回線制御網はこの回答された前記送話端末識別情報を音声に変換して、前記回線通話網を介して前記受話端末へ提供するようにしてもよい。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記データ端末を、パソコン、または、PDA(パーソナル ディジタル アシスタント)とするようにしてもよい。また、前記送話端末を、有線式電話機、携帯電話機、または、IP電話機とするようにしてもよい。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記データ端末を前記送話端末に合体して1台の端末とするようにしてもよい。この場合、前記サーバへの前記送話端末識別情報及び前記受話端末識別情報の通知と、前記回線制御網への前記送話端末電話番号及び前記サーバ識別電話番号の提供とを、ともに前記通話端末識別情報の中から一つが選択される1つの操作で行なうようにするのが合理的である。
また、前記送話端末を、ブラウザフォンでなる、有線式電話機、携帯電話機、または、IP電話機とするようにしてもよい。ここで、ブラウザフォンとは、ブラウザを搭載しており、インターネット等のIPネットワークに接続されたWebページにアクセス可能な機能を備えた電話機をいう。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記IPネットワークを介して前記サーバにアクセス可能で、前記通話端末識別情報を表示、選択可能なディスプレイ及び操作キーを備えており、前記受信者により操作されるデータ端末を、前記受話端末に合体して1台の端末とし、前記回線制御網が、前記接続による通話の終了を前記サーバへ通知すると、前記サーバが、前記データベースから前記送話端末電話番号に対応付けられた前記送話端末識別情報を摘出して、前記受話端末へ電子メールで提供し、前記受話端末がこれを受けて記憶すると共に表示するようにしてもよい。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記受話端末が、前記送話端末識別情報を前記選択された前記通話端末識別情報の代わりとして用いて、前記送話端末へのコールバック通話を可能とするようにしてもよい。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記受話端末が、前記サーバが、前記送話端末識別情報及び前記受話端末識別情報を受けるとともに、これらの各識別情報を基に、前記データベースから前記送話端末識別情報に対応付けられている前記送話端末電話番号と、前記受話端末識別情報に対応付けられている前記受話端末電話番号とを摘出して相互に対応付けた時点で、前記サーバが前記送話端末識別情報を、前記受話端末電話番号に基づき前記受話端末へ提供し、前記受話端末がこれを受けて表示するようにしてもよい。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記受話端末を、ブラウザフォンでなる、有線式電話機、携帯電話機、または、IP電話機とするようにしてもよい。
また、上記の通話接続システムにおいて、前記サーバは、前記データ端末の前記サーバへのアクセス時刻を認識して記憶する時刻認識手段を有すると共に、前記サーバのデータベースの受話端末電話番号に、該受話端末電話番号を有する受話端末の受信許可時間帯情報が付加されており、前記データ端末から、前記送話端末識別情報と前記受話端末識別情報とを通知されると、前記データベースから、これらの各識別情報に対応付けられた前記送話端末電話番号と前記受話端末電話番号及び該受話端末電話番号に付加された前記受信許可時間帯情報を摘出すると共に、前記アクセス時刻が前記受信許可時間帯情報の有する受信許可時間帯内であると判断した場合は、前記回線制御網からの前記照会に対して、前記受話端末電話番号を回答し、前記受信許可時間帯内でないと判断した場合は、前記受話端末電話番号に代えて、接続拒否情報を回答し、前記回線制御網は、前記サーバから接続拒否情報を回答されると、前記送話端末と前記受話端末とを接続しないようにしてもよい。
第1図は、第1実施例の通話接続システムの構成を示したブロック図である。
第2図は、第1実施例のサーバの備えるデータベースの例を示した図である。
第3図は、第1実施例の通話接続システムの動作説明図である。
第4図は、第1実施例のパソコンのディスプレイの表示の例を示した図である。
第5図は、第2実施例の通話接続システムの構成を示したブロック図である。
第6図は、第2実施例の通話接続システムの動作説明図である。
第7図は、第2実施例の送信側携帯電話機のディスプレイの表示の例を示した図である。
次に、本発明の第1実施例につき、図面に基づき詳しく説明する。第1図は、第1実施例の通話接続システムの構成を示したブロック図である。第1図において、第1実施例の通話接続システムには、携帯電話網7とインターネット8とが存在し、携帯電話網7は回線制御網7aと回線通話網7bとで構成されている。そして、携帯電話網7の機能の一部を分担する送信側基地局5を介して送信側携帯電話機3が、また、同じく携帯電話網7の機能の一部を構成する受信側基地局6を介して受信側携帯電話機4が接続されている。ここで、送信側携帯電話機3及び受信側携帯電話機4は、通話機能のみを備える携帯電話機である。また、回線制御網7aは回線通話網7bと相互に接続されており、この回線制御網7aはインターネット8とも接続されている。また、サーバ1とパソコン2とがインターネット8に接続されている。
送信側携帯電話機3及び受信側携帯電話機4は、上述したように、携帯電話網7を構成する回線制御網7aと回線通話網7bとを用いて行なう無線を用いた通話機能を有している。また、送信側携帯電話機3及び受信側携帯電話機4は、電話がかかってきた際に、送信者の電話番号が通知されると、それを表示する機能を有している。
また、パソコン2は、ブラウザ等のソフトウエアを備えており、インターネット8に接続されたサーバ1の備えるWebページにアクセスして、サーバ1との間で、パケット化された各種情報の送受信をすることができ、これらのパケット化された各種情報を表示できるディスプレイ2aと、これらの各種情報の送受信の操作を行なうための操作用のボード2bとを備えている。
第1実施例では、サーバ1を運営する機関が、会員制で第1実施例のシステムの利用を認めており、サーバ1には、会員が使用する携帯電話機の電話番号と、この電話番号に対応付けられた通話端末識別情報、例えば、その電話番号の携帯電話機の持主の名前や会社名、機関名、或いは、その電話番号の電話機で提供する情報の名称や種類等を登録する。第1実施例では会員である送信者Aが同じく会員である受信者Bに通話を行なう場合について説明する。従って、送信者Aが使用する携帯電話機が送信側携帯電話機3となり、受信者Bが使用する携帯電話機が受信側携帯電話機4となる。また、パソコン2は送信者Aによって使用される。
そこで、第1実施例では、予め、送信者Aが使用する送信側携帯電話機3の電話番号NA(送話端末電話番号)と、この電話番号に対応する通話端末識別情報として持主の名前「A」(送話端末識別情報)及び、受信者Bが使用する受信側携帯電話機4の電話番号NB(受話端末電話番号)と、この電話番号に対応する通話端末識別情報である持主の名前「B」(受話端末識別情報)が、他の会員のこれらの情報と共に、サーバ1のデータベース1aに登録されている。第2図は、上記のデータを含むデータベース1aのデータの例を示したものであり、NA、NB、NC、・・・は電話番号を表しており、A、B、C、・・・は上記電話番号NA、NB、NC、・・・に対応する通話端末識別情報である。これらの情報の内、サーバ1がWebページで公開しているのは、通話端末識別情報であるA、B、C、・・・のみであり、電話番号であるNA、NB、NC、・・・は公開されていない。送信者Aは、パソコン2を操作してサーバ1にアクセスすることにより、これらの通話端末識別情報を閲覧することができる。また、パソコン2には、送信者Aの使用する送信側携帯電話機3の電話番号NAに対応する通話端末識別情報である送話端末識別情報Aが、設定されている。
また、送信側携帯電話機3には送話端末電話番号NAが設定されており、受信側携帯電話機4には受話端末電話番号NBが設定されている。また、サーバ1に対応するサーバ識別電話番号をNSとしている。このサーバ識別電話番号NSは、回線制御網7aがサーバ1を識別するためのものであり、サーバ1へ直接電話をするためのものではない。第1実施例ではサーバは、サーバ1の1台しか用いていないが、システムとしては複数のサーバを用いることが可能であり、複数のサーバを用いる場合は、それぞれ異なるサーバ識別電話番号が用いられる。
次に、上述した構成でなる第1実施例の通話接続システムの動作について、第1図〜第4図を参照しながら説明する。第3図は第1実施例の通話接続システムの動作説明図であり、第4図は、パソコン2のディスプレイ2aに表示される表示の例を示したものである。
送信者Aが第1実施例のシステムを用いて通話を行なうには、まず、送信者Aがパソコン2に備えられた操作用のキーボード2bを操作することにより、パソコン2がサーバ1にアクセスする(S1)。すると、サーバ1は、会員か否かのチェックを行なうために、第4図(a)に示す情報を提供するので、パソコン2はこれをディスプレイ3aに表示する。そこで、送信者Aが会員番号とパスワードとをパソコン2に入力してサーバ1に提供すると、サーバ1がこれをチェックして、正しければデータベース1aの通話端末識別情報をパソコン2に提供するので、パソコン2はこれを閲覧のためディスプレイ2aに、第4図(b)に示すように表示する(S2)。
そこで、送信者Aがこの表示を見て、通話端末識別情報としてBを選択するため通話端末識別情報Bの横に配置されている通話ボタンを押すと、第4図(c)に示す表示となり、ここで送信者AがYESを選択すると(S3)、パソコン2は送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bを、サーバ1へ提供して通知する(S4)。すると、サーバ1は、この送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bを基に、データベース1aから送話端末電話番号NAと受話端末電話番号NBとを摘出すると共に、これらを相互に対応付ける(S5)。また、送信者Aは、パソコン2による操作を行なった後、送信側携帯電話機3から、サーバ識別電話番号NSを用いて電話をかける。即ち、送信側携帯電話機3が、サーバ識別電話番号NSと送話端末電話番号NAを回線制御網7aへ提供するので(S6)、回線制御網7aはサーバ識別電話番号NSを受信したことを検知すると(S7)、送話端末電話番号NAを伴って、サーバ1に対して、受話端末電話番号を照会する(S8)。すると、サーバ1は、送話端末電話番号NAと対応付けられている受話端末電話番号NBを、回線制御網7aに提供して回答するので(S9)、回線制御網7aはこの受話端末電話番号NBを用いて、回線通話網7bを介して送信側携帯電話機3と受信側携帯電話機4とを接続する(S10)。
回線制御網7aは、送信側携帯電話機3と受信側携帯電話機4とを接続すると同時に、送話端末電話番号の通知サービスとして、送話端末電話番号に代えてサーバ識別電話番号NSを受信側携帯電話機4に通知するので、受信側携帯電話機4はこれを表示する。そこで、受信者Bには、この番号がサーバ1の識別用の電話番号であることがわかり、通話の相手が、サーバ1を運用する機関の会員であることがわかる。
また、上記の接続による通話が終了後、受信者Bが受信側携帯電話機4からサーバ識別電話番号NSを用いて電話をかけると、受信側携帯電話機4が回線制御網7aへサーバ識別電話番号NS及び受話端末電話番号NBを提供し、回線制御網7aは、前記サーバ1へアクセスして、受話端末電話番号NBを提供して終了した通話の送話端末照会を行なうと、前記サーバ1は、提供された受話端末電話番号NBと対応付けられている送話端末電話番号NAを基に、前記データベース1aから送話端末識別情報Aを摘出して回線制御網7aに提供して回答し、回線制御網7aはこの提供された送話端末識別情報Aを音声に変換して、回線通話網7bを介して受信側携帯電話機4へ提供する。この送話端末識別情報Aを音声に変換する装置(図示されていない)は、回線制御網7aが備えており、コードで表された文字データを音声に変換する装置を用いている。そこで、受信者Bは、終了した先の通話が送信者Aからかかってきたものであることがわかるが、送信者Aの送話端末電話番号NAは通知されないので、受信者Bにはわからない仕組になっている。
上記の場合に、通話が終了後、送話端末電話番号として連絡された電話番号がサーバ識別電話番号NSであることを受信側携帯電話機4が認識することにより、受信側携帯電話機4が自動的にサーバ識別電話番号NSを用いて電話をかけるようにしてもよい。
また、サーバ1が、パソコン2から送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bを提供された時点の時刻を記録しておき、回線制御網7aから通話の送話端末照会を受けた際に、この時刻を回線制御網7aへ提供することにより、回線制御網7aがこの時刻を送話端末識別情報Aとともに、受信側携帯電話機4に音声で、例えば、「先程の通話は、XX時XX分にA様が通話依頼された電話です。」というように、提供するようにしてもよい。
上記の第1実施例によれば、サーバ1は通話端末識別情報のみ公開しており、電話番号は公開していないので、受信者Bの電話番号は送信者Aに知られることはなく、また、通話接続の際、或いは通話終了後も、送信者Aの電話番号は受信者Bの受信側携帯電話機4に通知されることはないので、送話端末電話番号及び受話端末電話番号双方の電話番号を秘匿することができる。
また、通話の際には、回線制御網7aに対しては、電話番号である送話端末電話番号NAとサーバ識別電話番号NSを提供すればよく、電話番号に代わるものとして相手を表す秘匿ID等の提供が不要なシステムを実現できる。
上記の第1実施例の情報照会通話システムでは、時刻を問わず、パソコン2からサーバ1へアクセスすることにより、送信者Aは受信者を選択することにより、送信側携帯電話機3から受信側携帯電話機へ通話をすることができるが、受信側携帯電話機の受信可能な受信時間帯を個別に制限するようにすることもできる。この場合のシステムとしては、サーバ1は、パソコン2のサーバ1へのアクセス時刻を認識して記憶する時刻認識手段を有している。時刻認識手段としては、一般にコンピュータの基本機能としてサーバに内蔵されているメモリー機能やCPU機能、そして、カレンダー及び時計の機能を用いる。そこで、例えば、受信者Bの携帯電話機4の受信時間帯として18:00〜21:00のみ許可する場合には、サーバ1が有するデータベース1aの受信者Bの携帯電話機4の電話番号NBに、受信許可時間帯情報として、「18:00〜21:00」が付加される。この場合に、送信者Aが17:00に上記と同様にしてサーバ1にアクセスした場合を考えると、上記と同様、サーバ1は、回線制御網7aから送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bとを通知されるが、この際、データベース1aから、各識別情報に対応付けられた送話端末電話番号NAと受話端末電話番号NB及びこの受話端末電話番号NBに付加された受信許可時間帯情報を摘出すると共に、サーバ1へのアクセス時刻が受信許可時間帯情報の有する受信許可時間帯内にあるか否かをチェックする。この場合、アクセス時刻は17:00であり、受信許可時間帯は18:00〜21:00であるので、サーバ1はアクセス時刻が受信許可時間帯内にはないと判断して、回線制御網7aからの照会に対して、受話端末電話番号NBに代えて、接続拒否情報を回答する。すると、回線制御網7aは、送信側携帯電話機と受信側携帯電話機との接続を行なわない。もし、パソコン2からサーバ1へのアクセス時刻が19:00であれば、サーバ1はアクセス時刻が受信許可時間帯内にあると判断して、回線制御網7aからの照会に対して、受話端末電話番号NBを回答する。
上記のシステムによれば、受信者は受信許可時間帯だけ受信可能な体制としておけばよく、受信者に便宜なシステムを構成することができる。
また、サーバが、受信許可時間帯情報をこの受信許可時間帯情報を付加した電話番号と対応付けられている通話端末識別情報と共にインターネット上に公開するようにすれば、送信者がサーバにアクセスした段階で、受信許可時間帯がわかり、通話の可否を判断することができるので、送信者に便宜なシステムとすることができる。
上記の例では、受信許可時間帯情報としては時刻に関するもののみであるが、曜日や月日を加えたものとしてもよい。また、上記の第1実施例では、通話端末識別情報と会員が使用する携帯電話機の電話番号とは、1対1で対応付けられているが、例えば、通話端末識別情報にサフイックスを付して同一会員の通話端末識別情報を複数設け、これらに複数の電話番号を対応付ける等することにより、同一会員が受信側携帯電話機として複数の携帯電話機を利用できるようにすることもできる。また、この場合に、各携帯電話機の受信許可時間帯を異なるものに設定することにより、受信用の携帯電話機を時間帯によって切り替えて使用することも可能である。
上記の第1実施例では、インターネットに接続されたサーバ1へのアクセスにパソコンを用いているが、PDA等の携帯端末を用いるようにしてもよい。また、公衆電話網として、携帯電話機を用いる携帯電話網を用いているが、有線式の有線式電話機を用いる公衆電話交換網や、IP電話機を用いるIP電話網等を用いることができ、これらの公衆電話網の種類に合わせて、電話機として、有線式電話機、或いは、IP電話機等を用いるようにする。
上記の第1実施例では、サーバ1へのアクセス機能と通話機能とは別の装置を用いて実現しているが、次に、これらの機能を一台の端末装置を用いて実現する第2実施例について説明する。
第5図は、第2実施例の通話接続システムの構成を示したブロック図である。第5図において、第2実施例の通話接続システムには、携帯電話網16と、ゲートウエイ18を介して、インターネット19に接続された携帯電話用パケット通信網17とが存在し、携帯電話網16は回線制御網16aと回線通話網16bとで構成されている。そして、携帯電話網16と携帯電話用パケット通信網17の各機能の一部を分担する送信側基地局5を介して送信側携帯電話機12が、また、同じく携帯電話網16と携帯電話用パケット通信網17の各機能の一部を構成する受信側基地局6を介して受信側携帯電話機13が接続されている。また、回線制御網16aは回線通話網16bと相互に接続されており、この回線制御網16aは携帯電話用パケット通信網17とも相互に接続されている。また、サーバ11はインターネット19に接続されている。
送信側携帯電話機12及び受信側携帯電話機13は、ブラウザ等のソフトウエアを搭載しているブラウザフォンである。従って、まず、携帯電話網16を構成する回線制御網16aと回線通話網16bとを用いて行なう無線を用いた通常の通話機能を有している。また、送信側携帯電話機12及び受信側携帯電話機13は、電話がかかってきた際に、送信者の電話番号が通知されると、それを表示する機能を有している。そのほか、ブラウザフォンとして、例えば、NTTDoCoMoが提供しているiモードサービスのように、パケット通信網17を用いて、インターネット19に接続されたサーバ11の備えるWebページにアクセスして、サーバ11との間で、パケット化された各種情報を送受信することができる。送信側携帯電話機12及び受信側携帯電話機13には、これらのパケット化された各種情報を表示できるディスプレイ12a、13aと、パケット化した各種情報の送受信や通話の操作を行なうための操作用のキー12b、13bとを備えている。また、送信側携帯電話機12及び受信側携帯電話機13は、サーバ11から提供される電子メールを受信する機能を有している。
また、回線制御網16aもパケット通信網17を介してインターネット19に接続されたサーバ11にアクセスすることができる。
第2実施例でも、サーバ11を運営する機関が、会員制で第2実施例のシステムの利用を認めており、サーバ11には、会員が使用する携帯電話機の電話番号と、この電話番号に対応付けられた通話端末識別情報、例えば、その電話番号の携帯電話機の持主の名前や会社名、機関名、或いは、その電話番号の電話機で提供する情報の名称や種類等を登録する。第2実施例でも、第1実施例と同様、会員である送信者Aが同じく会員である送信者Bに通話を行なう場合について説明する。従って、送信者Aが使用する携帯電話機が送信側携帯電話機12となり、受信者Bが使用する携帯電話機が受信側携帯電話機13となる。
そこで、第2実施例においても、予め、送信者Aが使用する送信側携帯電話機12の電話番号NA(送話端末電話番号)と、この電話番号に対応する通話端末識別情報として持主の名前「A」(送話端末識別情報)及び、送信者Bが使用する受信側携帯電話機13の電話番号NB(受話端末電話番号)と、この電話番号に対応する通話端末識別情報である持主の名前「B」(受話端末識別情報)が、サーバ11のデータベース11aに登録されている。従って、サーバ11のデータベース11aの例としては、第1実施例の第2図と全く同様である。また、これらの情報の内、サーバ11がWebページで公開しているのは、第1実施例と同様、通話端末識別情報であるA、B、C、・・・のみであり、電話番号であるNA、NB、NC、・・・は公開されていない。送信者Aは、送信側携帯電話機12を操作してサーバ1にアクセスすることにより、これらの通話端末識別情報を送信側携帯電話機12で閲覧することができる。
また、送信側携帯電話機12には、送話端末電話番号NA及び、送話端末識別情報Aが設定されており、受信側携帯電話機13には、受話端末電話番号NB及び、受話端末識別情報Bが設定されている。また、サーバ11に対応するサーバ識別電話番号をNSとしており、会員である送信者A及び送信者Bの送信側携帯電話機12及び受信側携帯電話機13には、共にこのサーバ識別電話番号NSが設定されている。このサーバ識別電話番号NSは上述したと同様に、回線制御網16aがサーバ11を識別するためのものであり、複数のサーバが用いられる場合は、それぞれ異なるサーバ識別電話番号が用いられる。
次に、上述した構成でなる第2実施例の通話接続システムの動作について、第2図及び第5図〜第7図を参照しながら説明する。第6図は第2実施例の通話接続システムの動作説明図であり、第7図は、送信側携帯電話機12のディスプレイ12aに表示される表示の例を示したものである。
送信者Aが第2実施例のシステムを用いて通話を行なうには、まず、送信者Aが送信側携帯電話機12に備えられた操作用のキー12bを操作することにより、送信側携帯電話機12がサーバ11にアクセスする(S11)。すると、サーバ11は、会員か否かのチェックを行なうために、第7図(a)に示す情報を提供するので、送信側携帯電話機12はこれをディスプレイ12aに表示する。そこで、送信者Aが会員番号とパスワードとを送信側携帯電話機12に入力してサーバ11に提供すると、サーバ11がこれをチェックして、正しければ、データベース11aの通話端末識別情報を送信側携帯電話機12に提供するので、送信側携帯電話機12は、これを閲覧のためディスプレイ12aに、第7図(b)に示すように表示する(S12)。
そこで、送信者Aがこの表示を見て、通話端末識別情報としてBを選択すると、第7図(c)に示す表示となり、ここで送信者AがYESを選択すると(S13)、送信側携帯電話機12は送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bを、サーバ11へ提供して通知する(S14)。すると、サーバ11は、この送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bを基に、データベース11aから送話端末電話番号NAと受話端末電話番号NBとを摘出すると共に、これらを相互に対応付ける(S15)。また、送信側携帯電話機12は、送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bを、サーバ11へ提供して通知した後、サーバ識別電話番号NSと送話端末電話番号NAを回線制御網16aへ提供するので(S16)、回線制御網16aはサーバ識別電話番号NSを受信したことを検知すると(S17)、送話端末電話番号NAを伴って、サーバ11に対して、受話端末電話番号を照会する(S18)。すると、サーバ11は、送話端末電話番号NAと対応付けられている受話端末電話番号NBを、回線制御網16aに提供して回答するので(S19)、回線制御網16aはこの受話端末電話番号NBを用いて、回線通話網16bを介して送信側携帯電話機12と受信側携帯電話機13とを接続する(S20)。
また、第1実施例と同様、回線制御網16aは、送信側携帯電話機12と受信側携帯電話機13とを接続すると同時に、送話端末電話番号の通知サービスとして、送話端末電話番号に代えてサーバ識別電話番号NSを受信側携帯電話機13に通知するので、受信側携帯電話機13はこれを表示する。そこで、受信者Bには、この番号がサーバ1の識別用の電話番号であることがわかり、通話の相手が、サーバ1を運用する機関の会員であることがわかる。
また、第1実施例と同様、上記の接続による通話が終了後、受信者Bが受信側携帯電話機13からサーバ識別電話番号NSを用いて電話をかけると、受信側携帯電話機13が回線制御網16aへサーバ識別電話番号NS及び受話端末電話番号NBを提供し、回線制御網16aは、前記サーバ11へアクセスして、受話端末電話番号NBを提供して終了した通話の送話端末照会を行なうと、前記サーバ11は、提供された受話端末電話番号NBと対応付けられている送話端末電話番号NAを基に、前記データベース11aから送話端末識別情報Aを摘出して回線制御網16aに提供して回答し、回線制御網16aはこの提供された送話端末識別情報Aを、第1実施例と同様にして音声に変換し、回線通話網16bを介して受信側携帯電話機13へ提供するので、受信者Bは、終了した先の通話が送信者Aからかかってきたものであることがわかるが、送信者Aの送話端末電話番号NAは通知されないので、受信者Bにはわからない仕組になっている。
上記の場合に、第1実施例で述べたと同様に、通話が終了後、送話端末電話番号として連絡された電話番号がサーバ識別電話番号NSであることを受信側携帯電話機13が認識することにより、受信側携帯電話機13が自動的にサーバ識別電話番号NSを用いて電話をかけるようにしてもよい。
また、サーバ11が、送信側携帯電話機12から送話端末識別情報Aと受話端末識別情報Bを提供された時点の時刻を記録しておき、回線制御網16aから通話の送話端末照会を受けた際に、この時刻を回線制御網16aへ提供することにより、回線制御網16aがこの時刻を送話端末識別情報Aとともに、受信側携帯電話機13に音声で、例えば、「先程の通話は、YY時YY分にA様が通話依頼された電話です。」というように、提供するようにしてもよい。
回線制御網16aが、上記の接続による通話の終了を前記サーバ11へ通知すると、サーバ11が、データベース11aから送話端末電話番号NAに対応付けられた送話端末識別情報Aを摘出して、受信側携帯電話機13へ電子メールで提供し、受信側携帯電話機13がこれを受けて記憶すると共に表示する。そこで、受信者Bには、この送話端末識別情報Aから、終了した先の通話の相手は、Aであることがわかる。この際に、上記の時刻を送話端末識別情報Aとともに、電子メールで提供するようにしてもよい。
また、上記で説明した、送信者Aが通話に際して選択した通話端末識別情報Bを、送信側携帯電話機12が回線制御網16aへ提供するのと同様にして、受信側携帯電話機13が、その記憶している送話端末識別情報Aを、上記の通話端末識別情報Bの代わりとして用いて、回線制御網16aへ提供することにより、第2実施例のシステムの機能を用いて、送信側携帯電話機12へコールバック通話をすることができる。
ところで、通常の電話では、送信者が事前に受信者に連絡しない限り、受信者は送信者から電話がかかってくることは事前にはわからないのが一般である。しかし、第2実施例のシステムでは、これを実現することも可能である。
即ち、ブラウザフォンである携帯電話を用いるシステムでは、ブラウザフォンが、サーバ11により、例えば、携帯電話の待ち受け画面用の静止画や動画、或いはその他の情報等を、定期的、例えば30秒毎に、或いは不定期的に、配信を受けるサービスを行なうことができる。そこで、受信側携帯電話機13が、定期的或いは不定期的にサーバ11と通信して、サーバ11から取得した待ち受け画面用の静止画や動画、或いはその他の情報等を受信側携帯電話機13のディスプレイ13aに表示するようにする。そして、この間に、前記サーバ11が、送話端末識別情報A及び受話端末識別情報Bを受けると、これらの各識別情報を基に、前記データベース11aから送話端末電話番号NA及び受話端末電話番号NBを摘出して相互に対応付けた時点で、受話端末電話番号NBに基づき、前記サーバ11が、送話端末識別情報Aを、上記の待ち受け画面用の静止画や動画、或いはその他の情報等に替えて、受信側携帯電話機13へ提供し、受信側携帯電話機13がこれを受けて表示することにより、受信側携帯電話機13に、送信者Aからの電話がかかる前に、送信者Aからの電話があることを知らせることができる。
上記の第2実施例によれば、第1実施例と同様、サーバ11は通話端末識別情報のみ公開しており、電話番号は公開していないので、受信者Bの電話番号は送信者Aに知られることはなく、また、通話接続の際、或いは通話終了後も、送信者Aの電話番号は受信者Bの受信側携帯電話機13に通知されることはないので、送話端末電話番号及び受話端末電話番号双方の電話番号を秘匿することができる。
また、通話の際には、回線制御網16aに対しては、電話番号である送話端末電話番号NAとサーバ識別電話番号NSを提供すればよく、電話番号に代わるものとして相手を表す秘匿ID等の提供が不要なシステムを実現できる。
また、サーバ11への送話端末識別情報A及び受話端末識別情報Bの提供と、回線制御網16aへの送話端末電話番号NA及びサーバ識別電話番号NSの提供とを、ともに通話端末識別情報の中から一つが選択される操作で同時に行なっているので、第1実施例のシステムと異なり、送信者Aの通話のための操作を容易にすることができる。
また、受信側携帯電話機13が、前記サーバ11から送話端末識別情報Aを電子メールで受けて記憶すると共に表示するので、受信者Bは、通話の相手を容易に知ることができる。また、この送話端末識別情報Aを用いることにより、受信者Bは、送信者Aに容易にコールバック通話をすることができる。
また、受信側携帯電話機13が、定期的或いは不定期的にサーバ11と通信することにより、受信側携帯電話機13に、送信者Aからの電話がかかる前に、送信者Aからの電話があることを知らせることができる。
上記の第2実施例では、送信側携帯電話機12や受信側携帯電話機13として、ブラウザフォンでなる携帯電話を用いることで、公衆電話網として、携帯電話機を用いる携帯電話網を用いると共に、インターネットに接続されたサーバ11へのアクセス用として携帯電話用パケット通信網17を用いている。しかし、このほか、ブラウザフォンとしてNTTが採用している有線式のLモード電話機等を用いることで、公衆電話網として、公衆電話交換網を用いると共に、サーバ11へのアクセス用として、ISDNやADSL、FTTH等を介して接続する通常のパケット通信網等を用いることができ、或いは、ブラウザフォンとしてIP電話機を用いることで、公衆電話交換網とサーバ11へのアクセス用を兼ねて、IP電話網等を用いることができる。これらの通信網に合わせて、電話機として、有線式電話機、或いは、IP電話機等を用いるようにする。
また、上記の第2実施例では、受信側携帯電話機13をブラウザフォンでなる携帯電話機としているが、通話機能のみしか備えない携帯電話機としてもよい。この場合は、上述したサーバ11からの電子メールによる送話端末識別情報Aの提供や、コールバック通話、或は、送信者Aからの電話がかかる前に送信者Aからの電話があることを通知する機能を利用することは出来ない。
また、第2実施例においても前述の第1実施例と同様にして、受信側携帯電話機の受信時間帯を制限するようにすることができる。
以上、上記に述べたように、本発明によれば、サーバは通話端末識別情報のみ公開しており、電話番号は公開していないので、受信者の電話番号は送信者に知られることはなく、また、通話接続の際、或いは通話終了後も、送信者の電話番号は受信者の受話端末に通知されることはないので、送話端末電話番号及び受話端末電話番号の双方の電話番号を秘匿した通話接続システムを実現することができる。また、通話の際には、送話端末は、回線制御網に対しては、電話番号である送話端末電話番号とサーバ識別電話番号を提供すればよく、電話番号に代わるものとして相手を表す秘匿ID等を提供する必要がない通話接続システムを実現することができる。また、回線制御網から受話端末にサーバ識別電話番号が通知されるので、受信者は、通話の相手がサーバの備えるデータベースに含まれる通話端末識別情報に対応する人であることがわかる。また、通話が終了後に、受信者が受話端末からサーバ識別電話番号を用いて電話をかけることにより、送話端末識別情報を取得することが出来る。また、サーバが有するデータベースに受信者の携帯電話機の受信許可時間帯情報を付加することで、受信者は受信を受信許可時間帯のみに制限することができ、受信許可時間帯だけ受信可能な体制としておけばよいので、受信者に便宜なシステムを構成することができる。
また、データ端末を送話端末に合体して1台の端末とすると共に、データ端末を受話端末に合体して1台の端末とすることにより、次のような効果を得ることができる。まず、サーバへの送話端末識別情報及び受話端末識別情報の通知と、回線制御網への送話端末電話番号及びサーバ識別電話番号の提供とを、ともに通話端末識別情報の中から一つが選択される操作で同時に行なうようにすることで、送信者の操作が容易な通話接続システムを実現することができる。また、前記サーバが、送話端末識別情報を受話端末へ電子メールで提供し、受話端末がこれを受けて記憶すると共に表示するので、受信者は通話の相手を容易に知ることができる。また、この送話端末識別情報を用いることにより、受信者は、送信者に容易にコールバック通話をすることができる。また、受話端末が、サーバと通信することにより、受話端末に送信者からの電話がかかる前に、送信者からの電話があることを知らせることができる。

Claims (14)

  1. 送信者により操作される送話端末と、
    受信者により操作される受話端末と、
    IPネットワークに接続されたサーバと、
    前記送話端末が備える送話端末電話番号及び前記受話端末が備える受話端末電話番号を含んでおり、前記IPネットワーク上には公開されない電話番号と、該電話番号に対応付けられており、前記IPネットワーク上に公開される通話端末識別情報とを有しており、前記サーバに備えられたデータベースと、
    前記IPネットワークを介して前記サーバにアクセス可能で、前記通話端末識別情報を表示、選択可能なディスプレイ及び操作キーを備えており、前記送信者により操作されるデータ端末と、
    回線通話網、及び、前記IPネットワークを介して前記サーバにアクセス可能な回線制御網を備えており、前記送話端末及び前記受話端末が接続される公衆電話網と、で構成される通話接続システムであって、
    前記データ端末は、前記送信者の操作により、前記サーバにアクセスして前記データベースの前記通話端末識別情報を閲覧し、その中から一つが前記送信者により選択されると、前記サーバへ、送話端末識別情報として前記送話端末に対応付けられた前記通話端末識別情報と、受話端末識別情報として前記選択された前記通話端末識別情報とを通知し、
    前記サーバは、前記データ端末から、送話端末識別情報と前記受話端末識別情報とを通知されると、前記データベースから、これらの各識別情報に対応付けられた前記送話端末電話番号と前記受話端末電話番号とを摘出して、これらを相互に対応付け、
    前記送話端末は、前記送信者の操作により前記回線制御網へ、前記送話端末電話番号と、前記サーバに対応付けられていると共に予め知らされているサーバ識別電話番号とを提供し、
    前記回線制御網は、前記送話端末から、前記サーバ識別電話番号と前記送話端末電話番号とを提供されると、前記サーバへアクセスして前記送話端末電話番号と対応付けられた前記受話端末電話番号を照会し、
    該照会に対して、前記サーバは、前記送話端末電話番号と対応付けた前記受話端末電話番号を前記回線制御網へ回答し、
    前記回線制御網は、前記サーバから回答された前記受話端末電話番号を用いて、前記送話端末と前記受話端末とを前記回線通話網を介して接続してなることを特徴とする通話接続システム。
  2. 前記IPネットワークをインターネットとしてなる請求項1記載の通話接続システム。
  3. 前記受話端末が、送話端末電話番号の通知を受けて表示する機能を備えており、前記回線制御網が前記受話端末に対して、前記接続の際に送話端末電話番号に代えて、前記サーバ識別電話番号を通知すると、前記受話端末がこの前記サーバ識別電話番号を表示してなる請求項1または2記載の通話接続システム。
  4. 前記接続による通話が終了後、自動的にまたは前記受信者の操作により、前記受話端末が前記回線制御網へ前記サーバ識別電話番号及び前記受話端末電話番号を提供すると、
    前記回線制御網は、前記サーバへアクセスして、前記受話端末電話番号を通知して前記通話の送話端末照会を行ない、
    前記サーバは、通知された前記受話端末電話番号と対応付けられている前記送話端末電話番号を基に、前記データベースから前記送話端末電話番号に対応付けられている前記送話端末識別情報を摘出して前記回線制御網に回答し、
    前記回線制御網はこの回答された前記送話端末識別情報を音声に変換して、前記回線通話網を介して前記受話端末へ提供してなる請求項3記載の通話接続システム。
  5. 前記データ端末を、パソコン、または、PDAとしてなる請求項1から4のいずれか1項に記載の通話接続システム。
  6. 前記送話端末を、有線式電話機、携帯電話機、または、IP電話機としてなる請求項1から5のいずれか1項に記載の通話接続システム。
  7. 前記データ端末を前記送話端末に合体して1台の端末としてなる請求項1から6のいずれか1項に記載の通話接続システム。
  8. 前記サーバへの前記送話端末識別情報及び前記受話端末識別情報の通知と、前記回線制御網への前記送話端末電話番号及び前記サーバ識別電話番号の提供とを、ともに前記通話端末識別情報の中から一つが選択される1つの操作で行なってなる請求項7記載の通話接続システム。
  9. 前記送話端末を、ブラウザフォンでなる、有線式電話機、携帯電話機、または、IP電話機としてなる請求項7または8記載の通話接続システム。
  10. 前記IPネットワークを介して前記サーバにアクセス可能で、前記通話端末識別情報を表示、選択可能なディスプレイ及び操作キーを備えており、前記受信者により操作されるデータ端末を、前記受話端末に合体して1台の端末とし、
    前記回線制御網が、前記接続による通話の終了を前記サーバへ通知すると、
    前記サーバが、前記データベースから前記送話端末電話番号に対応付けられた前記送話端末識別情報を摘出して、前記受話端末へ電子メールで提供し、前記受話端末がこれを受けて記憶すると共に表示してなる請求項7から9のいずれか1項に記載の通話接続システム。
  11. 前記受話端末が、前記送話端末識別情報を前記選択された前記通話端末識別情報の代わりとして用いて、前記送話端末へのコールバック通話を可能としてなる請求項10記載の通話接続システム。
  12. 前記受話端末が、前記サーバと通信して、その通信内容を前記受話端末のディスプレイに表示しており、
    前記サーバが、前記送話端末識別情報及び前記受話端末識別情報を受けるとともに、これらの各識別情報を基に、前記データベースから前記送話端末識別情報に対応付けられている前記送話端末電話番号と、前記受話端末識別情報に対応付けられている前記受話端末電話番号とを摘出して相互に対応付けた時点で、前記サーバが前記送話端末識別情報を、前記受話端末電話番号に基づき前記受話端末へ提供し、前記受話端末がこれを受けて表示してなる請求項10または11記載の通話接続システム。
  13. 前記受話端末を、ブラウザフォンでなる、有線式電話機、携帯電話機、または、IP電話機としてなる請求項10から12のいずれか1項に記載の通話接続システム。
  14. 前記サーバは、前記データ端末の前記サーバへのアクセス時刻を認識して記憶する時刻認識手段を有すると共に、前記サーバのデータベースの受話端末電話番号に、該受話端末電話番号を有する受話端末の受信許可時間帯情報が付加されており、前記データ端末から、前記送話端末識別情報と前記受話端末識別情報とを通知されると、前記データベースから、これらの各識別情報に対応付けられた前記送話端末電話番号と前記受話端末電話番号及び該受話端末電話番号に付加された前記受信許可時間帯情報を摘出すると共に、前記アクセス時刻が前記受信許可時間帯情報の有する受信許可時間帯内であると判断した場合は、前記回線制御網からの前記照会に対して、前記受話端末電話番号を回答し、受信許可時間帯内でないと判断した場合は、前記受話端末電話番号に代えて、接続拒否情報を回答し、前記回線制御網は、前記サーバから接続拒否情報を回答されると、前記送話端末と前記受話端末とを接続しないでなる請求項1から13のいずれか1項に記載の通話接続システム。
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